JP5237032B2 - 金属部材製造方法、圧子及び金属部材製造装置 - Google Patents

金属部材製造方法、圧子及び金属部材製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、金属材料に残留応力を付与して疲労寿命を改善する金属部材製造方法、その方法に使用される圧子、及び金属部材製造装置に関する。
孔が形成された金属部材は、様々な構造物に用いられている。疲労強度の高い金属部材が特に航空機用に必要とされている。
特許文献1乃至4は、孔が形成された金属板材の疲労寿命を改善する方法を開示している。図1乃至3を参照して、この方法を説明する。
図1を参照して、板状の被加工物290は、表面291とその反対側の裏面292とを備える。裏面292に裏当金299を当てた状態で、圧子セット200を表面291側から被加工物290に押し付ける。圧子セット200は被加工物290の孔を形成しようとする孔形成予定領域に押し付けられる。
図2を参照して、圧子セット200の押し付けにより、被加工物290の孔形成予定領域にディンプル293が形成される。その後、ドリル300を用いて孔形成予定領域に貫通孔を形成する。
図3は、貫通孔を形成する前の被加工物290を示す。ディンプル293の周囲に塑性変形領域294が形成される。残留応力分布296は、孔形成後の被加工物290の残留応力分布を示す。残留応力分布296は、ディンプル293の中心を通る直線L200に沿った残留応力分布を示す。
ディンプル293形成箇所にドリル300で貫通孔を明けると、貫通孔の周囲に圧縮残留応力が付与されているため、被加工物290の疲労寿命が改善される。
特表平7−500773号公報 米国特許第6389865号公報 米国特許第6742376号公報 米国特許第7131310号公報
本発明の目的は、孔のサイズが大きい場合であっても比較的低いプレス荷重で孔の周囲に残留応力を付与することに適した金属部材製造方法、圧子及び金属部材製造装置を提供することである。プレス荷重は、孔の面積に比例して大きくなるため、従来法だと、大きな孔になると大型プレス装置が必要になり、孔サイズに制限があった。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による金属部材製造方法は、金属材料(90)の第1部分をプレスしないで前記金属材料の第2部分をプレスするステップと、前記第2部分をプレスしないで前記第1部分をプレスするステップとを具備する。前記金属材料は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。前記第1部分及び前記第2部分は前記孔形成予定領域に含まれる。
前記孔形成予定領域の形状は円であることが好ましい。前記第2部分は前記第1部分に対して前記円の周方向に位置がずれている。
前記孔形成予定領域は、前記第1部分及び前記第2部分に対して前記円の半径方向に位置がずれた第3部分を含むことが好ましい。金属部材製造方法は、前記第1部分及び前記第2部分をプレスしないで前記第3部分をプレスするステップを更に具備することが好ましい。
金属部材製造方法は、前記孔形成予定領域に前記貫通孔を形成するステップを更に具備することが好ましい。
本発明による圧子(12、13、31)は、円を周方向に分割した形状のプレス面(12a、13a、31a)を具備する。
前記形状は、前記円の第1半径と、前記円の第2半径と、前記第1半径及び前記第2半径の間にある前記円の円弧と、前記第1半径及び前記第2半径の間にある前記円と同心の小円の円弧とによって囲まれた図形であることが好ましい。
本発明による金属部材製造装置は、プレス方向としての第1方向に平行な第1回転軸(S2)まわりに回転する第1ターンテーブル(42B)と、前記第1ターンテーブルに取り付けられた第1圧子(12、31)と、前記第1圧子を前記第1方向に動かして金属材料(90)に押し付ける第1アクチュエータ(43B)と、前記第1圧子に作用する荷重を計測する第1ロードセル(44B)とを具備する。前記金属材料は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。前記孔形成予定領域は第1部分及び第2部分を含む。前記第1圧子は前記第1回転軸から偏心した第1プレス面(12a、31a)を備える。前記第1アクチュエータは、前記第1ターンテーブルが第1回転位置にあるときに前記第1プレス面を前記第1部分に押し付け、前記第1ターンテーブルが前記第1回転位置と異なる第2回転位置にあるときに前記第1プレス面を前記第2部分に押し付ける。
金属部材製造装置は、前記第1方向に平行な第2回転軸(S1)まわりに回転する第2ターンテーブル(42)と、前記第2ターンテーブルに取り付けられた前記第1方向に移動可能な第2圧子(11)と、前記第2圧子を前記第1方向に動かして前記金属材料に押し付ける第2アクチュエータ(43A)と、前記第2圧子に作用する荷重を計測する第2ロードセル(44A)とを更に具備することが好ましい。前記第1ターンテーブルは、前記第1回転軸まわりに回転可能なように、前記第2ターンテーブルに取り付けられる。前記第1回転軸は、前記第2回転軸を中心とする円周(X)上に配置される。前記第2圧子は円形の第2プレス面(11a)を備える。前記第2プレス面の中心を通り前記第1方向に平行な第2プレス面中心軸(C1)は、前記円周上に配置される。
金属部材製造装置は、前記第2ターンテーブルに取り付けられたドリル(47)を更に具備することが好ましい。前記ドリルの回転軸(S4)は、前記第1方向と平行となるように、前記円周上に配置される。
金属部材製造装置は、前記第2ターンテーブルに取り付けられたリーマ(48)を更に具備することが好ましい。前記リーマの回転軸(S5)は、前記第1方向と平行となるように、前記円周上に配置される。
金属部材製造装置は、前記第1方向に垂直な第2方向に伸びるガイド(81)と、前記第1方向及び前記第2方向に垂直な第3方向に伸びるビーム(82)と、前記ビームに沿って移動可能なように前記ビームに取り付けられた基部(41)と、前記ビームを前記ガイドに沿って移動する第1移動装置(83A)と、前記基部を前記ビームに沿って移動する第2移動装置(83B)とを更に具備することが好ましい。前記第1ターンテーブルは、前記第1回転軸まわりに回転可能なように、前記基部に取り付けられる。
金属部材製造装置は、前記第1方向に垂直な第2方向に伸びるガイド(81)と、前記第1方向及び前記第2方向に垂直な第3方向に伸びるビーム(82)と、前記ビームに沿って移動可能なように前記ビームに取り付けられた基部(41)と、前記ビームを前記ガイドに沿って移動する第1移動装置(83A)と、前記基部を前記ビームに沿って移動する第2移動装置(83B)とを更に具備することが好ましい。前記第2ターンテーブルは、前記第2回転軸まわりに回転可能なように、前記基部に取り付けられる。
本発明による金属部材製造装置は、第1方向に平行な第1回転軸(S1)まわりに回転するターンテーブル(42)と、前記ターンテーブルに取り付けられた前記第1方向に移動可能な第1圧子(21)と、前記第1圧子を前記第1方向に動かして金属材料(90)に押し付ける第1アクチュエータ(43E)と、前記第1圧子に作用する荷重を計測する第1ロードセル(44E)と、前記ターンテーブルに取り付けられた前記第1方向に移動可能な第2圧子(22)と、前記第2圧子を前記第1方向に動かして前記金属材料に押し付ける第2アクチュエータ(43F)と、前記第2圧子に作用する荷重を計測する第2ロードセル(44F)とを具備する。前記第1圧子は円形の第1プレス面(21a)を備える。前記第2圧子は、第1円の第1円周と前記第1円と同心で前記第1円より大きい第2円の第2円周とで囲まれる形状の第2プレス面(22a)を備える。前記第1プレス面の中心を通り前記第1方向に平行な第1プレス面中心軸(C2)は前記第1回転軸を中心とする円周(X)上に配置される。前記第2プレス面の中心を通り前記第1方向に平行な第2プレス面中心軸(C3)は前記円周上に配置される。前記金属材料は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。前記孔形成予定領域は第1部分と前記第1部分の周囲の第2部分とを含む。前記第1アクチュエータは、前記ターンテーブルが第1回転位置にあるときに前記第1プレス面を前記第1部分に押し付ける。前記第2アクチュエータは、前記ターンテーブルが前記第1回転位置と異なる第2回転位置にあるときに前記第2プレス面を前記第2部分に押し付ける。
