JP5229313B2 - 光ファイバ - Google Patents

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Description

本発明は光ファイバに関するものである。
光ファイバの偏波モード分散(PMD: Polarization Mode Dispersion)は、光ファイバが有する2つの基底導波モードの間の群遅延の差である。PMDは光ファイバの光学特性の異方性によって生じる。光学特性の異方性が生じる原因には、光ファイバの構造や組成や内部応力の異方性などの内部的要因の他に、光ファイバの側圧や曲げやツイストなどの外部的要因がある。PMDは光ファイバの伝送容量を制限する要因であるので、光ファイバのPMDを低減する様々な技術が開発されてきている。
特許文献1には、光ファイバにツイストを付与することによって該光ファイバのPMDを低減する方法が開示されている。この方法では、光ファイバをガラスプリフォームから線引する工程において、光ファイバを牽引する装置と光ファイバをリールに巻き取る装置との間に光ファイバを捻る装置を設置することで該光ファイバにツイストを付与し、このツイストを付与した光ファイバをリールに巻き取る。または、リールに巻かれた光ファイバを別のリールに巻き替える工程において光ファイバを捻りながら巻き取ることによって該光ファイバにツイストを付与する。適切な大きさのツイストを光ファイバに付与することにより、該光ファイバのPMDを低減することができる。例えば、1回/m以上のツイストを光ファイバに与えることで、ビート長が5〜50mの光ファイバのいずれにおいてもPMDを1/5以下に低減できることが示されている。
なお、特許文献1では、応力を伴う捻れをツイストと定義し、応力を伴わない捻れをスピンと定義している。これと同じ定義を本明細書でも用いる。
特許文献2には、光ファイバをガラスプリフォームから線引する工程において、光ファイバを捻りながらプリフォームから線引することによって該光ファイバにスピンを付与する方法が開示されている。同文献によれば、ビート長が0.5mより長い光ファイバに対して1m以上かつ長手方向に変化する周期で符号が反転するスピンを付与するとPMDを特に良く低減できるとされている。
非特許文献1には、スピンを付与した光ファイバにおける外部的要因によるPMDの挙動が記載されている。それによると、スピンが無い光ファイバでは側圧の方向によってPMDが異なるのに対して、スピンの有る光ファイバでは方向に関して平均化されてPMDは側圧方向に依存しなくなるが、側圧が増大するとスピンの有無に関係無くPMDは同様に増大するとされている。
米国特許出願公開第2006/0133751号公報 米国特許第6993229号公報 M. J. Li et al., Optics Letters, vol.24, no.19, pp.1325-1327 (1999). C. D. Poole, et al.,Optics Letters vol.16, pp.372-374 (1991). J. Noda et al., J. Lightwave Technol. v.4, pp.1071-1089 (1986). R.E. Shuh et al.,Electronics Letters, vol.31, no.20, pp.1772-1773, (1995).
発明者らは、上述の従来技術について検討した結果、以下のような課題を発見した。すなわち、従来技術では、内部的要因によるPMDに関しては良く低減することができたが、外部的要因によるPMDに関しては良く低減することができなかった。その原因としては以下の2つが考えられる。
第1の原因は、特許文献2等に開示された多くの従来技術においてPMD低減の手段としてスピンが用いられたことである。スピンが付与された光ファイバでは、基底モードの導波光は偏波状態を大きく変えることなく伝搬する。それ故、側圧や曲げによって一定方向の複屈折が生じると、2つの基底モードの間の群遅延差が速く蓄積して大きなPMDが発生する。外部的要因によるPMDを低減するためには、基底モードの導波光が偏波状態を変えながら伝搬することが必要であり、そのためにはスピンではなくツイストを付与することが望ましい。
第2の原因は、特許文献1ではツイストの付与の仕方が適切でなかったことである。単にツイストを付与するだけでは外部的要因によるPMDを低減できない。外部的要因によるPMDを低減するためには、ツイストの量や反転周期を適切に設計する必要がある。そもそも、特許文献1に開示されている技術は、内部的要因によるPMDを低減することを課題としており、外部的要因によるPMDを低減することを意図していない。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、側圧や曲げなどの外部的要因が加えられてもPMDが大きく上昇しない光ファイバを提供することを目的としている。
本発明に係る光ファイバは、応力を伴う弾性的な捻れであるツイストが所定の条件を満たすよう付与された光ファイバに関する。すなわち、ツイストによる単位長当りの回転数であるツイストレートを、当該光ファイバの長手方向位置zの関数として、所定のツイスト周期を有し、かつ、そのツイスト周期の中では一方向へのツイスト回転角と反対方向へのツイスト回転角とが互いに等しいf(z)で表すとともに、ツイストレート当りの円複屈折を表す比例係数をgとし、角周波数をωとし、曲げおよび側圧によって生じる外部的な直線複屈折をβとし、下記の関係式(1a)〜(1f)を満たすとしたとき、当該光ファイバに対するツイスト条件は、ツイスト周期をLとして関係式(1g)によって定義されるツイスト誤差量Aが8π(rad)以下である第1条件、および、関係式(1h)によって定義される最適周期Loptをまたいでツイスト周期が長手方向に変化する第2条件のうち、少なくとも一方を満たしている。
