JP5234100B2 - 固体撮像装置および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置に関する。
固体撮像装置の一方式として、X−Yアドレス型固体撮像装置の一種である増幅型固体撮像装置、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型(MOS型を含む)の固体撮像装置(以下、「CMOSイメージセンサ」と記述する)がある。
CMOSイメージセンサは、光電変換部を含む画素が二次元アレイ状に複数配置されている。個々の画素は、光電変換部の他に、読出しゲート部、リセットゲート部および増幅部等を構成する多くの構成要素(例えば、トランジスタ)を一画素領域内に有するため、画素の微細化を図る上で限界がある。
ただし、最近では、本来は一画素ごとに設けられる構成要素の一部を複数の画素間で共有することにより、一画素あたりの光電変換部以外の占有面積を抑制する、いわゆる複数画素共有構造が提案されている。そして、この複数画素共有構造は、CMOSイメージャにおける画素の微細化を図る上で必須の技術となりつつある。
複数画素共有構造として、例えば、2つの光電変換部の間に、当該2つの光電変換部で供給する電荷電圧変換部やその他の構成要素群(リセットゲート等を構成するトランジスタ群)を配置する構造がある(例えば、特許文献1参照)。その他に、2つの光電変換部の間で電荷電圧変換部やその他の構成要素群を共有するとともに、その共有する構成要素群を各光電変換部と並ぶように配置する構造がある(例えば、特許文献2参照)。
米国特許第6423994号明細書 特開2001−298177号公報
上述した複数画素共有構造を採用して画素の微細化を図った上で、撮像画像の高精細化の要求に応えるべく多画素化、それに伴う画素のさらなる微細化を考えた場合、画素面積の微小化に伴って光電変換部の占有面積を小さくせざるを得ない。光電変換部の占有面積が小さくなると、光電変換部の取扱い電荷量(即ち、蓄積可能な電荷量)が少なくなるために、十分な飽和特性を得ることが難しくなる。
そこで、本発明は、複数画素共有構造を採用して画素の微細化を図る上で、十分な飽和特性を得ることが可能な固体撮像装置、当該固体撮像装置の駆動方法および当該固体撮像装置を用いた撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の固体撮像装置は、
光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された電荷を電荷電圧変換部に転送する転送トランジスタとを有する画素が配置された画素アレイ部を備え、
前記画素は、前記転送トランジスタ、リセットトランジスタおよび増幅トランジスタの3トランジスタ構成であり、
前記電荷電圧変換部と、前記光電変換部をリセットする前記リセットトランジスタと、前記光電変換部の電位に対応した信号を出力する前記増幅トランジスタとを複数の画素間で共有し、
前記リセットトランジスタのゲート電極へのリセットパルスの印加時の電圧レベルが前記増幅トランジスタの電源の電圧レベルよりも高く設定する構成を採っている。
リセットトランジスタは、増幅トランジスタの電源の電圧レベルよりも高く設定された電圧レベルをリセット電圧として電荷電圧変換部をリセットする。これにより、電荷電圧変換部のポテンシャルは、リセット電圧が増幅トランジスタの電源の電圧レベルに設定されているときよりも深くなる。電荷電圧変換部のリセット時のポテンシャルを深くできると、その分だけ光電変換部のポテンシャルを深く設計できる。その結果、光電変換部の取扱い電荷量を、リセット電圧が増幅トランジスタの電源の電圧レベルに設定されているときよりも増やすことができる。
上記目的を達成するために、他の発明の固体撮像装置は、
記複数の画素は、同一画素列に属する互いに隣接する4つの画素であり、
前記4つの画素のうち隣り合う2つずつを組とし、一方の組の2つの画素間で前記電荷電圧変換部および前記リセットトランジスタを共有し、他方の組の2つの画素間で前記電荷電圧変換部および前記増幅トランジスタを共有する成を採っている。
各組の2つの画素間で電荷電圧変換部およびを共有し、当該2つの画素間にはリセットトランジスタと増幅トランジスタのどちらかを設けたレイアウト構造とすることで、光電変換部の占有面積を確保するのに効率の良いレイアウトとなる。したがって、複数画素共有構造を採用して、撮像画像の高精細化の要求に応えるべくさらなる微細化を図る場合でも、限られた画素面積内で光電変換部の占有面積を大きく確保することができる。
本発明によれば、画素面積の微小化に伴って光電変換部の占有面積が小さくなっても、光電変換部の取扱い電荷量を増やすことができるために、リセット電圧が増幅部の電源の電圧レベルに設定されているときよりも高い飽和特性を得ることができる。
また、画素の微細化に伴って画素面積が小さくなっても、限られた画素面積内で光電変換部の占有面積を確保し、光電変換部の取扱い電荷量を増やすことができるために、本レイアウト構造を採らない場合よりも高い飽和特性を得ることができる。
本発明が適用されるCMOSイメージセンサの構成の概略を示すシステム構成図である。 画素の光電変換部に光を照射する構造の概略を示す断面図であり、(A)は表面照射型の断面構造を、(B)は裏面照射型の断面構造をそれぞれ示している。 複数画素共有構造を採らない画素回路の一例を示す回路図である。 複数画素共有構造を採る本実施形態に係る画素回路の一例を示す回路図である。 本実施形態に係る画素回路の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 本実施形態に係る画素回路のレイアウト構造の一例を示す平面パターン図である。 本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[システム構成]
