JP5265370B2 - 電気機械波デバイス - Google Patents

電気機械波デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP5265370B2
JP5265370B2 JP2008536931A JP2008536931A JP5265370B2 JP 5265370 B2 JP5265370 B2 JP 5265370B2 JP 2008536931 A JP2008536931 A JP 2008536931A JP 2008536931 A JP2008536931 A JP 2008536931A JP 5265370 B2 JP5265370 B2 JP 5265370B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
mechanical
wave device
actuators
electromechanical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008536931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009514491A (ja
JP2009514491A5 (ja
Inventor
エレスガード、ヘニング
ヨハンセン、エルヴィンド
オレセン、トム
アンデルセン、ヘンリック
ハートヴィグ ハンセン、モーテン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PCB Motor ApS
Original Assignee
PCB Motor ApS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PCB Motor ApS filed Critical PCB Motor ApS
Publication of JP2009514491A publication Critical patent/JP2009514491A/ja
Publication of JP2009514491A5 publication Critical patent/JP2009514491A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5265370B2 publication Critical patent/JP5265370B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0271Arrangements for reducing stress or warp in rigid printed circuit boards, e.g. caused by loads, vibrations or differences in thermal expansion
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/16Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves
    • H02N2/163Motors with ring stator
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/20Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/181Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/09Shape and layout
    • H05K2201/09009Substrate related
    • H05K2201/09063Holes or slots in insulating substrate not used for electrical connections
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/10Details of components or other objects attached to or integrated in a printed circuit board
    • H05K2201/10007Types of components
    • H05K2201/10083Electromechanical or electro-acoustic component, e.g. microphone
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/20Details of printed circuits not provided for in H05K2201/01 - H05K2201/10
    • H05K2201/2045Protection against vibrations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

