JP5243082B2 - 液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents

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本発明は、液晶表示装置及び電子機器に関するものである。
一般に、液晶表示装置は、一対の基板間に液晶層が封止された構造となっており、一対
の基板の間隔を保持するために、基板全面に均一な密度でスペーサが配置される。スペー
サは、微小な球状の形状を有するものが知られているが、最近では、フォトリソグラフィ
技術を用いて、基板上に一体に形成するものが知られている。基板上に形成されたスペー
サは、柱状構造を有するため、「柱状スペーサ」と呼ばれることがある(例えば、特許文
献1参照)。
ところで、最近の液晶表示装置では、高視野角化を図る一手段として、液晶層に対して
基板方向の電界を発生させて液晶分子の配向制御を行う方式(以下、横電界方式と称する
)が実用化されている。横電界方式としては、IPS(In-Plane Switching)方式やFF
S(Fringe-Field Switching)方式が知られている。
横電界方式を用いた液晶表示装置では、液晶層を挟持する一対の基板のうちの一方に液
晶層を駆動するための一対の電極が設けられている。そして、一対の電極のうち、配向膜
と接する部分の電極は、一定の間隔をあけて配置された複数の帯状電極を有している。例
えば、FFS方式の液晶表示装置では、画素電極と共通電極とが絶縁膜を介して積層され
、両電極のうち液晶層側の表面近傍に配置された電極に、複数の帯状の電極スリットが形
成され、電極スリット間に配置された電極が帯状電極となる。そして、帯状電極の表面に
ポリイミドなどの有機材料を塗布し、ラビング布を擦り付けるラビング処理を施すことに
よって配向膜が形成される。
ここで、帯状電極の延在方向は、ラビング方向と交差する方向に配置される。液晶分子
は帯状電極の延在方向と直交する方向に配向するため、帯状電極の延在方向はラビング方
向と平行に配置されることが望ましい。しかし、両者を平行に配置すると、液晶分子の回
転方向が時計回りと反時計回りの2つの方向で発生し、両者の間にディスクリネーション
が発生するため、通常は、帯状電極の延在方向をラビング方向から1°〜10°傾けた方
向に配置し、液晶分子の回転方向を一方向に揃えるようにしている。
特開2004−45559号公報
しかしながら、帯状電極の延在方向をラビング方向から傾けた方向に配置すると、回転
金属ロールなどに巻き付けたラビング布で配向膜の表面を擦ったときに、ラビング布の毛
先が帯状電極の延在方向に向いてしまい、本来配向すべき方向と異なる方向に配向処理さ
れてしまうことがある。すなわち、配向膜の下地には、帯状電極による微細な段差構造が
形成されているため、帯状電極を覆う配向膜の表面にもこの段差構造に起因した微細な段
差が形成され、配向膜の表面をラビング布で擦ったときに、ラビング布の毛先がこの段差
に沿って流されてしまうのである。
この問題に対して、特許文献1のような楕円状の柱状スペーサ(柱状構造物)を用いる
ことが考えられる。特許文献1の柱状スペーサでは、配向膜をラビングする際に、柱状ス
ペーサの形状を楕円形状とし、ラビングの影となる部分の柱状スペーサの根元にスロープ
部を設けている。この柱状スペーサでは、楕円の長軸方向がラビング方向と平行な方向に
配置されているため、ラビング布の毛先の向きをラビング方向と平行な方向に揃えること
ができる。
しかしながら、柱状スペーサによる毛先の制御効果は、柱状スペーサの近傍にしか及ば
ないため、柱状スペーサから離れた領域では帯状電極の影響が強くなり、毛先の向きは徐
々に帯状電極の延在方向と平行な方向に近づいていく。そのため、帯状電極の一端部から
他端部に向けて配向膜をラビング布で擦った場合、帯状電極の他端部側では、本来配向さ
れるべき方向とはずれた方向に配向処理されることになり、そのずれが大きい場合には、
配向不良として認識されることになる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、配向膜をラビングするときに
帯状電極の段差に起因して配向方向が大きくずれてしまうことを防止することのできる液
晶表示装置及び電子機器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の液晶表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に挟持された液晶層と、前記第1基板の前記液晶層側に設けられた一対の電極と、前記一対の電極のうちの少なくとも一方の電極に設けられた複数の帯状電極と、前記複数の帯状電極を覆って前記第1基板の前記液晶層と接する面に設けられた配向膜と、を備え、前記一対の電極間に生じる電界によって前記液晶層を構成する液晶分子を駆動させる液晶表示装置であって、前記配向膜は、前記液晶層と接する面をラビング布で一方向にラビングすることにより配向性を付与されており、前記第1基板には、前記一方の電極を構成する画素電極と、前記画素電極と絶縁膜を介して対向配置されていて前記一対の電極の他方の電極を構成する共通電極とが設けられ、前記第1基板の前記液晶層側に柱状構造物が設けられ、前記柱状構造物を前記第1基板と平行な平面で切った断面は、最大径の方向を規定する長軸と、最小径の方向を規定する短軸とを有する形状とされ、前記柱状構造物は、1画素電極毎に1以上ずつ設けられ、前記ラビング方向において、対応する画素電極の上流側に配置され、前記柱状構造物の長軸方向と前記帯状電極の延在方向とはいずれもラビング方向に対して傾いて配置され、前記ラビング方向に対する前記柱状構造物の長軸の傾き方向と、前記ラビング方向に対する前記帯状電極の傾き方向とは、前記ラビング方向を挟んで逆方向である。
この構成によれば、ラビング方向に沿ったラビング布の進行及びラビング布の毛先の動
きは次のようになる。まず、ラビング布の毛先は、柱状構造物に当接した後、柱状構造物
の両側面に沿うように僅かな距離を隔てて分断される。このとき、ラビング布の毛先の向
きは、柱状構造物の長軸と平行な方向に配置される。この方向は、帯状電極の延在方向、
すなわち、帯状電極によってラビング布の毛先がずれる方向とは逆の方向である。
次に、ラビング布の進行によってラビング布が柱状構造物から離れると、ラビング布の
毛先の向きは、帯状電極によって形成された微小な段差によって、帯状電極の延在方向と
平行な方向にずれていく。ラビング布の毛先の向きは、柱状構造物から離れるにしたがっ
て、徐々にラビング方向と平行な方向に近づいていき、柱状構造物から所定の距離だけ離
