JP5229924B2 - コネクタ - Google Patents

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この発明はコネクタに関し、特に同軸ケーブル用のコネクタに関する。
従来、コンタクトとハウジングとシェルとを備えるL型同軸ケーブル用のリセプタクルコネクタが知られている(下記特許文献1参照)。
コンタクトは、プラグコネクタの接点(プラグコネクタのコンタクトの接触部)を挟持する一対のプラグ接続端子と、同軸ケーブルの中心導体を挟持する一対のケーブル接続端子と、プラグ接続端子とケーブル接続端子とを連結する連結片とを有する。
ハウジングは樹脂で形成されている。ハウジングは、一対のプラグ接続端子を収容する孔を有するハウジング本体と、ケーブル接続端子を挟むことができるようにハウジング本体に揺動可能に連結された一対の折り曲げ片とを有する。
シェルは、ハウジングを収容する金属シェル本体と、金属シェル本体に連結された一対の舌片部とを有する。舌片部は第1〜第3のかしめ部を有する。
このリセプタクルコネクタを組み立てるには、まず、ハウジングのハウジング本体の孔にコンタクトの一対のプラグ接続端子を収容するとともに、ハウジングの一対の折り曲げ片の間にコンタクトの一対のケーブル接続端子を収容する。その後、ハウジングをシェルの金属シェル本体に収容する。
また、リセプタクルコネクタを同軸ケーブルに結線するには、一対のケーブル接続端子の間に同軸ケーブルの中心導体を配置し、一対の舌片部をかしめる。舌片部の第1のかしめ部がかしめられると、ハウジングの折り曲げ片を介してコンタクトのケーブル接続端子が同軸ケーブルの中心導体に押し付けられ、同軸ケーブルの中心導体とコンタクトのケーブル接続端子とが電気的に接続される。舌片部の第2のかしめ部がかしめられると、第2のかしめ部が同軸ケーブルの外部導体に密着し、同軸ケーブルの外部導体とシェルとが電気的に接続される。舌片部の第3のかしめ部がかしめられると、第3のかしめ部が同軸ケーブルの外被に密着する。
特開2006−179409号公報
上述のように、従来のリセプタクルコネクタのコンタクトはプラグの接点を挟持する一対のプラグ接続端子と、同軸ケーブルの中心導体を挟持する一対のケーブル接続端子とを有するので、その構造上コンタクトが大きくなり、シェルの内径(D)とコンタクトの外径(d)との比(D/d)が小さくなる。その結果、特性インピーダンスが低くなり、伝送線路の高周波特性が悪くなる。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、高周波特性に優れたコネクタを提供することである。
前述の課題を解決するため請求項1の発明は、中心コンタクトと、この中心コンタクトを保持するハウジングと、このハウジングを包囲するための外部コンタクトとを備えるコネクタにおいて、前記ハウジングは、ゴムで形成され、前記中心コンタクトは、相手側コネクタの相手側中心コンタクトの相手側接触部に接触する接触部と、この接触部を前記相手側接触部に押し付けるばね部とを有し、前記ハウジングは、前記接触部の先端部を除く部分を保持するほぼ円柱状の保持部と、前記接触部が前記相手側接触部に接触したときに前記ばね部によって圧縮され、その反発力によって前記接触部を前記相手側接触部の方へ押圧する被圧縮部を有しており、前記外部コンタクトは、前記相手側コネクタのシェルの孔に挿入される円筒状の嵌合部を有し、前記嵌合部は、前記保持部と前記被圧縮部とを収容し、前記嵌合部の外径を小さくできるようにその嵌合部の一部が切除されており、前記嵌合部の外径は、前記シェルの孔の内径よりも僅かに大きいことを特徴とする。
請求項2の発明は、中心コンタクトと、この中心コンタクトを保持するハウジングと、このハウジングを包囲するための外部コンタクトとを備えるコネクタにおいて、前記ハウジングは、ゴムで形成され、前記中心コンタクトは、相手側コネクタの相手側中心コンタクトの相手側接触部に接触する接触部と、この接触部を前記相手側接触部に押し付けるばね部とを有し、前記ハウジングは、前記接触部の先端部を除く部分を保持するほぼ円柱状の保持部と、前記接触部が前記相手側接触部に接触したときに前記ばね部によって圧縮され、その反発力によって前記接触部を前記相手側接触部の方へ押圧する被圧縮部とを有しており、前記外部コンタクトは、前記相手側コネクタのシェルの孔に挿入される円筒状の嵌合部を有し、前記嵌合部は、前記保持部と前記被圧縮部とを収容し、前記嵌合部の外径を小さくできるようにその嵌合部の一部が切除されており、前記嵌合部の外径は、前記シェルの孔の内径よりも僅かに大きく、前記嵌合部の外周面にその周方向に沿って溝が形成され、前記溝は、前記嵌合部が前記孔に挿入されたとき、前記シェルの孔の周辺部分を受け入れることを特徴とする。なお、前記ゴムの材質はシリコンが適する。
