JP5234488B2 - 投入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、揚げ物材料の投入装置に関し、より具体的には、揚げ物材料を連続式フライヤに投入する投入装置に関する。
従来、鶏肉の唐揚げを連続式フライヤで製造することが知られている。現在行われている製造方法では、鶏肉は、予めバッター液に浸され、トレイに入れられている。複数の作業者が、油面が露出したフライヤの上流端部の周りに立ち、鶏肉をトレイから1つずつ手で掴み出し、鶏肉をフライヤに投入する。鶏肉は、その一部分では、皮と身がしっかり接着させられているが、他の部分では、皮と身が分離しやすい。従って、作業者は、鶏肉をフライヤに投入するとき、手で形を整え、皮と身が分離して開いた形状の唐揚げにならないように注意する。フライヤに投入された鶏肉は、フライヤの中を搬送されながら揚げられ、フライヤの下流端において唐揚げ製品として搬出される。
また、かき揚げ材料を連続式フライヤに投入する投入装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された投入装置では、バッター液に浸された後で円形の型に入れられたかき揚げ材料がフライヤに投入され、かき揚げ材料は、型に入れられたままフライヤの中を搬送されながら揚げられる。それにより、かき揚げ製品の形状を一定にすることができる。
特許第3051961号公報
現在の鶏肉の製造方法において、作業者は、高温のフライヤの近くで立った状態で作業をするので、作業者への作業負担が大きくなる。
また、作業者が鶏肉の形状を1つずつ手作業で整えながら鶏肉をフライヤに投入するので、フライヤに投入される鶏肉の形状が作業者によって異なると、唐揚げ製品の形状が安定しなくなる。また、フライヤの周りに立った作業者が鶏肉をフライヤに投入する位置が作業者に応じて異なるので、鶏肉を揚げる時間が異なることがあり、それにより、唐揚げ製品の品質が安定しないことがある。
更に、フライヤの周りに立つ作業者の能力や疲れ具合に応じて、作業者が鶏肉をフライヤに投入する速度が変化するので、唐揚げ製品の生産量が安定しないことがある。また、フライヤの周りに立つことができる作業者の人数が限られるため、唐揚げの生産量を増大させることが困難である。
また、鶏肉を掴んだときに作業者の指に付着したバッター液が、フライヤの中に垂れ、フライヤの油が汚れることがある。
一方、特許文献1に開示された投入装置では、投入装置をフライヤと一体に形成する必要があり、投入装置及びフライヤの構造が複雑になる。
そこで、本発明の第1の目的は、バッター液に浸された食品材料を連続式フライヤに投入する投入装置であって、作業者の負担を軽減し、揚げ物製品の形状及び品質を安定させ、揚げ物製品の生産量を安定的に増大させ、バッター液によるフライヤの油の汚れを軽減することができる、比較的簡易な投入装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、バッター液に浸された鶏肉を連続式フライヤに投入する投入装置であって、作業者の負担を軽減し、鶏肉の唐揚げの形状及び品質を安定させ、鶏肉の唐揚げの生産量を安定的に増大させ、バッター液によるフライヤの油の汚れを軽減することができる、比較的簡易な投入装置を提供することにある。
上記第1の目的及び第2の目的を達成するために、本発明による揚げ物材料の投入装置は、バッター液に浸され、バッター液によって互いに接着させられる少なくとも2つの部分を有する揚げ物材料を、連続式フライヤに投入するための投入装置であって、揚げ物材料が供給される供給領域から移動領域を経て揚げ物材料を放出する放出箇所まで延びる搬送経路に沿って、揚げ物材料を搬送するコンベヤを有し、コンベヤは、搬送経路に沿って移動するように駆動される移動部と、移動部に対して回転可能に取り付けられ、供給領域で供給された揚げ物材料を1つずつ受け入れるポットと、を有し、ポットは、揚げ物材料を受け入れる開口を有し、供給領域から移動領域を経て放出箇所まで前記移動部によって移動させられる間、開口が上方に向けられた受入れ位置に維持され、コンベヤは、更に、放出箇所に到達したポットを、受入れ位置から、開口が下方に向けられた放出位置まで移動部に対して回転させるための回転機構を有し、放出位置のポットから放出された揚げ物材料がフライヤに投入されることを特徴としている。
このように構成された本発明の揚げ物材料の投入装置では、コンベヤが、供給領域から放出箇所まで揚げ物材料を搬送するので、供給領域をフライヤから離れた位置に配置することが可能になる。したがって、従来のように作業者がフライヤの上流端の周囲の高温環境に立って投入作業をする必要がなく、作業者の負担が軽減される。また、例えば供給領域を大きく設定すれば作業者がコンベヤの周囲に座って作業するスペースを設けることも可能となる。これによっても、作業者の作業負担が軽減される。
また、揚げ物材料をポットで受け入れて放出位置で放出するので、ポットで揚げ物材料の形状を整えることができる。また、揚げ物材料が放出される位置を一定にして、揚げ物材料をフライヤに投入するので、揚げ物材料の揚げ時間を一定に保持することができる。したがって、揚げ物の形状及び品質を安定させることができる。
さらに、揚げ物材料をポットに入れてからフライヤに投入するので、揚げ物製品の生産量が作業者の能力や疲労度によることがなく、揚げ物製品の生産量を安定させることができ。また、移動領域を広げることにより、作業者の数を増やすことができるので、生産量を増大させることができる。
また、揚げ物材料が移動領域を移動する間、揚げ物材料とバッター液は1箇所に集められ、その後、放出箇所において回転機構がポットを受入れ位置から放出位置に回転させる。従って、揚げ物材料がまとまった状態でポットから放出されるから、揚げ物材料から分離してフライヤに投入されるバッター液の量を抑制することができる。その結果、バッター液によるフライヤの油の汚れを軽減することができる。
また、本発明による投入装置はフライヤの上流に、フライヤと別の構造として構成されているので、既存のフライヤに追加で設置することも可能である。したがって、比較的簡易な投入装置を提供することができる。
