JP5253327B2 - 水処理装置監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、処理槽本体に水処理領域を収容する水処理装置を監視する技術に関するものである。
従来、一般家庭等から排出される生活排水や、産業廃水等の汚水などの被処理水を処理する水処理装置において、水処理領域の水質異常や機器類の故障を検出する構成が知られている。例えば下記特許文献1には、複数の水処理装置がそれぞれ設置されている現場で、水処理領域の水質異常や機器類の故障を判定して、その判定結果を外部に通報するシステムが開示されている。ところで、水処理領域の水質情報のように、水質管理範囲を外れて変動しても再び水質管理範囲内に復帰する可能性のある情報にあっては、当該水質情報が一時的に水質管理範囲を外れても即座に異常と判断するのは信頼性に欠ける。一方、機器類の作動状態が異常ないし故障とされた場合にあっては、当該作動状態が自動的に正常に復帰する可能性は低く、また迅速に対処する必要がある。
そこで、水処理領域の水質情報と水処理領域の水処理に関与する機器類の作動情報との双方を監視するシステムにおいては、各情報を当該情報に見合った適正な態様で監視する技術が要請される。
特開平9−75964号公報
そこで本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、処理槽本体に水処理領域を収容する水処理装置と、水処理装置から離間した遠隔地に配設される遠隔監視装置とを備える水処理装置監視システムにおいて、水処理領域の水質情報と、水処理領域の水処理に関与する水処理機器の作動情報のそれぞれを適正な態様で監視するのに有効な技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される。なお、本発明は、一般家庭等から排出される生活排水や産業廃水等の被処理水の浄化処理を行う水処理装置に対し好適に用いられる。
本発明にかかる水処理装置監視システムは、処理槽本体に水処理領域をそれぞれ収容する複数の水処理装置と、これら複数の水処理装置から離間した遠隔地に配設される遠隔監視装置とを備えるシステムとして構成される。この水処理装置監視システムでは、1つの(単一の)遠隔監視装置に対して複数の水処理装置が割り当てられる。
水処理装置は、水質センサ、水処理機器、水処理機器センサ、判定部、通信端末及び第2の通信端末を含む、
水質センサは、水処理領域の水質情報を検出するセンサとして構成される。この水質センサとして典型的には、濁度、透視度、透明度、SS(浮遊懸濁物質量)、pH、ORP(酸化還元電位)、DO(溶存酸素)、BOD(生物化学的酸素要求量)、紫外線(UV)吸光度、MLSS(活性汚泥濃度)等のうちの1または複数を検出するセンサが挙げられる。
水処理機器は、水処理領域の水処理に関与する機器として構成される。この水処理機器として典型的には、水処理領域に散気処理用の空気やエアリフトポンプのような機器に駆動用の空気を供給するブロワや、消毒剤等の薬剤を水処理領域に供給する薬剤供給装置、更には前述の水質センサなどが挙げられる。
水処理機器センサは、水処理機器の作動状態(「作動情報」、「運転状態」ないし「運転情報」ともいう)を常時に検出するセンサとして構成される。この水処理機器センサにより、水処理機器の作動状態が連続して常時に検出される。
判定部は、水処理機器センサが検出した、水処理機器の作動状態に基づいて、当該水処理機器の異常を判定する機能を有する。これにより、水処理機器の異常が常時に判定される。
通信端末は、判定部が水処理機器の異常を判定したときに、当該判定結果を遠隔監視装置に伝送する通信端末として構成される。これにより、水処理機器の異常が判定された時点で即座に判定結果が遠隔監視装置に伝送される。
第2の通信端末は、水質センサが検出した水質情報を遠隔監視装置に伝送する通信端末として構成される。この場合、水質センサが検出した水質情報は、検出の都度、或いは一定量の水質情報が蓄積されたうえで、第2の通信端末によって伝送され得る。なお、この第2の通信端末及び前述の通信端末は、それぞれが別個の通信端末として構成されてもよいし、或いは1つの(単一の)通信端末として兼務されてもよい。
