JP5232236B2 - 検出可能な骨を固定する手段の付いた解剖学的型を有する拘束部材を備えている、動物用薬品を家禽に注射するための装置 - Google Patents

検出可能な骨を固定する手段の付いた解剖学的型を有する拘束部材を備えている、動物用薬品を家禽に注射するための装置 Download PDF

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Description

本発明の分野は、動物医療補助装置の分野である。さらに詳細には、本発明は、拘束部材に形成された孔を通る少なくとも1つの移動可能な針を用いて、鳥の検出可能な骨に近い筋肉に筋肉内注射または皮下注射することによって、動物用薬品を鳥、さらに具体的には、家禽に注射するための装置に関する。
また、本発明は、これらの装置を用いて、家禽に注射および/またはワクチン接種を行うプロセスまたは方法に関する。さらに、本発明は、ワクチン接種、さらに一般的に、鳥類疾患の治療および/または予防のためのこれらの装置の使用に関する。最後に、本発明は、鳥、さらに具体的には、家禽の鳥類疾患の治療および/または予防のための方法およびキットに関する。
家禽飼育の分野では、動物用薬品、特に、ワクチンを家禽に注射することは、従来から必要とされている。
注射は、手動によって行われることもある。しかし、この場合、ワクチン接種キャンペーンが過度に長くなることが明らかになっている。さらに、注射によっては、十分な精度で行われることが必要とされることがあるが、手動で行うと、十分な精度および/または一貫性のある精度を保証することができない。特に、注射キャンペーンは、しばしば、極めて多数の鳥に関与するので、(家禽を捕まえ、その家禽をしっかりと保持しながら注射を行う必要のある)オペレータの動作の繰り返しが著しく増え、その結果、オペレータの疲労によって、行われる動作の精度が不十分になる傾向にある。
このような理由から、先行技術において、動物用薬品の注射を補助するための装置が、提案されている。
特に、FR2276838の番号で公開されている特許文献1が知られている。特許文献1は、家禽の脚にワクチンを自動的に注射する装置において、
−注射器と、
−治療される動物を拘束する手段であって、線状エッジおよび傾斜エッジを有する取外し可能なプレートによって形成された当接部材および型板部材を備えており、鳥の脚または頸または体の他の部分が注射器に対して所定の横方向位置および所定の角度で配置されるようになっている、手段と、
−注射ごとに、注射器を前進および後退させる手段と、
−動物の位置決めと同時に注射が行われるように、プレートの線状エッジ上にわずかに突出しているプッシュボタンのような制御部材と、
を備えている、装置に関している。
この技術は、以下の欠点、すなわち、
−拘束手段が家禽の片方の脚のみを掴むように考案されているが、これによって、(多くの動物用薬品が家禽の体の他の部分に注射されることが必要とされていることを考慮した場合)、装置の用途が制限されている点、
−脚を拘束部材に保持する手段が比較的単純であり、家禽の脚を高レベルの精度で配置することが保証されていない点、
−家禽の存在および注射は、プッシュボタンの形式によって制御されているが、家禽が注射時に正確に位置決めされていることが保証されていない点、および
−家禽の位置決めによって作動されるようになっているプッシュボタンは、オペレータによってうっかり作動される可能性があり、これによって、オペレータが注射を受ける可能性があるが、これは、明らかに避けられるべきである点、
を含む多くの欠点を有している。
さらに、FR2276839の番号で公開されている特許文献2が知られている。この特許文献2は、「ひよこ」のような極めて小さい動物にワクチン接種を施す装置において、
−該装置のフレームに取り付けられた注射器であって、圧縮空気シリンダ注入システムを備えている、注射器と、
−ひよこの頸を受け入れるための略90°の角度を有する溝が形成されている2つの同一のプレートであって、該プレートは、横断する窪みも備えており、この窪みにおいて、オペレータは、注射中にひよこを保持するために、ひよこの頸の両側に指を当てるようになっている、2つの同一のプレートと、
−プレートの1つの裏側に配置された圧縮空気センサであって、動物がプレートに位置決めされたときに塞がれ、これによって、シリンダ作動機構を制御するようになっている、圧縮空気センサと、
を備えている、装置に関している。
しかし、この装置は、以下の欠点、すなわち、
−該装置は、ひよこのような小さい農場構内の鳥の頸に皮下注射を施すのに本質的に適していると見なされる点、
−該装置は、該装置に対する鳥のおよその位置決めしかできず、注射される接触領域に対していかなる精度ももたらすことがない点、
−該装置は、さらにオペレータの安全を保証することができない点
を含む多くの欠点を有している。
