JP5242038B2 - 地図データ生成方法及び地図表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリゴンで構成される地図を生成する技術に関するものである。
ポリゴンで構成される地図を生成する技術としては、地図上で地物を表す複数のポリゴンを定義した地図データに基づいて、地図データによって定義される各ポリゴンの描画を、生成する地図の縮尺に応じて定まるしきい値よりも面積が小さなポリゴンの描画を省略しながら行うことにより、地図を生成する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
このような技術によれば、地図上に小さくしか表されない、したがってユーザにほとんど認知されないポリゴンの描画を省略することにより、効率的な地図の生成を行うことができる。
特開2004-361454号公報
前記特許文献1記載の技術によれば、生成する地図の縮尺に応じて定まるしきい値よりも面積の小さなポリゴンは一律に地図中に描画されないことになる。
しかしながら、ポリゴンの中には面積が小さくても描画を省略することが好ましくないポリゴンが存在する。たとえば、湾を表すポリゴンは描画を省略して生成した地図は、陸と海の間の境界線の形状が本来の形状と異なったものとなるためユーザにとっての利便性に欠ける地図となる。
そこで、本発明は、ポリゴンによって構成される地図を、ユーザにとっての利便性を確保しつつ効率的に生成することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、地図上で地物を表すポリゴンと当該ポリゴンが表す地物の属性とを定義した地図データに基づいて、地図の表示に用いられる表示地図データを生成する地図データ生成方法として、前記地図データが定義する各ポリゴンについて、ポリゴン評価値を算出するポリゴン評価値算出ステップと、前記ポリゴン評価値が所定のしきい値レベル以上大きなポリゴンを含み、前記ポリゴン評価値が前記しきい値レベル以上大きくないポリゴンを含まない地図を規定する前記表示地図データを生成する表示地図データ作成ステップとを有する方法を提供する。ただし、前記ポリゴン評価値算出ステップは、前記地図データが定義するポリゴンのサイズを算定するサイズ算定ステップと、前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性の、当該属性を有する地物を表すポリゴンの表示を含めて地図を表示することの有用性のレベルを表す要表示レベルを算定する要表示レベル算定ステップと、前記ポリゴンのサイズが大きいほど大きくなり、前記要表示レベルが高いほど大きくなるように、前記ポリゴン評価値を算定するポリゴン評価値算定ステップとを含むものである。
このような地図データ生成方法によれば、単にポリゴンのサイズのみを基準とするのではなく、ポリゴンの表す地物の属性から求まる当該ポリゴンを表示することの有用性に従って、ユーザの利便性にとって表示することが有用なポリゴンについては、その有用性のレベルの大きいものほど、ポリゴンのサイズがより小さくても、表示地図データに含まれるように、表示地図データに含めるポリゴンを選定している。よって、表示地図データを、ユーザにとっての利便性をより確保しつ、効率的に生成することができるようになる。
なお、このような地図データ生成方法は、複数の地図の縮尺について、当該縮尺の地図の表示に用いる表示地図データを生成する場合には、前記表示地図データ作成ステップにおいて、生成する表示地図データが表示に用いられる地図の縮尺が大きいほど、大きくなるように前記しきい値レベルを設定するようにする。このようにすることにより、表示地図データに含めることとするポリゴン評価値、したがって、ポリゴンのサイズと当該ポリゴンが表す地物の属性との関係を、地図の縮尺に応じたものに適正化することができるようになる。
さて、以上のような地図データ生成装置は、より具体的には、前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性を、当該地物の種類を表すものとし、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す地物の種類に応じて算定するようにしてもよい。このようにすることにより、地形を表現する上で、表示しないことの悪影響が大きい水系の種類の地物のポリゴンや、ユーザが興味を持つ蓋然性の高い種類の地物のポリゴンについては、比較的そのサイズが小さい場合でも、表示地図データに含まれるようにし、これにより、ポリゴンを間引いて表示地図データを生成した場合にも、当該表示地図データに基づいて表示される地図のユーザにとっての有用性が確保されるようにすることができる。
すなわち、この場合には、たとえば、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す地物の種類が湾または湖である場合に、他の場合に比べ高くなるように算定するようにしてもよい。または、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す地物の種類が観光地である場合に、他の場合に比べ高くなるように算定したりするなどしてよい。
