JP5232186B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
デジタル放送やデジタルシネマの画像信号が表現できる色再現範囲(色域)は、人間が肉眼で認識できる自然界の色の領域よりも狭い範囲である。例えば、デジタル放送では表現できる色域はITU-R BT.709で定義されており、これは可視光の中でも限られた範囲の色域である。つまり、画像に表れる被写体がBT.709の色域外の色を有していた場合、撮影された被写体の色の情報がITU-R BT.709の色域内に圧縮された放送波が作成される。
一方、近年、カラー画像を表示する表示装置の発展により、表示装置における色域が広がりつつある。有機ELや広色域LCDなどを用いた表示装置が普及しつつある。例えば、広色域LCDにおいては、光源やカラーフィルタの改善によって、色純度を高くすることが可能となった。これらの表示装置ではITU-R BT.709よりも広い範囲の色を表現することができる。これらの広い色域の表示装置で、放送波により搬送された画像信号によって表される画像を表示する際に、放送波の画像信号に忠実に表示を行うと、広色域で表示できるメリットが失われてしまう恐れがあった。また、ITU-R BT.709の色域を表示装置が再現可能な色域に単純に伸張すると、被写体の色と異なる不自然に鮮やかな色の画像が表示されてしまう恐れがあった。
そこで、色域が圧縮された画像信号から元来の被写体の色を推定し、復元する技術が必要となる。画像の特徴量から適切な色変換テーブルを選択して画像の色の変換を行う方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。しかし、被写体の色がBT.709の色域内に圧縮される過程では、圧縮前の色の色相が異なるが、圧縮後の色が等しくなることがある。こういった色は、例えば特許文献1の技術のように、各色の変換先が固定である変換では正しく復元できない恐れがあった。即ち、従来の技術では、被写体が撮影され、撮影された被写体を表す画像の色域が圧縮される過程で失った色域を正しく復元することは困難であった。
特開2003−179763公報
画像の被写体の色のより正しく復元することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像処理装置は、画素値が表す色の集合を、色の分類毎に記憶する第1記憶部と、色の変換を行うためのルックアップテーブルを前記分類毎に記憶する第2記憶部と、画像に含まれる画素から、色の変換を行う対象の第1画素と、少なくとも1つの第2画素とを抽出する抽出部と、前記第1画素の色と前記集合に属する色との色の近さを示す第1類似度を算出し、前記第2画素の色と前記集合に属する色との近さを示す第2類似度を算出する算出部と、前記第1類似度と前記第2類似度との組み合わせに基づいて、前記第1の画素の色の属する前記分類を推定する推定部と、推定された前記第1画素の属する前記分類と、前記第2記憶部に記憶された前記ルックアップテーブルとに基づいて、第1ルックアップテーブルを取得する取得部と、前記第1ルックアップテーブルを用いて、前記第1画素の色を変換する変換部とを備える。
第1の実施の形態の画像処理装置を例示する図。 パッチ画像を例示する図。 色相Bについてパッチ画像及びデジタルカメラで撮影された画像の対比を例示する図。 色相A,Bについてパッチ画像及びデジタルカメラで撮影された画像の対比を例示する図。 画像処理の手順を示すフローチャート。 ステップS2の詳細な処理の手順を示すフローチャート。 ステップS3の詳細な処理の手順を示すフローチャート。 第2の実施の形態にかかる画像処理の手順を示すフローチャート。 ステップS10の詳細な処理の手順を示すフローチャート。 一変形例のステップS2の詳細な処理の手順を示すフローチャート。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置及び画像処理方法の一実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態中では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
[第1の実施の形態]
