JP5265062B1 - 係止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】共通する形状的な特徴を有する複数の部材を簡易に組み立て完成させることができる係止具を提供すること。
【解決手段】それぞれ組立部材からなる脚部と係止部とを備える係止具であって、前記組立部材は、平面視における上下方向の一方側に少なくとも1箇所の第1の切欠き部が形成され、前記上下方向の他方側に少なくとも2箇所の第2の切欠き部が形成され、平面視における左右方向の少なくとも一方側に少なくとも1箇所の第3の切欠き部が形成され、少なくとも2つの前記組立部材に対して少なくとも1つの前記組立部材が架け渡されてなる前記脚部は、前記少なくとも2つの前記組立部材にそれぞれ形成された天面側に位置する前記第1の切欠き部と、前記少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第2の切欠き部とを嵌合して形成され、さらなる少なくとも1つの前記組立部材からなる前記係止部は、前記さらなる少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第3の切欠き部と、前記架け渡された少なくとも1つの組立部材の天面側に位置する前記第1の切欠き部とを嵌合して形成され、前記係止部に被係止体を係止させることを特徴とする係止具。
【選択図】図4
【解決手段】それぞれ組立部材からなる脚部と係止部とを備える係止具であって、前記組立部材は、平面視における上下方向の一方側に少なくとも1箇所の第1の切欠き部が形成され、前記上下方向の他方側に少なくとも2箇所の第2の切欠き部が形成され、平面視における左右方向の少なくとも一方側に少なくとも1箇所の第3の切欠き部が形成され、少なくとも2つの前記組立部材に対して少なくとも1つの前記組立部材が架け渡されてなる前記脚部は、前記少なくとも2つの前記組立部材にそれぞれ形成された天面側に位置する前記第1の切欠き部と、前記少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第2の切欠き部とを嵌合して形成され、さらなる少なくとも1つの前記組立部材からなる前記係止部は、前記さらなる少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第3の切欠き部と、前記架け渡された少なくとも1つの組立部材の天面側に位置する前記第1の切欠き部とを嵌合して形成され、前記係止部に被係止体を係止させることを特徴とする係止具。
【選択図】図4
Description
本発明は、帽子などを係止してハンガーのように用いることができる係止具に関する。
従来、コートハンガーなどと呼ばれる、コートなどの衣類及び帽子・マフラーなどの身の回り品を係止して用いることができる主として室内用の物品が知られている。その基本的な構成は、脚部から上方に延びる一本の軸に数本の係止棒が木の枝状に配置される。
また、関連技術として、不使用時には自動的に収束状態となるとともに、使用時には自動的に拡開状態となるようにした、コートハンガー用ポールを備えるコートハンガースタンドを提供する技術が開示されている(特許文献1参照)。
なお、ここで、本発明と対比される関連技術にも言及しておく。この関連技術は、あらゆる方向に組み立て可能な立体積み木を提供するものである(特許文献2参照)。その構成は、複数の基礎部材及び少なくとも一の回転をして連結する止め部材からなり、偏平形状の部材はその一面に複数の凸柱を設け、その凸柱に対向する背面の位置には凹部を設ける。さらに部材の周辺の各辺の中央に放射方向を外部に向けるはめ込みみぞを設ける。回転する止め部材は基礎部材と同様に凸柱と同様に凹部を設ける。部材と部材間は面と面によって互いに結合し、また縁辺の交叉によって互いにはめ込み合い、部材のはめ込みみぞもまた回転して連結する止め部材と対向する回転軸両辺の回転部材にはめ込んで、回転軸を中心として回転する。回転部材のみぞは部材の凸柱にはめ込み、或いは部材の凸柱を回転部材のみぞにはめ込んで、回転軸を中心に回転して、全ての方向に組合わせ可能な立体積み木となる。
しかしながら、特許文献1に開示されているコートハンガースタンドは、共通する形状的な特徴を有する複数の部材を組み合わせてコートハンガーを組み立てるものではない。
また、特許文献2に開示されている技術では、部材の形状・構造が複雑であり、部材の製作工程が煩雑となり製造コストが増加する。仮に複数の部材を組み合わせてハンガーとして用いることができる係止具の形状を組み立てるにしても部材の点数が多くなってしまい組み立て作業が簡易に行えない。
また、特許文献2に開示されている技術では、部材の形状・構造が複雑であり、部材の製作工程が煩雑となり製造コストが増加する。仮に複数の部材を組み合わせてハンガーとして用いることができる係止具の形状を組み立てるにしても部材の点数が多くなってしまい組み立て作業が簡易に行えない。
本発明の目的は、共通する形状的な特徴を有する複数の部材を簡易に組み立て完成させることができる係止具を提供することにある。
本発明の係止具は、それぞれ組立部材からなる脚部と係止部とを備える係止具であって、
前記組立部材は、平面視における上下方向の一方側に少なくとも1箇所の第1の切欠き部が形成され、前記上下方向の他方側に少なくとも2箇所の第2の切欠き部が形成され、平面視における左右方向の少なくとも一方側に少なくとも1箇所の第3の切欠き部が形成され、