本発明による金属部材製造装置は、第1圧子(21、12、31)及び第2圧子(22、12、31)を含む圧子セット(20、10、30)と、前記第1圧子及び前記第2圧子が独立して第1方向に移動可能なように前記圧子セットを保持する圧子ホルダ(45K)と、負荷盤(52)と、前記負荷盤を前記第1方向に動かすアクチュエータ(43K)と、シム交換装置(60)とを具備する。前記負荷盤と金属材料(90)の間に前記圧子セットが配置される。前記金属材料は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。前記孔形成予定領域は前記第1部分及び前記第2部分を含む。前記シム交換装置が第1シム(101、112、122)を前記負荷盤及び前記圧子セットの間に配置しているとき、前記アクチュエータは前記負荷盤を前記金属材料に向かって動かし、前記第1シムは前記負荷盤に当たって前記第1圧子を前記第1部分に押し付ける。前記シム交換装置が第2シム(102、113、123)を前記負荷盤及び前記圧子セットの間に配置しているとき、前記アクチュエータは前記負荷盤を前記金属材料に向かって動かし、前記第2シムは前記負荷盤に当たって前記第2圧子を前記第2部分に押し付ける。
前記第1圧子は、前記第1部分に押し付けられる第1プレス面(12a、31a)を備える。前記第2圧子は、前記第2部分に押し付けられる第2プレス面(12a、31a)を備える。前記第1プレス面及び前記第2プレス面はそれぞれ、円を周方向に分割した形状を有することが好ましい。
前記孔形成予定領域は、第3部分を含むことが好ましい。前記圧子セットは、第3圧子(11)を含むことが好ましい。前記圧子ホルダは、前記第1圧子、前記第2圧子及び前記第3圧子が独立して前記第1方向に移動可能なように前記圧子セットを保持する。前記第1圧子及び前記第2圧子は前記第3圧子の周囲に配置される。前記シム交換装置が第3シム(111、121)を前記負荷盤及び前記圧子セットの間に配置しているとき、前記アクチュエータは前記負荷盤を前記金属材料に向かって動かし、前記第3シムは前記負荷盤に当たって前記第3圧子を前記第3部分に押し付ける。前記第3圧子は、前記第3部分に押し付けられる第3プレス面(11a)を備える。前記第3プレス面は、円形である。
金属部材製造装置は、送り装置(70)を更に具備することが好ましい。前記送り装置は、前記金属材料を前記第1方向に垂直な第2方向に送る第1ローラー(71A、72A)と、前記金属材料を前記第1方向及び前記第2方向に垂直な第3方向に送る第2ローラー(71B、72B)とを備える。
本発明によれば、孔のサイズが大きい場合であっても比較的低いプレス荷重で孔の周囲に残留応力を付与することに適した金属部材製造方法、圧子及び金属部材製造装置を提供することである。
添付図面を参照して、本発明による金属部材製造方法、圧子及び金属部材製造装置を実施するための最良の形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図4は、本発明の第1の実施形態に係る圧子セット10を用いた冷間加工により被加工物90に残留応力を付与する工程を示す。被加工物90は、表面91と裏面92とを有する板状の金属材料である。裏面92に裏当金99を当てた状態で、圧子セット10で被加工物90を表面91側からプレスする。被加工物90は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。貫通孔及び孔形成予定領域は円形である。
図5に示すように、圧子セット10は、圧子11と、複数の圧子12を含む。圧子11は円形のプレス面11aを備え、圧子12は円(大円)を周方向に分割した形状のプレス面12aを備える。プレス面12aの形状は、大円の第1半径と、大円の第2半径と、第1半径及び第2半径の間にある大円の円弧と、第1半径及び第2半径の間にある小円の円弧とによって囲まれた図形である。大円及び小円は同心円である。小円の半径はプレス面11aの半径に長さが一致する。第1半径と第2半径のなす角θは、例えば、40度である。このとき、圧子12の数は9である。圧子11及び複数の圧子12を図5に示すように束ねたとき、プレス面11a及び複数のプレス面12aは、大円を形成する。大円の直径、孔形成予定領域の直径は、貫通孔の直径に長さがほぼ一致する。正確には、大円及び孔形成予定領域の直径を、貫通孔の直径より若干小さくするのが良い。
図6に示すように、圧子セット10を用いて孔形成予定領域をプレスすることにより、孔形成予定領域にディンプル93が形成され、ディンプル93の周囲に塑性変形領域94が形成される。第1半径と第2半径のなす角θを40度とすると、孔形成予定領域(及びそこに形成されたディンプル93)は、第1乃至第10部分を含む。第2乃至第10部分は、第1部分を中心とする円周上に等間隔で配置されている。第2乃至第10部分の各々は、第1部分に対して孔形成予定領域の円の半径方向外側に位置がずれている。第2乃至第10部分は、互いに孔形成予定領域の円の周方向に位置がずれている。第1部分にプレス面11aを押し付けて第1部分をプレスする。次に、第2部分に第1の圧子12のプレス面12aを押し付けて第2部分をプレスする。同様に、第2乃至第9の圧子12を用いて第3乃至第10部分を次々とプレスする。
孔形成予定領域全体のプレスが終了したら、孔形成予定領域(ディンプル93)に貫通孔を形成する。残留応力分布96は、孔形成後の被加工物90の残留応力分布を示す。残留応力分布96は、ディンプル93の中心を通る直線L1に沿った残留応力分布を示す。ディンプル93形成箇所に明けた貫通孔の周囲に圧縮残留応力が付与されているため、被加工物90の疲労寿命が改善される。
本実施形態においては、孔形成領域の複数の部分を次々にプレスすることで被加工物90に残留応力を付与している。すなわち、一の部分をプレスしているときに残りの部分をプレスしない。したがって、孔形成領域の各部分をプレスするときに必要な荷重は、孔形成領域全体を一度にプレスするときに必要な荷重より小さい。例えば、プレス面11a及びプレス面12aの面積が等しい場合、プレス面11a又はプレス面12aを被加工物90に押し付けてプレスするときに必要な荷重は、孔形成領域全体を一度にプレスするときに必要な荷重の10分の1である。
ゆえに、本実施形態に係る圧子セット10及び金属部材製造方法は、貫通孔のサイズが大きい場合であっても、比較的低い荷重で貫通孔の周囲に残留応力を付与することが可能である。したがって、大きなプレス装置が必要になるため従来法を適用不可能な貫通孔のサイズが大きい場合であっても、被加工物90から製造される金属部材の疲労寿命が改善される。
図7は、圧子セット10を用いた他の残留応力付与工程を示している。ここでは、裏面92に裏当金99を当てるかわりに、別の圧子セット10で裏面92側からも被加工物90をプレスする。被加工物90を表面91側と裏面92側とから対称にプレスすることで、被加工物90に歪みが生じにくくなる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態に係る圧子セット20を用いて被加工物90に残留応力を付与する工程を示す。被加工物90は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。貫通孔及び孔形成予定領域は円形である。裏面92に裏当金99を当てた状態で、圧子セット20で被加工物90を表面91側からプレスする。
