JP5236449B2 - 帳票表示システム、情報処理装置、帳票表示方法、情報処理方法、プログラム - Google Patents

帳票表示システム、情報処理装置、帳票表示方法、情報処理方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関し、特に、帳票データから複数の任意の範囲を選択し、その選択された複数の範囲内に属するデータに対して適切な演算を指示することを可能とする技術に関するものである。
フォームに対して入力データ情報を重ね合わせて画像としてディスプレイ表示したり、印刷を行う電子帳票システムにおいて一般に利用される帳票は、その帳票の設計時に帳票設計者が必要と考えた部分に各明細の合計値等が予め表示出力されている。
しかしながら、その予め出力された合計値等以外の計算結果を一般の端末利用者が取得するためには、1.計算値を取得したい部分の選択、2.その部分のテキストファイル等への出力、3.表計算アプリケーションへの読み込み、4.表計算アプリケーション上での計算式の設定、といった手順の操作が必要となり、非常に煩雑である。
表計算アプリケーションにおいては、フォーム(スプレッドシート)と入力データ(数値)の表示関係は上記電子帳票システムと一見似ているが、表計算アプリケーションのセル同士の演算はセルに含まれる数値情報同士をセル単位で演算するものであり、電子帳票システムで作成される合成後の表示用帳票データにおいてはセルのような概念が利用できないため、電子帳票システムでは、簡単に領域を特定して領域内の数値の演算が行うことが困難であった。
また、帳票上に計算結果を取得したいデータが連続した位置にない場合や、ページをまたいで計算結果を取得したい場合などには、表計算アプリケーションで読み込み後、データを整形するなどの必要が生じてしまう。
その煩雑さの軽減のため、表計算アプリケーションにおけるセルという概念がない帳票データを対象としても、範囲を任意に指定してその範囲内に含まれる情報に対する演算処理を可能とする方法が開示されている。
特開2005−165452号公報
しかしながら、特許文献1では、データ範囲は複数選択することも可能であるが、1つのデータ範囲に関する計算をそれぞれ行うものであるため、合計や平均の算出というように計算方法が限られてしまう。
そのため、帳票上の他の領域(データ範囲)を用いた複雑な計算、例えば売上げと原価から利益率計算をすることができない。また、計算式の候補は固定的に決まっており、計算式の候補を登録することもできない。
発明は複数のデータ範囲を任意に指定することで、指定された複数のデータ範囲の関係から適切な演算を指示することができ、指示された演算処理を実行させることを目的とする。
本発明は、帳票データを表示部に表示する帳票表示システムであって、前記帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データを記憶する記憶手段と、前記帳票データを前記表示部に表示する表示手段と、前記表示手段で表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲データ項目前記記憶手段に記憶されている演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から、演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理手段と、前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記記憶手段は、前記帳票データ内の集計対象となるデータ項目と該データ項目ごとのデータ範囲の位置との関係を示す項目位置データを更に記憶し、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲と、前記記憶手段に記憶されている項目位置データとに従って、前記受付手段により選択を受け付けたデータ範囲のデータ項目を特定する特定手段と、を更に備え、前記演算候補抽出手段は、前記特定手段により特定された複数のデータ項目と、前記記憶手段に記憶されている演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示することを特徴とする。
また、前記受付手段により3つ以上のデータ範囲の選択を受け付けた場合、前記演算候補抽出手段は、当該3つ以上のデータ範囲に対するデータ項目のデータ間で演算可能な全ての演算候補を、前記記憶手段に記憶されている演算候補データから抽出することを特徴とする
また、本発明は、帳票データの表示を行うクライアント装置と通信可能な該帳票データを記憶する帳票サーバとして機能する情報処理装置であって、前記帳票データと、前記帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データとを記憶する記憶手段と、前記クライアント装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶されている帳票データと、該帳票データで用いられる演算候補データとを、前記クライアント装置に返送する返送手段と、前記クライアント装置から送信される演算要求に含まれる演算候補に対する演算処理を、前記クライアント装置で選択された複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理手段と、前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記クライアント装置に送信する処理結果送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置であって、前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された帳票データを表示部に表示する表示手段と、前記表示手段により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信手段により受信された演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、前記受付手段により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行するための、該演算候補を含む演算要求前記帳票サーバに送信する演算要求手段と、前記帳票サーから受信する、前記演算要求に対する演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段とを備えることを特徴とする
また、本発明は、帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置であって、前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された帳票データを表示部に表示する表示手段と、前記表示手段により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信手段により受信された演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、前記受付手段により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行する演算処理手段と、前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段とを備えることを特徴とする