US4,758,227の番号で公開されている特許文献3に記載されているさらに他の技術によれば、ワクチン接種装置は、家禽の体を受け入れるのに適しているクレードル式拘束部材を備えており、この拘束部材の近傍に、平行移動可能な注射手段が取り付けられている。
該装置は、鳥の胸骨を支持するための部材をさらに備えている。この装置は、鳥の各側における胸骨筋肉にワクチンを注射するのに特に適している。鳥が適所に配置されると、ボタンまたは制御ペダルを用いて、オペレータによって注射が行われることになる。
この技術は、前述の技術と同じように、針に対して家禽を正確に位置決めすることができないという欠点を含んでいる。従って、動物に対して効果的でない、さらには、効き目がない、または有害となる家禽の体の領域に、注射が行われる可能性がある。さらに、動物の位置が満足ではない場合であっても、注射が行われる可能性がある。
実際、動物用薬品の注射、特に、鳥の体への筋肉内ワクチン注射は、対象となる筋肉に近い器官または骨への注射を避けるために、正確に行われねばならない。例えば、家禽の胸骨に隣接する筋肉の場合、注射は、以下の点、すなわち、
−注射は、家禽の肝臓への注射を必ず避けるために(このような注射は、ほぼ家禽の即死を招くことになる)、家禽の体の低すぎる箇所になされてはならない点、
−注射の深さは、胸骨への注射(この場合、注射は、効果がないかまたは事実上効果がないことになる)を防ぐために、完全に制御されねばならない点、
−注射は、家禽の鎖骨への注射を避けるために、家禽の体の高すぎる箇所になされてはならない点、
−注射は、予め定められた一定深さ(10週以上の雌鶏の場合、10mmの領域)で行われねばならない点、
の全てを満たさねばならない。
さらに、注射は、薬品が完全に注射される前に、注射器の後退がなされないように、実施されねばならない。特に、2つの別の薬品を注射する場合、2つの薬品間の粘度の差によって、筋肉内へのこれらの薬品の十分な拡散を可能とするために、特別の注射運動力学が必要とされることがある。
いずれにしても、特許文献3に記載されている技術は、上記の論点の全てに関して、家禽に対する高品質の集団的ワクチン接種を保証することができない。
家禽の位置決め精度の問題は、一般的に、ワクチン接種を行うオペレータが、取り扱うのが困難であるか、または注射される領域がオペレータにとって容易に観察できない大人の家禽に対してワクチン接種の処置を素早く行うようになるにつれて、ますます強調されていることに留意されたい。
US5,312,353の番号で公開されている特許文献4に記載されているさらに他の技術が知られている。この技術は、ひよこにワクチン接種を施すための装置に関するものである。この技術によれば、該装置は、ひよこの頭と首が導入されることになる空間を画定する互いに直交する2つの表面を有する型板を備えている。2つの表面の各々は、ひよこの存在を検出するセンサを有しており、両方のセンサが同時に作動したとき、ワクチン接種が行われるようになっている。
この技術も、家禽を装置内に正確に位置決めすることができず、従って、高品質および/または一定品質の注射を保証することができない。
さらに、位置決め用の型板は、極めて単純な形状を有しており、この型板の内側に家禽の任意の部分が導かれ、両方のセンサを同時作動させ、これによって、ワクチン接種を起動させる可能性がある。
FR2,839,245の番号で公開されている特許文献5に記載されているさらに他の技術によれば、家禽の胸を受入れて支持する領域を備えるクレードルを有する家禽の衛生処置ステーションが提案されている。この領域には、注射針が挿通する開口が形成されており、また、離れた制御部によって注射器を移動かつ作動させる手段の操作を可能とする存否検出器が組み込まれている。さらに、この装置は、家禽の嘴を切断する手段を備えている。
クレードル内への家禽の位置決めは、胸が受入れ領域に存在し、かつ家禽の嘴が対応する切断手段と向き合って位置しているときに、行われるようになっている。
このような装置は、注射手段に対する家禽のおよその位置決めしか行うことができないことに留意されたい。
いずれにしても、この装置は、上記の論点によって規定された注射品質を保証することができない。
仏国特許出願公開第2276838号明細書 仏国特許出願公開第2276839号明細書 米国特許第4,758,227号明細書 米国特許第5,312,353号明細書 仏国特許出願公開第2839245号明細書
本発明の目的は、特に、先行技術の欠点を改善することにある。
さらに詳細には、本発明の目的は、鳥、さらに具体的には、家禽の体に動物用薬品の注射を施し、行われる注射の最適な品質を保証する装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、高注射速度でこのような品質を保証するこのような装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、専門的技能を有していないオペレータによって用いられてもよく、その場合にも、行われる注射の品質を維持することができるこのような装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、オペレータの安全を保証するこのような装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、単純な設計を有しており、用いることが容易になっているこのような装置を提供することにある。
