JP2012531132A - 時分割多元接続mimoシステムにおいて信号を送信する方法および関連の装置 - Google Patents

時分割多元接続mimoシステムにおいて信号を送信する方法および関連の装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、時分割多元接続MIMOシステムにおいて信号を送信する方法、および関連の装置に関する。本発明の第1の態様によれば、時分割多元接続多入力多出力システムのeNodeBにおいて信号を送信する方法が提供される。この方法は、A.空間分割多重グループ内のユーザ機器から信号を受信し、受信された信号に従ってアップリンク・チャネル特性を推定するステップと、B.アップリンク・チャネル特性とダウンリンク・チャネル特性との間の相反性較正情報を決定するステップと、C.アップリンク・チャネル特性および較正情報に従って、ゼロフォーシングを使用してダウンリンク・プリコーディング行列を決定し、決定されたダウンリンク・プリコーディング行列に従って、ダウンリンク信号を空間分割多重グループ内のユーザ機器に送信するステップとを含む。そして、ステップBは、空間分割多重グループ内のユーザ機器からフィードバックされるダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報を受信し、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報に従って較正情報を選択的に更新するステップをさらに含む。

Description

本発明は、通信技術に関し、より詳細には、時分割多元接続MIMOシステムで信号を送信する方法および装置に関する。
時分割多元接続(TDD)システムでは、アップリンク信号とダウンリンク信号が同じ周波数帯域で異なる時間スロットを占有する。理論的には、ある相関時間内でアップリンク・チャネルとダウンリンク・チャネルの間に相反性(reciprocity)がある。従来技術では、一般にそのような相反性を利用し、アップリンク・チャネル特性に従ってダウンリンク・チャネル特性を推定する。しかし、実際のTDDシステムでは、アップリンク・チャネルとダウンリンク・チャネルの間に多少の相反性エラーがある。TDD相反性をベースとする多入力多出力システムに関する主な関心事の1つは、システム性能がアップリンク−ダウンリンク・チャネル相反性エラーに対して非常に敏感であることである。わずかな相反性エラーがあればそれが著しい性能劣化を引き起こす可能性がある。したがって、TDDシステムにおけるアップリンク−ダウンリンク・チャネル相反性較正がますます注目されている。
3GPP提案R1−080494は、ベースバンド間(baseband−to−baseband)非相反性を較正するための無線方式を提供している。図1は、この提案のエア・インターフェースを示す概略図である。eNodeBは、M個のアンテナを有するように構成され、i番目のアンテナがτの送信不整合およびρの受信不整合を有する。そして、i番目のアンテナの有効不整合が、β=τ/ρとして定義される。このシステムは、N個のユーザ機器を含み、j番目のユーザ機器がσの送信不整合およびπの受信不整合を有する。そして、j番目のユーザ機器の有効不整合が、α=π/σとして定義される。チャネル相反性較正の手順全体は、以下の通りである。
1)eNodeBが、較正が必要であると判断し、較正するために、強いチャネル品質インジケータ(CQI)および比較的低いドップラー・シフトを有するユーザ機器を選択する。
2)eNodeBは、N個のユーザ機器に、較正モードに入るようにメッセージを送る。
3)j番目のユーザ機器が、セル特有の基準信号(アップリンク上で次のサウンディング基準信号(SRS)に最も近いもので、処理時間を反映する)を測定し、6ビットI/Q量子化を使用してeNodeBのi番目のアンテナからのチャネルをレポートし、それと同時にアップリンク上でSRSを送信する。
4)eNodeBのi番目(i=1、2、...、M)のアンテナについて、Ci=τ ijπ/σ jiρ=βαとして、較正係数ciが計算される。最小平均二乗誤差(MMSE)推定を行うこともできる。
5)j番目のユーザ機器の有効較正係数が、C=(1,β/β,...,β/β)として見つけられる。
6)C=f(C1,C2,...,CN)が、平均/MMSE推定によって見つけられる。
7)eNodeBは、較正で満足した場合、較正モードを出る。
この提案において、ダウンリンク・チャネル推定サンプルをフィードバックするために、6つのI/Q変調ビットが必要とされ、これは途方もないオーバーヘッドに通じる可能性がある。たとえば、ダウンリンク・チャネル推定が8×2MIMOシステムで24個の副搬送波に対して行われる場合、各ユーザ機器ごとの較正オーバーヘッドは2304ビット(6×24×8=2304)であり、これらがいくつかのエア・インターフェース・シンボルを占有する。相反性はチャネル品質推定によってトリガされるので、アップリンク送信が、不十分なチャネル下で較正データによって遮断される可能性がある。
3GPP提案R1−090042は、非相反性干渉を較正するための別の無線方式を提供している。図2は、この提案のエア・インターフェースを示す概略図である。この方式における手順について、以下、簡単に述べる。
1)ユーザ機器が、その受信した(ダウンリンク)干渉プラス雑音ベクトルに従ってRINを測定する。
2)ユーザ機器は、RINによってプリコード化され、eNodeBからシグナリングされた係数ηによってスケーリングされたM個のパイロット信号を送信する。
3)eNodeBは、そのパイロット信号を受信し、アップリンク雑音プラス干渉によって破損したプリコード化チャネルを推定し、その推定を用いてダウンリンク・チャネルを近似する。
4)eNodeBは、プリコード化アップリンク・チャネル(仮想チャネル)に従ってダウンリンク・プリコーディングを実施する。
この方式の欠点は、i)非相反性干渉を較正することしかできない、ii)eNodeBは、本当のアップリンク・チャネルではなく重み付けされたチャネルを測定することができるにすぎず、これは予測できない能力不足(incapability)にいたるおそれがある、iii)電力係数(power factor)ηを設定することは、実際に得ることができない本当のアップリンク干渉プラス雑音の知識を必要とする。iv)電力係数ηは、アップリンク信号電力を増大し、信号対干渉雑音比(SINR)を高めるように設計されるが、これは他のユーザに対する干渉もまた増大する可能性がある。最終的なSINRが高まるか否かは、厳格なシステム・シミュレーションによって決まり、このシミュレーションは依然として存在しない。
3GPP提案R1−080494 3GPP提案R1−090042
一般に、TDDシステムの相反性エラーは、3つの側面に起因する可能性がある。すなわち、
1)異なる送信/受信RF回路
2)ユーザ側とeNodeB側とで異なる干渉プロファイル
