JP5242277B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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本発明は、紙幣処理装置に関し、特に、入金処理に利用される紙幣処理装置に関する。
従来の入金処理に利用される紙幣処理装置では、収納部に収納された紙幣の精査処理を行う場合に、その紙幣を空の収納部に移動させ、全ての紙幣に対する精査が完了した後に元の収納部に戻すような処理が行われている。このような紙幣処理装置として、たとえば特許文献1に開示されている紙幣処理装置がある。
この紙幣処理装置では、紙幣束収納部に収納された紙幣束の精査を行う際に、2回の識別が行われる。1回目の識別は、紙幣束収納部に収納された全ての紙幣束に対して行われ、2回目の識別は、1回目の識別において搬送異常などが原因で識別されなかった紙幣束に対して行われる。したがって、この紙幣処理装置の精査処理の搬送経路は、紙幣束収納部に収納された紙幣束の全てが識別部を経由し、且つ、1回目の識別において識別されなかった紙幣束が再び識別部を経由するように構成されている。
しかしながら、この紙幣処理装置では、紙幣束収納部から遠い場所に識別部が設けられているので、精査処理の搬送経路は極めて長くなる。その結果、この搬送経路の長さに比例して精査処理の処理時間が長くなるという問題がある。
また、この紙幣処理装置では、1回目の識別において搬送異常などが識別された場合には処理を休止する。搬送異常は搬送経路が長いほど発生し易いので、処理の休止頻度も搬送経路が長いほど多くなる。その結果、この休止頻度に比例して精査処理の処理時間が長くなるという問題がある。
特開2003−141599号公報
本発明の目的は、精査処理の処理時間を短縮するための紙幣処理装置を提供することである。
投入された紙幣を受け入れるための受入部と、
前記受入部によって受け入れられた紙幣を識別するための識別部と、
前記識別部によって識別された紙幣を一時保留するための少なくとも1つの第1カセット、および前記識別部によって識別された紙幣を収納するための少なくとも1つの第2カセットを有する収納部と、
前記第1カセットと前記第2カセットとの間の搬送経路に設けられ、前記搬送経路の搬送異常を検知するための搬送異常検知部と、
精査処理において、前記第2カセットに収納された紙幣を繰り出すように前記第2カセットを制御し、前記搬送異常検知部によって搬送異常が検知されなかった場合に、前記第2カセットによって繰り出された紙幣を前記第1カセットに一時保留し、前記第1カセットに一時保留された紙幣が前記識別部によって識別された後に、その紙幣を前記第2カセットに収納する制御部と、を備えることを特徴とする紙幣処理装置が提供される。
本発明において、
前記搬送異常検知部によって搬送異常が検知された紙幣を集積するためのリジェクト部をさらに備え、
前記制御部は、前記第2カセットに収納された紙幣のうち、前記搬送異常検知部によって搬送異常が検知された紙幣を前記リジェクト部に集積することが好ましい。
本発明において、
前記リジェクト部は、集積された紙幣を繰り出す繰出機構をさらに有し、
前記制御部は、集積された紙幣を繰り出すように前記リジェクト部を制御し、前記リジェクト部によって繰り出された紙幣が前記識別部によって識別された後に、その紙幣を前記第2カセットに収納することが好ましい。
本発明において、
前記搬送異常検知部は、紙幣の斜行、連鎖、重送、または札間の少なくとも1つを検知することが好ましい。
本発明において、
前記制御部は、前記搬送異常検知部によって検知された搬送異常が札間であった場合に、前記第2カセットから繰り出される紙幣の間隔を補正するように第2カセットを制御することが好ましい。
本発明において、
前記第2カセットに収納された紙幣の精査指示を受け付ける操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記操作部によって受け付けられた精査指示に基づいて前記精査処理を行うことが好ましい。
本発明において、
前記操作部は、紙幣の入金指示をさらに受け付け、
前記制御部は、前記操作部によって入金指示が受け付けられたときに、投入された紙幣を受け入れるように前記受入部を制御し、前記受入部によって受け入れられた紙幣が前記識別部によって識別された後に、その紙幣を前記第1カセットに一時保留することが好ましい。
本発明によれば、精査処理の処理時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の実施例は、本発明の実施の一形態であって、本発明の範囲を限定するものではない。
はじめに、本発明の実施例1について説明する。本発明の実施例1は、紙幣を収納するための複数のカセットのうちの1つの紙幣を一時保留する精査処理の例である。