まず、画像処理装置のハードウェア構成(図示せず)について説明する。本実施の形態の画像処理装置は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部と、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の主記憶部と、各種データや各種プログラムを記憶するHDD(Hard Disk Drive)やCD(Compact Disk)ドライブ装置等の補助記憶部と、これらを接続するバスとを備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。また、情報処理装置には、画像を表示する表示部と、ユーザの指示入力を受け付けるキーボードやマウス等の操作入力部と、外部装置の通信を制御する通信I/F(interface)とが有線又は無線により各々接続される。表示部は、例えば、ITU-R BT.709よりも広い範囲の色を再現可能なディスプレイである。
次に、このようなハードウェア構成において、画像処理装置の機能的構成について図1を用いて説明する。画像処理装置10は、画素抽出部11と、色テーブル12と、色相推定部13と、変換テーブル14と、変換テーブル取得部15と、色変換部16とを有する。画素抽出部11と、色相推定部13と、変換テーブル取得部15と、色変換部16とは、CPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行する時にRAMなどの主記憶部上に生成されるものである。色テーブル12と、変換テーブル14とは、HDDやメモリなどの補助記憶部に記憶されるものである。
本実施の形態において、入力画像とは受信した放送波の画像信号を復号することにより、複数の画素を有する画像を示す。なお、入力画像は上記例に限られるものではなく、如何なる画像であっても構わない。例えば、デジタルカメラ等の撮像装置によって撮像された画像であっても構わない。また、放送波ではなくインターネット配信される画像等であっても構わない。
画素抽出部11は、入力画像に含まれる画素から、色の変換を行う対象の第1画素と、入力画像において第1の画素の近傍に位置する第2画素の集合である第2画素群とを抽出する。
色テーブル12は、色相毎に、画素の値である画素値によって表される色の集合である色データ群を記憶している。色相とは、色の分類であり、例えば、色みが同じで彩度が各々異なる色の集合である。この集合に属する各色の集合が色データ群として色相毎に色テーブル12に記憶される。ここで記憶される色の値は、例えば、デジタルカメラで撮影された画像から予め収集されたRGB形式の画素値が、xy形式の色度点に変換されたものである。
ここで、デジタルカメラで撮影された画像に表れる色の分布について説明する。図2は、各色相に属する、彩度が異なる各色を表すパッチ画像を例示する図である。同図では、複数の色パッチが配置されていて、列毎に色相が等しく、下にある色パッチほど彩度が低く、上にある色パッチほど彩度が高いことが示されている。また、各色相に対して、色相番号A,B,C,Dを付与し、彩度が低い方から順に彩度番号「0」〜「5」を付与するものとする。図3は、図2に例示されたパッチ画像の色相Bに属する各色と、デジタルカメラで撮影された画像における当該色相Bに属する各色とをxy色度座標上にプロットした図である。同図に示されるそれぞれの点の番号は、図2に例示した色相番号及び彩度番号に対応している。図3では、図2に例示されるパッチ画像が広色域のディスプレイに表示されて、測色計で測定された結果の色度点が、丸印で示されている。これが正しい色の結果である。一方、デジタルカメラで撮影された画像における色の色度点が、四角印で示されている。正しい色の色度点の分布は、白色の色度点から最も彩度が高い色度点の間に直線状に分布している。デジタルカメラで撮影された画像における色は、BT.709の色域内に湾曲した形で圧縮されている。これは撮影によって歪んだ色の結果である。このような歪んだ色の色度点の値の集合が色データ群として色相毎に色テーブル12に記憶されている。尚、RGB形式の画素値からxy形式の色度点への変換には式1を用いる。ただし、R、G、Bの各画素値は「0」から「1」の値に正規化されているとする。また、R’、G’、B’、X、Y、Zは途中変数である。
Figure 0005232186
図1の説明に戻る。色相推定部13は、画素抽出部11が抽出した第1画素の色と、色テーブル12に記憶された全ての色相の色データ群との近さを示す第1類似度を色データ群毎に各々算出する。また、色相推定部13は、画素抽出部11が抽出した第2画素群に属する第2画素の色の集合(第2画素群の色集合という)と、色テーブル12に記憶された全ての色相の色データ群との近さを示す第2類似度を色データ群毎に各々算出する。そして、色相推定部13は、算出した第1類似度及び第2類似度の組み合わせに基づいて、第1画素の色相を推定する。