本発明による投入装置の実施形態において、好ましくは、ポットは、移動部に対して自由回転可能に取り付けられ、供給領域から移動領域を経て放出箇所まで移動させられる間、受入れ位置に重力によって維持され、回転機構は、コンベヤの放出箇所のところに固定されたラックと、ポットに固定され且つラックと噛合い可能なギヤと、を有し、ポットが放出箇所に到達したときにラックによってギヤが回転させられることにより、ポットが受入れ位置から放出位置に移動部に対して回転させられる。
このように構成された投入装置では、ポットを移動部によって放出箇所に移動させるだけで、ラックとギアが噛み合ってポットが放出位置に回転するので、回転機構を簡単な構造とすることができる。
上記実施形態の投入装置において、好ましくは、ポットは、移動部によって放出箇所に移動された後、放出位置から受入れ位置に回転する。
このように構成された投入装置では、ポットを受入れ位置から放出位置に回転させた後、ポットは、受入れ位置に戻るので、次の揚げ物材料の受入れの準備をすることができる。また、揚げ物材料から分離したバッター液がポットに残った場合でも、そのバッター液によるフライヤ内の油の汚れを防止することができ、またバッター液が揚げ物材料の投入装置の周囲の環境に落ちるのを防止することができる。
本発明による投入装置の実施形態において、好ましくは、更に、コンベヤとフライヤとの間に配置され、コンベヤから放出された揚げ物材料を1つずつ受け入れる中間ポットを有し、中間ポットは、揚げ物材料を受け入れる開口を有し、開口が上方に向けられた受入れ位置と開口が下方に向けられた放出位置との間を回転可能であり、中間ポットは、それが受入れ位置にあるとき、フライヤの油が収容された状態でコンベヤから揚げ物材料を受入れ、揚げ物材料をプリフライしてから、放出位置に回転して、プリフライした揚げ物材料をフライヤに投入する。
このように構成された投入装置では、コンベヤから放出された揚げ物材料を、中間ポットに受入れ、中間ポットに収容されたフライヤの油でプリフライしてからフライヤに投入するので、フライヤに投入される前に揚げ物材料の形状を或る程度保持することができる。したがって、バッター液によって互いに接着させられる少なくとも2つの部分が離れてしまうのを防止して、形状が安定した揚げ物製品を製造することができる。
上記実施形態の投入装置において、好ましくは、中間ポットは、コンベヤとフライヤとの間に配置された円筒形の回転ドラムの円周面に形成された凹部によって構成され、中間ポットは、回転ドラムが回転することによって、受入れ位置から放出位置に回転する。
このように構成された投入装置では、中間ポットが、回転ドラムの円周面に形成された凹部によって構成されるので、回転ドラムを回転させると、凹部が受入れ位置から放出位置へ、また放出位置から受入れ位置へ回転する。したがって、簡単な構造で中間ポットを回転させることができる。
上記実施形態の投入装置において、好ましくは、凹部が受入れ位置から放出位置に回転する間に、揚げ物材料が凹部の外に移動することを防止するために、回転ドラムの円周面に沿って設けられた移動防止部材を有する。
このように構成された投入装置では、移動防止部材により、回転ドラムが回転するにつれて凹部が受入れ位置から放出位置に徐々に回転しても、予め設定されたタイミングよりも前に揚げ物材料が凹部の外に移動するのを防止することができる。したがって、揚げ物材料をプリフライする時間が安定し、揚げ物材料の形状を保持することができる。
また、上記第1の目的及び第2の目的を達成するために、本発明による揚げ物材料の投入装置は、バッター液に浸され、バッター液によって互いに接着させられる少なくとも2つの部分を有する揚げ物材料を、連続式フライヤに投入するための投入装置であって、揚げ物材料が供給される供給領域から移動領域を経て揚げ物材料を放出する放出箇所まで延びる搬送経路に沿って、揚げ物材料を搬送するコンベヤを有し、コンベヤは、搬送経路に沿って移動するように駆動される移動部と、移動部に取り付けられ、供給領域で供給された揚げ物材料を1つずつ受け入れるポットと、を有し、ポットは、揚げ物材料を受け入れる開口を有し、供給領域から前記移動領域を経て前記放出箇所に向かって移動部によって移動させられる間、開口が上方に向けられた受入れ位置にあり、放出箇所に移動したとき、開口が下方に向けられた放出位置にあり、更に、コンベヤとフライヤとの間に配置され、コンベヤから放出された揚げ物材料を1つずつ受け入れる中間ポットを有し、中間ポットは、揚げ物材料を受け入れる開口を有し、開口が上方に向けられた受入れ位置と開口が下方に向けられた放出位置との間を回転可能であり、中間ポットは、それが受入れ位置にあるとき、フライヤの油が収容された状態でコンベヤから揚げ物材料を受入れ、揚げ物材料をプリフライしてから、放出位置に回転して、プリフライした揚げ物材料をフライヤに投入することを特徴としている。
このように構成された本発明の揚げ物材料の投入装置では、コンベヤが、供給領域から放出箇所まで揚げ物材料を搬送するので、供給領域をフライヤから離れた位置に配置することが可能になる。したがって、従来のように作業者がフライヤの上流端の周囲の高温環境に立って投入作業をする必要がなく、作業者の負担が軽減される。また、例えば供給領域を大きく設定すれば作業者がコンベヤの周囲に座って作業するスペースを設けることも可能となる。これによっても、作業者の作業負担が軽減される。
また、揚げ物材料をポットで受け入れて放出位置で放出するので、ポットで揚げ物材料の形状を整えることができる。また、揚げ物材料が放出される位置を一定にして、揚げ物材料をフライヤに投入するので、揚げ物材料の揚げ時間を一定に保持することができる。したがって、揚げ物の形状及び品質を安定させることができる。
さらに、揚げ物材料をポットに入れてからフライヤに投入するので、揚げ物製品の生産量が作業者の能力や疲労度によることがなく、揚げ物製品の生産量を安定させることができ。また、移動領域を広げることにより、作業者の数を増やすことができるので、生産量を増大させることができる。
また、揚げ物材料が移動領域を移動する間、揚げ物材料とバッター液は1箇所に集められ、その後、受入れ位置にあるポットが放出箇所に移動したとき、放出位置に位置する。従って、揚げ物材料がまとまった状態でポットから放出されるから、揚げ物材料から分離してフライヤに投入されるバッター液の量を抑制することができる。その結果、バッター液によるフライヤの油の汚れを軽減することができる。