本発明に係る光ファイバは、第1条件が成立し、関係式(1f)で定義される矩形性パラメタρが0.59以上であるのが好適である。
本発明に係る光ファイバは、第1条件および第2条件が共に満たされるのが好適である。
本発明に係る光ファイバは、第1条件が成立し、比(β/g)で与えられるツイスト閾値をγthとしたとき、関係式(1e)で定義される平均のツイストレートγavが2γth以上であるのが好適である。
また、本発明に係る光ファイバは、コイル状に巻かれていて曲げ直径をDとし、光弾性定数をΔCとし、ヤング率をEとし、ガラス直径をdとし、光波長をλとし、下記の関係式で与えられる直線複屈折βによって比(β/g)で定義されるツイスト閾値をγthとしたとき、関係式(1e)で定義される平均のツイストレートγavが2γth以上であるのが好適である。
本発明に係る光ファイバは、光ファイバのガラス部分が固まってから付与される捻回方向が反転する捻回であるツイストを、そのツイストの単位長さ当りの回転数であるツイストレートが光ファイバの軸方向位置zの関数TP(z)として与えられ、その関数TP(z)の周期が、所定のパターン、ランダムパターンまたはこれらの組合せで変化していることを特徴とする。
本発明に係る光ファイバは、光ファイバのガラス部分が固まってから付与される捻回方向が反転する捻回であるツイストを、そのツイストの単位長さ当りの回転数であるツイストレートが光ファイバの軸方向位置zの関数TP(z)として与えられ、その関数TP(z)の振幅が、所定のパターン、ランダムパターンまたはこれらの組合せで変化していることを特徴とする。
本発明に係る光ファイバは、光ファイバのガラス部分が固まってから付与される捻回方向が反転する捻回であるツイストを、そのツイストの単位長さ当りの回転数であるツイストレートが光ファイバの軸方向位置zの関数TP(z)として与えられ、その関数TP(z)の振幅および周期それぞれが、所定のパターン、ランダムパターンまたはこれらの組合せで変化していることを特徴とする。
本発明に係る光ファイバは、側圧や曲げなどの外部的要因が加えられてもPMDが大きく上昇しない。
は、光ファイバにおけるツイスト付与を説明する図である。 は、光ファイバへのツイストが付与された光ファイバの製造方法を説明するための図である。 は、偏波分散ベクトルΩの軌跡を模式的に示す図である。 は、文献による物性パラメタを用いて計算されるqの値を示す図である。 は、ツイスト周期Lが20mである場合のEPMD-RFを示す図である。 は、外部的複屈折の大きさとツイスト振幅に対してEPMD-RFを3次元プロットした図である。 は、外部的複屈折の大きさとツイスト振幅に対してEPMD-RFを等高線表示した図である。 は、ツイストレートf(z)が正弦波で表される場合のEPMD-RFの計算結果を示す図である。 は、ツイストレートf(z)が三角波で表される場合のEPMD-RFの計算結果を示す図である。 は、ツイストレートf(z)がデューティ比50%台形波で表される場合のEPMD-RFの計算結果を示す図である。 は、ツイストレートf(z)がデューティ比80%台形波で表される場合のEPMD-RFの計算結果を示す図である。 は、台形波のデューティ比を説明する図である。 は、図8〜図11の包絡線から導かれるAW-EPMD-RFおよび式によって与えられるAW-EPMD-RFをプロットおよび直線で示す図である。 は、長手方向に変化するツイスト周期を有するタイプ1のデューティ50%台形波のツイスト波形f(z)を示す図である。 は、長手方向に変化するツイスト周期を有するタイプ2のデューティ50%台形波のツイスト波形f(z)を示す図である。 は、タイプ1の変調波形についてEPMD-RFのツイスト振幅依存性を示す図である。 は、タイプ2の変調波形についてEPMD-RFのツイスト振幅依存性を示す図である。 は、平均ツイスト振幅が最適値の周りの±20%の範囲で一様確率で変化しうる確率変数である場合のEPMD-RFの期待値<EPMD-RF>を示す図である。 は、最適ツイスト回転数からの誤差Aを一定値以下に制限した場合に生じうるEPMD-RFの期待値<EPMD-RF>の計算結果を示す図である。 は、平均ツイスト振幅とツイスト閾値の比(γav/γth)を一定値以下に制限した場合に生じうるEPMD-RFの期待値<EPMD-RF>の計算結果を示す図である。 は、関数TP(z)に三角波の周波数変調が有る場合および無い場合それぞれにおけるツイスト振幅γrとEPMD-RFとの関係を示す図である。 は、関数TP(z)に様々な周波数変調が有る場合におけるEPMD-RFを示す図である。 は、ffm,fdevおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。 は、ffm,fdevおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。 fm,fdevおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。 は、関数TP(z)におけるランダムな周波数変調波形を示す図である。 は、関数TP(z)に図26のランダムな周波数変調が有る場合におけるfdevとEPMD-RFとの関係を示す図である。 は、関数TP(z)に三角波の振幅変調が有る場合および無い場合それぞれにおけるツイスト振幅γrとEPMD-RFとの関係を示す図である。 は、m,LamおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。 は、m,LamおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。 は、m,LamおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。 は、関数TP(z)におけるランダムな振幅変調波形を示す図である。 は、関数TP(z)に図32のランダムな振幅変調が有る場合におけるmとEPMD-RFとの関係を示す図である。 は、Lfm,LLおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。 は、Lfm,LLおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。
