JP5234083B2 - 電子機器、その制御方法及びその制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、回転可能及び/又は開閉可能な筐体部側に表示機能を備える携帯端末装置等の電子機器に関し、特に、メール文書等の文書は横画面の全幅表示(所謂フルテキスト表示)に切り替えて表示する電子機器、その制御方法及びその制御プログラムに関する。
従来、筐体部に折畳み機能や回転機能を備え、表示部と入力操作部とを別の筐体部に備える携帯端末装置等の電子機器が知られている。このような電子機器に関し、特許文献1では、操作部を有する下側ユニットと、表示部を有する上側ユニットとをヒンジ部によって結合して折り畳み可能にし、上側ユニットは表示部ユニットを回転/スライド機構によって回転及びスライド可能にし、その回転及びスライド操作により、表示部ユニットにある表示部を縦長状態又は横長状態にして表示することが開示されている。また、特許文献1は、横長の表示面により、大量の文字情報の確認が容易に行え、また、横長画像を表示した場合に見易いと述べている。
特開2003−319043号公報(要約、図2、段落番号0053等)
表示部を横長にすれば、縦長の表示より横方向の表示幅が大きくなり、表示文字数を増加させることができることは長方形の表示部を用いれば当然であり、特許文献1には、この点について、横長表示の優れる点やカメラ撮影や画像表示の説明があるにすぎない。
また、横長に表示部を切り替える場合でも、表示部の回転操作のみではなく、スライド操作を伴う場合(特許文献1)には、操作に手間取るという課題もある。
ところで、携帯端末装置等の電子機器では、電子メールの送受信やインターネットから情報提供を受け、多量の文書を表示部に表示することが行われており、表示する文書の内容は多岐に亘っている。電子メールや提供される文字の情報量は大きく、表示される文書は長大化の傾向にある。このような文書には把握の迅速化が求められている。ここで、「電子メール」は、コンピュータを用いたネットワークを媒介とし、コンピュータ等の端末装置が文字等の情報を文書の形態で交換するシステムである。
斯かる課題について、特許文献1にはその開示や示唆はなく、それを解決する構成等についての開示や示唆はない。
そこで、本発明の目的は、回転可能及び/又は開閉可能な筐体部に表示機能を備える電子機器に関し、横長の横画面が持つ横方向の表示能力の有効利用を図ることにある。
また、本発明の他の目的は、回転可能及び/又は開閉可能な筐体部に表示機能を備える電子機器に関し、機能性及び/又は操作性を向上させることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、回転可能及び開閉可能な筐体部に表示機能を備える携帯端末装置等の電子機器に関し、文書情報や文書を含む情報を表示する場合には、表示部に横画面に表示可能な全横幅を表示欄に設定し、この表示欄に前記情報を表示することにより、フルテキスト表示を実現している。このように横画面の表示機能を活用すれば、文書等の情報の表示機能が高められ、情報内容の把握の容易化が図られる。また、横画面は、表示部を回転するのみで達成されるので、表示機能を備える電子機器の機能性及び操作性の向上に寄与する。よって、上記目的が達成される。
そこで、上記目的を達成するため、本発明の第1の側面は、開閉可能及び回転可能な筐体部に表示機能を備える電子機器であって、縦画面又は横画面を表示する表示部と、前記筺体部の開閉及び回転を検出するセンサと、前記センサの出力を受け、閉状態にある前記筺体部の回転により、前記表示部に横サブ画面を設定して、該横サブ画面に文書タイトルを表示させ、前記筺体部を開状態にすると、前記表示部を前記横サブ画面から前記横画面の表示に切り替え、前記横画面に該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に文書情報又は文書を含む情報を表示させる制御部とを備える構成である。斯かる構成によって、上記目的が達成される。
上記目的を達成するためには、上記電子機器において、前記制御部は、前記表示部を前記縦画面から前記横画面に切り替えた場合、前記縦画面の表示内容を前記横画面の前記表示欄に切り替えて表示する構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的が達成される。
上記目的を達成するためには、上記電子機器において、前記制御部は、前記筺体部が開状態である場合、前記センサの回転検出情報に基づき、前記表示部を前記横画面の表示に切り替える構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的が達成される。
上記目的を達成するため、本発明の第2の側面は、開閉可能及び回転可能な筐体部に表示機能を備える電子機器の制御方法であって、縦画面又は横画面を表示するステップと、前記筺体部の開閉及び回転を検出するステップと、閉状態にある前記筺体部の回転により、表示部に横サブ画面を設定して、該横サブ画面に文書タイトルを表示させ、前記筺体部を開状態にすると、前記表示部を前記横サブ画面から前記横画面の表示に切り替え、前記横画面に該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に文書情報又は文書を含む情報を表示させるステップとを含む構成である。斯かる構成によって、上記目的が達成される。
上記目的を達成するため、本発明の第3の側面は、コンピュータにより実行される、開閉可能及び回転可能な筐体部に表示機能を備える電子機器の制御プログラムであって、縦画面又は横画面を表示するステップと、前記筺体部の開閉及び回転を検出するステップと、閉状態にある前記筺体部の回転により、表示部に横サブ画面を設定して、該横サブ画面に文書タイトルを表示させ、前記筺体部を開状態にすると、前記表示部を前記横サブ画面から前記横画面の表示に切り替え、前記横画面に該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に文書情報又は文書を含む情報を表示させるステップとを含み、コンピュータに実行させる構成である。斯かる構成によって、上記目的が達成される。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 文字列等からなる文書情報又は文書を含む情報を表示する場合、横画面に対して表示可能な全横幅に表示欄を設定することにより、前記情報を表示するので、情報表示機能の向上が図られるとともに、表示された情報の把握が容易になる。
