JP2006268550A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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英明 平野
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Abstract

【課題】
道路地図上に立体的に表示された構造物の表示が遅れたり欠けたりすることはないナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】
CPU負荷率検出部11bにおいて、ナビゲーション装置1のCPU11aの負荷率を検出する。CPU11aの負荷率が所定値以下の場合は、表示モニタ16に構造物を表示するための3次元形状データをDVD−ROM19に記憶されているリアルデータより読み込む。そして、構造物を高リアルに表示した道路地図を表示モニタ16に表示する。一方、CPU11aの負荷率が所定値を越える場合は、表示モニタ16に構造物を表示するための3次元形状データをDVD−ROM19に記憶されている非リアルデータより読み込む。そして、構造物を低リアルに表示した道路地図を表示モニタ16に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建造物などを立体的に表示した道路地図を表示するナビゲーション装置に関する。
建物などを立体的写実的に表示するナビゲーションの従来技術として、次のようなものが知られている。車両の速度が所定値以下であり、かつ像を表示するための画像用メモリの容量が十分な場合は、高解像度テクスチャマッピング用画像を読み込んで高解像度で建物などを表示する。一方、車両の速度が所定の速度を越えた場合、または画像を表示するための画像用メモリの容量が不足している場合は、低解像度テクスチャマッピング用画像を読み込んで低解像度で建物などを表示する。(特許文献1)。
特開2003−294457号公報
近年のナビゲーション装置は、地図表示以外に経路探索や、MP3による音楽の演奏、テレマテックスによる情報通信など様々な機能を有する。そして、特許文献1に記載されているナビゲーション装置では、このような機能を動作させながら建物などを表示しようとすると、車速が遅く、画像メモリのメモリ容量が十分残っている場合であっても、CPUの演算が間に合わなくなり、建物の表示が遅れたり欠けたりしてしまう場合があるという問題点がある。
(1)請求項1の発明は、ナビゲーション装置の各種機能を制御するための演算を行う少なくとも1つのCPUを有し、そのCPUを用いて地図上の構造物をモニタ上に立体的に表示するナビゲーション装置において、CPUの負荷の程度を検出するCPU負荷検出手段と、CPUの負荷の程度に基づいて、構造物のリアル度を変更してモニタ上に構造物を表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載されたナビゲーション装置において、構造物を低リアルに表示するための第1の構造物データと、構造物を高リアルに表示するための第2の構造物データとを少なくとも記憶する構造物データ記憶手段を備え、表示制御手段は、CPUの負荷の程度が大きい場合は、第1の構造物データに基づいて構造物を低リアルに表示し、CPUの負荷の程度が小さい場合は、第2の構造物データに基づいて構造物を高リアルに表示することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2に記載されたナビゲーション装置において、CPU負荷検出手段は、第2の構造物データに基づいて構造物を表示したとき、構造物の描画が所定時間内に完了できなかった場合はCPUの負荷の程度が大きいとし、第2の構造物データに基づいて構造物を表示したとき、構造物の描画が所定時間内に完了できた場合、または第1の構造物データに基づいて構造物を表示したとき、構造物の描画が所定時間内に完了できた場合はCPUの負荷の程度が小さいとすることを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1に記載されたナビゲーション装置において、構造物を高リアルに表示するための構造物データを記憶する構造物データ記憶手段を備え、表示制御手段は、CPUの負荷の程度に応じ、その程度が大きい場合は、小さい場合に比べて少ない構造物データを用いて構造物を表示することを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項4に記載されたナビゲーション装置において、車両の速度を検出する車速検出手段を備え、CPUの負荷の程度に応じて構造物データを増減する際、検出した車速が速いほどその増減量を大きくすることを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項4または5に記載されたナビゲーション装置において、CPU負荷検出手段は、構造物データを用いて所定時間内に構造物の描画が完了できたか否かによって、CPUの負荷の程度を検出することを特徴とする。
本発明によれば、ナビゲーション装置のCPUの負荷の程度によって、立体的に表示される建造物などの構造物のリアル度を変更するようにしたので、構造物の表示にCPUの演算が追いつかず構造物の表示が遅れたり欠けたりすることはない。
