JP5234007B2 - 端末装置およびフィードバック方法 - Google Patents

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Description

本発明は、端末装置およびフィードバック方法に関し、特には、プリコーディング(precoding)技術を用いて無線通信を行う端末装置およびフィードバック方法に関する。
OFDM(直交周波数分割多重:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などのマルチキャリア伝送方式を用いる無線通信システムでは、周波数選択性チャネルにおける無線リソース制御のため、端末は、チャネルの受信品質を周波数帯ごとに測定し、その受信品質を示すCQI(Channel Quality Indicator)を無線基地局に報告する。
このとき、端末は、周波数帯のそれぞれに対してCQIを送信すると、CQIの送信に時間がかかる。CQIの送信にかかる時間を軽減するための技術には、特許文献1に記載のチャネル品質伝送方法がある。
このチャネル品質伝送方法では、同一のCQIを一つにまとめて送信することで、CQIの送信にかかる時間を軽減している。
特開2007−166118号公報
また、LTE(Long Term Evolution)などの無線通信システムでは、信号の送信前に、チャネル状態に応じてチャネルの歪み(特性)を補償することで、データ誤りの発生を軽減するプリコーディング技術が適用される。
プリコーディング技術では、無線基地局は、端末への信号の送信時に、チャネルの特性の逆特性を示すプリコーディング行列(precoding Matrix)をその信号に掛け合わせる。端末は、無線基地局から受信した信号に、プリコーディング行列の逆行列を掛け合わせてから復号を行う。これにより、チャネルの歪みを補償し、データ誤りの発生を軽減することが可能になる。
無線基地局が信号に掛け合わせるプリコーディング行列は、端末にて特定される。具体的には、端末は、周波数帯に含まれるサブキャリアのチャネル状態と、予め用意されたコードブック(Codebook)とに基づいて、適当なプリコーディング行列を特定するためのPMI(Precoding Matrix Index)を算出する。なお、コードブックは、プリコーディング行列をPMIごとに対応付けた情報である。
また、プリコーディング技術において、周波数帯ごとに異なるプリコーディング行列を用いる場合、端末は、周波数帯のそれぞれに対して個別にPMIを算出する。これにより、特性が互いに異なるチャネルのそれぞれに対して、そのチャネルの歪みを補償することが可能になり、受信品質を向上することが可能になる。
しかしながら、この場合、端末は、周波数帯のそれぞれに対して個別にPMIを算出するために、負荷が増加する。
この問題点を解決するために、以下の技術が提案されている。
先ず、3GPP TSG RAN WG1 Meeting #49 R1-072175では、端末は、図1で示すように、CQIを無線基地局に報告する周波数帯に対してのみ、PMIを算出する方法が提案されている。ここでは、CQIを報告する方法として、Best−M・individual法が用いられるとする。Best−M・individual法では、端末は、受信品質の良い周波数帯から順に所定数のCQIを報告する。
これにより、算出するPMIの数を削減することが可能になるので、端末の負荷を削減することが可能になる。
また、3GPP TSG RAN WG1 Meeting #49 bis R1-073082では、端末は、上記の方法に加えて、図2で示すように、受信品質に応じて、PMIを算出する周波数帯の幅を変更する方法が提案されている。例えば、端末は、受信品質が高いほど、PMIを算出する周波数帯の幅を広くする。
これにより、算出するPMIの数を削減することが可能になるので、端末の負荷を削減することが可能になる。
しかしながら、上記の二つの方法では、PMIの算出処理にかかるオーバーヘッドが大きいという問題がある。これは、以下のためである。
上記の二つの方法では、受信品質の良好な周波数帯に対しても、その周波数帯のそれぞれに対して個別にPMIが算出される。受信品質が良好な場合、周波数帯ごとに個別のプリコーディング行列が信号に掛け合わされても、元々チャネルの歪みが少ないため、チャネルの特性を補償する効率が低い。このため、PMIの算出処理にかかるオーバーヘッドが大きくなる。
また、3GPP TSG RAN WG1 Meeting #49 bis R1-073082の方法では、さらに、受信品質が劣悪な周波数帯に対しても、その周波数帯のそれぞれに対して個別にPMIが算出される。受信品質が劣悪な場合、信号送信時に、その周波数帯が割り当てられる可能性が低い。このため、PMIが算出されても、そのPMIが特定するプリコーディング行列が使用される可能性が低い。したがって、PMIの算出処理にオーバーヘッドが大きくなる。