(2) 斯かる機能を備え、縦画面と横画面とを表示内容を切り替えるので、電子機器の機能性及び/又は操作性を向上させることができる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
第1の実施の形態に係る携帯端末装置を示す斜視図である。 携帯端末装置の閉状態を示す側面図である。 携帯端末装置の開状態を示す正面図である。 開状態にある携帯端末装置の可動側筐体部の右回転(左回転)を示す図である。 携帯端末装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。 携帯端末装置を示す分解斜視図である。 携帯端末装置の回転ロック機構の位置を示す図である。 可動側リアケース部の上面側を示す図である。 可動アーム部の裏面側を示す図である。 ストッパ機構及び中心停止位置を示す図である。 ストッパ動作を示す図である。 ストッパ動作を示す図である。 携帯端末装置の回路構成例を示す図である。 メール文書が表示された横画面(受信メール一覧表示モード)を示す図である。 メール文書が表示された横画面(受信メール内容表示モード)を示す図である。 メール文書が表示された縦画面(縦メイン表示モード)を示す図である。 表示部の処理を実行する制御プログラムの処理手順の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る、メール文書が表示された横サブ画面(受信メール一覧表示モード)を示す図である。 メール文書が表示された横画面(受信メール内容表示モード)を示す図である。 制御プログラムの処理手順を示すフローチャートである。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態について、図1ないし図4を参照して説明する。図1は、携帯端末装置を示す斜視図、図2は、携帯端末装置の閉状態を示す側面図、図3は、携帯端末装置の開状態を示す正面図、図4は、開状態にある携帯端末装置の可動側筐体部の右回転(左回転)を示す図である。
この携帯端末装置2は、開閉部や回転部等の複数の可動部を備え、回転可能及び/又は開閉可能な電子機器の一例であって、図1及び図2に示すように、操作側筐体部として固定側筐体部4と、表示側筐体部として可動側筐体部6とを備えており、固定側筐体部4には可動アーム部8が開閉部であるヒンジ部10によって取り付けられ、また、可動アーム部8には回転支持部としての回転モジュール12が取り付けられ、この回転モジュール12に可動側筐体部6が固定されている。この場合、ヒンジ部10を中心とした回転により、可動側筐体部6を開閉でき、回転モジュール12を中心とした回転により、可動側筐体部6を中心位置(回転の基準位置)から左右の所定角度に回転させることができる。即ち、この実施の形態では、固定側筐体部4、可動側筐体部6及び/又は可動アーム部8により、開閉可能及び/又は回転可能な筐体部が構成されている。
可動側筐体部6の回転中心Oaは、図3に示すように、ヒンジ部10の近傍の位置に設定されており、可動側筐体部6には、半円形状の縁部として周縁部14が形成されている。固定側筐体部4には、符号キーやカーソルキー等の複数のキーを備える入力操作部16等が設置され、また、可動側筐体部6にはLCD(Liquid Crystal Display)素子等で構成される表示ユニットとして表示部18が設置されている。入力操作部16には、カーソルキー162、決定キー164、文字入力キー166等が含まれている。また、表示部18は、縦と横の長さを異ならせた長方形状であり、可動側筐体部6の回転角度θ(0度ないし左右各90度)に応じて第1の画面として例えば、縦長の縦画面、第2の画面として例えば、横長の横画面を表示する。
このような携帯端末装置2によれば、ヒンジ部10を備えたことにより、可動側筐体部6を可動アーム部8とともに開閉させることができる。即ち、可動側筐体部6は、図1に示すように、可動アーム部8とともに閉じ、又は、図3に示すように、開状態で維持することができる。また、可動側筐体部6は、図4に示すように、回転モジュール12によって中心位置から右方向又は左方向に所定角度例えば、90度回転させ、固定側筐体部4に対してL字形に変形させることができる。図4に示す開状態において、aは可動側筐体部6の中心線に一致する中心位置(左右回転開始点)、bは可動側筐体部6の右回転位置(右側回転終点)、cは可動側筐体部6の左回転位置(左側回転終点)である。
そこで、可動側筐体部6の開状態において、可動側筐体部6が中心位置aにあれば、図3に示すように、表示部18には縦画面、可動側筐体部6が右回転位置bにあれば、図4に実線で示すように、表示部18には横画面、また、可動側筐体部6が左回転位置cにあれば、図4に破線で示すように、表示部18には横画面を表示することができる。矢印Aは、中心位置aから右回転位置bへの回転、右回転位置bから中心位置aへの回転(戻し回転)を表し、これが縦画面から右側横画面への画面切替え操作に相当する。同様に、矢印Bは、中心位置aから左回転位置cへの回転、左回転位置cから中心位置aへの回転(戻し回転)を表し、これが縦画面から左側横画面への画面切替え操作に相当する。
次に、携帯端末装置2の制御方法について、図1ないし図4及び図5を参照して説明する。図5は、携帯端末装置2の制御方法の一例である処理手順を示すフローチャートである。
この制御方法では、可動側筐体部6即ち、表示部18が開状態か閉状態かを検出し(ステップS1)、閉状態であれば、固定側筐体部4に可動側筐体部6が重ねられているので、表示部18は、閉状態になり、非表示とする(ステップS2)。
可動側筐体部6が開状態(図3)であって、可動側筐体部6の回転角度が0度であれば、可動側筐体部6は中心位置aにあるので、表示部18は縦画面状態となり、縦画面が表示される(ステップS3)。
可動側筐体部6が右側に回転され、又は左側に回転されると、その回転検出(ステップS4)に基づき、表示部18は横画面状態に移行する(ステップS5)。このとき、横メイン表示モードとなり、表示部18には横長の横画面が表示される。
メールモードを起動すれば、受信メール一覧表示モードが起動され、表示部18の横画面には受信メール一覧が表示される(ステップS6)。メールモードや受信メール一覧表示モードは、文書情報又は文書を含む情報を表示する場合の一例である。
表示部18の横画面に表示された受信メール一覧から特定文書の選択操作としてメール選択を行い(ステップS7)、それを決定すれば、受信メール一覧表示モードから受信メール内容表示モードに移行し、表示部18の横画面には受信メールの内容が表示される(ステップS8)。
