JP5249267B2 - タイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧検出方法 - Google Patents
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Description
同図5に示されるように、監視制御装置14は、まず、上記スイッチ16をオン操作してダイオード15の整流作用を無効状態とした上で、送信用コイルアンテナ11に交流電流を送信することによって同送信用コイルアンテナ11から起動信号Ssを送信する。なおこのとき、監視制御装置14は、送信用コイルアンテナ11に供給する交流電流の大きさを適宜に調整することによって起動信号Ssを前輪W1,W2にのみ送信する。また、監視制御装置14は、起動信号Ssの送信を完了した後、スイッチ16をオフ操作することによってダイオード15の整流作用を有効状態とするとともに、送信用コイルアンテナ11に所定の交流電流を供給する。これにより、先の図2(a)に例示した半波整流された交流電流が送信用コイルアンテナ11に供給されて、図中に二点鎖線で示されるような磁界M1が形成される。なおこのとき、送信用コイルアンテナ11によって形成される磁界の強さは、電流に比例するため、図6に示すように、半波整流された電流と同じ経時変化となる。
すなわち、誘起電圧Uは、受信用コイルアンテナ25に交差する磁束Φの時間変化に応じて発生するため、正弦波を正側に半波整流した電流と同じ経時変化をする磁束に対しては余弦波の「0°〜180°」の範囲の電圧波形となる。このため、センサユニットU1,U2の受信用コイルアンテナ25には、それぞれ異なる誘起電圧Uが発生する。図7(a),(b)は、このような誘起電圧Uが発生したときの上記端子Pの電位の波形をセンサユニットU1,U2毎に示したものである。同図7(a)に示されるように、センサユニットU1の端子Pの電位は、「0[V]」を示す状態が継続した後に緩やかに増加し、その後に余弦波状に単調減少するといった波形を繰り返す。これに対し、図7(b)に示されるように、センサユニットU2の端子Pの電位は、「0[V]」を示す状態が継続した後に緩やかに減少し、その後に余弦波状に単調増加するといった波形を繰り返す。そこで上記センサ制御装置27は、端子Pの電位の波形に基づいて、センサユニットに付与されている磁束の向きを以下の(a1),(a2)に示すように判断するようにしている。
(1)相対的に向きが異なって且つ、経時的に大きさが変化する磁束B1〜B4を各車輪W1〜W4にそれぞれ付与するようにした。そして、センサユニットU1〜U4では、付与されている磁束の向きを検出するとともに、検出された磁束の向きの情報を応答信号Srに含めて送信するようにした。一方、監視装置10では、応答信号Srに含まれている磁束の向きの情報に基づいて、応答信号Srが右車輪W1,W3及び左車輪W2,W4のいずれのセンサユニットから送信されたかを判別するようにした。これにより、従来のシステムに搭載されているイニシエータ及びその配線系を省略してその構成を簡易なものとしつつも、右車輪W1,W3及び左車輪W2,W4のいずれのタイヤに異常が発生したかを判別することができるようになる。
・上記実施形態では、センサユニットU1〜U4に付与されている磁束の向きを上記(a1),(a2)に示した手法に基づいて判断するようにした。これに代えて、例えば以下の(b1),(b2)に示すように判断してもよい。
・上記実施形態では、ダイオード15を通じて半波整流された交流電流を送信用コイルアンテナ11に供給することによって、相対的に向きが異なって且つ、経時的に大きさが変化する磁束B1〜B4を各車輪W1〜W4にそれぞれ付与するようにした。これに代えて、例えば次のような構成を採用してもよい。まず、先の図1に対応する図として図13を示すように、上記ダイオード15に代えて双方向サイリスタ18を設ける。また、監視制御装置14は、双方向サイリスタ18のゲート端子に適宜のトリガ信号を入力してその整流機能を制御することによって、送信用コイルアンテナ11に供給される交流電流を制御する。これにより、送信用コイルアンテナ11によって形成される磁界M1,M2を所要に変化させて、センサユニットU1,U2の受信用コイルアンテナ25に発生する誘起電圧を例えば図14に示す波形となるようにそれぞれ変化させる。すなわち、図14(a)に示されるように、センサユニットU1の受信用コイルアンテナ25に発生する誘起電圧を正の範囲で変化させるのに対し、センサユニットU2の受信用コイルアンテナ25に発生する誘起電圧を負の範囲で変化させる。そして、センサユニットU1,U2に付与されている磁束の向きを以下の(c1),(c2)で示すように判断する。
・上記実施形態では、各車輪W1〜W4に付与される磁束B1〜B4の向きは一方向であったが、これらの磁束B1〜B4の向きを経時的に変化させてもよい。この場合、センサユニットU1〜U4では、例えば上記受信用コイルアンテナ25に発生する誘起電圧に基づいて、付与されている磁束の向きがバルブ22の突出方向からその逆の方向に変化したか、あるいはバルブ22の突出方向と逆の方向から突出方向に変化したかを検出する。そして、センサユニットU1〜U4は、検出された磁束の向きの情報を応答信号Srに含めて送信する。そして、監視制御装置14では、応答信号Srに含まれている磁束の向きの変化態様に基づいて、応答信号Srが右車輪W1,W3及び左車輪W2,W4のいずれのセンサユニットから送信されたかを判別する。このような方法であっても、応答信号Srが右車輪W1,W3及び左車輪W2,W4のいずれのセンサユニットから送信されたかを判別することが可能である。
Claims (9)
- 車両の各車輪に設けられてタイヤの空気圧を検出するとともに、検出された空気圧の情報を含む応答信号を無線送信するセンサユニットと、前記応答信号に含まれている空気圧の情報に基づいて各車輪のタイヤの空気圧を監視する監視装置とを備えるタイヤ空気圧監視システムにおいて、
前記各車輪のうちの右車輪及び左車輪に相対的に向きが異なって且つ、経時的に大きさが変化する磁束をそれぞれ付与する磁界を形成するための励磁コイルを備え、