また、以上のような地図データ生成装置は、より具体的には、前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性を、当該地物が主として関連する行政界の人口を表すものとし、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す人口のレベルが大きいほど高くなるように算定するようにしてもよい。または、前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性を、当該地物の知名度を表すものとし、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す知名度のレベルが大きいほど高くなるように算定するようにしてもよい。または、前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性を、当該地物上で行われる交通の交通量を表すものとし、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す交通量のレベルが大きいほど高くなるように算定するようにしてもよい。または、前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性を、当該地物上で行われる交通の交通量を表すものとし、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す交通量のレベルが大きいほど高くなるように算定するようにしてもよい。または、前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性を、当該地物が主として関連する行政界の、当該地図データが定義するポリゴンによって表される地図の詳細度を表すものでとして、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す詳細度のレベルが高いほど高くなるように算定するようにしてもよい。
これらのようにすることにより、よりユーザにとっての重要性が高いと推定される地物を表すポリゴンや、よりユーザにとっての重要性が高いと推定される地域内の地物を表すポリゴンについては、比較的そのサイズが小さい場合でも、表示地図データに含まれるようにし、これにより、ポリゴンを間引いて表示地図データを生成した場合にも、当該表示地図データに基づいて表示される地図のユーザにとっての有用性が確保されるようにすることができる。
ここで、前記課題達成のために、併せて、本発明は、地図上で地物を表すポリゴンと当該ポリゴンが表す地物の属性とを定義した地図データに基づいて、地図を表示する地図表示装置として、前記地図データが定義する各ポリゴンについて、ポリゴン評価値を算出するポリゴン評価値算出部と、前記ポリゴン評価値が所定のしきい値レベル以上大きなポリゴンを含み、前記ポリゴン評価値が前記しきい値レベル以上大きくないポリゴンを含まない地図を、前記表示する地図として描画する地図描画部とを備えた地図表示装置を提供する。ただし、前記ポリゴン評価値算出部は、前記地図データが定義するポリゴンのサイズを算定するサイズ算定手段と、前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性の、当該属性を有する地物を表すポリゴンの表示を含めて地図を表示することの有用性のレベルを表す要表示レベルを算定する要表示レベル算定手段と、前記ポリゴンのサイズが大きいほど大きくなり、前記要表示レベルが高いほど大きくなるように、前記ポリゴン評価値を算定するポリゴン評価値算定手段とを含むものである。
このような地図表示装置によれば、単にポリゴンのサイズのみを基準とするのではなく、ポリゴンの表す地物の属性から求まる当該ポリゴンを表示することの有用性に従って、ユーザの利便性にとって表示することが有用なポリゴンについては、その有用性のレベルの大きいものほど、ポリゴンのサイズがより小さくても表示されるように、地図上に描画するポリゴンを選定している。よって、地図を、ユーザにとっての利便性をより高めつつ、効率的に生成、表示することができるようになる。
以上のように、本発明によれば、ポリゴンによって構成される地図を、ユーザにとっての利便性を確保しつつ効率的に生成することができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1に、本実施形態に係る表示地図データ生成システムの構成を示す。
図示するように表示地図データ生成システムは、地図データ記憶部1と、表示地図データ作成部2と、表示地図データベース3とを備えている。
