JP5247242B2 - 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法及び制御プログラムに関するものである。
近年、印刷装置において、印刷後に後処理部を用いて様々な仕上げ処理を実行できるものが増えてきた。
仕上げ処理としては、包み製本や中綴じ製本やステイプル等が代表的である。包み製本とは、本文となる印刷後の複数枚の用紙を表紙で包み、背面を糊付けして出力する仕上げ処理である。中綴じ製本とは、印刷後の複数枚の用紙を中綴じし、中綴じ位置で2つ折にして出力する仕上げ処理である。ステイプルとは、ソートされた出力用紙の束をステイプルで綴じる仕上げ処理である。
仕上げ処理の技術の向上に伴い、一度に多くの枚数の用紙を綴じることができるようになってきた。
仕上げ処理を行い、一度に多くの枚数の用紙が紙端の揃った状態で重なって出力された場合、静電気により用紙同士が互いに貼り付いてページがめくりにくくなってしまう場合がある。その原因の一つとして、紙の断面の一律化等が考えられる。紙の断面の一律化とは、用紙の紙端が断裁等により揃うことにより、指が紙間に入りにくくなるためページがめくりにくくなるものである。
この問題を解決するために、特許文献1には断面の一律化の対処方法が開示されている。特許文献1には、シートの一端をずらしたシート束に中綴じ処理や折り処理を施すことで、ページのめくりやすい冊子を作成するシート後処理装置付き画像形成装置が開示されている。
特開2004−93856
しかし、特許文献1に開示された方法では、用紙をずらして綴じてしまうため、本来意図した製本の体裁を得ることができなくなってしまう。また、裁断処理を行う場合、用紙をずらしてもその意味が無くなってしまう。さらに、包み製本処理を行う場合、背面を糊付けしなければならない為、用紙をずらすこと自体が不可能である。
そこで、用紙の紙をめくる位置に補助画像を印刷し、ページがめくり易い出力物を得ることが考えられる。補助画像とは、用紙を綴じたときに用紙がめくりやすくなるようにするために用紙に印刷する画像のことをいう。図20は、補助画像を印刷した印刷物を正面から見た図である。図20では、綴じられた用紙を指でめくる位置として、製本の綴じ位置の対辺の中央に補助画像が印刷されている。図21は、補助画像を印刷した印刷物を断面から見た図である。図20では、補助画像によって用紙の間に隙間が発生し、用紙をめくるときに指を掛け易くなっている。
しかし、補助画像の印刷位置は、印刷する度に毎回指定する必要があるため、設定が困難であった。
本発明は、補助画像の印刷位置を容易に設定することを目的とする。
本発明に係る印刷制御装置は、印刷データに基づき画像が印刷された用紙に対して綴じ処理を実行する際の用紙の綴じ位置を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された用紙の綴じ位置に基づき、前記印刷データに基づき印刷される画像とともに用紙に印刷される透明な記録材の印刷位置を設定する設定手段と、前記用紙をめくる際に指を掛け易くするために、前記設定手段により設定された印刷位置に前記透明な記録材を印刷するよう制御する印刷制御手段とを有することを特徴とする。
本発明により、補助画像の印刷位置を容易に設定することが可能となる。
発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、以下の説明において、補助画像とは、用紙を綴じたときに用紙がめくりやすくなるようにするための画像のことをいう。補助画像は、原則としてクリアトナーを用いて印刷するが(用紙に印刷される画像に影響を与えないようにするため)、その他の色材を用いて印刷してもかまわない。図20は、補助画像を印刷した印刷物を正面から見た図である。図20では、綴じられた用紙を指でめくる位置として、製本の綴じ位置の対辺の中央に補助画像が印刷されている。図21は、補助画像を印刷した印刷物を断面から見た図である。図20では、補助画像により用紙の間に隙間が発生するため、静電気による用紙同士の貼り付きが防止され、指を掛けて用紙をめくるときに用紙がめくり易くなっている。また、図20では、補助画像を印刷した部分の抵抗が大きくなるため、指との摩擦により用紙をめくるときに用紙がめくり易くなっている。
〔第1実施形態〕
第1実施形態では、PC側でジョブを送信する際に補助画像の印刷設定を行う。
図1は、第1実施形態に係るシステムの構成を示す図である。
101は、PCである。102は、プリンタである。103は、ネットワークである。PC101とプリンタ102は、ネットワーク103により接続され、画像データ等のデータの伝送が行われる。なお、PC101とプリンタ102の接続はローカル接続でもよい。
図2は、第1実施形態に係るPC101の構成を示すブロック図である。
201はCPUであり、RAM203に展開されたプログラムに基づき、PC101の各構成202〜207を制御する。202はROM(不揮発性記憶媒体)であり、CPU201が実行するブートプログラム等を記憶する。203はRAM(揮発性記憶媒体)であり、CPU201が実行するOSやアプリケーションのプログラム等がHDD204から展開される。204はHDD(不揮発性記憶媒体)であり、CPU201が実行するOSやアプリケーションのプログラム等を記憶する。205はディスプレイであり、PC101における各種情報等をユーザーに表示する。206はユーザーインターフェースであり、マウスやキーボードを用いて、PC101に対する各種入力等をユーザーから受け付ける。307はネットワークインターフェースであり、プリンタ102等の外部装置から画像データ等の入出力を行う。
