JP5246263B2 - 無線中継システム、及び無線フレームの利用方法 - Google Patents

無線中継システム、及び無線フレームの利用方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線中継システム、及び無線フレームの利用方法に関する。
無線通信では、基地局と端末との間の距離が大きい、あるいは中間に障害物があるなどの要因で、基地局と端末との間で十分な無線信号の品質を得られない場合がある。例えばこのような場合に、基地局あるいは端末から送信された信号をいったん受信し、再び他方に向けて送信する中継局が利用される。基地局と端末との通信が中継局を介して時分割(Time Division Duplex、TDD)で行われる場合の代表的な無線フレーム構成を図13に示す。図13は、従来技術を説明するための図である。
図13に示すように、無線フレームは、基地局(Base Station、BS)から端末(Mobile Station、MS)へ向かう信号を伝送する時間区間(Down Link、DL)と、端末から基地局へ向かう信号を伝送する時間区間(Up Link、UL)とを含む。また、無線フレームは、基地局と中継局(Relay Station、RS)との間で信号の伝送を許容する時間区間(Relay Zone、RZ)と、中継局と端末との間で信号の伝送を許容する時間区間(Access Zone、AZ)とを含む。なお、図13に示すように、DLの先頭で、基地局に代わり中継局が、同期信号や共通制御信号を端末に伝送する。
庄納 崇編著、「WiMAX教科書」、株式会社インプレスR&D、2008年8月5日、p.262−283 the Relay Task Group of IEEE802.16、「IEEE P802.16j/D5 Part16:Air Interface for Fixed and Mobile Broadband Wireless Access Systems Multihop Relay Specification」、2008年5月30日、p.201
ところで、上記した従来の技術では、伝送効率が低下するという課題があった。すなわち、図13に示すように、中継局は、RZとAZとの境界で、信号を送信する動作(送信モード)と受信する動作(受信モード)とを切り替える。この切り替えは、時間的な空白期間(ギャップ)を生じるので、伝送効率が低下するのである。
そこで、本発明は、上記した従来の技術の課題を解決するためになされたものであり、伝送効率を向上することが可能な無線中継システム、及び無線フレームの利用方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するため、基地局と端末との間のデータ伝送を中継局による中継処理を用いて実行する無線中継システムは、時間区間の長さを無線フレームに応じて所定のパターンで変更する制御部を備える。制御部は、該基地局と該中継局との間でデータ伝送を許容する時間区間の長さ又は該中継局と前記端末を含む複数の端末との間でデータ伝送を許容する時間区間の長さを変更する。
伝送効率を向上することが可能になる。
図1は、実施例1に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。 図2は、無線中継システムの構成を示すブロック図である。 図3は、基地局の処理手順を示すシーケンス図である。 図4は、中継局の処理手順を示すシーケンス図である。 図5は、伝送効率の向上を説明するための図である。 図6は、実施例2に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。 図7は、実施例3に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。 図8は、実施例4に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。 図9は、実施例4に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。 図10は、実施例5に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。 図11は、実施例5に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。 図12は、実施例6に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。 図13は、従来技術を説明するための図である。
符号の説明
100 基地局
110 送信部
111 デジタル/アナログ変換部
112 変調部
113 符号化部
120 受信部
121 アナログ/デジタル変換部
122 復調部
123 復号化部
130 制御部
131 制御データ作成部
200 中継局
210 送信部
211 デジタル/アナログ変換部
212 変調部
213 符号化部
220 受信部
221 アナログ/デジタル変換部
222 復調部
223 復号化部
230 制御データ解析部
300 端末
301 入力部
302 出力部
310 送信部
311 デジタル/アナログ変換部
312 変調部
313 符号化部
320 受信部
321 アナログ/デジタル変換部
322 復調部
323 復号化部
以下に添付図面を参照して、無線中継システム、無線フレームの利用方法および設定方法の実施例を詳細に説明する。
[無線フレーム構成]
まず、図1を用いて、実施例1に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明する。図1は、実施例1に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。なお、図1において、白抜きの四角は送信データを示し、斜線の四角は受信データを示し、矢印はデータの送信方向を示す。
図1に示すように、実施例1に係る無線中継システムは、RZの長さ又はAZの長さを無線フレームに応じて所定のパターンで変更する。ここで、RZとは、基地局(BS)と中継局(RS)との間で信号の伝送を許容する時間区間であり、AZとは、中継局(RS)と複数の端末(MS)との間で信号の伝送を許容する時間区間(AZ)の長さである。
具体的には、実施例1に係る無線中継システムは、無線フレームのDLについて、図1に示すように、Frame−1内のRZが、Frame−2内のRZに対して相対的に長くなるように変更する((b)を参照)。また、反対に、Frame−1内のAZが、Frame−2内のAZに対して相対的に短くなるように変更する((c)を参照)。
また、実施例1に係る無線中継システムは、無線フレームのULについて、図1に示すように、Frame−1内のAZが、Frame−2内のAZに対して相対的に長くなるように変更する((d)を参照)。また、反対に、Frame−1内のRZが、Frame−2内のRZに対して相対的に短くなるように変更する((e)を参照)。
ここで、実施例1における中継局は、端末に向けて送信するデータを所定のフレームで基地局から受信した場合に、当該フレーム中で全てのデータを端末に向けて送信するのではなく、伝送遅延要求の厳しいデータのみを当該フレーム中で送信する。そして、中継局は、伝送遅延要求の厳しくないデータについては、次のフレームで送信する。