少なくとも2つの前記組立部材に対して少なくとも1つの前記組立部材が架け渡されてなる前記脚部は、前記少なくとも2つの前記組立部材にそれぞれ形成された天面側に位置する前記第1の切欠き部と、前記少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第2の切欠き部とを嵌合して形成され、
さらなる少なくとも1つの前記組立部材からなる前記係止部は、前記さらなる少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第3の切欠き部と、前記架け渡された少なくとも1つの組立部材の天面側に位置する前記第1の切欠き部とを嵌合して形成され、
前記係止部に被係止体を係止させることを特徴とする。
このように構成することにより、組立部材は、例えば、平面視において略長方形とすると上辺に1箇所、下辺に2箇所、左右の両辺(いずれか)に1箇所の切欠き部のみが形成されているという、形状的な特徴を有することとなる。したがって、部材の形状・構造がいたずらに複雑化することがないので部材の製作工程が煩雑となり製造コストが増加することも回避できる。このような組立部材を例えば4つ用いることにより、少ない部材点数で、コートや帽子などを係止部の頂部に引っ掛けたり、載せたりしておくことが可能な係止具を完成することができる。脚部は組立部材を少なくとも3つ用いて、1つは直交させていることにより、安定した構造となりコートや帽子などが多数・重い場合であっても容易に倒れることがない。しかも組み立て作業は切欠き部同士を嵌合させることのみにより誰でも簡易に行うことができる。さらに、組み立て前はバラバラの部材をコンパクトにまとめておくことができるので輸送や保管の便宜が図られ、かつ組み立て完成後も接着剤等で固定していない限り容易に解体可能であるので修理・廃棄の際にも便利である。外観上もスタイリッシュなデザイン性の高い係止具を実現できる。
前記組立部材は、平面視における上下方向の一方側に少なくとも1箇所の第1の切欠き部が形成され、前記上下方向の他方側に少なくとも2箇所の第2の切欠き部が形成され、平面視における左右方向の少なくとも一方側に少なくとも1箇所の第3の切欠き部が形成され、
少なくとも2つの前記組立部材に対して少なくとも1つの前記組立部材が架け渡されてなる前記脚部は、前記少なくとも2つの前記組立部材にそれぞれ形成された天面側に位置する前記第1の切欠き部と、前記少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第2の切欠き部とを嵌合して形成され、
さらなる少なくとも1つの前記組立部材からなる前記係止部は、前記さらなる少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第3の切欠き部と、前記架け渡された少なくとも1つの組立部材の天面側に位置する前記第1の切欠き部とを嵌合して形成され、
前記係止部に被係止体を係止させることを特徴とする。
このように構成することにより、組立部材は、例えば、平面視において略長方形とすると上辺に1箇所、下辺に2箇所、左右の両辺(いずれか)に1箇所の切欠き部のみが形成されているという、形状的な特徴を有することとなる。したがって、部材の形状・構造がいたずらに複雑化することがないので部材の製作工程が煩雑となり製造コストが増加することも回避できる。このような組立部材を例えば4つ用いることにより、少ない部材点数で、コートや帽子などを係止部の頂部に引っ掛けたり、載せたりしておくことが可能な係止具を完成することができる。脚部は組立部材を少なくとも3つ用いて、1つは直交させていることにより、安定した構造となりコートや帽子などが多数・重い場合であっても容易に倒れることがない。しかも組み立て作業は切欠き部同士を嵌合させることのみにより誰でも簡易に行うことができる。さらに、組み立て前はバラバラの部材をコンパクトにまとめておくことができるので輸送や保管の便宜が図られ、かつ組み立て完成後も接着剤等で固定していない限り容易に解体可能であるので修理・廃棄の際にも便利である。外観上もスタイリッシュなデザイン性の高い係止具を実現できる。
また、本発明の係止具は、前記組立部材はすべて略同一形状であってもよい。
このように構成することにより、形状的な特徴がより一層均質化され、まとめてコンパクトに取扱うことができたり、各部材の位置関係を意識することなく、簡易に組み立てることができる。また、部材に不具合が生じた場合の取り換えも容易である。さらに、積み木やブロックのように組み立て作業に面白みを持たせることもできる。
このように構成することにより、形状的な特徴がより一層均質化され、まとめてコンパクトに取扱うことができたり、各部材の位置関係を意識することなく、簡易に組み立てることができる。また、部材に不具合が生じた場合の取り換えも容易である。さらに、積み木やブロックのように組み立て作業に面白みを持たせることもできる。
また、本発明の係止具は、前記第3の切欠き部が形成された前記左右方側のいずれかと対向する他方側に少なくとも1箇所の第4の切欠き部が形成され、
前記係止部は、順に追加される少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第3の切欠き部と、すでに前記係止部をなす最も天面側の前記組立部材に形成された天面側に位置する前記第4の切欠き部とを嵌合して積み重ねて形成可能であってもよい。
