JP2016006608A - 管理方法、仮想マシン、管理サーバ、管理システム、及びコンピュータプログラム - Google Patents

管理方法、仮想マシン、管理サーバ、管理システム、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想マシンを適切に管理することができる管理方法を提供する。
【解決手段】 物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンを管理する方法であって、管理サーバ3が、第1仮想マシン2aの設定情報を取得するステップ(ステップS106)と、管理サーバ3が、取得した設定情報を記憶するステップ(ステップS107)と、を含み、設定情報は、第1仮想マシン2aのハードウェア構成に関する情報を含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、クラウド等の仮想環境上の仮想マシンに対して設定される情報を管理するための管理方法、仮想マシン、管理サーバ、管理システム、及びコンピュータプログラムに関する。
従来より、パーソナルコンピュータ、サーバ、プリンタなどの情報通信機器を管理サーバで管理することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−278193号公報
上記従来の情報通信機器の管理では、管理対象となる情報通信機器が物理環境上の機器であるため、大きく変更されることがほとんどないCPUやメモリ、ストレージ等の機器のハードウェアとしての性能を定める要素については、特に管理されてはいなかった。
一方、近年、クラウド上における仮想マシンによってサーバ等を構築するといったことが行われている。
クラウド上の仮想マシンも、情報通信機器として捉えれば物理環境上の機器と同様に管理することが望まれる。
しかし、クラウド上の仮想マシンは、クラウドが有する計算機資源が動的に割り当てられることで構成されるため、仮想マシンのハードウェア的な性能を定めるための設定について、ユーザが起動時に指定した設定と、仮想マシンにおける実際の設定との間に相違が生じる場合があった。
仮想マシンを従来の情報通信機器の管理方法によって管理しようとすると、上記従来の管理方法では機器のハードウェアとしての性能を定める要素について特に管理しないため、仮想マシンのハードウェア的な性能を定めるための設定について、指定した設定と実際の設定との間に相違が生じるおそれのある仮想マシンを適切に管理することはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、仮想マシンを適切に管理することができる管理方法、仮想マシン、管理サーバ、管理システム、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンを管理する方法であって、管理サーバが、前記仮想マシンの設定情報を取得するステップと、前記管理サーバが、取得した前記設定情報を記憶するステップと、を含み、前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む。
また、本発明は、物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンであって、前記仮想マシンの設定情報を管理サーバに送信する送信部を備え、前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む。
また、本発明は、物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンを管理する管理サーバであって、前記仮想マシンの設定情報を取得する取得部と、取得した前記設定情報を記憶する記憶部と、を備え、前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む。
また、本発明は、物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンを管理する管理システムであって、前記仮想マシンの設定情報を取得する取得部と、取得した前記設定情報を記憶する記憶部と、を備え、前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む。
また、本発明は、コンピュータを、上述の管理サーバとして機能させるためのコンピュータプログラムである。
また、本発明は、コンピュータを、上述の仮想マシンとして機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、仮想マシンを適切に管理することができる。
仮想マシンによって構成したサーバシステムの一例を示す図である。 仮想マシンが構築されるクラウドシステムの一例を示す図である。 ユーザが希望する仮想マシンの仕様を特定するための設定内容を受け付けるための入力画面の一例を示す図である。 仮想マシンにおけるハードウェア構成のタイプの一例を示す図である。 仮想マシンの機能ブロック図であり、仮想マシンが有する設定情報に関する処理機能を示している。 設定情報に関する処理を示すシーケンス図である。 ハードウェア構成情報の一例を示す図である。 仮想マシンが送信する設定情報の一例を示す図である。 管理サーバの機能ブロック図である。 直前の設定情報に対して変更項目を有する設定情報、及びこれに対応するログデータの内容の一例を示す図である。 直前の設定情報に対して変更項目を有する設定情報、及びこれに対応するログデータの内容の他の例を示す図である。 バックアップデータを記憶するためのデータ記憶部の記憶内容を模式的に示した図である。 バックアップデータに関する管理に係る処理を示すシーケンス図である。 バックアップデータ管理データベースの内容を示す図である。
[本願発明の実施形態の説明]
クラウド上の仮想マシンは、クラウドが有する計算機資源が動的に割り当てられることで構成される。仮想マシンのハードウェア的な性能を定めるための設定であるハードウェア構成(スペック)は、ユーザの指定に基づいて設定され、その設定に応じて計算機資源が割り当てられる。
