JP5257730B2 - 電子マネー決済システムのための決済端末及び処理サーバ - Google Patents

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Description

本発明は、電子マネー決済システムのための決済端末及び処理サーバに関し、特に、ポイントサービスにおけるポイントや広告情報、クーポンなどの付加情報を含んだ出力データを、電子マネー決済時に顧客に提供するための処理に関する。
従来、サーバから得た情報をPOSシステム(Point of Sales system)などに蓄積し、それをレシートに印字して顧客に提供する販売促進システムが知られている。
例えば、特許文献1には、サーバから得た広告情報をPOSシステムに蓄積し、会計処理の際に、会計情報と広告情報をレシートに印字して顧客に提供する販売促進システムが記載されている。
また、特許文献2には、店員が顧客の性別や年齢層を判断して端末に入力し、それに応じて広告情報を選択して顧客に提供するシステムが記載されている。
また、非接触ICの通信技術を用いて、非接触IC用リーダライタ部から非接触IC携帯端末へ電子クーポン等を提供する技術が存在する。具体例として、トルカ(登録商標)があげられる。
特開2004−351720号公報 特開平10−134253号公報
しかしながら、従来の技術には、IC媒体を使った電子マネー決済において、ポイントサービスにおけるポイント値、ポイントに応じて顧客に提供されるクーポンや顧客の購入した商品に関係する広告情報などの付加情報を提供する発明が開示されていなかった。
また、従来技術ではPOS決済時にこのような付加情報を提供することはできるものの、POS端末自体がこの付加情報を作成しているため、付加情報提供のアルゴリズムをPOS端末ごとに管理しなければならず煩雑であるという問題があった。
上記問題を解決するため、本発明に係る処理サーバは、ICチップと通信して電子マネー決済を行う決済端末及びデータベースと通信し、顧客に提供するための付加情報を作成する処理サーバであって、少なくとも決済端末ID及び顧客IDを含んだ付加情報リクエストを前記決済端末から受信する決済端末通信部と、前記決済端末IDに基づき前記決済端末を認証する決済端末認証部と、前記顧客IDを検索条件として前記データベースを検索することにより該顧客の顧客情報を取得し、該顧客に提供するための付加情報を前記顧客情報に基づき出力データとして作成する出力データ作成部とを備え、前記決済端末通信部から前記決済端末へ前記出力データを送信する。
別の実施形態で、前記付加情報リクエストは前記決済端末で決済したときの決済額をさらに含み、前記処理サーバは、前記決済額を含んだ前記付加情報リクエストに基づき出力用決済情報データを作成する出力用決済情報データ作成部を有し、前記決済端末通信部から前記決済端末へ前記出力用決済情報データを送信するようにすることができる。
別の実施形態で、前記付加情報リクエストは前記決済端末で決済したときの決済額をさらに含み、前記処理サーバは、付与するポイント値を前記決済額から計算し、前記顧客の新たなポイント値を計算するポイント計算部を有し、前記付加情報は該新たなポイント値を含むようにすることができる。
上記問題を解決するため、本発明に係る決済端末は、ICチップと通信し、前記ICチップに記憶された顧客ID及び残高を読み取るICチップ通信部と、前記顧客IDを有する顧客が購入したときの決済額が入力されるための入力部と、少なくとも決済端末IDを含む付加情報リクエストを処理サーバへ送信するとともに、前記付加情報リクエストに応じて作成された付加情報が含まれた出力データを前記処理サーバから受信する処理サーバ通信部と、前記決済額を用いて前記顧客IDの前記残高を更新することにより電子マネー決済処理を行い、少なくとも前記決済額が含まれる出力用決済情報データを作成する演算部と、前記出力用決済情報データと、前記処理サーバから受信した前記出力データとを出力する出力装置とを備える。
上記問題を解決するため、本発明に係る決済端末は別の形態で、ICチップと通信し、前記ICチップに記憶された顧客ID及び残高を読み取るICチップ通信部と、前記顧客IDを有する顧客が購入したときの決済額が入力されるための入力部と、少なくとも決済端末ID及び前記決済額を含む付加情報リクエストを処理サーバへ送信するとともに、前記付加情報リクエストに応じて作成された付加情報が含まれた出力データと、少なくとも前記決済額が含まれている出力用決済情報データとを前記処理サーバから受信する処理サーバ通信部と、前記決済額を用いて前記顧客IDの前記残高を更新することにより電子マネー決済処理を行う演算部と、前記処理サーバから受信した前記出力用決済情報データ及び前記出力データを出力する出力装置とを備える。
別の実施形態で、前記ICチップ通信部は、少なくとも前記出力データを前記ICチップへ送信して書き込むようにすることができる。
上記問題を解決するため、本発明に係る処理サーバ上で動作するプログラムは、ICチップと通信して電子マネー決済を行う決済端末及びデータベースと通信し、顧客に提供するための付加情報を作成する処理サーバに対し、少なくとも決済端末ID及び顧客IDを含んだ付加情報リクエストを前記決済端末から受信する手順と、前記決済端末IDに基づき前記決済端末を認証する手順と、前記顧客IDを検索条件として前記データベースを検索することにより該顧客の顧客情報を取得し、該顧客に提供するための付加情報を前記顧客情報に基づき出力データとして作成する手順と、前記決済端末通信部から前記決済端末へ前記出力データを送信する手順とを実行させる。
別の実施形態で、前記付加情報リクエストは前記決済端末で決済したときの決済額をさらに含み、前記プログラムは、前記決済額を含んだ前記付加情報リクエストに基づき出力用決済情報データを作成する手順と、前記決済端末通信部から前記決済端末へ前記出力用決済情報データを送信する手順とを前記処理サーバにさらに実行させるようにすることができる。
