JP5227538B2 - ケーブルビード成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルビード成形機、特に、側線をたるみなく芯リングに巻き付けて高速で成形を行うことができるケーブルビード成形機に関する。
車両用ゴムタイヤのケーブルビードを製造する装置として、芯リングを周方向に回転させつつリールを芯リングの線周回りに公転させることによりリールから側線を繰り出して芯リングの線周囲に螺旋状に巻き付けるようにしたものが従来から知られており、また、そうしたケーブルビード製造装置では、リールが芯リングの内側から外側へ出るときには芯リング上の巻き付け位置とリール上の繰り出し点との距離が大きくなって側線が繰り出されるが、リールが芯リングの外側から内側へ入るときには巻き付け位置と繰り出し点との距離が短くなって、そのままでは側線にたるみが生ずるため、モータでリールを繰り出し方向へ積極的に回転させ、その回転数を可変とすることで、巻き付け点と繰り出し点と間で側線がたるまないようにすることが従来から提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−47169号公報
しかしながら、芯リングを周方向に回転させつつリールを公転させて側線を芯リングの線周囲に螺旋状に巻き付けるものにおいて、モータでリールを回転させ、その回転数を可変とすることで、側線がたるまないようにする上記従来の装置では、リール駆動用のモータが必要であり、また、そのモータを揺動させることでリールの回転数を可変とする揺り籠機構等が必要であるため、繰り出し装置が複雑で重くなり、ケーブルビードを高速で成形することができない。
本発明は、こうした問題を解決し、繰り出し装置に複雑な機構を用いることなく繰り出し点と巻き付け点との間でたるまないよう側線を芯リングに巻き付けることができ、ケーブルビードを高速で成形することができるケーブルビード成形機を提供することを目的とする。
本発明のケーブルビード成形機は、芯線をリング状に成形してなる芯リングをリング周方向に回転させつつ該芯リングの芯線周りにリールを回転させ、リールから側線を繰り出して芯リングの芯線周囲に螺旋状に巻き付けるケーブルビード成形機であって、リール側の繰り出し点が描く回転円の回転中心線が芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り、リール側の繰り出し点と芯リング上の巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保ちつつ側線を繰り出す繰り出し装置を備え
このように、繰り出し装置を、リール側の繰り出し点が描く回転円の回転中心線が芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り、リール側の繰り出し点と芯リング上の巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保ちつつ側線を繰り出すよう構成することで、繰り出し装置に複雑な機構を用いることなく繰り出し点と巻き付け点との間でたるまないよう側線を芯リングに巻き付けることができ、繰り出し装置が軽くなり、ケーブルビードを高速で成形することが可能となる。
このケーブルビード成形機は、芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り芯リングの回転中心線に対し略垂直な軸線を回転中心線として回転する回転板を備え、該回転板の回転中心からオフセットした配置で回転板の回転中心軸に略垂直あるいは略平行な軸線を回転中心線として回転自在にリールが設けられ、リールは繰り出した側線を直接芯リング上に導くよう配置され、リールを該リール上の繰り出し点と芯リング上の巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保つ姿勢で前記回転板と同方向に回転させる歯車機構やベルト機構等の伝動機構が設けられたものであってよい。
特に、ドーナツ形回転円盤状で内周部に内歯駆動歯車を有し該内歯駆動歯車にモータの回転が伝達されて芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り該芯リングの回転中心線に対し略垂直な軸線を回転中心線として回転する回転板を備え、回転板の回転中心を軸線が通る配置で太陽歯車が設置され、回転板に該回転板の回転中心からオフセットした配置で従動歯車が支持されるとともに、従動歯車と太陽歯車とに噛合する2個の遊星歯車が支持されて、太陽歯車に噛合する2個の遊星歯車を介して回転板の回転により従動歯車を回転板とは逆方向に同じ回転速度で回転させる歯車機構が構成され、太陽歯車に中心部から延びる径方向のスリットが設けられるとともに回転板に太陽歯車のスリットと連通する径方向のスリットが設けられ、従動歯車の該従動歯車の回転中心からオフセットした位置に、回転板の回転中心からオフセットした配置で該回転板の回転中心軸に略垂直あるいは略平行な軸線を回転中心線として回転自在にリールが設けられ、リールは繰り出した側線を直接芯リング上に導くよう配置され、回転板の回転により従動歯車が回転板の回転方向とは逆方向に同じ回転速度で自転して、リールをその回転中心線が芯リングの回転中心軸に略垂直あるいは略平行で回転板の回転中心軸に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板と同方向に公転させ、リール上の繰り出し点が描く回転円の回転中心線が芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り、繰り出し点と巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保つよう構成されたものであるのがよい。