このため、仮想マシンを立ち上げる際には、一般に、ユーザが希望する仮想マシンのスペックを指定する必要がある。
この仮想マシンのスペックは、物理的な要素であるCPUやメモリ、ストレージ等の仕様によって仮想的に表される。仮想マシンのスペックは、仮想的に表される物理的な要素を指定することで、当該仮想マシンの起動時に設定される。
仮想マシンの実際のスペックは、原則として、ユーザが希望する設定を指定しその指定された設定に応じた計算機資源が割り当てられることで定まる。
ここで、例えば、複数の仮想マシンを同一の設定で同時に起動させたとしても、各仮想マシンに設定された実際のスペックが各仮想マシン間で同一とならない場合がある。
その理由は、仮想マシンに割り当てられる計算機資源は、多数のユーザに対して動的に割り当てられるため、常に同じ条件の計算機資源を利用できるとは限らないからである。
このため、指定した設定とは異なるスペックの仮想マシンが起動したり、複数の仮想マシンを同一の設定で同時に起動させたときに、各仮想マシンの実際のスペックが各仮想マシン間で同一とならない場合がある。
このように、仮想マシンのスペックに関して、ユーザの希望によって指定した設定と、実際の設定との間に相違が生じるため、ユーザが想定していたスペックとは異なるスペックの仮想マシンを用いることになるおそれもあり、このような仮想マシンに対する設定を適切に管理すべきである。
本発明者らは、上記の点に着目して本願発明を完成させた。
まず最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明は、物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンを管理する方法であって、管理サーバが、前記仮想マシンの設定情報を取得するステップと、前記管理サーバが、取得した前記設定情報を記憶するステップと、を含み、前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む。
上記のように構成された管理方法によれば、管理サーバは、仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含んだ設定情報を取得し記憶するので、仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を管理することができる。この結果、仮想マシンを適切に管理することができる。
(2)上記管理方法において、前記設定情報は、ユーザが指定した前記仮想マシンの仕様を示す指定設定情報と、前記仮想マシンの実際の仕様を示す実設定情報と、を含むことが好ましい。
この場合、ユーザが指定した仮想マシンの仕様と、実際に設定された仮想マシンの仕様とが、一致しているか否かを管理することができる。
(3)また、上記管理方法において、前記指定設定情報は、前記ユーザが指定した前記仮想マシンのハードウェア構成を示す指定ハードウェア構成情報を含み、前記実設定情報は、前記仮想マシンの実際のハードウェア構成を示す実ハードウェア構成情報を含んでいてもよい。
この場合、ユーザが指定したハードウェア構成と、仮想マシンの実際のハードウェア構成情報とが、一致しているか否かを管理することができる。
(4)上記管理方法において、前記仮想マシンが、前記仮想マシンのバックアップデータが生成されたことを示すバックアップ情報を、前記管理サーバに通知する通知ステップと、前記管理サーバが、前記バックアップ情報を記憶する記憶ステップと、をさらに含み、前記バックアップ情報は、前記バックアップデータが生成された仮想マシンを特定するための第1情報及び前記バックアップデータを特定するための第2情報を含み、前記記憶ステップにおいて、前記管理サーバは、前記第1情報及び前記第2情報を、前記バックアップデータが生成された仮想マシンの前記設定情報に対応付けて記憶するように構成されていてもよい。
この場合、仮想マシンのバックアップ情報を、設定情報に対応付けて記憶することで、仮想マシンに関する情報を包括的に管理することができる。
(5)また、本発明は、物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンであって、前記仮想マシンの設定情報を管理サーバに送信する送信部を備え、前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む。
(6)本発明は、物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンを管理する管理サーバであって、前記仮想マシンの設定情報を取得する取得部と、取得した前記設定情報を記憶する記憶部と、を備え、前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む。
(7)また、本発明は、物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンを管理する管理システムであって、前記仮想マシンの設定情報を取得する取得部と、取得した前記設定情報を記憶する記憶部と、を備え、前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む。
(8)本発明は、コンピュータを、上記(6)に記載の管理サーバとして機能させるためのコンピュータプログラムである。
(9)本発明は、コンピュータを、上記(5)に記載の仮想マシンとして機能させるためのコンピュータプログラムである。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。
〔1.サーバシステムについて〕
図1は、仮想マシンによって構成したサーバシステムの一例を示す図である。
図中、サーバシステム1は、複数の仮想マシン2を備えている。各仮想マシン2は、例えばクラウド等のコンピュータシステム上においてソフトウェア等を用いて仮想的に構築されたコンピュータであり、物理環境上のコンピュータと同様、アプリケーションを実行することで種々の処理を行うことができる。