ここで、地図データ記憶部1には、地図データが記憶されており、地図データは、対象地域の地図上で海や湖や湾や川や森林や道路や施設などの地物を表すポリゴン毎に設けられたポリゴンレコードを有し、各ポリゴンレコードには、そのポリゴンが表す地物の各種属性を表すポリゴン属性データと、そのポリゴンの形状や形態や配置を示すポリゴンデータとが登録される。そして、ポリゴン属性データには、ポリゴンが表す地物のタイプを表すポリゴンタイプ、行政界地図種別、行政界人口、交通量、観光地種別、知名度が記述される。
ここで、ポリゴンタイプは、当該ポリゴンが表す地物の道路、施設、森林、水系などの大分類と、当該ポリゴンが表す地物の大分類中のより詳細な分類である小分類を表す。小分類としては、たとえば、当該ポリゴンが表す地物が水系の地物である場合には、海、湖、湾、川などの分類を用いる。次に、行政界地図種別は、地図データが、当該ポリゴンが表す地物が属する行政界(市/町/村等)について表している地図の詳細度を表す。ただし、湾や湖や川などの水系の地物を表すポリゴンについては、行政界地図種別には、当該地物に隣接する行政界の詳細度のうちの最も高い詳細度を登録する。また、行政界人口は、当該ポリゴンが表す地物が属する行政界(市/町/村等)の人口を表す。ただし、湾や湖や川などの水系の地物を表すポリゴンについては、行政界人口には、当該地物に隣接する行政界の人口のうちの最も大きい人口を登録する。また、交通量は、当該ポリゴンが湾や湖や川を表すポリゴンである場合に、当該湾や湖や川の一日当たりの交通量が登録される。また、観光地種別は、当該ポリゴンが表す地物が観光地である場合に、その観光地の有名な度合いが登録される。また、知名度は、当該ポリゴンが表す地物の知名度を表す。
一方、表示地図データベース3には、n個の地図縮尺に各々対応して設けられた第1縮尺用表示地図データから第n縮尺用表示地図データまでのn個の表示地図データが登録される。ここで、これらn個の表示地図データは、地図の表示を行う各種地図表示装置において、所望の地図縮尺の地図を表す地図画像を描画、表示するために用いられるものである。すなわち、第i縮尺用表示地図データは、i番目の地図縮尺の地図を表示する場合に、地図表示装置が当該地図を表すものとして描画、表示する地図画像を規定するものであり、当該地図画像中に描画されるべき各ポリゴンの形状や形態や配置を示すポリゴンデータを含んでいる。
そして、表示地図データ作成部2は、地図データ記憶部1に記憶された地図データから、第1縮尺用表示地図データから第n縮尺用表示地図データまでのn個の表示地図データを作成して表示地図データベース3に格納する。ここで、表示地図データ作成部2は、この各表示地図データの作成を、作成する表示地図データの地図縮尺を対象地図縮尺として、次に示す表示地図データ作成処理を実行することにより行う。
図2に、この表示地図データ作成処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、まず、対象地図縮尺をiとして(ステップ202)、地図データ記憶部1に記憶されている地図データに含まれる各ポリゴンレコードについて(ステップ202、204、214、216)、次の処理を行う。
すなわち、まず、そのポリゴンレコードのポリゴン属性データに基づいて面積補正係数Kを算定する(ステップ206)。
ここで、面積補正係数Kは次のように算定する。
すなわち、まず、ポリゴン属性データに登録されている属性毎に、評価値を算定する。
すなわち、ポリゴンタイプについての評価値は、ポリゴンタイプが示す大分類が道路、施設、森林である場合には1とする。また、ポリゴンタイプが示す大分類が水系である場合には、ポリゴンタイプが示す小分類に応じて、小分類が海、湖、湾、川である順に、その評価値が小さくなるように評価値を算定する。ただし、評価値の最小値は1以上、好ましくは1を超える値とする。
次に、行政界地図種別についての評価値は、行政界地図種別が示す地図の詳細度のレベルが低くなるにつれて低くなるように算定する。ただし、行政界地図種別についての評価値は、最も低い詳細度のレベルに対する評価値が1となるように算定する。
次に、行政界人口についての評価値は、行政界人口が示す人口のレベルが小さくなるにつれて低くなるように算定する。ただし、行政界人口についての評価値は、最も小さい人口のレベルに対する評価値が1となるように算定する。
また、交通量についての評価値は、当該ポリゴンのポリゴンタイプが示す小分類が湾や湖や川でない場合には1とする。また、当該ポリゴンのポリゴンタイプが示す小分類が湾や湖や川である場合には、交通量についての評価値は、交通量が示す交通量のレベルが小さくなるにつれて低くなるように算定する。ただし、最も小さい交通量のレベルに対する評価値が1となるように算定する。
そして、観光地種別についての評価値は、観光地種別が示す有名な度合いのレベルが小さいほど低くなるように算定する。ただし、観光地種別についての評価値は、最も有名でない有名な度合いのレベルに対する評価値と、観光地種別が登録されていない場合の評価値が1となるように算定する。
