JP5245922B2 - 可変ディフューザの駆動機構 - Google Patents

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本発明は、過給機のコンプレッサに設けられる可変ディフューザの駆動機構に関する。
過給機の過給圧を制御する装置として、例えば、ターボチャージャに設けられた可変ノズルの開度を制御するものが知られている(特許文献1、2参照。)。これらの装置では、ノズルベーンの向きを変更して開度を調整している。開度の調整には、圧力式アクチュエータが用いられている。
実開昭62−138831号公報 特開平10−8978号公報
圧力式アクチュエータで出没式のベーンを駆動する場合、過給圧が影響することがある。可動部分の隙間から空気が流れ込んでアクチュエータの可動部分の片側の面にのみ過給圧が加わるためで、アクチュエータに加える圧力が一定であっても可動部分の変位量が異なるおそれがある。
そこで、本発明は過給圧の変動に影響されない可変ディフューザの駆動機構を提供することを目的とする。
本発明の可変ディフューザの駆動機構は、過給機のコンプレッサハウジング内に設けられ、ディフューザのベーンをディフューザ通路に対して突出させる突出位置と、前記ディフューザ通路に対して退避させる退避位置との間で駆動する可変ディフューザの駆動機構であって、同一空間内に設けられ、その空間内を、空気圧がそれぞれ調整される第1室及び第2室と、過給圧が導入される過給圧室と、区切る可動手段と、前記第1室と前記第2室とをシールする第1シール部材と、前記第1室と前記過給圧室とをシールする第2シール部材と、前記第2室と前記過給圧室とをシールする第3シール部材と、を備え、前記ベーンは、前記可動手段と接続され、前記第1室及び第2室の少なくとも一方の空気圧が調整されて前記可動手段を移動させることにより前記突出位置及び退避位置の間で往復駆動され、前記可動手段は、前記ベーンの移動方向に対して垂直な面を2つ有し、その各面に対して前記過給圧が互いに打ち消しあうように加圧可能に構成されている(請求項1)。
本発明の可変ディフューザの駆動機構によれば、ベーンと接続される可動部材が互いに隔離された第1室及び第2室の空気圧を調整されることで移動して、ベーンが突出位置と退避位置との間で駆動する。可動手段には過給圧室に流れ込む吸気による過給圧がかかるが、ベーンの移動方向に対して垂直な面を2つ有することによりベーンの移動方向においては過給圧が打ち消しあう。このように、可動部材の両側から過給圧が加わる構成としたので、ベーンの駆動の際の過給圧の影響を低減することができる。従って、過給圧が変動しても同一の駆動力でベーンを同一の位置に駆動させることができる。
以上、説明したように、本発明の可変ディフューザの駆動機構においては、ベーンと接続される可動部材が第1室及び第2室の空気圧を調整されることで移動して、ベーンが突出位置と退避位置との間で駆動する。可動手段には過給圧室に流れ込む吸気による過給圧がかかるが、ベーンの移動方向に対して垂直な面を2つ有することによりベーンの移動方向においては過給圧が打ち消しあう。このように、可動部材の両側から過給圧が加わる構成としたので、ベーンの駆動の際の過給圧の影響を低減することができる。従って、過給圧が変動しても同一の駆動力でベーンを同一の位置に駆動させることができる。
本発明の可変ディフューザの駆動機構が適用されたターボチャージャの要部を示す概略図。 ベーンをディフューザ通路に対して退避させた様子を示す図。 駆動機構の変形例を示す図。
図1は、本発明の可変ディフューザの駆動機構が適用されたターボチャージャの要部を示す概略図である。ターボチャージャ1は、内燃機関(不図示)に過給するためのもので、タービン(不図示)を有し、そのタービンによってコンプレッサ2を駆動するように構成されている。コンプレッサ2は、コンプレッサハウジング3と、周方向に複数の翼4aが設けられ、回転軸4bを介してタービンホイール(不図示)と一体回転するコンプレッサホイール4と、後述するディフューザ5とを備えている。コンプレッサハウジング3には、コンプレッサホイール4が配置されるホイール室6と、コンプレッサホイール4の外周に配置される渦巻状のスクロール室7と、ホイール室6とスクロール室7とを連通し、ディフューザ5が配置されるディフューザ通路8とが形成されている。なお、ディフューザ5以外の構成については、周知技術を利用してもよい。