例えば、中継局は、図1に示すように、端末に向けて送信するデータをFrame−1で基地局から受信した場合に((b)を参照)、音声通話のデータなど、伝送遅延要求の厳しいデータのみをFrame−1の(c)の時間区間で送信する。また、中継局は、メールのデータなど、伝送遅延要求の厳しくないデータについては、Frame−2の(c)の時間区間で送信する。
このようなことから、実施例1に係る無線中継システムによれば、伝送効率を向上することが可能になる。すなわち、中継局は、端末に向けて送信するデータとして基地局から受信したデータの内、伝送遅延要求の厳しくない一部のデータについては次のフレームで送信する。このため、実施例1に係る無線中継システムによれば、送信モードと受信モードとの切り替えの間に生じる時間的な空白期間は、伝送遅延要求の厳しい一部のデータの符号化処理などの時間にとどまることになり、伝送効率を向上することが可能になる。
また、伝送遅延要求の厳しくない一部のデータについては時間的余裕が与えられることになり、比較的時間のかかる高度な符号化処理を実行することもできるので、通信品質を向上することも可能になる。
[無線中継システムの構成]
次に、図2を用いて、無線中継システムの構成を説明する。図2は、無線中継システムの構成を示すブロック図である。図2に示すように、実施例1に係る無線中継システムは、基地局100と中継局200と端末300とを備える。なお、説明の便宜上、図2においては、基地局100、中継局200、および端末300を1台ずつ示す。
基地局100は、図2に示すように、送信部110、デジタル/アナログ変換部111、変調部112、符号化部113、受信部120、アナログ/デジタル変換部121、復調部122、復号化部123、制御部130、および制御データ作成部131を備える。
制御部130は、基地局100と中継局200との間のデータ伝送を制御する。具体的には、制御部130は、基地局100の上流にあたる装置や中継局200などから端末300宛のデータを受信すると、制御データ作成部131に制御データの作成を要求する。また、制御部130は、制御データ作成部131から制御データを受信すると、受信した制御データと端末300宛のデータとを結合し、符号化部113に送信する。
なお、後述するように、中継局200は、いったん制御データを受信して解析し、フレーム構成を特定すれば、その後フレーム構成に変更がない限り、原則として制御データなしで処理を行うことができる。このため、制御部130も、フレーム構成を変更したタイミングなどに、適宜制御データを作成すればよく、制御データを作成しない場合には、端末300宛のデータをそのまま符号化部113に送信すればよい。
制御データ作成部131は、制御データを作成する。具体的には、制御データ作成部131は、制御部130から制御データ作成要求を受信すると、制御データを作成し、作成した制御データを制御部130に送信する。ここで、制御データは、同期信号や共通制御信号を含むデータである。また、共通制御信号は、無線フレーム構成の指定を含む。すなわち、制御データによって、RZの長さ又はAZの長さを変更する所定のパターンが指定される。
IEEE P802.16jでは、基地局から中継局へ送信される制御データとして、RCD(R−link channel descriptor)メッセージが規定されている。実施例1における制御データ作成部131は、無線フレームの構成をRCDメッセージで指定する。例えば、以下の表1に示すように、RCDメッセージでは、フレーム構成の繰り返しを使用するか否かを指定し、フレーム構成の繰り返しを使用する場合には、繰り返すフレーム数とともに繰り返すフレーム数分のフレーム構成を指定する。また、フレーム構成については、フレームを構成するゾーン数やRZかAZかを識別する情報を指定する。
Figure 0005246263
例えば、実施例1における制御データ作成部131は、フレーム構成の繰り返しを使用するフラグを「1」と指定し、フレーム構成を繰り返すフレーム数を「2」と指定する。また、制御データ作成部131は、Frame−1について、DLサブフレームやULサブフレーム内のゾーン数を「2」と指定し、ゾーンモードは、DLサブフレームについて「RZ」、「AZ」と指定し、ULサブフレームについて「AZ」、「RZ」と指定する。制御データ作成部131は、Frame−2についても、DLサブフレームやULサブフレーム内のゾーン数を「2」と指定し、ゾーンモードは、DLサブフレームについて「RZ」、「AZ」と指定し、ULサブフレームについて「AZ」、「RZ」と指定する。
符号化部113は、中継局200に送信するデータを符号化する。具体的には、符号化部113は、制御部130から端末300宛のデータを受信すると、受信したデータを符号化し、変調部112に渡す。
変調部112は、中継局200に送信するデータを変調する。具体的には、変調部112は、符号化部113から端末300宛のデータを受けとると、受けとったデータを変調し、デジタル/アナログ変換部111に渡す。
デジタル/アナログ変換部111は、中継局200に送信するデータをデジタルからアナログに変換する。具体的には、デジタル/アナログ変換部111は、変調部112から端末300宛のデータを受けとると、受けとったデータをデジタルからアナログに変換し、送信部110に渡す。
送信部110は、中継局200にデータを送信する。具体的には、送信部110は、デジタル/アナログ変換部111からデータを受けとると、受けとったデータを中継局200に送信する。
受信部120は、中継局200からデータを受信する。具体的には、受信部120は、中継局200からデータを受信すると、受信したデータをアナログ/デジタル変換部121に渡す。
アナログ/デジタル変換部121は、中継局200から受信したデータをアナログからデジタルに変換する。具体的には、アナログ/デジタル変換部121は、受信部120からデータを受けとると、受けとったデータをアナログからデジタルに変換し、復調部122に送信する。
復調部122は、中継局200から受信したデータを復調する。具体的には、復調部122は、アナログ/デジタル変換部121からデータを受けとると、受けとったデータを復調し、復号化部123に渡す。
復号化部123は、中継局200から受信したデータを復号する。具体的には、復号化部123は、復調部122からデータを受けとると、受けとったデータを復号し、制御部130に渡す。
中継局200は、図2に示すように、送信部210、デジタル/アナログ変換部211、変調部212、符号化部213、受信部220、アナログ/デジタル変換部221、復調部222、復号化部223、および制御データ解析部230を備える。
受信部220は、基地局100から端末300宛のデータを受信すると、受信したデータをアナログ/デジタル変換部221に渡す。アナログ/デジタル変換部221は、受信部220からデータを受けとると、受信したデータをアナログからデジタルに変換し、復調部222に渡す。復調部222は、アナログ/デジタル変換部221からデータを受けとると、受けとったデータを復調し、復号化部223に渡す。
復号化部223は、復調部222から受けとったデータを復号する。具体的には、復号化部223は、復調部222から受けとったデータを復号し、端末300宛のデータや制御データを取得する。また、復号化部223は、制御データ解析部230に制御データなどの解析を要求する。