また、知名度についての評価値は、知名度のレベルの値が小さいほど低くなるように算定する。ただし、知名度についての評価値は、最も知られていない知名度のレベルに対する評価値が1となるように算定する。
そして、各属性について算出した評価値を全て乗算した値、または、各属性について算出した評価値の最大値、または、各属性について算出した評価値の平均値を、当該ポリゴンの面積補正係数Kとして算定する。
ただし、ポリゴンの面積補正係数Kは、ポリゴン属性データが示す属性のうちの一部または一つの属性の評価値のみを用いて算定するようにしても良いし、ポリゴンタイプ毎に異なる属性の評価値を用いて算定するようにしてもよい。
さて、以上のようにして面積補正係数Kを算定したならば、次に、そのポリゴンレコードのポリゴンデータに基づいて、そのポリゴンの面積Sを算出する(ステップ208)。なお、このステップ208は、ポリゴンの対角線の最大値またはポリゴンの対角線の平均値またはポリゴンの周の長さなどを、ポリゴンの面積Sとして近似的に算出するものとしてもよい。
そして、算出した面積Sをステップ206で設定した面積補正係数Kで補正した補正後面積K×Sが、対象地図縮尺iに応じて定まるしきい値Th(i)より大きいかどうかを調べる(ステップ210)。ただし、補正後面積は、SのK乗など、Kが大きいほど補正後面積が大きくなるものであれば、K×S以外の算出式によって算出するようにしてもよい。なお、しきい値Th(i)は、対象地図縮尺iが大きいほど大きな値となるものであり、対象地図縮尺iの地図画像に含めないポリゴンの補正後面積の上限を定めるものである。
そして、補正後面積K×Sがしきい値Th(i)より大きくなければ、そのまま、そのポリゴンレコードについての処理を終了し、補正後面積K×Sがしきい値Th(i)より大きければ、そのポリゴンレコードのポリゴンデータを、表示地図データベース3の第i縮尺用表示地図データに格納した上で(ステップ212)、そのポリゴンレコードについての処理を終了する。
この結果、第i縮尺用表示地図データには、補正後面積K×Sがしきい値Th(i)より大きくなるポリゴンレコードのポリゴンデータのみが格納されることになる。したがって、第i縮尺用表示地図データが規定する地図画像は、補正後面積K×Sがしきい値Th(i)より小さくなるポリゴンレコードのポリゴンが省略された、補正後面積K×Sがしきい値Th(i)より大きくなるポリゴンレコードポリゴンのみが表されたものとなる。
ここで、以上のようにして生成される第i縮尺用表示地図データによって規定される地図画像の例を示す。
いま、地図データ記憶部1に記憶されている地図データに、地図の構成要素となるポリゴンとして、図3aに示す海を表すポリゴン301、小さな湾を表すポリゴン302、道路を表すポリゴン303、無名の施設を表すポリゴン304、著名な施設を表すポリゴン305のポリゴンレコードが登録されている場合を例にとる。
このような場合において、地図表示装置において表示に用いる表示地図データを作成する際に、単にポリゴンの面積のみを基準にして、面積が所定のしきい値より小さいポリゴンを表示地図データに含めないようにすると、作成された表示地図データが表す地図画像は、図3bに示すように、小さな湾を表すポリゴン302が表示地図データに含まれないために、本来湾である場所が陸地として表示されたり、著名な施設を表すポリゴン305が表示地図データに含まれないために、当該ポリゴン305が示す施設が著名であるにも地図画像中に表示されないものとなるなど、ユーザにとっての利便性に欠けるものとなる。
一方、本実施形態によれば、地図表示装置において表示に用いる表示地図画像を作成する際に、単にポリゴンの面積のみを基準とするのではなく、上述のようにポリゴンの各種属性をも考慮して、ユーザの利便性にとって重要なポリゴンについては、より重要なものほど、ポリゴンの面積がより小さくても、表示地図データを含めるようにしているので、図3cに示すように、図3aの小さな湾を表すポリゴン302や著名な施設を表すポリゴン305などのユーザの利便性にとって重要なポリゴンについては、それらのポリゴンの面積が比較小さくても地図画像中に表されるように表示地図データを作成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上で示した表示地図データの作成方法は、地図を表示する装置において、地図データに基づいて地図を表示する場合にも用いることができる。
以下、自動車に搭載されるナビゲーションシステムへの適用を例にとり、以上で示した第i縮尺用表示地図データの作成方法を適用した、地図データに基づいた地図の表示動作を説明する。
すなわち、この場合には、ナビゲーションシステムを、たとえば、図4に示すように、ナビゲーション装置11と、操作部12と、表示装置13と、車両状態センサ14と、GPS受信機15とを備えて構成する。ここで、車両状態センサ14は、角加速度センサや地磁気センサなどである方位センサや、車速パルスセンサなどである車速センサなどの車両状態を検出するセンサ群である。
