JP5249965B2 - スロットル装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸入空気量を制御するスロットル装置の製造方法に関する。
図7及び図8を用いて従来のスロットル装置101の例について説明する。なお、図7は従来のスロットル装置101の概略断面図を示しており、図8は図7に示す従来のスロットル装置101をB方向から見た概略側面図を示している。なお、図8ではギヤ部分のカバー118を取り外した状態の図(駆動モータ非通電時の状態の図)を示している。
図7及び図8に示す従来のスロットル装置101は、制御コンピュータ(図示省略)からの駆動信号に基づいて、駆動モータ104に取り付けられたピニオンギヤ132を回転させ、ピニオンギヤ132の回転動力を、カウンタギヤ114を介してスロットルギヤ150に伝達する。
スロットルギヤ150はスロットルシャフト106の一端に固定されており、スロットルギヤ150が回転するとスロットルシャフト106が回転し、スロットルシャフト106に取り付けられたスロットルバルブ102が、スロットルボア120内で回転し、スロットルボア120内を流れる吸入空気量が制御される。
なお、従来のスロットル装置101では、図8の符号Cに示すように、スロットルギヤ150におけるスロットルシャフト106を嵌合する孔の形状が小判状に形成され、スロットルシャフト106におけるスロットルギヤ150に嵌合される端部の外形も小判状に形成され、スロットルギヤ150に対するスロットルシャフト106の回転角度を調整することができない。
そこで、従来のスロットル装置101では、駆動モータ104が非通電時等における退避走行を可能とするためにスロットルバルブ102を全閉位置からやや開いた位置であるオープナ開度に保持するためのオープナ143(戻しバネ140の中間位置にU字状に形成されている)の角度位置を調整するためのオープナ開度調整スクリュ161と、スロットルバルブ102が全閉となる角度位置を調整するための全閉開度調整スクリュ160とが設けられている。
駆動モータ104を非通電状態とすると、オープナ143がオープナ開度調整スクリュ161に当接して、スロットルギヤ150と一体となって回転するスロットルバルブ102の角度位置がオープナ開度に保持され、駆動モータ104を通電状態にして閉方向に回転させると、スロットルギヤ150に形成された全閉当接部156が全閉開度調整スクリュ160に当接し、当該当接した位置がスロットルバルブ102の全閉となる角度位置となる。なお、駆動モータを開方向に回転させると、オープナ開度を超えた全開位置(スロットルバルブ102がスロットルボア120の軸方向と平行となる位置)までスロットルバルブを開くことができる。
また、従来のスロットル装置の他の例として、特許文献1に記載された内燃機関用吸気制御装置では、オープナ開度調整スクリュを、樹脂製のスロットルボデーに形成したネジ孔にねじ込むことなく、ネジ孔を形成したスリーブナットにねじ込む構成として、スリーブナットをスロットルボデーに固定し、オープナ開度調整スクリュの耐衝撃信頼性を向上させている。
また、特許文献2に記載された従来技術には、スロットルギヤとスロットルシャフトの嵌合部におけるスロットルシャフトの外形形状を円形状に、スロットルギヤの孔部を円形状にして、スロットルギヤに対してスロットルシャフトの回転角度を調整できる構成とし、全閉開度調整スクリュを廃止した内燃機関用吸気制御装置が開示されている。
特開2006−22660号公報 特開2006−46318号公報
オープナ開度調整スクリュと全閉開度調整スクリュとを備えた従来のスロットル装置101は、各スクリュを保持するネジ孔をスロットルボデーに設ける必要があるとともに、各スクリュを必要とし、部品点数が増加する。
また、特許文献1に記載された従来技術では、部品点数が増加する(この場合、スリーブナットが増加する)。
また、特許文献2に記載された従来技術では、全閉開度調整スクリュを廃止しているが、スロットルバルブを全閉角度位置に適切に調整する(位置決めする)具体的な方法が開示されていない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、調整用のスクリュを廃止して部品点数を低減するとともに、スロットルバルブを適切に全閉位置に調整することができる、スロットル装置の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりのスロットル装置の製造方法である。
請求項1に記載のスロットル装置の製造方法は、流体を内部に流す略円筒状のスロットルボアを有するスロットルボデーに、前記スロットルボア内の断面形状に対応する形状を有して前記スロットルボア内にて回転可能に支持されるスロットルバルブと、前記スロットルボア内の前記スロットルバルブに結合されて当該スロットルバルブを回転可能に支持するスロットルシャフトと、駆動モータと、前記スロットルシャフトにおける一方の端部に接続されるとともに前記駆動モータの回転動力を前記スロットルシャフトに伝達して前記スロットルシャフトを回転させるスロットルギヤと、を組み付け、前記スロットルギヤに対して前記スロットルシャフトを固定する、スロットル装置の製造方法である。