本発明の実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。図1のナビゲーション装置1は、地図上に表示される建造物などを立体的に表示する。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、入力装置17およびディスクドライブ18を有している。ディスクドライブ18には、地図データが記録されたDVD−ROM19が装填される。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、乗員の要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。
また、地図表示用データは、地図上に表示される建造物などの構造物を立体的に表示するための構造物データを有している。構造物データには2種類あり、一つは構造物を高リアルに表示するためのリアルデータと、もう一つは構造物を低リアルに表示するための非リアルデータとがある。それぞれの構造物データは、構造物を3次元で表示するための3次元形状データを備え、構造物の底面を構成する頂点座標、3次元を構成するポリゴン数とそれぞれのポリゴンを形成するための頂点座標列で構成するポリゴンデータおよびポリゴンに貼り付けられる画像のデータであるテクスチャデータなどが含まれる。リアルデータと非リアルデータではテクスチャデータのリアル度が異なる。リアルデータに含まれているテクスチャデータは高リアルで作成され、実物とそっくりに構造物を表示することができる。一方、非リアルデータに含まれるテクスチャデータは低リアルで作成され、実物を簡略化した外観で構造物を表示することができる。ここで、リアル度とは実物と同じように見える程度をいう。高リアルとは実物をそのまま表示モニタ16に表示したかのように見える程度のことをいい、ポリゴンに貼り付けられる画像を高解像度にしたり、実物を撮影した写真などから画像を作成するなどすることによって構造物を高リアルに表示することができる。また、低リアルとは実物が簡略化されたり、一部を省略されたりして見える程度のことをいい、ポリゴンに貼り付けられる画像を低解像度にしたり、実物を簡略化したものにしたり、所定の模様で代用したりすることによって構造物を低リアルに表示することができる。
制御回路11は、CPU11a、CPU負荷率検出部11bおよびその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。CPU11aは、ナビゲーション装置1の各種機能を制御するための演算を行い、CPU負荷率検出部11bは、所定の時間、たとえば1分、5分、15分などの間のCPU11aのロードアベレージを検出する。制御回路11がDVD−ROM19に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどからなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ18によって読み込まれるDVD−ROM19に記憶された地図データに基づいて、CPU11aにおける画像データ処理で適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって表示モニタ16に地図表示など行うことができる。
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示としてナビゲーション装置1の乗員に提供する。入力装置17は、乗員が目的地の設定などを行うための各種入力スイッチを有し、これは操作パネルやリモコンなどによって実現される。乗員は、表示モニタ16に表示される画面指示に従って入力装置17を操作することにより、地名や地図上の位置を指定して目的地を設定し、その目的地までの経路探索をナビゲーション装置1に開始させることができる。
目的地が乗員により設定されると、ナビゲーション装置1は、GPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められたルート(以下、探索ルートという)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、乗員は地図上の探索ルートを画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、探索ルートに従って車両が走行できるように、乗員に対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を誘導する。
ディスクドライブ18は、装填されたDVD−ROM19から、表示モニタ16に地図を表示させるための地図データを読み出す。なお、DVD−ROM以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
ディスクドライブ18によって、DVD−ROM19から地図データを読み出し、読み出した地図データから画像データを生成し、画像データを画像メモリ15に格納し、画像メモリ15に格納した画像データを用いて表示モニタ16に表示するまでの一連の表示処理は、制御回路11の制御のもとにおいて実行され、その制御を行うための演算はCPU11aにおいて実行される。
次に、構造物の立体作成方法を図2を参照して説明する。
まず、構造物データに含まれる構造物の底面21を構成する頂点座標が表示モニタ16に表示される道路地図の範囲に含まれるか否かによって、構造物が表示モニタ16に表示されるか否かを判定する。構造物が表示モニタ16に表示されると判定すると、構造物の構造物データに含まれるポリゴンデータより、図2(a)に示すように上面のポリゴン22、側面のポリゴン23〜27および底面のポリゴン28を組合せて立体物を構成する。次に、図2(b)に示すように、構造物データに含まれているテクスチャデータよりポリゴン23〜25に画像を貼り付ける。ポリゴン24には画像210を貼り付け、ポリゴン25には画像211を貼り付ける。ポリゴンの画像の貼り付けが完了すると、図2(c)に示すように構造物212が立体的に表示される。
