JP5249336B2 - 緑内障濾過手術に付随する補助的薬物治療 - Google Patents

緑内障濾過手術に付随する補助的薬物治療 Download PDF

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Description

本発明は、緑内障濾過手術に付随する補助的薬物治療のための組成物と方法に関する。本発明は特に、解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)を含む組成物と、緑内障濾過手術の後に濾過胞がよく機能しないリスクを小さくする方法に関する。
緑内障は、網膜神経節細胞(“RGC”)の死、特定の視野の喪失、視神経の萎縮を特徴とする一群の疾患である。緑内障は、全世界の失明の2番目に大きな原因である。眼内圧(“IOP”)が高くても緑内障で失明しない人は多くいるが、人口全体での平均よりも高いIOPは、緑内障が進行する1つのリスク因子である。逆に、IOPが正常な緑内障患者(正常眼圧緑内障)が存在している。医薬品または手術を通じてIOPを下げることが、現在の主な緑内障治療法である。正常眼圧緑内障の患者でさえ、緑内障への変化を著しく遅らせることができる。
正常な人の目では、房水として知られる流体が目の前眼房の中を自由に循環している。この流体は、目の毛様体によって連続的に製造されて目から排出され、小柱網を通過し、血流へと戻る。この流体が適切に排出されるときには、前眼房において適切な流体圧が維持されるため、角膜の形状が維持される。IOPの上昇は、小柱網の濾過機構がもはや十分ではないときに起こり、その結果として前眼房の内部で流体が増加する。このように流体が増加すると、IOPが上昇することになる。IOPのこの上昇により、視神経の視神経乳頭の位置に圧力が及ぼされる。すると視神経が損傷し、その結果として失明へとつながる可能性がある。
現在のところ、利用できるいかなる治療法によっても緑内障は治癒しない。しかしこの疾患の進行を制御し、おそらくは遅延させるために利用できるさまざまな治療の選択肢がある。治療の選択肢として可能なものとして、薬物療法、および/またはレーザーによる目の手術、および/または従来からある外科的方法などがある。多くの異なる外科的方法がこれまでに利用されてきたが、現在は緑内障を外科的に(すなわちレーザーでなく)管理するのに緑内障濾過手術(または濾過手術、またはトラベクレクトミーとしても知られる)が主に実施されている。
濾過手術によって前眼房と結膜下腔の間にフィステルが作り出されて濾過胞が作り出されることで、IOPが低下する。濾過胞に浸透する房水は、その後、静脈または結膜リンパ管を通って吸収されるか、結膜が薄い場合には涙膜に直接入ることもある。緑内障濾過手術(“GFS”)の成功を決める1つの大きな因子は、結膜の傷が治癒する反応であり、手術後の傷跡が大きすぎると濾過の失敗につながる。
濾過手術法は、房水が目から出ていく代替経路を提供するように設計される。より詳細には、濾過手術の間に濾過胞または結膜胞が作り出され、それが眼球の外側において補助的な“排出路”として機能するとともに、眼球の内部に直接通じた状態になっている。この代替経路は、流出する流体にとって、緑内障患者に見られる故障した小柱網、すなわち不可逆的に閉塞した小柱網よりも抵抗が小さい。この方法の望ましい結果は、正常な視神経機能に合ったより低いIOPを実現することである。
GFSの傷治癒に関する基本的な初期イベントはヒトではよくわかっていないため、動物モデルを用いて傷治癒プロセスの初期段階が調べられてきた。しかし動物モデルとヒト組織を用いた多数の研究にもかかわらず、GFS後の傷治癒の初期イベントは、まだはっきりとはわかっていない。一般的な傷治癒の文脈では、動物モデルと、GFS後のヒトでの観察から、濾過胞が機能しないかよく機能しないことに起因する初期の濾過胞の故障では、GFSの傷の治癒における一連のイベントが起こっていることが示唆されている。傷の治癒には、細胞外マトリックス(“ECM”)の分解、細胞の移動、マトリックスの合成、組織のリモデリングなど、順序立った一連のイベントが関与することがわかっている。結膜、上強膜、虹彩が外科的に傷つけられると、血管が収縮し、血漿タンパク質(フィブリノーゲン、フィブロネクチン、プラスミノーゲンなど)と血液細胞が漏れる。線維芽細胞が増殖してGFS後の傷の縁部から移動し、フィブロネクチン、間質コラーゲン、グリコサミノグリカンを合成させて線維血管組織を形成する。のちにこの組織が再構築され、線維芽細胞と血管が散在した密なコラーゲン性の結膜下の傷となるため、傷跡の形成と濾過の失敗につながる。手術が最初は成功したとしても、数ヶ月または数年を経て濾過胞の表面層において傷跡が排出チャネルを閉じる可能性がある。
GFSは、手術を成功させる上で(過剰な傷跡組織の形成という意味での)傷の治癒を抑制することが望ましいという点で、たいていの手術とは異なっている。成功する濾過手術は、一般に、房水を結膜下に蓄積させる濾過胞の形成を特徴とする。機能している濾過胞の組織病理学的試験から、結膜上皮の下にゆるく配置された結合組織が出現していることが見られる。失敗した初期の濾過胞では、異常に厚くて密なコラーゲン性結合組織が結膜上皮の下に見られる。それとは対照的に、最近の失敗した濾過胞は、薄くて無血管であることがしばしばある。したがってよく機能する濾過胞を長期にわたって維持することが、手術の成功にとって極めて重要である。
手術中または手術後に抗傷跡剤(マイトマイシン-C(“MMC”)や5-フルオロウラシル(“5-FU”)など)を投与すると手術後の傷跡形成を阻止し、緑内障手術の結果を改善するのに役立つとはいえ、抗傷跡剤は、線維芽細胞の死とアポトーシスを広げることによってそうしている。手術後の合併症の一部(数%の程度)は、抗傷跡剤の使用と関係している。例えばD.S. Greenfield他、Arch. Ophthalmol.、第116巻、443ページ、1998年を参照のこと。
グルココルチコステロイド(この明細書では、“コルチコステロイド”または“GS”とも呼ぶ)が、過剰な傷跡を阻止するため、手術後に局所的に、および/または経口的に投与されてきており、緑内障の疾患を制御する上で有利な効果が示されている。S.V. Araujo他、Ophthalmol.、第102巻、1753ページ、1995年。GCは、抗線維症作用を持つことが知られている。A. Shukla他、Wound Repair & Regen.、第7巻、133ページ、1999年。例えばデキサメタゾンが、TGF-β(トランスフォーミング増殖因子β)によって誘導されるコラーゲンの合成を阻止することがわかった。C. Boxall他、Eur. Respir. J.、第27巻、208ページ、2006年。
しかしステロイド薬は、患者の総合的な健康を脅かす副作用を持つ可能性がある。グルココルチコイドの慢性投与は、腸でのカルシウムの吸収を抑制して骨の形成を阻害することで、薬によって誘導される骨粗鬆症につながる可能性がある。グルココルチコイドの慢性投与に伴う他の副作用として、その薬が身体の代謝プロセスに効果を及ぼすことが原因の高血圧、高血糖症、高脂血症(トリグリセリドのレベル上昇)、高コレステロール血症(コレステロールのレベル上昇)などがある。
それに加え、ある種のグルココルチコイドは、このクラスの他の化合物よりもIOPを上昇させる可能性が大きいことが知られている。例えば非常に強力な目の抗炎症剤であるプレドニゾロンは、目に対する抗炎症活性が中程度のフルオロメトロンよりもIOPを上昇させる傾向が大きいことが知られている。グルココルチコイドを目で局所的に用いることに伴ってIOPが上昇するリスクは、時間経過とともに大きくなることも知られている。言い換えるならば、これら薬剤の慢性的な(すなわち長期の)使用により、IOPが顕著に上昇するリスクが大きくなる。したがってGFSの結果を改善するためにGCを長期にわたって使用すると、GCで治療しようとする症状が悪化する可能性がある。
したがって、GFSに対する現在の補助的薬物療法に代わる改良された方法が必要とされている。
一般に、本発明により、緑内障濾過手術に付随する補助的薬物治療のための化合物、組成物、方法が提供される。
1つの特徴では、本発明により、濾過胞が緑内障で機能しない、またはよく機能しない、または故障するというリスクを小さくするための化合物、組成物、方法が提供される。
別の特徴では、本発明により、濾過手術の後に濾過胞を確実に機能させて緑内障の症状の進行を制御または阻止するための化合物、組成物、方法が提供される。
さらに別の特徴では、このような緑内障の症状の選択は、原発開放隈角緑内障、原発閉塞隈角緑内障、続発開放隈角緑内障、続発閉塞隈角緑内障、色素性緑内障、血管新生緑内障、偽水晶体緑内障、悪性緑内障、ブドウ膜炎性緑内障、周辺虹彩前癒着に起因する緑内障、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中からなされる。
さらに別の特徴では、本発明により、IOPの上昇またはそのマイナス効果を制御または阻止するための化合物、組成物、方法が提供される。
さらに別の特徴では、本発明の化合物または組成物は、そのような緑内障の症状を制御または阻止するためのグルココルチコイドのミメティックを少なくとも含んでいる。
さらに別の特徴では、そのような緑内障の症状の進行を制御または阻止するための化合物または組成物は、解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを少なくとも含んでいる。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、TGF-βに対するアンタゴニストをさらに含んでいる。一実施態様では、TGF-βに対するそのようなアンタゴニストは、TGF-βに対する抗体を含んでいる。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、局所製剤、注射可能な製剤、埋め込み可能な製剤、埋め込み可能なシステム、埋め込み可能な装置のいずれかを含んでいる。
別の特徴では、本発明により、緑内障濾過手術に付随する補助的薬物治療のための方法が提供される。この方法は、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを少なくとも含む組成物を、そのような治療を必要とする患者に投与する操作を含んでいる。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面と、以下の詳細な説明と、請求項から明らかになろう。
ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 HCECにおいてIL-1βによって刺激されたG-CSFの産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 HCECにおいてIL-1βによって刺激されたGM-CSF、IL-8、RANTESの産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 HCECにおいてIL-1βによって刺激されたGM-CSF、IL-8、RANTESの産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 HCECにおいてIL-1βによって刺激されたGM-CSF、IL-8、RANTESの産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 これらの図面では、“*”は対照との比較を表わし、“**”はIL-βとの比較を表わす。 ヒトのテノン線維芽細胞によって産生されたコラーゲンのレベルに対するTGF-β処理の効果を示す。 ヒトのテノン線維芽細胞によって産生されたα平滑筋アクチンのレベルに対するTGF-β処理の効果を示す。 ヒトのテノン線維芽細胞によって産生された組織トランスグルタミナーゼのレベルに対するTGF-β処理の効果を示す。 ヒトのテノン線維芽細胞によるコラーゲンの発現に対するBOL-303242-Xの抑制効果を示す。 ヒトのテノン線維芽細胞によるα平滑筋アクチンの発現に対するBOL-303242-Xの抑制効果を示す。 ヒトのテノン線維芽細胞による組織トランスグルタミナーゼの発現に対するBOL-303242-Xの抑制効果を示す。
この明細書では、“制御”という用語に、軽減、改善、緩和も含まれる。
この明細書では、“TGF-βに対するアンタゴニスト”という用語に、1種類以上のTGF-βのアイソフォームの活性、転写、発現、シグナル伝達カスケードを抑制または阻害する化合物または材料も含まれる。“TGF-βに対するアンタゴニスト”という用語には、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その水和物、そのエステルも含まれる。
この明細書では、解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)は、(ポリペプチドである)グルココルチコイド受容体と結合することのできる化合物であり、結合すると、遺伝子発現のトランス抑制とトランス活性化をさまざまなレベルで生じさせることができる。ポリペプチドと結合する化合物のことをこの明細書ではリガンドと呼ぶことがある。
この明細書では、“アルキル”または“アルキル基”という用語は、直鎖または分岐鎖の1価の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。この基は置換されていなくても、置換されていてもよい。この基は、一部または全体をハロゲン原子(F、Cl、Br、I)で置換することができる。アルキル基の例として、メチル、エチル、n-プロピル、1-メチルエチル(イソプロピル)、n-ブチル、n-ペンチル、1,1-ジメチルエチル(t-ブチル)などがある。アルキル基は“Alk”と略記することができる。
この明細書では、“アルケニル”または“アルケニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含む直鎖または分岐鎖の1価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エテニル、プロペニル、n-ブテニル、イソブテニル、3-メチルブト-2-エニル、n-ペンテニル、ヘプテニル、オクテニル、デセニルなどの基である。
この明細書では、“アルキニル”または“アルキニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を含む直鎖または分岐鎖の1価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エチニル、プロピニル、n-ブチニル、2-ブチニル、3-メチルブチニル、n-ペンチニル、ヘプチニル、オクチニル、デシニルなどの基である。
この明細書では、“アルキレン”または“アルキレン基”という用語は、特定の数の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の2価の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、メチレン、エチレン、プロピレン、n-ブチレンなどの基である。この明細書では、アルキレンを-(アルキル)-と表記することもあるが、同じ意味である。
この明細書では、“アルケニレン”または“アルケニレン基”という用語は、特定の数の炭素原子と少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を有する直鎖または分岐鎖の2価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エテニレン、プロペニレン、n-ブテニレンなどの基である。この明細書では、アルケニレンを-(アルキレニル)-と表記することもあるが、同じ意味である。
この明細書では、“アルキニレン”または“アルキニレン基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を含む直鎖または分岐鎖の2価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エチニレン、プロピニレン、n-ブチニレン、2-ブチニレン、3-メチルブチニレン、n-ペンチニレン、ヘプチニレン、オクチニレン、デシニレンなどの基である。この明細書では、アルキニレンを-(アルキニル)-と表記することもあるが、同じ意味である。
この明細書では、“アリール”または“アリール基”という用語は、炭素原子が5〜14個の1価または2価の芳香族炭素環基で、単環のもの(例えばフェニルまたはフェニレン)、縮合した多数の環からなるもの(例えばナフチルやアントラニル)、架橋した多数の環からなるもの(例えばビフェニル)を意味する。特に断わらない限り、アリール環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。アリール基の例として、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、インダニル、インデニル、ビフェニルなどがある。アリール基は“Ar”と略記することができる。
この明細書では、“ヘテロアリール”または“ヘテロアリール基”という用語は、5〜14員で単環または多環の1価または2価の安定な芳香族基を意味する。この基は、環の中に、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択された1〜4個のヘテロ原子を含む縮合または架橋した1つ以上の環(5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい)を含んでいてもよい。その場合、どのイオウ・ヘテロ原子も、場合によっては酸化されていてもよく、どの窒素ヘテロ原子も、場合によっては酸化されるか四級化されていてもよい。特に断わらない限り、ヘテロアリール環は適切な任意のヘテロ原子または炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意のヘテロ原子または炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。ヘテロアリールの例として、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリジニル、アザインドリジニル、インドリル、アザインドリル、ジアザインドリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロアザインドリル、イソインドリル、アザイソインドリル、ベンゾフラニル、フラノピリジニル、フラノピリミジニル、フラノピラジニル、フラノピリダジニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロフラノピラジニル、ジヒドロフラノピリミジニル、ベンゾチエニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピラジニル、チエノピリダジニル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロチエノピリジニル、ジヒドロチエノピリミジニル、インダゾリル、アザインダゾリル、ジアザインダゾリル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾピリジニル、ベンゾチアゾリル、チアゾロピリジニル、チアゾロピリミジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジニル、ベンゾオキサジノニル、オキサゾロピリジニル、オキサゾロピリミジニル、ベンゾイソオキサゾリル、プリニル、クロマニル、アザクロマニル、キノリジニル、キノリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、ジヒドロイソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、シンノリニル、アザシンノリニル、フタラジニル、アザフタラジニル、キナゾリニル、アザキナゾリニル、キノキサリニル、アザキノキサリニル、ナフチリジニル、ジヒドロナフチリジニル、テトラヒドロナフチリジニル、プテリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニルなどがある。
この明細書では、“複素環”、“複素環基”、“ヘテロシクリル”、“ヘテロシクリル基”、“複素環式”、“複素環式基”という用語は、5〜14員で単環または多環の1価または2価の安定な非芳香族基を意味する。この基は、少なくとも1つの環の中に、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択された1〜3個のヘテロ原子を含む縮合または架橋した1つ以上の環(5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい)を含んでいてもよい。その場合、どのイオウ・ヘテロ原子も、場合によっては酸化されていてもよく、どの窒素ヘテロ原子も、場合によっては酸化されるか四級化されていてもよい。この明細書でヘテロシクリル基から除外されるのは、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキニル基である。特に断わらない限り、ヘテロシクリル環は適切な任意のヘテロ原子または炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意のヘテロ原子または炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。複素環の例として、ピロリニル、ピロリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロフラニル、ヘキサヒドロピリミジニル、ヘキサヒドロピリダジニルなどがある。
この明細書では、“シクロアルキル”または“シクロアルキル基”という用語は、炭素原子と水素原子だけからなる3〜15員で単環または多環の1価の安定な飽和脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、シクロアルキル環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。シクロアルキル基の例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、ノルボルニル、アダマンチル、テトラヒドロナフチル(テトラリン)、1-デカリニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、1-メチルシクロプロピル、2-メチルシクロペンチル、2-メチルシクロオクチルなどがある。
この明細書では、“シクロアルケニル”または“シクロアルケニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を持ち、炭素原子と水素原子だけからなる5〜15員で単環または多環の1価の安定な脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、シクロアルケニル環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。シクロアルケニル基の例として、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロノネニル、シクロデセニル、ノルボルネニル、2-メチルシクロペンテニル、2-メチルシクロオクテニルなどがある。
この明細書では、“シクロアルキニル”または“シクロアルキニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を持ち、炭素原子と水素原子だけからなる8〜15員で単環または多環の1価の安定な脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、8〜10員の単環基、または12〜15員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、シクロアルキニル環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。シクロアルキニル基の例として、シクロオクチニル、シクロノニニル、シクロデシニル、2-メチルシクロオクチニルなどがある。
この明細書では、“炭素環”または“炭素環基”という用語は、炭素原子と水素原子だけからなる3〜15員で単環または多環の1価または2価の安定な脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、炭素環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。この用語には、シクロアルキル(スピロシクロアルキルも含む)、シクロアルキレン、シクロアルケニル、シクロアルケニレン、シクロアルキニル、シクロアルキニレンなどが含まれる。
この明細書では、“ヘテロシクロアルキル”、“ヘテロシクロアルケニル”、“ヘテロシクロアルキニル”という用語は、少なくとも1つの環の中に少なくとも1つのヘテロ原子を含むシクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基をそれぞれ意味する。
グルココルチコイド(“GC”)は、多くの疾患の治療(例えばアレルギー性と慢性の炎症性疾患の治療、または感染症の結果として起こる炎症の治療)に使用される最も強力な薬の1つである。しかし上に説明したようにGCを用いて長期の治療を行なうと、数多くの好ましくない副作用(例えば糖尿病、骨粗鬆症、高血圧、緑内障、白内障)が生じることがしばしばある。これらの副作用は、他の生理学的な症状と同様、これらの疾患にとって重要な遺伝子が異常に発現した結果である。過去10年間の研究から、GCに応答する遺伝子の発現に対するGCを媒介とした作用の分子的な基礎に関する重要な見通しが得られた。GCは、細胞質GC受容体(“GR”)に結合することによってゲノムへの効果のほとんどを及ぼす。GCがGRに結合すると、GC-GR複合体が細胞核に移動することが誘導され、そこで正の調節モード(トランス活性化)または負の調節モード(トランス抑制)によって遺伝子の転写が変化する。GCを用いた治療の好ましい効果と望ましくない効果の両方とも、これら2つのメカニズムの発現レベルが分化していない結果である、言い換えるならば同じレベルの有効さを示す結果であるという証拠が増えている。
GCは傷の治癒のたいていの側面に顕著な影響を及ぼす。傷を受けた後の十分に早い時期にGCが高レベルで投与されると、炎症細胞や線維芽細胞の出現、間質物質やコラーゲンの堆積、毛細管の再生、組織の収縮、TGF-βの減少を通じた上皮細胞の移動、傷におけるIGF-1(インスリン様増殖因子-1)の産生、傷でのコラーゲンの堆積の減少が遅れる。C. Wicke他、Arch. Surg.、第135巻、1265ページ、2000年。デキサメタゾンは、細胞培養物の中でヒトのテノン嚢線維芽細胞の増殖を著しく抑制することができる。この細胞は、傷修復プロセスにおけるコラーゲン産生とコラーゲン堆積の源である。R. Sun他、Ophthalmic Surg. Laser、第30巻、382ページ、1999年。ラットの皮膚線維芽細胞をGCで処理すると、GC応答要素(“GRE”)に対するGC受容体(“GCR”)の結合が減少することと、I型のプロコラーゲン遺伝子であるproα1(I)とproα2(I)のTGF-β応答要素に対するTGF-βアクチベータ・タンパク質の結合が減少することも明らかになった。したがってGCは、GREとTGF-β応答要素の両方を通じてプロコラーゲン遺伝子の発現を協調的に調節している。N. Meisler他、J. Cell. Biochem.、第59巻、376ページ、1995年;K.R. Cutroneo他、J. Cell. Biochem.、第92巻、6ページ、2004年。さらに、GCは肝臓星細胞においてTGF-β1、TGF-β2、TGF-β3というアイソフォームの発現を下方調節することができる。U. Bolkenius他、Biochem. Biophys. Res. Comm.、第325巻、1264ページ、2004年。TGF-βのアイソフォームは多彩な細胞で発現して分泌されるため、GCは、肝臓星細胞以外の細胞にも同じ効果をもたらす可能性がある。本発明により、上記の望ましくない副作用がないかより少ない状態でこのようなGCの効果を実現するためのGCミメティック、それを含む組成物、その利用法が提供される。