これらの目的は、後で述べる他の目的と共に、少なくとも1つの注射針を用いて、動物用薬品を少なくとも1羽の家禽に筋肉内注射によって注入するための装置であって、前記1回または複数回の注射は、前記家禽の体の検出可能な形状を有する骨の近傍の少なくとも1つの筋肉の領域に行われるようになっている、装置において、前記検出可能な骨を固定する手段を有する拘束部材であって、少なくとも1つの孔が前記拘束部材に形成されている、拘束部材と、前記孔を通って移動可能になっている、前記1つまたは複数の注射針と、を備えており、前記拘束部材は、前記家禽の前記体に一致している解剖学的型であって、前記解剖学的型の内側に、前記固定手段が設けられており、前記解剖学的型は、前記体の前記筋肉のための支持表面を備えている、解剖学的型と、前記解剖学的型上に設けられた、前記家禽によって作動されるようになっている少なくとも2つの接触センサであって、前記接触センサの少なくとも1つは、前記支持表面上に配置されており、前記1つまたは複数の孔は、前記センサ間に設けられている、少なくとも2つの接触センサと、を備えている、装置に関する本発明によって、達成されることになる。
本発明による装置は、あらゆる種類の鳥、例えば、通常の家禽、すなわち、雌鶏、アヒル、七面鳥、ホロホロ鳥、ウズラ、ガチョウ、鳩、またはオオムの注射、ワクチン接種、および/または治療に用いることができる。
本発明による装置は、特に、(繁殖用または産卵用の)雌鶏飼育場において有利に用いることができる。実際、これらの飼育場の雌鶏の数は膨大であり、飼育場における接触感染症の著しい危険性を考慮して、ワクチンキャンペーンを高信頼性で迅速に行うことが必要とされる場合が多い。
このように、本発明による装置は、前述の品質基準に従って、家禽間で一貫してかつ高速度で、家禽(または、さらに一般的には鳥)に注射を施すのに用いることができる。
実際、拘束部材の解剖学的型によって、1つまたは複数の針に対する鳥の確実でかつ正確な位置決めが可能になる。
拘束部材が家禽の体の形状に一致するように設計されているので、オペレータは、専門的技能を有していなくても、いかに家禽が装置内に位置しているかを容易かつ迅速に見ることができ、および/または知ることができる。
これは、オペレータによって拘束領域に位置決めされることになる解剖学的な形状領域が容易に肉眼によって観察されない大人の家禽(またはその他の鳥)、例えば、大人の雌鶏に対して、特に有用である。
検出手段は、解剖学的型上に配置された少なくとも2つのセンサから成っており、少なくとも1つのセンサは、検出可能な骨の近傍に位置する注射される筋肉を支える支持表面上に配置されている。これによって、基準となる解剖学的領域(すなわち、注射される体の一部)がその相補的な解剖学的型上に正確に位置決めされているかどうかを、検出することができる。このように位置決めされたセンサ、すなわち、検出手段は、鳥の基準となる解剖学的領域が正確に位置決めされている場合にしか作動されないようになっている。従って、オペレータは、本発明による装置を不適切に操作した場合にも、誤注射を受けないことが保証されている。
結果的に、解剖学的型は、第1に、家禽の満足のいく大まかな位置決めを得ることができる。すなわち、解剖学的型が家禽の体の一部に一致しているので、家禽のどの部分が拘束部材内に導入される必要があるかが、オペレータにとって迅速かつ一目瞭然に明らかであり、従って、家禽を他の方法によって配置させることが、不可能または実際上不可能である。このような解剖学的型は、家禽の体の任意の適切な部分、例えば、胸または胸郭、翼の背面側、または脚の骨盤に一致するようにすることができる。
さらに、大まかな位置決めに続いて、検出可能な骨を固定する手段を用いるきめ細かい位置決めが行われる。前記固定手段は、家禽の検出可能な骨が押し付けられることになる一種の当接部を成すものである。従って、この段階において、家禽の体は、装置内に正確に配置されており、対象領域が、(1つまたは複数の針の挿通を可能にする拘束部材に形成された1つまたは複数の孔と向き合って正確に配置された)1つまたは複数の針を用いて、注射されることになる。検出可能な骨として、例えば、胸筋肉および翼筋肉が付いた胸骨、または翼筋肉が付いた胸腔の頭側入口、前肢帯、および鎖骨、または肢筋肉が腸骨−坐骨の孔を通る腹レベルの基準線に沿って付着している鳥の寛骨が挙げられる。
注射の品質基準の中で、注射深さは、決定的に重要である。
この品質基準は、1つまたは複数の孔の両側に少なくとも2つのセンサが存在していることに起因して、本発明によって保証されている。実際には、針の移動は、家禽の体が押し付けられることになる支持表面によって、容易に決定されることになる。注射される対象領域が含まれている家禽の体の一部が対応する支持表面に押し付けられたとき、注射深さが予期された深さであることは、明らかである。針の通路の両側にセンサが存在することによって、センサ間の体の一部が支持表面に押し付けられている間の対応する表面に対する押圧の検出が確実なものとなる。
