JP5231979B2 - 留置針の針抜け検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、留置針の針抜け検出装置に関し、特に留置針のカテーテルと内針を血管内に刺し入れる場合にカテーテルが血管内に入っていることを検出でき、その後カテーテルから内針を外してコネクタ部を接続して血管内へ薬液を輸液をする場合に、血管内からカテーテルが針抜けしていないかどうかを光学的に検出することができる留置針の針抜け検出装置に関するものである。
留置針のカテーテルは、先端(針先)を血管内に留置することにより、例えば人工透析における対外循環に使用したり、点滴により血管内に薬液を輸液する等の処置に使用される。留置針の構造例は特許文献1に記載されており、留置針の先端(針先)が血管内に挿入され、薬液バッグから薬液が留置針内を通って血管内に投与されるようになっている。
特開2003−720号公報
しかし、操作者が留置針のカテーテルを血管内に穿刺しようとする際に、カテーテルが血管内に確実に入っているかが皮膚表面からは視覚で判別にくい。しかも、操作者がカテーテルから内針を抜去した後に薬液を投与するためのコネクタ部をカテーテルに接続して、薬液バッグからコネクタ部とカテーテルを介して患者の血管内に薬液を輸液中に、カテーテルの先端が血管から抜けてしまう、いわゆる留置針のカテーテルの針抜け状態が発生するおそれがある。
このため、留置針のカテーテルを血管内に刺入する際にカテーテルが血管内に入っていることを容易に確実に検出でき、しかも薬液の輸液中にも留置針のカテーテルが針抜け状態になっているかどうかを容易に確実に検出できることが望まれている。そこで、上記課題を解消するために、本発明は、留置針のカテーテルを血管内に刺入する際にカテーテルが血管内に入っていることを光学的に容易に確実に検出でき、留置針を用いて患者の血管内に液を投与中に、留置針の先端が血管から抜けてしまういわゆる留置針の針抜け状態が発生しているかどうかを光学的に検出して容易に確実に知ることができる留置針の針抜け検出装置を提供することを目的とする。
本発明の留置針の針抜け検出装置は、留置針が血管から抜けているかどうかを検出する留置針の針抜け検出装置であって、先端を血管内に留置するためのカテーテルと、前記カテーテル内に着脱可能に挿入される内針を有する内針ハブと、前記内針ハブに対して着脱可能であり、光を発生して前記内針ハブと前記カテーテルに通して前記カテーテルの先端から前記血管内に照射する発光部と、前記血管内に留置される前記カテーテルを通じて薬液を輸液するために前記カテーテルに装着されるコネクタ部であって、前記コネクタ部の一端部が前記カテーテルに接続され、前記コネクタ部の他端部には前記内針ハブから外した前記発光部が着脱可能に装着される前記コネクタ部と、前記発光部からの前記光を持続発光および/またはパルス発光させる発光駆動部と、前記カテーテルを前記血管内に刺し入れる場合と、前記カテーテルを通じて薬液を輸液する場合に、前記カテーテルの先端から照射される前記発光部からの前記光を受光する受光部と、前記受光部が前記光を受光すると前記受光部から受光信号を受け、前記受光信号と予め定めた受光信号のしきい値とを比較して、前記カテーテルが前記血管から抜けているか否かを判断する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の留置針の針抜け検出装置は、好ましくは前記制御部に電気的に接続されて、前記留置針の前記先端が前記血管から抜けている場合には報知する報知部を有することを特徴とする。本発明の留置針の針抜け検出装置は、好ましくは前記制御部に電気的に接続されて、前記留置針の前記先端が前記血管から抜けている場合には、通知対象に対して通信する通信部を有することを特徴とする。
本発明の留置針の針抜け検出装置は、好ましくは前記発光部からの前記光は、血液内の特定物質に吸収ピークを有する特定波長を有することを特徴とする。本発明の留置針の針抜け検出装置は、好ましくは前記発光部は、前記血管が静脈である場合に、還元ヘモグロビンの光学的吸収ピークを有する前記特定波長である660nm付近の光を発生させることを特徴とする。本発明の留置針の針抜け検出装置は、好ましくは前記発光駆動部には、前記発光部の発光パルス間隔の変更可能、および/または前記持続発光と前記パルス発光とを選択的に変更可能にするモード選択手段を備えることを特徴とする。本発明の留置針の針抜け検出装置は、好ましくは前記コネクタ部は、前記一端部と前記他端部の他に、前記薬液を収容する薬液バッグを着脱可能に接続する分岐部を有することを特徴とする。本発明の留置針の針抜け検出装置は、好ましくは前記カテーテルを前記血管内に刺し入れる場合には、前記発光部は持続発光させ、前記カテーテルを通じて薬液を輸液する場合には、前記発光部はパルス発光させることを特徴とする。