さまざまな研究により、ペプチド増殖因子とその受容体が傷治癒プロセスのカギとなるモジュレータであり、炎症、細胞増殖、マトリックスの堆積、組織のリモデリングなどのよく協調したプロセスに関与することが明らかになった。傷修復の最も重要なモジュレータの1つはTGF-βアイソフォームのファミリーであり、TGF-βアイソフォームは血小板に大量に見いだされ、脱顆粒の際に血小板から放出される。さらに、TGF-βアイソフォームは、傷に存在するいくつかのタイプの細胞(例えば活性化されたマクロファージ、好中球、好酸球、線維芽細胞)で産生される。TGF-βは自己分泌方式で作用し、傷が修復されている間を通じて線維芽細胞の増殖とコラーゲンの合成を調節する。TGF-β1、TGF-β2、TGF-β3がヒトの目の前区のさまざまな部分に見いだされている。L.R. Pasquale他、Invest. Ophthalmol. Vis. Sci.、第34巻、第1号、23ページ、1993年。TGF-β2は、原発開放隈角緑内障(“POAG”)を患っている患者の房水でレベルが上昇していることが見いだされている。R.C. Tripathi他、Exp. Eye Res.、第59巻、723ページ、1994年。1つの特徴では、本発明により、1種類以上のTGF-βに対するアンタゴニストを含む組成物と、そのような組成物を用いてGFSの後に濾過胞が機能しないかよく機能しないというリスクを小さくする方法が提供される。別の特徴では、本発明により、1種類以上のTGF-βの活性を制御する材料、または1種類以上のTGF-βの活性レベルを低下させる材料、または1種類以上のTGF-βの活性を小さくする材料、1種類以上のTGF-βの活性を抑制する材料を含む組成物が提供される。
さらに別の特徴では、本発明により、線維芽細胞および/または免疫細胞を刺激してTGF-βを産生させることのできる少なくとも1種類のサイトカイン、またはケモカイン、または他の因子の産生を制御する、または低下させる、または抑制することのできるDIGRAまたはその薬理学的に許容可能な誘導体(その薬理学的に許容可能なプロドラッグ、塩、エステルなど)を含む組成物が提供される。
GFSなどの結果として傷ついた直後、TGF-β1が血小板から大量に放出される。活性なTGF-β1のこの初期大量放出は、好中球、マクロファージ、線維芽細胞にとって走化性因子として機能する。潜在性TGF-βも活性形態と同様に産生され、傷のマトリックスの内部に封鎖された後、タンパク質分解酵素によって活性な形態になり、より長時間かけて放出される。傷ついた組織の細胞はマクロファージ走化性タンパク質-1(“MCP-1”)を合成して放出し、このMCP-1が、傷治癒の間を通じてマクロファージ、好中球、T細胞、マスト細胞をリクルートする。その後、これらの細胞は、身体が傷治癒を加速させようと試みるときに追加のTGF-βを産生する。S.N. Iyer他、J. Pharmacol. & Expt'l Therapeutics、第291巻、第1号、367ページ、1999年。したがってMCP-1はこのプロセスにおいてマトリックスの堆積を間接的に上方調節する。MCP-1ノック-アウト・マウスでは、傷の再上皮化、血管新生、コラーゲン合成が著しく遅延した。S. WernerとR. Grose、Physiol. Rev.、第83巻、835ページ、2003年。多形核白血球と活性化されたマクロファージも、線維芽細胞の増殖とマトリックスの堆積において重要な役割を果たすさまざまな炎症促進サイトカイン(例えばIL-1β、IL-6、TNF-α)の産生量を増大させる。例えばTNF-αとIL-1β(と、TGF-β1およびTGF-β2)は、ヒトのテノン嚢線維芽細胞の増殖を刺激することができる。I.A. Cunliffe他、Br. J. Ophthalmol.、第79巻、590ページ、1995年;P.O. Denk他、Curr. Eye Res.、第27巻、第1号、35ページ、2003年;S.C. Thornton他、J. Leukocyte Biol.、第47巻、312ページ、1990年。TNF-αとIL-1も線維芽細胞によって産生されるため、マトリックスの堆積をさらに加速し、手術後の傷治癒の望ましくない傷跡が生じる。IL-6は、傷治癒を開始させる別の重要な因子であることと、好中球の走化性因子であることが見いだされている。成人の傷ではIL-6の発現が長引くが、このサイトカインの過剰なレベルは傷跡と関係している。S. WernerとR. Grose、上掲文献。やはり増殖因子として機能するサイトカインである顆粒球-マクロファージコロニー刺激因子(“GM-CSF”)は、好酸球の生存を延長させ、好酸球の活性化を促進することができ、そのことによってTGF-βが産生される。したがって高レベルのGM-CSFは、TGF-βの利用可能性を大きくすることによって間接的にマトリックス堆積プロセスを加速させる。少なくとも気道の線維症とリモデリングの文脈では、線維芽細胞の増殖とコラーゲンの堆積をやはり促進する他のサイトカインまたはケモカインとして、IL-4、IL-9、IL-11、IL-13、IL-17、TGF-α、PDGF、β-FGF(線維芽細胞増殖因子)などがある。L.C. BorishとJ.W. Steinke、J. Allergy Clin. Immunol.、第111巻、第2号、S460ページ、2003年。
したがって1つの特徴では、本発明により、GFSの後に濾過胞が機能しないかよく機能しないというリスクを小さくする方法として、GFSを受けた患者に、TGF-βの産生を刺激する可能性のあるケモカインまたはサイトカインの産生を減らすか抑制する材料を含む組成物を投与する操作を含む方法が提供される。
別の特徴では、そのようなケモカインまたはサイトカインは、IL-1β、IL-6、TNF-α、MCP-1、GM-CSF、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中から選択される。
さらに別の特徴では、本発明により、GFSの後に濾過胞が機能しないかよく機能しないというリスクを小さくする方法として、GSFを受けた患者に、線維症またはコラーゲンの堆積を促進する可能性のあるケモカインまたはサイトカインの産生を減らすか抑制する材料を含む組成物を投与する操作を含んでいて、そのケモカインまたはサイトカインの選択が、IL-1β、IL-4、IL-6、IL-9、IL-11、IL-13、IL-17、TNF-α、TGF-α、MCP-1、GM-CSF、PDGF(血小板由来増殖因子)、β-FGF、CTGF(結合組織増殖因子)、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中からなされる方法が提供される。
一般に、本発明により、緑内障濾過手術に付随する補助的薬物治療のための化合物、組成物、方法が提供される。
1つの特徴では、本発明により、濾過胞が緑内障で機能しない、またはよく機能しない、または故障するというリスクを小さくするための化合物、組成物、方法が提供される。この明細書では、“濾過胞が機能しない、またはよく機能しない、または故障する”という用語は、GFSの後にIOPを十分に制御して正常またはほぼ正常なレベルにすることのできない濾過胞を意味する。
別の特徴では、本発明により、濾過手術の後に濾過胞を確実に機能させて緑内障の症状の進行を制御または阻止する化合物、組成物、方法が提供される。
さらに別の特徴では、このような緑内障の症状の選択は、原発開放隈角緑内障、原発閉塞隈角緑内障、続発開放隈角緑内障、続発閉塞隈角緑内障、色素性緑内障、血管新生緑内障、偽水晶体緑内障、悪性緑内障、ブドウ膜炎性緑内障、周辺虹彩前癒着に起因する緑内障、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中からなされる。
さらに別の特徴では、本発明により、IOPの上昇またはそのマイナス効果を制御または阻止するための化合物、組成物、方法が提供される。
さらに別の特徴では、本発明の化合物または組成物は、そのような緑内障の症状の進行を制御または阻止するためグルココルチコイドのミメティックを少なくとも含んでいる。この明細書では、グルココルチコイドのミメティックは、グルココルチコイドに似た好ましい生理学的効果を示すか生じさせる化合物であるか、そのような化合物を含んでいる。
さらに別の特徴では、そのような緑内障の症状の進行を制御または阻止するための化合物または組成物は、解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを少なくとも含んでいる。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、TGF-βに対するアンタゴニストをさらに含んでいる。一実施態様では、TGF-βに対するそのようなアンタゴニストは、TGF-βに対する抗体を含んでいる。
TGF-βに対する抗体の例として、M.F. Cordeiro、Clin. Sci.、第104巻、181ページ、2003年、またはA.L. Meade他、Invest. Ophthalmol. Vis. Sci.、第44巻、3394ページ、2003年に開示されている化合物などがある。TGF-βに対する他の抗体として、例えばアブカム社(ケンブリッジ、マサチューセッツ州)からのものも利用できる。
1つの特徴では、TGF-βに対するそのような抗体は、よく知られている組み換え技術によって製造される。
別の特徴では、そのような抗体は、ヒト化抗体を含んでいる。さらに別の特徴では、そのようなヒト化抗体は、マウス抗TGF-βモノクローナル抗体のFvドメインと、ヒト免疫グロブリン分子のFcドメインとを含んでいる。さらに別の特徴では、そのようなヒト化抗体は、ヒト可変領域の適切なフレームワーク領域に移植したマウス抗TGF-βモノクローナル抗体の重鎖と軽鎖の可変領域からのCDR(相補性決定領域)と、ヒト免疫グロブリン分子のFcドメインとを含んでいる。非ヒト化抗体をヒト化する方法は公知であり、例えばS.L. Morrison他、PNAS、第81巻、6851ページ、1984年に開示されている。それに加え、ヒト免疫グロブリン・トランスジェニック・マウスは、ヒトにおいて非常に寛容なモノクローナル抗体を生成させる別の方法を提供する。例えばD.M. Fishwild他、Nat. Biotech.、第14巻、845ページ、1996年を参照のこと。ヒト化マウス・モノクローナル抗体を得るためのさらに別の方法がアメリカ合衆国特許第7,087,409号(その内容は参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)に開示されている。
さらに別の特徴では、少なくとも1種類のTGF-βアイソフォームに対するアンタゴニストは、TGF-β受容体のタイプIまたはII(“sTGFRI”または“sTGFRII”)の可溶性細胞外ドメインを含んでいる。このようなsTGFRIまたはsTGFRIIはTGF-βアイソフォームに結合することでそのTGF-βアイソフォームがTGF-βシグナル伝達カスケードを開始するのを阻止し、そのカスケードの制御下にある遺伝子(例えばproα1(I)遺伝子とproα2(I)遺伝子)の発現が上方調節されないようにできる。
さらに別の特徴では、少なくとも1種類のTGF-βアイソフォームに対するアンタゴニストは、TGF-β1阻害剤であってSB-431542として知られる化合物を含んでいる。SB-431542は以下に示す化学式を持ち、シグマ・オールドリッチ社から入手できる。
Figure 0005249336
さらに別の特徴では、少なくとも1種類のTGF-βアイソフォームに対するアンタゴニストは、AP 12009として知られる抗TGF-β2アンチセンス・オリゴヌクレオチドを含んでいる。AP 12009は、アンチセンス・ファルマ社(レーゲンスブルク、ドイツ国)によって開発された。
さらに別の特徴では、少なくとも1種類のTGF-βアイソフォームに対するアンタゴニストは、プロラクチンを含んでいる。ヨーロッパ特許出願第0921809号を参照のこと。プロラクチンも線維芽細胞の走化性を抑制することがわかっている。そのような抑制は、GFSの後に組織が過剰な傷跡になるのを阻止する上で有利であろう。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、(a)DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと;(b)TGF-β1とTGF-β2のうちの少なくとも一方に対するアンタゴニストと;(c)そのDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステル以外の非ステロイド系抗炎症薬(“NSAID”)とを含んでいる。そのようなNSAIDの例はあとで示す。
さらに別の特徴では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I):
Figure 0005249336
を持つ。ただし、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、カルボニル基、アミノ基、2価炭化水素基、ヘテロ炭化水素基のいずれかを含んでおり;Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基であり;Dは、存在しないか、カルボニル基、-NH-、-NR'-のいずれかを含んでおり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;R1とR2が合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成してもよい。
一実施態様では、Bは、1つ以上の不飽和炭素-炭素結合を含むことができる。
別の一実施態様では、Bは、アルキレンカルボニル、アルキレンオキシカルボニル、アルキレンカルボニルオキシ、アルキレンオキシカルボニルアミノ、アルキレンアミノ、アルケニレンカルボニル、アルケニレンオキシカルボニル、アルケニレンカルボニルオキシ、アルケニレンオキシカルボニルアミノ、アルケニレンアミノ、アルキニレンカルボニル、アルキニレンオキシカルボニル、アルキニレンカルボニルオキシ、アルキニレンオキシカルボニルアミノ、アルキニレンアミノ、アリールカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニル、ウレイドのいずれかを含むことができる。
さらに別の一実施態様では、AとQの選択は、独立に、少なくとも1つのハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、C1〜C10アルコキシ基(またはC1〜C5アルコキシ基、またはC1〜C3アルコキシ基)のいずれかで置換されたアリール基とヘテロアリール基からなるグループの中からなされ;R1、R2、R3の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)と置換されたC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)からなるグループの中からなされ;BはC1〜C5アルキレン基(またはC1〜C3アルキレン基)であり;Dは、-NH-基または-NR'-基であり、ここにR'はC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)であり;Eはヒドロキシ基である。
さらに別の一実施態様では、Aは、ハロゲン原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、C1〜C10アルキル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)と置換されたC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)からなるグループの中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3は、完全にハロゲン化されたC1〜C10アルキル基(完全にハロゲン化されたC1〜C5アルキル基が好ましく、完全にハロゲン化されたC1〜C3アルキル基がより好ましい)を含んでいる。
さらに別の一実施態様では、Aは、フッ素原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、メチル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3はトリフルオロメチル基を含んでいる。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(II)または一般式(III):
Figure 0005249336
を持つ。ただし、R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)アルコキシ基、置換されていないC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10(またはC3〜C6、またはC3〜C5)環式アルキル基、置換されたC3〜C10(またはC3〜C6、またはC3〜C5)環式アルキル基からなるグループの中からなされる。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(IV)を持つ。
Figure 0005249336
一般式(I)、(II)、(III)、(IV)の化合物を調製する方法は、例えばアメリカ合衆国特許第6,897,224号、第6,903,215号、第6,960,581号に開示されている(これらの特許は、その内容全体が参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。このような化合物を調製するさらに別の方法は、アメリカ合衆国特許出願公開2006/0116396(その内容は参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)またはPCT特許出願WO 2006/050998 A1にも見いだすことができる。
一般式(I)を持つ化合物の例として、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-1-メチルイソキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]イソキノル-1(2H)-オン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2,6-ジメチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-6-クロロ-2-メチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]イソキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]キノリン、5-[4-(2,3-ジヒドロ-5-フルオロ-7-ベンゾフラニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]キノリン-2[1H]-オン、6-フルオロ-5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルキノリン、8-フルオロ-5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルイソキノル-1-[2h]-オンなどや、これらの鏡像異性体がある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアリール基であり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニルのいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアザインドリル基であり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中から選択された1〜3個の置換基で置換されている。
これらの化合物の例として、1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)Bは、メチレン基またはカルボニル基であり;
(d)R3は、炭素環、複素環、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており;
(e)Dは-NH-基であり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、メチル化されたベンゾオキサジノンを含んでいる。
これらの化合物の例として、2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;2-ベンジル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミドなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニルのいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qはアリール基またはヘテロアリール基であり、それぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換され、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、2-(3,5-ジフルオロベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-ビフェニル-4-イルメチル-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3,5-ジメチルベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3-ブロモベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3,5-ジクロロベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3,5-ビス-トリフルオロメチルベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(3-フルオロ-5-トリフルオロメチルベンジル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3-クロロ-2-フルオロ-5-トリフルオロメチルベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]ベンゾニトリル;2-(3,5-ジブロモベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(2-フルオロ-3-トリフルオロメチルベンジル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(2-フルオロ-5-トリフルオロメチルベンジル)-4-メチルペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C5アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
(g)Qは、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、1H-ピリジン-4-オン、1H-ピリジン-2-オン、1H-ピリジン-4-イリデンアミン、1H-キノリン-4-イリデンアミン、ピラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジアゼパン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[b][1,4]ジアゼピン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリン-4-オン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、クロマン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、4H-ベンゾ[1,4]チアジン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]チアジン、1,2-ジヒドロベンゾ[d][1,3]オキサジン-4-オン、3,4-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-オン、3H-キナゾリン-4-オン、3,4-ジヒドロ-1H-キノキサリン-2-オン、1H-キノリン-4-オン、1H-キナゾリン-4-オン、1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、2,3-ジヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、1,2-ジヒドロピリド[3,2-d][1,3]オキサジン-4-オン、ピロロ[3,4-c]ピリジン-1,3-ジオン、1,2-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピリジン-3-オン、テトラヒドロ[b][1,4]ジアゼピノンのいずれかを含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)からなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、2-(2,6-ジメチルモルホリン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3,5-ジメチルピペリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-2,3-ジヒドロ-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(4-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(4-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-フェニル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2,4-ジメチルペンチル]-3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-チオフェン-2-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(6-ブロモベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(4-ヒドロキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-{4-[5-(3,5-ジメチルイソオキサゾル-4-イル)-2-ヒドロキシフェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルフェニル}-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-{4-[5-(3,5-ジメチルイソオキサゾル-4-イル)-2-メトキシフェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(3-ピリジン-3-イルフェニル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;4-メトキシ-3-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(4-オキソ-4H-キノリン-1-イルメチル)ブチル]ベンズアルデヒド;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フラン-3-イル-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(4-メトキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-アセチル-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[3,3,3-トリフルオロ-2-(6-フルオロ-4-メチルクロマン-4-イルメチル)-2-ヒドロキシプロピル]-1H-キノリン-4-オン;1-(4-{3-[1-(ベンジルオキシイミノ)エチル]フェニル}-