この受信メール内容表示モードも、文書情報又は文書を含む情報を表示する場合の一例であって、表示部18に設定された横画面に対し、該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄が設定され、該表示欄に文書情報又は文書を含む情報として、受信メールの内容である文字列等が表示される。
そこで、この制御方法には、固定側筐体部4と可動側筐体部6との開閉操作、可動側筐体部6の回転操作等に対応し、縦画面又は横画面の表示切替え、横画面の全横幅に表示欄を設定し、その表示欄に文書等を表示する等の処理手順を含んでいる。
a) 可動側筐体部6の開閉又は回転の検出
固定側筐体部4に対し、可動側筐体部6は可動アーム部8及びヒンジ部10によって開閉される。可動側筐体部6は、開状態又は閉状態の何れの場合も、可動アーム部8上で回転させることができる。そこで、可動側筐体部6が開状態か閉状態か、その回転角度に応じて表示形態を変更するため、開状態か閉状態かをセンサ部96の開閉センサ112(図13)によって検出し、可動側筐体部6の回転角度θは回転センサ42、44(図6、図13)によって検出される。
b)画面表示及びその切替え
可動側筐体部6が開状態にあって、中心位置aにある場合、表示部18には縦画面が表示される。また、可動側筐体部6が右回転位置bに回転すると、表示部18には横画面が表示され、また、可動側筐体部6が左回転位置cに回転すると、表示部18は横画面の表示態様に切り替えられる。この横画面の表示位置から可動筐体部6を中心位置aに復帰させると、表示部18は縦画面の表示に切り替えられる。これらの開閉検出や回転検出に基づく、表示部18の画面の表示態様の切替えは、画面切替えの制御プログラムによって実行される。
c)メールモード制御
メールモードには、受信メール一覧表示モード及び受信メール内容表示モードが含まれている。受信メール一覧表示モードは、表示部18の縦画面又は横画面に受信メールの一覧を受信日時順に例えば、最新のものから古いものに発信元やタイトル等を画面に表示するモードである。受信メール内容表示モードは、受信メール一覧表示モードで表示された一覧から選択された受信メールの文書内容等を画面に表示する機能である。
このような処理は、メニューが表示された画面からメールモードを選択すると、受信メール一覧表示モードに移行し、画面に展開された受信メール一覧表示からカーソルキー162や決定キー164の操作により受信メールを選択すると、受信メール内容表示モードに移行し、選択された受信メールの内容が横画面に表示される。このような制御は、後述の制御プログラムによって実行される。
d)受信メール一覧表示モード又は受信メール内容表示モードと画面制御
可動側筐体部6が横方向に回転されると、表示部18は横画面状態となり、表示部18には横画面が表示される。この場合、メールモードが実行されており、受信メール一覧表示モードから受信メール内容表示モードに移行すると、横画面の文書表示機能として、横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄が横長の横画面に設定される。全横幅を表示欄とした横画面には、受信メールの内容が表示される。受信メールの文字列は、横長の横画面に設定された表示欄に表示されるので、横方向の文字数が少なく行数の多い縦画面表示に比較し、一行中の文字数が多くなるので、読み易く、文意の把握が容易になる。
次に、この携帯端末装置2の構成例について、図6ないし図12を参照して説明する。図6は、携帯端末装置2を示す分解斜視図、図7は、携帯端末装置の回転ロック機構の位置を示す図、図8は、可動側リアケース部の上面側を示す図、図9は、可動アーム部の裏面側を示す図、図10、図11及び図12は、ストッパ構造及びその動作を示す図である。図6ないし図12において、図1ないし図5と同一部分には、同一符号を付してある。
図6に示すように、固定側筐体部4は固定側フロントケース部20及び固定側リアケース部22を備え、この固定側フロントケース部20の長手方向の縁部側にはヒンジ部10の軸受部24が形成されている。この軸受部24には軸受孔26が設けられている。固定側リアケース部22には固定側基板等が搭載されている。
可動側筐体部6は可動側フロントケース部28及び可動側リアケース部30を備え、可動側リアケース部30の円形部32側には回転モジュール12が取り付けられている。この回転モジュール12の回転中心部には透孔36が形成され、この透孔36は図示しないケーブルの通過に用いられる。
可動側フロントケース部28には可動側基板40が設置され、この可動側基板40には、可動側筐体部6の回転方向、回転角度θを検出する回転センサ42、44が設置されている。
可動アーム部8は、アーム部46とアームカバー部48とを備える。アーム部46の円形部50側には、既述の回転モジュール12とともに可動側筐体部6の可動側リアケース部30が固定手段として例えば、複数のネジ52によって固定される。また、アーム部46には、ヒンジ部10の軸受部54、56が形成され、各軸受部54、56の間隔58内に固定側筐体部4の軸受部24が挿入される。軸受部54には固定側筐体部4の軸受部24に到達するヒンジ軸としてのヒンジモジュール60が挿入されて固定され、また、軸受部56にもヒンジ軸としてのヒンジモジュール62が挿入されて固定される。ヒンジモジュール62は、図示しないケーブルを挿通させるため、ケーブルガイドとして構成してもよい。
また、この可動アーム部8のアーム部46には、可動側筐体部6の可動側フロントケース部28側に設置された回転センサ42、44と同一軌道上に複数のマグネットとして3つのマグネットM2、M3、M4が設置されている。回転する可動側筐体部6の中心位置a、右回転位置b又は左回転位置cが、これら回転センサ42、44とマグネットM2、M3、M4によって検出される。
アームカバー部48は、アーム部46の上面を覆う蓋部64と、各軸受部54、56を覆う被覆部66、68とを備えている。蓋部64は、アーム部46に接合されてアーム部46の上面を防護し、被覆部66、68は、各軸受部54、56の周壁部を覆い、各軸受部54、56を補強し、防護する。
ヒンジ部10は、既述の通り、固定側筐体部4の軸受部24と、可動アーム部8の軸受部54、56と、ヒンジモジュール60、62とを以て構成され、固定側筐体部4に可動アーム部8を開閉可能(この実施の形態では、180度に開閉可能)に支持している。また、回転モジュール12は、可動アーム部8に可動側筐体部6を回転可能に支持している。