本発明の留置針の針抜け検出装置は、留置針が血管から抜けているかどうかを検出する留置針の針抜け検出装置であって、先端を血管内に留置するためのカテーテルと、前記カテーテル内に着脱可能に挿入される内針を有する内針ハブと、前記内針ハブに対して着脱可能であり、光を発生して前記内針ハブと前記カテーテルに通して前記カテーテルの先端から前記血管内に照射する発光部と、前記血管内に留置される前記カテーテルを通じて薬液を輸液するために前記カテーテルに装着されるコネクタ部であって、前記コネクタ部の一端部が前記カテーテルに接続され、前記コネクタ部の他端部には前記内針ハブから外した前記発光部が着脱可能に装着される前記コネクタ部と、前記発光部からの前記光を持続発光および/またはパルス発光させる発光駆動部と、を備えることを特徴とする。
本発明の留置針の針抜け検出装置によれば、留置針のカテーテルを血管内に刺入する際にカテーテルが血管内に入っていることを光学的に容易に確実に検出でき、留置針を用いて患者の血管内に液を投与中に、留置針の先端が血管から抜けてしまういわゆる留置針の針抜け状態が発生しているかどうかを光学的に検出して容易に確実に知ることができる。
以下に、本発明の留置針の針抜け検出装置の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。図1は、本発明の留置針の針抜け検出装置の好ましい実施形態の1つを示す構成図である。図1では、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが血管100内に留置されており、留置針組立体2が薬液バッグ200内の薬液Wを、カテーテル12を通じて血管100内に輸液している状態を示している。
図1に示すように、留置針の針抜け検出装置1は、発光部3を備える留置針組立体2と、発光駆動部4と、制御部5と、モード選択スイッチ(モード選択手段)6と、受光部88と、出力部90と、報知部91と、そして通信部92を備えている。報知部91は、例えば音で操作者等に報知するブザーであり、通信部92は通知対象である例えば離れた位置にあるナースステーション93に対して無線で知らせるようになっている。
図1に示す留置針組立体2は、例えば図1に示す薬液バッグ200から血管100内へ薬液Wを輸液するのに用いられる。図1に示すように、留置針組立体2が薬液バッグ200内の薬液Wを、カテーテル12を通じて血管100内に輸液する場合には、留置針組立体2は、コネクタ部11と、外筒としてのカテーテル12と、発光部3を有している。コネクタ部11は、ほぼ円筒状の部材であり、例えばプラスチックにより作られている。コネクタ部11の中間部分には、分岐部10がカテーテル12の軸方向CLに対して直交する方向に突出して設けられている。
コネクタ部11の先端部(コネクタ部の一端部に相当する)10Bには、細い中空状のカテーテル12の後端部側のカテーテルハブ12Cが着脱可能に接続されている。該カテーテル12は例えばプラスチック(熱可塑性樹脂)により作られておりカテーテル12は先端(針先)12Bを有している。図1に示すように、薬液バッグ200は点滴用のチューブ201に接続されており、チューブ201の先端部品205にはロックコネクタ部品202が取り付けられている。
これにより、操作者(医師,看護師等の医療従事者)がロックコネクタ部品202を回して、ロックコネクタ部品202を分岐部10に接続することで、チューブ201の先端部品205が分岐部10のフィルタを突き破りながらチューブ201とコネクタ部11とカテーテル12の内部を接続することができる。従って、薬液パック200内の薬液Wは、チューブ201と分岐部10を通じてカテーテル12内に供給され、カテーテル12の先端12Bから血管100内に輸液することができる。
次に、図1を参照して、発光部3について説明する。図1に示す発光部3は、コネクタ部11の取り付け端部(コネクタ部の他端部に相当する)20側に対して着脱可能に装着されている。発光部3は、円筒状の把持部30と、円筒状の差し込み部31と、発光素子32を有している。円筒状の把持部30と円筒状の差し込み部31は例えばプラスチックにより一体に形成されており、発光素子32は、把持部30の内部空間に配置されている。発光素子32が発生する光Lは、差し込み部31の穴を通して軸方向CLに沿ってコネクタ部11とカテーテル12の内部を通して、カテーテル12の先端12Bから照射することができる。発光部3の発光素子32が発生する光Lの光軸は、カテーテル12とコネクタ部11の軸方向CLに一致されている。
発光素子32としては、例えば発光ダイオード(LED)やレーザダイオード(LD)を用いることができる。発光素子32は、例えば図1に示す血管100が静脈である場合には、例えば、還元ヘモグロビン等の血液の特定要素に吸収ピークを有する波長(660nm付近)の光を発生する。図1に示すように、発光素子32は、発光駆動部4に対して電気的に接続され、図1に示すように発光駆動部4は、制御部5と、モード選択スイッチ(モード選択手段)6に対して電気的に接続されている。