この発明によれば、高周波特性に優れたコネクタを提供することができる。
図1はこの発明の第1実施形態のプラグコネクタのシェルのかしめ部をかしめた後の状態を示す斜視図である。 図2は図1に示すプラグコネクタのシェルのかしめ部をかしめる前の状態を示す斜視図である。 図3は図1に示すプラグコネクタの断面図である。 図4は図1に示すプラグコネクタの中心コンタクトの斜視図である。 図5は図1に示すプラグコネクタの中心コンタクトを打ち抜き、曲げ加工した状態を示す斜視図である。 図6は図5に示す中心コンタクトにモールドン成型法によりハウジングを一体化した状態を示す斜視図である。 図7は図6に示すハウジングにシェルを装着した状態を示す斜視図である。 図8は図7に示すキャリアを切除した状態を示す斜視図である。 図9は図1に示すプラグコネクタのシェルのかしめ部に同軸ケーブルを配置した状態を示す斜視図である。 図10は図9に示すプラグコネクタのシェルのかしめ部をかしめた状態を示す斜視図である。 図11は図10のXI−XI線に沿う断面図で上下反転して示した図である。 図12は図1に示すプラグコネクタの相手側コネクタであるレセプタクルコネクタの斜視図である。 図13は図12に示すレセプタクルコネクタを斜め下方から見たときの斜視図である。 図14は図12に示すレセプタクルコネクタの断面図である。 図15は図1に示すプラグコネクタと図12に示すレセプタクルコネクタとを嵌合する前の状態を示す斜視図である。 図16は図1に示すプラグコネクタと図12に示すレセプタクルコネクタとを嵌合する前の状態を示す断面図である。 図17は図16に示すプラグコネクタの中心コンタクトとハウジングとが変形する前の状態を示す概念図である。 図18は図1に示すプラグコネクタと図12に示すレセプタクルコネクタとを嵌合した状態を示す斜視図である。 図19は図1に示すプラグコネクタと図12に示すレセプタクルコネクタとを嵌合した状態を示す断面図である。 図20は図19に示すプラグコネクタの中心コンタクトとハウジングとの変形状態を示す概念図である。 図21は図1に示すプラグコネクタの高周波特性を示すグラフである。 図22は比較例のプラグコネクタの高周波特性を示すグラフである。 図23はこの発明の第2実施形態のプラグコネクタのシェルのかしめ部をかしめる前の状態を示す斜視図である。 図24は図23に示すプラグコネクタのシェルのかしめ部をかしめた後の状態を示す斜視図である。 図25は図23に示すプラグコネクタの中心コンタクトの斜視図である。 図26は図23に示すプラグコネクタの相手側コネクタであるレセプタクルコネクタの断面図である。 図27はこの発明の第3実施形態のプラグコネクタを相手側コネクタであるレセプタクルコネクタに接続する前の状態を示す側面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1実施形態のプラグコネクタ(従来技術のリセプタクルコネクタに相当)のシェルのかしめ部をかしめた後の状態を示す斜視図、図2は図1に示すプラグコネクタのシェルのかしめ部をかしめる前の状態を示す斜視図、図3は図1に示すプラグコネクタの断面図、図4は図1に示すプラグコネクタの中心コンタクトの斜視図である。
図1〜図3に示すように、プラグコネクタ(コネクタ)10は中心コンタクト13とハウジング15とシェル(外部コンタクト)17とを備える。図1、図3に示すプラグコネクタ10は同軸ケーブル19に接続されている。
同軸ケーブル19は、7本の金属線をよじることによって構成された中心導体191と、中心導体191を覆う樹脂製の絶縁体192と、絶縁体192を覆う金属製の外部導体193と、外部導体193を覆う樹脂製の外被194とで構成されている。
図4に示すように、中心コンタクト13は接触部131と端子部132とばね部133とを有する。接触部131はほぼL字形に折り曲げられており、後述するレセプタクルコネクタ20の中心コンタクト23の接触部231に接触する(図19参照)。端子部132は同軸ケーブル19の中心導体191に接触する。ばね部133は接触部131と端子部132とを連結するとともに、プラグコネクタ10がレセプタクルコネクタ20に接続されたときに、接触部131をレセプタクルコネクタ20の中心コンタクト23の接触部231に押し付ける。