遠隔監視装置は、報知部、第2の判定部及び第2の報知部を含む構成とされる。
報知部は、水処理装置の通信端末から伝送された、判定部の判定結果を報知する機能を有する。これにより、水処理機器の異常が判定された時点で即座に判定結果、すなわち水処理機器が異常であるという情報が報知部によって報知される。
第2の判定部は、水処理装置の第2の通信端末から伝送された、水処理領域の水質情報の経時変化に基づいて、当該水処理領域の水質の異常を判定する機能を有する。
第2の報知部は、第2の判定部の判定結果を報知する機能を有する。この第2の報知部及び前述の報知部による報知態様に関しては、文字、数字、図柄、色などを表示器に表示出力する態様、音声、警報等をスピーカーに音出力する態様などを適宜用いることが可能である。またこの第2の報知部は、第2の判定部が水処理領域の水質の異常を判定したときに当該判定結果を報知する構成であってもよいし、或いは第2の判定部が水処理領域の水質の異常を判定した複数回の判定結果をまとめて報知する構成であってもよい。
ところで、水処理領域の水質情報のように、水質管理範囲を外れて変動しても再び水質管理範囲内に復帰する可能性のある情報にあっては、当該水質情報が一時的に水質管理範囲を外れても即座に異常と判断するのは信頼性に欠ける。
水処理装置としての浄化槽への流入には、例えば風呂水の排水時のようなピーク流入が想定される。水処理装置が家庭用の浄化槽の場合、このピーク流入に係るピーク係数(=時間最大水量/24時間平均水量)が一般的に6と考えられており、そのような流入があっても槽内最高水位内に水位が収まるように流量調整機能を設けて処理槽本体の設計がなされているものもあるが、その分、処理槽本体が大きくなり、処理性能によっては過大設計になってしまう。このため、この種の浄化槽では、処理槽本体がピーク流入時のオーバーフローをある程度許容する構造になっているものが多く、ピーク流入時の水流によるSSの巻き上がり等により、一時的に水質が悪化する場合がある。ところが、この水質悪化は一時的なものであって、仮に水質センサが水質の悪化を検知したとしても、水質は再び正常範囲に戻るため、浄化槽のメンテナンスが即時に必要な状態とはいえない。
このほかにも、例えば水質センサに一時的にゴミ等が引っ掛かり、処理水質としては全く問題ないにもかかわらず、引っ掛かったゴミ等を検知することであたかも水質が一時的に悪化したように判定される場合がある。
以上のような場合に、単純に水質センサの値が閾値を超えたかどうかを現場で判定して遠隔監視装置に通報していては、通報の回数が非常に多くなり、またその通報の多くは実質的に意味をなさないことから、信頼性の高い管理が非常に難しくなる。かといって、高度な判定手段を現場の装置に設けると、装置コストが嵩むというデメリットや、判定方法の更新が容易でないというデメリットが生じることとなる。
そこで本発明にかかる水処理装置監視システムでは、水処理領域の水質情報に関しては、当該水質情報を遠隔監視装置に伝送して、水質の異常を水処理装置側ではなく遠隔監視装置側で判定するように構成している。これにより、装置コストを抑えつつ判定の信頼性を高めることが可能となる。また、水質の異常を判定する判定部の機能を遠隔監視装置側に集約することで、複数の水処理装置それぞれに判定部を設ける必要がなく、水処理装置側の構成を簡素化するとともにコスト低減を図ることが可能となる。とりわけ遠隔監視装置に割り当てられる水処理装置の数が多くなるほどに、このコスト低減効果が高まる。
一方、水処理機器の作動状態にあっては、当該作動状態が異常とされた場合には、水処理機器の交換或いは修理がなされない限り当該作動状態が自動的に正常に復帰する可能性は低く、従って水処理機器の異常が発生した場合にはこの異常に迅速に対処する必要がある。