ディフューザ5は、ディフューザ通路8に対して出没駆動される複数のベーン11と、複数のベーン11を駆動する駆動機構12とを備えている。ベーン11は、ディフューザ通路8に配置され、コンプレッサホイール4の外周に沿って並べられている。ベーン11は、コンプレッサハウジング3に設けられる格納室13に格納可能で、ディフューザ通路8に対して突出する突出位置P1と、格納室13に格納されてディフューザ通路8に対して退避する退避位置P2(図2参照)との間で、往復移動が可能である。これにより、ベーン11は、コンプレッサホイール4から吐出される吸気の流量を調節するので、コンプレッサ2の効率を向上させている。ディフューザ5が可変ディフューザとして機能している。
駆動機構12は、コンプレッサハウジング3内に形成される第1室21及び第2室22と、過給圧室23とを区切る可動手段としての可動部材24と、第1室21と第2室22とをシールする第1シール部材25と、第1室21と過給圧室23とをシールする第2シール部材26と、第2室22と過給圧室23とをシールする第3シール部材27と、ベーン11を格納室13側へ付勢するためのばね28と、可動部材24とベーン11とを接続する接続部材29とを備えている。第1室21、第2室22及び過給圧室23は、コンプレッサハウジング3内にコンプレッサホイール4の外周に沿ってリング状に形成された同一空間内に設けられ、その空間30内に設けられる可動部材24により第1室21及び第2室22と過給圧室23とが区切られている。各室21〜23が設けられる空間30は、その半径方向の断面形状がコの字型に構成され、可動部材24もまた、コンプレッサホイール4の外周に沿ってリング状に形成され、かつその半径方向の断面形状がコの字型に構成されて空間30内に同じ向きに収容されている。可動部材24には、ベーン11の移動方向に対してそれぞれ垂直な第1面24a及び第2面24bが設けられている。第1面24a及び第2面24bは、ほぼ同一の面積を有する。可動部材24の外周側と空間30の内面との間には、隙間が設けられ、第1面24a及び第2面24bは過給圧室23の内面を構成する。
各室21〜23の間はそれぞれ各シール部材25〜27によりシールされている。可動部材24の内周側には、第1室21及び第2室22が配置されている。第1室21及び第2室22の間には、コンプレッサハウジング3による凸部31が形成され、その先端部に第1シール部材25が固定されて可動部材24と接触する。これにより、第1室21と第2室22とが隔離される。可動部材24の外周側には、過給圧室23が配置されている。第2シール部材26及び第3シール部材27は、可動部材24の両端部にそれぞれ固定され、コンプレッサハウジング3と接触する。これにより、第1室21及び第2室22に対して過給圧室23が隔離される。各シール部材25〜27も同様にリング形状で、コンプレッサホイール4の外周に沿って設けられている。
第1室21は、コンプレッサハウジング3に形成された第1空気通路32を介して第1室21内を加圧するポンプ(不図示)と接続される。第2室22は、コンプレッサハウジング3に形成された第2空気通路33を介して大気圧に開放されている。第2空気通路33は、例えば、コンプレッサ2の入口と連通している。各空気通路32、33は、空間30内での可動部材24の移動領域を避けて設けられる。ばね28は、第2室22に設けられ、その両端部は、それぞれ凸部31及び可動部材24に固定されている。ばね28は、ベーン11を格納室13に格納する向きに付勢している。接続部材29は、棒状の部材で、一方の端部は可動部材24と、他方の端部はコンプレッサハウジング3に形成された接続通路34を介してベーン11と、それぞれ固定されている。可動部材24の移動に伴い、接続部材29を介してベーン11が移動する。過給圧室23には、接続部材28と接続通路34との隙間からディフューザ通路8を通る吸気が流れ込み、過給圧がかかる。
