JP5227887B2 - バックアップ管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サーバ仮想化環境におけるストレージシステムを用いたバックアップ及びリカバリに関する。
近年、IT技術が普及し、ホスト計算機などのIT機器自体は爆発的に増加している。その結果、IT機器の数の多さなどから、IT機器管理の難しさが問題になってきている。
ホスト計算機の管理容易化を実現する技術としてサーバ仮想化技術がある。サーバ仮想化技術にはたとえば、実ホスト計算機上に特別な仮想化プログラムを動作させ、当該仮想化プログラムが実ホスト計算機とは異なる構成、個数、処理能力の仮想的な計算機(仮想計算機、又はVM(Virtual Machine)という)を、当該実ホスト上に構築するソフトウェアベースサーバ仮想化技術がある。上記技術により、実ホストの構成、個数、処理能力などを気にすることなく、IT管理者は必要な計算処理能力を必要な分だけ使用し、管理することが可能となる。
一方、サーバ仮想化を使用する環境(サーバ仮想化環境という)では、VMの情報、およびVM上で動作するOS、アプリケーションソフトウェアおよびそのデータ等はまとめてデータ化され(VMファイルという。ただし、必ずしもファイルシステムが管理するデータ構造であるファイルである必要は無く、データであればよい。)、ストレージシステム等の記憶領域に記憶される。サーバ仮想化環境におけるバックアップは、稼働中のVMをまとめて保存する。サーバ仮想化環境におけるバックアップ技術の一例として、特許文献1がある。特許文献1によると、サーバ仮想化環境において、仮想化プログラムが稼働中のVMを、いったん静止化し、ファイルとしてVMショットファイルが保存される上記の共有記憶領域にデータ(スナップショットファイルという。ただし、必ずしもファイルシステムが管理するデータ構造であるファイルである必要は無く、データであればよい。)として保存する。一般的に上記VMのファイル化処理はスナップショット処理とよばれる。一般にスナップショットファイルは、VMファイルでは保存されない、VMの仮想的なメモリや、レジスタの内容や、スナップショット処理実施後に、ストレージシステムに書き込んだデータの差分などが含まれる。スナップショットファイルとVMファイルを利用することで、仮想化プログラムは、VMや、VM上OSやアプリケーションの論理的な障害発生時に、スナップショット取得時点のVMを回復することができる。
また、ストレージシステムによるバックアップ技術がある。たとえば、特許文献2が開示されている。特許文献2によると、ホスト計算機がストレージシステムと接続される環境において、ホスト計算機上で動作するアプリケーションソフトウェアの回復可能な時刻に、ストレージシステムがアプリケーションソフトウェアのデータが保存されるボリュームをまとめて、ストレージシステムのコピー機能により、同時に複製する。これにより、アプリケーションソフトウェアの論理障害や、ストレージシステムのディスク装置故障などの物理障害の両方からアプリケーションソフトウェアの情報を回復することができる。ストレージシステムによるバックアップ技術は、バックアップに必要なデータコピーをストレージシステムが行うため、ホスト計算機の負荷を軽減することができる。
US2007244938号報 US7120769号報
仮想化プログラムがストレージシステムの記憶領域(例えば、一つ以上のボリュームやボリューム中の定められたブロックアドレス範囲がある)にVMファイルや、スナップショットファイルを格納する場合、一つ以上のVMファイルや、スナップショットファイルがこの記憶領域に混在して格納される。一方で、ストレージシステムは、ボリューム単位やブロックアドレス範囲というVMファイルや、スナップショットファイルのデータ構造とは独立なボリュームやブロックアドレス範囲を指定することでバックアップ処理を行う。そのため、ストレージシステムによる特定VMのバックアップ(すなわち、特定VMのVMファイル、スナップショットファイルの保存)は混在するほかのVMの情報もまとめてバックアップしている。
しかし、特許文献1及び特許文献2に開示の技術ではこうしたストレージ装置がバックアップ対象として指示を受ける記憶領域に複数VMの情報(VMファイル、スナップショットファイル)が混在した状況でのバックアップデータ活用を効率的にできない。
本発明の目的は、VMのバックアップを効率的に活用することのできる情報処理システム、管理計算機、方法、管理プログラム、管理プログラムが格納された媒体、及び管理プログラムを管理計算機にインストールするプログラム配布サーバを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は次のような構成をとる。本発明の計算機システムは、管理計算機と、複数の仮想計算機を提供するホスト計算機と、記憶領域をホスト計算機に提供するストレージシステムとから構成される。前記記憶領域は前記複数の仮想計算機に対応する複数のVMファイル、スナップショットファイルを格納する。ホスト計算機は前記複数の仮想計算機の一つである第一の仮想計算機の静止化を行い、前記記憶領域に、前記第一の仮想計算機に対応する第一のスナップショットファイルを生成する。ストレージシステムは前記静止化を伴った第一のスナップショットファイル生成後に、前記記憶領域の複製を作成する。前記管理計算機は、作成した複製に格納された複数のスナップショットファイルについて、前記第一のスナップショットファイルと、前記第一のスナップショットファイル以外の少なくとも一つのスナップショットファイルと、の静止化時間を管理し、表示する。
本発明により、計算機システムの管理者は複数の仮想計算機のスナップショットファイルをストレージシステムで複製したデータを効率的に活用できる。
図1は、本発明の実施例1における計算機システムの構成に関するブロック図である。 図2は、本発明の実施例1における管理計算機100の詳細図である。 図3は、本発明の実施例1におけるホスト計算機200の詳細図である。 図4は、本発明の実施例1における管理計算機100に記憶されるストレージ情報1104を示す。 図5は、本発明の実施例1における管理計算機100に記憶されるコピー構成情報1103を示す。 図6は、本発明の実施例1における管理計算機100に記憶されるVM情報1106を示す。 図7は、本発明の実施例1における管理計算機100に記憶されるホスト情報1108を示す。 図8は、本発明の実施例1における管理計算機100に記憶されるボリュームプール情報1109を示す。 図9は、本発明の実施例1における管理計算機100に記憶されるバックアップカタログ情報1105を示す。 図10は、本発明の実施例1における管理計算機100に記憶されるコピーグループ使用情報1101を示す。 図11は、本発明の実施例1における管理計算機100に記憶されるバックアップ定義情報1110を示す。 図12は、本発明の実施例1におけるストレージシステム300に記憶されるコピーペア管理情報1210を示す。 図13は、本発明の実施例1におけるストレージシステム300に記憶されるボリューム管理情報1250を示す。 図14は、本発明の実施例1におけるVMのバックアップの概念を説明するための概念図である。 図15は、本発明の実施例1におけるVMのバックアップ動作を示す説明図である。 図16は、本発明の実施例1におけるストレージシステム用のIO要求に含まれる情報の詳細を示す。 図17は、本発明の実施例1における管理計算機によるストレージディスカバリのフローである。 図18は、本発明の実施例1における管理計算機によるホストディスカバリのフローである。 図19は、本発明の実施例1における管理計算機によるスケジュール定義の動作フローである。 図20は、本発明の実施例1における管理計算機による、バックアップスケジュール入力画面例である。 図21は、本発明の実施例1における管理計算機による、コピー定義作成の詳細フローである。 図22は、本発明の実施例1における管理計算機による、VMのバックアップ取得の動作フローである。 図23は、本発明の実施例1における管理計算機による、バックアップ結果の画面例である。 図24は、本発明の実施例1における管理計算機による回復動作のフローである。 図25は、本発明の実施例1における管理計算機によるVMの回復手続きをするための入力画面である。 図26は、本発明の実施例1におけるストレージシステムによるコピー処理のフローチャートである。 図27は、本発明の実施例2におけるVMのバックアップの概念を説明するための概念図である。 図28は、本発明の実施例2における管理計算機による、バックアップスケジュール入力画面例である。 図29は、本発明の実施例2における管理計算機100の詳細図である。 図30は、本発明の実施例2における管理計算機100に記憶されるRPO情報を示す。 図31は、本発明の実施例2における管理計算機100による、VMのバックアップ取得の動作フローである。 図32は、本発明の実施例2における管理計算機100に記憶されるバックアップカタログ情報1105を示す。 図33は、本発明の実施例2における管理計算機100による、ストレージシステムによるコピー処理の為の動作フローである。
以下、本発明を、図面を参照して説明する。
以後の説明では「xxxテーブル」、「xxxリスト」、「xxxDB」又は「xxxキュー」等の表現にて本発明の情報を説明するが、これら情報はテーブル、リスト、DB又はキュー等のデータ構造以外で表現されていてもよい。そのため、データ構造に依存しないことを示すために「xxxテーブル」、「xxxリスト」、「xxxDB」及び「xxxキュー」等について「xxx情報」と呼ぶことがある。
また各情報の内容を説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「名前」、「ID」及び「番号」という表現を用いるが、これらの表現は装置や部品などの物理的な存在に限らず、論理的な存在についても区別をつけるために割り当てられているものであるため、お互いに置換が可能である。
以後の説明では「プログラム」を主語として説明を行う場合があるが、プログラムはプロセッサによって実行されることによって定められた処理をメモリ及びインタフェイスを用いながら行うため、プロセッサを主語とした説明としてもよい。また、プログラムを主語として開示された処理は管理サーバ等の計算機、情報処理装置が行う処理としてもよい。プログラムの一部または全ては専用ハードウェアによって実現されてもよい。
各種プログラムはプログラム配布サーバや記憶メディアによって各計算機にインストールされてもよい。
(1−1)システム構成
図1は、本発明の実施例1の計算機システムの構成に関するブロック図の一例である。
計算機システムは、管理計算機100、ホスト計算機200、及びストレージシステム300から構成される。また、管理計算機100、ホスト計算機200及びストレージシステム300は、それぞれ1台ずつが図示されているが、何台備わっていてもよい。図1においては、ストレージシステム300は一つの装置として図示されているが、ホスト計算機からのリクエストを受信する一つ以上の記憶制御装置と、複数の記憶媒体(ディスク装置等)から構成されるのであれば、複数の装置(例えば、仮想化装置やコピー装置等)から構成されてもよい。
管理計算機100、ホスト計算機200、ストレージシステム300はデータ通信線500を介して相互に接続される。なお、データ通信線500は一つ以上のネットワークから構成されてもよい。さらに、データ通信線500は、データ通信線500と制御用通信線55のいずれかまたは両方と共用の通信線であってもよい。
図2は管理計算機100の詳細を示す。管理計算機100は、メモリ110、プロセッサ120及び管理ポート130を備える計算機である。メモリ110、プロセッサ120及び管理ポート130は、内部ネットワーク(図示省略)によって相互に接続される。なお、管理計算機は管理ポート130以外のポートを用いてストレージシステム300と接続してもよい。
プロセッサ120は、メモリ110に記憶されるプログラムを実行することによって、各種処理を行う。例えば、プロセッサ120は、ストレージシステム300にIO要求を送信することによって、当該ストレージシステム300によって実行されるローカルコピーを制御する。なお、IO要求は、書き込み要求、読み出し要求、又はコピー制御要求等を含む。
