JP5238082B2 - ホームセキュリティ監視システムに使用される障害検出サブシステム - Google Patents

ホームセキュリティ監視システムに使用される障害検出サブシステム Download PDF

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Description

本発明は、障害検出サブシステム、更に詳しくは、屋内警告ネットワークが配備された各顧客の家庭に対してサービスプロバイダによりホームセキュリティサービスが実行されるホームセキュリティ監視システムに使用される、障害検出サブシステムに関するものである。
例えば、WO2008/088079号公報に開示されているように、障害警報システムは従来から提案されている。このシステムは、複数ある部屋や場所の内の一箇所でも火災発生の検知がなされた時に、複数の部屋や場所に火災警報を与えるためのものとして、使用者のホームにおいてのみ動作するように設計されている。この目的のために、従来の警報システムは、一台のマスタ検出器と複数のスレーブ検出器を使用し、これらの検出器は別々の場所に配置され、家庭内ネットワークを介してたがいに通信するようになっている。マスタ及びスレーブ検出器は、それぞれ障害や火災条件を検出する検知器と、この検知器が障害状況の発生を示す障害信号を発生した時に警報を発する警報ユニットを内蔵している。マスタ検出器は、特に、何れのスレーブ検出器からの障害信号を受信し、連動障害信号を発生し、これを全ての他の検出器に送信して、全ての検出器即ち部屋での同時警報を行うように設計されている。一方、スレーブ検出器は、障害信号をマスタ検出器へ、オプションとして、他のスレーブ検出器へ送信するように設計されてはいるが、障害信号を他のスレーブ検出器へ中継するようには設計されていない。このため、マスタ検出器のみが中継器として障害信号を全ての他の検出器へ中継し、全ての検出器から警報を発報させることで、何れかの部屋において警報が発報できないような不具合が起こらないようにシステムの完全性を高めている。
近年、インターネットのような広範囲に利用可能なコンピュータネットワークを利用して、上述した個々の家庭内警報ネットワークを、統合ネットワークサービスやシステム迄に拡大して、障害状況を個々の使用者以外の第3者で対処する援助サービスを行うとする要求が高まってきている。このような統合サービスを実施するためには、サービス提供者側にコンピュータによるサーバを用いることが求められ、各使用者の家庭には、家庭内警報ネットワークとサーバとの間のインターフェースとして、家庭内警報ネットワーク内で送信される障害信号を集めるためのゲートウェイを用いることが求められる。サーバは、家庭内警報ネットワーク内で検出された障害状況を認識するように、公衆のコンピュータネットワークを介してゲートウェイと通信し、家庭内警報ネットワーク内で検出された障害状況を受信した時に、支援サービスを提供するように設計することが可能である。
成熟した家庭内警報ネットワーク、即ち、スレーブ検出器とその中継機能において差別化されるマスタ検出器を利用しているサブシステムの利点を得るためにはシステムの初期化時、即ち、各使用者の家庭に検出器を設置する時に、マスタ検出器とスレーブ検出器を特定することがシステムに求められる。マスタ検出器とスレーブ検出器とを別々に設計されたものとして用意する場合には、初期化時に格別の困難性は認められない。しかしながら、複雑さを並びに製造コストを軽減するために、共通設計の検出器が用意されて、マスタ検出器やスレーブ検出器として選択的に動作させる場合、殆どの使用者はどのようにマスタ検出器をスレーブ検出器と違えるように指定するかについて不慣れであると推測されることから、検出器の内のどれをマスタ検出器、どれをスレーブ検出器として設定することは使用者にとってむしろ厄介である。
このため、使用者がマスタとスレーブとをどのように区別するかについて知らされていなくとも、マスタ、スレーブを個々の検出器へ容易に割り当てできるという課題を解決するための格別の解決策が必要とされる。
WO2008/088079号公報
本発明は、各使用者の家庭で容易に適用でき、しかも、家庭内警報ネットワークを備えた各使用者の家庭に対して、第三者による支援を提供する統合ホームセキュリティ監視システムを確かなものとすることができる、障害検出サブシステムを提供するために達成されたものである。
本発明に基づく障害検出サブシステムは、ホームセキュリティ監視システムに利用されるものであり、このシステムは、顧客の住宅に設置される複数の検知端末についての端末コードを記憶し、少なくとも一つの検知端末から発せられる支援要求信号を受信するためのコンピュータによるサーバと、サーバ内での端末コードの入力・更新のために、公衆コンピュータネットワークを介してサーバとの通信に使用される入力装置とを備える。また、サーバは、警報手段を有している。この警報手段は、サーバが支援要求信号を受けることに応答して、警報レポートを提供するように構成されている。
上記の障害検出サブシステムは、複数の検知端末とゲートウェイユニットを備える。各検知端末は、顧客の住宅内での障害状況を検出して障害信号を発生するように構成され、他の検知端末に対して第1通信ネットワークを介して上記の障害信号を送信する無線送受信器を備える。ゲートウェイユニットは、顧客の住宅に設置されるもので、公衆コンピュータネットワークを介してサーバと通信するように、また、第2通信ネットワークを介して検知端末との間で無線通信を確立するように構成された通信手段を有する。
各検知端末は、障害信号を発生する時、或いは、他の検知端末の一つから連動障害信号を受けた時に、警報を発する警報ユニットを備える。各検知端末は、また、選択的にマスタやスレーブとして機能するように構成される。マスタは、他の検知端末の何れかから障害信号を受けた時に、連動障害信号を与えるように規定され、スレーブは、第1通信ネットワークを介してマスタへ障害信号を送信するように規定される。
本発明の特徴は、ゲートウェイユニットが割り当て手段を有し、この割り当て手段は、検知端末の内で電源の投入により最初にゲートウェイユニットと通信を確立したものをマスタとして割り当て、電源の投入により後にゲートウェイユニットと通信を確立した他の検知端末をスレーブとして規定するように構成されることである。