そこで本発明にかかる水処理装置監視システムでは、水処理機器の作動状態に関しては、当該水処理機器の作動状態を常時に検出して報知するように構成している。これにより、水処理機器の異常に迅速に対処することが可能となる。また、本発明では、水処理機器の作動状態を常時に検出する際に、水処理装置側で水処理機器の異常の判定を行ない、その判定結果のみを遠隔監視装置に伝送するように構成している。これにより、水処理装置側の通信端末から遠隔監視装置へと伝送される情報量を極力抑えることによって、水処理装置と遠隔監視装置との間で生じる通信費用を削減することが可能となる。
従って、上記構成の水処理装置監視システムによれば、水処理領域の水質情報と、水処理領域の水処理に関与する水処理機器の作動情報のそれぞれを適正な態様で監視することが可能となる。
また、水処理機器の異常発生頻度は一般的に低く、異常発生時においてのみ情報を取得したほうがシステム管理者にとって異常を認識し易いというメリットがある。
本発明にかかる更なる形態の水処理装置監視システムでは、前記の水処理装置は、当該水処理装置の設置箇所に設けられた現場型の報知装置を備え、この報知装置が判定部の判定結果を報知する構成であるのが好ましい。このような構成によれば、判定部の判定結果、すなわち水処理機器が異常であるという情報が現場の報知装置によって報知されるため、水処理機器の異常に対し現場でより迅速に対処するのに有効とされる。すなわち、現場で水処理機器の交換、修理、補充を行なったあとで、正常状態に戻ったかどうかを現場で速やかに判別することが可能となる。
本発明にかかる更なる形態の水処理装置監視システムでは、前記の水処理機器は、水処理領域に少なくとも散気処理用の空気を供給するブロワと、水処理領域に消毒処理用の薬剤を供給する薬剤供給装置とを含む構成であり、また前記の水処理機器センサは、ブロワの電流、電圧、風量、風圧のうちの少なくとも1つの作動情報を検出するブロワセンサと、薬剤供給装置の薬剤残量を検出する薬剤センサとを含む構成であるのが好ましい。このような構成によれば、水処理装置の水処理機器としてブロワや薬剤供給装置を用いた水処理装置監視システムが提供される。
以上のように、本発明によれば、処理槽本体に水処理領域を収容する水処理装置と、水処理装置から離間した遠隔地に配設される遠隔監視装置とを備える水処理装置監視システムにおいて、水処理領域の水質情報と、水処理領域の水処理に関与する水処理機器の作動情報のそれぞれを適正な態様で監視することが可能となった。
以下に、本発明における一実施の形態の水処理装置の遠隔監視システムの構成等を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、水処理装置の一例として、一般家庭等から排出される排水(被処理水)の処理を行う浄化槽について説明するものである。
本実施の形態の水処理装置監視システム10の概要が図1に示されている。図1に示すように、本実施の形態の水処理装置監視システム10は、水処理装置100からの情報を遠隔監視装置200によって管理するシステムとして構成されている。特に、水処理装置100を含む複数の水処理装置からの情報が、1つのないし単一の遠隔監視装置200によって一元管理される。
各水処理装置100は、槽状に成形された処理槽本体101を有し、この処理槽本体101は、複数の処理槽からなる水処理領域110(「水処理領域」、「水処理部」或いは「水処理機構」ともいう)を収容する躯体構造を構成する。この処理槽本体101には、流入管102及び流出管103が接続されており、原水(「排水」ないし「被処理水」ともいう)が流入管102を通じて槽内へ流入する一方、処理後の水が流出管103を通じて槽外へと流出する構成とされる。ここでいう水処理装置100が本発明における「水処理装置」に相当し、この水処理装置100の処理槽本体101が本発明における「処理槽本体」に相当する。