まず、本発明の実施例1に係る紙幣処理装置の構成について図1および図2を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る紙幣処理装置10の内部構成を示す平面図であり、図2は、本発明の実施例1に係る紙幣処理装置10の制御ブロックを示すブロック図である。
図1に示されるように、この紙幣処理装置10は、受入部11、識別部12、収納部13、入金リジェクト部14、出金リジェクト部15、搬送部16、および搬送異常検知センサ17を備えている。また、図2に示されるように、この紙幣処理装置10は、記憶部101、制御部102、操作部103、および表示部104をさらに備えている。
記憶部101は、制御部102のための制御プログラム101Aおよび収納部13に収納された紙幣の在高を含む在高データ101Bを記憶するようになっている。また、記憶部101は、制御部102のワーキングメモリとしても機能するようになっている。
制御部102は、受入部11、識別部12、収納部13、入金リジェクト部14、出金リジェクト部15、搬送部16、および搬送異常検知センサ17、ならびに記憶部101、操作部103、および表示部104に接続されている。制御部102は、記憶部101に記憶された制御プログラム101Aを起動することによって、受入部11、識別部12、収納部13、入金リジェクト部14、出金リジェクト部15、搬送部16、搬送異常検知センサ17、操作部103、および表示部104を制御するようになっている。
受入部11は、オペレータによって投入された紙幣を1枚ずつ繰り出すための繰出ローラを備えている。この繰出ローラは、投入された紙幣を繰り出し、紙幣処理装置10の内部に受け入れるようになっている。また、受入部11は、出金処理において機外に出金される紙幣を外部から取出可能に集積するようになっている。たとえば、受入部11に1度に投入できる紙幣(以下、「投入可能枚数」という)または受入部11が1度に集積できる紙幣の枚数は、500枚である。
識別部12は、受入部11によって受け入れられた紙幣の金種を識別するための様々なセンサ(たとえば、ラインセンサ)を備えている。また、識別部12は、紙幣の金種が識別された場合には、その金種を識別結果として制御部102に送り、搬送異常(斜行、連鎖、または重送)、媒体異常(偽券または損券)、またはその他の識別エラーなどのリジェクト要因が識別された場合には、そのリジェクト要因を識別結果として制御部102に送るようになっている。このとき、制御部102は、金種が識別された紙幣を「正常紙幣」と判定し、リジェクト要因が識別された紙幣を「リジェクト紙幣」と判定する。
収納部13は、第1カセット131、第2カセット132A乃至132D、および追加カセット・スペース133から構成されている。第1カセット131は、制御部102によって「正常紙幣」と判定された紙幣を一時保留または収納するための収納機構13aと、一時保留された紙幣を1枚ずつ繰り出すための繰出ローラ13bと、を備えている。第2カセット132A乃至132Dは、それぞれ、制御部102によって「正常紙幣」と判定された紙幣を収納するための収納機構13aと、収納された紙幣を1枚ずつ繰り出すための繰出ローラ13bと、を備えている。また、第1カセット131および第2カセット132A乃至132Dは、外部から引出可能に構成されている。追加カセット・スペース133は、第1カセット131または第2カセット132A乃至132Dと同様の構成を有するカセットを外部から追加可能に構成されている。第1カセット131および第2カセット132A乃至132Dの最大収納容量は、互いに等しい容量であって、たとえば、3000枚である。なお、第1カセット131および第2カセット132A乃至132Dの最大収納容量は、受入部11の投入可能枚数より多ければ何枚でも良い。
入金リジェクト部14は、入金処理中にリジェクト紙幣と判定された紙幣を集積するための集積機構と、集積された紙幣を1枚ずつ繰り出すための繰出ローラと、を備えている。また、入金リジェクト部14は、集積された紙幣を外部から取出可能に構成されている。
出金リジェクト部15は、出金処理中または精査処理中に制御部102によってリジェクト紙幣と判定された紙幣を集積するための集積機構と、集積された紙幣を1枚ずつ繰り出すための繰出ローラと、を備えている。また。出金リジェクト部15は、集積された紙幣を外部から取出可能に構成されている。
搬送部16は、受入部11、識別部12、第1カセット131、第2カセット132A乃至132D、入金リジェクト部14、および出金リジェクト部15の間で紙幣を搬送するための搬送ベルト、搬送路ロ―ラ、分岐爪タイミング検知センサ16a、および分岐爪16b乃至16o、ならびにそれらを駆動するためのモータなどから構成されている。
搬送異常検知センサ17は、精査処理において第2カセット132A乃至132Dの何れかから繰り出された紙幣について、分岐爪16gと分岐爪16fとの間の精査搬送異常(連鎖、斜行、重送、または札間)を検知する搬送異常検知部である。