制御データ解析部230は、基地局100から受信した制御データなどを解析する。具体的には、制御データ解析部230は、復号化部223から制御データの解析要求を受信すると、端末300宛のデータに制御データが結合されている場合には、制御データおよび端末300宛のデータを解析し、符号化部213に解析結果および端末300宛のデータを渡す。例えば、制御データ解析部230は、無線フレームの構成や、伝送遅延要求の厳しいデータであるか厳しくないデータであるかといった識別情報を解析する。なお、端末300宛のデータに制御データが結合されていない場合には、制御データ解析部230は、端末300宛のデータのみを解析し、符号化部213に解析結果および端末300宛のデータを渡す。
ここで、制御データ解析部230は、中継局200宛のデータに含まれるDL−MAPやR−FCHを解析することで、現在のフレーム番号を取得する。制御データ解析部230は、取得したフレーム番号と、RCDメッセージで指定されたフレーム数とのモジュロ(剰余)演算を行う。そして、制御データ解析部230は、繰り返しフレーム数分のフレーム構成の中から、モジュロ演算の結果の数で示された順番のフレーム構成を特定する。こうして、制御データ解析部230は、フレーム番号から一意に、使用すべきフレーム構成のパラメータを特定し、解析結果として復号化部223や符号化部213に渡す。例えば、実施例1における制御データ解析部230は、フレーム番号が偶数であるか奇数であるかを判定し、判定結果に対応するフレーム構成を特定し、パラメータを特定する。
なお、mフレーム単位で繰り返すフレーム構成を使用することもできる。この場合、制御データは、mフレーム単位で繰り返すフレーム構成を指定する。制御データ解析部230は、取得したフレーム番号と、フレーム数mとのモジュロ演算を行い、モジュロ演算の結果の数で示された順番のフレームを特定する。例えば、3フレーム単位で繰り返すフレーム構成を使用する場合、制御データは、「0」、「1」、「2」で区別される3通りのフレーム構成を指定する。制御データ解析部230は、取得したフレーム番号と、フレーム数3とのモジュロ演算を行い、余りが「0」ならば「0」で示されるフレーム構成を特定する。また、制御データ解析部230は、余りが「1」ならば「2」で示されるフレーム構成を特定し、余りが「2」ならば「2」で示されるフレーム構成を特定する。
符号化部213は、制御データ解析部230から解析結果と端末300宛のデータとを受けとると、制御データの解析結果に従って端末300宛のデータを符号化し、符号化したデータを変調部212に渡す。この解析結果には、制御データ解析部230によって特定されたフレーム構成のパラメータや、伝送遅延要求の厳しいデータであるか厳しくないデータであるかといった識別情報が含まれる。
ここで、実施例1においては、端末300宛のデータに、伝送遅延要求の厳しいデータと厳しくないデータとが混在する場合があることを想定している。このため、実施例1における符号化部213は、制御データ解析部230から受けとったパラメータに従って、まず、伝送遅延要求の厳しいデータをFrame−1のデータとして符号化し、符号化したデータを変調部212に渡す。その後、符号化部213は、制御データ解析部230から受けとったパラメータに従って、伝送遅延要求の厳しくないデータをFrame−2のデータとして符号化し、符号化したデータを変調部212に渡す。
もっとも、Frame−2で端末300に送信されるデータは、Frame−2が送信部210によって送信されるまでに復調、復号化、符号化および変調されればよい。すなわち、復調部222、復号化部223、符号化部213および変調部212は、Frame−2で端末300に送信されるデータについては、時間的余裕が与えられることとなる。このため、特に復号化部223および符号化部213は、Frame−2で端末300に送信されるデータについては、比較的時間のかかる高度な復号化および符号化処理を実行してもよい。
変調部212は、符号化部213から端末300宛のデータを受けとると、受けとったデータを変調し、変調したデータをデジタル/アナログ変換部211に渡す。
ここで、実施例1において、変調部212は、まず、Frame−1のデータを変調し、変調したデータをデジタル/アナログ変換部211に渡す。その後、変調部212は、Frame−2のデータを変調する。
デジタル/アナログ変換部211は、変調部212から端末300宛のデータを受けとると、受けとったデータをデジタルからアナログに変換し、変換したデータを送信部210に渡す。
ここで、実施例1において、デジタル/アナログ変換部211は、まず、Frame−1のデータを変換し、変換したデータを送信部210に渡す。その後、デジタル/アナログ変換部211は、Frame−2のデータを変換する。
送信部210は、デジタル/アナログ変換部211から端末300宛のデータを受信すると、受信したデータを端末300に送信する。
ここで、実施例1において送信部210は、まず、Frame−1のデータを直ちに端末300に送信する。一方、送信部210は、Frame−2のデータについては、Frame−2において端末300宛のデータを送信するタイミングを待機し、タイミングが到来してから送信する。
なお、実施例1においては、中継局200は、端末300に対して毎フレーム制御データを送信する。中継局200は、端末300宛のデータを送信する処理の前に、制御データを送信する。例えば、中継局200が端末300に対して送信する制御データは、一つ以上前のフレームで、予め基地局100が中継局200に宛てたデータの一部として送信されていればよい。この時、中継局200は、端末300宛のデータを送信する処理の前に、制御データを送信することができる。あるいは、例えば、中継局200自らが端末300に対して送信する制御データを作成し、端末300宛のデータを送信する処理の前に、制御データを送信することもできる。
端末300は、図2に示すように、入力部301、出力部302、送信部310、デジタル/アナログ変換部311、変調部312、符号化部313、受信部320、アナログ/デジタル変換部321、復調部322、および復号化部323を備える。
受信部320は、中継局200から端末300宛のデータを受信すると、受信したデータをアナログ/デジタル変換部321に渡す。アナログ/デジタル変換部321は、受信部320からデータを受けとると、受けとったデータをアナログからデジタルに変換し、変換したデータを復調部322に渡す。復調部322は、アナログ/デジタル変換部321からデータを受けとると、受けとったデータを復調し、復調したデータを復号化部323に渡す。復号化部323は、復調部322からデータを受けとると、受けとったデータを復号し、復号したデータを出力部302に渡す。出力部302は、復号化部323から受けとったデータを出力する。なお、中継局200からデータを受信する一連の処理は、中継局200から受信した制御データに従って行われる。
一方、入力部310は、端末300の利用者によって入力されたデータを符号化部313に渡す。符号化部313は、入力部310からデータを受けとると、受けとったデータを符号化し、符号化したデータを変調部312に渡す。変調部312は、符号化部313からデータを受けとると、受けとったデータを変調し、変調したデータをデジタル/アナログ変換部311に渡す。デジタル/アナログ変換部311は、変調部312からデータを受けとると、受けとったデータをデジタルからアナログに変換し、変換したデータを送信部310に渡す。送信部310は、デジタル/アナログ変換部311からデータを受けとると、受けとったデータを中継局200に送信する。なお、中継局200にデータを送信する一連の処理は、中継局200から受信した制御データに従って行われる。
[無線中継システムの処理手順]