図3は、第1実施形態に係るプリンタ102の構成を示すブロック図である。
301は制御部であり、プリンタ102の各構成302〜304を制御する。制御部301の詳細は、図4を用いて後述する。302は操作部であり、表示部と入力部とを有し、表示部によりユーザーにプリンタ102の操作画面を提供するとともに、入力部によりユーザーからプリンタ102に対する各種操作を受け付ける。303は読取部であり、原稿から画像データを読み取り、制御部301に入力する。304は印刷部であり、制御部301により画像処理を実行された画像データに基づいて、出力用紙に画像形成を実行する。305は綴じ処理部であり、印刷部304で印刷された複数枚の用紙に対しステイプル等を用いて綴じ処理を実行する。なお、綴じ処理部305は、プリンタ102に着脱可能な別の装置であってもよい。また、綴じ処理部305は、プリンタ102になく、オフラインで閉じ処理を実行してもよい。
図4は、第1実施形態に係る制御部301の詳細を示すブロック図である。
401はCPUであり、RAM403に展開されたプログラムに基づき、プリンタ102の各構成302〜304やプリンタ制御部301の各構成402〜407を制御する。402はROM(不揮発性記憶媒体)であり、CPU401が実行するブートプログラム等を記憶する。403はRAM(揮発性記憶媒体)であり、CPU401が実行するOSやアプリケーションのプログラム等がHDD404から展開される。404はHDD(不揮発性記憶媒体)であり、CPU401が実行するOSやアプリケーションのプログラム等を記憶する。405はイメージプロセッサであり、イメージメモリ406に記憶された画像データに対して各種画像処理を実行する。406はイメージメモリ(揮発性記憶媒体)であり、読取部303やネットワークインターフェース407から入力された画像データを一時的に保持する。407はネットワークインターフェースであり、PC101等の外部装置から画像データ等の入出力を行う。
図5は、第1実施形態に係るプリンタ102の構成を示す断面図である。図5は、プリンタ102の構成のうち特に読取部303と印刷部304の構成を示している。
読取部303は、鏡面圧板501、原稿台ガラス502、ランプ503、ミラー504、505、506、レンズ507、3ラインのCCD508、データ処理部509を備える。
ランプ503は、原稿台ガラス502の上の原稿510に光を照射する。ミラー504、505、506は、原稿510から反射された光をレンズ507に導く。レンズ507は、ミラー506から受けた光をCCD508上に結像する。CCD508は、結像された像の明暗を電荷の量に光電変換し、それを順次読み出して電気信号に変換し、データ処理部509に出力する。CCD508が出力する電気信号は、赤(R;Red)、緑(G;Green)、青(B;Blue)の3色に分解されたRGB信号である。
ランプ503とミラー504は、速度vでCCD508の主走査(電気的走査)方向に対して垂直方向に機械的に動き、ミラー505とミラー506は、速度1/2vで同様に動く。これによって、CCD508は、原稿全面を副走査する。原稿510は、読み取られ、読み取られた画像信号(RGB信号)のデータは、原稿1ページ分の単位でデータ処理部509内部のメモリに格納される。
データ処理部509は、メモリに格納した画像信号(RGB信号)のデータを画素単位に処理する。具体的には、データ処理部509は、画素データをシアン(C;Cyan)、マゼンタ(M;Magenta)、イエロー(Y;Yellow)、ブラック(K;blacK)の色成分に変換し、印刷部304に出力する。また、データ処理部509は、透明(CL;Clear)の色成分を画素単位で生成し、印刷部304に出力する。すなわち、データ処理部509は、C、M、Y、K、CLの色成分からなる画像信号を印刷部304に出力する。
印刷部304は、レーザードライバ512、半導体レーザー513、ポリゴンミラー514、f−θレンズ515、ミラー516、感光ドラム517、回転現像器518を備える。回転現像器518は、マゼンタ現像部519、シアン現像部520、イエロー現像部521、ブラック現像部522、クリア(透明)現像部523を備える。さらに、印刷部304は、転写ドラム524、用紙カセット525、526、定着ユニット527を備える。
レーザードライバ512は、C、M、Y、K、CLの色成分からなる画像信号を受け取り、その画像信号に応じて半導体レーザー513を変調駆動する。
半導体レーザー513が発するレーザー光は、ポリゴンミラー514、f−θレンズ515、ミラー516を介し、感光ドラム517上を走査する。これにより、感光ドラム517には、静電潜像が形成される。
回転現像器518は、マゼンタ現像部519、シアン現像部520、イエロー現像部521、ブラック現像部522、クリア(透明)現像部523を備える。各現像部は、交互に感光ドラム517に接し、感光ドラム517上に形成された静電潜像を現像する。なお、本実施形態ではC、M、Y、K、CLを1つの1つのドラムで構成しているが、それぞれの色ごとに別々の専用のドラムで構成してもよい。