前記スロットルボデーに対して前記スロットルバルブと前記スロットルシャフトと前記駆動モータと前記スロットルギヤとを組み付けるとともに、前記スロットルギヤに対して前記スロットルシャフトの回転角度を変更可能に組み付けた後、前記スロットルバルブの回転角度を検出可能な角度検出手段と、前記スロットルバルブの回転角度を変更可能な加圧手段と、回転角度が変更されたスロットルシャフトを保持可能な保持手段と、前記スロットルギヤに前記スロットルシャフトを固定する固定手段と、前記加圧手段と前記保持手段と前記固定手段を制御する制御手段と、を用いて、前記角度検出手段からの検出信号に基づいて前記スロットルバルブの回転角度を検出し、予め設定したバルブセット角度位置となるまで、前記加圧手段を用いて、前記スロットルギヤに対して、前記スロットルシャフトと一体となって回転するスロットルバルブの回転角度を変化させるステップ、前記保持手段を用いて、前記スロットルギヤに対して前記バルブセット角度位置に位置決めしたスロットルバルブに結合されている前記スロットルシャフトを、位置決めしたバルブセット位置に保持するステップ、前記固定手段を用いて、前記保持手段にて前記バルブセット角度位置に保持されている前記スロットルシャフトを、前記スロットルギヤに固定するステップとからなり、前記加圧手段は、前記スロットルバルブを直接的に押圧して当該スロットルバルブの回転角度を変化させる、スロットル装置の製造方法である。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりのスロットル装置の製造方法である。
請求項2に記載のスロットル装置の製造方法は、請求項1に記載のスロットル装置の製造方法であって、前記角度検出手段は、レーザ光を用いた一対の距離測定手段と、前記制御手段とで構成されており、前記制御手段は、一対の距離測定手段を用いて、前記スロットルシャフトに直交する方向から、前記スロットルシャフトを挟んでスロットルシャフトに対して一方の側のスロットルバルブの面までの距離と、前記スロットルシャフトを挟んでスロットルシャフトに対して他方の側のスロットルバルブの面までの距離と、に基づいてスロットルバルブの回転角度を検出する、スロットル装置の製造方法である。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりのスロットル装置の製造方法である。
請求項3に記載のスロットル装置の製造方法は、請求項1または2に記載のスロットル装置の製造方法であって、前記制御手段は、前記加圧手段を用いて、前記スロットルボア内を流す流体が流入する側である上流側の方向から、流体を流出する側である下流側の方向に向かってスロットルバルブを直接的に押圧して回転角度を変化させる、スロットル装置の製造方法である。
また、本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりのスロットル装置の製造方法である。
請求項4に記載のスロットル装置の製造方法は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスロットル装置の製造方法であって、前記バルブセット角度位置は、前記スロットルボア内における前記スロットルバルブの回転角度範囲における一方端である全閉状態の角度位置であり、当該バルブセット角度位置において前記スロットルバルブの縁部と前記スロットルボアの内壁との間に微細な隙間を有するように設定されている、スロットル装置の製造方法である。
また、本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりのスロットル装置の製造方法である。
請求項5に記載のスロットル装置の製造方法は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスロットル装置の製造方法であって、前記スロットルバルブは、前記スロットルボア内の断面形状よりも僅かに小さな形状の板状であるとともに所定の厚さを有しており、且つ前記スロットルボア内における前記スロットルバルブの回転角度範囲における一方端である全閉状態の角度位置に設定された場合に、前記スロットルシャフトの回転軸を含むとともに前記スロットルボアの軸方向に直交する平面である全閉基準面よりも前記回転角度範囲における他方端の側に肉厚となるように形成されている。
また、前記バルブセット角度位置は、前記回転角度範囲における前記全閉状態の角度位置よりも更に閉方向にスロットルバルブを回転させ、スロットルバルブの厚さに応じて、スロットルバルブの縁部が前記スロットルボアの内壁に接触した位置である基準角度位置からスロットルバルブの厚さに応じた所定角度だけ回転させた位置に設定されている。
そして制御手段は、バルブセット角度位置となるまでスロットルバルブの回転角度を変化させる際、加圧手段を用いて、スロットルバルブの縁部がスロットルボアの内壁に接触する前記基準角度位置まで閉方向に押圧した後、当該基準角度位置から予め設定したバルブセット角度までスロットルバルブを開方向に押圧して、スロットルバルブをバルブセット角度位置に位置決めする、スロットル装置の製造方法である。
