JP5245691B2 - 情報処理装置、サーバ装置およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、サーバ装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、サーバ装置およびプログラムに関する。
広告などある種の情報は、実際に視聴されてこそ、その機能を発揮できるものである。しかし、新聞、テレビ、雑誌など既存のメディアでは、実際に広告が視聴されたことを確認するのは困難であった。ここで、広告が視聴されたことを確認するシステムとして、例えば特許文献1および2に記載された技術が知られている。特許文献1は、ユーザが携帯端末を携帯しているときに、放送番組受信装置が広告を受信すると、視聴情報を生成するシステムを開示している。特許文献2は、ユーザ端末にテレビ映像と複数のボタンを表示させるシステムを開示している。視聴者が現在表示されている広告に対応するボタンを押すと、そのボタンとタイミングを特定する情報が記録される。
特開2007−235586号公報 特開2002−238062号公報
これに対し本発明は、より簡単な構成で視聴の確認をする技術を提供する。
本発明は、画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された画像に対し所定の画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段により処理された画像を、画像形成装置に出力する画像出力手段と、前記画像形成装置が形成した画像がユーザにより視認されたことを示す視認情報を取得する視認情報取得手段と、前記ユーザの属性を示すユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、前記視認情報取得手段により視認情報が取得されると、前記ユーザ情報および前記視認情報を出力する情報出力手段と、前記情報出力手段が出力した前記ユーザ情報および前記視認情報に応じて算出された課金情報を取得する課金情報取得手段とを有する情報処理装置を提供する。
この情報処理装置によれば、ユーザが画像を視聴したときに、ユーザ情報が出力される。
好ましい態様において、この情報処理装置は、センサからセンサ情報を取得するセンサ情報取得手段と、前記センサ情報取得手段により取得されたセンサ情報に基づいて、前記視認情報を生成する視認情報生成手段とを有し、前記視認情報取得手段は、前記視認情報生成手段が生成した視認情報を取得してもよい。
この情報処理装置によれば、センサから取得された情報に基づいて、視認情報が生成される。
別の好ましい態様において、前記センサが、前記センサ情報として前記ユーザのユーザ画像を出力し、前記視認情報生成手段は、前記ユーザ画像から検出される前記ユーザの視線が前記画像形成装置が形成した画像を向いている時間がしきい値を超えた場合、前記視認情報を生成してもよい。
この情報処理装置によれば、ユーザの視線が画像形成装置が形成した画像を向いている時間がしきい値を超えた場合に、視認情報が生成される。
さらに別の好ましい態様において、前記センサが、前記センサ情報として前記画像形成装置が形成した画像が表示されている面を前記ユーザが触れていることを示す情報を出力し、前記視認情報生成手段は、前記センサ情報取得手段が前記センサ情報を取得すると、前記視認情報を生成してもよい。
この情報処理装置によれば、画像形成装置が形成した画像が表示されている面をユーザが触れた場合に、視認情報が生成される。
さらに別の好ましい態様において、前記センサが、前記センサ情報として前記画像形成装置が形成した画像が表示されている面と前記ユーザとの距離がしきい値以下になったことを示す情報を出力し、前記視認情報生成手段は、前記センサ情報により、前記画像形成装置が形成した画像が表示されている面と前記ユーザとの距離がしきい値以下の状態にあった時間がしきい値を超えると、前記視認情報を生成してもよい。
この情報処理装置によれば、画像形成装置が形成した画像が表示されている面と前記ユーザとの距離がしきい値以下の状態にあった時間がしきい値を超えた場合に、視認情報が生成される。
さらに別の好ましい態様において、前記ユーザ情報取得手段は、RFIDタグから前記ユーザ情報を取得してもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記ユーザ情報取得手段は、携帯端末から前記ユーザ情報を取得してもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記画像取得手段により取得される画像が、広告を含んでもよい。
また、本発明は、情報処理装置に画像を送信する画像送信手段と、前記情報処理装置から、ユーザの属性を示すユーザ情報および前記画像がユーザにより視認されたことを示す視認情報を受信する受信手段と、前記ユーザ情報および前記視認情報を用いて、前記情報処理装置に対する課金情報を算出する算出手段と、前記課金情報を前記情報処理装置に送信する課金情報送信手段とを有するサーバ装置を提供する。
このサーバ装置によれば、ユーザが実際に画像を見たときに、課金情報が算出される。
好ましい態様において、前記受信手段が前記ユーザ情報および前記視認情報を受信すると、前記画像送信手段は、前記ユーザ情報に応じた画像を送信してもよい。
このサーバ装置によれば、ユーザが実際に画像を見たときに、ユーザ情報に応じた画像が送信される。
さらに、本発明は、情報処理装置に、画像を取得するステップと、前記取得された画像に対し所定の画像処理を行うステップと、前記処理された画像を、画像形成装置に出力するステップと、前記画像形成装置が形成した画像がユーザにより視認されたことを示す視認情報を取得するステップと、前記ユーザの属性を示すユーザ情報を取得するステップと、前記視認情報が取得されると、前記ユーザ情報および前記視認情報を出力するステップと、前記出力された前記ユーザ情報および前記視認情報に応じて算出された課金情報を取得するステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