転写ドラム524は、用紙カセット525、526から供給される用紙を巻き付け、現像された静電潜像を用紙に転写する。C、M、Y、K、CLの5色のトナーが順次用紙に転写された後、定着ユニット527は、転写されたトナーを用紙に定着させる。その後、用紙は、排紙される。
図6は、第1実施形態に係るPC101の動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される動作は、CPU201がHDD204に格納されたプログラムをRAM203に読み出し実行することにより実現される。
まず、印刷データを生成する(S101)。印刷データは、HDD204に記憶されたアプリケーションソフトをCPU201がRAM203に読み出し実行するよって生成する。このアプリケーションソフトとしては、例えば、文書作成ソフトや、表計算ソフトや、プレゼンテーションソフトや、描画ソフト等が考えられる。次に、S101で生成した印刷データについて、印刷設定の入力をユーザーから受け付ける(S102)。この印刷設定は、図9に示すUI画面をディスプレイ205に表示し、ユーザーインターフェース206を用いてユーザーから入力を受け付けることによって実行する。図9に示すUI画面では、通常の印刷設定(製本の種類・綴じ位置・印刷向き・開き方等)とともに、補助画像の印刷を実行するか否かを設定することができる。製本の種類としては、包み製本・中綴じ製本・ステイプル等が選択可能に表示される。とじ位置としては、製本の種類が包み製本や中綴じ製本の場合は右側・左側・上側・下側等、製本の種類がステイプルの場合は左上・右上・左下・右下等が選択可能に表示される。印刷向きとしては、縦・縦等が選択可能に表示される。開き方としては、右開き・左開き・上開き・下開き等が選択可能に表示される。次に、S101で生成した印刷データについて、補助画像の印刷を実行するか否かを判断する(S103)。この判断は、S102で補助画像の印刷を実行する設定が設定されたか否かにより判断する。S103で補助画像の印刷を実行すると判断された場合、S104に移行する。S103で補助画像の印刷を実行しないと判断された場合、S107に移行する。
次に、S101で生成した印刷データについて、補助画像の印刷設定の入力をユーザーから受け付ける(S104)。この補助画像の印刷設定の詳細は、図7を用いて後述する。次に、S104で受け付けた補助画像の印刷設定に基づき、補助画像の画像データを生成する(S105)。次に、S101で生成した印刷データとS105で生成した補助画像の画像データを合成する(S106)。合成において、S203で補助画像の色が透明に指定された場合、透明色の部分は、通常のCMYKのトナーではなく、クリアトナーを用いて印刷することを示す情報を付加する。次に、S106で合成した印刷データとS102で受け付けた印刷設定を、印刷ジョブとしてプリンタ102に送信する(S107)。
図7は、第1実施形態に係る補助画像の印刷設定S104の詳細を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される動作は、CPU201がHDD204に格納されたプログラムをRAM203に読み出し実行することにより実現される。また、この補助画像の印刷設定は、図10〜図12に示すUI画面をディスプレイ205に表示し、ユーザーインターフェース206を用いてユーザーから入力を受け付けることによって実行する。
まず、補助画像の印刷を実行する印刷面の設定の入力をユーザーから受け付ける(S201)。図10は、S201でディスプレイ205に表示されるUI画面の一例である。図10では、補助画像の印刷を実行する印刷面を、両面・表面・裏面を示すアイコンから選択することが可能である。
次に、補助画像の印刷を実行する印刷位置の設定の入力をユーザーから受け付ける(S202)。図11は、S202でディスプレイ205に表示されるUI画面の一例である。図11では、補助画像の印刷を実行する印刷位置を、上・下・左・右左上・右上・左下・右下を示すアイコンから選択することが可能である。これらのアイコンは、常に全て選択可能に表示してもよいが、印刷設定に応じて印刷位置の候補を決定し、決定した印刷位置の候補を示すアイコンのみを選択可能に表示してもよい。このとき、決定した印刷位置の候補を示すアイコンの他のアイコンはグレーアウト等により選択不可能に表示する。印刷設定に応じて補助印刷の印刷位置の候補を決定する方法は、図19を用いて後述する。
図19は、第1実施形態に係る補助画像の印刷位置の設定S202において印刷設定に応じて補助印刷の印刷位置の候補を決定する方法を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される動作は、CPU201がHDD204に格納されたプログラムをRAM203に読み出し実行することにより実現される。
まず、S102で設定された印刷設定を解析する(S801)。
次に、S801で解析した印刷設定において製本の種類が包み製本に設定されているか否かを判断する(S802)。S802で製本の種類が包み製本に設定されていると判断された場合、S803に移行する。S802で製本の種類が包み製本に設定されていないと判断された場合、S804に移行する。