れると、ラビング方向と平行になる。そして、更に柱状構造物から離れると、毛先の向き
は、柱状構造物によって制御された方向とは逆方向に傾いていき、徐々に帯状電極の延在
方向と平行な方向に近づいていく。
このように、本発明の液晶表示装置では、帯状電極による毛先のずれの方向と、柱状構
造物による毛先のずれの方向とが互いに相殺するため、柱状構造物から離れた領域でも、
毛先の向きのずれを最小限に抑えることができる。そのため、ラビング方向から大きくず
れた方向に配向処理される領域が形成されず、概ね均一な配向状態が得られる。
本発明においては、前記ラビング方向と前記帯状電極の延在方向とが交差する角度が、
1°以上10°以下であることが望ましい。
この構成によれば、帯状電極の傾き角が小さいため、帯状電極によるラビングへの影響
も小さくなる。そのため、少ない柱状構造物の数で十分な配向制御効果を得ることができ
、その結果、開口率の高い液晶表示装置が提供できる。
本発明においては、前記柱状構造物は、前記第1基板と前記第2基板との間のスペーサ
として機能することが望ましい。
この構成によれば、スペーサを省略することができ、装置構成が簡略化される。
本発明においては、前記第1基板には、前記画素電極と前記共通電極のうち前記液晶層に近い側に配置された電極に前記複数の帯状電極が設けられ、前記柱状構造物は、前記複数の画素電極の境界部と重なる位置に配置され、前記柱状構造物を通って前記ラビング方向と平行に延びる線上に前記画素電極が配置されていることが望ましい。
この構成によれば、帯状電極によるラビング布の毛先のずれを、柱状構造物によって確実に相殺することができる。また、柱状構造物が画素電極の境界部配置されているため、開口率の高い液晶表示装置が提供できる。
本発明においては、前記柱状構造物は、1画素電極毎に1以上ずつ設けられ、前記ラビング方向において、対応する画素電極の上流側に配置されている。
この構成によれば、画素電極毎に柱状構造物が配置されているため、帯状電極によるラビング布の毛先のずれを、柱状構造物によって確実に相殺することができる。
本発明においては、前記画素電極と前記共通電極とが対向する領域のうち、当該画素電
極の中心を通って前記ラビング方向と平行に延びる中心線を挟んで一方側に配置された領
域を第1領域、他方側に配置された領域を第2領域とし、更に、前記第1領域に設けられ
た前記帯状電極を第1帯状電極、前記第2領域に設けられた前記帯状電極を第2帯状電極
とした場合に、前記第1帯状電極の前記中心線に対する傾き方向と、前記第2帯状電極の
前記中心線に対する傾き方向とが、前記中心線を挟んで逆方向であり、前記柱状構造物は
、前記ラビング方向において前記第1領域の上流側及び前記第2領域の上流側に、それぞ
れ1以上ずつ設けられ、前記第1領域の上流側に設けられた前記柱状構造物の前記中心線
に対する傾き方向と、前記第2領域の上流側に設けられた前記柱状構造物の前記中心線に
対する傾き方向とが、前記中心線を挟んで逆方向であることが望ましい。
この構成によれば、画素電極はいわゆるマルチドメイン構造となっている。すなわち、
画素電極を構成する帯状電極の延在方向は、前記中心線を挟んで一方側(第1領域)と他
方側(第2領域)とで異なっている。この構成においては、第1領域と第2領域の各々に
1以上ずつ柱状構造物が配置され、柱状構造物の長軸方向も、第1領域と第2領域の各々
について適切な方向に設定されている。そのため、第1領域と第2領域の双方について均
一な配向状態が得られる。
本発明においては、前記柱状構造物を前記第1基板と平行な平面で切った断面は、例え
ば、以下の形状であることが望ましい。
(1)相対向して配置された所定の曲率半径を有する一対の第1曲線部と、前記一対の第
1曲線部間に位置させられるとともに、前記所定の曲率半径より小さい曲率半径を有する
一対の第2曲線部と、からなる形状。
(2)前記長軸と平行な一対の直線部と、前記一対の直線部間に位置せられた一対の直線
部若しくは一対の曲線部と、からなる形状。
(3)前記長軸と平行な第1対角線と前記短軸と平行な第2対角線とが、前記第2対角線
の中心点で直角に交わる形状(菱形、凧形)。
上記構成の柱状構造物によれば、ラビング方向に沿ったラビング布の進行及びラビング
布の毛先の動きは次のようになる。まず、ラビング布の毛先は、柱状構造物の先端部に当
接した後、柱状構造物の両側面に沿うように僅かな距離を隔てて分断される。次に、ラビ
ング布の進行につれて前記の分断の距離は次第に大きくなり、ラビング布が柱状構造物の
短径部分に達したときに、柱状構造物の両側面に位置する毛先間の距離は最大となる。こ
の後、ラビング布の進行につれて当該距離は小さくなり、最後に、柱状構造物の後端部に
達したときに、毛先は再び会合する。このように、本発明の柱状構造物によれば、毛先の
動きが滑らかに進行するため、柱状構造物の影となる部分においても、ラビング布の毛先
を十分に行き届かせることができる。
本発明の電子機器は、前述した本発明の液晶表示装置を備えている。
この構成によれば、均一な配向状態が得られる横電界方式の液晶表示装置を備えた電子機器が提供できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、XYZ直
交座標系を用いて部材の配置を説明する。本実施形態では、例えば、X軸方向を走査線の
延在方向、Y軸方向をデータ線の延在方向、Z軸方向を観察者による画像表示領域の観察
方向とする。各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとする
ため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置について図面を参照して説明する。
本実施形態の液晶表示装置は、液晶に対し略基板面方向の電界を印加して配向を制御する
ことにより画像表示を行う方式のうち、FFS(Fringe Field Switching)方式と呼ばれ
る方式を採用したアクティブマトリクス方式の液晶表示装置である。
また本実施形態の液晶表示装置は、基板上にカラーフィルタを具備したカラー液晶表示
装置であり、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色光を出力する3個のサブ画素で1個の
画素を構成するものとなっている。したがって表示の最小単位を構成する領域を「サブ画
素領域」、一組(R,G,B)のサブ画素から構成される領域を「画素領域」と称する。
また、複数の画素によって形成される領域を「画像表示領域」と呼ぶ。
図1は、本実施形態の液晶表示装置100の等価回路図である。液晶表示装置100の
画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数のサブ画素領域には、画素電極9