別の実施形態で、前記付加情報リクエストは前記決済端末で決済したときの決済額をさらに含み、前記プログラムは、付与するポイント値を前記決済額から計算し、前記顧客の新たなポイント値を計算する手順を前記処理サーバにさらに実行させ、前記付加情報は該新たなポイント値を含むようにすることができる。
上記問題を解決するため、本発明に係る電子マネー決済システムは、ICチップと通信して電子マネー決済を行う決済端末と、顧客に提供するための付加情報を作成する処理サーバと、データベースとがネットワークを介して接続された電子マネー決済システムであって、前記決済端末は、ICチップと通信し、前記ICチップに記憶された顧客IDおよび電子マネー残高を読み取るICチップ通信部と、前記顧客IDを有する顧客が購入したときの決済額が入力されるための入力部と、前記処理サーバと通信を行う処理サーバ通信部と、前記決済額を用いて電子マネー決済処理を行い、少なくとも前記決済額が含まれる出力用決済情報データを作成する演算部と、を備え、前記処理サーバは、決済端末と通信を行う決済端末通信部と、決済端末を認証する決済端末認証部と、顧客に提供するための付加情報を出力データとして作成する出力データ作成部とを備え、前記決済端末は、当該決済端末IDおよび顧客IDを含む付加情報リクエストを、前記処理サーバ通信部により前記処理サーバへ送信し、前記処理サーバは、前記決済端末IDに基づき前記決済端末を認証した場合、前記顧客IDを検索条件として前記データベースを検索することにより該顧客の顧客情報を取得し、前記顧客情報に基づき前記出力データ作成部により該顧客に提供するための付加情報を出力データとして作成して、この出力データを前記決済端末へ送信し、前記決済端末は、当該決済端末で作成した前記出力用決済情報データと、前記処理サーバから受信した前記出力データとを、前記決済端末の出力装置に出力することを特徴とする。
上記問題を解決するため、本発明に係る電子マネー決済システムは別の形態で、ICチップと通信して電子マネー決済を行う決済端末と、顧客に提供するための付加情報を作成する処理サーバと、データベースとがネットワークを介して接続された電子マネー決済システムであって、前記決済端末は、ICチップと通信し、前記ICチップに記憶された顧客IDおよび電子マネー残高を読み取るICチップ通信部と、前記顧客IDを有する顧客が購入したときの決済額が入力されるための入力部と、前記処理サーバと通信を行う処理サーバ通信部と、前記決済額を用いて電子マネー決済処理を行う演算部と、を備え、前記処理サーバは、決済端末と通信を行う決済端末通信部と、決済端末を認証する決済端末認証部と、顧客に提供するための付加情報を出力データとして作成する出力データ作成部と、前記決済端末における決済額から出力用決済情報データとして作成する出力用決済情報データ作成部とを備え、前記決済端末は、当該決済端末ID、顧客ID、および前記決済額を含む付加情報リクエストを、前記処理サーバ通信部により前記処理サーバへ送信し、前記処理サーバは、前記決済端末IDに基づき前記決済端末を認証した場合、前記顧客IDを検索条件として前記データベースを検索することにより該顧客の顧客情報を取得し、前記顧客情報に基づき該顧客に提供するための付加情報を出力データとして作成するとともに、前記決済額から出力用決済情報データを作成し、前記決済端末は、前記処理サーバから受信した前記出力データおよび前記出力用決済情報データを、前記決済端末の出力装置に出力することを特徴とする。
本発明に係る電子マネー決済システムは別の実施形態で、決済端末が前記出力用決済情報データを作成する場合は、前記処理サーバは前記出力用決済情報データを作成せず、決済端末が前記出力用決済情報データを作成しない場合は、前記処理サーバが前記出力用決済情報データを作成し、ここで、前記決済端末が前記出力用決済情報データを作成するか否かに関する情報は、前記データベースにおいて決済端末ごとに管理することができる。
本明細書及び本願特許請求の範囲において、「IC媒体」とは、顧客が所有する非接触式ICカード、または、顧客が所有する非接触IC携帯端末をいう。
非接触式ICカードは、ICカードの一種でICチップ及びアンテナを含む電子部品が内蔵されており、微弱な電波を利用することによって、端末と接触することなくデータの送受信をすることができる。また、記憶容量は、512キロバイト〜1メガバイト程度であり、IDカードよりも容量が大きい。具体例として、FeliCa(登録商標)を使用したEdy(登録商標)やSuica(登録商標)があげられる。
非接触IC携帯端末は、上述の非接触式ICカードを搭載した携帯端末である。具体例として、モバイルSuica(登録商標)で使用される携帯端末があげられる。
本明細書及び本願特許請求の範囲において、「決済端末」とは、顧客IDと決済額とを用いて決済処理を行うための端末をいう。通常、この決済端末は、レシートプリンタや店員用画面、顧客用画面などの出力装置を備えている。
本明細書及び本願特許請求の範囲において、「付加情報」とは、決済完了後に決済に関する情報とともに顧客へ付加的に提供される情報をいう。具体的には、ポイントサービスにおけるポイント値、ポイントに応じて顧客に提供されるクーポンなどを例示することができる。このポイント値は、決済額に応じて決められるものである。電子クーポンは、決済額に応じて決めてもよく、性別、年齢などに応じて決めてもよい。
また、本発明でいう付加情報には広告情報も含まれる。この広告情報は、決済額に依存するタイプのもの、依存しないタイプのもののいずれでもよい。また、顧客の属性(例えば生年月日)や購入品目に応じて決められるものとすることもできる。例えば、購入品目があるメーカーのビールであった場合に、該メーカーのビールの新製品情報を広告情報とすることができる。
これら付加情報は、顧客の購買意欲を高め、販売を促進するための情報である。
本明細書及び本願特許請求の範囲において、「付加情報リクエスト」とは、処理サーバに対して付加情報の作成を要求するために決済端末から処理サーバへ送信される、少なくとも決済端末IDと顧客IDを含むデータである。この付加情報リクエストは、決済に関する情報(購入品目、単価、個数、決済額など)を含みうる。ここで、顧客IDは会員ID、カードIDを含む概念である。
