JP5231839B2 - パターン認識装置及びその方法 - Google Patents
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Description
「パターン識別」、Richard O.Duda, Peter, E. Hart, David G. Stork著、尾上守夫監訳、新技術コミュニケ−ションズ
本発明の第1の実施形態のパターン認識装置10について図1〜図3に基づいて説明する。
本実施形態のパターン認識装置10の構成について図1に基づいて説明する。図1はパターン認識装置10の概略を示すブロック図である。
パターン入力部101は、認識対象となるパターンの入力を行う。
特徴抽出部102は、パターン入力部101から送られてきたパターンをベクトルに変換する処理を行う。以下、特徴抽出部102で変換されたベクトルを「特徴ベクトル」と呼ぶ。
特徴ベクトル量子化部103は、特徴抽出部102で生成された特徴ベクトル(入力特徴ベクトルと辞書特徴ベクトル)に対して、量子化関数を生成し、その量子化関数に基づいて特徴ベクトルの各成分の量子化処理を行う。
辞書特徴格納部104は、認識対象の各クラスのパターンに対して、特徴抽出部102で辞書特徴ベクトルを抽出し、その後に特徴ベクトル量子化部103で処理を行い、生成した辞書の量子化特徴ベクトル(以下、「辞書量子化特徴ベクトル」という)を記憶領域に格納する。
類似度計算部105は、特徴ベクトル量子化部103で出力された入力パターンの量子化特徴ベクトル(以下、「入力量子化特徴ベクトル」という)と辞書特徴格納部104に格納された各クラスの辞書量子化特徴ベクトルの間の類似性を表現した値(以下、「類似度」という)を計算する。ここでは、ベクトル間の距離を計算する。
判定部106は、登録されたクラスの中で類似性に関する条件を満たした中でも最も類似性が高いクラスを入力された認識対象のクラスと同定する。
量子化処理20は、特徴ベクトル量子化部103で行う量子化処理である。図2に量子化処理20のフローチャートを示す。
特徴ベクトル入力処理201は、特徴抽出部102から出力された特徴ベクトル(すなわち、入力特徴ベクトル、または、辞書特徴ベクトルである)を入力する処理である。以下、特徴ベクトルの特徴空間の次元をDとする。
並べ替え処理202は、特徴ベクトルの各成分の値の大きさを昇順に並べ替える処理である。以下、並べ替え処理202後の特徴ベクトルを(v1,・・・,vD)とする。但し、v1≦・・・≦vDである。
初期化処理203は、量子化処理20で行うために、量子化数によるループ処理の初期化を行う処理である。
「ei,j」は、vi,・・・vjを量子化数1で量子化したときの最小誤差である。つまり全てqに置き換えたときの誤差の最小値である。但し、qは、ある実数であるが、後述するようにvi,・・・vjの平均mとした値となる。また、誤差は、下記の式(1)において説明するように、各成分の差の二乗和で計算する。
「Ei,M」は、v1,・・・viを量子化数Mで量子化したときの量子化誤差の最小値である。
「Ti,M」は、v1,・・・viを量子化数Mで量子化したときの量子化誤差の最小となる量子化区間の仕切り値の集合である。
t(i−1)≦a<tiのとき、量子化番号をiとする、
t(M−1)≦aのとき、量子化番号をMとする。
「N」は、処理中の量子化関数の量子化数である。
初期化処理203は、以下の処理を各i=1,・・・,Dについて行う。
第2の処理は、Ei,1にe1,iの値を代入する、
第3の処理は、Nに1を代入する。
量子化区間探索処理204は、まず、Nの値を1増やし、Ti,(N−1)及びEi,(N−1)、(但し、i=N−1,・・・,Dである)を使用して、ED,N及びTD,Nを求める処理である。具体的には以下の処理を行う。
誤差・量子化数量化処理205は、量子化誤差ED,N及び量子化数Nを評価し、量子化誤差や量子化数が基準を満たす場合は、量子化特徴ベクトル出力処理207に処理を進める。一方、基準を満たさない場合は、量子化区間再探索準備処理206に進める処理である。