このプログラムによれば、ユーザが画像を視聴したときに、ユーザ情報が出力される。
さらに、本発明は、コンピュータ装置に、情報処理装置に画像を送信するステップと、前記情報処理装置から、ユーザの属性を示すユーザ情報および前記画像がユーザにより視認されたことを示す視認情報を受信するステップと、前記ユーザ情報および前記視認情報を用いて、前記情報処理装置に対する課金情報を算出するステップと、前記課金情報を前記情報処理装置に送信するステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
このプログラムによれば、ユーザが実際に画像を見たときに、課金情報が算出される。
1.構成
1−1.システム構成
図1は、本発明の一実施形態に係る情報表示システム1の構成を示すブロック図である。情報表示システム1は、いわゆるデジタルサイネージシステムである。情報表示システム1は、店舗等の所定の部屋の中に画像を形成する。情報表示システム1は、複数の画像形成装置40(画像形成装置40−1、画像形成装置40−2、画像形成装置40−3)と、複数のスクリーン50(スクリーン50−1、スクリーン50−2、スクリーン50−3)と、複数のセンサ60(センサ60−1、センサ60−2、センサ60−3)と、情報処理装置10とを有する。情報処理装置10は、通信網30を介してサーバ20と接続されている。
1−2.情報処理装置の構成
図2は、情報処理装置10の機能構成を示す図である。情報処理装置10は、サーバ20から、インターネット等の通信網30経由で画像データや命令を受け、少なくとも1つの画像形成装置40と、少なくとも1つのセンサ60と、RFID(Radio Frequency Identification)リーダ70を制御する。
画像取得手段11は、サーバ20から画像(画像データ)を取得する。画像処理手段12は、画像取得手段11により取得された画像に対し所定の画像処理を行う。画像出力手段13は、画像処理手段12により処理された画像を、画像形成装置40に出力する。視認情報取得手段14は、視認情報を取得する。「視認情報」とは、画像形成装置40が形成した画像がユーザにより視認されたことを、直接的または間接的に示す情報である。「直接的」とは、画像形成装置40が形成した画像がユーザにより視認されたこと示す情報そのものであることをいう。「間接的」とは、その情報に何らかの処理をすることにより、画像形成装置40が形成した画像がユーザにより視認されたこと示す情報が得られる情報であることをいう。ユーザ情報取得手段15は、ユーザ情報を取得する。「ユーザ情報」とは、ユーザの属性を示す情報である。情報出力手段16は、視認情報取得手段14により視認情報が取得されると、ユーザ情報および視認情報を出力する。課金情報取得手段17は、情報出力手段16が出力したユーザ情報および視認情報に応じて算出された課金情報を取得する。
センサ情報取得手段18は、センサ60からセンサ情報を取得する。「センサ情報」とは、センサ60が検知した現象を示す情報である。この例で、センサ情報は、間接的な視認情報として用いられる。視認情報生成手段19は、センサ情報取得手段18により取得されたセンサ情報に基づいて、(直接的な)視認情報を生成する。この例で、視認情報取得手段14は、視認情報生成手段19が生成した視認情報を取得する。また、この例で、センサ60は、センサ情報としてユーザの画像を示すユーザ画像を出力する。視認情報生成手段19は、ユーザ画像から検出されるユーザの視線が、画像形成装置40により形成された画像を向いている時間がしきい値を超えた場合、視認情報を生成する。さらにこの例で、ユーザ情報取得手段15は、RFIDリーダ70からユーザ情報を取得する。記憶手段S1は、プログラムやデータを記憶する。
図3は、情報処理装置10のハードウエア構成を示す図である。この例で、情報処理装置10はいわゆるパーソナルコンピュータである。CPU(Central Processing Unit)110は、情報処理装置10の構成要素を制御する制御装置である。ROM(Read Only Memory)120は、情報処理装置10の起動に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶装置である。RAM(Random Access Memory)130は、CPU110がプログラムを実行する際の作業領域として機能する記憶装置である。I/F(Interface)140は、CPU110や各種の入出力装置・記憶装置との間を、バス190を介して、プログラム・データ・制御信号などの入出力をするインターフェースである。HDD(Hard Disk Drive)150は、各種プログラムおよびデータを記憶する装置である。キーボード・マウス160は、ユーザが情報処理装置10に対して指示入力を行うのに用いられる入力装置である。ディスプレイ170は、情報処理装置10がユーザに対してデータの内容、あるいは処理の状況などを表示する出力装置である。ネットワークIF180は、通信網30を介して接続された他の装置との間でプログラムやデータの送受信に用いられるインターフェースである。ネットワークIF180はとして、例えば、有線LANや無線LANのインターフェースが用いられる。USB(Universal Serial Bus)−IF185は、USB規格に従ったインターフェースであり、この例では、情報処理装置10と、画像形成装置40や、センサ60や、RFIDリーダ70との間のプログラムやデータの送受信に用いられる。バス190は、情報処理装置10内のプログラムやデータや制御信号の伝送路である。CPU110、ROM120、RAM130、およびI/F140はバス190を介して接続されている。
この例で、情報処理装置10は、USB−IF185を介して画像形成装置40と接続されており、USB−IF185を介して、画像形成装置40にデータおよび制御信号を出力する。また、情報処理装置10は、USB−IF185を介してセンサ60と接続されており、USB−IF185を介して、センサ60に制御信号を出力し、センサ60からの画像データを入力する。さらに、情報処理装置10は、USB−IF185を介してRFIDリーダ70と接続されており、USB−IF185を介して、RFIDリーダ70に制御信号を出力し、RFIDリーダ70から、RFIDリーダ70が読みとったRFIDタグ71のデータを入力する。