このように構成することにより、組立部材は、例えば、平面視において略長方形とすると上辺に1箇所、下辺に2箇所、左右の両辺に1箇所の切欠き部のみが形成されているという、形状的な特徴を有することとなる。したがって、組立部材の左右の両辺の切欠き部を上下方向となるような向きで嵌合させて、順番に上方に次々と組立部材を積み重ねていくことができる。これにより、使用空間・環境に応じた任意の高さの係止部を組立部材のみで実現することができ、利用者の便宜が図られる。
前記係止部は、順に追加される少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第3の切欠き部と、すでに前記係止部をなす最も天面側の前記組立部材に形成された天面側に位置する前記第4の切欠き部とを嵌合して積み重ねて形成可能であってもよい。
このように構成することにより、組立部材は、例えば、平面視において略長方形とすると上辺に1箇所、下辺に2箇所、左右の両辺に1箇所の切欠き部のみが形成されているという、形状的な特徴を有することとなる。したがって、組立部材の左右の両辺の切欠き部を上下方向となるような向きで嵌合させて、順番に上方に次々と組立部材を積み重ねていくことができる。これにより、使用空間・環境に応じた任意の高さの係止部を組立部材のみで実現することができ、利用者の便宜が図られる。
また、本発明の係止具は、前記係止部をなす前記組立部材に形成された前記切欠き部に、係止部材を嵌挿して前記被係止体を係止させることであってもよい。
このように構成することにより、例えば細木片の係止部材を任意の位置の切欠き部に嵌挿して、係止具の載置面と平行な係止片を実現し、コートなどの被係止体を容易に引っ掛けて係止させることができる。係止部材は、その位置・数を調整可能で利用態様に応じた形態とすることができる。
また、本発明の係止具は、前記組立部材に形成された前記切欠き部の最奥部は略円形に形成されることであってもよい。
このように構成することにより、切欠き部同士をさらに安定的・固定的に嵌合させることができる。また、例えば、切欠き部の最奥部が手前側の部分(例えば略コ字状)の幅よりも大きい径の略円形に形成されている場合、その径よりも一回り小さい径の丸棒状の係止部材を嵌挿することで、切欠き部より容易に抜け外れることのない構造とすることができる。
このように構成することにより、例えば細木片の係止部材を任意の位置の切欠き部に嵌挿して、係止具の載置面と平行な係止片を実現し、コートなどの被係止体を容易に引っ掛けて係止させることができる。係止部材は、その位置・数を調整可能で利用態様に応じた形態とすることができる。
また、本発明の係止具は、前記組立部材に形成された前記切欠き部の最奥部は略円形に形成されることであってもよい。
このように構成することにより、切欠き部同士をさらに安定的・固定的に嵌合させることができる。また、例えば、切欠き部の最奥部が手前側の部分(例えば略コ字状)の幅よりも大きい径の略円形に形成されている場合、その径よりも一回り小さい径の丸棒状の係止部材を嵌挿することで、切欠き部より容易に抜け外れることのない構造とすることができる。
本発明によれば、共通する形状的な特徴を有する複数の部材を簡易に組み立て完成させることが可能な係止具を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態の係止具Hは、同一形状の複数の組立部材Pを組み立てて完成させるものである。なお、以下では係止具Hが配置される地面や床などの面を総称して「載置面」ということがある。
本実施の形態の係止具Hは、同一形状の複数の組立部材Pを組み立てて完成させるものである。なお、以下では係止具Hが配置される地面や床などの面を総称して「載置面」ということがある。
図1に示すように、本実施の形態の係止具Hを構成する組立部材Pは、所定の厚み寸法を有する平面視において略長方形(矩形)の木製の板状体の4隅の角部が安全・デザイン性等の観点からR処理されたものとして形成されている。なお、材質は用途や設置場所とのコーディネイト等を考慮して金属、樹脂又は木材等の種々のものが適用可能であるし、これらを組み合わせて使用することであってもよい。また、組立部材Pはここでは木目があらわれるように何も着色等は施されていないが、表面全体を着色することによっても組み合わせの多様化を図ることができる。それぞれ異なる色で着色したり、プリント・印刷が施されたり、一部を透明な材料で構成してもよい。
組立部材Pは、NC(Numerical Control:数値制御)加工などにより、木材から切り出すことでも、所定の金型等から形成されることでも、その他公知の手法により一体的に又は複数の部材が接合されて形成されてよい。
組立部材Pは、NC(Numerical Control:数値制御)加工などにより、木材から切り出すことでも、所定の金型等から形成されることでも、その他公知の手法により一体的に又は複数の部材が接合されて形成されてよい。
ここでは、組立部材Pの所定の厚み寸法は約1.7cmである。また、図1(b)に示す組立部材Pの平面図において、長手方向の長さ寸法は約62cm、短手方向の長さ寸法は約16cmである。
さらに、図1に示すように組立部材Pの各辺には切欠き部が設けられている。