図1〜図3に示すように、ハウジング15は保持部151と被圧縮部152と押付部153と連結部154とを有する。ハウジング15は絶縁性の弾性体で形成され、いわゆるモールドイン成型法によって中心コンタクト13が弾性体に埋め込まれた状態で成型される。弾性体としては例えば、ゴムがある。ゴムの材質としては、誘電率や耐久性等を考慮するとシリコンが最適である。
保持部151はほぼ円柱状であり、中心コンタクト13の接触部131の先端部を除く部分を保持している。被圧縮部152はほぼ円柱状であり、保持部151に連なり、ばね部133の接触部131側の部分を覆っている。
押付部153は一対の突起153aと連結部153bと有する。一対の突起153aの形状と大きさとはほぼ同じである。連結部153bは一対の突起153aを連結する。連結部153bで中心コンタクト13の端子部132が露出している。
連結部154は保持部151及び被圧縮部152を押付部153に連結している。
シェル17は板状部171と嵌合部172とかしめ部173と突出片174とを有している。
板状部171は矩形の板である。嵌合部172はほぼ円筒状であり、その一部が切除されている。嵌合部172の外周面には溝172aが周方向に沿って形成されている。嵌合部172は連結部175(図15参照)によって板状部171に連結されている。嵌合部172にはハウジング15の保持部151及び被圧縮部152が収容されている。
かしめ部173は第1かしめ部173aと第2かしめ部173bと第3かしめ部173cとを有する。第1かしめ部173aは板状部171に連なる。第1かしめ部173aの両端部にはそれぞれ凹部173dと凸部173eとが形成されている。第1かしめ部173aがかしめられたとき、第1かしめ部173aの一端部の凸部173eは第1かしめ部173aの他端部の凹部173dに入り、第1かしめ部173aの一端部の凹部173dには第1かしめ部173aの他端部の凸部173eが入る(図1、図10参照)。第2かしめ部173bは第1かしめ部173aに連なる。第3かしめ部173cは第2かしめ部173bに連なる。
突出片174は板状部171の両側部に連結され、ほぼU字形に折り曲げられている。
図5は図1に示すプラグコネクタの中心コンタクトを打ち抜き、曲げ加工した状態を示す斜視図、図6は図5に示す中心コンタクトにモールドン成型法によりハウジングを一体化した状態を示す斜視図、図7は図6に示すハウジングにシェルを装着した状態を示す斜視図、図8は図7に示すキャリアを切除した状態を示す斜視図である。
次に、図1に示すプラグコネクタの製造方法について説明する。
まず、金属薄板(図示せず)に打抜き加工及び曲げ加工を施して、図5に示すように、複数の中心コンタクト13を形成する。複数の中心コンタクト13は連結片134aを介してキャリア134に連結されている。
次に、モールドイン成型法によって図6に示すように、中心コンタクト13を内蔵したハウジング15を成型する。
その後、ハウジング15にキャリア176に連結されたシェル17を装着する。これにより、キャリア134,176に連結された状態のプラグコネクタ10の組立が完了する。
次に、連結片134aを切断して、図8に示すように、プラグコネクタ10からキャリア134を取り除く。
最後に、連結片176aを切断して、複数のプラグコネクタ10をキャリア176から切り離す。
以上の工程により、プラグコネクタ10が完成する。
図9は図1に示すプラグコネクタのシェルのかしめ部に同軸ケーブルを配置した状態を示す斜視図、図10は図9に示すプラグコネクタのシェルのかしめ部をかしめた状態を示す斜視図、図11は図10のXI−XI線に沿う断面図で上下反転して示した図である。
次に、プラグコネクタ10を同軸ケーブルに接続する作業を説明する。
まず、図9に示すように、プラグコネクタ10のハウジング15の押付部153の2つの突起153aの間に同軸ケーブル19の中心導体191を配置する。2つの突起153aの間に同軸ケーブル19の中心導体191が配置されると、シェル17の第2かしめ部173bに同軸ケーブル19の外部導体193が配置されるとともに、シェル17の第3かしめ部173cに同軸ケーブル19の外被194が配置される。
次に、図10に示すように、プラグコネクタ10のシェル17のかしめ部173の第1、第2、第3かしめ部173a,173b,173cを治具(図示せず)を使ってかしめる。
第1かしめ部173aがかしめられると、押付部153の一対の突起153aが同軸ケーブル19の中心導体191に覆い被さるように変形して、圧縮される。このときに生じる押付部153の反発力によって同軸ケーブル19の中心導体191が中心コンタクト13の端子部132に押し付けられるため、同軸ケーブル19の中心導体191と中心コンタクト13の端子部132とが電気的に接続される。
