JP5258619B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5258619B2
JP5258619B2 JP2009041840A JP2009041840A JP5258619B2 JP 5258619 B2 JP5258619 B2 JP 5258619B2 JP 2009041840 A JP2009041840 A JP 2009041840A JP 2009041840 A JP2009041840 A JP 2009041840A JP 5258619 B2 JP5258619 B2 JP 5258619B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
air
air passage
adsorption
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009041840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010196965A (ja
Inventor
啓三 福原
猛 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009041840A priority Critical patent/JP5258619B2/ja
Publication of JP2010196965A publication Critical patent/JP2010196965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5258619B2 publication Critical patent/JP5258619B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、高性能な除湿機能を有する空気調和装置に関するものである。
従来から、除湿機能を有する空気調和装置が存在している。そのような空気調和装置として、圧縮機、凝縮器、絞り装置及び蒸発器で構成した冷媒サイクルを備えるとともに、吸着特性の異なる吸着剤を用いた2つのハニカムローター(第1の水分吸着手段、第2の水分吸着手段)を空気の流れに対して直列に配置するようにしたものが存在する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2008−224074号公報(段落[0042]〜[0047]、第4図)
上記のような空気調和装置では、2つの水分吸着手段の回転数が同一に設定されていた。双方の水分吸着手段で最大限の能力を発揮させるためには、2つの水分吸着手段それぞれの回転数を考慮する必要があり、この点で改善の余地があった。また、上記のような空気調和装置では、第1の水分吸着手段で水分とともに吸着された空気が、水分吸着の際に発生する吸着熱により温度上昇し、相対湿度が低下する。空気の相対湿度が低くなると、吸着剤による除湿量が低下することになる。第2の水分吸着手段で十分に除湿するためには、第1の水分吸着手段から供給される空気の相対湿度を考慮する必要があり、この点でも改善の余地があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、第1水分吸着手段及び第2水分吸着手段のそれぞれが高い能力を発揮し、除湿能力を向上可能にした空気調和装置を提供することを第1の目的としている。また、第1の目的に加えて、第1水分吸着手段で水分とともに吸着された空気の相対湿度を上昇させ、第2水分吸着手段でも十分な吸着性能を発揮できるようにした空気調和装置を提供することを第2の目的としている。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置及び冷却器が直列に接続される冷凍サイクルと、前記冷却器が風上側に配置された水分吸着風路と、前記凝縮器が風上側に配置された水分脱着風路と、吸着剤が担持され、前記水分吸着風路と前記水分脱着風路とに跨るように回転自在に配置されており、回転することで前記水分吸着風路に位置する領域と前記水分脱着風路に位置する領域とが変更する2つの水分吸着手段と、を有し、前記2つの水分吸着手段が、空気の流れ方向に直列に配置された第1水分吸着手段と第2水分吸着手段とで構成され、前記第1水分吸着手段及び前記第2水分吸着手段は、それぞれの周辺空気に応じて回転速度及び回転方向が決定され、前記第1水分吸着手段の回転と前記第2水分吸着手段の回転とが、それぞれ個別に実行されることを特徴とする。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置及び冷却器が直列に接続される冷凍サイクルと、前記冷却器が風上側に配置された水分吸着風路と、前記水分吸着風路に取り込んだ空気を前記冷却器側に戻らないようにする吸着側風路仕切と、前記凝縮器が風上側に配置された水分脱着風路と、前記水分脱着風路に取り込んだ空気を前記凝縮器側に戻らないようにする脱着側風路仕切と、吸着剤が担持され、前記水分吸着風路と前記水分脱着風路とに跨るように回転自在に配置されており、回転することで前記水分吸着風路に位置する領域と前記水分脱着風路に位置する領域とが変更する2つの水分吸着手段と、金属材料で構成され、前記2つの水分吸着手段の間の連通路を形成する連通管と、を有し、前記吸着側風路仕切が前記水分吸着風路における前記連通管の風下側端部に、前記脱着側風路仕切が前記水分脱着風路における前記連通管の風下側端部に、それぞれ設けられており、前記水分吸着風路における前記連通路を流れる空気と前記冷却器出口の空気とで熱交換させ、前記水分脱着風路における前記連通路を流れる空気と前記凝縮器出口の空気とで熱交換させることを特徴とする。