次に、本発明の第1の実施形態のナビゲーション装置1における構造物の立体表示を図3を参照して説明する。図3は、交差点を通過するときに乗員から見える車両からの景色を、道路地図で表示した場合の表示モニタ16の表示画面である。この道路地図には道路31とともにビル32〜34が表示されている。図3(a)は、CPUの負荷が低いときに表示モニタ16に高リアルである立体画面を表示したときの表示画面である。図3(b)は、経路探索や、MP3による音楽の演奏、テレマテックスによる情報通信などの機能が動作しながら立体画面を低リアルに表示したときの表示画面である。
道路地図を表示する機能以外のナビゲーション装置1の機能が動作していないときは、ナビゲーション装置1のCPU11aにかかる負荷は小さい。このため、CPU11aの表示処理のための演算は早いため、構造物を高リアルに表示しても構造物の表示が遅れたり欠けたりすることはない。したがって、表示モニタ16には、図3(a)に示すようにビル32〜34は高リアルで実物と同じような外観で表示される。一方、経路探索や、MP3による音楽の演奏、テレマテックスによる情報通信などの機能が動作しているとき、CPU11aに負荷がかかる。このため、構造物を高リアルに表示すると、CPU11aの演算が構造物の表示に追いつかず、構造物の表示が遅れたり欠けたりする場合がある。そこで、表示処理の演算におけるCPU11aの負荷を小さくするために、図3(b)に示すようにビル32〜34の外観を低リアルに表示する。
次に、本発明の第1の実施形態によるナビゲーション装置1における構造物の立体表示処理を図4のフローチャートを参照して説明する。図4の処理は、ナビゲーション装置1が道路地図を表示したときにスタートするプログラムを制御回路11で実行して行われる。
ステップS401では、CPU負荷率検出部11bにおいて、CPU11aの負荷率を検出する。CPU負荷率は、所定の時間、たとえば1分、5分、15分などの間のCPU11aが駆動している時間の割合、つまりロードアベレージより検出する。
ステップS402では、CPU11aの負荷率が所定値以下であるか判定を行う。この判定の基準値となる所定値は、高リアルに構造物を表示しているときと、低リアルに構造物を表示しているときとでは異なる。低リアルに構造物を表示しているときは、高リアルの表示に切り換えたときのCPU11aの負荷率の上昇を考慮する必要があるので、低リアルに構造物を表示しているときの所定値は、高リアルに構造物を表示しているときの所定値より小さくなる。たとえば、高リアルに表示しているときは所定値を80〜90%とし、低リアルに表示しているときは所定値を50〜60%などとする。CPU11aの負荷率が所定値以下の場合は、ステップS402が肯定判定され、ステップS403へ進む。CPU11aの負荷率が所定値を越える場合は、ステップS402が否定判定され、ステップS404へ進む。
ステップS403では、構造物を表示するための3次元形状データをリアルデータより読み込む。そして、ステップS405へ進む。一方、ステップS404では、構造物を表示するための3次元形状データを非リアルデータより読み込む。そして、ステップS405へ進む。ステップS405では、構造物を表示モニタ16に表示する。
以上の第1の実施の形態によるナビゲーション装置は次のような作用効果を奏する。
(1)ナビゲーション装置1のCPU11aの負荷の程度によって立体的に表示される建造物などの構造物のリアル度を変えるようにした。したがって、道路地図の表示以外のナビゲーション装置1の機能を実行しているため、CPU11aにかかっている負荷が大きいにもかかわらず、構造物を高リアルに表示し、CPU11aの表示処理の演算が間に合わなくなって構造物の表示が遅れたり欠けたりすることはない。
(2)ナビゲーション装置1のCPU11aの負荷率を検出するので、ナビゲーション装置1の処理能力を的確に検出することができる。このため、能力的には高リアルに表示することができるのに、低リアルに表示してしまうことを回避することができ、構造物を可能な限り高リアルに表示することができる。
次に、本発明の第2の実施形態のナビゲーション装置1における構造物の立体表示を図5を参照して説明する。図5は、図3と同様に交差点を通過するときに乗員から見える車両からの景色を、道路地図で表示した場合の表示モニタ16の表示画面である。この道路地図にも図3と同様に道路31とともにビル32〜34が表示されている。図5(a)は、道路地図を表示する以外にナビゲーション装置1のほかの機能が動作していないときに表示モニタ16に表示する表示画面である。図5(b)は、車両が低速走行しているときに、経路探索や、MP3による音楽の演奏、テレマテックスによる情報通信などの機能が動作しながら表示したときの表示画面である。図5(c)は、車両が高速走行しているときに、経路探索や、MP3による音楽の演奏、テレマテックスによる情報通信などの機能が動作しながら表示したときの表示画面である。