符号の説明
10…光ファイバ、11…光ファイバ10のツイストを示す基準線、20…側圧方向、100…ボビン、200…ツイスト付与装置、210…回転ダイス、220…光ファイバ保持部。
以下、この発明に係る光ファイバの各実施形態を、図1〜35を参照して詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一部位、同一要素には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、光ファイバにおけるツイスト付与を説明する図である。図1(a)は、光ファイバ10の斜視図を示し、また、この光ファイバ10のツイストを示す基準線11および側圧方向20を示す。図1(b)は、光ファイバ10におけるツイストレートの軸方向分布を示す。光ファイバ10は、応力を伴う弾性的な捻れであるツイストが付与されている。光ファイバ10の軸方向位置をzで表し、位置zにおける基準線11の回転位置をθで表すと、ツイストによる単位長当りの回転数であるツイストレートは、位置zの関数として「f(z)=dθ/dz」で表される。図1(b)に示されるように、ツイストレートf(z)は、振幅がγで周期がLの矩形波で表される。
なお、図2は、ツイストが付与された光ファイバ10の製造方法を示す図である。すなわち、図2(a)に示されたように、ガラス径dを有する光ファイバ10の一端B1をボビン100に固定する。ボビン100の胴部外径はDであり、胴軸AXを中心に矢印S1に沿ってボビン100が回転することにより、この胴部に光ファイバ10が巻き取られる。このとき、光ファイバ10には、ツイスト付与装置200により所望のツイストが付与される。ツイスト付与装置200は、光ファイバ10にツイストを付与する回転ダイス210と、光ファイバ10を回転可能な状態で保持する光ファイバ保持部220を備える。光ファイバ10とボビン100とはC1点において接触しているため、このC1点において、光ファイバ10に付与されたツイスト状態が固定される。したがって、C1点を支点として回転ダイス210が矢印S2(第1捻回方向)に沿って回転することにより、光ファイバ10にツイストが付与される。ツイスト付与装置200による光ファイバ10へのツイスト付与は、ボビン100を胴軸AXを中心に矢印S1に沿って回転させながら行われるため、ボビン100の胴部には、所定のツイストが付与された光ファイバ10が巻き取られる。これにより、曲げ直径Dでコイル状に巻かれた光ファイバ10(ツイスト付与後)が得られる。
一方、ツイスト付与装置200は、一定時間が経過すると、回転ダイス210の捻回方向を反転させる(図2(b)における矢印S2で示された方向)。このとき、ボビン100の胴部に巻き取られている光ファイバ10の一部は、付与されたツイストが維持された状態で、C2点がツイスト付与のための支点として機能する(この状態においても、ボビン100は、胴軸AXを中心に矢印S1に沿って一定速度で回転している)。すなわち、C2点を支点として回転ダイス210が矢印S3(第2捻回方向)に沿って回転することにより、光ファイバ10に逆方向のツイストが付与される。
所定時間ごとに捻回方向を変更しながらボビン100に巻き取られた光ファイバ10の他端B2も、一端B1とともにボビン100に固定される。これにより、図2(c)に示されたような曲げ直径Dでコイル状に巻き取られた光ファイバ10が得られる。
光ファイバ10の内部的複屈折(内部的要因による複屈折)は十分に小さく零と見なすことができる。内部的複屈折を十分に小さくするためには、構造や内部応力の異方性を十分に小さくしてもよいし、それらの異方性に対して十分に大きなスピンを付与してもよい。この光ファイバ10に、大きさおよび方向が軸方向に一定である外部的複屈折(側圧や曲げなどの外部的要因による複屈折)が加わる場合を想定する。
光ファイバ10において一端(z=0)から位置zまでの間の区間の偏波分散ベクトル(PDV: Polarization Dispersion Vector)をΩ(z)と表す。PDVは、方向が主偏波状態(群速度が最大または最小となる偏波状態)のストークスベクトルに等しく、大きさがPMDに等しい。PDVの空間的発展は、下記式の微分方程式に従うことが知られている(例えば非特許文献2参照)。
ただし、βは伝搬定数差で表した外部的複屈折である。gは、rotation coefficientと呼ばれる物性定数であり、ツイストに対する円複屈折の比例係数を表す。また、下付添字ωは角周波数ωに関する偏微分を表す。関数f(z)は上述したようにツイストレートであり、本実施形態においては下記式で表される。
上記(3)式を解くことにより、PMDおよびPDVを位置zの関数として求めることができる。上記(3)式において下記(5)式のように表し、上記(4)式を上記(3)式に代入して、位置z=(n−1)L から 位置z=nLまでの範囲で積分すると、下記(6)式のようになる。
上記(6)式の物理的意味は以下のように理解することができる。まず、(6)式における行列Aは回転行列である。一般に回転行列は下記式で表されることが知られている。ただし、eは回転軸方向の単位ベクトル、φは回転角、Eは単位行列、上付添字Tは転置行列、上付添字×は外積行列を表す。
上記(7)式において下記(8)式を代入したものは、上記(6a)式に一致する。従って、Aは回転行列である。また、Bは速度ベクトルを表す。
