JP5254668B2 - 研磨終点検出方法 - Google Patents

研磨終点検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5254668B2
JP5254668B2 JP2008145746A JP2008145746A JP5254668B2 JP 5254668 B2 JP5254668 B2 JP 5254668B2 JP 2008145746 A JP2008145746 A JP 2008145746A JP 2008145746 A JP2008145746 A JP 2008145746A JP 5254668 B2 JP5254668 B2 JP 5254668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
time
end point
characteristic value
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008145746A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009291857A (ja
JP2009291857A5 (ja
Inventor
展 清水
真朗 大田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2008145746A priority Critical patent/JP5254668B2/ja
Priority to US12/476,427 priority patent/US8157616B2/en
Publication of JP2009291857A publication Critical patent/JP2009291857A/ja
Publication of JP2009291857A5 publication Critical patent/JP2009291857A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5254668B2 publication Critical patent/JP5254668B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/005Control means for lapping machines or devices
    • B24B37/013Devices or means for detecting lapping completion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B49/00Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
    • B24B49/02Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation according to the instantaneous size and required size of the workpiece acted upon, the measuring or gauging being continuous or intermittent
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B49/00Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
    • B24B49/12Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation involving optical means

Description

本発明は、研磨終点検方法に係り、特に基板の膜の研磨終点(研磨停止または研磨条件の変更)を検する光学的研磨終点検方法に関するものである。
半導体デバイス製造において、ウェハ上に酸化膜を成膜する装置として、CVD装置が広く使われている。この成膜工程では、ウェハ25枚を1ロットとして処理をすることが一般的である。1ロット内では、成膜された酸化膜の厚さがウェハごとに大きく異なることはない。しかしながら、数十ロット処理すると、消耗材や成膜装置内温度の経時変化により、酸化膜の厚さは±10%近くばらつくといわれている。
また、成膜チャンバーが複数ある場合は、チャンバー間でも成膜厚さの差が生じる。膜厚が薄い場合は特に問題はないが、膜厚が大きい場合は、ウェハごとの初期膜厚のばらつきが大きくなる。例えば、成膜厚さが1800nmであれば約±180nmのばらつきが発生する。このように初期膜厚にばらつきがある場合、研磨終点を誤検知するという問題がある。
酸化膜の研磨終点を検出する方法としては、光学的研磨終点検知方法が一般に用いられている。ここで、図1を参照して光学的研磨終点検知方法の一例について説明する。光学的研磨終点検知方法では、研磨中に膜の表面に光を照射し、その反射光の反射強度を用いて特性値が算出される(特許文献1参照)。特性値は、異なる波長での反射強度同士を割り算した値であり、反射強度からノイズ成分などを取り除いた値と考えることができる。この特性値は膜厚の変化に従って周期的に変化する。これは、膜の表面で反射した光と、膜を透過してその下地膜の表面で反射した光とが干渉するためである。
図1の横軸は研磨時間(膜厚と考えてもよい)、縦軸は特性値を示す。図1に示すように、研磨が進行するにしたがって、特性値はサインカーブを描いて変化する。研磨初期では、研磨の不安定性やノイズ等により特性値の波形が安定しない場合がある。このため、特性値のモニター開始を意図的に遅らせ、ある程度研磨が進行した後に特性値のモニターが開始される。
モニター開始後に現われる極大値(または極小値)の数をカウントして、予め定められた個数の極大値が現われた時点を終点として研磨を終了する。図1では、4番目の極大値Vが研磨終点として予め設定されている。したがって、モニター開始後の極大値のカウントが4になったときに研磨終点に達したと認識される。