と画素電極9をスイッチング制御するためのTFT30とが形成されている。画素電極9
と共通電極19との間には液晶層50が介在している。共通電極19は走査線駆動回路1
02から延びる共通線3bと電気的に接続されており、複数のサブ画素において共通の電
位に保持されるようになっている。
データ線駆動回路101から延びるデータ線6aがTFT30のソースと電気的に接続
されている。データ線駆動回路101は、画像信号S1、S2、…、Snを、データ線6
aを介して各サブ画素に供給する。前記画像信号S1〜Snはこの順に線順次に供給して
も構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するよう
にしてもよい。
TFT30のゲートには、走査線駆動回路102から延びる走査線3aが電気的に接続
されている。走査線駆動回路102から所定のタイミングで走査線3aにパルス的に供給
される走査信号G1、G2、…、Gmが、この順に線順次でTFT30のゲートに印加さ
れるようになっている。
画素電極9は、TFT30のドレインに電気的に接続されている。スイッチング素子で
あるTFT30が走査信号G1、G2、…、Gmの入力により一定期間だけオン状態とさ
れることで、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、…、Snが所定のタイミ
ングで画素電極9に書き込まれるようになっている。画素電極9を介して液晶に書き込ま
れた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、画素電極9と液晶を介して対向する
共通電極19との間で一定期間保持される。
図2は、液晶表示装置100を構成するマトリクス状に形成された画素領域(3つのサ
ブ画素領域)の平面図である。液晶表示装置100の画素領域は、R,G,B各色のカラ
ーフィルタ22R、22G、22Bをそれぞれ備えた3つのサブ画素領域により構成され
ている。サブ画素領域の各々には、内側に複数のスリット29が形成された概略梯子形状
の画素電極9が形成されている。画素電極9の外周を取り囲むようにして、走査線3aと
共通線3bと複数のデータ線6aとが配置されている。
走査線3aとデータ線6aとの交差部近傍にスイッチング素子であるTFT30が形成
されている。TFT30はデータ線6a及び画素電極9と電気的に接続されている。また
、画素電極9と平面視でほぼ重なる位置に略矩形状の共通電極19が形成されている。
画素電極9は、ITO等の透明導電材料からなる導電膜である。画素電極9には、走査
線3a及びデータ線6aの双方と交差する方向(図示斜め方向)に延びる複数のスリット
29が形成されている。スリット29はデータ線6aの延在方向に沿って等間隔に配列さ
れている。本実施形態の場合、スリット29は、走査線3aと平行な方向から反時計回り
に1°〜10°傾いた方向とされ、1つのサブ画素の画素電極9に17本のスリット29
が形成されている。各スリット29は略同一の幅に形成され、互いに平行である。そして
、画素電極9は、複数のスリット29によって形成された複数本(図示では16本)の帯
状電極部9cを有している。スリット29が一定の幅を有して等間隔で配列されているこ
とから、帯状電極部9cも一定の幅を有して等間隔で配列されている。
本実施形態の場合、画素電極9の短辺の長さは30μm〜100μmであり、長辺方向
の長さは100μm〜400μmである。スリット29の幅と帯状電極部9cの幅はいず
れも4μmであるが、これに限定されない。
共通電極19は、ITO等の透明導電材料からなる導電膜である。共通電極19は、走
査線3aと平行に延びる共通線3bと一体に形成されている。なお、共通線3bと共通電
極19とを別々の導電膜を用いて形成し、これらを電気的に接続してもよい。このように
別部材とする場合には、共通電極19を共通線3bと異なる配線層に形成し、層間絶縁膜
に開口したコンタクトホールを介して両者を接続した構成とすることもできる。
TFT30は、走査線3a上に部分的に形成された島状のアモルファスシリコン膜から
なる半導体層35と、データ線6aを分岐して半導体層35上に延出されたソース電極3
1と、半導体層35上から画素電極9の形成領域に延びる矩形状のドレイン電極32とを
備えている。走査線3aは、半導体層35と対向する位置でTFT30のゲート電極とし
て機能する。ドレイン電極32と画素電極9とは、両者が平面的に重なる位置に形成され
た画素コンタクトホール47を介して電気的に接続されている。
なお、図示のサブ画素領域において、画素電極9と共通電極19とが平面視で重なる領
域が、当該サブ画素領域の容量として機能する。そのため、別途蓄積容量を設ける必要が
無く、高い開口率を得ることができる。
画素電極9の境界部に柱状構造物60が設けられている。柱状構造物60は、後述する
ラビング工程で使用されるものである。本実施形態の場合、柱状構造物60は、TFTア
レイ基板と対向基板とを所定間隔で離間した状態に保持するための柱状スペーサの機能を
兼ねている。
柱状構造物60は、1サブ画素領域毎に2つずつ設けられている。1サブ画素領域に設
けられた2つの柱状構造物60は、データ線6aと重なる位置において、対応する画素電
極9のTFT側の縁から共通線3b側の縁までの間隔を3等分する位置に配置されている
なお、柱状構造物60の数はこれに限らず、1サブ画素領域毎に1つずつ配置しても良
く、1画素領域毎(すなわち3サブ画素領域毎)に1つずつ配置しても良い。また、柱状
構造物60の位置も、上述の位置に限らず、少なくとも、柱状構造物60を通って走査線
と平行な線上(ラビングが行われる方向)に画素電極9が配置されていれば良い。
柱状構造物60は、基板と平行な平面で切った断面が、最大径の方向を規定する長軸と
、最小径の方向を規定する短軸とを有する矩形状を成している。柱状構造物60の長軸は
、走査線3a及びデータ線6aの双方と交差する方向(図示斜め方向)に延びており、本
実施形態の場合、長軸の延在方向は、走査線3aと平行な方向から時計回りに1°〜10
°傾いた方向とされている。
図3は、図2のA−A′線に沿う断面図である。液晶表示装置100は、TFTアレイ
基板10と、TFTアレイ基板10と対向配置された対向基板20と、TFTアレイ基板
10と対向基板20との間に挟持された液晶層50と、TFTアレイ基板10の外面側(
液晶層50と反対側)に設けられた第1偏光板14と、対向基板20の外面側に設けられ
た第2偏光板24と、第1偏光板14の外面側に設けられた照明装置90と、を備えてい
る。そして、導光板91と反射板92とを備えた照明装置90によって第1偏光板14の