図1は、本発明が適用される固体撮像装置、例えばCMOSイメージセンサの構成の概略を示すシステム構成図である。
図1に示すように、本適用例に係るCMOSイメージセンサ10は、図示せぬ半導体基板(チップ)上に形成された画素アレイ部11と、例えば画素アレイ部11と同じ半導体基板上に集積された周辺回路部とを有する構成となっている。周辺回路部としては、例えば、垂直駆動部12、カラム処理部13、水平駆動部14、システム制御部15および昇圧回路18が設けられている。
画素アレイ部11には、入射する可視光をその光量に応じた電荷量に光電変換する光電変換部を含む図示せぬ単位画素(以下、単に「画素」と記述する場合もある)が行列状に2次元配置されている。画素の具体的な構成については後述する。
画素アレイ部11にはさらに、行列状の画素配列に対して行ごとに画素駆動線16が図の左右方向(画素行の画素の配列方向)に沿って形成され、列ごとに垂直信号線17が図の上下方向(画素列の画素の配列方向)に沿って形成されている。図1では、画素駆動線16について1本として示しているが、1本に限られるものではない。画素駆動線16の一端は、垂直駆動部12の各行に対応した出力端に接続されている。
垂直駆動部12は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成されている。ここでは、具体的な構成については図示を省略するが、垂直駆動部12は、読出し走査系と掃出し走査系とを有する構成となっている。読出し走査系は、信号を読み出す単位画素について行単位で順に選択走査を行う。
一方、掃出し走査系は、読出し走査系によって読出し走査が行われる読出し行に対し、その読出し走査よりもシャッタスピードの時間分だけ先行して当該読出し行の単位画素の光電変換素子から不要な電荷を掃き出す(リセットする)掃出し走査を行う。この掃出し走査系による不要電荷の掃き出し(リセット)により、いわゆる電子シャッタ動作が行われる。ここで、電子シャッタ動作とは、光電変換素子の光電荷を捨てて、新たに露光を開始する(光電荷の蓄積を開始する)動作のことを言う。
読出し走査系による読出し動作によって読み出される信号は、その直前の読出し動作または電子シャッタ動作以降に入射した光量に対応するものである。そして、直前の読出し動作による読出しタイミングまたは電子シャッタ動作による掃出しタイミングから、今回の読出し動作による読出しタイミングまでの期間が、単位画素における光電荷の蓄積時間(露光時間)となる。
垂直駆動部12によって選択走査された画素行の各単位画素から出力される信号は、垂直信号線17の各々を通してカラム処理部13に供給される。カラム処理部13は、画素アレイ部11の画素列ごとに、選択行の各画素20から出力されるアナログの画素信号に対して種々の信号処理を行う。
カラム処理部13での信号処理としては、例えば、画素固有の固定パターンノイズを除去するためのCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理が挙げられる。このカラム処理部13に、アナログの画素信号をデジタルの画素信号に変換するAD変換機能を持たせることも可能である。
水平駆動部14は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部13の画素列に対応した回路部分を順番に選択する。この水平駆動部14による選択走査により、カラム処理部13で信号処理された画素信号が順番に出力される。
システム制御部15は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ等によって構成され、当該タイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に垂直駆動部12、カラム処理部13および水平駆動部14などの駆動制御を行う。
昇圧回路18は、垂直駆動部12などで用いる電源電圧の電圧レベルVddを当該電圧レベルVddよりも高い電圧レベルVdd+αに昇圧する。この昇圧回路18としては、例えば周知のチャージポンプ回路が用いられる。昇圧回路18で昇圧された電圧レベルVdd+αは、後述する画素選択を行う選択電源SELVddの高電圧側のレベルとして用いられる。その詳細については後述する。
(照射構造)
ここで、画素の光電変換部に光を照射する構造として、光電変換部が形成された半導体基板の表面側から光を照射する表面照射型と、当該半導体基板の裏面側から光を照射する裏面照射型とがある。上記構成のCMOSイメージセンサ10は、表面照射型、裏面照射型のいずれの照射構造にも対応可能である。これら照射構造の構成の概略について以下に説明する。
図2は、画素の光電変換部に光を照射する構造の概略を示す断面図である。図2において、(A)は表面照射型の断面構造を、(B)は裏面照射型の断面構造をそれぞれ示している。
<表面照射型>
図2(A)に示すように、表面照射型は、半導体基板101の一方の面側、即ち表面側に、フォトダイオード(PD)102が形成されて光電変換部を構成している。このフォトダイオード102の上方に配線層103が設けられている。配線層103の上には、カラーフィルタ104およびマイクロレンズ105がその順に配されている。
上述したように、表面照射型では、フォトダイオード102に光を取り込む側に配線層103が位置することから、入射光の光路を避けて配線層103の各配線をレイアウトする必要がある。しかし、光路を避けて配線層103の各配線をレイアウトするにも限界がある。したがって、入射光をマイクロレンズ105によって配線間を通してフォトダイオード102に集光するようにしている。
<裏面照射型>
図2(B)に示すように、裏面照射型は、半導体基板を所定の厚さに研磨することによって形成された素子層201に、フォトダイオード(PD)202が形成されて光電変換部を構成している。素子層201の一方の面(裏面)側には、カラーフィルタ204およびマイクロレンズ205がその順に配されている。素子層201の他方の面(表面)側には、配線層203が設けられている。