HDD150は、情報処理装置10を制御する制御プログラムを記憶している。CPU110が制御プログラムを実行することにより、図2に示される機能が情報処理装置10に実装される。この例で、制御プログラムを実行しているCPU110は、画像取得手段11、視認情報取得手段14、ユーザ情報取得手段15、課金情報取得手段17、センサ情報取得手段18および視認情報生成手段19の一例である。制御プログラムは、少なくとも1つのプログラムモジュールまたはサブルーチンを有する。各プログラムモジュールまたはサブルーチンは、図2の各機能構成要素に対応する。CPU110と協働しているネットワークIF180は、情報出力手段16の一例である。CPU110と協働しているUSB−IF185は、画像出力手段13の一例である。ROM120、RAM130、およびHDD150は、記憶手段S1の一例である。
1−3.サーバの構成
図4は、サーバ20の機能構成を示す図である。画像送信手段21は、情報処理装置10に画像(画像データ)を送信する。受信手段22は、情報処理装置10から、ユーザ情報および視認情報を受信する。算出手段23は、ユーザ情報および視認情報を用いて、視認情報の送信元である情報処理装置10に対する課金情報を算出する。課金情報送信手段24は、課金情報を情報処理装置10に送信する。また、この例で、画像送信手段21は、受信手段22がユーザ情報および視認情報を受信すると、ユーザ情報に応じた画像を送信する。
記憶手段S2は、サーバ20を制御する制御プログラムや画像送信手段21が送信する画像データを記憶している。画像データとは、画像形成装置40がスクリーン50に投影する画像そのもの、あるいは、画像の素材を示すデータ(以下、「素材データ」という)である。「画像の素材」は、背景画像および前景画像を含む。「前景画像」は複数のオブジェクトを含む。例えば、背景画像は海の中の風景(海底、岩、海水など)を示す画像であり、前景画像は、海の中で動いているもの(魚、海藻など)、または広告を示す画像である。「画像」は静止画および動画を含む概念である。
図5は、サーバ20のハードウエア構成を示す図である。CPU210は、サーバ20の構成要素を制御する制御装置である。ROM220は、サーバ20の起動に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶装置である。RAM230は、CPU210がプログラムを実行する際の作業領域として機能する記憶装置である。I/F240は、CPU210や各種の入出力装置や記憶装置との間を、バス290を介して、プログラム・データ・制御信号などの入出力をするインターフェースである。HDD250は、各種プログラムおよびデータを記憶する装置である。キーボード・マウス260は、ユーザがサーバ20に対して指示入力を行うのに用いられる入力装置である。ディスプレイ270は、サーバ20がユーザに対してデータの内容、あるいは処理の状況などを表示する出力装置である。ネットワークIF280は、通信網30を介して接続された他の装置との間でプログラムやデータの送受信を行うためのインターフェースである。
HDD250は、サーバ20を制御する制御プログラムを記憶している。CPU210が制御プログラムを実行することにより、図4に示される機能がサーバ20に実装される。この例で、制御プログラムを実行しているCPU210は、算出手段23の一例である。制御プログラムは少なくとも1つのプログラムモジュールまたはサブルーチンを有し、各プログラムモジュールまたはサブルーチンが、図4の各機能構成要素に対応する。CPU210と協働しているネットワークIF280は、画像送信手段21、受信手段22、および課金情報送信手段24の一例である。ROM220、RAM230、およびHDD250は、記憶手段S2の一例である。
1−4.他の要素の構成
画像形成装置40は、スクリーン50に画像を形成する装置である。この例で、画像形成装置40は、スクリーン50に映像を投射するプロジェクタである。画像形成装置40はUSB−IF185を介して情報処理装置10に接続されている。情報処理装置10は、形成する画像を示すデータをUSB−IF185を介して画像形成装置40に供給する。
スクリーン50は、前述した画像形成装置40の出力を受けて、ユーザが視認できる画像を表示する装置である。この例で、プロジェクタに投影された画像を表示するスクリーンである。スクリーン50としては、壁、ガラス、布、紙、その他、プロジェクタが画像を投影可能な構造体が用いられる。
センサ60は、センサ情報を生成および出力する装置である。この例で、センサ情報は、ユーザを撮影した画像を示す画像データである。画像データは、視認情報の生成に用いられる。すなわち、この例で、センサ60は人間を撮影するのに適した焦点距離や、明るさや、シャッタースピードを持ったカメラである。センサ60はUSB−IF185を介して情報処理装置10に接続されている。センサ60は、情報処理装置10に対してユーザを撮影した画像データ(以下「ユーザ画像データ」という)を送信する。
RFIDタグ71は、データ、この例ではユーザ情報を記憶する記憶装置である。RFIDリーダ70は、RFIDタグ71からデータを読み取る装置である。RFIDリーダ70はUSB−IF185を介して情報処理装置10に接続されている。RFIDリーダ70は、RFIDタグ71からユーザ情報を読み取り、情報処理装置10に出力する。
2.動作
続いて、本実施形態の動作を説明する。ここでは、情報表示システム1が設置されている部屋がレストランの店舗である例を説明する。店舗内にはテーブルが複数ある。また、レストランの窓(部屋の壁に設けられた窓)が、スクリーン50として用いられる。画像形成装置40は、スクリーン50に画像を投影できる場所に設置されている。スクリーン50の近傍の所定の位置には、センサ60が設置されている。センサ60は、スクリーン50を見る客の顔を撮影できる位置に設置されている。