図3(a)と同様にほかの機能が動作していないときは、表示モニタ16には、図5(a)に示すようにビル32〜34を高リアルに実物と同じような外観で表示する。一方、車両が低速で走行しながら経路探索や、MP3による音楽の演奏、テレマテックスによる情報通信などの機能が動作しているときは、CPU11aにかかる負荷は大きい。このため、構造物を高リアルに表示すると構造物の表示が遅れたり欠けたりする場合がある。そこで、CPU11aにかかる負荷を小さくするために、ポリゴンに貼り付けられる画像を間引き、図5(b)に示すようにビル32〜34の外観を低リアルに表示する。車両が高速で走行しているときはビル32〜34は短時間しか表示されずよく見えないため、間引き量を増やして図5(c)に示すようにビル32〜34の外観をさらに低リアルに表示する。
次に、本発明の第2の実施形態によるナビゲーション装置1における構造物の立体表示処理を図6のフローチャートを参照して説明する。図6の処理は、ナビゲーション装置1が道路地図を表示したときにスタートするプログラムを制御回路11で実行して行われる。
ステップS601では、CPU負荷率検出部11bにおいて、CPU11aの負荷率を検出する。ステップS602では、構造物を表示するための3次元形状データをリアルデータより読み込む。ステップS603では、CPU11aの負荷率が所定値以下であるか判定を行う。CPU11aの負荷率が所定値以下の場合は、ステップS603が肯定判定され、ステップS604へ進む。CPU11aの負荷率が所定値を越える場合は、ステップS603が否定判定され、ステップS605へ進む。ステップS604では、間引かずに構造物を表示モニタ16にリアルに表示する。
ステップS605では、車両の速度が所定値以下であるか判定を行う。車速は車速センサ14bにより測定する。車速が所定値以下の場合、つまり車両が停止、または低速で走行している場合は、ステップS605が肯定判定され、ステップS606へ進む。また、所定値以下でない場合、つまり車両が高速で走行している場合は、ステップS605が否定判定され、ステップS607へ進む。
ステップS606では、構造物の表示を間引き量小で間引いて表示モニタ16に表示する。ここで「間引いて表示する。」とは、図5(b)のように構造物の表示の一部を除いて構造物を表示すること、つまり、少ない構造物データを用いて構造物を表示することをいう。また、間引き量とは、表示の一部を除く量、つまり構造物データの増減量をいう。ステップS607では、構造物の表示を間引き量大で間引いて表示モニタ16に表示する。間引き量大とは、ステップS605に比べて間引き量を増やすことをいう。
以上の第2の実施の形態によるナビゲーション装置は、第1の実施形態によるナビゲーション装置と同様な作用効果のほかに次のような作用効果を奏する。
(1)以上の実施の形態では、構造物を表示する際の間引き量を変えることによって高リアルから低リアルの間で多段階のリアル度で構造物を表示することができる。したがって、CPU11aの負荷に対して構造物の表示が遅れたり欠けたりすることはない適切なリアル度で構造物を表示することができる。
(2)車両の速度によってリアル度を変えることができるので、車両の速度に応じた適切なリアル度で構造物を表示することができる。たとえば、誘導ポイントが表示される場合、車両が低速で走行しているときは、構造物が表示される時間が長いのでリアル度を高くする。一方、車両が高速で走行している場合は、構造物が表示される時間は短く、よく見えないので、リアル度を大きく下げる。
(3)リアル度の異なる構造物を表示するために複数の構造物データを備える必要はない。
以上の実施の形態を次のように変形することができる。
(1)以上の第1の実施の形態では、構造物データは2種類であったが、3種類以上あってもよい。そして、3種類以上の構造物データを用いて、CPUの負荷の程度に応じて3種類以上のリアル度で構造物を表示するようにしてもよい。たとえば、構造物データには高リアルデータ、中リアルデータおよび低リアルデータの3種類があり、CPUに低負荷がかかっているときは高リアルデータを用いて構造物を高リアルに表示し、CPUに中程度の負荷がかかっているときは中リアルデータを用いて中程度のリアル度で構造物を表示し、CPUに高負荷がかかっているときは低リアルデータを用いて低リアルに構造物を表示するようにしてもよい。
(2)以上の第1の実施の形態では、CPUの負荷の程度をCPUの負荷率の検出で検出したが、CPUの負荷の程度が検出できれば、CPUの負荷率の検出に限定されない。たとえば、高リアルに建物などの構造物を立体的に描画しようとして、所定時間内、たとえば1秒間以内に描画し切れなかったとき、CPUの負荷の程度が大きいとして、次の描画では低リアルに描画するようにし、高リアルに建物などの構造物を立体的に描画しようとして、所定時間内に描画し切れたとき、CPUの負荷の程度が小さいとして、次の描画でも高リアルに描画するようにしてもよい。また、低リアルに建物などの構造物を立体的に描画して、所定時間内に描画することができたときは、CPUの負荷の程度が小さいとして、次の描画では高リアルに描画するようにしてもよい。
(3)以上の第2の実施の形態では、CPUの負荷の程度をCPUの負荷率の検出で検出したが、CPUの負荷の程度が検出できれば、CPUの負荷率の検出に限定されない。たとえば建物などの構造物の表示の一部を除かずに構造物を高リアルに表示しようとして、構造物を所定時間内、たとえば1秒間以内に描画し切れなかったとき、CPUの負荷の程度が大きいとして次の描画では構造物の表示の一部を除いて構造物を描画し、構造物の表示の一部を除かずに構造物を高リアルに表示しようとして、構造物を所定時間内に描画し切れたとき、CPUの負荷の程度が小さいとして、次の描画でも構造物の表示の一部を除かずに構造物を高リアルに表示するように描画してもよい。また、構造物の表示の一部を除いて構造物を低リアルに表示しようとして、構造物を所定時間内に描画し切れたときは、CPUの負荷の程度が小さいとして、次の描画では構造物の表示の一部を除かずに構造物を高リアルに表示するように描画してもよい。