サーバシステム1は、これら仮想マシン2をサーバとして利用している。
サーバシステム1が備えている各仮想マシン2は、複数の仮想マシン2同士で協調的に処理を実行するスタックを構成しており、サーバシステム1の用途に応じて適宜必要な構成に設定される。
図例では、サーバシステム1は、第1仮想マシン2aから第5仮想マシン2eの5つの仮想マシン2を備えており、第1仮想マシン2aと第2仮想マシン2bとが第1スタックを構成している。また、第3仮想マシン2c,第4仮想マシン2d,第5仮想マシン2eが第2スタックを構成している。なお、サーバシステム1は、より少ない数の仮想マシン2を備えて構成することもできるし、より多数の仮想マシン2及びこれらを含むスタックを備えて構成することもできる。
図2は、仮想マシン2が構築されるクラウドシステムの一例を示す図である。本実施形態の各仮想マシン2は、クラウドシステム4上に構築されている。
クラウドシステム4は、クラウド管理サーバ4aと、計算機資源4bとを備えている。
クラウド管理サーバ4aは、インターネット等のネットワーク5を通じて、サーバシステム1のユーザの指示を受け付け可能なクライアント端末6と通信可能に接続されている。
また、管理サーバ3も、ネットワーク5に接続されており、クライアント端末6及びクラウド管理サーバ4aと通信可能に接続されている。
クライアント端末6は、ユーザが希望する仮想マシン2の仕様を特定するための設定内容を受け付け、受け付けた設定内容に基づいて仮想マシン2の仕様を特定するための設定に関する情報を生成し、クラウド管理サーバ4aに与える。
クラウド管理サーバ4aは、クライアント端末6から与えられる前記情報に応じて仮想マシン2を構築するとともに、構築した仮想マシン2を制御する機能を有している。
クラウド管理サーバ4aは、クライアント端末6から仮想マシン2の仕様を特定するための情報が与えられると、その仕様に応じて計算機資源4bを割り当て、ユーザが希望する仕様の仮想マシン2を構築する。
図3は、ユーザが希望する仮想マシン2の仕様を特定するための設定内容を受け付けるための入力画面の一例を示す図である。
図中、ダイアログボックス7は、例えば、クライアント端末6のディスプレイ等に表示されることで、ユーザによる入力を受け付けることが可能とされた入力画面である。
ダイアログボックス7には、仮想マシン2の仕様を特定するための設定項目7aが複数表示されているとともに、各設定項目に対応してユーザが入力可能な入力欄7bが表示されている。
設定項目7aには、「Machine Name」や、「OS」、「Machine Spec.」、その他、仮想マシン2にインストールされるアプリケーションに関する設定項目が含まれている。
「Machine Name」は、ユーザが仮想マシン2に設定する名称であり、任意に設定することができる。また、この「Machine Name」は、当該仮想マシン2を管理する際に、仮想マシン2を特定するための情報となる。
「OS」は、仮想マシン2にインストールされるオペレーティングシステムであり、ユーザが希望するOSが入力される。
「Machine Spec.」は、仮想マシン2において仮想的に設定されたハードウェア構成を示す情報である。
「Machine Spec.」の入力欄7bには、予め各種ハードウェアに関する設定の組み合わせとして設定された「Type−1」、「Type−2」・・と示される複数のタイプの中から選択したタイプが入力される。
図4は、仮想マシン2におけるハードウェア構成のタイプの一例を示す図である。
図に示すように、仮想マシン2は、CPUやメモリ、ストレージ等の物理的な要素によって仮想的にハードウェア構成が設定され、これによってマシンとしてのハードウェア的な性能(スペック)が設定される。つまり、仮想マシン2におけるハードウェア構成は、マシンとしてのハードウェア的な性能を示している。
仮想マシン2のハードウェア構成のタイプは、これら物理的な要素の設定項目が互いに異なる組み合わせとなるように設定されている。なお、図中、「CPU性能」及び「ネットワーク性能」は、特定のプロセッサの性能を基準として予め設定された数値で表されている。
ユーザは、図に示すような複数のハードウェア構成のタイプの中から希望のタイプを選択し、そのタイプ名を入力欄7bに入力することで、希望のハードウェア構成に関する設定を指定することができる。
つまり、ユーザが「Machine Spec.」の入力欄7bに入力することで指定する、仮想マシン2のハードウェア構成のタイプ名は、ユーザが指定した仮想マシン2のハードウェア構成を示す指定ハードウェア構成情報を構成している。
図3に戻って、「Application1」、「Configuration File1 URL」、「Middleware2」、「Configuration File2 URL」は、仮想マシン2にインストールされるアプリケーションプログラム及びミドルウェアに関する設定項目であり、ユーザがインストールを希望するアプリケーションプログラム及びミドルウェアに関する情報や、これらソフトウェアの設定ファイルに関する情報が入力される。
「Instance」は、仮想マシン2の構成に関する設定項目であり、設定対象の仮想マシン2が構成するスタック(図1)等に関する設定又はその設定を特定するための情報が入力される。
上述の「Machine Name」、「OS」、「Application1」、「Configuration File1 URL」、「Middleware2」、「Configuration File2 URL」、及び「Instance」は、仮想マシン2のソフトウェア等の設定に関して当該ユーザが指定した設定を示す指定ソフトウェア設定情報を構成している。
「Region」は、仮想マシン2に割り当てられている計算機資源4bの所在の概略に関する項目であり、計算機資源4bの所在についてユーザの希望が入力される。
ユーザが希望の仕様に応じて各設定項目7aに対応する内容を入力欄7bに入力すると、クライアント端末6は、各設定項目7aに対応して入力された設定内容を受け付けて、受け付けた内容をユーザが指定する仮想マシン2の仕様(設定)を示す情報としての指定設定情報を生成する。