そこで、可動側筐体部6を回転モジュール12を介して回転可能に支持する可動アーム部8、可動アーム部8上で回転モジュール12により回転可能な可動側筐体部6には、可動側筐体部6の左右許容回転角90度の中心位置即ち、0度位置を決定する回転ロック機構70(図7等)と、左右許容回転角90度の回転範囲を決定するストッパ機構72(図10等)とが設置されている。
この実施の形態では、図6に示すように、回転ロック機構70のピン係合部74が可動側リアケース部30に一体成形されている。ピン係合部74は、図8に示すように、回転モジュール12より外側に設置され、可動側リアケース部30の上面に突出している。ピン係合部74と係合するロックピン76は、可動アーム部8のアーム部46に取り付けられ、この実施の形態の場合、アーム部46の内側に設置されている。
回転ロック機構70は、図9に示すように、可動アーム部8に回転モジュール12を介して回転可能に支持されている可動側筐体部6を固定側筐体部4に一致する位置即ち、中心位置aに固定し、保持させるための機構である。ここで、可動側筐体部6を可動アーム部8に固定、保持させることは、ユーザにその位置が基準位置であることを認識させ、かつ、ユーザが回転する意思を以て右又は左の方向に力を加えない限り、移動しない程度の保持状態であって、移動を許可しないといったロック状態を想定したものではない。通常の回転操作のための負荷では回転しない程度の保持を行う。
この実施の形態では、可動側筐体部6を固定側筐体部4に一致する位置即ち、中心位置aに固定し、保持させるため、可動アーム部8に固定された回転モジュール12の回転中心Oaを貫く仮想中心軸78(図7)上に回転ロック機構70が設置されている。
また、ストッパ機構72は、図10に示すように、回転ロック機構70を中心に、可動側筐体部6の左右回転の最大回転角度を設定し、その最大回転角度で可動側筐体部6を停止させる構造であって、この実施の形態では、ピン係合部74をストッパ部に共用しており、ピン係合部74には、ストッパ面80、82が形成されている。
このピン係合部74に対し、ピン係合部74が挿入される円弧状の溝部84が形成され、溝部84の終端部でピン係合部74のストッパ面80、82を接触させるストッパ86、88が形成されている。具体的には、ストッパ面80がストッパ86、ストッパ面82がストッパ88に当たり、可動側筐体部6の回転が阻止される。この阻止される位置が中心位置aから左右90度の位置b、cである。
斯かる構成によれば、図10に示す位置にある可動側筐体部6を左側に回転させると、図11に示すように、ピン係合部74のストッパ面80が溝部84の終端部であるストッパ86に当たり、可動側筐体部6が左側90度の位置で停止する。また、図10に示す位置にある可動側筐体部6を右側に回転させると、図12に示すように、ピン係合部64のストッパ面82が溝部84の終端部であるストッパ88に当たり、可動側筐体部6が右側90度の角度で停止する。
次に、この携帯端末装置2の回路構成について、図13を参照して説明する。図13は、携帯端末装置2の電気回路部を示すブロック図である。図13において、図1ないし図12と同一部分には同一符号を付してある。
携帯端末装置2には、電話機能やメール送受信機能等に加え、既述の固定側筐体部4と可動側筐体部6との開閉操作、可動側筐体部6の回転操作等に対応し、既述の制御プログラムの実行による画面切替え、機能呼出し、選択項目の確定等の各種の制御機能が備えられている。
そこで、この携帯端末装置2には、入力操作部16、表示部18、CPU(Central Processing Unit )90、メモリ部92、電源部94、センサ部96、無線部98、音響部100が備えられている。入力操作部16は複数のキーを備え、電話番号入力やメール文書作成のための文字入力等に用いられる。表示部18は、縦画面又は横画面が表示され、可動側筐体部6の開閉状態や回転角度により異なる画面態様に切り替えられ、縦画面又は横画面の各画面に対応した画面レイアウトに制御される。
CPU90は、メモリ部92にある制御プログラム等を実行し、入力操作部16の入力、センサ部96の検出信号の取込み等、検出情報や制御情報の取込み、メモリ部92の情報の読み書き、表示部18の画面制御等、各種の制御を行う。この場合、縦画面又は横画面について、各画面に対応する画面レイアウトの制御や、各画面に最適な機能を立ち上げ、縦画面に対応する機能では、縦長の縦画面の上下方向の広がりを利用してメニューリストの表示、データ一覧表示、電話履歴等の表示に用いる。また、横画面に対応する機能では、横長の横画面の幅方向の広がりを利用してカメラ画像のパノラマ表示や、英文テキスト表示、その加工、テレビジョン放送受信画面の展開等に用いる。
メモリ部92には、画面切替え、横画面に対する表示欄の設定、文章の表示等の処理を含む制御プログラム、その他のプログラムや各種データが格納され、記録媒体として、この実施の形態では、SDRAM(Synchronous Dynamic Random-Access Memory)102、実行用Flashメモリ104及び保存用Flashメモリ106で構成され、SDRAM102、実行用Flashメモリ104及び保存用Flashメモリ106は、バス108を介してCPU90に接続されている。
SDRAM102は、作業エリアを構成し、保存用Flashメモリ106から読み出してローディングされたプログラムを実行し、演算処理や制御情報を生成させる。実行用Flashメモリ104には各種データが格納され、データベース等が構築される。保存用Flashメモリ106には、OS(Operating System)や制御プログラム等の各種プログラムが格納されている。
外部メモリIF(インタフェース)110には、メモリカード等の外部メモリが接続され、この外部メモリには、電話番号やメールアドレス等のアドレスデータ、各種コンテンツ等が格納される。
電源部94は、バッテリ、CPU90によって制御されるバッテリ充電回路、安定化回路、電源制御回路等を備えており、無線部98等の各種機能部に給電する。
センサ部96は、可動アーム部8による可動側筐体部6の開閉や、可動側筐体部6の回転角度θ(=0度ないし左右各90度)及び回転方向を検出する。そこで、このセンサ部96には、開閉センサ112、回転センサ42、44が含まれている。開閉センサ112は、マグネットM1(図6)からの磁束の有無を検出し、その可動側筐体部6が開状態にあるか、閉状態にあるかを表す検出出力を発生する。回転センサ42、44は可動側筐体部6の可動側基板40に設置されており、3つのマグネットM2、M3、M4(図6)の設置位置は、回転する可動側筐体部6の回転センサ42、44の軌道上の位置と一致している。