そこで、本発明の目的は、上記の課題である、PMIの算出処理にかかるオーバーヘッドが大きくなるという問題点を解決する端末装置およびフィードバック方法を提供することである。
本発明による端末装置は、無線基地局から信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した信号の受信品質を予め定められた周波数帯ごとに測定する測定手段と、前記測定手段が測定した受信品質が第一閾値より大きいか否かを前記周波数帯ごとに判定する判定手段と、前記受信品質が前記第一閾値以下の周波数帯のそれぞれに対しては、個別に、該周波数帯のチャネルの歪みを補償するためのプリコーディング行列を特定する個別PMIを算出し、また、前記受信品質が前記第一閾値より大きい周波数帯に対しては、該周波数帯に共通するチャネルの歪みを補償するためのプリコーディング行列を特定する共通PMIを算出する算出手段と、前記算出手段にて算出された個別PMIおよび共通PMIと、前記周波数帯との対応関係を前記無線基地局に報告する報告手段と、を含む。
また、本発明によるフィードバック方法は、無線基地局と接続可能な端末装置が行うフィードバック方法であって、前記無線基地局から信号を受信する受信ステップと、前記受信された信号の受信品質を予め定められた周波数帯ごとに測定する測定ステップと、前記測定された受信品質が第一閾値より大きいか否かを前記周波数帯ごとに判定する判定ステップと、前記受信品質が前記第一閾値以下の周波数帯のそれぞれに対しては、個別に、該周波数帯のチャネルの歪みを補償するためのプリコーディング行列を特定する個別PMIを算出する個別算出ステップと、前記受信品質が前記第一閾値より大きい周波数帯に対しては、該周波数帯に共通するチャネルの歪みを補償するためのプリコーディング行列を特定する共通PMIを算出する共通算出ステップと、前記算出された個別PMIおよび共通PMIと、前記周波数帯との対応関係を前記無線基地局に報告する報告ステップと、を含む。
本発明によれば、PMIの算出処理にかかるオーバーヘッドを小さくすることが可能になる。
PMIを報告する周波数帯の一例を示した説明図である。 PMIを報告する周波数帯の他の例を示した説明図である。 本発明の第一の実施形態の無線通信システムを示したブロック図である。 共通PMIおよび個別PMIを報告する周波数帯の一例を示した説明図である。 携帯端末11の動作例を説明するためのフローチャートである。 共通PMIおよび個別PMIを報告する周波数帯の他の例を示した説明図である。 PMI報告情報の一例を示した説明図である。 携帯端末11の他の動作例を説明するためのフローチャートである。 接続ユーザ数と閾値との関係の一例を示した説明図である。 通信データ量と閾値との関係の一例を示した説明図である。 本発明の第四の実施形態の携帯端末の構成を示したブロック図である。 共通PMIおよび個別PMIを報告する周波数帯の他の例を示した説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図3は、本発明の第一の実施形態の無線通信システムを示したブロック図である。図3において、無線通信システムは、無線基地局10と、携帯端末11とを含む。無線基地局10および携帯端末11は、無線にて互いに接続可能である。
無線基地局10は、通信処理部12を含む。
通信処理部12は、通信に関する処理を行う。
例えば、通信処理部12は、携帯端末11から、PMIを報告するためのPMI報告情報を受信する。本実施例では、PMI報告情報は、周波数帯を示す帯域情報と、その周波数帯のチャネルの歪みを補償するためのプリコーディング行列を特定するPMIとを含むものとする。
また、通信処理部12は、予め定められた周波数帯ごとにチャネルを設定し、そのチャネルを用いて信号を携帯端末11に送信する。
このとき、通信処理部12は、その信号を送信する周波数帯を示す帯域情報を含むPMI報告情報を受信していた場合、そのPMI報告情報が含むPMIにて特定されるプリコーディング行列を、その信号に掛け合わせ、その掛け合わせた信号を送信する。
なお、通信処理部12は、MIMO(Multiple Input Multiple Output)を用いて信号を送信しているものとする。MIMOは、複数のアンテナを使用して信号を送受信する技術である。
携帯端末11は、通信処理部13と、受信品質測定部14と、受信品質判定部15と、PMI算出&報告部16とを含む。
通信処理部13は、受信手段の一例であり、通信に関する処理を行う。例えば、通信処理部13は、無線基地局10から信号を受信する。
受信品質測定部14は、測定手段の一例である。受信品質測定部14は、通信処理部13が受信した信号の受信品質を周波数帯ごとに測定する。受信品質は、本実施形態では、CQIとする。しかしながら、受信品質は、CQIに限らず適宜変更可能である。例えば、受信品質は、SN比(SNR:Signal to Noise Ratio)またはCN比(CNR(搬送波対雑音比):Carrier to Noise ratio)などでもよい。