また、本発明による投入装置はフライヤの上流に、フライヤと別の構造として構成されているので、既存のフライヤに追加で設置することも可能である。したがって、比較的簡易な投入装置を提供することができる。
さらに、コンベヤから放出された揚げ物材料を、中間ポットに受入れ、中間ポットに収容されたフライヤの油でプリフライしてからフライヤに投入するので、フライヤに投入される前に揚げ物材料の形状を或る程度保持することができる。したがって、バッター液によって互いに接着させられる少なくとも2つの部分が離れてしまうのを防止して、形状が安定した揚げ物製品を製造することができる。
上記実施形態の投入装置において、好ましくは、中間ポットは、コンベヤとフライヤとの間に配置された円筒形の回転ドラムの円周面に形成された凹部によって構成され、中間ポットは、回転ドラムが回転することによって、受入れ位置から放出位置に回転する。
このように構成された投入装置では、中間ポットが、回転ドラムの円周面に形成された凹部によって構成されるので、回転ドラムを回転させると、凹部が受入れ位置から放出位置へ、また放出位置から受入れ位置へ回転する。したがって、簡単な構造で中間ポットを回転させることができる。
また、上記第2の目的を達成するために、本発明による鶏肉の投入装置は、バッター液に浸され、バッター液によって互いに接着させられる皮と身を有する鶏肉を、連続式フライヤに投入するための投入装置であって、鶏肉が供給される供給領域から移動領域を経て鶏肉を放出する放出箇所まで延びる搬送経路に沿って、鶏肉を搬送するコンベヤを有し、コンベヤは、搬送経路に沿って移動するように駆動される移動部と、移動部に取り付けられ、供給領域で供給された鶏肉を1つずつ受け入れるポットと、を有し、ポットは、鶏肉を受け入れる開口を有し、供給領域から移動領域を経て放出箇所に向かって移動部によって移動させられる間、開口が上方に向けられた受入れ位置にあり且つ移動部によって振動を受け、放出箇所に移動したとき、前口が下方に向けられた放出位置にあり、放出位置のポットから放出された鶏肉がフライヤに投入されることを特徴としている。
このように構成された本発明の鶏肉の投入装置では、コンベヤが、供給領域から放出箇所まで鶏肉を搬送するので、供給領域をフライヤから離れた位置に配置することが可能になる。したがって、従来のように作業者がフライヤの上流端の周囲の高温環境に立って投入作業する必要がなく、作業者の負担が軽減される。また、例えば供給領域を大きく設定すれば作業者がコンベヤの周囲に座って作業するスペースを設けることも可能となる。これによっても、作業者の作業負担が軽減される。
また、鶏肉をポットで受け入れて放出位置で放出するので、ポットで鶏肉の形状を整えることができる。ここで、鶏肉は、身と皮を有し、特にフライヤに投入すると両者が互いに離れやすいため、両者が密着してまとまった形状を保持することが難しい。本発明の投入装置では、ポットで鶏肉の形状を整えるのに加えて、ポットに移動部からの振動を与えることにより、形状を整えることができる。また、鶏肉が放出される位置を一定にして、鶏肉をフライヤに投入するので、鶏肉の揚げ時間を一定に保持することができる。したがって、鶏肉の揚げ物製品の形状及び品質を安定させることができる。
さらに、鶏肉をポットに入れてからフライヤに投入するので、鶏肉の揚げ物製品の生産量が作業者の能力や疲労度によることがなく、揚げ物製品の生産量を安定させることができ。また、移動領域を広げることにより、作業者の数を増やすことができるので、生産量を増大させることができる。
また、鶏肉が移動領域を移動する間、鶏肉とバッター液は1箇所に集められ、その後、受入れ位置にあるポットが放出箇所に移動したとき、放出位置に位置する。従って、鶏肉がまとまった状態でポットから放出されるから、鶏肉から分離してフライヤに投入されるバッター液の量を抑制することができる。その結果、バッター液によるフライヤの油の汚れを軽減することができる。
また、本発明による投入装置はフライヤの上流に、フライヤと別の構造として構成されているので、既存のフライヤに追加で設置することも可能である。したがって、比較的簡易な投入装置を提供することができる。
上記実施形態の投入装置において、好ましくは、コンベヤとフライヤとの間に配置され、コンベヤから放出された鶏肉を1つずつ受け入れる中間ポットを有し、中間ポットは、鶏肉を受け入れる開口を有し、開口が上方に向けられた受入れ位置と開口が下方に向けられた放出位置との間を回転可能であり、中間ポットは、それが受入れ位置にあるとき、フライヤの油が収容された状態でコンベヤから鶏肉を受入れ、鶏肉をプリフライしてから、放出位置に回転して、プリフライした鶏肉をフライヤに投入する。
このように構成された投入装置では、コンベヤから放出された鶏肉を、中間ポットに受入れ、中間ポットに収容されたフライヤの油でプリフライしてからフライヤに投入するので、フライヤに投入される前に鶏肉の形状を或る程度保持することができる。したがって、鶏肉の皮と身が離れてしまうのを防止して、まとまった形状を維持した鶏肉の揚げ物製品を製造することができる。
上記実施形態の投入装置において、好ましくは、中間ポットは、コンベヤとフライヤとの間に配置された円筒形の回転ドラムの円周面に形成された凹部によって構成され、中間ポットは、回転ドラムが回転することによって、受入れ位置から放出位置に回転する。
このように構成された本発明では、中間ポットが、回転ドラムの円周面に形成された凹部によって構成されるので、回転ドラムを回転させると、凹部が受入れ位置から放出位置へ、また放出位置から受入れ位置へ回転する。したがって、簡単な構造で中間ポットを回転させることができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態による揚げ物材料の投入装置1及びフライヤ2を示す概略図である。本実施形態では、揚げ物として唐揚げを採用し、したがって、揚げ物材料として、バッター液に浸された、身及び皮を有する鶏肉を使用する。
フライヤ2は、連続式フライヤであり、内部に高温の油を収容した油槽4と、油槽4の中に設けられ、投入された鶏肉を油の中で順次下流方向Aに搬送するコンベヤ6と、を備えている。
投入装置1は、コンベヤ3を有し、このコンベヤ3は、床面Fに置かれたフレーム8と、フレーム8に対して移動可能な環状チェーン10と、環状チェーン10に取り付けられ、鶏肉を1つずつ収容するポット12と、環状チェーン10を駆動するモータ14と、を備えている。