一方、図2は、図1に比べて初期膜厚が厚い膜を研磨したときの特性値を示すグラフである。初期膜厚が厚いため、1番目の極大値Iがモニター開始点の後にずれている。このため、4番目の極大値IVが研磨終点と判断され、本来終点となるべき極大値Vが検知されずに研磨不足になる。逆に、初期膜厚が薄い場合は、極大値IIがモニター開始点よりも前にずれてしまう。このため、3番目の極大値Vは研磨終点と認識されず、その結果、過研磨になることがある。また、このような極大値のずれ量は研磨レートによっても影響を受ける。したがって、研磨終点の誤検知を回避するためには、同一デバイスにもかかわらず、予め初期膜厚や研磨レートを測定し、測定結果に応じて終点研磨のレシピを変更しなければならず、管理が煩雑になり生産性を阻害していた。
特開2004−154928号公報 特開平11−77525号公報 米国特許6111634号公報
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、初期膜厚や研磨レートによらず、研磨終点を正確に検出することができる研磨終点検出方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、基板の研磨中に、該基板の表面に光を照射し、前記表面からの反射光を受光し、異なる複数の波長での反射強度を用いて算出された第1の特性値および第2の特性値をモニターし、前記第1の特性値および前記第2の特性値の極値が所定の時間差内で現われた時点を検出し、検出された前記時点に基づいて研磨終点を決定する工程を含み、前記複数の波長は、研磨時間とともに周期的に変化する前記第1の特性値および前記第2の特性値の周期が互いに異なるように選択されること特徴とする研磨終点検出方法である。
本発明の好ましい態様は、前記研磨終点は、前記第1の特性値および前記第2の特性値の極値が前記所定の時間差内で現われた前記時点であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記研磨終点は、前記第1の特性値および前記第2の特性値の極値が所定の時間差内で現われた前記時点から所定の時間が経過した時点であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記時点を検出した後、前記第1の特性値または前記第2の特性値の所定の極値を検出する工程をさらに含み、前記所定の極値が検出された時点に基づいて研磨終点を決定することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記第1の特性値および前記第2の特性値の極値が所定の時間差内で現われた時点は、前記第1の特性値および前記第2の特性値の極値がほぼ同時に現われた時点であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記研磨終点は、前記所定の極値が検出された時点であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記研磨終点は、前記所定の極値が検出された時点から所定の時間が経過した時点であることを特徴とする請求項1に記載の研磨終点検出方法。
本発明の他の態様は、基板の研磨中に、該基板の表面に光を照射し、前記表面からの反射光を受光し、異なる波長での第1の反射強度および第2の反射強度をモニターし、前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の極値が所定の時間差内で現われた時点を検出し、検出された前記時点に基づいて研磨終点を決定する工程を含み、前記波長は、研磨時間とともに周期的に変化する前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の周期が互いに異なるように選択されること特徴とする研磨終点検出方法である。
本発明の好ましい態様は、前記研磨終点は、前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の極値が前記所定の時間差内で現われた前記時点であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記研磨終点は、前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の極値が前記所定の時間差内で現われた前記時点から所定の時間が経過した時点であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記時点を検出した後、前記第1の反射強度または前記第2の反射強度の所定の極値を検出する工程をさらに含み、前記所定の極値が検出された時点に基づいて研磨終点を決定することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の極値が所定の時間差内で現われた時点は、前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の極値がほぼ同時に現われた時点であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記研磨終点は、前記所定の極値が検出された時点であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記研磨終点は、前記所定の極値が検出された時点から所定の時間が経過した時点であることを特徴とする。
研磨時間の経過にしたがって第1の特性値と第2の特性値が描く軌跡の相対的な位置関係は、初期膜厚および研磨レートによらず一定である。したがって、本発明によれば、初期膜厚および研磨レートの影響を受けることなく、正確な研磨終点検出が可能となる。
以下、本発明に係るポリッシング方法の実施形態について図3乃至図7を参照して詳細に説明する。なお、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図3は、ポリッシング装置の全体構成を示す模式図である。図3に示すように、ポリッシング装置は、上面に研磨パッド10が貼設された研磨テーブル12と、研磨対象物であるウェハWを保持して研磨パッド10の上面に押圧するトップリング14とを備えている。研磨パッド10の上面は、研磨対象物であるウェハ(基板)Wと摺接する研磨面を構成している。なお、微細な砥粒(CeO等からなる)を樹脂等のバインダで固めた固定砥粒板の上面を研磨面として構成することもできる。