上述したように、裏面照射型では、配線層203と反対側、即ち裏面側から入射光を取り込む構造となっているために、フォトダイオード202の受光面を考慮して配線層203の各配線をレイアウトする必要がない。したがって、配線のレイアウトの自由度が高くなるために、表面照射型に比べて画素の微細化を図ることができる利点がある。また、フォトダイオード202とカラーフィルタ24との間の距離が表面照射型に比べて極めて短く、入射光を集光する必要性が低いために、極端な場合、マイクロレンズ205を省くことも可能である。
(複数画素共有構造)
上記構成のCMOSイメージセンサ10において、本実施形態では、画素アレイ部11の個々の画素について、本来は一画素ごとに設けられる構成要素の一部を複数の画素間で共有する複数画素共有構造を採用するに当たって、その画素構造を特徴としている。本実施形態について説明する前に、複数画素共有構造を採らない画素構成について説明する。
<複数画素共有構造を採らない画素回路>
図3は、複数画素共有構造を採らない画素回路の一例を示す回路図である。図3に示すように、本回路例に係る画素20は、光電変換部である例えばフォトダイオード21に加えて、転送トランジスタ22、リセットトランジスタ23および増幅トランジスタ24の3つのトランジスタを有する構成となっている。ここでは、これらトランジスタ22〜4として、例えばNチャネルのMOSトランジスタを用いた場合を示している。
ここで、転送トランジスタ22は、フォトダイオード21で光電変換された電荷を電荷電圧変換部であるFD部(フローティングディフュージョン部)25に転送する転送ゲート部を構成している。リセットトランジスタ23は、FD部25の電位をリセットするリセットゲート部を構成している。増幅トランジスタ24は、FD部25の電位に対応した信号を垂直信号線17に出力する増幅部を構成している。
図3において、フォトダイオード21のアノード電極は接地されている。転送トランジスタ22は、フォトダイオード21のカソード電極とFD部25との間に接続され、そのゲート電極に転送パルスTRGが垂直駆動部12から選択的に与えられる。転送パルスTRGが与えられると、転送トランジスタ22はオン状態となって、フォトダイオード21で光電変換され、ここに蓄積された信号電荷(ここでは、光電子)をFD部25に転送する。
リセットトランジスタ23は、選択電源SELVddにドレイン電極が、FD部25にソース電極がそれぞれ接続され、フォトダイオード21からの電荷転送に先立って、そのゲート電極にリセットパルスRSTが垂直駆動部12から選択的に与えられる。リセットパルスRSTが与えられると、リセットトランジスタ23はオン状態となって、FD部25の電荷を選択電源SELVddに捨てることによってFD部25をリセットする。ここで、選択電源SELVddは、電源電圧としてVddレベルと例えばGNDレベルとを選択的にとる。
増幅トランジスタ24は、FD部25にゲート電極が、選択電源SELVddにドレイン電極が、垂直信号線17にソース電極がそれぞれ接続されたソースフォロア構成となっている。そして、増幅トランジスタ24は、選択電源SELVddがVddレベルになることによって動作状態となり、リセットトランジスタ23によるリセット後のFD部25の電位をリセットレベルとして垂直信号線17に出力する。増幅トランジスタ24はさらに、転送トランジスタ22による電荷転送後のFD部25の電位を信号レベルとして垂直信号線17に出力する。
ここで、選択電源SELVddは、GNDレベル(0V)またはその近傍の第1電圧レベル(例えば、0.6V)とVddレベルとを選択的にとり、GNDレベルまたは第1電圧レベルからVddレベルに切り替わることによって画素選択を行う。
<複数画素共有構造を採る本実施形態に係る画素回路>
図4は、複数画素共有構造を採る本実施形態に係る画素回路の一例を示す回路図であり、図中、図3と同等部分には同一符号を付して示している。
本実施形態に係る画素回路では、近接する複数の画素、例えば同一画素列に属し、互いに隣接する縦4画素20−1,20−2,20−3,20−4を単位として、これら4画素間で1つのFD部25を共通化(共有)する構成となっている。近接する複数の画素間での共通化に当たっては、同一画素列で共通化した方が、各画素からの信号読出しのタイミング制御が容易である。
単位となる4つの画素20−1,20−2,20−3,20−4は各々、光電変換部であるフォトダイオード21−1,21−2,21−3,21−4を有している。4つの画素20−1,20−2,20−3,20−4は、2つずつが組(対)になっている。そして、一方の組の2つの画素20−1,20−2の画素領域に増幅トランジスタ24が設けられ、他方の組の2つの画素20−3,20−4の画素領域にリセットトランジスタ23が設けられている。
先述した複数画素共有構造を採らない画素回路では、リセットトランジスタ23および増幅トランジスタ24の各ドレイン電極が共に選択電源SELVddに接続されていた。すなわち、リセットトランジスタ23および増幅トランジスタ24の各ドレイン電源として共通の選択電源SELVddが用意されていた。
これに対して、本実施形態に係る画素回路では、リセットトランジスタ23および増幅トランジスタ24の各ドレイン電源として別々の電源が用意されている。別々の電源としては、電源電圧(電圧レベル)が固定の固定電源Vddと、電源電圧が可変の選択電源SELVDDとが用意されている。選択電源SELVDDは、GNDレベル(0V)またはその近傍の第1電圧レベルと、固定電源Vddの電圧レベルVddよりも高い第2電圧レベルVDDとを選択的にとり、第1電圧レベルから第2電圧レベルVDDに切り替わることによって画素選択を行う。この第2電圧レベルVDDとして先述した昇圧回路18で昇圧された電圧レベルVdd+αが用いられる。
