JP5240009B2 - コンテンツ分散保存システム、Webページ生成方法、サーバ装置、及びサーバ処理プログラム - Google Patents

コンテンツ分散保存システム、Webページ生成方法、サーバ装置、及びサーバ処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型の通信システムの技術分野に関する。
この種のピアツーピア型の通信システムにおいて、コンテンツデータを複数のノード装置に分散保存させておくコンテンツ分散保存システムが知られている。ピアツーピア型の通信システムは、クライアント・サーバ型の通信システムの欠点である、サーバへのアクセス集中によるサーバ負荷を軽減することができる。
このように分散保存されたコンテンツデータの所在は、例えば特許文献1に開示されるような分散ハッシュテーブル(以下、DHT(Distributed Hash Table)という)を利用して効率良く検索可能になっている。
近年、このようなコンテンツ分散保存システムを利用して、Webサイトで動画コンテンツを一般ユーザに公開するシステムが提案されている。かかるシステムにおけるWebページには、コンテンツ名と共に、各動画コンテンツに一意に割り当てられたコンテンツIDが組み込まれる。これにより、各ノード装置のブラウザは、コンテンツ名が選択可能に表示されたWebページを表示することができる。このようにWebページ上に表示されたコンテンツ名がユーザにより選択されると、当該ノード装置は、特許文献1に開示されるように、当該コンテンツ名に対応するコンテンツIDを含むクエリを他のノード装置に送出することにより、コンテンツデータを検索、取得して再生することができる。
特開2007−34630号公報
上述したピアツーピア型のコンテンツ分散保存システムは、基本的に複数のコンテンツデータが複数のノード装置に分散保存され、そのバックアップとして、全てのコンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバが存在する。
上述したコンテンツ再生用のWebページを生成するには、例えば、Webサーバがコンテンツ管理サーバにコンテンツデータを問い合わせることが考えられる。Webサーバは、コンテンツ管理サーバからコンテンツIDを含むコンテンツ属性情報を取得する。取得後、Webサーバは、コンテンツ属性情報をWebページに読み込んで動的に生成することが考えられる。
しかしながら、この場合、Webサーバがコンテンツ管理サーバに頻繁に問い合わせることになる。その結果、ピアツーピア型の通信システムの特徴であるサーバ負荷の軽減を損なうことになる。
本発明は、以上の点等に鑑みてなされたものであり、サーバ負荷の軽減を損なうことなく、コンテンツ再生用のWebページを動的に生成してノード装置に送信可能としたコンテンツ分散保存システム、Webページ生成方法、サーバ装置、及びサーバ処理プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を含んで構成されるコンテンツ分散保存システムに複数のコンテンツデータが分散して保存された前記コンテンツ分散保存システムにおいて前記ノード装置と通信可能なサーバ装置であって、前記複数のノード装置または前記複数の前記コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバから取得した前記コンテンツ属性情報であって、前記オーバーレイネットワークにより分散して保存されたコンテンツデータを、何れかの前記ノード装置に前記コンテンツ分散保存システム上におけるメッセージの転送先を規定するルーティングテーブルを用いて検索させるための前記コンテンツ属性情報を記憶するコンテンツ属性情報記憶手段と、前記記憶されたコンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成するWebページ生成手段と、何れかの前記ノード装置からWebページのページリクエストを受信するページリクエスト受信手段と、前記ページリクエストに基づいて、前記Webページ生成手段により生成されたWebページを、当該リクエストを送信した前記ノード装置に送信するWebページ送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のサーバ装置において、前記コンテンツ属性情報記憶手段から前記コンテンツ属性情報を取得する第1コンテンツ属性情報取得手段と、前記コンテンツ属性情報記憶手段から前記コンテンツ属性情報を取得可能であるか否かを判定する取得可否判定手段と、を備え、前記取得可否判定手段により取得不可能であると判定された場合、前記第1コンテンツ属性情報取得手段は、前記コンテンツ管理サーバまたは前記ノード装置から前記コンテンツ属性情報を取得することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のサーバ装置において、前記コンテンツ分散保存システムに新たにコンテンツデータが投入されたときに前記コンテンツ管理サーバから配信された前記コンテンツ属性情報を当該コンテンツ管理サーバ又は前記ノード装置から取得する第2コンテンツ属性情報取得手段を備え、前記コンテンツ属性情報記憶手段は、前記第2コンテンツ属性情報取得手段により取得されたコンテンツ属性情報を記憶し、前記Webページ生成手段は、前記ページリクエスト受信手段により前記ページリクエストが受信されたときに、前記Webページを生成することを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のサーバ装置において、前記コンテンツ属性情報記憶手段は、前記Webページにより扱われる前記コンテンツデータのカテゴリーを示すカテゴリー情報が含まれている前記コンテンツ属性情報を記憶し、前記Webページ生成手段は、前記カテゴリーに対応する前記コンテンツ属性情報を組み込んだWebページを生成することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバ装置において、前記コンテンツ属性情報記憶手段は、前記コンテンツデータが前記コンテンツ分散保存システムで利用可能となる公開期間を示す情報が含まれる前記コンテンツ属性情報を記憶し、現時点が前記公開期間に含まれるか否かを判定する時期判定手段を備え、前記Webページ生成手段は、前記時期判定手段により現時点が前記公開期間に含まれると判定された前記コンテンツデータの前記コンテンツ属性情報を組み込んだWebページを生成することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のサーバ装置において、前記Webページ生成手段は、前記時期判定手段により現時点が前記公開期間に含まれると判定された前記コンテンツデータのうち、現時点から過去所定期間内に利用可能となったコンテンツデータの前記コンテンツ属性情報を組み込んだWebページを生成することを特徴とする。