続いて、図3および図4を用いて、無線中継システムの処理手順を説明する。図3は、基地局の処理手順を示すシーケンス図であり、図4は、中継局の処理手順を示すシーケンス図である。なお、以下では、DLの処理手順を例示するが、制御データが送信されない点以外は、ULの処理手順も同様に行われる。
まず、図3に示すように、基地局100の制御部130は、基地局100の上流にあたる装置や中継局200などから端末300宛のデータを受けとる(ステップS101)。
続いて、制御部130は、制御データ作成部131に制御データの作成を要求する(ステップS102)。
すると、制御データ作成部131は、制御データを作成し(ステップS103)、作成した制御データを制御部130に送る(ステップS104)。
続いて、制御部130は、受け取った制御データと端末300宛のデータとを結合し(ステップS105)、符号化部113に送る(ステップS106)。
その後、符号化部113から変調部112にデータが送られ(ステップS107)、変調部112からデジタル/アナログ変換部111にデータが送られ(ステップS108)、デジタル/アナログ変換部111から送信部110にデータが送られる(ステップS109)。そして、送信部110が、中継局200にデータを送信する(ステップS110)。
次に、図4に示すように、中継局200の受信部220は、端末300宛のデータを受信し(ステップS201)、受信したデータをアナログ/デジタル変換部221に送る(ステップS202)。
続いて、アナログ/デジタル変換部221から復調部222にデータが送られ(ステップS203)、復調部222から復号化部223にデータが送られる(ステップS204)。
復号化部223は、復調部222から受けとったデータを復号し、端末300宛のデータを取得すると、制御データ解析部230に制御データなどの解析を要求する(ステップS205)。
一方、制御データ解析部230は、復号化部223から制御データの解析要求を受信すると、制御データなどを解析し(ステップS206)、符号化部213に解析結果と端末300宛のデータとを送る(ステップS207)。
そして、符号化部213は、解析結果に従って端末300宛のデータを符号化するが、まず、伝送遅延要求の厳しいデータをFrame−1のデータとして符号化し、符号化したデータを変調部212に送る(ステップS208)。
すると、変調部212は、Frame−1のデータを変調し、変調したデータをデジタル/アナログ変換部211に送る(ステップS209)。続いて、デジタル/アナログ変換部211は、Frame−1のデータをデジタルからアナログに変換し、変換したデータを送信部210に送る(ステップS210)。そして、送信部210が、Frame−1を直ちに送信する(ステップS211)。
一方、符号化部213は、ステップS208において符号化したデータを変調部212に送った後に、伝送遅延要求の厳しくないデータをFrame−2のデータとして符号化し、符号化したデータを変調部212に送る(ステップS212)。
すると、変調部212は、Frame−2のデータを変調し、変調したデータをデジタル/アナログ変換部211に送る(ステップS213)。続いて、デジタル/アナログ変換部211は、Frame−2のデータをデジタルからアナログに変換し、変換したデータを送信部210に送る(ステップS214)。なお、送信部210は、Frame−1と異なり、Frame−2のデータについては、Frame−2において端末300宛のデータを送信するタイミングを待機し、タイミングが到来してから送信する(ステップS215)。
ここで、実施例1に係る無線中継システムにおいて、送信モードと受信モードとの切り替えの間に生じる時間的な空白期間は、ステップS201で端末300宛のデータを受信してからステップS211でFrame−1の送信を開始するまでの期間である。
図5は、伝送効率の向上を説明するための図である。例えば、図5に示すように、基地局が、送受信処理の仕事量『10』のデータを中継局に送信したとする。中継局は、データを受信した後に、受信したデータの復号化や符号化処理などを実行するが、例えば、受信モードと送信モードの切り換えの間の時間が、『5』の仕事を行う時間しかない場合、この間に『10』の仕事量を行うためには、全ての受信を終える前に復号化処理を始めたり、全ての符号化が完了する前に送信を始めるなど処理の多重化が必要となり、一連の送受信処理を制御する方法が複雑になるという欠点を持っていた。さもなくば、受信モードと送信モードの間に仕事量『10』を行うために十分な空白期間を設けなければならず、伝送効率が低下していた。
これに対し、実施例1における無線中継システムは、伝送遅延要求の厳しいデータのみをFrame−1で先に送信し、伝送遅延要求の厳しくないデータについてはFrame−2に先送りして送信する。すなわち、図5の(B)に示すように、例えば、基地局から送信されたデータの内、伝送遅延要求の厳しいデータが2割であるとすると、中継局は、仕事量『2』の送受信処理を実行すると、直ちにデータを送信する。そして、中継局は、伝送遅延要求の厳しくないデータについては、時間的余裕が与えられた中で復号化や符号化処理を実行する。ここで、仕事量『8』分の送受信処理について、仕事量『8』で処理する代わりにより多くの処理を加えることによって受信感度を高めたりより多くのデータ量を処理することが可能となり、この結果、伝送効率が向上するのである。
[実施例1の効果]
上記してきたように、実施例1によれば、無線中継システムは、基地局100と中継局200との間でデータ伝送を許容する時間区間の長さ(RZ)や中継局200と複数の端末300との間でデータ伝送を許容する時間区間の長さ(AZ)を無線フレームに応じて所定のパターンで変更する。RZは、基地局100から中継局200へのデータ伝送が許容される時間区間又は中継局200から基地局100へのデータ伝送が許容される時間区間である。また、AZは、中継局200から端末300へのデータ伝送が許容される時間区間又は端末300から中継局200へのデータ伝送が許容される時間区間である。
具体的には、実施例1における無線フレームは、1つの無線フレーム内に、基地局100と中継局200との間でデータ伝送を許容するRZと、中継局200と端末300との間でデータ伝送を許容するAZとを含む。また、Frame−1内のRZは、Frame−2内のRZに対して相対的に長く、Frame−1内のAZは、Frame−2内のAZに対して相対的に短い。また、無線中継システムは、RZの長さ又はAZの長さを毎無線フレーム変更する。
また、無線中継システムは、無線フレームを時分割で、基地局100と中継局200の間の通信に使用する区間(RZ)と、中継局200と端末300の間の通信に使用する区間(AZ)を設ける。また、無線中継システムは、無線フレームごとに、基地局100と中継局200の間の通信に使用する区間(RZ)に多くの領域を割り当てる無線フレームと、中継局200と端末300の間の通信に使用する区間(AZ)に多くの領域を割り当てるフレームを交互に繰り返して使用する。
また、無線中継システムは、無線フレームを時分割で、基地局100と中継局200の間の通信に使用する区間(RZ)と、中継局200と端末300の間の通信に使用する区間(AZ)を設ける。また、無線中継システムは、それぞれの区間の設定情報について、複数の設定を基地局100から中継局200に通知し、複数の設定を順番に繰り返して使用する。また、複数のフレーム構成は、無線フレーム番号から一意に導かれ、2通りの区間設定情報を使用する。これによって、フレーム構成の通知に関するオーバーヘッドを減らし、効率的なデータ伝送に寄与することも可能になる。