そして、リセットトランジスタ23のドレイン電極が選択電源SELVDDに、増幅トランジスタ24のドレイン電極が固定電源Vddにそれぞれ接続されている。リセットトランジスタ23のソース電極は縦4画素20−1,20−2,20−3,20−4間で共有するFD部15に接続されている。リセットトランジスタ23のゲート電極にはリセットパルスRSTが選択的に印加される。増幅トランジスタ24のゲート電極はFD部25に接続され、ソース電極は垂直信号線17に接続されている。
<本実施形態に係る画素回路の回路動作>
次に、上記構成の本実施形態に係る画素回路の回路動作について、図5のタイミングチャートを用いて説明する。
時刻t11で選択電源SELVDDが第1電圧レベル(例えば、GND)から第2電圧レベルVDDに切り替わることで、1行目〜4行目の各画素が選択状態になる。このとき同時に、リセットパルスRSTがアクティブ状態(本例では、“H”レベル)になることで、4画素共通(1行目〜4行目)のリセットトランジスタ23がオン状態になる。これにより、4画素共通のFD部25の電荷がリセットトランジスタ23を通して選択電源SELVDDに捨てられる。その結果、FD部25の電位が選択電源SELVDDの第2電圧レベルVDDにリセットされる。そして、このときのFD部25の電位が1行目の画素20−1のリセットレベルとして、増幅トランジスタ24によって垂直信号線17に出力される。
次に、リセットパルスRSTが非アクティブ状態(本例では、“L”レベル)に遷移した後、時刻t12で1行目の転送パルスTR1がアクティブ状態(本例では、“H”レベル)になることで、画素20−1の転送トランジスタ22−1がオン状態になる。これにより、フォトダイオード21−1で光電変換された信号電荷(光電子)が転送トランジスタ22−1によってFD部25に転送される。このとき、FD部25の電位は、フォトダイオード21−1から転送された信号電荷の電荷量に対応した電位となる。そして、このFD部25の電位が1行目の画素20−1の信号レベルとして、増幅トランジスタ24によって垂直信号線17に出力される。
その後、時刻t13でリセットパルスRSTがアクティブ状態になり、次いで、時刻t14で選択電源SELVDDが第2電圧レベルVDDから第1電圧レベルGNDに切り替わることで、1行目〜4行目の各画素が非選択状態になる。
続いて、時刻t21で選択電源SELVDDが第1電圧レベルGND第2電圧レベルVDDに切り替わることで、1行目〜4行目の各画素が再び選択状態になる。このとき同時に、リセットパルスRSTがアクティブ状態になり、4画素共通のリセットトランジスタ23がオン状態になることで、4画素共通のFD部25の電位が選択電源SELVDDの第2電圧レベルVDDにリセットされる。そして、このときのFD部25の電位が2行目の画素20−2のリセットレベルとして、増幅トランジスタ24によって垂直信号線17に出力される。
次に、リセットパルスRSTが非アクティブ状態に遷移した後、時刻t22で2行目の転送パルスTR2がアクティブ状態になることで、画素20−2の転送トランジスタ22−2がオン状態になる。これにより、フォトダイオード21−2で光電変換された信号電荷が転送トランジスタ22−2によってFD部25に転送される。そして、このときのFD部25の電位が2行目の画素20−2の信号レベルとして、増幅トランジスタ24によって垂直信号線17に出力される。
その後、時刻t23でリセットパルスRSTがアクティブ状態になり、次いで、時刻t24で選択電源SELVDDが第2電圧レベルVDDから第1電圧レベルGNDに切り替わることで、1行目〜4行目の各画素が非選択状態になる。
続いて、時刻t31で選択電源SELVDDが第1電圧レベルGND第2電圧レベルVDDに切り替わることで、1行目〜4行目の各画素が再び選択状態になる。このとき同時に、リセットパルスRSTがアクティブ状態になり、4画素共通のリセットトランジスタ23がオン状態になることで、4画素共通のFD部25の電位が選択電源SELVDDの第2電圧レベルVDDにリセットされる。そして、このときのFD部25の電位が3行目の画素20−3のリセットレベルとして、増幅トランジスタ24によって垂直信号線17に出力される。
次に、リセットパルスRSTが非アクティブ状態に遷移した後、時刻t32で3行目の転送パルスTR3がアクティブ状態になることで、画素20−3の転送トランジスタ22−3がオン状態になる。これにより、フォトダイオード21−3で光電変換された信号電荷が転送トランジスタ22−3によってFD部25に転送される。そして、このときのFD部25の電位が3行目の画素20−3の信号レベルとして、増幅トランジスタ24によって垂直信号線17に出力される。
その後、時刻t33でリセットパルスRSTがアクティブ状態になり、次いで、時刻t34で選択電源SELVDDが第2電圧レベルVDDから第1電圧レベルGNDに切り替わることで、1行目〜4行目の各画素が非選択状態になる。
続いて、時刻t41で選択電源SELVDDが第1電圧レベルGND第2電圧レベルVDDに切り替わることで、1行目〜4行目の各画素が再び選択状態になる。このとき同時に、リセットパルスRSTがアクティブ状態になり、4画素共通のリセットトランジスタ23がオン状態になることで、4画素共通のFD部25の電位が選択電源SELVDDの第2電圧レベルVDDにリセットされる。そして、このときのFD部25の電位が4行目の画素20−4のリセットレベルとして、増幅トランジスタ24によって垂直信号線17に出力される。
次に、リセットパルスRSTが非アクティブ状態に遷移した後、時刻t42で4行目の転送パルスTR4がアクティブ状態になることで、画素20−4の転送トランジスタ22−4がオン状態になる。これにより、フォトダイオード21−4で光電変換された信号電荷が転送トランジスタ22−4によってFD部25に転送される。そして、このときのFD部25の電位が4行目の画素20−4の信号レベルとして、増幅トランジスタ24によって垂直信号線17に出力される。