この構成により、上記のサブシステムは、顧客の住宅において、どのようにマスタをスレーブから、またその逆を区別するかを理解することを顧客に求めることを必要とせずに、容易に展開することができる。
マスタ登録/交換
ゲートウェイユニットは、各検知端末についての端末コードに加えて、各検知端末がマスタかスレーブのどちらに割り当てられたかを示すマスタ/スレーブ識別子を記憶する端末ステータステーブルを備えることが好ましい。また、ゲートウェイユニットは、ゲートウェイユニットと通信を確立した検知端末から送信される構成要請を受けた時に、端末ステータステーブルを参照し、この端末ステータステーブルが構成要請を送信する検知端末の端末コードがあることを示し、且つ既にマスタとして割り当てられた検知端末を示す端末コードが無い時のみ、この構成要請を送信する検知端末にマスタを割り当てることを割り当て手段に許可するようにプログラムされる。このため、マスタが故障してサブシステムから削除された場合は、ゲートウェイユニットは他の検知端末の一つまたは、新たに追加された検知端末を、マスタとして割り当てることで、使用者に複雑なインストール指令を参照させること無しに、システムの統一性を維持する。
好ましくは、各検知端末は、端末コード、マスタかスレーブかを示すマスタ・スレーブ識別子、各検知端末を他と区別するためのノード番号を登録するように構成された端末登録テーブルを備える。各検知端末は、電源投入によって最初にゲートウェイユニットと通信した時に、自身の端末コードを伴う構成要請をゲートウェイユニットへ送信する。この場合、ゲートウェイユニットは、構成要請を送信する検知端末が、端末ステータステーブルに登録されているかをチェックし、この検知端末が端末ステータステーブルに記録されている場合は、この検知端末にマスタやスレーブを割り当てる構成指令を割り当て手段から送信することを許可するように構成される。割り当て手段は、この検知端末が端末ステータステーブルに記録され、且つスレーブとして割り当てられている場合は、この検知端末へ登録指令を送信するように構成される。各検知端末は、登録指令に応じて、以下のステップからなる端末登録を行うようにプログラムされている。
(1)マスタに対して、上記ゲートウェイユニットから検知端末の端末コードが端末ステータステーブルに記録されているかの認可を求めることを要求し、
(2)この認可を受信した時には、上記マスタに対して、要求元の検知端末にノード番号を振り分けて、振り分けられたノード番号をゲートウェイユニットに送信するように要求し、
(3)マスタに対して、このようにして振り分けられたノード番号を要求元の検知端末の端末コード及びマスタ・スレーブ識別子と関連させてマスタの端末管理テーブルに入力するように要求し、
(4)要求元の検知端末での端末登録テーブルに、上で取得したノード番号をこの要求元の検知端末の端末コード及びマスタ・スレーブ識別子に関連させて記憶させると共に、マスタについての端末コードと所定のノード番号を記憶させる。
上述の特徴によれば、スレーブとして割り当てられた検知端末、即ち、ゲートウェイユニットが、先の検知端末にマスタを割り当てた後に、最初にゲートウェイユニットに通信する検知端末は、マスタとスレーブとの関係を確立するマスタに属するものとして、マスタの端末登録テーブルへ確実に登録される。
更に、マスタが故障して、確立されているサブシステムから取り除かれる場合、ゲートウェイユニットは、残りの検知端末の内で、故障したマスタを削除した後に最初にゲートウェイユニットに通信する検知端末を、代わりのマスタとして選択するように動作する。既存のスレーブを新たなマスタとして取り扱うことを可能とすることにより、以下の特徴が上述のサブシステムに対して追加される。
検知端末は、マスタとして割り当てられると、その端末登録テーブルへ、全ての検知端末についての端末コード、マスタ・スレーブ識別子、及びノード番号を、記録するように構成される。また、検知端末は、スレーブとして割り当てられると、自身の端末登録テーブルへ、自身の端末コード、マスタ・スレーブ識別子、ノード番号を、マスタの端末コード、マスタ・スレーブ識別子、ノード番号に加えて、記録するように構成される。更に、検知端末は、構成手段と設定ボタンを備え、構成ボタンが押されたときに、構成手段を動作させて構成要請をゲートウェイユニットに送信させ、ここから構成指令を受信することで、この検知端末がマスタかスレーブとして割り当てられる。
これに関連して、ゲートウェイユニットは、端末ステータステーブルに検知端末がマスタとして割り当てられているとの記録が無く、少なくとの一つの検知端末が有るとする条件が満足されているかをチェックし、この条件が満たされておれば、端末ステータステーブルから読み取れる残りの検知端末のどれかから構成要請を受けると、再構成ルーチンを実行する。この再構成ルーチンは、以下のステップを有する。
(1)残りの全ての検知端末のためのマスタ・スレーブ識別子とノード番号を、端末ステータステーブルから削除する。
(2)残りの検知端末の内の一つであって、その設定ボタンが操作された後最初にゲートウェイユニットと通信を行ったものを、マスタとして割り当てる。そして、検知端末が、その設定ボタンが操作されて起動されたことに応答して、残りの検知端末の内の他のものに対して、構成指令と登録指令とを送る。
このようにして、マスタとスレーブの再構築と、マスタとスレーブとの間の関係の再登録が、ゲートウェイユニットの制御のもとで、容易に完結できるものであり、使用者には単に設定ボタンを押すことを求めるだけである。
好ましくは、スレーブとして割り当てられた検知端末は、障害信号を発生すると、この障害信号を支援要求信号として、最初にゲートウェイユニットへ送信し、次いで、この障害信号をマスタへ送信するようにプログラムされている。こうすることで、ゲートウェイユニットは、速やかに支援要求信号をサーバへ送信して、サーバ側で障害状況の認定が迅速となる。
更に、第1通信ネットワークと第2通信ネットワークとは、互いに異なる個別の通信プロトコルを有するように構成されることが好ましい。これにより、サブシステムは、容易に統合サービスネットワークに適用でき、両ネットワーク間での干渉を避けることができる。
上述した本発明の利点及びその他の利点は、添付する図面を参照する以下の詳細な説明からより明確になる。