3)異なる周波数サブバンド、異なるチャネル推定アルゴリズム、ドップラー・シフトなどによる、アップリンクとダウンリンクのベースバンド間チャネル間のシステムの違い
多ユーザMIMO(MU−MIMO)システムでは、ダウンリンク送信が最も重要なものである。というのは、ダウンリンクでは、eNodeBが全ユーザのチャネルにアクセスすることができ、適正なプリコーディングを実施することによって、最も効果的に送信を構成することができるからである。以下、MU−MIMOのシステム・モデルについて論じる。
図3は、典型的なダウンリンクMU−MIMOシステムを示し、sおよびnは、それぞれ、k番目の送信されたシンボル・ベクトルおよび付加白色ガウス雑音ベクトルを示す。次いで、k番目のユーザについての実際の送信信号ベクトルがwによって与えられ、wは、k番目のユーザについてプリコーディング・ベクトルを示す。この変数は、ユーザ機器が複数のデータ・ストリームを受信する場合、行列である。eNodeBは、K人の相関されていないユーザ(通常、スケジューリング・デバイスによって、活動状態のユーザすべてから選択される)にサービスを提供し、各ユーザは、nr,k個の相関されていないアンテナを備える(したがって、最大nr,k個のデータ・ストリームを受信することができる)。
k番目のユーザでの受信信号ベクトルは、
である。
線形プリコーディングの目標は、完全なチャネル行列
に基づいて、W=[w,w,...,w]を設計し、HWが対角、すなわちi≠jの場合、H=0となるようにすることである。
MIMOシステムでは、プリコーディングを使用して、複数のユーザ機器の間で空間分割多重を実現し、それによりシステムのスループット全体を高めることができる。ゼロフォーシング(ZF)プリコーディングは、ダウンリンクMU−MIMOシステムのための十分に認められたプリコーダ設計である。ZFプリコーディングの主な利点は、干渉が送信機側で予め取り消されることである。これは、eNodeBが、プリコーダを設計する際に大抵の計算上の複雑さに耐え、各端末は、それ自体のデータ・ストリームに関する情報を受信しさえすればよいことを暗示する。
ZFプリコーダは、
によって表されるムーア・ペンローズの擬似逆数を使用して設計することができ、上式で「+」は、疑似逆数演算を示す。ユーザによって受信される信号は、
y=HDLWS+N
として書くことができる。
ユーザiによって認識される信号は、実際には、仮想ベクトル・チャネルHWを経ており、これは、基準信号すべてが直交する場合、推定可能である。完全な相反性を有するTDDシステムの場合、全ユーザによって認識されるプリコード化行列チャネルは、
、すなわちユニタリ直交チャネルとなるはずである。
しかし、不完全な相反性が、通常、実際のTDDシステムの場合であり、これは非対角プリコード化チャネルを生じる。アップリンク・チャネルとダウンリンク・チャネルの間の相反性エラーを示すために、較正行列Eが導入される。換言すれば、ダウンリンク・チャネルは、
として表すことができる。ダウンリンク・チャネル行列の次元がn×nであり、またはアップリンク・チャネル行列の次元がn×nであることを考えると、較正行列Eの次元はn×nである。次いで、ZFプリコーディングの場合、有効ダウンリンク行列チャネルは、
となり、上式で
は、ユーザiによって認識されるベクトル・チャネルを示す。上記の式は、ユーザによって推定されたダウンリンク行列チャネルをeNodeBにフィードバックし、相反性較正する、たとえばプリコーディングが、正確に予測されたダウンリンク・チャネルに基づくことを保証することができる。
理論的には、較正行列Eは、左の乗数または右の乗数のどちらでも可能である。較正行列Eが左の乗数である場合、行列は、情報を交換することなしに別々のダウンリンク受信機によって推定することができる。別の利点は、左の乗数の次元もまた、受信アンテナの数であることである。MU−MIMOシステムでは、受信アンテナの数は、通常、送信アンテナの数によって制限され、すなわち、n≦nである。したがって、較正行列Eのエントリの数は、チャネル行列のエントリの数を超えないことになる。同じフィードバックの方法で、有効ダウンリンク・ベクトル・チャネルをフィードバックすることにより、3GPP提案R1−080494におけるチャネル行列をフィードバックすることに比べて、フィードバック・オーバーヘッドが少なくなる。
LTE−Aの状況では、データ復調を対象とする基準信号(RS)は、各ユーザ機器について直交であり、データと同じプリコーディング演算を受けることが合意されている。さらに、相異なるレイヤのためのRSは、直交とすべきである。これらの合意により、ユーザiは、ベクトル・チャネルH’i,DLを推定しフィードバックすることができる。
本発明の第1の態様によれば、時分割多元接続多入力多出力システムのeNodeBにおいて信号を送信する方法が提供される。この方法は、A.空間分割多重グループ内のユーザ機器から信号を受信し、受信された信号に従ってアップリンク・チャネル特性を推定するステップと、B.アップリンク・チャネル特性とダウンリンク・チャネル特性との間の相反性較正情報を決定するステップと、C.アップリンク・チャネル特性および較正情報に従って、ゼロフォーシングを使用してダウンリンク・プリコーディング行列を決定し、決定されたダウンリンク・プリコーディング行列に従って、ダウンリンク信号を空間分割多重グループ内のユーザ機器に送信するステップとを含む。そして、ステップBは、空間分割多重グループ内のユーザ機器からフィードバックされるダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報を受信し、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報に従って較正情報を選択的に更新するステップをさらに含む。
本発明の第2の態様によれば、時分割多元接続多入力多出力システムのユーザ機器においてeNodeBが信号を送信するのを助ける方法が提供される。この方法は、a.アップリンク・チャネル推定のためにアップリンク基準信号をeNodeBに送信するステップと、b.ユーザ機器が関係する空間分割多重グループのダウンリンク・チャネル推定のために、ダウンリンク基準信号をeNodeBから受信し、受信されたダウンリンク基準信号に従ってダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を推定するステップと、c.推定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列が所定の条件を満たすとき、チャネル相反性較正のために、そのダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報をeNodeBに送信するステップとを含む。