図9に示すように、圧子セット20は、圧子21乃至24を含む。圧子21は円形のプレス面21aを備える。圧子22は、第1円の円周と第1円と同心で第1円より大きい第2円の円周とで囲まれる形状のプレス面22aを備える。第1円の半径はプレス面21aの半径に長さが一致する。圧子23は、第2円の円周と第2円と同心で第2円より大きい第3円の円周とで囲まれる形状のプレス面23aを備える。圧子24は、第3円の円周と第3円と同心で第3円より大きい第4円の円周とで囲まれる形状のプレス面24aを備える。図9に示すように、圧子21の外側に圧子22を配置し、圧子22の外側に圧子23を配置し、圧子23の外側に圧子24を配置すると、プレス面21a乃至24aは、第4円を形成する。第4円の直径、孔形成予定領域の直径は、この後に明ける貫通孔の直径にほぼ一致する。
孔形成予定領域は、第1部分と、第1部分の外側の第2部分と、第2部分の外側の第3部分と、第3部分の外側の第4部分とを備える。第1乃至第4部分は、同心円状に配置されている。第1部分にプレス面21aを押し付けて第1部分をプレスする。次に、第2部分にプレス面22aを押し付けて第2部分をプレスする。次に、第3部分にプレス面23aを押し付けて第3部分をプレスする。次に、第4部分にプレス面24aを押し付けて第4部分をプレスする。
上述のようにして、第1の実施形態の場合と同様に表面91にディンプル93が形成され、ディンプル93の周囲に残留応力が付与される。その後、孔形成予定領域(ディンプル93)に貫通孔を形成する。
本実施形態において、プレス面21a乃至プレス面24aの面積を等しくすることがプレス荷重を全て同じにできる点で好ましい。ここで、圧子セット20を構成する圧子の数を増やすと、一番外側の圧子(例えば圧子24)のプレス面の幅が狭くなり、一番外側の圧子の強度が低下する。このため、この方式では分割数を高めることが難しい。圧子セット10においては、このような強度の低下が防がれる。
裏面92に裏当金99を当てるかわりに、別の圧子セット20で裏面92側からも被加工物90をプレスしてもよい。被加工物90を表面91側と裏面92側とから対称にプレスすることで、被加工物90に歪みが生じにくくなる。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態に係る圧子セット30を用いて被加工物90に残留応力を付与する工程を示す。被加工物90は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。貫通孔及び孔形成予定領域は円形である。裏面92に裏当金99を当てた状態で、圧子セット30で被加工物90を表面91側からプレスする。
図11に示すように、圧子セット30は、複数の圧子31を含む。圧子31は、円を周方向に分割した形状のプレス面31aを備える。プレス面31aは扇形である。扇形の頂点の角度θは、例えば、40度である。このとき、圧子31の数は9である。複数の圧子31を図11に示すように束ねたとき、複数のプレス面31aは、円を形成する。この円の直径、孔形成予定領域の直径は、貫通孔の直径と長さがほぼ一致する。
孔形成予定領域は、第1乃至第9部分を含む。第1乃至第9部分は円周上に等間隔で配置されている。第1乃至第9部分は、互いに孔形成予定領域の円の周方向に位置がずれている。第1部分に第1の圧子31を押し付けて第1部分をプレスする。同様に、第2乃至第9の圧子31を用いて第2乃至第9部分を次々とプレスする。
上述のようにして、第1の実施形態の場合と同様に表面91にディンプル93が形成され、ディンプル93の周囲に残留応力が付与される。その後、孔形成予定領域(ディンプル93)に貫通孔を形成する。
本実施形態において、圧子セット30を構成する圧子の数を増やすために角度θを小さくすると、圧子の頂点部分の強度が低下する。また、頂点部分によって形成されるディンプル面がきれいにできない。圧子セット10においては、このような強度の低下が防がれると同時に、ディンプル面の形成もうまくいく。
裏面92に裏当金99を当てるかわりに、別の圧子セット30で裏面92側からも被加工物90をプレスしてもよい。被加工物90を表面91側と裏面92側とから対称にプレスすることで、被加工物90に歪みが生じにくくなる。
(第4の実施形態)
図12は、本発明の第4の実施形態に係る金属部材製造装置が備えるユニット4Aを示す。ユニット4Aは、被加工物90に残留応力を付与する。裏面92に裏当金99を当てた状態で、ユニット4Aは被加工物90を表面91側からプレスする。
ユニット4Aは、基部41と、ターンテーブル42と、ターンテーブル42に取り付けられたサブユニット40A及び40Bを備える。ターンテーブル42は、第1方向に平行な回転軸S1まわりに回転可能なように、基部41に取り付けられる。第1方向は、表面91に垂直である。サブユニット40Aは、アクチュエータ43Aと、ロードセル44Aと、圧子ホルダ45Aと、圧子11を備える。圧子ホルダ45Aは、ロードセル44Aに取り付けられている。ロードセル44Aは、アクチュエータ43Aを介してターンテーブル42に取り付けられている。圧子ホルダ45Aは圧子11を保持する。アクチュエータ43Aは圧子ホルダ45Aを第1方向に平行に動かす。ロードセル44Aは、圧子11に作用する荷重を測定する。圧子11は、記述のとおり、円形のプレス面11aを備える。プレス面11aの中心を通るプレス面11aの中心軸C1は、第1方向に平行である。圧子11は、中心軸C1に沿って動く。サブユニット40Bは、ターンテーブル42Bと、アクチュエータ43Bと、ロードセル44Bと、圧子ホルダ45Bと、圧子12を備える。ターンテーブル42Bは、第1方向に平行な回転軸S2まわりに回転可能なように、ターンテーブル42に取り付けられている。圧子ホルダ45Bは、ロードセル44Bに取り付けられている。ロードセル44Bは、アクチュエータ43Bを介してターンテーブル42Bに取り付けられている。圧子ホルダ45Bは圧子12を保持する。アクチュエータ43Bは、ターンテーブル42Bに固定され、圧子ホルダ45Bを第1方向に平行に動かす。ロードセル44Bは圧子12に作用する荷重を測定する。
図13を参照して、中心軸C1及び回転軸S2は、回転軸S1を中心とする円周X上に配置される。圧子ホルダ45Bは、プレス面12aが回転軸S2から偏心するように圧子12を保持する。回転軸S2は、プレス面12aを通らない。
図12を参照してユニット4Aが被加工物90に残留応力を付与する工程を説明する。
被加工物90は、表面91と裏面92とを有する板状の金属材料である。被加工物90は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。貫通孔及び孔形成予定領域は円形である。孔形成予定領域は、中心部分と、複数の周辺部分とを含む。複数の周辺部分は、中心部分を中心とする円周上に等間隔で配置されている。複数の周辺部分の各々は、中心部分に対して孔形成予定領域の円の半径方向外側に位置がずれている。複数の周辺部分は、互いに孔形成予定領域の円の周方向に位置がずれている。ターンテーブル42は、中心軸C1が中心部分を通る回転軸S1に関する第1回転位置と、回転軸S2が中心部分を通る回転軸S1に関する第2回転位置とをとる。アクチュエータ43Aは、ターンテーブル42が回転軸S1に関する第1回転位置にあるとき、プレス面11aを中心部分に押し付けて中心部分をプレスする。次に、ターンテーブル42が基部41に対して回転して回転軸S1に関する第2回転位置をとる。ターンテーブル42Bが回転軸S2に関する第1回転位置をとるとき、アクチュエータ43Bはプレス面12aを複数の周辺部分の一つに押し付けてその周辺部分をプレスする。次に、ターンテーブル42Bがターンテーブル42に対して回転して回転軸S2に関する第2回転位置をとる。アクチュエータ43Bはプレス面12aを隣の周辺部分に押し付けて隣の周辺部分をプレスする。このように、複数の周辺部分が次々とプレスされる。
ここで、複数の周辺部分に含まれる隣り合う周辺部分は、重なる部分を有してもよく、重なる部分を有さなくてもよい。
図14は、プレス面12aの角θが180度の場合を示している。複数の周辺部分の数が2の場合、2つの周辺部分は重なる部分を有しない。複数の周辺部分の数が3以上の場合、複数の周辺部分に含まれる隣り合う周辺部分は重なる部分を有する。