請求項1に記載のスロットル装置の製造方法を用いれば、スロットルギヤに対してスロットルシャフトの回転角度を変更可能に組み付けた後、角度検出手段を用いて回転角度を検出しながら、加圧手段を用いてスロットルバルブを直接的に押圧することで、スロットルバルブを適切に全閉位置に調整することができる。そして固定手段(かしめ装置等)を用いて、調整した全閉位置(バルブセット角度位置)にスロットルシャフトを固定することができる。
これにより、スロットルバルブを適切に全閉位置に調整する方法を容易に実現することが可能であり、全閉開度調整スクリュを廃止することができる。
また、請求項2に記載のスロットル装置の製造方法によれば、レーザ光を用いて距離を測定することで、ヒステリシスの影響を受けずに、測定精度をより向上させることができる。また、スロットルシャフトを挟んで一方のスロットルバルブの面までの距離と、他方のスロットルバルブの面までの距離とを、一対の距離測定手段にて測定することで、回転角度をより高精度に検出することができる。
また、請求項3に記載のスロットル装置の製造方法によれば、加圧手段を用いてスロットルバルブを直接的に押圧する際に、上流側から下流側に向けて押圧する。これにより、実使用の状態と同じ方向に荷重を与えてスロットルバルブの開度調整をするので、スロットルシャフトのガタつき等(スロットルボアとスロットルシャフトの中心ずれや角度ずれ等による)による誤差をより低減することができる。
また誤差の低減により、検査工程をより簡素化することができる。
また、請求項4に記載のスロットル装置の製造方法によれば、バルブセット角度位置を、より適切な位置に設定することができ、スロットルバルブのかしり(スロットルボア内壁とスロットルバルブとのこすれ等)を防止することができる。
また、請求項5に記載のスロットル装置の製造方法によれば、スロットルバルブの形状及び厚さを利用して、スロットルバルブを、より適切にバルブセット開度位置に位置決めすることができる。
スロットル装置10の一実施の形態を説明する断面図である。 図1に示すスロットル装置10をA方向から見た図である。 スロットルバルブ25の形状、及びスロットルボア14内におけるスロットルバルブ25の動作を説明する図である。 スロットルバルブ25の角度位置を位置決めしてスロットルギヤ32にスロットルシャフト20を固定する製造装置の構成の例を説明する図である。 スロットルバルブ25の角度位置を位置決めしてスロットルギヤ32にスロットルシャフト20を固定する手順を説明する図である。 スロットルバルブ25の角度位置を位置決めしてスロットルギヤ32にスロットルシャフト20を固定する手順を説明するフローチャートである。 オープナ開度調整スクリュ161と全閉開度調整スクリュ160を備えた従来のスロットル装置101の構造の例を説明する図である。 図7に示す従来のスロットル装置101をB方向から見た図(カバー118は省略)である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の「スロットル装置の製造方法」を用いて製造したスロットル装置10(電子制御式スロットル装置)の例を示す断面図(ギヤカバー30は省略)である。また図2は、図1に示すスロットル装置10をA方向から見た側面図を示している。
まず、図1及び図2を用いて、スロットル装置10の構造について説明する。
なお、本実施の形態にて説明するスロットル装置10は、自動車等の車両の内燃機関(以下、「エンジン」という)への吸入空気量を制御する電子制御式のスロットル装置に適用したものである。
●[スロットル装置10の構造(図1、図2)]
図1に示すように、スロットル装置10は、略円筒状の吸気通路のスロットルボア14を有するスロットルボデー12を備えている。なおボア壁部13は、内燃機関すなわちエンジンの吸気系の途中(エアクリーナとインテークマニホールド(図示省略)との間)に介装される。
また、ボア壁部13の左右両側部には、左右一対の軸受ボス部16、17が同心状に形成されている。両軸受ボス部16、17には、スロットルボア14を径方向(図1において左右方向)に横切るスロットルシャフト20の両端部が一対の軸受22、23を介して回転可能に支持されている。スロットルシャフト20には、スロットルボア14を開閉するバタフライ型の円板状のスロットルバルブ25が一体的に設けられている。スロットルバルブ25は、駆動モータ40を駆動源としてスロットルシャフト20と一体で回動されることにより、スロットルボア14内を流れる吸入空気量(流体の流量)を調整する。
また図2に示すように、スロットルボデー12の側面には、該側面の周辺部を取り囲むギヤハウジング部27が形成されている。ギヤハウジング部27の開放端面はギヤカバー30(図1参照)によって閉鎖されており、その内部がギヤ収容室となっている。また、ギヤハウジング部27内の軸受ボス部16に支持された前記スロットルシャフト20の端部(図1において左端部)は、ギヤハウジング部27内へ突出されている。突出したスロットルシャフト20の端部には、樹脂製の扇形ギヤからなるスロットルギヤ32が設けられている。