本発明の第3の態様によれば、時分割多元接続多入力多出力システムのeNodeBにおいて信号を送信するための信号送信装置が提供される。この装置は、空間分割多重グループ内のユーザ機器から信号を受信し、受信された信号に従ってアップリンク・チャネル特性を推定するためのアップリンク・チャネル推定手段と、アップリンク・チャネル特性とダウンリンク・チャネル特性との間の較正情報を決定するための較正情報決定手段と、アップリンク・チャネル特性および較正情報に従って、ゼロフォーシングを使用してダウンリンク・プリコーディング行列を決定し、決定されたダウンリンク・プリコーディング行列に従って、ダウンリンク信号を空間分割多重グループ内のユーザ機器に送信するためのプリコーディング手段とを含む。そして、較正情報決定手段は、空間分割多重グループ内のユーザ機器からフィードバックされるダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報を受信し、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報に従って較正情報を選択的に更新するためにさらに使用される。
本発明の第4の態様によれば、時分割多元接続多入力多出力システムのユーザ機器においてeNodeBが信号を送信するのを助けるための支援装置が提供される。この装置は、アップリンク・チャネル推定のためにアップリンク基準信号をeNodeBに送信するためのアップリンク基準信号送信手段と、ユーザ機器が関係する空間分割多重グループによるダウンリンク・チャネル推定のために、ダウンリンク基準信号をeNodeBから受信し、受信されたダウンリンク基準信号に従ってダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を推定するためのダウンリンク・ベクトル・チャネル推定手段と、推定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列が所定の条件を満たすとき、そのダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報をeNodeBに送信するためのダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段とを含む。
本発明の方法および装置を用いれば、TDD MIMOシステム内で多ユーザ空間分割多重が実現される。同じフィードバックの方法で、本発明の方法および装置に必要とされる較正オーバーヘッドは、3GPP提案R1−080494に比べて削減される。
本発明の他の特徴、目的、および利点は、添付の図面を参照して、以下の非限定的な実施形態の詳細な説明を読んだ後で、より明らかになろう。
ベースバンド間非相反性を較正するための従来の無線方式のエア・インターフェースを示す概略図である。 エア・インターフェース非相反性を較正するための従来の無線方式のエア・インターフェース・チャネルを示す概略図である。 典型的なダウンリンクMU−MIMOシステムを示す概略図である。 は、本発明の一実施形態によるTDD MIMOシステムでダウンリンク信号を送信する方法を示す流れ図である。 本発明の一実施形態によるTDD MIMOシステムのeNodeBにおいて信号を送信するための装置を示す構造ブロック図である。 本発明の一実施形態によるTDD MIMOシステムのユーザ機器においてeNodeBが信号を送信するのを助けるための装置を示す構造ブロック図である。
同一または同様の符号は、同一または同様のステップ特徴または手段(モジュール)を表す。
図4は、本発明の一実施形態によるTDD MIMOシステムでダウンリンク信号を送信する方法を示す流れ図である。以下、図3および図4に関連して本発明の方法の手順について述べる。
図3に示されているように、このMIMOシステムは、eNodeBと、K個のユーザ機器とを含む。eNodeBは、プリコーディングを実施し、K個のユーザ機器の間で空間分割多重を実現する。したがって、K個のユーザ機器は、空間分割多重グループを構成する。eNodeBは、n個のアンテナを含み、j番目のユーザ機器は、nrj個のアンテナを備える。図4に示されているeNodeB10は、図3に示されているeNodeBに対応し、図4におけるユーザ機器20は、図3に示されているユーザ1からユーザKのいずれかに対応する。以下、eNodeB10とユーザ機器20の間での信号処理手順に関連して、第1の態様および第2の態様による方法について述べる。
最初に、ステップS21で、ユーザ機器20は、アップリンク・チャネル推定のためにアップリンク基準信号をeNodeB10に送信する。好ましくは、ユーザ機器20によって送信されるアップリンク基準信号は、eNodeB10がそれらの間のアップリンク・チャネルを推定することができるようにサウンディング基準信号である。したがって、同じ空間分割多重グループ内の他のユーザ機器は、ユーザ機器20のものと同一の演算を実施する。
ステップS11では、eNodeB10が空間分割多重グループ内のユーザ機器から信号を受信し、受信された信号に従ってアップリンク・チャネル特性を推定する。好ましくは、eNodeB10は、空間分割多重グループ内のユーザ機器すべてからの信号(たとえば、サウンディング基準信号)に従って、完全アップリンク・チャネル行列を推定する。
通常、ユーザ機器(たとえば、ユーザ機器20)から新しいアップリンク基準信号を受信する前に、eNodeB10は、最後のアップリンク基準信号に従って推定されたアップリンク・チャネル行列を使用する。
次いで、ステップS12で、eNodeB10は、アップリンク・チャネル特性とダウンリンク・チャネル特性との間の相反性較正情報を決定する。
具体的には、上記の特性および情報が、行列の形態で表される。換言すれば、アップリンク・チャネル特性は、アップリンク・チャネル行列HULによって表され、ダウンリンク・チャネル特性は、ダウンリンク・チャネル行列HDLによって表され、較正情報は、左乗数行列Eによって表される。較正情報、すなわち較正行列は、
を満たす。通信の最初の段階では、eNodeB10が初期較正行列を設定する。好ましくは、初期較正行列は、ユニタリ直交行列として設定される。通信の過程で、eNodeB10は、空間分割多重グループ内のユーザ機器からのフィードバックに従って較正行列を更新する。
次いで、ステップS13では、eNodeB10が、アップリンク・チャネル特性および較正情報に従って、ゼロフォーシングを使用してダウンリンク・プリコーディング行列を決定し、決定されたダウンリンク・プリコーディング行列に従って、ダウンリンク信号を空間分割多重グループ内のユーザ機器に送信する。
具体的には、eNodeB10は、行列式を使用して、アップリンク・チャネル行列および較正行列に従ってダウンリンク・チャネル行列を決定し、これは