2つのユニット4Aを用いて被加工物90を表面91側と裏面92側とから対称にプレスして被加工物90に残留応力を付与してもよい。
圧子12を圧子31で置き換えてもよい。この場合、サブユニット40A及びターンテーブル42が取り除かれ、ターンテーブル42Bが基部41に直接取り付けられる。
(第5の実施形態)
図15は、本発明の第5の実施形態に係る金属部材製造装置が備えるユニット4Bを示す。ユニット4Bは、サブユニット40Bがサブユニット40B’で置き換えられている点を除いてユニット4Aと同様に構成されている。サブユニット40B’は、アクチュエータ43Bと、ロードセル44Bと、ターンテーブル42Bと、圧子ホルダ45Bと、圧子12を備える。アクチュエータ43Bはターンテーブル42に固定されている。ターンテーブル42Bは回転軸S2まわりに回転可能、且つ、第1方向に平行に移動可能で、ロードセル44Bに取り付けられている。ロードセル44Bは、アクチュエータ43Bを介してターンテーブル42に取り付けられている。圧子ホルダ45Bはターンテーブル42Bに固定されている。圧子ホルダ45Bは圧子12を保持する。アクチュエータ43Bは、ターンテーブル42Bを第1方向に平行に動かす。
ユニット4Bが被加工物90に残留応力を付与する工程はユニット4Aが被加工物90に残留応力を付与する工程と同様である。
(第6の実施形態)
図16は、本発明の第6の実施形態に係る金属部材製造装置が備えるユニット4Cを示す。ユニット4Cは、ユニット4Aにサブユニット40Cが追加されたものである。サブユニット40Cは、ターンテーブル42Cと、アクチュエータと、ロードセルと、圧子ホルダ45Cと、圧子13を備える。ターンテーブル42Cは、第1方向に平行な回転軸S3まわりに回転可能で、ターンテーブル42に取り付けられている。圧子ホルダ45Cは、第1方向に平行に移動可能なターンテーブル42Cに取り付けられている。圧子ホルダ45Cは圧子13を保持する。アクチュエータは、ターンテーブル42に固定され、圧子ホルダ45Cを第1方向に平行に動かす。ロードセルは圧子13に作用する荷重を測定する。回転軸S3は円周X上に配置される。圧子ホルダ45Cは、圧子13のプレス面13aが回転軸S3から偏心するように圧子13を保持する。回転軸S3は、プレス面13aを通らない。
図17を参照して、プレス面11a、12a及び13aを説明する。プレス面13aは、円(大円)を周方向に分割した形状を有する。プレス面13aの形状は、大円の第1半径と、大円の第2半径と、第1半径及び第2半径の間にある大円の円弧と、第1半径及び第2半径の間にある中円の円弧とによって囲まれた図形である。中円は、大円より小さく、大円の同心円である。プレス面12aは、円(中円)を周方向に分割した形状を有する。プレス面12aの形状は、第1半径と、第2半径と、第1半径及び第2半径の間にある中円の円弧と、第1半径及び第2半径の間にある小円の円弧とによって囲まれた図形である。小円は、中円より小さく、大円の同心円である。プレス面11aは、小円に対応する円形である。第1半径と第2半径のなす角θは、例えば、40度である。角θは、他の角度であってもよい。
ユニット4Cが被加工物90に残留応力を付与する工程を以下に説明する。
被加工物90は、表面91と裏面92とを有する板状の金属材料である。被加工物90は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。貫通孔及び孔形成予定領域は円形である。孔形成予定領域は、中心部分と、複数の周辺部分と、複数の外側周辺部分を含む。複数の周辺部分は、中心部分を中心とする円周上に等間隔で配置されている。複数の周辺部分は、互いに孔形成予定領域の円の周方向に位置がずれている。複数の外側周辺部分は、中心部分を中心とする円周上に等間隔で配置されている。複数の外側周辺部分は、複数の周辺部分よりも外側に位置する。複数の外側周辺部分は、互いに孔形成予定領域の円の周方向に位置がずれている。ユニット4Cは、中心部分及び複数の周辺部分をユニット4Aと同様にプレスする。中心部分及び複数の周辺部分をプレスした後、ターンテーブル42が基部41に対して回転して回転軸S1に関する第3回転位置をとる。このとき、回転軸S3は中心部分を通る。ターンテーブル42Cが回転軸S3に関する第1回転位置をとるとき、アクチュエータはプレス面13aを複数の外側周辺部分の一つに押し付けてその外側周辺部分をプレスする。次に、ターンテーブル42Cがターンテーブル42に対して回転して回転軸S3に関する第2回転位置をとる。アクチュエータはプレス面13aを隣の外側周辺部分に押し付けて隣の外側周辺部分をプレスする。このように、複数の外側周辺部分が次々とプレスされる。
ここで、複数の外側周辺部分に含まれる隣り合う外側周辺部分は、重なる部分を有してもよく、重なる部分を有さなくてもよい。
2つのユニット4Cを用いて被加工物90を表面91側と裏面92側とから対称にプレスして被加工物90に残留応力を付与してもよい。
(第7の実施形態)
図18及び図19を参照して本発明の第7の実施形態に係る金属部材製造装置が備えるユニット4Dを説明する。ユニット4Dは、被加工物90に残留応力を付与する。裏面92に裏当金99を当てた状態で、ユニット4Dは被加工物90を表面91側からプレスする。ユニット4Dは、基部41と、ターンテーブル42と、ターンテーブル42に取り付けられたサブユニット40E乃至40Hを備える。ターンテーブル42は、第1方向に平行な回転軸S1まわりに回転可能なように、基部41に取り付けられる。
サブユニット40Eは、アクチュエータ43Eと、ロードセル44Eと、圧子ホルダ45Eと、圧子21を備える。圧子ホルダ45Eは、ロードセル44Eに取り付けられている。ロードセル44Eは、アクチュエータ43Eを介してターンテーブル42に取り付けられている。圧子ホルダ45Eは圧子21を保持する。アクチュエータ43Eは圧子ホルダ45Eを第1方向に平行に動かす。ロードセル44Eは、圧子21に作用する荷重を測定する。圧子21は、記述のとおり、円形のプレス面21aを備える。プレス面21aの中心を通るプレス面21aの中心軸C2は、第1方向に平行である。圧子21は、中心軸C2に沿って動く。中心軸C2は回転軸S1を中心とする円周X上に配置されている。
サブユニット40Fは、アクチュエータ43Fと、ロードセル44Fと、圧子ホルダ45Fと、圧子22を備える。圧子ホルダ45Fは、ロードセル44Fに取り付けられている。ロードセル44Fは、アクチュエータ43Fを介してターンテーブル42に取り付けられている。圧子ホルダ45Fは圧子22を保持する。アクチュエータ43Fは圧子ホルダ45Fを第1方向に平行に動かす。ロードセル44Fは、圧子22に作用する荷重を測定する。圧子22は、記述のとおり、第1円の円周と第2円の円周とで囲まれる形状のプレス面22aを備える。プレス面22aの中心を通るプレス面22aの中心軸C3は、第1方向に平行である。圧子22は、中心軸C3に沿って動く。中心軸C3は円周X上に配置されている。
サブユニット40Gは、アクチュエータ43Gと、ロードセル44Gと、圧子ホルダ45Gと、圧子23を備える。圧子ホルダ45Gは、ロードセル44Gに取り付けられている。ロードセル44Gは、アクチュエータ43Gを介してターンテーブル42に取り付けられている。圧子ホルダ45Gは圧子23を保持する。アクチュエータ43Gは圧子ホルダ45Gを第1方向に平行に動かす。ロードセル44Gは、圧子23に作用する荷重を測定する。圧子23は、記述のとおり、第2円の円周と第3円の円周とで囲まれる形状のプレス面23aを備える。プレス面23aの中心を通るプレス面23aの中心軸C4は、第1方向に平行である。圧子23は、中心軸C4に沿って動く。中心軸C4は円周X上に配置されている。
