JP5242458B2 - 開閉器 - Google Patents

開閉器 Download PDF

Info

Publication number
JP5242458B2
JP5242458B2 JP2009051670A JP2009051670A JP5242458B2 JP 5242458 B2 JP5242458 B2 JP 5242458B2 JP 2009051670 A JP2009051670 A JP 2009051670A JP 2009051670 A JP2009051670 A JP 2009051670A JP 5242458 B2 JP5242458 B2 JP 5242458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
svr
main line
opening
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009051670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010205638A (ja
Inventor
考介 井上
伯浩 菅野
裕之 馬渕
尚明 深津
庫ノ助 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Inc
Toko Electric Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Toko Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Toko Electric Corp filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2009051670A priority Critical patent/JP5242458B2/ja
Publication of JP2010205638A publication Critical patent/JP2010205638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5242458B2 publication Critical patent/JP5242458B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

本発明は、自動電圧調整器を幹線に対して連系または解列させる開閉器に関する。
配電系統における需要者の引込口では、電気事業法に定められた範囲に供給電圧を維持しなくてはならない。そのため電圧降下や電圧変動により供給電圧が維持すべき範囲を逸脱しないように電圧を管理する必要がある。この管理手法の1つとして、幹線に線路中の電圧を調整し引込口の電圧を補償する自動電圧調整器(SVR:Step Voltage Regulator、配電用自動電圧調整器、高圧自動電圧調整器とも呼ばれる。)が配設されている。
一般に電柱には高圧配電線(6600V)、低圧電灯線(100Vや200V)、低圧動力線(200V)が配線されるが、自動電圧調整器は高圧配電線の電圧を補償(適正化)するために配置される。低圧電力は、高圧電力から変圧器によって適宜降圧して生成することができる。電圧は変電所から離れるほどに低下するため、自動電圧調整器は郊外に設置されることが多い。
自動電圧調整器は、設置時、保守点検時、交換時などにおいて、需用者に給電を維持しつつ自動電圧調整器を連系または解列させる必要がある。このため、自動電圧調整器を設置する場合には、幹線の開閉を行う開閉器と、幹線から自動電圧調整器に接続される線に設けられる開閉器と、自動電圧調整器から幹線に接続される線に設けられる開閉器の3つの開閉器が必要になる。
図6は、従来の自動電圧調整器10および開閉器14A、14B、14Cの配置を説明するための配置図である。従来は、自動電圧調整器10が占有体積およびその重量も大きかったので、2本の電柱18A、18Bを用いたH柱装柱によりその自動電圧調整器10を支持していた。また、自動電圧調整器10のみならず、図6に示すように、3つの開閉器14A、14B、14Cも大きな設置スペースを必要としている。近年、単柱装柱用の自動電圧調整器10の開発が進められており、それに伴って単柱装柱を可能とする開閉器14の小型・軽量化が望まれるようになった。
こうして、3つの開閉器の機能を1つの装置に集約し、幹線への自動電圧調整器の接続を総合的に行う開閉器(接点切替開閉器)が提案されている。3つの開閉機能を備えた自動電圧調整器用の開閉器においては、幹線の開閉を行う幹線用開閉部と、幹線に対して自動電圧調整器の上流側と下流側で開閉を行う2つのSVR用開閉部の、合計3つの開閉部が必要になる。