本発明に係る空気調和装置によれば、第1水分吸着手段及び第2水分吸着手段の回転を個別に実行できるので、第1水分吸着手段及び第2水分吸着手段のそれぞれが高い能力を発揮し、除湿能力を向上することができる。
本発明に係る空気調和装置によれば、第1水分吸着手段で水分とともに吸着された空気の相対湿度を上昇させ、第2水分吸着手段でも十分な吸着性能を発揮できるようになる。
実施の形態1に係る空気調和装置の構成を模式的に示す概略構成図である。 第1ローター及び第2ローターを模式的に示す斜視図である。 第1ローター及び第2ローターに担持する吸着剤の等温吸着線の一例を示すグラフである。 第1ローター及び第2ローターに担持する吸着剤の特性例を示すグラフである。 第1ローター及び第2ローターでの水分の吸脱着を説明するための説明図である。 ローターの回転(方向/速度)により発生する効果を説明するための説明図である。 ローターの周囲環境(温度/相対湿度)に対するローターの回転MAPを示すグラフである。 メソポーラス無機材料での吸着速度を説明するためのグラフである。 第1ローターの回転速度と第2ローターの回転速度とを変化させた場合の水分吸着量を示すグラフである。 実施の形態2に係る空気調和装置の構成を模式的に示す概略構成図である。 吸着側風路仕切に第1断熱材を、脱着側風路仕切に第2断熱材を、それぞれ設けた状態を模式的に示す概略構成図である。 連通管にフィンを取り付けた状態を模式的に示す概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の構成を模式的に示す概略構成図である。図1に基づいて、空気調和装置100の構成について説明する。この空気調和装置100は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用して、冷房運転又は暖房運転を実行できるものである。併せて、空気調和装置100は、除湿運転を実行できるようになっている。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、空気調和装置100は、圧縮機1、凝縮器2、絞り装置3及び冷却器4が直列に配管接続された冷凍サイクルと、2つの水分吸着手段(第1ローター7、第2ローター8)と、を有している。また、本体50内には、吸脱着風路仕切9によって2つの風路(吸着風路20、脱着風路21)が形成されている。凝縮器2が脱着風路21の風上側に、冷却器4が吸着風路20の風上側に、第1ローター7及び第2ローター8が2つの風路に跨るように、それぞれ配置されている。なお、吸着風路20には、冷却器4を通過した空気が2つの水分吸着手段にバイパスしてしまうのを防ぐ吸着側風路仕切10が設けられている。また、脱着風路21には、凝縮器2を通過した空気が2つの水分吸着手段にバイパスしてしまうのを防ぐ脱着側風路仕切11が設けられている。
本体50には、室内空気を吸着風路20に取り入れる第1取込口20a、及び、吸着風路20を流れてきた空気を室内に供給する第1吹出口20bが形成されている。また、本体50には、室内空気又は室外空気を脱着風路21に取り入れる第2取込口21a、及び、脱着風路21を流れてきた空気を室外に排出する第2吹出口21bが形成されている。そして、第1取込口20aの近傍に冷却器4が、第1吹出口20bの近傍に第1送風手段5が、第2取込口21aの近傍に凝縮器2が、第2吹出口21bの近傍に第2送風手段6が、それぞれ配置されている。
圧縮機1は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にするものであり、たとえば容量制御可能なインバータ圧縮機などで構成するとよい。凝縮器2は、第2送風手段6により脱着風路21に取り込まれる空気と冷媒との間で熱交換を行ない、その冷媒を凝縮液化するものである。絞り装置3は、減圧弁や膨張弁としての機能を有し、冷媒を減圧して膨張させるものである。この絞り装置3は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁などで構成するとよい。冷却器4は、第1送風手段5により吸着風路20に取り込まれる空気と冷媒との間で熱交換を行ない、その冷媒を蒸発ガス化するものである。
第1送風手段5は、ファン等の送風機で構成され、吸着風路20に室内空気を取り込み、その室内空気を冷却器4、第1ローター7、第2ローター8の順で通過させ、再度室内に供給するものである。第2送風手段6は、ファン等の送風機で構成され、脱着風路21に室内空気又は室外空気を取り込み、その空気を凝縮器2、第2ローター8、第1ローター7の順で通過させ、室外に排出するものである。第1ローター7及び第2ローター8は、吸着剤が担持されており、吸着風路20を流れる室内空気から水分を吸着し、脱着風路21を流れる室内空気又は室外空気で吸着した水分を脱着する機能を有している。第1ローター7及び第2ローター8としては、たとえば軸方向に通気性を有するハニカム構造のデシカントロータが好ましい。
吸脱着風路仕切9は、吸着風路20と脱着風路21とを遮断する、つまり本体50内に吸着風路20と脱着風路21とを形成するものである。ただし、第1ローター7及び第2ローター8が吸着風路20と脱着風路21とに跨るように設けられているので、吸着風路20と脱着風路21とは、第1ローター7及び第2ローター8を介して関連するようになっている。吸着側風路仕切10は、第1取込口20aから取り込んだ空気が第1ローター7及び第2ローター8をバイパスして第1吹出口20bから室内へ供給されるのを防止するものである。脱着側風路仕切11は、第2取込口21aから取り込んだ空気が第1ローター7及び第2ローター8をバイパスして第2吹出口21bから室外へ排出されるのを防止するものである。