従って、本発明による装置は、オペレータによる簡単、迅速、かつ明確な手順によって、家禽注射の品質基準を最適に満たすのを役立つことを理解されたい。
さらに、注射は、家禽が装置内に不正確に位置決めされた場合には、行われないようになっている。さらに、後でさらに明瞭に説明するように、本発明の装置は、オペレータが不注意によって自身に薬品を注射する危険を著しく制限するようになっている。
明らかに、本発明の原理は、どのような種類の鳥、特に、家禽(例えば、雌鶏、アヒル、七面鳥、ホロホロ鳥、ウズラ、ガチョウ、鳩、オオム、またはそれ以外の農場飼育鳥)および/または体の他の部分、例えば、検出可能な骨(例えば、胸骨、脚関節の検出可能な骨、例えば、大腿骨または翼、前肢帯および鎖骨、また寛骨、または腸骨−坐骨窩)から選択される部分に対して用いることができる。
1つの優先的な用途によれば、前記解剖学的型は、少なくとも部分的に前記家禽の胸に対応しており、前記固定手段は、家禽の胸を受け入れてかつ当接するための空間を形成している。
この優先的な用途の1つの有利な解決策によれば、前記解剖学的型は、家禽の胸を受け入れてかつ当接するための前記空間から、前記家禽の鎖骨間の空洞が押し付けられることになる相補的な固定突起まで、延在している。
このような突起は、家禽を拘束部材内に正確に位置決めするのに役立つと共に、オペレータに相補的な基準点をもたらすことになる。
有利には、前記解剖学的型は、家禽の胸を受け入れてかつ当接するための前記空間から、前記家禽の少なくとも片方の大腿骨の形状に対応する相補的な支持表面まで、延在している。
このようにして、拘束部材は、家禽の鎖骨間の空間から家禽の大腿骨まで比較的広く延在しており、これによって、家禽を装置内に保持するオペレータの作業を容易にすることができる。
1つの特定の実施形態によれば、本装置は、2つの孔を有しており、これらの孔の各々は、注射針が移動して通過することができる通路を成しており、前記固定手段は、前記孔間に延在している。
このように、本装置によれば、通常診療になっている動物用薬品の二重注射が可能になる。
さらに、検出可能な骨が胸骨から成っているとき、孔の各々は、固定手段から成る主基準手段の近傍に配置されており、これらの孔によって、特に家禽の胸の両側への目標とする注射が可能になる。
本発明の1つの有利な特徴によれば、前記センサの1つは、前記固定手段に配置されている。
固定手段が胸骨を受け入れるようになっている装置の用途によれば、前記手段は、解剖学的型に形成された特別な形状の空洞から成っている。前記空洞内にセンサが存在していることによって、胸骨の存在を検出することができるのみならず、オペレータに薬品が注射される危険性を制限することもできる。実際、オペレータが、例えば、その手の部分を固定手段の内側に入れながら、支持表面上に存在する他のセンサを作動させることは、極めて起こり得ないことである。
もし装置が二重注射用になっている場合、この装置は、前記家禽によって作動されるようになっている3つの接触センサを優先的に備えており、前記3つのセンサは、V字状に配置されており、前記V字状の基部は、前記固定手段内に配置された前記センサによって占有されている。
このように、家禽の正確な位置決めが、各孔に対して得られることになる。具体的には、1対のセンサが各孔に関連付けられており、(固定手段に配置された)1つのセンサが、2対のセンサに共通している。
本発明のさらに他の有利な特徴によれば、前記拘束部材は、前記1つまたは複数の針を駆動する手段に不可欠なセンサ上に取外し可能に取り付けられている。
このように、鳥の種類(例えば、雌鶏のような家禽、この場合、繁殖雌鶏は、産卵雌鶏よりも大きい体格を有している)および/または装置に保持されることになる体の部分に応じて、拘束部材を容易かつ迅速に変更することができる。
さらに他の特徴によれば、前記ケーシングは、前記駆動手段にアクセスするための背面ハッチを有している。
このように、どのような保守作業の範囲内においても、背面側からのケーシング内へのアクセスが得られるので、技能者が装置の前方を向いている1つまたは複数の注射針によって損傷を受ける危険性が制限されることになる。
さらに他の特徴によれば、前記1つまたは複数の孔は、長円形状を有しており、前記装置は、前記1つまたは複数の孔に対して前記1つまたは複数の針の位置を調整する手段を備えている。
こように、拘束部材を修正または置換することなく、鳥の体の対象領域に応じて、針の位置を調整することができる。