このようなことから、実施例1に係る無線中継システムによれば、伝送効率を向上することが可能になる。すなわち、中継局200は、端末300に向けて送信するデータとして基地局100から受信したデータの内、伝送遅延要求の厳しくない一部のデータについては次のフレームで送信する。このため、実施例1に係る無線中継システムによれば、送信モードと受信モードとの切り替えの間に生じる時間的な空白期間は、伝送遅延要求の厳しい一部のデータの符号化処理などの時間にとどまることになり、伝送効率を向上することが可能になる。
また、伝送遅延要求の厳しくない一部のデータについては時間的余裕が与えられることになり、比較的時間のかかる高度な符号化処理を実行することもできるので、通信品質を向上することも可能になる。
また、中継局200が、2(ないしm)フレームごとに大きなブロックとしてデータを中継することにより、より大きな誤り訂正符号の効果を得ることも可能になる。
ところで、実施例1に例示した無線フレーム構成では、伝送遅延要求の厳しいデータと厳しくないデータとが混在する場合があることを想定していた。実施例2では、伝送遅延要求の厳しいデータが存在しない場合の無線フレーム構成を例示する。
図6を用いて、実施例2に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明する。図6は、実施例2に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。
図6に示すように、実施例2に係る無線中継システムは、実施例1と同様、RZの長さ又はAZの長さを無線フレームに応じて所定のパターンで変更する。具体的には、実施例2に係る無線中継システムは、無線フレームのDLについて、図6に示すように、1つの無線フレーム内にAZが設けられず、RZだけが割り当てられるように変更する((b)を参照)。また、実施例2に係る無線中継システムは、無線フレームのULについて、図6に示すように、1つの無線フレーム内にRZが設けられず、AZだけが割り当てられるように変更する((d)を参照)。
ここで、実施例2における中継局は、端末に向けて送信するデータを所定のフレームで基地局から受信した場合に、当該フレーム中で端末に向けて送信するのではなく、次のフレームで送信する。
例えば、中継局は、図6に示すように、端末に向けて送信するデータをFrame−1で基地局から受信した場合に((b)を参照)、これらのデータをFrame−2で送信する((c)を参照)。
[実施例2の効果]
上記してきたように、実施例2によれば、所定パターンによる変更は、基地局100と中継局200との間でデータ伝送を許容する時間区間(RZ)又は中継局200と端末300との間でデータ伝送を許容する時間区間(AZ)が設けられない無線フレームを形成する。また、無線中継システムは、データを送信する領域について、無線フレームごとに、基地局100と中継局200の間の通信に使用する区間(RZ)だけを割り当てるフレームと、中継局200と端末300の間の通信に使用する区間(AZ)だけを割り当てるフレームを交互に繰り返して使用する。
このようなことから、実施例2に係る無線中継システムによれば、伝送効率をより向上することが可能になる。すなわち、実施例1における中継局200は、端末300に向けて送信するデータをFrame−1で基地局から受信した後、伝送遅延要求の厳しいデータを送信するために、データを受信するモードから送信するモードへと切り替えており、空白期間が生じていた。これに対し、実施例2における中継局200は、無線フレームごとに、RZのみ、あるいはAZのみのフレーム構成であるので、空白期間が生じなくなり、オーバーヘッドを減らし、伝送効率をより向上することが可能になる。
ところで、実施例1や実施例2に例示した無線フレーム構成では、中継局から端末に向けて全てのフレームで同期信号および共通制御情報を送信していた。これは、例えば、同期信号および共通制御情報が毎フレーム送信されていることを前提として作られている端末の動作を確保するためである。この点、同期信号および共通制御情報が毎フレーム送信されない場合もありうるように新しい規格を定め、新しい規格に則った端末を通信の対象とできるならば、中継局は、必ずしも全てのフレームで同期信号および共通制御情報を送信しなくてもよい。実施例3では、必ずしも全てのフレームで同期信号および共通制御情報を送信しない場合の無線フレーム構成を例示する。
図7を用いて、実施例3に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明する。図7は、実施例3に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。
図7に示すように、実施例3に係る無線中継システムは、実施例2と同様、RZの長さ又はAZの長さを無線フレームに応じて所定のパターンで変更する。具体的には、実施例3に係る無線中継システムは、無線フレームのDLについて、実施例2と同様、図7に示すように、1つの無線フレーム内にAZが設けられず、RZだけが割り当てられるように変更する((b)を参照)。また、実施例3に係る無線中継システムは、無線フレームのULについて、実施例2と同様、図7に示すように、1つの無線フレーム内にRZが設けられず、AZだけが割り当てられるように変更する((d)を参照)。
ここで、実施例3における中継局200は、毎フレームで同期信号および共通制御情報を送信するのではなく、DLでAZだけが割り当てられた無線フレームで、同期信号および共通制御情報を送信する。例えば、無線中継システムは、図7に示すように、Frame−1では同期信号および共通制御情報を送信せず、Frame−2で送信するように変更する((a)を参照)。
なお、実施例3における端末300は、中継局200と同様の部を備える。具体的には、中継局200の制御データ解析部230と同様の部を備え、端末300の各部は、制御データ解析部によって解析された解析結果に従って各種処理を行う。
[実施例3の効果]
上記してきたように、実施例3によれば、無線中継システムは、DLで中継局200から端末300に向かったデータ領域(AZ)を多くあるいはそれだけを割り当てた無線フレームで、中継局200から端末300に向けた同期信号および共通制御信号を送信する。
このようなことから、実施例3に係る無線中継システムによれば、伝送効率をさらに向上することが可能になる。すなわち、実施例2における中継局200は、同期信号や共通制御信号を端末300へ送信した後、基地局100からデータを受信するまでの間に、データを送信するモードから受信するモードへと切り替えており、空白期間が生じていた。これに対し、実施例3における中継局200は、DLでAZだけが割り当てられた無線フレームで同期信号および共通制御情報を送信するフレーム構成であるので、同期信号や共通制御信号を端末300へ送信した後、基地局100からデータを受信する処理は無くなる。この結果、空白期間が生じなくなり、伝送効率をさらに向上することが可能になる。
また、基地局100、中継局200、あるいは端末300において、送信モードと受信モードとを切り替える状態遷移を減らすことができるので、機器の制御構造を簡略化することも可能になる。
また、フレーム構成を毎回送信するのではなく、2(ないしm)パターンのフレーム構成を交互に繰り返して使用することによって、フレーム構成の通知に関するオーバーヘッドを減らし、効率的なデータ伝送に寄与することも可能になる。