研磨テーブル12は、その下方に配置されるモータ(図示せず)に連結されており、矢印で示すようにその軸心回りに回転可能になっている。また、研磨テーブル12の上方には研磨液供給ノズル16が設置されており、この研磨液供給ノズル16から研磨パッド10上に研磨液Qが供給されるようになっている。
トップリング14は、トップリングシャフト18に連結されており、このトップリングシャフト18を介してモータ及び昇降シリンダ(図示せず)に連結されている。これにより、トップリング14は矢印で示すように昇降可能かつトップリングシャフト18回りに回転可能となっている。このトップリング14の下面にはウェハWが真空等によって吸着、保持される。このような構成により、トップリング14は自転しながら、その下面に保持したウェハWを研磨パッド10に対して所定の圧力で押圧することができるようになっている。
上述の構成のポリッシング装置において、トップリング14の下面に保持されたウェハWは、回転している研磨テーブル12上の研磨パッド10に押圧される。このとき、研磨液供給ノズル16から研磨パッド10上に研磨液Qを供給する。これによって、ウェハWの被研磨面(下面)と研磨パッド10との間に研磨液Qが存在した状態でポリッシングが行われる。
ここで、本実施形態における研磨テーブル12の内部には、研磨中に、ウェハWの被研磨面に形成された絶縁膜の研磨状態を監視する研磨状態監視装置20が埋設されている。この研磨状態監視装置20は、研磨中のウェハWの被研磨面の研磨状況(残っている膜の厚みや状態など)をリアルタイムで連続的に監視するものである。
研磨パッド10には、研磨状態監視装置20からの光を透過させるための透光部22が取付けられている。この透光部22は、透過率の高い材質で形成されており、例えば、無発泡ポリウレタンなどにより形成される。透光部22に代えて、研磨パッド10に貫通孔を設け、この貫通孔がウェハWに塞がれる間、下方から透明液を貫通孔に流してもよい。透光部22または貫通孔は、トップリング14に保持されたウェハWの被研磨面を通過する位置であれば、研磨テーブル12の任意の位置に配置することができるが、ウェハWの中心を通過する位置に配置することが好ましい。
研磨状態監視装置20は、図3に示すように、光源30と、光源30からの光をウェハWの被研磨面に照射する発光部としての発光光ファイバ32と、被研磨面からの反射光を受光する受光部としての受光光ファイバ34と、受光光ファイバ34により受光された光を分光する分光器とこの分光器により分光された光を電気的情報として蓄積する複数の受光素子とを内部に有する分光器ユニット36と、光源30の点灯及び消灯や分光器ユニット36内の受光素子の読取開始のタイミングなどの制御を行う制御部40と、制御部40に電力を供給する電源42とを備えている。なお、光源30及び分光器ユニット36には、制御部40を介して電力が供給される。
発光光ファイバ32の発光端と受光光ファイバ34の受光端は、ウェハWの被研磨面に対して略垂直になるように構成されている。また、発光光ファイバ32及び受光光ファイバ34は、研磨パッド10を交換するときの作業性や受光光ファイバ34による受光量を考慮して、研磨テーブル12の表面よりも上方に突出しないように配置されている。また、分光器ユニット36内の受光素子としては、例えば512素子のフォトダイオードアレイを用いることができる。
分光器ユニット36は、ケーブル44を介して制御部40に接続されている。分光器ユニット36内の受光素子からの情報は、ケーブル44を介して制御部40に送られ、この情報に基づいて反射光のスペクトルデータが生成される。すなわち、本実施形態における制御部40は、受光素子に蓄積された電気的情報を読み取って反射光のデータを生成するスペクトルデータ生成部を構成している。制御部40からのケーブル46は、研磨テーブル12内を通り、例えばパーソナルコンピュータからなる演算部48に接続されている。制御部40のスペクトルデータ生成部で生成されたスペクトルデータは、ケーブル46を介して演算部48に送信される。
演算部48では、制御部40から受信したスペクトルデータに基づいて、被研磨面の研磨状態の指標となる特性値を算出する。また、演算部48は、ポリッシング装置を制御するコントローラ(図示せず)から研磨条件に関する情報を受信する機能や、算出された特性値の時間変化に基づいて研磨終点(研磨停止又は研磨条件の変更)のタイミングを決定してポリッシング装置のコントローラに指令を行う機能も有している。このポリッシング装置では、研磨状態監視装置20と演算部48とにより、研磨終点検知装置が構成される。
図3に示すように、研磨テーブル12の下面の外周部には近接センサ50が取付けられており、この近接センサ50に対応して研磨テーブル12の外方にドグ52が設置されている。近接センサ50は、研磨テーブル12が1回転するたびにドグ52を検知し、研磨テーブル12の回転角度を検知できるようになっている。
光源30としては、白色光をはじめとする波長帯域を有する光を照射する光源を用いる。例えばキセノンランプなどのパルス点灯光源を光源30として用いることができる。光源30としてパルス点灯光源を用いた場合、研磨中に各計測点で光源30がトリガ信号によりパルス点灯される。また、タングステンランプなどを光源30として用い、少なくとも発光光ファイバ32の発光端と受光光ファイバ34の受光端とがウェハWの被研磨面に対向している間、連続して点灯させてもよい。
光源30からの光は、発光光ファイバ32の発光端からウェハWの被研磨面に照射される。この光は、ウェハWの被研磨面で反射し、研磨状態監視装置20の受光光ファイバ34で受光される。受光光ファイバ34で受光された光は、分光器ユニット36内の分光器に送られ、ここで複数の波長成分に分光される。複数の波長成分に分光された光は、それぞれの波長に対応する受光素子に照射され、照射された光の光量に応じて受光素子に電荷が蓄積される。各受光素子に蓄積された電気的情報は、所定のタイミングで読み取られ(解放され)、ディジタル信号に変換される。このディジタル信号は、制御部40のスペクトルデータ生成部に送られ、ここで各計測点に対応するスペクトルデータが生成される。