図1に示すモード選択スイッチ6は、例えば、留置手技中モードと、点滴中モード(輸液中モード)の2モードを選択可能にするためのスイッチである。操作者がモード選択スイッチ6により留置手技中モードを選択すると、制御部5からの指示により発光駆動部4から発光部3の発光素子32へ駆動信号Rが供給され、発光素子32は持続発光(連続発光)する光Lを発生する。また、操作者がモード選択スイッチ6により点滴中モードを選択すると、制御部5からの指示により発光駆動部4から発光部3の発光素子32へ駆動信号R1が供給され、発光素子32はパルス発光(断続発光)する光LMを発生するようになっている。
次に、図1に示す制御部5と出力部90と報知部91と通信部92について説明する。 図1に示すように、図1に示す制御部5は、受光部88が光L(もしくは光LM)を受光すると、受光部88から受光信号Dを受け、受光信号Dと予め定めた受光信号Dのしきい値SHとを比較して、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが、血管100内に留置されているか血管100から抜けているかを判断する機能を有する。
制御部5が、受光信号Dと予め定めた受光信号Dのしきい値SHとを比較して、受光信号Dの値が予め定めた受光信号Dのしきい値SHの値に比べて同じかあるいは小さい場合には、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが、血管100内に留置されていると判断する。また、制御部5が、受光信号Dと予め定めた受光信号Dのしきい値SHとを比較して、受光信号Dの値が予め定めた受光信号Dのしきい値SHの値に比べて大きい場合には、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが、血管100内から外れていると判断する。
図1に示す出力部90は、制御部5に電気的に接続されている。報知部91と通信部92は、出力部90に電気的に接続されている。制御部5が受光部88から受光信号Dを受け、受光信号Dと予め定めた受光信号Dのしきい値SHとを比較した結果、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが血管100から外れている場合には、制御部5は出力部90に信号Tを与え、出力部90は信号Tに基づいて報知部91と通信部92を作動させることができる。従って、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが血管100から外れている場合には、報知部91が音で操作者等に報知し、通信部92は通知対象である例えば離れた位置にあるナースステーション93に対して無線で知らせることができる。なお、報知部91は、音でなく、光や振動で知らせるようにしてもよいし、音とこれらを適宜組み合わせた報知手段としてもよい。
また、図1のカテーテル12の内面とコネクタ部11の内面には、好ましくは光案内部としての光反射部材が塗布または蒸着により形成されている。この光反射部材は、発光素子32が発生する光を、コネクタ部11とカテーテル12の外部に漏れないように、カテーテル12の先端12Bに案内するために形成されている。これにより、光反射部材は、発光素子32が発生する光を効率よく反射してカテーテル12の先端(針先)12Bへ導くことができる。
図1は、点滴中モード(輸液モード)を行うための装置構成を示しているのに対して、図2は、図1に示す留置針組立体2が薬液パック200内の薬液Wを血管100内に輸液する以前の当初の留置針刺し入れ状態、すなわち留置手技中モードを示している。図2では、カテーテル12と内針ハブ40が組み合わされており、カテーテル12は血管100内に刺し入れられている。図3は、図2に示すカテーテル12と内針ハブ40の断面構造例を示している。
図2と図3に示すように、カテーテル12の先端部12Bは尖っており、カテーテル12の後端部にはカテーテルハブ12Cが固定されている。内針ハブ40は、例えばプラスチック製の円筒状の部材であり、内針ハブ40の先端部41は、先細りに形成されている。内針ハブ40の取り付け端部42には、発光部3が着脱自在に取り付け可能である。すなわち、発光部3の円筒状の差し込み部31が、取り付け端部42に対して着脱自在に接続して固定されている。
図2と図3に示す取り付け端部42の内部には、止血弁43が配置されている。金属製の内針14は、中空状の断面円形部材であり、内針先端14Bは、血管100内に刺し入れし易いように斜めに形成されている。内針14の中間部分14Dは、内針ハブ40の先端部41に通すことで固定され、内針内端14Cは、止血弁43を通ることで固定されている。内針内端14Cは発光素子32に対面している。これにより、図2に示す薬液Wを血管100内に輸液する以前の当初の留置針刺し入れ状態(留置手技中モード)では、発光素子32が発光する光Lは、内針内端14Cから入って、内針14内を通って内針先端14Bから血管100内に照射できるようになっている。