水処理領域110は、典型的には一次処理槽120、二次処理槽130、固液分離槽140及び消毒処理部150を備える。一次処理槽120は、夾雑物除去槽や嫌気濾床槽を含む構成とされる。夾雑物除去槽は、被処理水中に含まれる夾雑物を、流入バッフル(図示省略)などの固液分離手段を用いて被処理水から分離する処理を行う槽であり、被処理水の固液分離機能を果たす。嫌気濾床槽は、被処理水中の有機汚濁物質を嫌気処理(還元)する機能を有する処理槽として構成される。二次処理槽130は、接触ばっ気槽或いは担体流動槽や、沈澱槽或いはろ過槽を含む構成とされる。接触ばっ気槽或いは担体流動槽は、一次処理槽120で処理された被処理水中の有機汚濁物質を好気処理(酸化)する機能を有する処理槽として構成される。固液分離槽140は、二次処理槽130から移流した水を一時的に滞留させて、水中の浮遊物質を沈殿・除去する機能を有する処理槽として構成される。消毒処理部150は、固液分離槽140から流入した水を消毒処理する機能を有する処理槽として構成される。ここでいう水処理領域110が、本発明における「水処理領域」に相当する。
二次処理槽130には、好気条件を形成するべく槽内に空気を供給する散気装置131と、空気供給配管を通じてこの散気装置131に接続され、当該散気装置131に加圧空気を送り込むためのブロワ(送風機)132とが設けられている。このブロワ132が運転状態となると、空気供給配管を通じて散気装置131に加圧空気が送り込まれ、散気装置131から槽内へ空気が散気される。このブロワ132は、散気装置131に加えて更なる空気供給先、例えば水移送に用いるエアリフトポンプに接続されてもよい。このブロワ132は、二次処理槽130(水処理領域110)の水処理に関与する水処理機器であり、ここでいうブロワ132が本発明における「水処理機器」及び「ブロワ」に相当する。
このブロワ132には、ブロワセンサ133、ブロワ判定部134及びブロワ報知部135が設けられている。ブロワセンサ133は、ブロワ132の作動状態(「作動情報」、「運転状態」ないし「運転情報」ともいう)を常時に検出するセンサとして構成される。このブロワセンサ133は、典型的にはブロワ132に流れる電流や電圧、ブロワ132の風量や風圧といった運転情報のうちの少なくとも1つを検出する。ここでいうブロワセンサ133が本発明における「水処理機器センサ」を構成する。
ブロワ判定部134は、ブロワセンサ133が検出したブロワ132の作動状態に基づいて当該ブロワ132の異常(「故障」ともいう)を判定し、その判定結果を通信端末160(「ロガー」ともいう)とブロワ報知部135の双方にデジタルデータとして出力する機能を有する。例えばブロワ132に流れる電流や電圧や予め設定した設定値(「閾値」ともいう)を外れた場合や、設定値を外れた時間が所定時間に達した場合に、ブロワ判定部134はブロワ132が異常であると判定し、当該判定結果を示すオン信号或いはオフ信号(デジタル信号)を出力する。また、例えばブロワ132の風量や風圧が予め設定した設定値を下回る場合や、設定値を下回る時間が所定時間に達した場合に、ブロワ判定部134はブロワ132が異常であると判定し、当該判定結果を示すオン信号或いはオフ信号(デジタル信号)を出力する。なお、本実施の形態ではこのブロワ判定部134をブロワセンサ133の一構成要素とし、これらブロワセンサ133及びブロワ判定部134によって、ブロワ132の作動状態を常時に検出する水処理機器センサを構成することもできる。
ブロワ報知部135は、ブロワ判定部134によってブロワ132が異常であると判定され、オン信号或いはオフ信号が出力された場合に、ブロワ132の異常を報知する機能を有する。ブロワ判定部134及びブロワ報知部135は、水処理装置100が設置されている現場において判定や報知を行なう現場型の装置として構成される。ここでいうブロワ判定部134及びブロワ報知部135がそれぞれ、本発明における「判定部」及び「報知装置」に相当する。
固液分離槽140には、槽内を流れる水の水質情報を連続的或いは一定時間毎に検出する水質センサ141が設けられている。この水質センサ141は、典型的には濁度、透視度、透明度、SS(浮遊懸濁物質量)、pH、ORP(酸化還元電位)、DO(溶存酸素)、BOD(生物化学的酸素要求量)、紫外線(UV)吸光度、MLSS(活性汚泥濃度)等のうちの1または複数を検出する水質検出センサとして構成される。この水質センサ141で検出された水質情報は、アナログデータとして通信端末160に出力される。なお、この水質センサ141の設置数は1個でも複数個でもよく、またセンサの種類も一つに限定されない。ここでいう水質センサ141が本発明における「水質センサ」を構成する。