請求項7に記載のサーバ処理プログラムの発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を含んで構成されるコンテンツ分散保存システムに複数のコンテンツデータが分散して保存された前記コンテンツ分散保存システムにおいて前記ノード装置と通信可能なコンピュータに、前記複数のノード装置または前記複数の前記コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバから取得した前記コンテンツ属性情報であって、前記オーバーレイネットワークにより分散して保存されたコンテンツデータを、何れかの前記ノード装置に前記コンテンツ分散保存システム上におけるメッセージの転送先を規定するルーティングテーブルを用いて検索させるための前記コンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成するステップと、何れかの前記ノード装置からWebページのページリクエストを受信するステップと、前記ページリクエストに基づいて、前記生成されたWebページを、当該リクエストを送信した前記ノード装置に送信するステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を含んで構成されるコンテンツ分散保存システムに複数のコンテンツデータが分散して保存された前記コンテンツ分散保存システムにおけるWebページ生成方法であって前記サーバ装置が、前記複数のノード装置または前記複数の前記コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバから取得した前記コンテンツ属性情報であって、前記オーバーレイネットワークにより分散して保存されたコンテンツデータを、何れかの前記ノード装置に前記コンテンツ分散保存システム上におけるメッセージの転送先を規定するルーティングテーブルを用いて検索させるためのコンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成する工程と、前記サーバ装置が、何れかの前記ノード装置からWebページのページリクエストを受信する工程と、前記サーバ装置が、前記ページリクエストに基づいて、前記生成されたWebページを、当該リクエストを送信した前記ノード装置に送信する工程と、を含むことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を含んで構成されるコンテンツ分散保存システムに複数のコンテンツデータが分散して保存された前記コンテンツ分散保存システムにおいて、前記ノード装置と通信可能なサーバ装置を備え、当該サーバ装置は、前記複数のノード装置または前記複数の前記コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバから取得した前記コンテンツ属性情報であって、前記オーバーレイネットワークにより分散して保存されたコンテンツデータを、何れかの前記ノード装置に前記コンテンツ分散保存システム上におけるメッセージの転送先を規定するルーティングテーブルを用いて検索させるための前記コンテンツ属性情報を記憶するコンテンツ属性情報記憶手段と、前記記憶されたコンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成するWebページ生成手段と、何れかの前記ノード装置からWebページのページリクエストを受信するページリクエスト受信手段と、前記ページリクエストに基づいて、前記Webページ生成手段により生成されたWebページを、当該リクエストを送信した前記ノード装置に送信するWebページ送信手段と、を備え、前記Webページのリクエストを送信する前記ノード装置は、前記Webページを受信し、当該受信したWebページを表示するWebページ表示手段と、前記コンテンツ属性情報に含まれるコンテンツ名であって、前記Webページ上に表示されたコンテンツ名が入力手段を通じてユーザにより選択された場合に、当該コンテンツ名に対応するコンテンツデータを検索するための検索クエリを、前記コンテンツ属性情報に基づいて、前記オーバーレイネットワークを構成する何れか他のノード装置に対して送信する検索クエリ送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1、7〜9に記載の発明によれば、サーバ装置は、Webページのページリクエストに対して、複数のノード装置または前記複数のコンテンツ管理サーバから取得しこれが組み込まれたWebページを生成してノード装置に送信するように構成したので、サーバ装置は、コンテンツ管理サーバから直接、コンテンツ属性情報を取得しなくともよく、したがって、コンテンツ管理サーバへのサーバ負荷の軽減を損なうことなく、コンテンツ再生用のWebページを動的に生成してノードNnに送信することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ノード装置がシステムダウンした場合であっても、ページリクエストに対して対応することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ページリクエストが受信されたときにコンテンツ属性情報を取得するので、より新しいコンテンツ属性情報を取得することができ、これが組み込まれたWebページを生成してノード装置に送信することができる。
請求項4に記載の発明によれば、Webページにより扱われるカテゴリーのコンテンツデータのみのコンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成することができるので、Webページのデータ量を効率良く減らすことができ、効率的にWebページが配置されたWebサイト(Webページ群)を構築できる。
請求項5に記載の発明によれば、現時点が公開期間に含まれると判定されたコンテンツデータのみのコンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成することができるので、Webページのデータ量を効率良く減らすことができる。