具体的には、図1において、略長方形の上辺の略1/2の位置(略中央位置)に1箇所、切欠き部11が設けられている。また、下辺の両端から略1/4の位置にそれぞれ2箇所、切欠き部12及び切欠き部13が設けられている。また、右辺に1箇所、切欠き部14が設けられている。また、左辺に1箇所、切欠き部15が設けられている。各切欠き部の幅寸法は、組立部材Pの所定の厚み寸法の1.7cmよりわずかに大きい寸法(例えば1.8cm)の幅であり、組立部材Pの厚み幅の全幅に亘って、コ字状の溝部となるように形成され、またその溝部の最奥部は略円形に形成される。その略円形の径は、1.7cmよりわずかに大きい寸法(例えば1.8cm)よりも大きく、例えば3cmである。また、切欠き部11、切欠き部12及び切欠き部13は、組立部材Pの平面図における短手方向の長さ寸法の16cmの約半分に相当する深さ約9.5cmの溝部であり、溝部の最奥部をなす略円形11a、12a、13aの中心は組立部材Pの平面図における短手方向の略中央に位置する。切欠き部14及び切欠き部15は、深さ約6.5cmの溝部であり、溝部の最奥部をなす略円形14a、15a、の中心は組立部材Pの平面図における短手方向の略中央に位置する。なお、後述するように、切欠き部14及び切欠き部15の深さや位置は他の組立部材Pに嵌め込んだ際に載置面や他の組立部材Pに設けられた係止片とぶつからないように設けられる。
また、溝部の深さ寸法は強度を確保し、完成状態で自立可能とすることが必要である。
具体的には、図1において、略長方形の上辺の略1/2の位置(略中央位置)に1箇所、切欠き部11が設けられている。また、下辺の両端から略1/4の位置にそれぞれ2箇所、切欠き部12及び切欠き部13が設けられている。また、右辺に1箇所、切欠き部14が設けられている。また、左辺に1箇所、切欠き部15が設けられている。各切欠き部の幅寸法は、組立部材Pの所定の厚み寸法の1.7cmよりわずかに大きい寸法(例えば1.8cm)の幅であり、組立部材Pの厚み幅の全幅に亘って、コ字状の溝部となるように形成され、またその溝部の最奥部は略円形に形成される。その略円形の径は、1.7cmよりわずかに大きい寸法(例えば1.8cm)よりも大きく、例えば3cmである。また、切欠き部11、切欠き部12及び切欠き部13は、組立部材Pの平面図における短手方向の長さ寸法の16cmの約半分に相当する深さ約9.5cmの溝部であり、溝部の最奥部をなす略円形11a、12a、13aの中心は組立部材Pの平面図における短手方向の略中央に位置する。切欠き部14及び切欠き部15は、深さ約6.5cmの溝部であり、溝部の最奥部をなす略円形14a、15a、の中心は組立部材Pの平面図における短手方向の略中央に位置する。なお、後述するように、切欠き部14及び切欠き部15の深さや位置は他の組立部材Pに嵌め込んだ際に載置面や他の組立部材Pに設けられた係止片とぶつからないように設けられる。
また、溝部の深さ寸法は強度を確保し、完成状態で自立可能とすることが必要である。
次に、本実施の形態の係止具Hを完成させるために、上記した組立部材Pを複数個、組み合わせる手法を説明する。ここでは、4個の組立部材P1〜P4を用いることを前提とする。
まず、係止具Hの脚部について説明し、次いで係止具Hの係止部について説明する。
脚部は、組立部材P1〜P3を用いて形成する(図2(a)参照)。
組立部材P1及び組立部材P2(下材)を載置面に対して垂直面をなすように立てて(横長状態)、それぞれ互いに平行面となるように、かつ天面側に切欠き部11が位置するように置く。そして、組立部材P1及び組立部材P2に設けられている上向きの切欠き部11それぞれに合わせて、組立部材P3(上材)に設けられている切欠き部12及び切欠き部13が嵌まるように、組立部材P3(上材)を切欠き部12及び切欠き部13が底面側に位置するようにしつつ載置面に対して垂直面をなすように立てて(横長状態)、組立部材P3を組立部材P1及び組立部材P2に対してそれらの略中央部分で互いに直交するように上からかぶせて架け渡す。すなわち、下材に設けられた溝部と上材に設けられた溝部が互いに嵌め込んで密着するように組み合わせる(嵌合・嵌着・係着)。組立部材P3(上材)の下端が載置面に当接するまで嵌め込むことであってよい。なお、溝部の最奥部は略円形に形成されているが、その略円形の中心が組立部材の短手方向の略中央にあるので、この略円形11a、12a、13a部分同士が密着することがなくてもよい。
組立部材P1及び組立部材P2(下材)を載置面に対して垂直面をなすように立てて(横長状態)、それぞれ互いに平行面となるように、かつ天面側に切欠き部11が位置するように置く。そして、組立部材P1及び組立部材P2に設けられている上向きの切欠き部11それぞれに合わせて、組立部材P3(上材)に設けられている切欠き部12及び切欠き部13が嵌まるように、組立部材P3(上材)を切欠き部12及び切欠き部13が底面側に位置するようにしつつ載置面に対して垂直面をなすように立てて(横長状態)、組立部材P3を組立部材P1及び組立部材P2に対してそれらの略中央部分で互いに直交するように上からかぶせて架け渡す。すなわち、下材に設けられた溝部と上材に設けられた溝部が互いに嵌め込んで密着するように組み合わせる(嵌合・嵌着・係着)。組立部材P3(上材)の下端が載置面に当接するまで嵌め込むことであってよい。なお、溝部の最奥部は略円形に形成されているが、その略円形の中心が組立部材の短手方向の略中央にあるので、この略円形11a、12a、13a部分同士が密着することがなくてもよい。
係止部は、上記の組立部材P1〜P3からなる脚部に対して組立部材P4を用いて形成する(図2(a)参照)。
