JP5246415B2 - プロトコル翻訳システム、プロトコル翻訳方法およびプロトコル翻訳プログラム - Google Patents

プロトコル翻訳システム、プロトコル翻訳方法およびプロトコル翻訳プログラム Download PDF

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Description

本発明はプロトコル翻訳システム、プロトコル翻訳方法およびプロトコル翻訳プログラムに関し、特に、異なるグループ間あるいは個人間のプロトコルを翻訳するシステム、方法及びプログラムに関する。
近年、複数の企業・部門・個人が協業して業務を遂行するプロジェクトが増えている。このような形態のプロジェクトにおいて、グループが異なればバックグラウンド・専門性も異なり、本来同じ内容であっても異なるプロトコル(語句・表現・習慣)を用いることがあり、グループ間のコミュニケーションの非効率性が業務効率の低下を招くことがあった。
この問題を解決するため、業務に必要な情報を標準化した翻訳辞書を作成し、コミュニケーションの効率化を図る方法が考えられる(特許文献1)。翻訳辞書には、例えば、あるキーワードの類似語が登録されており、業務に応じてキーワード展開することが可能となる。
特開2003-296554号公報
第1の問題点は、グループが異なるとプロトコルも異なり、グループ間のコミュニケーションの効率が低下することである。その理由は、異なるプロトコルを用いるとコミュニケーションにおいて誤解が発生する可能性があるためである。
第2の問題点は、標準化された翻訳辞書を使用する方法では、プロジェクトを構成するメンバー・グループが増えると、対応が困難になるということである。その理由は、プロジェクトを構成するメンバー・グループが多岐に渡るほど、翻訳すべきプロトコルの種類も増え、標準化された翻訳辞書の作成が困難になるからである。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、そのは、異なるユーザ、グループ間のコミュニケーションを効率よく行うことが出来る技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は、プロトコル翻訳システムであって、プロトコル翻訳データベースと、ユーザの発表内容を取得し、前記プロトコル翻訳データベースに蓄積するプロトコル翻訳データ蓄積手段と、前記ユーザ以外の発表内容を受信する発表内容受信手段と、前記プロトコル翻訳データベースを参照して、単語共起頻度、単語相互情報量のいずれか、またはこれらの組合せによって、前記ユーザ以外の発表内容のうち前記ユーザのプロトコルと意味が一致しない単語又は表現を検出して意味が一致するプロトコルに置き換える翻訳手段とを備えることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明は、プロトコル翻訳辞書作成システムであって、プロトコル翻訳データベースと、ユーザの発表内容を取得し、前記プロトコル翻訳データベースに蓄積するプロトコル翻訳データ蓄積手段と、前記プロトコル翻訳データベースの内容に基づいて、プロトコル辞書を作成するプロトコル辞書作成手段とを備えることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明は、プロトコル翻訳方法であって、ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積し、前記プロトコル翻訳データベースを参照して、単語共起頻度、単語相互情報量のいずれか、またはこれらの組合せによって、受信した前記ユーザ以外の発表内容のうち前記ユーザのプロトコルと意味が一致しない単語又は表現を検出して意味が一致するプロトコルに置き換えることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明は、プロトコル翻訳辞書作成方法であって、ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積し、前記プロトコル翻訳データベースの内容に基づいて、プロトコル辞書を作成することを特徴とする。
上記課題を解決する本発明は、プロトコル翻訳プログラムであって、ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積する蓄積処理と、前記プロトコル翻訳データベースを参照して、単語共起頻度、単語相互情報量のいずれか、またはこれらの組合せによって、受信した前記ユーザ以外の発表内容のうち前記ユーザのプロトコルと意味が一致しない単語又は表現を検出して意味が一致するプロトコルに置き換える翻訳処理とを情報処理装置に実行させることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明は、プロトコル翻訳辞書作成プログラムであって、ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積する処理と、前記プロトコル翻訳データベースの内容に基づいて、プロトコル辞書を作成する処理とを情報処理装置に実行させることを特徴とする。
第1の効果は、グループ間のコミュニケーションの効率化が図れることである。その理由は、過去の業務履歴を元に外部からの業務通信内容に含まれる未知の語句を既知の語句へ翻訳するため、あるいは既知であるが意味の異なる語句を、同じ意味の語句へ翻訳するため、あるいは既知であるが使い慣れていない語句を、より使い慣れた語句へ翻訳するためである。
第2の効果は、協業先のグループが変更になっても効果が変わらないことである。その理由は、グループ固有の業務履歴データベースから不一致の検出・翻訳を行うことから、協業先の各グループに対応した翻訳辞書、あるいは標準化された翻訳辞書を作成する必要がないためである。
