JP5246713B2 - 耳かけ型補聴器 - Google Patents

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Description

本発明は、補聴器本体に設けたイヤホンの出力音を外耳道へ導く音導チューブとイヤチップを備えた耳かけ型補聴器に関する。
イヤチップには、使用者の外耳道の形状に合わせるカスタムイヤチップがあり、また外耳道内から外部への音漏れを減らす密閉型と、こもり感などが生じないように開放して使用する開放型がある。
このようなイヤチップに音導チューブを連結するためのコネクタを用意し、コネクタ及び音導チューブには夫々スナップ嵌め係合手段及び相互回転方向規定手段が備えられている耳かけ型補聴器が開示されている(例えば、特許文献1参照)。そして、コネクタ(ペグ)なる部品を取り付けた音導チューブとイヤチップの連結は容易になる。
特表2009−500926号公報
しかし、特許文献1に記載の発明においては、音導チューブにコネクタが必要となるため、コネクタ成形用の金型が必要になると共に、部品管理や音導チューブへのコネクタ取付作業などが増える。
また、コネクタ及び音導チューブはスナップ嵌め係合手段及び相互回転方向規定手段を備えているので、音導チューブのコネクタとイヤチップを連結すると、これらの位置には自由度がなくなる。そのため、使用者が補聴器を装着したときには、一義的に位置関係が定まるように煩雑な調整をしなければならない。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成で音導チューブとイヤチップを容易に連結することができる耳かけ型補聴器を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく本発明は、補聴器本体に設けたイヤホンの出力音を外耳道へ導く音導チューブとイヤチップを備えた耳かけ型補聴器において、前記音導チューブの片側端部に鍔部を設け、前記イヤチップに前記音導チューブを挿通する貫通孔と、この貫通孔が外耳道に臨む開口部に前記鍔部が係合する凹部を設け、この凹部内に前記鍔部を遊嵌させる留め手段を設けるものである。
前記音導チューブの外形、前記貫通孔、前記鍔部の外縁及び前記凹部を円形形状にすることができる。また、前記留め手段を前記凹部に嵌合する留め部材又は前記凹部の壁面に突設した凸部とすることができる。前記留め部材を耳垢チップとすることもできる。更に、前記鍔部の外縁の形状と前記凹部の壁面がなす形状を夫々略小判型形状にすることができる。
本発明によれば、簡易な部品の構成で音導チューブとイヤチップを容易に連結することができる。また、交換が必須の音導チューブとイヤチップの交換コストが低減される。
また、音導チューブの外形、貫通孔、鍔部の外縁及び凹部を円形形状にすれば、音導チューブに対してイヤチップが回動自在になるので、補聴器本体と外耳道の位置関係が様々な使用者にとって、快適な装用状態にするための装着調整が容易になる。
留め手段を凹部に嵌合する留め部材とすれば、組立工数の低減が図れる。留め手段を凹部の壁面に突設した凸部とすれば、光造形法でイヤチップと一体に成形できるので、部品点数の削減や組立工数の低減が図れる。また、留め部材を耳垢チップにすれば、耳垢の侵入防止と部品点数の削減が図れる。
更に、鍔部の外縁の形状と凹部の壁面がなす形状を夫々略小判型形状にすれば、音導チューブに対するイヤチップの自由度を必要以上持たせることがなく、音導チューブに対してイヤチップが適度に回動するので、補聴器本体と外耳道の位置関係が様々な使用者にとって、快適な装用状態にするための装着調整が容易になる。
本発明に係る耳かけ型補聴器の斜視図 音導チューブを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図 イヤチップを示し、(a)は斜視図、(b)は断面図、(c)留め手段として凹部の壁面に凸部を形成した場合の断面図 音導チューブとイヤチップの係合状態を示し、(a)は留め手段として留め部材を用いた場合の断面図、(b)は留め手段として凹部の壁面に突設した凸部を用いた場合の断面図、(c)は留め部材として耳垢チップを用いた場合の断面図 鍔部の外縁の形状と凹部の壁面がなす形状を夫々略小判型形状にした場合で、(a)は音導チューブの正面図、(b)は凹部の正面図、(c)は音導チューブとイヤチップの係合状態を示す正面図
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。本発明に係る耳かけ型補聴器1は、図1に示すように、補聴器本体2、音導チューブ3、イヤチップ4などからなる。5は電池ホルダである。補聴器本体2には、音を収集するマイクロホン、補聴処理部としてのDSP(Digital Signal Processor)や音を出力するイヤホンなどの部品が収納されている。そして、補聴器本体2内に設けられたイヤホンからの出力音は、音導チューブ3とイヤチップ4を介して外耳道へ導かれる。
音導チューブ3は、ナイロン系樹脂で形成され、図2(a)に示すように、断面が実質的に円形形状で、使用者のサイズに合わせ、前もって曲げ加工されている。音導チューブ3の片側端部には、図2(b),(c)に示すように、鍔部6が形成されている。
イヤチップ4は、カスタムイヤチップとして製造され、図3(a),(b)に示すように、円形形状の貫通孔7と、この貫通孔7が外耳道に臨む開口部に円形形状の凹部8を設けている。9はベントである。貫通孔7の内径は、音導チューブ3の外径よりも大きい。凹部8には、図3(c)に示すように、留め手段として壁面8aに突設する環状の凸部10を一体で形成することができる。
イヤチップ4は、使用者の耳型から三次元データを作成し、この三次元データを基に光造形装置を用いて、音導チューブ3を通す貫通孔7や鍔部6と係合する凹部8などの形状が成形される。光造形に際しては、アクリル系樹脂やエポキシ系樹脂などの光硬化性樹脂が用いられる。
音導チューブ3にイヤチップ4を取り付けるには、先ず曲げ加工済で鍔部6を形成していない音導チューブ3をイヤチップ4の貫通孔7に挿通する。音導チューブ3が凹部8から、例えば1〜2cm引き出した状態にする。そして、凹部8から引き出された音導チューブ3の先端に外縁が円形状の鍔部6を設ける。なお、鍔部6の外径は、凹部8の内径よりも小さい。
鍔部6の作製方法としては、音導チューブ3の先端を、熱源を用いて、適度な温度で加熱し、先端が軟化して柔らかく、且つ孔が塞がらない状態で熱源から離す。直後に、この先端の軟化部分を潰すことで、先端に図2(b),(c)に示す鍔部6が形成される。この鍔部6の形状などは、後処理で加工すればよい。
次いで、鍔部6が凹部8の底面8bに当接するように音導チューブ3を引き、凹部8に略円筒形状の留め部材11を嵌合する。凹部8の底面8bと留め部材11の間には、鍔部6の厚みよりも大きい隙間が形成される。すると、図4(a)に示すように、鍔部6が凹部8内で遊嵌状態になり、音導チューブ3にイヤチップ4が取り付けられる。
また、留め手段として凹部8の壁面8aに突設した環状の凸部10を用いた場合には、鍔部6が凹部8の底面8bに当接するように音導チューブ3を引くと、鍔部6が弾性変形して、凹部8の底面8bと凸部10が対向する空間内に収納される。そして、凹部8の底面8bと凸部10の間には、鍔部6の厚みよりも大きい隙間が形成されているので、図4(b)に示すように、鍔部6が凹部8内で遊嵌状態になり、音導チューブ3にイヤチップ4が取り付けられる。
また、留め部材として耳垢チップ12を用いた場合には、鍔部6が凹部8の底面8bに当接するように音導チューブ3を引き、凹部8に略円筒形状の耳垢チップ12を嵌合する。凹部8の底面8bと耳垢チップ12の間には、鍔部6の厚みよりも大きい隙間が形成される。すると、図4(c)に示すように、鍔部6が凹部8内で遊嵌状態になり、音導チューブ3にイヤチップ4が取り付けられる。
なお、凹部8に略円筒形状の留め部材11を嵌合した後に、更に留め部材11にサイズが合致する耳垢チップ12を嵌合することもできる。
鍔部6の外縁の形状と凹部8の壁面8aがなす形状を、図5(a),(b)に示すように、左右の端部を取り除いて夫々略小判型形状にした場合には、鍔部6と凹部8の係合状態は、図5(c)に示すように、イヤチップ4が左右に回動しても、必要以上に回動すると鍔部6と凹部8の壁面8aが当接するので、適度な範囲に回動角度を限定することができる。なお、図5(c)では、留め手段の図示を省略している。
本発明によれば、簡易な部品の構成で音導チューブとイヤチップが容易に連結され、交換が必須の音導チューブとイヤチップの交換コストが低減され、快適な装用状態にするための装着調整が容易になる耳かけ型補聴器を提供することができる。
1…耳かけ型補聴器、2…補聴器本体、3…音導チューブ、4…イヤチップ、6…鍔部、7…貫通孔、8…凹部、8a…壁面、8b…底面、10…凸部、11…留め部材、12…耳垢チップ。