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-アセチル-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-(2-ヒドロキシ-4-{3-[1-(メトキシイミノ)エチル]フェニル}-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-ブロモ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-(2-ヒドロキシ-4-{3-[1-(ヒドロキシイミノ)エチル]フェニル}-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-ブロモ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3,5-ジメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-{2-ヒドロキシ-4-メチル-4-[3-(2-メチル-[1,3]ジオキソラン-2-イル)フェニル]-2-トリフルオロメチルペンチル}-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(3-[1,3]ジオキサン-2-イルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-{4-[3-(3,5-ジメチルイソオキサゾル-4-イル)フェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-2-ヒドロキシメチル-3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-ヒドロキシメチル-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3-ブロモフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-6-メチル-1H-キノリン-4-オン;6-クロロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2-ジフルオロメトキシ-5-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-(4-ビフェニル-3-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(3-イソプロポキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3-エトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2,5-ジメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(3-メトキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン;7-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3,5-ジメチル-1H-キノリン-4-オン;7-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-(2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニル-2-トリフルオロメチルヘキシル)-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3,4-ジメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;8-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;6-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;7-クロロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-イソプロポキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2-エトキシ-5-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;8-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;6-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-メチルフルファニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;7-クロロ-1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;3-クロロ-1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5-トリフルオロメチル-1H-ピリジン-2-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3-[1,3]ジオキサン-2-イル-4-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;2-(1,1-ジオキソ-2,3-ジヒドロ-1H-1λ6-ベンゾ[1,4]チアジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(2,3-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2,4-ジメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキ
シフェニル)-4-メチル-2-(1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-1λ4-ベンゾ[1,4]チアジン-4-イルメチル)ペンタン-2-オール;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-2-ヒドロキシメチル-3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オンなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、その一般式(I)においてA、R1、R2、B、D、E、Qはすぐ上に開示したのと同じ意味であり、R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえない。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bはカルボニル基であり;
(e)Dは-NH-基であり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、一般式:
Figure 0005249336
を持つ場合によっては置換されたフェニル基(ただし、X1、X2、X3、X4の選択は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素、アリール、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)からなるグループの中からなされ、上記アリール基は、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されており、上記尿素基のいずれかの窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)を含んでいるか;Qは、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択した1〜4個のヘテロ原子を環内に有する5〜7員の芳香族単環であり、この芳香族単環は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されていて、その置換基の選択は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されたアリール、アミノ(ただし窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されていてもよい)からなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3,5-ジクロロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3-クロロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(2-クロロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(2,6-ジクロロ-ピリミジン-4-イル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(2,6-ジクロロ-ピリジン-4-イル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(2,3-ジクロロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3,5-ジメチル-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(2,5-ジクロロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3-ブロモ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3,5-ジフルオロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3,5-ジブロモ-フェニル)-アミドなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5であり;
(c)R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたアザインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルの中からなされる。
これらの化合物の例として、1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;1,1,1-トリフルオロ-4-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;5-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]-[3-メチルピリジン]-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]-[2-フルオロピリジン]-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]-[2-トリフルオロメチルピリジン]-2-イルメチル)ブチル]フェノールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、4-シクロヘキシル-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;4-ピリミジン-5-イル-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-ピリミジン-5-イル-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-(4,6-ジメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(5,7-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-5-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(6-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(4-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルフェニル]-4-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トルフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-4-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-6-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-チエノ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(5H-ピロロ[3,2-c]ピリダジン-6-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(2-メチル-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-6-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-(4,6-ジメチル-H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(4,6-ジメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-5-カルボニトリル;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(5H-ピロロ[3,2-c]ピリダジン-6-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5H-ピロロ[3,2-c]ピリダジン-6-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(7-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(4-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-(5,7-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(5-トリフルオロメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(4-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-(5-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-(5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-(7-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5-トリフルオロメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(5-トリフルオロメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(5-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(7-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(5-ジメチルアミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5-ピペリジン-1-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5-モルホリン-4-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(5-ピペリジン-1-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(5-エトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;2-(5-ベンジルオキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(5-ベンジルオキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(5-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[5-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(5-アミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(6-アミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(5-アミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5-メチルアミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;7-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウムクロリド;6-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-2-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-6-イウムクロリド;4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(6-オキソ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピロロ[2,3-c]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;2-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-チエノ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-インダゾル-1-イルメチル-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,4-ジメチル-1-チエノ[2,3-c]ピリジン-2-イルペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,4-ジメチル-1-チエノ[2,3-c]ピリジン-2-イルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-フロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1-フロ[2,3-c]ピリジン-2-イル-2,4-ジメチルペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-1-フロ[2,3-c]ピリジン-2-イル-2,4-ジメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-(3-ジメチルアミノメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピロロ[3,2-c]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-フロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-
イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-(4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチルブチル)フェノール;4-フルオロ-2-(4,4,4-トリフルオロ-3-フロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル)フェノール;4-フルオロ-2-(4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチルブチル)フェノール;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボン酸;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボン酸ジメチルアミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-6-イル}モルホリン-4-イルメタノン;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボン酸ジメチルアミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-6-イル}モルホリン-4-イルメタノン;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボン酸アミド;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボン酸アミド;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(5-ニトロ-1H-インドル-2-イルメチル)ブチル]フェノール;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボニトリル;N-{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}アセトアミド;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(7-フルオロ-4-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;5-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-(7-フルオロ-4-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]フェノール;2-[4-(3-[1,3]ジオキソラン-2-イルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸-2-トリメチルシラニルエチルエステル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸;2-[4-(4-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}ピペリジン-1-イルメタノン;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸メチルアミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}ピロリジン-1-イルメタノン;1-{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニル}ピペリジン-4-オン;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメトルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸(2-ヒドロキシエチル)アミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メタノン;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)メタノン;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸シアノメチルアミド;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸(2-ジメチルアミノエチル)アミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン;({2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニル}アミノ)酢酸メチルエステル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸カルバモイルメチルアミド;4-({2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニル}アミノ)ブチル酸メチルエステル;({2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニル}アミノ)酢酸:4-({2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニル}アミノ)ブチル酸;2-[4-(3-ジメチルアミノメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニトリル;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(5-トリフルオロメチル-1H-インドル-2-イルメチル)ブチル]フェノール;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸アミド;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸ジメチルアミド;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸シアノメチルアミド;{2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}ピロリジン-1-イルメタノン;{2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}モルホリン-1-イルメタノン;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸アミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}モルホリン-4-イルメタノン;2-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-キノリン-4-イルメチルヘキサン-2-オール;2-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-メチルスルファニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;7-(4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-キノリン-4-イルメチルブチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(5-メチルスルファニル-1H-インドル-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-メチルスルファニルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-スルホン酸ジメチルアミド;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(5-フェニル-1H-インドル-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-[4-(5-t-ブチル-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-イソプロピルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-ヒドロキシ-2,4-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(5-t-ブチル-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(5-t-ブチル-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1-メチル-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-イソプロピル-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-イソプロピル-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1-メチル-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-メタンスルホニルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチル-4-o-トリルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチル-4-m-トリルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(2-フルオロフェニル)-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(2-フルオロフェニル)-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(3-フルオロフェニル)-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニ
ル)-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;3-(4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-キノリン-4-イルメチルブチル)フェノール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチル-4-(2-トリフルオロメチルフェニル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-(4-トリフルオロメチルフェニル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチル-4-(4-トリフルオロメチルフェニル)ペンタン-2-オール;4-(3-クロロフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(3-クロロフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;4-(4-ジメチルアミノフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-ビフェニル-3-イル-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;4-(3-ブロモフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(2-ジフルオロメトキシ-5-フルオロフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-ビフェニル-3-イル-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(4-ジメチルアミノフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,6-ジヒドロピロロ[2,3-c]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルフェニル]-6-メチル-1,6-ジヒドロピロロ[2,3-c]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-フルオロ-2-メチル-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1,4-ジヒドロピロロ[3,2-b]ピリジン-5-オン;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-(6-メトキシ-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5-メチル-1,5-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-6-オン;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,3a-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-6-オン;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,7-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-4,6-ジオン;6-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1,7-ジヒドロピロロ[2,3-d]ピリミジン-2,4-ジオン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,6-ジヒドロピロロ[2,3-c]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-6-メチル-1,6-ジヒドロピロロ[2,3-c]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,4-ジヒドロピロロ[3,2-b]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1,4-ジヒドロピロロ[3,2-b]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,5-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-6-オン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5-メチル-1,5-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-6-オン;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(6-メトキシ-5,6-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,7-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-4,6-ジオン;6-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1,7-ジヒドロピロロ[2,3-d]ピリミジン-2,4-ジオン;2-[4-(3-ジメチルアミノメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-(3-モルホリン-4-イルメチルフェニル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-(3-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-2-(1H-ピロロ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(5-モルホリン-4-イルメチル-1H-インドル-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(5-モルホリン-4-イルメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;{2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}フェニルメタノン;{2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-イル}フェニルメタノン;{2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}フラン-2-イルメタノン;{2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-イル}フラン-2-イルメタノン;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-ピリジン-2-イルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-ピリジン-4-イル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[3-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-4-フルオロフェノール;1,1,1-トリフルオロ-4,4-ジメチル-5-フェニル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピリジン-4-イルメチルペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-(2-フルオロピリジン-4-イルメチル)-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]フェノール;2-[3-(2-ブロモピリジン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-4-フルオロフェノール;2-(6,8-ジメチルキノリン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]ピリジン-2-カルボニトリル;2,6-ジクロロ-4-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]ニコチノニトリル;4-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]キノリン-2-オール;2,6-ジクロロ-4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]ニコチノニトリル;2-(2-クロロ-8-メチルキノリン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジクロロキノリン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[3-(2-クロロ-8-メチル-キノリン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-4-フルオロフェノール;2-[3-(2,6-ジクロロキノリン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-4-フルオロフェノール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(3-フルオロフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-m-トリルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(2-メチルキノリン-4-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-(4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1,1-ジメチル-3-キノリン-4-イルメチルブチル)フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(2-メチルキノリン-4-イルメチル)ブチル]フェノール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(7-メチルキノリン-4-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-[3-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-5-フルオロフェノール;2-(5,7-ジメチルキノリン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、2-シクロプロピル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン酸;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン酸メチルエステル;2-シクロプロピル-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-シクロプロピル-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;2-シクロプロピル-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-シクロプロピル-4-メチル-1-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,4-ジメチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-シクロヘキシル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;2-シクロペンチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,6-ジメチル-4-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘプタン-4-オール;2-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,5,5-トリメチル-4-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘプタン-4-オール;1,1-ジフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-4-オール;1-シクロヘキシル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-シクロブチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;2-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,6,6-トリメチル-4-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘプタン-4-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘクス-1-エン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘクス-1-イン-3-オール;1-フルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2,2-ジフルオロ-5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-フルオロ-5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-フルオロ-5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘクス-1-エン-3-オール;1,1,1-トリフルオロ-5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-フェニル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-チエノ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチルヘキサン-3-オール;1,1-ジフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-(1-フルオロシクロプロピル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;2-(1-フルオロシクロプロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-1-キノリン-4-イルペンタン-2-オール;2-[4,4-ジフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]-4-フルオロフェノール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1-ジフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1-ジフルオロ-4-メチル-2-ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,5-ジメチル-3-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,5-ジメチル-3-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,5-ジメチル-3-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-5-メチル-3-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,4-ジメチル-1-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1-ジフルオロ-4-メチル-2-(6-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,5-ジメチル-3-(5-ピリジン-3-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-5-メチル-3-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,4-ジメチル-1-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;1,1-ジフルオロ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,5-ジメチル-3-(5-ピリジン-3-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-(5-ブロモ-1H-インドル-2-イルメチル)-1,1-ジフルオロ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[2-ジフルオロメチル-2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリルなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立にC1〜C5アルキルであり、その一方または両方は、独立に、ヒドロキシ、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)で置換されており;
(c)R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
(d)R3はトリフルオロメチル基であり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
(g)Qは、5〜7員のヘテロアリール環またはヘテロシクリル環と縮合した5〜7員のヘテロシクリル環を含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされ、Qは1H-[1,5]ナフチリジン-4-オンにはなりえない。
これらの化合物の例として、4-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-3-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(3-ブロモ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(3-ブロモ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-ブロモ-1-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;6-クロロ-4-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-ブロモ-4-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-[1,7]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-[1,7]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,8]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,7]ナフチリジン-4-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チアゾロ[4,5-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-フロ[3,2-b]ピリジン-7-オン;7-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-7H-チエノ[2,3-b]ピリジン-4-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チアゾロ[5,4-b]ピリジン-7-オン;7-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-7H-フロ[2,3-b]ピリジン-4-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,4-ジヒドロピロロ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-6-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,8]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,7]ナフチリジン-4-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チアゾロ[4,5-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-フロ[3,2-b]ピリジン-7-オン;7-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-7H-チエノ[2,3-b]ピリジン-4-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チアゾロ[5,4-b]ピリジン-7-オン;7-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-7H-フロ[2,3-b]ピリジン-4-オン;4-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,4-ジヒドロピロロ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-6-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(4-メトキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(4-ヒドロキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(4-メトキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;5-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5H-ピリド[3,2-d]ピリミジン-8-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピリド[2,3-d]ピリダジン-4-オン;5-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5H-ピリド[3,2-d]ピリダジン-8-オン;4-[4-(2-ジフルオロメトキシ-3-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;4-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-6-ブロモ-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-6-クロロ-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリジン-3-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-3-クロロ-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリミジン-5-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリミジン-5-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;3-クロロ-1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリジン-3-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリミジン-5-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリミジン-5-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-クロロ-4-[2