図1は、第1の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。 図2はプロトコル翻訳システムの動作フローチャートである。 図3は実施例1にかかるプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。 図4は実施例1を説明する為の図である。 図5は実施例1を説明する為の図である。 図6は第2の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。 図7は実施例2にかかるプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。 図8は実施例2を説明する為の図である。 図9は第3の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。 図10は実施例3にかかるプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。 図11は実施例3を説明する為の図である。 図12は第4の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。 図13は実施例4にかかるプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。 図14は実施例4を説明する為の図である。 図15は第5の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。 図16は実施例5にかかるプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。 図17は実施例5を説明する為の図である。
符号の説明
10,20 プロトコル翻訳データベース
11 入力手段
12 プロトコル翻訳データ蓄積手段
13 発表内容受信手段
14 翻訳手段
15 出力手段
本発明の特徴を説明する。
本発明は、プロトコル翻訳データベースと、ユーザの発表内容を取得し、前記プロトコル翻訳データベースに蓄積するプロトコル翻訳データ蓄積手段と、前記ユーザ以外の発表内容を受信する発表内容受信手段と、前記ユーザ以外の発表内容を、前記プロトコル翻訳データベースを参照して翻訳する翻訳手段とを備えている。
また、本発明は、プロトコル翻訳データベースと、ユーザの発表内容を取得し、前記プロトコル翻訳データベースに蓄積するプロトコル翻訳データ蓄積手段と、前記ユーザ以外の発表内容を受信する発表内容受信手段と、前記プロトコル翻訳データベースを参照して、前記ユーザ以外の発表内容のうち前記ユーザのプロトコルと一致しない単語又は表現を翻訳する翻訳手段とを備えている。
また、前記記発表内容は、例えば、電子メール、仕様書、会議資料、議事録、会議の発言内容のいずれか、またはこれらの組合せである。
また、前記翻訳手段は、単語共起頻度、単語相互情報量、類義語辞書のいずれか、またはこれらの組合せによって前記翻訳する単語又は表現を同定することを特徴とする。
また、前記翻訳手段は、前記ユーザのプロトコル翻訳データベースと、前記ユーザ以外のプロトコル翻訳データベースとを参照して、前記ユーザ以外の発表内容を翻訳することを特徴とする。
また、本発明は、プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を備え、前記翻訳手段は前記プロトコル辞書を用いて翻訳を行う。
また、本発明は、プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を備え、前記翻訳手段は前記プロトコル辞書を用いて、プロトコルが一致する単語又は表現は翻訳せず、不一致である単語又は表現を翻訳する。
また、前記翻訳手段は、自システムのプロトコル翻訳データベースと、ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースとを用いて、翻訳する。
更に、翻訳したデータを、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに送信する発表内容送信手段を備え、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに、前記送信された翻訳したデータを蓄積する。
また、本発明は、プロトコル翻訳辞書作成システムであって、プロトコル翻訳データベースと、ユーザの発表内容を取得し、前記プロトコル翻訳データベースに蓄積するプロトコル翻訳データ蓄積手段と、前記ユーザ以外の発表内容を受信する発表内容受信手段と、前記ユーザ以外の発表内容と前記プロトコル翻訳データベースの内容の不一致に基づいて、プロトコル辞書を作成するプロトコル辞書作成手段とを備える。
また、本発明は、プロトコル翻訳方法であって、プロトコル翻訳データベースと、ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積し、受信した前記ユーザ以外の発表内容を、前記プロトコル翻訳データベースを参照して翻訳する。
また、本発明は、プロトコル翻訳方法であって、ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積し、前記プロトコル翻訳データベースを参照して、受信した前記ユーザ以外の発表内容のうち前記ユーザのプロトコルと一致しない単語又は表現を翻訳する。
また、前記発表内容は、例えば、電子メール、仕様書、会議資料、議事録、会議の発言内容のいずれか、またはこれらの組合せである。
また、本発明は、単語共起頻度、単語相互情報量、類義語辞書のいずれか、またはこれらの組合せによって前記翻訳する単語又は表現を同定し、翻訳する。
また、本発明は、前記ユーザのプロトコル翻訳データベースと、前記ユーザ以外のプロトコル翻訳データベースとを参照して、前記ユーザ以外の発表内容を翻訳する。
また、本発明は、プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を用いて翻訳を行う。
また、本発明は、プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を用いて、プロトコルが一致する単語又は表現は翻訳せず、不一致である単語又は表現を翻訳する。
また、本発明は、自システムのプロトコル翻訳データベースと、ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースとを用いて、翻訳する。