メモリ110には、プロセッサ120によって実行されるプログラム及びプロセッサ120によって必要とされる情報等が記憶される。具体的には、メモリ110には、コピーグループ使用情報1101、管理プログラム1102、コピー構成情報1103、ストレージ情報1104、バックアップカタログ情報1105、VM情報1106、ホスト情報1108、ボリュームプール情報1109、及びバックアップ定義情報1110、が記憶される。更に、メモリ110には、OS(Operating System)1107が記憶される。OS1107は、管理計算機100の処理の全体を制御するプログラムである。
管理プログラム1102は、当該管理計算機100とデータ通信線500を介して接続されるストレージシステム300を管理するプログラムである。
コピー構成情報1103は、ストレージシステム300が実行するコピーの構成及び状態を管理する情報である。なお、コピー構成情報1103の詳細については、後述する図5で説明する。
コピーグループ使用情報1101は、動作中のコピーとバックアップの使用可否を管理する情報である。
ストレージ情報1104は、当該管理計算機100によって管理されるストレージシステム300に関する管理情報である。ストレージ情報1104は1台のストレージシステム300につき1個のストレージ情報1104が作成される。ストレージ情報1104の詳細については、後述する図4で説明する。
バックアップカタログ情報1105は、バックアップ対象となるVM、バックアップ時刻などを管理する管理情報である。バックアップカタログ情報1105の詳細については、後述する図9で説明する。
VM情報1106は、バックアップ候補となるVMの詳細情報を保持する管理情報である。VM情報1106の詳細については、後述する図6で説明する。
ホスト情報1108は、バックアップ候補となるVMが動作するホスト計算機200の詳細情報を保持する管理情報である。ホスト情報1108の詳細については、後述する図7で説明する。
ボリュームプール情報1109は、ホスト計算機がVM情報を保持するために管理する複数の記憶領域からなる記憶プールの管理情報である。ボリュームプール情報1109の詳細については、後述する図8で説明する。
バックアップ定義情報1110は、バックアップ定義時に設定される管理情報である。
バックアップ定義情報1110の詳細については、後述する図11で説明する。
なお管理計算機100は入出力装置を有してもよい。入出力装置の例としてはディスプレイとキーボードとポインタデバイスが考えられるが、これ以外の装置であってもよい。また、入出力装置の代替としてシリアルインタフェイスやイーサネット(R)インタフェイスを入出力装置とし、当該インタフェイスにディスプレイ又はキーボード又はポインタデバイスを有する表示用計算機を接続し、表示用情報を表示用計算機に送信したり、入力用情報を表示用計算機から受信することで、表示用計算機で表示を行ったり、入力を受け付けることで入出力装置での入力及び表示を代替してもよい。
以後、ホスト計算機とストレージシステムを管理し、本願発明の表示用情報を表示する一つ以上の計算機の集合を管理システムと呼ぶことがある。管理計算機が表示用情報を表示する場合は管理計算機が管理システムであり、管理計算機と表示用計算機の組み合わせも管理システムである。また、管理処理の高速化や高信頼化のために複数の計算機で管理計算機と同等の処理を実現してもよく、この場合は当該複数の計算機(表示を表示用計算機が行う場合は表示用計算機も含め)が管理システムである。
図3はホスト計算機200の詳細を示す。ホスト計算機200は、メモリ210、プロセッサ220、ホストポート230及び管理ポート240を備える計算機である。メモリ210、プロセッサ220、ホストポート230及び、管理ポート240は、内部ネットワーク(図示省略)によって相互に接続される。なお、本願明細書ではホスト計算機は管理計算機との通信用に管理ポート、ストレージシステムへのデータ入出力用にホストポートを備えるが、1つのポートを共有で使用してもかまわない。
プロセッサ220は、メモリ210に記憶されるプログラムを実行することによって、各種処理を行う。例えば、プロセッサ220は、ストレージシステム300にIO要求を送信することによって、当該ストレージシステム300によって提供される一つ以上の論理ボリューム(以後、単にボリュームと呼ぶことがある)Vol1、Vol2(図1に図示)にアクセスする。
メモリ210には、プロセッサ220によって実行されるプログラム及びプロセッサ220によって必要とされる情報等が記憶される。具体的には、メモリ210には、仮想化プログラム212、およびVM211が記憶される。
仮想化プログラム212は、ホスト計算機200を仮想化し、仮想的な計算機VM211を生成するプログラムである。
ボリュームプール213は、ストレージシステム300が提供する複数の論理ボリュームをグループ化し、VMのための仮想ボリューム(VVol)を提供する仮想化プログラム212が使用する論理ボリュームと仮想ボリュームを対応付ける管理情報である。
VMデータ211は仮想化プログラム212が使用するVMの情報を保持するデータである。また、VMデータ211には、VMの構成(仮想計算機のプロセッサのタイプ、主メモリ、レジスタ数、仮想ボリュームの容量等)に加え、VM上で仮想的に動作する仮想プロセッサの状態、一時データなどの稼働情報(仮想計算機のステータスや主メモリ、レジスタの内容など)、上記主メモリの内容には、VM上で動作するOS(ゲストOSとよぶ)21101やアプリケーションソフトウェアなどのデータが含まれる。
ホストポート230は、データ通信線500を介して、ストレージシステム300に接続されるインタフェイスである。具体的には、ホストポート230は、ストレージシステム300にIO要求を送信する。
管理ポート240は管理計算機100と通信するためのインタフェイスである。なおホスト計算機200は入出力装置を有してもよい。入出力装置の例としてはディスプレイとキーボードとポインタデバイスが考えられるが、これ以外の装置であってもよい。また、入出力装置の代替としてシリアルインタフェイスやイーサーネットインタフェイスを入出力装置とし、当該インタフェイスにディスプレイ又はキーボード又はポインタデバイスを有する表示用計算機を接続し、表示用情報を表示用計算機に送信したり、入力用情報を表示用計算機から受信することで、表示用計算機で表示を行ったり、入力を受け付けることで入出力装置での入力及び表示を代替してもよい。また、ホスト計算機200、管理計算機100のそれぞれの入出力装置は同じである必要はない。管理ポート240はホスト計算機200が有する他のポートで代用してもよい。
次に図1に示すストレージシステム300について説明する。
ストレージシステム300は、記憶制御装置1000及びディスク装置1500を備える。
なお、データ通信線500は一つ以上のネットワークから構成されてもよい。さらに、データ通信線500は、データ通信線500と通信線55のいずれかまたは両方と共用の通信線やネットワークであってもよい。
ディスク装置1500は、ディスク型の記憶メディアのドライブであり、ホスト計算機200から書き込み要求されたデータを記憶する。ディスク装置1500に代えて、他種の記憶デバイス(例えばフラッシュメモリドライブ)が採用されても良い。記憶制御装置1000は、ストレージシステム300の全体を制御する。具体的には、記憶制御装置1000は、ディスク装置1500へのデータの書き込み及びディスク装置1500からのデータの読み出しを制御する。また、記憶制御装置1000は、ディスク装置1500の記憶領域を、一つ以上の論理ボリュームをホスト計算機200に提供する。なお、ディスク装置は複数存在してもよい。図1では異なるディスク装置1500a、1500b、1500c、1500dを基にした論理ボリュームVol1、Vol2をホスト計算機200に提供する例を示している。
記憶制御装置1000は、メモリ1200、キャッシュメモリ1100(メモリ1200と共用であってもよい)、ストレージポート1320、プロセッサ1310を備える。なお、記憶制御装置1000の実装にあたって、一つ以上の回路基盤上に、前記ハードウェア構成物(例えば、ストレージポート1320やプロセッサ1310)のそれぞれが一つ以上存在していればよい。例えば、信頼性を向上させるためや高性能化などの理由から記憶制御装置1000を複数のコントロールユニットから構成し、個々のコントロールユニットがメモリ1200やストレージポート1320やプロセッサ1310を有してもよく、さらに複数のコントロールユニットにキャッシュメモリ1100が接続されたハードウェア構成であってもかまわない。なお、図示は省略したが、記憶制御装置1000は一つ以上のバックエンドポートを有し、バックエンドポートがディスク装置1500と接続されている。しかし、バックエンドポート以外のハードウェアによって記憶制御装置1000がディスク装置と接続されてもよい。
キャッシュメモリ1100は、ディスク装置1500へ書き込まれるデータ及びディスク装置1500から読み出されるデータを、一時的に記憶する。
ストレージポート1320は、データ通信線500を介して、ホスト計算機200及び他のストレージシステム300に接続されるインタフェイスである。ストレージポート1320は管理計算機100に接続されてもかまわない。具体的には、ストレージポート1320は、ホスト計算機200からIO要求(リード要求又は/及びライト要求が例である)を受信する。また、ストレージポート1320は、ディスク装置1500から読み出されたデータを、ホスト計算機200に送信する。更に、リモートコピー実施時にはストレージポート1320は、ストレージシステム300同士で交換されるデータを送受信する。
プロセッサ1310は、メモリ1200に記憶されるプログラムを実行することによって、各種処理を行う。具体的には、プロセッサ1310は、ストレージポート1320によって受信されたIO要求を処理する。また、プロセッサ1310は、ディスク装置1500へのデータの書き込み及びディスク装置1500からのデータの読み出しを制御する。また、プロセッサ1310は、以下に示すプログラムの処理によって、一以上のディスク装置1500の記憶領域を基に論理ボリュームを設定する。
メモリ1200には、プロセッサ1310によって実行されるプログラム及びプロセッサ1310によって必要とされる情報等が記憶される。具体的には、メモリ1200には、コピーペア管理情報1210、コピー処理プログラム1230、ボリューム管理情報1250及びIO処理プログラム1290が記憶される。
次にメモリ1200に格納されたプログラム及び情報について説明する。
コピーペア管理情報1210は、コピーペアを管理するための情報である。コピーペアは、コピーの対象となるストレージシステム300上の二つの論理ボリュームの対の集合である。コピーペア管理情報1210の詳細については、後述する図12で説明する。
コピー処理プログラム1230は、複製処理を行う。コピー処理については、後述する図26で詳細を説明する。
ボリューム管理情報1250は、ストレージシステム300によって提供される論理ボリュームを管理する情報を含む。なお、ボリューム管理情報1250については、後述する図13で詳細を説明する。
以上、説明した構成により、ホスト計算機200が送信した書き込みデータはストレージシステム300の論理ボリュームへ格納され、また当該書き込みデータはボリュームローカルコピーよって同一のストレージシステム300内における別論理ボリュームに複製され、格納される。
これによりストレージシステム内の論理ボリュームのデータであって、データ二重化の対象となるデータを冗長化することができ、その結果としてストレージシステムの複製元論理ボリューム(正論理ボリューム)のデータが消失した場合も複製先論理ボリューム(副論理ボリューム)に格納した複製データを用いて、消失前の処理を回復することができる。