情報処理装置10には情報処理装置IDが、画像形成装置40には画像形成装置IDが、スクリーン50(窓)には窓IDが、センサ60にはセンサIDがそれぞれ与えられている。これらのIDを用いて、複数の画像形成装置40の中から1つの画像形成装置40を特定することができる。情報処理装置10、スクリーン50、センサ60についても同様である。
室内のスクリーン50の位置を示す情報(座標)は、窓IDと対応付けられて、HDD150に記憶されている。室内におけるセンサ60の位置を示す情報は、取り付け角度および焦点距離を示す情報と、センサIDと対応付けられて、HDD150に記憶されている。これらの情報は、後述する座標計算の際にパラメータとして用いられる。
この例で、RFIDリーダ70は、テーブルに設置されている。また、RFIDタグ71は、客が注文した料理や飲み物の容器に取り付けられている。RFIDタグ71には、その容器により提供される料理や飲み物の識別子が書き込まれている。この構成により、RFIDリーダ70がRFIDタグ71から読み出したデータを用いれば、客がどんな料理や飲み物を注文したかという情報を取得することができる。ここでは、このような客の注文履歴がユーザ情報として用いられる。
情報処理装置10はテーブル下の目立たない場所に設置されている。情報処理装置10はUSBケーブルを介して、全ての画像形成装置40と、全てのセンサ60と、RFIDリーダ70と接続されており、かつ、通信網30を介して離れた場所にあるサーバ20とも接続されている。
図6は、情報表示システム1のうち、特に情報処理装置10とサーバ20との動作を示すシーケンスチャートである。図6のシーケンスチャートは、例えば客がテーブルに着席したことをセンサ60が検知したことを契機として開始される。CPU110およびCPU210が制御プログラムを実行することにより、以下の処理が行われる。
ステップS101において、サーバ20のCPU210は、HDD250に記憶されている画像データの中から少なくとも1つの画像データを、あらかじめ決められたアルゴリズムに従って選択する。この例で、サーバ20から情報処理装置10に送られる画像データは、広告を示すものである。また、あらかじめ決められたアルゴリズムとしては、例えば、現在の日付や時刻に応じて画像データを選択するものが用いられる。この場合、サーバ20は、タイマを内蔵している。CPU210は、タイマから出力される信号に基づいて、現在の日付に関する情報を取得する。また、HDD250は、日付と画像データとを対応させる情報を記憶している。例えば、CPU210が、現在の日付として8月1日を示す情報を取得した場合を例に説明する。CPU210はHDD250に記憶されている画像データの中から、8月1日に対応する画像として、例えば「ビールの広告を示す画像」を選択する。CPU210は、選択された画像データを、ネットワークIF280を介して情報処理装置10に送信する。
ステップS102において、情報処理装置10のCPU110は、画像形成装置40に画像を出力する。詳細には以下のとおりである。まず、CPU110は、サーバ20が送信した画像データを、ネットワークIF180を介して取得する。CPU110は、取得した画像データに対して所定の画像処理を行い、複数の画像形成装置40に対応する画像データを取得する。この例で、サーバ20から取得した画像データは、複数の画像データを含んでいる。CPU110は、画像処理として、これらのデータの中から各窓に出力すべきデータをランダムに選択する処理を行う。CPU110は、HDD150に記憶されている対応テーブルを参照して、各画像形成装置40に、対応する画像データを出力する。各画像形成装置40は、情報処理装置10から出力された画像データをスクリーン50に投影する。
図7は、対応テーブルを例示する図である。この例で、対応テーブルは、窓IDと、センサIDと、画像形成装置IDと、窓対角線座標と、画像IDとを含む。画像IDは、対応するスクリーンに表示されている画像を特定する情報である。まだ画像が表示されていない状態においては、この欄は空欄である。ステップS102において画像を出力すると、CPU110は、HDD150に記憶されている対応テーブルを読み出し、窓IDと画像IDの対応関係を最新のものに書き換える。
再び図6を参照する。ステップS103において、CPU110は、視認情報を取得する。この例で、CPU110は、センサ60から出力されるユーザ画像データに対し所定の処理(以下この処理を「視認情報生成処理」という)を行うことにより視認情報を生成する。視認情報生成処理を実行したCPU110は、生成した視認情報をRAM130に記憶する。CPU110は、RAM130から視認情報を読み出すことにより、視認情報を取得する。
図8は、視認情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。視認情報生成処理は、複数のセンサ60のうち、あらかじめ決められたアルゴリズムにより選択された一のセンサ60について行われる。センサ60を選択するアルゴリズムとしては、例えば、センサIDの順番に基づいて1つずつ順番に選択するものが用いられる。
ステップS201において、CPU110は、センサ60から、USB−IF185を介してユーザ画像データを取得する。ユーザ画像データは、ユーザ画像データを出力したカメラのセンサIDを含んでいる。CPU110は、このセンサIDにより、処理対象のユーザ画像データを特定することができる。
ステップS202において、CPU110は、取得したユーザ画像に対して顔認識処理を行う。顔認識処理としては、周知の画像処理技術が用いられる。顔認識処理により、ユーザの顔の輪郭および目の位置を示す情報が得られる。CPU110は、顔認識処理により取得した情報をRAM130に記憶する。
ステップS203において、CPU110は、顔認識処理により得られた情報を用いて視線の向きを算出する。例えば、CPU110は、顔認識処理により得られた輪郭を用いて、ユーザの頭の重心の座標を算出する。頭の重心および目の位置は、3次元座標系で算出される。さらに、CPU110は、算出された重心を基準として、顔認識処理により得られた目の位置の中点を通るベクトルを、視線の向きを示す情報として算出する。CPU110は、算出した情報をRAM130に記憶する。