サブユニット40Hは、アクチュエータと、ロードセルと、圧子ホルダと、圧子24を備える。圧子ホルダは、ロードセルに取り付けられている。ロードセルは、アクチュエータを介してターンテーブル42に取り付けられている。圧子ホルダは圧子24を保持する。アクチュエータは圧子ホルダを第1方向に平行に動かす。ロードセルは、圧子24に作用する荷重を測定する。圧子24は、記述のとおり、第3円の円周と第4円の円周とで囲まれる形状のプレス面24aを備える。プレス面24aの中心を通るプレス面24aの中心軸C5は、第1方向に平行である。圧子24は、中心軸C5に沿って動く。中心軸C5は円周X上に配置されている。
ユニット4Dが被加工物90に残留応力を付与する工程を以下に説明する。
被加工物90は、表面91と裏面92とを有する板状の金属材料である。被加工物90は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。貫通孔及び孔形成予定領域は円形である。孔形成予定領域は、第1部分と、第1部分の外側の第2部分と、第2部分の外側の第3部分と、第3部分の外側の第4部分とを備える。第1乃至第4部分は、同心円状に配置されている。
ターンテーブル42は、中心軸C2が第1部分を通る回転軸S1に関する第1回転位置と、中心軸C3が第1部分を通る回転軸S1に関する第2回転位置と、中心軸C4が第1部分を通る回転軸S1に関する第3回転位置と、中心軸C5が第1部分を通る回転軸S1に関する第4回転位置とをとる。アクチュエータ43Eは、ターンテーブル42が第1回転位置にあるとき、プレス面21aを第1部分に押し付けて第1部分をプレスする。次に、ターンテーブル42が基部41に対して回転して第2回転位置をとる。アクチュエータ43Fは、ターンテーブル42が第2回転位置にあるとき、プレス面22aを第2部分に押し付けて第2部分をプレスする。次に、ターンテーブル42が基部41に対して回転して第3回転位置をとる。アクチュエータ43Gは、ターンテーブル42が第3回転位置にあるとき、プレス面23aを第3部分に押し付けて第3部分をプレスする。次に、ターンテーブル42が基部41に対して回転して第4回転位置をとる。サブユニット40Hのアクチュエータは、ターンテーブル42が第4回転位置にあるとき、プレス面24aを第4部分に押し付けて第4部分をプレスする。
2つのユニット4Dを用いて被加工物90を表面91側と裏面92側とから対称にプレスして被加工物90に残留応力を付与してもよい。
(第8の実施形態)
図20及び図21を参照して、本発明の第8の実施形態に係る金属部材製造装置が備えるユニット4Eを説明する。ユニット4Eは、ユニット4Aにサブユニット40I及び40Jが追加されたものである。図20において、サブユニット40Jは省略されている。サブユニット40Iは、回転軸S1まわりに回転可能なターンテーブル42に取り付けられている。サブユニット40Iは、ドリル47と、回転軸S1に平行な回転軸S4まわりにドリル47を回転するモータ46Iを備える。回転軸S4は円周X上に配置されている。サブユニット40Jは、回転軸S1まわりに回転可能なターンテーブル42に取り付けられている。サブユニット40Jは、リーマ48と、回転軸S1に平行な回転軸S5まわりにリーマ48を回転するモータ46Jを備える。回転軸S5は円周X上に配置されている。
ユニット4Eが被加工物90に残留応力を付与する工程、及び、ユニット4Eが被加工物90に貫通孔を形成する工程を以下に説明する。
被加工物90は、表面91と裏面92とを有する板状の金属材料である。被加工物90は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。貫通孔及び孔形成予定領域は円形である。孔形成予定領域は、中心部分と、複数の周辺部分とを含む。ターンテーブル42は、中心軸C1が中心部分を通る回転軸S1に関する第1回転位置と、回転軸S2が中心部分を通る回転軸S1に関する第2回転位置と、回転軸S4が中心部分を通る回転軸S1に関する第3回転位置と、回転軸S5が中心部分を通る回転軸S1に関する第4回転位置とをとる。ユニット4Eは、ユニット4Aと同様に被加工物90の孔形成予定領域をプレスして被加工物90に残留応力を付与する。次に、ターンテーブル42が基部41に対して回転して回転軸S1に関する第3回転位置をとる。ドリル47は孔形成予定領域に貫通孔を形成する。次に、ターンテーブル42が基部41に対して回転して回転軸S1に関する第4回転位置をとる。リーマ48は貫通孔の内面を削って貫通孔の形状を整える。
なお、ユニット4A乃至4Dにサブユニット40I及び40Jを追加してもよい。
(第9の実施形態)
図22は、本発明の第9の実施形態に係る金属部材製造装置が備えるユニット4Fを示す。ユニット4Fは、被加工物90に残留応力を付与する。2つのユニット4Fを用いて被加工物90を表面91側と裏面92側とから対称にプレスする。
ユニット4Fは、基部41と、基部41に対して第1方向に移動可能なように基部41に取り付けられた第1可動部51と、第1可動部51に対して第1方向に移動可能なように第1可動部51に取り付けられた第2可動部55と、第1可動部51を第1方向に動かすアクチュエータ43Kと、第1可動部51及び第2可動部55の間に設けられたばね50を備える。第1可動部51は、負荷盤52と、負荷盤52に作用する荷重を測定するロードセル44Kと、シム交換装置支持体53によって負荷盤52に取り付けられたシム交換装置60を備える。シム交換装置60は、シム交換装置支持体53に対して第1方向に平行な回転軸S6まわりに回転可能なようにシム交換装置支持体53に取り付けられたシム集合体62と、シム集合体62を回転するモータ61を備える。第2可動部55は、圧子セット20と、圧子セット20を保持する圧子ホルダ45Kと、圧子ホルダ45Kを保持するホルダ保持部56を備える。被加工物90と負荷盤52の間に圧子セット20が配置される。ばね50は、プレス力を除いた後に圧子セット20とシム集合体62の間に隙間を設けてシム交換を容易にするため、圧子セット20が被加工物90に近づくように第2可動部55を付勢する。圧子セット20は、圧子21乃至24を含む。圧子ホルダ45Kは、圧子21乃至24が互いに独立して第1方向に平行に移動可能なように圧子セット20を保持する。中心軸C5は、第1方向に平行であり、負荷盤52の中心、圧子21のプレス面21aの中心、及び被加工物90を通る。
図23を参照して、シム集合体62を説明する。シム集合体62Aは、シム101乃至104を備える。シム101乃至104は、それぞれ、プレス面21a乃至24aに対応する形状の凸部である。シム101乃至104は、回転軸S6を中心とする円周上に配置されている。シム集合体62Aは、回転軸S6まわりに回転し、第1乃至第4回転位置をとる。シム集合体62Aが第1回転位置をとるとき、シム101が負荷盤52と圧子セット20の間に配置される。シム集合体62Aが第2回転位置をとるとき、シム102が負荷盤52と圧子セット20の間に配置される。シム集合体62Aが第3回転位置をとるとき、シム103が負荷盤52と圧子セット20の間に配置される。シム集合体62Aが第4回転位置をとるとき、シム104が負荷盤52と圧子セット20の間に配置される。
ユニット4Fが被加工物90に残留応力を付与する工程を以下に説明する。
被加工物90は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。孔形成予定領域は、円形の第1部分と、第1部分の外側の第2部分と、第2部分の外側の第3部分と、第3部分の外側の第4部分とを備える。第1乃至第4部分は、同心円状に配置されている。中心軸C5は、第1部分の中心を通る。
はじめに、シム集合体62Aは第1回転位置をとっている。アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90に向かって動かす。第2可動部55が被加工物90に突き当たった後も第1可動部51は被加工物90に向かって動く。シム101は負荷盤52に当たって圧子21を第1部分に押し付ける。プレス面21aが第1部分に押し付けられる。プレス荷重はロードセル44Kにより計測され、所要荷重がアクチュエータ43Kにより付与される。その後、アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90から遠ざける。すると、第2可動部55がばね50の力で元の位置に戻ることで、圧子21とシム101の間に隙間ができ、シムの回転が容易になる。