図1に示すように、スロットルボデー12には、ギヤハウジング部27内に開口する有底筒状のモータ収容部38が形成されている。モータ収容部38内には、例えばDCモータ等からなる駆動モータ40が出力回転軸41をギヤハウジング部27内に突出する状態で設置されている。出力回転軸41にはピニオンギヤ43が固定されている。また、駆動モータ40は、図示しないが、自動車のエンジンコントロールユニットいわゆるECU等の電子制御装置によって、アクセルペダルの踏み込み量に応じたアクセル信号やトラクション制御信号、定速走行信号、アイドルスピードコントロール信号に応じて駆動制御される。なお、駆動モータ40は、「電動式アクチュエータ」に相当する。
スロットルボデー12には、ギヤハウジング部27に突出するカウンタシャフト45が設置されている。カウンタシャフト45は、スロットルシャフト20と駆動モータ40の出力回転軸41との間に平行状に配置されている。カウンタシャフト45には、カウンタギヤ47が回転可能に支持されている。カウンタギヤ47は、ギヤ径の異なる大径側のギヤ部47aと小径側のギヤ部47bとを同心状に有している。大径側のギヤ部47aは、ピニオンギヤ43と噛み合わされ、小径側のギヤ部47bは、スロットルギヤ32の有歯部と噛み合わされている。したがって、駆動モータ40の駆動により出力回転軸41が正転方向あるいは逆転方向に回転されると、出力回転軸41の回転力がピニオンギヤ43、カウンタギヤ47を介してスロットルギヤ32に伝達されることで、スロットルシャフト20及びスロットルバルブ25が回転すなわち開閉される。なお、ピニオンギヤ43、カウンタギヤ47及びスロットルギヤ32により減速ギヤ機構が構成されている。
ギヤカバー30の内側面には、磁気検出素子50が設けられている。磁気検出素子50は、例えばホール素子、ホールIC、磁気抵抗素子等からなり、スロットルギヤ32のギヤ本体内に同心状に遊嵌されている。なお、スロットルギヤ32には永久磁石36が組み込まれており、磁気検出素子50は、スロットルギヤ32の回転にともなって変化する磁界の強さに応じた電圧信号等の電気信号を電子制御装置(図示省略)へ出力する。このように、スロットルギヤ32の永久磁石36とギヤカバー30の磁気検出素子50とにより、スロットルバルブ25の開度を検出する非接触式のスロットル開度センサが構成されている。
スロットルボデー12とスロットルギヤ32との対向面間には、金属製の捩じりコイルスプリング54が介装されている。捩じりコイルスプリング54(以下、「コイルスプリング54」という)は、スロットルギヤ32のギヤ本体と、スロットルボデー12の軸受ボス部16とに跨って嵌装されている。コイルスプリング54の一方の端面(図1において右端面)は、軸受ボス部16の周囲に形成された座面55に当接されている。コイルスプリング54の他方の端面(図1において左端面)は、スロットルギヤ32のフランジ部57に当接されている。また、コイルスプリング54は、スロットルバルブ25をオープナ開度に弾性的に保持するものである。なお、オープナ開度とは、スロットルバルブ25を全閉位置から僅かに開弁した開度で、退避走行が可能な吸入空気量を得ることのできる開度である。
また、スロットルギヤ32とコイルスプリング54とは、予め組付けた状態でスロットルボデー12に組付けられるものである。
なお図2に示すように、スロットルギヤ32におけるスロットルシャフト20を取り付ける孔部の形状は円柱状であり(従来は小判状)、孔部の周囲には複数の空洞部32kが形成されている。またスロットルシャフト20におけるスロットルギヤ32の孔部に挿入される端部も円柱状である(従来は小判状)。
これにより、スロットルシャフト20をスロットルギヤ32の孔部に取り付けた状態では、スロットルシャフト20の回転角度を任意に調整することができる。
また、スロットルシャフト20の端面をかしめ等にて加工すれば、スロットルシャフト20の変形部が空洞部32kに充填され、スロットルギヤ32に対するスロットルシャフト20の回転角度位置を固定することができる。
●[スロットルバルブの概略形状と回転角度範囲(図3)]
次に図3(A)及び(B)を用いて、スロットルバルブ25の概略形状と、スロットルボア14内に配置されたスロットルバルブ25(スロットルシャフト20にて回転可能に支持されている)の回転角度範囲について説明する。なお、図3(A)の左図はスロットルバルブ25の斜視図を示しており、図3(A)の右図はスロットルバルブ25の側面図を示しており、図3(B)はスロットルボア14内におけるスロットルバルブ25の動作を示している。
スロットルバルブ25の外形形状(外周部の輪郭形状)は、スロットルボア14内の断面形状よりも僅かに小さな形状の板状であり、所定の厚さThを有している。具体的には、スロットルボア14内の半径よりも数10μm程度小さな半径の略円板状であり、数mm程度の厚さである。
また図3(B)に示すように、スロットルバルブ25は、スロットルボア14内におけるスロットルバルブ25の回転角度範囲θαにおける一方の端部である全閉状態の角度位置P1に設定された場合に、スロットルシャフト20の回転軸Z20を含むとともにスロットルボア14の軸方向に直交する平面である全閉基準面M10よりも、回転角度範囲θαにおける他方端(全開状態の角度位置P2)の側に肉厚となるように形成されている。