また、本発明は、帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データを記憶する記憶手段を備え、前記帳票データを表示部に表示する帳票表示システムで読み取り実行可能なプログラムであって、前記帳票表示システムを、前記帳票データを前記表示部に表示する表示手段と、前記表示手段で表示された帳票データ内の集計対象となるデータ範囲の選択を受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目と、前記記憶手段に記憶されている演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から、演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理手段と、前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段として機能させることを特徴とする
また、本発明は、帳票データの表示を行うクライアント装置と通信可能であり、前記帳票データと、前記帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データとを記憶する記憶手段を備えた帳票サーバとして機能する情報処理装置で実行されるプログラムであって、前記情報処理装置を、前記クライアント装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶されている帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを、前記クライアント装置に返送する返送手段と、前記クライアント装置から送信される演算要求に含まれる演算候補に対する演算処理を、前記クライアント装置で選択された複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理手段と、前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記クライアント装置に送信する処理結果送信手段として機能させることを特徴とする
また、本発明は、帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置で実行されるプログラムであって、前記情報処理装置を、前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された帳票データを表示部に表示する表示手段と、前記表示手段により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信手段により受信された演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、前記受付手段により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行するための、該演算候補を含む演算要求前記帳票サーバに送信する演算要求手段と、前記帳票サーから受信する、前記演算要求に対する演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段として機能させることを特徴とする
また、本発明は、帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置で実行可能なプログラムであって、前記情報処理装置を、前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された帳票データを表示部に表示する表示手段と、前記表示手段により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信手段により受信された演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、前記受付手段により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行する演算処理手段と、前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段として機能させることを特徴とする
また、本発明は、帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データを記憶する記憶手段を備え、前記帳票データを表示部に表示する帳票表示システムにおける帳票表示方法であって、前記帳票表示システムの表示手段が、前記帳票データを前記表示部に表示する表示工程と、前記帳票表示システムの受付手段が、前記表示工程で表示された帳票データ内の集計対象となるデータ範囲の選択を受け付ける受付工程と、前記帳票表示システムの演算候補抽出手段が、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目と、前記記憶手段に記憶されている演算候補データとに従って、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出工程と、前記帳票表示システムの演算候補受付手段が、前記演算候補抽出工程により抽出された演算候補の中から、演算候補の選択を受け付ける演算候補受付工程と、前記帳票表示システムの演算処理手段が、前記演算候補受付工程により受け付けた演算候補に対する演算処理を、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理工程と、前記帳票表示システムの処理結果表示手段が、前記演算処理工程により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、帳票データの表示を行うクライアント装置と通信可能であり、前記帳票データと、前記帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データとを記憶する記憶手段を備えた帳票サーバとして機能する情報処理装置における情報処理方法であって、前記情報処理装置の返送手段が、前記クライアント装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶されている帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを、前記クライアント装置に返送する返送工程と、前記情報処理装置の演算処理手段が、前記クライアント装置から送信される演算要求に含まれる演算候補に対する演算処理を、前記クライアント装置で選択された複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理工程と、前記情報処理装置の処理結果送信手段が、前記演算処理工程により実行された演算処理の結果を前記クライアント装置に送信する処理結果送信工程とを含むことを特徴とする