請求項6に記載の発明によれば、最新のコンテンツデータのコンテンツ属性情報を優先して組み込んだWebページを生成することができる。
本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムの概要構成例を示す概念図である。 コンテンツカタログ情報に記述されるコンテンツ属性情報の一例を示す図である。 WebサーバWSの概要構成例を示す図である。 (A)は、Webサーバ部WS1側の処理例を示すフローチャートであり、(B)は、ノード部WS2側の処理例を示すフローチャートである。 (A)は、Webサーバ部WS1により生成されたWebページを記述するHTMLデータの一例を示す図であり、(B)は、当該WebページがノードNnのブラウザにより表示(閲覧)されたときの画面例を示す図である。 (A)は、図5(B)に示すWebページ上に表示されたコンテンツ名“ABCD”が選択された時に遷移するWebページを記述するHTMLデータの一例を示す図であり、(B)は、当該WebページがノードNnのブラウザにより表示(閲覧)されたときの画面例を示す図である。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、コンテンツ分散保存システムに本発明を適用した場合の実施形態である。
1.コンテンツ分散保存システムの構成及び動作概要
始めに、図1等を参照して、本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムの構成及び動作概要について説明する。
図1は、本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムの概要構成例を示す概念図である。図1に示すように、本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムSは、インターネット等のネットワークに接続され、互いに通信可能な複数のノード装置(以下、「ノード」という)Nn(n=1,2,3・・・の何れか)の参加により構成されている。コンテンツ分散保存システムSは、ピアツーピア方式のネットワークシステムとなっている。なお、このようなノードNnとしては、Webページを表示するブラウザ機能を有するパーソナルコンピュータ等が適用される。
また、コンテンツ分散保存システムSには、上記ネットワークに接続されノードNnと通信可能なWebサーバWS(サーバ装置の一例)が備えられている。かかるWebサーバWSは、ノードNnに対してWebページを送信するWebサーバの処理機能と、ノードNnの処理機能と、を有する。つまり、WebサーバWSは、ノードNnの処理機能を常駐することにより、コンテンツ分散保存システムSに参加する1ノード(端末)としても機能することができる。なお、以下の説明では、WebサーバWSにおいて、Webサーバの処理機能を担う部分を「Webサーバ部」WS1と称し、ノードNnの処理機能を担う部分を「ノード部」WS2と称する。
また、各ノードNn及びノード部WS2には、所定桁数からなる固有の識別データであるノードIDが割り当てられている。当該ノードIDは、例えば、各ノードNnに個別に割り当てられたIPアドレス或いは製造番号を共通のハッシュ関数によりハッシュ化した値である。ノードIDは、ID空間に偏りなく分散して配置されることになる。本実施形態では、ハッシュ関数として、SHA−1を用いる。また、ハッシュ化した値は、例えば、bit長が160bitになる。
また、各ノードNn及びノード部WS2は、夫々、DHTを用いたルーティングテーブルを保持している。このルーティングテーブルは、コンテンツ分散保存システムS上における各種メッセージの転送先を規定している。具体的には、ID空間内で適度に離れたノードNnのノードID、IPアドレス及びポート番号を含むノード情報が複数登録されている。なお、このようなDHTを用いたルーティングテーブルについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
また、コンテンツ分散保存システムSにおいては、内容の異なる様々なコンテンツデータが所定のファイル形式で複数のノードNnに分散して保存(格納)されている。コンテンツデータは、例えば、映画、番組や音楽等のデータである。
また、これらのコンテンツデータ(以下、単に、「コンテンツ」という)には、夫々、コンテンツ名(タイトル)及びコンテンツID等の情報が付与されている。コンテンツIDは、コンテンツ毎に固有の識別データである。このコンテンツIDは、コンテンツの所在を検索するための検索情報である。例えば、コンテンツIDは、コンテンツ名+任意の数値が、上記ノードIDを得るときと共通のハッシュ関数によりハッシュ化されて生成される。或いは、コンテンツIDは、コンテンツデータの先頭数バイトが、上記ハッシュ関数によりハッシュ化されて生成される。或いは、システム管理者が、コンテンツ毎に一意のID値をコンテンツIDとして付与してもよい。このコンテンツIDは、ノードIDと同一ビット長である。インデックス情報は、このように分散保存されているコンテンツの所在、つまり、当該コンテンツを保存したノードNn(以下、「コンテンツ保持ノード」という)のノード情報と当該コンテンツのコンテンツID等の組が含まれる情報である。インデックス情報は、当該コンテンツの所在を管理しているノードNn(以下、「ルートノード」という)等によりインデックスキャッシュに記憶、管理されるようになっている。このようなルートノードは、例えば、コンテンツIDと最も近いノードIDを有するノードNnであるように定められる。例えば、コンテンツIDと最も近いノードIDとは、コンテンツIDと上位桁がより多く一致するノードIDである。
そして、あるノードNnのユーザが、所望するコンテンツを取得したい場合、当該ノードNn(以下、「ユーザノード」という)は、コンテンツ所在問合せメッセージ(検索クエリ)を生成する。コンテンツ所在問合せメッセージは、ユーザにより選択されたコンテンツのコンテンツID及び自己のIPアドレス等を含む。コンテンツ所在問合せメッセージは、ユーザノードに記憶されたDHTを用いたルーティングテーブルにしたがって他のノードNnへ送出される。つまり、ユーザノードは、コンテンツ所在問合せメッセージを、ルートノードに向けて(ルートノード宛に)送出する。これにより、コンテンツ所在問合せメッセージは、コンテンツIDをキーとするDHTルーティングによって最終的にルートノードに到着することになる。なお、DHTルーティングについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
