JP5256469B2 - 茶園管理機における送風式薬液散布装置 - Google Patents

茶園管理機における送風式薬液散布装置 Download PDF

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この発明は茶畝を挟んだ2本の走行装置を門型枠でつなぎ、茶畝に沿って移動しながら茶園の防除作業を行なう茶園管理機における送風式薬剤散布装置に関する。
従来、茶樹の薬液散布に用いられる送風式茶園防除機は、茶畝を跨いだ機枠に大きな薬液タンクをのせて、機体後部には散布装置が取り付けてある。薬液を茶樹にむけて霧状にして散布する方法として、特許文献1、2のように送風ファンに接続した吹出しノズルと薬液タンクを含む防除用薬液供給装置を設け、送風経路上へ防除用の薬液を注入し、送風ファンからの高速気流によって、茶樹に薬液をミスト状にして散布する送風式の方法がある。
特開2003−310132号公報 特開2006−20537号公報
茶に寄生する病害虫は様々おり、寄生する場所も茶葉表面および茶樹内部の幹や小枝に寄生するなど様々である。前記送風式の方法では、高速気流によって勢いよく茶樹に散布することで、茶樹内部にまで散布され、特に茶樹内部の幹や枝等に寄生する病害虫には有効である。しかしながら、薬液の散布対象が茶葉表面に寄生する病害虫の場合には内部まで散布する必要がなく、薬液を内部に届くように勢いよく散布することは薬剤の無駄使いにつながる。
この発明の課題は、薬液を散布する対象により散布範囲、散布の勢いや距離等の散布パターンを調整できることで、薬液を効率よく散布する茶園管理機の送風式薬剤散布装置を提供することを課題とする。
本発明の請求項1では 茶畝を挟んだ門型枠で構成された機体と、その左右下端部に走行装置を有する茶園管理機において、送風ファンと薬液タンクと、該送風ファンに接続した複数の送風吹出し口を有する送風ダクトと、該送風ダクト内に設けられた前記薬液タンクからの薬液が流れる薬液導管と、該薬液導管には前記送風吹き出し口と対向する噴出しノズルが備えられ、前記薬液導管は前記送風ダクトの長手方向に対して略垂直方向に可逆に可動するように構成されてなることを特徴とした茶園管理機における送風式薬液散布装置である。このことは、簡単な操作で、薬液が高速気流中に注入される位置を変更し、茶樹にむけた薬液の散布パターンを変化させることができる。
本発明の請求項2は前記噴出ノズルの形状は略錐体であることを特徴とした送風式薬液散布装置である。注入位置によるものだけでなく、吹出しノズル先端の送風吹出し口からの突出の具合で吹出し口の面積が増減することで送風吹出し口の気流圧が調整され、茶樹にむけた薬液の散布パターンを変化させることができる。
本発明の茶園管理機の送風式薬液散布装置は、薬液の散布範囲や距離の散布パターンが変更できることで、防除する対象物に適した条件(薬剤付着がよく散布ムラがない等)で効率よく散布することができる。また、使用薬液量の減少で経済的となり、操作も簡便なので迅速に対応でき、作業時間の短縮が可能となる。
本発明の薬液散布装置を茶畝上面に備えた送風式薬剤散布機の背面図 本発明の薬液散布装置を茶畝側面に備えた送風式薬剤散布機の背面図 本発明の薬液散布装置要部の送風ダクトの側面図 送風ダクト蓋面からみた送風ダクトの図 送風吹出し口の面からみた送風ダクトの図 薬液注入部拡大図 薬液注入部拡大図 本発明の薬液散布装置を備えた乗用型茶園摘採機
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は送風ダクト7を茶畝4上表面に合わせるように設けた茶園管理機である送風式茶園防除機の背面図である。送風式茶園防除機1は、左右の走行装置2を門型枠3でつなぎ、茶畝4をまたいで走行する。門型枠3の上部前方には送風ファン5を設置し、中央上部には薬液タンク6が設けてある。送風ホース8を介して送風ファン5と連結している送風ダクト7は、後部の門型枠3に支持枠や板状材等の取付け部材(未表示)を介して架設されている。図2は送風ダクト7を茶畝4の畝間に左右対称に設置した送風式茶園防除機の背面図である。送風ダクト7は、茶畝4の形状にあわせて、送風ダクト7長手方向の下側を長手方向上側より機械の中央部にむけてもよい。
図3、図4、図5は送風ダクト7の図である。筒状の送風ダクト7の長手方向の一方側は送風ホース8が接続し、他方側を蓋11が取り付けられている。送風ダクト7の長手方向に沿って複数の送風吹出し口9が略一直線に並んで備えられ、茶畝4に向けられる。送風ダクト7内略中心部を長手方向にのびた薬液導管10aは、各々の送風吹出し口9にむいた複数の薬液ノズル13を有し、この薬液ノズル13は薬液導管長手方向に略一直線に並んでいる。薬液ノズル13は薬液吐出し口14を頂点とする略円錐等の略錘体を含む形状で、図5で示すように薬液吐出し口14は送風吹出し口9の略中心軸上にあることが望ましい。
薬液導管10a端部に設けられた支持棒12aは送風吹出し口9の方向を長手とする角丸矩形の孔24があけられた蓋11を嵌通し、ネジ21で固定される。送風ホース8接続側では送風ダクトの長手方向に対して略垂直方向に曲げられた薬液導管10bは、送風ダクト7側面および固定具23を嵌通し、固定具の固定ネジ22により係止される。薬液導管10bは薬液ホース16を介して薬液タンク6に接続される。送風ダクト7の送風吹出し口9と対向する位置から支持棒12bを取り付けてもよい。
次に、本発明の送風式茶園防除機1の薬液散布装置の作用および効果について説明する。送風ファン5からの風は送風ホース、送風ダクト7を介して送風吹出し口9より吹出される。薬液タンク6の薬液は、低圧ポンプ17により薬液ホース16を介して薬液導管10を流れ、複数の薬液ノズル13の薬液吐出し口14から送風吹出し口9近傍に注入され、強制的に送り出される強い風によりミスト状に茶樹に散布される。
薬液導入管10a、10bは、図3、図4で示す矢印方向(送風ダクトの長手方向に対して略垂直方向)に可逆に可動し、薬液ノズル13および薬液吐出し口14は、送風吹出し口9との距離が任意の位置でネジ21、22により固定される。薬液ノズルの位置の一例として、図6は薬液吐出し口14が送風ダクト7の内側にある場合、図7は薬液吐出し口14が送風ダクトの外側にある場合である。略錘体をした薬液ノズル13と送風吹出し口9との距離がAA>BBとなっている。図6と図7の状態を比較すると、図6は送風吹出し口9での風圧は弱いがミスト状の薬液の散布範囲は広がる一方、図7では送風吹出し口9での風が吹出される範囲が狭くなり風圧は強く、ミスト状の薬液の散布される範囲は狭いが遠くまで吹出すこととなる。
図8は門型枠3の下方に摘採装置18および上下昇降をする茶袋保持台20が取り付けられている茶園管理機である乗用型茶園摘採機に薬液タンク6を設置し送風式茶園防除機1とした例である。摘採時には摘採装置18に接続されている送風ファン5と送風ホース8を介して接続された送風ダクト7を、門型枠3にそって上下昇降をする茶袋保持台20後部に支持杆19を介して架設する。これによって、送風ダクトが地面に対して垂直方向に移動可能となり、薬液散布範囲が広がる。
1 送風式茶園防除機
2 走行装置
3 門型枠
4 茶畝
5 送風ファン
6 薬液タンク
7 送風ダクト
8 送風ホース
9 送風吹出し口
10a、10b 薬液導管
11 蓋
12a、12b 支持棒
13 薬液ノズル
14 薬液吐出し口
15 固定ネジ
16 薬液ホース
17 低圧ポンプ
18 摘採装置
19 支持杆
20 茶袋保持台
21 ネジ(支持軸用)
22 ネジ(固定具用)
23 固定具
24 孔

Claims (2)

  1. 茶畝を挟んだ門型枠で構成された機体と、その左右下端部に走行装置を有する茶園管理機において、送風ファンと薬液タンクと、該送風ファンに接続した複数の送風吹出し口を有する送風ダクトと、該送風ダクト内に設けられた前記薬液タンクからの薬液が流れる薬液導管と、該薬液導管には前記送風吹き出し口と対向する噴出しノズルが備えられ、前記薬液導管は前記送風ダクトの長手方向に対して略垂直方向に可逆に可動するように構成されてなることを特徴とした茶園管理機における送風式薬液散布装置
  2. 前記噴出ノズルの形状は噴出しノズルの先端部である薬液噴出し口を頂点とする略錐体であることを特徴とした請求項1記載の茶園管理機における送風式薬液散布装置
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