図7は、3つの開閉機能を一体化した場合の開閉器20および自動電圧調整器10の配置を説明するための配置図である。図7では、自動電圧調整器10および単体の開閉器20が単柱に装柱され、自動電圧調整器10は、3つの開閉機能が集約された開閉器20を通じて幹線16に接続されている。このように開閉器20が一体化されることで自動電圧調整器10や開閉器20のメンテナンスを単純化でき、自動電圧調整器10自体が故障した場合に自動電圧調整器10を幹線16から容易に切り離すことができる。
従来からも、このように3つの開閉機能が集約された開閉器について様々な提案がなされている(例えば、特許文献1)。特許文献1によれば、電圧調整器の保守点検時に、電圧調整器課電状態でかつ本線通電状態にできるようにし、電圧調整器への制御電源確保のための面倒な接続作業を不要にできるとしている。
また、このように集約した開閉器の各開閉動作タイミングを、回動する歯車を使った簡易な構成で実現する技術も公開されている(例えば、特許文献2)。特許文献2によれば、高圧幹線に設けられる開閉器を、簡易な機構とし、かつ、作動を良好にできるとしている。
上記したように、3つの開閉機能を備えた自動電圧調整器用の開閉器は、幹線の開閉を行う幹線用開閉部と、幹線に対して自動電圧調整器の上流側と下流側で開閉を行う2つのSVR用開閉部の、合計3つの開閉部を備えている。そしてこれらの開閉部を操作して、幹線用開閉部とSVR用開閉部を両方とも開成する線路開放モードと、幹線用開閉部のみを閉成する解列モードと、SVR用開閉部のみを閉成する連系モードとして動作させる。
開閉部の操作は、開閉器の外側に備えられたレバーを回動させることによって行う。開閉器は高圧幹線と自動電圧調整器の間に配置されるため、電柱の高い位置に設置されている。そのため、レバーにはその先端に引紐が接続(締結)されており、電柱の低い位置から引紐を引くことによってレバー操作を行うことができる。
特開平11−054000号公報 特開2005−32497号公報
上記のような開閉器が接続された幹線を安全かつ安定的に運用する必要条件の一つに、誤操作を排除することが挙げられる。しかし上述のように開閉器は高い位置に設置されているため、レバーの状態を視認しにくいという問題がある。また装置構成の一例として2本のレバーがある場合には4本の引紐が接続されているが、どの引紐がどのレバーのどちら側に接続されているかわかりにくい。このため、現場作業においては誤った引紐を選択し、誤ったハンドル操作を行ってしまうおそれがある。
誤ったハンドル操作を行った場合、以下のような問題が生じる。例えば、幹線用開閉部とSVR用開閉部を両方ともが開成されている線路開放モードにおいては、まず幹線用ハンドルを操作して、幹線用開閉部を閉成する必要がある。このとき誤ってSVR用ハンドルを操作してしまうと、まだ自動電圧調整器の準備が整っているとは限らないため、未接続の電線によって感電事故を生じたり、短絡や接続不良による設備事故が発生したりするおそれがある。
またSVR用開閉部のみを閉成する連系モードから、自動電圧調整器の点検や取り替え作業を行う際には、幹線用開閉部のみを閉成する解列モードへと移行する必要がある。SVR用ハンドルは、これを操作するとSVR用開閉部が開成すると同時に幹線用開閉部が閉成し、充電状態を維持するように構成されている。しかし、このとき誤って幹線用ハンドルを操作してしまうと、幹線用開閉部とSVR用開閉部が全て開成してしまい、停電事故を招いてしまうおそれがある。
そこで本発明は、してはならない特定の誤操作を機構的に制限することにより、安全かつ安定的に運用することが可能な自動電圧調整器用の開閉器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、電源側幹線と負荷側幹線との間に配置され、自動電圧調整器の連系または解列を切り替える開閉器であって、電源側幹線と負荷側幹線とを開閉する幹線用開閉部と、幹線に対して自動電圧調整器を連系または解列させるSVR用開閉部とを備え、幹線用開閉部およびSVR用開閉部が開成されている状態からSVR用開閉部が閉成されることを防止する過誤入防止手段を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、幹線用開閉部およびSVR用開閉部が開成されている状態からSVR用開閉部が閉成されることを防止することにより、未接続の電線によって感電事故を生じたり、短絡や接続不良による設備事故が発生したりすることを防止することができる。したがって、自動電圧調整器を安全且つ安定的に運用することが可能となる。
当該開閉器は、幹線用開閉部が開成され、SVR用開閉部が閉成されているときに、SVR用開閉部が開成されることを防止する過誤切防止手段を更に備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、幹線用開閉部が開成され、かつSVR用開閉部が閉成されているときに、SVR用開閉部が開成されることを防止することにより、不用意に幹線用開閉部とSVR用開閉部が全て開成してしまい、停電事故を招いてしまうことを防止することができる。したがって、自動電圧調整器を安全且つ安定的に運用することが可能となる。