変換テーブル14は、画素の色を変換するためのルックアップテーブルを色相毎に記憶している。各ルックアップテーブルは、上述した撮影によって歪んだ色を正しい色に写像する変換を表しており、色相毎に1つのルックアップテーブルが各々変換テーブル14に記憶されている。図4は、図2に例示されたパッチ画像の色相A,Bに各々属する各色と、デジタルカメラで撮影された画像における当該色相Bに属する各色とをxy色度座標上にプロットした図である。同図に示されるように、例えば、色相A,Bのそれぞれについて、四角印で示される色(歪んだ色)が、彩度番号が同じである丸印で示される色(正しい色)に変換されるよう、歪んだ色の色度点と、正しい色の色度点とが対応付けられてルックアップテーブルには記憶されている。
図1の説明に戻る。変換テーブル取得部15は、色相推定部13が推定した色相に基づいて、変換テーブル14が記憶しているルックアップテーブルのうち1つを選択することにより、色の変換に用いるルックアップテーブルを取得する。色変換部16は、変換テーブル取得部15が取得したルックアップテーブルを用いて、第1画素の色を変換する。入力画像を構成する全ての画素について色が適宜変換された画素から構成される画像が、出力対象の画像(出力画像)となる。この出力画像が表示部に出力されて表示部に表示されると、入力画像に表れる被写体が出力画像において正しい色又は正しい色に近い色で表現されることになる。
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置10の行う画像処理の手順について図5を用いて説明する。画像処理装置10は、入力画像に含まれる画素から、画素抽出部11の機能により、色の変換を行う対象の第1画素と、入力画像において第1の画素の近傍に位置する第2画素の集合である第2画素群とを抽出する(ステップS1)。そして、画像処理装置10は、色相推定部13の機能により、第1画素の色と、色テーブル12に記憶された色データ群との第1類似度を算出する(ステップS2)。具体的には、ステップS2では、画像処理装置10は、色データ群に属する全ての色と、第1の画素の色とを各々比較し、これらの近さを第1類似度として算出する。これらが近いということは、第1画素の正しい色がその色データ群の色相に属する可能性が高いとみなすことができる。
ここで、ステップS2の詳細な処理の手順について図6を用いて説明する。色相推定部13は、色テーブル12に記憶された1つの色データ群に属する1つの色と第1画素の色との色差を算出する(ステップS21)。色差の算出には例えば式2を用いる。但し、ΔExyは色差であり、x1、y1は色データ群に属する色のxy色度点であり、x2、y2は第1画素の色のxy色度点である。
Figure 0005232186
次いで、色相推定部13は、S21で算出した色差が第1閾値の範囲内であるか否かを判断する(ステップS22)。色差が第1閾値の範囲内である場合(ステップS22:YES)、S23へ進み、色差が第1閾値の範囲外である場合(ステップS22:NO)、ステップS24へ進む。ステップS23では、色相推定部13は、当該色を含む色データ群と第1画素との第1類似度を「1」に書き換える。即ち、第1画素の正しい色がその色データ群の色相に属する可能性が高いとみなす。
ステップS24では、色相推定部13は、色データ群に属する全ての色について、色差の算出を行った否かを判断する。色データ群に属する色のうち、色差の算出を行っていない色がある場合(ステップS24:NO)、ステップS21に戻り、色相推定部13は、色データ群に属する色のうち色差の算出をまだ行っていない色を用いて、色差を算出する。一方、色データ群に属する全ての色について色差の算出を行った場合(ステップS24:YES)、ステップS2の処理は終了する。以上のようにして、色相推定部13は、色の変換を行う対象の第1画素の色と、色テーブル12に記憶された色データ群に属する全ての色とを各々比較して、第1画素の色と色データ群との近さを示す第1類似度を色データ群毎に各々算出する。
図5の説明に戻る。ステップS2の後、画像処理装置10は、第2画素群の色集合と、色テーブル12に記憶された色データ群との第2類似度を算出する(ステップS3)。ここでステップS3の詳細な処理の手順について図7を用いて説明する。色相推定部13は、色テーブル12に記憶された1つの色データ群に属する1つの色と、第2の画素群に属する1つの第2画素の色との色差を算出する(ステップS31)。色差の算出には例えば上述の式2を用いる。次いで、色相推定部13は、S31で算出した色差が第1閾値の範囲内であるか否かを判断する(ステップS32)。色差が第1閾値の範囲内である場合(ステップS32:YES)、S33へ進み、色差が第1閾値の範囲外である場合(ステップS32:NO)、ステップS34へ進む。ステップS33では、色相推定部13は、当該色を含む色データ群と、当該第2画素を含む第2画素群の色集合との第2類似度に「1」を加算する。