図1は、本発明に係る障害検出サブシステムを利用するホームセキュリティ監視システムを示す概略図。 図2は、上記のサブシステムを構成する検知端末とゲートウェイユニットにおいてそれぞれ用意される端末登録テーブルと端末ステータステーブルとに加えて、サーバの端末登記テーブルを、示す概略図。 図3は、サーバを示すブロック図。 図4は、検知端末を示すブロック図 図5は、ゲートウェイユニットを示すブロック図。 図6は、検知端末がマスタやスレーブとして割り当てられる方式を示すタイミング図。 図7は、スレーブの一つがサブシステムから削除された時にサブシステムがどのようしにて再構成されるかをタイミング図。 図8は、マスタがサブシステムから削除された時にサブシステムがどのようしにて再構成されるかをタイミング図。 図9は、スレーブの一つが新しい検知端末に交換される時にサブシステムがどのようしにて再構成されるかをタイミング図。 図10は、マスタが新しい検知端末に交換される時にサブシステムがどのようしにて再構成されるかをタイミング図。 図11は、検知端末の一つで障害状況が検知された時の一連動作を示すタイミング図。
図1は、本発明に係る障害検知サブシステムを利用したホームセキュリティ監視システムを示す。ホームセキュリティ監視システムは、サービスプロバイダによって提供されるものであり、サービスプロバイダ側に設置されるコンピュータからなるサーバ30を備え、このサーバは各顧客住宅の家庭内警報ネットワークからの例えば、火災発生のようは障害情報を収集して、例えば、有資格者を顧客住宅に派遣する乃至外出中の顧客への緊急対処の通知のような支援を行うことを提供する。家庭内ネットワークは、各顧客住宅で発展したサブシステムによって実現されており、例えば、煙検出器のような複数の検知端末50、及び検知端末とサーバ30との間のインターフェースとして動作するゲートウェイユニット10を備える。サーバ30は、警告装置38を備えるかまたはリンクしており、この警告装置は、ゲートウェイユニット10を介して何れかの検知端末50から支援要求信号である障害情報を受信した時に、警告レポートを作成する。後に詳細に説明するように、各検知端末は第1通信ネットワークを介して互いに通信し、第2通信ネットワークを介してゲートウェイユニット10と通信するように構成されている。
このシステムは、各顧客に属するパーソナルコンピュータのような入力装置100を備え、この入力装置は、公衆コンピュータネットワーク、即ち、インターネットを介してサーバ30と通信して、サーバ内に検知端末50を登記する。このため、サーバ0には、端末登記テーブル37が備えられ、このテーブルは、図2に示すように、顧客が入力装置100を使用して記入した、例えば、製造者のシリアル番号のような端末のレコードを記憶するように構成されている。その他の入力は顧客側では必要とされない。家庭内警報ネットワークを発展させるために先だって顧客に要求されることは、単に、端末コードのレコードを追加又は削除することである。
図3に示すように、サーバ30は、端末登記テーブル37を構成するメモリに加えて、公衆ネットワークを介して入力装置100やゲートウェイユニット10と通信を行う通信モジュール32と、登記モジュール34や障害事象モジュール36を構成するプロセッサを備える。登記モジュール34は、入力装置100での顧客による入力に応じて、端末登記テーブル37内の登記レコードの追加、削除、更新を行うようにプログラムされている。障害事象モジュール36は、ゲートウェイユニット10を介して送信されて通信モジュール32で受信した支援要求信号に応答して、警告レポートを提供するように警告装置38を動作させるようにプログラムされる。警告装置は、ディスプレイやスピーカなどでよく、これによりサービスプロバイダの職員に情報を提供しうるものであればよい。
本発明において使用される検知端末50は、同じ構成となっていて、各検知端末をマスタ或いはスレーブとして機能することを可能としている。検知端末50は、内蔵電池(図示せず)から電源を得ており、図4に示すように、電源スイッチ52、煙センサ56、警報ユニット58、無線送受信器68、プロセッサ、及びメモリを備えている。煙センサ56は、雰囲気中の煙濃度を検出し、検知煙濃度を示す濃度信号をプロセッサで実現される障害事象モジュール64へ出力するように構成される。煙濃度が所定の閾値を超えると、障害事象モジュール64が、火事可能性を示す障害信号を作り出し、この信号を警報ユニット58に出力し、警報ユニットがこれに応答して警報音を発する。障害信号は、無線送受信器68によって、家庭内警報ネットワークを形成する他の検知端末50へ、第1通信ネットワークを介して送信され、また、支援要求信号として、ゲートウェイユニット10へ第2通信ネットワークを介して送信される。このため、障害事象モジュール64は、第1通信ネットワークに特有の第1通信プロトコルに準拠した障害信号を作り出し、第2通信ネットワークに特有で、第1通信プロトコルとは異なる、第2通信プロトコルに準拠した支援要求信号を作り出す。
マスタは他の検知端末の何れからからの障害信号を受けた時に、連動障害信号を与えるように規定され、スレーブは障害信号を第1通信ネットワークを介してマスタに送信し、マスタから連動障害信号を受信した時に、警報を与えるように規定されている。連動障害信号は、第1通信プロトコルに基づいて作成され、マスタから家庭内警報ネットワークを構成する全てのスレーブに送信されて、各検知端末で同時に警報を与える。マスタは、また、スレーブの何れから障害信号を受信した時に、或いは、障害信号を自身で発生させた時に、支援要求信号を作成しこれをゲートウェイユニット10へ送信するように構成される。この意味において、マスタは、中継器として動作し、スレーブから直接ゲートウェイユニットへ支援要求信号が送信されるのと行して、支援要求信号をゲートウェイユニットへ送信する。また、スレーブは、障害状況、即ち、火災発生を検出した時に、障害信号を他のスレーブへ送信するように構成される。マスタとスレーブとの間での関連動作を行うために、検知端末はメモリ内に作られる端末登録テーブル67を備え、図2に示すように、マスタやスレーブを示すマスタ・スレーブ識別子と、家庭内警報ネットワーク内で、他の検知端末と区別するためのノード番号のレコードを記憶する。更に、端末登録テーブル67のレコードは端末コードを含む。検知端末がマスタとして割り当てられた場合は、後述するように、マスタ・スレーブ識別子と、全ての検知端末についてのノード番号が記憶される。他方、検知端末がスレーブとして割り当てられる場合は、マスタ・スレーブ識別子と、自身及びマスタについてのノード番号が記憶される。