空気調和装置100の動作について説明する。
第1送風手段5が駆動することにより室内空気が第1取込口20aから吸着風路20内に取り込まれる。この空気は、冷却器4で冷却・除湿されて相対湿度の高い空気となり、第1ローター7に導かれる。この相対湿度の高い空気中に含まれている水分は、第1ローター7の吸着面で毛管凝縮作用により吸着された後、第2ローター8で同様に吸着される。吸着風路20に取り込まれた空気は、第1ローター7及び第2ローター8で水分吸着されることで、水分量の少ない空気として第1吹出口20bから室内に供給される。このようにして、空気調和装置100では、室内の除湿運転を実行している。
一方、第2送風手段6が駆動することにより室内空気又は室外空気が第2取込口21aから脱着風路21内に取り込まれる。この空気は、凝縮器2で加熱されて相対湿度の低い空気となり、第2ローター8に導かれる。この相対湿度の低い空気によって、第2ローター8に吸着している水分が脱着された後、第1ローター7で同様に脱着される。つまり、脱着風路21に取り込んだ空気は、第1ローター7及び第2ローター8を乾燥させるために利用される。この空気は、脱着した水分を含んだ状態で第2吹出口21bから室外に吹き出される。
このように、空気調和装置100では、第1ローター7及び第2ローター8を軸周りに回転させることで、吸着風路20で水分を吸着しながら、脱着風路21で水分を放出して室内の除湿を連続的に行なうことができる。第1ローター7及び第2ローター8は、吸着風路20と脱着風路21とに跨るように回転自在に配置されており、回転することで吸着風路20を流れる空気が導入される領域(たとえば、図5で示すエリア7a等)と脱着風路21を流れる空気が導入される領域(たとえば、図5で示すエリア7c等)とが変更するようになっている。
図2は、第1ローター7及び第2ローター8を模式的に示す斜視図である。図3は、第1ローター7及び第2ローター8に担持する吸着剤の等温吸着線の一例を示すグラフである。図4は、第1ローター7及び第2ローター8に担持する吸着剤の特性例を示すグラフである。図2〜図4に基づいて第1ローター7及び第2ローター8の構成及び機能について詳細に説明する。図3では、横軸が相対湿度を、縦軸が平衡吸着量を、それぞれ表している。また、図4では、横軸が時間を、縦軸が水分吸着量を、それぞれ表している。なお、ここでは、第1ローター7及び第2ローター8が、軸方向に通気性を有するハニカム構造のデシカントロータである場合を例に示している。
第1ローター7及び第2ローター8は、中心部に挿通される軸51で同方向に回転自在に軸支され、吸着風路20と脱着風路21とに跨るように設置されている。したがって、第1ローター7及び第2ローター8は、回転することによって、吸着風路20側の面を吸着面とし、脱着風路21側の面を脱着面として機能させることが可能になる。すなわち、第1ローター7及び第2ローター8は、吸着風路20を流れる空気から水分を吸着面で吸着し、回転することによって吸着面を脱着風路21側に変更させて脱着面とし、脱着風路21を流れる空気で水分を脱着するようになっている。
第1ローター7及び第2ローター8には、たとえばゼオライトやシリカゲル、メソポーラス無機材料、活性炭からなる多孔質基材等の吸着剤をセラミック基材等に添着したもの、あるいは、紙に抄き込んだものを使用するとよい。第1ローター7及び第2ローター8に担持される吸着剤は、相対湿度により保持水分量が決まっている。そのため、第1ローター7及び第2ローター8では、曝される空気相対湿度に応じて水分の吸脱着が行なわれることになる。図3に示すような吸着剤を利用した場合、相対湿度aの環境ではwa(kg/kg)の水分が保持できるが、相対湿度bの環境ではwb(kg/kg)の水分を保持できる。したがって、周囲環境の相対湿度がaからbに変化すると、平衡状態では(Wb−Wa)分だけローターが水分を吸着して周囲が除湿されたことになる。
図3に示したような吸着剤としては、メソポーラス無機材料がある。このメソポーラス無機材料は、口径φ1〜3nm(ナノメートル)程度の微細な円柱状の孔が開いたシリカで、微細孔の毛管凝縮現象により、相対湿度の狭い領域(相対湿度が30%〜40%)で吸湿特性が急峻に変化するという特徴がある。他の吸着剤としては、シリカゲルやゼオライトがある。シリカゲルは、高湿度範囲において吸着量が多くなるという特徴がある。ゼオライトは、シリカゲルとは反対に広い湿度範囲でほぼ一定の吸着量を有しているという特徴がある。
図4には、高湿度の空気を吸着剤に暴露した場合の吸着量(累計)が示してある。この図4に示すように、吸着剤により水分吸着可能な最大容量が決まっている。脱着に関しても同様の傾向がある。そこで、空気調和装置100では、最大限の除湿能力が得られるように第1ローター7及び第2ローター8の回転速度を個別に決定することにしている。吸着剤に導かれる空気の相対湿度が高い場合ほど吸着剤の吸着容量に早く到達することから回転速度を早くする。一方、吸着剤に導かれる空気の相対湿度が低い場合では回転速度を遅くする。
空気調和装置100では、第1ローター7に担持されている吸着剤へは相対湿度の高い空気が導かれるため回転速度を早く、第2ローター8に担持されている吸着剤へは相対湿度の低い空気が導かれるため回転速度を遅くする。このように、空気調和装置100では、第1ローター7の回転速度と、第2ローター8の回転速度と、を個別に決定し、制御するようにしている。したがって、空気調和装置100では、2つの水分吸着手段を同一速度で回転させるものに比べて、2つの水分吸着手段のそれぞれを個別の回転速度で制御することにより、高い除湿能力を得ることができることになる。