本発明は、機械部材を摩擦によって運動させるために用いられる電気機械波デバイスと電気機械波デバイスを設計および製造するための方法とに関する。
従来の超音波進行波モータは、ハイテク用途向けであった。ハイテク用途では、このモータの特徴(たとえば低速での高トルクによるダイレクト・ドライブ、サイズに無関係な効率、高い出力対荷重比、低騒音ドライブなど)は、製造コストを低くすることよりも優先度が高かった。進行波モータ内のステータの設計として、単一の圧電セラミック素子を金属製キャリアに取り付けたものが知られている。この場合、セラミック素子はステータと同じ形状に機械加工されている。たとえば管状に成形された回転モータである。この場合、製造コストおよび材料コストが高くなる。
本発明によれば、機械波の伝搬と基板に収容された導体を通した電気信号の伝送とを行なうための基板と、機械波を生成するために基板に配置された複数のアクチュエータであって、各アクチュエータは、基板の対応する導体の組に接続され、導体の組によって伝送される励起信号を受信する、複数のアクチュエータとを備え、複数のアクチュエータは、励起信号に応答して、所定の伝搬経路に沿って基板中を伝搬する機械波を生成する、電気機械波デバイスが提供される。
本発明の重要な優位性は、電気機械波デバイスが、同一の構成要素を複数の異なる実施形態で用いるモジュール構造を有することである。たとえばデバイスの複数のアクチュエータは、標準的で低コストの構成要素であって、その数および位置が具体的な応用例の要求に容易に適合される。
本発明のさらなる優位性は、従来の費用効率の高い製造方法および構成要素を、本デバイスの製造において用いることである。たとえば基板を、デバイスの導体および機械波キャリアをもたらすプリント回路基板(PCB)によって構成しても良く、また製造に、エレクトロニクス業界の標準的な製造方法を取り入れても良い。好ましくは、電気機械波デバイスを超音波周波数範囲で動作させ、それによってデバイスの静かな動作を実現する。こうして、基板の材料および幾何学的形状を、物理的な要求および超音波周波数範囲での動作要求に基づいて選択する。基板の材料は、プリント回路基板に使用される従来の複合物(たとえばガラス/エポキシ、またはセラミックス(たとえば酸化アルミニウム))、先端複合材料(たとえばカーボン/エポキシ)、または金属合金である。
基板は、軸の周りに幾何学的な対称性を有する閉ループを形成する。たとえば、同程度のサイズの家庭用機器および工業用機器の場合には、基板は、円筒または環状ディスクであって、外半径Rの範囲が約2mm〜約100mmであり、4mm〜40mmのように、たとえば約10mmのものである。円筒の高さまたは環状ディスクの幅の範囲は、約2mm〜約50mmであり、約4mm〜約20mmのように、たとえば約5mmである。円筒の肉厚または環状ディスクの厚みの範囲は、約0.2mm〜約10mmであり、約0.5〜約5mmのように、たとえば約1.5mmである。
別の実施形態では、基板は、軸の周りに幾何学的な対称性を有さない閉ループを形成する。好ましくは、進行波の波長は、波の伝搬経路の最小の曲率半径よりも小さく、たとえば最小の曲率半径よりも1桁小さい。たとえば、同程度のサイズの家庭用機器および工業用機器の場合には、基板は、楕円形の断面を有する円筒または楕円形の環状ディスクであって、主軸の長さの範囲が、約2mm〜約100mmであり、4mm〜40mmのような、たとえば約10mmのものである。円筒の高さまたは環状ディスクの幅の範囲は、約2mm〜約50mmであり、約4mm〜約20mmのような、たとえば約5mmである。円筒の肉厚または環状ディスクの厚みの範囲は、約0.2mm〜約10mmであり、0.5〜約5mmのような、たとえば約1.5mmである。
さらに別の実施形態では、基板は、第1の端部から第2の端部へ延びる開ループであり、たとえば直線上に延びる基板を形成する。基板の端部によって進行波の反射が生じる。反射は、吸収境界条件を与えるために端部に配置されるアクチュエータを適切に制御することによって抑制する。好ましくは、進行波の波長は、波の伝搬経路の最小の曲率半径よりも小さく、たとえば最小の曲率半径よりも1桁小さい。たとえば、同程度のサイズの家庭用機器および工業用機器の場合には、第1の端部と第2の端部との間の距離の範囲は、約5mm〜約500mmであり、約20mm〜約250mmのような、好ましくは約40mm〜約100mm、たとえば約70mmである。
より大型の実施形態も想到される。たとえば大型の応用例たとえば風力タービン、クレーン、航空機などで用いるものである。
電気信号を複数のアクチュエータへ伝送するために、基板は複数の導体を備えている。各導体は、基板の1つまたは複数の表面上に埋め込まれていても良いし、および/または基板中に組み込まれていても良い。基板は、個々の信号を各アクチュエータへ伝えるための導体、または信号を異なる組のアクチュエータへ伝えるための導体を提供する。好ましくは、基板は第1、第2、および第3の導体を備える。各導体は1つまたは複数のアクチュエータに接続されている。第1の導体は、複数のアクチュエータのうちの少なくとも1つを励起させるための第1の電気信号を伝える。第2の導体は、第2の導体に接続されるアクチュエータを励起させるための第2の電気信号を伝える。第3の導体は、第3の電気信号、たとえば第3の導体に接続されるアクチュエータ用の共通の接地信号を伝える。
複数のアクチュエータは、圧電セラミック・アクチュエータであっても良いし、磁歪アクチュエータであっても良い。異なるタイプのアクチュエータを組み合わせても良い。好ましくは、複数のアクチュエータには複数の単層型圧電アクチュエータが、その低コストを理由に、含まれている。多層型圧電アクチュエータを用いても良い。
アクチュエータは、好適であればどんな形状およびサイズであっても良い。たとえば実質的に箱形であって、分極の方向に沿った辺の長さが、約0.2mm〜約10mmであり、たとえば約0.5mm〜約5mm、約0.7mm〜約2mm、好ましくは約1mmのものである。またアクチュエータは、分極の方向に垂直な幅が、約0.2mm〜約10mm、たとえば約0.5mm〜約5mm、約0.7mm〜約2mm、好ましくは約1mmである。さらにアクチュエータは、分極の方向に垂直な高さが、約0.1mm〜約5mmであり、たとえば約0.2mm〜約2mm、好ましくは約0.5mmである。
好ましくは、複数のアクチュエータはそれぞれ、基板の第1の表面上に配置されている。しかし複数のアクチュエータのうちの1つまたは複数を、基板の第2の表面上に配置しても良い。たとえばアクチュエータの半分を第1の表面上に配置し、アクチュエータの残りの半分を基板の第2の表面上に配置する。
電気機械波デバイスは、複数のアクチュエータを備えていても良い。たとえば4、8、12、16、20、24、32、36、42、48、96、192個、またはそれ以上のアクチュエータを備える。好ましくは、アクチュエータの数Pは次式、
P≧4n
で与えられる。ここでnは、伝搬経路に沿って存在する進行波の波長の数に等しい波数である。アクチュエータの数に対する式は、好ましい設計から導き出される。すなわち、第1の組のアクチュエータが2n個のサブ組を有し、各サブ組は1つまたは複数のアクチュエータからなる場合に、第1の組のアクチュエータは、伝搬経路に沿って、進行波の波長の半分の相互距離で配置され、隣接する2つのサブ組が進行波の各波長の2つの波腹に配置されることが、振動の1周期に渡って2つの場合で起こるようになっている。第2の組のアクチュエータが2n個のサブ組を有し、各サブ組は1つまたは複数のアクチュエータからなる場合に、第2の組のアクチュエータは、伝搬経路に沿って、第1の組のアクチュエータの個々のサブ組から4分の1波長ずれて配置されている。好ましくは、2つのアクチュエータまたは一対のアクチュエータがサブ組のアクチュエータを構成する。しかし、1つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアクチュエータがサブ組のアクチュエータを構成しても良い。好ましい実施形態では、アクチュエータの数Pは、P=4nkで与えられる。ここでk≧1は、サブ組のアクチュエータでのアクチュエータの数であり、たとえばk=2である。またnは波数であり、たとえばn=3、6である。好ましくは、波数nの選択は、電気機械波デバイスが超音波周波数範囲で動作するようになされる。好ましくは、波数n≧3であり、たとえばn=3、4、5、6、7、8、またはそれ以上であり、また基板のサイズおよび/または所望の動作パラメータに基づいて選択される。
サブ組のアクチュエータを、進行波の伝搬経路に沿って2n個の波腹のそれぞれに対して有することにより、確実に、波数nを有する波のみが第1および第2の組のアクチュエータによって生成される。したがって複数モードを励起してしまう危険が最小限に抑えられる。
好ましい実施形態では、第1の組のアクチュエータは、第1の振幅、周波数、および位相を有する第1の振動電気信号を伝える第1の導体と、共通接地を構成する第3の導体とに接続される。また第2の組のアクチュエータは、第2の振幅、周波数、および位相を有する第2の振動電気信号を伝える第2の導体と、共通接地を構成する第3の導体とに接続される。好ましくは、第1および第2の振幅および周波数は同一で、第1および第2の位相は、(共通の角周波数)×(進行波が4分の1波長だけ進むのに要する時間)に対応してπ/2だけ相互にシフトしている。
別の実施形態では、第1および第2の組のアクチュエータのサブ組間の距離は4分の1波長とは異なっており、第1および第2の導体が伝える第1および第2の電気信号間の位相差が相応に調整される。
好ましくは、第1および第2の導体上の電気信号の周波数を、基板の所望のモードの固有周波数に近い値に設定することで、機械的共振における増幅を用いる。
好ましい実施形態では、基板の同じ表面上に配置される第1または第2の組の各2n個のサブ組のアクチュエータの分極を、サブ組が分極を有するように配置することによって、これらのサブ組が協同して所望の波数nの進行波を生成する。別の実施形態では、サブ組を基板の同じ表面上には配置せず、アクチュエータの分極を相応に変えられる。
波デバイスは、第1の組および第2の組のアクチュエータを備える。好ましくは、第1および第2の組のアクチュエータは、基板の第1の表面上に配置される。さらに波デバイスは、第3の組および第4の組のアクチュエータを備え、これらは基板の第2の表面上に配置される。
本発明の好ましい実施形態では、第1および第2の組の各2nk個のアクチュエータ(たとえばk=2、およびn=3またはn=6)を、基板の第1の表面上に配置する。また第3の組および第4の組の各2nk個のアクチュエータ(たとえばk=2、およびn=3またはn=6)を、基板の第2の表面上に配置する。好ましくは、第3の組のアクチュエータを、第1の組のアクチュエータの反対側に配置して、第2および第3の導体に接続する。好ましくは、第4の組のアクチュエータを、第2の組のアクチュエータの反対側に配置して、第1および第3の導体に接続する。これによって、第1および第3の組のアクチュエータが同じ波腹において一緒に動作し、第2および第4の組のアクチュエータが、進行波の4分の1波長だけシフトした同じ波腹において一緒に動作することが、確実になる。
各圧電アクチュエータは、圧電アクチュエータに電界を課すための第1および第2の電極を備える。好ましくは、第1の電極および第2の電極は、基板内で生成される機械波の方向に実質的に垂直に延びる。好ましくは、個々の圧電アクチュエータの分極は、基板内で生成される機械波の方向に実質的に平行である。この結果、圧電アクチュエータのd33モードの最大の圧電効果が、進行波を生成するために用いられる。