次に、上述した留置針の針抜け検出装置1の使用例を説明する。図2に示すように、薬液Wを血管100内に輸液する以前の当初の留置針刺し入れ状態(留置手技中モード)では、内針14は、軸方向CLに沿ってカテーテル12の内部に配置されているが、内針先端14Bはカテーテル12の先端12Bから突出している。内針ハブ40の取り付け端部42には、発光部3が着脱自在に取り付けられている。
図2に示すように、この留置手技中モードにおいて、操作者が、カテーテルの先端12Bを患者の皮膚表面120と皮膚表面120の内部の血管100内に刺し入れる際には、操作者が図1に示すモード選択スイッチ6により留置手技中モードを選択する。発光部3の発光素子32の光Lは、破線で示す内針14の内部を通過して内針先端14Bから血管100内を照射する。操作者がこの留置手技中モードを選択すると、制御部5からの指示により発光駆動部4から発光部3の発光素子32への駆動信号Rが供給され、発光素子32は持続発光(連続発光)する光Lを発生する。この発光素子32の光Lは、内針14内を通って内針先端14Bから血管100内に照射される。
このような留置手技中モードにおいて、カテーテル12の先端12Bが血管100内に無い場合、すなわち血管100から外れてしまっている場合には、カテーテル12の先端12Bから放射する光Lは、患者の組織の周辺部位および組織に散乱して散乱光となる。従って、操作者は、カテーテル12の先端12Bの周囲において660nmの波長の赤色の散乱光を目視により確認することができる。すなわち、カテーテル12の先端12Bが血管100の外にある場合には、発光部3の発光素子32が発生した光Lは、カテーテル12の先端12Bから照射されるが、血管100内に比べて組織の周辺部位および組織には還元ヘモグロビンが少ないために、散乱光が赤く光る。
これに対して、図2に示すようにカテーテル12の先端12Bが血管100内にある場合、すなわち血管100内に完全に挿入されている場合には、カテーテル12の先端12Bから放射する光Lは血管100中の赤血球(ヘモグロビン)により660nmの波長の赤色の光が吸収されて、散乱光となる。このため、上述したカテーテル12の先端12Bが血管100外にある場合の散乱光の強度に比べて、カテーテル12の先端12Bが血管100内にある場合の散乱光の強度が低下する。これにより、操作者は、カテーテル12の先端12Bの周囲において660nmの波長の赤色の散乱光を、目視により確認することで、カテーテル12の先端12Bが血管100内に留置されているか留置されていないかを視覚的に確認することができる。
また、このような留置手技中モードにおいて、操作者は必要に応じて、図2に示すように受光部88を皮膚表面120に配置して、受光部88によりカテーテル12の先端12Bから放射する光Lを受光させることができる。これにより、受光部88が光Lを受光すると、図1に示す制御部5は受光部88から受光信号Dを受け、受光信号Dと予め定めた受光信号のしきい値とを比較して、受光信号Dが予め定めた受光信号のしきい値よりも大きい場合にはカテーテル12の先端12Bが血管100から抜けていると判断して、出力部90は例えば報知部91のブザーで操作者に報知することができる。
上述した要領で留置手技中モードにおいて、カテーテル12の先端12Bを血管100内に刺し入れ作業が完了すると、図3に示す点滴中モード(輸液中モード)に移る。図3に示す点滴中モード(輸液中モード)では、内針ハブ40の内針14は、カテーテル12内から内針抜去方向Tに沿って抜いて、カテーテル12の先端12Bのみを血管100内に留置させた状態を維持する。
図4は、カテーテル12から抜き去った後の内針ハブ40を示している。図4に示すように、発光部3は内針ハブ40の取り付け端部42から発光部抜去方向Sに沿って取り外され、発光部3と内針ハブ40から分離される。図5は、カテーテル12が血管100内に留置された状態で、発光部3をコネクタ部11の取り付け端部20側に対して、発光部装着方向Kに沿って着脱可能に装着される様子を示している。図6は、発光部3がコネクタ部11に取り付けられ、かつコネクタ部11の一端部10Bがカテーテル12のカテーテルハブ12Cに装着された状態を示している。
図6に示すように、カテーテル12が血管100内に留置された状態で、コネクタ部11の先端部10Bには、細い中空状のカテーテル12のカテーテルハブ12Cが接続して固定されている。発光部3は、コネクタ部11の取り付け端部20側に対して装着方向Vに沿って着脱可能に装着される。これにより、図7に示すように、カテーテル12が血管100内に留置された状態で、発光部3とコネクタ部11とカテーテル12と発光部3が組み立てられた状態になる。発光素子32の光Lは、コネクタ部11とカテーテル12の中を通ってカテーテル先端12Bから血管100内を照射することができる。