図5は、第1ローター7及び第2ローター8での水分の吸脱着を説明するための説明図である。図6は、ローターの回転(方向/速度)により発生する効果を説明するための説明図である。図7は、ローターの周囲環境(周辺空気の温度/相対湿度)に対するローターの回転MAPを示すグラフである。図8は、メソポーラス無機材料での吸着速度を説明するためのグラフである。図9は、第1ローター7の回転速度と第2ローター8の回転速度とを変化させた場合の水分吸着量を示すグラフである。図2及び図5〜図9に基づいて、第1ローター7及び第2ローター8の個別回転制御について、第1ローター7及び第2ローター8の周囲環境に基づいて説明する。なお、図7では、横軸が相対湿度を、縦軸が温度を、それぞれ表している。また、図8及び図9では、横軸が時間(分)を、縦軸が水分吸着量(g/g)を、それぞれ表している。
図2では、第1ローター7及び第2ローター8を軸51で同方向に回転させている状態を、図5では、第1ローター7及び第2ローター8を軸51で逆方向に回転させている状態を、それぞれ示している。上述したように、第1ローター7と第2ローター8とは個別に回転制御されるようになっている。つまり、第1ローター7と第2ローター8とを同方向(図2中の矢印で示す時計方向)に回転させることもでき、第1ローター7を半時計方向(図5中に示す矢印A)に、第2ローター8を時計方向(図5中に示す矢印B)に、それぞれを回転させることもできる。
第1ローター7においては、脱着完了直後の吸着面における部位(エリア7a)に比較して、吸着完了間近の吸着面における部位(エリア7b)の方が水分量が多い。同様に、第2ローター8においては、脱着完了直後の吸着面における部位(エリア8a)に比較して、吸着完了間近の吸着面における部位(エリア8b)の方が水分量が多い。また、第1ローター7の脱着完了間近の吸着面における部位(エリア7c)に比較して、第2ローター8の吸着完了直後の吸着面における部位(エリア8c)の方が水分量が多い。さらに、エリア7b周辺を通過した空気は、ほぼ水平にエリア8a周辺に到達し(矢印C)、エリア7a周辺を通過した空気は、ほぼ水平にエリア8b周辺に到達する(矢印D)、エリア8c周辺を通過した空気は、ほぼ水平にエリア7c周辺に到達する(矢印E)。
エリア7bでは水分量が多く、場合によってはこれ以上の水分が十分に吸着されないことがある。一方、エリア7aでは水分量が少なく、これ以上の水分が十分に吸着可能である。したがって、エリア7bを通過した空気は、エリア7aを通過した空気より含有している水分量が多い場合がある。同様に、エリア8bでは水分量が多く、場合によってはこれ以上の水分が十分に吸着されないことがある。一方、エリア8aでは水分量が少なく、これ以上の水分が十分に吸着可能である。
すなわち、空気調和装置100での全体(第1ローター7及び第2ローター8の双方)の吸着量を多くするには、第2ローター8でより多くの水分を吸着できるようにすることが望ましい。そこで、空気調和装置100では、第1ローター7の回転方向と、第2ローター8の回転方向と、を逆に回転させることができるようになっている。このようにすることで、第1ローター7を通過した空気に含まれている水分を、第2ローター8で効率的に吸着することができ、空気調和装置100全体の吸着容量を確保可能にし、高い除湿能力を得られるようにしている。
図8には、メソポーラス無機材料を吸着剤として用いた場合の吸着速度を示している。図8(a)から、周囲環境が温度25℃、相対湿度80%の場合、1.5分程度の時間で水分吸着量が0.2程度になることがわかる。また、図8(b)から、周囲環境が温度25℃、相対湿度40%の場合、水分吸着量が0.2程度になるには、3分程度の時間を要することがわかる。そこで、図9に示すように、空気調和装置100では、周囲環境による吸着速度の違いを利用して、第1ローター7の回転速度を早く、第2ローター8の回転速度を遅くするように個別に決定できる。たとえば、ロータの吸着側と脱着側の面積を180度づつとして、第1ローター7は1.5分で180度、つまり回転速度は20回転/h、第2ローター7は3分で180度、つまり回転速度は10回転/hとするとよい。
周囲環境による吸着速度の違いを利用したローターの回転制御の一例について、更に詳しく説明する。
[同方向回転パターン]
周囲の相対湿度が高い場合、空気中の水分量が多く、ローターが飽和吸着量に早く到達するため、早めの脱着が効果的であり、高速回転がよい。また、相対湿度が高いと第1ローター7及び第2ローター8に吸着されている水分量が多く、脱着時に第2ローター8を通過した空気は相対湿度が高い。第1ローター7と第2ローター8を逆回転とすると、第2ローター8で脱着して相対湿度が高く水分量が多い空気が、第1ローター7で脱着完了間際の水分量の少ない部分に到達し、第1ローター7では十分脱着できない可能性がある。脱着性能の低下はローターの吸着容量を低下させることにより吸着性能を悪化させることになる。以上により、同方向回転がよい。
周囲の温度が高い場合は、吸脱着域での温度差が大きく、吸着から脱着に移行したローターを脱着性能を向上するため加熱して相対湿度を低下させるのにある程度の時間を要する。そのため低速回転がよい。また、周囲温度が高い場合は、周囲温度が低い場合に比較して同一相対湿度でも空気中の水分量は多く(同じ相対湿度80%でも温度10℃に対し温度25℃では水分量は2.6倍程度)、脱着性能から同方向回転が比較的よい。
[逆方向回転パターン]