受信品質判定部15は、受信品質測定部14にて測定された受信品質が第一閾値より大きいか否かを周波数帯ごとに判定する。また、受信品質判定部15は、その受信品質が第二閾値より大きいか否かを周波数帯ごとに判定する。ここで、第二閾値は、第一閾値より小さい。また、本実施形態では、第一閾値および第二閾値は、固定値であるとする。
PMI算出&報告部16は、PMIを算出し、さらに、PMIと周波数帯との対応関係を無線基地局10に報告する。具体的には、PMI算出&報告部16は、算出部16aと、報告部16bとを含み、各部が以下の処理を行う。
算出部16aは、受信品質判定部15にて受信品質が第一閾値より大きいと判定された周波数帯、および、受信品質判定部15にて受信品質が第二閾値以下と判定された周波数帯に対しては、それらの周波数帯に共通するPMIを算出する。以下、このPMIを共通PMIと称することもある。
また、算出部16aは、受信品質判定部15にて受信品質が第一閾値以下かつ第二閾値より大きいと判定された周波数帯のそれぞれに対しては、個別にPMIを算出する。以下、これらのPMIを個別PMIと称することもある。
具体的には、共通PMIを算出する場合、受信品質測定部14が全周波数帯に含まれるサブキャリアのチャネル状態を推定し、算出部16aがその推定されたチャネル状態に基づいて共通PMIを算出する。
また、個別PMIを算出する場合、算出部16aは、その全周波数帯に含まれるサブキャリアのチャネル状態から、その個別PMIに対応する周波数帯に含まれるサブキャリアのチャネル状態を抽出し、その抽出したチャネル状態に基づいて個別PMIを算出する。
さらに具体的には、先ず、算出部16aは、予め保持されたコードブックに含まれるプリコーディング行列Fごとに、数1を用いてメトリックMSE(F)を算出する。なお、コードブックは、プリコーディング行列をPMIごとに対応づけた情報である。
Figure 0005234007
ここで、Hは、チャネル状態を示すチャネル推定行列であり、Mは、無線基地局10の送信アンテナ数であり、εは、無線基地局10の送信電力であり、Nは、ノイズの電力である。なお、ε/Nは、SN比である。また、Iは、M×Mの単位行列であり、Aを行列とすると、
Figure 0005234007
は、Aの逆行列であり、
Figure 0005234007
は、Aの共役転置行列を表わす。なお、Aは、行列を表す。
チャネル推定行列は、M個の送信アンテナのそれぞれに対する、サブキャリアのそれぞれのチャネル推定値を成分に有する行列である。各チャネル推定値は、ある送信アンテナで送信されたあるサブキャリアのチャネル状態を示す値である。
ここで、算出部16aは、共通PMIを算出する場合、送信アンテナのそれぞれに対する、全周波数帯に含まれるサブキャリアのそれぞれのチャネル推定値を成分に有する行列を、チャネル推定行列として用いる。このため、チャネル推定行列は、全周波数帯に含まれるサブキャリアの数)×Mの行列になる。
また、算出部16aは、個別PMIを算出する場合、送信アンテナのそれぞれに対する、その個別PMIに対応する周波数帯に含まれるサブキャリアのそれぞれのチャネル推定値を成分に有する行列を、チャネル推定行列として用いる。このため、チャネル推定行列は、(個別PMIに対応する周波数帯に含まれるサブキャリアの数)×Mの行列になる。
また、チャネル推定値、送信アンテナ数N、送信電力εおよびSN比は、受信品質測定部14にて測定される。
算出部16aは、メトリックMSE(F)の中から、数4を用いてPMIを算出する。
Figure 0005234007
ここで、m(A)は、Aの行列式または跡(トレース)を示す。また、Fは、予め保持されたコードブックに含まれるプリコーディング行列の集合を示す。つまり、算出部16aは、メトリックMSE(F)の行列式または跡の中で、最小の値を与えるプリコーディング行列FをPMIとして求める。
図4は、共通PMIおよび個別PMIを報告する周波数帯の一例を示した説明図である。図4において、第一閾値以下かつ第二閾値より大きい周波数帯のそれぞれに対しては、個別に個別PMIが算出される。また、その他の周波数帯に対しては、個別PMIの算出を行わずに、共通PMIを、その周波数帯のPMIの代わりとする。
それらの周波数帯に共通する共通PMIが算出される。
図3に戻る。報告部16bは、算出部16aが算出した個別PMIおよび共通PMIと周波数帯との対応関係を無線基地局10に報告する。例えば、報告部16bは、算出部16aが算出したPMIと、そのPMIに対応する周波数帯を示す帯域情報を含むPMI報告情報を無線基地局10に報告する。
次に動作を説明する。
図5は、携帯端末11の動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップS1では、通信処理部13は、無線基地局10の通信処理部12から信号を受信し、その信号を受信品質測定部14に送信する。