また、本発明は、家禽を注射および/またはワクチン接種するための方法において、前記家禽の翼および脚を掴み、前記家禽を本発明による前記装置上に、家禽の体の一部が拘束部材の解剖学的型に完全に一致するように、位置決めするステップと、このように位置決めされた前記家禽を、注射されることになる筋肉に近い基準骨が固定手段の端を押圧し、これによって、センサの作動、注射器の移動、および1つまたは複数の動物用薬品の注射をもたらすように、前記拘束部材に押し付けるステップと、を含んでいる、方法にも関連している。従って、前述したように、家禽を装置上に正確に位置決めするための基準骨を用いて、家禽の体の種々の部分に高レベルの精度で注射することが可能になる。
この注射プロセスは、例えば、鳥類インフルエンザ、サーズ(SARS)、鳥類マラリア、ニューキャッスル病、マイコプラズマ病、コレラ、ガンボロ病、水疱瘡、カンジタ症、アスペルギルス症、サルモネラ症、腸炎、気管支炎、膵炎、マレック病、レオウイルスおよび/またはアストロウイルス感染によって生じる疾患、白血症、または感染性貧血症に対して、家禽にワクチン接種および/または治療を施すのに、特に有利である。本発明によるプロセスまたは方法は、特に鳥農場の感染および汚染を防ぐ予防目的のために、さらに用いられてもよい。
本発明は、家禽疾患に関連する適切な動物用組成物によって、感染した家禽に注射および/または処置を施し、および前記疾患の治療および/または予防を行うための前述した装置の使用に、さらに関連している。加えて、本発明による家禽ワクチン接種は、鳥類疾患の予防を確実にするのに有用である。最後に、本発明は、家禽の鳥類疾患を治療し、および/または予防するための方法およびキットに関連している。
前述したように、あらゆる種類の鳥、特に、雌鶏、アヒル、ホロホロ鳥、ウズラ、ガチョウ、鳩、またはオオムのような家禽が、このようにワクチン接種され、および/または治療されるとよい。
前述したように、「動物用薬品」という用語は、予防薬および/または治療薬および/または家禽の福祉に必要な治療薬として、具体的には、制限されないが、ワクチン、ビタミン、栄養補給品、抗生物質などとして、家禽に投薬される任意の化合物を指している。
本発明は、前述したような装置と、家禽の体の種々の部分および検出可能な骨に適している種々の解剖学的型を有している一連の取外し可能な拘束部材と、を備えている鳥類注射またはワクチン接種キットに、さらに関連している。このキットは、有利には、動物用薬品および/またはワクチン用の一連の注射器、バイアル、バッグ、または適切なパッケージをさらに備えていてもよい。鳥類注射またはワクチン接種キットは、ワクチン接種および/または治療方法および前記装置の使用に関する技術的なデータシートおよび取扱い説明書を備えていてもよい。
本発明の他の特徴および他の利点は、説明に役立つ非制限例としてもたらされる本発明の優先的な実施形態の以下の説明および添付の図面を読めば、さらに明らかになるだろう。
雌鶏の骨格の概略図である。 繁殖雌鶏に対する本発明による装置の拘束部材の斜視図である。 産卵雌鶏に対する本発明による装置の拘束部材の斜視図である。 拘束部材側から見た、本発明による装置の斜視図である。 背面ハッチ側から見た、本発明による装置の斜視図である。
前述したように、本発明の原理は、家禽の体に一致するようになっている解剖学的型を含んでいると共に、家禽の検出可能な骨、特に、胸骨を固定する手段を備えている拘束部材を有している、動物用薬品を鳥類に注射するための装置であって、注射針が平行移動して通過する1つまたは複数の孔の近傍に、家禽が解剖学的型の支持表面を正確に押圧していることを確認するためのセンサを備えている、装置に関連している。
本発明の原理による装置は、種々の家禽(より一般的には、鳥)および/または種々の注射対象領域に適用されてもよいことに留意されたい。
以下に説明する本装置は、動物用薬品、特に、ワクチンを家禽の胸骨に沿って延在している翼筋に注射するのに適している。
図1を参照すると、雌鶏の骨格は、胸骨1を備えており、この胸骨の両側に沿って翼筋が延在しており、前記胸骨1は、雌鶏の胸10を介する接触によって検出可能な一端11を有していることに留意されたい。雌鶏の骨格は、鎖骨12も備えており、これらの鎖骨間にも、接触によって検出可能な空間が延在している。
以下の説明では、胸骨10、特に、その端11が、本発明による検出可能な骨を構成している。
図2および図3を参照して、本発明による装置の拘束部材2について説明する。
本実施形態によれば、拘束部材は、対象となる家禽の体の転写によって特別に作られた型を用いて、成形によって製造された部品である。
従って、このような拘束部材2は、基本表面20を有している。基本表面20には、空洞が形成されており、この空洞から成る解剖学的型21は、家禽の体に一致するのに適するようになっている。
図示されているように、2つの孔3が、拘束部材に形成されている。前記孔は、各々、針が通る通路を成している。具体的には、この通路を通って、針は、拘束部材の背面の1つの位置から、(針が、略10mmの長さだけ解剖学的型21内を前進すると、解剖学的型21の内側に突出する)注射位置に、またはこの逆に、平行移動可能となっている。