また、本発明は、帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置における情報処理方法であって、前記情報処理装置の受信手段が、前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信工程と、前記情報処理装置の表示手段が、前記受信手段により受信された帳票データを表示部に表示する表示工程と、前記情報処理装置の受付手段が、前記表示工程により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付工程と、前記情報処理装置の演算候補抽出手段が、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信工程により受信された演算候補データとに従って、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出工程と、前記情報処理装置の演算候補受付手段が、前記演算候補抽出工程により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付工程と、前記情報処理装置の演算要求手段が、前記受付工程により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付工程により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行するための、該演算候補を含む演算要求前記帳票サーバに送信する演算要求工程と、前記情報処理装置の処理結果表示手段が、前記帳票サーから受信する、前記演算要求に対する演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示工程とを含むことを特徴とする
また、本発明は、帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置における情報処理方法であって、前記情報処理装置の受信手段が、前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信工程と、前記情報処理装置の表示手段が、前記受信工程により受信された帳票データを表示部に表示する表示工程と、前記情報処理装置の受付手段が、前記表示工程により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付工程と、前記情報処理装置の演算候補抽出手段が、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信工程により受信された演算候補データとに従って、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出工程と、前記情報処理装置の演算候補受付手段が、前記演算候補抽出工程により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付工程と、前記情報処理装置の演算処理手段が、前記受付工程により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付工程により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行する演算処理工程と、前記情報処理装置の処理結果表示手段が、前記演算処理工程により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示工程とを含むことを特徴とする
本発明によれば複数のデータ範囲を任意に指定することで、指定された複数のデータ範囲の関係から適切な演算を指示することができ、指示された演算処理を実行させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子帳票システム(帳票表示システムとも呼ぶ)の構成を示す図である。尚、図1のネットワーク上の各種端末の接続構成は飽くまでも一例であり、用途や目的に応じて様々な構成をとり得ることは言うまでもない。
帳票サーバ100はネットワークを介してクライアントPC101、102と通信接続可能な送受信機能を有している。例えば、システムの一例としては帳票サーバ100は帳票データの管理、生成機能を有するだけでなく、生成した帳票に関するデータの出力を行うためにWebサーバとしての機能を有し、クライアントPC101や102は汎用のブラウザアプリケーションを有する構成とすることが考えられる。この場合、帳票サーバ100は、帳票フォームと帳票データを合成して生成した帳票の出力用データを、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(eXtensible Markup Language)とスタイルシートの組み合わせ等によるマークアップランゲージを用いた表示データとして生成するための機能を有し、クライアントPC101や102の有するブラウザからの画像ページ(HTML等のファイル)に対するGet要求に応じて送信するものである。
クライアントPC101は、帳票の閲覧および計算結果の取得を行う者が使用するクライアント端末である。クライアントPC101は、ネットワーク103を介して、帳票サーバ100とデータの送受信が可能である。
クライアントPC102は、帳票の閲覧および計算結果の取得を行う者が使用するクライアント端末である。クライアントPC102は、ネットワーク103を介して、帳票サーバ100とデータの送受信が可能である。
上述のように実施態様としては、クライアントPC101や102はネットワーク103上において、例えば、TCP/IPプロトコルやHTTPプロトコルを用いて汎用ブラウザから帳票サーバ100のWebサーバ機能に対して通信可能に構成することが考えられる。このように、本発明の帳票表示システムは、帳票データの表示を行うクライアント装置(クライアントPC101、102)と、該帳票データを記憶する帳票サーバ100とが通信可能な構成となっている。
次に、図1の帳票サーバ100のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る電子帳票システムの各種端末のハードウェア構成を示す図である。
図2において、CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスを統括的に制御する。また、ROM203或いは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)や、各サーバあるいは各クライアントの後述する各種機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア、一時待避領域等として機能する。
入力コントローラ205は、入力部209からの入力を制御する。この入力部209としては、特に、サーバやクライアント等の端末では、キーボード、マウス等のポインティングデバイスが挙げられる。また、印刷装置等では、タッチパネル、ボタン、スイッチ等が挙げられる。
表示コントローラ206は、表示部210の表示を制御する。この表示部210としては、例えば、CRTや液晶等が挙げられる。
外部メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタドライバ等を記憶する外部メモリ211へのアクセスを制御する。加えて、各サーバあるいは各クライアントの各種機能を実現するための各種テーブル、パラメータが記憶されている。この外部メモリ211としては、ハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)、PCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)(R)、スマートメディア等が挙げられる。
通信I/Fコントローラ208は、ネットワーク103を介して外部機器との通信制御処理を実行する。
本発明を実現するためのプログラム212は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラム212が用いる帳票ファイル213は外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
本発明を実現するためのプログラム212は、1つの実施態様としてWebサーバ機能を含むことは言うまでもない。この場合、CPU201は、帳票の出力データを生成した後にブラウザで閲覧可能なJPEGやGIF等の画像フォームとテキスト情報に変換し、予め設定されているタグなどの情報と共にブラウザ表示用の画像ページを生成するものである。