受信品質測定部14は、通信処理部13が受信した信号の受信品質を周波数帯ごとに測定する。受信品質測定部14は、その受信品質を周波数帯ごとに対応付けた品質情報を生成する。
また、受信品質測定部14は、PMIの算出に用いる算出情報を求める。算出情報は、チャネル推定行列と、送信アンテナ数、送信電力およびSN比を含む。
ここで、チャネル推定行列は、送信アンテナのそれぞれに対する、全周波数帯に含まれるサブキャリアのそれぞれのチャネル推定値を成分に有する行列である。また、受信品質測定部14は、無線基地局10からの信号に含まれるパイロットシンボルと、無線基地局10に固有のパイロットシンボルとを元に、各チャネル推定値を求める。
受信品質測定部14は、その品質情報および算出情報を受信品質判定部15に送信する。受信品質判定部15は、その品質情報および算出情報を受信すると、ステップS2を実行する。
ステップS2では、受信品質判定部15は、算出情報を算出部16aに送信する。
算出部16aは、算出情報を受信すると、その算出情報と、コードブックとに基づいて、共通PMIを算出する。
具体的には、先ず、算出部16aは、コードブックに含まれるプリコーディング行列Fごとに、算出情報内のチャネル推定行列、送信アンテナ数、送信電力およびSN比を数1に代入して、メトリックMSE(F)を算出する。
続いて、算出部16aは、数4を用いて、メトリックMSE(F)行列式または跡の中で、最小の値を与えるプリコーディング行列Fを共通PMIとして求める。
算出部16aは、共通PMIを算出すると、判定を開始する旨の開始要求を受信品質判定部15に送信する。受信品質判定部15は、その受信品質を受信すると、ステップS3を実行する。
ステップS3では、受信品質判定部15は、品質情報内の帯域情報を選択し、その帯域情報に対応付けられた受信品質が第一閾値より大きいか否かを判定する。ここで、受信品質判定部15は、まだ選択されていない帯域情報の中から一つの帯域情報を選択する。
受信品質判定部15は、その受信品質が第一閾値より大きいと、ステップS4を実行し、その受信品質が第一閾値以下であると、ステップS5を実行する。
ステップS4では、受信品質判定部15は、その選択した帯域情報と、受信品質が良好である旨の良好情報とを算出部16aに送信する。算出部16aは、帯域情報および良好情報を受信すると、ステップS2で算出した共通PMIとその帯域情報とを含むPMI報告情報を生成し、そのPMI報告情報を保持する。算出部16aは、ステップS4を終了すると、ステップS8を実行する。
また、ステップS5では、受信品質判定部15は、ステップS3で選択した帯域情報に対応付けられた受信品質が第二閾値より大きいか否かを判定する。受信品質判定部15は、その受信品質が第二閾値より大きいと、ステップS6を実行し、その受信品質が第二閾値以下であると、ステップS7を実行する。
ステップS6では、受信品質判定部15は、その選択した帯域情報と、受信品質が中間である旨の中間情報とを算出部16aに送信する。算出部16aは、帯域情報および中間情報を受信すると、ステップS2で受信した算出情報と、コードブックとに基づいて、個別PMIを算出する。
具体的には、先ず、算出部16aは、その算出情報内のチャネル推定行列から、その帯域情報が示す周波数帯に含まれるサブキャリアのチャネル状態を示す部分行列を抽出する。
続いて、算出部16aは、コードブックに含まれるプリコーディング行列Fごとに、その抽出した部分行列と、算出情報内の送信アンテナ数、送信電力およびSN比とを数1に代入して、メトリックMSE(F)を算出する。ここで、算出部16aは、その部分行列をチャネル推定行列として数1に代入する。
そして、算出部16aは、数4を用いて、メトリックMSE(F)の行列式または跡の中で、最小の値を与えるプリコーディング行列FをPMIとして求める。
算出部16aは、個別PMIを算出すると、その個別PMIと帯域情報とを含むPMI報告情報を生成し、そのPMI報告情報を保持する。算出部16aは、ステップS6を終了すると、ステップS8を実行する。
ステップS7では、受信品質判定部15は、その選択した帯域情報と、受信品質が劣悪である旨の劣悪情報とを算出部16aに送信する。算出部16aは、帯域情報および劣悪情報を受信すると、ステップS2で算出した共通PMIとその帯域情報とを含むPMI報告情報を生成し、そのPMI報告情報を保持する。算出部16aは、ステップS7を終了すると、ステップS8を実行する。
ステップS8では、算出部16aは、PMIを算出した旨の算出済情報を受信品質判定部15に送信する。
受信品質判定部15は、算出済情報を受信すると、全ての帯域情報を選択したか否かを判定する。受信品質判定部15は、全ての帯域情報を選択していると、ステップS9を実行し、まだ選択していない帯域情報があると、ステップS3を実行する。
ステップS9では、受信品質判定部15は、PMI報告情報を報告する旨の報告指示を算出部16aに送信する。