前記センサユニットは、付与される磁束に応じて誘起電圧を発生する誘導コイルを有して、前記誘起電圧に基づいて当該センサユニットに付与されている磁束の向きを検出するとともに、同磁束の向きの情報を前記応答信号に含めて送信するものであり、
前記監視装置は、前記応答信号に含まれている前記磁束の向きの情報に基づいて同応答信号が前記右車輪及び左車輪のいずれのセンサユニットから送信されたかを判別する
ことを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。 - 前記監視装置は、前記励磁コイルの給電経路中に配設されて同励磁コイルに供給される交流電流を制御する電流制御手段を備え、前記励磁コイルに供給される交流電流を制御することによって前記磁界を変化させるとともに、同磁界の変化を通じて前記誘導コイルに発生する誘起電圧の波形が所定の波形となるように前記磁束を前記右車輪及び前記左車輪にそれぞれ付与し、前記センサユニットは、前記誘起電圧の波形が前記所定の波形であるか否かに基づいて前記磁束の向きを検出する
請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 前記監視装置は、前記センサユニットに前記応答信号を送信させる起動信号を送信するための送信用コイルアンテナを備えるものであって、前記励磁コイルとして、前記送信用コイルアンテナを流用する
請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 請求項2に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、
前記電流制御手段が、前記交流電流を半波整流するダイオードであって、
前記監視装置は、前記センサユニットに前記応答信号を送信させる起動信号を送信するための送信用コイルアンテナと、前記ダイオードに電気的に並列に接続されるとともに前記励磁コイルの給電経路を断続させるスイッチとを備えるものであって、前記励磁コイルとして、前記送信用コイルアンテナを流用するとともに、前記スイッチをオン/オフ操作することによって、前記送信用コイルアンテナから前記起動信号を送信する状態と、前記送信用コイルアンテナに前記半波整流された交流電流を供給する状態とを切り替える
ことを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。 - 前記センサユニットは、前記起動信号を受信するための受信用コイルアンテナを備えるものであって、前記誘導コイルとして、前記受信用コイルアンテナを流用する
請求項3又は4に記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 前記監視装置は、前記各車輪のうちの前輪及び後輪のいずれか一方に前記起動信号を送信するとともに、同起動信号の送信に基づき前記応答信号を受信したとき、受信した応答信号は前記前輪及び前記後輪のいずれか一方のセンサユニットから送信されたものであると判別する
請求項3〜5のいずれか一項に記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 前記センサユニットは、前記応答信号を送信する際に、予め登録されている固有の識別コードを前記応答信号に含めて送信するものであって、
前記監視装置は、前記応答信号が前記前輪及び前記後輪のいずれか一方のセンサユニットから送信されたか判別した際に、その判別結果に基づいて同応答信号に含まれている識別コードと前記前輪及び前記後輪のいずれか一方の位置とを対応させるかたちで記憶手段に記憶するとともに、前記前輪及び前記後輪のいずれか一方の車輪の位置と前記センサユニットの識別コードとを対応させるかたちで前記記憶手段に記憶した後、前記送信用コイルアンテナから前記起動信号を前記前輪及び前記後輪の双方に送信し、同起動信号の送信に基づき前記応答信号を受信したとき、同応答信号に含まれている識別コードと前記記憶手段に記憶されている識別コードとの比較を行うとともに、同応答信号に含まれている識別コードが前記記憶手段に記憶されている識別コードと一致しないことを条件に、同応答信号は前記前輪及び前記後輪のいずれか他方から送信されたものであると判別する
請求項6に記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 前記監視装置は、前記各車輪の全ての位置と前記センサユニットの識別コードとを対応させるかたちで前記記憶手段に記憶して以降は、前記応答信号に含まれている前記識別コードと前記記憶手段に記憶されている識別コードとの比較に基づき前記応答信号が前記各車輪のいずれのセンサユニットから送信されたかを判別する
請求項7に記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 車両の各車輪に装着されたタイヤの空気圧を検出するとともに、検出された空気圧の情報を含む応答信号を無線送信するセンサユニットを有し、前記応答信号に含まれている空気圧の情報に基づき各車輪のタイヤの空気圧を検出するタイヤ空気圧検出方法において、
前記各車輪のうちの右車輪及び左車輪に相対的に向きが異なって且つ、経時的に大きさが変化する磁束を付与する磁界を形成するための励磁コイルを備えるとともに、前記センサユニットは、付与される磁束に応じて誘起電圧を発生する誘導コイルを有するものであって、
該励磁コイルにより前記磁界を形成して前記右車輪及び前記左車輪に磁束を付与した際に、前記誘導コイルに発生する前記誘起電圧に基づいて前記センサユニットに付与されている磁束の向きを検出するとともに、検出された磁束の向きの情報を前記応答信号に含めて送信し、同応答信号に含まれている前記磁束の向きの情報に基づいて前記応答信号が前記右車輪及び前記左車輪のいずれのセンサユニットから送信されたかを判別する
ことを特徴とするタイヤ空気圧検出方法。
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