-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-(4-ビフェニル-3-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-6-クロロ-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-(4-ビフェニル-3-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-{4-[5-(5-クロロピリジン-3-イル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;6-クロロ-4-{4-[5-(2,6-ジメチルピリジン-4-イル)-2-メトキシフェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-2-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピラジン-2-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリミジン-2-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;5-{7-[3-(6-クロロ-7-オキソ-7H-チエノ[3,2-b]ピリジン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル}ニコチノニトリル;4-{4-メトキシ-3-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(7-オキソ-7H-チエノ[3,2-b]ピリジン-4-イルメチル)ブチル]フェニル}ピリジン-2-カルボニトリル;6-クロロ-4-{4-[5-(2-フルオロ-6-メチルピリジン-4-イル)-2-メトキシフェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-{2-ヒドロキシ-4-[5-(1H-イミダゾル-4-イル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル]-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-モルホリン-4-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピペリジン-1-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オンなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)においてA、B、D、E、R1、R2、Qはすぐ上に開示したのと同じ意味であり、R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえない。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては1〜3個の置換基で置換されたインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-ピリジン-2-イルペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロ-5-シアノベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-ペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;2-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニトリル;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(7-フルオロ-1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5-トリフルオロメチル-1H-インドル-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-チオフェン-3-イルペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3は、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり;
(d)Bは、メチレン基またはカルボニル基であり;
(e)Dは-NH-基であり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、
Figure 0005249336
という基を含んでいる。
これらの化合物の例として、2-ベンジル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-4-メチル-2,4-ジフェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-4-メチル-2-フェネチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-(3-メトキシベンジル)4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-(4-メトキシベンジル)-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(4-t-ブチルベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ビフェニル-4-イルメチル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-4-メチル-2-ナフタレン-2-イルメチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-(3-ヒドロキシベンジル)-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(2-メチル-2-フェニルプロピル)-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(2-メチル-2-フェニルプロピル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-クロロ-6-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,4-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-クロロ-6-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,4-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(4-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(3-メチルベンジル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(4-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(3-メチルベンジル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,5-ジフルオロフェニル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(2-メチルベンジル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,5-ジメチルベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2,5-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2,5-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(2-メチルベンジル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,5-ジメチルベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3-クロロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2-(2-メトキシベンジル)4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-フェネチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-クロロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-フェネチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2-[2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル]-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-クロロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2-(2-ヒドロキシベンジル)-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-ブロモベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-ブロモベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(5-フルオロ-2-メトキシベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(5-フルオロ-2-ヒドロキシベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(5-フルオロ-2-メトキシベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(5-フルオロ-2-ヒドロキシベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,5-ジメトキシベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,5-ジヒドロキシベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-(2-メトキシベンジル)4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;12-ヒドロキシ-2-(2-ヒドロキシベンジル)-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-[2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル]-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;15-[2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンチルアミノ]-3H-イソベンゾフラン-1-オン;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(1-フェニルビニル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニル-2-ピリジン-2-イルメチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(1-フェニルエチル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(1-フェニルエチル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロペンチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロペンチル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロペンチルメチル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ベンジル-2-ヒドロキシ-N-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)4-フェニルブチルアミドなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、-NR6R7であり(ただし、R6とR7は、それぞれ独立に、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C1〜C8アルコキシ、C2〜C8アルケニルオキシ、C2〜C8アルキニルオキシ、ヒドロキシ、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、アルールオキシ、アシル、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニル、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R6とR7の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかである);
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-(ピリジン-2-イルメチル)-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-1-(1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(2,6-ジクロロ-ピリジン-4-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(2-クロロ-ピリジン-4-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メチル-フェニル)-3-メチル-1-(3-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-(3-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(6-フルオロ-1H-インドル-2-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(4-フルオロ-フェニル)-3-メチル-1-(3-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-1-トリフルオロ-メチル-ブチルアミン;3-ベンゾフラン-7-イル-1-(2,6-ジクロロ-ピリジン-4-イルメチル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(2,3-ジヒドロ-ベンゾフラン-7-イル)-1-(6-フルオロ-1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(2-クロロ-キノリン-4-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メチル-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(4-フルオロ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;7-[3-アミノ-3-(1H-ベンゾイミダゾル-2-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-1,1-ジメチル-ブチル]-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-カルボニトリル;1-(6-フルオロ-1H-ベンゾイミダゾル-2-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メチル-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;2-[3-アミノ-3-(1H-ベンゾイミダゾル-2-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-1,1-ジメチル-ブチル]-4-フルオロ-フェノール;1-(1H-ベンゾイミダゾル-2-イルメチル)-3-(4-フルオロ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-3-ピリジン-3-イル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(1H-ベンゾイミダゾル-2-イルメチル)-3-メチル-3-ピリジン-4-イル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-メチル-1-(3-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-3-ピリジン-3-イル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(6-フルオロ-1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-3-ピリジン-3-イル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(2,3-ジヒドロ-ベンゾフラン-7-イル)-1-(1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-メチル-アミン;エチル-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル1-トリフルオロメチル-ブチル]-アミン;[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-プロピルアミン;[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-イソブチルアミン;ブチル-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-アミン;[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-ジメチルアミン;N-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-アセトアミド;N-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-ホルムアミド;N-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-メタンスルホンアミド;1-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;2-[2-アミノ-4-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;N-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-ヒドロキシルアミン;2-(3-アミノ-4,4,4-トリフルオロ-1,1-ジメチル-3-キノリン-4-イルメチル-ブチル)-4-フルオロ-フェノールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、一般式(I)においてA、B、D、E、R1、R2、R6、R7、Qはすぐ上に開示したのと同じ意味であり、R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえない。
これらの化合物の例として、1-(2,6-ジクロロ-ピリジン-4-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-1,3-ジメチル-ブチルアミン;1-エチル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-ブチルアミン;1-シクロヘキシルメチル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-1-(1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-ブチルアミン;1-(2-クロロ-キノリン-4-イルメチル)-1-シクロペンチル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-ブチルアミン;1-(2-クロロ-ピリジン-4-イルメチル)-1-シクロペンチルメチル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-1,3-ジメチル-1-キノリン-4-イルメチル-ブチルアミン;1-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-1,3-ジメチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-ブチルアミン;1-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-ブチルアミン;2-[3-アミノ-1,1,3-トリメチル-4-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)-ブチル]-4-フルオロ-フェノール;2-[2-アミノ-4-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-2,4-ジメチル-ペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリルなどがある。
DIGRAとして機能することのできる他の化合物とその製造方法は、例えば、アメリカ合衆国特許出願公開2004/0029932、2004/0162321、2004/0224992、2005/0059714、2005/0176706、2005/0203128、2005/0234091、2005/0282881、2006/0014787、2006/0030561、2006/0116396に開示されている(これら特許出願はすべて、その内容全体が参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。
別の特徴では、本発明により、緑内障濾過手術に付随する補助的薬物治療のための眼科用医薬組成物が提供される。この眼科用医薬組成物は、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを少なくとも含んでいる。
さらに別の特徴では、眼科用医薬組成物は、(a)少なくとも、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと;(b)TGF-βアイソフォームに対するアンタゴニストとを含んでいる。一実施態様では、TGF-βアイソフォームは、TGF-β1、TGF-β2、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中から選択される。別の一実施態様では、医薬組成物は、薬理学的に許容可能な基剤をさらに含んでいる。別の特徴では、その基剤は、眼科学的に許容可能な基剤である。
このような眼科用組成物に含まれるDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルいずれかの濃度は、約0.0001〜1000mg/ml(または約0.001〜約500mg/ml、または約0.001〜約300mg/ml、または約0.001〜約250mg/ml、または約0.001〜約100mg/ml、または約0.001〜約50mg/ml、または約0.01〜約300mg/ml、または約0.01〜約250mg/ml、または約0.01〜約100mg/ml、または約0.1〜約100mg/ml、または約0.1〜約50mg/ml)の範囲が可能である。
一実施態様では、本発明の眼科用組成物は、懸濁液または分散液の形態である。別の一実施態様では、その懸濁液または分散液は、水溶液をベースとしている。例えば本発明の組成物は、無菌生理食塩溶液を含むことができる。さらに別の一実施態様では、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと抗炎症剤をマイクロメートルまたはナノメートルのサイズの粒子にしたものを生理学的に許容可能な界面活性剤(以下に例示する)で覆うことができ、その後、その覆われた粒子を液体媒体に分散させる。被覆は、懸濁液の中でその粒子を維持することを可能にする。そのような液体媒体は、徐放性懸濁液が生成されるように選択することができる。例えば液体媒体は、その懸濁液が投与される目の環境でほとんど溶けないものにすることができる。さらに別の一実施態様では、活性成分は疎水性媒体(例えば油)の中に懸濁または分散される。
DIGRAと、少なくとも1種類のTGF-βアイソフォームに対するアンタゴニストは、GFSに付随する薬物療法として本発明の組成物が患者に投与されたとき、そのGFSの後に濾過胞が機能しないかよく機能しないというリスクを小さくするのに有効な量が存在している。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、NSAIDをさらに含んでいる。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、(a)少なくとも、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと;(b)NSAIDとを含んでいる。
NSAIDの例は、アミノアリールカルボン酸誘導体(例えばエンフェナム酸、エトフェナム酸塩、フルフェナム酸、イソニキシン、メクロフェナム酸、メフェナム酸、ニフルミン酸、タルニフルミン酸塩、テロフェナム酸塩、トルフェナム酸)、アリール酢酸誘導体(例えばアセクロフェナク、アセメタシン、アルクロフェナク、アンフェナク、アントルメチングアシル、ブロムフェナク、ブフェキサマク、シンメタシン、クロピラク、ジクロフェナクナトリウム、エトドラク、フェルビナク、フェンクロジン酸、フェンチアザク、グルカメタシン、イブフェナク、インドメタシン、イソフェゾラク、イソキセパク、ロナゾラク、メチアジン酸、モフェゾラク、オキサメタシン、ピラゾラク、プログルメタシン、スリンダク、チアラミド、トルメチン、トロペシン、ゾメピラク)、アリールブチル酸誘導体(例えばブマジゾン、ブチブフェン、フェンブフェン、キセンブシン)、アリールカルボン酸(例えばクリダナク、ケトロラク、チノリジン)、アリールプロピオン酸誘導体(例えばアルミノプロフェン、ベノキサプロフェン、ベルモプロフェン、ブクロキシン酸、カルプロフェン、フェノプロフェン、フルノキサプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、イブプロキサム、インドプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、ナプロキセン、オキサプロジン、ピケトプロレン、ピルプロフェン、プラノプロフェン、プロチジン酸、スプロフェン、チアプロフェン酸、キシモプロフェン、ザルトプロフェン)、ピラゾール(例えばジフェナミゾール、エピリゾール)、ピラゾロン(例えばアパゾン、ベンズピペリロン、フェプラゾン、モフェブタゾン、モラゾン、オキシフェンブタゾン、フェニルブタゾン、ピペブゾン、プロピフェナゾン、ラミフェナゾン、スキシブゾン、チアゾリノブタゾン)、サリチル酸誘導体(例えばアセトアミノサロール、アスピリン、ベノリレート、ブロモサリゲニン、アセチルサリチル酸カルシウム、ジフルニサール、エテルサレート、フェンドサール、ゲンチジン酸、サリチル酸グリコール、サリチル酸イミダゾール、アセチルサリチル酸リシン、メサラミン、サリチル酸モルホリン、サリチル酸1-ナフチル、オルサラジン、パルサルミド、アセチルサリチル酸フェニル、サリチル酸フェニル、サラセタミド、サリチルアミドo-酢酸、サリチル硫酸、サルサレート、スルファサラジン)、チアジンカルボキサミド(例えばアンピロキシカム、ドロキシカム、イソキシカム、ロルノキシカム、ピロキシカム、テノキシカム)、ε-アセトアミドカプロン酸、S-(5'-アデノシル)-L-メチオニン、3-アミノ-4-ヒドロキシブチル酸、アミキセトリン、ベンダザク、ベンジダミン、α-ビサボロール、ブコローム、ジフェンピラミド、ジタゾール、エモルファゾン、フェプラジノール、グアヤズレン、ナブメトン、ニメスリド、オキサセプロール、パラニリン、ペリソキサール、プロカゾン、スーパーオキシドジスムターゼ、テニダップ、ジロイトン、これらの生理学的に許容可能な塩、これらの組み合わせ、これらの混合物であるが、これだけに限られるわけではない。
このような眼科用組成物に含まれるNSAIDの濃度は、約0.0001〜1000mg/ml(または約0.001〜約500mg/ml、または約0.001〜約300mg/ml、または約0.001〜約250mg/ml、または約0.001〜約100mg/ml、または約0.001〜約50mg/ml、または約0.01〜約300mg/ml、または約0.01〜約250mg/ml、または約0.01〜約100mg/ml、または約0.1〜約100mg/ml、または約0.1〜約50mg/ml)の範囲が可能である。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、(a)少なくとも、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと;(b)PPARリガンドとを含んでいる。