操作部103は、オペレータの指示(入金指示、精査指示など)を受け付ける様々なキーを備えている。
表示部104は、オペレータに様々な情報(精査結果など)を表示するための液晶ディスプレイを備えている。
次に、本発明の実施例1に係る紙幣処理装置10の動作について図1を参照して説明する。
図1に示されるように、この紙幣処理装置10の入金処理では、受入部11に投入された紙幣が、受入部11の繰出ローラによって搬送部16へ繰り出される。この繰出ローラによって繰り出された紙幣は、識別部12によって識別される。この識別部12によって金種が識別された紙幣は第1カセット131に一時保留され、この識別部12によってリジェクト要因が識別された紙幣は入金リジェクト部14に集積される。第1カセット131に一時保留された紙幣は、操作部103によって入金確定指示が受け付けられた後に、第1カセット131の繰出ローラ13bによって搬送部16へ繰り出される。この繰出ローラ13bによって繰り出された紙幣は、搬送部16によって、第2カセット132A乃至132Dの何れかに搬送される。この第2カセット132A乃至132Dには、金種別に紙幣が収納される。
また、この紙幣処理装置10の出金処理では、第2カセット132A乃至132Dに収納された紙幣が、それらの繰出ローラ13bによって搬送部16へ繰り出される。この繰出ローラ13bによって繰り出された紙幣は、識別部12によって識別される。この識別部12によって金種が識別された紙幣は受入部11から機外に出金され、リジェクト要因が識別された紙幣は出金リジェクト部15に集積される。
また、この紙幣処理装置10の精査処理では、第2カセット132A乃至132Dに収納された紙幣が、それらの繰出ローラ13bによって搬送部16へ繰り出される。この繰出ローラ13bによって繰り出された紙幣は、搬送異常検知センサ17によって分岐爪16gと分岐爪16fとの間の精査搬送異常が検知される。この搬送異常検知センサ17によって精査搬送異常が検知されなかった紙幣は第1カセット131に一時保留され、精査搬送異常が検知された紙幣は出金リジェクト部15に集積される。
次に、本発明の実施例1に係る紙幣処理装置10の処理内容について図3乃至図11を参照して説明する。
図3は、本発明の実施例1に係る入金処理の処理手順を示すフローチャートである。
図3に示されるように、はじめに、受入工程(S301)が行われる。受入工程(S301)では、受入部11が、投入された紙幣を紙幣処理装置10の内部に受け入れる。
次に、識別工程(S302)が行われる。識別工程(S302)では、識別部12が、受入工程(S301)において受入部11によって受け入れられた紙幣を識別し、識別結果を制御部102に送る。このとき、制御部102は、この識別結果に基づいてこの紙幣を「正常紙幣」または「リジェクト紙幣」と判定する。また、制御部102は、「正常紙幣」と判定された紙幣の金種別の枚数または「リジェクト紙幣」と判定された紙幣のリジェクト要因を識別結果として記憶部101に書き込む。
制御部102によって「正常紙幣」と判定された場合には(S303−YES)、一時保留工程(S304)が行われる。一時保留工程(S304)では、制御部102が、「正常紙幣」と判定された紙幣を第1カセット131に一時保留する。
一方、制御部102によって「リジェクト紙幣」と判定された場合には(S303−NO)、リジェクト工程(S305)が行われる。リジェクト工程(S305)では、制御部102が、「リジェクト紙幣」と判定された紙幣をリジェクト部14に集積する。
S301乃至S305は、受入部11に投入された紙幣が0枚になるまで繰り返される(S306−NO)。
受入部11に投入された紙幣が0枚になった場合には(S306−YES)、入金確認画面表示工程(S307)が行われる。入金確認画面表示工程(S307)では、制御部102が、第1カセット131に一時保留された紙幣の枚数および入金処理内容を確定するための入金確定指示を促すメッセージを含む入金確認画面を表示部104に表示させる。
操作部103によって入金確定指示が受け付けられた場合には(S308−YES)、収納工程(S309)が行われる。収納工程(S309)では、制御部102が、第1カセット131に一時保留された紙幣を第2カセット132A乃至132Dの何れかへ収納する。このとき、制御部102は、第2カセット132A乃至132Cの在高データ101Bを更新する。
本発明の実施例1に係る入金処理は、収納工程(S309)の後に終了する。
図4は、本発明の実施例1に係る精査処理の処理手順を示すフローチャートである。この精査処理は、操作部103によってオペレータの精査指示が受け付けられたときまたは所定の精査日時になったときに行われる。
図4に示されるように、はじめに、繰出工程(S401)が行われる。繰出工程(S401)では、図5に示されるように、制御部102が、第2カセット132A乃至132Dに収納された紙幣を搬送路16へ繰り出す。