Claims (6)

  1. 補聴器本体に設けたイヤホンの出力音を外耳道へ導く音導チューブとイヤチップを備えた耳かけ型補聴器において、前記音導チューブの片側端部に鍔部を設け、前記イヤチップに前記音導チューブを挿通する貫通孔と、この貫通孔が外耳道に臨む開口部に前記鍔部が係合する凹部を設け、この凹部内に前記鍔部を遊嵌させる留め手段を設けることを特徴とする耳かけ型補聴器。
  2. 請求項1記載の耳かけ型補聴器において、前記音導チューブの外形、前記貫通孔、前記鍔部の外縁及び前記凹部が円形形状であることを特徴とする耳かけ型補聴器。
  3. 請求項1又は2記載の耳かけ型補聴器において、前記留め手段が、前記凹部に嵌合する留め部材であることを特徴とする耳かけ型補聴器。
  4. 請求項1又は2記載の耳かけ型補聴器において、前記留め手段が、前記凹部の壁面に突設した凸部であることを特徴とする耳かけ型補聴器。
  5. 請求項3記載の耳かけ型補聴器において、前記留め部材が耳垢チップであることを特徴とする耳かけ型補聴器。
  6. 請求項1記載の耳かけ型補聴器において、前記鍔部の外縁の形状と前記凹部の壁面がなす形状を夫々略小判型形状にすることを特徴とする耳かけ型補聴器。
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