フレーム8は、上流側から下流側に向かって延びる一対のサイドフレーム16(図1ではその一方のみ図示されている)と、サイドフレーム16間に回転自在に支持された複数の支持シャフト18と、を有する。サイドフレーム16は、上流側から下流側に、ほぼ水平に延びる水平部19と、そこからフライヤ2に向かって下方に傾斜している下流側の端部20とで構成されている。
支持シャフト18は、サイドフレーム16の上流端16Aに1つ(18A)、下流端16Bに1つ(18B)、水平部19及び端部20の結合部分である屈曲部16Cに2つ(18C)設けられている。各支持シャフト18の両側でサイドフレーム16の内側には、環状チェーン10と係合するスプロケット22が取り付けられている。
また、下流端16Bに配置された支持シャフト18Bには、サイドフレーム16の外側に、ローラ18Bの駆動用スプロケット24が固定されている。サイドフレーム16の外側には、他の2つの駆動用スプロケット26が回転自在に取り付けられており、これらの駆動用スプロケット24,26には、駆動用チェーン28が掛け回されている。最も上流側の駆動用スプロケット26は、チェーン27によって、フレーム8に固定されたモータ14の出力軸と連結している。
図2は、本発明の第1実施形態による鶏肉の投入装置1の環状チェーン10及びポット12を示す斜視図である。また、図3は、本発明の第1実施形態による鶏肉の投入装置1のポットアレイ30を示す正面図である。
環状チェーン10は、各支持シャフト18両端のスプロケット22にそれぞれ係合し、サイドフレーム16の内側に一対設けられている。したがって、環状チェーン10は、サイドフレーム16およびスプロケット22によって案内される搬送経路に沿って移動する移動部となっている。この環状チェーン10には、複数のポット12が1列に配置されたポットアレイ30が、等間隔に複数取り付けられている。
ポットアレイ30は、複数のポット12と、ポット12を支持する支持プレート32とを有する。支持プレート32は、コンベヤ3の幅方向に沿って延びる細長いプレート状部材である底部34と、底部34の両端に一体的に形成され、底部34から直角に延びる壁部36と、を有する。底部34において、壁部36が形成されている側の面には、開口38を有する半球状のカップ状部材であるポット12が複数個(本実施形態では5つ)固定されている。壁部36は、底部34から直角に、ポット12の高さとほぼ同じ高さまで延びている。壁部36の外面には、壁部36の先端側に、外側に延びる回転軸39が固定されている。これらの回転軸39は、環状チェーン10に対して、回転可能に取り付けられている。
ここで、ポットアレイ30の回転軸39は、ポット12を含んだ支持プレート32の重心よりも開口38側に位置している。したがって、ポットアレイ30が環状チェーン10に回転自在に支持された状態では、ポット12は、自重により開口38が上方に向けられ、ポット12内に鶏肉を受け入れることができる、受入れ位置で安定する。
また、ポットアレイ30は、環状チェーン10の移動に伴って移動するので、ポットアレイ30も、環状チェーン10の移動経路に沿った移動経路を形成する。即ち、図1に示すように、ポットアレイ30は、まず、上流端16Aから、サイドプレート16の水平部19に沿って水平に移動し、屈曲部16Cにおいて下方に折れ曲がり、サイドプレート16の下流側の端部20の傾斜に沿って、斜め下方に移動する。そして、下流端16Bのスプロケット22に沿って円弧を描きながら下方に移動し、今度は、端部20に沿って上流側に向かって斜め上方に移動する。その後、屈曲部16Cにおいて折れ曲がって、上流端16Aまで水平に移動し、上流端16Aのスプロケット22に沿って上方に移動し、元の位置に戻る。
このような上下にほぼ重なった環状の移動経路の中で、上側の経路は、ポット12内に供給された鶏肉を、上流側から下流側に搬送する搬送経路として機能する。また、搬送経路の上流端16A付近の領域は、作業者がコンベヤ3の側方に立って、バッター液に浸された鶏肉を1つずつポット12に入れていく作業を行う、供給領域40である。供給領域40の下流側には、ポット12に受け入れられた鶏肉が下流側のフライヤ2に向かって移動する移動領域42が形成されている。そして、下流端16B近傍に、鶏肉をフライヤ2に放出する放出箇所44が配置されている。ここで、放出箇所44は、好ましくは、下流端16Bのスプロケット22の回転中心22A(図4)よりも下流端16B側で、且つ回転中心22Aよりも下方側の領域46(図4)に設定される。
図4は、本発明の第1実施形態による揚げ物材料の投入装置の回転機構を示す図である。
コンベヤ3の端部20には、ポット12を放出箇所44で回転させるための回転機構48が設けられている。回転機構48は、環状チェーン10の外側で、各ポットアレイ30の一方の回転軸39の端に固定されたギヤ50と、ギヤ50に対向するサイドフレーム16の内側に、放出箇所44に対応した位置で固定され、ギヤ50に噛み合い可能なラック52と、を有する。ラック52は、扇形に形成され、ギヤ50に噛み合い可能な歯54が円弧状に形成されている。また、ラック52の中心52Aは、スプロケット22の回転中心22Aよりも下流側且つ下方側に位置しており、スプロケット22の回転中心22Aとは偏心している。
ここで、ラック52の歯54及びギヤ50の歯56のピッチ等の条件は、ギヤ50の歯56がラック52の歯54に噛み合って、ギヤ50がラック52に沿って回転したとき、ギヤ50と一体的に回転するポット12の開口38が、上方に向けられた受入れ位置から、下方に向けられた放出位置まで回動するように、設定される。言い換えると、ギヤ50の回転角度、つまりポット12の回転角度は、ポット12内部に受け入れられた鶏肉が自重によってフライヤ2の油槽4に落下するように、設定される。なお、ラック52及びギヤ50の歯54,56のピッチを調整することにより、ポット12の回転速度を調整することができる。
このような構造の唐揚げの製造装置1では、モータ14を作動させると、駆動用チェーン28を介して下流端16Bのスプロケット22が回転し、環状チェーン10が連続的に移動する。環状チェーン10の移動に伴って、上側のポットアレイ30が上流側から下流側に移動する。