プロセッサは、構成/登録モジュール62を形成しており、これはゲートウェイユニット10と共同して、マスタやスレーブを割り当てる端末構成、及びマスタ・スレーブ識別子に関連させてノード番号を決定する端末登録を実現する。
図5に示すように、ゲートユニット10は、第2通信ネットワークを介して、サーバ30や検知端末50と通信するための無線送受信器11を備える。この第2通信ネットワークは、第1通信ネットワークと異なる特定の通信プロトコルを使用しており、検知端末同士を結合する第1通信ネットワークと区別される。ゲートウェイユニット10は、また、端末登記テーブル37と同一の構成である端末ステータステーブル17を実現するメモリを備え、この端末ステータステーブルは、端末登記テーブル37での登記レコードの変化を反映するように更新される。更に、ゲートウェイユニット10は、障害事象モジュール12、認証モジュール14、及び割り当てモジュール16を構成するプロセッサを有する。障害事象モジュール12は、何れかの検知端末50からの支援要求信号を受信した時に、これをサーバ30へ中継するようにプログラムされている。認証モジュール14は、検知端末を認証、すなわち、構成要請を行う検知端末50が端末ステータステーブル17に記録されているかをチェックし、この端末ステータステーブル17に記録されていれば、その検知端末50を家庭内警報ネットワークに加入することを許可する。割り当てモジュール16は、認証された検知端末50の一つにマスタを割り当て、認証された他の検知端末にスレーブを割り当てるようにプログラムされている。この割り当ての結果は、端末ステータステーブル17及び各検知端末の端末登録テーブル67に記録される。
次ぎに、図6を参照して、端末構成及び端末登録について詳細に説明する。住宅に設置される各検知端末50についての端末コードが顧客によって端末登記テーブル37へ入力された後は、ゲートウェイユニット10は、最初にサーバと通信する時に、端末コードを端末ステータステーブル17に記録する。このようにして、ゲートウェイユニット10は端末構成を行う準備が整う。検知端末の一つが最初に電源スイッチをオンにして通電された時、この検知端末はゲートウェイユニット10へ端末コードを含む構成要請を送信する。ゲートウェイユニットが、構成要請を送信する検知端末を端末ステータステーブル17に記録されているものとして認証した場合、ゲートウェイユニット10、即ち、割り当てモジュール16が、ゲートウェイユニット10と通信を確立した最初のものであるとものとして、この検知端末へ構成要求を返して、この検知端末からゲートウェイユニット10へ特有の暗号キーによる構成応答を送信することを要求する。ゲートウェイユニット10が構成応答が有効であると確認すると、マスタを割り当てる構成指令を検知端末へ送信し、同時に、共にマスタを示す「1」のマスタ・スレーブ識別子と、「00」のノード番号を検知端末に設定して、端末ステータステーブル17内のこの検知端末に関するレコードを更新する。構成要求及び構成応答は、暗号化通信のために検知端末とゲートウェイユニットとの間で暗号キーを交換することにだけに用意されており、無くてもよい。即ち、ゲートウェイユニット10は、端末コードが認証された検知端末からの構成要請に直接応答する形で、構成指令を送信するように構成することができる。
検知端末50で構成指令を受信すると、構成/登録モジュール62はこれに応じてマスタ・スレーブ識別子「1」とノード番号「00」とを自身の端末コードと関連させて端末登録テーブル67へ書き込む。これにより、検知端末(以後DTマスタとも称す)は、DTマスタとで家庭内警報ネットワークを構成する他の検知端末(以後DTスレーブとも称す)の登録準備が整う。
次いで、他の検知端末50(DTスレーブ)の一つが、電源スイッチ52の操作によって通電されると、検知端末50(DTスレーブ)はステージ1の手順(即ち、スレーブ構成手順)に進んで、構成要請を端末コードと共に送信し、オプションとして、ゲートウェイユニット10からの構成要求を受信し、構成応答をゲートウェイユニット10へ返送する。端末コードが、端末ステータステーブル17に記録されていると、ゲートウェイユニット10は、検知端末50へ構成指令を送信することで、この検知端末(DTスレーブ)にスレーブを割り当て、DTスレーブの構成/登録モジュール62がこの構成指令に基づいて、自身の端末コードと関連させてマスタ・スレーブ識別子「0」を端末登録テーブル67に書き込む。先の検知端末、即ち、DTマスタ、より後にゲートウェイユニット10との間で通信を確立したDTスレーブへ構成指令を送信すると、ゲートウェイユニット10は構成指令に登録指令を含める。即ち、割り当てモジュール16が、構成指令に加えられる登録指令を発生する。このような構成指令を受信すると、DTスレーブはステージ2手順(スレーブ登録手順)に進み、DTマスタへ登録要請を送信することによってDTマスタを呼び起こす。
登録要請を受信すると、DTマスタは要請承認をDTスレーブに返し、登録問い合わせをゲートウェイユニット10へ返す。この後、ゲートウェイユニット10はスレーブ登録許可を返すこの登録許可は割り当てモジュール16で作成されてDTスレーブへ与えられるノード番号「01」を含む。次いで、DTマスタは、DTマスタによって最初に認識されたDTスレーブであることを示すノード番号「01」を有するDTスレーブへ、登録命令を、マスタ・スレーブ識別子、及びDTマスタのノード番号と共に、送信し、これによって、DTスレーブの構成/登録モジュール62が自身のレコードを更新してノード番号「01」として、図2に示すように、端末登録テーブル67へ、DTマスタのレコードを追加する。端末登録テーブルの更新が完了すると、DTスレーブは登録応答をDTマスタへ返し、DTマスタはDTスレーブのレコードを端末登録テーブル67に追加する。DTスレーブからの登録応答を受信すると、DTマスタは、ゲートウェイユニット10へスレーブ登録要求を送信して、ゲートウェイユニット1は、端末ステータステーブル17におけるマスタ・スレーブ識別子及び端末コードに関連するノード番号に関するDTマスタと、新たに追加されたDTスレーブのレコードを、更新する。端末ステータステーブル17を更新した後、ゲートウェイユニット10は、登録完了応答をDTスレーブへ発信して、スレーブ登録手順、即ち、ステージ2手順を完了する。