シム集合体62Aが回転軸S6まわりに回転して第2回転位置をとる。アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90に向かって動かす。第2可動部55が被加工物90に突き当たった後も第1可動部51は被加工物90に向かって動く。シム102は負荷盤52に当たって圧子22を第2部分に押し付ける。プレス面22aが第2部分に押し付けられる。その後、アクチュエータ43Kが第1可動部51を被加工物90から遠ざけると、第2可動部55がばね50の力で元の位置に戻り、圧子22とシム102の間に隙間ができる。
シム集合体62Aが回転軸S6まわりに回転して第3回転位置をとる。アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90に向かって動かす。第2可動部55が被加工物90に突き当たった後も第1可動部51は被加工物90に向かって動く。シム103は負荷盤52に当たって圧子23を第3部分に押し付ける。プレス面23aが第3部分に押し付けられる。その後、アクチュエータ43Kが第1可動部51を被加工物90から遠ざけると、第2可動部55がばね50の力で元の位置に戻り、圧子23とシム103の間に隙間ができる。
シム集合体62Aが回転軸S6まわりに回転して第4回転位置をとる。アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90に向かって動かす。第2可動部55が被加工物90に突き当たった後も第1可動部51は被加工物90に向かって動く。シム104は負荷盤52に当たって圧子24を第4部分に押し付ける。プレス面24aが第4部分に押し付けられる。その後、アクチュエータ43Kが第1可動部51を被加工物90から遠ざけると、第2可動部55がばね50の力で元の位置に戻り、圧子24とシム104の間に隙間ができる。
本実施形態に係る金属部材製造装置の第1変形例を以下に説明する。
第1変形例においては、圧子セット20が圧子セット10で置き換えられ、シム集合体62Aがシム集合体62Bで置き換えられる。圧子セット10は、圧子11及び複数の圧子12を備える。中心軸C5は圧子11のプレス面11aの中心を通る。圧子セット10は、複数の圧子12が圧子11の周囲に配置された状態で、圧子11及び複数の圧子12が互いに独立に第1方向に平行に移動可能なように、圧子ホルダ45Kに保持される。
図24に示すように、シム集合体62Bは、シム111乃至120を備える。シム111は、プレス面11aに対応する形状の凸部である。シム112乃至圧子120は、それぞれ、複数のプレス面12aに対応する形状の凸部である。シム111乃至120は、回転軸S6を中心とする円周上に配置されている。シム集合体62Bは、回転軸S6まわりに回転し、第1乃至第10回転位置をとる。シム集合体62Bが第1回転位置をとるとき、シム111が負荷盤52と圧子セット10の間に配置される。シム集合体62Bが第2乃至第10回転位置をとるとき、シム112乃至120がそれぞれ負荷盤52と圧子セット10の間に配置される。
第1変形例における残留応力付与工程を説明する。
被加工物90は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。貫通孔及び孔形成予定領域は円形である。孔形成予定領域は、第1乃至第10部分を含む。第2乃至第10部分は、円形の第1部分を中心とする円周上に等間隔で配置されている。第2乃至第10部分の各々は、第1部分に対して孔形成予定領域の円の半径方向外側に位置がずれている。第2乃至第10部分は、互いに孔形成予定領域の円の周方向に位置がずれている。
はじめに、シム集合体62Bは第1回転位置をとっている。アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90に向かって動かす。第2可動部55が被加工物90に突き当たった後も第1可動部51は被加工物90に向かって動く。シム111は負荷盤52に当たって圧子11を第1部分に押し付ける。プレス面11aが第1部分に押し付けられる。その後、アクチュエータ43Kが第1可動部51を被加工物90から遠ざけると、第2可動部55がばね50の力で元の位置に戻り、圧子11とシム111の間に隙間ができる。
シム集合体62Bが回転軸S6まわりに回転して第2回転位置をとる。アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90に向かって動かす。第2可動部55が被加工物90に突き当たった後も第1可動部51は被加工物90に向かって動く。シム112は負荷盤52に当たって第1の圧子12を第2部分に押し付ける。第1の圧子12が備えるプレス面12aが第2部分に押し付けられる。その後、アクチュエータ43Kが第1可動部51を被加工物90から遠ざけと、第2可動部55がばね50の力で元の位置に戻り、圧子12とシム112の間に隙間ができる。
シム集合体62Bが回転軸S6まわりに回転して第3回転位置をとる。アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90に向かって動かす。第2可動部55が被加工物90に突き当たった後も第1可動部51は被加工物90に向かって動く。シム113は負荷盤52に当たって第2の圧子12を第3部分に押し付ける。第2の圧子12が備えるプレス面12aが第3部分に押し付けられる。その後、アクチュエータ43Kが第1可動部51を被加工物90から遠ざけと、第2可動部55がばね50の力で元の位置に戻り、圧子12とシム113の間に隙間ができる。
同様にして、第4乃至第10部分がプレスされる。
本実施形態に係る金属部材製造装置の第2変形例を以下に説明する。
第2変形例においては、圧子セット20が圧子セット30で置き換えられ、シム集合体62Aがシム集合体62Cで置き換えられる。
図25に示すように、シム集合体62Cは、凸部としてのシム121乃至129を備える。シム121乃至129は、回転軸S6を中心とする円周上に配置されている。シム集合体62Cは、回転軸S6まわりに回転し、第1乃至第9回転位置をとる。シム集合体62Cが第1回転位置をとるとき、シム121が負荷盤52と圧子セット30の間に配置される。シム集合体62Cが第2乃至第9回転位置をとるとき、シム122乃至129がそれぞれ負荷盤52と圧子セット30の間に配置される。
第2変形例における残留応力付与工程を説明する。
被加工物90は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有する。貫通孔及び孔形成予定領域は円形である。孔形成予定領域は、第1乃至第9部分を含む。第1乃至第9部分は、円形の円周方向に等間隔で配置されている。第1乃至第9部分は、互いに孔形成予定領域の円の周方向に位置がずれている。
はじめに、シム集合体62Cは第1回転位置をとっている。アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90に向かって動かす。第2可動部55が被加工物90に突き当たった後も第1可動部51は被加工物90に向かって動く。シム121は負荷盤52に当たって圧子31を第1部分に押し付ける。プレス面31aが第1部分に押し付けられる。その後、アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90から遠ざける。
シム集合体62Cが回転軸S6まわりに回転して第2回転位置をとる。アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90に向かって動かす。第2可動部55が被加工物90に突き当たった後も第1可動部51は被加工物90に向かって動く。シム122は負荷盤52に当たって第2の圧子31を第2部分に押し付ける。第2の圧子31が備えるプレス面31aが第2部分に押し付けられる。その後、アクチュエータ43Kは、第1可動部51を被加工物90から遠ざける。