として表される。次いで、eNodeB10は、ダウンリンク・プリコーディング行列Wを得るように、較正されたアップリンク・チャネル行列に従ってゼロフォーシングを使用してプリコードを設計し、ダウンリンク・プリコーディング行列Wに従ってプリコーディングを実施し、空間分割多重グループ内の各ユーザ機器にダウンリンク信号を送信する。より詳細には、eNodeB10によって空間分割多重グループ内の様々なユーザ機器に送信される基準信号は相互に直交であり、基準信号に対するプリコーディングは、データ信号に対するものと同一である。
ダウンリンク・プリコーディング行列Wは、ムーア・ペンローズの擬似逆数を、較正されたアップリンク・チャネル行列に適用することによって得られてもよく、これは
として表される。
ダウンリンク・プリコーディング行列Wは、較正されたアップリンク・チャネル行列に対して最小平均二乗推定を実施することによって得ることもできる。
DLWを対角行列にするゼロフォーシング・プリコーディングの任意の設計を本発明において使用することができることを、当業者なら理解するであろう。
ユーザ機器側では、ダウンリンク・チャネルがeNodeBからの信号に従って推定される。ステップS22で、ユーザ機器20は、ユーザ機器20が関係する空間分割多重グループのダウンリンク・チャネル推定のために、ダウンリンク基準信号をeNodeB10から受信し、受信されたダウンリンク基準信号に従ってダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を推定する。具体的には、ユーザ機器20は、ユーザ機器20が関係する空間分割多重グループ内のユーザすべてのダウンリンク基準信号を受信および測定し、ベクトル・チャネルを推定する。空間分割多重グループ内のユーザ機器すべてによって認識される有効ダウンリンク・チャネル行列は、
として表すことができ、上式で、nは、受信アンテナの総数、または個々のデータ・ストリームの総数(各受信アンテナが個々のデータ・ストリームに対応する場合)を表す。上記の有効ダウンリンク・チャネル行列内の各行ベクトルは、ある受信アンテナの見通し内で認識されるベクトル・チャネルである。限定ではなく例示のために、空間分割多重グループ内の各ユーザ機器は、個々のデータ・ストリームを受信するための1つのアンテナを備える。ユーザ機器20がグループ内のj番目のユーザ機器である場合、ユーザ機器20によって測定されるベクトル・チャネルは、
によって表すことができる。グループ内の他のユーザ機器は、ユーザ機器20のものと同一の演算を実施し、それぞれのベクトル・チャネルを測定する。
次いで、ステップS23で、ユーザ機器20は、その測定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列が所定の条件を満たすかどうか判定する。条件が満たされた場合、ユーザ機器20は、チャネル相反性較正するために、推定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報をeNodeB10に送信する。
具体的には、ユーザ機器は、ベクトル・チャネルを
として測定する。判定の条件は、
の平均電力値が所定の値を超えたこと、またはエントリのモードの平均が所定の値を超えたことであり、これは、eNodeB10が非常に大きなチャネル較正エラーを有し、空間分割多重グループ内の他のユーザに送信される信号がユーザ機器20に対して見かけの干渉を引き起こすことを意味する。したがって、ユーザ機器20は、チャネル相反性較正のために、測定されたベクトル・チャネルをeNodeB10にフィードバックする。任意選択で、ユーザ機器20は、再較正のための要求をeNodeB10に送信する。ユーザ機器20が他の所定の条件を使用し、ベクトル・チャネルをフィードバックする、かつ/または再較正のための要求をeNodeB10に送信するかどうか判定することができることを、当業者なら理解するであろう。
ユーザ機器20は、様々な方法でダウンリンク・ベクトル・チャネル行列H’j,DLをフィードバックすることができる。たとえば、ユーザ機器20は、eNodeB10に、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列の実際の測定値を送信することができる。あるいは、ユーザ機器20は、eNodeB10に、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列の変形形態を送信することができ、eNodeB10は、最後のベクトル・チャネルおよびその変形形態に従って、現在のベクトル・チャネルを導出する。またあるいは、ユーザ機器20は、eNodeB10に、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列の量子化された値を送信することができる。当然ながら、ユーザ機器20はまた、他の方法を使用し、較正情報をフィードバックすることができる。有効ダウンリンク・チャネル行列H’DLの次元は、受信アンテナの総数に制限され、通常、n×n未満である。したがって、同じフィードバックの方法で、本発明における較正フィードバック・オーバーヘッドは、3GPP提案R1−080494におけるものより少ない。
同じ空間分割多重グループ内の他のユーザ機器によって同一の演算が実施され、それぞれの測定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列をフィードバックし、かつ/または再較正のための要求を送信し、これについて本明細書では省略する。
上述のように、ステップS12では、eNodeB10は、アップリンク・チャネル行列とダウンリンク・チャネル行列との間の相反性較正行列Eを決定する。通信の過程で、ステップS12は、空間分割多重グループ内のユーザ機器からフィードバックされるダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報を受信し、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報に従って較正情報を選択的に更新するステップをさらに含む。
具体的には、eNodeB10は、空間分割多重グループ内の各ユーザ機器からフィードバックされた情報に従って、それぞれのベクトル・チャネル
を決定し、各ユーザ機器から受信された再較正のための要求に従って、再較正するかどうか判断する。より具体的には、eNodeB10は、再較正のための各要求を受信したとき再較正することができる。また、eNodeB10は、再較正のための要求の数が所定の数を超えたとき再較正することができ、たとえば、eNodeBは、3つの新しい再較正のための要求を受信したとき再較正することができる。このようにして、システムの受信性能全体とeNodeBの計算負荷との間で折り合いをつけることができる。