当該開閉器は、電源側幹線と負荷側幹線とを開閉する幹線用開閉部を操作する幹線用ハンドルと、幹線に対して自動電圧調整器を連系または解列させるSVR用開閉部を操作するSVR用ハンドルとを更に備え、幹線用ハンドルには、幹線用ハンドルが開状態であるときにSVR用ハンドルの移動軌跡上に位置する第1規制部材を過誤入防止手段として備え、第1規制部材は、SVR用ハンドルが開状態から閉状態に回動することを規制することを特徴とする。
上記構成によれば、幹線用ハンドルが開状態であるときにSVR用ハンドルが閉状態となることを規制することにより、幹線用開閉部およびSVR用開閉部が開成されている状態からSVR用開閉部が閉成されることを防止することができる。これにより、未接続の電線によって感電事故を生じたり、短絡や接続不良による設備事故が発生したりすることを防止することができる。したがって、自動電圧調整器を安全且つ安定的に運用することが可能となる。
当該開閉器は、電源側幹線と負荷側幹線とを開閉する幹線用開閉部を操作する幹線用ハンドルと、幹線に対して自動電圧調整器を連系または解列させるSVR用開閉部を操作するSVR用ハンドルとを更に備え、SVR用ハンドルには、SVR用ハンドルが閉状態であるときに幹線用ハンドルの移動軌跡上に位置する第2規制部材を過誤切防止手段として備え、第2規制部材は、幹線用ハンドルが閉状態から開状態に回動することを規制することを特徴とする。

上記構成によれば、SVR用ハンドルが閉状態であるときに幹線用ハンドルが開状態となることを規制することにより、幹線用開閉部が開成され、かつSVR用開閉部が閉成されているとき(SVR用ハンドルが閉状態のとき、幹線用開閉部は開成される)に、SVR用開閉部が開成されることを防止することができる。これにより、不用意に幹線用開閉部とSVR用開閉部が全て開成してしまい、停電事故を招いてしまうことを防止することができる。したがって、自動電圧調整器を安全且つ安定的に運用することが可能となる。
幹線用ハンドルまたはSVR用ハンドルは概略T字状であって、回転軸から両側に延長されて引紐を接続される2本の操作腕と、回転軸から操作腕と直交する方向に延長されて第1規制部材または第2規制部材を設けられた規制腕とを備え、幹線用ハンドルまたはSVR用ハンドルの一方に設けられた第1規制部材または第2規制部材が、他方のハンドルの操作腕に当接することによってその回動を規制してもよい。
上記構成によれば、幹線用ハンドルが開状態であるときにSVR用ハンドルが閉状態となることを規制することができる。
幹線用ハンドルとSVR用ハンドルは軸方向の位置をずらしてその回転範囲が重なるように取り付けられており、第1規制部材または第2規制部材は、幹線用ハンドルまたはSVR用ハンドルの一方から他方に向けて立設されたピン状の部材であって、幹線用ハンドルまたはSVR用ハンドルの一方が所定の位相にあるときに、当該ハンドルに設けられた第1規制部材または第2規制部材が他方のハンドルの移動軌跡上に位置してもよい。
上記構成によれば、SVR用ハンドルが閉状態であるときに幹線用ハンドルが開状態となることを規制することができる。
本発明によれば、自動電圧調整器用の開閉器において、誤操作を機構的に制限することにより、安全かつ安定的に運用することが可能となる。
開閉器と自動電圧調整器との配置を示した配置図である。 開閉器と自動電圧調整器の簡単な回路構成図である。 開閉器の外観を説明する図である。 引紐を説明する図である。 ハンドルと開閉部の動作を説明する図である。 従来の自動電圧調整器および開閉器の配置を説明するための配置図である。 3つの開閉機能を一体化した場合の開閉器および自動電圧調整器の配置を説明するための配置図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は開閉器200と自動電圧調整器112(調整変圧器112a、直列変圧器112b)との配置を示した配置図、図2は開閉器200と自動電圧調整器112の簡単な回路構成図である。
図1において、電柱100には、高電圧(6600V)が流れる幹線102(電源側幹線102a、負荷側幹線102b)、および低電圧(100Vや200V)などが流れる不図示の低圧線が架線されている。他の電線や通信線、装柱などは説明の簡便のため省略している。幹線102を支持する腕金106には、後に詳述する開閉器200が吊下されている。開閉器200の下には、自動電圧調整器112、自動電圧調整器112を制御するSVR制御部116、自動電圧調整器112を遠隔操作する制御装置118が設置されている。