量子化区間再探索準備処理206は、Ti,(N−1)及びEi,(N−1)、(但し、i=N−1,・・・,Dである)を使用して、Ej,N及びTj,N、(但し、j=N,・・・,(D−1)である)を求める処理である。具体的には、以下の処理を各j=N,・・・,(D−1)について行う。
量子化特徴ベクトル出力処理207は、量子化誤差の最小となる量子化区間の仕切り値の集合TD,N={t1,・・・,t(N−1)}と式(1)から決まる各量子化区間での量子化誤差を最小とする量子化値m1,・・・,mN、(但し、添え字は量子化番号である)から定まる量子化関数を用い、特徴ベクトルの各成分をN個の値に量子化し、量子化特徴ベクトルを出力する処理である。
t(i−1)≦x<tiのときはmiを出力する、
t(N−1)≦xのときはmNを出力する。
類似度計算処理30は、類似度計算部105で行う類似度計算処理である。図3に類似度計算処理30のフローチャートを示す。
量子化特徴ベクトル入力処理301は、入力量子化特徴ベクトルと辞書量子化特徴ベクトルの入力を行う処理である。
係数テーブル生成処理302は、入力量子化特徴ベクトルと辞書量子化特徴ベクトルのそれぞれの量子化値の配列から係数テーブルを生成する処理である。
係数加算処理303は、入力量子化特徴ベクトルと辞書量子化特徴ベクトルの量子化番号の配列から、各成分に対応する組を求め、その組に対応する係数テーブルの値の合計を求める処理である。
出力処理304は、係数加算処理303で得られ類似度を出力する処理である。
本実施形態によれば、入力特徴ベクトルと辞書特徴ベクトルの量子化によって、圧縮による誤差を抑え、データ量を圧縮することが可能となる。
本発明の第2の実施形態のパターン認識装置40について図4〜図5に基づいて説明する。
以下、本実施形態のパターン認識装置40について図4に基づいて説明する。図4はパターン認識装置40の概略を示すブロック図である。
パターン入力部401は、認識対象となるパターンの入力を行う。
特徴抽出部402は、パターン入力部401から送られてきたパターンをベクトルに変換する処理を行う。
辞書特徴格納部403は、認識対象の各クラスのパターンに対して、特徴抽出部402の処理及び量子化処理20を行い、得られた量子化特徴ベクトル(以下、「辞書量子化特徴ベクトル」という)を記憶領域に格納する。
類似度計算部404は、特徴抽出部402で出力された入力パターンの特徴ベクトル(以下、入力特徴ベクトル」という)と辞書特徴格納部403に格納された各クラスの辞書量子化特徴ベクトルの間の類似性を表現した値を計算する。
判定部405は、登録されたクラスの中で類似性に関する条件を満たした中でも最も類似性が高いクラスを入力された認識対象のクラスと同定する。
類似度計算処理50は、類似度計算部405で行う類似度計算処理である。図5に類似度計算処理50のフローチャートを示す。
量子化特徴ベクトル入力処理501は、辞書量子化特徴ベクトルの入力を行う処理である。ここでは、辞書特徴格納部403に格納された辞書量子化特徴ベクトルを入力する。「量子化特徴ベクトル」は、量子化値の配列及び各成分の量子化番号の配列の組で与えられる。
特徴ベクトル入力処理502は、入力特徴ベクトルの入力を行う処理である。
量子化番号別加算処理503は、量子化特徴ベクトル入力処理501で入力した辞書量子化特徴ベクトルの量子化数N、量子化値の配列を(q1,・・・,qN)、各成分の量子化番号の配列を(n1,・・・,nD)とし、特徴ベクトル入力処理502で入力した入力特徴ベクトルを(a1,・・・,aD)としたとき、以下で定義するfigihiを各i=1,・・・,Nで計算する処理である。
加算結果統合処理504は、以下の値を計算する処理である。
出力処理505は、加算結果統合処理504で得られた値を出力する処理である。
本実施形態によれば、上記の辞書特徴ベクトルの量子化によって、圧縮による誤差を抑え、データ量を圧縮した状態で辞書特徴格納部403へ格納が可能となる。
本発明の第3の実施形態のパターン認識装置60について図6〜図7に基づいて説明する。
本実施形態のパターン認識装置60を図6に基づいて説明する。図6はパターン認識装置60の概略を示すブロック図である。
パターン入力部601は、認識対象となるパターンの入力を行う。