2つの孔の存在によって、本発明による装置を用いて、2つの別の薬品の注射を実施することができることに留意されたい。しかし、単一の孔を有するこのような装置を想定することも可能である。このような装置は、単一の薬品を注射するのに適しており、または同一の注射針によって、2つの薬品を注射するのに適している。
本発明の原理によれば、拘束部材は、
−検出可能な骨、ここでは、胸骨を固定する手段22と、
−家禽の体の注射される1つまたは複数の筋肉が押し付けられることになる支持表面23と、
−センサ41,42,43(これらの配置については、さらに詳細に後述する)と、
をさらに備えている。
従って、家禽を固定する手段22は、解剖学的型21の最深領域に対応しており、胸骨の中央部分の長さに実質的に対応する長さにわたって延在している。さらに、固定手段22によって形成された浅い溝は、一端220を備えており、この一端220は、隣接する支持表面23と連携して、傾斜した極めて顕著な断裂部を形成している。その結果として、前記端220は、胸骨1の端11が凭れるのに適している当接部を形成していることになる。
このように構成されている固定手段22は、家禽の胸骨を受入れ、かつ当接するための空間を形成している。
さらに、支持表面23は、固定手段22の両側において、固定手段22から基本表面20に延在しており、これによって、家禽の胸10に対応する形状を画定している。
ここでも、単一注射を行うのに適している装置の場合(この場合、拘束部材は、単一孔3を有している)、固定手段22の片側のみに延在している支持表面23を備えている拘束部材を想定することも可能であることに留意されたい。前記片側は、明らかに、注射が実施される筋肉を含む胸の側に対応している。
さらに、拘束部材2の解剖学的型21は、
−家禽の鎖骨12間の空間に対応している相補的な固定突起24であって、この突起24の両側に、鳥類の胸筋が押し付けられるようになっている、固定突起24と、
−家禽の大腿骨が少なくとも部分的に押し付けられるようになっている相補的な支持表面25であって、家禽の大腿骨の形状に対応するための解剖学的型21の延長部分を画定している、支持表面25と、
を優先的に備えている。
従って、本実施形態によれば、解剖学的型21は、基本表面20から拡がっており、固定手段および支持表面23を備えている。前記表面は、突起24(および胸筋を受け入れるための表面240)および表面25が解剖学的型21にもたらされるように、固定手段22の両端まで延在している。
前述したように、拘束部材2の解剖学的型21は、センサ41,42,43を備えている。
これらのセンサは、各孔が2つのセンサ間に介設されるように、拘束部材に配置されている。
さらに、センサのこの配置によって、家禽が拘束部材内に完全に位置決めされることが確実なものになる。
このために、胸骨が固定手段22内に存在していることおよび家禽の胸が支持表面23を押圧していることを検出する必要がある。このような点から、図2および図3に示されているように、センサは、以下のように配置されている。すなわち、
−1つのセンサ41は、固定手段22内に配置されており、
−1のセンサ42,43は、各孔3が2つのセンサ間に介設されるように(この場合、センサ41,42が孔の1つに対応し、センサ41,43が他の孔に対応している)、支持表面23上に配置されている。
従って、家禽の体に一致するようになっている解剖学的型を有する拘束部材に組み込まれた少なくとも2つのセンサの存在によって、第1に、拘束部材への家禽の正確な位置決めを案内することが可能となり、第2に、家禽の体が実際に拘束部材内に正確に位置決めされた場合にのみ、注射を行うことが可能となることを理解されたい。
家禽のこの正確な位置決めは、注射される対象領域または注射深さに関わらず、注射針が移動して通過する孔が間在している2つのセンサを作動することによって、確認されることになる。
実際には、拘束部材の解剖学的型に起因して、孔の両側の2つのセンサは、拘束部材内に正確に配置された一羽の家禽によって、同時にしか作動されないことになる。ところで、注射は、2つのセンサ(または後述する実施形態では3つのセンサ)の同時作動によって、制御されるようになっている。
従って、これが、本発明による装置を、(家禽の胸を受入れるのに適している初歩的な形状のクレードであって、その内側に1つのセンサが配置され、このセンサに対して家禽の胸が押し付けられるようになっているクレードルを用いる)先行技術によるいくつかの装置から、根本的に異ならせている。
実際、このようなクレードルでは、センサの作動は、家禽を複数の位置に配置させても生じる可能性がある。いずれにしても、先行技術によるこれらの装置は、家禽の体の正確な対象正領域内への一貫性のある注射を保証するものではない。
さらに、センサは、仏国特許第2276839号明細書に記載されている装置におけるように、家禽の重量の作用を受ける可動拘束部材の負荷センサと違って、家禽自体によって直接作動されるようになっていることに留意されたい。