次に、分光器ユニット36内の受光素子の動作について説明する。図4及び図5は、分光器ユニット36内にN個の受光素子60−1〜60−Nがある場合の各受光素子の動作を示す模式図である。図4はパルス点灯光源を用いた場合、図5は連続点灯光源を用いた場合を示している。図4及び図5において、横軸は時間を示しており、各受光素子に対応するグラフの立ち上がり部分は受光素子に電気的情報が蓄積されたことを示し、落ち込み部分は受光素子の電気的情報が読み取られた(解放された)ことを示している。図4において、黒丸(●)はパルス点灯光源が点灯される時点を示している。
1回のサンプリングにおいて、各受光素子60−1〜60−Nは順次切り替えて読取(解放)が行われる。上述したように、各受光素子60−1〜60−Nには、対応する波長成分の光の光量が電気的情報として蓄積され、位相差を持ってサンプリング周期Tで読取(解放)が繰り返される。このサンプリング周期Tは、受光素子60−1〜60−Nに十分な光量が電気的情報として蓄積され、かつ、受光素子60−1〜60−Nから読み取られたデータを実時間で十分処理できる範囲内で、小さ目に設定する。受光素子として512素子のフォトダイオードアレイを用いる場合には、サンプリング周期Tは10ミリ秒のオーダとなる。
図4及び図5においては、1番目の受光素子60−1の読取から最終の受光素子60−Nの読取までの時間がSとなっている。ここで、S<Tである。図4の場合には、パルス点灯光源が点灯した時点(図4において●印で示す)をサンプリング時刻とし、図5の場合には、1番目の受光素子60−1の読取が行われ、新たな蓄積が開始されてから、最終の受光素子60−Nの読取が行われるまでの時間の半分の時点(図5において×印で示す)を、対応する計測領域を代表するサンプリング時刻とする。また、このサンプリング時刻において透光部22(または上記貫通孔)に対向するウェハW上の点をサンプリング点という。
図4においては、光源30が瞬間的に点灯する間(数マイクロ秒程度)、すべての受光素子60−1〜60−Nが光を蓄積する。最終の受光素子60−Nが読取(解放)を行ってから光源30を点灯するまでの時間をQとするとき、次に1番目の受光素子60−1が読取(解放)を行う前に光源30を点灯するものとすれば、0<Q<T−Sとなる。Qはこの不等式に示される範囲にある任意の値をとることができるが、以下では、Q=(T−S)/2であるとして説明する。1番目の受光素子60−1の読取が行われ次の蓄積が開始されるのは、サンプリング時刻より、S+Q、すなわち(T+S)/2だけ早いタイミングである。また、図5においても、1番目の受光素子60−1の読み取りが行われるのは、サンプリング時刻より、(T+S)/2だけ早いタイミングである。なお、図5に示す連続点灯光源の場合には、受光素子60−1〜60−Nの蓄積開始・読取の時点が素子により異なっているため、波長成分によって実際の計測領域が若干異なっている。
次に、研磨状態監視装置20によるサンプリングのタイミングを決定する方法について説明する。まず、パルス点灯光源を用いた場合のサンプリングのタイミングを決定する方法について説明する。図6は、研磨状態監視装置20によるサンプリングのタイミングを説明するための図である。研磨テーブル12が1回転するたびに、研磨テーブル12の外周部に設けられた近接センサ50が近接センサ作動の基準位置となるドグ52を検知する。すなわち、図6に示すように、研磨テーブル12の回転中心CとウェハWの中心Cとを結ぶ線LT−W(以下、ウェハ中央線という)から研磨テーブル12の反回転方向に回転角度を定義した場合に、回転角度θで近接センサ50がドグ52を検知する。なお、ウェハWの中心Cは、例えばトップリング14の位置制御を行うことによって特定される。
ここで、図6に示すように、研磨テーブル12の中心Cと透光部22の中心Cとの間の水平距離をL、研磨テーブル12の中心CとウェハWの中心Cとの間の水平距離をM、ウェハWの被研磨面からエッジカット部を除いたウェハWの被計測面の半径をR、透光部22がこの被計測面を走査する角度を2αとすると、余弦定理から以下の式(1)が成立し、角度αを求めることができる。
Figure 0005254668
本実施形態では、透光部22が通過するウェハ中央線LT−W上の点Pを必ずサンプリング点とするように、サンプリングのタイミングを調整している。ウェハ中央線LT−Wから片側にあるサンプリング点の数をn(整数)とすると、透光部22がウェハWの被計測面を走査する間の全サンプリング点の数は、ウェハ中央線LT−W上のサンプリング点Pを含めて2n+1となる。
ウェハWの外側にはトップリング14の外周部が背景光を遮るように配置されているとすれば、最初のサンプリング時刻において透光部22がウェハWの被計測面内に存在するための条件は、ωを研磨テーブル12の角速度として、以下の不等式(2)で表わすことができる。したがって、この不等式(2)から、この条件を満たす整数nを求めることができる。
Figure 0005254668
ここで、透光部22と近接センサ50とが研磨テーブル12の中心Cに対して同一角度に位置しているものとすれば、研磨テーブル12が1回転するときに、近接センサ50がドグ52を検知してから1回目のサンプリングにおける1番目の受光素子60−1の蓄積が開始されるまでの時間t、すなわちサンプリング開始時刻tは、以下の式(3)により求めることができる。
Figure 0005254668
ここで、透光部22がウェハWの被研磨面の外側にある間に受光素子に蓄積された光量を確実にクリアするために、1回目のサンプリングを読み捨てることとしてもよい。この場合のサンプリング開始時刻tは、以下の式(4)により求めることができる。
Figure 0005254668
研磨状態監視装置20は、このようにして求められたサンプリング開始時刻tに基づいてサンプリングを開始する。すなわち、制御部40は、近接センサ50がドグ52を検知してからt経過後に光源30のパルス点灯を開始し、その後サンプリング周期Tごとにサンプリングを繰り返すように、分光器ユニット36内の受光素子の動作タイミングを制御する。これにより、各サンプリング点における反射スペクトルデータが制御部40のスペクトルデータ生成部により生成され、これが演算部48に送られる。演算部48では、このスペクトルデータに基づいてウェハWの被研磨面の特性値が求められる。