次に、搬送異常検知工程(S402)が行われる。搬送異常検知工程(S402)では、搬送異常検知センサ17が、繰出工程(S401)において繰出ローラ13bによって繰り出された紙幣について分岐爪16gと分岐爪16fとの間の精査搬送異常を検知し、検知結果を制御部102に送る。このとき、制御部102は、この検知結果に基づいてこの紙幣を「正常紙幣」または「リジェクト紙幣」と判定する。
制御部102によって「正常紙幣」と判定された場合には(S403−YES)、一時保留工程(S404)が行われる。一時保留工程(S404)では、図6に示されるように、制御部102が、「正常紙幣」と判定された紙幣を第1カセット131に一時保留する。
一方、制御部102によって「リジェクト紙幣」と判定された場合には(S403−NO)、リジェクト処理(S405)が行われる。
図7は、図4のリジェクト処理(S405)の処理手順を示すフローチャートである。
図7に示されるように、はじめに、搬送される札間を図示しない遮光センサ等によって検知し、リジェクト要因が、紙幣間隔が所定の間隔以下(以下、「札間異常」という)である場合(S701−YES)であって、その紙幣間隔が補正可能範囲内である場合には(S702−YES)、補正工程(S703)が行われる。補正工程(S703)では、制御部102が、連続する二つの搬送路の搬送速度を変えて札間を広げることによって、紙幣間隔を補正する。補正工程(S703)の後は、図4の一時保留工程(S404)に進む。
一方、リジェクト要因が札間異常である場合(S701−YES)であって、その紙幣間隔が補正可能範囲外である場合(S702−YES)、または、リジェクト要因が連鎖異常もしくは斜行異常である場合(S701−NO)には、リジェクト工程(S704)が行われる。リジェクト工程(S704)では、図8に示されるように、制御部102が、「リジェクト紙幣」と判定された紙幣を出金リジェクト部15に集積する。
図4のリジェクト処理(S405)は、リジェクト工程(S704)の後に終了する。
図4に示されるように、S401乃至S405は、第2カセット132A乃至132Dに収納された紙幣が0枚になるまで繰り返される(S406−NO)。
第2カセット132A乃至132Dに収納された紙幣が0枚になった場合には(S406−YES)、精査工程(S407)が行われる。精査工程(S407)では、図9に示されるように、制御部102が、一時保留工程(S404)において第1カセット131に一時保留された紙幣を搬送路16へ繰り出し、識別部12が、この紙幣を識別し、識別結果を制御部102に送る。このとき、制御部102は、識別部12の識別結果と記憶部101に記憶された在高データ101Bとを比較し、比較結果を精査結果として記憶部101に書き込むとともに、表示部104に表示させる。
次に、収納工程(S408)が行われる。収納工程(S408)では、図10に示されるように、制御部102が、精査工程(S407)において識別部12によって識別された紙幣を第2カセット132A乃至132Dへ収納する。
S407およびS408は、第1カセット131に一時保留された紙幣が0枚になるまで繰り返される(S409−NO)。本発明の実施例1に係る入金処理は、第1カセット131に一時保留された紙幣が0枚になったときに終了する(S409−YES)。
なお、本発明の実施例1の変形例では、図4の精査処理の後に、図11に示されるように、制御部102が、図7のリジェクト工程(S704)において集積された紙幣を繰り出すように出金リジェクト部15を制御し、識別部12が、この紙幣に対して図4の精査工程(S407)と同様の処理を行っても良い。このとき、制御部102は、識別部12によって識別された紙幣(出金リジェクト部15によって繰り出された紙幣)を第2カセット132A乃至132Dに収納する。
なお、本発明の実施例1では、第2カセット132A乃至132Dの数が4つである例について説明したが、これに限られるものではない。
本発明の実施例1によれば、精査処理において第2カセット132A乃至132Dに収納された紙幣を第1カセット131に一時保留するときに、第2カセット132A乃至132Dと第1カセット131との間で精査搬送異常が検知された場合に、その紙幣を出金リジェクト部15に集積するので、精査搬送異常の原因となる紙幣に対する一時保留工程や精査工程を省略することができ、ひいては、精査処理の処理時間を短縮することができる。
また、本発明の実施例1によれば、精査処理において第2カセット132A乃至132Dに収納された紙幣を第1カセット131に一時保留するときに、識別部12を経由することなく搬送異常検知工程が行われるので、紙幣の搬送距離を短縮することができ、ひいては、精査処理の処理時間を短縮することができる。
また、本発明の実施例1によれば、精査搬送異常が札間異常である場合に紙幣間隔を補正するので、精査搬送異常の発生確率を低減することができる。