なお、正論理ボリュームと副論理ボリュームは一つの装置内に存在してもよく、またリモートレプリケーションのように別の装置(例えば、第一のストレージシステムに正論理ボリュームがあり、第二のストレージシステムに副論理ボリュームがある場合がある)に存在してもよい。なお、コピー処理は必ずしも正論理ボリュームのデータの全てを、正論理ボリュームに対応するディスク装置から副論理ボリュームに対応するディスク装置へコピーする必要はなく、コピーについての要求をストレージシステムが受信した時の正論理ボリュームのデータの複製を格納した副論理ボリュームをホスト計算機に対して提供できればどのようなコピー処理であってもよい。そのようなコピー処理としてはストレージ装置によるCopy−On−Writeアルゴリズムを用いた論理スナップショット技術がある。
さらに、上記例では一つ以上の論理ボリュームを複製元としてストレージシステム外の計算機(例えばホスト計算機や管理計算機)から要求を受信して動作する。しかしボリュームを指定する以外にも記憶領域を指定できれば他の指定、及び指定を受けた記憶領域のコピー処理を行ってもよい。そのような例としては論理ボリュームと論理ボリューム内のブロックアドレスの範囲を指定した要求を受け、当該範囲をコピーする処理がある。同様に、ストレージシステムがファイルを対象とした要求を受信するのであれば、ファイルまたはディレクトリを指定した要求を受信し、指定されたファイルまたはディレクトリをコピーしてもよい。
(1−2)実施例1の概要
次に実施例1の概要を説明する。実施例1では、サーバ仮想化環境において、ホスト計算機200が有する仮想化プログラム212が提供するスナップショット機能と、ストレージシステムが提供するコピー機能を組み合わせて、VMのバックアップを実現する例について説明する。
図14は、実施例1における、VMのバックアップの概念を説明するための概念図である。
ホスト計算機200では仮想化プログラム212が動作する。仮想化プログラム212が動作することにより、ホスト計算機は当該計算機を利用するクライアント計算機や利用者に対して一つ以上のVMを提供することができる。ホスト計算機200はストレージシステム300が提供する一つ以上の論理ボリュームに対して読み書きする。ホスト計算機200は、アクセスした論理ボリュームの記憶領域の一部を仮想ボリュームとしてVMに提供し、その実体を論理ボリュームにVMファイルを書き込む。VMファイルはVMデータ211に含まれるVMの構成情報(仮想計算機の主メモリサイズ、レジスタ数、仮想ボリュームの容量など)および、仮想ボリュームに書き込まれたデータが格納される。ホスト計算機200は仮想ボリュームと論理ボリュームとの対応関係をボリュームプール213と呼ばれる論理的な存在(情報としては後述するボリュームプール情報1109)で管理する。
VMバックアップ時は、ホスト計算機200が仮想化プログラムの指示内容に従い、VMからスナップショットファイルを生成し、ボリュームプールに登録されたストレージシステム300の論理ボリュームのいずれかに生成されたスナップショットファイルを書き込む。スナップショットファイルは、VMデータ211で管理されるVMの稼働情報、スナップショットファイル生成後に対象VMが書き込んだ仮想ボリュームへの更新情報などが含まれるデータである。このスナップショットファイルとVMファイルを組み合わせて使用することで、ホスト計算機200は、スナップショットファイル生成時点のVMを任意の時点で再現することが出来る。
次に、ストレージシステム300がスナップショットファイルおよびVMファイルの書き込まれたボリュームプールに登録された全論理ボリューム(コピー元論理ボリューム)のデータをコピー機能で別論理ボリューム(コピー先論理ボリューム)に複製する。
VM回復時は、ストレージシステム300がコピー方向を逆向きにコピー機能を動作させ、コピー先論理ボリュームにバックアップしたスナップショットファイルをコピー元論理ボリュームに書き戻す。次にホスト計算機は書き戻されたスナップショットファイルを用いて、VMを再起動する。
ただし、VMの回復方法は上記方法に限らず、コピー先論理ボリュームに格納されたスナップショットファイル、VMファイルを用いてVMを新たに起動できるのであれば、スナップショットファイルが何処に格納されていてもよく、さらにVMを新たに起動するホスト計算機は元々VMが起動されていたホスト計算機と同じでもよく、別でもよい。
図14では、VM1のバックアップ動作を示しており、ホスト計算機200aは当該ホスト計算機200a上で動作するVM1のスナップショットファイル(Snap1 File)をボリュームプールに登録された任意の論理ボリューム(図14の場合Vol2)に書き込む。ストレージシステム300は、ボリュームプールに登録されたコピー元論理ボリューム(Vol1、Vol2)のデータをコピー機能により、同一ストレージシステム300内のコピー先論理ボリューム(Vol1’、Vol2’)に複製する。
図15は、VMのバックアップ動作を示す説明図の一例である。図15では、VM1、VM2がホスト計算機上で動作しており、VM1は、時刻T1、T3に、VM2は時刻T2にバックアップを取得している。ここで、T1におけるVM1のバックアップ時にスナップショットファイル(Snap1-1)がホスト計算機により生成され、ストレージシステム内の論理ボリュームにバックアップされ、そのスナップショットファイル(Snap1-1)はVM1の次のバックアップ時である時刻T3まで論理ボリュームに存在する。時刻T3では、ホスト計算機は既存スナップショットを削除し、新しいスナップショットを生成する。次に、ストレージシステムがコピー機能で当該論理ボリュームにある全データを同一ストレージシステム内のコピー先論理ボリュームに複製する。
ここで、時刻T2のバックアップについて考える。時刻T2ではVM2のスナップショットファイル(Snap2-1)がバックアップされるが、同時にT1のバックアップで生成されたスナップショットファイル(Snap1-1)もコピー元論理ボリュームに保持されており、すべてのデータをコピー機能でコピー先論理ボリュームに複製する。
次に時刻T2で取得したVM2のバックアップの回復を考える。時刻T2でストレージシステム300が、バックアップの回復を実施すると、実際はVM2のスナップショットファイル(Snap2-1)の他に、VM1のスナップショットファイル(Snap1-1)も回復可能である。ただし、VM1回復には、時刻T2に、どの時刻のどのVMが回復するかを正確に管理する必要がある。そこで、スナップショット取得時T2に、それ以前に取得した当該スナップショット取得対象VM以外のVMのスナップショットファイルが存在する場合、T2よりも1つ前の時刻(T1)のバックアップ情報を、T2のバックアップ情報の一部として、バックアップカタログ情報1105に保存する。バックアップカタログ情報1105の詳細については、後述する図9で説明する。
(1−3)ストレージ情報
図4は管理計算機100に記憶されるストレージ情報1104の構成図の一例である。なお、ストレージ情報1104を作成する処理は後述する図17で説明する。
ストレージ情報1104は、管理計算機100が認識するストレージシステム300および、論理ボリュームの情報を示し、ストレージシステムID11401、ストレージ情報11402、ボリュームID11403、使用有無11404を含む。
ストレージシステムID11401は、管理計算機100によって管理されるストレージシステム300の識別子およびアドレス(IPアドレスなど)からなる識別子である。
ストレージ情報11402は、ストレージシステム300が独自に持つ情報が含まれる。ストレージ情報11402には、ストレージシステムの種別(例えば、ハイエンドストレージ)、使用可能なストレージシステム機能(例えば、ローカルコピー、リモートコピー)などがある。
ボリュームID11403は、ストレージシステムID11401が示すストレージシステム300の内部処理で使用するために、当該ストレージシステム300が装置内で付与して管理している論理ボリュームの識別子である。
使用有無11404は、該当するボリュームIDの論理ボリュームがホスト計算機200により、使用されているか否かを示す情報である。
(1−4)コピー構成情報
図5は管理計算機100に記憶されるコピー構成情報1103の構成図の一例である。なお、コピー構成情報1103を作成する処理は図21で説明する。
コピー構成情報1103は、管理計算機100がコピー機能を使用するごとに作成され、コピーの指示ごとに当該情報にコピーグループの識別子であるコピーグループID11300が付与される。コピー構成情報1103には、コピーグループID11300、コピー情報11301、コピー状態11302及びコピーペア情報11303〜11307が含まれる。
コピー情報11301は、コピー種別及びコピーオプション情報を含む。コピー種別は、ストレージシステム300が提供する機能であるコピーがローカルコピー又はリモートコピーのいずれであるかを示す。ローカルコピーとは、同一のストレージシステム300内で行われるコピーであり、この場合、コピー元論理ボリュームとコピー先論理ボリュームとが同一のストレージシステム300に存在する。リモートコピーとは、異なるストレージシステム300間で行われるコピーであり、この場合、コピー元論理ボリュームとコピー先論理ボリュームとが別々のストレージシステムに存在する。コピー情報11301に含まれるコピーオプション情報は、各コピー種別のオプションを表す情報である。例えば、コピーオプション情報は、ローカルコピーの一時停止時に副ボリューム(コピー先論理ボリューム)への書き込みが可能か否かを表す。ローカルコピーの一時停止とは、管理計算機100からの指示によるローカルコピーの一時停止である。
コピー状態情報11302は、このコピー構成情報1103によって管理されるコピーの現在の状態を示す。具体的には、例えば、コピー状態情報11302は、このコピー構成情報1103によって管理されるコピーの状態が、コピー中、一時停止、ペア状態又は異常状態のいずれであるかを示す。
コピーペア情報は、ペアID11303、正ストレージシステムID11304、正ボリュームID11305、副ストレージシステムID11306、副ボリュームID11307を含む。
ペアID11303は、シーケンス番号であり、コピーする順番を管理する。
正ストレージシステムID11304は、コピー元の論理ボリュームを提供するストレージシステム(以下、正ストレージシステム)300の識別子である。正ストレージシステム300は、ホスト計算機100,管理計算機200からのデータを直接格納する。
正ボリュームID11305は、正ストレージシステム300が装置内で管理するために付与する正ボリュームの識別子である。
副ストレージシステムID11306は、コピー先の副ボリュームを提供する副側のストレージシステム300(以下、副ストレージシステム)の識別子である。ローカルコピーの場合は、正ストレージシステム300と同一のIDになる。
副ボリューム11307は、副ストレージシステム300が当該システムの装置内で管理するために付与する副ボリュームの識別子である。
(1−5)VM情報
図6は管理計算機100に記憶されるVM情報1106の構成図の一例である。なお、VM情報1106を作成する処理は、図18で説明する。
VM情報1106には、サイト名11601、VM ID11602、仮想ボリュームID11603、ホストID11604、ボリュームプールID11605が含まれる。
サイト名11601は、複数のVMをまとめて管理するためのグループの識別子である。
VM ID11602は、ホスト計算機200上で動作する仮想的な計算機の識別子である。
仮想ボリュームID11603は、仮想化プログラムがVMに提供する仮想ボリュームの識別子である。
ホストID11604は、後述する図7に示すホスト情報1108に登録されるホスト計算機の情報の参照先を示す識別子である。
ボリュームプールID11605は、後述する図8に示すボリュームプール情報1109に複数個登録されるボリュームプール情報の参照先を示す識別子である。
(1−6)ホスト情報
図7は管理計算機100に記憶されるホスト情報1108の構成図の一例である。なお、ホスト情報を作成する処理は、図18で説明する。ホスト情報1108には、ホストID11801、サーバ情報11802、ボリュームID11803が含まれる。