図1および図2に示すように、幹線102は電柱100の腕金106において、両側で引留装柱されている(線路が分断されている)。そして開閉器200は、電源側および負荷側の両方の幹線102から引き下げてこれらを中継するように接続されている。また開閉器200からは自動電圧調整器112を介する循環経路が接続されている。自動電圧調整器112は、本実施形態では調整変圧器112aと直列変圧器112bとから構成されている。
開閉器200は、高圧の幹線102と自動電圧調整器112とを中継し、自動電圧調整器112の幹線102に対する連系または解列を行う。開閉器200は、図2に示すように内部に幹線用開閉部222と、2つのSVR用開閉部224、226を備えている。
幹線用開閉部222は電源側幹線102aと負荷側幹線102bとを開閉し、閉成すると幹線102の電源側と負荷側を直結し、開成すると切断する。SVR用開閉部224、226は同時に作動し、幹線102に対して自動電圧調整器112を連系または解列させる。そしてこれらの開閉部を操作することにより、開閉器200は、幹線用開閉部222とSVR用開閉部224、226を両方とも開成する線路開放モードと、幹線用開閉部222のみを閉成する解列モードと、SVR用開閉部224、226のみを閉成する連系モードとに切り替えることができる。
図3は開閉器200の外観を説明する図である。図3に示すように、開閉器200の外部には、幹線用ハンドル230、SVR用ハンドル240、幹線状態指示器252、SVR状態指示器254が備えられている。幹線状態指示器252は幹線用開閉部222の開閉状態に応じて回動し、SVR状態指示器254はSVR用開閉部224、226の開閉状態に応じて回動し、作業者に内部の開閉部の状態を表示する。幹線状態指示器252、SVR状態指示器254は、内部機構を介して動作することにより、ハンドルの状態だけではなく、確かに内部機構の状態が変化したことを知ることができる。
図4は引紐を説明する図である。開閉器200は幹線102と自動電圧調整器112の間に配置されるため、電柱100の高い位置に設置されている。そのため、幹線用ハンドル230およびSVR用ハンドル240には引紐260、262が接続されている。
幹線用ハンドル230に接続された2本の引紐260、およびSVR用ハンドル240に接続された2本の引紐262(合計4本)は、下方に垂下されている。これにより作業者は、電柱100の頂上近くに設置された開閉器200まで登ることなく、開閉器200のハンドル操作を行うことができる。SVR用ハンドル240はメンテナンス時などに比較的操作する機会が多いため、引紐262は単に垂下して足場金具などに結んでおくことができる。幹線用ハンドル230は通常は操作しないため、引紐260は引紐収納箱120に先端を収容して簡単な鍵をかけておくことが好ましい。これにより、操作者が誤って幹線用ハンドル230を操作してしまい、停電事故をおこしてしまうことを防止することができる。
幹線用ハンドル230は、幹線用開閉部222を動作させるためのハンドルである。SVR用ハンドル240は、SVR用開閉部224、226と、幹線用開閉部222の3つの開閉部を動作させるためのハンドルである。力を伝達するための各種の軸やギヤ、カム、端子などは図示と説明を省略する。
図5はハンドルと開閉部の動作を説明する図である。図5(a)は線路開放モードを示しており、幹線用ハンドル230およびSVR用ハンドル240は開状態となっている。このとき幹線用開閉部222およびSVR用開閉部224、226は全て開成されており、幹線102は開放(切断)された状態となっている。
図5(b)は解列モードを示しており、幹線用ハンドル230が閉状態となっている。このとき幹線用開閉部222は閉成されており、幹線102の電源側と負荷側が直結されている。
図5(c)は連系モードを示しており、幹線用ハンドル230およびSVR用ハンドル240が両方とも閉状態となっている。このとき幹線用開閉部222は開成され、SVR用開閉部224、226は閉成される。すなわち、SVR用ハンドル240は、操作することにより幹線用開閉部222、SVR用開閉部224、226の3つの開閉部を操作する。なお、SVR用ハンドル240を開状態から閉状態に切り替えるとき、瞬間的に幹線用開閉部222が閉成された状態でSVR用開閉部224、SVR用開閉部226が閉成してから、幹線用開閉部222が開成される。これにより、瞬停を防止することができる。3つの開閉部が閉成される瞬間には、バイパス回路によって幹線102と自動電圧調整器112とを同電位とする。