ステップS34では、色相推定部13は、色データ群に属する全ての色について、色差の算出を行ったか否かを判断する。色データ群に属する色のうち、色差の算出を行っていない色がある場合(ステップS34:NO)、ステップS31に戻り、色相推定部13は、色データ群に属する色のうち色差の算出をまだ行っていない色を用いて、色差を算出する。一方、色データ群に属する全ての色について色差の算出を行った場合(ステップS34:YES)、色相推定部13は、第2画素群に属する全ての第2画素について、色差の算出を行ったか否かを判断する(ステップS35)。第2画素群に属する第2画素のうち、色差の算出を行っていない第2画素がある場合(ステップS35:NO)、ステップS31に戻り、色相推定部13は、色差の算出をまだ行っていない第2画素の色を用いて、色差を算出する。第2画素群に属する全ての第2画素について色差の算出を行った場合(ステップS35:YES)、ステップS2の処理は終了する。以上のようにして、色相推定部13は、第2画素群に属する全ての第2画素の各色と、色テーブル12に記憶された色データ群に属する全ての各色とを各々比較して、第2画素群に属する第2画素の色の集合と色データ群との近さを示す第2類似度を色データ群毎に各々算出する。
図5の説明に戻る。ステップS3の後、画像処理装置10は、色テーブル12に記憶された全ての色相の色データ群を用いて、第1類似度及び第2類似度の算出を行ったか否かを判断する(ステップS4)。第1類似度及び第2類似度の算出を行っていない色データ群がある場合(ステップS4:NO)、ステップS2に戻り、画像処理装置10は、第1類似度及び第2類似度の算出に用いていない色データ群を用いて、第1類似度を算出する。一方、色テーブル12に記憶された全ての色相の色データ群を用いて第1類似度及び第2類似度の算出を行った場合(ステップS4:YES)、ステップS5に進む。ステップS5では、画像処理装置10は、ステップS2で算出した第1類似度及びステップS3で算出した第2類似度の組み合わせから、第1画素の色相を推定する。具体的には、画像処理装置10は、第1類似度が「1」である色データ群の中で、第2類似度が最も大きい色データ群の色相を第1画素の色相であると推定する。あるいは、画像処理装置10は、第1類似度及び第2類似度の積が最も大きくなる色データ群の色相を第1画素の色相であると推定するようにしても良い。
ここで、第1類似度及び第2類似度の意義について具体例を用いて説明する。例えば、第1の画素の色が、図4に例示される歪んだ色の色度点A5,B2(四角印)との中間にあった場合、ステップS2では、第1画素と色相A,Bとの各々第1類似度が「1」とされ、第1画素の正しい色が色相A,Bに属する可能性が高いとみなされる。しかし、歪んだ色の色度点A5(四角印)の正しい色の色度点A5(丸印)と、歪んだ色の色度点B2(四角印)の正しい色の色度点B2(丸印)とは大きく異なる。このため、第1画素の色をどちらの色に変換するべきかが不明確である。被写体の色が鮮やかである場合、このように正しい色の色相が異なるが、画像信号では同じ色として表されることがある。こういった問題を解決するには、第1の画素の色相を1つに特定する必要がある。入力画像において二色性反射モデルが成り立つならば、被写体について同じ表面素材の色は同じ色相となる。また、表面素材が同じであるならば、入力画像においてその表面素材の色を表す画素同士は近傍に存在することが多いと考えられる。そこで、本実施の形態においては、画像処理装置10は、入力画像において第1の画素の近傍に位置する複数の第2画素の色の集合と色データ群との第2類似度をステップS3で各々算出して、ステップS5では、これを用いて第1の画素の色相を1つに特定する。第1画素の色だけでは色相Aか色相Bなのか判断することは困難であるが、第2画素群に属する第2画素の色に色相Aに近いものが多ければ、第1画素は色相Aに属すると推定することができる。即ち、第1画素と第2画素群とは同じ表面素材の色を表すものとみなすことができる。
図5の説明に戻る。ステップS5の後、画像処理装置10は、変換テーブル取得部15の機能により、ステップS4で推定された色相に基づいて、変換テーブル14が記憶しているルックアップテーブルのうち1つを選択する(ステップS6)。その後、画像処理装置10は、色変換部16の機能により、ステップS6で選択されたルックアップテーブルを用いて、第1画素の色を変換する。画像処理装置10は、以上のような処理を、入力画像を構成する全ての画素に対して行う(ステップS7)。この結果、入力画像を構成する全ての画素について色が適宜変換され、当該画素から構成される画像(出力画像)が表示部に出力されて表示部に表示されると、入力画像に表れる被写体が出力画像において正しい色で再現されることになる。