特徴抽出部602は、パターン入力部601から送られてきた入力パターンをベクトルに変換する処理を行う。以下、特徴抽出部602で変換されたベクトルを「入力特徴ベクトル」と呼ぶ。
特徴ベクトル量子化部603は、特徴抽出部602で生成された入力特徴ベクトルに対して、量子化処理20の特徴ベクトルの各成分の量子化処理を行う。以下、量子化した入力特徴ベクトルを「入力量子化特徴ベクトル」という。
辞書特徴格納部604は、認識対象の各クラスのパターンに対して、特徴抽出部602で行われる処理を行い、生成した辞書特徴ベクトル(以下、「辞書特徴ベクトル」という)を記憶領域に格納する。
類似度計算部605は、特徴ベクトル量子化部603で出力された入力パターンの入力量子化特徴ベクトルと辞書特徴格納部604に格納された各クラスの辞書特徴ベクトルの間の類似性を表現した値を計算する。
判定部606は、登録されたクラスの中で類似性に関する条件を満たした中でも最も類似性が高いクラスを入力された認識対象のクラスと同定する。
本実施形態によれば、上記の入力特徴ベクトルの量子化によって、圧縮による誤差を抑え、データ量を圧縮することが可能となる。
本発明は上記各実施形態に限らず、その主旨を逸脱しない限り種々に変更することができる。
初期化処理203、量子化区間探索処理204及び探索準備処理205で使用する量子化誤差ei,jを各成分の差の絶対値の和で計算してもよい。その場合は、成分vi,・・・vjを全てqに置き換えたときの量子化誤差は以下の式(7)で与えられる。
類似度計算部105で計算するベクトル間の類似度として、2つのベクトル間の距離を用いたガウシアンカーネル式(8)の値を計算してもよい。
類似度計算部105で計算するベクトル間の類似度として、2つのベクトルの内積やその2乗を計算してもよい。
類似度計算部105で計算するベクトル間の類似度として、2つの各成分の差の絶対値の和を計算してもよい。以後、この値をベクトル間のL1距離と呼ぶ。
類似度計算部404で計算するベクトル間の類似度として、2つのベクトルの内積やその2乗を計算してもよい。量子化特徴ベクトル間の内積を計算する場合、量子化番号別加算処理503で式(5)のgiを計算し、加算結果統合処理504で式(13)を計算することで、ベクトル間の内積を得ることができる。
類似度計算部404で計算するベクトル間の類似度として、L1距離で計算しても良い。量子化特徴ベクトル間のL1距離を計算する場合、量子化番号別加算処理503で以下に定義するbiを計算する。但し、||は絶対値とする。
辞書特徴格納部104及び辞書特徴格納部403で量子化特徴ベクトルを記憶領域に格納する際、可逆圧縮を施してもよい。可逆圧縮した場合は、格納した量子化特徴ベクトルを復元して類似度計算部105で使用する。
101 パターン入力部
102 特徴抽出部
103 特徴ベクトル量子化部
104 類似度計算部
105 辞書特徴格納部
106 判定部
Claims (14)
- 認識対象のパターンを入力する入力部と、
前記入力部に入力した入力パターンから特徴抽出を行い、特徴ベクトルを生成する特徴抽出部と、
前記特徴ベクトルに関して、量子化数1または量子化数2から順番に量子化数を増加させて、前記各量子化数で量子化区間を求めるものであって、量子化数n(但し、n>2である)の量子化区間を用いて量子化数(n+1)の量子化区間を求め、量子化数S(但し、S>nである)に対応した量子化区間を有する量子化関数を生成する関数生成部と、
前記量子化関数を用いて前記入力パターンの前記特徴ベクトルの各成分をそれぞれ量子化して、前記量子化された各成分から構成される入力量子化特徴ベクトルを生成する量子化部と、
前記認識対象の辞書特徴ベクトル、または、前記辞書特徴ベクトルの各成分を量子化した辞書量子化特徴ベクトルを格納している辞書部と、
前記入力量子化特徴ベクトルと、前記辞書特徴ベクトル、または、前記辞書量子化特徴ベクトルとの類似度を計算する類似度計算部と、
前記類似度から前記認識対象を認識する判定部と、
を有するパターン認識装置。 - 認識対象のパターンを入力する入力部と、
前記入力部に入力した入力パターンから特徴抽出を行い、入力特徴ベクトルを生成する特徴抽出部と、
認識対象の辞書量子化特徴ベクトルを保持する辞書部と、