算出部16aは、報告指示を受信すると、保持しているPMI報告情報を報告部16bに送信する。報告部16bは、PMI報告情報を受信すると、そのPMI報告情報を無線基地局10に送信し、処理を終了する。
なお、無線基地局10と携帯端末11とが接続されている間は、ステップS1ないしS9が繰り返されてもよい。
次に効果を説明する。
本実施形態では、受信品質測定部14は、通信処理部13が受信した信号の受信品質をブロック周波数帯ごとに測定する。受信品質判定部15は、受信品質が第一閾値より大きいか否かをブロック周波数帯ごとに判定する。算出部16aは、受信品質が第一閾値以下の周波数帯のそれぞれに対しては、個別に個別PMIを算出する。また、算出部16aは、受信品質が第一閾値より大きい周波数帯に対しては、その周波数帯に共通する共通PMIを算出する。報告部16bは、その算出された個別PMIおよび共通PMIと、周波数帯との対応関係を無線基地局に報告する。
この場合、受信品質が第一閾値より大きい周波数帯に対しては、その周波数帯に共通する共通PMIが算出される。このため、受信品質の良好な周波数帯のそれぞれに対して個別にPMIを算出する必要がなくなるため、PMIの算出処理にかかるオーバーヘッドを小さくすることが可能になる。したがって、携帯端末11にかかる負荷を削減することが可能になり、例えば、携帯端末11の電源の寿命を長くすることが可能になる。
また、本実施形態では、受信品質判定部15は、受信品質が、第一閾値より小さい第二閾値より大きいか否かを周波数帯ごとに判定する。算出部16aは、受信品質が第二閾値より大きい周波数帯のそれぞれに対しては、個別に個別PMIを算出する。
この場合、受信品質が第二閾値より大きい周波数帯のそれぞれに対して個別に個別PMIが算出される。
このため、受信品質が劣悪な周波数帯のそれぞれに対して個別にPMIを算出する必要がなくなるため、PMIの算出処理にかかるオーバーヘッドを小さくすることが可能になる。
また、本実施形態では、算出部16aは、受信品質が第一閾値より大きい周波数帯、および、受信品質が第二閾値以下の周波数帯に対しては、それらの周波数帯に共通する共通PMIを算出する。
この場合、受信品質が良好な周波数帯および受信品質が劣悪な周波数帯に共通するPMIを一度だけ算出するだけで、受信品質の劣悪な周波数帯に対してPMIを算出することが可能になる。したがって、PMIの算出処理にかかるオーバーヘッドを小さくしながら、受信品質の劣悪な周波数帯に対してPMIを算出することが可能になる。
次に第二の実施形態について説明する。以下では、主に第一の実施形態と異なる機能について説明する。
本実施形態では、算出部16aは、受信品質判定部15にて受信品質が第二閾値より大きい判定された周波数帯に対してのみPMIを算出する。
具体的には、算出部16aは、受信品質が第一閾値以下の周波数帯、および、受信品質が第二閾値より大きい周波数帯のそれぞれに対しては、個別に個別PMIを算出する。また、算出部16aは、受信品質が第一閾値より大きい周波数帯に対しては、その周波数帯に共通する共通PMIを算出する。そして、算出部16aは、受信品質が第二閾値以下の周波数帯に対しては、PMIの算出を行わない。
図6は、共通PMIおよび個別PMIを報告する周波数帯の一例を示した説明図である。図6において、受信品質が第一閾値以下かつ第二閾値より大きい周波数帯のそれぞれに対しては、個別に個別PMIが算出される。また、第一閾値より大きい周波数帯に対しては、それらの周波数帯に共通する共通PMIが算出される。さらに、第二閾値以下の周波数帯には、PMIが算出されない。
これにより、第一の実施形態と同様に、受信品質の劣悪な周波数帯のそれぞれに対して個別にPMIを算出する必要がなくなるため、PMIの算出処理にかかるオーバーヘッドを小さくすることが可能になる。
また、本実施形態では、報告部16bは、以下のようなフォーマットでPMIと周波数帯との対応関係を報告する。
報告部16bは、品質情報、第一閾値および第二閾値を無線基地局10に送信する。また、報告部16bは、PMIを所定の順序に並べた情報をPMI報告情報として送信する。
図7は、PMI報告情報の一例を示した説明図である。図7において、PMI報告情報において、1番目のPMIとして共通PMIが設定され、2番目以降では、個別PMIが周波数の低い周波数帯の順に並べられている。
無線基地局10の通信処理部12は、品質情報、第一閾値、第二閾値およびPMI報告情報を受信すると、その品質情報、第一閾値、第二閾値およびPMI報告情報に基づいて、周波数帯のそれぞれに対して、その周波数帯のPMIを特定する。
例えば、図7の場合、通信処理部12は、先ず、携帯端末11から受信した品質情報に基づいて、受信品質が第一閾値より大きいか否かを周波数帯ごとに判定する。また、通信処理部12は、受信品質が第二閾値より大きいか否かを周波数帯ごとに判定する。
そして、通信処理部12は、受信品質が第一閾値より大きい周波数帯のPMIとして、PMI報告情報の一番目のPMIを特定する。また、通信処理部12は、受信品質が第一閾値以下かつ第二閾値より大きい周波数帯に対するPMIとして、周波数の低い順番に、PMI報告情報の2番目のPMIから順に特定する。