ホストID11801は、管理計算機100がホスト計算機を識別するための識別子およびアドレス(IPアドレスなど)からなる識別子である。サーバ情報11802は、管理計算機100がホスト計算機にアクセスする上で必要となる情報の集合で、IPアドレス、仮想サーバプログラムの種別などを記憶する。ボリュームID11803は、ホストID11801が示すホスト計算機200がアクセス可能なストレージシステムの論理ボリュームを識別するための識別子である。
(1−7)ボリュームプール情報
図8は管理計算機100に記憶されるボリュームプール情報1109の構成図の一例である。なお、ボリュームプール情報1109を作成する処理は、後述する図18で説明する。
ボリュームプール情報1109には、ボリュームプールID11901、ストレージID11902、ボリュームID11903が含まれる。
ボリュームプールID11901は、ホスト計算機200上で動作する仮想化プログラム212が使用するボリュームプールの識別子である。当該ストレージプールには複数のストレージシステムが提供する論理ボリュームが登録される。
ストレージID11902は、ボリュームプールに登録されたストレージシステムの識別子である。
ボリュームID11903は、ボリュームプールに登録されたストレージシステムが提供する論理ボリュームを識別するための識別子である。
(1−8)バックアップカタログ情報
図9は管理計算機100に記憶されるバックアップカタログ情報1105の構成図の一例である。なお、バックアップカタログ情報1105を作成する処理は、後述する図22で説明する。 バックアップカタログ情報1105には、時刻11501、バックアップ対象11502、残存VM情報11503〜11505、コピーグループID11506が含まれる。
時刻11501は、バックアップ実施時刻である。当該領域にはバックアップ実施時刻が格納される。
バックアップ対象11502は、バックアップ対象となるVMの識別子が格納される。残存VM情報11503〜11505は、ボリュームプールに登録される論理ボリュームに残存する全スナップショットファイルの情報である。当該領域にはスナップショットファイルの生成時刻と、スナップショットの識別子が格納される。
コピーグループID11506はストレージシステム300のコピー機能を利用するときに使用するコピーグループ識別子である。
(1−9)コピーグループ使用情報
図10は管理計算機100に記憶されるコピーグループ使用情報1101の構成図の一例である。なお、コピーグループ使用情報1101の作成処理は、図19で説明する。
コピーグループ使用情報1101には、コピーグループID11011と、有効フラグ11012、有効期限11013が含まれる。
コピーグループID11011は、ストレージシステム300のコピー機能を利用するときに使用するコピーグループ識別子である。
有効フラグ11012は、管理計算機100によって生成されたコピーグループIDが示すコピー先論理ボリュームに有効なデータが存在するか否かを示す。
有効期限11013は、管理計算機によって生成されたコピーグループの有効期限を示す。当該有効期限を過ぎたコピーグループは、別のバックアップで使っても構わない。
(1−10)バックアップ定義情報
図11は管理計算機100に記憶されるバックアップ定義情報1110の構成図の一例である。なお、バックアップ定義情報1110の作成処理は、後述する図19で説明する。
バックアップ定義情報1110には、VM ID11101と、バックアップ間隔11102、保護期間11103、開始時刻11104、終了時刻11105が含まれる。
VM ID11101は、ホスト計算機200上で動作するVMの識別子である。
バックアップ間隔11102は、該当するVMがバックアップされてから次に再度バックアップされるまでの間隔を示す。
バックアップ保護期間11103は、バックアップした情報を保管する期間を示す。図11ではVM1の保護期間が7日とあるが、この場合、バックアップしたVM1の情報は7日間、ストレージシステム300のコピー先論理ボリュームなどで保護されることを示す。
開始時刻11104は、バックアップを開始する時刻を示す。終了時刻11105は、バックアップを終了する時刻を示す。
(1−11)コピーペア管理情報
図12はストレージシステム300に記憶されるコピーペア管理情報1210の構成図の一例である。なお、コピーペア管理情報1210の作成処理は、後述する図26で説明する。コピーペア管理情報1210は、コピーグループID12100、ペアID12101、ボリュームID12102、コピー状態情報12103、コピー対象ストレージID12104、コピー対象ボリュームID12105、コピー種別12106を含む。
コピーグループID12100は、ペアID12101によって識別されるコピーペアが属するコピーグループの識別子である。ストレージシステム300は、一つ以上のコピーペアを含むコピーグループを管理する。そのため、管理計算機100は、コピーグループを指定して、ローカルコピーもしくはリモートコピーの運用の一時停止、再開又は解除をグループに含まれるコピーペアを一括して指示できる。
ペアID12105は、ボリュームID12102によって識別される論理ボリューム及びコピー対象ボリュームID12105によって識別される論理ボリュームをから構成されるコピーペアの識別子である。具体的には、図5で説明したコピー構成情報1103のペアID11303が登録される。
ボリュームID12102は、当該コピーペア管理情報1210を記憶するストレージシステム300によって提供される論理ボリュームの識別子である。
コピー状態情報12103は、ボリュームID12102によって識別される論理ボリュームに対するコピーの現在の状態を示す。具体的には、コピー状態情報12103は、ボリュームID12102によって識別される論理ボリュームが、「コピー中」、「一時停止中」又は「異常」のいずれであるかを示す。
コピー対象ストレージID12104は、ボリュームID12102によって識別される論理ボリュームとコピーペアになる論理ボリュームを提供するストレージシステム300の識別子である。つまり、コピー対象ストレージID12104には、副ストレージシステム300の識別子が格納される。
コピー対象ボリュームID12105は、ボリュームID12102によって識別される論理ボリュームとコピーペアになる論理ボリュームの識別子である。つまり、コピー対象ボリュームID12105には、ボリュームID12102によって識別される論理ボリュームに記憶されるデータのコピー先となる副ボリュームの識別子が格納される。
コピー種別12106は、ペアID12101によって識別されるコピーペアに実行されるコピーの種類である。具体的には、コピー種別12106には、「ローカルコピー」、「リモートコピー」のいずれかが格納される。なお、本実施の形態のコピー種別12106には、「ローカルコピー」が格納される。
(1−12)ボリューム管理情報
図13は、本発明の実施例1のストレージシステム300に記憶されるボリューム管理情報1250の構成図である。
ボリューム管理情報1250は、ボリュームID12501、ボリューム状態情報12502、容量12503、コピーペアID12504及びコピーグループID12505を含む。
ボリュームID12501は、当該ボリューム管理情報1250を記憶するストレージシステム300によって提供される論理ボリュームの識別子である。
ボリューム状態情報12502は、ボリュームID12501によって識別される論理ボリュームの現在の状態を示す。具体的には、ボリューム状態情報12502には、「正」、「副」、「正常」、「異常」又は「未実装」のうち少なくとも一つが格納される。例えば、ボリュームID12501によって識別される論理ボリュームが正ボリュームの場合、ボリューム状態情報12502には「正」が格納される。また、ボリュームID12501によって識別される論理ボリュームが副ボリュームの場合、ボリューム状態情報12502には「副」が格納される。また、ボリュームID12501によって識別される論理ボリュームにホスト計算機200が正常にアクセスできる場合、ボリューム状態情報12502には「正常」が格納される。また、ボリュームID12501によって識別される論理ボリュームにホスト計算機200が正常にアクセスできない場合、ボリューム状態情報12502には「異常」が格納される。例えば、ディスク装置1500の故障時、コピーの障害時に、ボリューム状態情報12502には「異常」が格納される。
また、ボリュームID12501によって識別される論理ボリュームにデータが格納されていない場合、ボリューム状態情報12502には「未実装」が格納される。
容量12503は、ボリュームID12501によって識別される論理ボリュームの容量である。 コピーペアID12504は、ボリュームID12501に関連するコピーペアの識別子である。具体的には、図5で説明したコピー情報1103のペアID11303が格納される。
グループID12505は、コピーペアID12504が属するコピーグループの識別子である。管理計算機100がコピー指示をするごとに作成されるコピー情報1103に付与されたコピーグループIDが格納される。
図16は本発明のIO要求7300の一例を記した説明図である。
IO要求7300は、管理計算機100又はホスト計算機200によって発行される。また、IO要求7300は、宛先73001、指示内容73002、制御対象ボリュームID73003、グループID73004及びオプション73005を含む。
宛先73001には、IO要求7300の送信先となるストレージシステム300のアドレス(IPアドレス、製品番号など)が格納される。例えば、管理計算機100又はホスト計算機200がストレージシステム300に対してIO要求7300を送信する場合には、ストレージ情報1104(図4)に格納されるストレージシステムIDに登録されるIPアドレスがIO要求の宛先73001に格納される。
指示内容73002は、当該IO要求7300によって指示される処理の内容である。例えば、指示内容73002は、構成情報報告、ローカルコピー機能の制御指示又はデータアクセスの指示等がある。具体的には、指示内容73002には、書込要求、読出要求又はコピー制御指示がある。さらに、コピー制御指示には、リモートコピー開始、リモートコピー一時停止、リモートコピー再開、リモートコピー解除、ローカルコピー開始、ローカルコピー一時停止、ローカルコピー再開、ローカルコピー解除、ローカルコピーリストア又は構成情報報告などの要求がある。
制御対象ボリュームID73003は、IO要求7300の指示内容に基づいてストレージシステム300が処理する対象論理ボリュームの識別子を表す。つまり、ストレージシステム300は受信したIO要求7300に含まれる制御対象ボリュームID73003に対して指示内容73002の処理を実施する。
グループID73004は、IO要求7300による処理の対象となるコピーグループの識別子である。グループ73004には、管理計算機100がコピー指示をするごとに作成されるコピー構成情報1103に付与されたコピーグループID11300が格納される。
オプション73005には、コピー構成情報、当該IO要求7300を補助するオプション情報及び当該IO要求によって書き込みが要求されるデータ等が格納される。なお、コピー構成情報は、コピー種別、コピー先のストレージID、コピー先の論理ボリュームID、コピー元のストレージID及びコピー元の論理ボリュームID等を含む。
(1−13)実施例1の動作
VMバックアップの動作は大きく以下の4つの動作に分けることができる。すなわち、ディスカバリ動作、スケジュール定義動作、バックアップ動作、回復動作である。以下、それぞれの動作について説明する。
(1−13−1)ディスカバリ動作
ディスカバリ動作とは、管理プログラム1102の指示に従い、管理計算機100が実行する処理による動作で、ストレージシステム300、および、ホスト計算機200等の機器を検出し、検出した機器の構成情報を取得する。ここでは、ストレージシステム300のディスカバリをストレージディスカバリ、ホスト計算機200のディスカバリをホストディスカバリとよぶことにする。