本実施形態では、透光部22が通過するウェハ中央線LT−W上の点Pを必ずサンプリング点とするようにしているので、研磨テーブル12が1回転するたびに研磨対象物表面上の所定の半径位置の特性値を繰り返し測定することができる。また、サンプリング周期を一定とすれば、研磨対象物の表面上において、研磨テーブル12の回転ごとの各測定点の半径位置は一定となる。したがって、不特定の位置の特性値を測定する場合に比べて、ウェハW上の残膜の状況を把握する上でより効果的である。特に、透光部22がウェハWの中心Cを通るように構成されている場合には、研磨テーブル12が1回転するたびにウェハWの中心Cを定点として必ず測定することになり、ウェハW上の残膜状況の時間変化をより正確に把握することができる。
一方、連続点灯光源の場合は、上述したように、受光素子の蓄積が連続して行われ、かつ受光素子によって開始時点が異なるため、nの求め方がパルス点灯光源の場合と異なっている。すなわち、1番目の受光素子60−1の蓄積開始の時点で、透光部22がウェハWの被計測面内に存在する必要がある。したがって、nに関する不等式は以下のようになる。
Figure 0005254668
この不等式(5)から、n(整数)を求め、上記式(3)又は式(4)に基づいてサンプリング開始時刻tを求めることができる。そして、研磨状態監視装置20は、パルス点灯光源の場合と同様に、求められたサンプリング開始時刻tに基づいてサンプリングを開始し、各サンプリング点におけるスペクトルデータからウェハWの被研磨面の特性値を求める。なお、上述の例では、パルス点灯光源の点灯のタイミングや透光部22と近接センサ50との位置関係に一定の条件を設定して説明したが、これらの条件を外しても同様にnとtを求めることができる。
次に、上述したスペクトルデータから研磨終点を検出する方法について説明する。
まず、上述したポリッシング装置により1枚または複数のウェハを研磨して、そのスペクトルデータを取得する。このスペクトルデータは、波長ごとの反射強度(反射光の強さ)を示すデータを含んでいる。演算部48は、各波長での反射強度から、次のようにして特性値を算出する。
まず、予め選択された2つの波長λ1,λ2における反射強度ρλ1(t),ρλ2(t)を用いて、第1の特性値X1(t)を次の式から求める。
X1(t)=ρλ1(t)/(ρλ1(t)+ρλ2(t)) ・・・(6)
ここで、ρは反射強度、tは研磨時間を表す。
同様に、予め選択された2つの波長λ3,λ4における反射強度ρλ3(t),ρλ4(t)を用いて、第2の特性値X2(t)を次の式から求める。
X2(t)=ρλ3(t)/(ρλ3(t)+ρλ4(t)) ・・・(7)
ウェハの膜を研磨すると、それぞれの反射強度ρλ1(t)〜ρλ4(t)は、光の波長に依存した周期で変化する。これは、膜の表面および膜と下層膜との界面での多重反射により光学干渉が起こるからである。したがって、これら反射強度ρλ1(t)〜ρλ4(t)を用いて求めた第1の特性値X1(t)および第2の特性値X2(t)も、研磨時間t(すなわち膜厚の減少)とともに周期的に変化する。また、組み合わせる波長によって、特性値の周期が変化する。
図7は、初期膜厚が1800nmの膜を研磨したときの第1の特性値および第2の特性値の軌跡(波形A,B)を示すグラフである。この例では、第1の特性値を求めるための波長λ1,λ2の組み合わせとして、650nmと750nmとの組み合わせが選択されている。また、第2の特性値を求めるための波長λ3,λ4の組み合わせとして、450nmと470nmとの組み合わせが選択されている。この場合、第1の特性値の波形Aの極値間に研磨される酸化膜の厚さは、約320nmであり、第2の特性値の波形Bの極値間に研磨される酸化膜の厚さは、約220nmである。
図7に示すように、特性値X1(t),X2(t)の周期は、互いに異なっている。これは第1の特性値を求めるために選択された波長の組み合わせ(650nmと750nm)と、第2の特性値を求めるために選択された波長の組み合わせ(450nmと470nm)が、互いに異なっているからである。このように、第1の特性値と第2の特性値の波形の周期が互いに異なるような波長が選択される。ここで、第1の特性値の周期をP1、第2の特性値の周期をP2とすると、P1とP2との比(P1/P2)は、0.6〜0.9の範囲内にあることが好ましい。
研磨終点検知は、第1の特性値の波形Aと第2の特性値の波形Bを用いて、次の手順に従って行われる。すなわち、ステップ1としてモニタリング開始時間から第1の特性値の波形Aと第2の特性値の波形Bのモニタリングを開始し、ステップ2として波形A,波形Bの極小値が同時に現われる時点を検知する。さらに、ステップ3として必要に応じて引き続き現われる波形Aまたは波形Bの極値を検知し、そしてステップ4として必要に応じてステップ3の検知から所定時間経過後に研磨を終了する。以上の手順が終点検知のレシピとして演算部48に記憶される。演算部48は研磨対象となるウェハを研磨している間、ウェハごとに第1の特性値および第2の特性値をモニタリングし、上記プロセスに従い研磨終点を検知することになる。
図7を参照して上記プロセスの一例をより具体的に説明する。研磨開始後、演算部48はモニタリング開始時間TSに第1の特性値の波形Aと第2の特性値の波形Bのモニタリングを開始し(ステップ1)、波形Aの極小値と波形Bの極小値がほぼ同時に現われる時間T2を検知する(ステップ2)。図7に示す例では、波形Aの5番目の極小値A5と、波形Bの7番目の極小値B7がほぼ同時に現われている。さらに、演算部48は、時点T2の後に現われる波形Aの極大値A6を検知し(ステップ3)、極大値A6の検知から所定時間(たとえば5秒)が経過した時点を研磨終点とする(ステップ4)。
目標膜厚によっては、ステップ3で検知される極大値A6の後に現われる極値を研磨終点とすることもできる。また、時間T2の後に現われる第2の特性値の極値(例えば極大値B8)を研磨終点として設定してもよい。ステップ4で設定される所定時間は0秒から10秒であることが好ましい。長すぎると研磨レートのばらつきの影響を受けて終点膜厚に誤差が生じてしまうからである。