従って、以上の構成によれば、入力画像に表れる被写体の色を正しく復元することができる。この結果、例えば、放送波が作られる過程によって失われた本来の被写体の色を正しく復元した画像を表示部に表示させることができる。また、ユーザの手間を取らせることなく、色の再現性を自動的に高めることができ、ユーザの利便性をより向上することができる。
[第2の実施の形態]
次に、画像処理装置及び画像処理方法の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態にかかる画像処理装置10のハードウェア構成及び機能的構成は第1の実施の形態と略同様である。本実施の形態において第1の実施の形態と異なる点は以下の点である。画素抽出部11は、入力画像において第1画素と連続していて且つ隣接する第1の画素乃至隣接する第2画素との色相の差分が小さい画素を第2画素として当該第2画素の集合を第2画素群として抽出する。尚、色相は式3を満たすθであるとする。ただし、x、yは画素の色のxy色度点であり、xw、ywは画像の白色点のxy色度点である。
Figure 0005232186
第2画素群に属する第2画素のうち、第1画素が表す表面素材と同じ表面素材を表す画素が多いほど色相推定部13が行う色相の推定が正確になり、この結果、出力される画像がより正しい色に復元され得る。画素抽出部11が抽出する第2画素群は、第1の実施の形態では、第1画素の近傍に位置する画素であるという条件に合致する画素の集合であるとしたが、本実施の形態においては、この条件を更に厳しくして、第1画素が表す表面素材と異なる表面素材を表す画素が第2画素としてより少なく抽出され得るようにする。例えば、同じ表面素材であるならば、空間的に繋がっていることが多いと考えられる。また、同じ表面素材であれば、色相が近いことが多い。このため、入力画像において第1画素と連続していて且つ隣接する第1画素乃至隣接する第2画素との色相の差分が小さい画素は、第1画素が表す表面素材と同じ表面素材を表す画素である可能性が高いと考えられるので、これを第2画素として取り扱う。
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置10の行う画像処理の手順について図8を用いて説明する。ステップS1〜S2は第1の実施の形態と同様である。尚、ステップS2では、画像処理装置10は、画素抽出部11の機能により、第1の実施の形態と同様の第2画像群を一旦抽出する。尚、このとき第1画素の近傍とは、第1の実施の形態における近傍よりも更に第1画素に近いようにしても良い。ステップS10では、画像処理装置10は、画素抽出部11の機能により、ステップS2で抽出した第2画素群に属する第2画素のうち、第1画素と連続していて且つ隣接する他の画素との色相の差分が小さい画素を第2画素として当該第2画素の集合を第2画素群として新たに抽出する。
ここで、ステップS10の詳細な処理の手順について図9を用いて説明する。第1画素を第2画素群に追加した画素群を第3画素群とする。画素抽出部11は、第3画素群に属する画素の色と、第3画素群に属する画素に隣接する隣接画素の色との色相の差分を算出する(ステップS41)。次いで、画素抽出部11は、ステップS41で算出した色相の差分が第2閾値以下であるか否かを判断する(ステップS42)。色相の差分が第2閾値以下である場合(ステップS42:YES)、ステップS43へ進み、色相の差分が第2閾値より大きい場合(ステップS42:NO)、ステップS44へ進む。ステップS43では、画素抽出部11は、ステップS41で色相の差分の算出に用いた隣接画素を第2画素として第2画素群に追加する。ステップS44は、画素抽出部11は、第3画素群に属する全ての画素について、色相の差分の算出を行ったか否かを判断する。第3画素群に属する全ての画素のうち、色相の差分の算出をまだ行っていない画素がある場合(ステップS44:NO)、ステップS41に戻り、画素抽出部11は、色相の差分の算出をまだ行っていない第2画素を用いて、色相の差分の算出を行う。一方、第3画素群に属する全ての画素について色相の差分の算出を行った場合(ステップS44:YES)、ステップS10の処理は終了する。図8の説明に戻る。ステップS3〜S7は第1の実施の形態と同様である。
以上の構成によれば、入力画像に表れる被写体の色を出力画像においてより正しい色に復元することができる。
上述した各実施の形態においては、ステップS2では、色相推定部13は、式4を用いて類似度を算出し、この値が現在の第1類似度よりも大きい場合は、この値に第1類似度を書き換えても良い。尚、Similarityは類似度であり、ΔExyは色差であり、σは定数である。類似度は色差が大きいほど小さい値となる。
Figure 0005232186