このため、全周波数帯で共通PMIを一度だけ報告すれば良くなるため、PMIの送信量を削減することが可能になる。この結果、上り回線における干渉を削減することが可能になる。
次に動作を説明する。
図8は、本実施形態の携帯端末11の動作例を説明するためのフローチャートである。図8において、図5と同じ処理には、同じ符号が付し、説明を省略する。
ステップS3で受信品質判定部15は、その受信品質が第一閾値より大きいと、ステップS8を実行し、その受信品質が第一閾値以下であると、ステップS5を実行する。
また、ステップS5で受信品質判定部15は、その受信品質が第二閾値より大きいと、ステップS6’を実行し、その受信品質が第二閾値以下であると、ステップS8を実行する。
ステップS6’では、受信品質判定部15は、選択した帯域情報と、受信品質が中間である旨の中間情報とを算出部16aに送信する。
算出部16aは、帯域情報および中間情報を受信すると、ステップS2で受信した算出情報と、コードブックとに基づいて、個別PMIを算出する。算出部16aは、その個別PMIと帯域情報とを対応付けて保持する。算出部16aは、ステップS6’を終了すると、ステップS8を実行する。
また、ステップS8で受信品質判定部15は、全ての帯域情報を選択していると、ステップS9’を実行する。
ステップS9’では、受信品質判定部15は、報告指示を算出部16aに送信する。
算出部16aは、報告指示を受信すると、共通PMIと、PMI保持情報とに基づいてPMI報告情報を生成する。例えば、算出部16aは、先ず、ステップS2で算出した共通PMIを一番目のPMIとするPMI報告情報を生成する。続いて、算出部16aは、保持している個別PMIを、その個別PMIに対応付けられた帯域情報が示す周波数帯の周波数が低い順に、PMI報告情報の二番目から並べる。
算出部16aは、PMI報告情報を生成すると、そのPMI報告情報を報告部16bに送信する。報告部16bは、PMI報告情報を受信すると、そのPMI報告情報を無線基地局10に送信する。
次に第三の実施形態について説明する。
上記の各実施形態では、第一閾値および第二閾値は、固定値であるが、本実施形態では、無線基地局10の通信量に関する通信量情報に基づいて求められる。
具体的には、無線基地局10の通信処理部12は、通信量情報を携帯端末11に送信する。通信量情報は、例えば、無線基地局10に接続されている端末装置の数(以下、接続ユーザ数と称することもある)、および、無線基地局10が自装置(携帯端末11)に送信する信号の情報量(以下、通信データ量と称することもある)の少なくともどちらか一方を含む。
携帯端末11の通信処理部13は、無線基地局10から通信量情報を受信する。
受信品質判定部15は、通信処理部13が受信した通信量情報に基づいて、第一閾値および第二閾値の少なくともどちらか一方を求める。
例えば、通信量情報が接続ユーザ数の場合、受信品質判定部15は、その接続ユーザ数が多いほど、第一閾値を小さくし、第二閾値を大きくする。
また、通信量情報が通信データ量の場合、受信品質判定部15は、その情報量が少ないほど、第一閾値を小さくし、第二閾値を大きくする。
なお、受信品質判定部15は、例えば、接続ユーザ数に基づいて第一閾値を求め、通信データ量に基づいて第二閾値を求めるなど、第一閾値および第二閾値を独立して求めてもよい。
図9は、通信量情報と閾値の関係の一例を示した説明図である。具体的には、図9Aは、接続ユーザ数と、第一閾値および第二閾値との関係の一例を示した説明図である。図9Aにおいて、その接続ユーザ数が多いほど、第一閾値が小さく、第二閾値が大きくなっている。
図9Bは、通信データ量と、第一閾値および第二閾値との関係の一例を示した説明図である。図9Aにおいて、その通信データ量が少ないほど、第一閾値が小さく、第二閾値が大きくなっている。
次に効果を説明する。
本実施形態では、通信処理部13は、無線基地局10の通信量に関する通信量情報を受信する。受信品質判定部15は、通信処理部13が受信した通信量情報に基づいて、第一閾値および第二閾値の少なくともどちらか一方を求める。
この場合、第一閾値および第二閾値の少なくともどちらか一方が通信量情報に基づいて求められる。このため、無線基地局10の通信量に応じてPMIの送信量を調整することが可能になる。
また、本実施形態では、通信量情報は、無線基地局10に接続されている端末装置の数(接続ユーザ数)を含む。
通常、接続ユーザ数が多いほど、無線通信システム全体のPMIの送信量が増加して、上り回線の干渉が増加する。本実施形態において、例えば、接続ユーザ数が多いほど、第一閾値を小さくし、第二閾値を大きくすれば、個別にPMIが算出される周波数帯が減少するので、無線通信システム全体のPMIの送信量を削減することが可能になり、上り回線の干渉を削減することが可能になる。また、携帯端末11にかかる負荷を削減することが可能になる。