また、ドーナツ形回転円盤状で内周部に内歯駆動歯車を有し該内歯駆動歯車にモータの回転が伝達されて芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り該芯リングの回転中心線に対し略垂直な軸線を回転中心線として回転する回転板を備え、回転板の回転中心を軸線が通る配置で駆動プーリが設置され、回転板に該回転板の回転中心からオフセットした配置で従動プーリが支持されるとともに、2個のアイドルプーリが支持され、それら2個のアイドルプーリに、駆動プーリと従動プーリの間を通りそれら駆動プーリおよび従動プーリと噛合するようタイミングベルトが張設されて、駆動プーリに噛合し2個のアイドルプーリに張設されたタイミングベルトを介して回転板の回転により従動プーリを回転板とは逆方向に同じ回転速度で回転させるベルト機構が構成され、駆動プーリに中心部から延びる径方向のスリットが設けられるとともに回転板に駆動プーリのスリットと連通する径方向のスリットが設けられ、従動プーリの該従動プーリの回転中心からオフセットした位置に、回転板の回転中心からオフセットした配置で該回転板の回転中心軸に略垂直あるいは略平行な軸線を回転中心線として回転自在にリールが設けられ、リールは繰り出した側線を直接芯リング上に導くよう配置され、回転板の回転により従動プーリが回転板の回転方向とは逆方向に同じ回転速度で自転して、リールをその回転中心線が芯リングの回転中心軸に略垂直あるいは略平行で回転板の回転中心軸に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板と同方向に公転させ、リール上の繰り出し点が描く回転円の回転中心線が芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り、繰り出し点と巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保つよう構成されたものであってもよい。
これにより、リール側の繰り出し点と芯リング上の巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保ちつつ側線を繰り出すことができ、繰り出し装置に複雑な機構を用いることなく繰り出し点と巻き付け点との間でたるまないよう側線を芯リングに巻き付けることができ、繰り出し装置が軽くなり、ケーブルビードを高速で成形することが可能となる。
また、このケーブルビード成形機は、芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り該芯リングの回転中心線に対し略垂直な軸線を回転中心線として回転する回転板を備え、該回転板の回転中心からオフセットした配置で回転板の回転中心軸に略平行な軸線を回転中心線としてリール軸を介し回転自在にリールが設けられ、リールから繰り出される側線を導くガイドローラが、回転板の回転中心軸に略垂直な軸線を回転中心線として回転自在で且つリールと一体に回転するよう設けられ、リールは繰り出した側線をガイドローラを介して芯リング上に導くよう配置され、リールおよびガイドローラをガイドローラ上の繰り出し点と芯リング上の巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保つ姿勢で回転板と同方向に回転させる歯車機構やベルト機構等の伝動機構が設けられたものであってよい。
特に、ドーナツ形回転円盤状で内周部に内歯駆動歯車を有し該内歯駆動歯車にモータの回転が伝達されて芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り該芯リングの回転中心線に対し略垂直な軸線を回転中心線として回転する回転板を備え、回転板の回転中心を軸線が通る配置で太陽歯車が設置され、回転板に該回転板の回転中心からオフセットした配置で従動歯車が支持されるとともに、従動歯車と太陽歯車とに噛合する2個の遊星歯車が支持されて、太陽歯車に噛合する2個の遊星歯車を介して回転板の回転により従動歯車を回転板とは逆方向に同じ回転速度で回転させる歯車機構が構成され、太陽歯車に中心部から延びる径方向のスリットが設けられるとともに回転板に太陽歯車のスリットと連通する径方向のスリットが設けられ、従動歯車に回転板の回転中心からオフセットした配置で該回転板の回転中心軸に略平行な軸線を回転中心線としてリール軸を介し回転自在にリールが設けられ、リールから繰り出