また、第2かしめ部173bがかしめられると、第2かしめ部173bは同軸ケーブル19の外部導体193に密着し、同軸ケーブル19の外部導体193とシェル17とが電気的に接続される。
更に、第3かしめ部173cがかしめられると、第3かしめ部173cは同軸ケーブル19の外被194に密着し、同軸ケーブル19の外被194と第3かしめ部173cとが機械的に固定保持される。
図12は図1に示すプラグコネクタの相手側コネクタであるレセプタクルコネクタの斜視図、図13は図12に示すレセプタクルコネクタを斜め下方から見たときの斜視図、図14は図12に示すレセプタクルコネクタの断面図である。
次に、プラグコネクタ10の相手側コネクタであるレセプタクルコネクタ20について説明する。
図12〜図14に示すように、レセプタクルコネクタ20は中心コンタクト(相手側中心コンタクト)23とハウジング25とシェル27とを備える。
中心コンタクト23は接触部(相手側接触部)231と端子部232と連結部234とを有する。接触部231はほぼ円板状である。端子部232はハウジング25から突出し、プリント基板18の導電路182(図15参照)に半田付けされる。連結部234は接触部231と端子部232とを連結する。
ハウジング25は絶縁性の樹脂で形成され、凹部25aを有する。中心コンタクト23の接触部231の表面が凹部25aの底面と面一になるように、接触部231が凹部25aの底面に配置されている。ハウジング25には中心コンタクト23の連結部234が埋め込まれている。
シェル27は金属板に打抜き加工及び曲げ加工を施すことによって形成されている。シェル27は板状部271と固定部272と側壁部273とを有する。
板状部271は矩形であり、その中央部に孔271aが形成されている。孔271aの内径はプラグコネクタ10のシェル17の嵌合部172の外径よりも僅かに小さい。
固定部272は板状部271の三辺に連結され、U字形に折り曲げられている。固定部272はプリント基板18のグランド(図示せず)に導通したパッド181に半田付けされる(図15参照)。
側壁部273は板状であり、板状部271の相対する二辺に連結され、J字形に折り曲げられている。
図15は図1に示すプラグコネクタと図12に示すレセプタクルコネクタとを嵌合する前の状態を示す斜視図、図16は図1に示すプラグコネクタと図12に示すレセプタクルコネクタとを嵌合する前の状態を示す断面図、図17は図16に示すプラグコネクタの中心コンタクトとハウジングとが変形する前の状態を示す概念図、図18は図1に示すプラグコネクタと図12に示すレセプタクルコネクタとを嵌合した状態を示す斜視図、図19は図1に示すプラグコネクタと図12に示すレセプタクルコネクタとを嵌合した状態を示す断面図、図20は図19に示すプラグコネクタの中心コンタクトとハウジングとの変形状態を示す概念図である。
図15、図16に示すように、プリント基板18に実装されたレセプタクルコネクタ20にプラグコネクタ10を嵌合させるには、プラグコネクタ10の嵌合部172をレセプタクルコネクタ20の板状部271の孔271aに挿入する。嵌合部172が孔271aに挿入されたとき、嵌合部172の外径が圧縮されて一旦小さくなり、嵌合部172の溝172aがレセプタクルコネクタ20の板状部271の孔271aの内周縁に達すると、溝172aに板状部271aの内周縁が嵌り、嵌合部172の外径は弾性変形した状態から元に戻りやや大きくなる。その結果、図18、図19に示すように、プラグコネクタ10のシェル17とレセプタクルコネクタ20のシェル27とが電気的に接続され、シェル17,27及びパッド181を通じて同軸ケーブル19の外部導体193がプリント基板18のグランドに電気的に接続される。
プラグコネクタ10の嵌合部172がレセプタクルコネクタ20の孔271aに挿入されると、プラグコネクタ10の接触部131がレセプタクルコネクタ20の接触部231に押し付けられ、相対的に接触部131がハウジング15内に少し引っ込む。このとき、図20に示すように、ばね部133の先端部が上方へ持ち上げられ、ばね部133の先端部とシェル17との間に介在する被圧縮部152がばね部133の先端部によって圧縮される。その結果、ばね部133のばね力と圧縮された被圧縮部152の反発力とによって中心コンタクト13の接触部131がレセプタクルコネクタ20の接触部231に強く押し付けられ、プラグコネクタ10の中心コンタクト13とレセプタクルコネクタ20の中心コンタクト23とが導通し、中心コンタクト13,23を通じて同軸ケーブル19の中心導体191とプリント基板18の導電路182とが電気的に接続される。
プラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20から離脱させるには、治具(図示せず)をプラグコネクタ10のシェル17の突出片174に引っ掛け、この治具を引き上げれば、プラグコネクタ10がレセプタクルコネクタ20から離脱する。
この第1実施形態によれば、弾性体でできたハウジング15の押付部153によって同軸ケーブル19の中心導体191が確実に中心コンタクト13の端子部132に押し付けられ、安定した接触力が得られるので、従来のコネクタにように端子部が同軸ケーブル19の中心導体191を挟持する形状である必要がなく、端子部132の形状を単純にすることができ、結果的にコンタクトを小さくすることができる。したがって、コネクタの小型化が図れ、かつ適切な特性インピーダンスが得られる。
また、中心コンタクト13の接触部131がばね部133のばね力だけでなく、被圧縮部152の反発力によっても中心コンタクト23の接触部231に押し付けられるので、接触部131と接触部231とが確実に接触し、その結果、プラグコネクタ10の中心コンタクト13の接触部131にレセプタクルコネクタ20の中心コンタクト23の接触部231を確実に接触させるための一対の接続端子が不要となり、シェル17の内径と接触部131の外径との比が小さくなるのを防ぐことができ、適切な特性インピーダンスが得られる。
更に、弾性体からなるハウジング15の押付部153で同軸ケーブル19の中心導体191を中心コンタクト13の端子部132に押し付けるので、中心導体191や中心コンタクト13が変形したり、破損したりするのを防止することができる。
図21は図1に示すプラグコネクタの高周波特性を示すグラフ、図22は比較例のプラグコネクタの高周波特性を示すグラフである。図21、図22のグラフにおいて、縦軸は電圧定在比波(VSWR)の値を示し、横軸は周波数の値を示す。
図1に示すプラグコネクタ(弾性体にシリコンゴムを用いた)10の高周波特性と比較例のプラグコネクタ(従来技術と同様な構造のコネクタ)の高周波特性とを比較した。なお、両者のシェルの大きさは同等である。また、電圧定在比の値が1.0に近ければ近いほど高周波特性が優れていると認められる。
この実施形態のプラグコネクタ10の電圧定在比の値は、図21に示すように、信号の周波数が20.00GHzのときでも1.08を超えることがないのに対し、比較例のプラグコネクタの電圧定在比の値は、図22に示すように、周波数が10.00GHzのとき既に1.2を超え、周波数が20.00GHzのときほぼ1.8になる。これらのグラフからこの実施形態のプラグコネクタ10が高周波特性に優れていることが分かる。
図23はこの発明の第2実施形態のプラグコネクタのシェルのかしめ部をかしめる前の状態を示す斜視図、図24は図23に示すプラグコネクタのシェルのかしめ部をかしめた後の状態を示す斜視図、図25は図23に示すプラグコネクタの中心コンタクトの斜視図、図26は図23に示すプラグコネクタの相手側コネクタであるレセプタクルコネクタの断面図である。なお、図24において同軸ケーブルが省略されている。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第2実施形態のプラグコネクタ210はレセプタクルコネクタ220に接続される。
図26に示すように、レセプタクルコネクタ220の中心コンタクト223の接触部2231はコネクタ嵌合方向Dへ突出する形状である。
図23、図24に示すように、レセプタクルコネクタ220の接触部2231を受け入れるため、プラグコネクタ210のハウジング215の保持部2151には孔2151aが形成されている。
図25に示すように、プラグコネクタ210の中心コンタクト213はレセプタクルコネクタ220の接触部2231に接触する接触部2131を有する。接触部2131はコネクタ嵌合方向Dとほぼ直交する方向へ延びる平面2131aを有する。
図23、図24に示すように、ハウジング215の突起2153aは同軸ケーブル19の中心導体191の長手方向で互いにずれている。
かしめ時、かしめ部2173の第1かしめ部2173aの一端部に形成された凸部2173eは一方の突起2153aを圧縮するとともに、第1かしめ部2173aの他端部に形成された凹部2173dに入り込む。かしめ部2173の第1かしめ部2173aの他端部に形成された凸部2173eは他方の突起2153aを圧縮するとともに、第1かしめ部2173aの一端部に形成された凹部2173dに入り込む。
第2実施形態は第1実施形態と同様の効果を奏する。