また、本発明は、翻訳したデータを、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに送信し、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに、前記送信された翻訳したデータを蓄積する。
また、本発明は、プロトコル翻訳辞書作成方法であって、ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積し、前記プロトコル翻訳データベースの内容に基づいて、プロトコル辞書を作成する。
本発明は、プロトコル翻訳プログラムであって、ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積する蓄積処理と、受信した前記ユーザ以外の発表内容を、前記プロトコル翻訳データベースを参照して翻訳する翻訳処理とを情報処理装置に実行させる。
また、本発明は、プロトコル翻訳プログラムであって、ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積する蓄積処理と、前記プロトコル翻訳データベースを参照して、受信した前記ユーザ以外の発表内容のうち前記ユーザのプロトコルと一致しない単語又は表現を翻訳する翻訳処理とを情報処理装置に実行させる。
尚、前記発表内容は、例えば、電子メール、仕様書、会議資料、議事録、会議の発言内容のいずれか、またはこれらの組合せである。
また、前記翻訳処理は、単語共起頻度、単語相互情報量、類義語辞書のいずれか、またはこれらの組合せによって前記翻訳する単語又は表現を同定する。
また、本発明は、前記翻訳処理は、前記ユーザのプロトコル翻訳データベースと、前記ユーザ以外のプロトコル翻訳データベースとを参照して、前記ユーザ以外の発表内容を翻訳する。
また、前記翻訳処理は、プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を用いて翻訳を行う。
また、前記翻訳処理は、プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を用いて、プロトコルが一致する単語又は表現は翻訳せず、不一致である単語又は表現を翻訳する。
また、前記翻訳処理は、自システムのプロトコル翻訳データベースと、ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースとを用いて、翻訳する。
また、本発明は、翻訳したデータを、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに送信し、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに、前記送信された翻訳したデータを蓄積する処理を情報処理装置に実行させる。
また、本発明は、プロトコル翻訳辞書作成プログラムであって、ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積する処理と、前記プロトコル翻訳データベースの内容に基づいて、プロトコル辞書を作成する処理とを情報処理装置に実行させる。
次に、詳細に各実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。
プロトコル翻訳システム1は、プロトコル翻訳データベース10と、プロトコル翻訳データベース10に蓄積されるデータを入力する入力手段11と、入力されたデータをプロトコル翻訳データベース10に蓄積するプロトコル翻訳データ蓄積手段12と、外部からの発表内容を受け取る発表内容受信手段13と、プロトコル翻訳データベース10を参照して受信した発表内容を翻訳する翻訳手段14と、翻訳された発表内容を出力する出力手段15とを備える。
ここで、発表とは他の者に対して音声、文書等を電子的な手段を用いて知らせることいい、電子的な手段とは、電話や電子メールのみならず、通信手段を用いたテレビ会議等も含まれる。
入力手段11によって入力されるデータは、発表に関するデータであって、プロトコル翻訳システム1のユーザ(ユーザが所属するグループでも良い)が使用、作成したメール、ブログ、文書等の電子的なデータのみならず、音声等であっても良い。入力手段11は、これらのデータをプロトコル翻訳データベース10に入力することができるものであれば良く、例えば、キーボードやマウス、電話システム、マイク、又は、作成したメールや文書を自動的に取り込むインタフェース等である。尚、電話システムやマイクを用いる場合には、入力手段11には音声認識装置を組み込むことが考えられる。
プロトコル翻訳データ蓄積手段12は、入力手段11から入力されたデータを、プロトコル翻訳データベース10の方式に変換して蓄積する蓄積手段である。例えば、プロトコル翻訳データベース10が、ある単語と、この単語と共起する単語とを関連付けて記憶している場合、入力されたデータに対して形態素解析等を行い、各単語と共起している単語とを関連づけてプロトコル翻訳データベース10に蓄積していく。尚、後述する翻訳手段14により形態素解析や共起等を処理する場合には、入力手段11から入力されたデータを解析することなく、プロトコル翻訳データベース10に蓄積しても良い。
また、プロトコル翻訳データ蓄積手段12は、入力手段11から取り込まれたデータのみならず、検索エンジンのように、自動巡回しながら、ユーザ(ユーザが所属するグループでも良い)使用、作成したデータを取得するように構成しても良い。
発表内容受信手段13は、外部からの電子メールやワープロ等のアプリケーションのファイル等や、通信先相手の発言(音声)を受信し、これらのデータを翻訳手段14が翻訳できるフォーマットに変換して出力する。
翻訳手段14は、プロトコル翻訳データベース10を参照し、プロトコル翻訳データベース10に登録されているデータと受信した発表内容とを照合し、プロトコルの不整合があるかどうかを判定する。例えば、発表内容にユーザが使用していない単語、すなわち、プロトコル翻訳データベース10に登録されていない単語がある場合には、プロトコルの不整合と判定する。プロトコルの不整合と判定した場合には、不整合の原因となる単語を、プロトコル翻訳データベース10を参照302してユーザが使用している単語に置換し、通信内容を出力する。尚、出力結果としては、翻訳前の原文も同時に出力するようにしても良い。