前記入力特徴ベクトルと前記辞書量子化特徴ベクトルとの類似度を計算する類似度計算部と、
前記類似度から前記認識対象を認識する判定部と、
を有し、
前記辞書部は、
前記認識対象の辞書パターンを入力する辞書入力部と、
前記辞書パターンから特徴抽出を行い、特徴ベクトルを生成する辞書特徴抽出部と、
前記特徴ベクトルに関して、量子化数1または量子化数2から順番に量子化数を増加させて、前記各量子化数で量子化区間を求めるものであって、量子化数n(但し、n>2である)の量子化区間を用いて量子化数(n+1)の量子化区間を求め、量子化数S(但し、S>nである)に対応した量子化区間を有する量子化関数を生成する関数生成部と、
前記量子化関数を用いて前記辞書パターンの前記特徴ベクトルの各成分をそれぞれ量子化して、前記量子化された各成分から構成される辞書量子化特徴ベクトルを生成する量子化部と、
前記辞書量子化特徴ベクトルを格納する格納部と、
を有するパターン認識装置。 - 前記関数生成部は、
前記特徴ベクトルの複数の成分の集合から一つの成分を選択する選択部と、
前記選択した成分を境界として、前記複数の成分の集合を2つに分割する分割部と、
分割した一方の前記成分の集合を量子化数1で量子化したときにおける、任意の値より小さい第1量子化誤差を求める第1演算部と、
分割した他方の前記成分の集合を量子化数(n−1)で量子化したときにおける、任意の値より小さい第2量子化誤差を、量子化数(n−2)で求めた前記量子化区間と前記第1量子化誤差に基づいて計算する第2演算部と、
前記第1量子化誤差と前記第2量子化誤差を足して、前記量子化数nの量子化誤差を求める第3演算部と、
前記量子化数nの量子化誤差に対応した前記量子化区間の仕切り値を求める第4演算部と、
を有する請求項1または2記載のパターン認識装置。 - 前記関数生成部は、
前記第1量子化誤差とは、前記分割した一方の前記成分の集合を量子化数1で量子化したときにおける最小の量子化誤差であり、
前記第2量子化誤差とは、前記分割した他方の前記成分の集合を量子化数(n−1)で量子化したときにおける最小の量子化誤差である、
請求項3記載のパターン認識装置。 - 前記関数生成部は、
前記特徴ベクトルの各成分の値を、前記各値の大きさに基づいて昇順に並べてから前記量子化関数を生成する、
請求項3記載のパターン認識装置。 - 前記関数生成部は、前記量子化誤差が予め定めた値より小さいとき、または、前記量子化数Sが予め定めた値と一致したときの量子化関数を前記量子化部へ出力する、
請求項3記載のパターン認識装置。 - 前記類似度計算部は、
量子化値と各成分の量子化番号で構成される前記入力量子化特徴ベクトルと、量子化値と各成分の量子化番号で構成される前記辞書量子化特徴ベクトルを用いて前記類似度を計算する、
請求項1記載のパターン認識装置。 - 前記類似度計算部は、
量子化値と各成分の量子化番号で構成される前記入力量子化特徴ベクトルと、前記辞書特徴ベクトルを用いて前記類似度を計算する、
請求項1記載のパターン認識装置。 - 前記類似度計算部は、
量子化値と各成分の量子化番号で構成される前記辞書量子化特徴ベクトルと、前記入力特徴ベクトルを用いて前記類似度を計算する、
請求項2記載のパターン認識装置。 - 前記辞書部は、前記辞書量子化特徴ベクトルを可逆圧縮して格納している、
請求項1または2記載のパターン認識装置。 - 認識対象のパターンを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにおいて入力した入力パターンから特徴抽出を行い、特徴ベクトルを生成する特徴抽出ステップと、
前記特徴ベクトルに関して、量子化数1または量子化数2から順番に量子化数を増加させて、前記各量子化数で量子化区間を求めるものであって、量子化数n(但し、n>2である)の量子化区間を用いて量子化数(n+1)の量子化区間を求め、量子化数S(但し、S>nである)に対応した量子化区間を有する量子化関数を生成する関数生成ステップと、
前記量子化関数を用いて前記入力パターンの前記特徴ベクトルの各成分をそれぞれ量子化して、前記量子化された各成分から構成される入力量子化特徴ベクトルを生成する量子化ステップと、
