JP5264933B2 - 軌道角運動量を伴う光を用いる核磁気共鳴分光学 - Google Patents
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Description
− 光源をオンにするステップと、
− 上記光に軌道角運動量をもたらすステップと、
− 軌道角運動量を搬送する集束された光ビームを得るステップと、
− 上記サンプルの核磁気分極性を得るため、軌道角運動量を搬送する上記焦束された光ビームを用いて上記サンプルを順次照射するステップと、
− 上記照射から生じる自由誘導減衰信号を得るステップであって、上記自由誘導減衰信号が上記サンプルの特徴を搬送する、ステップとを有する。
− 光源と、
− 軌道角運動量を光にもたらす手段と、
− 上記サンプルを収容する容器と、
− 集束された光ビームを得る手段と、
− 上記サンプルの核磁気分極性を得るため、軌道角運動量を搬送する上記焦束された光ビームを用いて上記サンプルを順次照射する手段と、
− 上記照射から生じる自由誘導減衰信号を検出する手段であって、上記自由誘導減衰信号が上記サンプルの特徴を搬送する、手段とを有する。
−電子状態が、飽和したスピン状態に達する;
−(分子の質量中心の周りの)分子の角運動量が、入射光の伝搬軸に沿って増加する、及び方向付けられる;及び
−分子(電子及び核子を含む)に関連付けられるすべての磁気磁子歳差運動が、入射光の伝搬軸に沿って方向付けられる、という事実に基づかれる。
と同じくらいの大きさである。これは、円筒状のレンズにより焦束される楕円ガウス分布ビームにより得られる。
は、複素数zの実部、虚部及び絶対値である。
は、デカルト座標系(Oxyz)に対する線形独立単位ベクトルである。
は、デカルト座標系(Oρθz)に対する線形独立単位ベクトルである。
は、円筒状の座標系におけるその線形成分を持つインデックスmのベクトルであり、
が成り立つ。
は、
である。cは、真空における光速である。
は、Plank定数(h/2π)である。
は、電磁気ポテンシャルベクトルである。
は、電磁気ポテンシャルベクトル分極である。
は、電場強度ベクトルである。
は、磁場強度ベクトルである。νは、周波数である。λは、波長(c/ν)である。ωは、角周波数2πλである。
は、波動ベクトル
であり、
が成り立つ。iは、複素単位
である。
は、z=0でのビーム半径(ウエスト)である。zRは、Raileight範囲、即ち、ビーム断面領域が2倍になる距離zである。w(z)は、ビーム半径
である。
は、xで評価されるパラメータkを持つn次のオーダーの一般化されたラゲール多項式であり、
が成り立つ。
は、オーダーl及びパラメータpのラゲールガウス電磁波に関連付けられるベクトルである。
は、電荷mnを持つ粒子に関するボーア磁子である。
(マクスウェルの式から得られる)ポテンシャルベクトル
に対する古典的な電磁波動方程式は、
であり、ここで
が成り立つ。空間におけるヌル電荷分布
を仮定すると、対応する電磁場強度は、
となる。
を弁護する(plead for)。ラゲールガウスビームに対して、(1:4)の解は、
であり、ここで、
は、正常化定数であり、
が成り立つ。
は、
に対して0であり、
に対して唯一の最大を持つ。任意の点での値は、1/w0に比例する。この関数は、電磁波の(w0及びl以外の)任意の物理パラメタに依存しない。図2は、
に関するプロットを与える。この図では、
及びw0=1である。lの増加は、
と共にビームウエストの増加をもたらす。
である。lが一定に保たれ、pがポジティブな実数として増加する場合、関数
は、増加する数の局所極値点を持つ。図3は、曲線ファミリーをプロットする。ここで、
である。このグラフに対して、関数
は、
へと正規化された。大きいpの原点に向かってグラジエントが増加し、同様に、ピーク間の距離が減少する点は興味深い。これは、小さなRに対するより高磁場のグラジエントだけでなく、連続的なピークに対する磁場の意味における変化を記録する。
となる。ここで、