図17は管理計算機100による、ストレージディスカバリのフローの一例である。
はじめに、管理計算機100は、ディスカバリで検出する範囲をたとえばIPアドレス等で特定する(ステップ5000)。例えば、管理計算機100は、ユーザから192.168.1.0〜192.168.1.255といった値の入力を受け付け、入力された値に基づいて管理計算機は検出範囲を特定する。
次に、管理計算機100はストレージシステム300に対して構成情報報告を命令するIO要求7300を作成し、ステップ5000で特定されたディスカバリの検出範囲が示すアドレスのうちのいずれかを選択して宛先にし、当該構成情報報告要求を発行する(ステップ5010)。
次に、管理計算機100はストレージシステム300からIO要求の応答を受信すると、当該IO要求の応答を解析する(ステップ5020)。解析の結果、正常応答である場合(ステップ5030のYes)、つまり当該IO要求先のストレージシステム300が管理計算機100に、ボリューム管理情報1250(図13)を参照して当該ストレージシステムの構成情報を報告した場合、管理計算機100は当該IO要求の発行先にストレージシステム300が存在するものとして判定し、ストレージ情報1104(図4)を作成する(ステップ5040)。ここで、管理計算機100は、ストレージシステム300からボリューム管理情報1250に含まれる情報を受信し、ストレージシステム300からの応答を基に、ストレージ情報1104を作成する。
管理計算機100からストレージシステム300に対して送信された構成情報報告のIO要求に対する応答が正常応答で無い場合(ステップ5030のNo)、管理計算機100はステップ5060に進む。ここで、正常応答で無い場合とは、例えばIO要求先であるストレージシステム300が存在しない場合を言う。
次に管理計算機100は、ステップ5060において、ステップ5000で特定された検出範囲の全てのアドレスに対してステップ5010〜ステップ5040までの処理が終了したか否かを判断する(ステップ5060)。
ステップ5060の判断の結果、終了していない場合(ステップ5060のNo)はIO要求の宛先アドレスをステップ5000で特定した検出範囲が示すアドレスのうちステップ5010で選択したアドレスとは異なるアドレスに変更し、ステップ5010に戻る(ステップ5070)。
管理計算機100は、ステップ5070において、ステップ5000で特定された検出範囲の全てのアドレスに対してステップ5010〜ステップ5060までの処理が終了していると判断した場合(ステップ5060のYes)は、管理計算機100はステップ5040で作成したストレージ情報1104を、ディスカバリ動作におけるストレージシステム情報の検出結果として管理計算機に表示して(ステップ5080)、ストレージディスカバリを終了する。
図18は管理計算機100による、ホストディスカバリのフローの一例である。
はじめに、管理計算機100はディスカバリで検索する範囲がIPアドレス等で特定する。例えば、管理計算機100は、ユーザから192.168.2.0〜192.168.2.255といった値の入力を受け付け、入力された値に基づいて管理計算機は検出範囲を特定する(ステップ5100)。
次に、管理計算機100はホスト計算機200用の構成情報報告要求を作成し、ステップ5100で特定されたディスカバリの検出範囲が示すアドレスのうちのいずれかを選択して宛先にし、当該ホスト計算機200の構成情報報告要求を発行する(ステップ5110)。
次に、管理計算機100はホスト計算機200から要求の応答を受信すると、当該要求の応答を解析する(ステップ5120)。解析の結果、正常応答である場合(5130のYes)、管理計算機100は当該要求の発行先にホスト計算機200が存在するものとして判定し、ホスト情報1108を作成する(ステップ5140)。ここで、管理計算機100は、ホスト計算機200からの応答に含まれる、ホストID11801、サーバ情報11802、ボリュームID11803を登録することによりホスト情報1108を作成する。
管理計算機100からホスト計算機200に対して送信された構成情報報告のIO要求に対する応答が正常応答で無い場合(ステップ5130のNo)、管理計算機100はステップ5160に進む。ここで、正常応答で無い場合とは、例えばIO要求先であるホスト計算機200が存在しない場合を言う。
次に、管理計算機100はホスト計算機上の仮想化プログラム212に対し、VMに関する構成情報報告の要求を発行する(ステップ5145)。ここで、ホスト計算機200上の仮想化プログラム212には、構成情報報告のほか、スナップショット取得、などの指示が可能である。管理計算機100は、上記構成情報報告要求の結果、当該要求を受けたホスト計算機から、当該ホスト計算機が管理する仮想ボリュームID、ボリュームプールID、ボリュームプールに登録された論理ボリュームの一覧が得られる。そこで、管理計算機100は、VM情報1106の仮想ボリュームID11603、ボリュームプールID11605、さらに、ボリュームプール情報1109のボリュームプールID11901、ボリュームID11903に得られた結果をそれぞれ登録する(ステップ5150)。さらに、管理計算機100は、ストレージ情報1104で、ボリュームプール情報1109に登録した論理ボリュームと同じボリュームIDのものに対し、使用有無11404を「使用中」に設定する。
次に、管理計算機100は、ステップ5160において、ステップ5100で特定された検出範囲の全てのアドレスに対してステップ5110〜ステップ5150までの処理が終了したか否かを判断し(ステップ5160)、終了していない場合(ステップ5160のNo)はIO要求の宛先アドレスをステップ5100で特定した検出範囲が示すアドレスのうちステップ5110で選択したアドレスとは異なるアドレスに変更し、ステップ5110に戻る(ステップ5170)。
管理計算機100は、ステップ5170において、ステップ5100で特定された検出範囲の全てのアドレスに対してステップ5110〜ステップ5150までの処理が終了していると判断した場合(ステップ5160のYes)は、管理計算機100はステップ5140で作成したホスト情報1108及びステップ5150で作成したVM情報1106、ボリュームプール情報1109をディスカバリ動作におけるホスト計算機情報の検出結果として管理計算機に表示して(ステップ5180)、ホストディスカバリを終了する。
(1−13−2)スケジュール定義動作
スケジュール定義動作とは、管理計算機200の管理プログラム1102の指示に従い、管理計算機100が実施するバックアップスケジュールを定義する処理による動作である。
図19は管理計算機100による、スケジュール定義の動作フローの一例である。
はじめに、管理計算機100は、バックアップ対象のVMを特定する。バックアップ対象のVMは、ホストディスカバリ(図18)で作成されたVM情報1106のVM ID11602に登録された全VMである。管理計算機100は、ユーザからの入力に基づき、当該全VMの一覧から任意のVMを選択する(ステップ5200)。
次に、管理計算機100は、バックアップのスケジュール情報を特定する(ステップ5210)。例えば、管理計算機100の画面に、図20に示すバックアップスケジュール入力画面が表示され、ユーザからの時刻の入力を受けると、管理計算機100は入力された時刻を基に、スケジュール情報を特定する。図20のバックアップスケジュール入力画面で、ユーザはバックアップ間隔、バックアップ保護期間、バックアップ開始時刻、終了時刻を入力することができる。さらに、図20のバックアップスケジュール入力画面では、バックアップ間隔、バックアップ保護期間、バックアップ開始時刻、終了時刻それぞれについて、指定した全VM共通の項目か、各VM個別の項目を定義することができる。すなわち、全VM共通の項目に値を指定すると、ステップ5200で指定した全VMに対し、同一の値を指定することになる。一方で、指定したVMそれぞれに対し、バックアップ間隔等としてそれぞれ独立した値を指定することができる。
次に、管理計算機100は、図20のバックアップスケジュール入力画面で指定された情報から、バックアップ定義情報1110(図11)を作成する。具体的には、指定されたVMをVM ID11101に、バックアップ間隔をバックアップ間隔11102に、保護期間を保護期間11103、開始時刻、終了時刻をそれぞれ、開始時刻11104,終了時刻11105に格納する(ステップ5220)。
次に、管理計算機100はVMのバックアップ世代数を計算する(ステップ5230)。VMのバックアップ世代とは、それぞれ異なる時刻でバックアップしたVM情報の個数であり、コピーグループの数と一致する。たとえば、3世代のバックアップとは、あるVMについて異なる時刻で取得したバックアップの情報が最大3個あることを示す。具体的には、管理計算機100は、ステップ5220で作成したバックアップ定義情報1110を参照し、それぞれのVM IDに対し、1/(バックアップ間隔)を計算し、単位時間当たりのバックアップ取得数を計算する。次に、管理計算機100は、指定された全てのVMの単位時間当たりのバックアップ取得数を加算(値Aとよぶ)し、次に、ユーザが指定したすべてのVMのバックアップ保護期間の平均(値Bとよぶ)を算出し、最後に、A*Bを実施し、VMのバックアップ世代数を得る。例えば、VM1、VM2の2つのVMに対し、VM1はバックアップ間隔2時間、バックアップ保護期間24時間、VM2はバックアップ間隔3時間、バックアップ保護期間36時間の場合の世代数を考える。A=(1/2+1/3)、B=(24+36)/2なので、バックアップ世代数はA*B=25となる。実際はこのバックアップ世代数は平均値であり、誤差が生じバックアップ情報を保管する場所が不足する可能性があるため、バックアップ世代数+2,3世代として扱っても良い。
次に、管理計算機100はコピー定義を作成する(ステップ5240)。コピー定義の作成については、後述する図21で詳細に説明する。
次に、管理計算機100は、ストレージ情報1104を参照し、当該情報の使用有無11404が「未使用」のストレージシステムID11401、および、ボリュームID11403を選択し、当該選択されたストレージステムIDおよびボリュームIDをコピー構成情報の副ストレージシステムID11306,副ボリュームID11307にそれぞれ登録する(ステップ5320)。このように、管理計算機100はコピー先論理ボリュームを決定する。
次に、管理計算機100は、コピー構成情報1103のコピー情報を決定する。具体的には、管理計算機100は、コピー種別を決定するために、例えば、図19のステップ5230で算出したバックアップ世代数を使用する。すなわち、管理計算機100は当該世代数がストレージシステムのコピー機能の最大世代数を上回らないこと確認する。当該世代数が最大世代数を上回らない場合、管理計算機100は、当該コピー種別を選択する。上記以外にも、管理計算機はあらかじめ定められたコピー種別を選択しても良い。管理計算機100は、選択されたコピー種別を、コピー構成情報1103のコピー情報11301に登録し、コピー構成情報1103の作成を完了する(ステップ5330)。
管理計算機100は、図19のステップ5230で生成したバックアップ世代数分、5310〜5330を繰り返し、コピー構成情報1103のコピーグループIDが異なるようにコピー構成情報1103を作成する。バックアップ世代数分のコピー構成情報1103の作成が終了すると(ステップ5330のYes)、管理計算機100は、コピーグループ使用情報1101(図10)を生成する。コピーグループ使用情報1101は、コピーグループID11011、有効フラグ11012、有効期限11013から構成される。当該情報のエントリ数は、ステップ5230で算出したバックアップ世代数分、作成する。ここで、管理計算機100は、コピーグループ使用情報1101の作成にあたり、有効フラグ11012をすべて「無効」に、有効期限は空として登録する。以上で、管理計算機100はコピー定義作成(図19のステップ5240)の詳細フローを完了する。