ルートノードは上記コンテンツ所在問合せメッセージを受信すると、これに含まれるコンテンツIDに対応するインデックス情報をインデックスキャッシュから取得する。そして、ルートノードは、当該インデックス情報を、受信したコンテンツ所在問合せメッセージの送信元であるユーザノードへ返信する。上述の方法でユーザノードは、インデックス情報を取得すると、当該インデックス情報に含まれるあるコンテンツ保持ノードのIPアドレス等に基づいて当該コンテンツ保持ノードにアクセスする、従って、ユーザノードは、コンテンツをダウンロード(取得)して再生することが可能になる。
なお、ルートノードは、当該インデックス情報に含まれるIPアドレス等により示されたコンテンツ保持ノードへコンテンツ送信要求メッセージを送信する。また、当該コンテンツ保持ノードが上記ユーザノードへアクセスしてコンテンツを提供することもできる。
このように、ユーザノードは、コンテンツIDを含むコンテンツ所在問合せメッセージを、他のノードNnに送信する。上記メッセージによりコンテンツの所在、つまり、当該コンテンツが保存されているコンテンツ保持ノードが検索される。そしてユーザノードは、コンテンツ保持ノードからコンテンツを取得することができる。
また、コンテンツ分散保存システムSに保存される全てのコンテンツは、コンテンツ管理サーバMSにより管理される。かかるコンテンツ管理サーバMSは、コンテンツ分散保存システムSに保存される全てのコンテンツのコンテンツ属性情報を記憶している。そして、コンテンツ管理サーバMSは、当該コンテンツ属性情報が記述されたコンテンツカタログ情報を、全てのノードNnに対して、DHTマルチキャストで配信する。このDHTマルチキャストは、例えば特開2007−053662号公報に開示されている。このDHTマルチキャストでは、コンテンツ管理サーバMSからあるノードNnに配信されたメッセージが、例えばDHTを用いたルーティングテーブルにしたがって、コンテンツ分散保存システムSに参加しているノードNnを順次転送される。これにより、最終的には全てのノードNnに行き渡る。
例えば、コンテンツ分散保存システムSに新たにコンテンツが投入、つまり、新たなコンテンツが何れかのノードNnに送信され保存されたときに、コンテンツ更新メッセージが、コンテンツ管理サーバMSから、全てのノードNnに対して、DHTマルチキャストで配信される。このコンテンツ更新メッセージは、新たなコンテンツのコンテンツ属性情報が記述されたコンテンツカタログ情報を含む。このようなDHTマルチキャストによるコンテンツ更新メッセージの転送過程において、WebサーバWSのノード部WS2は、当該コンテンツカタログ情報を含むコンテンツ更新メッセージをコンテンツ管理サーバMS又はノードNnから受信し、該コンテンツカタログ情報を取得することになる。なお、コンテンツ更新メッセージは、コンテンツ分散保存システムSからコンテンツが削除されるときにも、コンテンツ管理サーバMSから、DHTマルチキャストで配信される。図2は、コンテンツカタログ情報に記述されるコンテンツ属性情報の一例を示す図である。図2の例では、コンテンツ属性情報として、コンテンツカテゴリー、サブカテゴリー、コンテンツの所在を検索するために必要となるコンテンツID、コンテンツ名、公開開始日時、公開終了日時が記述されている。
ここで、コンテンツカテゴリー、サブカテゴリー、及びコンテンツ名は、ユーザがコンテンツカタログ情報から所望のコンテンツのコンテンツIDをキーワード検索するために用いられる。ただし、コンテンツ分散保存システムSは、公開開始日時から公開終了日時までの公開期間以外はコンテンツIDを用いてコンテンツの所在を検索、取得できないようになっている。したがって、コンテンツIDをコンテンツカタログ情報から検索しても公開期間外であれば、そのコンテンツIDは使用できない。
なお、コンテンツ管理サーバMSは、コンテンツ保持ノードのバックアップとしても機能する。例えば、あるコンテンツを保存しているコンテンツ保持ノードが電源オフにより該システムSから脱退することにより、当該コンテンツ保持ノードの数が少なくなる。これによりユーザノードが当該コンテンツの取得が困難となったような場合、ユーザノードは、コンテンツ管理サーバMSにアクセスして当該コンテンツを取得することができる。コンテンツの取得が困難とは、例えば、コンテンツ保持ノードから応答がないか、或いは時間がかかることを意味する。
さらに、ユーザノードはコンテンツカタログ情報を用いて所望のコンテンツの所在を検索しこれを取得する他にも、後述するように、WebサーバWSにアクセスして取得したWebページを用いて所望のコンテンツの所在を検索しこれを取得することができる。
2.WebサーバWSの構成及び機能等
次に、図3を参照して、WebサーバWSの構成及び機能について説明する。
図3は、WebサーバWSの概要構成例を示す図である。
WebサーバWSは、図3に示すように、制御部11、記憶部12、及び通信部13を備えて構成されている。制御部11は、演算機能を有するCPU,RAM,ROM等から構成される。記憶部12は、各種データ及び各種プログラム等を記憶するためのハードディスク等から構成される。通信部13は、ネットワークを通じて他のノードNnやコンテンツ管理サーバMSとの間の情報の通信制御を行う。
記憶部12には、コンテンツカタログ情報、及びDHTを用いたルーティングテーブル等が記憶されている。また、記憶部12には、サーバ処理プログラムとノード処理プログラムとが記憶されている。サーバ処理プログラムは、ApacheやIIS基本のWebサーバプログラムと、Webページを動的に作成するサーバサイドプログラムで構成されている。
制御部11は、CPUが記憶部12等に記憶されたサーバ処理プログラムを実行することにより、Webサーバ部WS1として機能する。そして、制御部11は、本発明における第1及び第2コンテンツ属性情報取得手段、Webページ生成手段、ページリクエスト受信手段、Webページ送信手段、取得可否判定手段、及び時期判定手段等としての処理等を行う。また、制御部11は、CPUが記憶部12等に記憶されたノード処理プログラムを実行することにより、ノード部WS2として機能し、受信した各種メッセージに応じた処理等を行う。
より具体的には、ノード部WS2は、コンテンツ管理サーバMSからDHTマルチキャストで配信されたコンテンツカタログ情報を含むカタログ更新メッセージを受信すると、