例えば、可動側筐体部6の中心位置a(図3)にある回転センサ42にマグネットM2、回転センサ44にマグネットM3が重なるので、回転センサ42、44から可動側筐体部6の中心位置aにあることを表す出力が得られる。中心位置aでは、回転センサ42、44から例えば、高レベル出力又は低レベル出力の同一出力が得られる。また、可動側筐体部6を右又は左に回転させると、回転センサ42、44にはマグネットM2、M3、M4から作用する磁力に変化が生じ、その変化に応じた出力が回転センサ42、44に生じる。この出力変化は、左右の回転角度θ=20度から生じるので、それが右側又は左側への回転方向を表す。そして、右側90度の位置又は左側90度の位置を表す出力が回転センサ42、44により得られる。例えば、回転センサ42から高レベル出力、回転センサ44から低レベル出力が得られる場合には右側90度の位置、これとは逆の出力が得られる場合には左側90度の位置を表す。
無線部98は、音声通信又はメール等のデータ通信の送受信をアンテナ118を通じて行い、音声やデータの変調処理、無線信号から音声やデータの復調処理等を行う。
音響部100は、着信音声をスピーカ120を通して出力し、又は、マイクロフォン122からの送話音声の取込み及び増幅等を行う。
次に、表示部18の縦画面及び横画面の表示について、図14ないし図16を参照して説明する。図14は、メール文書が表示された横画面(受信メール一覧表示モード)を示す図、図15は、メール文書が表示された横画面(受信メール内容表示モード)を示す図、図16は、メール文書が表示された縦画面(縦メイン表示モード)を示す図である。図14ないし図16において、図1ないし図13と同一部分には同一符号を付してある。
表示部18に文書情報又は文書を含む情報を表示する場合には、受信メール一覧表示モード、受信メール内容表示モード等が含まれ、表示部18の画面態様には横メイン表示モード、縦メイン表示モードがある。
1)横画面(受信メール一覧表示モード)(図14)
可動側筐体部6を中心位置aから右方向に回転すれば横長の横画面130が表示される。受信メール一覧表示モードの横画面130には、ステータス表示欄132と受信メール一覧表示欄134とが設定される。
ステータス表示欄132には、電池残量状態を表す電池マーク136、電波強度状態を表す電波強度マーク138、未読メールの有無を表すメールマーク140、現在日時を表す日時表示142、メニューアイコン144、返信アイコン146、選択アイコン148、転送アイコン150が表示されている。メニューアイコン144、返信アイコン146、選択アイコン148、転送アイコン150は、入力操作部16のキーに対応し、メニューアイコン144はメニュー欄の呼び出しに用いられ、返信アイコン146はメール返信の指示に用いられ、選択アイコン148は画面上の選択項目例えば、メール選択に用いられ、また、転送アイコン150はメール転送の指示に用いられる。
また、受信メール一覧表示欄134は、縦画面152(図16)の縦メイン表示モードの表示幅Wと同一幅に設定されている。この場合、受信メール一覧表示欄134には、最上位欄にデータの格納先を表す受信BOXマーク154及びページ欄156が設定されている。そして、受信メール一覧表示欄134には、縦メイン表示モードの表示幅Wと同一幅で、受信メールマーク158、日時表示170、発信元172、タイトル174を単位として複数の受信メールが最新の日時から古いものに日時順に下方に向かって表示される。
2)横画面(受信メール内容表示モード)(図15)
受信メール一覧表示モードの横画面130から特定の受信メールを選択すると、受信メール内容表示モードに移行し、横画面176が表示される。この横画面176は、表示部18に文書情報又は文書を含む情報を表示する場合の画面であって、横画面176が有する表示可能な全横幅WT(>W)の文書表示欄178が設定されている。この場合、文書表示欄178の上段には、関連情報表示欄180が設定され、文書表示欄178と関連情報表示欄180との間には、両者を仕切る仕切りバー182、文書表示欄178及び関連情報表示欄180の右端には、両者間に跨がるスクロールバー184が表示されている。
文書表示欄178には、幅広く展開された文書表示欄178の全幅を用いて既述のメール文書の内容が表示されている。また、関連情報表示欄180には、電池マーク136、電波強度マーク138、メールマーク140、時刻表示185、受信メール表示186、メール受信日時188、発信元172、タイトル174が表示されている。この場合、文書表示欄178は、横画面176の持つ横方向表示能力の全幅を用いており、表示されたメール文の文字列は横方向に十分な拡がりを以て表示されている。
3)縦画面(縦メイン表示モード)(図16)
この縦画面152は、表示部18に文書情報又は文書を含む情報を表示する場合の画面であって、縦画面152が有する表示可能な全横幅W(<WT)の文書表示欄190が設定されている。この場合、文書表示欄190の上段には、関連情報表示欄192が設定され、文書表示欄190と関連情報表示欄192との間には、両者を仕切る仕切りバー191、文書表示欄190及び関連情報表示欄192の右端には、両者間に跨がるスクロールバー193が表示されている。可動側筐体部6を回転させて横画面176から中心位置aに戻すと、縦メイン表示モードに移行し、表示部18には縦長の縦画面152が表示される。この縦画面152は、横画面176と同様の表示内容を縦画面として表示したものである。図15及び図16の表示内容を比較すれば、明らかに横画面176が横方向に文字列が幅広く展開されるので、文書表示に有利であることが理解できよう。
次に、表示部18の画面動作について、図17を参照して説明する。図17は表示部18の処理を実行する制御プログラムの処理手順の一例を示す図である。
この制御プログラムは、画面切替え、表示欄の設定及び文書内容の表示等の処理手順を含んでいる。
図1及び図2に示す閉状態から、可動側筐体部6を開くと、固定側筐体部4に対して可動側筐体部6は図3に示す開状態となる。この開状態は、開閉センサ112で検出され(ステップS11)、状態1として、CPU90では開閉センサ112から開状態の検出情報の取込みが行われる。
この開状態において、可動側筐体部6の回転が監視され、可動側筐体部6を右方向又は左方向に回転すると、回転センサ42、44から検出情報がCPU90に取り込まれ、その検出情報から表示部18が右回転か左回転かが判断され、状態2として、横メイン表示モードに移行する(ステップS12)。