定義より Ω=0 であることから、上記(6)式の解は下記式で表される。この式は、方向が一定の速さで回転し、大きさが一定であるベクトル(B, AB, AB, AB, …)を積算することを表していることから、Ωの軌跡は螺旋となる。図3は、偏波分散ベクトルΩの軌跡を模式的に示す図である。図中で、Oは原点を表す。
次に、PMDは偏波分散ベクトルPDVの大きさであるから、PDVの軌跡を表す螺旋において始点(原点)から終点までの直線距離がPMDとなる。ここで、回転軸がz軸となるように座標を回転させて、回転後の座標で表示した変数にティルダを付けて表すと、下記(10)式で表される。この(10)式を解くと下記(11)式で表される。したがって、偏波モード分散(PMD)τは下記(12)式で表される。
ここで、回転軸をz軸としていたので、速度ベクトルBを回転後の座標で表示したものは下記(13)式で表される。これを用いると、上記(12)式は下記(14)式のようになる。
上記(14)式の右辺の根号内において、第1項は螺旋軸方向への発展を表し、第2項は螺旋軸の回りの回転を表す。光ファイバを通信伝送路として実用する場合、通常は、光ファイバ長がツイスト周期よりも十分に長く、上記(14)式の右辺の根号内の第1項が支配的となる。この場合、上記(14)式は下記(15)式のようになる。
上記(6c)式および上記(8a)式から下記(16)式が成り立つ。また、上記(6c)式から下記(17)式が成り立つ。これらから下記(18)式が導かれる。
上記(14)式,(16)式および(18)式から、PMDは下記(19)式で表される。また、上記(14)式と同様に、十分に長い光ファイバでは右辺の根号内の分子の第1項が支配的となるので、下記(19)式は下記(20)式のようになる。
すなわち、速度ベクトルBの螺旋軸方向eへの射影成分の大きさが、ツイスト1周期当りのPMDを表す。また、単位長さ当りのPMDは下記(21)式のαパラメタによって表される。(21c)式のベクトルe’ は上記(8a)式の螺旋軸方向単位ベクトルeに等しいので、(21a)式におけるB’ はPDV発展の速度ベクトルBに相当する。そこで、B’ を擬似速度ベクトルと呼ぶ。(21a)式は、螺旋軸方向e’ への擬似速度ベクトルB’ の射影成分の大きさによって単位長当りのPMDが決定されることを示している。
従って、PMDを最小化するためには、(21c)式で表される螺旋軸ベクトルe’への、(21b)式で表される擬似速度ベクトルB’ の射影成分を最小化するように、ツイストの振幅γおよび周期Lを選択することが好ましく、更に可能であれば外部的複屈折βをも選択することが好ましい。勿論、光ファイバの長さが十分に長くない場合は、上記(19)式で表される偏波モード分散(PMD)τを最小化するように上記パラメタを選択しても良い。
次に、ツイストによる外部的PMD低減の効果を低減係数EPMD-RF(External PMD Reduction Factor)として下記(22)式で表す。ツイストがある場合のPMDは上記(20)式(厳密には上記(19)式)で表される。一方、ツイストが無い場合は、上記(6d)〜(6f)式からb=1、b=0 となり、上記(6i)式から d=dとなるので、上記(6b)式および(6c)式が下記(23a)式(23b)式となり、上記(7)式からPDVは下記(24)式で表され、PMDが下記(25)式で表される。
従って、上記(19)式および(25)式を(22)式に代入すると、外部的PMDの低減係数EPMD-RFが下記(26)式のように求められる。また、十分に長い光ファイバにおいては、EPMD-RFは、下記(27)式のように表される。この(27)式は、規格化された速度ベクトルCの螺旋軸方向e’ への射影成分を最小化するように、ツイスト振幅γおよびツイスト周期Lを選択することによって、更に可能であれば外部的複屈折βを選択することによって、外部的PMDを最小限に低減することができることを示している。
ツイストの振幅γおよび周期Lは、例えば特許文献1に記載された既知の技術を用いて調整することができる。また、外部的複屈折βの大きさは、光ファイバの曲げ径や側圧によって調整することができる。ただし、外部的複屈折の中には設計者や使用者の意図しない原因(例えばケーブル内での光ファイバの蛇行やリールの膨張収縮やスプール内での隣接光ファイバ間の摩擦など)によって発生するものがあり、これらを一定値に調整することは困難な場合が多い。しかし、これらの意図しない外部的複屈折の予想される値の範囲よりも大きな複屈折を意図的に与えることにより、意図しない要因による外部的複屈折の値の変動を抑え、(27)式または(26)式に与えられる外部的PMDの最小化条件を安定的に成立させることができる。
意図的に外部的複屈折を与える方法として、テープ心線においてテープ樹脂の熱収縮応力によって心線に非対称な側圧を加える方法、ケーブル内で光ファイバを螺旋状に走行させることによって曲げを加える方法、リール巻き状態や芯無しのコイル状態の光ファイバにおいて巻き径を小さくする方法、などの方法は簡便で再現性が高いので実用性が高い。曲げや側圧によって光ファイバに生じる複屈折に関しては、非特許文献3などに開示されている式から知ること
ができる。
例えば、光ファイバに直径Dの曲げを与えた場合の複屈折βは下記式で表される。ただし、ΔCは光弾性定数であり、Eはヤング率であり、dは光ファイバのガラス直径であり、λは光波長である。
また、以下に示されたように、外部的複屈折に比べて十分に大きなツイストを光ファイバに与えることにより、外部的複屈折の値に関係なく外部的PMDを最小化することが可能である。すなわち、下記(29)式で与えられるツイスト閾値γthよりも十分に大きなツイスト(例えば3倍以上、より好ましくは10倍以上)を加える。このとき、下記(30)式で表される関係があり、下記(31)式および(32)式のようになるので、上記(27)式は下記(33)式のようになる。