その後、時刻t43でリセットパルスRSTがアクティブ状態になり、次いで、時刻t44で選択電源SELVDDが第2電圧レベルVDDから第1電圧レベルGNDに切り替わることで、1行目〜4行目の各画素が非選択状態になる。以降、4行を単位として上述した一連の回路動作が全画素行に対して繰り返して実行される。
上述したように、本実施形態に係る画素回路では、リセットトランジスタ23および増幅トランジスタ24の各ドレイン電源を別電源とし、選択電源SELVDDの高電位側の電圧レベルVDDを固定電源Vddの電圧レベルVddよりも高く設定している。具体的には、FD部25をリセットするときの電圧レベルVDDを、固定電源Vddの電圧レベルVddよりも所定値αだけ高くしている(VDD=Vdd+α)。
これにより、FD部25のリセット時のポテンシャルを、FD部25のリセット電圧をVddレベルに設定したときよりも所定値αに対応した分だけ深くできる。FD部25のリセット時のポテンシャルを深くできると、その分だけフォトダイオード21のポテンシャルを深く設計できる。その結果、フォトダイオード21の取扱い電荷量(即ち、蓄積可能な電荷量)を、FD部25のリセットレベルがVddレベルのときよりも増やすことができる。
ところで、複数画素共有構造を採用して画素20の微細化を図った上で、撮像画像の高精細化の要求に応えるべく多画素化、それに伴う画素20のさらなる微細化を図る場合、画素面積の微小化に伴ってフォトダイオード21の占有面積が小さくならざるを得ない。フォトダイオード21の占有面積が小さくなると、フォトダイオード21の取扱い電荷量が少なくなるために、十分な飽和特性を得ることが難しくなる。
これに対して、本実施形態に係る画素回路では、FD部25のリセット電圧をVddレベルよりも高く設定し、FD部25のリセット時のポテンシャルを深くすることで、フォトダイオード21の取扱い電荷量を増やすようにしている。これにより、画素面積の微小化に伴ってフォトダイオード21の占有面積が小さくなっても、フォトダイオード21の取扱い電荷量を増やすことができるために、リセット電圧がVddレベルのときよりも高い飽和特性を得ることができる。
ここで、本実施形態に係る画素回路において、リセットトランジスタ23および増幅トランジスタ24の各ドレイン電源を別電源としている理由について以下に説明する。
垂直駆動部12を含む周辺回路部を画素アレイ部11と同じチップ(半導体基板)上に集積する構成を採る場合、一般的に、周辺回路部で用いる各種の電源電圧をチップの外部から入力ことになる。このとき、電圧レベルVddとは異なる電圧レベルVDDを新たに用いるに当たって当該電圧レベルVDDをチップ外から入力するとした場合、そのための端子ピンが1つ増える。しかし、端子ピンを増やしたくない場合は、チップ上に昇圧回路を設けて、当該昇圧回路によって電圧レベルVddを電圧レベルVDDに昇圧する手法が採られる。そして、チップ上に昇圧回路を形成する場合、当該昇圧回路としてチャージポンプ回路を用いるのが一般的である。
ここで、リセットトランジスタ23および増幅トランジスタ24の各ドレイン電源を同じ選択電源SELVDDとした場合、増幅トランジスタ24には選択電源SELVddとした図3の場合よりも大きな電流が流れる。すると、選択電源SELVDDを生成するチャージポンプ回路にも大きな電流が流れる。しかし、一般的に、チャージポンプ回路に大きな電流を流すことはできない。したがって、チップ上にチャージポンプ回路からなる昇圧回路を集積するシステム構成を採る場合は、チャージポンプ回路に大きな電流を流さないようにするためには、リセットトランジスタ23および増幅トランジスタ24の各ドレイン電源を別電源とする必要がある。
上記実施例では、単位となる複数の画素を、同一画素列に属する互いに隣接する4つの画素20−1〜20−4とし、これら画素20−1〜20−4のうち隣り合う2つずつを組とした。そして、一方の組の2つの画素20−1,20−2間で増幅トランジスタ24を共有し、他方の組の2つの画素20−3,20−4間でリセットトランジスタ23を共有するとしたが、これは一例に過ぎない。ただし、同一画素列で共通化した方が、各画素からの信号読出しのタイミング制御が容易である。
<本実施形態に係る画素回路のレイアウト構造>
次に、複数画素共有構造を採る本実施形態に係る画素回路のレイアウト構造について説明する。
図6は、本実施形態に係る画素回路のレイアウト構造の一例を示す平面パターン図である。ここでは、縦4画素を単位とする場合において、2つの画素列A,Bの計8つの画素のレイアウト構造を示している。
先ず、画素列Aの4つの画素20−1A,20−2A,20−3A,20−4Aのレイアウト構造について説明する。
1組目の画素20−1Aのフォトダイオード21−1Aと画素20−2Aのフォトダイオード21−2Aとが所定の間隔だけ離れて形成されている。また、フォトダイオード21−1A,21−2A間の例えば左側にFD部25−1Aが形成されている。そして、フォトダイオード21−1AとFD部25−1Aとの間に、転送トランジスタ22−1Aのゲート電極221Aが配置されている。また、フォトダイオード21−2AとFD部25−1Aとの間に、転送トランジスタ22−2Aのゲート電極222Aが配置されている。
フォトダイオード21−1A,21−2A間の中央部から右側には、増幅トランジスタ24Aが形成されている。増幅トランジスタ24Aのソース領域は、コンタクト部31Aを介して垂直信号線17に電気的に接続されている。増幅トランジスタ24Aのドレイン領域は、コンタクト部32を介して固定電源Vddに電気的に接続されている。
2組目の画素20−3Aのフォトダイオード21−3Aと画素20−4Aのフォトダイオード21−4Aとが所定の間隔だけ離れて形成されている。また、フォトダイオード21−3A,21−4A間の例えば左側にFD部25−2Aが形成されている。そして、フォトダイオード21−3AとFD部25−2Aとの間に、転送トランジスタ22−3Aのゲート電極223Aが配置されている。また、フォトダイオード21−4AとFD部25−2Aとの間に、転送トランジスタ22−2Aのゲート電極224Aが配置されている。