前記認識対象の辞書特徴ベクトル、または、前記辞書特徴ベクトルの各成分を量子化した辞書量子化特徴ベクトルを格納している辞書ステップと、
前記入力量子化特徴ベクトルと、前記辞書特徴ベクトル、または、前記辞書量子化特徴ベクトルとの類似度を計算する類似度計算ステップと、
前記類似度から前記認識対象を認識する判定ステップと、
を有するパターン認識方法。 - 認識対象のパターンを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにおいて入力した入力パターンから特徴抽出を行い、入力特徴ベクトルを生成する特徴抽出ステップと、
認識対象の辞書量子化特徴ベクトルを保持する辞書ステップと、
前記入力特徴ベクトルと前記辞書量子化特徴ベクトルとの類似度を計算する類似度計算ステップと、
前記類似度から前記認識対象を認識する判定ステップと、
を有し、
前記辞書ステップは、
前記認識対象の辞書パターンを入力する辞書入力ステップと、
前記辞書パターンから特徴抽出を行い、特徴ベクトルを生成する辞書特徴抽出ステップと、
前記特徴ベクトルに関して、量子化数1または量子化数2から順番に量子化数を増加させて、前記各量子化数で量子化区間を求めるものであって、量子化数n(但し、n>2である)の量子化区間を用いて量子化数(n+1)の量子化区間を求め、量子化数S(但し、S>nである)に対応した量子化区間を有する量子化関数を生成する関数生成ステップと、
前記量子化関数を用いて前記辞書パターンの前記特徴ベクトルの各成分をそれぞれ量子化して、前記量子化された各成分から構成される辞書量子化特徴ベクトルを生成する量子化ステップと、
前記辞書量子化特徴ベクトルを格納する格納ステップと、
を有するパターン認識方法。 - 認識対象のパターンを入力する入力機能と、
前記入力機能において入力した入力パターンから特徴抽出を行い、特徴ベクトルを生成する特徴抽出機能と、
前記特徴ベクトルに関して、量子化数1または量子化数2から順番に量子化数を増加させて、前記各量子化数で量子化区間を求めるものであって、量子化数n(但し、n>2である)の量子化区間を用いて量子化数(n+1)の量子化区間を求め、量子化数S(但し、S>nである)に対応した量子化区間を有する量子化関数を生成する関数生成機能と、
前記量子化関数を用いて前記入力パターンの前記特徴ベクトルの各成分をそれぞれ量子化して、前記量子化された各成分から構成される入力量子化特徴ベクトルを生成する量子化機能と、
前記認識対象の辞書特徴ベクトル、または、前記辞書特徴ベクトルの各成分を量子化した辞書量子化特徴ベクトルを格納している辞書機能と、
前記入力量子化特徴ベクトルと、前記辞書特徴ベクトル、または、前記辞書量子化特徴ベクトルとの類似度を計算する類似度計算機能と、
前記類似度から前記認識対象を認識する判定機能と、
をコンピュータに実現させるためのパターン認識プログラム。 - 認識対象のパターンを入力する入力機能と、
前記入力機能において入力した入力パターンから特徴抽出を行い、入力特徴ベクトルを生成する特徴抽出機能と、
認識対象の辞書量子化特徴ベクトルを保持する辞書機能と、
前記入力特徴ベクトルと前記辞書量子化特徴ベクトルとの類似度を計算する類似度計算機能と、
前記類似度から前記認識対象を認識する判定機能と、
を実現し、
前記辞書機能は、
前記認識対象の辞書パターンを入力する辞書入力機能と、
前記辞書パターンから特徴抽出を行い、特徴ベクトルを生成する辞書特徴抽出機能と、
前記特徴ベクトルに関して、量子化数1または量子化数2から順番に量子化数を増加させて、前記各量子化数で量子化区間を求めるものであって、量子化数n(但し、n>2である)の量子化区間を用いて量子化数(n+1)の量子化区間を求め、量子化数S(但し、S>nである)に対応した量子化区間を有する量子化関数を生成する関数生成機能と、
前記量子化関数を用いて前記辞書パターンの前記特徴ベクトルの各成分をそれぞれ量子化して、前記量子化された各成分から構成される辞書量子化特徴ベクトルを生成する量子化機能と、
前記辞書量子化特徴ベクトルを格納する格納機能と、
をコンピュータに実現させるためのパターン認識プログラム。
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