スロットルバルブ25における流体の流入側の面を、スロットルシャフト20を挟んで一方の面M25aと、スロットルシャフト20を挟んで他方の面M25bとすると、流体の下流の側に回転する面M25bが全閉基準面M10と一致した位置が全閉角度位置であり、面M25bがスロットルボア14の軸方向とほぼ平行になるまで回転した位置が全開角度位置である。
なお、全閉状態の角度位置P1において、スロットルバルブ25の縁部とスロットルボア14との間の隙間K25bは、数10μm程度である。
●[スロットルシャフトをスロットルギヤに固定する製造装置の構成(図4)]
次に図4(A)及び(B)を用いて、スロットルボデー12に対してスロットルバルブ25とスロットルシャフト20とスロットルギヤ32と駆動モータ40とカウンタギヤ47とを組み付けたスロットル装置10において、スロットルギヤ32に対するスロットルシャフト20の回転角度を調整した後、スロットルギヤ32にスロットルシャフト20をかしめ等にて固定する製造装置70の構成について説明する。
図4(A)に示すように、製造装置70は、ギヤ突き当て手段71a、固定手段71b、保持手段72、加圧手段73、角度検出手段74、制御手段75とを備えている。
ギヤ突き当て手段71aと固定手段71bは、制御手段75にて、スロットルギヤ32と対向する位置に配置されている。
制御手段75は、ギヤ突き当て手段71aを用いて、オープナ開度に保持されているスロットルギヤ32(図2に示す状態)の全閉突き当て部32aが(図2参照)、スロットルボデー12の全閉突き当て位置12aに当接する全閉位置までスロットルギヤ32を回転させることができる。なお、ギヤ突き当て手段71aにおけるスロットルシャフト20と対向している個所には、固定手段71bの先端部がスロットルシャフト20の端部を加工できる開口部71kが設けられている。
制御手段75は、ギヤ突き当て手段71aの開口部71kから固定手段71bの先端を挿入して、スロットルギヤ32に対して所定角度位置に調整されたスロットルシャフト20を、かしめ加工等にて固定することができる。
保持手段72は、スロットルシャフト20におけるスロットルギヤ32と反対側の端部と対向する位置に配置されており、スロットルシャフト20の端部を把持することが可能なチャック72aと、チャック72aにて把持したスロットルシャフト20と一体となって回転する保持本体部72bと、保持本体部72bの回転位置を任意の位置で固定可能なストッパ72cとを有している。
制御手段75は、チャック72aにてスロットルシャフト20の端部の把持と開放が可能であり、ストッパ72cを用いて、チャック72aにて把持したスロットルシャフト20の回転位置の固定と開放が可能である。
加圧手段73は、スロットルボア14の一方の開口部に対向する位置に配置されており、スロットルバルブ25を直接的に押圧してスロットルバルブ25の回転角度を変更可能な当接ロッド73a、73bを備えた押圧手段73α、73β(ステップモータ等)と、押圧手段73α、73βをスロットルバルブ25に近接する位置まで移動させてスロットルボア14に対して押圧手段73α、73βの位置を固定するモータ73cとを備えている。なお加圧手段73は、スロットルボア14における流体の流入側の開口部に配置することが好ましい。
なお、図4(B)に示すように、当接ロッド73aは、スロットルシャフト20の回転軸Z20に直交する方向から、スロットルシャフト20を挟んでスロットルシャフト20の一方の側のスロットルバルブ25の面である面M25aを押圧する位置に配置されている。また、当接ロッド73bは、スロットルシャフト20の回転軸Z20に直交する方向から、スロットルシャフト20を挟んでスロットルシャフト20の他方の側のスロットルバルブ25の面である面M25bを押圧する位置に配置されている。
制御手段75は、モータ73cを制御して押圧手段73α、73βをスロットルボア14の一方の開口部の位置に固定した後、押圧手段73α、73βを制御して当接ロッド73a、73bをスロットルボア14の軸方向に往復移動させて直接的にスロットルバルブ25を押圧してスロットルバルブ25を任意の回転角度に回転させることができる。
角度検出手段74は、スロットルボア14の他方の開口部に対向する位置に配置されており、図4(B)に示すように、距離測定手段74a、74bと、距離測定手段74a、74bの位置を調整する位置調整手段74cとを備えている。
距離測定手段74a、74bは、例えばレーザ光Lsa、Lsbを用いた非接触式のレーザ変位計であり、図4(B)に示すように、距離測定手段74aは、スロットルシャフト20の回転軸Z20に直交する方向から、スロットルシャフト20を挟んでスロットルシャフト20の一方の側のスロットルバルブ25の面(この場合、面M25aの裏面)までの距離を検出可能な位置に配置されている。また、距離測定手段74bは、スロットルシャフト20の回転軸Z20に直交する方向から、スロットルシャフト20を挟んでスロットルシャフト20の他方の側のスロットルバルブ25の面(この場合、面M25bの裏面)までの距離を検出可能な位置に配置されている。
なお角度検出手段74は、スロットルボア14の開口部における、加圧手段73とは反対側に配置される。