本発明の一実施形態では、12のサブ組のアクチュエータが、第1の組および第2の組の各6つのサブ組(サブ組は2つのアクチュエータからなる)に配置されて、環状基板上の周方向に分配される。6つのサブ組は波数n=3に対応するため、第1および第2の組のアクチュエータによって、基板の周方向に進行し基板上に3つの節直径を有する進行屈曲波が生成される。好ましくは、第1および第2の導体上の電気信号の周波数を、ゼロ節円m=0である曲げモードの近くに設定して、(0、3)の機械波を用いるようにする。しかし本発明による波デバイスは、好適であれば基板の任意のモードを用いて機械波を伝えるように適合される。たとえば円形または環状の基板の(m、n)曲げモード(n>2)、たとえば(0、3)、(0、4)、(0、5)、(0、6)、(1、3)、(1、4)、(1、5)、または(1、6)が、たとえば周囲方向の伝搬経路の長さに依存して用いられる。
電気機械波デバイスがモータ内で用いられる。したがって、本発明による1つまたは複数の電気機械波デバイスと、基板と動作中接触するように配置された1つまたは複数の機械部材とを備えるモータが提供され、それによって、アクチュエータが生成する機械波による基板上の接触面の楕円運動によって、機械部材が基板に対して動く。好ましくは、電気機械波デバイスが機械部材と動作中接触することは基板上の複数の歯を介して行なわれる。これらの歯は、接触領域を規定し、摩擦接触の磨耗から残骸を取り除き、動く機械部材の速度を上げるためのものである。好ましくは機械部材が、基板上の機械波の伝搬経路の少なくとも一部に沿って動く。
機械部材は、好適であればどんな材料からも形成される。たとえば金属(たとえばアルミニウム)、プラスチック、またはプラスチックとガラスもしくは炭素繊維との複合物である。
モータは、好適であれば如何なる数の電気機械波デバイスを備えていても良い。たとえば1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、またはそれ以上の電気機械波デバイスである。1つまたは複数の電気機械波デバイスを積層しても良い。
複数の歯は、基板材料中に、たとえばミリングまたはエッチングによって形成される。本発明の別の実施形態では、複数の歯を基板に固定することを、たとえばモールディング、ハンダ付け、接着剤、溶接、シルクスクリーン印刷、堆積などによって行なわれる。複数の歯は、金属合金、セラミック、またはポリマーから形成される。本発明のさらに別の実施形態では、複数の圧電セラミック・アクチュエータは、機械部材に動作中接触する歯として機能する。
モータは、1つまたは複数の機械部材を基板に対して回転させるために周方向の機械波を伝搬させる1つまたは複数の環状基板を備える回転モータである。電気機械波デバイスは回転モータ内のステータとして機能し、機械部材は回転モータ内のロータとして機能する。別の実施形態では、電気機械波デバイスは回転モータ内のロータとして機能し、機械部材は回転モータ内のステータとして機能する。
モータは、1つまたは複数の機械部材を基板に対して直線的に動かすために実質的に直線状の機械波を伝搬させる1つまたは複数の基板を備える直線状のモータである。
モータは、所定の伝搬経路の少なくとも一部に沿って1つまたは複数の機械部材を基板に対して動かすために、所定の伝搬経路に沿って機械波を伝搬させる1つまたは複数の曲線状の基板を備える曲線モータである。
本発明の実施形態では、両面型回転モータを提供する。モータは、本発明による電気機械波デバイスと、基板の第1の表面と、たとえば第1の表面上のアクチュエータを介して動作中接触するように配置される第1の機械部材と、基板の第2の表面と、たとえば第2の表面上のアクチュエータを介して動作中接触するように配置される第2の機械部材とを備えて、アクチュエータが生成する機械波による基板の各表面上の接触面の動きが、機械部材を基板に対して回転させるようになる。
本発明の好ましい実施形態では、1つまたは複数の、たとえば2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、11、またはそれ以上の機械部材と動作中接触する複数の、たとえば2つ、3つ、4つ、5つ、10、またはそれ以上の電気機械波デバイスを備える積層回転モータを提供する。機械部材のうちの1つまたは複数が、2つの機械波デバイスと動作中に接触し、および/または機械波デバイスのうちの1つまたは複数が、2つの機械部材と動作中に接触する。機械部材はシャフトによって機械的に接続しても良い。機械波デバイスの圧電アクチュエータを、電気機械波デバイスと機械部材との間で動作中に接触する歯として用いても良い。1つまたは複数のディスク・スプリングによって、この接触における予圧縮を実現しても良い。好ましくはモータが、シャフトを回転的に支持し得るハウジングを有する。
本発明による電気機械波デバイスは、プリント回路基板(PCB)の一部である。したがって、本発明による電気機械波デバイスを備えるPCBが提供される。PCBは、PCB中の少なくとも1つの開口部によって形成される少なくとも1つのブリッジ、たとえば2、3、4、5、またはそれ以上のブリッジを備えている。少なくとも1つのブリッジは、PCB上の異なる回路から電気機械波デバイスへと至る少なくとも1つの導体を収容している。好ましくは、少なくとも1つのブリッジは、電気機械波デバイスの一部を形成しないPCB部分における機械的な振動を低減するかまたは実質的に取り除くことを助ける。
PCBは、電気機械波デバイスを駆動するためのドライバ回路を備える。好ましくは、ドライバ回路は、単層の圧電アクチュエータを駆動するように適合されている。
PCBはさらに、電気機械波デバイスの特性および/または機能を制御するための制御回路を備える。制御は、たとえば波デバイスからのフィードバックに基づいてドライバ回路を制御することによって行なう。
本発明によれば、電気機械波デバイスを提供する方法であって、所定の伝搬経路に基づいて機械波を伝搬させるための基板の形状を決定するステップと、機械波を生成させる要求に基づいて基板上の複数のアクチュエータの数および位置を決定するステップと、アクチュエータを対応する励起信号に電気的に接続するための導体を基板に設けるステップと、複数のアクチュエータを基板上に搭載するステップと、を含む方法が提供される。
搭載するステップには、複数のアクチュエータを基板上の所定のパターンにロボットを用いて搭載することが含まれる。
搭載するステップには、複数のアクチュエータを基板に固定することが含まれる。
複数のアクチュエータを基板に固定することは、好適であればどんな方法で行なっても良い。たとえばハンダ付け、接着剤、モールディング、溶接、またはシルクスクリーン印刷である。
以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図1に、本発明による電気機械波デバイスの典型的な実施形態を概略的に例示する。波デバイス1は環状基板2を備える。基板2は、例示した実施形態では、たとえばガラス/エポキシ複合物または酸化アルミニウムから形成されるプリント回路基板である。基板2は、機械波の伝搬および電気信号の伝送を、基板2の第1の表面12に収容された導体4、6、8を通して行なうためのものである。第1の導体4は余弦信号を伝える。第2の導体6は正弦信号を伝える。第3の導体8は、個々のアクチュエータ10に接続される共通の接地信号を形成する。
圧電アクチュエータ10は、基板の第1の表面12上に配置されている。それらの電極は基板の表面に垂直であり、対応する導体4、6、8に接続されている。これについては図5に詳細に示す。
圧電アクチュエータはそれぞれ、表面が時間的に伸縮し、その結果、圧電アクチュエータは共同して、基板2の周方向範囲に沿って伝搬する進行横屈曲波を生成する。
アクチュエータは、環状基板2の周りに実質的に一様に分配されている。以下にさらに説明するように、24個の圧電アクチュエータ10が配置され、基板2上に2つ1組で接続されていて、基板2内で周方向に機械波を生成するようになっている。アクチュエータ10は、実質的に箱形の圧電アクチュエータで、長さ1mm、幅1mm、および高さ0.5mmである。圧電アクチュエータの形状は、体積当たりの効率が最大になるように選択される。たとえば、圧電アクチュエータが基板の表面上に結合されている場合、表面に隣接する圧電アクチュエータ部分のみが、基板に移される応力の生成において活性化されているので、高さは低い。また高さが低いと電極の面積が小さくなるため、キャパシタンスが小さくなって駆動要求も小さくなる。また非立方形状であるため、自動機器を用いたアクチュエータの搭載が容易である。別の実施形態(図示せず)では、圧電アクチュエータを基板内に埋め込むことを、たとえばモールディング、ミリングなどによって行なって、アクチュエータと基板との間の機械的結合を改善するようにしても良い。
図2に、図1に示す電気機械波デバイス1の第1の表面12とは反対側の第2の表面14を概略的に例示する。正弦信号を伝える第2の導体6が、第1の表面12から第2の表面14へとメッキ・スルーホール19を通って至り、圧電アクチュエータの対応する電極に達する。環状基板2の内半径rは約5mm、環状基板の外半径Rは約10mm、および厚みは約1.5mmである。
図3は、図1および2に示す電気機械波デバイス1の斜視図である。単一層の圧電アクチュエータ10a、10b、10c、10dが、基板2の第1の表面12上に搭載されている。アクチュエータ(10a、10b)は、2つ1組になって接続されて、6つのアクチュエータ対(10a、10b)からなる第1の組を形成している。アクチュエータ(10c、10d)は、2つ1組になって接続されて、6つのアクチュエータ対(10c、10d)からなる第2の組を形成している。第1の組のアクチュエータ対におけるアクチュエータ(10a、10b)では、その第1の電極16が第1の導体4に接続され、第2の電極18が第3の導体8に接続されている。また第2の組のアクチュエータ対におけるアクチュエータ(10c、10d)では、その第1の電極16が第2の導体6に接続され、第2の電極18が第3の導体8に接続されている。第1および第2の電極16、18は、アクチュエータの個々の対向表面(基板表面に垂直および進行波の伝搬方向に垂直)に配置されている。
図4に、図1の環状基板内での周方向の伝搬経路に沿って進行する機械波の周方向の投影を示す。なお波の振幅は、説明を目的として誇張されている。第1の導体4は、余弦信号vcos(ωt)(電圧振幅vおよび角周波数ω)を伝える。第2の導体6は、正弦信号vsin(ωt)(同じ電圧振幅vおよび角周波数ω)を伝える。第3の導体8は、接地信号(0)に接続されている。第1の組の6つの圧電アクチュエータ対(10a、10b)は分極されて、対間にプラス符号がある3つのアクチュエータ対は膨張し、対間にマイナス符号がある残りの3つのアクチュエータ対は収縮するようになっている。なおこれは、第1の導体4が、正の電気信号を、第1の導体に接続されるアクチュエータ対の第1の電極に伝えるときに起こる。
その結果、第1の組のアクチュエータ(10a、10b)は、環状基板2内に3つの節直径(n=3)を有する定常波を励起する。これは、図4において周方向の投影内に存在する3つの節に相当する。また好ましくは角周波数ωの選択は、ゼロ節円である環状基板2の(0、3)余弦モードが励起されるように行なう。これは、環状基板2の任意の所定の点(r、θ)における横偏向によって規定される。
=a(r、ω、v)cosωtcos3θ
ここでa(r、ω、v)は、半径r、角周波数ω、および電圧振幅vにおける定常波の振幅である。
第2の組の6つの圧電アクチュエータ対(10c、10d)は分極されて、対間にプラス符号があるアクチュエータ対は膨張し、対間にマイナス符号があるアクチュエータ対は収縮するようになっている。なおこれは、第2の導体6が、正の電気信号を、第2の導体に接続されるアクチュエータの第1の電極に伝えるときに起こる。
同様に、第2の組のアクチュエータ(10c、10d)は、第2の導体6上の正弦信号により、環状基板2の(0、3)正弦モードを励起する。これは、環状基板2の任意の所定の点(r、θ)における横偏向によって規定される。
=a(r、ω、v)sinωtsin3θ
ここでa(r、ω、v)は、半径r、角周波数ω、および電圧振幅vにおける定常波の振幅である。
励起される余弦および正弦の定常波の振幅および位相は、実質的に等しい。なぜならば、デバイス1の機械的な構造は、第1の表面12に垂直に延びる回転軸の周りに実質的に対称的であるからである。2つの定常波は、以下の方程式に基づく重ね合わせによって進行波を形成する。