上記(33)式は、下記(34)式が成り立つときに、最小値である零をとる。(34a)式の左辺は、ツイスト一周期にわたる回転角の合計を表す。また、右辺qは(34b)式によって決まる。(34b)式におけるg,dおよびdはいずれも光ファイバの材料によって決まる物性パラメタである。PMDが問題とされる通信用光ファイバの場合、光ファイバの材料はシリカガラスである場合がほとんどである。シリカ系ガラスにおける上記物性パラメタの値は経験的にg=0.14,d=1.085,d=0.085 であることが非特許文献4に開示されている。図4は、この文献による物性パラメタを用いて計算されるqの値を示す図である。
従って、光ファイバを構成する材料(通常はシリカガラス)の物性パラメタ(通常は、g=0.14,d=1.085,d=0.085)を上記(34)式に代入することによって決定される値の集合qのいずれかが、ツイスト一周期にわたる合計回転角γLに等しくなるように、ツイスト条件を調整することにより、外部的複屈折の大きさによらず、外部的PMDの発生を最小限に抑えることができる。
次に、数値例として、ツイスト周期Lが20mである場合について上記(27)式によって与えられるEPMD-RFを図5に示す。図5において、外部的複屈折の大きさは、ビート長L=2π/βによって示されている。また、上記(34)式によって与えられる最適ツイスト振幅γoptについても図5に示されている。この図5に示されたように、(34)式の最適ツイスト振幅を選択することにより、外部的複屈折の大きさによらず、外部的PMDを最小限に抑制することが可能である。また、図5にはビート長L=15.5[m]の場合について、EPMD-RFの包絡線が示されている。この包絡線は、上記(27)式から、下記(35)式で表される。この包絡線は、ツイスト振幅γおよび周期Lが上記(34)式の最適条件から外れた場合に生じうるEPMD-RFの最悪値を表
している。
また、別の数値例として、外部的複屈折の大きさとツイスト振幅に対してEPMD-RFを3次元プロットしたものを図6に示し、また、これを等高線表示したものを図7に示す。また、図6および図7には、上記(29)式によって与えられるツイスト閾値γthと、上記(34)式によって与えられる最適ツイスト振幅γoptも、併せて示されている。これらの図に示されるように、ツイスト振幅γをツイスト閾値γthよりも大きくすると共に最適ツイスト振幅γoptのいずれかに等しくすることにより、外部的複屈折のビート長Lによらず外部的PMD低減率EPMD-RFを最小化することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態として、矩形波以外のツイスト波形を用いた場合のPMD低減性能について説明する。非矩形波のツイスト波形の場合には、上記(6)式を数値的に積分することによってPMDおよびEPMD-RFを計算することができる。
図8は、ツイストレートf(z)が正弦波で表される場合のEPMD-RFの計算結果を示す図である。図9は、ツイストレートf(z)が三角波で表される場合のEPMD-RFの計算結果を示す図である。図10は、ツイストレートf(z)がデューティ比50%台形波で表される場合のEPMD-RFの計算結果を示す図である。また、図11は、ツイストレートf(z)がデューティ比80%台形波で表される場合のEPMD-RFの計算結果を示す図である。なお、台形波のデューティ比は、台形の平坦部分が占める比率であり、図12における変数pで定義される。
図8〜図11で、ツイスト周期Lを20mとした。また、図8(a)、図9(a)、図10(a)および図11(a)のそれぞれでは外部的複屈折のビート長Lを155mとし、図8(b)、図9(b)、図10(b)および図11(b)のそれぞれでは外部的複屈折のビート長Lを15.5mとした。上記(6)式を数値積分して得られるEPMD-RFを平均ツイスト振幅に対してプロットして示した。ここで、平均ツイスト振幅γavは、ツイストレートの絶対値平均であり、下記(36)式で表される。また、図8〜図11では、EPMD-RFの近似式が示されている。この近似式とは、下記(37)式で与えられるEPMD-RFeffである。
ただし、EPMD-RFeffは、上記(27)式の右辺およびそれが依存する各式において、ツイスト振幅γおよびrotational factorの周波数分散dを、下記(38)式で与えられる実効ツイストレート((38a)式)および実効分散((38b)式)に置き換えることによって得られるEPMD-RFである。(37)式の右辺においてハットを付けた変数は、上記の置き換えを行って計算される値であることを示す。(38c)式で与えられるパラメタρは、波形の平均振幅の最大振幅に対する比であり、矩形波の時に最大値1をとることから矩形性パラメタと呼ぶ。(38a)式および(38b)式における係数および乗数(1.014, 0.42, 4)は、図8〜図11の数値解から発明者によって経験的に導かれた値であるが、これら図に示されたように数値解の挙動を忠実に再現している。
また、EPMD-RFが最小となる最適ツイスト条件については、(27)式〜(34)式に至るのと同様の議論により、下記(39)式が成立する場合に、下記(40)式が成立することが導かれる。従って、最適な平均ツイスト振幅およびツイスト周期を与える関係式は下記(41a)および(41b)式のようになる。この(41a)および(41b)式が示す最適条件は、三角波、正弦波、台形波などの波形によらず成立する。実際の製造条件や使用条件においては、ツイスト波形は、三角波や正弦波や台形波と厳密には一致しない場合が生じうるが、そのような場合においても上記の最適条件を実質的に満足させることにより、外部的PMDを最小化することができる。