本発明の1つの特徴では、PPARリガンドはPPAR結合分子である。一実施態様では、そのようなPPAR結合分子は、PPARα結合分子、PPARδ結合分子、PPARγ結合分子のいずれかである。別の一実施態様では、そのようなPPAR結合分子は、PPARαアゴニスト、PPARδアゴニスト、PPARγアゴニストのいずれかである。そのようなPPARリガンドはPPARと結合してPPARを活性化し、プロモータ領域に適切なペルオキシソーム増殖応答エレメントを含む遺伝子の発現を変化させる。
PPARγアゴニストは、ヒト・マクロファージによるTNF-αとそれ以外の炎症性サイトカインの産生を抑制すること(C-Y. Jiang他、Nature、第391巻、82〜86ページ、1998年)と、Tリンパ球によるTNF-αとそれ以外の炎症性サイトカインの産生を抑制すること(A.E. Giorgini他、Horm. Metab. Res.、第31巻、1〜4ページ、1999年)ができる。そのようなTNF-αとそれ以外の炎症性サイトカインはこの明細書の別の箇所で議論されており、TGF-βアイソフォームの産生、またはTGF-βアイソフォームが関与するカスケードの活性化を刺激することがわかっている。より最近になり、天然のPPARγアゴニストである15-デオキシ-Δ-12,14-プロスタグランジンJ2(または“15-デオキシ-Δ-12,14-PG J2”)がラットの角膜において新生血管形成と新脈管形成を抑制することが示された(X. Xin他、J. Biol. Chem.、第274巻、9116〜9121ページ、1999年)。Spiegelmanらは、アメリカ合衆国特許第6,242,196号において、PPARγに応答して過剰に増殖する細胞の増殖をPPARγアゴニストを用いて抑制する方法を開示している。多数の合成PPARγアゴニストのほか、PPARγに応答して過剰に増殖する細胞の診断法が、Spiegelmanらによって開示されている。この明細書で引用したどの文献も、参考としてその内容がこの明細書に組み込まれているものとする。PPARは、病気の細胞では正常な細胞とは異なった発現をする。PPARγは、目のさまざまな組織(例えば網膜と角膜のいくつかの層、脈絡毛細管板、血管膜、結膜表皮、眼内筋)で発現の程度が異なっている(例えばアメリカ合衆国特許第6,316,465号を参照のこと)。
1つの特徴では、本発明の組成物または方法で用いるPPARγアゴニストは、チアゾリジンジオン、その誘導体、その類似体である。チアゾリジンジオンをベースとしたPPARγアゴニストの例として、ピオグリタゾン、トログリタゾン、シグリタゾン、エングリタゾン、ロシグリタゾンなどと、これらの化学的誘導体がある。他のPPARγアゴニストとして、クロフィブレート(2-(4-クロロフェノキシ)-2-メチルプロピオン酸エチル)、クロフィブリン酸(2-(4-クロロフェノキシ)-2-メチルプロピオン酸)、GW 1929(N-(2-ベンゾイルフェニル)-O-{2-(メチル-2-ピリジニルアミノ)エチル}-L-チロシン)、GW 7647(2-{{4-{2-{{(シクロヘキシルアミノ)カルボニル}(4-シクロヘキシルブチル)アミノ}エチル}フェニル}チオ}-2-メチルプロピオン酸)、WY 14643({{4-クロロ-6-{(2,3-ジメチルフェニル)アミノ}-2-ピリミジニル}チオ}酢酸)などがある。GW 1929、GW 7647、WY 14643は、例えばコマ・バイオテクノロジー社(ソウル、大韓民国)から市販されている。一実施態様では、PPARγアゴニストは15-デオキシ-Δ-12,14-PG J2である。
PPARαアゴニストの例として、フィブレート(フェノフィブレート、ゲムフィブロジル)などがある。PPARδアゴニストの一例は、GW 501516(アクソラ社、サン・ディエゴ、カリフォルニア州、またはEMDバイオサイエンシーズ社、サン・ディエゴ、カリフォルニア州から入手できる)である。
別の特徴では、本発明の組成物は、非イオン性界面活性剤(例えば、ポリソルベート(ポリソルベート80(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイン酸エステル)、ポリソルベート60(ポリオキシエチレンソルビタンモノステアリン酸エステル)、ポリソルベート20(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル)などであり、これらは商品名Tween(登録商標)80、Tween(登録商標)60、Tween(登録商標)20として知られている)、ポロキサマー(エチレンオキシドとプロピレンオキシドの合成ブロック・ポリマーであり、商品名Pluronic(登録商標)F127、Pluronic(登録商標)F108)などで知られている)、ポロキサミン(エチレンオキシドとプロピレンオキシドの合成ブロック・ポリマーにエチレンジアミンが付加されたものであり、商品名Tetronic(登録商標)1508、Tetronic(登録商標)908などで知られている)、他の非イオン性界面活性剤(Brij(登録商標)、Myrj(登録商標)))や、約12個以上(例えば約12〜約24個)の炭素原子からなる炭素鎖を有する長鎖脂肪アルコール(すなわちオレイルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、ドコソヘキサノイルアルコールなど)をさらに含むことができる。このような化合物は、『あらゆる薬の参照事典』(第34版、C. Sweetman(編)、ファーマシューティカル・プレス社、ロンドン、2005年))の中のMartindaleによる1411〜1416ページと、Remington、『薬学の科学と実際』、第21版(リッピンコット・ウイリアムズ&ウイルキンス社、ニューヨーク、2006年)の291ページおよび第22章の中に列挙されている(これらの部分の内容は参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。非イオン性界面活性剤が存在している場合、本発明の組成物における濃度は、約0.001〜約5重量%(または約0.01〜約4重量%、または約0.01〜約2重量%、または約0.01〜約1重量%、または約0.01〜約0.5重量%)の範囲が可能である。
さらに、本発明の組成物は、添加剤として、緩衝液、希釈剤、基剤、アジュバント、賦形剤などを含むことができる。目に適用するのに適した薬理学的に許容可能なあらゆる緩衝液を使用できる。他の添加剤は、さまざまな目的で本発明の組成物において使用できる。例えば緩衝剤、保存剤、共溶媒、油、湿潤剤、緩和剤、安定剤、酸化防止剤を使用できる。使用可能な水溶性保存剤として、亜硫酸水素ナトリウム、硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、塩化ベンズアルコニウム、クロロブタノール、チメロサール、エチルアルコール、メチルパラベン、ポリビニルアルコール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールなどがある。これらの添加剤は、個別に約0.001〜約5重量%の量が存在できる(約0.01%〜約2重量%が好ましい)。使用可能な適切な水溶性緩衝剤は、望ましい投与経路に関してアメリカ合衆国食品医薬品局(“US FDA”)により承認されている炭酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどである。これらの添加剤は、系のpHを約2〜約11に維持するのに十分な量が存在することができる。そのため緩衝剤は、全組成物の約5重量%が存在することができる。電解質(塩化ナトリウム、塩化カリウムなど)も組成物に含まれていてよい。
1つの特徴では、組成物のpHは、約4〜約11の範囲である。あるいは組成物のpHは、約5〜約9、または約6〜約9、または約6.5〜約8である。別の1つの特徴では、この組成物は、このような範囲に含まれるpHを持つ緩衝液を含んでいる。
別の特徴では、組成物のpHは約7である。あるいはこの組成物のpHは約7〜約7.5である。
さらに別の特徴では、組成物のpHは約7.4である。
さらに別の特徴では、組成物は、対象にその組成物を投与しやすくしたり、対象の体内での生体利用性を向上させたりするように設計した粘性率調節化合物も含むことができる。さらに別の特徴では、この粘性率調節化合物は、組成物が目の環境内に投与された後に容易に分散しないようなものを選択するとよい。そのような化合物は、組成物の粘性率を増大させることができ、例として、モノマー・ポリオール(グリセロール、プロピレングリコール、エチレングリコールなど);ポリマー・ポリオール(ポリエチレングリコールなど);セルロース・ファミリーのさまざまなポリマー(ヒドロキシプロピルメチルセルロース(“HPMC”)、カルボキシメチルセルロース(“CMC”)ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース(“HPC”)など);多糖類(ヒアルロン酸とその塩、硫酸コンドロイチンとその塩、デキストラン(例えばデキストラン70)など);水溶性タンパク質(ゼラチンなど);ビニルポリマー(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポビドンなど);カルボマー(カルボマー934P、カルボマー941、カルボマー940、カルボマー974Pなど);アクリル酸ポリマーなどがある。一般に、望む粘性率は、約1〜約400センチポアズ(“cps”)の範囲が可能である。
さらに別の特徴では、本発明の組成物を調製する方法は、(i)少なくとも、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと;(ii)薬理学的に許容可能な基剤とを組み合わせる操作を含んでいる。
さらに別の特徴では、本発明の組成物を調製する方法は、(i)少なくとも、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと;(ii)少なくとも1種類のTGF-βアイソフォームに対するアンタゴニストと;(iii)薬理学的に許容可能な基剤とを組み合わせる操作を含んでいる。一実施態様では、そのような基剤として、無菌生理食塩水または生理学的に許容可能な緩衝液が可能である。別の一実施態様では、そのような基剤は、疎水性媒体(例えば薬理学的に許容可能な油)を含んでいる。さらに別の一実施態様では、そのような基剤は、疎水性材料と水のエマルジョンを含んでいる。
生理学的に許容可能な緩衝液としては、リン酸塩緩衝液、またはトリス-HCl緩衝液(トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンとHClを含む)が挙げられる。例えばpHが7.4のトリス-HCl緩衝液は、3g/リットルのトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンと、0.76g/リットルのHClを含んでいる。さらに別の特徴では、緩衝液は、10×リン酸緩衝化生理食塩水(“PBS”)または5×PBS溶液である。
場合によっては他の緩衝液も適切であるか望ましい可能性がある。それは例えば、25℃におけるpKaが7.5でpHが約6.8〜8.2の範囲のHEPES(N-{2-ヒドロキシエチル}ピペラジン-N'-{2-エタンスルホン酸})をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.1でpHが約6.4〜7.8の範囲のBES(N,N-ビス{2-ヒドロキシエチル}-2-アミノエタンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.2でpHが約6.5〜7.9の範囲のMOPS(3-{N-モルホリノ}プロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.4でpHが約6.8〜8.2の範囲のTES(N-トリス{ヒドロキシメチル}-メチル-2-アミノエタンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.6でpHが約6.9〜8.3の範囲のMOBS(4-{N-モルホリノ}ブタンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.52でpHが約7〜8.2の範囲のDIPSO(3-(N,N-ビス{2-ヒドロキシエチル}アミノ)-2-ヒドロキシプロパン)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.61でpHが約7〜8.2の範囲のTAPSO(2-ヒドロキシ-3{トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ}-1-プロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが8.4でpHが約7.7〜9.1の範囲のTAPS({(2-ヒドロキシ-1,1-ビス(ヒドロキシメチル)エチル)アミノ}-1-プロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが8.9でpHが約8.2〜9.6の範囲のTABS(N-トリス(ヒドロキシメチル)メチル-4-アミノブタンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが9.0でpHが約8.3〜9.7の範囲のAMPSO(N-(1,1-ジメチル-2-ヒドロキシエチル)-3-アミノ-2-ヒドロキシプロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが9.5でpHが約8.6〜10.0の範囲のCHES(2-(シクロヘキシルアミノ)エタンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが9.6でpHが約8.9〜10.3の範囲のCAPSO(3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシ-1-プロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが10.4でpHが約9.7〜11.1の範囲のCAPS(3-(シクロヘキシルアミノ)-1-プロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液である。
いくつかの実施態様では、本発明の組成物を、酸性のpH(例えば約4〜約6.8、または約5〜約6.8)の緩衝液にする。このような実施態様では、組成物の緩衝能力により、患者に投与した後にその組成物が急速に生理学的なpHになるようにできることが望ましい。
以下の実施例におけるさまざまな成分や混合物の割合は、個々の状況に合わせて調節してもよいことに注意されたい。
表1に記載した諸成分を混合することにより、2種類の混合物IとIIを別々に作る。5部(重量部)の混合物Iを1部(重量部)の混合物IIと15分以上混合する。1NのNaOHまたは1NのHClを用い、得られたこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 0005249336
あるいは精製水の代わりに油(例えば魚の肝油、ピーナツ油、ゴマ油、ココナツ油、ヒマワリ油、コーン油、オリーブ油)にすることで、油をベースとしていて一般式(IV)の化合物を含む製剤を作ることができる。
表2に記載した諸成分を混合することにより、2種類の混合物IとIIを別々に作る。5部(重量部)の混合物Iを2部(重量部)の混合物IIと15分以上混合する。1NのNaOHまたは1NのHClを用い、得られたこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 0005249336
あるいは精製水の代わりに油(例えば魚の肝油、ピーナツ油、ゴマ油、ココナツ油、ヒマワリ油、コーン油、オリーブ油)にすることで、油をベースとしていて一般式(IV)の化合物を含む製剤を作ることができる。
表3に記載した諸成分を混合することにより、2種類の混合物IとIIを別々に作る。5部(重量部)の混合物Iを2部(重量部)の混合物IIと15分以上混合する。1NのNaOHまたは1NのHClを用い、得られたこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 0005249336
表4に記載した諸成分を混合することにより、2種類の混合物IとIIを別々に作る。5部(重量部)の混合物Iを1部(重量部)の混合物IIと15分以上混合する。1NのNaOHまたは1NのHClを用い、得られたこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 0005249336
表5に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHまたは1NのHClを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 0005249336
表6に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHまたは1NのHClを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 0005249336
表7に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHまたは1NのHClを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 0005249336
表8に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHまたは1NのHClを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 0005249336
表9に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHまたは1NのHClを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 0005249336
別の特徴では、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかが、局所投与、全身投与、目の周囲への注射、結膜下注射のための製剤の中に組み込まれる。さらに別の特徴では、TGF-βに対するアンタゴニストを製剤に含めることができる。製剤は、活性成分を例えば約1週間(または約1、2、3、4、5、6ヶ月)よりも長期にわたって持続放出する基剤を含んでいることが望ましい。いくつかの実施態様では、持続放出製剤は、目の環境中で溶けないか、わずかにしか溶けない基剤を含んでいることが望ましい。そのような基剤として、油をベースとした液体、エマルジョン、ゲル、半固体が可能である。油をベースとした液体の例として、ヒマシ油、ピーナツ油、オリーブ油、ココナツ油、ゴマ油、綿実油、コーン油、ヒマワリ油、魚の肝油、液体パラフィンなどが挙げられる。
一実施態様では、本発明の化合物または組成物は、小さなゲージの針(例えば25〜30ゲージ)を用いて結膜下に注射することで、GFSの後の緑内障の進行を制御または阻止することができる。一般に、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを含む組成物を約25μl〜約100μlの量で患者に投与する。投与するそのようなDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルいずれかの濃度は、上に開示した範囲の中から選択される。
さらに別の特徴では、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかが、生物分解性材料を含む眼科用の装置またはシステムに組み込まれた後、その装置が濾過胞の近傍に注入されるか埋め込まれて長期(例えば約1週間以上、または約1、2、3、4、5、6ヶ月以上)にわたって緑内障の進行を制御または阻止する。このような装置またはシステムは、熟練した医師が対象のテノン下腔または目の周辺組織に注入したり埋め込んだりすることができよう。1つの特徴では、このような制御または阻止は、濾過胞を長期にわたって確実に機能させることで実現される。
さらに別の特徴では、緑内障の進行を制御または阻止する方法は、(a)DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを含む組成物を用意し;(b)濾過胞が確実に機能するのに有効な量のその組成物を十分な頻度で対象に投与して緑内障の進行を制御または阻止する操作を含んでいる。
さらに別の特徴では、対象において緑内障の進行を制御または阻止する方法は、(a)その対象に対してGFSを実施し;(b)DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを含む組成物を用意し;(c)濾過胞が確実に機能するのに有効な量のその組成物を十分な頻度で対象に投与して緑内障の進行を制御または阻止する操作を含んでいる。
一実施態様では、DIGRAは、上に開示したものの中から選択される。
さらに別の一実施態様では、本発明により、対象のIOPを下げる方法が提供される。この方法は、(a)その対象に対してGFSを実施し;(b)DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを含む組成物を用意し;(c)濾過胞が確実に機能するのに有効な量のその組成物を十分な頻度で対象に投与してIOPを下げる操作を含んでいる。
別の一実施態様では、上記のいずれかの方法で使用する組成物は、TGF-βに対するアンタゴニストをさらに含んでいる。TGF-βに対するそのようなアンタゴニストは、上に開示したものの中から選択される。DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステル、TGF-βに対するアンタゴニストの濃度は、上に開示した範囲の中から選択される。
別の特徴では、本発明の組成物は、局所的に、または目の周囲に投与される。さらに別の特徴では、本発明の組成物が眼科用の埋め込みシステムまたは埋め込み装置に組み込まれた後、その埋め込みシステムまたは埋め込み装置が患者の目の周辺または腱下腔に埋め込まれて活性成分を持続放出または長期放出する。本発明の方法で用いるのに適した典型的な埋め込みシステムまたは装置は、活性成分が内部に浸漬または分散された生物分解性マトリックスを含んでいる。活性成分を持続放出させるための眼科用の埋め込みシステムまたは埋め込み装置の例は、アメリカ合衆国特許第5,378,475号、第5,773,019号、第5,902,598号、第6,001,386号、第6,051,576号、第6,726,918号に開示されている(これら特許文献の内容は参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、1日に1回、1日に数回(例えば2回、3回、4回、またはそれ以上)、週に1回、または月に1回投与される。別の特徴では、この組成物が患者に埋め込まれ、例えば年に1回、または年に2回、または年に4回交換されるか、緑内障の進行を制御または阻止するのにふさわしいと判断した適切な頻度で交換される。
組み合わせ療法
本発明の組成物または方法は、(a)眼内圧の上昇、または(b)網膜神経節細胞の喪失、または(c)その両方を軽減、または治療、または予防するために一般に利用されている他の治療薬、助剤、予防薬とともに利用することで、治療全体を促進すること、またはさまざまなタイプの緑内障を治療し制御するのに用いられている他の治療剤、予防剤、助剤の効果を増大させることができる。狭隈角緑内障または急性充血性緑内障の治療に用いられる治療剤としては、例えば、サリチル酸フィゾスチグミン、硝酸ピロカルピンなどがある。狭隈角緑内障の制御に利用される補助療法として、例えばカルボニックアンヒドラーゼ阻害剤(例えばアセトゾラミド)の静脈内投与によって房水の分泌を減らす方法や、浸透剤(例えばマンニトールまたはグリセリン)の静脈内投与によって眼内脱水を誘導する方法などがある。広隈角緑内障または慢性単性緑内障と続発性緑内障の制御に利用される治療剤として、例えばプロスタグランジン類似体(例えばXalatan(登録商標)、Lumigan(登録商標))、β-アドレナリン作動性アンタゴニスト(例えばマレイン酸チモロール)、α-アドレナリン作動性アゴニスト(例えばブリモニジン、アプラクロニジン)、ムスカリン性コリン作動性剤(例えばピロカルピン、カルバコール)、カルボニックアンヒドラーゼ阻害剤であるドルゾラミド(例えばTrusopt(登録商標)、Cosopt(登録商標))やブリゾラミド(Azopt(登録商標))などがある。緑内障の制御に利用される他の治療剤として、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤であるエコチオフェート(ヨウ化ホスホリン)などがある。
現在用いられているいくつかの治療剤では、標的に応答させるレベルを実現するのに大きな投与量が必要とされる可能性があるが、投与量が多いと、投与量に関係した好ましくない効果の頻度が増えることがしばしばあろう。したがってGFSの後、緑内障の治療に一般に用いられている治療剤に本発明の化合物または組成物を組み合わせて使用すると、そのような治療剤の投与量を比較的少なくできるため、そのような治療剤を長期投与することに伴う好ましくない副作用の頻度がより少なくなる。したがって本発明の化合物または組成物の別の適応は、緑内障の治療に用いられる従来の薬の好ましくない副作用(例えば長期にわたって作用する抗コリンエステラーゼ剤(例えばデメカリウム、エコチオフェート、イソフルロフェート)に伴う白内障の進行)を減らすことである。
グルココルチコイドとDIGRAの副作用の比較
グルココルチコイドとDIGRAの副作用は、GFSの後の補助療法で用いて比較することができる。
1つの特徴では、少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、生体内または試験管内で明らかになる。例えばその少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、試験管内で細胞を培養し、その副作用に関係するバイオマーカーのレベルを測定することによって明らかになる。そのようなバイオマーカーとして、その好ましくない副作用が生じる生化学的カスケードに関係するか、そのカスケードの生成物であるタンパク質(例えば酵素)、脂質、糖類、ならびにこれらの誘導体が挙げられる。試験管内での代表的なテスト法はあとで詳しく説明する。
別の一実施態様では、上記の少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、グルココルチコイドまたはDIGRA(またはそのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれか)を対象に最初に投与してその組成物が対象の中に存在するようになってから約1日後に明らかになる。別の一実施態様では、上記の少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、本発明の組成物をその対象に最初に投与してその組成物がその対象の中に存在するようになってから約14日後に明らかになる。さらに別の一実施態様では、上記の少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、本発明の組成物をその対象に最初に投与してその組成物がその対象の中に存在するようになってから約30日後に明らかになる。あるいは上記の少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、本発明の化合物または組成物をその対象に最初に投与してその化合物または組成物がその対象の中に存在するようになってから約2、3、4、5、6ヶ月後に明らかになる。
別の特徴では、例示した炎症の治療に用いられるグルココルチコイドを、その炎症に対して本発明の化合物または組成物と同じ好ましい効果がほぼ同じ時間が経過した後に生じるのに十分な用量と頻度でその対象に投与する。