注射針を挿通させる2つの孔を有している装置の構成では、センサ41,42,43は、V字状に配置されている。具体的には、センサ41は、Vの字の基部に対応する位置を占めるように固定手段22内に位置決めされており、各孔3は、Vの字の1つのアーム上に(少なくとも部分的に)延在している。
明らかに、センサ41,42,43は、それぞれ、これらのセンサが配置されている表面、すなわち、固定手段22の表面および支持表面23に対して余分の厚みをなす形態で設けられている。しかし、家禽の体の対応する部分が拘束部材の表面に完全に押し付けられたときにのみ、センサが作動されることを可能とするために、この余分の厚みは、センサが拘束部材の表面とぴったりと重なるように、最小限に抑えられている。
図2および図3に明瞭に示されているように、孔3は、針の位置が対応する孔の長さ分だけ調整可能となるように、長円形状を有していることに留意されたい。
図4および図5は、本発明による装置の全体を示している。
これらの図に示されているように、本装置は、各針5を平行移動させるための駆動手段4を特に含んでいるケーシング3を備えている。
本装置の1つの特徴によれば、拘束手段2は、ケーシング3に取外し可能に取り付けられている。拘束部材は、この目的のために、取付け手段、例えば、ネジが挿通されるのに適している取付け孔26を有している。
このように、対象となる家禽(または対象となる鳥)の形態によって、本装置の拘束部材を容易に取り換えることができる。例えば、(ワクチン接種キャンペーンは、雌鶏が10週から20週の年齢のときに、一般的に行われているが)、所定年齢の繁殖雌鶏の平均的な解剖学的形状に対応する図2に示されているような拘束部材から、所定年齢の(一般的に繁殖家禽よりも小さい体格を有している)産卵雌鶏の平均的な解剖学的形状に対応する図3に示されているような拘束部材に、切り替えることができる。
さらに、洗浄の目的で、拘束部材を迅速かつ容易に分解することも可能である。
さらに、ケーシングは、ケーシングの内側に装着された部品、特に、駆動手段4にアクセスする背面ハッチ6を有している。図示されているように、ケーシング3は、投与される動物用薬品を含む容器を受け入れるのに適している支持手段30を備えている。
駆動手段4は、ケーシング3に取外し可能に取り付けられたプレート41上に取り付けられている。プレート41は、注射器にアクセスすることを可能とするために、(後方に)移動するようになっている必要がある。
さらに、駆動手段4は、支持部材42によってプレート41に取り付けられており、プレート41上の支持部材42の位置は、長円状の孔に対する針の位置を修正するために、調整可能になっているとよい。
注射を行うために、オペレータは、動物の翼および脚を掴み、家禽の胸を拘束部材内に挿入し、家禽の体を延ばして保持することによって、前記家禽を本装置上に配置することができる。型内に正確に位置決めした後、オペレータは、胸骨を固定手段22の端220に押圧してセンサを作動させるように、家禽を拘束部材に押し付け、これによって、注射器の移動を生じさせ、その後、1種または複数種の動物用薬品を注射することになる。
本装置は、家禽が拘束部材内に正確に位置決めされたときに(すなわち、センサが作動したときに)点灯するようになっている指示灯31を備えている。注射の終了時には、第2の指示灯32が点灯するようになっている。
針の移動は、空圧シリンダによって駆動されるとよい。シリンダおよび針の移動は、所定の注射範囲を定めると共に、注射される筋肉および対象となる鳥の大きさに応じて筋肉内への針の貫通距離を調整することを目的とし、自動操作、電子操作、プログラム化された操作、または当業者に周知の任意の他の操作を行うどのようなシステムによって、制御されてもよい。針は、各針内に正確な量を送達することができ、かつ再呼び水供給および気泡の排出を可能とするポンプまたは流体圧式精密注射器に接続されているとよい。この装置は、バッテリから電力が供給される自動コントローラによって制御されている。自動コントローラは、注射サイクルに対処するようになっている。このようにして、各注射が行われ、各注射の後、注射器は、自動的に薬品で充填されることになる。自動コントローラは、本装置によって2本の注射(例えば、胸骨のような検出可能な骨の各側に1本の注射)または1本の注射を行うように、構成することが可能である。各針は、一回または複数回の筋肉下注射の後に用いられる消毒システムを有していてもよい。消毒流体は、例えば、汚染した針上に放出され、この後、次の注射の前に廃棄されるようになっているとよい。

Claims (16)

  1. 動物用薬品を少なくとも1羽の家禽に筋肉内注射によって注入するための装置であって、前記1回または複数回の注射は、前記家禽の体の検出可能な形状を有する骨の近傍の少なくとも1つの筋肉の領域に行われるようになっている装置において、
    −前記検出可能な骨を固定する手段を有する拘束部材であって、少なくとも1つの孔が前記拘束部材に形成されている拘束部材と、
    −少なくとも1つの注射針であって、前記孔を通って移動可能になっている注射針と、
    を備えており、
    前記拘束部材は、