外面側から照明光が照射される構成となっている。
TFTアレイ基板10は、ガラスや石英、プラスチック等の透光性の基板本体10Aを
基体としてなり、基板本体10Aの液晶層50側に走査線3aと共通電極19と共通線3
bとが形成されている。走査線3a、共通電極19、及び共通線3bを覆って、シリコン
酸化物膜等からなる絶縁薄膜11が形成されており、絶縁薄膜11上に島状の半導体層3
5が形成されている。絶縁薄膜11上にはまた、半導体層35と一部重なるようにしてソ
ース電極31とドレイン電極32とが形成されている。TFT30を覆って、シリコン酸
化物膜や樹脂膜からなる層間絶縁膜12が形成されており、層間絶縁膜12上に画素電極
9が形成されている。層間絶縁膜12を貫通してドレイン電極32に達する画素コンタク
トホール47を介して、画素電極9とドレイン電極32とが電気的に接続されている。
画素電極9を覆って、ポリイミド等からなる配向膜18が形成されている。配向膜18
は、液晶層50と接する面がラビング処理(配向処理)されており、液晶を所定方向に配
向させるようになっている。配向膜18による配向規制方向は、本実施形態の場合、走査
線3aと平行な方向であり、画素電極9のスリット29の延在方向とは交差する方向であ
る。
対向基板20は、ガラスや石英、プラスチック等の透光性の基板本体20Aを基体とし
てなり、基板本体20Aの液晶層50側に、カラーフィルタ22(22B、22G、22
R)と、カラーフィルタ22を覆う配向膜28とが積層されている。カラーフィルタ22
は、図2に示したように、各サブ画素領域に対応して設けられた色材層であり、1つの画
素領域内に、青色の色材層からなるカラーフィルタ22Bと、緑色の色材層からなるカラ
ーフィルタ22Gと、赤色の色材層からなるカラーフィルタ22Rとが配列されている。
配向膜28はTFTアレイ基板10側の配向膜18と同様の構成である。配向膜28に
よる配向規制方向は、配向膜18の配向規制方向と反平行であり、したがって液晶層50
は、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で、水平配向の初期配向状態を呈する。
図4は、液晶表示装置100を構成する光学素子等の光学軸の配置関係の説明図である
。偏光板14の透過軸153はX軸と平行であり、偏光板24の透過軸155はY軸と平
行である。配向膜18,28は、平面視で平行かつ逆方向にラビング処理されており、そ
の方向は、ラビング方向151である。ラビング方向151は、偏光板14の透過軸15
3と平行である。
ラビング方向151は、図4に示す方向に限定されるものではないが、画素電極9と共
通電極19との間に生じる電界の主方向158と交差する方向(一致しない方向)とされ
る。本実施形態では、帯状電極部の延在方向156は、ラビング方向151と平行な方向
(X軸)から反時計回りに鋭角θ(例えば1°〜10°)を成す方向である。そのため
、電界の方向158は、ラビング方向151と直交する方向(Y軸)から反対時計回りに
鋭角θを成す方向となる。
また、TFTアレイ基板上には、X軸と交差する方向に延びる柱状構造物が設けられて
いる。柱状構造物の長軸の方向159は、X軸と平行な方向から時計回りに鋭角θ(例
えば1°〜10°)を成す方向である。X軸と平行な方向から時計回りに傾いた方向を正
方向、反時計回りに傾いた方向を負方向とした場合、X軸に対する柱状構造物の長軸の傾
き方向と、X軸に対する帯状電極の傾き方向とは、X軸を挟んで逆方向となっている。
上記構成の液晶表示装置100では、TFT30を介して画素電極9に画像信号(電圧
)を供給することで、画素電極9と共通電極19との間に基板面方向の電界を生じさせ、
この電界によって液晶を駆動する。そして、サブ画素領域毎に透過率を変更させて表示を
行う。すなわち、画素電極9に電圧を印加しない状態において、液晶層50を構成する液
晶分子は、ラビング方向と平行な方向に水平配向している。そして、画素電極9及び共通
電極19を介して画素電極9を構成する帯状電極9cの延在方向に対して直交する方向の
電界を液晶層50に発生させると、液晶分子が基板面内で回転し、電界の方向と平行な方
向に配向する。
照明装置90から照射された光は、偏光板14を透過することで、偏光板14の透過軸
に沿う直線偏光に変換され、液晶層50に入射する。そして、液晶層50がオフ状態(非
選択状態)であれば、液晶層50に入射した直線偏光は、入射時と同一の偏光状態で液晶
層50から出射する。この直線偏光は、直線偏光と直交する透過軸を有する偏光板24に
吸収されて、サブ画素領域が暗表示となる。一方、液晶層50がオン状態(選択状態)で
あれば、液晶層50に入射した直線偏光は、液晶層50により所定の位相差(1/2波長
)が付与されて、入射時の偏光方向から90°回転した直線偏光に変換されて液晶層50
から出射する。この直線偏光は、偏光板24の透過軸と平行であるため、偏光板24を透
過して表示光として視認され、サブ画素領域が明表示となる。以上により、ノーマリブラ
ックモードを用いた液晶表示装置が提供される。
次に、液晶表示装置100の製造方法を配向膜18のラビング工程を中心に説明する。
図5は、基板本体10A上に形成された配向膜18の表面をラビングロール69を用いて
ラビングする工程の説明図である。
図5に示すように、まず、画素電極9と柱状構造物60が形成された層間絶縁膜12上
に、ポリアミック酸又は可溶性ポリイミドを含む配向膜形成材料を塗布し、仮焼成工程、
及び本焼成工程を経てポリイミド膜からなる配向膜18を形成する。
次に、回転金属ロール65に巻きつけたラビング布66を配向膜18の表面に接触させ
、回転金属ロール65を回転させつつ一方向に走査することにより、配向膜18を構成す
るポリイミドのポリマー主鎖を延伸させる。これにより、回転金属ロール65を走査した
方向(ラビング方向)に配向性が付与され、配向膜18上に位置する液晶層の液晶分子を
当該ラビング方向に配向させることが可能となる。
回転金属ロール65はY軸と平行な軸の周りに回転し、該軸と直交する方向(X軸方向
)に基板本体10A上を相対移動(走査)される。回転金属ロール65は柱状構造物60
側から画素電極9側に向けて走査され、回転金属ロール65に巻き付けられたラビング布
66の毛先は、柱状構造物60によって所定の方向に揃えられる。回転金属ロール65の
走査方向において柱状構造物60の下流側では、毛先の向きは、画素電極9によって形成
された配向膜表面の段差18aによって影響を受ける。
なお、図5では、回転金属ロール65の大きさを小さく記載したが、実際には、数十c
m程度の直径を有するものが用いられる。ラビング布66は、数十μm〜数百μm程度の