クライアント端末6は、生成した指定設定情報をクラウド管理サーバ4aに与える。
この指定設定情報は、上述の指定ハードウェア構成情報及び指定ソフトウェア設定情報を含んでいる。
クラウド管理サーバ4aは、指定設定情報を受け付けると、この指定設定情報に基づいて仮想マシン2を構築し起動する。このとき、クラウド管理サーバ4aは、指定設定情報に含まれる仮想マシン2のハードウェア構成のタイプ(指定ハードウェア構成情報)に応じて計算機資源4bを割り当てる。
クラウド管理サーバ4aは、指定設定情報に基づいて、仮想マシン2におけるハードウェア構成の設定や、ソフトウェア等に関する設定を行い、ユーザが希望する仕様の仮想マシン2を構築する。
なお、クラウド管理サーバ4aは、多数の仮想マシン2に計算機資源4bを割り当てるため、計算機資源4bの状況によっては、指定されているハードウェア構成の仮想マシン2を実現可能な計算機資源4bを割り当てることができない場合がある。
このような場合、クラウド管理サーバ4aは、できるだけ指定されているハードウェア構成に近いハードウェア構成の仮想マシン2を実現可能な計算機資源4bを割り当て、指定されているハードウェア構成に近いハードウェア構成の仮想マシン2とすることがある。
本実施形態のサーバシステム1の場合、仮想マシン2を5つ備えているので(図1)、クライアント端末6は、サーバシステム1のユーザから5つの仮想マシン2それぞれの設定内容を受け付け、5つの仮想マシン2それぞれの指定設定情報をクラウド管理サーバ4aに与える。これによって、クラウド管理サーバ4aは、図1に示すサーバシステム1を構築する。
〔2.管理システムについて〕
〔2.1 設定情報の管理〕
図1に戻って、サーバシステム1は、各仮想マシン2を管理するための管理システムとしての機能を有している。
サーバシステム1の各仮想マシン2は、管理サーバ3とネットワーク等によって通信可能に接続されている。この管理サーバ3は、複数の仮想マシン2を管理するためのサーバである。
各仮想マシン2は、自マシン2の設定に関する設定情報を取得し、管理サーバ3に送信する機能を有している。
図5は、仮想マシン2の機能ブロック図であり、仮想マシン2が有する設定情報に関する処理機能を示している。なお、図5では、第1仮想マシン2aの機能ブロック図を示しているが、他の仮想マシン2b〜2eについても同様の構成である。
第1仮想マシン2aは、情報取得部10と、設定情報送信部11と、記憶部12とを機能的に有している。これら機能部は、当該機能部を実現するためのソフトウェアを第1仮想マシン2aが実行することによって実現される。
第1仮想マシン2aを起動するためにクラウド管理サーバ4aに与えられる指定設定情報には、上記機能部を実現するためのソフトウェアを実行可能に第1仮想マシン2aに組み込む旨の情報が含まれている。
よって、上記機能部を実現するためのアプリケーションは、第1仮想マシン2aが起動したときから、実行可能に当該第1仮想マシン2aに予め組み込まれる。第1仮想マシン2aは、起動したときから情報取得部10、設定情報送信部11、及び記憶部12を実現することができる。
情報取得部10は、自マシン2aの設定情報を取得する機能を有している。設定情報には、自マシン2aのハードウェア構成に関するハードウェア構成情報の他、自マシン2aにインストールされているOS、アプリケーションプログラム及びミドルウェアのバージョンに関する情報や、これらソフトウェアの設定ファイルに関する情報を含むソフトウェア設定情報が含まれている。
情報取得部10は、ソフトウェア設定情報を自マシン2aから取得する。また、情報取得部10は、ハードウェア構成情報をクラウド管理サーバ4aから取得する。
第1仮想マシン2aのハードウェア構成に関する設定は、ユーザが指定した第1仮想マシン2aに関する指定ハードウェア構成情報に応じて、クラウド管理サーバ4aによって設定される。よって、指定ハードウェア構成情報に含まれる設定内容と、自マシン2aのハードウェア構成として実際にクラウド管理サーバ4aが設定した設定内容とが異なる場合がある。
このため、情報取得部10は、自マシン2aのハードウェア構成として設定されている設定内容を示す情報を、自マシン2aを設定したクラウド管理サーバ4aから取得する。
記憶部12は、情報取得部10が取得した設定情報を記憶する機能を有している。
設定情報送信部11は、記憶部12に記憶されている設定情報を、管理サーバ3に送信する機能を有している。
図6は、設定情報に関する処理を示すシーケンス図である。なお、図6では、クラウド管理サーバ4a、管理サーバ3、及び第1仮想マシン2aの関係で説明しているが、他の仮想マシン2b〜2eについても同様の処理が行われる。
まず、第1仮想マシン2aが起動すると(ステップS101)、第1仮想マシン2aの情報取得部10は、自マシン2aのハードウェア構成情報を要求するための通知(構成情報要求)をクラウド管理サーバ4aに与える(ステップS102)。
構成情報要求が与えられたクラウド管理サーバ4aは、ハードウェア構成情報の要求元である第1仮想マシン2aに当該第1仮想マシン2aのハードウェア構成情報を与える(ステップS103)。
図7は、ハードウェア構成情報の一例を示す図である。
図に示すように、ハードウェア構成情報は、「Machine Spec.」、「CPU性能」、「コア数」、「メモリサイズ」、「ストレージ」、「ネットワーク性能」、及び「Region」を設定項目として含んでいる。
ハードウェア構成情報における「CPU性能」、「コア数」、「メモリサイズ」、「ストレージ」、「ネットワーク性能」、及び「Region」は、クラウド管理サーバ4aが第1仮想マシン2aに対して実際に設定している第1仮想マシン2aのハードウェア構成を示す情報(実ハードウェア構成情報)を構成している。
また、「Machine Spec.」は、第1仮想マシン2aを起動する際にクライアント端末6からクラウド管理サーバ4aに与えられた指定設定情報に含まれるハードウェア構成のタイプ名を示している。上述したように、指定設定情報に含まれている、ユーザが指定した仮想マシン2のハードウェア構成のタイプ名は、当該ユーザが指定した仮想マシン2のハードウェア構成を示す指定ハードウェア構成情報を構成している。