この場合のステップS2の詳細な処理の手順について図10を用いて説明する。ステップS21は第1の実施の形態と同様である。ステップS51では、色相推定部13は、ステップS21で算出した色差を用いて、式4により類似度を算出する(ステップS50)。次いで、色相推定部13は、ステップS51で算出した類似度と、現在の第1類似度とを比較して、前者が後者よりも高いか否かを判断する(ステップS51)。尚、第1類似度の初期値は例えば「0」である。ステップS51の判断結果が肯定的である場合(ステップS51:YES)、色相推定部13は、現在の第1類似度の値を、ステップS51で算出した類似度の値に置き換えて(ステップS52)、ステップS24に進む。ステップS51の判断結果が否定的である場合(ステップS51:NO)、ステップS52を経ずに、ステップS24に進む。ステップS24は第1の実施の形態と同様である。以上のような構成によれば、色テーブル12に記憶された1つの色データ群に属する各色と第1画素の色との各色差に応じて、式4により算出された類似度の値が高いものに第1類似度の値が徐々に置き換わるようになっていく。このような構成によれば、第1画素の色と各色データ群との近さをより精密に算出することができる。
同様に、ステップS33では、色相推定部13は、式4を用いて類似度を算出し、当該類似度の値を第2類似度に加算しても良い。このような構成によれば、第2画素群の色集合と各色データ群との近さをより精密に算出することができる。
上述の各実施の形態においては、変換テーブル取得部15は、色相推定部13が推定した色相に応じて、複数のルックアップテーブルを混合することによって新たにルックアップテーブルを生成してこれを、色の変換に用いるルックアップテーブルとして取得しても良い。この場合、例えば、色相推定部13は、第1類似度が「1」である色データ群の中で、第2類似度が最も大きい色データ群の色相を第1画素の色相であると推定するのではなく、第1類似度が「1」である色データ群の中で、第2類似度が第3閾値以上である色データ群の色相を第1画素の色相であると推定する。この結果、第1画素の色相が、図5に例示された色相Aと色相Bとの中間であると推定される処理結果が得られたとする。即ち、第1画素の色と色相Aの色データ群との第1類似度及び第1画素の色と色相Bの色データ群との第1類似度が「1」であり、第1画素の色とその他の色相の色データ群との第1類似度が「0」であり、第2画素群の色集合と色相Aの色データ群との第2類似度及び第2画素群の色集合と色相Bの色データ群との第2類似度が第3閾値以上であり、第2画素群の色集合とその他の色相の色データ群との第2類似度が全て第3閾値より小さいとする。この場合、第1画素の色相として、色相Aと色相Bとの2つが推定され、これらの中間であると推定され得る。このため、この場合に、変換テーブル取得部15は、色相Aのルックアップテーブルと色相Bのルックアップテーブルとを混合して新たなルックアップテーブルを生成してこれを、色の変換に用いるルックアップテーブルとして取得する。例えば、変換テーブル取得部15は、色相Aと色相Bとの各ルックアップテーブルに記憶された各々対応する値の平均を取った値をセットしたルックアップテーブルを新たに生成する。また、変換テーブル取得部15は、第1類似度が「1」である色データ群の色相のルックアップテーブルについて、各ルックアップテーブルに記憶された各値に、第2類似度が大きいほど大きくなるような重みを付与して、各ルックアップテーブルにおいて各々対応する値の重み付きの平均を取った値をセットしたルックアップテーブルを新たに生成するようにしても良い。例えば、第2画素群の色集合と色相Aの色データ群との第2類似度が「100」であり、第2画素群の色集合と色相Bの色データ群との第2類似度が「80」である場合、変換テーブル取得部15は、色相Aのルックアップテーブルに記憶された各値に重み「10」を付与し、色相Bのルックアップテーブルに記憶された各値に重み「8」を付与し、色相Aのルックアップテーブルと色相Bのルックアップテーブルとを「10:8」の割合で混合することにより、新たなルックアップテーブルを生成する。またこれ以外の方法により変換テーブル取得部15は、複数のルックアップテーブルを混合して新たなルックアップテーブルを生成しても良い。色変換部16は、このように生成されたルックアップテーブルが色の変換に用いるルックアップテーブルとして取得された場合、当該ルックアップテーブルを用いて第1画素の色を変換する。
以上のような構成によれば、色の変換に用いるルックアップテーブルの精度が高くなるため、第1画素の色をより正確に復元することができる。