出力手段15は、翻訳手段14からの結果を出力するものであって、例えば、ディスプレイやプリンタなどである。
次に、図1および図2を用いて本発明によるプロトコル翻訳システムの動作の一例を説明する。尚、入力手段11により入力されたデータは、プロトコル翻訳データ蓄積手段12によってプロトコル翻訳データベース10にあらかじめ蓄積されているとする。
まず、外部からの発表内容を発表内容受信手段13によって受信すると(Step 100)、翻訳手段14にてプロトコル翻訳データベース10を参照して(Step 101)、プロトコル翻訳データベース10に登録されているデータと受信した発表内容とにプロトコルの不整合があるかどうかを判定する(Step 102)。
不整合がなければ受信した発表内容をそのまま出力手段15にて出力する(Step 103)。不整合があった場合には、翻訳手段14にてプロトコルの翻訳を行い(Step 104)、翻訳結果を出力手段15にて出力する(Step 105)。
第1の実施の形態に対応する実施例1を説明する。尚、実施例1では、発表内容を仕事に関する業務内容として説明する。また、グループ間のコミュニケーション手段としてメールを対象とするが、電話応対、会議などでも良い。
図3は実施例1にかかるプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。
実施例1のプロトコル翻訳システム1は、業務通信内容を入力する入力手段110と、業務履歴データベース100と、入力された業務通信内容を業務履歴データベース100に蓄積する業務履歴蓄積手段120と、外部からの業務通信内容を受け取る業務通信内容受信手段130と、業務履歴データベース100を参照して受信した業務通信内容を翻訳する翻訳手段140と、翻訳された業務通信内容を出力する出力手段150とを備える。
尚、業務通信内容を入力する入力手段110は入力手段11に相当し、業務履歴データベース100はプロトコル翻訳データベース10に相当し、業務履歴蓄積手段120はプロトコル翻訳データ蓄積手段12に相当し、業務通信内容受信手段130は発表内容受信手段13に相当し、翻訳手段140は翻訳手段14に相当し、出力手段150は出力手段15に相当する。尚、業務履歴データベース100には、ユーザが作成したメール等のデータより作成された業務履歴が格納されているものとする。
以下、上記のような構成においける具体的な動作を、図4を用いて説明する。
あるグループに属するA氏(プロトコル翻訳システムのユーザ)が、協業先のグループから「○○省が公募する国プロへの応募について・・・」といった業務通信内容を受け取ったとする。ここで、業務履歴データベース100には過去の業務履歴として「次回のナショナルプロジェクトの公募内容が・・・」、「○○省に応募したナショナルプロジェクトの件、・・・」といった内容が蓄積されており、さらに「国プロ」という表現が存在しなかったとする。
すると、翻訳手段140にて表現の不一致を検出し、例えば単語共起情報を元に、「○○省」「公募」「応募」などの語句・表現が、ここでは「ナショナルプロジェクト」と関連があるため、「国プロ」に相当する表現として「ナショナルプロジェクト」の可能性が高いと判断し、「国プロ」を「ナショナルプロジェクト」に変換する翻訳を行う。
A氏に出力される業務通信内容は、「経産省が公募するナショナルプロジェクトへの応募について・・・」となる。出力結果としては、翻訳前の原文も同時に出力されていても良い。
また、図5のように業務履歴データベース100には、予め、A氏の業務通信等から、ナショナルプロジェクトと共起する単語として、「○○省」、「公募」、「応募」とが蓄積されているものとする。
A氏(プロトコル翻訳システムのユーザ)が受け取った、協業先のグループからの「○○省が公募する国プロへの応募について・・・」の業務通信内容には、「国プロ」という表現が存在しない。
翻訳手段140は、「国プロ」とともに出現する「○○省」、「公募」、「応募」といった単語と共起する単語を、業務履歴データベース100から検索する。すると、「○○省」、「公募」、「応募」といった単語と共起する単語「ナショナルプロジェクト」を検索し、「国プロ」を「ナショナルプロジェクト」に変換する翻訳を行う。そして、A氏に出力される業務通信内容は、「経産省が公募するナショナルプロジェクトへの応募について・・・」となる。上述の例と同様に、出力結果としては、翻訳前の原文も同時に出力されていても良い。
本実施例では、単語共起情報を用いるとしたが、これに限らず相互情報量など他の統計的手法を用いても良い。統計的手法の代わりに類義語辞書を使用するなどルールベースの手法も考えられる。また、両手法の組合せでも良い。
また、翻訳した結果を再度業務履歴データベースに蓄積し、再利用することも可能である。グループの単位としては、企業・企業内の部門・部門内の個人などが考えられる。
このようにして、あらかじめ翻訳用辞書等を作成することなく、異なるグループ間のプロトコルの不一致を解消し、効率よいコミュニケーションが可能となる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態を説明する。
図6は第2の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。
第2の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムが、第1の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムと異なる所は、翻訳手段14が自システムのプロトコル翻訳データベース10と、通信相手先のプロトコル翻訳データベース20とを参照して、プロトコルの不一致を検出して翻訳するところである。これにより、第1の実施の形態と比べて、より翻訳の精度があがる。
第2の実施の形態に対応する実施例2を説明する。尚、実施例2では、コミュニケーションの形態として会議を対象とし、入力手段および出力手段としてはマイクおよびディスプレイを考える。
