JP5235813B2 - 動画像符号化装置、動画像符号化方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
符号化対象の画像を複数の画素から成る画素ブロックに分割し、該画素ブロックについて参照画像とのマッチング誤差を算出して動きベクトルを検出し、予測符号化を行う動画像符号化装置であって、
前記画素ブロックについて前記動きベクトルの検出を行うためのブロックの分割パターンを、複数の分割パターンのうちから選択する選択手段と、
選択された分割パターンに応じて分割された画素ブロックにつき、参照画像の探索範囲内において前記マッチング誤差を算出し、該マッチング誤差が最小となる位置に基づき動きベクトルを検出する動きベクトル探索手段と、
前記複数の分割パターンのそれぞれについて検出された動きベクトルに対応する前記マッチング誤差を比較して、最小となるマッチング誤差に基づき符号化に用いる画素ブロックの分割パターンを決定する決定手段と
を備え、
前記決定手段は、
各マッチング誤差に対応する分割パターンに応じた重み付けを与えて前記比較を行い、
前記符号化対象の画像がフィールド画像の場合には、前記画素ブロックを縦長に分割するパターンに対して、前記画素ブロックを横長に分割するパターンよりも大きな重み付けを与える
ことを特徴とする動画像符号化装置。
図1は発明の実施形態1に対応する動画像償符号化装置の構成の一例を示す。図1の動画像符号化装置100において、各ブロックは専用ロジック回路やメモリを用いてハードウェア的に構成されてもよい。或いは、メモリに記憶されている処理プログラムをCPUが実行することにより、ソフトウェア的に構成されてもよい。
なお、SADpartはMBPのごとのSAD、part_weightresolutionはMBPと符号化対象画像の解像度の縦横比によって決定するMBPごとに異なる重み付けである。
よって、同内容の画像を取り込んで符号化した場合、フィールドの方が1マクロブロックに表現される画像の内容(対象物が表現される領域)が、解像度との関連で縦方向に2倍広くなる。そのため、同一マクロブロックサイズの場合、画像の大きな信号変化も多くなり、情報量が多くなる。
16×16時 part_weightresolution = α
16× 8時 part_weightresolution = α
8×16時 part_weightresolution = α
8× 8時 part_weightresolution = α
のように均等な値とする。これはフレーム符号化の場合にはMBPのパターンによって情報量が異なることはないからである。これに対して、フィールド符号化時のpart_weightresolutionは、
16×16時 part_weightresolution = α
16× 8時 part_weightresolution = β
8×16時 part_weightresolution = γ
8× 8時 part_weightresolution = α
として、重み付けに偏りを持たせている(但し、β<α<γ)。
16×8>16×16=8×8>8×16
の順に適切なブロックサイズとなる確率が高くなる。そこで、フィールド符号化時にpart_weightresolutionにβ<α<γとなる差をつけている。このように各MBPに含まれる画像情報の縦横比が1:1に近いほどpart_weightresolutionが小さくなるようにpart_weightresolutionは設定される。
次に図5を参照しながら、本発明にかかる動画像符号化装置100の別実施形態を詳細に説明する。ただし、図5に示す実施形態2に係るインター予測部103は実施形態1とほぼ同じ構造を有するが、符号化対象画像の解像度がMBP決定部303では無く探索MBP決定部505に入力されている点が異なる。なお、探索MBP決定部505、MBP決定部303以外の構成の動作については実施形態1と同様のため説明を省く。なお、本実施形態における画素アスペクトは正方形であるものとする。また、本実施形態では、16×16、16×8、8×16、8×8のMBPのうち所定数のパーティションのみを探索できる性能の動画像符号化装置であるものとする。所定数としては例えば、2つとすることができるが、これに限定されるものではない。
16×8>16×16=8×8>8×16
の順に適切なブロックサイズとなる確率が高くなる。そこで、フィールド符号化時にはまず16×8を探索し、次に適切なブロックサイズになると思われる16×16を探索するよう設定している。このように動きベクトル探索を行う対象となるMBPはMBPに含まれる画像情報の縦横比が1:1に近いものから順に選択される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (7)