上述した第2の実施の形態においては、画像処理装置10は、ステップS10の処理を、ステップS2の後ではなく、ステップS1の後に行うようにしても良い。また、画像処理装置10は、第2画素として追加する第3画素の数を制限するようにしても良い。即ち、画像処理装置10は、ステップS43の処理を行って、所定の個数の第3画素を第2画素として第2画素群に追加した場合、ステップS44の判断結果が否定的でであっても、ステップS41に戻らず、処理を終了するようにしても良い。
上述の各実施の形態においては、画素抽出部11は、入力画像を構成する全ての画素を第2画素として第2画素群を抽出しても良い。この場合、画像処理装置10は、1つの入力画像に対して、図2のステップS2の処理を一度行うと、この処理の結果をRAMなどに記憶させ、2回目以降のステップS2では、RAMに記憶させた処理の結果を出力する。これによってステップS2の処理量を削減することができる。
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した各実施の形態において、画像処理装置10で実行される各種プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また当該各種プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成しても良い。
10 画像処理装置
11 画素抽出部
12 色テーブル
13 色相推定部
14 変換テーブル
15 変換テーブル取得部
16 色変換部

Claims (8)

  1. 画素値が表す色の集合を、色の分類毎に記憶する第1記憶部と、
    色の変換を行うためのルックアップテーブルを前記分類毎に記憶する第2記憶部と、
    画像に含まれる画素から、色の変換を行う対象の第1画素と、少なくとも1つの第2画素とを抽出する抽出部と、
    前記第1画素の色と前記集合に属する色との色の近さを示す第1類似度を算出し、前記第2画素の色と前記集合に属する色との近さを示す第2類似度を算出する算出部と、
    前記第1類似度と前記第2類似度との組み合わせに基づいて、前記第1の画素の色の属する前記分類を推定する推定部と、
    推定された前記第1画素の属する前記分類と、前記第2記憶部に記憶された前記ルックアップテーブルとに基づいて、第1ルックアップテーブルを取得する取得部と、
    前記第1ルックアップテーブルを用いて、前記第1画素の色を変換する変換部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記推定部は、前記第1類似度及び第2の類似度の組み合わせに基づいて、前記集合の前記分類の中から、前記第1の画素の色の属する前記分類を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記算出部は、前記第1画素の色と、前記集合に属する色との色差を算出し、当該色差に応じて前記第1類似度を前記集合毎に算出し、前記第2画素の色と、前記集合に属する色との色差を算出し、当該色差に応じて前記第2類似度を前記集合毎に算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記取得部は、前記推定部が推定した前記分類に応じて、複数の前記ルックアップテーブルを混合して、色の変換に用いる新たなルックアップテーブルを生成することにより、当該新たなルックアップテーブルであり色の変換に用いる前記第1ルックアップテーブルを取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記抽出部は、前記画像内で、前記第1画素の近傍に位置する少なくとも1つの第2画素を抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記抽出部は、前記画像において前記第1画素と連続していて且つ隣接する前記第1画素乃至隣接する前記第2画素との色相の差分が閾値以下である少なくとも1つの第2画素を抽出する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記推定部は、前記第1類似度が所定の基準を超えている前記分類の中で、前記第2類似度が最も大きい分を、前記第1の画素の色の属する前記分布と推定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  8. 前記推定部は、第1類似度と第2類似度との積が最も大きくなる前記分類を前記第1の画素の色の属する前記分布と推定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
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