制御手段75は、距離測定手段74a、74bの検出信号に基づいて、距離測定手段74aからスロットルバルブ25の一方の面(図4(B)において、スロットルシャフト20を挟んで一方の側のスロットルバルブ25の面)までの距離と、距離測定手段74bからスロットルバルブ25の他方の面(図4(B)において、スロットルシャフト20を挟んで他方の側のスロットルバルブ25の面)までの距離とを求める。そして制御手段75は、求めた距離に基づいて、スロットルバルブ25の回転角度を演算して求める。
この場合、角度検出手段は、距離測定手段74a、74bと制御手段75にて構成されている。
●[スロットルバルブの回転角度を調整してスロットルシャフトをスロットルギヤに固定する手順(図5、図6)]
次に図5に示す概略工程説明図と、図6に示すフローチャートとを用いて、スロットルバルブ25(すなわちスロットルシャフト20)の回転角度を調整した後に、スロットルギヤ32にスロットルシャフト20を固定する手順について説明する。なお、図5(A)〜(C)では、制御手段75、ギヤ突き当て手段71a、固定手段71b、保持手段72等の記載を省略している。
作業者は、スロットルボデー12に、スロットルバルブ25とスロットルシャフト20と駆動モータ40とスロットルギヤ32とカウンタギヤ47等を組み付け、製造装置70にセットする。なお、この時点において、スロットルシャフト20の一方の先端はスロットルギヤ32の孔部に挿通されているが、スロットルギヤ32に対してスロットルシャフト20は回転角度を変更可能に組み付けられている。
そして作業者が所定のボタン等を操作すると、図6のフローチャートの処理が開始される。
図6に示すフローチャートにおいてステップS05では、制御手段75が製造装置70の各手段を位置決めする。制御手段75は、図4におけるギア突き当て手段71aをスロットルギヤ32に近接させ、チャック72aにてスロットルシャフト20を把持し、押圧手段73α、73βを位置決めして固定し、距離測定手段74a、74bを位置決めして(この場合、図5(A)の状態となる)、ステップS10に進む。
ステップS10では、制御手段75は、当接ロッド73aを用いて、押圧方向(スロットルボア14の軸に平行、且つスロットルバルブ25に近接する方向)に、所定の力で押圧することで、直接的にスロットルバルブ25の面M25aを押圧してステップS30に進む。この場合、実使用での状態と同等の力(実際の使用時におけるコイルスプリング54によるバネ力と同等の力)で押圧することがより好ましく、スロットル装置10に応じて予め設定した力で押圧する。このように、ステップS10にて、当接ロッド73aを用いてスロットル装置に応じた所定の力で押圧してスロットルバルブ25を閉方向に回転させることで、スロットルバルブ25の縁部がスロットルボア14の内壁に接触した状態(図5(B)に示す状態)とする。この場合、面M25aの縁部P25a、面M25bの裏面の縁部P25bがスロットルボア14の内壁に接触する(肉厚方向による)。なお、接触している状態(図5(B))におけるスロットルバルブ25の回転角度θ1は、スロットルバルブ25の厚さTh、図5(C)における隙間K25bに応じて変化する。
ステップS30では、制御手段75は、当接ロッド73aを押圧した状態で、距離測定手段74a、74bを用いて、距離測定手段74aからスロットルバルブ25の面M25a(スロットルシャフト20を挟んで一方の側の面)までの距離(距離H25a)と、距離測定手段74bからスロットルバルブ25の面M25b(スロットルシャフト20を挟んで他方の側の面)までの距離(距離H25b)と、を測定して記憶し、ステップS40に進む。なお、このときのスロットルバルブ25の角度位置(図5(B)の状態の位置)を、「基準角度位置」に設定する。
ステップS40では、制御手段75は、ギヤ突き当て手段71aを用いて、スロットルシャフト20とスロットルギヤ32との組み付け部の摩擦力よりも大きな力で、スロットルギヤ32の全閉突き当て部32a(図2参照)が、スロットルボデー12の全閉突き当て位置12a(図2参照)に当接する全閉位置まで、スロットルギヤ32を全閉方向に回転させ、当接ロッド73aを後退させて当接ロッド73aをスロットルバルブ25から離間させ、ステップS50に進む。
ステップS50では、制御手段75は、予め設定した微小距離分、または目標角度に到達させるための所定距離分、当接ロッド73bを移動させてスロットルバルブ25を開方向に回転させた後に停止して、距離測定手段74a、74bにてスロットルバルブ25の各面までの距離を測定し、測定した距離に基づいて、「基準角度位置」からの回転角度θを算出し、ステップS60に進む。
なお、距離測定手段74a、74bのそれぞれの測定位置の間隔(この場合、レーザ光Lsa、Lsbの間隔)は、所定距離Lcに設定されており、「基準角度位置」における距離との差分である変化量ΔA(距離H25aからの変化量)、変化量ΔB(距離H25bからの変化量)から、回転角度θを算出する。この場合、距離測定手段74aの測定位置から回転軸Z20までの距離(図5(C)における距離Lc/2)と、距離測定手段74bの測定位置から回転軸Z20までの距離(図5(C)における距離Lc/2)は等しく、回転角度θが小さい場合、変化量ΔBと変化量ΔB´は、ほぼ同じである。