S802で製本の種類が包み製本に設定されていると判断された場合、S801で解析した印刷設定における綴じ位置の対辺の中央と上と下の部分を補助画像の印刷位置の候補として決定する(S803)。つまり、特定の辺が用紙の綴じ位置として入力された場合、用紙の綴じ位置の対辺の上と下と中央の部分とから少なくとも1つ以上を補助画像の印刷位置の候補として決定することになる。こうすると、例えば、綴じ位置が左である場合、図11では、右と右上と右下とが補助画像の印刷位置の候補として決定される。
S802で製本の種類が包み製本に設定されていないと判断された場合、S801で解析した印刷設定において製本の種類が中綴じ製本に設定されているか否かを判断する(S804)。S804で製本の種類が中綴じ製本に設定されていると判断された場合、S805に移行する。S804で製本の種類が中綴じ製本に設定されていないと判断された場合、S806に移行する。
S804で製本の種類が中綴じ製本に設定されていると判断された場合、S801で解析した印刷設定における綴じ位置の対辺の中央と上と下の部分を補助画像の印刷位置の候補として決定する(S805)。つまり、特定の辺が用紙の綴じ位置として入力された場合、用紙の綴じ位置の対辺の上と下と中央の部分とから少なくとも1つ以上を補助画像の印刷位置の候補として決定することになる。こうすると、例えば図11では、綴じ位置が左である場合、右と右上と右下とが補助画像の印刷位置の候補として決定される。
S804で製本の種類が中綴じ製本に設定されていないと判断された場合、S801で解析した印刷設定において製本の種類がステイプルに設定されているか否かを判断する(S806)。S806で製本の種類がステイプルに設定されていると判断された場合、S807に移行する。S806で製本の種類がステイプルに設定されていないと判断された場合、S808に移行する。
S806で製本の種類がステイプルに設定されていると判断された場合、S801で解析した印刷設定における綴じ位置の対角の頂点と対角を形成する縦の辺の中央と横の辺の中央とを補助画像の印刷位置の候補として決定する(S807)。つまり、特定の頂点が用紙の綴じ位置として入力された場合、用紙の綴じ位置の対角の頂点と用紙の綴じ位置の対角を形成する辺の中央の部分とから少なくとも1つ以上を補助画像の印刷位置の候補として決定することになる。こうすると、例えば図11では、綴じ位置が左上である場合、右下と右と下とが補助画像の印刷位置の候補として決定される。
S806で製本の種類がステイプルに設定されていないと判断された場合、全ての位置を補助画像の印刷位置の候補として決定する(S808)。こうすると、例えば図11では、上と下と左と右と左上と右上と左下と右下とが補助画像の印刷位置の候補として決定される。
次に、補助画像の印刷を実行する印刷模様の設定の入力をユーザーから受け付ける(S203)。図12は、S203でディスプレイ205に表示されるUI画面の一例である。図12では、模様の種類・模様のサイズ・模様の間隔・模様の色を選択することができる。模様の種類としては、例えば、水玉・ストライプ等がある。模様のサイズや模様の間隔としては、例えば、大・中・小などがある。模様の色としては、例えば、黒・透明等がある。模様の色として透明を選択した場合、補助画像の印刷はクリアトナーを用いて実行される。
図8は、第1実施形態に係るプリンタ102の動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される動作は、CPU401がHDD404に格納されたプログラムをRAM403に読み出し実行することにより実現される。
まず、S106で合成した印刷データとS102で受け付けた印刷設定を、印刷ジョブとしてPC101から受信する(S301)。次に、印刷部304により、S301で受信した印刷設定に基づき、S301で受信した印刷データを印刷する(S302)。印刷において、S106で付加された情報により、S203で補助画像の色が透明に指定された場合、透明色の部分は、通常のCMYKのトナーではなく、クリアトナーを用いて印刷する。次に、綴じ処理部305により、S102で設定された印刷設定に基づき、S302で印刷された用紙に対して綴じ処理を実行する(S303)。綴じ処理は、プリンタ102ではなく、他の装置で実行してもよい。
なお、補助画像の印刷は、印刷画像に影響を与えないため、クリアトナーを用いて実行することが好ましいが、通常の印刷に用いる色(CMYK)を用いて実行してもよい。また、用紙の全面にクリアトナーを印刷する場合、補助画像の印刷は実行しないこととしてもよい。
第1実施形態において、S104は、PC101側で実行することとしたが、プリンタ102側で実行することとしてもよい。
第1実施形態により、補助画像の印刷位置を容易に設定することが可能となる。
また、第1実施形態により、プリンタ側では補助画像の印刷設定を行わずに補助画像の印刷を実行することが可能となる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態では、プリンタ側で予め補助画像の印刷設定を登録しておき、プリンタは、補助画像の印刷設定に含まれる印刷条件に一致するジョブが入力された場合、補助画像の印刷設定に基づき補助画像の印刷を実行する。
第2実施形態に係る装置の構成等を示す図は、図1〜図5を用いて前述した第1実施形態のものと同様であるため、説明を省略する。
図13は、第2実施形態に係るPC101の動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される動作は、CPU201がHDD204に格納されたプログラムをRAM203に読み出し実行することにより実現される。