モニタリング開始時間は、あらかじめ取得された数枚のウェハのデータに基づき、特性値の波形、予想される初期膜厚のばらつきなどを考慮して決定される。このモニタリング開始時間の設定に使用されたウェハと同一の構造を有する製品ウェハ(初期膜厚にばらつきがある)の研磨には、その決められたモニタリング開始時間が使われる。
モニタリング開始時間を決めるとき、初期膜厚のばらつきに影響されることなく、研磨終点を誤検知しないようにする必要がある。すなわち、研磨初期には波形が不安定である場合があるので、この間を回避してモニタリング開始時間が設定される。これに加え、ステップ2の検知条件を満たす波形Aと波形Bの極小値が同時に現われるT1を誤って検知しないようにT1以降に設定される。また、初期膜厚が薄いウェハではT1後から波形が始まる場合もある。この場合、研磨開始時間とモニタリング開始時間との間が長すぎると、T2を越えた後にモニタリングが開始され、T2を検知できない事態が発生する。したがって、研磨終点検知の基準点となる、波形Aと波形Bの極小値が同時に現われるT2よりも前にモニタリング開始時間を設定する必要がある。
このように、予想される初期膜厚の最大および最小値を考慮して適切なモニタリング開始時間が設定される。時間T1と時間T2との間の時間差は比較的大きいので、適切なモニタリング開始時間を設定することが常に可能である。また、時間T1と時間T2の間に、極値と極値が同時に現れる場合には、その時点をモニタリング開始時間とすることができる。図7に示す例では、極小値A3と極大値B4とがほぼ同時に現われる時点をモニタリング開始時間とすることができる。
波形Aと波形Bの極小値(または極大値)がほぼ同時に現われているか否かを判断する指標として、時間差が用いられる。すなわち、所定の時間差(例えば、−2.5秒〜2.5秒)以内に波形Aと波形Bの極小値(または極大値)が現われている場合には、演算部48は、これら波形A,Bの極小値(または極大値)はほぼ同時に現われたと判断する。
第1の特性値の波形Aと第2の特性値の波形Bとの相対的な位置関係は、初期膜厚および研磨レートによらず一定である。したがって上記の終点検知プロセスに従えば、ステップ2で初期膜厚の影響を受けずに特定の極値を、言い換えれば特定の膜厚になった時点を検知できる。そして終点としたい膜厚に応じてこの検知後に、適切にステップ3,4が実行される。したがって、初期膜厚および研磨レートの影響を受けることなく、正確な研磨終点を検出することが可能となる。
上述した実施形態では、波形A,Bをモニタリングして極小値がほぼ同時に現われる条件で極小値を検知したが、選択される波長によっては極大値が同時に現われる条件でもよいし、一方が極大値、他方が極小値の組み合わせを条件にしてもよい。また、選択される波長によって第1の特性値と第2の特性値の位相のずれ方が変わるので、極値が所定の時間差内で現われたときを条件とすることができる。たとえば、第1の特性値と第2の特性値の極値の現われる時間差が、たとえば5秒〜10秒の間になったときを条件としてもよい。この所定の時間差を−2.5秒〜2.5秒に設定した場合は、極値がほぼ同時に現われた場合に相当する。
上述した実施形態では、反射強度から求められた特性値を用いて研磨終点を検出しているが、反射強度をそのまま用いて研磨終点を検出してもよい。この場合は、互いに異なる波長での第1の反射強度および第2の反射強度が用いられる。さらに、特性値または反射強度の微分値を用いて研磨終点を検出してもよい。これらの場合においても、上述の実施形態と同様の工程で研磨終点を検出することができる。
また、上述の実施形態では、1つの特性値を求めるに際して2つの波長が選択されているが、3つ以上の波長から1つの特性値を求めることもできる。この場合、特性値X(t)は、次の式を用いて求めることができる。
X(t)=ρλ1(t)/(ρλ1(t)+ρλ2(t)+・・・+ρλn(t)) ・・・(8)
ここで、nは、用いられる波長の数である。
上述した実施形態は、本発明の属する通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。したがって、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者にとって自明な範囲内において上記実施形態以外の種々の変形例が可能である。例えば、本発明は、基板の表面の研磨のみならず、基板の周縁部の研磨にも適用することができる。
従来の研磨終点検出方法を説明するための図である。 従来の研磨終点検出方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態における研磨終点検知方法を行うポリッシング装置の全体構成を示す模式図である。 図3に示す研磨状態監視装置においてパルス点灯光源を用いた場合の分光器ユニット内の受光素子の動作を示す模式図である。 図3に示す研磨状態監視装置において連続点灯光源を用いた場合の分光器ユニット内の受光素子の動作を示す模式図である。 図3に示す研磨状態監視装置のサンプリングのタイミングを説明するための平面図である。 本発明の実施形態に係る研磨終点検出方法を説明するための図である。
符号の説明
10 研磨布
12 研磨テーブル
14 トップリング
16 研磨液供給ノズル
18 トップリングシャフト
20 研磨状態監視装置
22 透光部
30 光源
32 発光光ファイバ
34 受光光ファイバ
36 分光器ユニット
40 制御部
42 電源
44,46 ケーブル
48 演算部
50 近接センサ
52 ドグ
60−1〜60−N 受光素子

Claims (14)

  1. 基板の研磨中に、該基板の表面に光を照射し、
    前記表面からの反射光を受光し、
    異なる複数の波長での反射強度を用いて算出された第1の特性値および第2の特性値をモニターし、
    前記第1の特性値および前記第2の特性値の極値が所定の時間差内で現われた時点を検出し、
    検出された前記時点に基づいて研磨終点を決定する工程を含み、
    前記複数の波長は、研磨時間とともに周期的に変化する前記第1の特性値および前記第2の特性値の周期が互いに異なるように選択されること特徴とする研磨終点検出方法。
  2. 前記研磨終点は、前記第1の特性値および前記第2の特性値の極値が前記所定の時間差内で現われた前記時点であることを特徴とする請求項1に記載の研磨終点検出方法。