そして、ナビゲーション装置11を、地図データ保持部101、現在状態算出部102、操作部12や表示装置13を用いたGUIをユーザに提供するGUI制御部103、ルート探索部104、メモリ105、制御部106、案内画像生成部107より構成し、地図データ保持部101には、図1において地図データ記憶部1に記憶していた地図データを記憶する。
そして、ナビゲーション装置11の現在状態算出部102において、車両状態センサ14やGPS受信機15の出力から現在位置を算定し、メモリ105に設定する処理を繰り返し行う。
また、制御部106は、ユーザの目的地設定要求に応じて、ユーザから操作部12、GUI制御部103を介して目的地の設定を受け付け、これをメモリ105にセットし、メモリ105にセットした目的地までの推奨ルートの探索をルート探索部104行わせ、探索された推奨ルートの経路データを、メモリ105にセットする。
また、制御部106は、メモリ105にセットされた現在位置が目的地近傍となったならば、目的地到着と判定し、メモリ105にセットされている推奨ルートをクリアする処理も行う。
また、制御部106は、以下の案内画像生成処理を繰り返す。
すなわち、制御部106は、メモリ105に設定された現在位置や予め設定された地図表示縮尺に応じて、地図表示範囲を算定し、案内画像生成部107に、算定した地図表示範囲内の地図を表す地図画像の描画を指示する。案内画像生成部107は、制御部106から地図画像の描画の指示を受けると、地図データ保持部101に格納されている地図データより、現在設定されている地図表示縮尺用の表示地図データである第i縮尺用表示地図データを上述のように作成し、作成した第i縮尺用表示地図データに従って、第i縮尺用表示地図データに含まれる各ポリゴンデータが示すポリゴンを描画し、第i番目の地図縮尺の地図画像を生成する。また、案内画像生成部107は、地図表示範囲内にメモリ105にセットされた現在位置が含まれる場合には、地図画像上の現在位置に対応する位置に、現在位置を表す現在位置アイコンを描画する。また、案内画像生成部107は、推奨ルートの経路データがメモリ105にセットされている場合には、決定した地図表示範囲中の、推奨ルートの現在位置より目的地側の部分を表す推奨ルート図形を地図画像上に描画する。また、案内画像生成部107は、メモリ105にセットされた目的地が地図表示範囲に含まれる場合には、目的地の位置を示す目的地アイコンも地図画像上に描画する。
そして、案内画像生成部107は、以上の地図画像や現在位置アイコンや推奨ルート図形や目的地アイコンの各描画を行って生成した案内画像を、GUI制御部103を介して表示装置13に表示する。
ここで、図3dは、このようにして表示される案内画像の例を示すものであり、この案内画像は、図3cに示した地図画像上に、現在位置アイコン321や推奨ルート図形322が表されたものとなる。
本発明の実施形態に係る表示地図データ生成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る表示地図データ作成処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る地図の生成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…地図データ記憶部、2…表示地図データ作成部、3…表示地図データベース、11…ナビゲーション装置、12…操作部、13…表示装置、14…車両状態センサ、15…GPS受信機、101…地図データ保持部、102…現在状態算出部、103…GUI制御部、104…ルート探索部、105…メモリ、106…制御部、107…案内画像生成部。

Claims (10)

  1. 地図の表示に用いられる表示地図データを生成する表示地図データ生成装置において、地図上で地物を表すポリゴンと当該ポリゴンが表す地物の属性とを定義した地図データに基づいて、前記表示地図データを生成する地図データ生成方法であって、
    前記表示地図データ生成装置が、前記地図データが定義する各ポリゴンについて、ポリゴン評価値を算出するポリゴン評価値算出ステップと、
    前記表示地図データ生成装置が、前記ポリゴン評価値が所定のしきい値レベル以上大きなポリゴンを含み、前記ポリゴン評価値が前記しきい値レベル以上大きくないポリゴンを含まない地図を規定する前記表示地図データを生成する表示地図データ作成ステップとを有し、
    前記ポリゴン評価値算出ステップは、
    前記表示地図データ生成装置が、前記地図データが定義するポリゴンのサイズを算定するサイズ算定ステップと、
    前記表示地図データ生成装置が、前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性の、当該属性を有する地物を表すポリゴンの表示を含めて地図を表示することの有用性のレベルを表す要表示レベルを算定する要表示レベル算定ステップと、
    前記表示地図データ生成装置が、前記ポリゴンのサイズが大きいほど大きくなり、前記要表示レベルが高いほど大きくなるように、前記ポリゴン評価値を算定するポリゴン評価値算定ステップとを含むことを特徴とする地図データ生成方法。