まず、印刷データを生成する(S401)。印刷データは、HDD204に記憶されたアプリケーションソフトをCPU201がRAM203に読み出し実行するよって生成する。このアプリケーションソフトとしては、例えば、文書作成ソフトや、表計算ソフトや、プレゼンテーションソフトや、描画ソフト等が考えられる。次に、S101で生成した印刷データについて、印刷設定の入力をユーザーから受け付ける(S402)。この印刷設定は、図9に示すUI画面をディスプレイ205に表示し、ユーザーインターフェース206を用いてユーザーから入力を受け付けることによって実行する。図9に示すUI画面では、通常の印刷設定(製本の種類・印刷向き・開き方等)とともに、補助画像の印刷を実行するか否かを設定することができる。次に、S401で生成した印刷データとS402で受け付けた印刷設定を、印刷ジョブとしてプリンタ102に送信する(S403)。
図14は、第2実施形態に係るプリンタ102の動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される動作は、CPU401がHDD404に格納されたプログラムをRAM403に読み出し実行することにより実現される。
まず、S501で受信する印刷データについて、補助画像の印刷設定の入力をユーザーから受け付ける(S501)。この補助画像の印刷設定の詳細は、図15を用いて後述する。なお、補助画像の印刷設定が既に入力済の場合、S501は省略してもかまわない。次に、S401で生成した印刷データとS402で受け付けた印刷設定を、印刷ジョブとしてPC101から受信する(S502)。次に、S502で受信した印刷データについて、補助画像の印刷を実行するか否かを判断する(S503)。この判断は、プリンタ102で予め補助画像の印刷の実行を有効とする設定が設定されていたか否かにより判断する。S503で補助画像の印刷を実行すると判断された場合、S504に移行する。S503で補助画像の印刷を実行しないと判断された場合、S512に移行する。
次に、S502で受信した印刷設定を解析する(S504)。次に、S501で設定した補助画像の印刷設定を確認する(S505)。次に、S504で解析した印刷設定と一致する印刷条件を持つ補助画像の印刷設定がS505で確認した補助画像の印刷設定の中に存在するか否かを判断する(S506)。S506で、S504で解析した印刷設定と一致する印刷条件を持つ補助画像の印刷設定がS505で確認した補助画像の印刷設定の中に存在すると判断された場合、S507に移行する。S506で、S504で解析した印刷設定と一致する印刷条件を持つ補助画像の印刷設定がS505で確認した補助画像の印刷設定の中に存在しないと判断された場合、S512に移行する。
次に、S505で確認した補助画像の印刷設定の中で、S504で解析した印刷設定と一致する印刷条件を持つ補助画像の印刷設定を、使用する補助画像の印刷設定として決定する(S507)。つまり、登録された補助画像の印刷位置の中から、決定された用紙の綴じ位置に対応づいた補助画像の印刷位置を選択することになる。次に、S502で受信した印刷データを解析する(S508)。次に、S508で解析した印刷データのページ数がS507で使用する補助画像の印刷設定として決定した補助画像の印刷設定の印刷実行枚数以上であるか否かを判断する(S509)。つまり、印刷が実行される用紙の枚数が所定の枚数以上であるか否かを判断する。S509で、S508で解析した印刷データのページ数がS507で使用する補助画像の印刷設定として決定した補助画像の印刷設定の印刷実行枚数以上であると判断された場合、S510に移行する。S509で、S508で解析した印刷データのページ数がS507で使用する補助画像の印刷設定として決定した補助画像の印刷設定の印刷実行枚数以上でないと判断された場合、S512に移行する。
次に、S507で使用する補助画像の印刷設定として決定した補助画像の印刷設定に基づき、補助画像の画像データを生成する(S510)。次に、S502で受信した印刷データとS510で生成した補助画像の画像データとを合成する(S511)。合成において、S605で補助画像の色が透明に指定された場合、透明色の部分は、通常のCMYKのトナーではなく、クリアトナーを用いて印刷することを示す情報を付加する。次に、印刷部304により、S502で受信した印刷設定に基づき、S511で合成した印刷データを印刷する(S512)。印刷において、S511で付加された情報により、S605で補助画像の色が透明に指定された場合、透明色の部分は、通常のCMYKのトナーではなく、クリアトナーを用いて印刷する。次に、綴じ処理部305により、S402で設定された印刷設定に基づき、S512で印刷された用紙に対して綴じ処理を実行する(S513)。綴じ処理は、プリンタ102ではなく、他の装置で実行してもよい。
図15は、第2実施形態に係る補助画像の印刷設定S501の詳細を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される動作は、CPU401がHDD404に格納されたプログラムをRAM403に読み出し実行することにより実現される。また、この補助画像の印刷設定は、図10〜図12に示すUI画面を操作部302の表示部に表示し、操作部302の入力部を用いてユーザーから入力を受け付けることによって実行する。