次に、図7は、チューブの先端部品がコネクタ部に接続して、チューブ201とコネクタ部11とカテーテル12の内部を接続した状態を示す。図7に示すように、ロックコネクタ部品202はメネジ203を有し、分岐部10はオネジ204を有している。操作者がロックコネクタ部品202を回して、ロックコネクタ部品202を分岐部10に対してねじ込むことで、チューブ201の先端部品が分岐部10のフィルタを突き破りながらチューブ201とコネクタ部11とカテーテル12の内部を接続する。これにより、図1に示すように、薬液パック200内の薬液Wは、チューブ201と分岐部10を通じてコネクタ部11内に供給され、そしてカテーテル12を通してカテーテル12の先端12Bから血管100内に輸液することができる。
このような点滴中モード(輸液中モード)の場合には、操作者が図1に示すモード選択スイッチ6により点滴中モードを選択すると、制御部5からの指示により発光駆動部4から発光部3の発光素子32への駆動信号R1が供給され、発光素子32はパルス発光(断続発光)する光LMを発生するようになっている。
カテーテル12の先端12Bが血管100内に無い場合、すなわち血管100から外れてしまっている場合には、カテーテル12の先端12Bから放射する光LMは患者の組織の周辺部位および組織に散乱して散乱光となる。この散乱光は、図1に示す受光部88で受光される。カテーテル12の先端12Bが血管100の外にある場合には、発光部3の発光素子32が発生した光Lは、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bから照射されるが、血管100内に比べて組織の周辺部位および組織には還元ヘモグロビンが少ないために、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bから散乱光が赤く光る。図1に示す受光部88は、カテーテル12の先端12Bの周囲において660nmの波長の赤色の散乱光を受光する。
そこで、制御部5は、判断手段を含み、受光部88から受光信号Dを受け、制御部5が、受光信号Dと予め定めた受光信号Dのしきい値SHとを比較して、受光信号Dの値が予め定めた受光信号Dのしきい値SHの値に比べて大きい場合には、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが、血管100から外れていると判断する。このように、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bは血管100から外れていると、制御部5が判断すると、報知部91が音で報知し、通信部92は通知対象である例えば離れた位置にあるナースステーション93に対して無線で知らせることができる。これにより、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが血管100から外れている状態は、確実に検出して報知することができる。
これに対して、カテーテル12の先端12Bが血管100内にある場合、すなわち血管100内に挿入されている場合には、カテーテル12の先端12Bから放射する光LMは血管100中の赤血球(ヘモグロビン)により660nmの波長の赤色の光が吸収されて、散乱光となる。このため、カテーテル12の先端12Bが血管100外にある場合の散乱光の強度に比べて、図5(B)に示すようにカテーテル12の先端12Bが血管100内にある場合の散乱光の強度が低下する。
そこで、制御部5が、受光信号Dと予め定めた受光信号Dのしきい値SHとを比較して、受光信号Dの値が予め定めた受光信号Dのしきい値SHの値に比べて同じかあるいは小さい場合には、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが、血管100内に留置されていると判断する。この場合には、報知部91が報知せず、通信部92は通知対象である例えば離れた位置にあるナースステーション93に対して無線で知らせない。
図8(A)は点滴中モード(輸液中モード)の場合における発光部3の光Lのパルス波形H1を示し、図8(B)は図1に示す受光部88で受光した受光側のパルス波形H2を示している。図8に示すように、区間T1では、パルス波形H1の高さに比べてパルス波形H2の高さが低いので、カテーテル12の先端12Bが血管100内に刺し入れられている。しかし、区間T2では、パルス波形H1の高さとパルス波形H2の高さが同じであるので、カテーテル12の先端12Bが血管100内から外れた状態を示している。
本発明の実施形態では、操作者が、留置手技中モードの場合に、患者の血管にカテーテルの先端と内針先端を刺し入れる際に、発光部は持続発光してカテーテルの先端と内針先端が刺し入れた状態を検知することで、操作者はカテーテルの先端が血管内に留置されているかを素早く判断でき、カテーテルの先端を安全に血管内に留置できる。