グルココルチコイド療法(例えば抗炎症療法)で最も頻繁に見られる望ましくない作用の1つは、ステロイド性糖尿病である。その理由は、糖新生と、タンパク質の分解によって生じる遊離アミノ酸の代謝(グルココルチコイドの異化作用)とに関与する肝酵素の転写が誘導されて肝臓における糖新生が促進されることにある。肝臓での異化代謝にとってカギとなる1つの酵素は、チロシンアミノトランスフェラーゼ(“TAT”)である。この酵素の活性は、処理したラット肝細胞の細胞培養物から測光法によって測定できる。したがって、この酵素の活性を測定することにより、グルココルチコイドによる糖新生をDIGRAの糖新生と比較することができる。例えば1つの方法では、細胞をテスト物質(DIGRAまたはグルココルチコイド)で24時間にわたって処理した後、TAT活性を測定する。次に、選択されたDIGRAとグルココルチコイドのTAT活性を比較する。TATの代わりに他の肝酵素(例えばホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ、グルコース-6-ホスファターゼ、フルクトース-2,6-ビホスファターゼ)を使用することができる。あるいはモデル動物の血糖値を直接測定し、選択された疾患に関してグルココルチコイドで治療した個々の対象と、同じ疾患に関してDIGRAで治療した個々の対象を比較することができる。
グルココルチコイド療法の望ましくない別の結果は、GCによって誘導される白内障である。ある化合物または組成物が白内障を引き起こす可能性は、その化合物または組成物が、レンズ細胞(例えば哺乳動物のレンズ上皮細胞)の膜を通過するカリウム・イオン流に及ぼす効果を試験管内で定量化することによって明らかにすることができる。そのようなイオン流は、例えば電気生理学的方法または(例えば蛍光染料を用いる)イオン流イメージング法によって測定できる。ある化合物または組成物が白内障を引き起こす可能性を調べるための試験管内法の一例が、アメリカ合衆国特許公開2004/0219512に開示されている(その内容は参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。
グルココルチコイド療法の望ましくないさらに別の結果は、高血圧である。マッチングさせた対象をGFSの後にグルココルチコイドとDIGRAで治療し、血圧を直接測定して比較するとよい。
試験1:ヒト角膜上皮細胞においてIL-1βによって誘導されるサイトカイン発現の抑制に対するBOL-303242-X(一般式(IV)の化合物)の効果
1.背景/根拠:
免疫細胞に付随するサイトカインのレベルは、炎症性疾患におけるこれらの細胞の活性の直接的な指標である。これらサイトカインのレベル低下は、試験化合物が炎症に対してプラスの治療効果があることを示している。この研究は、BOL-303242-Xがヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって誘導されるサイトカインの発現の抑制に及ぼす効果が明らかになるように設計した。
2.目的
30-サイトカイン・ルミネックス・キットを用い、一次ヒト角膜上皮細胞においてIL-1βによって刺激されるサイトカインの発現に対するBOL-303242-Xの効果を調べる。デキサメタゾンを対照として用いた。
3.実験設計
一次HCECを24ウエルのプレートに入れた。24時間後、塩基性エピライフ培地の中で細胞を賦形剤、IL-1β、IL-1β+デキサメタゾン、IL-1β+BOL-303242-Xのいずれかで18時間にわたって処理した(表T-1-1)。各処理を3通り実施した。培地を回収し、30-サイトカイン・ルミネックス・キットを用いてサイトカインの含有量を調べた。細胞の生存率は、alamarBlueアッセイ(LP06013)によって調べた。
Figure 0005249336
4.データ分析
半蛍光強度(MFI)を用い、ルミネックスで調べた各サイトカインの標準曲線に基づいて各サイトカインの濃度をpg/mlを単位として取得した。各サイトカインの標準曲線の直線範囲を利用してサイトカインの濃度を決定した。各サンプルについての2通りの値を平均した。データは平均±SDで表わした。一元配置ANOVA-ダンネット検定を利用して統計的分析を行ない、P<0.05を統計的に有意であると見なした。
5.結果
上記のさまざまな処理に関し、(alamarBlueアッセイで測定した)細胞の代謝活性に対する統計学的に有意な効果は観察されなかった。
調べた30種類のサイトカインのうちで16種類についてかなりの量をこの研究では検出し、検出した14種類のサイトカインのうちの13種類を10ng/mlのIL-1βで刺激した(表T-1-1)。IL-1βは刺激であるため分析から除外した。IL-1raはMFIが基準範囲内になかったため除外した。
デキサメタゾンとBOL-303242-Xは、同等な力価で、IL-1βで刺激されたサイトカインの産生を6種類のサイトカイン(IL-6、IL-7、MCP-1、TGF-α、TNF-α、VEGF)に関して有意に抑制した。有意な抑制効果が、1nMではIL-6に対して、10nMではMCP-1、TGF-α、TNF-αに関して観察された(表T-1-1と図1A〜図1F)。上述のように、これらサイトカインは、例えば免疫細胞によるTGF-βの産生を誘導できるため、マトリックスを過剰に堆積させ、最終的にGFSの後に濾過胞が機能しなかったりよく機能しなかったりすることになる可能性がある。ここに示したデータは、BOL-303242-Xが有効であり、GFSに付随する補助薬物療法で用いられてきたGCの改善された代替物となりうることを示している。
BOL-303242-Xは、IL-1βで刺激されたG-CSFの産生もデキサメタゾンよりも優れた力価で有意に抑制した。有意な抑制効果が10μg/mlでBOL-303242-Xによって観察されたのに対し、デキサメタゾンではこのサイトカインに関して有意な効果は観察されなかった(図2)。
BOL-303242-Xは、IL-1βで刺激されたサイトカインの産生を3種類のサイトカイン(GM-CSF、IL-8、RANTES)に関して有意に抑制したが、デキサメタゾンと比べて力価が低かった。GM-CSFに対する有意な抑制効果が、1nMではデキサメタゾンによって、10nMではBOL-303242-Xによって観察された。RANTESに対する有意な抑制効果が1μMのデキサメタゾンによって観察されたのに対し、BOL-303242-Xによるこのサイトカインに対する有意な効果は観察されなかった(図3A〜図3C)。
6.結論
BOL-303242-Xとデキサメタゾンは、HCECにおけるIL-1βで刺激されたサイトカインの産生の抑制に関し、IL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VEGF、MCP-1の場合に同等な力価を有する。BOL-303242-Xは、HCECにおけるIL-1βで刺激されたG-CSFの産生の抑制に関してデキサメタゾンよりも強力である。BOL-303242-Xは、HCECにおけるIL-1βで刺激されたGM-CSF、IL-8、RANTESの産生に関してはデキサメタゾンよりも幾分か力価が弱い。
Figure 0005249336
試験2:ニュージーランド白ウサギに33日間にわたってBOL-303242-Xを毎日4回片側に局所投与したときの眼内圧に対する効果の評価
はじめに
この研究の目的は、ニュージーランド白ウサギの右目にに33日間にわたってBOL-303242-Xを毎日4回局所投与したときのIOPに対する効果を評価することであった。31日後に投与を中止した。それは、死亡率が高かったことと、テスト製品の供給が限られていたことが理由である。
材料と方法
テスト製品
3通りのテスト製品は以下のようであった。
10mg/gのBOL-303242-X眼科用懸濁液(ロット番号2676-MLC-270)
5mg/gのBOL-303242-X眼科用懸濁液(ロット番号2676-MLC-270)
1mg/gのBOL-303242-X眼科用懸濁液(ロット番号2676-MLC-270)
負の対照(平衡塩溶液(BSS)、B.ブラウン・メディカル社、ロット番号J6N011、発送10/08)、正の対照(0.1%デキサメタゾン眼科用懸濁液(Maxidex(登録商標)、アルコン・ラボラトリーズ社、ロット番号114619F、発送01/09))も用意した。これらの製剤はそのまま使用できる形態で供給されたため、室温で保管した。懸濁液を振盪して再び懸濁させた後に投与した。
テスト系
動物
75羽のメスのニュージーランド白ウサギをザ・ラビット・ソース社(ラモナ、カリフォルニア州)から取得した。ウサギはIOPの訓練を開始したときに年齢が6〜8週間であり、ランダム化のときには体重が1.38〜2.05kgであった。プロトコルには、動物が少なくとも1.5〜2.5kgであることが指定されていた。この違いは研究結果に影響を及ぼさなかった。動物は、耳の標識とケージのカードによって識別した。
動物の管理
ウサギが到着したときに健康であることを確認し、研究に取りかかる前に10日間にわたって検疫を行なった。この検疫期間が終了したとき、ウサギの全体的な健康パラメータと目の解剖学的異常を再び調べた。検疫は、内部操作手続きに従って実施した。
ウサギは、ぶら下げた個々のステンレス鋼製のケージに収容した。住処の準備と汚物処理は内部操作手続きに従って実施した。
ウサギにテクラッド認定グローバル高繊維質ウサギ用餌(Teklad Certified Global High Fiber Rabit Diet)を与えた。餌の認定と分析は、販売者であるハーラン・テクラッド社によってなされた。製造者によって提供された分析結果以外の分析は行なわなかった。ウサギには水道水を自由に与えた。その水の中に汚染物質が存在することは知られておらず、内部操作手続きに規定されているように、水道局によって提供された分析結果以外の追加の分析は行なわなかった。
内部操作手続きに従って環境パラメータをモニタした。この研究での室温は65〜72°Fであり、相対湿度は58〜77%であった。
処理前の検査
研究に取りかかる前に、各ウサギに対して処理前の検査(スリット・ランプと間接型検眼鏡)を行なった。観察結果をマクドナルド・シャダック・システムに従って点数化し、標準化したデータ収集シートを用いて記録した。研究開始の許容基準は以下の通りであった:結膜の充血と膨張のスコアが1以下;他のすべての観察変数のスコアが0。
IOP条件付けと予備選抜
75羽のウサギに2週間のIOP訓練を行なってIOP測定に対する条件付けをした。IOPは、Medtronic Solanモデル30という古典的な呼吸圧計を用いて各ウサギの両眼でIOPを測定した。塩酸プロパラカイン0.5%(1滴)をそれぞれの目に供給した後、IOPを測定した。昼間に2点を測定する曲線を確立した。すなわちIOPは、毎週月曜日、水曜日、金曜日の午前8時と正午に、毎回±1時間の範囲で記録した。測定時刻を記録した。
2週間の条件付けが終了したとき、各時点でのIOPの測定結果の安定性に基づき、局所投与するためのウサギを50羽選択した。選択したウサギに関してさらに1週間にわたってIOPの測定を続けた。
ランダム化
投与の前に50羽のウサギの体重を測定し、ランダムに5つの処理群に振り分けた。処理群は表T-2-1に示してある。ウサギは、改変ラテン方格に従ってランダム化して各処理群に割り当てた。
局所投与の手続き
1日目〜31日目に、適切なテスト製品をウサギの右目に毎日局所投与した。ウサギには毎日4回、2時間ごとに投与した。較正された50μlのピペットを用いて投与量を投与した。投与の直後に瞼を10秒間閉じた状態に維持した。それぞれの投与時刻を記録した。
プロトコルでは、動物は33日間にわたって毎日4回投与されることになっていた。しかしスポンサーと研究責任者の判断により、31日後に投与を中止した。それは、死亡率が高かったことと、テスト製品の供給が限られていたことが理由である。この変更は、研究結果にマイナスの影響を及ぼさなかった。
死亡率/罹病率
ウサギの死亡率/罹病率を1日に2回観察した。瀕死であると判断したウサギは市販の安楽死溶液を静脈内注射して安楽死させた。
体重
ランダム化のときにウサギの体重を測定した。
眼内圧の測定
3日目、5日目、10日目、12日目、16日目、18日目、22日目、24日目、26日目、30日目、32日目に各動物の両眼のIOPを測定した。Medtronic Solanモデル30という古典的な呼吸圧計を用いてIOPを調べた。塩酸プロパラカイン0.5%(1滴)をそれぞれの目に供給した後、IOPを測定した。IOPは毎週月曜日、水曜日、金曜日に測定した。昼間に2点を測定する曲線を確立した。すなわちはIOPは、3日目は午前8時と正午に記録し、それ以後は午前8時と午後2時に、毎回±1時間の範囲で記録した。測定時刻を記録した。
目の観察
5日目、12日目、22日目、26日目、33目の1回目の投与の前に、目を観察した(スリット・ランプ)。目に関する知見をマクドナルド・シャダック・システムに従って点数化し、標準化したデータ収集シートを用いて記録した。
研究の終了
目の最後の観察(33日目)が終了した後、残っているウサギを生態飼育室に戻した。
統計的分析
それぞれの測定区間における各処理群のIOPのデータ(左目と右目を別々)に関する記述統計を用意した。この統計には、観察回数(“N”)、平均値、標準偏差(“STD”)、標準誤差(“SEM”)が含まれていた。統計的分析システム(SASインスティチュート社、ケアリー、ノース・カロライナ州、v8.0)を用い、IOPの結果に対して統計的分析を行なった。群の平均を事後比較するため、テュキー標準化範囲検定(Tukey、1985年)に従った分散/GLM手続きの分析を利用してパラメータを評価した。有意性のレベルは、すべての統計的分析でp<0.05の確率に設定した。それぞれの区間でIOPの群平均を比較した。そのとき左目と右目を別々に比較した。
以下の6羽のウサギに関するIOPのデータは群の統計から除外した:群A、3081番、3037番、3068番、3011番;群C、3034番、群E、3084番。群Aで除外したウサギは、IOPがデキサメタゾンの投与に応答せず、群Cと群Eで除外したウサギはIOPのデータが範囲外であった。
動物の福祉に関する宣言
この研究は、ニュージーランド白ウサギにおける眼内圧の高血圧モデルを開発するために実施された。この研究の代替手段を探したが、モデルを適切に開発するには、生体全体を対象とする試験系が必要であった。この研究は、あらゆる内部動物福祉方針に合致しており、動物のケアと利用委員会の承認を得た。
結果
死亡率
死亡率のデータを表T-2-2に示す。10羽のウサギが11〜33日目に死亡または安楽死した。その内訳は、デキサメタゾンを投与した10羽のウサギのうちの6羽、10mg/gのBOL-303242-X(1回の投与で0.5mg)を投与した10羽のウサギのうちの1羽、5mg/gのBOL-303242-X(1回の投与で0.25mg)を投与した10羽のウサギのうちの2羽、1mg/gのBOL-303242-X(1回の投与で0.05mg)を投与した10羽のウサギのうちの1羽である。7羽のウサギでは、死ぬ前、または安楽死させる前に下痢が見られ、深刻で出血を伴うと記載されていることがしばしばあった。死亡が見つかった2羽のウサギでは健康を害した徴候は記録されなかった。観察された死亡率に関するさらに詳しい情報を以下の表に示す。
Figure 0005249336
残ったウサギは研究が終了するまで生き残った(33日目)。10mg/gのBOL-303242-X(1回の投与で0.5mg/)を投与した中で生き残った1羽のウサギは、18日目に下痢になったことが記録されていた(群B、3048番)。
目の観察
スリット-ランプによる目の観察結果を表T-2-3に示してある。目の観察スコアに関するカギを表T-2-4に示してある。ほとんどの観察で目は正常に見えた。わずかな結膜の充血(スコア=1)が散発的に見られた。それはたいてい処理した右目であり、テスト製品または対照製品と一貫性のある関係はなかった。他の知見は、無処理の左目の角膜の着色した小さな領域(群A、3086番)と、10mg/gのBOL-303242-Xを投与した右目の角膜の点状の傷(群B、3083番)と、1mg/gのBOL-303242-Xを投与した右目の結膜下出血(群D、3043番)だけであった。角膜で観察された傷は、呼吸圧計の手続きに関係している可能性がある。
眼内圧の測定
IOPのデータに関する記述統計を表T-2-5(左目、午前)、表T-2-6(右目、午前)、表T-2-7(左目、午後)、表T3-8(右目、午後)に示す。
IOPの平均値は研究期間を通じてすべての群で変動した。変動は、各群において左目と右目で同様であった。すべての群(BSS投与群も含む)において、IOPの平均値は、左目と右目の両方で午前と午後の読み取り値に関して5日目と10日目の間に最大値に達した。IOPの午前と午後の日ごとの変化はこの研究中には明らかでなかった。その原因は、おそらく毎日午後の測定前にウサギに餌を与えたことであろう。
デキサメタゾン群(群A)では、左目と右目の両方のIOPの平均値が処理を開始した後に急激に増加した。この増加は、研究のどの時点でもBOL-303242-X群(群B〜群D)のIOPの平均値では見られなかった。いくつかの日に、デキサメタゾン群(群A)の片目または両目でIOPの平均値が他の群の対応する目のIOPの平均値よりも有意に高かった(p<0.05)。この差は、午後よりも午前においてより一般的であり、処理した右目よりも無処理の左目においてより多くの時点で起こった。BSSを投与した右目(群E)のIOPの平均は、BOL-303242-Xを投与した右目(群B〜群D)のIOPの平均よりも午前中は一般に低かったが、午後はそうではなかった。BSS群とBOL-303242-X群の間でIOPの平均の統計的有意差(p<0.05)は見られなかった。
結論
この研究の目的は、ニュージーランド白ウサギの右目に33日間にわたってBOL-303242-Xを毎日4回局所投与したときの眼内圧(IOP)に対する効果を評価することであった。結論として、BOL-303242-X懸濁液(1回の投与で0.05、0.25、0.5mg)、デキサメタゾン懸濁液(1回の投与で0.05mg)、平衡塩溶液を31日目までウサギの片目に毎日4回局所的に点滴することが、結膜のわずかな充血の散発的な発生と関係していた。31日目までデキサメタゾンを投与することは、31日目までBOL-303242-Xを投与すること(投与レベルに応じてウサギ10羽のうちの1〜2羽が死亡)よりも大きな死亡率(ウサギ10羽のうちの6羽が死亡)と関係していた。BOL-303242-X懸濁液を毎日投与しても、デキサメタゾンを毎日投与した場合と比べてIOPは上昇しなかった。
Figure 0005249336
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表T-2-4
目の観察スコア・システムのカギ
結膜の充血
1 = 赤い色が主に瞼の結膜に限定され、いくらか周辺部にも広がっているが、主に目の下部と上部の4:00〜7:00と11:00〜1:00の位置に限定されている。
角膜
1 = 透明度の幾分かの喪失。上皮および/または小孔の前半分が関与している。下にある構造がはっきりと見えるが、いくらかの曇りが容易に明らかになる可能性がある。
角膜の表面領域の関与
1 = 曇った支質の面積が1〜25%
注(1):Dermatoxicology、F.N. MazulliとH.I. Maibach、1997年、「目の炎症」、T.O. McDonaldとJ.A. Shaduck(579〜582ページ)。
Figure 0005249336
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試験3:ヒトのテノン線維芽細胞においてTGF-βによって刺激されるコラーゲンI型、α-平滑筋アクチン、組織トランスグルタミナーゼの細胞レベルの抑制に対するBOL-303242-Xの効果
目的:この研究は、ヒトのテノン線維芽細胞において産生され、手術後に傷が治癒していく間の傷跡に関与すると考えられているさまざまなタンパク質(コラーゲンI型、α-平滑筋アクチン(“α-SMA”)、組織トランスグルタミナーゼ)に対するBOL-303242-Xの効果を調べるために実施した。
方法:ヒトのテノン線維芽細胞を10%FBS MEM(ウシ胎仔血清/イーグル最少培地)の中で60mmのプレートに植え、約90%の集密度になるまで増殖させた。0.5%FBS MEMの中で細胞を約72時間にわたって飢餓状態にした後、培地を新鮮な0.5%FBS MEMと交換した。次に細胞を0.1、1、3、5、10μMのBOL-303242-Xで処理した後、TGF-β(5ng/ml)を添加した。細胞を1、3、5日後に回収した。細胞を冷たい1×PBSで2回洗浄し、こすって1×SDSサンプル緩衝液の中に入れた。バイオ-ラド社のDCタンパク質アッセイ・キットを用いてライセートのタンパク質含有量を調べた。各サンプルから同量のタンパク質を7.5%トリス-グリシンSDSゲルの上で電気泳動にかけた。タンパク質をPVDF膜に移してブロックし、以下に示す抗体のうちの1種類以上で調べた:マウス・モノクローナル抗α平滑筋アクチン・クローン1A4:(シグマ・オールドリッチ社、#A2547)、マウス・モノクローナル抗ヒトGAPDH(6C5)(サンタ・クルス・バイオテクノロジー社、#sc-32233)、ヤギ抗ヒト・コラーゲンα1 I型(L-19)(サンタ・クルス・バイオテクノロジー社、#sc-8783)、マウス・モノクローナル抗トランスグルタミナーゼII Ab-3(クローンズCUB7402+TG100)(ネオマーカーズ社、#MS-300-P)。各バンドの濃度を写真濃度計で測定し、GADPHに対する比を計算した。
結果と考察:コラーゲンI型(図4)、α-平滑筋アクチン(図5)、組織トランスグルタミナーゼ(図6)のタンパク質のレベルは、TGF-βを添加せずにインキュベートした細胞と比べると、TGF-βを添加した後の5日間に増加することが見いだされた。TGF-βで処理した細胞からの5日目のタンパク質のレベルを、TGF-βで処理した細胞を増加する濃度のBOL-303242-Xとともにインキュベートした場合のレベルと比較すると、用量に関係するように見える抑制効果が観察された(図4〜図6)。コラーゲンの堆積が傷の治癒と組織のリモデリングにおいて重要である。α-SMAはコラーゲン・ゲルの収縮を誘導し、したがって細胞外マトリックスのリモデリングに能動的に関与することも知られている。それに加え、トランスグルタミナーゼは、細胞外マトリックス・タンパク質(フィブロネクチンやフィブリンなど)の不可逆的な架橋を助けるため、房水が流出する抵抗が大きくなる。したがってコラーゲン、α-SMA、トランスグルタミナーゼのレベルを低下させることは、濾過胞の機能を長期にわたって維持するのにプラスの効果を持つ可能性がある。
結論:BOL-303242-Xは、TGF-βによって誘導されるコラーゲンI型、α-SMA、組織トランスグルタミナーゼの細胞レベルの増加を抑制することが見いだされた。したがって患者に対するBOL-303242-XまたはDIGRAの投与は、GFSの後の濾過胞の機能を長期にわたって維持するのにプラスの効果を持つ可能性がある。
本発明のさまざまな特徴を以下に列挙するが、これだけに限られるわけではない。
1.解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを、緑内障濾過手術において生じる機能しないかよく機能しない濾過胞の進行というリスクを小さくするのに有効な量含む組成物。
2.少なくとも1種類のTGF-βアイソフォームに対するアンタゴニストをさらに含む、特徴1の組成物。
3.上記緑内障の選択が、原発開放隈角緑内障、原発閉塞隈角緑内障、続発開放隈角緑内障、続発閉塞隈角緑内障、色素性緑内障、血管新生緑内障、偽水晶体緑内障、悪性緑内障、ブドウ膜炎性緑内障、周辺虹彩前癒着に起因する緑内障、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中からなされる、特徴2の組成物。
4.上記DIGRAが、一般式(I):
Figure 0005249336
を持つ化合物を含む(ただし、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、カルボニル基、アミノ基、2価炭化水素基、ヘテロ炭化水素基のいずれかを含んでおり;Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基であり;Dは、存在しないか、カルボニル基、-NH-、-NR'-のいずれかを含んでおり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;R1とR2が合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成してもよい)、特徴2の組成物。
5.特徴4の組成物と、少なくとも1種類のグルココルチコイドを含む別の組成物が、どちらも上記リスクを小さくするのに用いられ、前者の組成物では、対象に起こる少なくとも1種類の好ましくない副作用の程度が、後者の組成物よりも少ない、特徴4の組成物。
6.上記少なくとも1種類の好ましくない副作用の程度が、試験管内の試験によって明らかになる、特徴5の組成物。
7.上記少なくとも1種類の好ましくない副作用の程度が、生体内で明らかになる、特徴5の組成物。
8.上記少なくとも1種類のグルココルチコイドの選択が、デキサメタゾン、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、メドリゾン、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、フルオロメトロン、エタボン酸ロテプレドノール、これらの生理学的に許容可能な塩、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中からなされる、特徴5の組成物。
9.上記少なくとも1種類の好ましくない副作用の選択が、目の高血圧、緑内障、白内障、全身性高血圧、高血糖症、高脂血症、高コレステロール血症からなるグループの中からなされる、特徴5の組成物。
10.上記少なくとも1種類の好ましくない副作用の程度が、最初に対象に投与されてその対象の中に存在するようになってから約14日、約30日、約2ヶ月、約3ヶ月、約4ヶ月、約5ヶ月、約6ヶ月からなるグループの中から選択された時点で明らかになる、特徴5の組成物。
11.上記DIGRAが、一般式(I):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、AとQの選択は、独立に、少なくとも1つのハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、C1〜C10アルコキシ基のいずれかで置換されたアリール基とヘテロアリール基からなるグループの中からなされ;R1、R2、R3の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C5アルキレン基であり;Dは、-NH-基または-NR'-基であり、ここにR'はC1〜C5アルキル基であり;Eはヒドロキシ基である)、特徴10の組成物。
12.上記DIGRAが、一般式(I):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、Aは、ハロゲン原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、C1〜C10アルキル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3は、完全にハロゲン化されたC1〜C10アルキル基を含んでいる)、特徴4の組成物。
13.上記DIGRAが、一般式(I):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、Aは、フッ素原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、メチル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3はトリフルオロメチル基を含んでいる)、特徴4の組成物。
14.上記DIGRAが、一般式(II):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10環式アルキル基、置換されたC3〜C10環式アルキル基からなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
15.上記DIGRAが、一般式(III):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10環式アルキル基、置換されたC3〜C10環式アルキル基からなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