ステップS204において、CPU110は、算出された視線の向きが所定の条件を満たしているか判断する。ここで用いられる条件は、視線がスクリーン50を向いていることを示す条件である。この例で、対応情報は、室内におけるセンサ60の位置および焦点距離を示す情報を含んでいる。この条件は、具体的には、顔の重心を起点として目の中点を通る線が、対象となるスクリーン50を貫く(あるいは、スクリーン50の中心付近の所定範囲を貫く)、というものである。視線がスクリーン50を向いていると判断された場合(S204:YES)、CPU110は、処理をステップS205に移行する。視線がスクリーン50を向いていないと判断された場合(S204:NO)、CPU110は、処理をステップS201に移行する。
ステップS205において、CPU110は、ユーザの視線がスクリーン50を向いていた時間をカウントアップする。詳細には、ユーザの視線がスクリーン50を向いていた時間を示すデータがRAM130に記憶されている。CPU110は、クロック信号またはタイマからの信号に基づいて、RAM130に記憶されているデータを更新する、すなわち、時間をカウントアップする。
ステップS206において、CPU110は、ユーザの視線がスクリーン50を向いていた時間が、あらかじめ決められたしきい値を超えたか判断する。しきい値は、あらかじめHDD150に記憶されている。CPU110は、HDD150からしきい値を読み出し、読み出したしきい値を時間(カウント値)と比較する。視線がスクリーン50を向いている時間がしきい値に達していない場合(S206:NO)、CPU110は、処理をステップS201に移行する。視線がスクリーン50を向いている時間がしきい値を超えた場合(S206:YES)、CPU110は、処理をステップS207に移行する。
ステップS207において、CPU110は、視認情報を生成する。この例で、視認情報は、窓IDと、視線がそのスクリーン50を向いていた時間とを含む。
CPU110は、対象となるセンサ60を更新し、図8のフローを繰り返し実行する。なお、図8のフローはステップS204およびステップS206がともに「YES」でないと終了しないが、タイムアウトなどの手段により図8のフローが途中で中断されてもよい。
再び図6を参照する。ステップS104において、情報処理装置10のCPU110はユーザ情報を取得する。この例で、ユーザ情報は、注文履歴である。情報処理装置10は、所定のイベント(例えば、店員がボタンを押したというイベント)を契機として、注文履歴の記録を開始する。注文履歴の記録は以下のように行われる。CPU110は、所定の時間間隔でRFIDリーダ70からの信号を取得し、信号から読み取られるデータを注文履歴としてHDD150に記憶する。
図9はユーザ情報を例示する図である。ユーザ情報は、窓IDと、対応する属性(ここでは、料理や飲み物の識別子)とを含む。この例では、窓IDが1のスクリーン50を視認できる席にいる客はコーヒーと、アイスクリームと、ケーキの3つを注文したことが判る。
再び図6を参照する。ステップS105において、CPU110は、視認情報と、ユーザ情報と含む課金要求を、ネットワークIF180および通信網30を介してサーバ20に送信する。
課金要求を受信すると、ステップS106において、サーバ20のCPU210は、あらかじめ決められたアルゴリズムにより、課金情報を算出する。課金情報は、課金要求に含まれるユーザ情報および視認情報に基づいて算出される。このアルゴリズムは、例えば、「客の視線が、スクリーン50を向いている時間」に比例し、かつ、「客が料理や飲み物に費やした飲食料金」に比例して課金するものである。このアルゴリズムによれば、客の視線が長時間スクリーンに向いているほど、また、飲食料金が高いほど高額のお金が課金される。
ステップS107において、CPU210は、算出した課金情報を、ネットワークIF280および通信網30を介して、情報処理装置10に送信する。
課金情報を受信すると、ステップS108において、情報処理装置10のCPU110は、ネットワークIF180を介して、サーバ20から課金情報を受信する。CPU110は、受信した課金情報をHDD150に記録する(図10)。
ステップS109において、サーバ20のCPU210は、HDD250に記憶されている画像データの中から、あらかじめ決められたアルゴリズムに従って、情報処理装置10に送信する画像データの選択を行う。ここで用いられるアルゴリズムは、ユーザ情報に基づいて画像データを選択するものである。このアルゴリズムは例えば、ユーザ情報に含まれる料理や飲み物に関係した画像データを選択するものである。この場合、HDD250は、キーワード(「コーヒー」、「ビール」、「ケーキ」、「アイスクリーム」等)と対応付けて画像データを記憶している。CPU210は、これらの画像データの中から、ユーザ情報に含まれる料理または飲み物の識別子と同一のキーワードに対応する画像データを選択する。
ステップS110において、CPU210は、選択された画像データを、ユーザ情報の送信元の情報処理装置10に送信する。
画像データを受信すると、ステップS111において、情報処理装置10のCPU110はサーバ20から受信した画像データに対し所定の画像処理を行い、処理された画像を、画像形成装置40に出力する。画像形成装置40は、画像データに従って、スクリーン50に画像を投影する。これらの処理は、ステップS102の処理と同様である。
図11は表示される画像を例示する図である。この例では、テーブルの周囲にスクリーン50−1、50−2、50−3の3枚のスクリーンがテーブルを取り囲む形で設置されている。ここでスクリーン50−1の窓IDは1、スクリーン50−2の窓IDは2、スクリーン50−3の窓IDは3とする。3枚のスクリーン50には海中の生物であるイルカや亀が泳ぐ画像が表示されている。なお、これらの海や生物の画像のデータは、図6のフローとは別の処理で取得されている。ステップS102やS111の画像処理において、これらの画像(背景)と広告の画像とが合成される処理が行われる。