消毒処理部150は、消毒処理を行うための固形消毒剤が充填された薬剤筒151を備えている。この薬剤筒151から溶出した消毒剤によって被処理水の消毒処理がなされる。従ってこの薬剤筒151は、槽内に消毒剤を供給する薬剤供給装置としての機能を果たす。この薬剤筒151は、消毒処理部150(水処理領域110)の水処理に関与する水処理機器であり、ここでいう薬剤筒151が本発明における「水処理機器」及び「薬剤供給装置」に相当する。
またこの薬剤筒151には、薬剤センサ152、薬剤判定部153及び薬剤報知部154が設けられている。薬剤センサ152は、薬剤筒151の作動状態(「作動情報」、「運転状態」ないし「運転情報」ともいう)を常時に検出するセンサとして構成される。この薬剤センサ152は、典型的には薬剤筒151に充填されている固形消毒剤の薬剤残量を検出する。ここでいう薬剤センサ152が本発明における「水処理機器センサ」を構成する。
薬剤判定部153は、薬剤センサ152が検出した薬剤筒151の作動状態に基づいて当該薬剤筒151の異常(「故障」ともいう)を判定し、その判定結果を通信端末160と薬剤報知部154ブロワ報知部135の双方にデジタルデータとして出力する機能を有する。例えば薬剤筒151の固形消毒剤が無くなった場合や固形消毒剤の残量が予め設定された設定量を下回った場合や、設定値を下回った状態が所定時間維持された場合に、薬剤判定部153は薬剤筒151が異常である、すなわち固形消毒剤が無くなった或いは少なくなったと判定し、当該判定結果を示すオン信号或いはオフ信号(デジタル信号)を出力する。なお、本実施の形態ではこの薬剤判定部153を薬剤センサ152の一構成要素とし、これら薬剤センサ152及び薬剤判定部153によって、薬剤筒151の作動状態を常時に検出する水処理機器センサを構成することもできる。
薬剤報知部154は、薬剤判定部153によって薬剤筒151が異常であると判定され、オン信号或いはオフ信号が出力された場合に、薬剤筒151の異常を報知する機能を有する。薬剤判定部153及び薬剤報知部154は、水処理装置100が設置されている現場において判定や報知を行なう現場型の装置として構成される。薬剤判定部153によって薬剤筒151が異常であると判定された場合に、この異常を報知する機能を有する。薬剤判定部153及び薬剤報知部154は、水処理装置100が設置されている現場において判定や報知を行なう現場型の装置として構成される。ここでいう薬剤判定部153及び薬剤報知部154がそれぞれ、本発明における「判定部」及び「報知装置」に相当する。
通信端末160は、遠隔監視装置200のサーバ(データ受信器)210に対し無線或いは有線で接続された1つの(単一の)通信端末として構成される。この通信端末160は、ブロワ判定部134の判定結果を示す情報と、水質センサ141が検出した固液分離槽140の水質情報と、薬剤判定部153の判定結果を示す情報とを遠隔監視装置200のサーバ210に伝送する機能を果たす。この通信端末160は、特にブロワ判定部134でブロワ132の異常が判定されたときや薬剤判定部153で薬剤筒151が判定されたときに都度、当該判定結果を遠隔監視装置200のサーバ210に伝送する構成であるのが好ましい。ここでいう通信端末160が、本発明における「通信端末」及び「第2の通信端末」に相当する。なお、本実施の形態では、ブロワ判定部134用の通信端末と、水質センサ141用の通信端末と、薬剤判定部153用の通信端末との3つを、それぞれ独立した通信端末として構成してもよいし、或いは前記の3つの通信端末のうちの複数を適宜組み合わせた構成を採用することもできる。