また、本実施形態では、通信量情報は、無線基地局10が自装置に送信する信号の情報量(通信データ量)を含む。
この場合、例えば、通信データ量が小さいほど、第一閾値を小さくし、第二閾値を大きくすれば、通信データ量が小さい場合に過剰なPMIの算出を削減することが可能になるので、上り回線の干渉を軽減することが可能になる。また、携帯端末11にかかる負荷を削減することが可能になる。
次に第四の実施形態について説明する。
本実施形態では、本発明の携帯端末の最も簡単な構成について説明する。
図10は、本実施形態の携帯端末の構成を示したブロック図である。図10において、携帯端末11は、通信処理部13と、受信品質測定部14と、受信品質判定部15と、算出部16aと、報告部16bとを含む。なお、携帯端末11は、無線基地局10と相互に接続可能である。
通信処理部13は、無線基地局10から信号を受信する。
受信品質測定部14は、測定手段の一例である。受信品質測定部14は、通信処理部13が受信した信号の受信品質を周波数帯ごとに測定する。受信品質は、例えば、CQIである。
受信品質判定部15は、受信品質測定部14にて測定された受信品質が第一閾値より大きいか否かを周波数帯ごとに判定する。
算出部16aは、受信品質判定部15にて受信品質が第一閾値より大きいと判定された周波数帯に対して共通PMIを算出する。また、算出部16aは、受信品質判定部15にて受信品質が第一閾値以下と判定された周波数帯のそれぞれに対して個別に個別PMIを算出する。なお、PMIの算出方法は、第一の実施形態と同じであるとする。
図11は、共通PMIおよび個別PMIを報告する周波数帯の一例を示した説明図である。図11において、第一閾値以下の周波数帯のそれぞれに対しては、個別に個別PMIが算出される。また、第一閾値より大きい周波数帯に対しては、それらの周波数帯に共通する共通PMIが算出される。
図10に戻る。報告部16bは、算出部16aが算出したPMIと周波数帯との対応関係を無線基地局10に報告する。例えば、報告部16bは、算出部16aが算出したPMIと、そのPMIに対応する周波数帯を示す帯域情報を含むPMI報告情報を無線基地局10に報告する。
次に動作を説明する。
第一の実施形態では、受信品質判定部15は、図5のステップS5において、受信品質が第二閾値以下であると、ステップS7を実行していた。本実施形態では、受信品質判定部15は、その受信品質が第二閾値より大きいと、ステップS8を実行する。
この他の動作は、第一の実施形態と同じなので説明を省略する。
次に効果を説明する。
本実施形態では、第一の実施形態と同様に、受信品質測定部14は、通信処理部13が受信した信号の受信品質をブロック周波数帯ごとに測定する。受信品質判定部15は、受信品質が第一閾値より大きいか否かをブロック周波数帯ごとに判定する。算出部16aは、受信品質が第一閾値以下の周波数帯のそれぞれに対しては、個別に個別PMIを算出する。また、算出部16aは、受信品質が第一閾値より大きい周波数帯に対しては、その周波数帯に共通する共通PMIを算出する。報告部16bは、その算出された個別PMIおよび共通PMIと、周波数帯との対応関係を無線基地局に報告する。
このため、PMIの算出処理にかかるオーバーヘッドを小さくすることが可能になる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されたものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
例えば、各実施形態では、LTEを利用した携帯端末について説明したが、プリコーディング技術が適用されているFDM(周波数分割多重:Frequency Division Multiplexing)やOFDMを利用した携帯電話機などの携帯端末やワイヤレスLANなどの無線通信システムにおいても、本発明を適用することができる。
この出願は、2007年12月6日に出願された日本出願特願2007−316054号公報を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (16)

  1. 無線基地局から信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した信号の受信品質を予め定められた周波数帯ごとに測定する測定手段と、
    前記測定手段が測定した受信品質が第一閾値より大きいか否かを前記周波数帯ごとに判定する判定手段と、
    前記受信品質が前記第一閾値以下の周波数帯のそれぞれに対しては、個別に、該周波数帯のチャネルの歪みを補償するためのプリコーディング行列を特定する個別PMIを算出し、また、前記受信品質が前記第一閾値より大きい周波数帯に対しては、該周波数帯に共通するチャネルの歪みを補償するためのプリコーディング行列を特定する共通PMIを算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された個別PMIおよび共通PMIと、前記周波数帯との対応関係を前記無線基地局に報告する報告手段と、を含む端末装置。