クライアントPC101のハードウェア構成も帳票サーバ100も同様である。しかし、プログラム212には帳票を表示するためのクライアントモジュールが含まれ、帳票サーバ100のものとは異なる。また、帳票ファイル213は表示するために必要な部分のみを帳票サーバ100との通信により受信するもので、クライアントPC101が元来保持していることはないものである点が異なる。
クライアントPC101では、帳票の表示に伴って、後述する矩形破線による範囲選択や帳票上への付箋の添付などが可能である。
帳票ファイル213は、帳票の表示用データであり、単独または複数のファイルによって構成され、単数または複数のページを含有している。帳票サーバ100の内部においては、複数の帳票ファイル213のうち同一種類のものをグループ化して管理しており、それぞれの帳票ファイル213はそのグループの中の世代と呼ばれる。
次に、電子帳票システムにおける表示データ計算結果表示の基本的な処理フローについて、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態に係る電子帳票システムによる表示データ計算結果表示の基本的な処理フローを示す図である。
上述したように、クライアントPC101、クライアントPC102及び帳票サーバ100は、ネットワーク103を介して相互に接続されている。そして、クライアントPC101及びクライアントPC102は、帳票サーバ100から提供される各種操作画面を介して、電子帳票表示に係る各種処理を実行する。その一例について、以下に説明する。
まず、ステップS301においてクライアントPC101は、帳票サーバ100から提供される操作画面(図示省略)を介して、帳票ID情報等からなる帳票を特定する情報を帳票サーバ100へ送信する。
帳票サーバ100は、ステップS302において、ステップS301でクライアントPC101が送信した帳票を特定する情報を受信し、受信した帳票ID情報に該当する帳票ファイル213抽出し、抽出した帳票ファイル213の帳票データをクライアントPC101へ送信する。また、抽出した帳票ファイルには、本処理の前に予め帳票フィールドにデータが挿入されているものとする。この帳票データの作成手法は既知の技術であるため、説明は省略する。
ステップS303において、帳票サーバ100は、受け取った帳票ID情報に対応する演算候補テーブルと、各項目の座標値を示す項目座標テーブルとを、クライアントPC101に送信する。このステップS303の処理の詳細は、図9を用いて後述する。
クライアントPC101は、ステップS304において、帳票サーバ100から、帳票データと、該帳票データで用いられる項目座標テーブルと、該帳票データで用いられる演算候補テーブルとを受信する。そして、クライアントPC101は、帳票サーバ100から送信された帳票ファイル213の帳票データ部分を使用して表示部210に帳票の表示を行う。ここで、ユーザ(操作者)は、ポインティングデバイス等を操作することにより表示された帳票の任意の領域を選択することができる。領域選択方法の具体例しては、図6に示すように、マウスのドラッグ操作等により表示される矩形破線601で所望の範囲を囲むことにより、当該範囲を選択することができる(以下では、このように選択された範囲を選択範囲と称す)。なお、選択範囲は1ページ内に複数選択することができる。
クライアントPC101は、ステップS305において、ユーザによるマウス操作により、データ範囲が選択された状態で、右クリック(メニュー表示指示)がなされたかを判断する。つまり、帳票サーバ100から受信されて表示部に表示された帳票データ内の集計対象となるデータ項目のデータ範囲の選択と、演算候補の表示指示とを、クライアント装置101は操作者から受け付けることになる。この指示を受け付けない限りは処理をループさせ、別の処理を行うことになるが、別の処理については本発明とは関連がないので説明は省略する。このデータ範囲が選択された状態で右クリックの指示がなされたことを判定した場合には、ステップS306に処理を進める。
ステップS306では、演算候補の抽出と、表示処理を行う。この処理の詳細については、図10を用いて後述する。
ステップS306でクライアントPC101の表示部210に演算候補が表示されると、ステップS307では、ユーザによるマウス操作により、メニューに表示されている演算候補の1つが選択され、実行指示がなされたかを判断する。この指示を受け付けない限りは処理をループさせ、別の処理を行うことになるが、別の処理については本発明とは関連がないので説明は省略する。メニューに表示されている演算候補の1つが選択され、実行指示がなされたことを判定した場合には、ステップS308に処理を進める。
ステップS308では、クライアントPC101は、データ範囲と演算処理の実行要求を帳票サーバ100に送信する。この処理の詳細については、図11を用いて後述する。
ステップS309では、帳票サーバ100は、計算処理を行う。この処理の詳細については、図12を用いて後述する。
ステップS310では、クライアントPC101は、帳票サーバ100から計算結果を取得し、表示部210に計算結果を表示する。図6は、計算結果が表示されている画面の一例である。
次に、電子帳票システムの帳票サーバ100における演算候補と座標値の送信処理について、図9を用いて説明する。
まずステップS901では、帳票サーバ100は、クライアント装置101から帳票ID情報等からなる帳票を特定する情報を取得(受信)する。続いて、ステップS902では、帳票サーバ100は、取得した帳票IDに対応する演算候補テーブルと項目座標テーブルを特定し、それぞれのテーブルにアクセスする。ここで、演算候補テーブルと項目座標テーブルについて説明する。
図7は、演算候補テーブルの一例を示す図である。演算候補テーブルは、帳票IDに対応して用意されており、各演算候補テーブルには、演算候補、対応項目、計算式の各項目を含んでいる。演算候補とは、演算することが可能な候補のことであり、対応項目とは、その演算候補の演算処理を行うために必要なデータ項目を示している。そして、計算式は、その演算候補の演算を行うために必要なデータ項目を用いた計算式を示している。例えば、演算候補の「合計」を求めるには、対応項目として、「売り上げ金額」または「原価」または「諸費用」が対応しており、計算式は、選択された項目を合計(SUM)することが設定されている。つまり、「売り上げ金額」のデータ範囲内で操作者によりある範囲のデータが選択されると、選択された範囲内の数値データの合計値が求められることを表している。
また、演算候補の「原価率」を求めるためには、対応項目として、「売り上げ金額」と「原価」の両方が必要であることが示されている。そして、計算式は、「原価」の合計値を、「売り上げ金額」の合計値で割ることで求められることが設定されている。
図8は、項目座標テーブルの一例である。項目座標テーブルもまた、帳票IDに対応して用意されており、各項目座標テーブルには、項目名称、開始水平位置、終了水平位置、開始垂直位置、終了垂直位置の各項目を含んでいる。
項目名称は、各帳票ファイルの帳票データごとに用意されている集計対象のデータを示している。この項目は、帳票データが生成されるときに、フィールドに流し込むデータの項目から取得されるが、この技術は既知の技術であるため説明は省略し、本発明の取込・アクセス処理が開始されるときには既に存在しているものとする。集計対象のデータとしては、例えば、「売り上げ金額」「原価」「諸費用」などの種別が数値属性のデータであり、各フィールドに流し込むデータであっても、種別が文字属性の「商品名」などは集計対象のデータとはならない。