次に、幹線用ハンドル230およびSVR用ハンドル240の第1規制部材238(過誤入防止手段)と第2規制部材248(過誤切防止手段)について詳述する。図3に示したように、幹線用ハンドル230とSVR用ハンドル240は軸方向の位置をずらして、その回転範囲が重なるように取り付けられている。本実施形態では、幹線用ハンドル230が開閉器200の筐体202に近い側にあり、SVR用ハンドル240が筐体202から離れた側にある。これにより、軸間距離が短くても幹線用ハンドル230とSVR用ハンドル240の互いの衝突を避けることができるため、開閉器200の筐体202の大きさに対して大きなハンドルを設けることができる。なお、開閉器200側にある幹線用ハンドル230の腕は、軸間距離よりも短く形成されている。
幹線用ハンドル230は、概略T字状であって、回転軸232から両側に延長されて引紐260を接続される2本の操作腕234と、回転軸232から操作腕234と直交する方向に延長されて第1規制部材238を設けられた規制腕236とを備えている。第1規制部材238は、幹線用ハンドル230から、回転軸232の軸方向にSVR用ハンドル240に向けて立設されたピン状の部材である。換言すれば、第1規制部材は、幹線用ハンドル230の規制腕236の先端に、開閉器200の筐体202から離れる方向に突出するように設けられている。
同様にSVR用ハンドル240は概略T字状であって、回転軸242から両側に延長されて引紐262を接続される2本の操作腕244と、回転軸242から操作腕244と直交する方向に延長されて第2規制部材248を設けられた規制腕246とを備えている。第2規制部材248は、SVR用ハンドル240から、回転軸242の軸方向に幹線用ハンドル230に向けて立設されたピン状の部材である。換言すれば、第2規制部材は、SVR用ハンドル240の規制腕246の先端に、開閉器200の筐体202に向かって突出するように設けられている。
上記構成によれば、幹線用ハンドル230とSVR用ハンドル240の操作腕234、244や規制腕236、246は衝突しないが、第1規制部材238および第2規制部材248は他方のハンドルに衝突する。
そして第1規制部材238は、幹線用ハンドル230が開状態(所定の位相)にあるときに(図5(a)に示す線路開放モードのとき)、SVR用ハンドル240の操作腕244の移動軌跡上に位置する。したがってSVR用ハンドル240を誤って回動させようとしても操作腕244が第1規制部材238に当接し、その回動が規制される。幹線用ハンドル230が閉状態にあるときは、第1規制部材238はSVR用ハンドル240の回転範囲外に位置し、その回動を規制しない。
すなわち第1規制部材238は、幹線用ハンドル230が開状態であるときにSVR用ハンドル240が閉状態となることを規制する過誤入防止手段として機能する。これにより、幹線用開閉部222およびSVR用開閉部224、226が開成されている状態からSVR用開閉部224、226が閉成されることを防止することができる。したがって、未接続の電線によって感電事故を生じたり、短絡や接続不良による設備事故が発生したりすることを防止することができる。
一方、第2規制部材248は、SVR用ハンドル240が閉状態(所定の位相)にあるときに(図5(c)に示す連系モードのとき)、幹線用ハンドル230の操作腕234の移動軌跡上に位置する。したがって幹線用ハンドル230を誤って回動させようとしても、操作腕234が第2規制部材248に当接し、その回動が規制される。SVR用ハンドル240が開状態にあるときは、第2規制部材248は幹線用ハンドル230の回転範囲外に位置し、その回動を規制しない。
すなわち第2規制部材248は、SVR用ハンドル240が閉状態であるときに幹線用ハンドル230が開状態となることを規制する過誤切防止手段として機能する。これにより、幹線用開閉部222が開成され、かつSVR用開閉部224、246が閉成されているときに、SVR用開閉部224、226が開成される全ての開閉部が開成されることを防止することができる。したがって、不用意に全ての開閉部が開成されてしまい、停電事故を招いてしまうことを防止することができる。
上記説明した如く、本実施形態の構成によれば、自動電圧調整器112用の開閉器200において、誤操作を機構的に制限することにより、安全かつ安定的に運用することが可能となる。
なお、幹線用ハンドル230およびSVR用ハンドル240の誤操作を規制すべく、過誤入防止手段または過誤切防止手段を別途のロック機構によって構成してもよい。ただし上記のようにハンドルの一部に設けた規制部材238、248によって過誤入防止手段または過誤切防止手段を構成することにより、必然的に誤操作を防止することができるため、確実に機能させることが可能であるため好ましい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、自動電圧調整器を幹線に対して連系または解列させる開閉器として利用することができる。
10 …自動電圧調整器
100 …電柱
102 …幹線
102a …電源側幹線
102b …負荷側幹線
106 …腕金
112 …自動電圧調整器
112a …調整変圧器
112b …直列変圧器