  2. 請求の範囲第1項に記載の端末装置において、
    前記判定手段は、前記測定手段が測定した受信品質が前記第一閾値より小さい第二閾値より大きいか否かを前記周波数帯ごとに判定し、
    前記算出手段は、前記受信品質が前記第二閾値より大きい周波数帯のそれぞれに対しては、個別に前記個別PMIを算出する、端末装置。
  3. 請求の範囲第2項に記載の端末装置において、
    前記算出手段は、前記受信品質が前記第一閾値より大きい周波数帯、および、前記受信品質が前記第二閾値以下の周波数帯に対しては、該周波数帯に共通する前記共通PMIを算出する、端末装置。
  4. 請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の端末装置において、
    前記受信手段は、前記無線基地局から、該無線基地局の通信量に関する通信量情報を受信し、
    前記判定手段は、前記通信量情報に基づいて、前記第一閾値を求める、端末装置。
  5. 請求の範囲第2項または第3項に記載の端末装置において、
    前記受信手段は、前記無線基地局から、該無線基地局の通信量に関する通信量情報を受信し、
    前記判定手段は、前記通信量情報に基づいて、前記第二閾値を求める、端末装置。
  6. 請求の範囲第5項に記載の端末装置において、
    前記判定手段は、前記通信量情報に基づいて、前記第一閾値を求める、端末装置。
  7. 請求の範囲第4項ないし第6項のいずれか1項に記載の端末装置において、
    前記通信量情報は、前記無線基地局に接続されている端末装置の数を含む、端末装置。
  8. 請求の範囲第4項ないし第7項のいずれか1項に記載の端末装置において、
    前記通信量情報は、前記無線基地局が自装置に送信する信号の情報量を含む、端末装置。
  9. 無線基地局と接続可能な端末装置が行うフィードバック方法であって、
    前記無線基地局から信号を受信する受信ステップと、
    前記受信された信号の受信品質を予め定められた周波数帯ごとに測定する測定ステップと、
    前記測定された受信品質が第一閾値より大きいか否かを前記周波数帯ごとに判定する判定ステップと、
    前記受信品質が前記第一閾値以下の周波数帯のそれぞれに対しては、個別に、該周波数帯のチャネルの歪みを補償するためのプリコーディング行列を特定する個別PMIを算出する個別算出ステップと、
    前記受信品質が前記第一閾値より大きい周波数帯に対しては、該周波数帯に共通するチャネルの歪みを補償するためのプリコーディング行列を特定する共通PMIを算出する共通算出ステップと、
    前記算出された個別PMIおよび共通PMIと、前記周波数帯との対応関係を前記無線基地局に報告する報告ステップと、を含むフィードバック方法。
  10. 請求の範囲第9項に記載のフィードバック方法において、
    前記測定された受信品質が前記第一閾値より小さい第二閾値より大きいか否かを前記周波数帯ごとに判定する判断ステップを含み、
    前記個別算出ステップでは、前記受信品質が前記第二閾値より大きい周波数帯のそれぞれに対しては、個別に前記個別PMIを算出する、フィードバック方法。
  11. 請求の範囲第10項に記載のフィードバック方法において、
    前記共通算出ステップでは、前記受信品質が前記第一閾値より大きい周波数帯、および、前記受信品質が前記第二閾値以下の周波数帯に対しては、前記共通PMIを算出する、フィードバック方法。
  12. 請求の範囲第9項ないし第11項のいずれか1項に記載のフィードバック方法において、
    前記無線基地局から、該無線基地局の通信量に関する通信量情報を受信する受付ステップと、
    前記通信量情報に基づいて、前記第一閾値を求める第一算出ステップと、を含むフィードバック方法。
  13. 請求の範囲第10項または第11項に記載のフィードバック方法において、
    前記無線基地局から、該無線基地局の通信量に関する通信量情報を受信する受付ステップと、
    前記通信量情報に基づいて、前記第二閾値を求める第二算出ステップと、を含むフィードバック方法。
  14. 請求の範囲第13項に記載のフィードバック方法において、
    前記通信量情報に基づいて、前記第一閾値を求める第一算出ステップを含むフィードバック方法。
  15. 請求の範囲第12項ないし第14項のいずれか1項に記載のフィードバック方法において、
    前記通信量情報は、前記無線基地局に接続されている端末装置の数を含む、フィードバック方法。
  16. 請求の範囲第12項ないし第15項のいずれか1項に記載のフィードバック方法において、
    前記通信量情報は、前記無線基地局が自装置に送信する信号の情報量を含む、フィードバック方法。
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