登録完了応答が、構成要請から2500ミリ秒以内に受信できなかった場合は、上のスレーブ構成手順及びこれに引き続くスレーブ登録手順が繰り返される。他の全てのDTスレーブについて、上記の登録が完了すると、DTマスタは各DTスレーブが家庭内警報ネットワークを構成するものとして認識し、同様に各DTスレーブがDTマスタを認識し、これにより、各DTスレーブが、第1通信ネットワーク、即ち家庭内警報ネットワークを介して、障害信号をDTマスタ及び他のDTスレーブへ送信でき、何れかのDTスレーブから障害信号を受信した時には、各DTスレーブが支援要求信号を第2通信ネットワークを介して直接ゲートウェイユニット10へ送信できることに加えて、DTマスタは、支援要求信号を第2通信ネットワークを介してゲートウェイユニット10へ送信できる。
図7は、DTスレーブの一つがシステムから削除された場合に、システムがどのように動作するかを示すタイムチャートを示す。DTスレーブ、例えば、ノード番号「01」を有するものが故障し、電源がオフになると、顧客は入力装置100を利用して、サーバ30内の端末登記テーブル37から、故障したDTスレーブのレコードを削除する。ゲートウェイユニット10の端末ステータステーブル17では、サーバ30に通信したときに、このレコードの変更が反映される。即ち、端末ステータステーブル17は、更新されて、故障したDTスレーブのレコードに、このレコードが削除されるべきであることを示す削除フラグを加える。この状況では、DTマスタは、登録されたDTスレーブが現在利用できるかどうかのチェックのためのステータスチェック手順を行うように機能する。ステータスチェック手順は、DTマスタの設定ボタン54を操作することで開始される。設定ボタン54を操作すると、構成/登録モジュール62がこれに応答して、全ての存在する、即ち登録されたDTスレーブについてのステータスチェック要求を発生して、端末登録テーブル67に登録されいる各DTスレーブが、ゲートウェイユニット10の端末ステータステーブル17に有効なものであるとして登録されているかどうかを調べる。DTマスタへ、ステータス要求承認が返されると、ゲートウェイユニット10は、端末登録テーブル67から故障したDTスレーブ、即ち、端末ステータステーブル17で削除フラグが付されたDTスレーブのレコード、を削除するスレーブ削除指令を与える。このスレーブ除去指令に応答して、DTマスタはその端末登録テーブルからこのレコードを削除し、スレーブ削除確認をゲートウェイユニットへ返すことで、ゲートウェイユニットは、削除フラグが付されたレコードを実際に削除することによって、みずからの端末ステータステーブルを更新する。他の故障していないDTスレーブ、例えば、ノード番号「02」で設定ボタン54が押されると、このDTスレーブは同様のステータスチェック要求、DTスレーブ「02」がゲートウェイユニットの端末ステータステーブルに記録されているかどうかの要求を送信し、ゲートウェイユニットからステータス要求承認を受けるが、DTスレーブの端末登録テーブル67に変更は必要とされない。
尚、ステータスチェック手順は、設定ボタン54を短い時間で、例えば、4秒以下、押すことによって開始される。他方、設定ボタン54を4秒を超える長い時間押せば、DTマスタやDTスレーブは、上記のステータスチェックを行った後、手動テストを行う。手動テストでは仮想の障害信号を発生させて、家庭内警報システムが反応して各検知端末から警報を発するかどうかをチェックする。この場合、ステータスチェック要求を送信してステータス要求承認を受信した後、DTマスタやDTスレーブはテスト要求をゲートウェイユニットへ送信し、ゲートウェイユニットはテスト要求承認を返す。テスト要求承認を受信すると、DTマスタやDTスレーブは、家庭内ネットワーク内で警報を発生させるための仮想の障害信号を与える手動テストモードに入ることが可能となる。この場合、ゲートウェイユニットは、得られる警報が偽であり単にテストの結果であることを認識するものである。
また、図11を参照して、後述するように、家庭内警報ネットワークで検出された障害状況が有る場合は、設定ボタンを長押しすると、警報停止信号を発生させる。
更に、各DTマスタやDTスレーブはそれぞれ、間欠的に動作される、すなわち、障害状況が検出されたかをチェックし、障害状況を検出するや否や障害信号及び支援要求信号送信するようにウェークアップする間欠動作モードとなる。図面においては、このような端末の間欠動作モードを「間欠動作」として表記している。また、DTマスタやDTスレーブの各々は、第2通信ネットワークが正常に動作しているかどうかをチェックするために、一定間隔で、ステータスチェック要求をゲートウェイユニットへ送信するように構成されている。
図8は、DTマスタが削除された時にシステムがどのように動作するかを示すタイムチャートを示す。DTマスタが故障して、システムから除外されると、顧客側では、サーバ30の端末登記テーブル37から故障したDTマスタのレコードを削除することが求められる。これにより、ゲートウェイユニット10は、自身の端末ステータステーブル17において、レコードの削除を反映して、端末ステータステーブル17を更新する。このような状況の下で、DTスレーブの一つ、この場合ノード番号「01」を持つDTスレーブの設定ボタン54が短押しされると、このDTスレーブはゲートウェイユニット10へステータスチェック要求を送信することによってステータスチェック手順を行う。しかしながら、ゲートウェイユニット10は、自身の端末ステータステーブル17内でDTマスタを認識することができないため、DTスレーブへステータス要求承認を返すことができない。設定ボタン54を短押しした後の所定の期間内で所定回数ステータスチェック要求の送信を繰り返した後、DTスレーブは、ゲートウェイユニット10に対して構成手順を行うことが許可される。DTスレーブから構成要請を受信すると、ゲートウェイユニット10は再構成ルーチンを行って家庭内警報ネットワークを再確立する。この再構成ルーチンは、構成指令を返送するゲートウェイユニット10によって継続され、この構成指令により受信側のDTスレーブは新たなマスタとして割り当てられ、自身の端末登録テーブル67をマスタ・スレーブ識別子「1」に更新する。すなわち、図6を参照して説明するように、ゲートウェイユニットと通信を確立した検知端末から構成要請を受信すると、ゲートウェイユニットは自身の端末ステータステーブルを参照し、構成要請を送信する検知端末のレコードが端末ステータステーブルにあり、マスタとして既に割り当てられた検知端末のレコードがこの端末ステータステーブルに無い時にのみ、構成要請を送信する検知端末に対して、割り当てモジュール16がマスタを割り当てることを許可する。