(4)以上の第1および第2の実施の形態では、ナビゲーション装置1の制御回路には1つのCPUしか示していないが、1つのCPUに限定されない。複数のCPUの負荷の程度を検出して表示モニタ16に表示する構造物のリアル度を変更してもよい。
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本発明のCPU負荷検出手段はCPU負荷率検出部11bに対応し、表示制御手段は制御回路11、画像メモリ15および表示モニタ16に対応する。第1の構造物データは、非リアルデータに対応し、第2の構造物データはリアルデータに対応する。構造物データ記憶手段はDVD−ROM19に対応し、車速検出手段は車速センサ14bに対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の対応関係になんら限定されるものではない。
本発明のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 構造物の立体作成方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の構造物の立体表示方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態によるナビゲーション装置1における構造物の立体表示処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の構造物の立体表示方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態によるナビゲーション装置1における構造物の立体表示処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
11a CPU
11b CPU負荷率検出部
12 ROM
13 RAM
14 現在地検出装置
15 画像メモリ
16 表示モニタ
17 入力装置
18 ディスクドライブ
19 DVD−ROM
22〜27 ポリゴン
31 道路
32〜34 ビル

Claims (6)

  1. ナビゲーション装置の各種機能を制御するための演算を行う少なくとも1つのCPUを有し、そのCPUを用いて地図上の構造物をモニタ上に立体的に表示するナビゲーション装置において、
    前記CPUの負荷の程度を検出するCPU負荷検出手段と、
    前記CPUの負荷の程度に基づいて、前記構造物のリアル度を変更して前記モニタ上に前記構造物を表示する表示制御手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1に記載されたナビゲーション装置において、
    前記構造物を低リアルに表示するための第1の構造物データと、前記構造物を高リアルに表示するための第2の構造物データとを少なくとも記憶する構造物データ記憶手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記CPUの負荷の程度が大きい場合は、前記第1の構造物データに基づいて前記構造物を低リアルに表示し、前記CPUの負荷の程度が小さい場合は、前記第2の構造物データに基づいて前記構造物を高リアルに表示することを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項2に記載されたナビゲーション装置において、
    前記CPU負荷検出手段は、前記第2の構造物データに基づいて前記構造物を表示したとき、前記構造物の描画が所定時間内に完了できなかった場合は前記CPUの負荷の程度が大きいとし、前記第2の構造物データに基づいて前記構造物を表示したとき、前記構造物の描画が所定時間内に完了できた場合、または前記第1の構造物データに基づいて前記構造物を表示したとき、前記構造物の描画が所定時間内に完了できた場合は前記CPUの負荷の程度が小さいとすることを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項1に記載されたナビゲーション装置において、
    前記構造物を高リアルに表示するための構造物データを記憶する構造物データ記憶手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記CPUの負荷の程度に応じ、その程度が大きい場合は、小さい場合に比べて少ない前記構造物データを用いて前記構造物を表示することを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 請求項4に記載されたナビゲーション装置において、
    車両の速度を検出する車速検出手段を備え、
    前記CPUの負荷の程度に応じて前記構造物データを増減する際、検出した車速が速いほどその増減量を大きくすることを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 請求項4または5に記載されたナビゲーション装置において、
    前記CPU負荷検出手段は、前記構造物データを用いて所定時間内に前記構造物の描画が完了できたか否かによって、前記CPUの負荷の程度を検出することを特徴とするナビゲーション装置。
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