上記カタログ更新メッセージに含まれるコンテンツカタログ情報を取得する。そして、ノード部WS2は、記憶部12に既に記憶されていたコンテンツカタログ情報を、上記取得したコンテンツカタログ情報により更新する。例えば、ノード部WS2は、カタログ更新メッセージに含まれるコンテンツカタログ情報に記述されたコンテンツ属性情報を、記憶部12に記憶されているコンテンツカタログ情報中に追加する。コンテンツ属性情報は、例えば、新たに投入されたコンテンツのコンテンツ属性情報である。
一方、Webサーバ部WS1は、コンテンツ保存システムSに参加している何れかのノードNnからWebページのページリクエストを受信すると、ノード部WS2からコンテンツカタログ情報に含まれるコンテンツ属性情報を取得する。そして、Webサーバ部WS1は、当該取得したコンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成し、当該生成したWebページを、当該リクエストを送信したノードNnに送信する。例えば、Webページには、取得されたコンテンツ属性情報に含まれるコンテンツID及びコンテンツ名が組み込まれる。
ここで、Webページには、コンテンツ分散保存システムSで利用可能となる公開期間内にあるコンテンツのコンテンツ属性情報が組み込まれる。したがって、Webサーバ部WS1は、ノード部WS2から取得したコンテンツ属性情報に含まれる公開開始日時から公開終了日時までの公開期間に現時点が含まれるか否かを判定し、現時点が公開期間に含まれると判定したコンテンツデータのコンテンツ属性情報を組み込んだWebページを生成することが望ましい。
さらに、コンテンツ保存システムSにおいて利用可能な全てのコンテンツのコンテンツ属性情報を組み込むことは困難なため、Webページにコンテンツ属性情報が組み込まれる対象となるコンテンツの数を制限する必要がある。したがって、例えば、現時点から過去所定期間内に利用可能となった所定数のコンテンツや、Webページにより扱われるカテゴリーを有する所定数のコンテンツ等のコンテンツ属性情報がWebページに組み込まれるように構成するとよい。
なお、制御部11において、1つのCPUがWebサーバ部WS1とノード部WS2の双方の処理をマルチタスク、又はマルチコアにより実行してもよいし、2つのCPUで夫々のCPUがWebサーバ部WS1とノード部WS2の何れか一方の処理を実行してもよい。
また、ノード部WS2は、ノードNnとの間で各種メッセージのやり取りを行うが、コンテンツの保存はしないように設定されている。これは、ノード部WS2がコンテンツを保持すると、他のノードNnからの要求に応じてコンテンツ保持ノードとしてコンテンツをアップロードしなければならなくなり、Webサーバ部WS1の処理に影響を与えるためである。
3.WebサーバWSの動作
次に、図4を参照して、WebサーバWSの動作例について説明する。
図4(A)は、Webサーバ部WS1側の処理例を示すフローチャートであり、図4(B)は、ノード部WS2側の処理例を示すフローチャートである。
図4(A)に示す処理は、例えば、WebサーバWSの電源オンによるシステム起動により開始され、Webサーバ部WS1が起動する(ステップS1)。
次いで、Webサーバ部WS1は、ページリクエストが発生したか否かを所定周期で判定する(ステップS2)。
一方、図4(B)に示す処理も、例えば、WebサーバWSの電源オンによるシステム起動により開始され、ノード部WS2が起動する(ステップS11)。
次いで、ノード部WS2は、コンテンツ分散保存システムSに参加するための参加処理を行う(ステップS12)。ステップS12の参加処理において、ノード部WS2は、例えば、コンテンツ分散保存システムSに参加している任意のノードNnに接続する。そして、ノード部WS2は、接続したノードNnに参加要求メッセージを送信することにより、当該ノードNn等から返信されてきたノード情報等を用いてDHTを用いたルーティングテーブルを生成する。
次いで、ノード部WS2は、コンテンツ分散保存システムSに参加している他のノードNnから送信されたメッセージを受信したか否かを判定する(ステップS13)。そして、ノード部WS2は、メッセージを受信したと判定した場合には(ステップS13:YES)、ステップS14に進み、メッセージを受信していないと判定した場合には(ステップS13:NO)、ステップS19に進む。
ステップS14では、ノード部WS2は、受信されたメッセージがカタログ更新メッセージであるか否かを判定する。そして、ノード部WS2は、カタログ更新メッセージであると判定した場合には(ステップS14:YES)、ステップS15に進み、カタログ更新メッセージでないと判定した場合には(ステップS14:NO)、ステップS16に進む。
ステップS15では、ノード部WS2は、上述したように、受信されたカタログ更新メッセージに含まれるコンテンツカタログ情報を取得し、記憶部12に既に記憶されていたコンテンツカタログ情報を、上記取得したコンテンツカタログ情報により更新する。
ステップS16では、ノード部WS2は、受信されたメッセージがコンテンツ所在問合せメッセージであるか否かを判定する。そして、ノード部WS2は、コンテンツ所在問合せメッセージであると判定した場合には(ステップS16:YES)、ステップS17に進み、コンテンツ所在問合せメッセージでないと判定した場合には(ステップS16:NO)、ステップS18に進む。
ステップS17では、ノード部WS2は、DHTを用いたルーティングテーブルを参照して、メッセージの転送先となるノードNnのノード情報を特定する。例えば、ノード部WS2は、ルーティングテーブルに登録されたノードIDとコンテンツ所在問合せメッセージに含まれるコンテンツIDとからノード情報を特定する。そして、ノード部WS2は、特定したノード情報にしたがって当該ノードNnに接続し、当該ノードNnにコンテンツ所在問合せメッセージを転送する。
ステップS18に示す「その他の処理」では、上記以外のメッセージが受信された場合の処理等が行われる。
ステップS19では、ノード部WS2は、コンテンツ属性情報のリクエストが発生したか否か、つまり、Webサーバ部WS1からコンテンツ属性情報のリクエストがあったか否かを判定する。そして、ノード部WS2は、コンテンツ属性情報のリクエストが発生したと判定した場合には(ステップS19:YES)、記憶部12に記憶されているコンテンツカタログ情報から所定のコンテンツのコンテンツ属性情報を取得する。そして、ノード部WS2は、取得したコンテンツ属性情報をWebサーバ部WS1に送信し(ステップS20)、ステップS21に進む。一方、ノード部WS2は、コンテンツ属性情報のリクエストが発生していないと判定した場合には(ステップS19:NO)、ステップS21に進む。