較正行列Eを更新すると決めると、eNodeB10は、空間分割多重グループ内のユーザ機器からフィードバックされるダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報に従ってダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を決定し、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を合成し有効ダウンリンク・チャネル行列を形成し、元の較正行列を有効ダウンリンク・チャネル行列と右乗算し、更新された較正行列を得る。具体的には、このステップは、行列の形態で述べることができる。すなわち、eNodeB10は、各ユーザ機器からフィードバックされるベクトル・チャネル
を決定し、ベクトル・チャネルH’j,DLを共に合成して有効ダウンリンク・チャネル行列H’DLを形成し、元の較正行列を有効ダウンリンク・チャネル行列と右乗算し、E’=EH’DLで表される更新された較正行列を得る。次いで、ステップS13で、eNodeB10は、更新された較正情報に従ってダウンリンク・プリコーディング行列を決定する。
上記の実施形態では、各ユーザ機器がベクトル・チャネル
をフィードバックし、チャネル行列全体の相反性を保証し、性能利得をもたらす。しかし、低SINRの場合には、各ユーザからフィードバックされる対角外れ(off−diagonal)のエントリが不正確なものとなる可能性がある。この不正確は、行列演算を介して空間分割多重グループ内の他のユーザに伝播し、多ユーザ干渉を引き起こすことになる。したがって、任意選択でステップS22は、ユーザ機器20がSINRを測定し、ユーザ機器20のチャネルに関係のないベクトル・チャネル行列
内のエントリをゼロに設定するステップをさらに含む。したがって、ベクトル・チャネル行列は、最終的にH’j,DL=[0,h’j,j,0]と決定される。
上記の実施形態では、空間分割多重グループ内の各ユーザ機器が1つのアンテナを備え、各アンテナが個々のデータ・ストリームを受信する。そのような例は、限定するのではなく、本発明を説明することが意図されている。
空間分割多重グループ内の各ユーザ機器が2つ以上のアンテナを備え、各アンテナが個々のデータ・ストリームを受信することができることを、当業者なら理解するであろう。たとえば、ユーザ機器20が2つのアンテナを備え、これらのアンテナは、それぞれ空間分割多重グループ内の第2および第3の受信アンテナである。したがって、ユーザ機器20によって測定されるベクトル・チャネルは、
および
として表すことができる。また、ユーザ機器20は、H’2,DLおよびH’3,DLに関連する情報をeNodeB10に送信する。当業者なら、創造的作業なしに上記の説明に照らしてシステム内の他の機器の対応する演算を導出することができる。したがって、本明細書ではそれらを省略する。
図5は、本発明の一実施形態によるTDD MIMOシステムのeNodeBにおいて信号を送信するための信号送信装置を示す構造ブロック図である。図6は、本発明の一実施形態によるTDD MIMOシステムのユーザ機器においてeNodeBが信号を送信するのを助けるための支援装置を示す構造ブロック図である。本発明は、図3〜6に関連して、装置から見て述べる。
図5に示されているように、信号送信装置100は、アップリンク・チャネル推定手段101、較正情報決定手段102、およびプリコーディング手段103を備える。信号送信装置100は、典型的にはeNodeB10内で構成される。図6に示されているように、支援装置200は、アップリンク基準信号送信手段201、ダウンリンク・ベクトル・チャネル推定手段202、およびダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段203を備える。支援装置200は、典型的にはユーザ機器20内で構成される。以下、本発明の第3の態様および第4の態様について、eNodeB10内の信号送信装置100とユーザ機器20内の支援装置200との間の信号処理動作に関連して述べる。
最初に、ユーザ機器側で、支援装置200内のアップリンク基準信号送信手段201が、アップリンク・チャネル推定のためにアップリンク基準信号をeNodeB10に送信する。好ましくは、送信されるアップリンク基準信号は、eNodeB10がそれ自体とユーザ機器20との間のアップリンク・チャネルを推定することができるように、サウンディング基準信号である。したがって、同じ空間分割多重グループ内の他のユーザ機器は、ユーザ機器20のものと同一の演算を実施する。
eNodeB10側では、信号送信装置100内のアップリンク・チャネル推定手段101が空間分割多重グループ内のユーザ機器から信号を受信し、受信された信号に従ってアップリンク・チャネル特性を推定する。好ましくは、アップリンク・チャネル推定手段101は、空間分割多重グループ内のユーザ機器すべてからの信号(たとえば、サウンディング基準信号)に従って、完全アップリンク・チャネル行列を推定する。
通常、ユーザ機器(たとえば、ユーザ機器20)から新しいアップリンク基準信号を受信する前に、eNodeB10は、最後のアップリンク基準信号に従って推定されたアップリンク・チャネル行列を使用する。
次いで、較正情報決定手段102は、アップリンク・チャネル特性とダウンリンク・チャネル特性との間の較正情報を決定する。
具体的には、上記の特性および情報が、行列の形態で表される。換言すれば、アップリンク・チャネル特性は、アップリンク・チャネル行列HULによって表され、ダウンリンク・チャネル特性は、ダウンリンク・チャネル行列HDLによって表され、較正情報は、左乗数行列Eによって表される。較正情報、すなわち較正行列は、
を満たす。通信の最初の段階では、信号送信装置100が初期較正行列を設定する。好ましくは、初期較正行列は、ユニタリ直交行列として設定される。通信の過程で、eNodeB10は、空間分割多重グループ内のユーザ機器からのフィードバックに従って較正行列を更新する。
次いで、プリコーディング手段103は、アップリンク・チャネル特性および較正情報に従って、ゼロフォーシングを使用してダウンリンク・プリコーディング行列を決定し、決定されたダウンリンク・プリコーディング行列に従って、ダウンリンク信号を空間分割多重グループ内のユーザ機器に送信する。
具体的には、プリコーディング手段103は、行列式を使用して、アップリンク・チャネル行列および較正行列に従ってダウンリンク・チャネル行列を決定し、これは
として表される。次いで、プリコーディング手段103は、ダウンリンク・プリコーディング行列Wを得るように、較正されたアップリンク・チャネル行列に従ってゼロフォーシングを使用してプリコードを設計し、ダウンリンク・プリコーディング行列Wに従ってプリコーディングを実施し、空間分割多重グループ内の各ユーザ機器にダウンリンク信号を送信する。より詳細には、プリコーディング手段103によって空間分割多重グループ内の様々なユーザ機器に送信される基準信号は相互に直交であり、基準信号に対するプリコーディングは、データ信号に対するものと同一である。