開始水平位置、終了水平位置、開始垂直位置、終了垂直位置は、それぞれの座標値を示すデータであり、集計対象のデータが存在するデータ範囲を示している。座標は、用紙の左上を原点としており、右下に向かって数値が正の方向となっているものとする。
この演算候補テーブル(図7)と項目座標テーブル(図8)は、帳票サーバ100の外部メモリ211に格納されているものとする。
次に図9の処理では、ステップS903において、帳票サーバ100は、クライアント装置101から受信した帳票IDに対応する演算候補テーブルと項目座標テーブルのデータを、複数の演算項目テーブル群と複数の項目座標テーブル群から抽出する。この抽出処理では、各データテーブルの中身のデータだけを抽出してもよいし、テーブルそのものの抽出(特定)のみにしてもよい。
続いてステップS904では、帳票サーバ100は、抽出されたデータ(テーブル)を、要求のあったクライアント装置101に返送する。つまり、ステップS302で帳票データの送信を行っているため、帳票サーバ100は、クライアント装置からの要求に応じて、外部メモリ211に格納されている帳票データと、該帳票データで用いられる項目座標テーブルと、該帳票データで用いられる演算候補テーブルとを、クライアント装置101に返送することになる。なお、上述したように、各テーブルの送信は、テーブル自体でなくても、テーブルの中身のデータを別フォーマットで送信することも含むものとする。
このようにして帳票サーバ100から送信された帳票データと、各テーブルのデータに従って、ステップS304では帳票イメージの表示を行う。そして、前述したように、範囲指定された状態で右クリックされた表示状態を、図4に示す。図4では、帳票データのイメージが表示された画面において、操作者により集計したいデータ範囲が指定され(背景がグレー表示されている)、右クリック操作されてメニュー画面が表示された例を示している。メニュー画面には、「プロパティ」、「削除」、「計算候補」のメニューが表示されている。
次にステップS306に対応する詳細フローについて、図10を用いて説明する。
まずステップS1001では、クライアント装置101は、ステップS305で範囲指定された領域の座標を取得する。具体的には、図4の背景がグレーとなっているフィールドの開始水平位置、終了水平位置、開始垂直位置、終了垂直位置を取得する。この領域はマウスのポインタをドラッグして範囲選択することもでき、その場合は、開始点と終了点の各座標から求められる。そしてこの領域座標取得処理は、複数のデータ範囲が指定されている場合は、複数の領域座標を取得するものとする。
次にステップS1002では、取得されたデータ範囲を示す領域座標と、項目座標テーブルの各座標値とに基づいて、選択されているデータ範囲に対応するデータ項目の項目名称を取得して特定する。例えば、開始水平位置が120、終了水平位置が180、開始垂直位置が30、終了垂直位置が70であれば、1レコード分の垂直距離が20であると仮定すると、「売り上げ金額」の2レコード分が選択されていることが判断できる。図4の例では、開始水平位置が120、終了水平位置が180、開始垂直位置が30、終了垂直位置が70の領域座標と、開始水平位置が180、終了水平位置が240、開始垂直位置が30、終了垂直位置が70の領域座標が選択されているとして取得されることになり、それぞれの選択項目の項目名称は、「売り上げ金額」と「原価」であると判断される。
次にステップS1003では、クライアント装置101は、ステップS1002で取得・特定された複数のデータ項目の項目名称と演算候補テーブルの内容とに基づいて、この特定された複数のデータ項目のデータ間で演算可能な演算候補を決定する。
例えば、図4のように、「売り上げ金額」と「原価」が選択されている場合、対応項目で「売り上げ金額」と「原価」から算出することができる演算候補を抽出することになり、この場合、「合計」「平均」「前月比」「原価率」「粗利率」が演算候補として決定される。なお、「前月比」は、前月分の帳票データについても同じ項目が選択されていることが条件となり、前月分が選択されていない場合には、この項目は演算候補とならない。
そして、ステップS1004では、クライアント装置101は、ステップS1003で決定した演算候補を、メニュー項目に表示する。ここで表示される表示例を図5に示す。図5は、メニューから「計算候補」が選択された場合の表示例を示しており、図5では、「計算候補(演算候補)」として、「単純合計」「単純平均」「前月比」「原価率」「粗利率」が一覧として表示されていることを示している。この表示が行われているときに、操作者により演算候補が選択されると(ステップS307でYes)、ステップS308に処理が進む。
次にステップS308に対応する詳細フローについて、図11を用いて説明する。
まず、ステップS1101では、クライアント装置101は、操作者により選択された演算候補を取得する。この取得処理は、オペレーティングシステムからマウスにより選択指示された座標を取得して判断するか、APIを介して取得できるようにしてもよいが、既知の技術であり、かつ、自明であるため詳細な説明は省略する。
そして、ステップS1102において、クライアント装置101は、ステップS305で操作者により範囲指定されている領域座標値を取得する。また、ここで、取得した領域座標値から集計対象のデータの数値を帳票データから取得してもよい。この場合、帳票データから帳票イメージを表示しているため、クライアント装置101は、どの領域座標にどの数値が配置されているのかを認識しているため、選択されたデータ範囲の座標が特定できれば、集計対象の数値を取得することができる。
そして、ステップS1103において、クライアント装置101は、操作者により選択指示された演算候補と、それぞれのデータ範囲の各領域の座標値とを含む演算実行要求を帳票サーバ100に送信する。ここで、ステップS1102で座標値から集計対象の数値データを取得する場合は、領域の座標値の変わりに集計対象の数値データを帳票サーバ100に送信してもよい。
すなわち、クライアント装置101は、抽出された演算候補の中から操作者により選択された1つの演算候補と、当該演算候補に対する演算処理で必要なデータ項目に対する操作者により選択されたデータ範囲のデータに対して実行するための演算指示とを含む演算要求を、帳票サーバに送信するということもできる。
次にステップS309に対応する詳細フローについて、図12を用いて説明する。まず、帳票サーバ100は、クライアント装置101から、演算候補の中から操作者により選択された1つの演算候補と、当該演算候補に対する演算処理で必要なデータ項目に対する操作者により選択されたデータ範囲のデータに対して実行するための演算指示とを含む演算要求を受信する。
そして、ステップS1201では、帳票サーバ100は、操作者により選択されたデータ範囲で示される集計データを確定する。帳票サーバ100の外部メモリに格納されている帳票ファイルの帳票データには、各項目名称とそれぞれの位置(座標)と、内部に流し込まれている数値データを備えているため、選択されたデータ範囲の座標が特定できれば、集計対象の数値を取得することができる。