しかも、点滴中モード(輸液中モード)の場合では、発光部がパルス発光(断続発光)することで、カテーテルの先端が血管内にあるかどうかを常時モニタリングできる。発光部がパルス発光することで、赤外光に近い波長の光が体内に影響することを防ぐことができ、カテーテルの先端が血管から外れた時には、周囲に報知することで、安全に輸液処置を行うことができる。
すでに説明したように、医療現場では、血管内には留置針が確実に入っているかどうかが分かりにくい。留置針を血管内に留置している場合には、患者が体を動かすことによって留置針のカテーテルの先端が血管内から外れてしまうおそれがある。そこで、本発明の実施形態では、すでに説明したように留置針の内針に対して、血管内のヘモグロビンを吸収する波長を有する発光ダイオードのような発光素子(波長660nm程度)を搭載して、発光素子から光を発光させる。これにより、操作者は留置針のカテーテルの先端を血管内に刺し入れたことを視覚的に捉えることができる。また、皮膚表面に受光部を配置することで、発光部と受光部の光強度を測定して、留置針のカテーテルの先端が血管内に入っているかどうかを検知する。
さらに、カテーテルから内針を抜去して、輸液のためのラインを繋げて輸液を開始する際には、コネクタの取り付け端部に対して発光部を装着して、このコネクタの別の端部をカテーテルハブに装着することで、発光部の光はコネクタとカテーテルを通って血管内に照射して、受光部によりモニタリング受光できる。これにより、輸液時でも、血管内に留置しているカテーテルの先端が血管内から外れているかどうかを、連続してモニタリングすることができる。皮膚表面の受光部における受光結果に基づいて、制御部がブザーによる警告音やスピーカによるナースコールを発生させることで、医療従事者が患者の傍らにいない場合でも留置針が血管から外れたことを確実に報知できる。
本発明の留置針の針抜け検出装置は、留置針が血管から抜けているかどうかを検出する留置針の針抜け検出装置であって、先端を血管内に留置するためのカテーテルと、カテーテル内に着脱可能に挿入される内針を有する内針ハブと、内針ハブに対して着脱可能であり、光を発生して内針ハブとカテーテルに通してカテーテルの先端から血管内に照射する発光部と、血管内に留置されたカテーテルから内針を抜去した後に、カテーテルを通じて薬液を輸液するためにカテーテルに装着されるコネクタ部であって、コネクタ部の一端部がカテーテルに接続され、コネクタ部の他端部には内針ハブから外した発光部が着脱可能に装着されるコネクタ部と、発光部からの光を持続発光および/またはパルス発光させる発光駆動部と、カテーテルを血管内に刺し入れる場合と、カテーテルを通じて薬液を輸液する場合に、カテーテルの先端から照射される発光部からの光を受光する受光部と、薬液を輸液する際に、受光部が光を受光すると受光部から受光信号を受け、受光信号と予め定めた受光信号のしきい値とを比較して、カテーテルが血管から抜けているか否かを判断する制御部と、を備える。これにより、留置針のカテーテルを血管内に刺入する際にカテーテルが血管内に入っていることを光学的に検出して容易に確実に検出でき、留置針を用いて患者の血管内に液を投与中に、留置針の先端が血管から抜けてしまういわゆる留置針の針抜け状態が発生しているかどうかを、光学的に検出して容易に確実に知ることができる。
本発明の留置針の針抜け検出装置では、本発明の留置針の針抜け検出装置は、好ましくは制御部に電気的に接続されて、留置針の先端が血管から抜けている場合には報知する報知部を有することを特徴とする。これにより、操作者に対して留置針の先端が血管から抜けていることを確実に知らせることができる。本発明の留置針の針抜け検出装置では、好ましくは制御部に電気的に接続されて、留置針の先端が血管から抜けている場合には、通知対象に対して通信する通信部を有することを特徴とする。これにより、操作者に対して留置針の先端が血管から抜けていることを通知対象に対して確実に知らせることができる。
本発明の留置針の針抜け検出装置では、好ましくは発光部からの光は、血液内の特定物質に吸収ピークを有する特定波長を有することを特徴とする。これにより、これにより、留置針の先端が血管内に留置されていると発光部からの光が血液内の特定物質により吸収され、留置針の先端から放射される散乱光の強度が、留置針の先端が血管から外れている場合に留置針の先端から放射される散乱光の強度に比べて小さくなるので、留置針の先端が血管内に留置されているか血管から外れているかを光学的に検出して容易に確実に知ることができる。
本発明の留置針の針抜け検出装置では、好ましくは発光部は、血管が静脈である場合に、還元ヘモグロビンの光学的吸収ピークを有する特定波長である660nm付近の光を発生させることを特徴とする。これにより、留置針の先端が血管内に留置されていると発光部からの光が血液内の還元ヘモグロビンにより吸収され、留置針の先端から放射される散乱光の強度が、留置針の先端が血管から外れている場合に留置針の先端から放射される散乱光の強度に比べて小さくなるので、留置針の先端が血管内に留置されているか血管から外れているかを光学的に検出して容易に確実に知ることができる。