- 符号化対象の画像を複数の画素から成る画素ブロックに分割し、該画素ブロックについて参照画像とのマッチング誤差を算出して動きベクトルを検出し、予測符号化を行う動画像符号化装置であって、
前記画素ブロックについて前記動きベクトルの検出を行うためのブロックの分割パターンを、複数の分割パターンのうちから選択する選択手段と、
選択された分割パターンに応じて分割された画素ブロックにつき、参照画像の探索範囲内において前記マッチング誤差を算出し、該マッチング誤差が最小となる位置に基づき動きベクトルを検出する動きベクトル探索手段と、
前記複数の分割パターンのそれぞれについて検出された動きベクトルに対応する前記マッチング誤差を比較して、最小となるマッチング誤差に基づき符号化に用いる画素ブロックの分割パターンを決定する決定手段と
を備え、
前記決定手段は、
各マッチング誤差に対応する分割パターンに応じた重み付けを与えて前記比較を行い、
前記符号化対象の画像がフィールド画像の場合には、前記画素ブロックを縦長に分割するパターンに対して、前記画素ブロックを横長に分割するパターンよりも大きな重み付けを与える
ことを特徴とする動画像符号化装置。 - 前記決定手段は、前記符号化対象の画像がフィールド画像の場合に、前記複数の分割パターンのうち前記画素ブロックを縦長に分割するパターンについて最も大きな重み付けを与えることを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化装置。
- 前記選択手段は、前記符号化対象の画像がフィールド画像の場合に、前記複数の分割パターンのうち、前記決定手段の重み付けの小さいものから所定数のみを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の動画像符号化装置。
- 符号化対象の画像を複数の画素から成る画素ブロックに分割し、該画素ブロックについて参照画像とのマッチング誤差を算出して動きベクトルを検出し、予測符号化を行う動画像符号化方法であって、
選択手段が、前記画素ブロックについて前記動きベクトルの検出を行うためのブロックの分割パターンを、複数の分割パターンのうちから選択する選択工程と、
動きベクトル探索手段が、選択された分割パターンに応じて分割された画素ブロックにつき、参照画像の探索範囲内において前記マッチング誤差を算出し、該マッチング誤差が最小となる位置に基づき動きベクトルを検出する動きベクトル探索工程と、
決定手段が、前記複数の分割パターンのそれぞれについて検出された動きベクトルに対応する前記マッチング誤差を比較して、最小となるマッチング誤差に基づき符号化に用いる画素ブロックの分割パターンを決定する決定工程と
を備え、
前記決定工程では、
各マッチング誤差に対応する分割パターンに応じた重み付けを与えて前記比較を行い、
前記符号化対象の画像がフィールド画像の場合には、前記画素ブロックを縦長に分割するパターンに対して、前記画素ブロックを横長に分割するパターンよりも大きな重み付けを与える
ことを特徴とする動画像符号化方法。 - 前記決定工程では、前記符号化対象の画像がフィールド画像の場合に、前記複数の分割パターンのうち前記画素ブロックを縦長に分割するパターンについて最も大きな重み付けが与えられることを特徴とする請求項4に記載の動画像符号化方法。
- 前記選択工程では、前記符号化対象の画像がフィールド画像の場合に、前記複数の分割パターンのうち、前記決定工程における重み付けの小さいものから所定数のみを選択することを特徴とする請求項4または5に記載の動画像符号化方法。
- コンピュータに請求項4乃至6のいずれか1項に記載の動画像符号化方法を実行させるためのプログラム。
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JP2009180135A JP5235813B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 動画像符号化装置、動画像符号化方法及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009180135A JP5235813B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 動画像符号化装置、動画像符号化方法及びコンピュータプログラム |
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2009
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