載置面に対して垂直面をなすように立てられて(横長状態)いる組立部材P3に設けられている天面側の切欠き部11に対して、組立部材P4の切欠き部14が嵌まるように、組立部材P4に設けられている切欠き部14が底面側に位置するように載置面に対して垂直面をなすように立てて(縦長状態)、組立部材P4を組立部材P3に嵌合するように上からかぶせて架け渡す。すなわち、組立部材P3に設けられた溝部と組立部材P4に設けられた溝部が互いに嵌め込んで密着するように組み合わせる(嵌合・嵌着・係着)。この結果、組立部材P4の頂部などに被係止体を係止させることができるようになる。組立部材P4の下端は載置面に当接する寸法に調整されていてもよい。なお、溝部の最奥部は略円形に形成されることにより、切欠き部同士をさらに安定的・固定的に嵌合させることができる。なお、組立部材P4の切欠き部14を嵌めるのではなく、組立部材P4の切欠き部15を嵌めることであってもよい。したがって、組立部材Pの切欠き部14と切欠き部15はいずれかのみが形成されていることであってもよい。
載置面に対して垂直面をなすように立てられて(横長状態)いる組立部材P3に設けられている天面側の切欠き部11に対して、組立部材P4の切欠き部14が嵌まるように、組立部材P4に設けられている切欠き部14が底面側に位置するように載置面に対して垂直面をなすように立てて(縦長状態)、組立部材P4を組立部材P3に嵌合するように上からかぶせて架け渡す。すなわち、組立部材P3に設けられた溝部と組立部材P4に設けられた溝部が互いに嵌め込んで密着するように組み合わせる(嵌合・嵌着・係着)。この結果、組立部材P4の頂部などに被係止体を係止させることができるようになる。組立部材P4の下端は載置面に当接する寸法に調整されていてもよい。なお、溝部の最奥部は略円形に形成されることにより、切欠き部同士をさらに安定的・固定的に嵌合させることができる。なお、組立部材P4の切欠き部14を嵌めるのではなく、組立部材P4の切欠き部15を嵌めることであってもよい。したがって、組立部材Pの切欠き部14と切欠き部15はいずれかのみが形成されていることであってもよい。
係止具Hの組立て完成状態の一例を図2(a)に示す。また、係止具Hの具体的な使用例として図2(b)に示すように、係止部に被係止体としての帽子Kやコートなどを係止する。
係止具Hの組立て完成状態の他の例を図3(a)に示す。
図2(a)における例と異なる点は、係止部材としての木材などからなる丸棒20を、係止部である組立部材P4の切欠き部11、切欠き部12、切欠き部13及び天面側の切欠き部15(天面側の切欠き部14)のうち係止させ易いような任意の位置に挿入していることである。丸棒20は挿入接着してあってもよい。丸棒20は係止させ易いように高さに応じて長さ寸法が異なっていてもよい。係止具Hの載置面と平行な係止片としての横棒を実現し、コートなどの被係止体を容易に引っ掛けて係止させることができる。丸棒20は、その位置・数を調整可能で利用態様に応じた形態とすることができる。なお、切欠き部の最奥部が手前側の溝部の幅よりも大きい径の略円形11a〜15aに形成されているので、その径よりも一回り小さい径の丸棒20を直接最奥部に嵌挿することで、切欠き部より容易に抜け外れることのない構成とすることができる。その場合、略円形11a〜15aの中心が短手方向の略中央にあるので、外観上、一直線上に略円形が並び、スタイリッシュな美観を生ずることができる。また、丸棒状の係止部材に限らず任意の形状の係止片を切欠き部に嵌め込んで帽子Kやコートなどの被係止体を係止させることであってもよい。
具体的な使用例として図3(b)に示すように、横棒として延びる丸棒20に帽子Kやコートなどを係止してもよい。
図2(a)における例と異なる点は、係止部材としての木材などからなる丸棒20を、係止部である組立部材P4の切欠き部11、切欠き部12、切欠き部13及び天面側の切欠き部15(天面側の切欠き部14)のうち係止させ易いような任意の位置に挿入していることである。丸棒20は挿入接着してあってもよい。丸棒20は係止させ易いように高さに応じて長さ寸法が異なっていてもよい。係止具Hの載置面と平行な係止片としての横棒を実現し、コートなどの被係止体を容易に引っ掛けて係止させることができる。丸棒20は、その位置・数を調整可能で利用態様に応じた形態とすることができる。なお、切欠き部の最奥部が手前側の溝部の幅よりも大きい径の略円形11a〜15aに形成されているので、その径よりも一回り小さい径の丸棒20を直接最奥部に嵌挿することで、切欠き部より容易に抜け外れることのない構成とすることができる。その場合、略円形11a〜15aの中心が短手方向の略中央にあるので、外観上、一直線上に略円形が並び、スタイリッシュな美観を生ずることができる。また、丸棒状の係止部材に限らず任意の形状の係止片を切欠き部に嵌め込んで帽子Kやコートなどの被係止体を係止させることであってもよい。
具体的な使用例として図3(b)に示すように、横棒として延びる丸棒20に帽子Kやコートなどを係止してもよい。
係止具Hの組立て完成状態のさらなる他の例を図4(a)に示す。
図2(a)及び図3(a)における例と異なる点は、係止部である組立部材P4(縦長状態)に設けられている天面側の切欠き部15に対して、追加の組立部材P5に設けられている底面側の切欠き部14が嵌まるようにしつつ(縦長状態)、組立部材P5を組立部材P4に対して90度の角度で交差して嵌合するように上から積み重ねて載せる。すなわち、組立部材P4に設けられた溝部と組立部材P5に設けられた溝部が互いに嵌め込んで密着するように組み合わせる(嵌合・嵌着・係着)。組立部材P5の下端は組立部材P4の切欠き部14の最奥部の略円形14aに挿入されて横棒として延びる丸棒20にぶつかることがない位置にある。なお、溝部の最奥部は略円形に形成されることにより、切欠き部同士をさらに安定的・固定的に嵌合させることができる。そして、組立部材P4(縦長状態)及び組立部材P5(縦長状態)が係止部を構成し、組立部材P5の頂部などに被係止体を係止させることができるようにする。なお、組立部材P5の切欠き部14を嵌めるのではなく、組立部材P5の切欠き部15を嵌めることであってもよい。したがって、組立部材P5の切欠き部14と切欠き部15はいずれかのみが形成されていることであってもよい。