つまり、ハードウェア構成情報は、ユーザが指定した仮想マシン2のハードウェア構成を示す指定ハードウェア構成情報と、仮想マシン2に対して実際に設定された仮想マシン2の実際のハードウェア構成を示す実ハードウェア構成情報とを含んでいる。
図6に戻って、クラウド管理サーバ4aからハードウェア構成情報が与えられることで(ステップS103)、第1仮想マシン2aの情報取得部10はハードウェア構成情報を取得する。情報取得部10は、取得したハードウェア構成情報を記憶部12に記憶する。
さらに、情報取得部10は、自マシン2からソフトウェア設定情報を取得し(ステップS104)、取得したハードウェア構成情報を記憶部12に記憶する。
これによって、情報取得部10は、設定情報を取得することができる。
次いで、第1仮想マシン2aの設定情報送信部11は、情報取得部10が取得した設定情報(ハードウェア構成情報及びソフトウェア設定情報)を管理サーバ3に送信する(ステップS105)。
図8は、仮想マシン2が送信する設定情報の一例を示す図である。
図に示すように設定情報は、クラウド管理サーバ4aから取得したハードウェア構成情報(図7)を含んでいる。また、設定情報は、ハードウェア構成情報以外の部分にソフトウェア設定情報を含んでいる。
ソフトウェア設定情報は、「Machine Name」、「OS」、「Application1」、「Configuration File1 URL」、「Middleware2」、「Configuration File2 URL」、及び「Instance」を設定項目として含んでいる。
これら各設定項目は、仮想マシン2を起動する際にクライアント端末6からクラウド管理サーバ4aに与えられた指定設定情報に含まれる指定ソフトウェア設定情報と同一の設定項目とされている。各設定項目には、仮想マシン2のソフトウェア等の設定に関して現状の設定が格納されている。
また、図中設定情報において、ハードウェア構成情報に含まれる「Machine Spec.」は、指定設定情報に含まれていた指定ハードウェア構成情報である。また、「Machine Spec.」以外の設定項目は、指定設定情報に基づいて実際に設定されている内容を示しており、第1仮想マシン2aの実際の仕様を示している。つまり、設定情報中、「Machine Spec.」を除いた他の設定項目で示されている内容は、実設定情報を構成している。
つまり、本実施形態の設定情報は、指定設定情報と、第1仮想マシン2aの実際の仕様を示す実設定情報と、を含んでいるので、ユーザが指定した第1仮想マシン2aの仕様と、実際のマシンの仕様とが、一致しているか否かを管理することができる。
なおここでは、第1仮想マシン2aが起動した直後であるので、各設定項目に格納されている設定は、指定設定情報に含まれる指定ソフトウェア設定情報の設定と同一となっている。
図6に戻って、仮想マシン2が送信する設定情報(図8)を管理サーバ3が受信すると、当該管理サーバ3は、この設定情報を取得し(ステップS106)、記憶する(ステップS107)。
図9は、管理サーバ3の機能ブロック図である。
管理サーバ3は、設定情報管理部20と、バックアップ管理部21と、記憶部22とを機能的に有している。これら機能部は、当該機能部を実現するためのソフトウェアを管理サーバ3が実行することによって実現される。
バックアップ管理部21は、各仮想マシン2のバックアップデータの管理に関する処理を実行する機能を有している。このバックアップデータの管理に関する処理については後に説明する。
設定情報管理部20は、仮想マシン2から送信される当該仮想マシン2の設定情報を取得する取得部としての機能を有するとともに、記憶部22に記憶された設定情報を管理する機能を有している。本実施形態では、設定情報管理部20は、仮想マシン2が取得した自マシン2の設定情報を取得するように構成されている。
記憶部22は、設定情報取得部20が取得した設定情報を記憶する機能を有している。
図に示すように、記憶部22には、各仮想マシン2ごとに設定情報30が記憶されている。
設定情報管理部20は、各仮想マシン2を「Machine Name」で特定し、「Machine Name」ごとに設定情報を記憶部22記憶させ、管理する。
設定情報管理部20は、新たな設定情報30を取得すると、過去の設定情報を記憶したまま新たな設定情報を記憶部22に記憶させる。よって、記憶部22には、各仮想マシン2ごとに、最新の設定情報30の他、過去の設定情報30が記憶されている場合がある。
また、記憶部22には、各仮想マシン2の設定情報30ごとにログデータ31が記憶されている。このログデータ31には、設定情報30の変更履歴が格納されている。
設定情報管理部20は、各仮想マシン2の設定情報について、記憶している設定情報に対して新たな設定情報を受信すると、両者を参照、比較し、設定項目の中に、内容が変更された変更項目の有無を特定する。設定情報管理部20は、変更項目があればその変更項目を示すログデータ31に格納する。
設定情報管理部20は、以下のように設定情報の管理を行う。すなわち、設定情報管理部20は、仮想マシン2からの設定情報を受信し、取得すると(図6中、ステップS106)、まず、「Machine Name」を参照し、設定情報の送信元の仮想マシン2を特定する。「Machine Name」から特定される仮想マシン2の設定情報が記憶部22に記憶されていない場合、設定情報管理部20は、その設定情報にバージョンナンバーとして「V1.0」を付与し、記憶部22に記憶する(図6中、ステップS107)。このバージョンナンバーは、同じ仮想マシン2において新たな設定情報が記憶されると、「V1.1」、「V1.2」・・・と順次インクリメントして付与される。
また、設定情報管理部20は、受信した設定情報に対して、当該設定情報を特定するために用いられる設定情報IDも付与する。
「Machine Name」から特定される仮想マシン2の設定情報がすでに記憶部22に記憶されている場合、設定情報管理部20は、その設定情報にバージョンナンバーとして、すでに記憶していた直前のバージョンNoの次のバージョンナンバーを付与し、記憶部22に記憶する(図6中、ステップS107)。