周囲の相対湿度が低い場合、空気中の水分量は少なく、ローターが飽和吸着量に到達するのにある程度の時間が必要であり、比較的にゆっくりと回転させることでも性能を確保できる。そのため低速回転でよい。また、相対湿度が低いと第1ローター7及び第2ローター8に吸着されている水分量が少なく脱着時に第2ローター8を通過した空気もそれほど相対湿度が高くない。第1ローター7と第2ローター8を逆回転とすることでも脱着は十分に可能である。
また、周囲の温度が低い場合は、吸脱着域での温度差が小さく、吸着から脱着に移行したロータを脱着性能を向上するため加熱して相対湿度を低下させるのにそれほどの時間は必要としない。そのため高速回転がよい。さらに、周囲温度が低い場合は、周囲温度が高い場合に比較して同一相対湿度でも空気中の水分量は少なく(同じ相対湿度80%でも温度25℃に対し温度10℃では水分量は38%程度)逆方向回転でも十分に脱着が可能である。
以上のことから、高湿度においては、逆方向回転パターンとすると、エリア8cを通過した水分をある程度含んだ空気では、水分の少ないエリア7cで効率的に脱着することができない。そこで、高湿度においては、同方向回転パターンにすることによって、エリア7cは脱着開始時で水分が非常に多くエリア8cを通過したある程度水分を含んだ空気でも効率的に脱着することができる。一方、低湿度においては、逆方向回転パターンにすることによって、エリア8cでは水分が少なく、それほど多くの水分の脱着が行なわれない。したがって、水分をそれほど含まない空気での脱着のため、水分の少ないエリア7cでも脱着できることになる。また、吸着では、逆回転が好ましい。そのため、トータルで第1ローター7と第2ローター8とを逆回転とすることが望ましい。
空気調和装置100のような冷凍サイクルと組合せのシステムは、周囲温度が高いと冷却能力/凝縮能力が増加して吸着側はより低温に、脱着側はより高温となり、吸脱着域での温度差が大きくなり、逆に、周囲温度が低いと冷却能力/凝縮能力が低下して吸脱着域での温度差が小さくなるという特性を有している。また、第2ローター8を低速で回転させるようにすれば、回転に伴う電力消費量を低減することにもなる。なお、季節や時間帯等により第1ローター7及び第2ローター8の周囲の温度・相対湿度が異なるので、その温湿度に応じて第1ローター7の回転と第2ローター8の回転とを個別に制御するとよい。
また、実施の形態1では、第1ローター7に担持する吸着剤と、第2ローター8に担持する吸着剤と、が同一である場合を想定して説明しているが、これに限定するものではなく、特性の異なる吸着剤を組み合わせるようにしてもよい。このようにすれば、さらに吸着効果を向上させることができ、除湿能力の向上に寄与できる。たとえば、第1ローター7に高湿度で水分の吸脱着をしやすい性質を有する吸着剤を担持し、第2ローター8に第1ローター7に担持した吸着剤よりも低湿度で水分の吸脱着をしやすい性質を有する吸着剤を担持するとよい。こうすることで、段階的に湿度を低下させることができ、さらに除湿効果を向上できる。
なお、空気調和装置100は、軸51を介して第1ローター7及び第2ローター8を回転駆動させる図示省略の回転駆動手段(制御装置)を有している。また、第1ローター7及び第2ローター8の周囲環境は、温度センサーや湿度センサーを設けて検知すればよい。これらのセンサーで検知された情報は、データとして回転駆動手段に送られ、第1ローター7及び第2ローター8の個別回転制御に利用される。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100aの構成を模式的に示す概略構成図である。図10に基づいて、空気調和装置100aの構成について説明する。この空気調和装置100aは、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用して、冷房運転又は暖房運転を実行できるものである。併せて、空気調和装置100aは、除湿運転を実行できるようになっている。なお、この実施の形態2では、実施の形態1と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に説明するものとする。
空気調和装置100aの基本的な構成は、実施の形態1に係る空気調和装置100と同様である。空気調和装置100aでは、第1ローター7と第2ローター8との間に更なる工夫を施している。すなわち、空気調和装置100aでは、吸着側風路仕切10及び脱着側風路仕切11を設けるだけでなく、第1ローター7と第2ローター8との間に連通路52を形成するための連通管30を設けている。この連通管30は、吸着風路20及び脱着風路21と、連通路52と、の間での伝熱性能を確保するために、金属材料で構成されている。金属材料としては、たとえば鉄鋼や熱伝導率の高い銅やアルミニウムで構成するとよい。
なお、説明の便宜上、吸着風路20側の連通管30を第1連通管30aと、脱着風路21側の連通管30を第2連通管30bと、称するものとする。また、吸着風路20内において、冷却器4から第1ローター7に至るまでをエリア40、連通路52内をエリア41、第2ローター8から第1吹出口20bに至るまでをエリア42と称するものとする。さらに、脱着風路21内において、凝縮器2から第2ローター8に至るまでをエリア43、連通路52内をエリア44、第1ローター7から第2吹出口21bに至るまでをエリア45と称するものとする。そして、エリア40の吸着側風路仕切10近傍をエリア40a、エリア43の脱着側風路仕切11近傍をエリア43aと称するものとする。