まず、補助画像の印刷を実行するための印刷条件の入力を受け付ける(S601)。印刷条件とは、それに合致する印刷設定を持つ印刷ジョブが入力された場合に補助画像の印刷を実行するという条件である。印刷条件としては、製本の種類・印刷向き・開き方等を設定することが可能である。
次に、補助画像の印刷を実行するための印刷実行枚数の入力を受け付ける(S602)。印刷実行枚数とは、それ以上のページの印刷データを持つ印刷ジョブが入力された場合に補助画像の印刷を実行するという条件である。印刷実行としては、10ページ等の具体的な数値を設定することが可能である。
S603〜S605は、図7を用いて前述した第1実施形態のS201〜S203とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。なお、S601では図19のフローチャートを適用してもよい。
図16は、第2実施形態に係る補助画像の印刷設定S501により設定された補助画像の印刷設定の一覧を示す表である。S601〜S605で入力された補助画像の印刷設定は、図16に示す形式で、HDD404に記憶される。つまり、用紙の綴じ位置と補助画像の印刷位置とが対応づけて登録されることになる。S601〜S605の入力を複数回実行することにより、図16に示すように、補助画像の印刷設定を複数個記憶することができる。
なお、補助画像の印刷はクリアトナーを用いて実行することを原則とするが、通常の印刷に用いる色(CMYK)を用いて実行してもよい。また、用紙の全面にクリアトナーを印刷する場合、補助画像の印刷は実行しないこととしてもよい。
第2実施形態において、S101及びS503〜S511は、プリンタ102側で実行することとしたが、PC101側で実行することとしてもよい。
第2実施形態により、補助画像の印刷位置を容易に設定することが可能となる。
また、第2実施形態により、PC側では補助画像の印刷設定を行わずに補助画像の印刷を実行することが可能となる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態では、プリンタ側で補助画像の印刷位置を自動で決定する。
第3実施形態に係る装置の構成等を示す図は、図1〜図5を用いて前述した第1実施形態のものと同様であるため、説明を省略する。
第3実施形態に係る装置の動作等を示す図は、図13〜図15を用いて前述した第2実施形態のものと同様であるため、説明を省略する。ただし、第3実施形態では、S510で補助画像の画像データを生成する際に補助画像の印刷位置を自動で決定するため、S604で補助画像の印刷位置の設定を受け付ける必要がない。
図17は、第3実施形態に係る補助画像の画像データ生成S510における補助画像の印刷位置の自動設定を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される動作は、CPU401がHDD404に格納されたプログラムをRAM403に読み出し実行することにより実現される。
まず、印刷ジョブに含まれる印刷設定を解析する(S701)。
次に、S701で解析した印刷設定において製本の種類が包み製本に設定されているか否かを判断する(S702)。S702で製本の種類が包み製本に設定されていると判断された場合、S703に移行する。S702で製本の種類が包み製本に設定されていないと判断された場合、S704に移行する。
S702で製本の種類が包み製本に設定されていると判断された場合、補助画像の印刷位置をS701で解析した印刷設定における綴じ位置の対辺中央に設定する(S703)。
S702で製本の種類が包み製本に設定されていないと判断された場合、S701で解析した印刷設定において製本の種類が中綴じ製本に設定されているか否かを判断する(S704)。S704で製本の種類が中綴じ製本に設定されていると判断された場合、S705に移行する。S704で製本の種類が中綴じ製本に設定されていないと判断された場合、S708に移行する。
S704で製本の種類が中綴じ製本に設定されていると判断された場合、印刷データがNページ未満であるか否かを判断する(S705)。なお、Nの値はデフォルトで決定されており、ユーザーはNの値を必要に応じて変更することができるものとする。S705で印刷データがNページ未満であると判断された場合、補助画像の印刷位置をS701で解析した印刷設定における綴じ位置の対辺下方に設定する(S706)。S705で印刷データがNページ以上であると判断された場合、補助画像の印刷位置をS701で解析した印刷設定における綴じ位置の対辺中央に設定する(S707)。
S704で製本の種類が中綴じ製本に設定されていないと判断された場合、S701で解析した印刷設定において製本の種類がステイプルに設定されているか否かを判断する(S708)。S708で製本の種類がステイプルに設定されていると判断された場合、S709に移行する。S708で製本の種類がステイプルに設定されていないと判断された場合、S710に移行する。
S708で製本の種類がステイプルでステイプル位置が用紙の角に設定されていると判断された場合、補助画像の印刷位置をS701で解析した印刷設定における綴じ位置の対角に設定する(S709)。
S708で製本の種類がステイプルに設定されていないと判断された場合、補助画像の印刷を実行しないよう設定する(S710)。