遠隔監視装置200は、水処理装置100から離間した遠隔地に配設され、水処理装置100をはじめとする複数の水処理装置の監視ないし管理を継続して集中的に行うデータ管理センターとしての機能を有する。すなわち、各水処理装置100の通信端末160がそれぞれ独立して、遠隔監視装置200のサーバ210に対し無線或いは有線で接続されている。遠隔監視装置200におけるこのような集中的な水質管理は、家庭用の水処理装置のように普及数が多い各水処理装置の処理情報を、集中して監視するのに特に有効である。ここでいう遠隔監視装置200が本発明における「遠隔監視装置」に相当する。
この遠隔監視装置200は、サーバ210のほか、データ処理部220、判定部230及び報知部240を備える。データ処理部220は、データ演算処理、データ記憶処理、データ表示処理などの種々の処理機能を有する。特にこのデータ処理部220は、通信端末160で伝送された、水処理領域110(固液分離槽140)の水質情報の経時変化に関する情報を蓄積する機能を有する。判定部230は、通信端末160で伝送された、水処理領域110(固液分離槽140)の水質情報の経時変化に基づいて、当該水処理領域110の水質の異常を判定する機能を有する。この判定部230では、予め記憶された判定式によって水質が異常であるか否かを判定することが可能である。例えば、1日24点の水質データを採取して、当該水質データが設定値を超えた回数が10回に達した場合に水質が異常であると判定する判定式や、1日の水質データの最大値(或いは最小値)の変化速度や変化加速度が設定値を外れた場合に水質が異常であると判定する判定式などを用いることができる。
報知部240は、ブロワ判定部134の判定結果(ブロワ132の異常)及び薬剤判定部153の判定結果(薬剤筒151の薬剤量低下ないし薬剤切れ)をそのまま報知する機能と、判定部230が判定した水処理領域110の水質の異常に関する情報を報知する機能とを兼務している。この報知部240による報知態様に関しては、文字、数字、図柄、色などを表示器に表示出力する態様、音声、警報等をスピーカーに音出力する態様などを適宜用いることが可能である。なお必要に応じては、ブロワ判定部134の判定結果及び薬剤判定部153の判定結果を報知する報知部と、水処理領域110の水質の異常に関する情報を報知する報知部とを別個に設けることもでき、更にはブロワ判定部134の判定結果を報知する報知部と、薬剤判定部153の判定結果を報知する報知部とを別個に設けることもできる。
またこの遠隔監視装置200は、水処理装置100の施主(使用者)、水処理装置100の維持管理業者(維持管理者)、水処理装置100の清掃業者(清掃作業者)、これら施主、維持管理業者或いは清掃業者に対し情報を提供する機能を有するのが好ましい。ここでいう「維持管理業者」とは、水処理装置100の維持管理を行なうための専門知識を有する作業者とされ、典型的には施主から管理委託を請けた管理業者とされる。施主自身が維持管理業者となる場合もある。また、ここでいう「清掃業者」とは、典型的には施主から管理委託を請けた維持管理業者を介して間接的に、或いは施主から直に請けた清掃依頼に基づいて、水処理装置100に貯留させた汚泥を引く抜く作業を定期的ないし非定常で行う作業者とされる。特に、遠隔監視装置200が水処理装置100の施主(使用者)や清掃業者に対し処理後の情報を送信可能に構成される場合には、施主や清掃業者は水処理装置100における水処理状況に関する適正な情報、例えば次回の点検時期や清掃時期に関する情報を知ることが可能となる。
ところで、水処理領域110の水質情報のように、水質管理範囲を外れて変動しても再び水質管理範囲内に復帰する可能性のある情報にあっては、当該水質情報が一時的に水質管理範囲を外れても即座に異常と判断するのは信頼性に欠ける。