ここで、再び、図19のスケジュール定義の動作フローに戻る。管理計算機100は、バックアップ定義情報1110(図11)に登録されたVM ID11101、開始時時刻11104を読み出し、管理計算機100が備えるスケジューラ(図示せず)に、上記開始時刻になるとVM IDが示すVMのバックアップ動作を呼びだすように登録する。管理計算機100のスケジューラは管理計算機100が指定した開始時刻11104になると、スケジューラに登録された内容(ここでは後述のバックアップ動作(図22)の呼び出しとする)を実行する(ステップ5260)。
次に、図21にコピー定義作成の詳細フローを示す。はじめに、管理計算機100は、ストレージシステム300のコピー機能を使用するために、コピー構成情報1103(図5)を作成する(ステップ5310、ステップ5320、ステップ5330)。具体的には、管理計算機100は、コピー対象のコピー元論理ボリュームを決定するために、VM情報1106(図6)を参照し、コピー対象であるVMを示すVM IDが属するボリュームプールID11605を取得し、当該ボリュームプールID11605を基に、ボリュームプール情報1109(図8)から、当該ボリュームプールIDに対応するストレージID11902,ボリュームID11903を取得する。
次に、管理計算機は、ステップ5310、ステップ5320、ステップ5330をバックアップ世代数分作成するまで繰り返す(ステップ5340)。
次に、管理計算機100は、当該ストレージID,ボリュームIDを、コピー構成情報1103の正ストレージシステムID11304、正ボリュームID11305にそれぞれ登録する(ステップ5350)。このように、管理計算機100は、コピー元論理ボリュームを決定する。
(1−13−3)バックアップ動作
バックアップ動作とは、管理プログラム1102の指示に従い、管理計算機100が実施するVMのバックアップを取得する処理による動作である。
図22は管理計算機100による、VMのバックアップ動作のフローである。
はじめに、管理計算機100によるVMのバックアップ動作は、図19のステップ5260で実施した、管理計算機100のスケジューラに呼び出されることで、その動作を開始する。
具体的には、管理計算機100は、スケジューラから、バックアップ対象となるVMのID(ターゲットVMという)と、指示内容を取得する。次に、管理計算機100は、指示内容がバックアップ取得指示の場合、コピーグループ使用情報1101(図10)を参照し、当該情報の有効フラグ11012が「無効」になっているものを探す(ステップ5410)。コピーグループ使用情報1101の有効フラグが「無効」であるものがない場合(ステップ5410のNo)、管理計算機100は、さらにコピーグループ使用情報1101の有効期限11013を参照し、管理計算機100が管理する現在時刻と有効期限を比較する(ステップ5420)。コピーグループ使用情報1101の有効期限11013が現在時刻よりも過去であるものがない場合(ステップ5420のNo)、管理計算機100はエラー処理を実施する(ステップ5430)。エラー処理とは、例えば、管理計算機100が管理計算機100の表示画面にエラー発生したことをメッセージで通知する方法などがある。
コピーグループ使用情報1101の有効フラグが「無効」であるものがある場合は(5410のYes)、「無効」フラグの立っているコピーグループの中から任意の1つを選択する。また、コピーグループ使用情報1101の有効期限11013が現在時刻よりも過去であるものがある場合(ステップ5420のYes)、管理計算機100は、コピーグループ使用情報1101で、有効期限が切れたコピーグループの有効フラグ11012を「無効」に登録し、さらに、「無効」フラグの立っているコピーグループの中から任意の1つを選択する。ここで、管理計算機100が選択したコピーグループのID11011を「利用コピーグループID」とよぶことにする。さらに、管理計算機100は、ホスト計算機200に対し、ターゲットVMのスナップショット取得要求を発行する(ステップ5440)。これによりホスト計算機200は、当該計算機上の仮想化プログラム212によって、指定されたターゲットVMのスナップショットを取得する。
管理計算機100は、ホスト計算機200から当該スナップショット取得要求の応答を得る(ステップ5445)。管理計算機100は、当該応答を解析し、スナップショットの取得が成功である場合(ステップ5445のYes)、スナップショットを復元するときに使用するスナップショットIDを当該スナップショット取得要求の応答から取得する。
次に、管理計算機100は、ストレージシステム300に対するIO要求を作成する。具体的には、管理計算機100は、利用コピーグループIDをコピーグループID11300に、指示内容としてローカルコピーの制御指示11301を指定して、IO要求を作成し、ストレージシステム300に、作成したIO要求を発行する(ステップ5450)。
管理計算機100は、ストレージシステム300から当該IO要求の応答を得る。管理計算機100は、当該応答を解析し、当該IO要求の応答が成功である場合(ステップ5455のYes)、つまり、ローカルコピーが完了した場合、過去に作成したターゲットVMのスナップショットファイルを削除する。具体的には、管理計算機100は、バックアップカタログ情報1105(図9)の最新の残存VM情報(11503、11504、11505)を参照し、ターゲットVMのスナップショットの識別子を取得する。次に、管理計算機100は、当該スナップショットの識別子を指定し、スナップショットファイルの削除要求をホスト計算機に発行する(ステップ5457)。
管理計算機100は、バックアップカタログ作成のための処理を実施する(ステップ5460)。具体的には、バックアップカタログ作成のための処理として、管理計算機100は、バックアップカタログ情報1105の最新の残存VM情報を参照し、次に当該バックアップカタログ情報1105に新しいエントリを追加し、そのエントリの残存VM情報を最新の残存VM情報に置き換える(ステップ5460)。ただし、新規でバックアップカタログ情報1105を作成する場合、残存VM情報には、バックアップ対象の全VMを記載し、残存VM情報は空を登録する。例えば、ユーザがVM1、VM2をバックアップ対象に選んだ場合、バックアップカタログ情報1105の残存VM情報はVM1,VM2の2つの欄が作成される。
次に、管理計算機100は、ステップ5460で新たに作成したバックアップカタログ情報1105の新エントリの、時刻11501欄には管理計算機が管理する現在の時刻を、バックアップ対象11502欄には、スケジューラから得たターゲットVMのIDを、コピーグループID1150欄6にはスケジューラから得た利用コピーグループIDを登録する。そして、当該ターゲットVMの残存VM情報には、ステップ5440のスナップショット取得指示により取得されたスナップショットファイルの生成時刻と、スナップショットの識別子が格納される。さらに、管理計算機100は、コピーグループ使用情報1101(図10)のコピーグループIDが利用コピーグループと合致する有効フラグ11012を「有効」にする。次に、管理計算機100は、ターゲットVMのバックアップ間隔11102を、バックアップ定義情報1110から読み出し、当該バックアップ間隔11102と現在の時刻11501を加算した値を、スケジューラの開始時刻に設定し、ターゲットVMが指定開始時刻に本バックアップ動作をよびだすように設定する(ステップ5470)。
ステップ5445にてスナップショットの取得が成功しなかった場合(ステップ5445のNo)、又はステップ5455にてストレージシステム300から当該IO要求の応答を得られなかった場合(ステップ5455のNo)には、管理計算機100はエラー処理を実施する(ステップ5430)。
ここで、管理計算機100は、当該VMのバックアップ結果を画面に表示しても良い。図23に、バックアップ結果の画面例を示す。図のカレンダーは当月のどこでバックアップしたかを示し、アンダーラインで強調された日付でバックアップが取得されている。数直線は1日のうちでどのタイミングでバックアップされるかを示しており、カレンダーの太字(1,3,6日)をクリックすると、クリックした日付のバックアップの取得結果を数直線上に表示する。数直線上の「円」は、バックアップ取得したタイミングを表す。ここで、上記「円」をクリックすることで、管理計算機100は、回復動作を実施する。回復動作は後述の1−13−4で説明する。また、画面下のBackupボタンは、ユーザによりクリックされると、管理計算機100は、定められたバックアップ時刻にバックアップ対象の全VMをバックアップする(図22に示すフロー)。
なお、バックアップ取得日付の表示方法はこれ以外であってもよい。
(1−13−4)回復動作
回復動作とは、管理計算機100内の管理プログラム1102(図2)の指示に従い、管理計算機100が実施するものであり、バックアップしたVMを回復する処理による動作である。
図24は管理計算機100による、回復動作のフローの一例である。
はじめに、管理計算機100は、ユーザにより指定されたVMの回復を行うため、バックアップカタログ情報1105(図9)を参照し、指定された回復対象のVMとその回復時刻を基に、上記情報に該当するバックアップカタログ情報1105の該当エントリを取得する(ステップ5510)。
次に、管理計算機100は、バックアップカタログ情報1105の該当エントリ内の残存VM情報を取り出し、回復対象のVM以外のVMの情報を画面に表示する(5520)。画面の表示例を図25に示す。図25ではVM1が回復対象であり、それ以外のVM(VM2)を同時に回復可能なVMとして表示している。
次に、管理計算機100は全てのVMを回復する場合は(ステップ5530のYes)、ステップ5540に進み、指定VMのみ回復する場合(ステップ5530のNo)は、ステップ5560に進む。図25の例では、チェックボックス(VM1以外にボリュームプールを共有する以下のVMも同時に回復できます。 回復しますか?)のチェック有無で判定する。
全てのVMを回復する場合(ステップ5530のYes)、管理計算機100はバックアップ対象の全VMを停止する指示をホスト計算機200に発行する(ステップ5540)。
次に、管理計算機100は、バックアップカタログ情報1105の該当エントリのコピーグループID11506が示すコピーグループに対し、指示内容をローカルコピーリストアと指定したIO要求をストレージシステム300に発行する(ステップ5550)。ストレージシステム300は当該IO要求を受け取ると、コピー元、コピー先の関係を逆転したコピーを実施し、コピー先論理ボリュームにある情報を、コピー元論理ボリュームに上書きする。
次に、管理計算機100は、ホスト計算機200に対し、全VMを再開するように指示する(5550)。この時点では、ホスト計算機200が参照するデータはバックアップされていた情報に置き換わっているため、バックアップされた過去の時刻のVMが再起動される。
一方、全てのVMを回復しない場合(ステップ5530のNo)、管理計算機100は、回復対象のVMのみを停止する要求をホスト計算機200に発行する(ステップ5560)。
次に、管理計算機100は、バックアップカタログ情報1105の該当エントリのコピーグループID11506から、当該コピーグループID11506のコピー構成情報1103を参照し、コピー先のストレージシステム(副ストレージシステム11306)および、コピー先論理ボリューム(副ボリュームID11307)を取得し、当該コピー先論理ボリュームをアクセス可能な状態(マウント処理)に変更するようにホスト計算機200に指示する(ステップ5570)。
次に、管理計算機100は、ホスト計算機200に、ステップ5570でマウントしたコピー先論理ボリュームの内容を調査し、回復対象VMのスナップショットファイルの有無を確認するように指示する(ステップ5580)。
最後に、管理計算機100は、VMを新規に作成し、回復対象のVMのスナップショットファイルを上記コピー先論理ボリュームから参照するようにホスト計算機200に指示する(ステップ5590)。さらに、管理計算機100は、当該コピー先論理ボリュームのVMの情報を、コピー元の論理ボリュームに移動するようにホスト計算機200に指示を出しても良い。コピー元の論理ボリュームへの移動により、今までのVMのデータボリュームにVM情報を集約することができるため、VMを継続して処理できるようになる。