W=W+W
=a(r、ω、v)cos(ωt)cos(3θ)+a(r、ω、v)sin(ωt)sin(3θ)
=a(r、ω、v)cos(ωt−3θ)
これは、波は速度ω/3で前方へ進行することを示している。第1の導体が伝える余弦信号の符号、または第2の導体が伝える正弦信号の符号を変えると、波は反対方向に進行する。
図5に図4の断面図を示す。なお波の振幅は、説明を目的として誇張されている。アクチュエータ10a、10b、10c、10dは、第1の電極30、32、34、36、37、38と第2の電極40、42、44、46、47、48とを有する。第1の電極および第2の電極は、基板2内で生成される機械波の方向に実質的に垂直に延びている。第1の組のアクチュエータ対(10a、10b)の第1の電極30、32、37、38は、第1の導体4に接続されている。また第2の組のアクチュエータ対(10c、10d)の第1の電極34、36は、第2の導体6に接続されている。第2の電極40、42、44、46、47、48は、第3の導体8に接続されている。矢印は、個々の圧電アクチュエータの分極の方向を示している。アクチュエータ対に属するアクチュエータは、反対方向に分極される。すなわちプラス符号に向かう方向およびマイナス符号から離れる方向である。
図6に示す周方向への投影では、円形または環状の機械部材50が機械波デバイス1の基板2の第2の表面14の一部と動作中接触しており、接触面52の楕円運動(アクチュエータ10が生成する機械波による)が、摩擦によって機械部材50を基板2に対して回転させるようになっている様子を例示している。波の振幅は、説明を目的として誇張されている。進行波の尾根上の接点の最大周速度は、以下のようになる。
νmax=laωn/r
ここでlは、環状基板2のニュートラルの屈曲面から接触面52までの距離であり、rは接点の半径であり、本実施形態では波数n=3であり、進行波の振幅は半径rにおいてa=a(r、ω、v)である。
結局、部材50の最大の回転速度は以下のようになる。
Ωmax=laωn/r
したがって部材50の回転速度の制御は、角周波数ω、電圧振幅v、および/または2つの定常波間の位相を調整することで行なわれる。
図7に、本発明による電気機械波デバイス101を備えるプリント回路基板(PCB)100を例示する。PCB100は、PCB内の6つの開口部112によって形成される6つのブリッジ110を備える。ブリッジ110のうちの1つまたは複数は、PCB上の異なる回路から電気機械波デバイス101までの1つまたは複数の導体を収容する。ブリッジ110は振動絶縁として機能して、機械波デバイス101内の機械的な振動が実質的にPCB100の残りを伝搬しないようにし、また波デバイス101内の進行波が、周囲のPCBからの影響が最小の状態で進行できるようにする。
PCBは、電気機械波デバイスを駆動するためのドライバ回路114と、電気機械波デバイス101を制御するための制御回路116とを備える。制御回路116はたとえば、波デバイス101からの1つまたは複数のフィードバック信号に基づいてドライバ回路114を制御する。また電気機械波デバイス101を用いる特定の応用例のアプリケーション・エレクトロニクス118が、PCB100上に搭載される。別の実施形態では、ドライバ回路114および/または制御回路116は、アプリケーション・エレクトロニクス118内に組み込まれている。
図8に、本発明による回転モータ200の一実施形態の概略的な断面を例示する。電気機械波デバイス201は、機械部材203と動作中接触していて、機械部材203を回転させる。電気機械波デバイス201は、図1〜5と関連して上述しており、基板202を有し、基板202内に進行波を生成するための複数のアクチュエータ210を伴っている。さらに複数の歯211が、基板202内に形成されている。機械部材204内の振動を減衰させるために、粘弾性部材213(たとえばOリング)が機械部材202内に設けられている。
図9に、本発明による電気機械波デバイス301の別の実施形態を例示する。この実施形態は、図1〜5に示す実施形態と同様である。図1〜5に示す環状基板2の代わりに、ここでは円筒型の基板302を用いている。通常、円筒型の基板302は、外径が約10mm〜約100mmの範囲であり、肉厚が約0.5mm〜約5mmの範囲であり、円筒高さが約1mm〜約10mmである。2組の各6つのアクチュエータ対(310a、310b、310c、310d)が、図1〜5のアクチュエータ対(10a、10b、10c、10d)と同様の対称性および分極を伴って、円筒の内面312上に配置されている。2組のアクチュエータ対は、周方向に進行する半径方向の屈曲波(図4に示す第1の実施形態の基板2内の周方向に進行する横屈曲波と同様である)を生成する。この波は、3つの導体(図示せず)(図1〜3の第1、第2、第3の導体4、6、8と同様である)がアクチュエータに伝送する、印加された余弦および正弦の電気信号によるものである。
図10は、機械部材350を有する円筒型の波デバイス301の概略的な断面を示す。機械部材350の円筒型の内面351は、基板302の第2の表面314の一部と動作中接触して、接触面352の楕円運動(アクチュエータ310が生成する機械波による)が摩擦によって機械部材350を基板302に対して回転させるようになっている。
図11に、本発明による方法の一実施形態を例示する。図示した実施形態では、ステップAに、所定の伝搬経路に基づいて機械波を伝搬させるための基板の形状を決定することが含まれる。ステップBには、所定の伝搬経路に沿って機械的な進行波を生成することに基づいて基板上の複数のアクチュエータの数および位置を決定することが含まれる。ステップCには、アクチュエータを対応する励起信号に電気的接続するための導体を基板に設けることが含まれる。ステップDには、複数のアクチュエータを基板上に搭載することが含まれる。図示した実施形態では、ステップDにはさらに、複数のアクチュエータを基板上の所定のパターンにロボットを用いて配置することが含まれる。さらにステップDには、複数のアクチュエータを基板に、たとえばハンダ付けおよび/または接着剤によって固定することが含まれる。本発明による方法の別の実施形態では、ステップAおよびBは入れ替えられる。
図12および図13は、本発明に基づいて、プリント回路基板(PCB)400の第1の表面および第2の表面がそれぞれ電気機械波デバイス401を備え、デバイス401の両面に圧電アクチュエータが設けられている様子を例示している。PCB400は、PCB内の4つの開口部422によって形成される4つのブリッジ420を備える。ブリッジの1つは、PCB上の3つのメッキ・スルー端子403から電気機械波デバイス401へ至る3つの導体404、406、408を収容している。波デバイス401は、PCB400の環状の下部構造402を備える。これは、機械波の伝搬および電気信号の伝送を、下部構造402の第1の表面412および第2の表面414に収容される導体404、406、408を通して行なうためである。ブリッジ420の材料厚みを、たとえばミリングによって小さくして、下部構造402とPCB400の残りとの間の振動絶縁として機能するようにする。環状の下部構造402の好ましい内半径および外半径は、図2の基板2の好ましいサイズと同様である。
波デバイス401では、96個の圧電アクチュエータ410が環状の下部構造402に結合されている。その際、48個のアクチュエータ(第1の組のアクチュエータに24個のアクチュエータが含まれ、第2の組のアクチュエータに24個のアクチュエータが含まれる)は、第1の表面412上に配置され、48個のアクチュエータ(第3の組のアクチュエータに24個のアクチュエータが含まれ、第4の組のアクチュエータに24個のアクチュエータが含まれる)は、第2の表面414上に配置されている。圧電アクチュエータ410は、2つ1組になって(すなわちk=2で)一緒に動作する。その結果、進行機械波の波数は6となる(すなわちn=6)。アクチュエータ410の好ましい形状およびサイズは、図1のアクチュエータ10の好ましい形状およびサイズと同様であっても良い。
単一表面上にアクチュエータを有する電気機械波デバイスに対する図1〜5に詳細に示すように、第1の導体404は、余弦信号を第1の組の圧電アクチュエータ(410a、410b)に伝え、第2の導体406は、正弦信号を第2の組の圧電アクチュエータ(410c、410d)に伝え、第3の導体408は、すべての圧電アクチュエータ410に接続される共通の接地信号を形成する。アクチュエータ410間の端子におけるメッキ・スルーホール405は、第1の導体404の信号を第1の表面412から第2の表面414へ伝え、第2の導体406の信号を第2の表面414から第1の表面412へ伝える。共通の接地信号は、第1の表面412と第2の表面414との間を、メッキ・スルーホール405を通って、ジグザグ・パターンで伝えられる。
第1の表面412上の圧電アクチュエータが収縮しているときに、第2の表面414上の反対側の圧電アクチュエータが確実に膨張しているように、これらの反対位置の圧電アクチュエータは反対の分極を有する。
図14に、本発明による回転モータ500の実施形態の概略的な断面および平面図を例示する。回転モータは、両面型であり、図12に例示するようなプリント回路基板(PCB)400を備える。プリント回路基板400が備える電気機械波デバイス401は、電気機械波デバイス401の第1の表面上で第1の機械部材502と動作中接触をし、第2の表面上で第2の機械部材504と動作中接触をして、機械部材502および504を回転させる。機械部材502および504は、ボルト506または他の任意の好適なコネクタまたははめ合い部材によって、機械的に接続されている。圧電アクチュエータ410は、電気機械波デバイス401と機械部材502および504との間で動作中接触する歯として用いられる。
図15に、本発明による積層回転モータ600の実施形態の概略的な断面を例示する。図12に例示するような5つのプリント回路基板(PCB)400が、5つの電気機械波デバイス401を備えている。電気機械波デバイス401は、電気機械波デバイス401の各サイド上で6つの機械部材602a〜fと動作中接触しており、機械部材602a〜fを回転させるように構成されている。機械部材602a〜fは、シャフト604によって機械的に接続されている。
各電気機械波デバイス401は、2つの機械部材と動作中接触している。圧電アクチュエータ410は、電気機械波デバイス401と機械部材602a〜fとの間で動作中接触する歯として用いられている。ディスク・スプリング606によって、この接触における予圧縮が実現される。機械部材をさらに、ボルトまたは他の任意の好適なコネクタまたははめ合い部材(図14に例示されるような)によって機械的に接続しても良い。シャフトは、積層回転モータ600のハウジング608によって回転的に支持される。さらにハウジング608は、PCB400を収容して支持する。
本発明による電気機械波デバイスの一実施形態を概略的に示す正面図である。 図1の電気機械波デバイスを示す背面図である。 図1の電気機械波デバイスを示す斜視図である。 図1の波デバイスにおける機械波伝搬を例示する図である。 図1の波デバイスにおける機械波伝搬を例示する図である。 機械部材が機械波デバイスによって動かされる様子を例示する図である。 本発明による電気機械波デバイスを備えるプリント回路基板(PCB)を例示する図である。 本発明による回転モータを例示する図である。 本発明による電気機械波デバイスの別の実施形態を例示する図である。 本発明によるモータの一実施形態を例示する図である。 本発明による方法の一実施形態を例示する図である。 本発明による電気機械波デバイスを備えるプリント回路基板(PCB)の第1の表面を例示する図である。 図12におけるプリント回路基板の第2の表面を例示する図である。 本発明による回転モータの実施形態を例示する図である。 本発明による回転モータの実施形態を例示する図である。