水処理装置100としての浄化槽への流入には、例えば風呂水の排水時のようなピーク流入が想定される。水処理装置100が家庭用の浄化槽の場合、このピーク流入に係るピーク係数(=時間最大水量/24時間平均水量)が一般的に6と考えられており、そのような流入があっても槽内最高水位内に水位が収まるように流量調整機能を設けて処理槽本体101の設計がなされているものもあるが、その分、処理槽本体101が大きくなり、処理性能によっては過大設計になってしまう。このため、この種の浄化槽では、処理槽本体101がピーク流入時のオーバーフローをある程度許容する構造になっているものが多く、ピーク流入時の水流によるSSの巻き上がり等により、一時的に水質が悪化する場合がある。ところが、この水質悪化は一時的なものであって、仮に水質センサ141が水質の悪化を検知したとしても、水質は再び正常範囲に戻るため、浄化槽のメンテナンスが即時に必要な状態とはいえない。
このほかにも、例えば水質センサ141に一時的にゴミ等が引っ掛かり、処理水質としては全く問題ないにもかかわらず、引っ掛かったゴミ等を検知することであたかも水質が一時的に悪化したように判定される場合がある。
以上のような場合に、単純に水質センサ141の値が閾値を超えたかどうかを現場で判定して遠隔監視装置200に通報していては、通報の回数が非常に多くなり、またその通報の多くは実質的に意味をなさないことから、信頼性の高い管理が非常に難しくなる。かといって、高度な判定手段を現場の装置に設けると、装置コストが嵩むというデメリットや、判定方法の更新が容易でないというデメリットが生じることとなる。
そこで本実施の形態では、水処理領域110の水質情報に関しては、当該水質情報を遠隔監視装置200に伝送して、水質の異常を水処理装置100側ではなく遠隔監視装置200側で判定するように構成している。これにより、装置コストを抑えつつ判定の信頼性を高めることが可能となる。また、水質の異常を判定する判定部の機能を遠隔監視装置200側に集約することで、複数の水処理装置それぞれに判定部を設ける必要がなく、水処理装置100側の構成を簡素化するとともにコスト低減を図ることが可能となる。とりわけ遠隔監視装置200に割り当てられる水処理装置の数が多くなるほどに、このコスト低減効果が高まる。
一方、ブロワ132や薬剤筒151といった水処理機器の作動状態にあっては、当該作動状態が異常とされた場合には、ブロワ132の交換や修理、薬剤筒151への薬剤の再充填ないし追加充填がなされない限り当該作動状態が自動的に正常に復帰する可能性は低く、従ってブロワ132や薬剤筒151の異常が発生した場合にはこの異常に迅速に対処する必要がある。
そこで、本実施の形態では、ブロワ132や薬剤筒151といった水処理機器の作動状態に関しては、当該水処理機器の作動状態を、水処理装置100の通常運転の際に常時に検出して報知するように構成している。これにより、ブロワ132や薬剤筒151の異常に迅速に対処することが可能となる。また、本実施の形態では、ブロワ132や薬剤筒151の作動状態を常時に検出する際に、水処理装置100側で当該水処理機器の異常の判定を行ない、その判定結果のみを遠隔監視装置200に伝送するように構成している。これにより、水処理装置100側の通信端末160から遠隔監視装置200へと伝送される情報量を極力抑えることによって、水処理装置100と遠隔監視装置200との間で生じる通信費用を削減することが可能となる。
従って、本実施の形態の水処理装置監視システム10によれば、水処理領域110の水質情報と、水処理領域110の水処理に関与する水処理機器(ブロワ132及び薬剤筒151)の作動情報のそれぞれを適正な態様で監視することが可能となる。
また、水処理機器の異常発生頻度は一般的に低く、異常発生時においてのみ情報を取得したほうがシステム管理者にとって異常を認識し易いというメリットがある。
また本実施の形態の水処理装置監視システム10によれば、ブロワ判定部134や薬剤判定部153の判定結果、すなわちブロワ132や薬剤筒151が異常であるという情報が現場のブロワ報知部135や薬剤報知部154によって報知されるため、ブロワ132や薬剤筒151の異常に対し現場でより迅速に対処するのに有効とされる。すなわち、現場で水処理機器の交換、修理、補充を行なったあとで、正常状態に戻ったかどうかを現場で速やかに判別することが可能となる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、水処理領域110の水処理に関与する水処理機器としてのブロワ132及び薬剤筒151を監視する場合について記載したが、本発明では、これらブロワ132及び薬剤筒151をはじめ、水質センサ141や更なる水処理機器のうちの少なくとも1つを監視する構成を採用することができる。