図9のユーザ情報によれば窓IDが1のスクリーン50−1を視認できる席にいる客の属性(料理や飲み物の種類)はコーヒー、アイスクリーム、ケーキである。窓IDが2のスクリーン50−2を視認できる席にいる客の属性は紅茶、ケーキである。窓IDが3のスクリーン50−3を視認できる席にいる客の属性はオレンジジュースである。図11の広告画像例によれば、スクリーン50−1にはコーヒー会社の広告が、スクリーン50−2には製菓会社の広告が、スクリーン50−3には飲料会社の広告が表示されている。すなわち、各スクリーン50には、客の属性に対応した画像が表示されている。
3.他の実施形態
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下で説明する変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
3−1.変形例1
センサ60はカメラに限定されない。例えば、タッチセンサ(タッチパネル)がセンサ60として用いられてもよい。この場合、センサ60は、センサ情報として、画像形成装置40が形成した画像が表示されている面(すなわちスクリーン50)をユーザが触れていることを示す情報を出力する。視認情報生成手段19は、センサ情報取得手段18がセンサ情報を取得すると、視認情報を生成する。具体的には以下のとおりである。
タッチパネルは、ユーザ(客)が触れた位置を示す情報を出力する。情報処理装置10のCPU110は、タッチパネルから取得したセンサ情報に基づいて、画像が投影された状態で、ユーザが画像に何秒間触ったという情報を取得する。この例で、CPU110は、ユユーザが画像に触ったという情報が取得された場合に、ユーザが画像を視聴したものと判断する。
この例で、投影される画像はオブジェクトに区分されていてもよい。この場合、CPU110は、投影されたオブジェクトの位置をRAM130やHDD150に記憶する。CPU110は、センサ情報に含まれる位置(タッチパネル上の触られた位置)とオブジェクトの位置を照合し、ユーザが画像のうちどのオブジェクトに触れたかを判断する。この構成により、CPU110は、ユーザが特定のオブジェクト(例えば、魚や動物のようなキャラクタ、「OK」や「キャンセル」など特定の機能が割り当てられたボタンなど)が触れられたことを検知する。CPU110は、視認情報に、ユーザが触れたオブジェクトの識別子を含めてもよい。この場合、サーバ20は、ステップS109において、ユーザが触れたオブジェクトに応じて画像データを選択してもよい。
なお、タッチパネル以外にも、押しボタンスイッチや、光電スイッチなど、ユーザがスクリーン50に触れたことを検知できるものであれば、いかなるものがセンサ60として用いられてもよい。
3−2.変形例2
別の例で、センサ60は、ユーザとスクリーン50との距離がしきい値以内に近づいたことを検知するものであってもよい。この場合、センサ60は、センサ情報として、画像形成装置40が形成した画像が表示されている面(スクリーン50)とユーザとの距離がしきい値以下になったことを示す情報を出力する。視認情報生成手段19は、センサ情報により、画像形成装置40が形成した画像が表示されている面とユーザとの距離がしきい値以下の状態にあった時間がしきい値を超えると、視認情報を生成する。詳細には以下のとおりである。
この例で、センサ60は赤外線センサである。赤外線センサは、スクリーン50からしきい値に相当する距離離れた位置にユーザがいることを検知する。CPU110は、赤外線センサから取得したセンサ情報に基づいて、画像が投影された状態で、しきい値以下の距離に何秒間滞在したかという情報を取得する。滞在時間がしきい値を超えると、CPU110は、視認情報をサーバ20に送信する。
なお、赤外線センサ以外にも、超音波センサや、光電スイッチなど、ユーザがスクリーン50に近づいたことを検知できるものであれば、いかなるものがセンサ60として用いられてもよい。
3−3.変形例3
視認情報の取得元は、センサ60に限定されない。すなわち、視認情報取得手段14は、視認情報生成手段19(センサ情報取得手段18)以外の要素から視認情報を取得してもよい。例えば、視認情報取得手段14は、手動入力スイッチなどのマンマシン入力装置から、視認情報を取得してもよい。この場合、例えば、レストランのスタッフが注文された料理や飲み物を持っていく際、ユーザ(客)の動向を目視で確認する。ユーザがスクリーン50を視認していることを確認すると、スタッフは手動入力スイッチを操作する。情報処理装置10は、手動入力スイッチから出力される信号を、視認情報として取得する。
3−4.変形例4
ユーザ情報の取得元は、RFIDリーダ70およびRFIDタグ71に限定されない。例えば、レストランにおいては、店員が携帯情報端末に客の注文を入力する注文管理システムが広く用いられている。この場合において、情報処理装置10は、携帯情報端末から、客の注文データをユーザ情報として取得してもよい。
あるいは、RFIDリーダ70およびRFIDタグ71に代わり、バーコードとバーコードリーダ、ICカードとICカードリーダなどが用いられても良い。
3−5.変形例5
画像形成装置40はプロジェクタに限定されない。スクリーン50に画像を形成できるのであれば、どのような装置であってもよい。また、画像形成装置40は、スクリーン50を内蔵していてもよい。例えば、画像形成装置40は、リアプロジェクションディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイであってもよい。
3−6.変形例6
本稿でいう「窓」は、現実および仮想の窓の双方を含む。「現実の窓」とは、物理的な構造体としての窓をいう。この場合、図6のように窓枠とスクリーン50とが異なる面に形成される構造であってもよいし、スクリーン50が窓枠と同じ面(すなわち窓枠の中)に形成される構造であってもよい。「仮想の窓」とは、物理的な構造体としての窓ではないスクリーン50に窓枠も含めた画像を形成したもの、すなわち壁に窓枠も含めた画像を形成したものをいう。
3−7.変形例7