図7は実施例2にかかるプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。
実施例2のプロトコル翻訳システム1は、業務通信内容を入力する入力手段110と、自システムの業務履歴データベース100と、ミュニケーション先のプロトコル翻訳システムの業務履歴データベース200と、入力された業務通信内容を業務履歴データベース100に蓄積する業務履歴蓄積手段120と、外部からの業務通信内容を受け取る業務通信内容受信手段130と、業務履歴データベース100,200を参照して受信した業務通信内容を翻訳する翻訳手段140と、翻訳された業務通信内容を出力する出力手段150とを備える。
尚、業務通信内容を入力する入力手段110は入力手段11に相当し、業務履歴データベース100,200はプロトコル翻訳データベース10に相当し、業務履歴蓄積手段120はプロトコル翻訳データ蓄積手段12に相当し、業務通信内容受信手段130は発表内容受信手段13に相当し、翻訳手段140は翻訳手段14に相当し、出力手段150は出力手段15に相当する。尚、業務履歴データベース100には、ユーザが作成したメール等のデータより作成された業務履歴が格納されているものとする。
以下、上記のような構成においける具体的な動作を、図8を用いて説明する。尚、以下に登場するC氏及びD氏が所属する会社では、特許出願を行うにあたって、特許出願に関する明細書を管理システムに事前に登録する制度を行っているものとする。
まず、C氏及びD氏が、TV会議において、発表者C氏が発言している内容を、別の会議参加者のD氏が聞いているものとする。
C氏の発言「特許提出が期限に間に合うよう、よろしくお願いします」をD氏が受信したときに、翻訳手段140において、C氏の業務履歴データベース100とD氏の業務履歴データベース200とを比較し、C氏の意図である「明細書登録」とD氏の理解である「特許出願」との間に不一致があることを、例えば「特許」「期限」「間に合う」などの単語との単語共起情報から検出し、「特許提出」を「明細書登録」に変換する翻訳を行う。
D氏に出力される結果は、翻訳結果の「明細書登録が期限に間に合うよう、よろしくお願いします」となる。出力結果としては、翻訳前の原文も同時に出力されていても良い。
本実施例では、単語共起情報を用いるとしたが、これに限らず相互情報量など他の統計的手法を用いても良い。統計的手法の代わりに類義語辞書を使用するなどルールベースの手法も考えられる。また、両手法の組合せでも良い。
また、翻訳した結果を再度業務履歴データベースに蓄積し、再利用することも可能である。グループの単位としては、企業・企業内の部門・部門内の個人などが考えられる。
このようにして、あらかじめ翻訳用辞書等を作成することなく、異なるグループ間のプロトコルの不一致を解消し、効率よいコミュニケーションが可能となる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態を説明する。
図9は第3の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。
第3の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムが、第1の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムと異なる所は、自システムのプロトコル翻訳データベース10を元に作成するプロトコル辞書30を備え、翻訳手段14がプロトコル辞書30を用いて翻訳するところである。これにより、第1の実施の形態と比べて、より翻訳の速度があがる。
第3の実施の形態に対応する実施例3を説明する。尚、実施例3では、コミュニケーションの形態としてメールを対象とするが、電話応対、会議などでも良い。
図10は実施例3にかかるプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。
実施例3のプロトコル翻訳システム1は、業務通信内容を入力する入力手段110と、自システムの業務履歴データベース100と、入力された業務通信内容を業務履歴データベース100に蓄積する業務履歴蓄積手段120と、業務履歴データベースを元に作成する業務翻訳辞書300と、外部からの業務通信内容を受け取る業務通信内容受信手段130と、業務履歴データベース100,業務翻訳辞書300を参照して受信した業務通信内容を翻訳する翻訳手段140と、翻訳された業務通信内容を出力する出力手段150とを備える。
尚、業務通信内容を入力する入力手段110は入力手段11に相当し、業務履歴データベース100はプロトコル翻訳データベース10に相当し、業務履歴蓄積手段120はプロトコル翻訳データ蓄積手段12に相当し、業務翻訳辞書300はプロトコル辞書30に相当し、業務通信内容受信手段130は発表内容受信手段13に相当し、翻訳手段140は翻訳手段14に相当し、出力手段150は出力手段15に相当する。尚、業務履歴データベース100には、ユーザが作成したメール等のデータより作成された業務履歴が格納されているものとする。
以下、上記のような構成における具体的な動作を、図11を用いて説明する。
あるグループに属するE氏(プロトコル翻訳システムのユーザ)が、社外の提携先から「発話速度が8モーラ毎秒以下の話者の発話を対象に・・・」といった業務通信内容を受け取ったとする。このとき、業務翻訳辞書300には、業務履歴データベース100の内容を元に作成された変換対象の単語セットが保存されているとする。例えば、業務履歴データベース100に「発話におけるスピーチレートの・・」「発話速度が速い発声には・・・」「スピーチレートが7モーラ毎秒で・・・」といった内容が蓄積されているとすると、例えば単語共起情報を元に、「スピーチレート」と「発話速度」とが置換可能であると判断し、E氏の業務履歴データベースに「スピーチレート」の方が高い頻度で出現しているとすると、「発話速度」を「スピーチレート」に変換するよう業務翻訳辞書を生成することができる。
翻訳手段140は、E氏が受け取った「発話速度が8モーラ毎秒以下の話者の発話を対象に・・・」という業務通信内容に対し、業務翻訳辞書を参照することで変換対象単語「発話速度」を検出し、「スピーチレート」に変換する翻訳を行う。