である。等方的な線形媒体における伝搬に関して、電場強度は、
に平行なベクトルである。これは、磁場強度にはあてはまらない。
に平行な
を考えることにする。円筒状の座標において、
が得られ、ここで、
となる。円筒状の座標におけるグラジエント演算子は、
である。
方向成分であり、これは、(平面波に関する)ビーム伝搬に沿ってポテンシャルベクトルの空間導関数に比例する。もう1つは、
方向成分であり、これは、ビーム伝搬の軸に関する。この成分は、ビーム伝搬周辺のポテンシャルベクトルの角変化に比例する。ポインティングベクトルは、ビーム伝搬軸の周りで回転する。
は、時間独立である。これも、lと共に線形であり、従って、ビーム伝搬軸の周りの電磁気エネルギ流は、lに比例して増加する。光と相互作用する分子に移される回転エネルギは、lと共に増加する。λ/w0が異なるlに関して一定に保たれる場合、これが成立する。
の大きさは、小さなw0に関してより高い値に達する。これは、しっかりと焦束されたビームに関して、前述の依存性の観測をより容易にする。
ねじれたビームと物質との相互作用におけるOAMの出現が、理論的に調査された。これは、光誘発トルクが原子の回転運動を制御するために使用されることができるという予測をもたらした。OAMが規定される軸の選択とは独立して、OAMが、全てのタイプの方位角の位相ベアリング光の固有の特性であることが示された。ねじれたビームOAMの係合は、固有及び外部の相互作用、即ち電子移行に関連する相互作用及び質量運動の中心に関連する相互作用の観点から分類されることができる。
ここでは、nmolの粒子から作られる分子を考える。質量はmnであり、電荷はenであり、線形運動量は
であり、スピンは
であり、ここで
である。ne個の電子とnmol−ne個の核子とを持つ。
であり、線形運動量は
であり、軌道角運動量は
である。上述したように、参照フレームの原点は、光ビームのビームウエストで選択される。
から最終状態
までの分子の移行レートが表されることになる。これにより、この移行に対する軌道角運動量の貢献が強調される。フェルミ黄金律によれば、移行レートWfi(分子当たりの秒当たりの移行)は、
である。
に対する行列要素を表してみる。分子光系のハミルトン関数は、
であり、ここで、
VNN:核子に関する総相互作用エネルギであり、
VNE:総電子核子相互作用エネルギであり、及び、
VEE:電子に関する総相互作用エネルギである。
とは独立しており、光ビームに依存しない。式(3:3)に示される式Hn(t)は、分子を構成する各粒子と光との高エネルギな相互作用を説明する。光と相互作用している粒子nに関するハミルトン関数は、
である。
は、この問題には関係がない。ここで、
(電子に関して、μnは、「ボーア磁子」を表す)を用いて、その量子演算子
で線形運動量ベクトルを置換することにより、ハミルトン関数は、
と変形される。
を与え、ここで、
及び
となる。初期条件は、相互作用の前に、分子が状態
にあり、最終的な状態
は占有されていない、即ち
と仮定される。それらを(3:9)で置換すると、
(δka:クロネッカーシンボル)及び
が得られる。
は、摂動したハミルトン関数に関連付けられる時間独立の演算子である。(3:9)及び(3:15)から、移行確率の値が、
として見つけられることができる。h.c.は、移行マトリックスの複素高調共役であり、
である。
を超えるとき、光子吸収が発生する。この条件は、h.c.項をゼロにする。吸収に関する移行確率は、
に比例する。(3:17)における指数関数積分の絶対値が、ωbaの近くの周波数を除けばおよそヌルであることを観測することにより、この式が更に簡略化されることができる。以前の式における行列要素は、ωの周りでのみ、ωbaの周りでのみ意味ある値を持ち、
が成り立つ。
− 大きいw0に関しては、
となる。
− 小さいw0に関しては、
となる。
−
の最大は、
に対して
で発生する。
−
の最大は、
に対して
で発生する。
は、光ビーム
の方向に平行な動力学的運動量