ステップS21では、ノード部WS2は、システム終了であるか否かを判定する。そして、ノード部WS2は、システム終了でないと判定した場合には(ステップS21:NO)、ステップS13に戻り、システム終了であると判定した場合には(ステップS21:YES)、当該処理を終了する。例えば、例えば、電源オフ指示があったときにシステム終了であると判定される。
一方、図4(A)に示すステップS2において、Webサーバ部WS1は、コンテンツ分散保存システムSに参加しているユーザノードから送信されたページリクエストを受信した場合に、ページリクエストが発生したと判定し(ステップS2:YES)、ステップS3に進む。
ステップS3では、Webサーバ部WS1は、ページリクエストに係るページがコンテンツ属性情報を動的に組み込む(埋め込む)ページであるか否かを判定する。そして、Webサーバ部WS1は、コンテンツ属性情報を動的に組み込むページであると判定した場合には(ステップS3:YES)、ステップS4に進み、コンテンツ属性情報を動的に組み込むページでないと判定した場合には(ステップS3:NO)、ステップS7に進む。
ステップS4では、Webサーバ部WS1は、ノード部WS2からコンテンツ属性情報を取得可能であるか否かを判定する(取得可否判定手段による)。そして、Webサーバ部WS1は、コンテンツ属性情報を取得可能であると判定した場合には、当該ノード部WS2にコンテンツ属性情報のリクエストを行う。そして、Webサーバ部WS1は、当該ノード部WS2からコンテンツ属性情報を取得する。一方、Webサーバ部WS1は、コンテンツ属性情報を取得不可能であると判定した場合には、コンテンツ管理サーバMSまたは他のノードNnに接続して、コンテンツ属性情報のリクエストを行う。そして、Webサーバ部WS1は、コンテンツ管理サーバMSまたは他のノードNnからコンテンツ属性情報を取得する。次いで、Webサーバ部WS1は、取得したコンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成する(ステップS5)。なお、Webページは、例えば、HTML(HyperText Markup Language)で記述される。
そして、Webサーバ部WS1は、上記生成したWebページを、上記ページリクエストを送信したユーザノードに送信する(ステップS6)。こうして、送信されたWebページは、当該ユーザノードにより受信され、当該ユーザノードのブラウザにより表示画面上に表示される。
図5(A)は、上記ステップS5において、Webサーバ部WS1により生成されたWebページを記述するHTMLデータの一例を示す図である。図5(B)は、当該Webページを受信したユーザノードのブラウザにより表示(閲覧)されたときの画面例を示す図である。図5(A)に示すHTMLデータには、7つの動画コンテンツのコンテンツ名が組み込まれている(記述されている)。
また、図6(A)は、図6(B)に示すWebページ上に表示されたコンテンツ名“ABC”が選択された時に遷移するWebページを記述するHTMLデータの一例を示す図である。図6(B)は、当該Webページがユーザノードのブラウザにより表示(閲覧)されたときの画面例を示す図である。また、図6(A)に示すHTMLデータには、コンテンツ名“ABC”に対応するコンテンツのコンテンツIDが組み込まれている。
例えば、Webサーバ部WS1は、図2に示すコンテンツカタログ情報に含まれるコンテンツ名“ABC”及びコンテンツID“abcdefg・・・”を取得すると、“ABC”を図5(A)に示すHTMLデータ内に、且つ、“abcdefg・・・”を図6(A)に示すHTMLデータ内に動的に組み込んでWebページを生成する。
そして、ユーザノードは、WebサーバWSからのWebページを受信すると、図5(B)に示すように、WEbページを表示する。そして、ユーザがWebページ上に表示されたコンテンツ名を例えばマウス等の入力手段を通じて選択した場合、当該ユーザノードは、選択されたコンテンツ名に対応するコンテンツを検索するためのコンテンツ所在問合せメッセージを他のノードNnに対して送信する。これにより、当該ユーザノードは、当該コンテンツの所在を検索しそこから当該コンテンツを取得し、例えば、ストリーミング再生する。こうして、ユーザノードは、例えば図6(B)に示すWebページ上の映像表示部61に当該コンテンツに係る映像を表示するとともに、当該コンテンツに係る音声をスピーカから出力することになる。
一方、ステップS7では、Webサーバ部WS1は、予め用意されたコンテンツ属性情報が組み込まれないWebページを、上記ページリクエストを送信したノードNnに送信する。
ステップS8では、Webサーバ部WS1は、システム終了であるか否かを判定する。そして、Webサーバ部WS1は、システム終了でないと判定した場合には(ステップS8:NO)、ステップS2に戻り、システム終了であると判定した場合には(ステップS8:YES)、当該処理を終了する。
以上説明したように、上記実施形態によれば、WebサーバWSのWebサーバ部WS1は、ユーザノードからページリクエストを受信したときに、ノードNnの処理機能を担うノード部WS2からコンテンツカタログ情報中に含まれるコンテンツ属性情報を取得しこれが組み込まれたWebページを生成してユーザノードに送信するように構成したので、WebサーバWSは、コンテンツ管理サーバMSから直接、コンテンツ属性情報を取得しなくともよくなる。したがって、コンテンツ管理サーバMSへのサーバ負荷の軽減を損なうことなく、コンテンツ再生用のWebページを動的に生成してユーザノードに送信することができる。また、WebサーバWSは、コンテンツ管理サーバMSがシステムダウンしたときであっても、ユーザノードからのページリクエストに対して、迅速に、コンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成して送信することができる。
また、上記実施形態によれば、Webサーバ部WS1は、ユーザノードからページリクエストを受信したときにノード部WS2からコンテンツカタログ情報中に含まれるコンテンツ属性情報を取得するように構成したので、ページリクエストとは無関係に例えば定期的にノード部WS2からコンテンツ属性情報を取得する場合に比べて、より新しいコンテンツ属性情報を取得しこれをWebページに組み込むことができる。これは、コンテンツ分散保存システムSに新たにコンテンツが投入されたときに、新たなコンテンツのコンテンツ属性情報を含むコンテンツカタログ情報がコンテンツ管理サーバMSからDHTマルチキャストで配信されるためである。