E氏に出力される業務通信内容は、「スピーチレートが8モーラ毎秒以下の話者の発話を対象に・・・」となる。出力結果としては、翻訳前の原文も同時に出力されていても良い。
さらに、例えばE氏が「話速の平均が7モーラ毎秒なので・・・」という業務通信内容を受け取ったとすると、その内容を業務履歴データベースに新たに蓄積し、単語共起情報から「話速」が「スピーチレート」と置換可能であると判断することから業務翻訳辞書を更新し、次回から翻訳に利用することが可能となる。
本実施例では、単語共起情報を用いるとしたが、これに限らず相互情報量など他の統計的手法を用いても良い。
また、本実施例では、業務翻訳辞書300には変換対象の単語又は表現を備えるとしたが、これに加え、あらかじめE氏のプロトコルと一致することがわかっている、すなわち変換する必要がない単語又は表現を業務翻訳辞書300に備えていても良い。
また、グループの単位としては、企業・企業内の部門・部門内の個人などが考えられる。
このようにして、あらかじめ翻訳用辞書等を作成することなく、異なるグループ間のプロトコルの不一致を解消し、効率よいコミュニケーションが可能となる。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態を説明する。
図12は第4の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。
第4の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムが、第2の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムと異なる所は、翻訳手段14が自システムのプロトコル翻訳データベース10と、ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベース40とを参照して、プロトコルの不一致を検出して翻訳するところである。これにより、第2の実施の形態と比べて、より翻訳の精度があがる。
第4の実施の形態に対応する実施例4を説明する。尚、実施例4では、コミュニケーションの形態としてメールを対象とするが、電話応対、会議などでも良い。
図13は実施例4にかかるプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。
実施例4のプロトコル翻訳システム1は、業務通信内容を入力する入力手段110と、自システムの業務履歴データベース100と、ネットワーク上に公開されている業務履歴データベース400と、入力された業務通信内容を業務履歴データベース100に蓄積する業務履歴蓄積手段120と、外部からの業務通信内容を受け取る業務通信内容受信手段130と、業務履歴データベース100、400を参照して受信した業務通信内容を翻訳する翻訳手段140と、翻訳された業務通信内容を出力する出力手段150とを備える。
尚、業務通信内容を入力する入力手段110は入力手段11に相当し、業務履歴データベース100、400はプロトコル翻訳データベース10、40に相当し、業務履歴蓄積手段120はプロトコル翻訳データ蓄積手段12に相当し、業務通信内容受信手段130は発表内容受信手段13に相当し、翻訳手段140は翻訳手段14に相当し、出力手段150は出力手段15に相当する。尚、業務履歴データベース100には、ユーザが作成したメール等のデータより作成された業務履歴が格納されているものとする。また、ネットワーク上に公開されている業務履歴データベースとしては、WEBページ、掲示板、ブログなどが挙げられる。
以下、上記のような構成における具体的な動作を、図14を用いて説明する。
あるグループに属するF氏(プロトコル翻訳システムのユーザ)が、社外の提携先から「発話速度が8モーラ毎秒以下の話者の発話を対象に・・・」といった業務通信内容を受信したときに、翻訳手段140において、F氏の業務履歴データベース100とネットワーク上に公開されている業務履歴データベース400とを比較し、例えば単語共起情報を元に「発話」「モーラ毎秒」などの語句・表現が、ここでは「スピーチレート」と関連があるため、「発話速度」に相当する表現として「スピーチレート」の可能性が高いと判断し、「発話速度」を「スピーチレート」に変換する翻訳を行う。
F氏に出力される業務通信内容は、「スピーチレートが8モーラ毎秒以下の話者の発話を対象に・・・」となる。出力結果としては、翻訳前の原文も同時に出力されていても良い。
本実施例では、単語共起情報を用いるとしたが、これに限らず相互情報量など他の統計的手法を用いても良い。統計的手法の代わりに類義語辞書を使用するなどルールベースの手法も考えられる。また、両手法の組合せでも良い。
また、翻訳した結果を再度業務履歴データベースに蓄積し、再利用することも可能である。グループの単位としては、企業・企業内の部門・部門内の個人などが考えられる。
このようにして、あらかじめ翻訳用辞書等を作成することなく、異なるグループ間のプロトコルの不一致を解消し、効率よいコミュニケーションが可能となる。
<第5の実施の形態>
第5の実施の形態を説明する。
図15は第5の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。
第5の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムが、第4の実施の形態に係るプロトコル翻訳システムと異なる所は、翻訳手段14が入力手段11によって入力されたデータを翻訳し、翻訳したデータを通信相手に送信する発表内容送信手段50を備えるところである。これにより、ユーザのプロトコルで入力されたデータを、ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベース(通信相手先のプロトコル翻訳データベースも含めても良い)のプロトコルに翻訳して、通信相手先に送信することができる。尚、入力手段11にて入力された発表内容は、翻訳手段14によって翻訳されて送信手段50によって送信されるばかりでなく、蓄積手段12によって翻訳データベース10に蓄積される。これにより、今回のユーザの入力を、次回以降の翻訳のためのデータとして利用することが可能となる。