成分とOAMを搬送する光との相互作用が存在することを示す。この相互作用は、光lのOAMに比例し、低いρn(回折限界エアリーディスクの最小に近いビームウエスト)に対して、より起こりやすい。同じコメントは、電子磁子を持つ光搬送スピン
の相互作用に関してもあてはまる。
及び
は、
及び
に比例する項を含む。これは、これらの係数が小さなRn及びρnに関してより高い値に達することを意味する。以前の部分から「最大観察可能な効果領域」基準が与えられると、遷移行列係数
及び
の最大値は、エアリーディスク半径にできるだけ近い半径を持つ光ビームを用いて得られる。
光搬送スピン
及びOAMlは、分子により吸収される。角運動量が保存された量であるので、この系(放射線及び物質)の総角運動量は、放射線の吸収及び放出の間、変化されることができない。従って光子が原子又は分子により吸収されるとき、その角運動量は、原子に移されなければならない。結果として生じる原子の角運動量は、その初期角運動量と吸収される光子の角運動量とのベクトル和に等しい。
上記により、OAMの可能性が理論的に示された。即ち、図4に示されるOAM回転移行を可能にする分子相互作用を示した。相互作用が光ビームにより搬送されるOAMの値に比例することも示された。
これらは「準移行」の場合である。準移行では、光子は、軌道と相互作用するが、励起された分子状態を生み出すのに十分なエネルギを持たない。光子は、ほぼ同時に分子により吸収及び放出される(短「準状態」寿命)。これらは、入射する及び放出された光子運動量及びエネルギ内での変化である(例えば、ラマン後退散乱)。従って、OAMを持つ光は同様に透明な分子と相互作用することになる。これにより、光子角運動量が、分子の回転運動量に移される。
図5は、本発明の教示による流体を解析するための例示的なセットアップを示す。この白色光は、HP水銀、100Wの白色光源501を用いて生成され、ビームの直径がおよそ1mmであるよう平行化される。コリメート光、即ちビームは、ビームエキスパンダ(1:20)503に送られる。ビームエキスパンダ503と光源501との間に、ここでは回転輪である機械的なシャッタ505が存在する。シャッタの開口部に同期化される電気信号が生成されることができる。手動シャッタ507も存在するが、機械的なシャッタ505は、動作可能である。測定が「暗い」状態で実行される間、このシャッタは光をブロックする。一方、全体のシステムは、「明るい」状態で作動する。すべての測定された状態に関して同じノイズ環境を維持することが要求される。ビームエキスパンダ503を通過した後、光は、4分の1の波長板511が後に続く直線偏光子509を用いて円形偏光される。
のOAMを搬送するLGビームを生み出す。
データ取得セットアップに関するまとめが、表2に与えられる。取得時間及びサンプル数は、流体サンプル内に存在する化学種の決定を求める実験において改善される。コンセプトの証明のためには、上述されたセットアップで十分である。なぜなら、それが、OAMを持つ光により照射されるサンプルに対するFIDスペクトルと、OAMなしの(l=0)光により照射されるサンプルと、何ら光により照射されない(垂直なB磁場はそれでも存在)サンプルとの間の明確な差を示すからである。
上述のセットアップは、
のスピン及びOAMを持つ光で照射されるサンプルの磁気FIDの取得、及び照射されていないサンプルから生じる同じFIDをそのFIDと比較することを可能にする。最後の場合は不必要に思われるかもしれない。なぜなら、分極されていないサンプルのFIDは、取得システムのノイズレベル以下の振幅を生み出すからである。しかしながら、照射されたサンプルと「暗い」サンプルとの間の差を生成することは、すべてのエルゴード的環境ノイズ源を減らすために有益である。同様に、「暗い」測定は、手動シャッタ507を閉めることによってのみ実行される(光源及び機械的なシャッタ505は、「暗い」測定の間でも作動し続ける)。
Claims (15)
- 分子を含むサンプルを解析する方法において、前記解析が、核磁気共鳴分光学に基づかれ、前記方法が、