この横メイン表示モードにおいて、受信メール一覧表示機能の起動が実行され(ステップS13)、受信メール一覧表示モードでは、状態3として、図14に示すように、受信メール一覧とともに、ステータス表示が横画面に展開される(ステップS14)。
この受信メール一覧表示機能を実行する横画面(図14)において、特定のメールを選択する。この場合、最新のメールにカーソルを合わせて選択し、決定キー164を押下すれば、受信メール内容表示モードに移行し、受信メール内容表示機能の起動が実行される(ステップS15)。
この受信メール内容表示モードでは、状態4として、図15に示すように、横画面176に文書表示欄178が設定され、この文書表示欄178にテキストメール内容が表示される(ステップS16)。この場合、メール文書は、横画面176の持つ横方向表示能力の全幅を用いて表示され、メール文の文字列は横方向に十分な拡がりを以て表示されていることは既述の通りである。
以上述べた第1の実施の形態について、特徴事項を抽出し、作用効果に言及する。
携帯端末装置2は、画面部分即ち、表示部18が回転する構造を備えるとともに、折畳み機能を備えており、表示部18を搭載した可動側筐体部6、通常の縦画面状態から左右方向に各々90度ずつ回転する構造を備えている。
表示部18を搭載した可動側筐体部6の回転や開閉は、センサ部96によって検出され、また、表示部18が右回転したか左回転したかを検出する機能を備えている。
そして、通常の縦画面状態から左右に90度ずつ回転して横画面となる構造を備えていることから、縦画面を開いた状態から、左右何れかに90度回転させることにより、横メイン表示モードに移行し、テキストメールを横幅フル表示を行うことができ、拡がりのある文字列を以て文書を容易に判読でき、文書内容の把握の迅速化に寄与する。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態について、図18及び図19を参照して説明する。図18は、メール文書が表示された横サブ画面(受信メール一覧表示モード)を示す図、図19は、メール文書が表示された横画面(受信メール内容表示モード)を示す図である。図18及び図19において、図1ないし図17と同一部分には同一符号を付してある。
この実施の形態においても、図1ないし図13に示す構成が用いられる。この実施の形態は、可動側筐体部6を閉じた状態で可動側筐体部6を回転させて表示部18の視認可能なエリアを横サブ画面194に設定し、この横サブ画面194のメール表示を可動側筐体部6の開状態への移行により、テキストメールの全面表示に切り替える処理手順を示している。
1)横サブ画面194(メール受信モード)(図18)
メール着信があった場合等、可動側筐体部6を閉じた状態で可動側筐体部6を例えば、右方向に回転させると、図18に示すように、固定側筐体部4の背面側から可動側筐体部6にある表示部18の画面の一部が露出する。露出する横画面について、横サブ画面194とし、この横サブ画面194には、着信したメールの告知情報を表示させることができる。この場合、着信日時や発信元等が表示されている。この表示内容は、既述した横画面130(図14)の受信メール一覧表示欄134の一部表示であってもよい。
2)横画面176(受信メール内容表示モード)(図19)
図18に示す携帯端末装置2において、固定側筐体部4を矢印Nで示す方向に回転させると、受信メール内容表示モードでは、図19に示すように、固定側筐体部4は可動側筐体部6の下側に置かれ、可動側筐体部6にある表示部18は横画面176の全面表示となる。この全面表示は、図15に示した横画面176と同一であるから、同一符号を付しその説明を省略する。
次に、表示部18の画面動作について、図20を参照して説明する。図20は、第2の実施の形態に係る制御プログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図1及び図2に示す閉状態において、可動側筐体部6の回転が監視され、可動側筐体部6を右方向又は左方向に回転すると、回転センサ42、44から検出情報がCPU90に取り込まれ(ステップS21)、その検出情報から表示部18が右回転か左回転かが判断され、横サブ表示モードに移行する(ステップS22)。
この横サブ表示モードにおいて、可動側筐体部6を開くと、この開状態が開閉センサ112により検出され、その開状態の検出情報が取り込まれ(ステップS23)、横メイン表示モードでは、受信メール内容表示機能の起動が実行される(ステップS24)。
この受信メール内容表示モードでは、図19に示すように、横画面176に文書表示欄178が設定され、この文書表示欄178にテキストメール内容が表示される(ステップS25)。既述したように、メール文書は、横画面176の持つ横方向表示能力の全幅を用いて表示され、メール文の文字列は横方向に十分な拡がりを以て表示されていることは既述の通りである。
この実施の形態では、横サブ表示モードから可動側筐体部6又は固定側筐体部4の開状態への操作により、横メイン表示モードに移行させ、横画面にテキストメールの全面表示を行えるので、迅速なメール確認及びメール文の把握の迅速化に寄与する。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、電子機器として携帯端末装置2を例示したが、本発明は可動側筐体部6を備え、メール作成機能等を備えるゲーム機器や時計等にも本発明を適用することができる。
(2) 表示部18に文書情報又は文書を含む情報を表示する場合について、上記実施の形態では、受信メールの表示を例示したが、本発明は、インターネット等のネットワークを媒介として提供される各種の文書情報や文書を含む情報の表示に適用することができる。
(3) 上記実施の形態では、メール文書の表示について例示しているが、パーソナルコンピュータ等の情報量の多い文書が送付された場合には、縦画面表示であっても、自動的に横画面表示に切り替えられ、横長の文字列を以て表示させる構成としてもよい。
(4) 上記実施の形態では、固定側筐体部4、可動側筐体部6及び/又は可動アーム部8により、開閉可能及び/又は回転可能な筐体部を構成しているが、固定側筐体部4と可動側筐体部6とを以て開閉可能及び/又は回転可能な筐体部を構成してもよい。
次に、以上述べた本発明の実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 開閉可能及び/又は回転可能な筐体部に表示機能を備える電子機器であって、
縦画面又は横画面を表示する表示部と、