空気調和装置100aでは、エリア40aとエリア41との間で熱交換させるために、吸着側風路仕切10が第1連通管30aの風下側端部に設けられている。この位置に吸着側風路仕切10を設けることにより、吸着風路20に取り込んだ空気をエリア41とエリア40aとに導くことができる。同様に、エリア43aとエリア44との間で熱交換させるために、脱着側風路仕切11が第2連通管30bの風下側端部に設けられている。この位置に脱着側風路仕切11を設けることにより、脱着風路21に取り込んだ空気をエリア44とエリア43aとに導くことができる。
空気調和装置100aの動作について説明する。
第1送風手段5が駆動することにより室内空気が第1取込口20aから吸着風路20内に取り込まれる。この空気は、冷却器4で冷却・除湿されて相対湿度の高い空気となり、エリア40に流入する。この空気は、第1ローター7に導かれ、第1ローター7で水分が吸着されて低湿となる一方で吸着熱により温度上昇してからエリア41に流入する。エリア41に流入した空気は、エリア40aの低温度の空気と熱交換する。つまり、金属材料で構成されている第1連通管30aを介してエリア41を低温環境(エリア40a)に曝すのである。こうすることによって、エリア41の空気の温度を低下させ、相対湿度を上昇させることができる。
この空気は、第2ローター8に導かれ、第2ローター8でも同様に水分が吸着される。第2ローター8では、相対湿度が上昇した空気が導かれるので、水分の吸着性能を向上できることになる。それから、この空気は、水分量の少ない空気としてエリア42を介して第1吹出口20bから室内に供給される。このようにして、空気調和装置100aでは、室内の除湿運転を実行している。
一方、第2送風手段6が駆動することにより室内空気又は室外空気が第2取込口21aから脱着風路21内に取り込まれる。この空気は、凝縮器2で加熱されて相対湿度の低い空気となり、エリア43に流入する。この空気は、第2ローター8に導かれ、第2ローター8で水分が脱着されて高湿となる一方で脱着熱により温度低下してからエリア44に流入する。エリア44に流入した空気は、エリア43aの高温度の空気と熱交換する。つまり、金属材料で構成されている第2連通管30bを介してエリア44を高温環境(エリア43a)に曝すのである。こうすることによって、エリア44の空気の温度を上昇させ、相対湿度を低下させることができる。
この空気は、第1ローター7に導かれ、第1ローター7でも同様に水分が脱着される。第1ローター7では、相対湿度が低下した空気が導かれるので、水分の脱着性能を向上できることになる。それから、この空気は、水分を多く含んだ空気としてエリア45を介して第2吹出口21bから室外に吹き出される。このようにして、空気調和装置100aでは、室内の除湿運転を実行している。このように、空気調和装置100aでは、吸着風路20で水分を吸着しながら、脱着風路21で水分を放出して室内の除湿を連続的に行なうことができる。
図11は、吸着側風路仕切10に第1断熱材10aを、脱着側風路仕切11に第2断熱材11aを、それぞれ設けた状態を模式的に示す概略構成図である。図11に基づいて、エリア41とエリア40aとでの熱交換、及び、エリア44とエリア43aとでの熱交換の効率を向上させるための工夫について説明する。図11に示すように、空気調和装置100aでは、第1断熱材10a及び第2断熱材11aを設け、エリア40aとエリア42との間での熱交換、及び、エリア43aとエリア45との間での熱交換を、抑制することで、エリア40aとエリア41との間での熱交換、及び、エリア43aとエリア44との間での熱交換の効率を向上させるようになっている。断熱材としては、たとえばポリエチレン・ポリウレタンなどのフォーム材に接着剤を貼り付けたものを使用するとよい。
図11に示すように、第1断熱材10aは、吸着側風路仕切10の風上側に設けられている。この第1断熱材10aは、吸着側風路仕切10に貼り付けてもよく、吸着側風路仕切10と所定の間隙をもって設けるようにしてもよい。また、第1断熱材10aを吸着側風路仕切10の風下側に設けるようにしてもよい。同様に、第2断熱材11aも、脱着側風路仕切11の風上側に設けられている。この第2断熱材11aは、脱着側風路仕切11に貼り付けてもよく、脱着側風路仕切11と所定の間隙をもって設けるようにしてもよい。また、第2断熱材11aを脱着側風路仕切11の風下側に設けるようにしてもよい。なお、第1断熱材10a及び第2断熱材11aの構成材料、大きさ、形状、及び、厚さを特に限定するものではない。
図12は、連通管30にフィン35を取り付けた状態を模式的に示す概略構成図である。図12に基づいて、エリア41とエリア40aとでの熱交換、及び、エリア44とエリア43aとでの熱交換の効率を向上させるための工夫について説明する。図12に示すように、空気調和装置100aでは、連通管30の内周面にフィンを設け、エリア40aとエリア41との間での熱交換、及び、エリア43aとエリア44との間での熱交換の効率を向上させるようになっている。なお、図12には、図11で示した第1断熱材10a及び第2断熱材11aが併せて図示している。
図12に示すように、フィン35は、連通管30の内周面に設けられている。このように、エリア40aとエリア41との間、及び、エリア43aとエリア44との間にフィン35を介在させることによって伝熱面積を増加させ、エリア41とエリア40aとでの熱交換、及び、エリア44とエリア43aとでの熱交換の効率が向上することになる。なお、フィン35を連通管30の外周面側に設けるようにしてもよい。また、第1断熱材10a及び第2断熱材11aを設けている場合に限定するものではない。