具体的には、最適ツイスト回転数からの誤差Aを下記(42)式のように定義し、Aを一定の上限値以下に制限した場合に生じうるEPMD−RFの期待値<EPMD−RF>を計算すると、図19のようになる。図19に示されているように、Aをより小さい範囲に制限することによってEPMD−RFの期待値を下げることができるが、特にAの上限を4回(8π[rad])以下、より好ましくは2回(4π[rad])以下にすると、特にEPMD−RFの期待値を低く抑えることができる。一方、Aの上限を大きくしていくと、EPMD−RFの期待値は一定の範囲に収束していくが、これはツイスト回転数を特に制約しない従来の技術(例えば文献1)において予想されるEPMD−RFの期待値に相当する。従って、最適ツイスト回転数からの誤差Aの上限を4回(8π[rad])以下、より好ましくは2回(4π[rad])以下にすることによって、従来技術に比べてEPMD−RFの期待値を低く抑えることができる。
また、(39)式に示されるように、外部的複屈折によって決まるツイスト閾値γthよりも平均ツイスト振幅γavを大きくすることが好ましいが、これを以下に具体的に示す。すなわち、(γav/γth)の比を一定の下限値以上に制限した場合に予想されるEPMD−RFの期待値<EPMD−RF>を計算すると、図20のような結果となる。図20において、(a)は最適ツイスト回転数からの誤差Aを4回(8π[rad])以下に制限した場合、(b)は2回(4π[rad])以下に制限した場合である。図から分かるように、(γav/γth)の比を2以上、より好ましくは4以上とすることにより、EPMD−RFの期待値を下げることができる。
また、図8〜図11にはEPMD-RFeffの包絡線も示されている。包絡線についても同様に上記(35)式に実効ツイストレート((38a)式)および実効分散((38b)式)を代入することにより、下記(43)式が得られる。特に、ツイスト振幅が十分に大きく、上記(39)式が成立するときの漸近値(グラフ右方での収束値)は、十分に大きな振幅のツイストを与えた場合に生じうるEPMD-RFの最悪値(最大値)に相当することから、これをAW-EPMD-RF(Asymptotic Worst EPMD-RF)と呼ぶと、下記(44)式で与えられる。
図13は、図8〜図11の包絡線から導かれるAW-EPMD-RFおよび(44)式によって与えられるAW-EPMD-RFをプロットおよび直線で示す図である。また、図13は、各波形の矩形性パラメタについても示す。この図13に示されたように、ツイスト波形を矩形波に近づける(矩形性パラメタを値1に近づける)ことにより、ツイスト振幅が(製造時の誤差などによって)最適値から外れた場合に生じうるEPMD-RFの最悪値(AW-EPMD-RF)を低くすることができる。すなわち、より確実に外部的PMDを低減することができる。具体的には、矩形性パラメタを0.59以上にすることにより、AW-EPMD-RFを最悪値から10%以上低下させることができるので好ましい。さらに、矩形性パラメタを0.71以上にすることにより、AW-EPMD-RFを最悪値から20%以上低下させることができるので好ましい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。第1実施形態および第2実施形態では、ツイスト波形f(z)の周期Lは長手方向に一定であり、この一定周期の間で一つの方向へのツイスト回転角と反対方向への回転角とが互いに釣り合っていた。第3実施形態では、ツイスト周期Lを長手方向に変えることにより、ツイスト振幅γが不確実性を持つ場合においても期待されるEPMD-RFをより低くでき、従ってより確実に外部的PMDを低減できることを示す。ただし、ツイスト周期Lとは、その長さの中で一つの方向へのツイスト回転角と反対方向への回転角とが互いに釣り合う長さを指すこととし、数学的な意味での周期関数の周期と区別する。
図14および図15それぞれは、長手方向に変化するツイスト周期を有するデューティ50%台形波のツイスト波形f(z)を示す図である。図14に示されるタイプ1ではツイスト周期が2水準に渡って変化する。図15に示されるタイプ2ではツイスト周期が3水準に渡って変化する。また、ツイスト周期の変化幅をΔLとし、平均値をLavとして、変調度mを下記(45)式で定義する。従って、タイプ1の波形(図14)では、ツイスト周期が(1−m)Lav,(1+m)Lavの2水準で交互に変化する。また、タイプ2の波形(図15)では、ツイスト周期がLav,(1−m)Lav,Lav,(1+m)Lavの順で変化する。
図16は、タイプ1の変調波形についてEPMD-RFのツイスト振幅依存性を示す図である。図17は、タイプ2の変調波形についてEPMD-RFのツイスト振幅依存性を示す図である。図16(a)および図17(a)のそれぞれでは外部的複屈折のビート長Lを155mとし、図16(b)および図17(b)のそれぞれでは外部的複屈折のビート長Lを15.5mとした。また、変調度mを 0,0.15,0.25 および0.35 それぞれとした。
図16および図17それぞれにおいて、変調度mが0であるとき、すなわち、平均ツイスト振幅が約1.8回/mであるときにEPMD-RFは最小となる。これは、上記(34)式の最適ツイスト条件に相当する。一方、ツイスト振幅が最適値から外れるとEPMD-RFは上昇する。これに対し、変調度mを0から増大させていくと、ツイスト振幅が最適値から外れた場合でも、EPMD-EFの上昇は、変調度が0である場合よりも小さい。すなわち、複数のツイスト周期を混合して用いることにより、より広い範囲のツイスト振幅においてEPMD-RFを低く抑えることができる。この傾向は、ツイスト周期の水準数(タイプ1,2)およびビート長L(15.5m,155m)によらず同じである。
図18は、平均ツイスト振幅が最適値の周りの±20%の範囲において一様確率で変化しうる確率変数である場合のEPMD-RFの期待値<EPMD-RF>を示す図である。図18(a)はタイプ1の場合を示し、図18(b)はタイプ2の場合を示す。この図18に示されたように、変調度mを0から増大させていくことにより、EPMD-RF期待値は低減する。すなわち、ツイスト振幅が例えば製造バラツキなどによる不確実性を持つ場合や、製造後の巻き替え工程やケーブル化工程などでツイスト振幅が変化した場合においても、外部的PMDをより確実に低減することができる。