長さの毛先を有するものが用いられ、基板上に押し付けられて配向膜18と一定の接触面
積を有している。回転金属ロール65の走査方向において配向膜18と接触する部分の長
さは、数mm程度である。この長さは、画素数十個分に相当する。
図6は、柱状構造物60の形状及び作用の説明図である。図6(a)は、柱状構造物6
0の斜視図であり、図6(b)は柱状構造物近傍のラビング布の毛先の流れを説明する平
面図である。
図6(a)に示すように、柱状構造物60は、最大径の方向を規定する長軸AX1と、
最小径の方向を規定する短軸AX2とを有する略直方体の形状を有している。本実施形態
の場合、柱状構造物60はTFTアレイ基板と対向基板との間の柱状スペーサとして機能
し、柱状構造物60の高さDは、TFTアレイ基板と対向基板との間の基板間隔と一致し
ている。柱状構造物60の長軸AX1と平行な1辺の長さW1は、数十μmであり、長軸
AX1と直交する短軸AX2と平行な1辺の長さW2は、数μm〜数十μmである。
図6(b)に示すように、柱状構造物60の長軸AX1は、X軸から時計回りに角度θ
だけ傾いた方向に延びている。帯状電極9cは、X軸から反時計回りに角度θだけ傾
いた方向に延びているため、X軸に対する柱状構造物60の長軸AX1の傾き方向と、X
軸に対する帯状電極9cの傾き方向とはX軸を挟んで逆方向である。
X軸と平行な方向にラビングを行うと、ラビング方向Rub(X軸)に沿ったラビング
布の毛先の動きは次のようになる。まず、画素電極(帯状電極9c)の上流側に配置され
た柱状構造物60にラビングロールが接触すると、ラビング布の毛先は、図示点線で示し
たように、柱状構造物60の両側面に沿うように僅かな距離を隔てて分断される。この分
断の距離はラビング布の進行につれて次第に大きくなり、ラビング布が柱状構造物60の
短径部分に達したときに、柱状構造物60の両側面に位置する毛先間の距離は最大となる
。この後、ラビング布の進行につれて当該距離は小さくなり、最後に、柱状構造物60の
後端部に達したときに、毛先は再び会合する。
この一連の動作により、ラビング布の毛先は柱状構造物60の側面に沿って滑らかに進
行し、毛先の向きが、柱状構造物60の長軸AX1の延在方向と平行な方向に揃えられる
。このときの毛先の向きは、帯状電極9cの延在方向、すなわち、帯状電極9cによって
ラビング布の毛先がずれる方向とは逆の向きである。
次に、ラビング布の進行によってラビング布が柱状構造物60から離れると、ラビング
布の毛先の向きは、帯状電極9cによって形成された微小な段差によって、帯状電極9c
の延在方向と平行な方向にずれていく。ラビング布の毛先の向きは、柱状構造物60から
離れるにしたがって、徐々にラビング方向Rubと平行な方向に近づいていき、柱状構造
物60から所定の距離だけ離れると、ラビング方向Rubと平行になる。そして、更に柱
状構造物60から離れると、毛先の向きは、柱状構造物60によって制御された方向(ラ
ビング方向Rubと平行な方向から時計回りに傾いた方向)とは逆方向に傾いていき、徐
々に帯状電極9cの延在方向と平行な方向に近づいていく。
このように、本実施形態の液晶表示装置100では、帯状電極9cによる毛先のずれの
方向と、柱状構造物60による毛先のずれの方向とが互いに相殺するため、柱状構造物6
0から離れた領域でも、毛先の向きのずれを最小限に抑えることができる。そのため、ラ
ビング方向Rubから大きくずれた方向に配向処理される領域が形成されず、サブ画素領
域全体で概ね均一な配向状態が得られる。
[帯状電極と柱状構造物の配置の変形例]
図7は、帯状電極9cと柱状構造物60の配置の変形例である。図7において、第1実
施形態と共通の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7(a)は、帯状電極9cの延在方向を異ならせた例である。図7(a)の帯状電極
9cは、走査線3aと平行な方向から時計回りに数度傾いた方向に延びている。ラビング
方向Rubは走査線3aと平行な方向であり、図示左側から図示右側にラビングロールを
走査することによりラビング処理が行われる。
柱状構造物60の長軸は、走査線3aと平行な方向から反時計回りに数度傾いた方向に
延びている。柱状構造物60の長軸方向と帯状電極9cの延在方向とはいずれもラビング
方向Rubに対して傾いて配置され、ラビング方向Rubに対する柱状構造物60の長軸
の傾き方向と、ラビング方向Rubに対する帯状電極9cの傾き方向とは、ラビング方向
Rubを挟んで逆方向である。
図7(b)では、画素電極がいわゆるマルチドメイン構造となっている。すなわち、画
素電極の中心を通ってラビング方向Rubと平行に延びる中心線上に共通線3bが配置さ
れ、共通線3bを挟んで走査線3aと離間する側の第1領域と、走査線3aと近接する側
の第2領域とで、帯状電極の延在方向が異なっている。第1領域に設けられた第1帯状電
極9c1の共通線3bに対する傾き方向と、第2領域に設けられた第2帯状電極9c2の
共通線3bに対する傾き方向とは、共通線3bを挟んで逆方向である。
第1帯状電極9c1は、走査線3aと平行な方向から時計回りに数度傾いた方向に延び
ている。第2帯状電極9c2は、走査線3aと平行な方向から反時計回りに数度傾いた方
向に延びている。ラビング方向Rubは走査線3aと平行な方向であり、図示左側から図
示右側にラビングロールを走査することによりラビング処理が行われる。
柱状構造物60は、ラビング方向Rubにおいて第1領域の上流側及び第2領域の上流
側に、それぞれ1つずつ設けられている。第1領域の上流側に設けられた柱状構造物60
は、画素電極の境界部に配置され、第1領域に配置された画素電極の中心を通って共通線
3bと平行な線上に配置されている。第2領域の上流側に設けられた柱状構造物60は、
画素電極の境界部に配置され、第2領域に配置された画素電極の中心を通って共通線3b
と平行な線上に配置されている。第1領域の上流側に設けられた柱状構造物60の共通線
3bに対する傾き方向と、第2領域の上流側に設けられた柱状構造物60の共通線3bに
対する傾き方向とは、共通線3bを挟んで逆方向である。
なお、柱状構造物60の数はこれに限らず、第1領域の上流側及び第2領域の上流側に
、それぞれ2以上ずつ設けられていても良い。また、1画素領域毎(すなわち3サブ画素
領域毎)に、第1領域と第2領域のそれぞれに1つずつ柱状構造物60を配置しても良い
。また、柱状構造物60の位置も、上述の位置に限らず、少なくとも、柱状構造物60を
通って走査線3aと平行な線上(ラビングが行われる方向)に画素電極9が配置されてい
れば良い。
図7(c)は、帯状電極9cの延在方向を異ならせた例である。図7(c)の帯状電極