本発明の留置針の針抜け検出装置では、好ましくは発光駆動部には、発光部の発光パルス間隔の変更可能、および/または持続発光とパルス発光とを選択的に変更可能にするモード選択手段を備えることを特徴とする。これにより、留置針の先端を血管内に留置する留置手技作業の場合には、常に留置針のカテーテルの先端からの発光状態を監視した方が、カテーテルの先端が血管内から針抜けした状態であるかあるいは針抜けはしていない状態(針抜け状態の有無)であるかを、操作者が目視で確認し易い。また、いったん先端が血管内に留置された場合には、カテーテルの先端が血管内から針抜けした状態であるかあるいは針抜けはしていない状態であるかを確認する場合には、発光部からの光信号がパルス的(断続的)に発光している方が、操作者が目視で針抜け状態の確認をし易い。また、省電力にもなり、血液の凝固を懸念することが低減される。
なお、モード選択手段が、発光部の発光パルス間隔の変更可能、および/または持続発光とパルス発光とを選択的に変更可能にするとは、発光部の発光パルス間隔の変更可能であること、持続発光とパルス発光とを選択的に変更可能であること、あるいは発光部の発光パルス間隔の変更可能であることと持続発光とパルス発光とを選択的に変更可能であることの両方を含む意味である。
本発明の留置針の針抜け検出装置では、好ましくはコネクタ部は、一端部と他端部の他に、薬液を収容する薬液バッグを着脱可能に接続する分岐部を有することを特徴とする。これにより、コネクタ部は薬液をカテーテル側に確実に供給できる。本発明の留置針の針抜け検出装置では、好ましくはカテーテルを血管内に刺し入れる場合には、発光部は持続発光させ、カテーテルを通じて薬液を輸液する場合には、発光部はパルス発光させることを特徴とする。これにより、カテーテルを血管内に刺し入れる場合であっても、カテーテルを通じて薬液を輸液する場合であっても、カテーテルの先端が血管内に留置されているかどうかを光学的に容易に確認することができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
他の実施形態としては、図1の構成の装置をより簡素化するものが考えられる。
具体的には、図1において、受光部88,出力部90,報知部91,通信部92を備えず、制御部5は、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが血管100から外れていると判断する判断手段を含まない構成とすることができる。
この場合は、留置針組立体2のカテーテル12の先端12Bが、血管100から外れていることを装置自体が判断するのではなく、手術者が目視により判断できる手段を提供する装置である。
このような構成とするために、必須とされる構成としては、留置針が血管から抜けているかどうかを検出する留置針の針抜け検出装置であって、先端を血管内に留置するためのカテーテルと、カテーテル内に着脱可能に挿入される内針を有する内針ハブと、内針ハブに対して着脱可能であり、光を発生して内針ハブとカテーテルに通してカテーテルの先端から血管内に照射する発光部と、血管内に留置される前記カテーテルを通じて薬液を輸液するためにカテーテルに装着されるコネクタ部であって、コネクタ部の一端部が前記カテーテルに接続され、コネクタ部の他端部には内針ハブから外した発光部が着脱可能に装着されるコネクタ部と、発光部からの光を持続発光および/またはパルス発光させる発光駆動部とである。
以上の構成により、全体を簡単な装置構成とすることができ、カテーテルを血管内に刺し入れる場合であっても、カテーテルを通じて薬液を輸液する場合であっても、光の漏れ具合により、カテーテルの先端が血管内に留置されているかどうかを操作者が容易に視認することができる。
ところで、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形例を採用することができる。本発明の実施形態の留置針の針抜け検出装置は、薬液を患者の血管内に点滴を行う例を示しているが、この他に例えば人工透析等の他の医療にも用いることができる。図1に示す報知部91は、例えば音で操作者等に報知するブザーに限らず、音で報知するスピーカ、光で報知するためのランプであっても良い。
本発明の留置針の針抜け検出装置の好ましい実施形態を示し、留置針が薬液パック内の薬液を血管内に投与している状態を示す図である。 図1に示す留置針が薬液パック内の薬液を血管内に輸液する以前の留置針刺し入れ状態を示す図である。 図2に示すカテーテルと内針ハブの断面構造例を示す図である。 カテーテルから抜き去った後の内針ハブを示す図である。 発光部をコネクタ部の取り付け端部側に対して、発光部装着方向Kに沿って着脱可能に装着される様子を示す図である。 発光部がコネクタ部に取り付けられ、かつコネクタ部がカテーテルに装着された状態を示す図である。 チューブの先端部品がコネクタ部に接続して、チューブとコネクタ部とカテーテルの内部を接続した状態を示す図である。 図8(A)は発光部の光Lのパルス波形H1を示し、図8(B)は図1に示す受光部で受光した受光側のパルス波形H2を示す図である。