本明細書及び本願特許請求の範囲において、「出力用決済情報データ」とは、決済端末に備えられている出力装置から出力される、決済に関する情報(購入品目、単価、個数、決済額など)を含むデータである。
上述の付加情報リクエストに決済に関する情報が含まれている場合は、処理サーバが出力用決済情報データを作成する。作成された出力用決済情報データは、決済端末へ送信され、該決済端末から出力される。
これに対し、付加情報リクエストに決済に関する情報が含まれない場合は、決済端末が出力用決済情報データを作成及び出力する。
本発明によれば、電子マネー決済時に、処理サーバと連携させることで、顧客にカスタマイズした付加情報を提供することができる。さらに、本発明によれば付加情報の作成を処理サーバで一括して行うため、該アルゴリズムの管理も処理サーバに集約させることができる。このことは、決済端末自体が付加情報を作成する場合における、付加情報作成のアルゴリズムを決済端末ごとに管理するという煩雑な作業がなくなるために作業性が向上し、たとえばコストの面で有利である。
次に、本発明に係る処理サーバ及び決済端末を採用し、電子マネー決済システムを構築した形態のうち最良のものについて図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る処理サーバ及び決済端末を含む電子マネー決済システムの一実施の形態を示している。図1に示されているように、電子マネー決済システム8には、決済端末1と、処理サーバ2と、データベース3とが含まれる。
決済端末1と処理サーバ2とは、ネットワーク4を介して通信可能に接続されている。ネットワーク4は、通常、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信回線で構成されている。これら通信回線は、有線回線及び無線回線のいずれをも適用することが可能である。
決済端末1は、レジスタ7と接続されている。レジスタ7は、顧客の購入商品の管理及び登録を行う装置である。
非接触式ICカード5及び非接触IC携帯端末6は、決済端末1と通信可能である。上述したように、非接触式ICカード5としては、Edy(登録商標)やSuica(登録商標)を適用される対象とすることができる。また、非接触IC携帯端末6としては、モバイルSuica(登録商標)で使用できる携帯端末を適用される対象とすることができる。
処理サーバ2は、顧客IDを含んだ付加情報リクエストを決済端末1から受信し、付加情報を作成する。このため、処理サーバ2は、前記顧客IDを検索条件としてデータベース3を検索する。ここで、処理サーバ2は、データベース3と通信可能に接続されている。そして、該顧客の顧客情報を取得し、該顧客に提供するための付加情報を前記顧客情報に基づき作成する。さらに、処理サーバ2は、作成された前記付加情報を、前記決済端末に備えられている出力装置のための出力データとする。この一連の処理サーバ2の機能は後に詳述する。
データベース3は、顧客情報などを管理する装置である。このデータベースには、顧客情報の検索、変更、更新のために既存のハードウェア及びソフトウェアを適用することが可能である。このデータベース3に保持されているテーブルが表1〜表5に示されている。
表1は端末管理テーブルであり、処理サーバ内の決済端末認証部(後述)が検索するテーブルである。この端末管理テーブルには、「店舗ID」カラムと「端末ID」カラムとが設けられている。これにより、店舗IDと端末IDとを結びつけることができる。
Figure 0005257730
表2は顧客管理テーブルである。この顧客管理テーブルには、「顧客ID」カラムと「氏名」カラムと「性別」カラムと「年齢」カラムとが設けられており、顧客情報が管理されている。
Figure 0005257730
表3はポイント管理テーブルであり、「顧客ID」カラムと、その顧客IDのポイント値を格納する「ポイント値」カラムとが設けられている。顧客IDを検索条件としてこのポイント管理テーブルを処理サーバが検索し、該当する顧客のポイント値を取得することができる。
Figure 0005257730
表4は履歴管理テーブルであり、「日時」カラムと「顧客ID」カラムと「店舗ID」カラムと「端末ID」カラムと「決済額」カラムと「今回付与ポイント」カラムと「付与前ポイント」カラムと「付与後ポイント」カラムとが設けられている。このテーブルは、処理サーバからの命令を受けてデータベースによって、顧客ごと、かつ購入日時ごとに1レコードずつ作成され、該顧客が購入した店舗の店舗IDと端末IDと決済額と決済額に応じて決められる今回付与ポイントと付与前のポイントと付与後のポイントとがそれぞれのカラムに格納される。付与後のポイントは、付与前のポイントに今回付与ポイントを加算した値である。このテーブルを、顧客IDを検索条件として参照することにより、該当する顧客のポイントの変化に関する履歴を取得することができる。
Figure 0005257730
表5はクーポン管理テーブルであり、「ポイント値」カラムと「引き換えクーポン」カラムとが設けられている。このテーブルは、あるポイント値と引き換えることができるクーポンについての情報を格納しており、例えば、「2000」ポイントと「旅行券」を引き換えることができるという情報が格納されている。
Figure 0005257730
表6はポイント付与率管理テーブルであり、決済額に対するポイントの付与率が「ポイント付与率」カラムにパーセント単位で格納されている。ここでは、ポイント付与率を決済額の1%(小数点以下切り捨て)としている。
Figure 0005257730
図2は、決済端末1の内部構成を示している。図2に示されているように、決済端末1は、制御部11と、ICチップ通信部12と、演算部13と、入力部14と、レジスタ通信部15と、処理サーバ通信部16と、レシートプリンタ17と、店員用画面18と、顧客用画面19とを備えている。また、レシートプリンタ17と、店員用画面18と、顧客用画面19とは、出力装置を構成する。
制御部11は、上記構成要素12〜19と接続されており、上記構成要素12〜19の制御を行う。