ところで、実施例2や実施例3で例示した無線フレーム構成では、中継局について、1つの無線フレーム中で、送信するデータよりも受信するデータの方が大きいか、受信するデータよりも送信するデータの方が大きいなど、偏りがあった。実施例4では、無線フレーム内の送受信の偏りを低減する無線フレーム構成を例示する。
図8および図9を用いて、実施例4に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明する。図8および図9は、実施例4に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。
図8および図9に示すように、実施例4に係る無線中継システムは、実施例2や実施例3と同様、RZの長さ又はAZの長さを無線フレームに応じて所定のパターンで変更する。具体的には、実施例4に係る無線中継システムは、無線フレームのDLについて、実施例2や実施例3と同様、図8および図9に示すように、1つの無線フレーム内にAZが設けられず、RZだけが割り当てられるように変更する((b)を参照)。
ここで、実施例4に係る無線中継システムは、無線フレームのULについて、実施例2や実施例3と異なり、図8および図9に示すように、DLにおいてRZだけが割り当てられた無線フレームにおいてAZが設けられず、RZだけが割り当てられるように変更する((e)を参照)。
一方、実施例4に係る無線中継システムは、次の無線フレームのDLについて、実施例2や実施例3と同様、図8および図9に示すように、1つの無線フレーム内にRZが設けられず、AZだけが割り当てられるように変更する((c)を参照)。しかしながら、実施例4に係る無線中継システムは、そのDLにおいてAZだけが割り当てられた無線フレームのULについて、実施例2や実施例3と異なり、図8および図9に示すように、RZが設けられず、AZだけが割り当てられるように変更する((d)を参照)。
[実施例4の効果]
上記してきたように、実施例4によれば、1つの無線フレーム内に、基地局100から中継局200へのデータ送信を許容する時間区間(DLのRZ)と、中継局200から基地局100へのデータ送信を許容する時間区間(ULのRZ)とを含む。所定のパターンによる変更では、Frame−1内における基地局100から中継局200へのデータ送信を許容する時間区間(DLのRZ)が、Frame−2内における基地局100から中継局200へのデータ送信を許容する時間区間(DLのRZ)に対して相対的に長くなる。また、Frame−1内における中継局200から基地局100へのデータ送信を許容する時間区間(ULのRZ)が、Frame−2内における中継局200から基地局100へのデータ送信を許容する時間区間(ULのRZ)に対して相対的に長くなる。
また、無線フレームは、1つの無線フレーム内に、中継局200から端末300へのデータ送信を許容する時間区間(DLのAZ)と、端末300から中継局200へのデータ送信を許容する時間区間(ULのAZ)とを含む。Frame−1内における中継局200から端末300へのデータ送信を許容する時間区間(DLのAZ)が、Frame−2内における中継局200から端末300へのデータ送信を許容する時間区間(DLのAZ)に対して相対的に短い。また、Frame−1内における端末300から中継局200へのデータ送信を許容する時間区間(ULのAZ)が、Frame−2内における端末300から中継局200へのデータ送信を許容する時間区間(ULのAZ)に対して相対的に短い。
また、無線中継システムは、DLで基地局100から中継局200に向かったデータ領域(RZ)を多くあるいはそれだけを割り当てたフレームのULでは中継局200から基地局100へ向かうデータ領域(RZ)を多くあるいはそれだけを割り当てる。また、DLで中継局200から端末300に向かったデータ領域(AZ)を多くあるいはそれだけを割り当てたフレームのULでは端末300から中継局200へ向かうデータ領域(AZ)を多くあるいはそれだけを割り当てる。
このようなことから、実施例4に係る無線中継システムによれば、伝送効率を向上するのみならず、中継局200における処理の輻輳を防止する。すなわち、実施例2や実施例3における中継局200は、1つの無線フレーム中で、送信するデータよりも受信するデータの方が大きいか、受信するデータよりも送信するデータの方が大きいなど、偏りがあった。このため、例えば、受信するデータの復号処理などが輻輳していた。これに対し、実施例4における中継局200は、Frame−1においてはDLでは受信の処理を行い、ULでは送信の処理を行う。一方、Frame−2においてはDLでは送信の処理を行い、ULでは受信の処理を行う。この結果、基地局100からのデータの受信と、端末300からのデータの受信とが同時に起こることによる処理の輻輳を避けることが可能になる。また、回路ハードウェアのリソースを効率的に分配することが可能になる。
更に、このフレーム構成では、基地局100あるいは端末300にまとまった処理の空白期間ができるため、回路の動作状態を適切に制御することにより、消費電力を減らすことが容易に可能になる。特に、図9による無線フレーム構成は、実施例3で述べた同期信号および共通制御情報を毎フレームで送信しない場合と併用した場合を示している。すると、中継局200における送信モードと受信モードとの切り替えについて、Frame−1とFrame−2の境界、あるいは、Frame−2とその次のフレーム(Frame−1と同様なフレーム構成を使用すると仮定)の境界での切り替えが不要になる。ここでも、切り替えに伴う空白期間を取り除くことができ、伝送効率を向上することが可能になる。
ところで、実施例1〜実施例4では、基地局と端末とが1段の中継局を介して通信する事例を説明してきた。実施例5では、多段の中継局を介して通信する事例を説明する。
図10および図11を用いて、実施例5に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明する。図10および図11は、実施例5に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。
図10および図11に示すように、実施例5に係る無線中継システムにおいては、DLについては、Frame−1で基地局から中継局1に対して送信が行われるのと同時に、中継局2から端末に対する送信が行われている。また、Frame−2で中継局1から中継局2に対してデータが送信され、そのデータはFrame−3(Frame−1と同様なフレーム構成を使用すると仮定)で中継局2から端末に送信される。ULについても同様の動作を行っている。
すなわち、実施例5に係る無線中継システムは、実施例1〜4と同様、RZの長さ又はAZの長さを無線フレームに応じて所定のパターンで変更する。具体的には、実施例5に係る無線中継システムは、無線フレームのDLについては、実施例2〜4と同様、図10および図11に示すように、1つの無線フレーム内にAZが設けられず、RZだけが割り当てられるように変更する((b)を参照)。
また、実施例5に係る無線中継システムは、無線フレームのULについては、実施例4と同様、図10および図11に示すように、1つの無線フレーム内にAZが設けられず、RZだけが割り当てられるように変更する((e)を参照)。なお、図10と図11との無線フレーム構成の違いは、DLとULとの間で中継の方向が異なるだけである。また、実施例3と同様、中継局2から端末に送信する同期信号および共通制御信号が毎フレーム送信されない場合にも適用できる。