Claims (18)

  1. 電気機械波デバイスであって、
    機械波の伝搬と基板に収容された導体を通した電気信号の伝送とを行うための基板であって、複数の導体を含む前記基板と、
    所定の伝搬経路に沿った機械波を生成するために前記基板上に配置された複数の圧電アクチュエータであって、各圧電アクチュエータは、前記基板の対応する前記導体の組に電極を介して接続され、該導体の組によって伝送される励起信号を受信する、複数の圧電アクチュエータと
    を備え、
    前記各圧電アクチュエータの分極は、前記基板内で生成される機械波の方向に実質的に平行であり、
    前記電極は、前記基板内で生成される機械波の方向に実質的に垂直に延びている、電気機械波デバイス。
  2. 前記基板は環状で、前記基板の周方向に機械波を伝搬させる、請求項1に記載の電気機械波デバイス。
  3. 前記基板は円筒型で、前記基板の周方向に機械波を伝搬させる、請求項1又は2に記載の電気機械波デバイス。
  4. 前記圧電アクチュエータは、前記励起信号に応答して所定の伝搬経路に沿って前記基板の中を伝搬する機械波を生成するように配置される、請求項1〜のいずれか1項に記載の電気機械波デバイス。
  5. 前記基板は、第1の導体と第2の導体と第3の導体とを含み、各導体は1つ以上の前記圧電アクチュエータに接続される、請求項1〜のいずれか1項に記載の電気機械波デバイス。
  6. 前記圧電アクチュエータの各々は前記導体の各々の2つの導体を含む導体の組に接続され、前記導体の少なくとも1つは、前記圧電アクチュエータの励起信号を伝達するように配置される、請求項に記載の電気機械波デバイス。
  7. 前記電気機械波デバイスを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の回転モータ。
  8. 前記基板と動作中に接触するように配置される機械部材であって、前記圧電アクチュエータが生成する機械波による基板上の接触面の運動により、前記機械部材が前記基板に対して回転するように配置される機械部材を備える、請求項に記載の回転モータ。
  9. 前記回転モータは両面型回転モータであり、前記電気機械波デバイスの前記基板は第1の表面と第2の表面とを含み、前記回転モータは更に、前記基板の前記第1の表面と動作中に接触するように配置される第1の機械部材と、前記基板の第2の表面と動作中に接触するように配置される第2の機械部材とを備え、前記圧電アクチュエータが生成する機械波による前記基板の各表面上の接触面の運動により、前記第1及び第2の機械部材が前記基板に対して回転するように配置される、請求項に記載の回転モータ。
  10. 前記回転モータは、2つ以上の電気機械波デバイスと、前記電気機械波デバイスの前記基板と動作中に接触するように配置される1つまたは複数の機械部材であって、前記圧電アクチュエータが生成する機械波による基板上の接触面の運動により、1つまたは複数の前記機械部材が前記基板に対して回転するように配置される、1つまたは複数の機械部材とを含む、積層回転モータである、請求項に記載の回転モータ。
  11. 前記電気機械波デバイスは内面及び外面の少なくとも1方を含み、前記回転モータは、前記基板の内面または外面に動作中に接触するように配置される機械部材であって、前記圧電アクチュエータが生成する機械波による前記基板上の接触面の運動により、前記機械部材が前記基板に対して回転するように配置される、機械部材を備える、請求項に記載の回転モータ。
  12. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電気機械波デバイスを備える、プリント回路基板。
  13. 機械波デバイスを駆動するためのドライバ回路をさらに含む、請求項12に記載のプリント回路基板。
  14. 電気機械波デバイスの特性および/または機能を制御するための制御回路をさらに含む、請求項12又は13に記載の、プリント回路基板。
  15. アプリケーション・エレクトロニクスをさらに含む、請求項1214のいずれか1項に記載の、プリント回路基板。
  16. 電気機械波デバイスを提供する方法であって、
    所定の伝搬経路に基づいて機械波を伝搬させるための基板の形状を決定するステップと、
    前記所定の伝搬経路に沿った機械波を生成させる要求に基づいて前記基板上の複数の圧電アクチュエータの数および位置を決定するステップと、
    前記圧電アクチュエータを対応する励起信号に電極を介して電気的に接続するための導体を前記基板に設けるステップと、 前記各圧電アクチュエータの分極が、前記基板内で生成される機械波の方向に実質的に平行となるように、且つ前記電極が、前記基板内で生成される機械波の方向に実質的に垂直に延びているように、前記複数の圧電アクチュエータを前記基板上に搭載するステップとを備える方法。
  17. 前記搭載するステップには、前記複数の圧電アクチュエータを前記基板上の所定のパターンにロボットを用いて搭載することが含まれる、請求項16に記載の方法。
  18. 前記搭載するステップには、前記複数の圧電アクチュエータを前記基板に、ハンダ付けまたは接着剤によって固定することが含まれる、請求項16または17に記載の方法。
JP2008536931A 2005-10-28 2006-10-27 電気機械波デバイス Expired - Fee Related JP5265370B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DKPA200501499 2005-10-28
DKPA200501499 2005-10-28
PCT/DK2006/000595 WO2007048412A2 (en) 2005-10-28 2006-10-27 An electro-mechanical wave device

