JP5252697B2 - つまずき防止靴 - Google Patents
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Description
足入れ部を構成するアッパー体と当該アッパー体の底部に設けられた靴底を有する靴であって、
前記靴底の前方部である前足底部のほぼ中央には、歩行時の荷重を主として受け止める靴底面に対して突出した1個または複数個の突起が設けられており、
当該突起は、アウトソールより硬度が高く、中央を一番高く形成したものであり、踏みつけによる荷重を受けた場合に前記靴底面とほぼ同一の高さにまでへこむように形成されていることを特徴とする。
前記突起は、前記靴底面と比較して滑りやすい素材により形成されていることを特徴とする請求項1記載のつまずき防止靴。
床面には硬質樹脂、コンクリート、石等の堅い床、カーペット地のような柔らかい床、水や油で濡れた床等があり、床面に対する突起の形状や素材によって滑りやすさが異なるものである。流線形状を成した突起は、特にカーペット地のような柔らかい床、水や油で濡れた床等に適したものである。また、堅い床において使用する場合であっても、比較的接触面積が広いので耐摩耗性を高めることができるものとなっている。
靴1は、足入れ部となるアッパー体2と当該アッパー体2の下面に設けられた靴底3によって構成されている。図1及び図2に示した靴1は、靴底3を射出成形により形成した2層底として形成したものとなっている。
図3(a)を用いて靴1の構造を再度説明すると、靴1は上部に足入れ部としての空間を有するアッパー体2が設けられ、当該アッパー体2の下部にミッドソール9とアウトソール10による2層底として構成された靴底3が設けられたものとなっている。また、靴底3は図3(a)のように、底面の左右の両角部はやや丸みを有した形状となっている。アッパー体2内部の底面には通常、中敷が敷かれており、当該中敷を介した着用者の荷重が、ミッドソール9およびアウトソール10によって支えられるようになっている。
これは、詳細は後述するが歩行の際につまずきが生じやすいのは図4(c)〜(d)に表した状態の時であり、歩行時には唯一足が上方に曲がる指の付け根(トゥースプリングの起点)(中足指節関節)部分が靴底の変形が大きくなり一番接地しやすいためである。
突起8の横断面形状は、角のないU字形状が望ましい。さらに、靴底3の左右断面は湾曲した形状になっているため、靴1を左右方向に移動させた場合でも、靴底3が接地面に対して突起8から接地しやすい。また、突起8の前後方向における断面形状は、角のない
湾曲した形状が望ましい。これは、突起8に角があると床面の段差に引っかかってしまうためである。 本実施の形態では、ミッドソール9の材質は発泡ポリウレタン(PU)、アウトソール10の材質も発泡ポリウレタン(PU)であり、突起8の材質は熱可塑性ポリウレタン樹脂(TPU)である。
アウトソール10は耐滑性能を発揮するためにミッドソール9より硬度を高くしている、具体的には60以上(JISA)。
突起8は滑らせるため硬度を高くしている。その硬度は、アウトソール10より硬く、例えば具体的には80〜90(JISA)が好ましい。
図4(a)は、前方に送り出された左足(L)が着地するとともに、後方の右足(R)が床面を蹴って前方に移動しようとしている状態を表している。
図4(b)は、着地した左足(L)を軸にして、右足(R)が前方に移動し始めた様子を表している。
図4(c)〜(d)は、左足(L)を軸にして、右足(R)を前方に送り続けている様子を表している。
図4(e)は、右足(R)が踵から接地し、後方の左足(L)が床面を蹴って前方に移動しようとしている状態を表している。以降、同様の動作を繰り返すことで歩行が行われる。
この状態の時に、前方に送り出している足が下がると靴底が床面に接地する場合がある。そして、耐滑性能の高い靴を着用していると、この時点で床面によって靴の前方移動が妨げられてつまずくことになる。また、この状態は左右の足を入れ替えて体重を移動させるところでもあるため、ここで引っかかるとつまずいてしまう。しかし、本実施の形態に係る靴1は、底面に滑りを許容する突起8が設けられているので、歩行中に底面と床面が接触しても、直ちに靴の前方移動が妨げられることはない。したがって、ただちにつまずくことはない。
また、上記の例では、靴底面が平坦な靴を例示しているが、踵と前足底部に段差のある紳士靴や安全靴のような形態の靴であっても差し支えがないものである。
そして、靴底23の前方部である前足底部25のほぼ中央には、4個の突起28が設けられている。当該突起28は、踏付部中央21の前後(図11aにおける左右)に各1個
、踏付部中央21の左右(図11aにおける下上)に各1個(ハッチングを施した円形部として図示した部分)設けられている。これら突起28は、表面が球面状に形成されており、靴底20の底面よりも2〜3mm突出した状態で、靴底20に埋め込まれたように一体的に形成されている。
ドソール29を形成する樹脂素材が充填されている点である。図11(o)は、図11(n)に示した突起8がへこんだ状態を表している。
2 アッパー体
3 靴底
4 踵部
5 前足底部
6 土踏まず部
7 凹部
8 突起
9 ミッドソール
10 アウトソール
12 溝
Claims (5)
- 足入れ部を構成するアッパー体と当該アッパー体の底部に設けられた靴底を有する靴であって、
前記靴底の前方部である前足底部のほぼ中央には、歩行時の荷重を主として受け止める靴底面に対して突出した1個または複数個の突起が設けられており、
当該突起は、アウトソールより硬度が高く、中央を一番高く形成したものであり、踏みつけによる荷重を受けた場合に前記靴底面とほぼ同一の高さにまでへこむように形成されていることを特徴とするつまずき防止靴。 - 前記突起は、前記靴底面と比較して滑りやすい素材により形成されていることを特徴とする請求項1記載のつまずき防止靴。
- 前記突起は、前後方向に長く形成された流線形状を成していることを特徴とする請求項1または2記載のつまずき防止靴。
- 前記突起は、突出した先端部が半球状を成していることを特徴とする請求項1または2記載のつまずき防止靴。
- 前記突起の周囲には、当該突起の出没動作を円滑に行わせるために靴底面との間に隔離部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載のつまずき防止靴。
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