作業者が、供給領域40で、バッター液に浸された鶏肉をポット12に1つずつ入れる。ポット12に受け入れられた鶏肉は、供給領域40から移動領域42を経て放出箇所44まで移動する。このとき、ポット12は、自重によって、受入れ位置に維持される。この移動の間に、鶏肉は、ポット12の内部の形状に沿ってなじみ、形状がまとまる。また、コンベヤ3の搬送中の振動などによって皮と身の間の空気が抜け、バッター液によって両者が互いに密着して、皮と身が分離しにくくなる。
放出箇所44付近まで移動したポットアレイ30は、図4に示すように、ギヤ50とラック52が噛み合う。ポットアレイ30は、環状チェーン10によってスプロケット22の外周に沿って移動するので、ギヤ50は、ラック52に噛み合いながら回転する。すると、ギヤ50に固定されたポットアレイ30も環状チェーン10に対して回転し、その結果、ポット12が受入れ位置から放出位置に反転する。ポット12が放出位置に回転すると、ポット12内部の鶏肉が、周囲のバッター液とともに滑り落ち、フライヤ2の油槽4に落下する。このとき、ポット12を反転させることによって、鶏肉を油槽4に投入するので、バッター液が鶏肉と一緒にまとまって落ちる。
フライヤ2では、油槽4内で鶏肉をフライしながら、コンベヤ6で下流側に搬送し、下流側で唐揚げの製品を取り出す。
一方、放出位置に回転したポット12は、ギヤ50とラック52との噛み合いが外れると、自重によって放出位置から受入れ位置に戻る。そして、環状チェーン10によって移動経路の下側を通って上流端16Aへ戻り、再び供給領域40で次の鶏肉を受け入れることとなる。
このような実施形態によれば、次のような優れた効果を得ることができる。
投入装置1が、フライヤ2とは別個に、フライヤ2の上流側に配置されており、フライヤ2とは直接接触しないため、フライヤ2の油による高温領域から、投入装置1の供給領域40を分離することができる。したがって、作業者が高温環境で鶏肉の供給作業を行う必要がなくなり、これによっても作業者の負担軽減を図ることができる。
また、投入装置1が、ポット12を環状チェーン10で移動させて鶏肉を搬送するので、フライヤ2から離れた上流側に大きな供給領域40を設けることができる。したがって、作業者がコンベヤ3の周囲に座って鶏肉の供給作業を行うことも可能となり、作業者の負担を軽減することができる。作業者が作業を立って行う場合でも、隣の作業者との間に余裕ができるので、作業を行いやすくなる。
ポット12に鶏肉を受け入れて搬送し、放出位置に回転させてフライヤ2に投入するので、従来手作業でフライヤ2に投入していた場合に比べて、フライヤ2に投入したときに鶏肉の皮と身が離れてしまうのを防止することができる。そして、常にポット12の形状に沿った形状にできるから、鶏肉の形状を安定させることができる。また、ポット12内の鶏肉を常に放出箇所44でフライヤ2に投入するので、鶏肉が一定箇所で投入され、フライ時間が均一となる。したがって、従来手作業で作業者の立つ位置からフライヤに鶏肉を投入していた場合に比べて、鶏肉の品質を安定させることができる。
鶏肉のフライヤ2への投入をポット12を用いて行うので、フライヤ2への安定した供給量を確保することができる。本実施形態では、供給領域40を広げることも簡単に実現できるから、作業者の人数を増やすことも容易に行え、これにより、唐揚げ製品の生産量を容易に増大させることができる。また、ポット12を用いて鶏肉のフライヤ2への投入を行うので、作業者の熟練度や疲労度に関わらず、安定して鶏肉を投入することができる。したがって、唐揚げ製品の生産量を安定的に増大させることができる。
ポット12にバッター液に浸された鶏肉を受入れ、ポット12を放出位置に回転させることでフライヤ2に投入するので、鶏肉の周りのバッター液を、鶏肉とともにまとめてフライヤ2に投入することができる。したがって、鶏肉と分離したバッター液の量を最小限にすることができ、フライヤ2にたれるバッター液の量も最小限とすることができる。よって、フライヤ2内の油の汚れを軽減することができる。
投入装置1が、フライヤ2と別装置として構成されているので、フライヤ2の構造を従来のまま使用することができる。従って、既存のフライヤに追加して投入装置1を簡単に設置することができるから、比較的簡易な投入装置1を提供することができる。
回転機構48が設けられているので、ポット12を所望の位置で、受入れ位置から放出位置に回転させることができる。したがって、フライヤ2への鶏肉の放出のタイミングを、投入装置1及びフライヤ2の諸条件に合わせて柔軟に設定することができる。
また、回転機構48が、ギヤ50とラック52とを備えているので、ポットアレイ30を移動させるだけで、放出箇所44でポット12が回転するから、簡単な構造でポット12を回転させることができる。
また、ポット12は、放出位置に回転した後、ギヤ50とラック52との噛み合いが外れると、自重によって受入れ位置に戻るので、非常に簡単な構造で、ポット12の位置を元に戻すことができる。また、ポット12を放出位置へ回転した後すぐ受入れ位置に戻すので、ポット12内に残ったバッター液がフライヤ2にこぼれるのを防止することができる。したがって、フライヤ2の油の汚れを軽減することができる。また、ポット12が受入れ位置に戻るので、ポット12が放出箇所44から供給領域40に戻るときに、ポット12内に残ったバッター液が床Fにこぼれるのを防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本発明の第2実施形態による鶏肉の投入装置60とフライヤ2を示す概略図である。本実施形態による投入装置60は、鶏肉のプリフライを行うための回転ドラムが設けられている点、及びコンベヤ3及び回転ドラムが間欠的に駆動される点が、第1実施形態の投入装置1と異なる他は、第1実施形態の投入装置1の構造と、ほぼ同様である。
本発明の第2実施形態による鶏肉の投入装置60は、コンベヤ3とフライヤ2との間に、円筒形の回転ドラム62を備える。
図6は、本発明の第2実施形態による鶏肉の投入装置60の回転ドラム62を示す断面図である。
回転ドラム62の回転軸62Aは、油槽4内の油の液面よりも上方で、水平に配置されている。したがって、回転ドラム62の下方の一部は、油に浸かった状態となっている。また、回転ドラム62の回転軸62Aは、コンベヤ3の放出箇所44よりも下方且つ下流側に配置されている。この回転ドラム62は、図示しないモータ等の駆動手段によって、回転方向Bに、所定速度且つ所定時間隔で、間欠的に回転可能となっている。また、本実施形態では、コンベヤ3の環状チェーン10も回転ドラム62と同様に、所定速度且つ所定時間間隔で間欠的に駆動される。
