JP5257312B2 - 携帯端末および携帯端末における通信方法 - Google Patents

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本発明は、非接触ICチップを搭載した携帯端末および携帯端末における通信方法に関する。
近年の携帯端末は多機能化が進み、通話やメール送受信のみではなく、様々なデータを送受信するために、多くの通信手段を内蔵している。電話網を用いたパケット通信手段、モバイルFeliCa(登録商標)ICチップに代表される非接触ICチップで決済処理や各種認証を行う非接触通信手段、赤外線を用いて送受信する赤外線通信手段、Bluetooth(登録商標)を用いた近距離通信手段、無線LAN通信手段等、複数の通信手段が1台の携帯端末に組み込まれており、用途に応じて通信手段を使い分けている。
特許文献1には、標準通信部と近距離通信部を備えた無線通信装置であって、他の無線通信装置との通信に関する設定を変更するための設定パラメータを送信する際に、近距離通信部を稼働させる技術が開示されている。
特開2003−152735号公報
しかし、携帯端末内蔵の通信手段が多いために、ユーザが混乱することもある。例えば、データを送信する際に、データ量に対しどの通信手段が適切か、どの操作方法がどの通信手段に対応しているかを、ユーザが判断しなければならない。また、複数の通信手段を有する場合、送信側の携帯端末のユーザが、相手先の携帯端末が対応する通信手段をあらかじめ把握して、適切な通信手段で送信しなければならず、煩雑である。
本発明はこのような点を考慮してなされたもので、複数の通信手段を有する携帯端末であって、適切な通信手段を選択して送受信することができる携帯端末および携帯端末における通信方法を提供することを目的とする。
開示される発明による携帯端末は、
遠距離通信部及び近距離通信部を含む複数の無線通信部を有する携帯端末であって、
前記複数の無線通信部に含まれている前記近距離通信部に該当する非接触通信部であって、前記複数の無線通信部それぞれに関する通信情報および所定データの識別情報を他の携帯端末に非接触通信で送信し、前記他の携帯端末が有する複数の無線通信部の1つであって、送信した前記通信情報および前記所定データの識別情報に基づいて前記他の携帯端末にて選択された第1の無線通信部に関する情報を前記他の携帯端末から非接触通信で受信する非接触通信部と、
前記非接触通信部で前記他の携帯端末から受信した前記第1の無線通信部に関する情報に基づき、当該携帯端末の前記複数の無線通信部のうち前記第1の無線通信部と同種の通信手段である第2の無線通信部を選択する選択部と、
を有し、前記選択部で選択した前記第2の無線通信部は、前記所定データを前記他の携帯端末に送信するよう構成される、ことを特徴とする。
開示される発明によれば、複数の通信手段を有する携帯端末において適切な通信手段を選択して送受信することができる。

本発明の一実施形態に係る携帯端末の概略構成を示すブロック図。 同上の実施形態における携帯端末の外観図。 同上の実施形態における通信手段テーブルの例を示す図。 同上の実施形態における携帯端末の動作を示すフローチャート。 同上の実施形態における携帯端末の、通信手段を選択する動作を示すフローチャート。 同上の実施形態における携帯端末の、通信手段を選択する動作を示す説明図。 同上の実施形態における携帯端末の、非接触通信部が起動した際の詳細を示す説明図。 同上の実施形態における携帯端末の、赤外線通信部が起動した際の詳細を示す説明図。 同上の実施形態における携帯端末の、Bluetooth通信部が起動した際の詳細を示す説明図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯端末1の概略構成を示すブロック図である。携帯端末1は、制御部10、電源回路部11、表示部12、キー操作検出部13、音声制御部14、無線通信部15、記憶部16、情報記憶媒体17、データ記憶部21、テーブル記憶部22がバスによって相互に通信可能に接続されて構成されている。
電源回路部11は、電力供給源(バッテリ等)を備え、操作入力制御部13の操作キー53を介した入力に基づいて携帯端末1の電源のON/OFF状態を切り替え、電源がON状態の場合に電力供給源から各部に対して電力を供給して、携帯端末1を動作可能にする。
表示部12はディスプレイ52に対する表示インタフェースを備え、制御部10の制御に基づいて、文書や画像等からなる画面をディスプレイ52に表示する。キー操作検出部13は操作キー53に対する入力インタフェースを備え、操作キー53の押下の操作を検出すると、それらの操作を示す信号を生成して、この信号を制御部10に伝送する。
音声制御部14は、制御部10の制御に基づいて、マイクロフォン142で集音された音声からアナログ音声信号を生成し、このアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。また音声制御部14は、デジタル音声信号を取得すると、制御部10の制御に基づいて、このデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカ141から音声として出力する。
無線通信部15は複数の通信手段を有し、非接触通信部151、赤外線通信部152、Bluetooth通信部153、無線LAN通信部154、課金通信部155を含む。
課金通信部155は、アンテナ15aを用い数km離れた基地局を介して他の携帯端末等に通信を行う標準的な遠距離通信手段である。課金通信部155を用いて通信する場合は、電話網を使用するため通信会社に対する通信料が発生する。課金通信部155は、制御部10の制御に基づいて、基地局からアンテナ15aを介して受信した受信信号をスペクトラム逆拡散処理してデータを復元する。このデータは、制御部10の指示により、音声制御部14に伝送されてスピーカ141から出力されたり、表示部12に伝送されて表示されたり、または記憶部16に記録されたりする。また課金通信部155は、制御部10の制御に基づいて、マイクロフォン142で集音された音声データや、キー操作検出部13で入力されたデータや記憶部16に記憶されたデータを取得すると、これらのデータに対してスペクトラム拡散処理を行い、基地局に対してアンテナ15aを介して送信する。
非接触通信部151は、FeliCa(登録商標)チップを搭載し、携帯端末1の外面にある非接触通信ポート(後述する)を、FeliCa(登録商標)リーダー/ライター装置や他のFeliCa(登録商標)チップ搭載携帯電話機の非接触通信ポート等に近接させて、非接触の近距離無線通信を行う。
赤外線通信部152は、赤外線のIrDA(Infrared Data Association)方式を用いて、他のIrDA方式の赤外線通信部を搭載した端末との近距離無線通信を行う。通信距離は、IrDA DATA1.4の規格で1mである。赤外線通信を行う端末同士は、遮蔽物が無いように赤外線通信ポート(後述する)を互いに向かい合わせて通信を行う。
Bluetooth通信部153は、Bluetooth(登録商標)を用いて、他のBluetooth(登録商標)を搭載した装置と近距離無線通信を行う。通信距離は最も長い通信距離の規格で最長100mである。Bluetooth(登録商標)は、その性質上、通信を行う端末間に遮蔽物があっても、通信を行う事が可能である。
無線LAN通信部154は、Wi-Fi(登録商標)に準拠しており、他の搭載端末とアドホック通信を行ったり、携帯端末1近辺のアクセスポイントを経由して他の搭載端末との通信を行ったりする。
非接触通信部151、赤外線通信部152、Bluetooth通信部153、無線LAN通信部154は、数cm〜100m程度の近距離における通信手段である。課金通信部155以外の通信手段を用いて通信する場合は、携帯端末同士で直接送受信するか、または携帯端末が現在居る場所近辺のアクセスポイントを介して送受信するかのどちらかであり、電話網を使用しないので、通信料がかからない。
なお、非接触通信部151、Bluetooth通信部153、及び無線LAN通信部154は、夫々課金通信部155のアンテナ15aとは異なるアンテナを使用して通信を行うが、ここでは図示を省略している。
記憶部16は、制御部10や無線通信部15などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(Random Access Memory)などにより実現できる。
情報記憶媒体17(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、ハードディスク、或いはメモリ(ROM:Read Only Memory)などにより実現できる。情報記憶媒体17は、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)、複数のアプリケーション等が記憶される。
データ記憶部21は、文字や画像等の各種データを格納する。テーブル記憶部22は、無線通信部15に含まれる、複数の各種通信手段で送受信可能なデータの種類とデータサイズのしきい値を記載した通信手段テーブル221を格納している。図3に、携帯端末1における通信手段テーブル221の例を示す。
図3に示した通信手段テーブル221では、無線通信部15に含まれる全ての通信手段について記載しているが、携帯端末によっては、例えば無線LAN通信部154とBluetooth通信部153とを備えていない場合等も考えられる。
また図3では、各通信手段に選択順として番号を振っているが、これは同じデータ種類およびデータサイズの場合に、通信手段を選択する際の優先順位である。例えば、送信側携帯端末が図3に示す通信手段を全て有しているとして、データサイズがx1GBの動画データを送信する際、赤外線通信部152および非接触通信部151ではデータサイズのしきい値を超えており、データ種類も異なるため送信できない。無線LAN通信部154、Bluetooth通信部153、課金通信部155では送信できるので、選択順に従って、無線LAN通信部154を用いて送信する。課金通信部155は他の通信手段と異なり通信料がかかるため、選択順の下位になっている。
非接触通信部151は、データサイズの大きいデータを通信するのには不向きなので、おもにアドレス帳やスケジュール等、データサイズの小さいテキストデータを通信するのに使用される。そのため、選択順の番号を割り当てない。
図2は、本発明の一実施形態に係る携帯端末1の外観図であり、(A)は開いたときの内面(操作面)、(B)は開いたときの外面である。携帯端末1は、図2(A)、(B)に示すように、主に、矩形の板状の上筐体50と、この上筐体50とほぼ同形状をした下筐体51とにより構成されていて、これらの上筐体50及び下筐体51は、閉じた状態において相互に一面を覆うように積層されている。上筐体50及び下筐体51は、ヒンジ部54を挟むようにヒンジ結合されていて、上筐体50は下筐体51に対して、ヒンジ部54を軸にして、図2(A)、(B)のX方向に所定角度だけ回転自在なように形成されている。携帯電話機1は、上筐体50を下筐体51に対して回転させることにより、閉じた状態から開いた状態に、あるいは開いた状態から閉じた状態に変形する。
上筐体50の内面(下筐体51に対面する側の面)には、文字や画像等からなる表示情報を表示するためのディスプレイ52、音声を出力するスピーカ141が設けられている。これらのディスプレイ52、スピーカ141は、携帯電話機1が閉じた状態のときには、下筐体51により覆われていて外部に露出していないが、上筐体50を下筐体51に対して回転させて開いた状態に変形させたときには外部に露出される。ユーザは、携帯電話機1を開いた状態に変形させることにより、ディスプレイ52の表示画面を視認することができる。
下筐体51の内面(上筐体50に対面する側の面)には、押下されることにより指示を入力する複数の操作キー53、音声を集音するためのマイクロフォン142が設けられている。これらの操作キー53、及びマイクロフォン142は、携帯電話機1が閉じた状態のときには、上筐体50により覆われていて外部に露出していないが、上筐体50を下筐体51に対して回転させて開いた状態に変形させたときには外部に露出される。ユーザは、携帯電話機1を開いた状態に変形させることにより、操作キー53を用いた入力を行うことができる。
下筐体51の外面(上筐体50と対面しない側の面)には、非接触通信ポート552が設けられ、内側にFeliCa(登録商標)チップを有する非接触通信部151を備えている。また下筐体51の外面には、赤外線通信部152を備えた赤外線ポート551が設けられている。また、下筐体51下部の内側には、アンテナ15aが内蔵されている。
次に、上記構成における携帯端末1のデータ送受信動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。本実施形態では、携帯端末1Aを所有するユーザAと、携帯端末1Bを所有するユーザBとが近くにおり、ユーザAが、携帯端末1Aに記憶されているデータMをユーザBの携帯端末1Bに送信する動作について説明する。
携帯端末1Aおよび携帯端末1Bは、それぞれ待受状態である(ステップS101、S201)。ユーザAが携帯端末1Aの操作キー53Aを用いて、データMを選択する操作を行うと、制御部10Aは、データ記憶部21Aに格納されたデータから、送信するデータMを選択する(ステップS103)。次にユーザAとユーザBは、携帯端末1Aの非接触通信ポート551Aと携帯端末1Bの非接触通信ポート551Bを近接させ(ステップS105、S203)、ユーザAが操作キー53Aを用いて送信操作を行い、ユーザBが操作キー53Bを用いて受信操作を行う。携帯端末1Aの非接触通信部151Aは、データMのデータ種類およびデータサイズ(これらを以後、データMの識別情報と呼ぶ)、およびテーブル記憶部22Aに格納している、携帯端末1Aで送信可能な少なくとも1つの通信手段を記載した通信手段テーブル221Aを携帯端末1Bに送信し(ステップS107)、携帯端末1Bの非接触通信部151Bはこれを受信する(ステップS205)。
次に携帯端末1Bの表示部12Bは、「データMの受信を許可しますか?」のメッセージをディスプレイ52Bに表示させ、ユーザBにデータMの受信を許可するか否か訪ねる(ステップS207)。ユーザBが操作キー53Bを用いて「許可しない」旨の判定を行うと(ステップS209で「No」)、制御部10BはステップS201の待受状態に戻る。
一方、ユーザBがデータMの受信を「許可する」旨の判定を行うと(ステップS209で「Yes」)、制御部10Bは、テーブル記憶部22Bに格納されている通信手段テーブル221Bを参照し、ステップS205で受信したデータMの識別情報および携帯端末1Aの通信手段テーブル221Aに基づいて、携帯端末1Bが有し、データMを受信するのに最適な通信手段を選択する(ステップS211)。
携帯端末1Bの非接触通信部151Bは、ステップS211で選択した通信手段について、通信手段テーブル221Bに格納している当該通信手段に関する情報(通信手段に対応するデータの種類およびデータサイズのしきい値)を、近接している携帯端末1Aに送信し(ステップS213)、携帯端末1Aの非接触通信部151Aはこれを受信する(ステップS109)。携帯端末1Aの制御部10Aは、ステップS109で受信した当該通信手段に関する情報に基づき、無線通信部15A内の、対応する通信手段を決定し起動する(ステップS111)。次に、無線通信部15A内の当該通信手段はデータMを携帯端末1Bに送信する(ステップS113)。携帯端末1Bの無線通信部15Bは、ステップS113で送信されたデータMを、ステップS213で携帯端末1Aに送信した通信手段で受信する(ステップS215)。
ここで、ステップS211の動作の具体例について、図5と図6に示す。携帯端末1Aの無線通信部15Aは、非接触通信部151A、赤外線通信部152A、Bluetooth通信部153A、無線LAN通信部154A、課金通信部155Aを含み、図6に示す通信手段テーブル221Aを有する。また、携帯端末1Bの無線通信部15Bは、非接触通信部151B、赤外線通信部152B、Bluetooth通信部153B、課金通信部155Bを含み、図6に示す通信手段テーブル221Bを有する。また、送信するデータMのデータ種類は写真、データサイズはx2GB(x1>x2>x3)であるとする。
図5で、携帯端末1Bは、ステップS205で受信した、携帯端末1Aが送信可能な通信手段を参照して、これに対応可能な通信手段を少なくとも1つ有しているか判断する(ステップS301)。携帯端末1Bは、無線LAN通信部を有していないため、無線LAN通信には対応不可能であるが、他の通信手段には対応可能である。対応可能な通信手段を少なくとも1つ有している場合(ステップS301で「Yes」)、制御部10Bは、それらの通信手段のうち、現在他の通信で使用中の通信手段があるか否かを判断する(ステップS303)。現在使用中の通信手段がある場合(ステップS303で「Yes」)、制御部10Bは使用中の通信手段について、現在の通信を切断するか否か判断する(ステップS305)。使用中の通信手段が現在の通信を切断する場合(ステップS305で「Yes」)、この通信手段における現在の通信を切断する(ステップS307)。使用中の通信手段が現在の通信を切断しない場合(ステップS305で「No」)、制御部10Bは、携帯端末1Aとの通信に対応可能な通信手段から、この使用中の通信手段を除外する(ステップS309)。なお、使用中の通信手段における、現在の通信を切断するか否かの判断基準は、あらかじめ設定して記憶部16Bに格納していてもよい。例えば、課金通信部155Bで大容量のデータを現在受信中である場合は、受信時間がかかり、一度通信を切断すると後で再度時間をかけて受信しなければならなくなるため、課金通信部の現在の通信を切断しない等の設定としてもよい。
次に制御部10Bは、通信手段テーブル221Bより、携帯端末1Aとの通信に対応可能であり、ステップS309で除外していない少なくとも1つの通信手段を抽出し、通信手段を選択する優先順位である選択順の番号を、元の通信手段テーブル221Bにおける選択順と合うように振り直す(ステップS311)。例えば図6より、課金通信部155Bが使用中で、ステップS309で除外されたとすると、抽出される通信手段は、Bluetooth通信部153B、赤外線通信部152B、非接触通信部151Bの3つである。非接触通信部151Bは選択順の番号を割り当てないので、制御部10Bは、Bluetooth通信部153Bと赤外線通信部152Bとに選択順の番号を順に振り直す。
次に制御部10Bは、データMの識別情報(データ種類:写真、データサイズ:x2GB)に基づき、データMを受信可能な通信手段の候補を決定する(ステップS313)。図6の例では、データ種類「写真」に対応し、データサイズがx2GB以上のしきい値を有する、Bluetooth通信部153Bと赤外線通信部152Bが候補に挙げられる。制御部10Bは、ステップS311で振り直した選択順より、通信手段としてBluetooth通信部153Bを選択する(ステップS315)。
ここで、ステップS111で各種通信手段が起動した際の、通信手段それぞれの詳細動作について、図7、図8、図9を参照して説明する。
図4のステップS111で非接触通信部151Aが起動した場合(図7)、携帯端末1Aおよび携帯端末1Bの表示部12A、12Bは、ディスプレイ52A、52Bに「そのまま非接触通信ポートを接近させてください」というメッセージを表示させる。ユーザA、ユーザBは携帯端末1Aの非接触通信ポート551Aと携帯端末1Bの非接触通信ポート551Bをそのまま近接させる。携帯端末1Aの非接触通信部151Aは、データMを携帯端末1Bの非接触通信部151Bに送信する(ステップS113)。非接触通信部151BはデータMを受信し取得する(ステップS215)。
図4のステップS111で赤外線通信部152Aが起動した場合(図8)、携帯端末1Aおよび携帯端末1Bの表示部12A、12Bは、ディスプレイ52A、52Bに「赤外線ポートを向かい合わせてください」というメッセージを表示させる。ユーザA、ユーザBは、それぞれ携帯端末1A、携帯端末1Bの赤外線ポート552A、552Bを向かい合わせる。携帯端末1Aの赤外線通信部152Aは、データMを携帯端末1Bの赤外線通信部152Bに送信する(ステップS113)。赤外線通信部152BはデータMを受信し取得する(ステップS215)。
図4のステップS111でBluetooth通信部153Aが起動した場合(図9)、携帯端末1Aと携帯端末1Bは、互いの距離が数m程度離れていても通信可能である。携帯端末1Aおよび携帯端末1Bの表示部12A、12Bは、ディスプレイ52A、52Bに、「Bluetoothで通信を行います」というメッセージを表示させ、両端末が極端に近接しているのを解くよう促す。携帯端末1AのBluetooth通信部153Aは、データMを携帯端末1BのBluetooth通信部153Bに送信する(ステップS113)。Bluetooth通信部153BはデータMを受信し取得する(ステップS215)。無線LAN通信部154A、154Bで通信する場合、または課金通信部155A、155Bで通信する場合も同様である。
以上述べたように本発明では、複数の通信手段を有する携帯端末において、送信側の携帯端末が受信側の携帯端末に、あらかじめデータの識別情報や送信可能な少なくとも1つの通信手段の情報を、非接触通信部を用いて送信する。受信側の携帯端末は、これらの情報から、自身が有する通信手段であって、データの識別情報に適した通信手段を選択して、送信側の携帯端末に選択した通信手段の情報を返す。送信側の携帯端末は、受信側の携帯端末が選択した通信手段でデータを送信する。これにより、あらかじめ非接触通信でデータの識別情報や通信手段の情報をやりとりすることで、最適な通信手段を携帯端末が自動的に選択し、データを送受信することができる。また、ユーザの操作を簡易化することができ、ユーザの負担を軽減することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、送信するデータを携帯端末1Aのディスプレイ52Aに表示させておき、ユーザが非接触通信ポート551Aと携帯端末1Bの非接触ポート551Bとを近接させた際に、ユーザの操作が無くても自動的に携帯端末1Aが当該データの識別情報および通信手段の情報を携帯端末1Bに非接触通信で送信してもよい。
また、上記実施形態ではデータの送受信について述べたが、携帯端末1Aと携帯端末1Bとを非接触通信した際に、最適な通信手段を決定すると共に、両方にあらかじめ組み込まれているアプリケーションを起動させ、最適な通信手段でオンラインゲーム等を行う仕様にしてもよい。
また、上記実施形態における携帯電話機の代わりに、無線通信機能を備えた携帯型パーソナル・コンピュータ又はPDA(Personal Digital Assistance)、携帯音楽プレイヤー、携帯ビデオカメラ、携帯ゲーム機等に本発明を適用してもよい。
1…携帯端末、10…制御部、11…電源回路部、12…表示部、13…キー操作検出部、14…音声制御部、15…無線通信部、15a…アンテナ、16…記憶部、17…情報記憶媒体、21…データ記憶部、22…テーブル記憶部、52…ディスプレイ、53…操作キー、141…スピーカ、142…マイクロフォン、151…非接触通信部、152…赤外線通信部、153…Bluetooth通信部、154…無線LAN通信部、155…課金通信部、221…通信手段テーブル、551…非接触通信ポート、552…赤外線通信ポート。

Claims (5)

  1. 遠距離通信部及び近距離通信部を含む複数の無線通信部を有する携帯端末であって、
    前記複数の無線通信部に含まれている前記近距離通信部に該当する非接触通信部であって、前記複数の無線通信部それぞれに関する通信情報および所定データの識別情報を他の携帯端末に非接触通信で送信し、前記他の携帯端末が有する複数の無線通信部の1つであって、送信した前記通信情報および前記所定データの識別情報に基づいて前記他の携帯端末にて選択された第1の無線通信部に関する情報を前記他の携帯端末から非接触通信で受信する非接触通信部と、
    前記非接触通信部で前記他の携帯端末から受信した前記第1の無線通信部に関する情報に基づき、当該携帯端末の前記複数の無線通信部のうち前記第1の無線通信部と同種の通信手段である第2の無線通信部を選択する選択部と、
    を有し、前記選択部で選択した前記第2の無線通信部は、前記所定データを前記他の携帯端末に送信するよう構成される、
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記通信情報は、前記複数の無線通信部それぞれにおける通信可能なデータの種類、および前記複数の無線通信部のそれぞれで通信可能な最大のデータサイズを含む、ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記データの識別情報は、前記データ自身が有する種類およびデータサイズの情報であることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  4. 前記複数の無線通信部から所定の無線通信部を選択して通信するための優先順位を前記無線通信部それぞれに振り、
    課金されない無線通信部の前記優先順位は、課金される無線通信部の前記優先順位よりも高く設定され、
    前記所定データの識別情報や、現在使用中の無線通信部の有無により、前記優先順位が変更されることを特徴とする請求項1および2記載の携帯端末。
  5. 携帯端末が実行する通信方法であって、
    遠距離通信部及び近距離通信部を含む複数の無線通信部に含まれている前記近距離通信部に該当する非接触通信部が、前記複数の無線通信部それぞれに関する通信情報および所定データの識別情報を他の携帯端末に非接触通信で送信し、前記他の携帯端末が有する複数の無線通信部の1つであって、送信した前記通信情報および前記所定データの識別情報に基づいて前記他の携帯端末にて選択された第1の無線通信部に関する情報を前記他の携帯端末から非接触通信で受信するステップと、
    選択部が、前記他の携帯端末から受信した前記第1の無線通信部に関する情報に基づき、本端末の前記複数の無線通信部のうち前記第1の無線通信部と同種の通信手段である第2の無線通信部を選択するステップと、
    前記選択部が選択した前記第2の無線通信部、前記所定データを前記他の携帯端末に送信するステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
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