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009514491A JP2009514491A (ja) 2009-04-02
JP2009514491A5 JP2009514491A5 (ja) 2009-11-26
JP5265370B2 true JP5265370B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=36999786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008536931A Expired - Fee Related JP5265370B2 (ja) 2005-10-28 2006-10-27 電気機械波デバイス

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7723900B2 (ja)
EP (1) EP1941608B1 (ja)
JP (1) JP5265370B2 (ja)
KR (1) KR101353273B1 (ja)
CN (1) CN101297470B (ja)
HK (1) HK1122408A1 (ja)
WO (1) WO2007048412A2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009144885A1 (ja) * 2008-05-27 2009-12-03 株式会社村田製作所 超音波モータ
EP2360829B1 (en) * 2008-11-25 2015-08-12 Murata Manufacturing Co. Ltd. Piezoelectric oscillator and ultrasonic motor
US8723620B2 (en) * 2009-04-23 2014-05-13 Panasonic Corporation Antenna sharer with a ladder filter
US8373331B2 (en) 2010-09-15 2013-02-12 Visteon Global Technologies, Inc. Use of piezo motor to operate a ring pointer over display
CN103166502B (zh) * 2013-01-30 2015-12-02 东南大学 空间调相环形行波超声波电机及其控制方法
WO2015005188A1 (ja) * 2013-07-08 2015-01-15 株式会社村田製作所 アクチュエータ
JP2017513449A (ja) * 2014-04-02 2017-05-25 ピーシービー モーター エイピーエスPcb Motor Aps ステータ及びモータ
DE202014008041U1 (de) 2014-10-10 2014-11-03 Leica Geosystems Ag Vermessungsgerät mit Wanderwellen-Antrieb
US10393454B2 (en) 2016-09-28 2019-08-27 The Boeing Company Valve system
CN106533253B (zh) * 2016-12-21 2018-07-31 深圳大学 一种多定子轴向叠层的超声波电机
CN106533250B (zh) * 2016-12-21 2018-08-24 深圳大学 一种多定子平面阵列结构的超声波电机
TWI647901B (zh) * 2017-06-22 2019-01-11 中原大學 線性壓電馬達及其滑台傳動系統
JP7136116B2 (ja) * 2017-10-18 2022-09-13 株式会社ニコン 振動波モータおよび光学機器