9cは、データ線6aと平行な方向から時計回りに数度傾いた方向に延びている。ラビン
グ方向Rubはデータ線6aと平行な方向であり、図示上側から図示下側にラビングロー
ルを走査することによりラビング処理が行われる。
柱状構造物60は、ラビング方向Rubにおいて画素電極の上流側に配置されている。
柱状構造物60は、1サブ画素領域毎に1つずつ設けられている。柱状構造物60は、画
素電極の中心を通ってデータ線6aと平行な線上に配置されている。
なお、柱状構造物60の数はこれに限らず、1サブ画素領域毎に2以上ずつ配置しても
良く、データ線6aに沿って配列された複数の画素電極に対して1つずつ配置しても良い
。また、柱状構造物60の位置も、上述の位置に限らず、少なくとも、柱状構造物60を
通って走査線と平行な線上(ラビングが行われる方向)に画素電極9が配置されていれば
良い。
柱状構造物60の長軸は、データ線6aと平行な方向から反時計回りに数度傾いた方向
に延びている。柱状構造物60の長軸方向と帯状電極9cの延在方向とはいずれもラビン
グ方向Rubに対して傾いて配置され、ラビング方向Rubに対する柱状構造物60の長
軸の傾き方向と、ラビング方向Rubに対する帯状電極9cの傾き方向とは、ラビング方
向Rubを挟んで逆方向である。
図7(d)では、画素電極がいわゆるマルチドメイン構造となっている。すなわち、画
素電極の中心を通ってラビング方向Rubと平行に延びる中心線を挟んでデータ線6aと
近接する側の第1領域と、データ線6aと離間する側の第2領域とで、帯状電極の延在方
向が異なっている。第1領域に設けられた第1帯状電極9c1の前記中心線に対する傾き
方向と、第2領域に設けられた第2帯状電極9c2の前記中心線に対する傾き方向とは、
前記中心線を挟んで逆方向である。
第1帯状電極9c1は、データ線6aと平行な方向から時計回りに数度傾いた方向に延
びている。第2帯状電極9c2は、データ線6aと平行な方向から反時計回りに数度傾い
た方向に延びている。ラビング方向Rubはデータ線6aと平行な方向であり、図示上側
から図示下側にラビングロールを走査することによりラビング処理が行われる。
柱状構造物60は、ラビング方向Rubにおいて第1領域の上流側及び第2領域の上流
側に、それぞれ1つずつ設けられている。第1領域の上流側に設けられた柱状構造物60
は、画素電極の境界部に配置され、第1領域に配置された画素電極の中心を通ってデータ
線6aと平行な線上に配置されている。第2領域の上流側に設けられた柱状構造物60は
、画素電極の境界部に配置され、第2領域に配置された画素電極の中心を通ってデータ線
6aと平行な線上に配置されている。第1領域の上流側に設けられた柱状構造物60のデ
ータ線6aに対する傾き方向と、第2領域の上流側に設けられた柱状構造物60のデータ
線6aに対する傾き方向とは、データ線6aと平行な線を挟んで逆方向である。
なお、柱状構造物60の数はこれに限らず、第1領域の上流側及び第2領域の上流側に
、それぞれ2以上ずつ設けられていても良い。また、データ線6aに沿って配列された複
数の画素電極に対して、第1領域と第2領域のそれぞれに1つずつ柱状構造物60を配置
しても良い。また、柱状構造物60の位置も、上述の位置に限らず、少なくとも、柱状構
造物60を通って走査線3aと平行な線上(ラビングが行われる方向)に画素電極9が配
置されていれば良い。
さらに、図7(d)では、走査線3aに沿って隣接する画素電極の第1領域同士又は第
2領域同士が、データ線6aを挟んで隣接している。そのため、データ線6aを挟んで隣
接する第1領域同士又は第2領域同士の柱状構造物60を1箇所に集約し、データ線6a
上に配置しても良い。
図7(e)は、帯状電極9cの延在方向を異ならせた例である。図7(e)の帯状電極
9cは、データ線6aと平行な方向に延びている。ラビング方向Rubはデータ線6aと
平行な方向から時計回りに数度傾いた方向であり、図示右上から図示左下にラビングロー
ルを走査することによりラビング処理が行われる。
柱状構造物60は、ラビング方向Rubにおいて画素電極の上流側に配置されている。
柱状構造物60は、1サブ画素領域毎に1つずつ設けられている。柱状構造物60は、画
素電極の中心を通ってデータ線6aと平行な線上に配置されている。
なお、柱状構造物60の数はこれに限らず、1サブ画素領域毎に2以上ずつ配置しても
良く、データ線6aに沿って配列された複数の画素電極に対して1つずつ配置しても良い
。また、柱状構造物60の位置も、上述の位置に限らず、少なくとも、柱状構造物60を
通ってラビング方向と平行な線上に画素電極9が配置されていれば良い。
図7(f)は、帯状電極9cの延在方向を異ならせた例である。図7(f)の帯状電極
9cは、走査線3aと平行な方向から時計回りに45度程度傾いた方向に延びている。ラ
ビング方向Rubは、帯状電極9cの延在方向から反時計回りに数度傾いた方向であり、
図示左上から図示右下にラビングロールを走査することによりラビング処理が行われる。
柱状構造物60の長軸は、ラビング方向Rubから反対時計回りに数度傾いた方向に延
びている。柱状構造物60の長軸方向と帯状電極9cの延在方向とはいずれもラビング方
向Rubに対して傾いて配置され、ラビング方向Rubに対する柱状構造物60の長軸の
傾き方向と、ラビング方向Rubに対する帯状電極9cの傾き方向とは、ラビング方向R
ubを挟んで逆方向である。
[柱状構造物の断面形状の変形例]
図8は、柱状構造物60の断面形状(基板と平行な平面で切った断面の形状)の変形例
である。図8において、第1実施形態と共通の構成については、同じ符号を付し、詳細な
説明は省略する。
図8(a)の柱状構造物60は、長軸AX1と平行な一対の直線部71,71と、これ
ら一対の直線部の間に位置せられた一対の曲線部72,72と、からなる長円形の断面形
状を有している。図8(a)の例では、曲線部72は半円であるが、楕円でも良い。また
、円又は楕円の一部であっても良い。
ラビング方向Rubは長軸AX1と平行な方向から反時計回りに数度傾いた方向であり
、図示右下から図示左上にラビングロールを走査することによりラビング処理が行われる
。ラビング布の毛先は、柱状構造物60の先端部(図示下側の曲線部72)に当接した後
、柱状構造物60の両側面(直線部71,71)に沿うように僅かな距離を隔てて分断さ
れる。そして、柱状構造物60の両側面に沿って滑らかに進行し、その間に、直線部71
,71と平行な方向に毛先の向きが揃えられる。
図8(b)の柱状構造物60は、相対向して配置された所定の曲率半径を有する一対の
第1曲線部73,73と、これら一対の第1曲線部間に位置させられるとともに、前記所
定の曲率半径より小さい曲率半径を有する一対の第2曲線部74,74と、からなる歪ん