この時点で、ゲートウェイユニット10は端末ステータステーブル17を更新して、新たなDTマスタのマスタ・スレーブ識別子を書き替える。その後、DTマスタはステータスチェック要求をゲートウェイユニット10へ送信し、ここからDTマスタへステータス要求承認を返す。これにより、DTマスタは、ノード番号に関して残りのDTスレーブのレコードをクリアし、ゲートウェイユニットは、ノード番号に関して残りのDTスレーブのレコードをクリアする。続いて、ゲートウェイユニット10は、DTマスタと協働して、再構成ルーチンを行う準備を整える。すなわち、残りの各DTスレーブ、この場合ノート番号「02」のDTスレーブからの構成要請を受信すると、ゲートウェイユニット10は、新たなノード番号「01」、マスタ・スレーブ識別子「0」を指定する構成指令を発生して、これをDTスレーブへ送信し、これを受けたDTスレーブは自身の端末登録テーブル67をこれに対応させるように更新して、ステージ1手順(スレーブ構成手順)を完了する。この時点で、ゲートウェイユニット10は自身の端末ステータステーブル17を更新して、DTスレーブになされた変更を反映する。ゲートウェイユニット10よって作り出される構成指令には、登録指令が含まれ、これによってDTスレーブがステージ2手順(即ち、スレーブ登録手順)に移行するものであり、この手順は、図6を参照して詳述するように、構成要請を送信して新たなDTマスタをウェークアップさせることで開始され、ゲートウェイユニット10から登録完了応答を受信することで完了する。同様に、残りのDTスレーブの何れもが、設定ボタン54を短押しするだけで、上述の再構成ルーチンを完了する。存在する全てのDTスレーブについての再構成が完了すると、DTマスタやDTスレーブが個別のノード番号によってゲートウェイユニット10と送信することができることに加えて、新たなDTマスタは、その端末登録テーブル67を更新して、家庭内警報ネットワークでの通信のためのノード番号によってDTスレーブを認識できるようになる。
図9は、DTスレーブを新たなものに置き換える場合に、システムがどのように動作するかを示す別のタイムチャートを示す。登録されたDTスレーブ(例えば、ノード番号「01」)が故障した結果、新たな検知端末に交換しなければならなくなると、顧客は入力装置100を使用して故障したDTスレーブのレコードをサーバ30の端末登記テーブル37から削除し、新たに追加される検知端末のレコードをこの端末登記テーブル37に挿入する。このレコードの変更は、ゲートウェイユニット10がサーバ30と通信した時に、ゲートウェイユニット10の端末ステータステーブル17に反映される。この状況下では、新たなDTスレーブが通電によりゲートウェイユニット10と通信するようになると、ゲートウェイユニット10との相互作用により、上述したように、ステージ1手順とステージ2手順を完了して、マスタ・スレーブ識別子「0」と新たなノード番号が与えられ、これによって、新たなDTスレーブがゲートウェイユニット10並びにDTマスタで認識されてこれらとの間で確かな通信が行える。その後、DTマスタは設定ボタン54の短押しによって、端末登録テーブルに記録されているDTスレーブがシステムにおいて現時点で利用できるかどうかのステータスチェック手順を行う。すなわち、DTマスタはステータスチェック要求を作り出してゲートウェイユニット10へ送信して、端末登録テーブル67に記録されている各DTスレーブが、ゲートウェイユニット10の端末ステータステーブル17に有効な者として記録されているかを調べる。ゲートウェイユニット10がDTマスタへ、ステータス要求承認を返すと、端末ステータステーブル17に削除フラグが付けられた端末のレコードを端末登録テーブル67から削除するためのスレーブ削除指令を作り出す。DTマスタは、このスレーブ削除指令に応答して、その端末登録テーブル67からそのレコードを削除し、スレーブ削除確認をゲートウェイユニット10へ返して、このレコードを端末ステータステーブルからも削除することを完了する。その後、DTスレーブの設定ボタンが短押しされると、ステータスチェック要求がDTスレーブからゲートウェイユニット10へ送信されて、ゲートウェイユニット10からは、要求元のDTスレーブの端末登録テーブルについて変更は不要であることを示すステータス要求承認が返される。
DTマスタが故障して、新しいものと交換されると、図10に示すように、システムが動作する。この状況下では、使用者は、故障したDTマスタのレコードを削除し、新しい検知端末の端末コードを挿入することによって、サーバの端末登記テーブルを更新する。これに伴う変更は、ゲートウェイユニット10の端末ステータステーブル17に反映される。新しい検知端末が通電されて構成要請を送信することによってゲートウェイユニット10との通信を確立すると、ゲートウェイユニット10は端末ステータステーブル17にマスタとして割り当てられている検知端末のレコードがあるか否かをチェックし、マスタとして割り当てられた検知端末を示すレコードが端末ステータステーブルに無い場合にマスタをこの新しい検知端末に割り当てるための構成指令を送信することによってステージ1手順を完了する。このようにして、新たに追加された検知端末が新たなDTマスタとして認識される。その後、新たなDTマスタがステータスチェック要求をゲートウェイユニット10へ送信し、ここからDTマスタが端末ステータステーブルに記録されているとの確認のためのステータス要求承認を受信する。この時点では、DTマスタはその端末登録テーブル67にDTスレーブのレコードが入力されていないため、関連するDTスレーブを認識していない。また、ゲートウェイユニット10はこの端末ステータステーブルから各DTスレーブのノード番号をクリアしており、各DTスレーブがゲートウェイユニットと交信を試みようとして設定ボタンを短押ししたとしても、各DTスレーブへステータス承認を返すことができない。