符号の説明
1 留置針の針抜け検出装置
2 留置針
3 発光部
4 発光駆動部
5 制御部
6 モード選択スイッチ(モード選択手段)
11 コネクタ部
12 カテーテル
12B カテーテルの先端(針先)
12C カテーテルハブ
14 内針
20 カテーテルハブの取り付け端部
40 内針ハブ
32 発光素子
88 受光部
90 出力部
91 報知部
92 通信部
93 通知対象
100 血管
200 薬液バッグ
201 チューブ
W 薬液
CL 軸方向

Claims (9)

  1. 留置針が血管から抜けているかどうかを検出する留置針の針抜け検出装置であって、
    先端を血管内に留置するためのカテーテルと、
    前記カテーテル内に着脱可能に挿入される内針を有する内針ハブと、
    前記内針ハブに対して着脱可能であり、光を発生して前記内針ハブと前記カテーテルに通して前記カテーテルの先端から前記血管内に照射する発光部と、
    前記血管内に留置される前記カテーテルを通じて薬液を輸液するために前記カテーテルに装着されるコネクタ部であって、前記コネクタ部の一端部が前記カテーテルに接続され、前記コネクタ部の他端部には前記内針ハブから外した前記発光部が着脱可能に装着される前記コネクタ部と、
    前記発光部からの前記光を持続発光および/またはパルス発光させる発光駆動部と、
    前記カテーテルを前記血管内に刺し入れる場合と、前記カテーテルを通じて薬液を輸液する場合に、前記カテーテルの先端から照射される前記発光部からの前記光を受光する受光部と、
    前記受光部が前記光を受光すると前記受光部から受光信号を受け、前記受光信号と予め定めた受光信号のしきい値とを比較して、前記カテーテルが前記血管から抜けているか否かを判断する制御部と、
    を備えることを特徴とする留置針の針抜け検出装置。
  2. 前記制御部に電気的に接続されて、前記カテーテルの前記先端が前記血管から抜けている場合には報知する報知部を有することを特徴とする請求項1に記載の留置針の針抜け検出装置。
  3. 前記制御部に電気的に接続されて、前記カテーテルの前記先端が前記血管から抜けている場合には、通知対象に対して通信する通信部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の留置針の針抜け検出装置。
  4. 前記発光部からの前記光は、血液内の特定物質に吸収ピークを有する特定波長を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の留置針の針抜け検出装置。
  5. 前記発光部は、前記血管が静脈である場合に、還元ヘモグロビンの光学的吸収ピークを有する前記特定波長である660nm付近の光を発生させることを特徴とする請求項4に記載の留置針の針抜け検出装置。
  6. 前記発光駆動部には、前記発光部の発光パルス間隔の変更可能、および/または前記持続発光と前記パルス発光とを選択的に変更可能にするモード選択手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載の留置針の針抜け検出装置。
  7. 前記コネクタ部は、前記一端部と前記他端部の他に、前記薬液を収容する薬液パックを着脱可能に接続する分岐部を有することを特徴とする請求項6に記載の留置針の針抜け検出装置。
  8. 前記カテーテルを前記血管内に刺し入れる場合には、前記発光部は持続発光させ、前記カテーテルを通じて薬液を輸液する場合には、前記発光部はパルス発光させることを特徴とする請求項6または7のいずれかに記載の留置針の針抜け検出装置。


  9. 留置針が血管から抜けているかどうかを検出する留置針の針抜け検出装置であって、
    先端を血管内に留置するためのカテーテルと、
    前記カテーテル内に着脱可能に挿入される内針を有する内針ハブと、
    前記内針ハブに対して着脱可能であり、光を発生して前記内針ハブと前記カテーテルに通して前記カテーテルの先端から前記血管内に照射する発光部と、
    前記血管内に留置される前記カテーテルを通じて薬液を輸液するために前記カテーテルに装着されるコネクタ部であって、前記コネクタ部の一端部が前記カテーテルに接続され、前記コネクタ部の他端部には前記内針ハブから外した前記発光部が着脱可能に装着される前記コネクタ部と、
    前記発光部からの前記光を持続発光および/またはパルス発光させる発光駆動部と、
    を備えることを特徴とする留置針の針抜け検出装置。
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