以上のように、空気調和装置100aでは、エリア41とエリア40aとでの熱交換、及び、エリア44とエリア43aとでの熱交換の効率を向上させることによって、空気調和装置100a全体の吸着容量を確保可能にし、高い除湿能力を得られるようにしている。また、実施の形態1の特徴事項と組み合わせるようにしてもよい。このようにすれば、空気調和装置全体の除湿性能を更に大きく向上させることができる。
なお、実施の形態1及び実施の形態2では、室内空気に含まれている水分を吸脱着することを例に説明したが、これに限定するものではなく、室外空気に含まれている水分を吸脱着するようにしてもよい。この場合、脱着した水分を室内空気に含ませてから、室内に供給すれば、加湿運転を実行することも可能になる。
1 圧縮機、2 凝縮器、3 絞り装置、4 冷却器、5 第1送風手段、6 第2送風手段、7 第1ローター(第1水分吸着手段)、7a エリア、7b エリア、7c エリア、8 第2ローター(第2水分吸着手段)、8a エリア、8b エリア、8c エリア、9 吸脱着風路仕切、10 吸着側風路仕切、10a 第1断熱材、11 脱着側風路仕切、11a 第2断熱材、20 吸着風路(水分吸着風路)、20a 第1取込口、20b 第1吹出口、21 脱着風路(水分脱着風路)、21a 第2取込口、21b 第2吹出口、30 連通管、30a 第1連通管、30b 第2連通管、35 フィン、40 エリア、40a エリア、41 エリア、42 エリア、43 エリア、43a エリア、44 エリア、45 エリア、50 本体、51 軸、52 連通路、100 空気調和装置、100a 空気調和装置。

Claims (11)

  1. 圧縮機、凝縮器、絞り装置及び冷却器が直列に接続される冷凍サイクルと、
    前記冷却器が風上側に配置された水分吸着風路と、
    前記凝縮器が風上側に配置された水分脱着風路と、
    吸着剤が担持され、前記水分吸着風路と前記水分脱着風路とに跨るように回転自在に配置されており、回転することで前記水分吸着風路に位置する領域と前記水分脱着風路に位置する領域とが変更する2つの水分吸着手段と、を有し、
    前記2つの水分吸着手段が、空気の流れ方向に直列に配置された第1水分吸着手段と第2水分吸着手段とで構成され、
    前記第1水分吸着手段及び前記第2水分吸着手段は、
    それぞれの周辺空気に応じて回転速度及び回転方向が決定され、
    前記第1水分吸着手段の回転と前記第2水分吸着手段の回転とが、それぞれ個別に実行される
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記第1水分吸着手段が前記水分吸着風路において風上側に配置されており、
    前記第1水分吸着手段及び前記第2水分吸着手段を同方向又は逆方向に回転させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記第1水分吸着手段を前記第2水分吸着手段よりも高速で回転させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 圧縮機、凝縮器、絞り装置及び冷却器が直列に接続される冷凍サイクルと、
    前記冷却器が風上側に配置された水分吸着風路と、
    前記水分吸着風路に取り込んだ空気を前記冷却器側に戻らないようにする吸着側風路仕切と、
    前記凝縮器が風上側に配置された水分脱着風路と、
    前記水分脱着風路に取り込んだ空気を前記凝縮器側に戻らないようにする脱着側風路仕切と、
    吸着剤が担持され、前記水分吸着風路と前記水分脱着風路とに跨るように回転自在に配置されており、回転することで前記水分吸着風路に位置する領域と前記水分脱着風路に位置する領域とが変更する2つの水分吸着手段と、
    金属材料で構成され、前記2つの水分吸着手段の間の連通路を形成する連通管と、を有し、
    前記吸着側風路仕切が前記水分吸着風路における前記連通管の風下側端部に、前記脱着側風路仕切が前記水分脱着風路における前記連通管の風下側端部に、それぞれ設けられており、
    前記水分吸着風路における前記連通路を流れる空気と前記冷却器出口の空気とで熱交換させ、前記水分脱着風路における前記連通路を流れる空気と前記凝縮器出口の空気とで熱交換させる
    ことを特徴とする空気調和装置。
  5. 前記吸着側風路仕切及び前記脱着側風路仕切の近傍にそれぞれ断熱材を設けた
    ことを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記連通管にフィンを取り付けた
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の空気調和装置。
  7. 前記2つの水分吸着手段が、空気の流れに対して直列に配置された第1水分吸着手段と第2水分吸着手段とで構成されており、
    前記第1水分吸着手段の回転と前記第2水分吸着手段の回転とが、それぞれ個別に実行される
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  8. 前記第1水分吸着手段及び前記第2水分吸着手段は、
    それぞれの周辺空気に応じて回転速度及び回転方向が決定される
    ことを特徴とする請求項7に記載の空気調和装置。
  9. 前記第1水分吸着手段が前記水分吸着風路において風上側に配置されており、
    前記第1水分吸着手段及び前記第2水分吸着手段を同方向又は逆方向に回転させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の空気調和装置。
  10. 前記第1水分吸着手段を前記第2水分吸着手段よりも高速で回転させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の空気調和装置。