これらより、θ=tan-1[(ΔA+ΔB)/Lc] (式1)が成立する。
なお他の方法として、ステップS50にて、当接ロッド73bを押圧方向に徐々に移動させながら距離測定手段74a、74bにてスロットルバルブ25の各面までの距離を測定し、測定した距離に基づいて「基準角度位置」からの回転角度θを算出し、回転角度θが所定角度範囲内に入った場合に当接ロッド73bの移動を停止してステップS60に進むようにしてもよい。
ステップS60では、制御手段75は、算出した回転角度θが予め設定したバルブセット角度(目標角度)未満であるか否かを判定する。例えば、本実施の形態にて説明するスロットル装置では、この場合「基準角度位置」からスロットルボア14の軸方向に対してスロットルバルブ25の面M25bが直交する位置までの回転角度θ(図5(C)参照)がバルブセット角度であり、当該角度によるスロットルバルブの角度位置がバルブセット角度位置である。なおバルブセット角度は、隙間K25bや厚さThに応じた回転角度に設定されており、スロットル装置の種類毎に異なる。
このように、スロットルバルブ25を絶対角度で位置決めすることは困難であるため、スロットルバルブ25の形状及び厚さ等を利用して「基準角度位置」を求め、当該「基準角度位置」からの相対角度を用いてバルブセット角度位置に位置決めする。これにより、スロットルバルブ25をバルブセット角度位置に容易に位置決めすることができる。
そして制御手段75は、バルブセット角度未満であると判定した(Yes)場合、ステップS50に戻り、バルブセット角度未満でないと判定した(No)場合、ステップS65に進む。
ステップS65に進んだ場合、制御手段75は、算出した回転角度θがバルブセット角度(目標角度)を超えたか否かを判定する。バルブセット角度を超えたと判定した(Yes)場合、ステップS05に戻り、バルブセット角度を超えていないと判定した(No)場合、ステップS70に進む。なお、ステップS60とステップS65による判定では、バルブセット角度(目標角度)を含む所定の角度範囲内に回転角度θが収まっている場合にステップS70に進むようにする。
ステップS70に進んだ場合、制御手段75は、ストッパ72cにて保持本体部72bの回転位置を固定し、ステップS80に進む。
ステップS80では、制御手段75は、固定手段71bを用いて、スロットルシャフト20をスロットルギヤ32に固定する。例えばスロットルシャフト20の端部をかしめ加工して、加工変形させたスロットルシャフト20の一部をスロットルギヤ32の空洞部32k(図2参照)に充填させて固定する。
以上、本実施の形態にて説明した製造方法では、スロットルバルブの開度を調整した後でスロットルギヤにスロットルシャフトを固定するので、全閉開度調整スクリュを廃止することができる。また、スロットルシャフトを把持し、把持したスロットルシャフトを所定角度まで回転させてスロットルバルブの開度を調整するのでなく、上流側から下流側に向かってスロットルバルブを直接的に押圧してスロットルバルブの開度を調整し、実使用の状態と同じ方向から荷重を与えることができるので、スロットルシャフトとスロットルボデーとのガタつき等(スロットルボアとスロットルシャフトの中心ずれや角度ずれ等による径方向や軸方向のガタつき)による誤差を、より低減することができる。
また、レーザ光を用いて測定した距離に基づいてスロットルバルブの回転角度を算出することで、エンコーダ等を用いた測定よりも、ヒステリシスの影響を受けずに、より高精度に回転角度を求めることができる。また、スロットルシャフトの回転軸方向に荷重をかけることがないので(エンコーダの場合は回転軸方向に荷重がかかり、回転軸方向に多大なフリクションがかかるので、安定した原点位置を検出することが困難)、スロットルシャフトの回転軸方向のガタつきによる誤差等を低減することができる。
また、誤差の低減により、検査工程をより簡素化することができる(従来は流体を実際に流して流量を測定していたため、流体を流す装置と流量測定装置を必要としたが、誤差が低減されたことにより、これらを廃止することができる)。
また、バルブセット角度位置では、スロットルバルブの縁部とスロットルボアの内壁との間に微細な隙間を有するようにバルブセット角度位置を設定することで、スロットルバルブのかしり(スロットルボア内壁とスロットルバルブとのこすれ等)を防止することができる。
本発明のスロットル装置の製造方法は、本実施の形態で説明した製造装置70やスロットル装置10の外観、構成、処理手順等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
10 スロットル装置
12 スロットルボデー
14 スロットルボア
20 スロットルシャフト
25 スロットルバルブ
32 スロットルギヤ
40 駆動モータ
70 製造装置
71a ギヤ突き当て手段
71b 固定手段
72 保持手段
72a チャック
73 加圧手段
73a、73b 当接ロッド
74 角度検出手段
74a、74b 距離測定手段
75 制御手段

Claims (5)

  1. 流体を内部に流す略円筒状のスロットルボアを有するスロットルボデーに、
    前記スロットルボア内の断面形状に対応する形状を有して前記スロットルボア内にて回転可能に支持されるスロットルバルブと、