(1−14)ストレージシステムの動作
図26は、本発明の実施例1であるのストレージシステム300によって実行されるコピー処理のフローの一例である。
ストレージシステム300のプロセッサ1310は、ローカルコピーの開始を指示するIO要求7300(図16)を受信すると、コピー処理を開始する。ここで、ローカルコピー処理について説明する。
ストレージシステム300のプロセッサ1310は、抽出したコピー構成情報(図5)に基づいて、コピーペア管理情報1210(図12)を作成する(ステップ6010)。
具体的には、ストレージシステム300のプロセッサ1310は、「コピー中」を、コピーペア管理情報1210のコピー状態情報12103欄に格納する。次に、ストレージシステム300のプロセッサ1310は、IO要求に示されたコピー元の論理ボリュームIDをコピー元の論理ボリュームとして、コピーペア管理情報1210のボリュームID12102欄に格納する。
次に、ストレージシステム300のプロセッサ1310は、IO要求から抽出したコピー構成情報に含まれるコピー先のストレージIDを、コピーペア管理情報1210のコピー対象ストレージID12104欄に格納する。次に、ストレージシステム300のプロセッサ1310は、IO要求から抽出したコピー構成情報(図4)に含まれるコピー先の論理ボリュームIDを、コピーペア管理情報1210のコピー対象ボリュームID12105に格納する。
次に、ストレージシステム300のプロセッサ1310は、コピーペア管理情報1210のペアID12101欄に重複しない値を格納する。次に、ストレージシステム300のプロセッサ1310は、IO要求に含まれるコピーグループIDを、コピーペア管理情報1210のコピーグループID12100欄に格納する。次に、ストレージシステム300のプロセッサ1310は、抽出したコピー構成情報に含まれるコピー種別情報を、コピーペア管理情報1210のコピー種別12106欄に格納する。ここでは、「ローカルコピー」がコピー種別12106欄に格納される。
次に、ストレージシステム300のプロセッサ1310は、コピーペア管理情報1210のボリュームID12102によって識別されるディスク装置1500からデータを読み出す。そして、ストレージシステム300のプロセッサ1310は、読み出したデータを、キャッシュメモリ1100に格納する(ステップ6030)。
次に、ストレージシステム300のプロセッサ1310は、キャッシュメモリからデータを読み出し、さらにコピーペア管理情報1210のコピー対象ボリュームID12105によって識別される論理ボリュームに、キャッシュメモリから読み出したデータを書き込む(ステップ6060)。
ストレージシステム300は、ステップ6030からステップ6060を繰り返して実行することによって、コピー元のボリュームのすべてのデータをコピー先のボリュームへ格納する。
そして、ストレージシステム300は、ローカルコピー処理を終了する。ストレージシステム300は、ローカルコピーを終了すると、コピーペア管理情報1210のコピー状態情報12103欄に「コピー状態」を格納する。
以上、本発明の実施例1によれば、管理計算機100は、ストレージシステム上の論理ボリュームを共有する一以上のホスト計算機200上で動作する任意のVMを、スナップショット取得し、ストレージシステムのコピー機能を用いることで、バックアップを行うことができる。さらに、管理計算機100は、バックアップした全てのVMを回復する場合は、逆向きにコピー(ローカルコピーリストア)を実施し、ホスト計算機が使用する論理ボリュームにバックアップした内容を戻し、VMを再起動することで全てのVMを回復することができる。また、任意のVMのみを回復する場合、管理計算機100は、ホスト計算機200に対し、ストレージシステム上でバックアップ情報が格納されるコピー先論理ボリュームにマウントするように指示し、さらに、新しいVMを生成し、VMのデータ格納を当該コピー先論理ボリュームに設定することで、他のVMに影響することなく、任意のバックアップされたVMを回復することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。実施例2によると、ストレージシステムに保存されるバックアップデータの容量効率を向上させることが出来る。これは、ホスト計算機200による任意のVMのスナップショットファイルの取得タイミングと、ストレージシステム300による論理ボリュームのコピー機能の実施タイミングを非同期にすることで実現できる。
(2−1)実施例2の概要
図27のVMのバックアップ動作説明図を用いて、バックアップデータの容量効率向上について説明する。3つのVM(VM1、VM2、VM3)のバックアップを考える。実施例2では計算機システムは、VM1、VM2、VM3のスナップショットファイルがある程度の個数分取得した後に、はじめてストレージシステムによる論理ボリュームのコピー機能を使用する。コピー機能使用後、当該計算機システムは、すべてのスナップショットファイルを削除する。上記手続きにより、複数の副論理ボリューム間にスナップショットファイルの重複を排除でき、バックアップ容量を効率化できる。
(2−2)システム構成
本発明の実施例2の計算機システムの構成を図29に示す。第2の実施形態の計算機システムの構成では、第一の実施形態とは管理計算機100のメモリ110に保存される情報が異なる。具体的には、RPO情報1111が追加になる。
(2−3)実施例2の動作
次に実施例2の動作を、実施例1の動作との差分で説明する。具体的には、スケジュール定義の動作、バックアップ動作に変更があり、さらに、ストレージシステムによるコピー処理動作が追加になる。
(2−3−1)スケジュール定義動作
はじめに、管理計算機100による、スケジュール定義の動作(図19)では、ストレージシステムのコピー機能を実施する間隔の入力するステップ(ステップ5210)と、スケジューラにバックアップタスクを登録するステップ(ステップ5260)の処理内容が異なる。
ステップ5210では、図27のバックアップスケジュール入力画面のように、図20の入力画面の下部に「回復時点目標」の入力領域が追加になる。当該入力領域により得られた値は、RPO情報1111に保存する。ステップ5260では、管理計算機100が備えるスケジューラ(図示せず)に、2つの動作のための処理を管理計算機100が登録する。すなわち、VMのバックアップ動作と、後述のストレージシステムによるコピー処理ある。これにより、RPO情報に格納された時刻に、ストレージシステムによるコピー処理を、上記スケジューラにVMのバックアップ動作と独立したスケジュールで、呼び出すことができる。
(2−3−2)VMのバックアップ動作
次に、図31を用いて、管理計算機100による、VMのバックアップ動作を説明する。
図31のステップ5445のステップで成功の場合(管理計算機100がスナップショット取得要求の応答を解析し、スナップショットの取得が成功である場合)、管理計算機100は、バックアップカタログ情報1105の最新エントリの、バックアップ対象11502欄には、全VMが対象となるため、「ALL」を記載する。ただし、管理計算機100は、該当エントリの時刻11501欄には、何も記載しない。
そして、当該ターゲットVMの残存VM情報には、管理計算機100は、ステップ5440のスナップショット取得指示により取得されたスナップショットファイルの生成時刻と、スナップショットの識別子を追記する。ここで、すでに残存VM情報に、情報が記載されている場合、図32のバックアップカタログ情報のように、当該情報の後方に新しい情報を追加する。
さらに、管理計算機100は、実施例1の動作とは異なり、コピーグループ使用情報1101を更新せず、ターゲットVMのバックアップ間隔11102を、バックアップ定義情報1110から読み出し、当該バックアップ間隔11102と現在の時刻11501を加算した値を、スケジューラの開始時刻に設定し、ターゲットVMが指定開始時刻にバックアップ動作をよびだすように設定する(ステップ8470)。
(2−3−3)ストレージシステムによるコピー処理動作
本発明の実施例2には、図31の管理計算機100による、VMのバックアップ動作の他、図33のストレージシステムによるコピー処理の為の動作が必要となる。
はじめに、管理計算機100は、当該計算機100のスケジューラにより、当該ストレージシステムによるコピー処理が呼び出されると、ストレージシステム300に対するIO要求を作成する。具体的には、管理計算機100は、利用コピーグループIDをコピーグループID11300に、指示内容としてローカルコピーの制御指示11301を指定して、IO要求を作成し、ストレージシステム300に、作成したIO要求を発行する(ステップ8400)。
管理計算機100は、ストレージシステム300から当該IO要求の応答を得る。管理計算機100は、当該IO要求の応答を解析し、当該IO要求の応答が成功である場合(ステップ8410のYes)、つまり、ローカルコピーが完了した場合、管理計算機100は、過去に作成した全VMのスナップショットファイルを削除する。具体的には、管理計算機100は、バックアップカタログ情報1105の時刻11501が記載されたエントリで、最新の残存VM情報(11503、11504、11505)を参照し、残存VM情報に登録される全スナップショットの識別子を取得する。次に、管理計算機100は、当該スナップショットの識別子を指定し、スナップショットファイルの削除要求をホスト計算機に発行する(ステップ8415)。
次に、管理計算機100は、バックアップカタログ作成のための処理を実施する。具体的には、バックアップカタログ作成のための処理として、管理計算機100は、バックアップカタログ情報1105(図32)の時刻11501の登録のない最新のエントリの時刻11501欄に管理計算機が管理する現在の時刻を、コピーグループID1150欄6にはスケジューラから得た利用コピーグループIDを登録する。さらに、管理計算機100は、コピーグループ使用情報1101のコピーグループIDが利用コピーグループと合致する有効フラグ11012を「有効」にする。次に、管理計算機100は、バックアップ間隔としてRPO情報1111に登録されている値を、現在の時刻に加算した値を、スケジューラの開始時刻に設定し、次のストレージシステムによるコピー処理をよびだすように設定する(ステップ8420)。
ステップ8410にてIO要求の応答を解析し、当該IO要求の応答が成功でない場合(ステップ8410のNo)には、管理計算機100はエラー処理を実施する(ステップ8430)。
以上、本発明の実施例2によれば、管理計算機100は、ストレージシステム上の論理ボリュームを共有する一以上のホスト計算機200上で動作する任意のVMのスナップショット取得と、ストレージシステムのコピー機能の制御を非同期に実施することで、副論理ボリュームのデータ容量効率が高いバックアップを行うことができる。さらに、管理計算機100は、バックアップした副論理ボリューム内の全てのVMを回復する場合は、逆向きにコピー(ローカルコピーリストア)を実施し、ホスト計算機が使用する論理ボリュームにバックアップした内容を戻し、VMを再起動することで全てのVMを回復することができる。また、任意のVMのみを回復する場合、管理計算機100は、ホスト計算機200に対し、ストレージシステム上でバックアップ情報が格納されるコピー先論理ボリュームにマウントするように指示し、さらに、新しいVMを生成し、VMのデータ格納を当該コピー先論理ボリュームに設定することで、他のVMに影響することなく、任意のバックアップされたVMを回復することができる。
100:管理計算機、200:ホスト計算機、300:ストレージシステム、110:メモリ、120:プロセッサ、130:管理ポート、

Claims (15)

  1. 管理計算機と、ホスト計算機と、ストレージ装置とからなるストレージシステムであって、
    前記ホスト計算機は、当該ホスト計算機上に、第一の仮想計算機と第二の仮想計算機とを提供し、