なお、Webサーバ部WS1は、ノード部WS2からコンテンツ属性情報を取得可能であるか否かを判定しており、取得不可能であると判定した場合、コンテンツ管理サーバMSまたは他のノードNnからコンテンツ属性情報を取得し、当該取得したコンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成する。これにより、仮にノード部WS2がシステムダウンした場合であっても、ユーザノードからのページリクエストに対して対応することができる。
また、上述した図4(A)に示すステップS4及びS5の処理において、Webサーバ部WS1は、Webページにより扱われるコンテンツのカテゴリー(例えば、図2に示すコンテンツカテゴリーやサブカテゴリー)を示すカテゴリー情報が含まれているコンテンツ属性情報をノード部WS2から取得し、当該カテゴリーに対応するコンテンツ属性情報を組み込んだWebページを生成するように構成してもよい。この構成によれば、Webページのデータ量を効率良く減らすことができ、効率的にWebページが配置されたWebサイト(Webページ群)を構築できる。なお、Webサーバ部WS1は、ノード部WS2に対して行うコンテンツ属性情報のリクエストにおいて、Webページにより扱われるコンテンツのカテゴリーを指定して当該カテゴリーに対応するコンテンツ属性情報のみをノード部WS2から取得するように構成してもよい。
また、上述した図4(A)に示すステップS4及びS5の処理において、Webサーバ部WS1は、上述した公開期間を示す情報が含まれるコンテンツ属性情報をノード部WS2から取得する。そして、Webサーバ部WS1は、現時点が当該公開期間に含まれるか否かを判定し、現時点が公開期間に含まれると判定されたコンテンツのコンテンツ属性情報を組み込んだWebページを生成するように構成してもよい。この構成によれば、Webページのデータ量を効率良く減らすことができる。なお、Webサーバ部WS1は、ノード部WS2に対して行うコンテンツ属性情報のリクエストにおいて公開期間を指定して、これに該当するコンテンツのコンテンツ属性情報のみをノード部WS2から取得するように構成してもよい。例えば、Webサーバ部WS1は、公開期間を2009年3月30日〜4月28日と指定すると、図2に示すコンテンツカタログ情報では、コンテンツ名が“ABC”,“BBB”,“CCC”,“DDD”の4つのコンテンツのコンテンツ属性情報を取得することになる。
さらに、Webサーバ部WS1は、現時点が公開期間に含まれると判定されたコンテンツのうち、現時点から過去所定期間(例えば、1週間)内に利用可能となったコンテンツのコンテンツ属性情報のみを組み込んだWebページを生成するように構成してもよい。この構成によれば、最新のコンテンツのコンテンツ属性情報を優先して組み込んだWebページを生成することができる。なお、Webサーバ部WS1は、ノード部WS2に対して行うコンテンツ属性情報のリクエストにおいて上記過去所定期間を指定して、現時点から過去所定期間内に利用可能となったコンテンツのコンテンツ属性情報のみをノード部WS2から取得するように構成してもよい。例えば、Webサーバ部WS1は、現時点(例えば2009年3月18日)から過去所定期間(例えば過去1週間)と指定すると、図2に示すコンテンツカタログ情報では、コンテンツ名が“BBB”,“CCC”の2つのコンテンツのコンテンツ属性情報を取得することになる。
なお、上記実施形態においては、WebサーバWSがノード部WS2を備える(常駐させる)ように構成したが、別の端末を用意して当該端末にノード部WS2を備えさせ、当該端末とWebサーバWSがやり取り(通信)するように構成してもよい。
また、コンテンツ管理サーバMSとWebサーバWSとが一体化しているものであってもよい。なお、上記実施形態におけるコンテンツ分散保存システムSは、DHTを利用したアルゴリズムによって形成されることを前提として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
Nn ノード
WS Webサーバ
WS1 Webサーバ部
WS2 ノード部
MS コンテンツ管理サーバ
S コンテンツ分散保存システム

Claims (9)

  1. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を含んで構成されるコンテンツ分散保存システムに複数のコンテンツデータが分散して保存された前記コンテンツ分散保存システムにおいて前記ノード装置と通信可能なサーバ装置であって、
    前記複数のノード装置または前記複数の前記コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバから取得したコンテンツ属性情報であって、前記コンテンツ分散保存システムにより分散して保存されたコンテンツデータを、何れかの前記ノード装置に前記コンテンツ分散保存システム上におけるメッセージの転送先を規定するルーティングテーブルを用いて検索させるための前記コンテンツ属性情報を記憶するコンテンツ属性情報記憶手段と、
    前記記憶されたコンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成するWebページ生成手段と、
    何れかの前記ノード装置からWebページのページリクエストを受信するページリクエスト受信手段と、
    前記ページリクエストに基づいて、前記Webページ生成手段により生成されたWebページを、当該リクエストを送信した前記ノード装置に送信するWebページ送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記コンテンツ属性情報記憶手段から前記コンテンツ属性情報を取得する第1コンテンツ属性情報取得手段と、
    前記コンテンツ属性情報記憶手段から前記コンテンツ属性情報を取得可能であるか否かを判定する取得可否判定手段と、
    を備え、
    前記取得可否判定手段により取得不可能であると判定された場合、前記第1コンテンツ属性情報取得手段は、前記コンテンツ管理サーバまたは前記ノード装置から前記コンテンツ属性情報を取得することを特徴とするサーバ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のサーバ装置において、
    前記コンテンツ分散保存システムに新たにコンテンツデータが投入されたときに前記コンテンツ管理サーバから配信された前記コンテンツ属性情報を当該コンテンツ管理サーバ又は前記ノード装置から取得する第2コンテンツ属性情報取得手段を備え、