[実施例5の効果]
このようなことから、実施例5に係る無線中継システムによれば、基地局と中継局とが多段の中継局を介して通信する無線中継システムにおいて、伝送効率を向上するのみならず、中継局における処理の輻輳を防止する。
ところで、実施例5に係る無線中継システムでは、DLにおいて中継局1が基地局からの信号を受信しているのと同時に中継局2が端末に向けて信号を送信していた。また、ULにおいても、中継局2が端末からの信号を受信しているのと同時に中継局1が基地局に向けて信号を送信していた。もっとも、これらが干渉となってうまく受信できない場合がある。このため、実施例6では、図12に示すような3フレームで繰り返す無線フレーム構成を用いることによって、干渉を回避する。
図12を用いて、実施例6に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明する。図12は、実施例6に係る無線中継システムの無線フレーム構成を説明するための図である。
図12では、DLについては、Frame−1で基地局から中継局1へ、Frame−2で中継局1から中継局2へ、Frame−3で中継局2から端末へデータを送信し、ULについては、Frame−2で端末から中継局2へ送信されて、以下順番に中継される例が示されている。なお、Frame−2で端末から中継局2へ送信されたデータが順番に中継されるパターン、およびFrame−3で端末から中継局2へ送信されたデータが順番に中継されるパターンも同様に考えることができる。また、実施例3と同様、中継局2から端末に送信する同期信号および共通制御信号が毎フレーム送信されない場合にも適用できる。
[複数の中継局]
基地局の配下に複数の中継局が設置されている場合、中継局ごとに異なるフレーム構成を使用すると、DLにおいて、ある中継局がAZとして送信を行う時に、近接の別の中継局がRZとして受信を行う場合が生じる。しかし、このような場合、送信を行った中継局の電波が、受信を行う中継局に対して妨害となり、受信を行う中継局が、正常に受信できなくなるおそれがある。ULにおいても同様に、ある中継局がRZとして送信を行う時に、近傍にAZとして受信を行う別の中継局が存在すれば、RZとして送信を行った中継局の信号が、受信を行わなければならない中継局に対して妨害となる。
このようなことから、中継局ごとに異なるフレーム構成を使用するのではなく、基地局配下の全ての中継局(あるいは、全ての基地局の配下に設置された全ての中継局など)で共通のフレーム構成を使用してもよい。こうすることで、フレーム構成を指定する共通制御信号によるオーバーヘッドが軽減されるだけでなく、中継局ごとにRZとAZとが異なることに起因する干渉問題を解決することも可能になる。
[システム構成等]
また、明細書中や図面中で示した処理手順(図3〜4など)、具体的名称(図2など)、各種データやパラメータを含む情報(図5など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図2に例示した基地局100、中継局200、および端末300の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、具体的形態は図示のものに限られず、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、基地局100、中継局200、および端末300にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
なお、上記の実施例で説明した無線フレームの利用方法や設定方法は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。

Claims (10)

  1. 基地局と端末との間のデータ伝送を中継局による中継処理を用いて実行する無線中継システムにおいて、
    第1の無線フレーム内の基地局から中継局へのデータ伝送を許容する第1の時間区間を、前記第1の無線フレームに続く第2の無線フレーム内の前記第1の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から端末へのデータ伝送を許容する第2の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第2の時間区間よりも短くする制御部
    第1部分データと前記第1部分データよりも遅延が小さいことを要求される第2部分データとを含む伝送データを前記第1の無線フレームの前記第1の時間区間で受信し、前記第1の無線フレームの前記第2の時間区間で前記第2部分データを送信し、前記第2の無線フレームの前記第2の時間区間で前記第1部分データを送信する中継処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線中継システム。
  2. 基地局と端末との間のデータ伝送を中継局による中継処理を用いて実行する無線中継システムにおいて、
    第1の無線フレームには基地局から中継装置への伝送データの伝送が行われる第1の時間区間を含め且つ中継装置から端末への伝送データの伝送が行われる第2の時間区間を含めず、且つ、前記第1の無線フレームに続く第2の無線フレームには前記第1の時間区間を含めず且つ前記第2の時間区間を含める制御部と、
    前記第1の無線フレームの前記第1の時間区間で伝送データを受信し、前記受信した伝送データを前記第2の無線フレームの前記第2の時間区間で送信する中継処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線中継システム。
  3. 基地局と端末との間のデータ伝送を中継局による中継処理を用いて実行する無線中継システムにおいて、
    第1の無線フレーム内の基地局から中継局へのデータ送信を許容する第1の時間区間を、前記第1の無線フレームに続く第2の無線フレーム内の前記第1の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から基地局へのデータ送信を許容する第2の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第2の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から端末へのデータ送信を許容する第3の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第3の時間区間よりも短くし、前記第1の無線フレーム内の端末から中継局へのデータ送信を許容する第4の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第4の時間区間よりも短くする制御部
    第1部分データと前記第1部分データよりも遅延が小さいことを要求される第2部分データとを含む伝送データを前記第1の無線フレームの前記第1の時間区間で受信し、前記第1の無線フレームの前記第3の時間区間で前記第2部分データを送信し、前記第2の無線フレームの前記第3の時間区間で前記第1部分データを送信する中継処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線中継システム。
  4. 基地局と端末との間のデータ伝送を中継局による中継処理を用いて実行する無線中継システムにおいて、