回転ドラム62の円周面62Bには、複数の半球状の凹部64が、等間隔に形成されている。これらの凹部64は、コンベヤ3から搬送されて放出された鶏肉を受け入れる中間ポット66となる。
コンベヤ3のポットアレイ30と回転ドラム62の位置は、コンベヤ3のポット12が放出箇所44にあるとき、中間ポット66の1つが放出箇所の下方に位置することができるように、同期している。中間ポット66の開口67が上方に向けられ、ポット12内の鶏肉を中間ポット66内に受け入れることができる、この中間ポット66の向きは、中間ポット66の受入れ位置となっている。なお、回転ドラム62の円筒直径、回転数等の諸条件は、コンベヤ3の環状チェーン10へのポットアレイ30の取付間隔や環状チェーン10の移動速度等に応じて、同期がとれるように設定される。
回転ドラム62には、中間ポット66内に油を注入する注入部68が設けられている。注入部68は、回転ドラム62の回転軸62Aよりも上方で、且つ下流側に配置されている。注入部68は、フライヤ2の高温の油を汲み上げるポンプ(図示せず)と、その油を回転ドラム62の円周面62Bに向かって常時放出するノズル70とを有する。
また、回転ドラム62の上流側の円周面62Bには、中間ポット66に受け入れられた鶏肉及び油が、回転ドラム62が回転するにつれて中間ポット66から外に移動するのを防止するための、移動防止部材72が設けられている。移動防止部材72は、回転ドラム62の回転軸62Aに沿った方向の寸法とほぼ同じ寸法を有し、回転ドラム62の円周面62Bに沿って湾曲したプレート部材ある。移動防止部材72の上端72Aは、回転ドラム62の回転軸62Aよりも上流側且つ上方に位置し、また下端72Bは、回転軸62Aよりも下流側且つ下方に位置する。したがって、移動防止部材72の下方側の一部は、油槽4の油面よりも下方に位置し、油に浸かっている。
ここで、中間ポット66の開口67が下方に向けられ、移動防止部材72の下端72Bよりも下流側にある位置は、鶏肉を中間ポット66からフライヤ2内に放出する放出位置となっている。
このような本実施形態では、鶏肉がコンベヤ3によって移動領域42を搬送される間、環状チェーン10がポット12を間欠的に移動させるため、ポット12には発進、停止に伴って振動が生じる。この振動によって、ポット12内の鶏肉は、身と皮との間の空気が抜け、バッター液によって両者が密着し、互いに分離しにくい形状となる。
ポット12が放出箇所44まで搬送されると、回転機構48がポットアレイ30を回転させて、ポット12を受入れ位置から放出位置に回転させて鶏肉を放出する。このとき、回転ドラム62の中間ポット66がポット12の下方に位置して受入れ位置となっているため、中間ポット66が鶏肉を受け入れる。
一方、回転ドラム62が回転して、中間ポット66の開口が注入部68の近傍を通過すると、注入部68のノズル70から放出された高温の油が、中間ポット66に注がれ、受入れ箇所へ移動する。
中間ポット66には、高温の油が収容されているため、回転ドラム62が回転している間、中間ポット66内の油によって鶏肉がプリフライされる。また、回転ドラム62が回転するにつれて、中間ポット66の開口が次第に下方に移動すると、移動防止部材72が中間ポット66の開口を塞ぎ、内の鶏肉及び油の外への移動を防止する。これにより、回転ドラム62が回転して鶏肉を移動させる間に、鶏肉をプリフライして、その形状を或る程度保持できるようにする。
なお、回転ドラム62の回転数を遅くすれば、鶏肉の皮と身が互いに接着させられて、より丸みを帯びた形状になる。反対に、回転ドラム62の回転数を速くすると、鶏肉の形状が皮と身とが接着させられない部分ができ、丸くなりすぎない、皮が身から一部離れていることによってでこぼことした、手作り感のある自然な形状になる。
中間ポット66が油槽4の油面よりも下方に移動し、移動防止部材72の下端72Bよりも下流側まで移動すると、中間ポット66の開口が開放され、放出位置となる。すると、中間ポット66内の鶏肉が、油槽4の油内で放出され、これによりフライヤ2に投入される。
フライヤ2に投入された鶏肉は、第1実施形態と同様にコンベヤ6で運びながらフライし、下流側で唐揚げとして取り出す。
このような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果と同様の効果が得られる他、次のような効果が得られる。
中間ポット66が、コンベヤ3とフライヤ2との間に設けられているので、ポット12で搬送中に形状を整えられた鶏肉を、中間ポット66でプリフライすることができる。したがって、フライヤ2に投入する鶏肉の形状を予め或る程度保持することができ、皮と身がフライヤ2内で離れてしまうのを防止することができる。
また、中間ポット66内で鶏肉をプリフライするから、フライヤ2に投入する前に鶏肉とバッター液とを予め或る程度結合させることができる。したがって、プリフライした鶏肉をフライヤ2に投入するときに、バッター液がフライヤ2の油に散らばるのを最小限に抑制することができる。これにより、フライヤ2の油の汚れを軽減することができる。
回転ドラム62の回転によって凹部64を回転させ、中間ポット66を受入れ位置と放出位置との間で回転させるので、簡単な構造で中間ポット66の回転動作を行うことができる。また、凹部64の位置が予め回転ドラム62の円周面62Bの所定位置に固定されているので、回転ドラム62の回転数を調整することにより、コンベヤ3のポット12の動作との同期を容易に取ることができる。
さらに、回転ドラム62の回転数を調整することにより、鶏肉の形状をより丸みを帯びた形状にしたり、皮が身から弱冠広がった、手作り感のある形状にしたりする等、様々な形状の唐揚げを作ることができる。
移動防止部材72が設けられているので、受入れ位置から放出位置へ回転中の中間ポット66から鶏肉及び油が出てしまうのを防止することができる。したがって、プリフライの時間を確保することができ、フライヤ2に投入する鶏肉の形状を保持することができる。また、鶏肉が放出位置に到達してからフライヤ2に投入するので、鶏肉を常に一定の位置でフライヤ2に投入することができる。よって、フライヤ2での上げ時間を均一にすることができ、唐揚げの品質のばらつきの発生を防止することができる。