16.DIGRAが一般式(IV):
Figure 0005249336
を持つ、特徴4の組成物。
17.非ステロイド系抗炎症薬(“NSAID”)をさらに含む、特徴16の組成物。
18.NSAIDをさらに含む、特徴1の組成物。
19.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアリール基であり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニルのいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアザインドリル基であり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中から選択された1〜3個の置換基で置換されている)、特徴4の組成物。
20.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)Bは、メチレン基またはカルボニル基であり;
(d)R3は、炭素環、複素環、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており;
(e)Dは-NH-基であり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、メチル化されたベンゾオキサジノンを含んでいる)、特徴4の組成物。
21.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニルのいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qはアリール基またはヘテロアリール基であり、それぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換され、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
22.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C5アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
(g)Qは、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、1H-ピリジン-4-オン、1H-ピリジン-2-オン、1H-ピリジン-4-イリデンアミン、1H-キノリン-4-イリデンアミン、ピラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジアゼパン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[b][1,4]ジアゼピン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリン-4-オン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、クロマン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、4H-ベンゾ[1,4]チアジン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]チアジン、1,2-ジヒドロベンゾ[d][1,3]オキサジン-4-オン、3,4-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-オン、3H-キナゾリン-4-オン、3,4-ジヒドロ-1H-キノキサリン-2-オン、1H-キノリン-4-オン、1H-キナゾリン-4-オン、1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、2,3-ジヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、1,2-ジヒドロピリド[3,2-d][1,3]オキサジン-4-オン、ピロロ[3,4-c]ピリジン-1,3-ジオン、1,2-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピリジン-3-オン、テトラヒドロ[b][1,4]ジアゼピノンのいずれかを含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)からなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
23.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(d)Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C5アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
(g)Qは、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、1H-ピリジン-4-オン、1H-ピリジン-2-オン、1H-ピリジン-4-イリデンアミン、1H-キノリン-4-イリデンアミン、ピラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジアゼパン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[b][1,4]ジアゼピン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリン-4-オン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、クロマン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、4H-ベンゾ[1,4]チアジン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]チアジン、1,2-ジヒドロベンゾ[d][1,3]オキサジン-4-オン、3,4-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-オン、3H-キナゾリン-4-オン、3,4-ジヒドロ-1H-キノキサリン-2-オン、1H-キノリン-4-オン、1H-キナゾリン-4-オン、1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、2,3-ジヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、1,2-ジヒドロピリド[3,2-d][1,3]オキサジン-4-オン、ピロロ[3,4-c]ピリジン-1,3-ジオン、1,2-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピリジン-3-オン、テトラヒドロ[b][1,4]ジアゼピノンのいずれかを含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)からなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
24.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bはカルボニル基であり;
(e)Dは-NH-基であり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、一般式:
Figure 0005249336
を持つ場合によっては置換されたフェニル基(ただし、X1、X2、X3、X4の選択は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素、アリール、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)からなるグループの中からなされ、上記アリール基は、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されており、上記尿素基のいずれかの窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)を含んでいるか;Qは、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択した1〜4個のヘテロ原子を環内に有する5〜7員の芳香族単環であり、この芳香族単環は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されていて、その置換基の選択は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されたアリール、アミノ(ただし窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されていてもよい)からなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
25.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5であり;
(c)R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたアザインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルの中からなされる)、特徴4の組成物。
26.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
27.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
28.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立にC1〜C5アルキルであり、その一方または両方は、独立に、ヒドロキシ、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)で置換されており;
(c)R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
29.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
(d)R3はトリフルオロメチル基であり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
(g)Qは、5〜7員のヘテロアリール環またはヘテロシクリル環と縮合した5〜7員のヘテロシクリル環を含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされ、Qは1H-[1,5]ナフチリジン-4-オンにはなりえない)、特徴4の組成物。
30.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
(d)R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
(g)Qは、5〜7員のヘテロアリール環またはヘテロシクリル環と縮合した5〜7員のヘテロシクリル環を含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされ、Qは1H-[1,5]ナフチリジン-4-オンにはなりえない)、特徴4の組成物。
31.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては1〜3個の置換基で置換されたインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
32.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3は、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり;
(d)Bは、メチレン基またはカルボニル基であり;
(e)Dは-NH-基であり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、
Figure 0005249336
という基を含んでいる)、特徴4の組成物。
33.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、-NR6R7であり(ただし、R6とR7は、それぞれ独立に、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C1〜C8アルコキシ、C2〜C8アルケニルオキシ、C2〜C8アルキニルオキシ、ヒドロキシ、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、アルールオキシ、アシル、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニル、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R6とR7の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかである);
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
34.上記DIGRAが、一般式(I)を持つ(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、-NR6R7であり(ただし、R6とR7は、それぞれ独立に、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C1〜C8アルコキシ、C2〜C8アルケニルオキシ、C2〜C8アルキニルオキシ、ヒドロキシ、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、アルールオキシ、アシル、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニル、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R6とR7の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかである);
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)、特徴4の組成物。
35.NSAIDをさらに含む、特徴4の組成物。
36.対象における緑内障濾過手術に付随する補助的薬物治療のための方法であって、(a)DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを含む組成物を用意し;(b)対象において濾過胞が確実に機能するのに有効な量のその組成物を十分な頻度でその対象に投与する操作を含む方法。
37.上記DIGRAが、一般式(I):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、カルボニル基、アミノ基、2価炭化水素基、ヘテロ炭化水素基のいずれかを含んでおり;Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基であり;Dは、存在しないか、カルボニル基、-NH-、-NR'-のいずれかを含んでおり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;R1とR2が合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成してもよい)、特徴36の方法。
38.上記組成物がTGF-βに対するアンタゴニストをさらに含む、特徴37の方法。
39.上記組成物がNSAIDをさらに含む、特徴37の方法。
40.上記組成物がNSAIDをさらに含む、特徴38の方法。
41.上記組成物が特徴5の組成物を含む、特徴37の方法。
42.上記組成物が特徴9の組成物を含む、特徴37の方法。
43.上記組成物が特徴11の組成物を含む、特徴37の方法。
44.上記組成物が特徴12の組成物を含む、特徴37の方法。
45.上記組成物が特徴13の組成物を含む、特徴37の方法。
46.上記組成物が特徴13の組成物を含む、特徴37の方法。
47.上記組成物が特徴14の組成物を含む、特徴37の方法。
48.上記組成物が特徴15の組成物を含む、特徴37の方法。
49.上記組成物が特徴16の組成物を含む、特徴37の方法。
50.上記組成物が特徴17の組成物を含む、特徴37の方法。
51.上記組成物が特徴19の組成物を含む、特徴37の方法。
52.上記組成物が特徴20の組成物を含む、特徴37の方法。
53.上記組成物が特徴21の組成物を含む、特徴37の方法。
54.上記組成物が特徴22の組成物を含む、特徴37の方法。
55.上記組成物が特徴23の組成物を含む、特徴37の方法。
56.上記組成物が特徴24の組成物を含む、特徴37の方法。
57.上記組成物が特徴25の組成物を含む、特徴37の方法。
58.上記組成物が特徴26の組成物を含む、特徴37の方法。
59.上記組成物が特徴27の組成物を含む、特徴37の方法。
60.上記組成物が特徴28の組成物を含む、特徴37の方法。
61.上記組成物が特徴29の組成物を含む、特徴37の方法。
62.上記組成物が特徴30の組成物を含む、特徴37の方法。
63.上記組成物が特徴31の組成物を含む、特徴37の方法。
64.上記組成物が特徴32の組成物を含む、特徴37の方法。
65.上記組成物が特徴33の組成物を含む、特徴37の方法。
66.上記組成物が特徴34の組成物を含む、特徴37の方法。
67.DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを利用し、GFSに付随する補助的薬物治療のための組成物を製造する方法。
68.TGF-βに対するアンタゴニストを利用することをさらに含む、特徴67の方法。
69.GFSに付随する補助的薬物治療のための組成物を製造する方法であって、
(a)DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを用意し;
(b)TGF-βに対するアンタゴニストを用意し;
(c)上記DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを、薬理学的に許容可能な基剤と組み合わせて上記組成物を製造する操作を含む方法。
70.上記DIGRAが、一般式(I):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、カルボニル基、アミノ基、2価炭化水素基、ヘテロ炭化水素基のいずれかを含んでおり;Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基であり;Dは、存在しないか、カルボニル基、-NH-、-NR'-のいずれかを含んでおり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;R1とR2が合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成してもよい)、特徴69の方法。
71.上記DIGRAが、一般式(I):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、AとQの選択は、独立に、少なくとも1つのハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、C1〜C10アルコキシ基のいずれかで置換されたアリール基とヘテロアリール基からなるグループの中からなされ;R1、R2、R3の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C5アルキレン基であり;Dは、-NH-基または-NR'-基であり、ここにR'はC1〜C5アルキル基であり;Eはヒドロキシ基である)、特徴69の方法。
72.上記DIGRAが、一般式(I):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、Aは、ハロゲン原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、C1〜C10アルキル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3は、完全にハロゲン化されたC1〜C10アルキル基を含んでいる)、特徴69の方法。
73.上記DIGRAが、一般式(II):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10環式アルキル基、置換されたC3〜C10環式アルキル基からなるグループの中からなされる)、特徴69の方法。
74.上記DIGRAが、一般式(III):
Figure 0005249336
を持つ(ただし、R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10環式アルキル基、置換されたC3〜C10環式アルキル基からなるグループの中からなされる)、特徴69の方法。
75.上記DIGRAが一般式(IV):
Figure 0005249336
を持つ、特徴69の方法。
76.(a)上昇した眼内圧、(b)網膜神経節の喪失、(c)その両方の治療、軽減、予防に用いられる別の治療薬または予防薬の有効量を上記対象に投与する操作をさらに含む、特徴36の方法。
77.(a)上昇した眼内圧、(b)網膜神経節の喪失、(c)その両方の治療、軽減、予防に用いられる別の治療薬または予防薬の有効量を上記対象に投与する操作をさらに含む、特徴38の方法。
78.(a)上昇した眼内圧、(b)網膜神経節の喪失、(c)その両方の治療、軽減、予防に用いられる別の治療薬または予防薬の有効量を上記対象に投与する操作をさらに含む、特徴39の方法。
79.上記別の治療薬または予防薬の選択が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ムスカリン性コリン作動性アゴニスト、カルボニックアンヒドラーゼ阻害剤、プロスタグランジン類似体、β-アドレナリン作動性アンタゴニスト、α-アドレナリン作動性アゴニスト、浸透剤、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中からなされる、特徴76の方法。
80.上記別の治療薬または予防薬の選択が、抗コリンエステラーゼ阻害剤、ムスカリン性コリン作動性アゴニスト、カルボニックアンヒドラーゼ阻害剤、プロスタグランジン類似体、β-アドレナリン作動性アンタゴニスト、α-アドレナリン作動性アゴニスト、浸透剤、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中からなされる、特徴77の方法。
本発明の特別な実施態様をこれまで説明してきたが、当業者には、添付の請求項に規定された本発明の精神と範囲を逸脱することなく、その実施態様に対して多くの等価物、変更、置換、バリエーションが可能であることがわかるであろう。

Claims (13)

  1. 解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)又はその薬理学的に許容可能な塩を、対象において緑内障濾過手術で生じる機能しない濾過胞、またはよく機能しない濾過胞、または故障した濾過胞の進行というリスクを小さくするのに有効な量含む組成物であって、上記DIGRAは一般式(I):
    Figure 0005249336
    (上式中、
    Aは、フッ素原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、メチル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなる群の中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3はトリフルオロメチル基を含んでいる)で示される化合物を含み、
    該組成物は、少なくとも1種類のTGF-βアイソフォームに対するアンタゴニストをさらに含み、そして
    該アンタゴニストは、TGF-β抗体、SB-431542、AP12009およびプロラクチンからなる群より選択される、組成物。
  2. 上記緑内障の選択が、原発開放隈角緑内障、原発閉塞隈角緑内障、続発開放隈角緑内障、続発閉塞隈角緑内障、色素性緑内障、血管新生緑内障、偽水晶体緑内障、悪性緑内障、ブドウ膜炎性緑内障、周辺虹彩前癒着に起因する緑内障、ならびにこれらの組み合わせからなる群の中からなされる、請求項1に記載の組成物。
  3. (a)解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)又はその薬理学的に許容可能な塩と;(b)TGF-β1とTGF-β2の少なくとも一方に対する抗体とを含む組成物であって、上記DIGRA又はその薬理学的に許容可能な塩と上記抗体が、対象において緑内障濾過手術で生じる機能しない濾過胞、またはよく機能しない濾過胞、または故障した濾過胞の進行というリスクを小さくするのに有効な量存在しており、そして上記DIGRAは一般式(IV):
    Figure 0005249336
    で示される、組成物。
  4. 対象における緑内障濾過手術に付随する補助的薬物治療のための医薬を製造するための、DIGRA又はその薬理学的に許容可能な塩の使用であって、上記DIGRA又はその薬理学的に許容可能な塩は、ヒトTenon線維芽細胞由来のTGF-βの産生を減らすか抑制する特性を有し、そして、上記補助的薬物治療の結果、上記対象において上記緑内障濾過手術で生じる濾過胞が機能を継続することとなる、使用であって、上記DIGRAが一般式(I):
    Figure 0005249336
    (上式中、
    Aは、フッ素原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、メチル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなる群の中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3はトリフルオロメチル基を含んでいる)で示される、使用。
  5. 上記TGF-βの産生が、IL-1β、IL-4、IL-6、IL-9、IL-11、IL-13、IL-17、TNF-α、TGF-α、MCP-1、GM-CSF、PDGF、β-FGF、CTGF、ならびにこれらの組み合わせからなる群の中から選ばれるケモカインまたはサイトカインによって刺激される、請求項4に記載の使用。
  6. 上記医薬が、TGF-βに対するアンタゴニストをさらに含む、請求項4に記載の使用。
  7. 上記医薬がNSAIDをさらに含む、請求項6に記載の使用。
  8. 上記医薬が、(a)眼内圧の上昇、または(b)網膜神経節細胞の喪失、または(c)その両方を治療、軽減または予防することができる他の治療薬または予防薬の有効量をさらに含み、上記治療薬または予防薬が、サリチル酸フィゾスチグミン、硝酸ピロカルピン、カルボニックアンヒドラーゼ阻害剤、プロスタグランジン類似体、β‐アドレナリン作動性アンタゴニスト、ムスカリン性コリン作動性剤およびアセチルコリンエステラーゼ阻害剤からなる群より選ばれる、請求項4に記載の使用。
  9. 対象における緑内障濾過手術に付随する補助的薬物治療のための医薬を製造するための、DIGRA又はその薬理学的に許容可能な塩の使用であって、上記治療は、上記対象において上記濾過手術後に濾過胞の機能の継続を提供し、そして上記DIGRAが、一般式(IV):
    Figure 0005249336
    で示される、使用。
  10. 対象における緑内障の進行を制御または阻止するための医薬を製造するための、DIGRA又はその薬理学的に許容可能な塩の使用であって、上記DIGRAが、一般式(IV):
    Figure 0005249336
    で示され、上記医薬は、緑内障濾過手術を受けた上記対象の目に投与され、そして濾過胞の機能が継続することにより上記進行が制御または阻止される、使用。
  11. 上記治療薬または予防薬がブリモニジンを含む、請求項8に記載の使用。
  12. 上記治療薬または予防薬がプロスタグランジン類似体を含む、請求項8に記載の使用。
  13. 上記治療薬または予防薬がチモロールを含む、請求項8に記載の使用。
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