次いで、設定情報管理部20は、直前のバージョンナンバーが付与された直前の設定情報と、受信し記憶した設定情報とを参照、比較し、変更項目の有無を特定する。設定情報管理部20は、変更項目があればその変更項目の変更内容を示す情報をログデータ31に格納する。
図10は、直前の設定情報に対して変更項目を有する設定情報、及びこれに対応するログデータの内容の一例を示す図である。
図10では、変更項目として示している「Application1」に、「httpd1.0.0」から「httpd1.0.3」への変更があった場合を示している。
図中の設定情報において、「Application1」に、「httpd1.0.0」から「httpd1.0.3」への変更があった場合、設定情報管理部20は、上述のように、両設定情報を参照、比較することによって、「Application1」を変更項目として特定する。
次いで、設定情報管理部20は、変更項目である「Application1」の変更前と、変更後の設定を示す情報をログデータに格納する。
図中のログデータにおいて、設定情報管理部20は、どのバージョンナンバーからどのバージョンナンバーに移行するときの変更であるかを示す。図例では、バージョンナンバーが「V1.0」から「V1.1」に移行するときに、「Application1」が変更されたことを示している。
また、変更前([pre])の設定、及び変更後([after])の設定を示す情報が格納されている。
このように、設定情報管理部20は、ログデータによって、変更項目における直近の設定からの変更の内容を管理することができる。
図11は、直前の設定情報に対して変更項目を有する設定情報、及びこれに対応するログデータの内容の他の例を示す図である。
図11では、「CPU性能」に「2」から「1.8」への変更、及び「ネットワーク性能」に「1」から「1.2」への変更があった場合を示している。
この場合も上記同様、設定情報管理部20は、変更項目として「CPU性能」及び「ネットワーク性能」を特定し、これら変更項目の変更前と、変更後の設定を示す情報をログデータに格納する。
これにより、設定情報管理部20は、ログデータによって、変更項目における直近の設定からの変更の内容を管理することができる。
また、図11における変更項目である「CPU性能」及び「ネットワーク性能」は、ハードウェア構成情報に含まれる設定項目であって、ハードウェア構成情報の内の実ハードウェア構成情報に含まれる設定項目である。
このように、実ハードウェア構成情報に含まれる設定項目が、変更項目となっている場合、設定情報管理部20は、直近の設定からの変更の内容を管理するとともに、指定ハードウェア構成情報と、現状の実ハードウェア構成情報とを参照し、比較することで、現状の実ハードウェア構成情報が、指定ハードウェア構成情報の設定内容と一致しているか否かを特定する。
図11における設定項目である「Machine Spec.」は、指定ハードウェア構成情報である。つまり、本実施形態では、各設定情報に、指定ハードウェア構成情報と、実ハードウェア構成情報とが含まれている。
設定情報管理部20は、この「Machine Spec.」に関する設定内容と、実ハードウェア構成情報とを比較する。
なお、図11における設定項目である「Machine Spec.」は、指定ハードウェア構成情報であり、「Type−1」と表されている。この指定ハードウェア構成情報のタイプは、図4に示すようにその設定内容が予め設定されている。
設定情報管理部20は、指定ハードウェア構成情報のタイプに関する設定内容を予め記憶しており、実ハードウェア構成情報との比較に用いる。
設定情報管理部20は、現状の実ハードウェア構成情報と、指定ハードウェア構成情報の設定内容とを比較することで、サーバシステム1を構成する仮想マシン2のハードウェア構成が指定したハードウェア構成となっているか否かを把握することができる。
図4中の「Type−1」の「CPU性能」は「2」、「ネットワーク性能」は「1」である。一方、実ハードウェア構成情報に含まれる「CPU性能」は「1.8」、「ネットワーク性能」は「1.2」である。
この場合、設定情報管理部20は、実ハードウェア構成情報における「CPU性能」及び「ネットワーク性能」が、指定ハードウェア構成情報と異なっていることを把握することができる。
設定情報管理部20は、現状の実ハードウェア構成情報と、指定ハードウェア構成情報の設定内容との比較結果をクライアント端末6に通知する。前記通知を受け付けたクライアント端末6は、前記比較結果をユーザに対して出力することで、サーバシステム1の各仮想マシン2が指定のハードウェア構成となっているか否かについてユーザに報知することができる。
本実施形態では、設定情報に、指定設定情報に含まれる指定ハードウェア構成情報と、指定設定情報に基づいて実際に設定された実設定情報に含まれる実ハードウェア構成情報とが含まれているので、設定情報管理部20は、ユーザが指定した指定ハードウェア構成と、仮想マシン2に実際に設定された実ハードウェア構成とが、一致しているか否かを管理することができる。
仮想マシン2に割り当てられる計算機資源4bは、多数のユーザに対して動的に割り当てられるため、常に同じ条件の計算機資源4bを利用できるとは限らない。
このため、仮想マシン2の起動時の計算機資源4bの状況等によっては、ユーザが指定したハードウェア構成では計算機資源4bを割り当てることができず、指定のハードウェア構成とは異なるハードウェア構成に設定されてしまうことがある。
この点、本実施形態では、上述のように、ユーザが指定した指定ハードウェア構成と、仮想マシン2に実際に設定された実ハードウェア構成とが、一致しているか否かを適切に管理することができるので、指定のハードウェア構成とは異なるハードウェア構成に設定されてしまったとしても、ユーザが想定していたハードウェア構成とは異なるハードウェア構成の仮想マシン2を用いてしまったりといったことを防止できる。