116 …SVR制御部
118 …制御装置
120 …引紐収納箱
14 …開閉器
16 …幹線
18 …電柱
20 …開閉器
200 …開閉器
202 …筐体
222 …幹線用開閉部
224、226 …SVR用開閉部
230 …幹線用ハンドル
232 …回転軸
234 …操作腕
236 …規制腕
238 …第1規制部材
240 …SVR用ハンドル
242 …回転軸
244 …操作腕
246 …規制腕
248 …第2規制部材
252 …幹線状態指示器
254 …SVR状態指示器
260、262 …引紐

Claims (6)

  1. 電源側幹線と負荷側幹線との間に配置され、自動電圧調整器の連系または解列を切り替える開閉器であって、
    前記電源側幹線と前記負荷側幹線とを開閉する幹線用開閉部と、
    前記幹線に対して前記自動電圧調整器を連系または解列させるSVR用開閉部とを備え、
    前記幹線用開閉部および前記SVR用開閉部が開成されている状態から前記SVR用開閉部が閉成されることを防止する過誤入防止手段を備えたことを特徴とする開閉器。
  2. 前記幹線用開閉部が開成され、前記SVR用開閉部が閉成されているときに、該SVR用開閉部が開成されることを防止する過誤切防止手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
  3. 前記電源側幹線と前記負荷側幹線とを開閉する幹線用開閉部を操作する幹線用ハンドルと、
    前記幹線に対して前記自動電圧調整器を連系または解列させるSVR用開閉部を操作するSVR用ハンドルとを更に備え、
    前記幹線用ハンドルには、該幹線用ハンドルが開状態であるときに前記SVR用ハンドルの移動軌跡上に位置する第1規制部材を前記過誤入防止手段として備え、該第1規制部材は、該SVR用ハンドルが開状態から閉状態に回動することを規制することを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
  4. 前記電源側幹線と前記負荷側幹線とを開閉する幹線用開閉部を操作する幹線用ハンドルと、
    前記幹線に対して前記自動電圧調整器を連系または解列させるSVR用開閉部を操作するSVR用ハンドルとを更に備え、
    前記SVR用ハンドルには、該SVR用ハンドルが閉状態であるときに前記幹線用ハンドルの移動軌跡上に位置する第2規制部材を前記過誤切防止手段として備え、該第2規制部材は、該幹線用ハンドルが閉状態から開状態に回動することを規制することを特徴とする請求項2に記載の開閉器。
  5. 前記幹線用ハンドルまたは前記SVR用ハンドルは概略T字状であって、
    回転軸から両側に延長されて引紐を接続される2本の操作腕と、
    前記回転軸から前記操作腕と直交する方向に延長されて前記第1規制部材または前記第2規制部材を設けられた規制腕とを備え、
    前記幹線用ハンドルまたは前記SVR用ハンドルの一方に設けられた前記第1規制部材または前記第2規制部材が、他方のハンドルの前記操作腕に当接することによってその回動を規制することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の開閉器。
  6. 前記幹線用ハンドルと前記SVR用ハンドルは軸方向の位置をずらしてその回転範囲が重なるように取り付けられており、
    前記第1規制部材または前記第2規制部材は、前記幹線用ハンドルまたは前記SVR用ハンドルの一方から他方に向けて立設されたピン状の部材であって、
    前記幹線用ハンドルまたは前記SVR用ハンドルの一方が所定の位相にあるときに、当該ハンドルに設けられた前記第1規制部材または前記第2規制部材が他方のハンドルの移動軌跡上に位置することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の開閉器。
JP2009051670A 2009-03-05 2009-03-05 開閉器 Active JP5242458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051670A JP5242458B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051670A JP5242458B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 開閉器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010205638A JP2010205638A (ja) 2010-09-16