図27はこの発明の第3実施形態のプラグコネクタを相手側コネクタであるレセプタクルコネクタに接続する前の状態を示す側面図である。但し、レセプタクルコネクタは断面で描かれている。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第3実施形態のプラグコネクタ310はレセプタクルコネクタ320に接続される。
図27に示すように、レセプタクルコネクタ320の中心コンタクト323の接触部3231は断面U字形に折り曲げられて形成されている。シェル327は円筒部3271を有する。円筒部3271には端子部232が連結されている。
プラグコネクタ310のシェル317の嵌合部3172がレセプタクルコネクタ320の円筒部3271を受容することにより、嵌合部3172と円筒部3271とが嵌合する。プラグコネクタ310の中心コンタクト及びハウジングの構成は第2実施形態のプラグコネクタ210の中心コンタクト213及びハウジング215の構成と同様であり、それらの説明を省略する。
第3実施形態は第1実施形態と同様の効果を奏する。
なお、上述の各実施形態のハウジング15,215を構成する弾性体はゴムに限られず、ゴム以外の弾性体でハウジング15,215を構成してもよい。
また、上述の各実施形態では押付部153,2153は2つの突起153a,2153aを有するが、突起は1つでもよいし、3つ以上でもよい。
なお、上述の各実施形態では2つの突起153a,2153aの形状と大きさとをほぼ同じにしたが、2つの突起の形状と大きさとは同じでなくともよい。
10,210,310 プラグコネクタ
13,213 中心コンタクト
131,2131 接触部
132 端子部
133,2133 ばね部
15,215 ハウジング
152 被圧縮部
153,2153 押付部
153a,2153a 突起
17,217,317 シェル
173,2173 かしめ部
19 同軸ケーブル
191 中心導体
20,220,320 レセプタクルコネクタ(相手側コネクタ)
23,223,323 中心コンタクト(相手側中心コンタクト)
231,2231,3231 接触部

Claims (2)

  1. 中心コンタクトと、この中心コンタクトを保持するハウジングと、このハウジングを包囲するための外部コンタクトとを備えるコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、ゴムで形成され、
    前記中心コンタクトは、相手側コネクタの相手側中心コンタクトの相手側接触部に接触する接触部と、この接触部を前記相手側接触部に押し付けるばね部とを有し、
    前記ハウジングは、前記接触部の先端部を除く部分を保持するほぼ円柱状の保持部と、前記接触部が前記相手側接触部に接触したときに前記ばね部によって圧縮され、その反発力によって前記接触部を前記相手側接触部の方へ押圧する被圧縮部を有しており、
    前記外部コンタクトは、前記相手側コネクタのシェルの孔に挿入される円筒状の嵌合部を有し、
    前記嵌合部は、前記保持部と前記被圧縮部とを収容し、
    前記嵌合部の外径を小さくできるようにその嵌合部の一部が切除されており、
    前記嵌合部の外径は、前記シェルの孔の内径よりも僅かに大きい
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 中心コンタクトと、この中心コンタクトを保持するハウジングと、このハウジングを包囲するための外部コンタクトとを備えるコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、ゴムで形成され、
    前記中心コンタクトは、相手側コネクタの相手側中心コンタクトの相手側接触部に接触する接触部と、この接触部を前記相手側接触部に押し付けるばね部とを有し、
    前記ハウジングは、前記接触部の先端部を除く部分を保持するほぼ円柱状の保持部と、前記接触部が前記相手側接触部に接触したときに前記ばね部によって圧縮され、その反発力によって前記接触部を前記相手側接触部の方へ押圧する被圧縮部を有しており、
    前記外部コンタクトは、前記相手側コネクタのシェルの孔に挿入される円筒状の嵌合部を有し、
    前記嵌合部は、前記保持部と前記被圧縮部とを収容し、
    前記嵌合部の外径を小さくできるようにその嵌合部の一部が切除されており、
    前記嵌合部の外径は、前記シェルの孔の内径よりも僅かに大きく、
    前記嵌合部の外周面にその周方向に沿って溝が形成され、
    前記溝は、前記嵌合部が前記孔に挿入されたとき、前記シェルの孔の周辺部分を受け入れる
    ことを特徴とするコネクタ。
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