図6に戻って、管理サーバ3は、ステップS101からステップS104に示したように、第1仮想マシン2aが起動時に取得した設定情報(ハードウェア構成情報及びソフトウェア設定情報)を取得する他、ステップS111に示すように仮想マシン2が設定情報の取得を決定して設定情報を取得した場合にも(ステップS111〜S114)、設定情報の取得を実行する(ステップS116)。
仮想マシン2は、設定情報に含まれている各設定項目に関連するアプリケーションプログラムやミドルウェア等の設定ファイルを監視し、これらの設定ファイルが更新されると、設定情報の取得を決定する。
また、仮想マシン2は、設定情報に含まれている各設定項目に関連するアプリケーションプログラムやミドルウェア等のバージョン情報を監視し、これらのバージョン情報が変更されると、設定情報の取得を決定する。
さらに、仮想マシン2は、クライアント端末6からの指示に基づいて設定情報の取得を決定してもよいし、一定期間ごとに設定情報の取得の決定を行ってもよい。
ステップS111において第1仮想マシン2aが設定情報の取得を決定すると、設定情報管理部20は、構成情報要求をクラウド管理サーバ4aに与えることでハードウェア構成情報を取得し(ステップS112、S113)、ソフトウェア設定情報を取得する(ステップS114)。
その後、仮想マシン2は、管理サーバ3に設定情報を送信する(ステップS115)。
設定情報を管理サーバ3が取得すると(ステップS116)、当該管理サーバ3は、この設定情報を記憶し管理する(ステップS117)。
ステップS112からステップS117までの処理は、ステップS102からステップS117と同様である。
以上のようにして、サーバシステム1は、各仮想マシン2の設定に関する設定情報を管理することができる。
本実施形態によれば、管理サーバ3は、仮想マシン2のハードウェア構成情報を含んだ設定情報を取得し記憶するので、仮想マシン2のハードウェア構成情報を管理することができる。この結果、仮想マシン2を適切に管理することができる。
〔2.2 バックアップデータに関する管理〕
本実施形態のクラウド管理サーバ4aは、自サーバ4aが構築した仮想マシン2に自マシン2のデータイメージを生成させ、生成させたデータイメージをバックアップデータとして記憶、管理する機能を有している。
クラウドシステム4は、仮想マシン2が生成したバックアップデータを記憶するためのデータ記憶部を備えている。
図12は、バックアップデータを記憶するためのデータ記憶部4cの記憶内容を模式的に示した図である。
クラウド管理サーバ4aは、仮想マシン2にバックアップデータを生成させると、そのバックアップデータをデータ記憶部4cに記憶し管理する。
データ記憶部4cには、各仮想マシン2ごとにバックアップデータが記憶されている。
クラウド管理サーバ4aは、バックアップデータを生成させると、過去のバックアップデータを記憶したまま新たなバックアップデータを記憶する。よって、データ記憶部4cには、各仮想マシン2ごとに、最新、1世代前、2世代前・・といったように、直近に生成したバックアップデータの他、過去のいくつかのバックアップデータが記憶されている。
また、図9を参照して、管理サーバ3は、上述したように、仮想マシン2のバックアップデータの管理に関する処理を実行するバックアップ管理部21を備えている。また、管理サーバ3の記憶部22には、バックアップデータを管理するためのバックアップデータ管理データベース40が記憶されている。
バックアップ管理部21は、仮想マシン2によるバックアップデータの生成を制御するとともに、設定情報とバックアップデータとの対応付けを行い、その対応付けた結果をバックアップデータ管理データベース40に登録する。
図13は、バックアップデータに関する管理に係る処理を示すシーケンス図である。なお、図13では、クラウド管理サーバ4a、管理サーバ3、及び第1仮想マシン2aの関係で説明しているが、他の仮想マシン2b〜2eについても同様の処理が行われる。
まず、管理サーバ3のバックアップ管理部21は、現時点が第1仮想マシン2aのバックアップデータの生成を実行するタイミングであるか否かを判定する(ステップS201)。
第1仮想マシン2aのバックアップデータを生成するタイミングとしては、例えば、予め定めた一定期間ごとであってもよいし、任意に設定されたタイミングであってもよい。さらに、バックアップデータを生成するタイミングとしては、各仮想マシン2ごとに別々のタイミングで行ってもよいし、同時に行ってもよい。
ステップS201において管理サーバ3が、現時点が第1仮想マシン2aのバックアップデータの生成を実行するタイミングであると判定すると、管理サーバ3は、クラウド管理サーバ4aに向けて、第1仮想マシン2aのバックアップデータの生成を要求するバックアップ要求を送信する(ステップS202)。
バックアップ要求を受信したクラウド管理サーバ4aは、このバックアップ要求に基づいて、第1仮想マシン2aに対してバックアップデータを生成させるための命令であるバックアップ命令を与える(ステップS203)。
バックアップ命令が与えられた第1仮想マシン2aは、自マシン2aのバックアップデータを生成する(ステップS204)。
第1仮想マシン2aがバックアップデータを生成すると、クラウド管理サーバ4aは、その生成したバックアップデータをデータ記憶部4cに記憶する(ステップS205)。
一方、自マシン2aのバックアップデータを生成した第1仮想マシン2aは、バックアップデータを生成したことを示す情報であるバックアップ情報を管理サーバ3に送信する(ステップS206)。
このバックアップ情報には、バックアップ対象の第1仮想マシン2aを特定するための情報(第1情報)として「Machine Name」、及び生成されたバックアップデータを特定するための情報(第2情報)であるバックアップデータIDが含まれている。
バックアップ情報を受信した管理サーバ3は、「Machine Name」に基づいて、記憶部22に記憶されている各仮想マシン2の設定情報の内、対応する仮想マシン2である第1仮想マシン2aの最新の設定情報を特定する(ステップS207)。