第5の実施の形態に対応する実施例5を説明する。尚、実施例5では、コミュニケーションの形態としてメールを対象とするが、電話応対、会議などでも良い。
図16は実施例5にかかるプロトコル翻訳システムの全体の構成を示した図である。
実施例5のプロトコル翻訳システム1は、業務通信内容を入力する入力手段110と、自システムの業務履歴データベース100と、ネットワーク上に公開されている業務履歴データベース400(通信相手先の業務履歴データベースも含めても良い)と、入力された業務通信内容を業務履歴データベース100に蓄積する業務履歴蓄積手段120と、業務履歴データベース100、400を参照して入力された業務通信内容を翻訳する翻訳手段140と、翻訳された業務通信内容を通信相手に送信する業務通信内容送信手段500とを備える。
尚、業務通信内容を入力する入力手段110は入力手段11に相当し、業務履歴データベース100、400はプロトコル翻訳データベース10、40に相当し、業務履歴蓄積手段120はプロトコル翻訳データ蓄積手段12に相当し、業務通信内容送信手段500は発表内容送信手段50に相当し、翻訳手段140は翻訳手段14に相当する。尚、業務履歴データベース100には、ユーザが作成したメール等のデータより作成された業務履歴が格納されているものとする。
以下、上記のような構成における具体的な動作を、図17を用いて説明する。
以下の例では、あるグループに属するG氏(プロトコル翻訳システムのユーザ)が、「スピーチレートが8モーラ毎秒以下の話者の発話を対象に・・・」といった業務通信内容を、H氏に送る場合を考える。
あるグループに属するG氏(プロトコル翻訳システムのユーザ)が、「スピーチレートが8モーラ毎秒以下の話者の発話を対象に・・・」といった業務通信内容を入力したときに、翻訳手段140において、G氏の業務履歴データベース100とネットワーク上に公開されている業務履歴データベース400(H氏の業務履歴データベースも含めても良い)とを比較し、例えば単語共起情報を元に「発話」「モーラ毎秒」などの語句・表現が、ここでは「発話速度」と関連があるため、「スピーチレート」に相当する表現として「発話速度」の可能性が高いと判断し、「スピーチレート」を「発話速度」に変換する翻訳を行う。
そして、H氏に送信される業務通信内容は、「発話速度が8モーラ毎秒以下の話者の発話を対象に・・・」となる。送信内容としては、翻訳前の原文も同時に送信されていても良い。
本実施例では、単語共起情報を用いるとしたが、これに限らず相互情報量など他の統計的手法を用いても良い。統計的手法の代わりに類義語辞書を使用するなどルールベースの手法も考えられる。また、両手法の組合せでも良い。
また、翻訳した結果を再度業務履歴データベースに蓄積し、再利用することも可能である。グループの単位としては、企業・企業内の部門・部門内の個人などが考えられる。
このようにして、あらかじめ翻訳用辞書等を作成することなく、異なるグループ間のプロトコルの不一致を解消し、効率よいコミュニケーションが可能となる。
本出願は、2007年1月12日に出願された日本出願特願2007−5059号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明によれば、複数の企業・部門・個人が協業して業務を遂行する形態のプロジェクトにおけるコミュニケーションといった用途に適用できる。

Claims (24)

  1. プロトコル翻訳システムであって、
    プロトコル翻訳データベースと、
    ユーザの発表内容を取得し、前記プロトコル翻訳データベースに蓄積するプロトコル翻訳データ蓄積手段と、
    前記ユーザ以外の発表内容を受信する発表内容受信手段と、
    前記プロトコル翻訳データベースを参照して、単語共起頻度、単語相互情報量のいずれか、またはこれらの組合せによって、前記ユーザ以外の発表内容のうち前記ユーザのプロトコルと意味が一致しない単語又は表現を検出して意味が一致するプロトコルに置き換える翻訳手段と
    を備えることを特徴とするプロトコル翻訳システム。
  2. 前記発表内容は、電子メール、仕様書、会議資料、議事録、会議の発言内容のいずれか、またはこれらの組合せであることを特徴とする請求項1に記載のプロトコル翻訳システム。
  3. 前記翻訳手段は、前記ユーザのプロトコル翻訳データベースと、前記ユーザ以外のプロトコル翻訳データベースとを参照して、前記ユーザ以外の発表内容を翻訳することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロトコル翻訳システム。
  4. プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を備え、
    前記翻訳手段は前記プロトコル辞書を用いて翻訳を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロトコル翻訳システム。
  5. プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を備え、
    前記翻訳手段は前記プロトコル辞書を用いて、プロトコルが一致する単語又は表現は翻訳せず、不一致である単語又は表現を翻訳することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロトコル翻訳システム。
  6. 前記翻訳手段は、自システムのプロトコル翻訳データベースと、ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースとを用いて、翻訳することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のプロトコル翻訳システム。
  7. 翻訳したデータを、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに送信する発表内容送信手段を備え、
    前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに、前記送信された翻訳したデータを蓄積する
    ことを特徴とする請求項6に記載のプロトコル翻訳システム。