同様に組立部材P6、組立部材P7、・・・、組立部材Pn(nは8以上の正の整数)を順に追加して、積み重ねて、係止部を上方に高く・長く形成することであってもよい。順番に上方に次々と組立部材を積み重ねていくことができる。これにより、使用空間・環境に応じた任意の高さの係止部を組立部材のみで実現することができ、利用者の便宜が図られる。
上記の図2の例と同様に、ここでも係止部材としての木材などからなる丸棒20を、係止部である組立部材P4及び組立部材P5の切欠き部11、切欠き部12、切欠き部13及び天面側の切欠き部15(天面側の切欠き部14)のうち係止させ易いような任意の位置に挿入してもよい。丸棒20は挿入接着してあってもよい。丸棒20は係止させ易いように高さに応じて長さ寸法が異なっていてもよい。特に、組立部材P5が組立部材P4に対して90度の角度で交差するので、それぞれに嵌められる丸棒20が外方に延びる方向も90度の角度で異なることとなり、より係止体を係止させ易くなる。
図2(a)及び図3(a)における例と異なる点は、係止部である組立部材P4(縦長状態)に設けられている天面側の切欠き部15に対して、追加の組立部材P5に設けられている底面側の切欠き部14が嵌まるようにしつつ(縦長状態)、組立部材P5を組立部材P4に対して90度の角度で交差して嵌合するように上から積み重ねて載せる。すなわち、組立部材P4に設けられた溝部と組立部材P5に設けられた溝部が互いに嵌め込んで密着するように組み合わせる(嵌合・嵌着・係着)。組立部材P5の下端は組立部材P4の切欠き部14の最奥部の略円形14aに挿入されて横棒として延びる丸棒20にぶつかることがない位置にある。なお、溝部の最奥部は略円形に形成されることにより、切欠き部同士をさらに安定的・固定的に嵌合させることができる。そして、組立部材P4(縦長状態)及び組立部材P5(縦長状態)が係止部を構成し、組立部材P5の頂部などに被係止体を係止させることができるようにする。なお、組立部材P5の切欠き部14を嵌めるのではなく、組立部材P5の切欠き部15を嵌めることであってもよい。したがって、組立部材P5の切欠き部14と切欠き部15はいずれかのみが形成されていることであってもよい。
同様に組立部材P6、組立部材P7、・・・、組立部材Pn(nは8以上の正の整数)を順に追加して、積み重ねて、係止部を上方に高く・長く形成することであってもよい。順番に上方に次々と組立部材を積み重ねていくことができる。これにより、使用空間・環境に応じた任意の高さの係止部を組立部材のみで実現することができ、利用者の便宜が図られる。
上記の図2の例と同様に、ここでも係止部材としての木材などからなる丸棒20を、係止部である組立部材P4及び組立部材P5の切欠き部11、切欠き部12、切欠き部13及び天面側の切欠き部15(天面側の切欠き部14)のうち係止させ易いような任意の位置に挿入してもよい。丸棒20は挿入接着してあってもよい。丸棒20は係止させ易いように高さに応じて長さ寸法が異なっていてもよい。特に、組立部材P5が組立部材P4に対して90度の角度で交差するので、それぞれに嵌められる丸棒20が外方に延びる方向も90度の角度で異なることとなり、より係止体を係止させ易くなる。
上記のように構成された、本実施の形態の係止具Hの使用方法(分解方法を含む)の一例を以下に説明する。ここでは、NC加工などにより、所定の形状に切り出された、木製の5つの組立部材P1〜5及び木製の長さの異なる丸棒20を4個を用いることを前提とする(図4参照)。
係止具Hを組み立てて利用しようとする利用者は、5つの組立部材P1〜5と、長さの異なる3個の丸棒20を用意する。
まず、脚部を組立部材P1〜P3を用いて形成する。
載置面に対して、組立部材P1及び組立部材P2(下材)を垂直面をなすように立てて(横長状態)それぞれ平行面となるように、かつ天面側に切欠き部11が位置するように置く。そして、組立部材P1及び組立部材P2の上向きの切欠き部11それぞれに、組立部材P3(上材)に設けられている下向きの切欠き部12及び切欠き部13が嵌まるように(横長状態)、組立部材P3(上材)の下端が載置面に当接するまで嵌め込んで密着するように組み合わせる。
次に、係止部を組立部材P4〜5を用いて形成する。
組立部材P1〜P3からなる脚部のうち、組立部材P3(横長状態)に設けられている天面側の切欠き部11に対して、組立部材P4の切欠き部14が嵌まるように(縦長状態)、溝部の最奥部の略円形14aを対応する11a一杯まで、かつ組立部材P4の下端が載置面に当接するような位置まで嵌め込んで密着するように組み合わせる。
さらに、組立部材P4(縦長状態)に設けられている上向きの切欠き部15に、組立部材P5に設けられている下向きの切欠き部14が嵌まるように(縦長状態)、組立部材P5を組立部材P4に対して90度の角度で交差して溝部の最奥部の略円形14aを対応する15a一杯まで嵌め込んで密着するように上から積み重ねて組み合わせる。