具体的には、帳票ファイル213の1ページ分のデータはページオーバーレイ情報、ページレイアウト情報、行レイアウト情報及びテキスト情報から構成されている。ページオーバーレイ情報は、帳票の罫線や固定文字列の情報をベクタ形式で格納している。ページレイアウト情報は、ページ内のどの位置からどの位置までどのような間隔で行を配置するかの情報を格納している。行レイアウト情報は、行内の文字に対するフォントや装飾やピッチといった情報が格納されている。テキスト情報は、表示されるテキストのレコードを格納している。CPU201は、ページレイアウト情報を使用して、各行の座標を算出し、行レイアウト情報とテキスト情報を割り付け、帳票表示データの内部構造を作成する。さらにオーバーレイ情報から文字部分の座標を算出し、帳票表示データの内部構造に追加する。続いて、CPU201は、選択範囲に存在する文字列の抽出を行う。即ち、クライアントPC101から受信する当該選択範囲には、選択範囲の表示ページ上のX座標の左限と右限、Y座標の上限と下限を示す情報が含まれ、CPU201は、作成した内部構造のうち当該選択範囲のY座標の上限と下限に含まれる行を、該当するページのページレイアウト情報に基づいて取り出す。そして、CPU201は、同行の行レイアウト情報のフォントやピッチから、当該選択範囲のX座標の左限と右限に含まれるのが何文字目から何文字目なのかを算出し、同行のテキスト情報から該当する部分のテキストを抽出する。このように、本実施形態によれば、任意の選択範囲に属する帳票内のデータを抽出することが可能となる。
なお、前述したように、クライアント装置101から、集計対象の数値データが送信されてきた場合は、ステップS1201の処理は不要となるのでスキップされる。
続いてステップS1202では、帳票サーバ100は、演算処理で必要な項目の数値データがすべて揃っているか判定する。例えば、「原価率」を求めるためには「売り上げ金額」と「原価」が必要であるが、その両方の数値データがすべてステップS1201で確定したか判断する。数値データが揃っていない場合には、ステップS1201に処理を戻し、演算処理に必要な数値データが全て揃った場合には、次のステップS1203に処理を進める。
次にステップS1203では、帳票サーバ100は、クライアント装置101から送信される演算要求に含まれる演算候補に対する演算処理を、ステップS1201確定された集計用の数値データを用いて実行する。例えば、「粗利率」が選択された場合は、確定された集計用の数値データである「売り上げ金額」と「原価」から、「売り上げ金額」の選択範囲のデータの合計値を求め、「原価」の選択範囲のデータの合計値を求め、「売り上げ金額」の合計値から「原価」の合計値の差分を取り、それを「売り上げ金額」の合計値で割ることにより、求められる。これらの四則演算の具体的な処理は自明であり、また計算式は、図7に示されているので、更なる詳細な説明については省略する。
そしてステップS1204において、帳票サーバ100は、ステップS1203で演算処理した演算結果を、演算要求のあったクライアント装置101に返送する。
そして、図3のステップS310で、クライアント装置101は、帳票サーバ100から受信した演算結果を、図6に示すようにメニュー一覧を削除してその位置にメニュー表示を行う。なお、本実施形態でいうメニューとは、コンテキストメニューのことである。
さらに、上記図3、図10、図11に示した各フローチャートにおける処理は、クライアント側であるクライアントPC101の処理ではいくつかの判断手段などの機能を含めた形で説明した。しかし、単純にブラウザアプリケーションでのHTMLファイルの表示を行い、クライアントPC101からはイベントを帳票サーバ100に送信することでサーバ側はCGI(Common Gateway Interface)を用いて各ステップを実現する処理を行うなどの変形でも実現できる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、例えば、表計算アプリケーションにおけるセルという概念がない帳票データを対象としても、複数のデータ範囲を任意に指定することで、指定された複数のデータ範囲の関係から適切な演算を指示することができ、指示された演算処理を実行させることができる。
また、本実施の形態では、世代の考えについて言及していないが、データ範囲の選択操作は複数の帳票データ(帳票ファイル)にまたがって行うことができる。例えば、同じ帳票種別の異なる月の集計表を表示している状態で、当月と前月の帳票データ対象にしてデータ範囲を選択することにより、当該異なる帳票ファイルに亘って夫々該当する範囲が選択された状態とすることが可能である。
さらには、上記の方法により、一世代分の帳票ファイルに含まれる各ページの任意の範囲を選択し、他の世代については夫々の世代を指定することにより、全世代に亘って夫々該当する範囲が選択された状態とすることも可能である。尚、ここでいう「世代」とは、月次帳票を例に挙げれば、1月分の月次帳票、2月分の月次帳票、・・・が夫々一世代であり、例えば、或る年の1年分の統計を計算したい場合には12世代分の帳票が対象ということになる。
以上、本発明の一実施形態を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置(例えば、帳票サーバ100とクライアントPC101を一つの装置に統合した形態)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る帳票表示システムの構成を示す図である。 帳票サーバのハードウェア構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る帳票表示システムによる帳票データの表示と演算処理の基本的な処理フローを示す図である。 帳票データで範囲選択されたときのメニュー画面の表示例である。 帳票データでメニュー画面から計算候補が選択されて、計算候補一覧が表示される表示例である。 帳票データで選択された範囲のデータに基づく演算処理が行われた結果の表示例である。 演算候補テーブルの一例である。 項目座標テーブルの一例である。 帳票サーバによる演算候補・座標値の送信処理の処理フローを示す図である。 クライアントPCによる演算候補の抽出・表示処理の処理フローを示す図である。 クライアントPCによる演算要求処理の処理フローを示す図である。 帳票サーバによる計算処理の処理フローを示す図である。
符号の説明
100 帳票サーバ
101 クライアントPC
102 クライアントPC
103 ネットワーク

Claims (14)

  1. 帳票データを表示部に表示する帳票表示システムであって
    前記帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データを記憶する記憶手段と
    前記帳票データを前記表示部に表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲データ項目前記記憶手段に記憶されている演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、
    前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から、演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、
    前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理手段と、
    前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段と
    を備えることを特徴とする帳票表示システム。
  2. 前記記憶手段は、前記帳票データ内の集計対象となるデータ項目と該データ項目ごとのデータ範囲の位置との関係を示す項目位置データを更に記憶し、
    前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲と、前記記憶手段に記憶されている項目位置データとに従って、前記受付手段により選択を受け付けたデータ範囲のデータ項目を特定する特定手段と、
    を更に備え、