  11. 前記第1水分吸着手段及び前記第2水分吸着手段に担持される吸着剤を、活性炭、シリカゲル、ゼオライトあるいはメソポーラス無機材料、又は、それらの組み合わせで構成した
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の空気調和装置。
JP2009041840A 2009-02-25 2009-02-25 空気調和装置 Expired - Fee Related JP5258619B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009041840A JP5258619B2 (ja) 2009-02-25 2009-02-25 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009041840A JP5258619B2 (ja) 2009-02-25 2009-02-25 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010196965A JP2010196965A (ja) 2010-09-09
JP5258619B2 true JP5258619B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=42821868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009041840A Expired - Fee Related JP5258619B2 (ja) 2009-02-25 2009-02-25 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5258619B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101746154B1 (ko) * 2015-07-15 2017-06-13 한국과학기술연구원 공기조화 시스템

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004116419A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Toshiba Corp 排気ガス熱利用システム
JP2006071168A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Sanden Corp 空気調和装置
JP4816267B2 (ja) * 2006-06-09 2011-11-16 日本エクスラン工業株式会社 湿度調節装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101746154B1 (ko) * 2015-07-15 2017-06-13 한국과학기술연구원 공기조화 시스템
US11525600B2 (en) 2015-07-15 2022-12-13 Korea Institute Of Science And Technology Air conditioning system and control method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010196965A (ja) 2010-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4169747B2 (ja) 空気調和機
JP4337402B2 (ja) 空気調和機、空気調和機の運転方法
JP5497492B2 (ja) デシカント空調装置
WO2012073386A1 (ja) 除湿装置
JP4835688B2 (ja) 空気調和装置、空調システム
JP4857901B2 (ja) デシカント空調システム
TW201430294A (zh) 除濕裝置
JP5854917B2 (ja) 空気調和装置
US20100000243A1 (en) Refrigeration air conditioning system
JP2007327712A (ja) 湿度調節装置
JP2008057953A (ja) 空調システム
JP2019199998A (ja) 空気調和装置
JP2010054135A (ja) 乾式デシカント装置及び空気熱源ヒートポンプ装置
WO2005123225A1 (ja) 除湿装置
JP2012052782A (ja) デシカント式換気扇
JP5542777B2 (ja) 空気調和装置
JP4919498B2 (ja) 冷房空調システム
JP2013130389A (ja) 空気熱源ヒートポンプ装置
JP4999518B2 (ja) 除加湿装置および冷凍サイクル装置
JP5258619B2 (ja) 空気調和装置
JP4581546B2 (ja) 空気調和装置
JP5404509B2 (ja) 除湿装置
JP4659775B2 (ja) 空気調和装置および空気調和装置の制御方法
JP2006046776A5 (ja)
JP6911400B2 (ja) 調湿装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130423

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5258619

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees