JP5257106B2 - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に装着されたコンバージョンレンズの種類を検出する撮像装置及び撮像方法に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置におけるレンズの焦点距離を変更するためのアタッチメントとして、ワイドコンバージョンレンズ(以下、ワイコン)やテレコンバージョンレンズ(以下、テレコン)が知られている。これらのコンバージョンレンズを撮像装置に装着した場合、フォーカス制御や画像処理等を変更しなければならない場合がある。このため、コンバージョンレンズが装着されたか否かを検出する機構がしばしば撮像装置に備えられる。
コンバージョンレンズの装着を検出する方法には、機械的方法と電気的方法がある。
機械的方法には、撮像装置にコンバージョンレンズが装着された時に、撮像装置に備えられた検出爪が押下されるようにする方法がある。
また、電気的方法には、撮像画面の四隅における画素の輝度に基づいて、ケラレの発生を検出することで、テレコンの装着を自動的に検出する方法がある(例えば特許文献1)。
しかし、上述の検出方法では、テレコンが装着されたのかワイコンが装着されたのかを正確に判断することはできないため、装着されたコンバージョンレンズの種類に対応させてカメラの撮影制御にかかわる諸動作を変更することはできない。ここで、カメラの撮影制御にかかわる諸動作とは、たとえばフォーカスのスキャン範囲であるとか、手ブレ補正を有する場合にはその補正量であるとか、歪曲収差補正を有する場合にはその補正量などを意味する。
仮に、撮像装置に異なる2つの検出爪を備え、ワイコンとテレコンがそれぞれ異なる検出爪を押下するようにすれば、装着されているコンバージョンレンズがワイコンであるかテレコンであるかを機械的に確実に見分けることができる。しかし、カメラ側で2種類の検出爪を予め用意しておくことは、カメラ側のサイズ的およびコスト的な要因から困難な場合がある。
また、特許文献1に記載の方法では、テレコン装着によるケラレの発生を検出することはできるが、装着されたコンバージョンレンズがテレコンなのかワイコンなのかを判定するには至っていない。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、撮像装置に装着されているコンバージョンレンズがテレコンおよびワイコンのうちいずれであるのかを検出することを目的としている。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ズームレンズを備えた撮像光学系と、前記撮像光学系から入射した光を電気信号に変換して撮像信号として出力する光電変換素子と、を備えた撮像装置であって、コンバージョンレンズの装着を検出するレンズ検出手段と、前記ズームレンズを駆動するレンズ駆動手段と、前記光電変換素子から出力される画像周囲のケラレを検出するケラレ検出手段と、装着されたコンバージョンレンズの種類を判定するレンズ判定手段と、を備え、前記レンズ検出手段によってコンバージョンレンズの装着が検出されると、前記レンズ駆動手段は、前記ズームレンズのズームポジションをワイド端に移動し、前記ケラレ検出手段によって前記ズームレンズのワイド端におけるケラレ及び前記ズームレンズをテレ端方向へ移動させる際における前記ケラレの軽減が検出されたときは、前記レンズ判定手段は、装着されたコンバージョンレンズがテレコンバージョンレンズであると判定し、前記ケラレ検出手段によって前記ズームレンズのワイド端におけるケラレ及び前記ズームレンズをテレ端方向へ移動させる際における前記ケラレの軽減が検出されないときは、前記レンズ判定手段は、装着されたコンバージョンレンズがワイドコンバージョンレンズであると判定することを特徴とする
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の撮像装置において、前記レンズ判定手段によって装着されたコンバージョンレンズがテレコンバージョンレンズと判定されたとき、前記レンズ駆動手段は、ズームポジションをケラレの発生しない範囲に制限することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の撮像装置において、記録媒体に画像データを記録する画像データ記録手段を備え、前記画像データ記録手段は、前記画像データと、前記画像データの撮像に使用されたコンバージョンレンズの種類に関する情報と、を対応づけて前記記録媒体に記録することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置において、記録媒体に画像データを記録する画像データ記録手段を備え、前記画像データ記録手段は、前記画像データと、前記画像データの撮像に使用されたコンバージョンレンズの種類に応じて補正したレンズ焦点距離の情報と、を対応づけて前記記録媒体に記録することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、ズームレンズを備えた撮像光学系と、前記撮像光学系から入射した光を電気信号に変換して撮像信号として出力する光電変換素子と、を備えた撮像装置における撮像方法であって、レンズ検出手段がコンバージョンレンズの装着を検出するレンズ検出ステップと、レンズ駆動手段が前記ズームレンズを駆動するレンズ駆動ステップと、ケラレ検出手段が前記光電変換素子から出力される画像周囲のケラレを検出するケラレ検出ステップと、レンズ判定手段が装着されたコンバージョンレンズの種類を判定するレンズ判定ステップと、を含み、前記レンズ検出ステップにおいてコンバージョンレンズの装着が検出されると、前記レンズ駆動ステップでは、前記ズームレンズのズームポジションをワイド端に移動し、前記ケラレ検出ステップにおいて前記ズームレンズのワイド端におけるケラレ及び前記ズームレンズをテレ端方向へ移動させる際における前記ケラレの軽減が検出されたときは、レンズ判定ステップでは、装着されたコンバージョンレンズがテレコンバージョンレンズであると判定し、前記ケラレ検出ステップにおいて前記ズームレンズのワイド端におけるケラレ及び前記ズームレンズをテレ端方向へ移動させる際における前記ケラレの軽減が検出されないときは、レンズ判定ステップでは、装着されたコンバージョンレンズがワイドコンバージョンレンズであると判定することを特徴とする
た、請求項に記載の発明は、請求項に記載の撮像方法において、前記レンズ判定ステップにおいて装着されたコンバージョンレンズがテレコンバージョンレンズと判定されたとき、前記レンズ駆動手段は、ズームポジションをケラレの発生しない範囲に制限することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項5又は6に記載の撮像方法において、画像データ記録手段が、画像データと、前記画像データの撮像に使用されたコンバージョンレンズの種類に関する情報と、を対応づけて記録媒体に記録するステップを含むことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項5乃至7に記載の撮像方法において、画像データ記録手段が、画像データと、前記画像データの撮像に使用されたコンバージョンレンズの種類に応じて補正したレンズ焦点距離の情報と、を対応づけて記録媒体に記録するステップを含むことを特徴とする。

本発明の撮像装置及び撮像方法によれば、撮影装置に装着されているコンバージョンレンズの種類を検出することができるため、装置の小型化および構成の簡易化を図ることができる。
標準的なデジタルカメラの構成を示す図である。 デジタルカメラにコンバージョンレンズを装着した様子を示す図であり、(a)はコンバージョンレンズが装着されていない様子を示し、(b)はテレコンバージョンレンズが装着されている様子を示し、(c)はワイドコンバージョンレンズが装着されている様子を示す図である。 (a)乃至(d)は、デジタルカメラにフロントコンバージョンレンズを装着した時のケラレの発生状態を説明する図である。 ケラレの検出方法について説明する図であり、(a)は画像データにケラレが発生していない状態を示し、(b)は画像データにケラレが発生している状態を示す図である。 デジタルカメラの動作フローチャートである。 第二の実施形態に係るデジタルカメラの動作フローチャートである。
本発明の第一の実施形態について説明する。
まず、本発明が適用されるデジタルカメラについて説明する。図1は、標準的なデジタルカメラ(撮像装置)1の構成を示す図である。
デジタルカメラ1は、撮像レンズ系機構部103から入射した被写体画像をデジタルの画像データに変換する画像撮像部100と、画像撮像部から送られてきた画像データを処理するとともに、デジタルカメラ1の動作を制御する処理システム部200を備える。
画像撮像部100は、撮像レンズ101とメカシャッタ102を備えた撮像レンズ系機構部103、撮像レンズ系機構部103を通して入射された被写体画像をCCD(個体撮像素子)の受光面上で結像してアナログ画像信号として出力する光電変換部104(光電変換素子)、光電変換部104から出力されたアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換して出力するA/D変換部105、を備える。撮像レンズ101は、ズームレンズ(不図示)やフォーカスレンズ(不図示)を有し、これらのレンズはモータドライバ106(レンズ駆動手段)によって駆動される。また、光電変換部104とA/D変換部105は、タイミング信号発生器107からのタイミング信号により駆動される。
画像撮像部100は、さらに発光装置であるフラッシュ108、コンバージョンレンズが装着されたことを検出してマイコン210に対して検出信号を出力するコンバージョンレンズ検出機構109(請求項におけるレンズ検出手段に対応する。以下レンズ検出機構109という。)を備えている。レンズ検出機構109は、コンバージョンレンズが装着されたか否かを機械的方法により検出する手段である。
例えば、デジタルカメラ1の適当な箇所に一の検出爪(不図示)を備え、何れかのコンバージョンレンズが装着されたときに検出爪が押下されるようにすれば良く、その方法は特に限定されるものではない。なお、コンバージョンレンズの種類を判定する方法については、後述する。
上述のモータドライバ106、タイミング信号発生器107、フラッシュ108は後述するマイコン210からの駆動信号により駆動制御される。また、レンズ検出機構109からの検出信号はマイコン210に入力される。
処理システム部は、A/D変換部105から出力された画像データを必要に応じてRGB若しくはYUV形式の画像データに生成するデジタル信号処理部201、画像データをJPEG等の形式に圧縮し又は圧縮された画像データを伸張する画像圧縮伸張部202、画像データを表示サイズや記録サイズに合わせて変更(リサイズ)する画素数変換部203、撮影される画像や撮影に関する情報などを表示する表示装置4及び表示装置4の表示出力を制御するビデオ出力制御部204、デジタル信号処理部201や画像圧縮伸張部202や画素数変換部203において生成された記録用の画像データを記憶するメモリカード等の外部メモリとしてのデータ記憶メモリ5(画像データ記録媒体)及びデータ記憶メモリ5の動作を制御する記憶媒体制御回路205(画像データ記録手段)、デジタルカメラ1の傾斜を検知する加速度センサ6及び加速度センサ6の動作を制御する検出器制御回路206、外部機器と接続されて画像データを送受信する通信インターフェース7及び通信インターフェース7の動作を制御する通信制御回路207、画像撮像部100から取り込まれたRAW−RGBデータが保存されると共に必要に応じて画像圧縮伸張部202でJPEG等の形式に圧縮された画像データや画素数変換部203にてリサイズされた画像データが保存されるメインメモリ8(画像データ記録媒体)及びメインメモリ8の動作を制御するメモリ制御回路208(画像データ記録手段)、を備えている。
これらはシステムバス209を介して接続され、その動作は、不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)9に記憶された制御プログラム、及び使用者によるカメラ操作部10からの入力に基づいて、マイコン210(本実施の形態においては、ケラレ検出手段、レンズ判定手段、および制御手段に含まれる)からの制御信号により制御される。なお、システムバス209の使用権の制御は、DMAC(Direct Memory Access Controller)211が行っている。
次に、コンバージョンレンズの特性及び本発明の原理について説明する。
図2は、デジタルカメラ1にコンバージョンレンズを装着した様子を示す図であり、(a)はコンバージョンレンズが装着されていない様子を示し、(b)はテレコン20が装着されている様子を示し、(c)はワイコン21が装着されている様子を示す図である。
図2(a)に示すように、コンバージョンレンズが装着されていないとき、図に示す被写体Hが結像面Kにおいて結像した状態とすると、図2(b)に示すように、テレコン20が装着されているときには、結像面Kにおいて被写体Hは拡大して結像される。
ここで、テレコン20は、元のレンズ群に付加することによってレンズ群全体としての焦点距離を伸ばすために使用されるレンズである。その構成方法としては一般に、元のレンズ群を結像面Kから離すように元のレンズ群と結像面Kとの間に挿入する方法と、元のレンズ群の先端で元のレンズ群よりも被写体H側(すなわち、元のレンズ群に対して結像面Kとは反対側)に取り付ける方法がある。
取り付け形態から、前者のレンズはリアコンバージョンレンズと言われ、後者のレンズはフロントコンバージョンレンズと言われる。図2においては、撮像レンズ101が元のレンズ群であり、図2(b)は、フロントコンバージョンレンズであるテレコン20をデジタルカメラ1に装着した例を示している。
テレコンがリアコンバージョンレンズの場合、レンズの構造上、画像のケラレは発生しにくいが、テレコンがフロントコンバージョンレンズの場合、画像のケラレが発生しないように、即ち元のレンズ群の光束を遮らないように設計しようとすると、コンバージョンレンズ自体が大型化してしまうというデメリットがある。しかし、テレコンは元のレンズ群のテレ端における焦点距離を伸ばすことを目的として利用されるレンズであるため、画角の狭いテレ端(望遠端)においてケラレが発生していなければ、使用目的の観点からすれば大きな問題にはならない。そこで、画角が広いワイド側(広角側)でのケラレを許容することにより、コンバージョンレンズ自体を小型化することが可能である。このようなテレコンはレンズ固定式の撮像装置のオプション機器として一般によく用いられる。
一方、ワイコンはワイド側の画角をさらに広げる目的で使用されるレンズである。そのため、たとえコンバージョンレンズ自体が大型化しても、ワイド側における画像のケラレが発生しないように設計するのが普通である。
このように、一般的にテレコンはワイド側でのケラレを許容しつつ機器の小型化が図られるのに対し、ワイコンはワイド側でのケラレが発生しないような大きさに設計されるという違いがある。
図3は、デジタルカメラ1にフロントコンバージョンレンズを装着した時のケラレの発生状態を説明する図であり、(a)はワイコン装着時のテレ側を示し、(b)はテレコン装着時のテレ側を示し、(c)はワイコン装着時のワイド側を示し、(d)はテレコン装着時のワイド側を示す図である。図3に示すように、ケラレはテレコン装着時にズームをワイド側にした場合にのみ発生することがわかる(図3(d))。
従って、デジタルカメラ1にコンバージョンレンズが装着されたことをレンズ検出機構109により検出した後、撮像レンズ101のズームレンズをワイド側にしてもケラレが発生しなければ、装着されたコンバージョンレンズがワイコンであると判断できる。逆に、ズームレンズをワイド側にしてケラレが発生すれば、装着されたコンバージョンレンズがテレコンであると判断できる。
ここでケラレの検出方法について簡単に説明する。上述の通り、ケラレは従来技術を用いて検出することができ、特許文献1に記載の方法を本発明に適用することも可能である。
図4は、ケラレの検出方法について説明する図であり、(a)は画像データにケラレが発生していない状態を示し、(b)は画像データにケラレが発生している状態を示す図である。
図4に示すように、ケラレ発生時には、画像データの四隅が黒くなる。そこで、ケラレ検出手段としてのマイコン210は、画像データを縦横に区切って適当な大きさのエリアに分割し、それぞれのエリアにおける露光量を計測して評価値を算出する。図4(a)のようにケラレが発生していない状態であれば、画像データの隅々のエリアに至るまで画像として適切な評価値が得られる。
しかしながら、図4(b)のようにケラレが発生している状態においては、画像データの周囲はほぼ真っ黒な状態になるため、ケラレが発生した位置に対応するエリアの評価値が黒であることを示す値になる。この評価値パターンを検出することにより、画像データにケラレが発生しているかどうかを検出することができる。
次に、デジタルカメラ1の動作について説明する。図5は、デジタルカメラ1の動作フローチャートである。
まず、デジタルカメラ1が起動されると、マイコン210は、レンズ検出機構109によりコンバージョンレンズの装着が検出されたか否かを確認する。コンバージョンレンズの装着が検出されなかった場合には(ステップS1でNo)、フローチャートを抜けて撮影準備動作を終了する。
レンズ検出機構109によって何らかのコンバージョンレンズが装着されたことが検出された場合には(ステップS1でYes)、マイコン210はモータドライバ106を駆動し、撮像レンズ101のズームポジションをワイド端にする(ステップS2)。そして、撮像レンズ101を通して得られた画像データにケラレが発生しているか否かを判定する(ステップS3)。
画像データにケラレが発生していれば(ステップS3でYes)、装着されているコンバージョンレンズがテレコンであると判断し、デジタルカメラ1の撮影制御にかかわる諸動作をテレコンに対応させて変更し(ステップS4)、撮影準備動作を完了する。一方、画像データにケラレが発生していなければ(ステップS3でNo)、装着されているコンバージョンレンズがワイコンであると判断し、デジタルカメラ1の撮影制御にかかわる諸動作をワイコンに対応させて変更し(ステップS5)、撮影準備動作を完了する。
なお、テレコンが検出された場合には、撮影動作中にズームポジションをケラレが発生しない範囲に規制するような制御を行うこともできる。これにより、ケラレのない美しい画像を撮影することができる。
もちろん、以上の動作はデジタルカメラ1の起動時だけではなく、動作中に行うことも可能である。この場合、コンバージョンレンズの装着を検出した後にステップS2以降の処理を行えばよい。
ここで、デジタルカメラ1の動作中においては、ズームポジションが初期状態から変更されている可能性がある。このような場合には、ズームポジションをコンバージョンレンズ検出時の状態に戻しておくことが望ましい場合もある。
そこで、デジタルカメラ1の動作中においては、撮像レンズ101のズームポジションをワイド端にする(ステップS2)前に、マイコン210はズームポジションを確認して一旦メインメモリ8に記憶し、ステップS4又はステップS5の動作を行った後、ズームレンズをコンバージョンレンズ検出時のポジションまで移動させて、撮影準備動作を完了するように制御する。
なお、この制御を行うか否かを使用者が設定できるようにしてもよい。
デジタルカメラでは一般的に、撮影された画像をファイルと呼ばれる論理形式で記録媒体(メインメモリ8又はデータ記憶メモリ5)に記録する。画像ファイルは、画像データの他に、その画像の撮影にかかわる種々の情報を記録すためのヘッダと呼ばれる領域を画像ファイルの先頭部分に有している。
本発明では、画像ファイルのヘッダ領域に、使用したコンバージョンレンズの種類を記載する。これにより、記録された画像ファイルからいずれのコンバージョンレンズを装着したものであるかを知ることができる。
また、ヘッダ領域には、撮影時のレンズの焦点距離を記録する領域がある。上述の通り、コンバージョンレンズは焦点距離を変更するため、本発明では、検出されたコンバージョンレンズの種類に応じて記録する焦点距離の情報を修正して記録する。すなわち、撮像レンズ101が有する焦点距離に、コンバージョンレンズにより修正される焦点距離を反映させることにより得られる実際に撮影を行ったときの合成焦点距離を記録する。これにより、記録された画像ファイルから正しい焦点距離を知ることができる。
以上のように本発明によれば、コンバージョンレンズが装着されたか否かを検出する機械的手段として何らかのコンバージョンレンズが装着されたことを検出する共通の検出機構を撮像装置に備えるだけで済み、ワイド端におけるケラレの状態に基づいてコンバージョンレンズの種類を判定するので、レンズの判定については制御プログラムの変更で対応することができる。従って、本発明によれば、撮像装置の小型化及びコストダウンを図ることができる。
また、コンバージョンレンズ装着時にズームポジションがいずれの位置にあっても一旦ワイド端にズームポジションを移動させるため、コンバージョンレンズ装着時のズームポジションによらず、装着されたコンバージョンレンズの種類を特定することができる。
また、検出されたコンバージョンレンズがテレコンであった場合に、ズームポジションをケラレのない範囲に制限して撮影を行うことにより、装着時にズームのワイド端領域において画像周囲の光束を遮る特性を持つテレコンバージョンレンズにおいても、ケラレのない状態で撮影することが可能となる。
また、検出されたコンバージョンレンズの種類に応じて、記録するファイルにコンバージョンレンズの種類を記録する機能を有するため、記録された画像ファイルからいずれのコンバージョンレンズを装着したものであるかを知ることができる。
また、検出されたコンバージョンレンズの種類に応じて、記録するファイルのレンズ焦点距離の値にその結果を反映する機能を有するため、記録された画像ファイルから実際に撮影された焦点距離を知ることができる。
本実施の形態においては撮影装置としてデジタルカメラを例にとりあげて説明したが、この形態に限られず、画像や映像を撮影する装置であればよい。たとえばビデオカメラでも構わない。
本発明の第二の実施形態について説明する。
第一の実施形態では、ズームレンズをワイド端にしたときにケラレが発生したことをもって、装着されたコンバージョンレンズがテレコンであると判定していた。しかし、偶然にも被写体がケラレの発生している状態と類似した輝度分布を有している場合には、検出されたケラレがテレコン装着によるものなのか、被写体の輝度分布によるものなのかを区別することが困難なことがある。
そこで、本実施形態では、第一の実施形態において説明したズームレンズのワイド端におけるケラレの状態に加えて、ズームレンズを動作させたときのケラレの状態の変化も、デジタルカメラに装着されたコンバージョンレンズの種類の判定に用いることとした。
図6は、第二の実施形態に係るデジタルカメラ1の動作フローチャートである。図5と同一のステップには同一の番号を付してその説明を省略する。
デジタルカメラ1の起動時にレンズ検出機構109によってコンバージョンレンズの装着が検出され(ステップS1)、さらに撮像レンズ101のズームポジションがワイド端にされたときに(ステップS2)、画像データにケラレが発生する場合は(ステップS3でYes)、デジタルカメラ1に装着されているコンバージョンレンズは、テレコン20である可能性がある。
そこで、マイコン210はモータドライバ106を駆動し、撮像レンズ101のズームポジションをテレ端側に向けて移動させるとともに、ケラレの状態がどのように変化するかを調べる(ステップS11)。ケラレの状態変化は、タイミング信号発生器107からのタイミング信号に基づいて、所定の間隔にて画像データをサンプリングすることにより調べる。また、ケラレの状態がどのように変化するかに関しては、予め統計を取ってメインメモリ8やEEPROM9等に記憶させておく。
メインメモリ8等に記憶された統計値通りにケラレが徐々に軽減し、テレ端付近においてケラレがなくなったと判断されれば(ステップS12でYes)、装着されているコンバージョンレンズがテレコンであると判断し、デジタルカメラ1の撮影制御にかかわる諸動作をテレコンに対応させて変更して(ステップS4)、撮影準備動作を完了する。
一方、ケラレの状態がメインメモリ8等に記憶された統計値通りに軽減しないと判断された場合には(ステップS12でNo)、装着されているコンバージョンレンズがワイコンであると判断し、デジタルカメラ1の撮影制御にかかわる諸動作をワイコンに対応させて変更し(ステップS5)、撮影準備動作を完了する。
上述の動作は、撮影装置の動作中に行ってもよく、また、撮影準備完了の前にズームポジションをコンバータ検出時の位置に戻すようにしてもよい点は、第一の実施形態と同様である。また、画像ファイルのヘッダ領域へコンバージョンレンズの種類に関する情報や、コンバージョンレンズによる修正を反映させた合成焦点距離を記録する点も、第一の実施形態と同様に可能である。
このように本実施形態では、第一の実施形態において説明したズームレンズのワイド端におけるケラレの状態に加えて、ズームレンズを動作させたときのケラレの状態の変化もデジタルカメラに装着されたコンバージョンレンズの種類の判定に用いているので、画像データに発生するケラレがテレコン装着によるものなのか、被写体によるものなのかを区別することができる、特定の被写体の輝度分布に起因するテレコン誤検出を回避することができる。
1…デジタルカメラ、100…画像撮像部、101…撮像レンズ、102…メカシャッタ、103…撮像レンズ機構部、103…撮像レンズ系機構部、104…光電変換部、105…A/D変換部、106…モータドライバ、107…タイミング信号発生器、108…フラッシュ、109…コンバージョンレンズ検出機構、200…処理システム部、201…デジタル信号処理部、202…画像圧縮伸張部、203…画素数変換部、204…ビデオ出力制御部、205…記憶媒体制御回路、206…検出器制御回路、207…通信制御回路、208…メモリ制御回路、209…システムバス、210…マイコン、4…表示装置、5…データ記憶メモリ、6…加速度センサ、7…通信インターフェース、8…メインメモリ、9…EEPROM、10…カメラ操作部、H…被写体、K…結像面、20…テレコンバージョンレンズ、21…ワイドコンバージョンレンズ
特開2000−231149公報

Claims (8)

  1. ズームレンズを備えた撮像光学系と、前記撮像光学系から入射した光を電気信号に変換して撮像信号として出力する光電変換素子と、を備えた撮像装置であって、
    コンバージョンレンズの装着を検出するレンズ検出手段と、前記ズームレンズを駆動するレンズ駆動手段と、前記光電変換素子から出力される画像周囲のケラレを検出するケラレ検出手段と、装着されたコンバージョンレンズの種類を判定するレンズ判定手段と、を備え、
    前記レンズ検出手段によってコンバージョンレンズの装着が検出されると、前記レンズ駆動手段は、前記ズームレンズのズームポジションをワイド端に移動し、
    前記ケラレ検出手段によって前記ズームレンズのワイド端におけるケラレ及び前記ズームレンズをテレ端方向へ移動させる際における前記ケラレの軽減が検出されたときは、前記レンズ判定手段は、装着されたコンバージョンレンズがテレコンバージョンレンズであると判定し、
    前記ケラレ検出手段によって前記ズームレンズのワイド端におけるケラレ及び前記ズームレンズをテレ端方向へ移動させる際における前記ケラレの軽減が検出されないときは、前記レンズ判定手段は、装着されたコンバージョンレンズがワイドコンバージョンレンズであると判定することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項に記載の撮像装置において、前記レンズ判定手段によって装着されたコンバージョンレンズがテレコンバージョンレンズと判定されたとき、前記レンズ駆動手段は、ズームポジションをケラレの発生しない範囲に制限することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の撮像装置において、
    記録媒体に画像データを記録する画像データ記録手段を備え、
    前記画像データ記録手段は、前記画像データと、前記画像データの撮像に使用されたコンバージョンレンズの種類に関する情報と、を対応づけて前記記録媒体に記録することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置において、
    記録媒体に画像データを記録する画像データ記録手段を備え、
    前記画像データ記録手段は、前記画像データと、前記画像データの撮像に使用されたコンバージョンレンズの種類に応じて補正したレンズ焦点距離の情報と、を対応づけて前記記録媒体に記録することを特徴とする撮像装置。
  5. ズームレンズを備えた撮像光学系と、前記撮像光学系から入射した光を電気信号に変換して撮像信号として出力する光電変換素子と、を備えた撮像装置における撮像方法であって、
    レンズ検出手段がコンバージョンレンズの装着を検出するレンズ検出ステップと、レンズ駆動手段が前記ズームレンズを駆動するレンズ駆動ステップと、ケラレ検出手段が前記光電変換素子から出力される画像周囲のケラレを検出するケラレ検出ステップと、レンズ判定手段が装着されたコンバージョンレンズの種類を判定するレンズ判定ステップと、を含み、
    前記レンズ検出ステップにおいてコンバージョンレンズの装着が検出されると、前記レンズ駆動ステップでは、前記ズームレンズのズームポジションをワイド端に移動し、
    前記ケラレ検出ステップにおいて前記ズームレンズのワイド端におけるケラレ及び前記ズームレンズをテレ端方向へ移動させる際における前記ケラレの軽減が検出されたときは、レンズ判定ステップでは、装着されたコンバージョンレンズがテレコンバージョンレンズであると判定し、
    前記ケラレ検出ステップにおいて前記ズームレンズのワイド端におけるケラレ及び前記ズームレンズをテレ端方向へ移動させる際における前記ケラレの軽減が検出されないときは、レンズ判定ステップでは、装着されたコンバージョンレンズがワイドコンバージョンレンズであると判定することを特徴とする撮像方法。
  6. 請求項に記載の撮像方法において、前記レンズ判定ステップにおいて装着されたコンバージョンレンズがテレコンバージョンレンズと判定されたとき、前記レンズ駆動手段は、ズームポジションをケラレの発生しない範囲に制限することを特徴とする撮像方法。
  7. 請求項5又は6に記載の撮像方法において、
    画像データ記録手段が、画像データと、前記画像データの撮像に使用されたコンバージョンレンズの種類に関する情報と、を対応づけて記録媒体に記録するステップを含むことを特徴とする撮像方法。
  8. 請求項5乃至7の何れか一項に記載の撮像方法において、
    画像データ記録手段が、画像データと、前記画像データの撮像に使用されたコンバージョンレンズの種類に応じて補正したレンズ焦点距離の情報と、を対応づけて記録媒体に記録するステップを含むことを特徴とする撮像方法。
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