前記表示部に文書情報又は文書を含む情報を表示する場合、前記表示部に設定される前記横画面に、該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に前記情報を表示させる制御部と、
を備えることを特徴とする電子機器。
(付記2) 付記1の電子機器において、
前記制御部は、文書一覧を表示する場合、前記横画面に前記縦画面と同等幅の文書一覧表示欄を設定し、該文書一覧表示欄に文書タイトルを表示させることを特徴とする電子機器。
(付記3) 付記1の電子機器において、
前記制御部は、文書一覧を表示する場合、前記横画面にステータス表示欄と、前記縦画面と同等幅の文書一覧表示欄とを設定し、前記文書一覧表示欄に文書タイトルを表示させることを特徴とする電子機器。
(付記4) 付記3の電子機器において、
前記制御部は、文書一覧表示から文書内容表示に変更した場合に、前記表示部の前記横画面に表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に前記情報を表示させることを特徴とする電子機器。
(付記5) 付記1の電子機器において、
前記制御部は、前記表示部を前記縦画面から前記横画面に切り替えた場合、前記縦画面の表示内容を前記横画面の前記表示欄に切り替えて表示することを特徴とする電子機器。
(付記6) 付記1の電子機器において、
前記表示部の回転及び/又は回転位置を検出する回転センサを備え、前記制御部は、前記回転センサの検出情報に基づき、前記表示部を前記横画面の表示に切り替えることを特徴とする電子機器。
(付記7) 付記1の電子機器において、
前記表示部の開状態又は閉状態を検出する開閉センサを備え、前記制御部は、前記開閉センサが前記表示部の開状態を検出した場合に、前記表示部を横サブ画面から前記横画面の表示に切り替えることを特徴とする電子機器。
(付記8) 付記1の電子機器において、
固定側筐体部にヒンジ部を介して可動アーム部が取り付けられ、この可動アーム部に可動側筐体部が回転可能に取り付けられ、この可動側筐体部に前記表示部が設置されたことを特徴とする電子機器。
(付記9) 付記1の電子機器において、
前記文書がメール文であることを特徴とする電子機器。
(付記10) 付記7の電子機器において、
前記横サブ画面は、閉じられた前記表示部を右回転又は左回転させた場合に表示されることを特徴とする電子機器。
(付記11) 開閉可能及び/又は回転可能な筐体部に表示機能を備える電子機器の制御方法であって、
縦画面又は横画面を表示するステップと、
文書情報又は文書を含む情報を表示する場合、前記横画面に、該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に前記情報を表示させるステップと、
を含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(付記12) 付記11の電子機器の制御方法において、
文書一覧を表示する場合、前記横画面に前記縦画面と同等幅の文書一覧表示欄を設定し、該文書一覧表示欄に文書タイトルを表示させるステップを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(付記13) 付記11の電子機器の制御方法において、
文書一覧を表示する場合、前記横画面にステータス表示欄と、前記縦画面と同等幅の文書一覧表示欄とを設定し、前記文書一覧表示欄に文書タイトルを表示させるステップを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(付記14) 付記13の電子機器の制御方法において、
文書一覧表示から文書内容表示に変更した場合に、前記横画面に表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に前記情報を表示させるステップを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(付記15) 付記11の電子機器の制御方法において、
前記縦画面から前記横画面に切り替えた場合、前記縦画面の表示内容を前記横画面の前記文書表示欄に切り替えて表示するステップを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(付記16) 付記11の電子機器の制御方法において、
前記筐体部の回転及び/又は回転位置の検出情報に基づき、前記横画面の表示に切り替えるステップを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(付記17) 付記11の電子機器の制御方法において、
前記筐体部の開状態又は閉状態の検出情報に基づき、横サブ画面から前記横画面の表示に切り替えるステップを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(付記18) コンピュータにより実行される、開閉可能及び/又は回転可能な筐体部に表示機能を備える電子機器の制御プログラムであって、
縦画面又は横画面を表示するステップと、
文書情報又は文書を含む情報を表示する場合、前記横画面に、該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に前記情報を表示させるステップと、
を含み、コンピュータに実行させることを特徴とする電子機器の制御プログラム。
(付記19) 付記18の電子機器の制御プログラムにおいて、
文書一覧を表示する場合、前記横画面に前記縦画面と同等幅の文書一覧表示欄を設定し、該文書一覧表示欄に文書タイトルを表示させるステップを含むことを特徴とする電子機器の制御プログラム。
(付記20) 付記18の電子機器の制御プログラムにおいて、
文書一覧を表示する場合、前記横画面にステータス表示欄と、前記縦画面と同等幅の文書一覧表示欄とを設定し、前記文書一覧表示欄に文書タイトルを表示させるステップを含むことを特徴とする電子機器の制御プログラム。
(付記21) 付記18の電子機器の制御プログラムにおいて、
文書一覧表示から文書内容表示に変更した場合に、前記横画面に表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に前記情報を表示させるステップを含むことを特徴とする電子機器の制御プログラム。
(付記22) 付記18の電子機器の制御プログラムにおいて、
前記縦画面から前記横画面に切り替えた場合、前記縦画面の表示内容を前記横画面の前記文書表示欄に切り替えて表示するステップを含むことを特徴とする電子機器の制御プログラム。
(付記23) 付記18の電子機器の制御プログラムにおいて、