    前記演算候補抽出手段は、前記特定手段により特定された複数のデータ項目と、前記記憶手段に記憶されている演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の帳票表示システム。
  3. 前記受付手段により3つ以上のデータ範囲の選択を受け付けた場合、前記演算候補抽出手段は、当該3つ以上のデータ範囲に対するデータ項目のデータ間で演算可能な全ての演算候補を、前記記憶手段に記憶されている演算候補データから抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の帳票表示システム。
  4. 帳票データの表示を行うクライアント装置と通信可能な該帳票データを記憶する帳票サーバとして機能する情報処理装置であって、
    前記帳票データと、前記帳票データ内集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データとを記憶する記憶手段と、
    前記クライアント装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶されている帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを、前記クライアント装置に返送する返送手段と、
    前記クライアント装置から送信される演算要求に含まれる演算候補に対する演算処理を、前記クライアント装置で選択された複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理手段と、
    前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記クライアント装置に送信する処理結果送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置であって、
    前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された帳票データを表示部に表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信手段により受信された演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、
    前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、
    前記受付手段により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行するための、該演算候補を含む演算要求前記帳票サーバに送信する演算要求手段と、
    前記帳票サーから受信する、前記演算要求に対する演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置であって、
    前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された帳票データを表示部に表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信手段により受信された演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、
    前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、
    前記受付手段により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行する演算処理手段と、
    前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データを記憶する記憶手段を備え、前記帳票データを表示部に表示する帳票表示システムで読み取り実行可能なプログラムであって、
    前記帳票表示システムを、
    前記帳票データを前記表示部に表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示された帳票データ内の集計対象となるデータ範囲の選択を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目と、前記記憶手段に記憶されている演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、
    前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から、演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、
    前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理手段と、
    前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 帳票データの表示を行うクライアント装置と通信可能であり、前記帳票データと、前記帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データとを記憶する記憶手段を備えた帳票サーバとして機能する情報処理装置で実行されるプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記クライアント装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶されている帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを、前記クライアント装置に返送する返送手段と、
    前記クライアント装置から送信される演算要求に含まれる演算候補に対する演算処理を、前記クライアント装置で選択された複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理手段と、
    前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記クライアント装置に送信する処理結果送信手段として機能させることを特徴とするコンピュータで実行可能なプログラム。
  9. 帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置で実行されるプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された帳票データを表示部に表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信手段により受信された演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、
    前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、
    前記受付手段により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行するための、該演算候補を含む演算要求前記帳票サーバに送信する演算要求手段と、
    前記帳票サーから受信する、前記演算要求に対する演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段として機能させることを特徴とするコンピュータ実行可能なプログラム。