特に、ツイスト周期を2水準で変化させた場合(タイプ1)には、0.08から0.26までの範囲の変調度で変調を行うと、EPMD-RF期待値が変調無しの場合に比べて25%以上低下するので好ましい。また、ツイスト周期を3水準で変化させた場合(タイプ2)には、0.18から0.49までの範囲の変調度で変調を行うと、EPMD-RF期待値が変調無しの場合に比べて50%以上低下するので好ましい。また、ツイスト周期は2水準よりも3水準の方がEPMD-RF期待値をより低く抑えることができるので好ましい。さらに、水準数を増やしたり連続的にツイスト周期を変化させたりすることで、さらにEPMD-RF期待値を低減できる可能性があることも以上の結果から推察される。
以上のように、ツイストレートを長手位置zの関数としてTP(z)で表したとき、関数TP(z)を単純な周期関数にすることで、外部的複屈折に起因する偏波モード分散(PMD)を低減することができる。しかし、それでは不十分である。何故なら、関数TP(z)の振幅を最適値に制御することでPMDを十分に低減することができるものの、そのような制御は現実には困難であるからである。
そこで、以下では、現実的に制御が可能なパラメータで外部的複屈折に起因したPMDを十分に低減する手段について説明する。その手段は周期関数TP(z)の変調(振幅変調、周波数変調)である。ここでは、搬送波を正弦波として、この正弦波を変調した場合にEPMD-RF(上記(22)式)が改善することを示す。
まず、関数TP(z)が正弦波を搬送波として周波数変調を掛けたものである場合を考える。すなわち、下記(46)式および(47)式が成り立つ場合を考える。ここで、関数TP(z)を三角波で変調した場合、下記(48)式〜(51)式が成り立つ。ここで、Lは最長ツイスト周期であり、Lは最短ツイスト周期であり、Lfmはツイスト周波数(周期)変調周期であり、γrはツイスト振幅である。また、TW(φ)は周期2πで振幅1の三角波の関数である。
図21は、関数TP(z)に三角波の周波数変調が有る場合および無い場合それぞれにおけるツイスト振幅γrとEPMD-RFとの関係を示す図である。図中の実線は、LおよびLを共に20mとした周波数変調無しの場合のシミュレーション結果を示す。図中の破線は、Lfmを100mとし、Lを20mとし、Lを30mとした三角波の周波数変調ありの場合のシミュレーション結果を示す。このシミュレーションでは、外部的複屈折を1×10−7とし、ガラス複屈折を0とした。ツイスト振幅が2回/m以上の範囲では、EPMD-RFの平均値および最大値の何れも、変調ありの方が大幅に小さくなっていることが分かる。
図22は、関数TP(z)に様々な周波数変調が有る場合におけるEPMD-RFを示す図である。ここでは、周波数変調波形を三角波以外に正弦波および矩形波にした。何れの変調の場合にも、Lfmを100mとし、Lを20mとし、Lを30mとした。この図には、ツイスト振幅を2.5〜5回/mとした場合のEPMD-RFの平均値および最大値を示す。波形によってもEPMD-RFが変化しており、この中では三角波、正弦波、矩形波の順でEPMD-RFが小さい。
また、変調周期LfmによってもEPMD-RFは変化する。図23〜図25それぞれは、ffm,fdevおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。ここで、「ffm=1/Lfm」とおいた。変調波形は三角波である。図23は、favを0.05/m(周期を20m)とした場合を示す。図24は、favを0.033/m(周期を30m)とした場合を示す。図25は、favを0.025/m(周期を40m)とした場合を示す。図23(a)、図24(a)および図25(a)のそれぞれは、ツイスト振幅を2.5〜5回/mとした場合のEPMD-RFの平均値を示す。図23(b)、図24(b)および図25(b)のそれぞれは、ツイスト振幅を2.5〜5回/mとした場合のEPMD-RFの最大値を示す。
図23〜図25それぞれは、互いに似た傾向を有するグラフであるが、favが大きい方がEPMD-RFの絶対値が小さくなっていることが分かる。favが大きいということは全体としてツイスト周期が小さいということであるので、巻き替えによる解放に耐性が弱くなってしまう。このことを考えると、favは0.025〜0.1程度であるのが望ましい。勿論巻き替えをする必要がない場合は、favはより大きい方が好ましい。また、EPMD-RFが平均的に0.1以下になるようにするには、fdevは0.0025/m以上であることが望ましい。更に、ffmがfav、4/5fav、2/3fav、1/2fav、2/5favに近い値でないことが望ましい。更に、ffm<1/2favが望ましい。周波数変調の場合は、波形が正弦波や矩形波の場合もEPMD-RFの絶対値は異なるが、概ね同様の傾向のグラフとなる。
図34および図35それぞれは、Lfm,LLおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。図34は、Lを20mとした場合を示す。図35は、Lを15mとした場合を示す。図34(a)および図35(a)のそれぞれは、ツイスト振幅を2.5〜5回/mとした場合のEPMD-RFの平均値を示す。図34(b)および図35(b)のそれぞれは、ツイスト振幅を2.5〜5回/mとした場合のEPMD-RFの最大値を示す。Lが約20mの場合、図34(a)でEPMD−RFが概ね0.04以下になる範囲として、少なくとも、32m≦L≦52m、且つ、Lfm≧55/3・L−500(すなわち、(L,Lfm)で(30,50)と(60,600)の2点を通る直線からLfmの大きい領域)が望ましい。或いは、12≦L−L≦32、且つ、Lfm≧{55(L−L)−400}/3が望ましいと表すこともできる。Lが約15mの場合、図35(a)でEPMD−RFが概ね0.04以下になる範囲として、少なくとも、25m≦L≦58m、且つ、Lfm≧100mが望ましい。或いは、10m≦L−L≦43m、且つ、Lfm≧100mが望ましいと表すこともできる。