ICチップ通信部12は、非接触式ICカード5または非接触IC携帯端末6に内蔵されているICチップとの通信を行う部分である。
演算部13は、決済処理に伴う演算を主に行う部分である。なお、演算部13は、制御部11の一部として構成することもできる。
入力部14は、顧客の購入品目、単価、個数、決済額を入力するために使用する部分である。具体例として、キーボードやタッチパネルがある。または、レジスタ7から後述のレジスタ通信部15を介して顧客の購入品目、単価、個数、決済額に関する情報を受信することもでき、この場合は入力部14が操作されることはない。
レジスタ通信部15は、レジスタ7との通信を行う部分である。
処理サーバ通信部16は、処理サーバ2との通信を行う部分である。
レシートプリンタ17は、出力データを顧客に認知可能にレシートへ印字する装置である。
店員用画面18と顧客用画面19とは、出力データを店員、顧客それぞれに認知可能に出力するための画面である。
図3は、処理サーバ2aの内部構成を示している。図3に示されているように、処理サーバ2aは、処理部21と、決済端末通信部22と、データベース通信部23とを備えている。
処理部21は、上記決済端末通信部22及びデータベース通信部23と接続されている。決済端末通信部22及びデータベース通信部23は、決済端末1及びデータベース3とそれぞれ通信を行う部分である。
さらに処理部21は、決済端末認証部211と、顧客検索部212と、ポイント計算部213と、クーポン管理部214と、出力データ作成部215と、履歴保存部216とを有している。
決済端末認証部211は、決済端末1から受信した付加情報リクエストに含まれている店舗ID及び端末IDを検索条件として端末管理テーブルを検索し、該当するレコードがあれば該決済端末を正規の端末として認証する部分である。
顧客検索部212は、付加情報リクエストに含まれている顧客IDを検索条件として顧客管理テーブルを検索する部分である。
ポイント計算部213は、ポイント付与率管理テーブルを検索することにより取得したポイント付与率と付加情報リクエストに含まれている決済額とを乗ずることにより、付与するポイント値を計算する部分である。さらに、このポイント計算部213は、顧客IDを検索条件としてポイント管理テーブルを検索することにより得られる該顧客のポイント値と、上記のように計算した付与するポイント値とを加えることにより、該顧客の新たなポイント値を計算する。
クーポン管理部214は、クーポン管理テーブルを検索し、ポイント計算部213が計算した新たなポイント値以上、かつ最小のポイント値を有するレコードを取得する部分である。このクーポン管理部214は、該当するレコードの「ポイント値」カラムに保存されているポイント値から、上記新たなポイント値を差し引くことにより、そのクーポンと引き換え可能なポイントまでの残りポイント値を計算することができる。
出力データ作成部215は、顧客に提供する付加情報を、決済端末に送信するための出力データとして作成する部分である。
履歴保存部216は、履歴管理テーブルにアクセスし、顧客IDごと、かつ購入日時ごとに1レコードずつ作成する部分である。具体的には「日時カラム」に購入日時を設定し、「顧客ID」カラムと「店舗ID」カラムと「端末ID」カラムと「決済額」カラムとに対して付加情報リクエストに含まれている対応する値を設定する。さらに、ポイント計算部213が計算した付与するポイント値を「今回付与ポイント」カラムに設定し、ポイント計算部213がポイント管理テーブルから取得したポイント値を「付与前ポイント」カラムに設定し、ポイント計算部213が計算した新たなポイント値を「付与後ポイント」カラムに設定する。
図4は、処理サーバ2bの内部構成を示している。図3に示されている処理サーバ2aとほぼ同じであるが、処理部21が出力用決済情報データ作成部217をさらに有している点のみ異なる。
出力用決済情報データ作成部217は、付加情報リクエストに含まれている決済に関する情報(購入品目、単価、個数、決済額など)を、決済端末が出力するために決済端末へ送信される出力用決済情報データとして作成する部分である。
次に、図5に沿って、図1〜図3に示した電子マネー決済システムを作動させ、電子マネー決済を実施するための処理シーケンスを説明する。この処理シーケンスでは、上記実施の形態に係る処理サーバ2aを本発明に係るプログラムを利用して作動させる。なお、ここでは、店舗がポイントサービスを導入しており、決済額に応じて付与されるポイント値や、付与後のポイント残高をレシート及び画面に出力することを想定している。
店舗の具体例としては、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、レストラン、ホテルをあげることができる。
まず、店員がレジスタを操作することにより入力された購入品目、単価、個数、決済額などの情報を、レジスタ通信部15を介して、決済端末1aが取得する(ステップSt1)。
次に、非接触式ICカードまたは非接触IC携帯端末を、決済端末の非接触IC用リーダライタ部にかざすよう、顧客用画面の表示や音声を通じて顧客に促す(ステップSt2)。
顧客が非接触式ICカードまたは非接触IC携帯端末をかざすと、決済端末は、ICチップ通信部12を通じて、ICチップに記憶されている顧客ID及び残高を読み取る(ステップSt3)。顧客IDを正常に読み取ることができた場合は、処理を続行する。
続いて、決済端末1aにて電子マネーの決済処理が行われる(ステップSt4)。
次に、店舗IDと、端末IDと、顧客IDと、決済額とを含む付加情報リクエストが、決済端末1aから処理サーバ2aへ送信される(ステップSt5)。
続いて、決済端末1aは、決済に関する情報を出力用決済情報データとして構成する(ステップSt6)。例えば、購入品目と単価と個数と決済額とを出力用決済情報データとして構成することができる。
処理サーバ2aの処理部21内の決済端末認証部211は、受信した付加情報リクエストに含まれている店舗ID及び端末IDを検索条件としてデータベース3内の端末管理テーブルを検索し、結果を受け取る(ステップSt7)。
上記検索結果に基づいて、決済端末認証部211は決済端末の認証を行う(ステップSt8)。該当するレコードが見つかった場合は、該端末が正規の端末として認証される。
処理サーバ2aの処理部21内の顧客検索部212は、付加情報リクエストに含まれている顧客IDを検索条件として顧客管理テーブルを検索する(ステップSt9)。
処理サーバ2aの処理部21内のポイント計算部213は、データベース3内のポイント管理テーブルから当該顧客の当該決済が行われる前のポイント値を取得し、ポイント付与率管理テーブルからポイント付与率を取得する(ステップSt10)。
次に、ポイント計算部213は、ステップSt9で取得したポイント値及びポイント付与率と、上記付加情報リクエストに含まれている決済額とを用いて、付与するポイント値及び付与後のポイント値を計算する。続いて履歴保存部216がデータベース3にアクセスし、履歴管理テーブルに新たなレコードを作成する(ステップSt11)。
付与ポイント値や付与後ポイントから付加情報を作成する(ステップSt12)。このとき、クーポン管理部214は、クーポン管理テーブルにアクセスし、付与後ポイントに最も近い、あるクーポンと引き換え可能なポイント値までの残りポイント数を計算し、この残りポイント数を付加情報に含めることができる。また、付加情報リクエストに含まれている購入品目やデータベース内の顧客情報に基づいて、広告情報や電子クーポンなどの付加情報を作成することもできる(ステップSt12)。
出力データ作成部215は、作成された付加情報を構成するデータの少なくとも一部を、前記顧客のための出力データとして構成する(ステップSt13)。
作成した出力データを処理サーバ2aから決済端末1aへ送信する(ステップSt14)。
続いて決済端末1a内の演算部13は、ステップSt6で作成された出力用決済情報データと受信した出力データとを出力する命令を、レシートプリンタ17と店員用画面18と顧客用画面19とへ送る(ステップSt15)。
次に、受信した出力データと出力用決済情報データとがレシート、顧客用画面または店員用画面に出力される(ステップSt16及びSt17)。このとき、レシートや顧客用画面及び店員用画面には、電子マネー決済に関する情報のほか、付加情報として顧客の氏名と付与後ポイントと付与後ポイントに最も近い、あるクーポンと引き換え可能なポイント値までの残りポイント数とを出力することができる。ここで、残りポイント数の計算は、処理サーバ2の処理部によって行われる。レシートの一例が図7に示されており、上段部分は決済端末1aにより作成された部分であり、下段部分は処理サーバ2aにより作成された部分である。
続いて決済端末内のICチップ通信部12は、前記出力用決済情報データと前記出力データとを、演算部13からの命令に従って顧客の所有するIC媒体内のICチップへ送信して書き込む(ステップSt18)。
次に、図6に沿って、図1、図2及び図4に示した電子マネー決済システムを作動させ、電子マネー決済を実施するための処理シーケンスを説明する。この処理シーケンスでは、上記実施の形態に係る処理サーバ2bを本発明に係るプログラムを利用して作動させる。図5と図6との相違点は、図5では出力用決済情報データの作成を決済端末1aが行う(ステップSt6)のに対し、図6では処理サーバ2bの処理部21内の出力用決済情報データ作成部217が行う(後述するステップSt109)という点である。以下、この相違点を中心に図6について説明するが、図5と共通する点は説明を省略する。
まず、ステップSt101〜St108が行われるが、これは図5のステップSt1〜St5、St7〜St9とそれぞれ同じである。
次に出力用決済情報データ作成部217が、付加情報リクエストに含まれている決済に関する情報を出力用決済情報データとして構成する(ステップSt109)。例えば、購入品目と単価と個数と決済額とを出力用決済情報データとして構成することができる。
続いてステップSt110〜St113が行われるが、これは図5のステップSt10〜St13とそれぞれ同じである。
作成した出力用決済情報データ及び出力データを処理サーバ2bから決済端末1bへ送信する(ステップSt114)。
次に決済端末1b内の演算部13は、受信した出力用決済情報データ及び出力データを出力する命令を、レシートプリンタ17と店員用画面18と顧客用画面19とへ送る(ステップSt115)。
続いてステップSt116〜St118が行われるが、これは図5のステップSt16〜St18とそれぞれ同じである。
結果として出力されるレシートの一例は図8に示されている。図7とは異なり、全体が処理サーバ2bにより作成されている。
スーパーマーケットにおける適用例1
ここでさらに、図1〜図3及び図5について説明した電子マネー決済システムを導入しているスーパーマーケットについて、処理シーケンスの一形態を説明する。
まず、スーパーマーケットの店員がレジスタを操作することにより入力された購入品目(刺身、わさび、ビール)、各単価(420円、210円、210円)、各個数(各1個)などの情報を、決済端末1aがレジスタ通信部15を介して取得する(ステップSt1)。
次に、非接触式ICカード5を、決済端末1aの非接触IC用リーダライタ部にかざすよう、顧客用画面19の表示や音声を通じて顧客に促す(ステップSt2)。例えば、顧客用画面19に「会員カードをこちらにかざして下さい」と表示させることにより、顧客に促す。
顧客が非接触式ICカード5をかざすと、決済端末1aは、ICチップ通信部12を通じて、ICチップに記憶されている顧客IDを読み取る(ステップSt3)。
続いて、決済端末1aが電子マネーの決済処理を行う(ステップSt4)。
次に、店舗ID(100)と、端末ID(100002)と、顧客ID(123456789)と、決済額(840円)とを含む付加情報リクエストが、決済端末1aから処理サーバ2aに送信される(ステップSt5)。
続いて決済端末1aは、購入品目(刺身、わさび、ビール)と各単価(420円、210円、210円)と決済額(840円)とを出力用決済情報データとして構成する(ステップSt6)。
処理サーバ2aの処理部21内の決済端末認証部211は、受信した上記付加情報リクエストに含まれている店舗ID(100)及び端末ID(100002)を検索条件としてデータベース3内の端末管理テーブルを検索し、結果を受け取る(ステップSt7)。
上記検索結果に基づいて、決済端末の認証が行われる(ステップSt8)。本例では、該当するレコードが存在するため、後続の処理に進む。
続いて、顧客検索部212は、付加情報リクエストに含まれている顧客ID(123456789)を検索条件として顧客管理テーブルを検索し、結果を受け取る(ステップSt9)。本例では、該当するレコードが存在するため、後続の処理に進む。
ポイント計算部213は、データベース3のポイント管理テーブルから当該顧客の当該決済が行われる前のポイント残高(1130ポイント)を取得し、ポイント付与率管理テーブルからポイント付与率(決済額の1パーセント)を取得する(ステップSt10)。
次に、処理サーバ2aは、ステップSt8で取得したポイント残高及びポイント付与率と、上記付加情報リクエストに含まれている決済額とを用いて、付与するポイント値(840×1%=8ポイント、小数点以下切り捨て)及び付与後のポイント残高(1130+8=1138ポイント)を計算する。その後、履歴保存部216がデータベース3内のポイント管理テーブルにアクセスして、当該顧客のポイント残高を1138ポイントに更新し、ポイント値の変化(8ポイント増加)を履歴管理テーブルに挿入する(ステップSt11)。
続いて処理サーバ2aの処理部21内のクーポン管理部214がデータベース通信部23を介してデータベース3内のクーポン管理テーブルにアクセスし、付与後ポイント値(1138ポイント)以上、かつ最小のポイント値(2000ポイント)を有するレコードを検索する。そして、処理部21は、この2000ポイントと交換可能なクーポンに関する情報(旅行券)を取得するとともに、残りのポイント値(2000−1138=862ポイント)を付加情報として計算する(ステップSt12)。
このとき、付加情報の一部として、購入品目の一つであるビールの新商品情報や当該ビールの割引券に関するデータなどを、顧客情報や決済額に基づいて作成することもできる(ステップSt12)。
次に出力データ作成部215は、作成した付加情報を構成するデータの一部である付与後ポイントと残りのポイント値とを前記顧客のための出力データとする(ステップSt13)。
作成した出力データを、処理サーバ2aから決済端末1aに送信する(ステップSt14)。
決済端末1a内の演算部13は、ステップSt6で作成された出力用決済情報データと、受信した出力データとをレシートプリンタ17と店員用画面18と顧客用画面19とに出力するよう命令を出す(ステップSt15)。そして、これら出力用決済情報データと出力データとが、レシート、顧客用画面、店員用画面に出力される(ステップSt16及びSt17)。
続いて決済端末1a内のICチップ通信部12は、ステップSt6で作成された出力用決済情報データと受信した出力データとを、演算部13からの命令に従って顧客の所有するIC媒体内のICチップへ送信して書き込む(ステップSt18)。
スーパーマーケットにおける適用例2
図1、図2、図4及び図6について説明した電子マネー決済システムを導入しているスーパーマーケットについて、処理シーケンスの一形態を説明する。
まず、スーパーマーケットの店員がレジスタを操作することにより入力された購入品目(刺身、わさび、ビール)、各単価(420円、210円、210円)、各個数(各1個)などの情報を、決済端末1bがレジスタ通信部15を介して取得する(ステップSt101)。
次に、非接触式ICカード5を、決済端末1bの非接触IC用リーダライタ部にかざすよう、顧客用画面19の表示や音声を通じて顧客に促す(ステップSt102)。例えば、顧客用画面19に「会員カードをこちらにかざして下さい」と表示させることにより、顧客に促す。
顧客が非接触式ICカード5をかざすと、決済端末1bは、ICチップ通信部12を通じて、ICチップに記憶されている顧客IDを読み取る(ステップSt103)。
続いて、決済端末1bが電子マネーの決済処理を行う(ステップSt104)。
次に、店舗ID(100)と、端末ID(100002)と、顧客ID(123456789)と、決済額(840円)と、購入品目(刺身、わさび、ビール)と、各単価(420円、210円、210円)と、各個数(各1個)とを含む付加情報リクエストが、決済端末1bから処理サーバ2bに送信される(ステップSt105)。
処理サーバ2bの処理部21内の決済端末認証部211は、受信した上記付加情報リクエストに含まれている店舗ID(100)及び端末ID(100002)を検索条件としてデータベース3内の端末管理テーブルを検索し、結果を受け取る(ステップSt106)。
上記検索結果に基づいて、決済端末の認証が行われる(ステップSt107)。本例では、該当するレコードが存在するため、後続の処理に進む。
続いて、顧客検索部212は、付加情報リクエストに含まれている顧客ID(123456789)を検索条件として顧客管理テーブルを検索し、結果を受け取る(ステップSt108)。本例では、該当するレコードが存在するため、後続の処理に進む。
続いて出力用決済情報データ作成部217は、購入品目(刺身、わさび、ビール)と各単価(420円、210円、210円)と決済額(840円)とを出力用決済情報データとして構成する(ステップSt109)。
ポイント管理部213は、データベース3のポイント管理テーブルから当該顧客の当該決済が行われる前のポイント残高(1130ポイント)を取得し、ポイント付与率管理テーブルからポイント付与率(決済額の1パーセント)を取得する(ステップSt110)。
次に、ポイント管理部213は、ステップSt110で取得したポイント残高及びポイント付与率と、上記付加情報リクエストに含まれている決済額とを用いて、付与するポイント値(840×1%=8ポイント、小数点以下切り捨て)及び付与後のポイント残高(1130+8=1138ポイント)を計算する。その後、データベース3内のポイント管理テーブルにアクセスして、当該顧客のポイント残高を1138ポイントに更新し、履歴保存部216がポイント値の変化(8ポイント増加)を履歴管理テーブルに挿入する(ステップSt111)。