窓情報の取得元は、HDD150に限定されない。窓情報取得手段は、情報処理装置10以外の他の装置から窓情報を取得してもよい。特に、仮想の窓が用いられ、窓の位置が変化する場合に、窓の位置を検出する装置から窓情報を取得してもよい。
3−8.他の変形例
情報処理装置10のハードウェア構成は図3で示されるものに限定されない。必要な機能構成を実現できるものであれば、どのようなハードウェア構成を有する装置が用いられてもよい。また、情報処理装置10の機能構成とハードウェア構成の対応関係は、実施形態で説明したものに限定されない。例えば上述の実施形態では、制御プログラムを実行しているCPU110が、視認情報取得手段14、ユーザ情報取得手段15、および課金情報取得手段17としての機能を兼ね備えていたが、これらのうち1つ以上の機能が、CPU110以外のプロセッサにより実装されてもよい。また、各機能構成要素は、汎用プロセッサとプログラムの協働により実装されてもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)のように特定の機能を有するプロセッサとして実装されてもよい。あるいは、物理的に別体の複数のプロセッサが協働して、これらの要素として機能してもよい。サーバ20についても同様である。
HDDやRAM、ROMに代わり、CD−ROM、DVD、MO(Magneto Optical disk)などの光ディスクや、NAS(Network Attached Storage)などのネットワークディスクや、SSD(Solid State Drive)などの半導体ディスクが用いられても良い。
実施形態においてスクリーン50の形状は長方形を含む四角形として対角線座標で表わされた。しかし、スクリーン50の形状はこれに限定されない。スクリーン50の形状は円形や、楕円形や、三角形を含む多角形の形状でも良い。その場合、図7の窓対角線座標は、たとえば円形であれば中心点座標と半径といったような、スクリーン形状をあらわす座標を数値的に表現できる形式に変更される。
情報処理装置10と、画像形成装置40・センサ60・RFIDリーダ70など装置との間のインターフェースは、USB規格のインターフェースに限定されない。例えば、ブルートゥース(Bluetooth、登録商標)などの別の規格のインターフェースが用いられてもよい。
実施形態において、画像データの送信元と、ユーザ情報および視認情報の送信先とは同一の装置(サーバ20)であったが、これは異なった装置であってもよい。すなわち、画像データを送信する装置と、課金情報の算出を行う装置とは、別の装置であってもよい。また、実施形態において、画像取得手段11は画像データを他の装置(サーバ20)から取得したが、HDD150のような自装置内の記憶手段から取得してもよい。
実施形態では広告と広告以外の画像が重ねあわされる例が説明されたが、広告の画像が単独で表示されてもよい。また、実施形態では視聴の確認の対象となる画像が広告である例が説明されたが、広告以外の画像が視聴確認の対象となってもよい。
実施形態ではセンサ60と窓(スクリーン50)とが一対一に対応していたが、1つの窓につき複数のセンサ60が設置されていてもよい。この場合、情報処理装置10は、複数のセンサ60から取得されたセンサ情報に基づいて、視認情報を生成する。
図6のシーケンスを開始する契機となるイベントは、実施形態で説明したものに限定されない。例えば、前回図6の処理が終了してから所定の時間が経過したことを契機として図6のシーケンスが開始されてもよい。
ステップS102やS111における複数の画像データの中から画像データを選択するアルゴリズムは、実施形態で説明したものに限定されない。情報処理装置10に応じた選択、あらかじめ設定された重要度に基づく選択、過去一定期間に渡ってユーザ情報を蓄積し、蓄積したユーザ情報の統計的解析に基づく選択など、どのようなアルゴリズムが用いられてもよい。
ステップS102やS111において行われる画像処理は、実施形態で説明したものに限定されない。1つの画像データを画像形成装置40に対応する数に分割する処理、1つの画像データから、各画像形成装置40に対応する画像データを抽出する処理、画像のサイズ・解像度・色空間を画像形成装置40に適合させる処理など、どのような画像処理が用いられてもよい。
画像形成装置40が、情報処理装置10としての機能を兼ね備えていてもよい。
実施形態では室内に複数の窓が存在する例について説明したが、室内の窓の数はひとつであってもよい。
上述の実施形態においてCPU110またはCPU210によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスク(CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk))など)、光磁気記録媒体、半導体メモリ(フラッシュROMなど)などのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
一実施形態に係る情報表示システム1の構成を示すブロック図である。 情報処理装置10の機能構成を示す図である。 情報処理装置10のハードウエア構成を示す図である。 サーバ20の機能構成を示す図である。 サーバ20のハードウエア構成を示す図である。 情報表示システム1の動作を示すシーケンスチャートである。 対応テーブルを例示する図である。 視認情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。 ユーザ情報を例示する図である。 課金情報を例示する図である。 表示される画像を例示する図である。
符号の説明
S1・S2…記憶手段、1…情報表示システム、10…情報処理装置、11…画像取得手段、12…画像処理手段、13…画像出力手段、14…視認情報取得手段、15…ユーザ情報取得手段、16…情報出力手段、17…課金情報取得手段、18…センサ情報取得手段、19…視認情報生成手段、20…サーバ、21…画像送信手段、22…受信手段、23…算出手段、24…課金情報送信手段、30…通信網、40…画像形成装置、50…スクリーン、60…センサ、70…RFIDリーダ、71…RFIDタグ、110…CPU、120…ROM、130…RAM、140…I/F、150…HDD、160…キーボード・マウス、170…ディスプレイ、180…ネットワークIF、185…USB−IF、190…バス、210…CPU、220…ROM、230…RAM、240…I/F、250…HDD、260…キーボード・マウス、270…ディスプレイ、280…ネットワークIF、290…バス