ここまで、正弦波、三角波および矩形波などの周期関数を変調波形とした場合を考えてきたが、次に、変調波形をランダム波形にした場合について説明する。図26は、関数TP(z)におけるランダムな周波数変調波形を示す図である。図27は、関数TP(z)に図26のランダムな周波数変調が有る場合におけるfdevとEPMD-RFとの関係を示す図である。この図には、ツイスト振幅を2.5〜5回/mとした場合のEPMD-RFの平均値および最大値を示す。変調波形がランダムである場合でも、変調無しの場合よりEPMD-RFが大幅に低減する場合があることが分かる。
このように関数TP(z)に適切な周波数変調を加えることで、すなわち、関数TP(z)の周期に適切な変調を加えることで、EPMD-RFが大幅に低減することができる。
つぎに、関数TP(z)が正弦波を搬送波として振幅変調を掛けたものである場合を考える。このとき、下記(52)式が成り立つ。A(z)は振幅1の関数であり、Lはツイスト周期である。γmaxは、最大ツイスト振幅であって、下記(53)式で表される。ここでまた、三角波で変調した場合を考えると、下記(54)式が成り立つ。ただし、Lamはツイスト振幅変調周期である。また、変調度mを下記(55)式のように定める。
図28は、関数TP(z)に三角波の振幅変調が有る場合および無い場合それぞれにおけるツイスト振幅γrとEPMD-RFとの関係を示す図である。図中の実線は、振幅変調無しの場合のシミュレーション結果を示す。図中の破線は、Lを20mとし、Lamを100mとし、mを0.25/0.75とした三角波の振幅変調ありの場合のシミュレーション結果を示す。ツイスト振幅が2回/m以上の範囲では、EPMD-RFの平均値および最大値の何れも、変調ありの方が大幅に小さくなっていることが分かる。
振幅変調の場合も、mやLamによってEPMD-RFは影響を受ける。図29〜図31それぞれは、m,LamおよびEPMD-RFの関係を示すグラフである。図29は、変調波形を三角波(L=20m)とした場合を示す。図30は、変調波形を正弦波(L=20m)とした場合を示す。図31は、変調波形を矩形波(L=20m)とした場合を示す。図29(a)、図30(a)および図31(a)のそれぞれは、ツイスト振幅を2.5〜5回/mとした場合のEPMD-RFの平均値を示す。図29(b)、図30(b)および図31(b)のそれぞれは、ツイスト振幅を2.5〜5回/mとした場合のEPMD-RFの最大値を示す。
図31の矩形波の場合以外は概ね同様の傾向であることが分かる。このとき、EPMD-RFが平均的に0.1以下になるようにするには、変調波形は矩形波以外の周期関数でmが0.2以上かつLamが120m以上であることが望ましい。変調波形が矩形波である場合は、EPMD-RFが大きく低減するパラメータの範囲が狭いことが分かる。
ここまで、正弦波、三角波および矩形波などの周期関数を変調波形とした場合を考えてきたが、次に、変調波形をランダム波形にした場合について説明する。図32は、関数TP(z)におけるランダムな振幅変調波形を示す図である。図33は、関数TP(z)に図32のランダムな振幅変調が有る場合におけるmとEPMD-RFとの関係を示す図である。この図には、ツイスト振幅を2.5〜5回/mとした場合のEPMD-RFの平均値および最大値を示す。変調波形がランダムである場合でも、変調無しの場合よりEPMD-RFが大幅に低減する場合があることが分かる。
このように関数TP(z)に適切な振幅変調を加えることで、EPMD-RFが大幅に低減することができる。
なお、関数TP(z)は、正弦波を搬送波として周波数変調および振幅変調の双方を掛けたものであってもよい。

Claims (4)

  1. 応力を伴う弾性的な捻れであるツイストが付与された光ファイバであって、
    ツイストによる単位長当りの回転数であるツイストレートを、当該光ファイバの長手方向位置zの関数として、所定のツイスト周期を有し、かつ、そのツイスト周期の中では一方向へのツイスト回転角と反対方向へのツイスト回転角とが互いに等しいf(z)で表すとともに、
    ツイストレート当りの円複屈折を表す比例係数をgとし、角周波数をωとし、曲げおよび側圧によって生じる外部的な直線複屈折をβとし、関係式(1a)〜(1f)を満たすとしたとき、
    当該光ファイバに対するツイスト条件は、ツイスト周期をLとして関係式(1g)によって定義されるツイスト誤差量Aが8π(rad)以下である第1条件を満たしている光ファイバ。
  2. 記第1条件の成立下における前記関係式(1f)で定義される矩形性パラメタρは、0.59以上であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
  3. 記第1条件が成立するとともに比(β/g)で与えられるツイスト閾値をγthとするとき、前記関係式(1e)で定義される平均のツイストレートγavは、2γth以上であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
  4. 該光ファイバがコイル状に巻かれた状態における前記関係式(1e)で定義される平均のツイストレートγavは、曲げ直径をDとし、光弾性定数をΔCとし、ヤング率をEとし、ガラス直径をdとし、光波長をλとし、下記の関係式で与えられる直線複屈折βによって比(β/g)で定義されるツイスト閾値をγthとするとき、2γth以上であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
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