駆動機構12が適用されたディフューザ5の動作を説明する。ベーン11をディフューザ通路8に対して突出させる場合には、第1空気通路32を介してポンプから空気を第1室21に送り込んで加圧する。これにより、第1室21の体積が増加して可動部材24が空間30内で移動するので、ベーン11を突出位置P1へと移動させる。このとき、ディフューザ5に設けられている複数のベーン11は、可動部材24の移動とともに一斉に突出位置P1へと移動する。一方、第1室21の体積の増加に伴い、第2室22内の空気は、第2空気通路33を介して排出される。過給圧室23には、接続通路34を介して吸気が流れ込み過給圧が導入される。特に、可動部材24に対してベーン11が移動する方向に作用する過給圧(図1の矢印参照。)は第1面24a及び第2面24bに対して互いに打ち消しあうように加わるので、ベーン11の駆動の際の過給圧の影響を低減することができる。従来の構成では、ベーンを駆動するアクチュエータに対して片側の面にのみ過給圧が加わり、アクチュエータの変位量が異なるおそれがあるが、本発明では、可動部材24の両側の面、つまり、第1面24a及び第2面24bから過給圧が加わるので過給圧の影響が低減され、過給圧が変動しても同一の駆動力でベーン11を同一の位置に駆動させることができる。
図2は、ベーン11をディフューザ通路8に対して退避させた様子を示す図である。ベーン11をディフューザ通路8に対して退避させる場合、第1室21の空気を大気圧に開放する等して第1室21の加圧状態を解除すると、ばね28の復元力により可動部材24が移動し、第2室22の体積が増加する。可動部材24の移動に伴って各ベーン11が格納室13に格納される。この場合においても、過給圧は可動部材24の第1面24a及び第2面24bに対してそれぞれ加えられている。このように、ベーン11を突出位置P1と退避位置P2との間で往復駆動させる場合に、可動部材24の第1面24a及び第2面24bに加わる過給圧が互いに打ち消しあうように作用するので、ベーン11の駆動の際に接続通路34の隙間を介して導入される過給圧の影響を低減することができる。
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本形態では、可動部材24の内周側に第1室21及び第2室22が、外周側に過給圧室23が設けられている例で説明したがこれに限られない。例えば、図3に示す変形例におけるディフューザ5aのように、第1室41及び第2室42を外周側に、過給圧室43を内周側にそれぞれ配置するように空間40及び可動部材44の向きを逆にしてもよい。この場合においても、上述した形態と同様の効果が得られる。
また、本形態では、第1室21を加圧することによりベーン11を突出位置P1に移動させたが、これに限られない。例えば、第2室22を負圧とすることで可動部材24を移動させてもよい。この場合、第1室21は、大気圧に開放されるように第1空気通路32を適宜の箇所と連絡し、第2室は負圧を発生させるポンプを接続すればよい。あるいは、第1室21及び第2室22をそれぞれポンプと接続して各室21、22を加圧あるいは減圧するようにしてもよい。この場合には、ばね29は設けなくともよい。第1室21及び第2室22を互いに連絡し、各室21、22内の空気を交換させてもよい。このように、空気圧駆動について適宜構成を変更してもよい。
5 ディフューザ
8 ディフューザ通路
11 ベーン
12 駆動機構
21 第1室
22 第2室
23 過給圧室
24 可動部材(可動手段)
24a 第1面
24b 第2面
25 第1シール部材
26 第2シール部材
27 第3シール部材
P1 突出位置
P2 退避位置

Claims (1)

  1. 過給機のコンプレッサハウジング内に設けられ、ディフューザのベーンをディフューザ通路に対して突出させる突出位置と、前記ディフューザ通路に対して退避させる退避位置との間で駆動する可変ディフューザの駆動機構であって、
    同一空間内に設けられ、その空間内を、空気圧がそれぞれ調整される第1室及び第2室と、過給圧が導入される過給圧室と、区切る可動手段と、
    前記第1室と前記第2室とをシールする第1シール部材と、
    前記第1室と前記過給圧室とをシールする第2シール部材と、
    前記第2室と前記過給圧室とをシールする第3シール部材と、を備え、
    前記ベーンは、前記可動手段と接続され、前記第1室及び第2室の少なくとも一方の空気圧が調整されて前記可動手段を移動させることにより前記突出位置及び退避位置の間で往復駆動され、
    前記可動手段は、前記ベーンの移動方向に対して垂直な面を2つ有し、その各面に対して前記過給圧が互いに打ち消しあうように加圧可能に構成されている可変ディフューザの駆動機構。
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