環状チェーン10を間欠的に駆動することにより、ポット12に積極的に振動を与えることができるから、鶏肉の身と皮が密着し、フライヤ2に投入したときに両者を離れにくくすることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、本発明の第3実施形態による唐揚げの投入装置80及びフライヤ2を示す概略図である。本実施形態による唐揚げの投入装置80は、ポット12が環状チェーン10に対して回転可能に支持されずに固定されている点、及び回転機構48が設けられていない点が異なる他は、第2実施形態による唐揚げの投入装置60と同様の構造を有する。
本実施形態では、投入装置80のポットアレイ84は、環状チェーン86に対して固定されている。したがって、環状チェーン86及びこれに固定されたポットアレイ84のポット88は、移動経路の上側においては、ポット88の開口90が上方に向けられた受入れ位置にあるが、移動経路の下側においては、開口90が下方に向けられた放出位置にある。
したがって、本実施形態では、ポットアレイ84が下流端92において、スプロケット94に沿って円弧状に反転することにより、ポット88が受入れ位置から放出位置に回転することとなり、この下流端92が鶏肉の放出箇所94となる。
なお、本実施形態では、放出位置に回転したポットアレイ84は、供給領域に戻るまで受入れ位置に戻らないため、フライヤ2の回転ドラム62より上流側に、バッター液の垂れを防止するカバー96を取り付けることが望ましい。
このような実施形態では、ポット88に鶏肉を受け入れ、環状チェーン86によってポット88を移動させると、環状チェーン86がポット88を間欠的に移動させるため、ポット88には発進、停止に伴って振動が生じる。この振動によって、ポット88内の鶏肉は、身と皮との間の空気が抜け、バッター液によって両者が密着し、互いに分離しにくい形状となる。
ポット88は、放出箇所94において受入れ位置から放出位置に回転し、内部に収容された鶏肉を、回転ドラム62の中間ポット66に放出する。
回転ドラム62は、第2実施形態と同様に、中間ポット66内で鶏肉をプリフライし、フライヤ2に投入する。
このような第3実施形態によれば、第1実施形態及び第2実施形態の効果と同様の効果が得られる他、次のような効果が得られる。
環状チェーン86をスプロケット94に沿って移動させることで、ポット88を受入れ位置から放出位置に回転させることができるので、第1実施形態の回転機構48のような構造を設ける必要がなく、回転の機構を簡単にすることができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、回転ドラムを有しない第1実施形態では、コンベヤが連続的に駆動され、回転ドラムを有する第2実施形態及び第3実施形態では間欠的に駆動されていたが、これに限らず、例えば回転ドラムを有しない投入装置においてもコンベヤを間欠的に駆動してもよい。また、回転ドラムを有する投入装置においても、コンベヤを連続的に駆動してもよい。
第2実施形態及び第3実施形態では、中間ポット66に油を注ぐ注入部68を備えていたが、これに限らず、揚げ物材料を中間ポットに収容するときに、プリフライできる程度の量の油があればよく、したがって、回転ドラムが注入部を有していない構造であってもよい。この場合には、例えば回転ドラムの一部を油に浸し、中間ポットが回転するに従って、中間ポットでフライヤの油をすくうようにしてもよい。
回転ドラムは、第2実施形態及び第3実施形態に示すように、下方の一部がフライヤの油に浸っているものに限らず、例えば回転ドラムの全体が油面よりも上方にあり、中間ポットの鶏肉を油面よりも上方からフライヤに投入してもよい。この場合には、中間ポットの放出箇所は、油面に近いことが望ましい。
第3実施形態では、回転ドラムを有する構造について説明したが、鶏肉は、ポット88内で環状チェーン86による振動によって皮と身が互いに密着して分離しにくくなるので、必ずしも中間ポットにおいてプリフライをする必要はない。
中間ポットを受入れ位置から放出位置に回転させる構造は、回転ドラムによるものに限らず、例えばラックとピニオンによって回転させる等、任意の構造を採用することができる。
ポットの回転機構は、第1実施形態及び第2実施形態に示すような、ラック及びギヤによる構造に限らず、例えば第3実施形態のような、コンベヤのスプロケットを利用する構造であってもよく、あるいは、ポットアレイの重心より下方に回転軸を設け、供給領域及び移動領域ではポットを受入れ位置に保持する保持手段を設けてもよい。このような構造では、放出箇所において保持手段を開放することにより、ポットアレイの自重で受入れ位置から放出位置に回転する。
揚げ物材料は、鶏肉に限らず、バッター液、即ち揚げ物製品を作る際に使用するころもに浸された材料であれば任意であり、例えばかき揚げの材料、天ぷらの材料等、任意の材料を採用することができる。
本発明の第1実施形態による揚げ物材料の投入装置を備えた揚げ物の製造装置を示す全体概略図である。 本発明の第1実施形態による揚げ物材料の投入装置のポットを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態によるポットの正面図である。 本発明の第1実施形態による揚げ物材料の投入装置の回転機構を示す図である。 本発明の第2実施形態による揚げ物材料の投入装置を備えた揚げ物の製造装置を示す全体概略図である。 本発明の第2実施形態による揚げ物材料の投入装置の回転ドラムを示す断面図である。 本発明の第3実施形態による揚げ物材料の投入装置を備えた揚げ物の製造装置を示す全体概略図である。
符号の説明
1,60,80 鶏肉の投入装置
2 フライヤ
3 コンベヤ
10,86 環状チェーン
12,88 ポット
48 回転機構
50 ギヤ
52 ラック
62 回転ドラム
64 凹部
66 中間ポット

Claims (9)

  1. バッター液に浸され、バッター液によって互いに接着させられる少なくとも2つの部分を有する揚げ物材料を、連続式フライヤに投入するための投入装置であって、
    揚げ物材料が供給される供給領域から移動領域を経て揚げ物材料を放出する放出箇所まで延びる搬送経路に沿って、揚げ物材料を搬送するコンベヤを有し、
    前記コンベヤは、前記搬送経路に沿って移動するように駆動される移動部と、前記移動部に対して回転可能に取り付けられ、前記供給領域で供給された揚げ物材料を1つずつ受け入れるポットと、を有し、