図18は、第3実施形態に係る補助画像の画像データ生成S510における補助画像の印刷位置の自動設定を実行した結果の一覧を示す表である。図18には、製本で綴じ位置が左側(ステイプルで綴じ位置が左上)の場合と、製本で綴じ位置が右側(ステイプルで綴じ位置が右上)の場合とが記載されている。
製本種類が包み製本の場合、補助画像の印刷位置は、印刷設定における綴じ位置の対辺中央となる。つまり、印刷設定における綴じ位置が左側の場合に補助画像の印刷位置は右側となり、印刷設定における綴じ位置が右側の場合に補助画像の印刷位置は左側となる。
製本種類が中綴じ製本で印刷データのページ数がNページ未満の場合、補助画像の印刷位置は、印刷設定における綴じ位置の対辺下方となる。つまり、印刷設定における綴じ位置が左側の場合に補助画像の印刷位置は右下となり、印刷設定における綴じ位置が右側の場合に補助画像の印刷位置は左下となる。
製本種類が中綴じ製本で印刷データのページ数がNページ以上の場合、補助画像の印刷位置は、印刷設定における綴じ位置の対辺中央となる。つまり、印刷設定における綴じ位置が左側の場合に補助画像の印刷位置は右側となり、印刷設定における綴じ位置が右側の場合に補助画像の印刷位置は左側となる。
製本種類がステイプルの場合、補助画像の印刷位置は、印刷設定における綴じ位置の対角となる。つまり、印刷設定における綴じ位置が左上の場合に補助画像の印刷位置は右下となり、印刷設定における綴じ位置が右上の場合に補助画像の印刷位置は左下となる。
第3実施形態により、補助画像の印刷位置を容易に設定することが可能となる。
また、第3実施形態により、予め補助画像の印刷設定として補助画像の印刷位置を設定しなくても補助画像の印刷を実行することが可能となる。
〔他の実施形態〕
なお、本発明の目的は、前述したシステムまたは装置が記憶媒体から前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラム及びプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、メモリカード等を用いることができる。
また、プログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、プログラムがコンピュータに接続された機能拡張ユニット等に備わるメモリに書き込まれた後、その機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
第1実施形態に係るシステムの構成を示す図 第1実施形態に係るPC101の構成を示すブロック図 第1実施形態に係るプリンタ102の構成を示すブロック図 第1実施形態に係る制御部301の詳細を示すブロック図 第1実施形態に係るプリンタ102の構成を示す断面図 第1実施形態に係るPC101の動作を示すフローチャート 第1実施形態に係る補助画像の印刷設定S104の詳細を示すフローチャート 第1実施形態に係るプリンタ102の動作を示すフローチャート 第1実施形態に係る印刷設定S102において表示されるUI画面の一例 第1実施形態に係る印刷面の設定S201において表示されるUI画面の一例 第1実施形態に係る印刷位置の設定S202において表示されるUI画面の一例 第1実施形態に係る印刷模様の設定S203において表示されるUI画面の一例 第2実施形態に係るPC101の動作を示すフローチャート 第2実施形態に係るプリンタ102の動作を示すフローチャート 第2実施形態に係る補助画像の印刷設定S501の詳細を示すフローチャート 第2実施形態に係る補助画像の印刷設定S501により設定された補助画像の印刷設定の一覧を示す表 第3実施形態に係る補助画像の画像データ生成S510における補助画像の印刷位置の自動設定を示すフローチャート 第3実施形態に係る補助画像の画像データ生成S510における補助画像の印刷位置の自動設定を実行した結果の一覧を示す表 第1実施形態に係る補助画像の印刷位置の設定S202において印刷設定に応じて補助印刷の印刷位置の候補を決定する方法を示すフローチャート 補助画像を印刷した印刷物を正面から見た図 補助画像を印刷した印刷物を断面から見た図
符号の説明
101 PC
102 プリンタ
103 ネットワーク
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 HDD
205 ディスプレイ
206 ユーザーインターフェース
207 ネットワークインターフェース
301 制御部
302 操作部
303 読取部
304 印刷部
305 綴じ処理部
401 CPU
402 ROM
403 RAM
404 HDD
405 イメージプロセッサ
406 イメージメモリ
407 ネットワークインターフェース
501 レーザードライバ
502 半導体レ−ザー
503 レーザー光
504 回転多面鏡
505 感光ドラム
506 現像ユニット
507 定着ユニット
508 用紙カセット
509 給紙ローラー
510 搬送ローラー
511 排紙段

Claims (13)

  1. 印刷データに基づき画像が印刷された用紙に対して綴じ処理を実行する際の用紙の綴じ位置を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された用紙の綴じ位置に基づき、前記印刷データに基づき印刷される画像とともに用紙に印刷される透明な記録材の印刷位置を設定する設定手段と、