フォトダイオード21−3A,21−4A間には、リセットトランジスタ23Aが形成されている。リセットトランジスタ23Aのソース領域は、FD部25−2Aと一体的に形成されている。リセットトランジスタ23Aのドレイン領域は、コンタクト部33を介して選択電源SELVDDに電気的に接続されている。
1組目の画素20−1A,20−2Aにおいて、FD部25−1Aはコンタクト部34Aにて別の層の配線(図示せず)と電気的に接続されている。2組目の画素20−3A,20−4Aにおいても、FD部25−2Aはコンタクト部35Aにて上記配線と電気的に接続されている。すなわち、FD部25−1AとFD部25−2Aとは上記配線を介して互いに電気的に接続されている。
続いて、画素列Aと隣り合う画素列Bの4つの画素20−1B,20−2B,20−3B,20−4Bのレイアウト構造について説明する。
1組目の画素20−1Bのフォトダイオード21−1Bと画素20−2Bのフォトダイオード21−2Bとが所定の間隔だけ離れて形成されている。また、フォトダイオード21−1B,21−2B間の例えば右側にFD部25−1Bが形成されている。そして、フォトダイオード21−1BとFD部25−1Bとの間に、転送トランジスタ22−1Bのゲート電極221Bが配置されている。また、フォトダイオード21−2BとFD部25−1Bとの間に、転送トランジスタ22−2Bのゲート電極222Bが配置されている。
フォトダイオード21−1A,21−2A間の中央部から左側には、増幅トランジスタ24Bが形成されている。増幅トランジスタ24Bのソース領域は、コンタクト部31Bを介して垂直信号線17に電気的に接続されている。増幅トランジスタ24Bのドレイン領域は、増幅トランジスタ24Aのドレイン領域と一体的に形成されている。したがって、増幅トランジスタ24Bのドレイン領域もコンタクト部32を介して固定電源Vddに電気的に接続されている。
2組目の画素20−3Bのフォトダイオード21−3Bと画素20−4Bのフォトダイオード21−4Bとが所定の間隔だけ離れて形成されている。また、フォトダイオード21−3B,21−4B間の例えば右側にFD部25−2Bが形成されている。そして、フォトダイオード21−3BとFD部25−2Bとの間に、転送トランジスタ22−3Bのゲート電極223Bが配置されている。また、フォトダイオード21−4BとFD部25−2Bとの間に、転送トランジスタ22−2Bのゲート電極224Bが配置されている。
フォトダイオード21−3B,21−4B間には、リセットトランジスタ23Bが形成されている。リセットトランジスタ23Bのソース領域は、FD部25−2Bと一体的に形成されている。リセットトランジスタ23Bのドレイン領域は、リセットトランジスタ23Aのドレイン領域と一体的に形成されている。したがって、リセットトランジスタ23Bのドレイン領域もコンタクト部33を介して選択電源SELVDDに電気的に接続されている。
1組目の画素20−1B,20−2Bにおいて、FD部25−1Bはコンタクト部34Bにて別の層の配線(図示せず)と電気的に接続されている。2組目の画素20−3B,20−4Bにおいても、FD部25−2Bはコンタクト部35Bにて上記配線と電気的に接続されている。すなわち、FD部25−1BとFD部25−2Bとは上記配線を介して互いに電気的に接続されている。
上記構成の画素回路のレイアウト構造は、各組の2つの画素ごとにFD部を1つずつ設け、この1つのFD領域(FD部)を2つの画素間で共有するレイアウト構造となっている。具体的には、画素20−1A,20−2A間でFD部25−1Aを共有し、画素20−3A,20−4A間でFD部25−2Aを共有している。また、画素20−1B,20−2B間でFD部25−1Bを共有し、画素20−3B,20−4B間でFD部25−2Bを共有している。
加えて、各組の2つの画素間には、リセットトランジスタ23と増幅トランジスタ24のどちらかを設けたレイアウト構造となっている。すなわち、本実施形態に係る画素回路は、1つの画素が3つのトランジスタ(Tr)22,23,24を有する3Trの画素構成(図3参照)をベースにして、1つの画素が1.5Trの画素構成となっている。さらに、特に図6から明らかなように、画素列Aの4つの画素群と画素列Bの4つの画素群とは、両画素列A,Bの境界線Oに関して線対称に配置された、即ち各組ごとに向かい合って配置されたレイアウト構造となっている。
すなわち、本実施形態に係るレイアウト構造は先ず、各組の2つの画素間でFD領域を共有し、当該2つの画素間にはリセットトランジスタ23と増幅トランジスタ24のどちらかを設けたレイアウト構造となっている。このレイアウト構造は、フォトダイオード21の占有面積を確保するのに効率の良いレイアウトである。本実施形態に係るレイアウト構造はさらに、2つの画素ずつ画素列間で向かい合わせて配置したレイアウト構造となっている。このレイアウト構造を採ることで、固定電源Vddのコンタクト部32および選択電源SELVDDのコンタクト部33を2つの画素列A,B間で共通化できるために、レイアウトの効率がさらに良いものとすることができる。
上述したように、本実施形態に係るレイアウト構造は、レイアウトの効率が良いため、複数画素共有構造を採用し、撮像画像の高精細化の要求に応えるべくさらなる微細化を図る場合でも、フォトダイオード21の占有面積を大きく確保することができる。特に、先述した裏面照射型(図2(B)参照)に適用した場合には、入射光を取り込む側に配線が存在しないために、限られた画素面積内でフォトダイオード21の受光面積を最大限に確保できる。したがって、本実施形態に係るレイアウト構造を採らない場合に比べて、フォトダイオード21の取扱い電荷量を増やすことができるために、高い飽和特性を得ることができる。
[変形例]