これにより、管理サーバ3は、第1仮想マシン2aのバックアップデータを生成したときの設定情報を特定することができる。
次いで、管理サーバ3は、特定した設定情報と、バックアップ情報に含まれる各情報とをバックアップデータ管理データベース40に登録する(ステップS208)。
図14は、バックアップデータ管理データベース40の内容を示す図である。
図に示すように、バックアップデータ管理データベース40は、各仮想マシン2の「Machine Name」ごとに、バックアップ日時、バックアップデータID、及び設定情報IDが対応付けて登録されている。
上記設定情報IDは、上述したように、設定情報を特定するために用いられるIDであり、記憶部22に記憶されている設定情報それぞれに付与されている。
このように、バックアップデータ管理データベース40には、「Machine Name」及びバックアップデータを特定するためのバックアップデータIDをバックアップデータが生成されたときの設定情報(設定情報ID)に対応付けて登録されている。
この場合、仮想マシン2のバックアップ情報を、設定情報に対応付けて記憶することができるので、バックアップデータについて、設定情報をも含めた管理を行うことができ、仮想マシン2に関する情報を包括的に管理することができる。
〔3.その他〕
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、管理サーバ3に記憶される設定情報に含められている指定設定情報が、指定ハードウェア構成情報のみである場合を示したが、設定情報に含められている指定設定情報に指定ソフトウェア設定情報を含めてもよい。
また、上記実施形態では、図13において、管理サーバ3が仮想マシン2のバックアップデータを生成するタイミングを判定し決定する場合を示したが、管理サーバ3に代えてクラウド管理サーバ4aがバックアップデータを生成するタイミングを決定してもよい。
この場合であっても、仮想マシン2及び管理サーバ3は、上記と同様の処理を行うことで、バックアップデータと設定情報とを対応付けて記憶し、仮想マシン2に関する情報を包括的に管理することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーバシステム
2,2a〜2e 仮想マシン(第1〜第5仮想マシン)
3 管理サーバ
4 クラウドシステム
4a クラウド管理サーバ
4b 計算機資源
4c データ記憶部
5 ネットワーク
6 クライアント端末
7 ダイアログボックス
7a 設定項目
7b 入力欄
10 情報取得部
11 設定情報送信部
12 記憶部
20 設定情報管理部
20 設定情報取得部
21 バックアップ管理部
22 記憶部
30 設定情報
31 ログデータ
40 バックアップデータ管理データベース

Claims (9)

  1. 物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンを管理する方法であって、
    管理サーバが、前記仮想マシンの設定情報を取得するステップと、
    前記管理サーバが、取得した前記設定情報を記憶するステップと、
    を含み、
    前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む
    管理方法。
  2. 前記設定情報は、ユーザが指定した前記仮想マシンの仕様を示す指定設定情報と、前記仮想マシンの実際の仕様を示す実設定情報と、を含む
    請求項1に記載の管理方法。
  3. 前記指定設定情報は、前記ユーザが指定した前記仮想マシンのハードウェア構成を示す指定ハードウェア構成情報を含み、
    前記実設定情報は、前記仮想マシンの実際のハードウェア構成を示す実ハードウェア構成情報を含む
    請求項2に記載の管理方法。
  4. 前記仮想マシンが、前記仮想マシンのバックアップデータが生成されたことを示すバックアップ情報を、前記管理サーバに通知する通知ステップと、
    前記管理サーバが、前記バックアップ情報を記憶する記憶ステップと、をさらに含み、
    前記バックアップ情報は、前記バックアップデータが生成された仮想マシンを特定するための第1情報及び前記バックアップデータを特定するための第2情報を含み、
    前記記憶ステップにおいて、前記管理サーバは、前記第1情報及び前記第2情報を、前記バックアップデータが生成された仮想マシンの前記設定情報に対応付けて記憶する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の管理方法。
  5. 物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンであって、
    前記仮想マシンの設定情報を管理サーバに送信する送信部を備え、
    前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む
    仮想マシン。
  6. 物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンを管理する管理サーバであって、
    前記仮想マシンの設定情報を取得する取得部と、
    取得した前記設定情報を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む
    管理サーバ。
  7. 物理的な計算機資源が動的に割り当てられる仮想マシンを管理する管理システムであって、
    前記仮想マシンの設定情報を取得する取得部と、
    取得した前記設定情報を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記設定情報は、前記仮想マシンのハードウェア構成に関する情報を含む
    管理システム。
  8. コンピュータを、請求項6に記載の管理サーバとして機能させるためのコンピュータプログラム。
  9. コンピュータを、請求項5に記載の仮想マシンとして機能させるためのコンピュータプログラム。
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