    前記スロットルボア内の前記スロットルバルブに結合されて当該スロットルバルブを回転可能に支持するスロットルシャフトと、
    駆動モータと、
    前記スロットルシャフトにおける一方の端部に接続されるとともに前記駆動モータの回転動力を前記スロットルシャフトに伝達して前記スロットルシャフトを回転させるスロットルギヤと、を組み付け、前記スロットルギヤに対して前記スロットルシャフトを固定する、スロットル装置の製造方法において、
    前記スロットルボデーに対して前記スロットルバルブと前記スロットルシャフトと前記駆動モータと前記スロットルギヤとを組み付けるとともに、前記スロットルギヤに対して前記スロットルシャフトの回転角度を変更可能に組み付けた後、
    前記スロットルバルブの回転角度を検出可能な角度検出手段と、前記スロットルバルブの回転角度を変更可能な加圧手段と、回転角度が変更されたスロットルシャフトを保持可能な保持手段と、前記スロットルギヤに前記スロットルシャフトを固定する固定手段と、前記加圧手段と前記保持手段と前記固定手段を制御する制御手段と、を用いて、
    前記角度検出手段からの検出信号に基づいて前記スロットルバルブの回転角度を検出し、予め設定したバルブセット角度位置となるまで、前記加圧手段を用いて、前記スロットルギヤに対して、前記スロットルシャフトと一体となって回転するスロットルバルブの回転角度を変化させるステップ、
    前記保持手段を用いて、前記スロットルギヤに対して前記バルブセット角度位置に位置決めしたスロットルバルブに結合されている前記スロットルシャフトを、位置決めしたバルブセット位置に保持するステップ、
    前記固定手段を用いて、前記保持手段にて前記バルブセット角度位置に保持されている前記スロットルシャフトを、前記スロットルギヤに固定するステップとからなり、
    前記加圧手段は、前記スロットルバルブを直接的に押圧して当該スロットルバルブの回転角度を変化させる、
    スロットル装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載のスロットル装置の製造方法であって、
    前記角度検出手段は、レーザ光を用いた一対の距離測定手段と、前記制御手段とで構成されており、
    前記制御手段は、一対の距離測定手段を用いて、前記スロットルシャフトに直交する方向から、前記スロットルシャフトを挟んでスロットルシャフトに対して一方の側のスロットルバルブの面までの距離と、前記スロットルシャフトを挟んでスロットルシャフトに対して他方の側のスロットルバルブの面までの距離と、に基づいてスロットルバルブの回転角度を検出する、
    スロットル装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のスロットル装置の製造方法であって、
    前記制御手段は、前記加圧手段を用いて、前記スロットルボア内を流す流体が流入する側である上流側の方向から、流体を流出する側である下流側の方向に向かってスロットルバルブを直接的に押圧して回転角度を変化させる、
    スロットル装置の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のスロットル装置の製造方法であって、
    前記バルブセット角度位置は、前記スロットルボア内における前記スロットルバルブの回転角度範囲における一方端である全閉状態の角度位置であり、当該バルブセット角度位置において前記スロットルバルブの縁部と前記スロットルボアの内壁との間に微細な隙間を有するように設定されている、
    スロットル装置の製造方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のスロットル装置の製造方法であって、
    前記スロットルバルブは、前記スロットルボア内の断面形状よりも僅かに小さな形状の板状であるとともに所定の厚さを有しており、且つ前記スロットルボア内における前記スロットルバルブの回転角度範囲における一方端である全閉状態の角度位置に設定された場合に、前記スロットルシャフトの回転軸を含むとともに前記スロットルボアの軸方向に直交する平面である全閉基準面よりも前記回転角度範囲における他方端の側に肉厚となるように形成されており、
    前記バルブセット角度位置は、前記回転角度範囲における前記全閉状態の角度位置よりも更に閉方向にスロットルバルブを回転させ、スロットルバルブの厚さに応じて、スロットルバルブの縁部が前記スロットルボアの内壁に接触した位置である基準角度位置からスロットルバルブの厚さに応じた所定角度だけ回転させた位置に設定されており、
    制御手段は、バルブセット角度位置となるまでスロットルバルブの回転角度を変化させる際、加圧手段を用いて、スロットルバルブの縁部がスロットルボアの内壁に接触する前記基準角度位置まで閉方向に押圧した後、当該基準角度位置から予め設定したバルブセット角度までスロットルバルブを開方向に押圧して、スロットルバルブをバルブセット角度位置に位置決めする、
    スロットル装置の製造方法。

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