    前記用紙をめくる際に指を掛け易くするために、前記設定手段により設定された印刷位置に前記透明な記録材を印刷するよう制御する印刷制御手段とを有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記入力手段により入力された用紙の綴じ位置に基づき、前記透明な記録材の印刷位置の候補を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された透明な記録材の印刷位置の候補の中から、前記透明な記録材の印刷位置を選択する選択手段とを更に有し、
    前記設定手段は、前記選択手段により選択された透明な記録材の印刷位置を前記透明な記録材の印刷位置として設定することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記決定手段は、前記用紙の綴じ位置とは異なる位置のうち少なくとも1つ以上を前記透明な記録材の印刷位置の候補として決定することを特徴とする請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記決定手段は、前記入力手段により特定の辺が用紙の綴じ位置として入力された場合、該用紙の綴じ位置の対辺の上と下と中央の部分とから少なくとも1つ以上を前記透明な記録材の印刷位置の候補として決定することを特徴とする請求項3に記載の印刷制御装置。
  5. 前記決定手段は、前記入力手段により特定の頂点が用紙の綴じ位置として入力された場合、該用紙の綴じ位置の対角の頂点と該用紙の綴じ位置の対角を形成する辺の中央の部分とから少なくとも1つ以上を前記透明な記録材の印刷位置の候補として決定することを特徴とする請求項3に記載の印刷制御装置。
  6. 前記印刷データを生成する生成手段と、
    データを送信する送信手段とを有し、
    前記印刷制御手段は、前記生成手段により生成された印刷データと、前記入力手段により入力された用紙の綴じ位置を示すデータと、前記選択手段により選択された補助印刷の印刷位置を示すデータとを印刷装置に送信するよう前記送信手段を制御することを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の印刷制御装置。
  7. 前記印刷データを生成する生成手段と、
    記透明な記録材を作成する作成手段と、
    前記選択手段により選択された透明な記録材の印刷位置に基づき、前記印刷データに前記透明な記録材のデータを合成する合成手段と、
    データを送信する送信手段とを有し、
    前記印刷制御手段は、前記合成手段により合成された印刷データと、前記入力手段により入力された用紙の綴じ位置を示すデータとを印刷装置に送信するよう前記送信手段を制御することを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の印刷制御装置。
  8. 前記印刷データを受信する受信手段と、
    記透明な記録材を作成する作成手段と、
    画像を印刷する印刷手段とを有し、
    前記印刷制御手段は、前記印刷データに基づき用紙に画像を印刷するとともに、前記選択手段により選択された透明な記録材の印刷位置に基づき、該用紙に前記透明な記録材を印刷するよう前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の印刷制御装置。
  9. 前記入力手段により入力された用紙の綴じ位置に基づき、前記印刷手段により印刷が実行された用紙に対する綴じ処理の実行を制御する綴じ制御手段を有することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
  10. 前記綴じ制御手段の制御により、前記印刷手段により印刷が実行された用紙に対して綴じ処理を実行する綴じ手段を有することを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
  11. 前記印刷制御手段は、前記印刷データに基づき印刷が実行される用紙の枚数が所定の枚数より小さい場合、前記透明な記録材の印刷を実行しないよう制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。
  12. 印刷制御装置を制御するための制御方法であって、
    印刷データに基づき画像が印刷された用紙に対して綴じ処理を実行する際の用紙の綴じ位置を入力する入力工程と、
    前記入力工程により入力された用紙の綴じ位置に基づき、前記印刷データに基づき印刷される画像とともに用紙に印刷される透明な記録材の印刷位置を設定する設定工程と、
    前記用紙をめくる際に指を掛け易くするために、前記設定工程により設定された印刷位置に前記透明な記録材を印刷するよう制御する印刷制御工程とを有することを特徴とする制御方法。
  13. 印刷制御装置に、
    印刷データに基づき画像が印刷された用紙に対して綴じ処理を実行する際の用紙の綴じ位置を入力する入力ステップと、
    前記入力ステップにより入力された用紙の綴じ位置に基づき、前記印刷データに基づき印刷される画像とともに用紙に印刷される透明な記録材の印刷位置を設定する設定ステップと、
    前記用紙をめくる際に指を掛け易くするために、前記設定ステップにより設定された印刷位置に前記透明な記録材を印刷するよう制御する印刷制御ステップとを実行させるための制御プログラム。
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