    −前記家禽の前記体に一致している解剖学的型であって、前記解剖学的型の内側に、前記固定手段が設けられ、前記体の前記筋肉のための支持表面を備えている解剖学的型と、
    −前記解剖学的型上に設けられた、前記家禽によって作動されるようになっている少なくとも2つの接触センサであって、前記接触センサの少なくとも1つは、前記支持表面上に配置されており、前記1つまたは複数の孔は、前記センサ間に設けられている少なくとも2つの接触センサと、
    を備えていることを特徴とする装置。
  2. 前記装置は、2つの孔を有しており、前記孔の各々は、注射針が移動して通過可能な通路を成しており、前記固定手段は、前記孔間に延在していることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記センサの1つは、前記固定手段内に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記解剖学的型は、前記家禽の胸に対応しており、前記固定手段は、前記家禽の胸骨を受け入れ、かつ当接するための空間を成していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記解剖学的型は、家禽の胸を受入れ、かつ当接するための前記空間から、前記家禽の鎖骨間の空洞が押し付けられることになる相補的な固定突起まで延在していることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記解剖学的型は、家禽の胸を受入れ、かつ当接するための前記空間から、前記家禽の少なくとも1つの大腿部の形状に対応している相補的な支持表面まで延在していることを特徴とする、請求項4または5に記載の装置。
  7. 前記家禽によって作動されることになる3つの接触センサを備えており、前記3つのセンサは、V字状に配置されており、前記V字状の基部は、前記固定手段内に配置された前記センサによって占有されていることを特徴とする先行する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記孔の各々は、前記V字状の1つのアーム上に少なくとも部分的に延在していることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
  9. 前記拘束部材は、前記1つまたは複数の針を駆動する手段を備えているケーシング上に取外し可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記ケーシングは、前記駆動手段にアクセスするための背面ハッチを有していることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  11. 鳥類疾患のワクチン接種、治療、および/または予防用、および/または福祉用であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記鳥類疾患は、鳥類インフルエンザ、サーズ、鳥類マラリア、ニューキャッスル病、マイコプラズマ病、コレラ、ガンブロ病、水疱瘡、カンジタ症、アスペルギルス症、サルモネラ症、腸炎、気管支炎、膵炎、マレック病、レオウイルス感染および/またはアストロウイルス感染によって生じる疾患、白血症、または感染性貧血であることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  13. 家禽農場の感染および汚染を予防および/または処置するためであることを特徴とする、請求項11または12に記載の装置。
  14. 家禽注射および/またはワクチン接種方法において、(i)前記家禽を掴み、前記家禽を請求項1〜10のいずれか一項に記載の前記装置上に、前記家禽の体の一部が前記拘束部材の前記解剖学的型に完全に一致するように、位置決めするステップと、(ii)このように位置決めされた前記家禽を、注射されることになる筋肉に近い基準骨が前記固定手段の端を押圧し、これによって、前記センサの作動、前記注射器の移動、および前記1つまたは複数の動物用薬品の注射をもたらすように、前記拘束部材に押し付けるステップと、を含んでいることを特徴とする方法。
  15. 鳥類注射および/またはワクチン接種キットにおいて、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置と、前記家禽の体の種々の部分および検出可能な骨に適している種々の解剖学的型を有する一連の取外し可能な拘束部材と、を備えていることを特徴とする鳥類注射および/またはワクチン接種キット。
  16. 動物用薬品および/またはワクチン用の一連の注射器、バイアル、バッグ、または適切なパッケージと、任意選択的な技術データシートおよび取扱い説明書と、を備えていることを特徴とする、請求項15に記載の鳥類注射および/またはワクチン接種キット。
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