前記筐体部の回転及び/又は回転位置の検出情報に基づき、前記横画面の表示に切り替えるステップを含むことを特徴とする電子機器の制御プログラム。
(付記24) 付記18の電子機器の制御プログラムにおいて、
前記筐体部の開状態又は閉状態の検出情報に基づき、横サブ画面から前記横画面の表示に切り替えるステップを含むことを特徴とする電子機器の制御プログラム。
(付記25) 開閉可能及び/又は回転可能な筐体部に表示機能を備える電子機器の制御プログラムをコンピュータ読込み可能に格納した記録媒体であって、
縦画面又は横画面を表示するステップと、
文書情報又は文書を含む情報を表示する場合、前記横画面に、該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に前記情報を表示させるステップと、
を含む、コンピュータに実行させることを特徴とする、電子機器の制御プログラムをコンピュータ読込み可能に格納した記録媒体。
(付記26) 付記25の記録媒体において、
文書一覧を表示する場合、前記横画面に前記縦画面と同等幅の文書一覧表示欄を設定し、該文書一覧表示欄に文書タイトルを表示させるステップを含むことを特徴とする、電子機器の制御プログラムをコンピュータ読込み可能に格納した記録媒体。
(付記27) 付記25の記録媒体において、
文書一覧を表示する場合、前記横画面にステータス表示欄と、前記縦画面と同等幅の文書一覧表示欄とを設定し、前記文書一覧表示欄に文書タイトルを表示させるステップを含むことを特徴とする、電子機器の制御プログラムをコンピュータ読込み可能に格納した記録媒体。
(付記28) 付記25の記録媒体において、
文書一覧表示から文書内容表示に変更した場合に、前記横画面に表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に前記情報を表示させるステップを含むことを特徴とする、電子機器の制御プログラムをコンピュータ読込み可能に格納した記録媒体。
(付記29) 付記25の記録媒体において、
前記縦画面から前記横画面に切り替えた場合、前記縦画面の表示内容を前記横画面の前記文書表示欄に切り替えて表示するステップを含むことを特徴とする、電子機器の制御プログラムをコンピュータ読込み可能に格納した記録媒体。
(付記30) 付記25の記録媒体において、
前記筐体部の回転及び/又は回転位置の検出情報に基づき、前記横画面の表示に切り替えるステップを含むことを特徴とする、電子機器の制御プログラムをコンピュータ読込み可能に格納した記録媒体。
(付記31) 付記25の記録媒体において、
前記筐体部の開状態又は閉状態の検出情報に基づき、横サブ画面から前記横画面の表示に切り替えるステップを含むことを特徴とする、電子機器の制御プログラムをコンピュータ読込み可能に格納した記録媒体。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、回転可能及び/又は開閉可能な筐体部に表示機能を備える携帯端末装置等の電子機器に関し、文字列等からなる文書情報又は文書を含む情報を表示する場合、横画面に対して表示可能な全横幅に表示欄を設定することにより、前記情報を表示するので、情報表示機能の向上が図られるとともに、表示された情報の把握が容易になる等、表示機能を備える電子機器の機能性及び操作性の向上に寄与する等、有用である。
2 携帯端末装置
4 固定側筐体部
6 可動側筐体部
8 可動アーム部
18 表示部
42、44 回転センサ
90 CPU(制御部)
112 開閉センサ
130、176 横画面
152 縦画面
178 文書表示欄
194 横サブ画面

Claims (5)

  1. 開閉可能及び回転可能な筐体部に表示機能を備える電子機器であって、
    縦画面又は横画面を表示する表示部と、
    前記筺体部の開閉及び回転を検出するセンサと、
    前記センサの出力を受け、閉状態にある前記筺体部の回転により、前記表示部に横サブ画面を設定して、該横サブ画面に文書タイトルを表示させ、前記筺体部を開状態にすると、前記表示部を前記横サブ画面から前記横画面の表示に切り替え、前記横画面に該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に文書情報又は文書を含む情報を表示させる制御部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1の電子機器において、
    前記制御部は、前記表示部を前記縦画面から前記横画面に切り替えた場合、前記縦画面の表示内容を前記横画面の前記表示欄に切り替えて表示することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1の電子機器において、
    前記制御部は、前記筺体部が開状態である場合、前記センサの回転検出情報に基づき、前記表示部を前記横画面の表示に切り替えることを特徴とする電子機器。
  4. 開閉可能及び回転可能な筐体部に表示機能を備える電子機器の制御方法であって、
    縦画面又は横画面を表示するステップと、
    前記筺体部の開閉及び回転を検出するステップと、
    閉状態にある前記筺体部の回転により、表示部に横サブ画面を設定して、該横サブ画面に文書タイトルを表示させ、前記筺体部を開状態にすると、前記表示部を前記横サブ画面から前記横画面の表示に切り替え、前記横画面に該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に文書情報又は文書を含む情報を表示させるステップと、
    を含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
  5. コンピュータにより実行される、開閉可能及び回転可能な筐体部に表示機能を備える電子機器の制御プログラムであって、
    縦画面又は横画面を表示するステップと、
    前記筺体部の開閉及び回転を検出するステップと、
    閉状態にある前記筺体部の回転により、表示部に横サブ画面を設定して、該横サブ画面に文書タイトルを表示させ、前記筺体部を開状態にすると、前記表示部を前記横サブ画面から前記横画面の表示に切り替え、前記横画面に該横画面が有する表示可能な全横幅の表示欄を設定し、該表示欄に文書情報又は文書を含む情報を表示させるステップと、
    を含み、コンピュータに実行させることを特徴とする電子機器の制御プログラム。
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