    前記ホスト計算機は、前記管理計算機の指示に基づいて、当該管理計算機が指定する第一の時間に前記第一の仮想計算機の第一のスナップショットファイルを作成して、当該第一のスナップショットファイルを前記ストレージ装置が有する第一の論理ボリュームに格納し、
    前記ストレージ装置は、前記管理計算機の指示に基づいて、前記第一の論理ボリュームを当該ストレージシステムが有する第二の論理ボリュームに複製し、
    前記管理計算機は、前記第一の時間を前記第一のスナップショットファイル作成時間として、前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルと対応付けて管理しており、
    前記管理計算機は、前記ホスト計算機によって前記第一の時間以前の第二の時間に前記第二の仮想計算機の第二のスナップショットファイルが作成され、当該第二のスナップショットファイルが前記第一の論理ボリュームに格納されている場合は、当該第二のスナップショットファイル作成時間及び当該第二の仮想計算機のスナップショットファイルと、前記第一のスナップショットの作成時間及び前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルとを対応付けて管理すること、
    を特徴とするストレージシステム。
  2. 前記ホスト計算機は、前記管理計算機が指定する前記第一の時間に前記第一の仮想計算機の第一のスナップショットファイルを作成して、当該第一のスナップショットファイルを前記ストレージ装置と外部接続されたストレージシステムが有する第二の論理ボリュームに格納することを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
  3. 前記管理計算機は、前記第二の論理ボリュームに格納された前記第一の時間における前記第一の仮想計算機を回復する指示を受信すると、前記第一の時間の前記第一の仮想計算機のみを回復するか、当該第一の仮想計算機及び当該第二の仮想計算機を回復するかを判断することを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
  4. 前記管理計算機は、前記第一の時間における前記第一の仮想計算機及び前記第二の仮想計算機を回復すると判断した場合、
    (A)前記ホスト計算機は、前記管理計算機からの指示に基づいて、前記第一の仮想計算機と前記第二の仮想計算機とを停止し、
    (B)前記ストレージ装置は、前記管理計算機の指示に基づいて、前記第二の論理ボリュームに格納されたデータを当該第一の論理ボリュームに書き戻し、
    (C)前記ホスト計算機は、前記管理計算機の指示に基づいて、前記第一の論理ボリュームに書き戻された前記第一の仮想計算機と前記第二の仮想計算機とを起動し、
    (D)前記管理計算機は、前記第一のスナップショットファイル作成時間及び当該第一のスナップショットファイル作成時間における前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルと、前記第二のスナップショットファイル作成時間と当該第二の時間におけるスナップショットファイル作成時間における当該第二の仮想計算機のスナップショットファイルとを出力する、
    ことを特徴とする請求項3記載のストレージシステム。
  5. 前記管理計算機は、前記第一の時間における前記第一の仮想計算機のみを回復すると判断した場合、前記ホスト計算機上に第三の仮想計算機を提供させ、
    前記管理計算機は、前記ホスト計算機に対し、前記第一の仮想計算機を停止し、前記ストレージ装置が有する前記第二の論理ボリュームをマウントして、当該第二の論理ボリュームが有する、前記第一のスナップショットファイル作成時間における前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルを参照するよう指示する、
    ことを特徴とする請求項3記載のストレージシステム。
  6. 第一の仮想計算機と第二の仮想計算機とを構築するホスト計算機と接続されるとともに、第一の論理ボリュームと第二の論理ボリュームとを有するストレージ装置と接続される管理計算機であって、
    前記管理計算機は、前記ホスト計算機に、当該管理計算機が指示する第一の時間の前記第一の仮想計算機を回復するために、当該第一の時間に当該第一の仮想計算機の第一のスナップショットファイルを作成させ、当該第一のスナップショットファイルを前記ストレージ装置が有する第二の論理ボリュームに格納するよう指示し、
    前記管理計算機は、前記ストレージ装置に、前記第一の論理ボリュームを当該ストレージ装置が有する第二の論理ボリュームに複製するよう指示し、
    前記管理計算機は、前記第一の時間を前記第一のスナップショットファイル時間として、前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルと対応付けて管理し、
    前記管理計算機は、前記ホスト計算機によって前記第一の時間以前の第二の時間に前記第二の仮想計算機の第二のスナップショットファイルが作成され、当該第二のスナップショットファイルが前記第一の論理ボリュームに格納されている場合は、当該第二のスナップショットファイル作成時間及び当該第二の仮想計算機のスナップショットファイルと、前記第一のスナップショットファイル作成時間及び前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルとを対応付けて管理すること、
    を特徴とする管理計算機。
  7. 前記管理計算機は、前記ホスト計算機に対し、当該第一の時間に当該第一の仮想計算機の第一のスナップショットファイルを作成させて、当該第一のスナップショットファイルを前記ストレージ装置と外部接続されたストレージ装置が有する第二の論理ボリュームに格納させるよう、指示することを特徴とする請求項6記載の管理計算機。
  8. 前記管理計算機は、前記第二の論理ボリュームに格納された前記第一の時間における前記第一の仮想計算機を回復する指示を受信すると、前記第一の時間における前記第一の仮想計算機のみを回復するか、前記第一の仮想計算機及び前記第二の仮想計算機を回復するかを判断することを特徴とする請求項6記載のストレージシステム。
  9. 前記管理計算機は、前記第一の時間における前記第一の仮想計算機及び前記第二の仮想計算機を回復すると判断した場合、
    (A)前記管理計算機は、前記ホスト計算機に、前記第一の仮想計算機と前記第二の仮想計算機とを停止するよう指示し、
    (B)前記管理計算機は、前記ストレージシステムに、前記第二の論理ボリュームに格納されたデータを当該第一の論理ボリュームに書き戻させ、
    (C)前記管理計算機は、前記ホスト計算機に、前記第一の論理ボリュームに書き戻された前記第一の仮想計算機と前記第二の仮想計算機とを起動させ、
    (D)前記管理計算機は、前記第一のスナップショットファイル作成時間及び当該第一のスナップショットファイル作成時間における前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルと、前記第二のスナップショットファイル作成時間と当該第二の時間におけるスナップショットファイル作成時間における当該第二の仮想計算機のスナップショットファイルとを出力する、
    ことを特徴とする請求項8記載のストレージシステム。
  10. 前記管理計算機は、前記第一の時間における前記第一の仮想計算機のみを回復すると判断した場合、
    前記管理計算機は、前記ホスト計算機に対し、前記第一の仮想計算機を停止し、前記ストレージ装置が有する前記第二の論理ボリュームをマウントして、当該第二の論理ボリュームが有する、前記第一のスナップショットファイル作成時間における前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルを参照するよう指示する
    ことを特徴とする請求項8記載のストレージシステム。
  11. 管理計算機と、ホスト計算機と、ストレージ装置とを備えるストレージシステムにおいて、当該ホスト計算機上に構築される第一の仮想計算機のバックアップ管理方法であって、
    前記ホスト計算機は、前記管理計算機の指示に基づいて、当該管理計算機が指定する第一の時間に第一の仮想計算機の第一のスナップショットファイルを作成して、当該第一のスナップショットファイルを前記ストレージ装置が有する第一の論理ボリュームに格納し、
    前記ストレージ装置は、前記管理計算機の指示に基づいて、前記第一の論理ボリュームを当該ストレージ装置が有する第二の論理ボリュームに複製し、
    前記管理計算機は、前記第一の時間を前記第一のスナップショットファイル作成時間として、前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルと対応付けて管理しており、
    前記管理計算機は、前記ホスト計算機によって、前記第一の時間以前の第二の時間に、当該ホスト計算機上に構築されている第二の仮想計算機の第二のスナップショットファイルが作成され、当該第二のスナップショットファイルが前記第一の論理ボリュームに格納されている場合は、当該第二のスナップショットファイル作成時間及び当該第二の仮想計算機のスナップショットファイルと、前記第一のスナップショットファイル作成時間及び前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルとを対応付けて管理すること、
    を特徴とするバックアップ管理方法。
  12. 前記ホスト計算機は、前記管理計算機が指定する当該第一の時間に当該第一の仮想計算機の第一のスナップショットファイルを作成して、当該第一のスナップショットファイルを前記ストレージ装置と外部接続されたストレージシステムが有する第二の論理ボリュームに格納することを特徴とする請求項11記載のバックアップ管理方法。
  13. 前記管理計算機は、前記第二の論理ボリュームに格納された前記第一の時間における前記第一の仮想計算機を回復する指示を受信すると、前記第一の時間の前記第一の仮想計算機のみを回復するか、前記第一の仮想計算機及び前記第二の仮想計算機を回復するかを判断することを特徴とする請求項11記載のバックアップ管理方法。
  14. 前記管理計算機は、前記第一の時間における前記第一の仮想計算機及び前記第二の仮想計算機を回復すると判断した場合、
    (A)前記ホスト計算機は、前記管理計算機からの指示に基づいて、前記第一の仮想計算機と前記第二の仮想計算機とを停止し、
    (B)前記ストレージ装置は、前記管理計算機の指示に基づいて、前記第二の論理ボリュームに格納されたデータを当該第一の論理ボリュームに書き戻し、
    (C)前記ホスト計算機は、前記管理計算機の指示に基づいて、前記第一の論理ボリュームに書き戻された前記第一の仮想計算機と前記第二の仮想計算機とを起動し、
    (D)前記管理計算機は、前記第一のスナップショットファイル作成時間及び当該第一のスナップショットファイル作成時間における前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルと、前記第二のスナップショットファイル作成時間と当該第二の時間におけるスナップショットファイル作成時間における当該第二の仮想計算機のスナップショットファイルとを出力する、
    ことを特徴とする請求項13記載のバックアップ管理方法。
  15. 前記管理計算機は、前記第一の時間における前記第一の仮想計算機のみを回復すると判断した場合、前記ホスト計算機上に第三の仮想計算機を提供させ、
    前記管理計算機は、前記ホスト計算機に対し、前記第一の仮想計算機を停止し、前記ストレージ装置が有する前記第二の論理ボリュームをマウントして、当該第二の論理ボリュームが有する、前記第一のスナップショットファイル作成時間における前記第一の仮想計算機のスナップショットファイルを参照するよう指示する
    ことを特徴とする請求項13記載のバックアップ管理方法。
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