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59110389A (ja) * 1982-12-16 1984-06-26 Canon Inc 振動波モ−タ
JPS59117473A (ja) * 1982-12-21 1984-07-06 Canon Inc 振動波モ−タ
JPS59201685A (ja) * 1983-04-30 1984-11-15 Canon Inc 振動波モ−タ
JPS6051477A (ja) * 1983-08-26 1985-03-22 Seiko Instr & Electronics Ltd 圧電モ−タ
US4634916A (en) * 1984-10-02 1987-01-06 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Piezoelectric rotary driver
US4771203A (en) * 1986-02-24 1988-09-13 Canon Kabushiki Kaisha Vibration wave motor
JP2611296B2 (ja) * 1987-12-29 1997-05-21 アイシン精機株式会社 超音波モータ
JPH02139071A (ja) * 1988-11-18 1990-05-29 Ngk Spark Plug Co Ltd 超音波捩れ振動子
JPH02211070A (ja) * 1989-02-07 1990-08-22 Nec Corp 圧電モータ
WO1991004584A1 (en) * 1989-09-08 1991-04-04 Massachusetts Institute Of Technology Miniature actuator
JPH0421371A (ja) * 1990-05-15 1992-01-24 Canon Inc 振動波モータ
US5172023A (en) * 1990-11-09 1992-12-15 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Ultrasonic motor
CA2081094A1 (en) * 1992-02-18 1993-08-19 Gordon Walter Culp Walking toothed actuator
DE4216050C2 (de) * 1992-05-15 1995-05-24 Daimler Benz Ag Ultraschallwanderwellenmotor mit formschlüssiger Anregung von Wanderwellen
DE4216273C2 (de) * 1992-05-16 1996-06-05 Daimler Benz Ag Wanderwellenmotor zum Betrieb mit unterschiedlichen Schwingungsformen
JP3088576B2 (ja) * 1992-11-10 2000-09-18 キヤノン株式会社 集積化アクチュエータを備えた走査型トンネル顕微鏡および前記集積化アクチュエータを備えた情報処理装置
FR2701340B1 (fr) * 1993-02-05 1995-03-24 Imra Europe Sa Procédé de réalisation d'un circuit de distribution de signaux électriques, circuit de distribution obtenu et moteur piézoélectrique comportant un tel circuit.
FR2715780B1 (fr) * 1994-02-01 1996-04-05 Imra Europe Sa Stator de moteur rotatif piézoélectrique et moteur rotatif piézoélectrique comportant un tel stator.
DE4438570A1 (de) * 1994-10-28 1996-05-02 Bosch Gmbh Robert Wanderwellenmotor
EP0789937B1 (de) * 1994-10-31 2000-05-17 Pi Ceramic GmbH Piezoelektrischer motor
DE19605214A1 (de) * 1995-02-23 1996-08-29 Bosch Gmbh Robert Ultraschallantriebselement
US6366003B1 (en) * 1997-04-09 2002-04-02 Seiko Instruments Inc. Ultrasonic motor and electronic apparatus with ultrasonic motor
JPH11187677A (ja) * 1997-12-19 1999-07-09 Canon Inc 振動装置、振動型駆動装置およびこれを用いた装置
JPH11191970A (ja) 1997-12-25 1999-07-13 Asmo Co Ltd 超音波モータ
JP2969447B2 (ja) * 1998-01-29 1999-11-02 セイコーインスツルメンツ株式会社 超音波モータ及び超音波モータの製造方法
US6370964B1 (en) 1998-11-23 2002-04-16 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Diagnostic layer and methods for detecting structural integrity of composite and metallic materials
US6865140B2 (en) 2003-03-06 2005-03-08 General Electric Company Mosaic arrays using micromachined ultrasound transducers