最後に、係止部材としての長さ寸法が異なる丸棒20を、係止部である組立部材P4の切欠き部12(12a)及び組立部材P5の切欠き部11(11a)、切欠き部12(12a)及び天面側の切欠き部15(15a)に挿入する。組立部材P5が組立部材P4に対して90度の角度で交差するので、それぞれに嵌められる丸棒20が外方に延びる方向も90度の角度で異なることとなり、より係止体を係止させ易くなる。
組み立てられて完成状態となった係止具Hに対して、利用者は横棒として延びる係止部材としての丸棒20に帽子Kやコートなどの被係止体を係止させて利用する。
なお、修理や廃棄のために、係止具Hを分解・解体する必要がある場合は、上記の組み立て手順と逆に、容易に各部材を取り外すことにより、短期間にきれいに、分解等を実施することができる。
係止具Hを組み立てて利用しようとする利用者は、5つの組立部材P1〜5と、長さの異なる3個の丸棒20を用意する。
まず、脚部を組立部材P1〜P3を用いて形成する。
載置面に対して、組立部材P1及び組立部材P2(下材)を垂直面をなすように立てて(横長状態)それぞれ平行面となるように、かつ天面側に切欠き部11が位置するように置く。そして、組立部材P1及び組立部材P2の上向きの切欠き部11それぞれに、組立部材P3(上材)に設けられている下向きの切欠き部12及び切欠き部13が嵌まるように(横長状態)、組立部材P3(上材)の下端が載置面に当接するまで嵌め込んで密着するように組み合わせる。
次に、係止部を組立部材P4〜5を用いて形成する。
組立部材P1〜P3からなる脚部のうち、組立部材P3(横長状態)に設けられている天面側の切欠き部11に対して、組立部材P4の切欠き部14が嵌まるように(縦長状態)、溝部の最奥部の略円形14aを対応する11a一杯まで、かつ組立部材P4の下端が載置面に当接するような位置まで嵌め込んで密着するように組み合わせる。
さらに、組立部材P4(縦長状態)に設けられている上向きの切欠き部15に、組立部材P5に設けられている下向きの切欠き部14が嵌まるように(縦長状態)、組立部材P5を組立部材P4に対して90度の角度で交差して溝部の最奥部の略円形14aを対応する15a一杯まで嵌め込んで密着するように上から積み重ねて組み合わせる。
最後に、係止部材としての長さ寸法が異なる丸棒20を、係止部である組立部材P4の切欠き部12(12a)及び組立部材P5の切欠き部11(11a)、切欠き部12(12a)及び天面側の切欠き部15(15a)に挿入する。組立部材P5が組立部材P4に対して90度の角度で交差するので、それぞれに嵌められる丸棒20が外方に延びる方向も90度の角度で異なることとなり、より係止体を係止させ易くなる。
組み立てられて完成状態となった係止具Hに対して、利用者は横棒として延びる係止部材としての丸棒20に帽子Kやコートなどの被係止体を係止させて利用する。
なお、修理や廃棄のために、係止具Hを分解・解体する必要がある場合は、上記の組み立て手順と逆に、容易に各部材を取り外すことにより、短期間にきれいに、分解等を実施することができる。
上記の本実施の形態の係止具Hによれば、共通する形状的な特徴を有する複数の部材を簡易に組み立て完成させることができる。
また、組立部材は、略長方形とすると上辺に1箇所、下辺に2箇所、左右の両辺(いずれか)に1箇所の切欠き部のみが形成されているという、形状的な特徴を有することとなる。したがって、部材の形状・構造がいたずらに複雑化することがないので部材の製作工程が煩雑となり製造コストが増加することも回避できる。
また、脚部は組立部材を少なくとも3つ用いて、1つは直交させていることにより、安定した構造となりコートや帽子などが多数・重い場合であっても容易に倒れることがない。
また、組み立て作業は切欠き部同士を嵌合させることのみにより誰でも簡易に行うことができる。さらに、組み立て前はバラバラの部材をコンパクトにまとめておくことができるので輸送や保管の便宜が図られ、かつ組み立て完成後も接着剤等で固定していない限り容易に解体可能であるので修理・廃棄の際にも便利である。
また、外観上もスタイリッシュなデザイン性の高い係止具を実現できる。各木材片は固有の木目を有しており、全体として変化に富んだ意匠的効果を奏し、美術工芸的なオブジェとして置物に応用することもできる。
また、組立部材はすべて略同一形状であるので、製造コストを格段に低下させることが
可能となる他、まとめてコンパクトに取扱うことができたり、各部材の位置関係を意識することなく、簡易に組み立てることができる。また、部材に不具合が生じた場合の取り換えも容易である。
また、組立部材は、略長方形とすると上辺に1箇所、下辺に2箇所、左右の両辺(いずれか)に1箇所の切欠き部のみが形成されているという、形状的な特徴を有することとなる。したがって、部材の形状・構造がいたずらに複雑化することがないので部材の製作工程が煩雑となり製造コストが増加することも回避できる。
また、脚部は組立部材を少なくとも3つ用いて、1つは直交させていることにより、安定した構造となりコートや帽子などが多数・重い場合であっても容易に倒れることがない。
また、組み立て作業は切欠き部同士を嵌合させることのみにより誰でも簡易に行うことができる。さらに、組み立て前はバラバラの部材をコンパクトにまとめておくことができるので輸送や保管の便宜が図られ、かつ組み立て完成後も接着剤等で固定していない限り容易に解体可能であるので修理・廃棄の際にも便利である。
また、外観上もスタイリッシュなデザイン性の高い係止具を実現できる。各木材片は固有の木目を有しており、全体として変化に富んだ意匠的効果を奏し、美術工芸的なオブジェとして置物に応用することもできる。
また、組立部材はすべて略同一形状であるので、製造コストを格段に低下させることが