本発明の実施例1に係る紙幣処理装置10の内部構成を示す平面図である。 本発明の実施例1に係る紙幣処理装置10の制御ブロックを示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る入金処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る精査処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る精査処理の搬送経路を示す平面図である。 本発明の実施例1に係る精査処理の搬送経路を示す平面図である。 図4のリジェクト処理(S405)の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る精査処理の搬送経路を示す平面図である。 本発明の実施例1に係る精査処理の搬送経路を示す平面図である。 本発明の実施例1に係る精査処理の搬送経路を示す平面図である。 本発明の実施例1の変形例に係る精査処理の搬送経路を示す平面図である。
符号の説明
10 紙幣処理装置
101 記憶部
102 制御部
103 操作部
104 表示部
11 受入部
12 識別部
13 収納部
131 第1カセット
132A〜132D 第2カセット
133 追加カセット・スペース
14 入金リジェクト部
15 出金リジェクト部
16 搬送部
16a 分岐タイミングセンサ
16b〜16o 分岐爪
17 搬送異常検知センサ

Claims (7)

  1. 投入された紙幣を受け入れるための受入部と、
    前記受入部によって受け入れられた紙幣を識別するための識別部と、
    前記識別部によって識別された紙幣を一時保留するための少なくとも1つの第1カセット、および前記識別部によって識別された紙幣を収納するための少なくとも1つの第2カセットを有する収納部と、
    前記第1カセットと前記第2カセットとの間の搬送経路に設けられ、前記搬送経路の搬送異常を検知するための搬送異常検知部と、
    精査処理において、前記第2カセットに収納された紙幣を繰り出すように前記第2カセットを制御し、前記搬送異常検知部によって搬送異常が検知されなかった場合に、前記第2カセットによって繰り出された紙幣を前記第1カセットに一時保留し、前記第1カセットに一時保留された紙幣が前記識別部によって識別された後に、その紙幣を前記第2カセットに収納する制御部と、を備えることを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記搬送異常検知部によって搬送異常が検知された紙幣を集積するためのリジェクト部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2カセットに収納された紙幣のうち、前記搬送異常検知部によって搬送異常が検知された紙幣を前記リジェクト部に集積する請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記リジェクト部は、集積された紙幣を繰り出す繰出機構をさらに有し、
    前記制御部は、集積された紙幣を繰り出すように前記リジェクト部を制御し、前記リジェクト部によって繰り出された紙幣が前記識別部によって識別された後に、その紙幣を前記第2カセットに収納する請求項2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記搬送異常検知部は、紙幣の斜行、連鎖、重送、または札間の少なくとも1つを検知する請求項1乃至3の何れか1項に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記制御部は、前記搬送異常検知部によって検知された搬送異常が札間であった場合に、前記第2カセットから繰り出される紙幣の間隔を補正するように第2カセットを制御する請求項4に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記第2カセットに収納された紙幣の精査指示を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記制御部は、前記操作部によって受け付けられた精査指示に基づいて前記精査処理を行う請求項1乃至5の何れか1項に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記操作部は、紙幣の入金指示をさらに受け付け、
    前記制御部は、前記操作部によって入金指示が受け付けられたときに、投入された紙幣を受け入れるように前記受入部を制御し、前記受入部によって受け入れられた紙幣が前記識別部によって識別された後に、その紙幣を前記第1カセットに一時保留する請求項6に記載の紙幣処理装置。
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