続いて処理サーバ2bの処理部21内のクーポン管理部214がデータベース通信部23を介してデータベース3内のクーポン管理テーブルにアクセスし、付与後ポイント値(1138ポイント)以上、かつ最小のポイント値(2000ポイント)を有するレコードを検索する。そして、クーポン管理部214は、この2000ポイントと交換可能なクーポンに関する情報(旅行券)を取得するとともに、残りのポイント値(2000−1138=862ポイント)を付加情報として計算する(ステップSt112)。
このとき、付加情報の一部として、購入品目の一つであるビールの新商品情報や当該ビールの割引券に関するデータなどを、顧客情報や決済額に基づいて作成することもできる(ステップSt112)。
次に出力データ作成部215は、作成した付加情報を構成するデータの一部である付与後ポイントと残りのポイント値とを前記顧客のための出力データとする(ステップSt113)。
作成した出力用決済情報データ及び出力データを、処理サーバ2bから決済端末1bに送信する(ステップSt114)。
決済端末1b内の演算部13は、受信した出力用決済情報データ及び出力データをレシートプリンタ17と店員用画面18と顧客用画面19とに出力するよう命令を出す(ステップSt115)。そして、この出力データが、レシート、顧客用画面、店員用画面に出力される(ステップSt116及びSt117)。
続いて決済端末1b内のICチップ通信部12は、処理サーバ2bから受信した出力用決済情報データと出力データとを、演算部13からの命令に従って顧客の所有するIC媒体内のICチップへ送信して書き込む(ステップSt118)。
上記において、本発明に係る決済端末と処理サーバとを用いた電子マネー決済システムの具体的実施の形態について説明した。しかし、本発明は、このような実施の形態に限定されるのではなく、当業者にとって明らかな変更、修正は、全て本発明の技術的範囲に含まれる。したがって、例えば、以下のような形態も実施可能である。
上記実施の形態において、出力用決済情報データを作成するタイプの決済端末と、出力用決済情報データを作成しないタイプの決済端末とがあることを述べた。ここで、ある電子マネー決済システム内にこの2つのタイプの決済端末が混在している場合、処理サーバは決済端末のタイプに応じて出力用決済情報データを作成するか否かを制御することができる。
一例として、表1の端末管理テーブルに「端末タイプ」カラムを追加し、出力用決済情報データを作成するタイプの決済端末であるか否かの情報を格納する。例えば、表1の端末IDが「100001」及び「100002」であるレコードの「端末タイプ」カラムを「A」(出力用決済情報データを作成するタイプの決済端末)と設定する。さらに、表1の端末IDが「101001」であるレコードの「端末タイプ」カラムを「B」(出力用決済情報データを作成しないタイプの決済端末)と設定する。そして、図5のステップSt7または図6のステップSt106において端末管理テーブルを検索する際に、処理サーバは、「端末タイプ」カラムに設定されている情報を取得することができる。そして、端末タイプが「A」であれば、処理サーバは出力用決済情報データを作成せず、端末タイプが「B」であれば、処理サーバが出力用決済情報データを作成するというように処理サーバを制御することができる。
上記実施の形態において、決済額に応じて付加情報を作成したが、顧客情報に応じて付加情報を作成することもできる。一例として、ステップSt9またはSt108において顧客検索を行う際に、顧客検索部212が顧客管理テーブルから顧客の年齢を取得する。次にステップSt12またはSt112において、クーポン管理部214は、上記取得した年齢を検索条件として年齢別クーポン管理テーブルを検索する。ここで、年齢別クーポン管理テーブルは表7に示されているように「年齢」カラムと「引き換えクーポン」カラムとを有している。この検索の結果、得られたレコードの「引き換えクーポン」カラムに設定されている商品の、「割引額」カラムに設定されている割引額分のクーポンを付加情報として作成することができる(ステップSt12またはSt112)。
Figure 0005257730
さらに、電子マネー決済後に顧客に提供される付加情報には、静止画や動画、QRコード(登録商標)などの2次元コードも含めることができる。ここで、広告情報や電子クーポンは、決済額に応じて決めてもよく、性別、年齢などに応じて決めてもよい。上述のように、非接触IC携帯端末に内蔵されているICチップは、512キロバイト〜1メガバイト程度の記憶容量を持っているため、IDカードよりも多くの情報を記憶することができる。
顧客が所有するIC媒体が非接触IC携帯端末の場合は、当該端末の画面を通して配信された情報を確認することができる。
これに対し、IC媒体が非接触式ICカードの場合は、例えばインターネットを介して処理サーバに接続されているパーソナルコンピュータに、パソリ(登録商標)などのFeliCa(登録商標)を利用した非接触式ICカードを読み書きできるUSB対応リーダー/ライターを接続し、これに非接触式ICカードを読み込ませることで処理サーバから電子クーポンを取得することができる。
これにより、出力用決済情報データ及び出力データをレシートに出力する必要がなくなり、その結果レシート用紙が不要となる。
上述のステップSt1またはSt101に関して、決済端末にレジスタが接続されていない場合は、決済端末の入力部(キーボード、タッチパネル等)の操作により入力された購入品目、単価、個数、電子マネー決済額などの情報を取得する。
また、データベースを処理サーバ内に配置することもできる。
上記ポイントサービスにおいて、店舗ごと、あるいは端末ごと、または期間に応じてポイント付与率を変えることもできる。これは、ポイント付与率管理テーブルに「店舗ID」カラムや「端末ID」カラム、「期間」カラムを設けて複数のレコードを用意しておき、付加情報リクエストに含まれている店舗IDや端末IDを検索条件として検索し、該当したレコードのポイント付与率を用いることにより実現できる。
さらに上記ポイントサービスにおいて、ポイントがある基準値に達するなど、一定の条件を満たした顧客に対し、レシートに割引券を印字して出力することができる。あるいは、電子クーポンを非接触IC携帯端末に配信することも可能である。
また、データベース内の顧客管理テーブルに顧客の生年月日に関する情報を保持し、誕生月のポイント倍増サービスなどの顧客の属性に基づいた情報を提供することも可能である。さらに、誕生月クーポンなどの顧客の属性に応じた電子クーポンを提供することも可能である。
本発明をショッピングセンターに適用する場合、センター内の各店舗に共通の電子マネー決済システムを導入し、顧客の過去の購入履歴や購入頻度を解析することによって、その顧客の関心が高いと思われる、センター内店舗の広告情報や電子クーポンを提供することも可能である。
なお、本発明は、以上の説明から明らかなように、処理サーバ上で付加情報の作成を実行するために、当業者が技術常識に基づいて組み上げることのできるプログラムもその技術的範囲に含むものである。
本発明に係る処理サーバ及び決済端末を含む電子マネー決済システムの一実施の形態について、その構成を示すブロック図である。 電子マネー決済処理を行う決済端末の内部構成例を示すブロック図である。 付加情報を作成する処理サーバ2aの内部構成例を示すブロック図である。 付加情報を作成する処理サーバ2bの内部構成例を示すブロック図である。 店舗がポイントサービスを導入している場合に、決済額に応じて付与されるポイント値や、付与後のポイント残高をレシート及び画面に出力する際の、一実施形態に基づく処理シーケンスを示すフロー図である。 店舗がポイントサービスを導入している場合に、決済額に応じて付与されるポイント値や、付与後のポイント残高をレシート及び画面に出力する際の、別の実施形態に基づく処理シーケンスを示すフロー図である。 一実施形態に基づいて作成されるレシートの一例である。 別の実施形態に基づいて作成されるレシートの一例である。
符号の説明
1,1a,1b 決済端末
2,2a,2b 処理サーバ
3 データベース
4 ネットワーク
5 非接触式ICカード
6 非接触IC携帯端末
7 レジスタ
8 電子マネー決済システム
11 制御部
12 ICチップ制御部
13 演算部
14 入力部
15 レジスタ通信部
16 処理サーバ通信部
17 レシートプリンタ
18 店員用画面
19 顧客用画面
21 処理部
22 決済端末通信部
23 データベース通信部
211 決済端末認証部
212 顧客検索部
213 ポイント計算部
214 クーポン管理部
215 出力データ作成部
216 履歴保存部
217 出力用決済情報データ作成部

Claims (1)

  1. ICチップと通信して電子マネー決済を行う第1のタイプ及び第2のタイプの決済端末と、顧客に提供するための付加情報を作成する処理サーバと、データベースとがネットワークを介して接続された電子マネー決済システムにおいて、
    前記第1のタイプ及び第2のタイプの決済端末は、
    ICチップと通信し、前記ICチップに記憶された顧客IDおよび電子マネー残高を読み取るICチップ通信部と、
    前記顧客IDを有する顧客が購入したときの決済額が入力されるための入力部と、
    前記処理サーバと通信を行う処理サーバ通信部と、
    前記決済額を用いて電子マネー決済処理を行う演算部と
    を備え、
    前記第1のタイプの決済端末が備える前記演算部は、少なくとも前記決済額が含まれる出力用決済情報データをさらに作成するものであり、
    前記処理サーバは、
    前記第1のタイプ及び第2のタイプの決済端末と通信を行う決済端末通信部と、
    前記第1のタイプ及び第2のタイプの決済端末を認証する決済端末認証部と、
    顧客に提供するための付加情報を出力データとして作成する出力データ作成部と、
    前記第2のタイプの決済端末における決済額から出力用決済情報データとして作成する出力用決済情報データ作成部と
    を備え、
    前記第1のタイプの決済端末は、当該決済端末IDおよび顧客IDを含む付加情報リクエストを、前記処理サーバ通信部により前記処理サーバへ送信し、
    前記第2のタイプの決済端末は、当該決済端末ID、顧客ID、および前記決済額を含む付加情報リクエストを、前記処理サーバ通信部により前記処理サーバへ送信し、
    前記処理サーバは、前記決済端末IDに基づき前記第1のタイプの決済端末を認証した場合、前記顧客IDを検索条件として前記データベースを検索することにより該顧客の顧客情報を取得し、前記顧客情報に基づき前記出力データ作成部により該顧客に提供するための付加情報を出力データとして作成して、この出力データを前記第1のタイプの決済端末へ送信し、
    前記処理サーバは、前記決済端末IDに基づき前記第2のタイプの決済端末を認証した場合、前記顧客IDを検索条件として前記データベースを検索することにより該顧客の顧客情報を取得し、前記顧客情報に基づき該顧客に提供するための付加情報を出力データとして作成するとともに、前記決済額から出力用決済情報データを作成し、
    前記第1のタイプの決済端末は、当該決済端末で作成した前記出力用決済情報データと、前記処理サーバから受信した前記出力データとを、前記第1のタイプの決済端末の出力装置に出力し、
    前記第2のタイプの決済端末は、前記処理サーバから受信した前記出力データおよび前記出力用決済情報データを、前記第2のタイプの決済端末の出力装置に出力し、
    決済端末が前記出力用決済情報データを作成する前記第1のタイプの決済端末である場合は、前記処理サーバは前記出力用決済情報データを作成せず、
    決済端末が前記出力用決済情報データを作成しない前記第2のタイプの決済端末である場合は、前記処理サーバが前記出力用決済情報データを作成し、
    ここで、決済端末が前記第1のタイプであるか前記第2のタイプであるかに関する情報は、前記データベースにおいて決済端末ごとに管理されるものである、電子マネー決済システム。
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