Claims (11)

  1. 広告主により提供された広告画像をサーバ装置から取得する画像取得手段と、
    前記広告画像を画像形成装置に出力する画像出力手段と、
    前記広告画像がユーザにより視認された時間を視認情報として取得する視認情報取得手段と、
    前記ユーザが注文した飲食物の識別子を示すユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、
    前記視認情報取得手段により視認情報が取得されると、前記ユーザ情報および前記視認情報を前記サーバ装置に出力する情報出力手段と、
    前記広告主へ前記視認情報に応じて算出された課金をする金額を課金情報として前記サーバ装置から取得する課金情報取得手段と
    を有し、
    前記広告画像は、前記識別子によって対応付けられた画像を含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. センサからセンサ情報を取得するセンサ情報取得手段と、
    前記センサ情報取得手段により取得されたセンサ情報に基づいて、前記視認情報を生成する視認情報生成手段と
    を有し、
    前記視認情報取得手段は、前記視認情報生成手段が生成した視認情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記センサが、前記センサ情報として前記ユーザの画像を示すユーザ画像を出力し、
    前記視認情報生成手段は、前記ユーザ画像から検出される前記ユーザの視線が前記広告画像を向いている時間がしきい値を超えた場合、前記視認情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記センサが、前記センサ情報として前記広告画像が表示されている面を前記ユーザが触れていることを示す情報を出力し、
    前記視認情報生成手段は、前記センサ情報取得手段が前記センサ情報を取得すると、前記視認情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記センサが、前記センサ情報として前記広告画像が表示されている面と前記ユーザとの距離がしきい値以下になったことを示す情報を出力し、
    前記視認情報生成手段は、前記センサ情報により、前記広告画像が表示されている面と前記ユーザとの距離がしきい値以下の状態にあった時間がしきい値を超えると、前記視認情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記ユーザ情報取得手段は、RFID(Radio Frequency Identification)タグから前記ユーザ情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  7. 前記ユーザ情報取得手段は、携帯端末から前記ユーザ情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  8. 前記画像形成装置は、複数設けられており、
    前記画像出力手段は、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザが視認した位置にある前記画像形成装置に前記広告画像を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置に広告主により提供された広告画像を送信する画像送信手段と、
    前記情報処理装置から、ユーザが注文した飲食物の識別子を示すユーザ情報および前記広告画像がユーザにより視認された時間を示す視認情報を受信する受信手段と、
    記視認情報を用いて、前記広告主へ課金をする金額を課金情報として算出する算出手段と、
    前記課金情報を前記情報処理装置に送信する課金情報送信手段と
    を有し、
    前記広告画像は、前記識別子によって対応付けられた画像を含む
    ことを特徴とするサーバ装置。
  10. 情報処理装置に、
    広告主により提供された広告画像をサーバ装置から取得するステップと、
    前記広告画像を画像形成装置に出力するステップと、
    前記広告画像がユーザにより視認された時間を視認情報として取得するステップと、
    前記ユーザが注文した飲食物の識別子を示すユーザ情報を取得するステップと、
    前記視認情報が取得されると、前記ユーザ情報および前記視認情報を前記サーバ装置に出力するステップと、
    前記広告主へ記視認情報に応じて算出された課金をする金額を課金情報として前記サーバ装置から取得するステップと
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記広告画像は、前記識別子によって対応付けられた画像を含む
    ことを特徴とするプログラム
  11. コンピュータ装置に、
    情報処理装置に広告主により提供された広告画像を送信するステップと、
    前記情報処理装置から、ユーザが注文した飲食物の識別子を示すユーザ情報および前記広告画像がユーザにより視認された時間を示す視認情報を受信するステップと、
    記視認情報を用いて、前記広告主へ課金をする金額を課金情報として算出するステップと、
    前記課金情報を前記情報処理装置に送信するステップと
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記広告画像は、前記識別子によって対応付けられた画像を含む
    ことを特徴とするプログラム
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