同様にして、第3乃至第9部分がプレスされる。
本実施形態においては、圧子の分割数を多くすると、シム集合体62が大きくなり過ぎ、全てのシムを1枚の集合体に設けることができない問題が起こり得る。この問題は、例えば、シム集合体を2枚に分け、それぞれのシム集合体を2セットのユニット4Fにそれぞれセットすることで、解消することが可能である。この場合、2セットのユニット4Fがプレスした圧痕が同じ位置に来るように、被加工物90の位置を制御する装置、例えば、後述する送り装置70を組み合わせることが好ましい。
なお、本実施形態において、裏面92に裏当金99を当てた状態で、ユニット4Fが被加工物90を表面91側からプレスして被加工物90に残留応力を付与してもよい。
(第10の実施形態)
図26を参照して、本発明の第10の実施形態に係る金属部材製造装置を説明する。本実施形態に係る金属部材製造装置は、被加工物90を表面91側からプレスするユニット4Aと、被加工物90を裏面92側からプレスするユニット4Aと、送り装置70を備える。送り装置70は、上述の第1方向に垂直な第2方向に被加工物90を送る第2方向ローラー71A及び72Aと、第1方向及び第2方向に垂直な第3方向に被加工物90を送る第3方向ローラー71B及び72Bを備える。第2方向ローラー71A及び72Aの回転軸と第3方向ローラー71B及び72Bの回転軸とは垂直である。第2方向ローラー71A及び第3方向ローラー71Bは、被加工物90の表面91側に配置される。第2方向ローラー72A及び第3方向ローラー72Bは、被加工物90の裏面92側に配置される。第1方向は被加工物90の厚さ方向に平行である。第2方向は被加工物90の長手方向に平行である。第3方向は被加工物90の短手方向に平行である。
被加工物90を裏面92側からプレスするユニット4Aを裏当金99で置き換えてもよい。
本実施形態においては、ユニット4Aをユニット4B乃至4Fのいずれかで置き換えることが可能である。
(第11の実施形態)
図27を参照して、本発明の第11の実施形態に係る金属部材製造装置を説明する。本実施形態に係る金属部材製造装置は、被加工物90を表面91側からプレスするユニット4Aと、上述の第1方向に垂直な第2方向に伸びるガイド81と、第1方向及び第2方向に垂直な第3方向に伸びるビーム82と、移動装置83A及び83Bを具備する。ユニット4Aの基部41は、ビーム82に沿って移動可能なようにビーム82に取り付けられている。移動装置83Aは、ビーム82をガイド81に沿って移動する。移動装置83Bは、基部41をビーム82に沿って移動する。第1方向は被加工物90の厚さ方向に平行である。第2方向は被加工物90の長手方向に平行である。第3方向は被加工物90の短手方向に平行である。
本実施形態においては、ユニット4Aをユニット4B乃至4Fのいずれかで置き換えることが可能である。
上記各実施形態は、圧子の形状を変更することで、円形の孔を形成する場合だけでなく、四角形など他の形状の孔を形成する場合にも適用可能である。
上記実施形態を互いに組み合わせることが可能である。
図1は、従来の残留応力付与工程を示す。 図2は、従来の孔形成工程を示す。 図3は、従来の残留応力付与工程によりディンプルが形成された被加工物の平面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る圧子を用いた残留応力付与工程を示す。 図5は、第1の実施形態に係る圧子のA方向矢視図である。 図6は、第1の実施形態に係る圧子によりディンプルが形成された被加工物の平面図である。 図7は、第1の実施形態に係る圧子を用いた他の残留応力付与工程を示す。 図8は、本発明の第2の実施形態に係る圧子を用いた残留応力付与工程を示す。 図9は、第2の実施形態に係る圧子のB方向矢視図である。 図10は、本発明の第3の実施形態に係る圧子を用いた残留応力付与工程を示す。 図11は、第3の実施形態に係る圧子のC方向矢視図である。 図12は、本発明の第4の実施形態に係る金属部材製造装置の側面図である。 図13は、第4の実施形態に係る金属部材製造装置のD方向矢視図である。 図14は、第4の実施形態に係る金属部材製造装置のD方向矢視図である。 図15は、第5の実施形態に係る金属部材製造装置の側面図である。 図16は、第6の実施形態に係る金属部材製造装置を示す。 図17は、第6の実施形態に係る金属部材製造装置に用いられる圧子のプレス面の形状を説明する説明図である。 図18は、本発明の第7の実施形態に係る金属部材製造装置の側面図である。 図19は、第7の実施形態に係る金属部材製造装置のE方向矢視図である。 図20は、本発明の第8の実施形態に係る金属部材製造装置の側面図である。 図21は、第8の実施形態に係る金属部材製造装置のF方向矢視図である。 図22は、本発明の第9の実施形態に係る金属部材製造装置の側面図である。 図23は、第9の実施形態に係る金属部材製造装置におけるシム集合体のG方向矢視図である。 図24は、第9の実施形態に係る金属部材製造装置の第1変形例におけるシム集合体のG方向矢視図である。 図25は、第9の実施形態に係る金属部材製造装置の第2変形例におけるシム集合体のG方向矢視図である。 図26は、本発明の第10の実施形態に係る金属部材製造装置の側面図である。 図27は、本発明の第11の実施形態に係る金属部材製造装置の平面図である。
符号の説明
10、20、30…圧子セット
11、12、13、21〜24、31…圧子
11a、12a、13a、21a〜24a、31a…プレス面
4A〜4F…ユニット
40A、40B、40B’、40C、40E、40F、40G、40H、40I、40J…サブユニット
41…基部
42、42B、42C…ターンテーブル
43A、43B、43E、43F、43G、43K…アクチュエータ
44A、44B、44E、44F、44G、44K…ロードセル
45A、45B、45C、45E、45F、45G、45K…圧子ホルダ
46I、46J…モータ
47…ドリル
48…リーマ
50…ばね
51…第1可動部
52…負荷盤
53…シム交換装置支持体
55…第2可動部
56…ホルダ保持部
60…シム交換装置
61…モータ
62(62A〜62C)…シム集合体
70…送り装置
71A、71B、72A、72B…ローラー
81…ガイド
82…ビーム
83A、83B…移動装置
90…被加工物
91…表面
92…裏面
93…ディンプル
94…塑性変形領域
96…残留応力分布
99…裏当金
101〜104、111〜120、121〜129…シム
200…圧子
290…被加工物
291…表面
292…裏面
293…ディンプル
294…塑性変形領域
296…残留応力分布
299…裏当金
300…ドリル
S1、S2、S3、S4、S5、S6…回転軸
C1、C2、C3、C4、C5…中心軸
L1、L200…直線

Claims (17)

  1. 金属材料の第1部分をプレスしないで前記金属材料の第2部分をプレスするステップと、
    前記第2部分をプレスしないで前記第1部分をプレスするステップとを具備し、
    前記金属材料は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有し、
    前記第1部分及び前記第2部分は前記孔形成予定領域に含まれる
    金属部材製造方法。
  2. 前記孔形成予定領域の形状は円であり、
    前記第2部分は前記第1部分に対して前記円の周方向に位置がずれた
    請求項1の金属部材製造方法。
  3. 前記孔形成予定領域は、前記第1部分及び前記第2部分に対して前記円の半径方向に位置がずれた第3部分を含み、
    前記第1部分及び前記第2部分をプレスしないで前記第3部分をプレスするステップを更に具備する
    請求項2の金属部材製造方法。
  4. 前記孔形成予定領域に前記貫通孔を形成するステップを更に具備する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の金属部材製造方法。
  5. 金属材料に残留応力を与えるための圧子であって、円を周方向に分割した円弧に対応する形状のプレス面を具備する