上記実施形態では、可視光の光量に応じた信号電荷を物理量として検知する単位画素が行列状に配置されてなるCMOSイメージセンサに適用した場合を例に挙げて説明した。ただし、本発明はCMOSイメージセンサへの適用に限られるものではなく、複数画素共有構造を採用することによって画素の微細化を図る固体撮像装置全般に対して適用可能である。
さらに、本発明は、画素アレイ部の各画素を行単位で順に走査して選択行の各画素から信号を読み出す固体撮像装置に限らず、画素単位で任意の画素を選択して、当該選択画素から画素単位で信号を読み出すX−Yアドレス型の固体撮像装置にも適用可能である。
なお、固体撮像装置はワンチップとして形成された形態であってもよいし、撮像部と、信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
また、本発明は、固体撮像装置への適用に限られるものではなく、撮像装置にも適用可能である。ここで、撮像装置とは、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムや、携帯電話機などの撮像機能を有する電子機器のことを言う。なお、電子機器に搭載される上記モジュール状の形態、即ちカメラモジュールを撮像装置とする場合もある。
[撮像装置]
図7は、本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、本発明に係る撮像装置100は、レンズ群101等を含む光学系、撮像素子102、カメラ信号処理回路であるDSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、操作系107および電源系108等を有している。そして、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、操作系107および電源系108がバスライン109を介して相互に接続された構成となっている。
レンズ群101は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで撮像素子102の撮像面上に結像する。撮像素子102は、レンズ群101によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。この撮像素子102として、先述した実施形態に係るCMOSイメージセンサが用いられる。
表示装置105は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置等のパネル型表示装置からなり、撮像素子102で撮像された動画または静止画を表示する。記録装置106は、撮像素子102で撮像された動画または静止画を、ビデオテープやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録する。
操作系107は、ユーザによる操作の下に、本撮像装置が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源系108は、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106および操作系107の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
10…CMOSイメージセンサ、11…画素アレイ部、12…垂直駆動部、13…カラム処理部、14…水平駆動部、15…システム制御部、16…画素駆動線、17…垂直信号線、18…昇圧回路、20(20−1〜20−4)…画素、21(21−1〜21−4)…フォトダイオード、22(22−1〜22−4)…転送トランジスタ、23…リセットトランジスタ、24…増幅トランジスタ、25…FD部(フローティングディフュージョン部)

Claims (24)

  1. 光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された電荷を電荷電圧変換部に転送する転送トランジスタとを有する画素が配置された画素アレイ部を備え、
    前記画素は、前記転送トランジスタ、リセットトランジスタおよび増幅トランジスタの3トランジスタ構成であり、
    前記電荷電圧変換部と、前記光電変換部をリセットする前記リセットトランジスタと、前記光電変換部の電位に対応した信号を出力する前記増幅トランジスタとを複数の画素間で共有し、
    前記リセットトランジスタのゲート電極へのリセットパルスの印加時の電圧レベルが前記増幅トランジスタの電源の電圧レベルよりも高く設定されており、
    前記増幅トランジスタの電源は電圧レベルが固定であり、前記リセットトランジスタのドレイン電源は、第1電圧レベルと、当該第1電圧レベルよりも高く、かつ前記増幅トランジスタの電源の電圧レベルよりも高い第2電圧レベルとを選択的にとり、
    前記複数の画素は、同一画素列に属する互いに隣接する4つの画素であり、前記4つの画素のうち隣り合う2つずつを組とし、一方の組の2つの画素間で前記電荷電圧変換部および前記リセットトランジスタを共有し、他方の組の2つの画素間で前記電荷電圧変換部および前記増幅トランジスタを共有し、前記一方の組の2つの画素の各光電変換部の領域間に前記リセットトランジスタが配置され、前記他方の組の2つの画素の各光電変換部の領域間に前記増幅トランジスタが配置される
    固体撮像装置。
  2. 前記第2電圧レベルが前記リセットパルスの印加時の電圧レベルより高い、
    請求項記載の固体撮像装置。
  3. 前記リセットトランジスタのゲート電極へのリセットパルスの印加と、前記第2電圧レベルの選択が同時である、
    請求項記載の固体撮像装置。
  4. 前記リセットトランジスタのゲート電極へ前記リセットパルスが印加されている間に、前記第1電圧レベルが選択される、
    請求項記載の固体撮像装置。
  5. 前記第2電圧レベルは、前記画素アレイ部と同じ基板上に形成された昇圧回路により、前記増幅トランジスタの電源の電圧レベルを昇圧することによって生成される