JP5242458B2 true JP5242458B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=42966919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009051670A Active JP5242458B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5242458B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108520845A (zh) * 2018-06-20 2018-09-11 国网安徽省电力有限公司阜阳供电公司 一种电力系统操作杆辅助加力锤机构

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3803560B2 (ja) * 2001-06-28 2006-08-02 中部電力株式会社 側路開閉器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010205638A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102736548B (zh) 提供上锁挂牌的安全可编程逻辑控制器
US9246325B2 (en) Connection device for transformer substation modules
US9136077B2 (en) Three-phase, multi-way vacuum interrupter switchgear with internal ground switches
US20120043922A1 (en) Variable Freqency Drive with Dielectric Fluid-Immersed Transformer
CA3082004C (en) Maintenance bypass assembly for uninterruptable power supply
JP2008541681A (ja) パネルトランス内蔵型配電盤
EP3889984A1 (en) Switching and protection means for low-voltage switchboard and low-voltage switchboard incorporating said switching and protection means
CN104769795A (zh) 用于电气开关设备的致动装置
US10749320B2 (en) Cradle for electrical switchgear
SE1351510A1 (sv) Anordning för skydd av en elektrisk apparat som matas av ettflerfasnät
CN201508796U (zh) 矿用隔爆型永磁真空馈电开关
JP5242458B2 (ja) 開閉器
BR112016023693B1 (pt) Unidade de centro de controle de motor e método para operar um centro de controle de motor
Nair et al. IEC 61850 enabled automatic bus transfer scheme for primary distribution substations
EP1439622A1 (en) Compact modular transformation centre
CN102055142B (zh) 一体化组合电器
KR101168257B1 (ko) 전자석 엑츄레이터를 탑재한 전자식 배선용 차단기
CN105762695A (zh) 用于电气开关设备的开关柜及其组装方法
US11522366B1 (en) Photovoltaic disconnect
JP5200601B2 (ja) 開閉器
CN220692879U (zh) 一种用于井电与市电的切换控制系统
Cosse et al. Secondary selective system residual bus transfer-a modern application approach
KR20110003904A (ko) 자동 구간 개폐기 내장형 지상변압기
EP2591231B1 (en) High voltage switchgear power supply arrangement for a wind turbine facility
KR200203534Y1 (ko) 다단형 적층구조를 갖는 수전형 변압기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5242458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250