  8. プロトコル翻訳辞書作成システムであって、
    プロトコル翻訳データベースと、
    ユーザの発表内容を取得し、前記プロトコル翻訳データベースに蓄積するプロトコル翻訳データ蓄積手段と、
    前記ユーザ以外の発表内容を受信する発表内容受信手段と、
    前記ユーザ以外の発表内容と前記プロトコル翻訳データベースの内容の不一致に基づいて、プロトコル辞書を作成するプロトコル辞書作成手段と
    を備えることを特徴とするプロトコル翻訳辞書作成システム。
  9. プロトコル翻訳方法であって、
    ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積し、
    前記プロトコル翻訳データベースを参照して、単語共起頻度、単語相互情報量のいずれか、またはこれらの組合せによって、受信した前記ユーザ以外の発表内容のうち前記ユーザのプロトコルと意味が一致しない単語又は表現を検出して意味が一致するプロトコルに置き換える
    ことを特徴とするプロトコル翻訳方法。
  10. 前記発表内容は、電子メール、仕様書、会議資料、議事録、会議の発言内容のいずれか、またはこれらの組合せであることを特徴とする請求項9に記載のプロトコル翻訳方法。
  11. 前記ユーザのプロトコル翻訳データベースと、前記ユーザ以外のプロトコル翻訳データベースとを参照して、前記ユーザ以外の発表内容を翻訳することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のプロトコル翻訳方法。
  12. プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を用いて翻訳を行うことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載のプロトコル翻訳方法。
  13. プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を用いて、プロトコルが一致する単語又は表現は翻訳せず、不一致である単語又は表現を翻訳することを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載のプロトコル翻訳方法。
  14. 自システムのプロトコル翻訳データベースと、ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースとを用いて、翻訳することを特徴とする請求項9から請求項13のいずれかに記載のプロトコル翻訳方法。
  15. 翻訳したデータを、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに送信し、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに、前記送信された翻訳したデータを蓄積する
    ことを特徴とする請求項14に記載のプロトコル翻訳方法。
  16. プロトコル翻訳辞書作成方法であって、
    ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積し、
    前記プロトコル翻訳データベースの内容に基づいて、プロトコル辞書を作成することを特徴とするプロトコル翻訳辞書作成方法。
  17. プロトコル翻訳プログラムであって、
    ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積する蓄積処理と、
    前記プロトコル翻訳データベースを参照して、単語共起頻度、単語相互情報量のいずれか、またはこれらの組合せによって、受信した前記ユーザ以外の発表内容のうち前記ユーザのプロトコルと意味が一致しない単語又は表現を検出して意味が一致するプロトコルに置き換える翻訳処理と
    を情報処理装置に実行させることを特徴とするプロトコル翻訳プログラム。
  18. 前記発表内容は、電子メール、仕様書、会議資料、議事録、会議の発言内容のいずれか、またはこれらの組合せであることを特徴とする請求項17に記載のプロトコル翻訳プログラム。
  19. 前記翻訳処理は、前記ユーザのプロトコル翻訳データベースと、前記ユーザ以外のプロトコル翻訳データベースとを参照して、前記ユーザ以外の発表内容を翻訳することを特徴とする請求項17又は請求項18に記載のプロトコル翻訳プログラム。
  20. 前記翻訳処理は、プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を用いて翻訳を行うことを特徴とする請求項17から請求項19のいずれかに記載のプロトコル翻訳プログラム。
  21. 前記翻訳処理は、プロトコル翻訳データベースの内容を元に作成されたプロトコル辞書を用いて、プロトコルが一致する単語又は表現は翻訳せず、不一致である単語又は表現を翻訳することを特徴とする請求項17から請求項19のいずれかに記載のプロトコル翻訳プログラム。
  22. 前記翻訳処理は、自システムのプロトコル翻訳データベースと、ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースとを用いて、翻訳することを特徴とする請求項17から請求項21のいずれかに記載のプロトコル翻訳プログラム。
  23. 翻訳したデータを、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに送信し、前記ネットワーク上に公開されているプロトコル翻訳データベースに、前記送信された翻訳したデータを蓄積する処理を情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項22に記載のプロトコル翻訳プログラム。
  24. プロトコル翻訳辞書作成プログラムであって、
    ユーザの発表内容を取得し、プロトコル翻訳データベースに蓄積する処理と、
    前記プロトコル翻訳データベースの内容に基づいて、プロトコル辞書を作成する処理と
    を情報処理装置に実行させることを特徴とするプロトコル翻訳辞書作成プログラム。
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