    請求項記載の固体撮像装置。
  6. 前記昇圧回路は、チャージポンプ回路によって構成されている
    請求項記載の固体撮像装置。
  7. 前記電荷電圧変換部は、前記一方の組の2つの画素の各光電変換部の2つの領域間に配置された第1電荷電圧変換部と、前記他方の組の2つの画素の各光電変換部の2つの領域間に配置された第2電荷電圧変換部とからなり、前記第1,第2電荷電圧変換部が互いに電気的に接続されている
    請求項記載の固体撮像装置。
  8. 前記画素アレイ部の各画素と、前記転送トランジスタ、リセットトランジスタおよび増幅トランジスタの各トランジスタとの関係が、1つの画素当たり1.5トランジスタの構成となっている
    請求項記載の固体撮像装置。
  9. 前記同一画素列に属する前記4つの画素と、当該4つの画素と線対称に隣り合う他の同一画素列に属する互いに隣接する4つの画素とにおいて、前記リセットトランジスタを共有する2組の2つの画素、計4画素で、前記第1電圧レベルと前記第2電圧レベルとを選択する選択電源を囲う構成である
    請求項記載の固体撮像装置。
  10. 前記増幅トランジスタを共有する2組の2つの画素、計4画素で、前記増幅トランジスタの電源を囲う構成である
    請求項記載の固体撮像装置。
  11. 前記選択電源と前記増幅トランジスタの電源の配列が、前記同一の画素列に属する前記4つの画素の配列と平行である
    請求項記載の固体撮像装置。
  12. 前記光電変換部に光を照射する構造は、配線層が形成されていない半導体基板の裏面側から光を照射する裏面照射型である
    請求項1記載の固体撮像装置。
  13. 固体撮像装置と、
    入射光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像する光学系とを具備し、
    前記固体撮像装置は、
    光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された電荷を電荷電圧変換部に転送する転送トランジスタとを有する画素が配置された画素アレイ部を備え、
    前記画素は、前記転送トランジスタ、リセットトランジスタおよび増幅トランジスタの3トランジスタ構成であり、
    前記電荷電圧変換部と、前記光電変換部をリセットする前記リセットトランジスタと、前記光電変換部の電位に対応した信号を出力する前記増幅トランジスタとを複数の画素間で共有し、
    前記リセットトランジスタのゲート電極へのリセットパルスの印加時の電圧レベルが前記増幅トランジスタの電源の電圧レベルよりも高く設定されており、
    前記増幅トランジスタの電源は電圧レベルが固定であり、前記リセットトランジスタのドレイン電源は、第1電圧レベルと、当該第1電圧レベルよりも高く、かつ前記増幅トランジスタの電源の電圧レベルよりも高い第2電圧レベルとを選択的にとり、
    前記複数の画素は、同一画素列に属する互いに隣接する4つの画素であり、前記4つの画素のうち隣り合う2つずつを組とし、一方の組の2つの画素間で前記電荷電圧変換部および前記リセットトランジスタを共有し、他方の組の2つの画素間で前記電荷電圧変換部および前記増幅トランジスタを共有し、前記一方の組の2つの画素の各光電変換部の領域間に前記リセットトランジスタが配置され、前記他方の組の2つの画素の各光電変換部の領域間に前記増幅トランジスタが配置される
    撮像装置。
  14. 前記第2電圧レベルが前記リセットパルスの印加時の電圧レベルより高い、
    請求項13記載の撮像装置。
  15. 前記リセットトランジスタのゲート電極へのリセットパルスの印加と、前記第2電圧レベルの選択が同時である、
    請求項13記載の撮像装置。
  16. 前記リセットトランジスタのゲート電極へ前記リセットパルスが印加されている間に、前記第1電圧レベルが選択される、
    請求項15記載の撮像装置。
  17. 前記第2電圧レベルは、前記画素アレイ部と同じ基板上に形成された昇圧回路により、前記増幅トランジスタの電源の電圧レベルを昇圧することによって生成される
    請求項13記載の撮像装置。
  18. 前記昇圧回路は、チャージポンプ回路によって構成されている
    請求項17記載の撮像装置。
  19. 前記電荷電圧変換部は、前記一方の組の2つの画素の各光電変換部の2つの領域間に配置された第1電荷電圧変換部と、前記他方の組の2つの画素の各光電変換部の2つの領域間に配置された第2電荷電圧変換部とからなり、前記第1,第2電荷電圧変換部が互いに電気的に接続されている
    請求項13記載の撮像装置。
  20. 前記画素アレイ部の各画素と、前記転送トランジスタ、リセットトランジスタおよび増幅トランジスタの各トランジスタとの関係が、1つの画素当たり1.5トランジスタの構成となっている
    請求項13記載の撮像装置。
  21. 前記同一画素列に属する前記4つの画素と、当該4つの画素と線対称に隣り合う他の同一画素列に属する互いに隣接する4つの画素とにおいて、前記リセットトランジスタを共有する2組の2つの画素、計4画素で、前記第1電圧レベルと前記第2電圧レベルとを選択する選択電源を囲う構成である
    請求項13記載の撮像装置。
  22. 前記増幅トランジスタを共有する2組の2つの画素、計4画素で、前記増幅トランジスタの電源を囲う構成である
    請求項21記載の撮像装置。
  23. 前記選択電源と前記増幅トランジスタの電源の配列が、前記同一の画素列に属する前記4つの画素の配列と平行である
    請求項22記載の撮像装置。
  24. 前記光電変換部に光を照射する構造は、配線層が形成されていない半導体基板の裏面側から光を照射する裏面照射型である
    請求項13記載の撮像装置。
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