    前記コンテンツ属性情報記憶手段は、前記第2コンテンツ属性情報取得手段により取得されたコンテンツ属性情報を記憶し、
    前記Webページ生成手段は、前記ページリクエスト受信手段により前記ページリクエストが受信されたときに、前記Webページを生成することを特徴とするサーバ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のサーバ装置において、
    前記コンテンツ属性情報記憶手段は、前記Webページにより扱われる前記コンテンツデータのカテゴリーを示すカテゴリー情報が含まれている前記コンテンツ属性情報を記憶し、
    前記Webページ生成手段は、前記カテゴリーに対応する前記コンテンツ属性情報を組み込んだWebページを生成することを特徴とするサーバ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバ装置において、
    前記コンテンツ属性情報記憶手段は、前記コンテンツデータが前記コンテンツ分散保存システムで利用可能となる公開期間を示す情報が含まれる前記コンテンツ属性情報を記憶し、
    現時点が前記公開期間に含まれるか否かを判定する時期判定手段を備え、
    前記Webページ生成手段は、前記時期判定手段により現時点が前記公開期間に含まれると判定された前記コンテンツデータの前記コンテンツ属性情報を組み込んだWebページを生成することを特徴とするサーバ装置。
  6. 請求項5に記載のサーバ装置において、
    前記Webページ生成手段は、前記時期判定手段により現時点が前記公開期間に含まれると判定された前記コンテンツデータのうち、現時点から過去所定期間内に利用可能となったコンテンツデータの前記コンテンツ属性情報を組み込んだWebページを生成することを特徴とするサーバ装置。
  7. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を含んで構成されるコンテンツ分散保存システムに複数のコンテンツデータが分散して保存された前記コンテンツ分散保存システムにおいて前記ノード装置と通信可能なコンピュータに、
    前記複数のノード装置または前記複数の前記コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバから取得した前記コンテンツ属性情報であって、前記コンテンツ分散保存システムにより分散して保存されたコンテンツデータを、何れかの前記ノード装置に前記コンテンツ分散保存システム上におけるメッセージの転送先を規定するルーティングテーブルを用いて検索させるための前記コンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成するステップと、
    何れかの前記ノード装置からWebページのページリクエストを受信するステップと、
    前記ページリクエストに基づいて、前記生成されたWebページを、当該リクエストを送信した前記ノード装置に送信するステップと、
    を実行させることを特徴とするサーバ処理プログラム。
  8. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を含んで構成されるコンテンツ分散保存システムに複数のコンテンツデータが分散して保存された前記コンテンツ分散保存システムにおけるWebページ生成方法であって
    前記サーバ装置が、前記複数のノード装置または前記複数の前記コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバから取得したコンテンツ属性情報であって、前記コンテンツ分散保存システムにより分散して保存されたコンテンツデータを、何れかの前記ノード装置に前記コンテンツ分散保存システム上におけるメッセージの転送先を規定するルーティングテーブルを用いて検索させるための前記コンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成する工程と、
    前記サーバ装置が、何れかの前記ノード装置からWebページのページリクエストを受信する工程と、
    前記サーバ装置が、前記ページリクエストに基づいて、前記生成されたWebページを、当該リクエストを送信した前記ノード装置に送信する工程と、
    を含むことを特徴とするWebページ生成方法。
  9. ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を含んで構成されるコンテンツ分散保存システムに複数のコンテンツデータが分散して保存された前記コンテンツ分散保存システムにおいて、
    前記ノード装置と通信可能なサーバ装置を備え、
    当該サーバ装置は、
    前記複数のノード装置または前記複数の前記コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバから取得したコンテンツ属性情報であって、前記コンテンツ分散保存システムにより分散して保存されたコンテンツデータを、何れかの前記ノード装置に前記コンテンツ分散保存システム上におけるメッセージの転送先を規定するルーティングテーブルを用いて検索させるための前記コンテンツ属性情報を記憶するコンテンツ属性情報記憶手段と、
    前記記憶されたコンテンツ属性情報が組み込まれたWebページを生成するWebページ生成手段と、
    何れかの前記ノード装置からWebページのページリクエストを受信するページリクエスト受信手段と、
    前記ページリクエストに基づいて、前記Webページ生成手段により生成されたWebページを、当該リクエストを送信した前記ノード装置に送信するWebページ送信手段と、
    を備え、
    前記Webページのリクエストを送信する前記ノード装置は、
    前記Webページを受信し、当該受信したWebページを表示するWebページ表示手段と、
    前記コンテンツ属性情報に含まれるコンテンツ名であって、前記Webページ上に表示されたコンテンツ名が入力手段を通じてユーザにより選択された場合に、当該コンテンツ名に対応するコンテンツデータを検索するための検索クエリを、前記コンテンツ属性情報に基づいて、前記コンテンツ分散保存システムを構成する何れか他のノード装置に対して送信する検索クエリ送信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ分散保存システム。
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