  3. 前記研磨終点は、前記第1の特性値および前記第2の特性値の極値が所定の時間差内で現われた前記時点から所定の時間が経過した時点であることを特徴とする請求項1に記載の研磨終点検出方法。
  4. 前記時点を検出した後、前記第1の特性値または前記第2の特性値の所定の極値を検出する工程をさらに含み、
    前記所定の極値が検出された時点に基づいて研磨終点を決定することを特徴とする請求項1に記載の研磨終点検出方法。
  5. 前記第1の特性値および前記第2の特性値の極値が前記所定の時間差内で現われた時点は、前記第1の特性値および前記第2の特性値の極値がほぼ同時に現われた時点であることを特徴とする請求項1に記載の研磨終点検出方法。
  6. 前記研磨終点は、前記所定の極値が検出された時点であることを特徴とする請求項4に記載の研磨終点検出方法。
  7. 前記研磨終点は、前記所定の極値が検出された時点から所定の時間が経過した時点であることを特徴とする請求項4に記載の研磨終点検出方法。
  8. 基板の研磨中に、該基板の表面に光を照射し、
    前記表面からの反射光を受光し、
    異なる波長での第1の反射強度および第2の反射強度をモニターし、
    前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の極値が所定の時間差内で現われた時点を検出し、
    検出された前記時点に基づいて研磨終点を決定する工程を含み、
    前記波長は、研磨時間とともに周期的に変化する前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の周期が互いに異なるように選択されること特徴とする研磨終点検出方法。
  9. 前記研磨終点は、前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の極値が前記所定の時間差内で現われた前記時点であることを特徴とする請求項8に記載の研磨終点検出方法。
  10. 前記研磨終点は、前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の極値が前記所定の時間差内で現われた前記時点から所定の時間が経過した時点であることを特徴とする請求項8に記載の研磨終点検出方法。
  11. 前記時点を検出した後、前記第1の反射強度または前記第2の反射強度の所定の極値を検出する工程をさらに含み、
    前記所定の極値が検出された時点に基づいて研磨終点を決定することを特徴とする請求項8に記載の研磨終点検出方法。
  12. 前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の極値が前記所定の時間差内で現われた時点は、前記第1の反射強度および前記第2の反射強度の極値がほぼ同時に現われた時点であることを特徴とする請求項9に記載の研磨終点検出方法。
  13. 前記研磨終点は、前記所定の極値が検出された時点であることを特徴とする請求項11に記載の研磨終点検出方法。
  14. 前記研磨終点は、前記所定の極値が検出された時点から所定の時間が経過した時点であることを特徴とする請求項11に記載の研磨終点検出方法。
JP2008145746A 2008-06-03 2008-06-03 研磨終点検出方法 Active JP5254668B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008145746A JP5254668B2 (ja) 2008-06-03 2008-06-03 研磨終点検出方法
US12/476,427 US8157616B2 (en) 2008-06-03 2009-06-02 Polishing end point detection method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008145746A JP5254668B2 (ja) 2008-06-03 2008-06-03 研磨終点検出方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009291857A JP2009291857A (ja) 2009-12-17
JP2009291857A5 JP2009291857A5 (ja) 2012-05-17
JP5254668B2 true JP5254668B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=41380418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008145746A Active JP5254668B2 (ja) 2008-06-03 2008-06-03 研磨終点検出方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8157616B2 (ja)
JP (1) JP5254668B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101381341B1 (ko) 2006-10-06 2014-04-04 가부시끼가이샤 도시바 가공 종점 검지방법, 연마방법 및 연마장치
US8657646B2 (en) * 2011-05-09 2014-02-25 Applied Materials, Inc. Endpoint detection using spectrum feature trajectories
KR101892914B1 (ko) * 2012-03-08 2018-08-29 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 측정된 스펙트럼에 대한 광학 모델의 피팅
US9011202B2 (en) * 2012-04-25 2015-04-21 Applied Materials, Inc. Fitting of optical model with diffraction effects to measured spectrum