ダウンリンク・プリコーディング行列Wは、ムーア・ペンローズの擬似逆数を、較正されたアップリンク・チャネル行列に適用することによって得られてもよく、これは
として表される。
ダウンリンク・プリコーディング行列Wは、較正されたアップリンク・チャネル行列に対して最小平均二乗推定を実施することによって得ることもできる。
DLWを対角行列にするゼロフォーシング・プリコーディングの任意の設計を本発明において使用することができることを、当業者なら理解するであろう。
ユーザ機器側では、ダウンリンク・チャネルがeNodeBからの信号に従って推定される。ユーザ機器20内の支援装置200のダウンリンク・ベクトル・チャネル推定手段202は、ユーザ機器20が関係する空間分割多重グループのダウンリンク・チャネル推定のために、ダウンリンク基準信号をeNodeB10から受信し、受信されたダウンリンク基準信号に従ってダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を推定する。具体的には、ダウンリンク・ベクトル・チャネル推定手段202は、ユーザ機器20が関係する空間分割多重グループ内のユーザすべてのダウンリンク基準信号を受信および測定し、ベクトル・チャネルを推定する。空間分割多重グループ内のユーザ機器すべてによって認識される有効ダウンリンク・チャネル行列は、
として表すことができ、上式で、nは、受信アンテナの総数、または個々のデータ・ストリームの総数(各受信アンテナが個々のデータ・ストリームに対応する場合)を表す。上記の有効ダウンリンク・チャネル行列内の各行ベクトルは、ある受信アンテナの見通し内で認識されるベクトル・チャネルである。限定ではなく例示のために、空間分割多重グループ内の各ユーザ機器は、個々のデータ・ストリームを受信するための1つのアンテナを備える。ユーザ機器20がグループ内のj番目のユーザ機器である場合、ユーザ機器20によって測定されるベクトル・チャネルは、
によって表すことができる。グループ内の他のユーザ機器は、ユーザ機器20のものと同一の演算を実施し、それぞれのベクトル・チャネルを測定する。
次いで、ユーザ機器20において、ダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段203は、その測定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列が所定の条件を満たすかどうか判定する。条件が満たされた場合、ダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段203は、チャネル相反性較正するために、推定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報をeNodeB10に送信する。
具体的には、j番目のユーザ機器は、ベクトル・チャネルを
として測定する。判定の条件は、
の平均電力値が所定の値を超えたこと、またはそのエントリのモードの平均が所定の値を超えたことであり、これは、eNodeB10が非常に大きなチャネル較正エラーを有し、空間分割多重グループ内の他のユーザに送信される信号がユーザ機器20に対して見かけの干渉を引き起こすことを意味する。したがって、ユーザ機器20内のダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段203は、チャネル相反性較正のために、測定されたベクトル・チャネルをeNodeB10にフィードバックする。任意選択で、ダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段203は、再較正のための要求をeNodeB10に送信する。ダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段203が他の所定の条件を使用し、ベクトル・チャネルをフィードバックする、かつ/または再較正のための要求をeNodeB10に送信するかどうか判定することができることを、当業者なら理解するであろう。
ユーザ機器20は、様々な方法でダウンリンク・ベクトル・チャネル行列H’j,DLをフィードバックすることができる。たとえば、ダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段203は、eNodeB10に、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列の実際の測定値を送信することができる。あるいは、ダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段203は、eNodeB10に、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列の変形形態を送信することができ、eNodeB10は、最後のベクトル・チャネルおよびその変形形態に従って、現在のベクトル・チャネルを導出する。またあるいは、ダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段203は、eNodeB10に、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列の量子化された値を送信することができる。当然ながら、ユーザ機器20はまた、他の方法を使用し、較正情報をフィードバックすることができる。有効ダウンリンク・チャネル行列H’DLの次元は、受信アンテナの総数に制限され、通常、n×n未満である。したがって、同じフィードバックの方法で、本発明における較正フィードバック・オーバーヘッドは、3GPP提案R1−080494におけるものより少ない。
同じ空間分割多重グループ内の他のユーザ機器によって同一の演算が実施され、それぞれの測定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列をフィードバックし、かつ/または再較正のための要求を送信し、これについて本明細書では省略する。
上述のように、eNodeB10内の較正情報決定手段102は、アップリンク・チャネル行列とダウンリンク・チャネル行列との間の相反性較正行列Eを決定する。通信の過程で、較正情報決定手段102は、空間分割多重グループ内のユーザ機器からフィードバックされるダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報を受信し、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報に従って較正情報を選択的に更新するようにさらに構成される。
具体的には、較正情報決定手段102は、空間分割多重グループ内の各ユーザ機器からフィードバックされた情報に従って、対応するベクトル・チャネル