    前記ポットは、揚げ物材料を受け入れる開口を有し、前記供給領域から前記移動領域を経て前記放出箇所まで前記移動部によって移動させられる間、前記開口が上方に向けられた受入れ位置に維持され、
    前記コンベヤは、更に、前記放出箇所に到達したポットを、前記受入れ位置から、前記開口が下方に向けられた放出位置まで前記移動部に対して回転させるための回転機構を有し、前記放出位置のポットから放出された揚げ物材料がフライヤに投入され、
    前記投入装置は、更に、前記コンベヤとフライヤとの間に配置され、前記コンベヤから放出された揚げ物材料を1つずつ受け入れる中間ポットを有し、
    前記中間ポットは、揚げ物材料を受け入れる開口を有し、前記開口が上方に向けられた受入れ位置と前記開口が下方に向けられた放出位置との間を回転可能であり、
    前記中間ポットは、それが前記受入れ位置にあるとき、フライヤの油が収容された状態で前記コンベヤから揚げ物材料を受入れ、揚げ物材料をプリフライしてから、前記放出位置に回転して、プリフライした揚げ物材料をフライヤに投入する、ことを特徴とする投入装置。
  2. 前記ポットは、前記移動部に対して自由回転可能に取り付けられ、前記供給領域から前記移動領域を経て前記放出箇所まで移動させられる間、前記受入れ位置に重力によって維持され、
    前記回転機構は、前記コンベヤの放出箇所のところに固定されたラックと、前記ポットに固定され且つ前記ラックと噛合い可能なギヤと、を有し、前記ポットが前記放出箇所に到達したときに前記ラックによって前記ギヤが回転させられることにより、前記ポットが前記受入れ位置から前記放出位置に前記移動部に対して回転させられることを特徴とする請求項1に記載の投入装置。
  3. 前記ポットは、前記移動部によって前記放出箇所に移動された後、前記放出位置から前記受入れ位置に回転することを特徴とする請求項1又は2に記載の投入装置。
  4. 前記中間ポットは、前記コンベヤとフライヤとの間に配置された円筒形の回転ドラムの円周面に形成された凹部によって構成され、
    前記中間ポットは、前記回転ドラムが回転することによって、前記受入れ位置から前記放出位置に回転することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の投入装置。
  5. 前記凹部が前記受入れ位置から前記放出位置に回転する間に、揚げ物材料が前記凹部の外に移動することを防止するために、前記回転ドラムの円周面に沿って設けられた移動防止部材を有することを特徴とする請求項4に記載の投入装置。
  6. バッター液に浸され、バッター液によって互いに接着させられる少なくとも2つの部分を有する揚げ物材料を、連続式フライヤに投入するための投入装置であって、
    揚げ物材料が供給される供給領域から移動領域を経て揚げ物材料を放出する放出箇所まで延びる搬送経路に沿って、揚げ物材料を搬送するコンベヤを有し、
    前記コンベヤは、前記搬送経路に沿って移動するように駆動される移動部と、前記移動部に取り付けられ、前記供給領域で供給された揚げ物材料を1つずつ受け入れるポットと、を有し、
    前記ポットは、揚げ物材料を受け入れる開口を有し、前記供給領域から前記移動領域を経て前記放出箇所に向かって前記移動部によって移動させられる間、前記開口が上方に向けられた受入れ位置にあり、前記放出箇所に移動したとき、前記開口が下方に向けられた放出位置にあり、
    更に、前記コンベヤとフライヤとの間に配置され、前記コンベヤから放出された揚げ物材料を1つずつ受け入れる中間ポットを有し、
    前記中間ポットは、揚げ物材料を受け入れる開口を有し、前記開口が上方に向けられた受入れ位置と前記開口が下方に向けられた放出位置との間を回転可能であり、
    前記中間ポットは、それが前記受入れ位置にあるとき、フライヤの油が収容された状態で前記コンベヤから揚げ物材料を受入れ、揚げ物材料をプリフライしてから、前記放出位置に回転して、プリフライされた揚げ物材料をフライヤに投入することを特徴とする投入装置。
  7. 前記中間ポットは、前記コンベヤとフライヤとの間に配置された円筒形の回転ドラムの円周面に形成された凹部によって構成され、
    前記中間ポットは、前記回転ドラムが回転することによって、前記受入れ位置から前記放出位置に回転することを特徴とする請求項6に記載の投入装置。
  8. バッター液に浸され、バッター液によって互いに接着させられる皮と身を有する鶏肉を、連続式フライヤに投入するための投入装置であって、
    鶏肉が供給される供給領域から移動領域を経て鶏肉を放出する放出箇所まで延びる搬送経路に沿って、鶏肉を搬送するコンベヤを有し、
    前記コンベヤは、前記搬送経路に沿って移動するように駆動される移動部と、前記移動部に取り付けられ、前記供給領域で供給された鶏肉を1つずつ受け入れるポットと、を有し、
    前記ポットは、鶏肉を受け入れる開口を有し、前記供給領域から前記移動領域を経て前記放出箇所に向かって前記移動部によって移動させられる間、前記開口が上方に向けられた受入れ位置にあり且つ前記移動部によって振動を受け、前記放出箇所に移動したとき、前記開口が下方に向けられた放出位置にあり、前記放出位置のポットから放出された鶏肉がフライヤに投入され、
    前記投入装置は、前記コンベヤとフライヤとの間に配置され、前記コンベヤから放出された鶏肉を1つずつ受け入れる中間ポットを有し、
    前記中間ポットは、鶏肉を受け入れる開口を有し、前記開口が上方に向けられた受入れ位置と前記開口が下方に向けられた放出位置との間を回転可能であり、
    前記中間ポットは、それが前記受入れ位置にあるとき、前記フライヤの油が収容された状態で前記コンベヤから鶏肉を受入れ、鶏肉をプリフライしてから、前記放出位置に回転して、プリフライした鶏肉をフライヤに投入する、ことを特徴とする投入装置。
  9. 前記中間ポットは、前記コンベヤとフライヤとの間に配置された円筒形の回転ドラムの円周面に形成された凹部によって構成され、
    前記中間ポットは、前記回転ドラムが回転することによって、前記受入れ位置から前記放出位置に回転することを特徴とする請求項8に記載の投入装置。
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