可能となる他、まとめてコンパクトに取扱うことができたり、各部材の位置関係を意識することなく、簡易に組み立てることができる。また、部材に不具合が生じた場合の取り換えも容易である。
[変形例]
組立部材は、板状体のみでなく、立方体に近い形状や、少なくとも一部が平面でなく曲面や湾曲部を備えることであってもよい。各組立部材の大きさ・形状はすべて同一でなく、異なっていても本実施の形態の係止具Hの効果を奏することができる場合があり、広くそのような組み合わせが適用可能である。
また、切欠き部の数もさらに多く任意の位置に形成されることであってもよく、それに応じて係止部となる柱状部分が複数起立することであってもよい。
また、係止具Hの大きさはコートなどを係止できる大型のものに限らず、積み木やブロックのような小型のものに適用されてもよい。
また、各組立部材や各係止部材は接着剤や糊、その他のネジ等により固着されてもよく、また単に嵌め合わされているのみであってもよい。
組立部材は、板状体のみでなく、立方体に近い形状や、少なくとも一部が平面でなく曲面や湾曲部を備えることであってもよい。各組立部材の大きさ・形状はすべて同一でなく、異なっていても本実施の形態の係止具Hの効果を奏することができる場合があり、広くそのような組み合わせが適用可能である。
また、切欠き部の数もさらに多く任意の位置に形成されることであってもよく、それに応じて係止部となる柱状部分が複数起立することであってもよい。
また、係止具Hの大きさはコートなどを係止できる大型のものに限らず、積み木やブロックのような小型のものに適用されてもよい。
また、各組立部材や各係止部材は接着剤や糊、その他のネジ等により固着されてもよく、また単に嵌め合わされているのみであってもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、各構成部分の大きさや位置・数・形状を含む種々の変更が加えられて実施されてよい。
H 係止具
P 組立部材
K 帽子
11〜15 切欠き部
11a〜15a 略円形(切欠き部の最奥部)
P 組立部材
K 帽子
11〜15 切欠き部
11a〜15a 略円形(切欠き部の最奥部)
Claims (5)
- それぞれ組立部材からなる脚部と係止部とを備える係止具であって、
前記組立部材は、平面視における上下方向の一方側に少なくとも1箇所の第1の切欠き部が形成され、前記上下方向の他方側に少なくとも2箇所の第2の切欠き部が形成され、平面視における左右方向の少なくとも一方側に少なくとも1箇所の第3の切欠き部が形成され、
少なくとも2つの前記組立部材に対して少なくとも1つの前記組立部材が架け渡されてなる前記脚部は、前記少なくとも2つの前記組立部材にそれぞれ形成された天面側に位置する前記第1の切欠き部と、前記少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第2の切欠き部とを嵌合して形成され、
さらなる少なくとも1つの前記組立部材からなる前記係止部は、前記さらなる少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第3の切欠き部と、前記架け渡された少なくとも1つの組立部材の天面側に位置する前記第1の切欠き部とを嵌合して形成され、
前記係止部に被係止体を係止させることを特徴とする係止具。 - 前記組立部材はすべて略同一形状であることを特徴とする請求項1記載の係止具。
- 前記第3の切欠き部が形成された前記左右方側のいずれかと対向する他方側に少なくとも1箇所の第4の切欠き部が形成され、
前記係止部は、順に追加される少なくとも1つの前記組立部材に形成された底面側に位置する前記第3の切欠き部と、すでに前記係止部をなす最も天面側の前記組立部材に形成された天面側に位置する前記第4の切欠き部とを嵌合して積み重ねて形成可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の係止具。 - 前記係止部をなす前記組立部材に形成された前記切欠き部に、係止部材を嵌挿して前記被係止体を係止させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の係止具。
- 前記組立部材に形成された前記切欠き部の最奥部は略円形に形成されることを特徴とする請求項4記載の係止具。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4971238U (ja) * | 1972-09-29 | 1974-06-20 | ||
JPS5524112U (ja) * | 1978-08-04 | 1980-02-16 | ||
JPH09187580A (ja) * | 1995-12-27 | 1997-07-22 | Tsun Chee-Chin | あらゆる方向に組み立て可能な立体積木 |
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JPS4971238U (ja) * | 1972-09-29 | 1974-06-20 | ||
JPS5524112U (ja) * | 1978-08-04 | 1980-02-16 | ||
JPH09187580A (ja) * | 1995-12-27 | 1997-07-22 | Tsun Chee-Chin | あらゆる方向に組み立て可能な立体積木 |
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