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009514491A (ja) 2009-04-02
KR20080074906A (ko) 2008-08-13
KR101353273B1 (ko) 2014-01-22
CN101297470A (zh) 2008-10-29
WO2007048412A3 (en) 2007-06-07
EP1941608A2 (en) 2008-07-09
HK1122408A1 (en) 2009-05-15
WO2007048412A2 (en) 2007-05-03
CN101297470B (zh) 2013-06-12
US20080309193A1 (en) 2008-12-18
EP1941608B1 (en) 2013-02-13
US7723900B2 (en) 2010-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5265370B2 (ja) 電気機械波デバイス
EP3196952B1 (en) Mems piezoelectric transducer formed at a pcb support structure
US6051911A (en) Vibration wave actuator
JP4456615B2 (ja) 圧電振動子
JP4970166B2 (ja) 光ファイバ上に屈曲波を励起するアクチュエータ
JP2009514491A5 (ja)
KR100965433B1 (ko) 전방향성 선형 압전초음파모터
JP2014018027A (ja) 振動型アクチュエータ、撮像装置、及びステージ
JP2005168281A (ja) 積層圧電素子及び振動波駆動装置
JP2001352768A (ja) 積層電気−機械エネルギー変換素子および振動波駆動装置
JP2004282841A (ja) 超音波振動子及び超音波モータ
US7825566B2 (en) Ultrasonic actuator and method for manufacturing piezoelectric deformation portion used in the same
JP4871593B2 (ja) 振動子及び振動波駆動装置
JP4499902B2 (ja) 超音波モータおよび超音波モータ付電子機器
JP2003009555A (ja) 積層電気−機械エネルギー変換素子および振動波駆動装置
JP2007013039A (ja) 積層圧電素子および振動波モータ
JP2010259193A (ja) 駆動装置及びロボット装置
KR100961096B1 (ko) 양면 회전형 초음파 모터 및 진동자
JP4095282B2 (ja) 振動波駆動装置
JP5465274B2 (ja) 積層圧電素子の製造方法
JP4878691B2 (ja) 積層電気−機械エネルギー変換素子
JP5571521B2 (ja) 超音波モータおよびその駆動方法
JP5328109B2 (ja) 積層圧電素子及び振動波駆動装置
JP2004180416A (ja) 振動体及び振動波駆動装置
JP2006186099A (ja) 積層圧電素子及び振動波駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091009

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091009

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100426

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120425

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121225

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130124

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5265370

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees