JP5259066B2 - ステント - Google Patents

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本発明は、ステントに関する。
管腔器官が狭窄した場合、管腔器官の内腔を確保するためにステントが狭窄部分に留置される。このようなステントは、管腔器官に長期にわたって留置されるものや、予め所定の期間のみ管腔の開通性を維持した後に体内から回収されて除去されるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−173469号公報
しかしながら、上記従来のステントのうち、所定の期間のみ使用されるステントを食道等の管腔器官から回収する際には、鉗子等でステントの端部を挟んで引き抜いている。そのため、ステントが管腔器官内を移動中に変形したとしても管腔器官の内壁に引っ掛かる可能性がある。また、ステントを管腔器官から回収するまでの間、ステントと管腔組織の内壁との間に摩擦力が発生するので、ステントを容易に取り出すことが困難となる。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、体内から容易に回収することができるステントを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係るステントは、素線が、少なくとも一端を自由端として一つの中心軸線まわりに複数のループを形成しながら螺旋状に巻回された筒部と、前記素線とは別体に構成され、前記中心軸線方向に隣り合う前記ループ同士の少なくとも一部の相対移動を規制してループを維持する結合部と、を備えていることを特徴とする。
この発明は、隣り合う複数のループ同士が結合部を介して中心軸線方向に並べられることによって、筒部の略円筒形状を維持させることができる。また、結合部の保持を解除することによって、自由端とされた一端を引っ張って複数のループを解いていくことができ、最終的には筒部を素線にして回収することができる。
また、本発明に係るステントは、前記ステントであって、前記結合部は、隣り合う前記ループ同士が一部で結合されるとともに、前記筒部の前記中心軸線方向の両端部に、前記筒部の前記中心軸線と平行方向に、素線が螺旋状に巻回されて、または、前記素線の編み方向に沿って交互に螺旋状に挿通されて、形成されていてもよい
この発明は、自由端とされた一端を引っ張る際に、ループ同士を離脱させることによってループを喪失させ、素線に戻すことができ、回収の際の管腔器官との摩擦力を低減させることができる。
また、本発明に係るステントは、前記ステントであって、前記結合部の接続強度が、前記素線の引張破断強度よりも小さいことを特徴とする。
この発明は、素線が断線するまでの間に結合部におけるループの接続状態を解除して、ループを解くことができる。
また、本発明に係るステントは、前記ステントであって、内視鏡用処置具にて把持可能な把持部が、前記一端に配されていることを特徴とする。
この発明は、把持部を把持することによって、自由端となった一端を容易に把持することができる。
また、本発明に係るステントは、前記ステントであって、前記素線が、周囲よりも相対的に疎とされた緩衝部を備えていることを特徴とする。
この発明は、中心軸線方向に圧縮力を受けた際、圧縮力が緩衝部に伝達したときに、緩衝部が周囲よりも容易に変形して圧縮力を吸収することができる。従って、緩衝部よりも以遠側への圧縮力の伝達が規制され、ステント全体の圧縮力が負荷された方向への移動を好適に抑えることができる。
また、本発明に係るステントは、前記ステントであって、前記一端に引張力が負荷されることによって、前記筒部が前記素線の状態に解かれることを特徴とする。
この発明は、一端を引っ張ることによって筒部を解いて回収することができる。
また、本発明に係るステントは、前記ステントであって、前記素線が樹脂からなることを特徴とする。
この発明は、素線が金属の場合よりも編み癖がつきにくく、解かれた際に周囲に引っ掛かることなく容易に回収することができる。
また、本発明に係るステントは、前記ステントであって、前記素線が、単線又は撚り線であることを特徴とする。
また、本発明に係るステントは、前記ステントであって、前記素線が、一本の糸からなり、前記筒部が、前記糸からなることを特徴とする。
本発明によれば、体内における接触面積が削減された状態で容易に回収することができる。
本発明に係る第1の実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
本実施形態に係るステント10は、単線(素線)11が編み込まれた筒部12と、単線11の一部が結合された結合部13とを備えている。なお、結合部13は、必須のものではない。
単線11の一端11aは、筒部12から延びて自由端とされている。この一端11aには、鉗子(内視鏡用処置具)Fにて把持可能な所定の大きさの球状の把持部15が配されている。単線11は、例えばナイロン、ポリプロピレン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、ポリフッ化ビニルデン、又はポリエステル等の樹脂からなる。なお、単線11の代わりに複数の単線が撚られて一本の撚り線となっていても構わない。また、把持部15は、球状に限らず他の形状でもよく、単線11を結んだもの、金属管をカシメたもの、単線11にビーズを結んだもの、単線11を溶かして玉状にしたもの、単線11の素材とは異なる素材を結合したもの、単線11を切断して端末処理をしない状態のままのもの、X線不透過剤からなるもの等、何れのものでも構わない。
筒部12は、単線11が丸編み(緯編み)されて形成されている。即ち、ループ状の編目16を形成しながら螺旋状に連続して配され、中心軸線C方向に隣接する別の編目と径方向に交互に絡み合ってループ形状が維持されるように形成されている。そのため、ステント10は、外力が負荷されないときには内径が略一定の大きさとなっている。ただし、ステント10の中心軸線C方向に引張力が負荷された場合には、各編目16が縮径し、これに伴い、ステント10全体の径も小さくなる。
各編目16にはループを広げようとする拡開力が生じており、筒部12の円筒状態が維持されている。この際、この拡開力に対する摩擦力が各編目16に生じている。この摩擦力は、単線11の引張強度に相当する力よりも小さく、かつ、所定の場所にステント10を留置するまでの間に作用される外力よりも大きい。
結合部13は、筒部12の両端に周方向に配されており、編目16が解けないように塗布された樹脂又は接着剤等で構成されている。なお、単線11を熱溶着させて結合部を形成させても構わない。このときの結合力は、単線11の引張破断強度よりも小さく、さらには、鉗子F等を介して把持部15を引っ張る際の引張力よりも小さい。そのため、単線11を引っ張ることにより容易に分離可能となる。なお、結合部は、中心軸線Cに沿って直線状に形成されていても構わない。
ここで、このステント10は、図示しない円柱部材の周りに単線11を巻きつけながら丸編みされて筒部12が形成された後、筒部12の両端に樹脂又は接着剤を塗布して結合部13を形成させることによって製造される。
次に、本実施形態に係るステント10の作用について、図示しない食道内の狭窄部分に留置されたステント10を回収する場合を例として説明する。
まず、内視鏡Eの挿入部Iをステント10が留置された場所まで挿入する。次に、挿入部IのチャンネルCHに透明部材からなる管状のアウター部材Oを挿入して、挿入部Iの先端から所定の長さで突出させる。
そして、チャンネルCHに挿入した鉗子Fをアウター部材Oの先端から突出させ、内視鏡Eで鉗子Fを観察しながら、鉗子Fで把持部15を把持する。この状態のまま、結合部13の結合力よりも大きい力で鉗子Fをアウター部材O内に引き込む。この結果、把持部15を介して単線11の一端11aがアウター部材Oに引き込まれる。そして、アウター部材Oの先端が結合部13における接着剤を剥がしながら丸編みされた筒部12の編目16を順に解いていく。
こうして、筒部12が一本の単線状態となってアウター部材O内に引き込まれ、チャンネルCHを介してステント10が回収される。
このステント10によれば、自由端とされた単線11の一端11aを引っ張ることにより、筒部12を容易に解くことができる。そして、最終的に単線11まで解いた状態で回収することができ、体内から容易に回収することができる。
また、結合部13が配された箇所では、多少の外力が負荷されても編目16間の相対距離が変化せず筒部12の形態を保持させることができる。そのため、筒部12の形態を維持させながら、ステント10を狭窄部位まで供給することができる。この際、丸編み状態を維持するための力が、単線11の引張強度に相当する力よりも小さい。そのため、単線11を引っ張った際、単線11が断線するまでの間に結合部13における編目16の接続状態を解除して、編目16を解くことができる。
さらに、単線11が樹脂なので、単線11が金属の場合よりも編み癖がつきにくく、解かれた際に周囲に引っ掛かることなく容易に回収することができる。
また、把持部15が配されているので、鉗子Fで把持部15を把持して引っ張ることによって、容易に筒部12を解くことができる。
次に、第2の実施形態について図4から図7を参照しながら説明する。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係るステント20が、図4に示すように、一本の単線11が両端を自由端として一つの中心軸線Cまわりに複数のループ21を形成しながら螺旋状に巻回されて形成された筒部22を備えているとした点である。
結合部23は、ループ21の一部が中心軸線Cと平行に熱溶着されて形成されており、中心軸線C方向に隣り合うループ21同士の相対移動を規制してループ21の形状を維持している。ただし、このときの結合力は、第1の実施形態と同様の範囲の結合力となっている。そのため、単線11を引っ張ることにより容易に分離可能となる。なお、熱溶着の代わりに、第1の実施形態と同様に接着剤にて接続させてもよく、溶剤で溶かして接着しても構わない。
単線11の両端には、把持部15がそれぞれ設けられている。なお、図5に示すように、単線11の一端11aに接続部25を介して別の接続線部を経由して把持部15が接続されていても構わない。
ここで、このステント20は、図示しない円柱部材の周りに単線11を螺旋状に巻きつけて複数のループ21を有する筒部22を形成した後、中心軸線Cと平行にループ21の一部を熱溶着して結合部23を形成させることによって製造される。
次に、本実施形態に係るステント20の作用について、第1の実施形態と同様に食道内の狭窄部分に留置されたステント20を回収する場合を例として説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、図示しない内視鏡の挿入部をステント20が留置された場所まで挿入して、図示しないアウター部材を挿入部の先端から所定の長さで突出させる。
そして、鉗子をアウター部材の先端から突出させて把持部15を把持する。この状態のまま、結合部23の結合力よりも大きい力で鉗子をアウター部材内に引き込む。
この際、アウター部材の先端に筒部22の端部が当接された状態で結合部23における接着剤が剥がされ、先端側のループ21から順に解かれていく。
こうして、筒部22が一本の単線状態となってアウター部材内に引き込まれ、チャンネルを介してステント20が回収される。
このステント20によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。特に、隣り合う複数のループ21同士が中心軸線C方向に並べられた状態で結合部23によってループ21が保持されているので、略円筒形状を好適に維持させることができる。また、結合部23の保持を解除することによって、自由端とされた一端11aを引っ張って複数のループ21を順に解いていくことができ、最終的には単線の状態で回収することができる。
次に、第3の実施形態について図8から図10を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、本実施形態に係るステント30の筒部31が、フレーム32に単線11が螺旋状に巻回されて構成されているとした点である。
フレーム32は、図8に示すように、互いに離間して設けられた二つの円環部33A,33Bと、円環部33A,33Bの中心に対して対称位置となる周縁部に接続されて、円環部33A,33Bをともに中心軸線C上に並行させる細長の帯状部34A,34Bとを備えている。フレーム32は、図示しない内視鏡のチャンネル内に引き込んだ際に、形態を変えてチャンネル内に引き込み可能な大きさとなっていてもよい。
単線11は、帯状部34A,34Bの外周側に巻回されて結合されている。このときの結合力は、第2の実施形態における結合部23と同様の範囲の大きさとなっている。そのため、単線11を引っ張ることにより、単線11と帯状部34A,34Bとが容易に分離される。
なお、図9に示すように、円環部33Bのないフレーム35を備えたステント36でもよく、図10に示すように、円環部33Aもなく互いに平行に配された帯状部34A,34Bのみのフレーム37を備えたステント38でも構わない。
ここで、このステント30は、フレーム32の周りに単線11が螺旋状に巻回されて複数のループ21が形成された筒部31とした後、帯状部34A,34Bと接するループ21の一部を帯状部34A,34Bと結合することによって製造される。
次に、本実施形態に係るステント30の作用について、第1の実施形態と同様に食道内の狭窄部分に留置されたステント30を回収する場合を例として説明する。
第2の実施形態と同様にして、留置されたステント30の把持部15を図示しない鉗子により把持する。この状態のまま、ループ21と帯状部34A,34Bとの結合力よりも大きい力で鉗子をチャンネル内に引き込む。
この際、接着剤が剥がされ、先端側のループ21から順に解かれて単線11状態となって図示しないアウター部材内に引き込まれる。ここで、フレーム32は、単線11と同様にチャンネル内に挿入して回収してもよく、鉗子で把持しながら内視鏡を抜去する際に一緒に回収してもよい。
このステント30によれば、フレーム32を備えているので、円筒形状をより好適に維持することができる。
次に、第4の実施形態について図11から図14を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第4の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、本実施形態に係るステント40の筒部41が、図11に示すように、単線11が周囲よりも相対的に疎巻きとされた緩衝部41Aを備えているとした点である。
このステント40は、中心軸線Cに沿って緩衝部41Aを挟んで、先端部41B及び基端部41Cを備えている。先端部41B及び基端部41Cにおける単線11は、緩衝部41Aよりも相対的に密巻きにされている。
先端部41Bは、基端部41Cよりも軸方向に長く形成されている。このため先端部41Bよりも基端部41Cのほうが軽くなっている。これは、ステント40の基端部41C側が食道内で近位側となるようにステント40が留置された際、食物等が基端部41Cに当接しても、ステント40全体が胃のほうに移動する前に、基端部41Cのみが当該方向に移動するようにさせるためである。なお、緩衝部41Aは、基端部41Cが移動しても先端部41Bに当接しないように撓むことができるような所定の長さとなっている。
このステント40によれば、食道内に配された際、食物等が食道内に挿入されて基端部41Cを押圧した際、基端部41Cが先端部41B側に移動して緩衝部41Aを撓ませることによって、基端部41Cが受けた圧縮力を緩衝部41Aが吸収することができる。そのため、先端部41Bの胃側への移動を規制することができる。
なお、図12に示すように、基端部42Cも緩衝部42Aと同様に、単線11が先端部42Bに対して相対的に疎巻きされた筒部42を有するステント43であっても構わない。
また、図13に示すように、第1の実施形態と同様に単線11が丸編みされた筒部45を備えたステント46であってもよい。この場合、緩衝部45Aでは、先端部45B及び基端部45Cよりも編目45aが中心軸線C方向に延びるように単線11が編み込まれている。
さらに、図14に示すように、基端部47Cの内径及び外径が緩衝部47A側から端部側に向かって漸次拡径されて形成された筒部47を備えたステント48であってもよい。なお、先端部47Bの径は一定となっている。この場合、基端部47Cの拡径された端部から内部への食物等の誘導が容易となるので、食物等がステント48に引っ掛かってしまう場合が減少してステント48全体の胃側への移動をより好適に抑えることができる。
次に、第5の実施形態について図15及び図16を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第5の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係るステント50の筒部51が、図15に示すように、矩形状の横編み組織(緯編み組織)52と、横編み組織52を筒状に巻回した形状を維持する繋部53とを備えているとした点である。
筒部51は、横編み組織52の編み方向C1に沿った辺52a,52bが対向するように筒状に巻かれて形成されている。把持部15は、横編み組織52を構成する単線11の両端11a,11bにそれぞれ配されている。
繋部53は、単線11と同様の素材からなる単線であって、編み方向C1に沿った辺52a,52bにそれぞれ並んで配された編目55に対して、編み方向C1に沿って交互に螺旋状に挿通されて設けられている。なお、繋部は、単線11の代わりに複数の単線が撚られた一本の撚り線であってもよい。繋部53の両端53a,53bには、編目55よりも大きい形状の留め部56が設けられている。
なお、ステント60の筒部61が、図16に示すように、横編み組織52の編み方向C1と直交する方向C2に沿った辺52c,52dが対向するように筒状に巻かれて形成されているとしてもよい。
この場合、繋部53は、直交する方向C2から交互に螺旋状に挿通するようにして設けられている。
次に、本実施形態に係るステント50の作用について、第1の実施形態と同様に食道内の狭窄部分に留置されたステント50を回収する場合を例として説明する。
第1の実施形態と同様にして図示しないアウター部材から図示しない鉗子を突出させる。そして、観察しながら留置されたステント50の先端側の留め部56を鉗子で切断する。次に、基端側の留め部56を鉗子で把持して図示しないチャンネル内に引き込むようにして繋部53を引き抜く。これにより、横編み組織52が展開可能な状態となる。
続いて、把持部15を鉗子で把持して、第1の実施形態と同様の力で図示しないチャンネル内に引き込む。
この際、中心軸線Cに沿って編目16,55が順次解かれて単線11状態となり、アウター内に引き込まれる。
このステント50によれば、第1の実施形態に係るステント10よりも製造コストを低減させながら、第1の実施形態に係るステント10と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、ステントの一端から他端に向かってステントの内径及び外径が略同一に形成されているとしているが、内径、又は、内径及び外径が、ステントの一端から他端に向かって漸次拡径されたものとしても構わない。
また、単線11が丸編み又は横編みされて筒部としているが、これに限らず、編目が横方向に連続して形成されており、構成する素線を引き抜くことによって編目を解くことができる緯編みであればよく、平編、ゴム編、パール編等の編み方でも構わない。また、図17に示すように、ループとして単線11を蛇行させたものを螺旋状に巻回したステント70でもよい。
また、ループ21の形状は、円形に限らず、図18に示すように、矩形状のステント71や、図19に示すように、正方形状のステント72や、図20に示すように、三角形状のステント73や、図21に示すように、多角形状のステント74であっても構わない。さらに、図17に示す編み方をしたものでも、図22に示すように、多角形状のステント75として構わない。また、ループ径が中心軸線C方向に略均一なものに限らず、図23及び図24に示すように、ループ径が漸次変化したステント76,77であってもよく、図25に示すように、両端側と中心部側とで径が異なるステント78であっても構わない。
本発明の第1の実施形態に係るステントを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るステントの作用を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るステントの作用を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントを示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの変形例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの作用を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの作用を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るステントを示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るステントの変形例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るステントの変形例を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係るステントを示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係るステントの変形例を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係るステントの変形例を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係るステントの変形例を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係るステントを示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係るステントの変形例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの変形例を示す(a)平面図、(b)側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの変形例を示す(a)平面図、(b)側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの変形例を示す(a)平面図、(b)側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの変形例を示す(a)平面図、(b)側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの変形例を示す(a)平面図、(b)側面図である。 図17に示すステントのさらなる変形例を示す(a)平面図、(b)側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの変形例を示す(a)平面図、(b)側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの変形例を示す(a)平面図、(b)側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの変形例を示す(a)平面図、(b)側面図である。
符号の説明
10,20,30,36,37,40,43,46,48,50,60,70,71,72,73,74,75,76,77,78 ステント
11 単線
12,22,31,41,42,45,47,51,61 筒部
13,23 結合部
15 把持部
21 ループ
41A,42A,45A,47A 緩衝部

Claims (9)

  1. 素線が、少なくとも一端を自由端として一つの中心軸線まわりに複数のループを形成しながら螺旋状に巻回された筒部と、
    前記素線とは別体に構成され、前記中心軸線方向に隣り合う前記ループ同士の少なくとも一部の相対移動を規制してループを維持する結合部と、
    を備えていることを特徴とするステント。
  2. 前記結合部は、隣り合う前記ループ同士が一部で結合されるとともに、前記筒部の前記中心軸線方向の両端部に、前記筒部の前記中心軸線と平行方向に、素線が螺旋状に巻回されて、または、前記素線の編み方向に沿って交互に螺旋状に挿通されて、形成されていることを特徴とする請求項に記載のステント。
  3. 前記結合部の接続強度が、前記素線の引張破断強度よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載のステント。
  4. 内視鏡用処置具にて把持可能な把持部が、前記一端に配されていることを特徴とする請求項1に記載のステント。
  5. 前記素線が、周囲よりも相対的に疎とされた緩衝部を備えていることを特徴とする請求項1からの何れか一つに記載のステント。
  6. 前記一端に引張力が負荷されることによって、前記筒部が前記素線の状態に解かれることを特徴とする請求項1からの何れか一つに記載のステント。
  7. 前記素線が樹脂からなることを特徴とする請求項1からの何れか一つに記載のステント。
  8. 前記素線が、単線又は撚り線であることを特徴とする請求項1からの何れか一つに記載のステント。
  9. 前記素線が、一本の糸からなり、
    前記筒部が、前記糸からなることを特徴とする請求項に記載のステント。
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