次いで、DTマスタは設定ボタンが短押しされると、ステータスチェック要求を送信して、ゲートウェイユニット10に対して各DTスレーブからの構成要請並びにこれに引き続くステータスチェック要求を受け入れるように要求する。その後、DTスレーブは、ゲートウェイユニットに対して構成手順を行い、上述したような方式で、構成指令を受信してステージ1手順並びにステージ2手順を完了させることが許可され、これによって、DTスレーブがゲートウェイユニットから与えられたノード番号を持つスレーブとして再定義され、DTマスタの端末登録テーブルに記録される。このような方式によって、全ての現存するDTスレーブが再定義され、DTマスタ及びゲートウェイユニットによって認識される。
図11は、DTスレーブの一つで障害状況が検出された時にシステムがどのように動作するかを示す。この例では、ノード番号「01」を有するDTスレーブ(以後、検出DTスレーブと称す)が障害状況を検知してウェークアップされ、警報を発し、支援要求信号をゲートウェイユニット10へ送信する。ゲートウェイユニットは、これに応じて、支援要求信号をサーバ30へ中継して障害状況を報知し、支援要求承認を検出DTスレーブに返す。この直後、検出DTスレーブは障害信号を送信して、DTマスタ並びに他のDTスレーブ(以後、非検出DTスレーブと称す)をウェークアップさせる。障害信号に応答して、非検出DTスレーブは警報を発し、DTマスタは連動障害信号を作り出すと共にこれを非検出DTスレーブに送信することで、各DTスレーブが警報を発する。非検出DTスレーブが、何等かの一時的な通信エラーによって、ウェークアップすることができなかった場合、連動障害信号によってウェークアップされて警報を発する。検出DTスレーブ及び非検出DTスレーブは、ウェークアップした時、連動警報応答を、DTマスタに返し、DTマスタはこれに呼応して、支援要求信号をゲートウェイユニットへ繰り返して送信し、同時に連動障害信号を繰り返し検出DTスレーブ並びに非検出DTスレーブへ送信する連動モードに入る。
連動障害信号が繰り返し送信される状況で、設定ボタンが押されると、DTマスタは警報停止命令を検出DTスレーブ及び非検出DTスレーブに送信し、同時に、DTマスタがDTスレーブへ警報の停止を要求していることを示す警報ステータス信号をゲートウェイユニット10に送信する。警報停止命令及び警報ステータス信号は、例えば、90秒の所定の期間、繰り返して送信される。この期間の後、DTマスタは、検出及び非検出DTスレーブに対して、警報停止命令が受け入れられたことを示す警報停止応答を返すように要求する警報停止確認を送信する。しかしながら、検出DTスレーブが依然として障害状況を検出している間は、検出DTスレーブは、障害状況を示す警報停止応答を返し、DTマスタはこれに応じて、障害状況が無くなるまで連動障害信号の送信を継続し、DTマスタが警報停止命令を送信した後でも、検出DTスレーブにおいて障害状況が依然として検出されているとの情報を含む支援要求信号を、ゲートウェイユニット10へ送信することを継続する。
障害状況がなくなると、検出DTスレーブは警報停止要請をDTマスタに送信し、自身の警報を停止する。次いで、DTマスタはこれに応じて、警報停止確認命令を全てのDTスレーブに送信して、DTスレーブが警報停止の準備ができているかの情報を含む警報停止応答を返すように要求する。警報停止応答を受領すると、DTマスタは警報停止命令をDTスレーブに送信して個々のDTスレーブでの警報を停止させる。警報が停止されると、各DTスレーブは警報ステータスを示す警報停止応答をDTマスタに返し、間欠受信モードに入る。同様にして、DTマスタは、DTスレーブからの警報停止応答を受信すると、間欠受信モードに入る。更に、警報停止要請を受信した後で、警報停止応答を受信する迄は、DTマスタはDTマスタが検出DTスレーブから警報停止要請を受けたとの情報と共に警報ステータス信号をゲートウェイユニットへ送信するように機能する。
尚、検知端末は、障害状況が自身で検知された場合に、「ブーン・ブーン煙注意警告」なる音声警報を発し、他の検知端末で検知された場合は、「ブーン・ブーン 他の部屋での煙注意警告」なる音声警報を発するように設計されている。
検知端末が間欠動作モードにある時は、例えば、33時間毎の決まった間隔で、電池状態や検知端末が正常であるかどうかを示す他の幾つかのパラメータについての情報と共に、ステータスチェック要求を、ゲートウェイユニット10へ送信する。
本発明は、例示の実施形態を参照して記述しているが、クレームされた発明以外の改良発明を構築するために、上述において記載された個々の特徴を適切に組み合わせることができるものである。

Claims (4)

  1. ホームセキュリティ監視システムに使用される障害検出サブシステムであって、
    上記のホームセキュリティ監視システムは、コンピュータで構成されたサーバと入力装置とを有するものであり、
    前記コンピュータで構成されたサーバは顧客住宅に設置される複数の検知端末についての端末コードを保持する端末登記テーブルと、少なくとも一つの検知端末からの支援要求信号を受信するように構成されたプロセッサと、上記支援要求信号を受けたときに警告レポートを提供するように構成された警報手段とを備え、
    前記入力装置は、公衆コンピュータネットワークを介して上記サーバと通信して上記サーバでの上記の端末コードの入力と更新を行なうように構成されており、
    上記の障害検出サブシステムは、上記複数の検知端末と、ゲートウェイユニットとを備え、
    前記複数の検知端末は、顧客の住宅内での障害状況を検出して障害信号を発生するように構成され、各検知端末は他の検知端末に対して第1通信ネットワークを介して上記の障害信号を送信するための無線送受信機を備え、
    前記ゲートウェイユニットは、各住宅に設置されるもので、端末ステータステーブルと、上記サーバと公衆コンピュータネットワークを介して通信するための通信手段を有し、この通信手段は、上記の各検知端末との間で第2通信ネットワークを介して無線通信を確立するように構成され、
    上記の各検知端末は、自身が発生する上記の障害信号或いは他の検知端末の一つからの連動障害信号を受けた時に、警報を発する警報ユニットを備え、