KR101436557B1 (ko) * 2013-05-02 2014-09-01 주식회사 케이씨텍 산화물층을 갖는 웨이퍼의 연마 엔드 포인트 검출 정확성이 향상된 화학 기계적 연마 방법 및 이를 이용한 화학 기계적 연마 시스템
TWI784719B (zh) 2016-08-26 2022-11-21 美商應用材料股份有限公司 獲得代表在基板上的層的厚度的測量的方法,及量測系統和電腦程式產品

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6111634A (en) 1997-05-28 2000-08-29 Lam Research Corporation Method and apparatus for in-situ monitoring of thickness using a multi-wavelength spectrometer during chemical-mechanical polishing
US6159073A (en) * 1998-11-02 2000-12-12 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for measuring substrate layer thickness during chemical mechanical polishing
US6190234B1 (en) * 1999-01-25 2001-02-20 Applied Materials, Inc. Endpoint detection with light beams of different wavelengths
JP2002124496A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Hitachi Ltd 研磨加工の終点検出計測方法及びその装置、並びにそれを用いた半導体デバイスの製造方法及びその製造装置
US6618130B2 (en) * 2001-08-28 2003-09-09 Speedfam-Ipec Corporation Method and apparatus for optical endpoint detection during chemical mechanical polishing
JP4542324B2 (ja) * 2002-10-17 2010-09-15 株式会社荏原製作所 研磨状態監視装置及びポリッシング装置
US7406394B2 (en) 2005-08-22 2008-07-29 Applied Materials, Inc. Spectra based endpointing for chemical mechanical polishing
KR101381341B1 (ko) * 2006-10-06 2014-04-04 가부시끼가이샤 도시바 가공 종점 검지방법, 연마방법 및 연마장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009291857A (ja) 2009-12-17
US8157616B2 (en) 2012-04-17
US20090298387A1 (en) 2009-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5137910B2 (ja) ポリッシング装置及び研磨方法
JP4542324B2 (ja) 研磨状態監視装置及びポリッシング装置
JP5254668B2 (ja) 研磨終点検出方法
JP4464642B2 (ja) 研磨状態監視装置、研磨状態監視方法、研磨装置及び研磨方法
TWI422798B (zh) 加工終點檢測方法、研磨方法及研磨裝置
KR101715726B1 (ko) 피드 백 및 피드 포워드 프로세스 제어를 위한 광학적 측정 이용
JP7472111B2 (ja) Cmpプロセス制御アルゴリズムへの入力としてのマシンビジョン
US7008295B2 (en) Substrate monitoring during chemical mechanical polishing
US8944884B2 (en) Fitting of optical model to measured spectrum
US8535115B2 (en) Gathering spectra from multiple optical heads
US9372116B2 (en) Automatic initiation of reference spectra library generation for optical monitoring
TWI569318B (zh) Grinding apparatus and grinding method
US9233450B2 (en) Optical detection of metal layer clearance
JP5583946B2 (ja) 研磨終点検知方法および研磨終点検知装置
TWI726847B (zh) 製造基板的方法,及其電腦程式產品和積體電路製造系統
KR20130055616A (ko) 광 모니터링을 위한 기준 스펙트럼들의 자동 발생
US9221147B2 (en) Endpointing with selective spectral monitoring
US9168630B2 (en) User-input functions for data sequences in polishing endpoint detection
US9248544B2 (en) Endpoint detection during polishing using integrated differential intensity
JP2010062251A (ja) 終点検出方法及び半導体装置の製造方法
JP2009196002A (ja) 研磨終点検出方法および研磨装置
JP2005340718A (ja) 研磨パッド及び化学機械研磨装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5254668

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250