    第1の無線フレーム内の端末から中継局へのデータ伝送を許容する第1の時間区間を、前記第1の無線フレームと隣接する第2の無線フレーム内の前記第1の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から基地局へのデータ伝送を許容する第2の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第2の時間区間よりも短くする制御部
    第1部分データと前記第1部分データよりも遅延が小さいことを要求される第2部分データとを含む伝送データを前記第1の無線フレームの前記第1の時間区間で受信し、前記第1の無線フレームの前記第2の時間区間で前記第2部分データを送信し、前記第2の無線フレームの前記第2の時間区間で前記第1部分データを送信する中継処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線中継システム。
  5. 基地局と端末との間のデータ伝送を中継局による中継処理を用いて実行する無線中継システムにおいて、
    第1の無線フレーム内の基地局から中継局へのデータ伝送を許容する第1の時間区間を、前記第1の無線フレームに続く第2の無線フレーム内の前記第1の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から端末へのデータ伝送を許容する第2の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第2の時間区間よりも短くし、前記第1の無線フレーム内の端末から中継局へのデータ伝送を許容する第3の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第3の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から基地局へのデータ伝送を許容する第4の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第4の時間区間よりも短くする制御部
    第1部分データと前記第1部分データよりも遅延が小さいことを要求される第2部分データとを含む伝送データを前記第1の無線フレームの前記第1の時間区間で受信し、前記第1の無線フレームの前記第2の時間区間で前記第2部分データを送信し、前記第2の無線フレームの前記第2の時間区間で前記第1部分データを送信する中継処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線中継システム。
  6. 基地局から中継局を介して端末へデータを伝送する無線中継システムにおける無線フレームの利用方法において、
    第1の無線フレーム内の基地局から中継局へのデータ伝送を許容する第1の時間区間を、前記第1の無線フレームに続く第2の無線フレーム内の前記第1の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から端末へのデータ伝送を許容する第2の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第2の時間区間よりも短く
    第1部分データと前記第1部分データよりも遅延が小さいことを要求される第2部分データとを含む伝送データを前記第1の無線フレームの前記第1の時間区間で受信し、前記第1の無線フレームの前記第2の時間区間で前記第2部分データを送信し、前記第2の無線フレームの前記第2の時間区間で前記第1部分データを送信する、
    ことを特徴とした無線フレームの利用方法。
  7. 基地局から中継局を介して端末へデータを伝送する無線中継システムにおける無線フレームの利用方法において、
    第1の無線フレームには基地局から中継装置への伝送データの伝送が行われる第1の時間区間を含め且つ中継装置から端末への伝送データの伝送が行われる第2の時間区間を含めず、且つ、前記第1の無線フレームに続く第2の無線フレームには前記第1の時間区間を含めず且つ前記第2の時間区間を含め、
    前記第1の無線フレームの前記第1の時間区間で伝送データを受信し、前記受信した伝送データを前記第2の無線フレームの前記第2の時間区間で送信する
    ことを特徴とした無線フレームの利用方法。
  8. 基地局から中継局を介して端末へデータを伝送する無線中継システムにおける無線フレームの利用方法において、
    第1の無線フレーム内の基地局から中継局へのデータ送信を許容する第1の時間区間を、前記第1の無線フレームに続く第2の無線フレーム内の前記第1の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から基地局へのデータ送信を許容する第2の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第2の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から端末へのデータ送信を許容する第3の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第3の時間区間よりも短くし、前記第1の無線フレーム内の端末から中継局へのデータ送信を許容する第4の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第4の時間区間よりも短くし、
    第1部分データと前記第1部分データよりも遅延が小さいことを要求される第2部分データとを含む伝送データを前記第1の無線フレームの前記第1の時間区間で受信し、前記第1の無線フレームの前記第3の時間区間で前記第2部分データを送信し、前記第2の無線フレームの前記第3の時間区間で前記第1部分データを送信する
    ことを特徴とした無線フレームの利用方法。
  9. 前記第2の無線フレームでは、中継局から端末に向けた同期信号および共通制御信号が送信される、
    ことを特徴とした請求項に記載の無線フレームの利用方法。
  10. 基地局から中継局を介して端末へデータを伝送する無線中継システムにおける無線フレームの利用方法において、
    第1の無線フレーム内の基地局から中継局へのデータ伝送を許容する第1の時間区間を、前記第1の無線フレームに続く第2の無線フレーム内の前記第1の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から端末へのデータ伝送を許容する第2の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第2の時間区間よりも短くし、前記第1の無線フレーム内の端末から中継局へのデータ伝送を許容する第3の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第3の時間区間よりも長くし、前記第1の無線フレーム内の中継局から基地局へのデータ伝送を許容する第4の時間区間を、前記第2の無線フレーム内の前記第4の時間区間よりも短くし、
    第1部分データと前記第1部分データよりも遅延が小さいことを要求される第2部分データとを含む伝送データを前記第1の無線フレームの前記第1の時間区間で受信し、前記第1の無線フレームの前記第2の時間区間で前記第2部分データを送信し、前記第2の無線フレームの前記第2の時間区間で前記第1部分データを送信する、
    ことを特徴とした無線フレームの利用方法。
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