を決定し、各ユーザ機器から受信された再較正のための要求に従って、再較正するかどうか判断する。より具体的には、較正情報決定手段102は、再較正のための各要求を受信したとき再較正することができる。また、eNodeB10は、再較正のための要求の数が所定の数を超えたとき再較正することができ、たとえば、eNodeBは、3つの新しい再較正のための要求を受信したとき再較正することができる。このようにして、システムの受信性能全体とeNodeBの計算負荷との間で折り合いをつけることができる。
較正行列Eを更新すると決めると、較正情報決定手段102は、空間分割多重グループ内のユーザ機器からフィードバックされるダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報に従ってダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を決定し、ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を合成し有効ダウンリンク・チャネル行列を形成し、元の較正行列を有効ダウンリンク・チャネル行列と右乗算し、更新された較正行列を得る。具体的には、この演算は、行列の形態で述べることができる。すなわち、較正情報決定手段102は、各ユーザ機器からフィードバックされるベクトル・チャネル
を決定し、ベクトル・チャネルH’j,DLを共に合成して有効ダウンリンク・チャネル行列H’DLを形成し、元の較正行列を有効ダウンリンク・チャネル行列と右乗算し、E’=EH’DLで表される更新された較正行列を得る。次いで、eNodeB10内のプリコーディング手段103は、更新された較正情報に従ってダウンリンク・プリコーディング行列を決定する。
上記の実施形態では、各ユーザ機器がベクトル・チャネル
をフィードバックし、チャネル行列全体の相反性を保証し、性能利得をもたらす。しかし、低SINRの場合には、各ユーザからフィードバックされる対角外れのエントリが不正確なものとなる可能性がある。この不正確は、行列演算を介して空間分割多重グループ内の他のユーザに伝播し、多ユーザ干渉を引き起こすことになる。したがって、任意選択で、ユーザ機器20内のダウンリンク・ベクトル・チャネル推定手段202は、SINRを測定するようにさらに構成され、ユーザ機器20のチャネルに関係のないベクトル・チャネル行列
内のエントリをゼロに設定する。したがって、ベクトル・チャネル行列は、最終的にH’j,DL=[0,h’j,j,0]と決定される。
上記の実施形態では、空間分割多重グループ内の各ユーザ機器が1つのアンテナを備え、各アンテナが個々のデータ・ストリームを受信する。そのような例は、限定するのではなく、本発明を説明することが意図されている。
空間分割多重グループ内の各ユーザ機器が2つ以上のアンテナを備え、各アンテナが個々のデータ・ストリームを受信することができることを、当業者なら理解するであろう。たとえば、ユーザ機器20が2つのアンテナを備え、これらのアンテナは、それぞれ空間分割多重グループ内の第2および第3の受信アンテナである。したがって、ユーザ機器20内のダウンリンク・ベクトル・チャネル推定手段202によって測定されるベクトル・チャネルは、
および
として表すことができる。また、ユーザ機器20内のダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段203は、H’2,DLおよびH’3,DLに関連する情報をeNodeB10に送信する。当業者なら、創造的作業なしに上記の説明に照らしてシステム内の他の機器の対応する演算を導出することができる。したがって、本明細書ではそれらを省略する。
本発明のいわゆる装置または手段は、ハードウェア・モジュール、またはソフトウェア機能モジュール、さらにはソフトウェア機能モジュールと一体化されたハードウェア・モジュールと共に実装することができることを、当業者なら理解するであろう。
従来技術(たとえば、3GPP提案R1−080494)では、相反性較正をトリガすることは、温度変化、電力変動、最後の較正以来逸した時間など、多数の要因に依存する。正確にトリガするために、eNodeB内の制御エンティティは、これらの情報すべてを頻繁に収集し、ひとたび相反性較正を実施すると判断したならばユーザ機器に通知することを必要とする。これは、余分な回路、処理作業、および最も重要なことには、誤ったトリガ・タイミングによるエア・インターフェース資源の無駄を要する可能性がある。
本発明では、ユーザ機器がベクトル・チャネルH’j,DLを測定し、環境が変化したとき即座にその変動を測定し、それにより直ちに相反性較正をトリガすることが可能である。したがって、eNodeB内のトリガは、複雑さが低減され、トリガ・タイミングがより正確になる。
さらに、本発明では、ユーザ機器がフィードバックするのは、直接的なチャネル行列に関連する情報ではなく、有効ダウンリンク・チャネル行列H’DLに関連する情報である。完全な相反性を有するTDDシステムの場合、有効チャネル行列はユニタリ直交チャネルである。そして、わずかな相反性エラーまたは中程度の相反性エラーを有するTDDシステムの場合、有効ダウンリンク・チャネル行列内のエントリの変動は、直接的なチャネル行列内のエントリの変動より小さい。したがって、本発明は、それほど量子化ビットを必要としない。
さらに、本発明では、eNodeBもユーザ機器も、較正特有のチャネル推定を実施することを必要としない。
本発明の非限定的な実施形態について上述されている。しかし、本発明は、特定のシステム、装置、および特定のプロトコルに限定されない。当業者なら、添付の特許請求の範囲から逸脱することなしに修正または変更を加えることができる。

Claims (14)

  1. 時分割多元接続多入力多出力システムのeNodeBにおいて信号を送信する方法であって、
    A.空間分割多重グループ内のユーザ機器から信号を受信し、前記受信された信号に従ってアップリンク・チャネル特性を推定するステップと、
    B.前記アップリンク・チャネル特性とダウンリンク・チャネル特性との間の相反性較正情報を決定するステップと、
    C.前記アップリンク・チャネル特性および前記較正情報に従って、ゼロフォーシングを使用してダウンリンク・プリコーディング行列を決定し、前記決定されたダウンリンク・プリコーディング行列に従って、ダウンリンク信号を前記空間分割多重グループ内の前記ユーザ機器に送信するステップとを含み、
    前記ステップBが、前記空間分割多重グループ内の前記ユーザ機器からフィードバックされるダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報を受信し、前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する前記情報に従って前記較正情報を選択的に更新するステップをさらに含む、方法。
  2. 前記較正情報が較正行列であり、前記ダウンリンク・チャネル行列が、アップリンク・チャネル行列の転置された行列を前記較正行列と右乗算することによって得られる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップBが、