  10. 帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置で実行可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された帳票データを表示部に表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信手段により受信された演算候補データとに従って、前記受付手段で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出手段と、
    前記演算候補抽出手段により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付手段と、
    前記受付手段により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付手段により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行する演算処理手段と、
    前記演算処理手段により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示手段として機能させることを特徴とするコンピュータ実行可能なプログラム。
  11. 帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データを記憶する記憶手段を備え、前記帳票データを表示部に表示する帳票表示システムにおける帳票表示方法であって、
    前記帳票表示システムの表示手段が、前記帳票データを前記表示部に表示する表示工程と、
    前記帳票表示システムの受付手段が、前記表示工程で表示された帳票データ内の集計対象となるデータ範囲の選択を受け付ける受付工程と、
    前記帳票表示システムの演算候補抽出手段が、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目と、前記記憶手段に記憶されている演算候補データとに従って、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出工程と、
    前記帳票表示システムの演算候補受付手段が、前記演算候補抽出工程により抽出された演算候補の中から、演算候補の選択を受け付ける演算候補受付工程と、
    前記帳票表示システムの演算処理手段が、前記演算候補受付工程により受け付けた演算候補に対する演算処理を、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理工程と、
    前記帳票表示システムの処理結果表示手段が、前記演算処理工程により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示工程と、
    を含むことを特徴とする帳票表示方法。
  12. 帳票データの表示を行うクライアント装置と通信可能であり、前記帳票データと、前記帳票データ内の集計対象となる複数のデータ範囲のデータ間の演算処理に対する演算候補と該演算候補に対する演算処理で用いられるデータ項目との関係を示す演算候補データとを記憶する記憶手段を備えた帳票サーバとして機能する情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の返送手段が、前記クライアント装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶されている帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを、前記クライアント装置に返送する返送工程と、
    前記情報処理装置の演算処理手段が、前記クライアント装置から送信される演算要求に含まれる演算候補に対する演算処理を、前記クライアント装置で選択された複数のデータ範囲のデータに対して実行する演算処理工程と、
    前記情報処理装置の処理結果送信手段が、前記演算処理工程により実行された演算処理の結果を前記クライアント装置に送信する処理結果送信工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  13. 帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の受信手段が、前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信工程と、
    前記情報処理装置の表示手段が、前記受信手段により受信された帳票データを表示部に表示する表示工程と、
    前記情報処理装置の受付手段が、前記表示工程により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付工程と、
    前記情報処理装置の演算候補抽出手段が、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信工程により受信された演算候補データとに従って、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出工程と、
    前記情報処理装置の演算候補受付手段が、前記演算候補抽出工程により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付工程と、
    前記情報処理装置の演算要求手段が、前記受付工程により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付工程により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行するための、該演算候補を含む演算要求前記帳票サーバに送信する演算要求工程と、
    前記情報処理装置の処理結果表示手段が、前記帳票サーから受信する、前記演算要求に対する演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  14. 帳票データを記憶する帳票サーバと通信可能なクライアント装置として機能する情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の受信手段が、前記帳票サーバから、前記帳票データと該帳票データで用いられる演算候補データとを受信する受信工程と、
    前記情報処理装置の表示手段が、前記受信工程により受信された帳票データを表示部に表示する表示工程と、
    前記情報処理装置の受付手段が、前記表示工程により表示された帳票データ内の集計対象となデータ範囲の選択受け付ける受付工程と、
    前記情報処理装置の演算候補抽出手段が、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲データ項目と、前記受信工程により受信された演算候補データとに従って、前記受付工程で受け付けた複数のデータ範囲のデータ項目のデータ間の演算処理に対する演算候補を抽出して前記表示部に表示する演算候補抽出工程と、
    前記情報処理装置の演算候補受付手段が、前記演算候補抽出工程により抽出された演算候補の中から演算候補の選択を受け付ける演算候補受付工程と、
    前記情報処理装置の演算処理手段が、前記受付工程により受け付け複数のデータ範囲のデータに対して、前記演算候補受付工程により受け付けた演算候補に対する演算処理を実行する演算処理工程と、
    前記情報処理装置の処理結果表示手段が、前記演算処理工程により実行された演算処理の結果を前記表示部に表示する処理結果表示工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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