光源をオンにするステップと、
軌道角運動量を光にもたらすステップと、
軌道角運動量を持つ集束された光ビームを得るステップと、
前記サンプルの核磁気分極性を得るため、軌道角運動量を持つ前記集束された光ビームを用いて前記サンプルを順次照射するステップと、
前記照射から生じる自由誘導減衰信号を得るステップであって、前記自由誘導減衰信号が前記サンプルの特徴を含む、ステップとを有する、方法。 - 前記光ビームが、スピン角運動量も持つ、請求項1に記載の方法。
- 前記自由誘導減衰信号が、前記照射を止めた後に得られる、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記分子の磁子が、前記サンプルの前記照射から生じる第1の方向に整列配置する、請求項1乃至3のいずれかに記載の方法。
- 前記光ビームに基本的に垂直な磁場、特定の核と非常に相互作用するよう調整された無線周波数磁場、及び/又は第2の方向へと前記磁子を再整列させるために前記光ビームを回転させる第2の光ビーム、の少なくとも1つを前記サンプルに順次適用するステップを更に有する、請求項4に記載の方法。
- 前記集束された光ビームを取得するステップが、前記光パルスを分散させるステップと、回折光線を得るため前記分散された光パルスをフィルタリングするステップと、鏡を用いて前記ビームを方向付けるステップとを有する、請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
- 照射されたサンプルに対応する前記自由誘導減衰信号と、非照射状態のサンプルに対応する別の自由誘導減衰信号とを比較するステップを更に有する、請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
- 前記サンプルの前記核磁気分極性が、前記光により搬送される光子を吸収する前記分子により実現され、前記光の前記軌道角運動量が前記分子へ移される、請求項1乃至7のいずれかに記載の方法。
- 前記吸収の結果として、前記分子の電子状態が、飽和したスピン状態に達し、前記分子の角運動量は、前記光ビームの伝搬方向に沿って増加され、及び方向付けられ、前記分子に関連付けられる磁気磁子歳差運動が、前記光ビームの前記伝搬方向に沿って方向付けられる、請求項8に記載の方法。
- 前記自由誘導減衰信号が、前記サンプルの周りに配置されるコイルにより得られる、請求項1乃至9のいずれかに記載の方法。
- 流体解析デバイスのためのコンピュータプログラムであって、解析デバイスのコンピュータ手段でロード及び実行されるとき、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法を実現するための命令を有する、プログラム。
- 分子を含むサンプルを解析するデバイスであって、前記解析が、核磁気共鳴分光学に基づかれ、前記デバイスが、
光源と、
軌道角運動量を光にもたらす手段と、
前記サンプルを収容する容器と、
集束された光ビームを得る手段と、
前記サンプルの核磁気分極性を得るため、軌道角運動量を持つ前記集束された光ビームを用いて前記サンプルを順次照射する手段と、
前記照射から生じる自由誘導減衰信号を検出する手段であって、前記自由誘導減衰信号が前記サンプルの特徴を含む、手段とを有する、デバイス。 - 前記自由誘導減衰信号を周波数領域信号へと変換するフーリエ変換ユニットを更に有する、請求項12に記載のデバイス。
- 前記集束された光ビームを得る手段が、前記光パルスを分散させる手段と、回折光ビームを得るため前記分散した光パルスをフィルタリングする手段と、前記光ビームを方向付ける鏡とを有する、請求項12又は13に記載のデバイス。
- 前記自由誘導減衰信号を得るため前記サンプルの周りに配置される少なくとも1つのコイルを更に有する、請求項12乃至14のいずれか一項に記載のデバイス。
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