    前記空間分割多重グループ内の前記ユーザ機器からフィードバックされる前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報に従って前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を決定し、前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を合成して有効ダウンリンク・チャネル行列を形成し、元の較正行列を前記有効ダウンリンク・チャネル行列と右乗算し、更新された較正行列を得るステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ステップCが、
    前記ダウンリンク・プリコーディング行列を得るために、較正されたアップリンク・チャネル行列のムーア・ペンローズの逆数を評価するステップを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ステップCが、
    前記ダウンリンク・プリコーディング行列を得るために、較正されたアップリンク・チャネル行列に対して最小平均二乗推定を実施するステップを含む、請求項3に記載の方法。
  6. 前記ステップBが、
    再較正のための要求を前記空間分割多重グループ内の前記ユーザ機器から受信するステップと、
    前記再較正のための要求の数が所定の値を超えたとき前記較正情報を更新するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 初期較正情報を設定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 時分割多元接続多入力多出力システムのユーザ機器においてeNodeBが信号を送信するのを助ける方法であって、
    a.アップリンク・チャネル推定のためにアップリンク基準信号を前記eNodeBに送信するステップと、
    b.前記ユーザ機器が関係する空間分割多重グループのダウンリンク・チャネル推定のために、ダウンリンク基準信号を前記eNodeBから受信し、前記受信されたダウンリンク基準信号に従ってダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を推定するステップと、
    c.前記推定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列が所定の条件を満たすとき、チャネル相反性較正のために、前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報を前記eNodeBに送信するステップとを含む方法。
  9. 前記ステップcが、
    前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列が前記所定の条件を満たすとき、再較正のための要求を前記eNodeBに送信するステップを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ステップbが、
    信号対干渉雑音比を測定し、前記ユーザ機器のチャネルに関係のない前記ベクトル・チャネル行列内のエントリをゼロに設定するステップを含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記所定の条件が、
    前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列の平均電力値が所定の値を超えたこと、または
    前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列のエントリのモードの平均値が所定の値を超えたことのうちの1つである、請求項8または9に記載の方法。
  12. 前記推定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する前記情報が、
    前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列、または
    前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列の変動、または
    前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列の変動の量子化された値のうちの1つである、請求項8に記載の方法。
  13. 時分割多元接続多入力多出力システムのeNodeBにおいて信号を送信するための信号送信装置であって、
    空間分割多重グループ内のユーザ機器から信号を受信し、前記受信された信号に従ってアップリンク・チャネル特性を推定するためのアップリンク・チャネル推定手段と、
    前記アップリンク・チャネル特性とダウンリンク・チャネル特性との間の較正情報を決定するための較正情報決定手段と、
    前記アップリンク・チャネル特性および前記較正情報に従って、ゼロフォーシングを使用してダウンリンク・プリコーディング行列を決定し、前記決定されたダウンリンク・プリコーディング行列に従って、ダウンリンク信号を前記空間分割多重グループ内の前記ユーザ機器に送信するためのプリコーディング手段とを備え、
    前記較正情報決定手段が、前記空間分割多重グループ内の前記ユーザ機器からフィードバックされるダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報を受信し、前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する前記情報に従って前記較正情報を選択的に更新するためにさらに使用される、装置。
  14. 時分割多元接続多入力多出力システムのユーザ機器においてeNodeBが信号を送信するのを助けるための支援装置であって、
    アップリンク・チャネル推定のためにアップリンク基準信号を前記eNodeBに送信するためのアップリンク基準信号送信手段と、
    前記ユーザ機器が関係する空間分割多重グループによるダウンリンク・チャネル推定のために、ダウンリンク基準信号を前記eNodeBから受信し、前記受信されたダウンリンク基準信号に従ってダウンリンク・ベクトル・チャネル行列を推定するためのダウンリンク・ベクトル・チャネル推定手段と、
    前記推定されたダウンリンク・ベクトル・チャネル行列が所定の条件を満たすとき、前記ダウンリンク・ベクトル・チャネル行列に関連する情報を前記eNodeBに送信するためのダウンリンク・ベクトル・チャネル送信手段とを備える装置。
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