だ円形の断面形状を有している。図8(b)の例では、長軸AX1と短軸AX2とを有す
る楕円となっているが、柱状構造物60の断面形状は楕円に限らない。
ラビング方向Rubは長軸AX1と平行な方向から反時計回りに数度傾いた方向であり
、図示右下から図示左上にラビングロールを走査することによりラビング処理が行われる
。ラビング布の毛先は、柱状構造物60の先端部(図示下側の第2曲線部74)に当接し
た後、柱状構造物60の両側面(第1曲線部73,73)に沿うように僅かな距離を隔て
て分断される。そして、柱状構造物60の両側面に沿って滑らかに進行し、その間に、長
軸AX1と概ね平行な方向に毛先の向きが揃えられる。
図8(c)の柱状構造物60は、長軸AX1と平行な第1対角線75と短軸AX2と平
行な第2対角線76とが、互いの中心点で直角に交わる菱形の断面形状を有している。ま
た、図8(d)の柱状構造物60は、長軸AX1と平行な第1対角線77と短軸AX2と
平行な第2対角線78とが、第2対角線78の中心点で直角に交わる凧形の断面形状を有
している。
ラビング方向Rubは長軸AX1と平行な方向から反時計回りに数度傾いた方向であり
、図示右下から図示左上にラビングロールを走査することによりラビング処理が行われる
。ラビング布の毛先は、柱状構造物60の先端部に当接した後、柱状構造物60の両側面
に沿うように僅かな距離を隔てて分断される。そして、柱状構造物60の両側面に沿って
滑らかに進行し、その間に、長軸AX1と概ね平行な方向に毛先の向きが揃えられる。
図8(e)の柱状構造物60は、長軸AX1と平行な一対の直線部71,71と、これ
ら一対の直線部の間に位置せられた一対の直線部79,79と、からなる平行四辺形の断
面形状を有している。直線部79は、短軸AX2と平行な方向から反時計回りに数度傾い
た方向(ラビング方向Rubと直交する方向に近づく方向)に延びている。
ラビング方向Rubは長軸AX1と平行な方向から反時計回りに数度傾いた方向であり
、図示右下から図示左上にラビングロールを走査することによりラビング処理が行われる
。ラビング布の毛先は、柱状構造物60の先端部(図示下側の直線部79)に当接した後
、柱状構造物60の両側面(直線部71,71)に沿うように僅かな距離を隔てて分断さ
れる。そして、柱状構造物60の両側面に沿って滑らかに進行し、その間に、長軸AX1
と平行な方向に毛先の向きが揃えられる。この例では、直線部79がラビング方向Rub
と直交するため、ラビングロールと当接したときに、ラビング布の毛先が大きく乱されな
い。
[第2の実施の形態]
図9は、第2実施形態の液晶表示装置200の任意の1サブ画素の平面図である。図9
において、第1実施形態と共通の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略す
る。
本実施形態の液晶装置200は、IPS(In-Plane Switching)方式の電極構造を備え
た液晶表示装置である。すなわち、1つのサブ画素領域内に、複数の帯状電極部9cを備
えた画素電極9と、複数の帯状電極部19cを備えた共通電極19とを備えている。
画素電極9を構成する帯状電極部9cは、データ線6a側の端部においてデータ線6a
に沿って延びる基幹部9aと接続されている。共通電極19を構成する帯状電極部19c
は、画素電極9の基幹部9aと反対側のサブ画素辺縁にてデータ線6aに沿って延びる基
幹部19aと接続されている。共通電極19は、走査線3aと反対側のサブ画素辺縁に配
置された共通線3bと接続されている。
帯状電極9cはデータ線6aの延在方向に沿って等間隔に配列されている。本実施形態
の場合、帯状電極9cは、走査線3aと平行な方向から反時計回りに1°〜10°傾いた
方向とされ、1つのサブ画素の画素電極9に8本の帯状電極9cが形成されている。各帯
状電極9cは略同一の幅に形成され、互いに平行である。
帯状電極19cはデータ線6aの延在方向に沿って等間隔に配列されている。本実施形
態の場合、帯状電極19cは、走査線3aと平行な方向から反時計回りに1°〜10°傾
いた方向とされ、1つのサブ画素の共通電極19に8本の帯状電極19cが形成されてい
る。各帯状電極19cは略同一の幅に形成され、互いに平行である。
画素電極9の境界部に柱状構造物60が設けられている。柱状構造物60は、ラビング
工程で使用されるものである。本実施形態の場合、TFTアレイ基板と対向基板とを所定
間隔で離間した状態に保持するための柱状スペーサの機能を兼ねている。なお、ラビング
方向は、走査線3aと平行な方向(X軸)であり、図示左側から図示右側にラビングロー
ルを走査することによりラビング処理される。
柱状構造物60は、1サブ画素領域毎に2つずつ設けられている。1サブ画素領域に設
けられた2つの柱状構造物60は、対応する画素電極9のTFT側の縁から共通線3b側
の縁までの間隔を3等分する位置に配置されている。
なお、柱状構造物60の数はこれに限らず、1サブ画素領域毎に1つずつ配置しても良
く、1画素領域毎(すなわち3サブ画素領域毎)に1つずつ配置しても良い。また、柱状
構造物60の位置も、上述の位置に限らず、少なくとも、柱状構造物60を通って走査線
と平行な線上(ラビングが行われる方向)に画素電極9が配置されていれば良い。
柱状構造物60は、基板と平行な平面で切った断面が、最大径の方向を規定する長軸と
、最小径の方向を規定する短軸とを有する矩形状を成している。柱状構造物60の長軸は
、走査線3a及びデータ線6aの双方と交差する方向(図示斜め方向)に延びており、本
実施形態の場合、長軸の延在方向は、走査線3aと平行な方向から時計回りに1°〜10
°傾いた方向とされている。帯状電極9c,19cは走査線3aと平行な方向から反時計
回りに1°〜10°傾いた方向とされているため、走査線3aの延在方向(すなわちラビ
ング方向)に対する柱状構造物60の長軸の傾き方向と、走査線3aの延在方向に対する
帯状電極9c,19cの傾き方向とは、走査線3aの延在方向を挟んで逆方向となってい
る。
図10は、図9のB−B′線に沿う断面図である。対向基板20の構成は第1実施形態
と同様である。一方、TFTアレイ基板10では、基板本体10A上に、TFT30が形
成されており、これらを平面的に覆う層間絶縁膜12上に、画素電極9と共通電極19(
共通線3b)とが形成されている。画素電極9とTFT30とは、層間絶縁膜12に形成
された画素コンタクトホール47を介して電気的に接続されている。この構成の液晶表示
装置200では、画素電極9の帯状電極部9cと共通電極19の帯状電極部19cとの間
に形成した基板面方向の横電界により液晶を駆動する構成となる。
[電子機器]
図11は、本発明に係る液晶表示装置を表示部に備えた電子機器の一例である携帯電話