  2. 請求項1記載の地図データ生成方法であって、
    前記表示地図データ生成装置は、前記表示地図データ作成ステップにおいて、生成する表示地図データが表示に用いられる地図の縮尺が大きいほど、大きくなるように前記しきい値レベルを設定することを特徴とする地図データ生成方法。
  3. 請求項1または2記載の地図データ生成方法であって、
    前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性は、当該地物の種類を表すものであって、
    前記表示地図データ生成装置は、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す地物の種類に応じて算定することを特徴とする地図データ生成方法。
  4. 請求項3記載の地図データ生成方法であって、
    前記表示地図データ生成装置は、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す地物の種類が湾または湖である場合に、他の場合に比べ高くなるように算定することを特徴とする地図データ生成方法。
  5. 請求項3記載の地図データ生成方法であって、
    前記表示地図データ生成装置は、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す地物の種類が観光地である場合に、他の場合に比べ高くなるように算定することを特徴とする地図データ生成方法。
  6. 請求項1または2記載の地図データ生成方法であって、
    前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性は、当該地物が主として関連する行政界の人口を表すものであって、
    前記表示地図データ生成装置は、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す人口のレベルが大きいほど高くなるように算定することを特徴とする地図データ生成方法。
  7. 請求項1または2記載の地図データ生成方法であって、
    前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性は、当該地物の知名度を表すものであって、
    前記表示地図データ生成装置は、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す知名度のレベルが大きいほど高くなるように算定することを特徴とする地図データ生成方法。
  8. 請求項1または2記載の地図データ生成方法であって、
    前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性は、当該地物上で行われる交通の交通量を表すものであって、
    前記表示地図データ生成装置は、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す交通量のレベルが大きいほど高くなるように算定することを特徴とする地図データ生成方法。
  9. 請求項1または2記載の地図データ生成方法であって、
    前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性は、当該地物が主として関連する行政界の、当該地図データが定義するポリゴンによって表される地図の詳細度を表すものであって、
    前記表示地図データ生成装置は、前記要表示レベル算定ステップにおいて、前記ポリゴンが表す地物の属性の要表示レベルを、当該属性が表す詳細度のレベルが高いほど高くなるように算定することを特徴とする地図データ生成方法。
  10. 地図上で地物を表すポリゴンと当該ポリゴンが表す地物の属性とを定義した地図データに基づいて、地図を表示する地図表示装置であって、
    前記地図データが定義する各ポリゴンについて、ポリゴン評価値を算出するポリゴン評価値算出部と、
    前記ポリゴン評価値が所定のしきい値レベル以上大きなポリゴンを含み、前記ポリゴン評価値が前記しきい値レベル以上大きくないポリゴンを含まない地図を、前記表示する地図として描画する地図描画部とを有し、
    前記ポリゴン評価値算出部は、
    前記地図データが定義するポリゴンのサイズを算定するサイズ算定手段と、
    前記地図データが定義するポリゴンが表す地物の属性の、当該属性を有する地物を表すポリゴンの表示を含めて地図を表示することの有用性のレベルを表す要表示レベルを算定する要表示レベル算定手段と、
    前記ポリゴンのサイズが大きいほど大きくなり、前記要表示レベルが高いほど大きくなるように、前記ポリゴン評価値を算定するポリゴン評価値算定手段とを含むことを特徴とする地図表示装置。
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