    上記の各検知端末は、選択的にマスタやスレーブとして機能するように構成され、上記マスタは他の何れかの上記検知端末から上記の障害信号を受けたときに上記の連動障害信号を与えるように規定され、上記のスレーブは上記の障害信号を第1通信ネットワークを介して上記マスタに送信するように規定され、
    上記の各検知端末は、上記障害信号を発生した時に、或いは、他の何れかの上記検知端末から上記の障害信号を受けた時に、上記の支援要求信号を作り出し、これを上記の第2通信ネットワークを介して上記のゲートウェイユニットへ送信するように構成され、
    上記のゲートウェイユニットは、上記支援要求信号を受けた時にこれを上記サーバへ中継するように構成され、
    上記ゲートウェイユニットが割り当て手段を有し、この割り当て手段は、上記検知端末の内で電源の投入により上記ゲートウェイユニットと最初に通信を確立した検知端末を上記マスタとして割り当て、後に電源が投入されてゲートウェイユニットと通信する他の検知端末を上記スレーブとして割り当てるように構成され
    上記端末ステータステーブルは、上記の各検知端末についての上記の端末コードに加えて、どの検知端末が上記マスタや上記スレーブとして割り当てられたかを示すマスタ・スレーブ識別子を記憶し、
    上記ゲートウェイユニットは、電源投入により上記ゲートウェイユニットと通信を確立する検知端末から送信される構成要請に応答して、上記端末ステータステーブルを参照し、上記端末ステータステーブルが、この構成要請を送信する検知端末の端末コードを有し、且つ上記マスタとして既に記録されている検知端末の端末コードが無い場合のみ、上記割り当て手段がこの構成要請を送信する検知端末をマスタに割り当てることを許可するようにプログラムされ、
    上記の各検知端末は端末登録テーブルを有し、この端末登録テーブルは、上記の端末コードと、上記マスタや上記スレーブを特定するマスタ・スレーブ識別子、及び自身の端末を他の端末と区別するためのノード番号を記憶するように構成され、
    上記の各検知端末は、最初に通電されて上記ゲートウェイユニットに通信した時に、自身の端末コードを伴う構成要請を上記ゲートウェイユニットに送信し、
    上記ゲートウェイユニットは、この構成要請を送信する検知端末が、上記端末ステータステーブルに記録されているかどうかをチェックし、この検知端末が記録されておれば、検知端末に対してマスタかスレーブであるかを割り当てるための構成指令を上記割り当て手段から送信するように構成され、
    上記割り当て手段は、上記検知端末が上記端末ステータステーブルにスレーブとして割り当てられるものとして記録されているか、或いは上記端末ステータステーブルが上記マスタの変更を示す場合、登録指令をこの検知端末へ送信するようにプログラムされ、
    上記の各検知端末は、上記の登録指令を受けて、下記の手順を実行する端末登録を行うようにプログラムされている、
    a)上記マスタに対して、上記ゲートウェイユニットから上記検知端末の端末コードが上記端末ステータステーブルに記録されているかの認可を求めることを要求し、
    b)この認可を受信した時には、上記マスタに対して、要求元の検知端末に上記ノード番号を振り分けて、振り分けられたノード番号を上記ゲートウェイユニットに送信するように要求し、
    c)上記マスタに対して、上記の振り分けられたノード番号を要求元の検知端末の端末コード及びマスタ・スレーブ識別子と関連させて上記マスタの上記端末登録テーブルに入力するように要求し、
    d)要求元の検知端末の上記端末登録テーブルに、取得したノード番号をこの要求元の検知端末の端末コード及びマスタ・スレーブ識別子に関連させて記憶させると共に、上記マスタについての端末コードと所定のノード番号を記憶させる
    とを特徴とする障害検出サブシステム。
  2. 上記の各検知端末は、自身がマスタとして割り当てられた時には、上記端末登録テーブルに、全ての検知端末に関する、上記の端末コードと、マスタ・スレーブ識別子、上記のノード番号を記憶するように構成され、
    上記の各検知端末は、上記スレーブとして割り当てられた時には、自身の上記端末登録テーブルに、自身の上記の端末コード、マスタ・スレーブ識別子、上記ノード番号に加えて、上記マスタの端末コード、マスタ・スレーブ識別子、及びノード番号を記録するように構成され、
    各検知端末は、構成手段と設定ボタンを備え、設定ボタンが操作されたときに上記構成手段が動作して、上記構成要請を上記ゲートウェイユニットへ送信して、ゲートウェイユニットから構成指令を受信してマスタやスレーブとして割り当てられるように構成され、
    上記ゲートウェイユニットは、上記端末ステータステーブルが上記マスタとして割り当てられた検知端末の端末コードが無くて、少なくとも一つの検知端末が存在しているとの条件が満足されているかをチェックし、この条件が満たされている場合で、上記の端末ステータステーブルに記録されている上記の残りの検知端末のいずれかからの上記構成要請を受けた時に、下記のステップからなる再構成ルーチンを実行するように構成される、
    a)上記端末ステータステーブルから、全ての残存する検知端末についての、マスタ・スレーブ識別子とノード番号を削除し、
    b)残存する検知端末の内でその設定ボタンを操作した後に最初に上記ゲートウェイユニットと通信を確立した検知端末をマスタに割り当て、その他の検知端末の設定ボタンが操作された時に、前記その他の検知端末に対して、上記構成指令と上記登録指令を送信する
    とを特徴とする請求項1に記載の障害検出サブシステム。
  3. 上記スレーブは、上記障害信号を発生した時に、最初に上記支援要求信号を上記ゲートウェイユニットへ送信し、その後、上記障害信号を上記マスタへ送信するようにプログラムされ、
    ゲートウェイユニットは、支援要求信号を前記マスタ及び前記スレーブのいずれかから受けたときに、支援要求信号をサーバに送信するようにプログラムされたことを特徴とする請求項1に記載の障害検出サブシステム。
  4. 上記第1通信ネットワークと上記第2通信ネットワークとは、互いに異なる通信プロトコルを備えるように構成されたことを特徴とする請求項に記載の障害検出サブシステム。
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