また、上記実施の形態では、ブロワ132や薬剤筒151が異常であるという情報を現場のブロワ報知部135や薬剤報知部154によって報知する場合について記載したが、本発明では、これらのブロワ報知部135や薬剤報知部154は、必要に応じて省略することもできる。
また、上記実施の形態では、一次処理槽120、二次処理槽130、固液分離槽140及び消毒処理部150からなる水処理領域110を有する水処理装置100について記載したが、本発明では、複数の水処理装置のそれぞれは、水質センサによって水質情報が検出され、また水処理に関与する機器類が装着される水処理領域を少なくとも有していればよく、水処理領域の具体的な構成は限定されない。
また、上記実施の形態では、家庭用の水処理装置について記載したが、本発明は、家庭用の水処理装置のみならず、工場などに設置される各種の水処理装置に対しても同様に適用可能な技術である。
本実施の形態の水処理装置監視システム10の概要を示す図である。
10…水処理装置監視システム
100…水処理装置
101…処理槽本体
102…流入管
103…流出管
110…水処理領域
120…一次処理槽
130…二次処理槽
131…散気装置
132…ブロワ
133…ブロワセンサ
134…ブロワ判定部
135…ブロワ報知部
140…固液分離槽
141…水質センサ
150…消毒処理部
151…薬剤筒
152…薬剤センサ
153…薬剤判定部
154…薬剤報知部
160…通信端末
200…遠隔監視装置
210…サーバ
220…データ処理部
230…判定部
240…報知部

Claims (3)

  1. 処理槽本体に水処理領域をそれぞれ収容する複数の水処理装置と、
    前記複数の水処理装置から離間した遠隔地に配設される遠隔監視装置と、
    を備える水処理装置監視システムであって、
    前記水処理装置は、
    前記水処理領域の水質情報を検出する水質センサと、
    前記水処理領域の水処理に関与する水処理機器と、
    前記水処理機器の作動状態を常時に検出する水処理機器センサと、
    前記水処理機器センサが検出した、前記水処理機器の作動状態に基づいて、当該水処理機器の異常を判定する判定部と、
    前記判定部が前記水処理機器の異常を判定したときに、当該判定結果を前記遠隔監視装置に伝送する通信端末と、
    前記水質センサが検出した水質情報を前記遠隔監視装置に伝送する第2の通信端末と、
    を含む構成とされ、
    前記遠隔監視装置は、
    前記水処理装置の前記通信端末から伝送された、前記判定部の判定結果を報知する報知部と、
    前記水処理装置の前記第2の通信端末から伝送された、前記水処理領域の水質情報の経時変化に基づいて、当該水処理領域の水質の異常を判定する第2の判定部と、
    前記第2の判定部の判定結果を報知する第2の報知部と、
    を含む構成とされることを特徴とする水処理装置監視システム。
  2. 請求項1に記載の水処理装置監視システムであって、
    前記水処理装置は、当該水処理装置の設置箇所に設けられた現場型の報知装置を備え、前記報知装置が前記判定部の判定結果を報知する構成であることを特徴とする水処理装置監視システム。
  3. 請求項1または2に記載の水処理装置監視システムであって、
    前記水処理機器は、前記水処理領域に少なくとも散気処理用の空気を供給するブロワと、前記水処理領域に消毒処理用の薬剤を供給する薬剤供給装置とを含み、
    前記水処理機器は、前記ブロワの電流、電圧、風量、風圧のうちの少なくとも1つの運転情報を検出するブロワセンサと、前記薬剤供給装置の薬剤残量を検出する薬剤センサとを含む構成であることを特徴とする水処理装置監視システム。
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