の斜視構成図であり、この携帯電話1300は、本発明の液晶表示装置を小サイズの表示
部1301として備え、複数の操作ボタン1302、受話口1303、及び送話口130
4を備えて構成されている。
上記実施の形態の液晶表示装置は、上記携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコ
ンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ
直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、
ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備え
た機器等々の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの電子機器においても
、高コントラスト、広視野角の画像表示を得ることができる。
第1実施形態の液晶表示装置の等価回路図である。 液晶表示装置の1画素領域の平面図である。 図2のA−A′線に沿う断面図である。 液晶表示装置の光学軸の配置の説明図である。 配向膜のラビング工程の説明図である。 柱状構造物の構成及び作用の説明図である。 帯状電極と柱状構造物の配置の変形例である。 柱状構造物の断面形状の変形例である。 第2実施形態の液晶表示装置の1サブ画素の平面図である。 図9のB−B′線に沿う断面図である。 電子機器の一例である携帯電話の斜視図である。
符号の説明
9…画素電極、9c,9c1,9c2…帯状電極、10…TFTアレイ基板(第1基板)
、18…配向膜、19…共通電極、19c…帯状電極、20…対向基板(第2基板)、5
0…液晶層、60…柱状構造物、66…ラビング布、71,79…直線部、72,73,
74…曲線部、75,76,77,78…対角線、100,200…液晶表示装置、13
00…携帯電話(電子機器)、AX1…長軸、AX2…短軸、Rub…ラビング方向

Claims (9)

  1. 第1基板と、前記第1基板と対向する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に挟持された液晶層と、前記第1基板の前記液晶層側に設けられた一対の電極と、前記一対の電極のうちの少なくとも一方の電極に設けられた複数の帯状電極と、前記複数の帯状電極を覆って前記第1基板の前記液晶層と接する面に設けられた配向膜と、を備え、前記一対の電極間に生じる電界によって前記液晶層を構成する液晶分子を駆動させる液晶表示装置であって、
    前記配向膜は、前記液晶層と接する面をラビング布で一方向にラビングすることにより配向性を付与されており、
    前記第1基板には、前記一方の電極を構成する画素電極と、前記画素電極と絶縁膜を介して対向配置されていて前記一対の電極の他方の電極を構成する共通電極とが設けられ、
    前記第1基板の前記液晶層側に柱状構造物が設けられ、前記柱状構造物を前記第1基板と平行な平面で切った断面は、最大径の方向を規定する長軸と、最小径の方向を規定する短軸とを有する形状とされ、
    前記柱状構造物は、1画素電極毎に1以上ずつ設けられ、前記ラビング方向において、対応する画素電極の上流側に配置され、
    前記柱状構造物の長軸方向と前記帯状電極の延在方向とはいずれもラビング方向に対して傾いて配置され、前記ラビング方向に対する前記柱状構造物の長軸の傾き方向と、前記ラビング方向に対する前記帯状電極の傾き方向とは、前記ラビング方向を挟んで逆方向である液晶表示装置。
  2. 前記ラビング方向と前記帯状電極の延在方向とが交差する角度が、1°以上10°以下である請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記柱状構造物は、前記第1基板と前記第2基板との間のスペーサとして機能する請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1基板には、前記画素電極と前記共通電極のうち前記液晶層に近い側に配置された電極に前記複数の帯状電極が設けられ、
    前記柱状構造物は、前記複数の画素電極の境界部と重なる位置に配置され、前記柱状構造物を通って前記ラビング方向と平行に延びる線上に前記画素電極が配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記画素電極と前記共通電極とが対向する領域のうち、当該画素電極の中心を通って前記ラビング方向と平行に延びる中心線を挟んで一方側に配置された領域を第1領域、他方側に配置された領域を第2領域とし、更に、前記第1領域に設けられた前記帯状電極を第1帯状電極、前記第2領域に設けられた前記帯状電極を第2帯状電極とした場合に、
    前記第1帯状電極の前記中心線に対する傾き方向と、前記第2帯状電極の前記中心線に対する傾き方向とが、前記中心線を挟んで逆方向であり、
    前記柱状構造物は、前記ラビング方向において前記第1領域の上流側及び前記第2領域の上流側に、それぞれ1以上ずつ設けられ、
    前記第1領域の上流側に設けられた前記柱状構造物の前記中心線に対する傾き方向と、前記第2領域の上流側に設けられた前記柱状構造物の前記中心線に対する傾き方向とが、前記中心線を挟んで逆方向である請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 前記柱状構造物を前記第1基板と平行な平面で切った断面は、相対向して配置された所定の曲率半径を有する一対の第1曲線部と、前記一対の第1曲線部間に位置させられるとともに、前記所定の曲率半径より小さい曲率半径を有する一対の第2曲線部と、からなる形状である請求項1〜5のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 前記柱状構造物を前記第1基板と平行な平面で切った断面は、前記長軸と平行な一対の直線部と、前記一対の直線部間に位置させられた一対の直線部若しくは一対の曲線部と、からなる形状である請求項1〜5のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記柱状構造物を前記第1基板と平行な平面で切った断面は、前記長軸と平行な第1対角線と前記短軸と平行な第2対角線とが、前記第2対角線の中心点で直角に交わる形状である請求項1〜5のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の液晶表示装置を備えている電子機器。
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