    圧子。
  6. 前記円は、同心円であり、
    前記形状は、前記同心円の第1円の第1半径と、前記同心円の第2円の第2半径と、前記第1半径及び前記第2半径の間にある前記第1円の円弧と、前記第1半径及び前記第2半径の間にある前記第2円の円弧とによって囲まれた図形である
    請求項5の圧子。
  7. プレス方向としての第1方向に平行な第1回転軸まわりに回転する第1ターンテーブルと、
    前記第1ターンテーブルに取り付けられた第1圧子と、
    前記第1圧子を前記第1方向に動かして金属材料に押し付ける第1アクチュエータと、
    前記第1圧子に作用する荷重を計測する第1ロードセルとを具備し、
    前記金属材料は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有し、
    前記孔形成予定領域は第1部分及び第2部分を含み、
    前記第1圧子は前記第1回転軸から偏心した第1プレス面を備え、
    前記第1アクチュエータは、前記第1ターンテーブルが第1回転位置にあるときに前記第1プレス面を前記第1部分に押し付け、前記第1ターンテーブルが前記第1回転位置と異なる第2回転位置にあるときに前記第1プレス面を前記第2部分に押し付ける
    金属部材製造装置。
  8. 前記第1方向に平行な第2回転軸まわりに回転する第2ターンテーブルと、
    前記第2ターンテーブルに取り付けられた前記第1方向に移動可能な第2圧子と、
    前記第2圧子を前記第1方向に動かして前記金属材料に押し付ける第2アクチュエータと、
    前記第2圧子に作用する荷重を計測する第2ロードセルとを更に具備し、
    前記第1ターンテーブルは、前記第1回転軸まわりに回転可能なように、前記第2ターンテーブルに取り付けられ、
    前記第1回転軸は、前記第2回転軸を中心とする円周上に配置され、
    前記第2圧子は円形の第2プレス面を備え、
    前記第2プレス面の中心を通り前記第1方向に平行な第2プレス面中心軸は、前記円周上に配置される
    請求項7の金属部材製造装置。
  9. 前記第2ターンテーブルに取り付けられたドリルを更に具備し、
    前記ドリルの回転軸は、前記第1方向と平行となるように、前記円周上に配置された
    請求項8の金属部材製造装置。
  10. 前記第2ターンテーブルに取り付けられたリーマを更に具備し、
    前記リーマの回転軸は、前記第1方向と平行となるように、前記円周上に配置された
    請求項9の金属部材製造装置。
  11. 前記第1方向に垂直な第2方向に伸びるガイドと、
    前記第1方向及び前記第2方向に垂直な第3方向に伸びるビームと、
    前記ビームに沿って移動可能なように前記ビームに取り付けられた基部と、
    前記ビームを前記ガイドに沿って移動する第1移動装置と、
    前記基部を前記ビームに沿って移動する第2移動装置とを更に具備し、
    前記第1ターンテーブルは、前記第1回転軸まわりに回転可能なように、前記基部に取り付けられた
    請求項7の金属部材製造装置。
  12. 前記第1方向に垂直な第2方向に伸びるガイドと、
    前記第1方向及び前記第2方向に垂直な第3方向に伸びるビームと、
    前記ビームに沿って移動可能なように前記ビームに取り付けられた基部と、
    前記ビームを前記ガイドに沿って移動する第1移動装置と、
    前記基部を前記ビームに沿って移動する第2移動装置とを更に具備し、
    前記第2ターンテーブルは、前記第2回転軸まわりに回転可能なように、前記基部に取り付けられた
    請求項8乃至10のいずれかに記載の金属部材製造装置。
  13. 第1方向に平行な第1回転軸まわりに回転するターンテーブルと、
    前記ターンテーブルに取り付けられた前記第1方向に移動可能な第1圧子と、
    前記第1圧子を前記第1方向に動かして金属材料に押し付ける第1アクチュエータと、
    前記第1圧子に作用する荷重を計測する第1ロードセルと、
    前記ターンテーブルに取り付けられた前記第1方向に移動可能な第2圧子と、
    前記第2圧子を前記第1方向に動かして前記金属材料に押し付ける第2アクチュエータと、
    前記第2圧子に作用する荷重を計測する第2ロードセルとを具備し、
    前記第1圧子は円形の第1プレス面を備え、
    前記第2圧子は、第1円の第1円周と前記第1円と同心で前記第1円より大きい第2円の第2円周とで囲まれる形状の第2プレス面を備え、
    前記第1プレス面の中心を通り前記第1方向に平行な第1プレス面中心軸は前記第1回転軸を中心とする円周上に配置され、
    前記第2プレス面の中心を通り前記第1方向に平行な第2プレス面中心軸は前記円周上に配置され、
    前記金属材料は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有し、
    前記孔形成予定領域は第1部分と前記第1部分の周囲の第2部分とを含み、
    前記第1アクチュエータは、前記ターンテーブルが第1回転位置にあるときに前記第1プレス面を前記第1部分に押し付け、
    前記第2アクチュエータは、前記ターンテーブルが前記第1回転位置と異なる第2回転位置にあるときに前記第2プレス面を前記第2部分に押し付ける
    金属部材製造装置。
  14. 第1圧子及び第2圧子を含む圧子セットと、
    前記第1圧子及び前記第2圧子が独立して第1方向に移動可能なように前記圧子セットを保持する圧子ホルダと、
    負荷盤と、
    前記負荷盤を前記第1方向に動かすアクチュエータと、
    シム交換装置とを具備し、
    前記負荷盤と金属材料の間に前記圧子セットが配置され、
    前記金属材料は、一つの貫通孔を形成すべき領域としての孔形成予定領域を有し、
    前記孔形成予定領域は前記第1部分及び前記第2部分を含み、
    前記シム交換装置が第1シムを前記負荷盤及び前記圧子セットの間に配置しているとき、前記アクチュエータは前記負荷盤を前記金属材料に向かって動かし、前記第1シムは前記負荷盤に当たって前記第1圧子を前記第1部分に押し付け、
    前記シム交換装置が第2シムを前記負荷盤及び前記圧子セットの間に配置しているとき、前記アクチュエータは前記負荷盤を前記金属材料に向かって動かし、前記第2シムは前記負荷盤に当たって前記第2圧子を前記第2部分に押し付ける
    金属部材製造装置。
  15. 前記第1圧子は、前記第1部分に押し付けられる第1プレス面を備え、
    前記第2圧子は、前記第2部分に押し付けられる第2プレス面を備え、
    前記第1プレス面及び前記第2プレス面はそれぞれ、円を周方向に分割した形状を有する
    請求項14の金属部材製造装置。
  16. 前記孔形成予定領域は、第3部分を含み、
    前記圧子セットは、第3圧子を含み、
    前記圧子ホルダは、前記第1圧子、前記第2圧子及び前記第3圧子が独立して前記第1方向に移動可能なように前記圧子セットを保持し、
    前記第1圧子及び前記第2圧子は前記第3圧子の周囲に配置され、
    前記シム交換装置が第3シムを前記負荷盤及び前記圧子セットの間に配置しているとき、前記アクチュエータは前記負荷盤を前記金属材料に向かって動かし、前記第3シムは前記負荷盤に当たって前記第3圧子を前記第3部分に押し付け、
    前記第3圧子は、前記第3部分に押し付けられる第3プレス面を備え、
    前記第3プレス面は、円形である
    請求項15の金属部材製造装置。
  17. 送り装置を更に具備し、
    前記送り装置は、
    前記金属材料を前記第1方向に垂直な第2方向に送る第1ローラーと、
    前記金属材料を前記第1方向及び前記第2方向に垂直な第3方向に送る第2ローラーとを備える
    請求項7乃至16のいずれかに記載の金属部材製造装置。
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