される側線を導く1個のガイドローラが、回転板の回転中心軸に略垂直な軸線を回転中心線として回転自在で且つリールと一体に回転するよう設けられ、リールは繰り出した側線をガイドローラを介して芯リング上に導くよう配置され、回転板の回転により従動歯車が回転板の回転方向とは逆方向に同じ回転速度で自転して、リールをその回転中心線が芯リングの回転中心軸に略平行で回転板の回転中心軸に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板と同方向に公転させ、ガイドローラ上の繰り出し点が描く回転円の回転中心線が芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り、繰り出し点と巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保つよう構成されたものであるのがよい。
また、ドーナツ形回転円盤状で内周部に内歯駆動歯車を有し該内歯駆動歯車にモータの回転が伝達されて芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り該芯リングの回転中心線に対し略垂直な軸線を回転中心線として回転する回転板を備え、回転板の回転中心を軸線が通る配置で駆動プーリが設置され、回転板に該回転板の回転中心からオフセットした配置で従動プーリが支持されるとともに、2個のアイドルプーリが支持され、それら2個のアイドルプーリに、駆動プーリと従動プーリの間を通りそれら駆動プーリおよび従動プーリと噛合するようタイミングベルトが張設されて、駆動プーリに噛合し2個のアイドルプーリに張設されたタイミングベルトを介して回転板の回転により従動プーリを回転板とは逆方向に同じ回転速度で回転させるベルト機構が構成され、駆動プーリに中心部から延びる径方向のスリットが設けられるとともに回転板に駆動プーリのスリットと連通する径方向のスリットが設けられ、従動プーリに回転板の回転中心からオフセットした配置で該回転板の回転中心軸に略平行な軸線を回転中心線としてリール軸を介し回転自在にリールが設けられ、リールから繰り出される側線を導く1個のガイドローラが、回転板の回転中心軸に略垂直な軸線を回転中心線として回転自在で且つリールと一体に回転するよう設けられ、リールは繰り出した側線をガイドローラを介して芯リング上に導くよう配置され、回転板の回転により従動プーリが前記回転板の回転方向とは逆方向に同じ回転速度で自転して、前記リールをその回転中心線が芯リングの回転中心軸に略平行で回転板の回転中心軸に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板と同方向に公転させ、ガイドローラ上の繰り出し点が描く回転円の回転中心線が芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り、繰り出し点と巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保つよう構成されたものであってもよい。
これにより、リール側の繰り出し点と芯リング上の巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保ちつつ側線を繰り出すことができ、繰り出し装置に複雑な機構を用いることなく繰り出し点と巻き付け点との間でたるまないよう側線を芯リングに巻き付けることができ、繰り出し装置が軽くなり、ケーブルビードを高速で成形することが可能となる。
本発明によれば、リール側の繰り出し点と芯リング上の巻き付け点との間の側線の長さが常時略一定に保たれるため、繰り出し点と巻き付け点との間でたるまないよう側線を芯リングに巻き付けることができ、繰り出し装置が複雑な機構を必要としないため軽くなり、ケーブルビードを高速で成形することが可能となる。
(第1実施形態)
図1及び図2は本発明の第1実施形態を示している。図1はケーブルビード成形機の概略機構を示す平面図、図2はケーブルビード成形機の概略機構を示す正面図である。
この実施形態のケーブルビード成形機は、芯線をリング状に成形してなる芯リングLをリング周方向に回転させつつ側線Wを繰り出して芯リングLの芯線周囲に螺旋状に巻き付けるもので、装置本体の垂直フレーム(図示せず)に支持されて回転支持用ガイドローラ1が円周に沿った等間隔の配置で複数個(図の例では10個、ただし、個数は適宜変更してよい。)設けられ、それら複数個の回転支持用ガイドローラ1によって、ドーナツ形回転円盤状で内周部に内歯駆動歯車2を有する回転板3が回転自在に支持されている。回転板3は、芯リングLの巻き付け位置における略芯線中心を通り芯リングの回転中心線CL1に対し略垂直な軸線を回転中心線CL2として回転する。
回転板3は、モータ(図示せず)の回転がフライヤー駆動歯車を介して内歯駆動歯車2に伝達され、それにより所定の回転速度で回転する。
また、装置本体の垂直フレームには、回転板3の回転中心を軸線が通る配置で太陽歯車(固定外歯歯車)4が設置されている。そして、回転板3には、その回転中心からオフセットした位置を回転中心軸として回転自在に従動歯車(リール自転軸歯車)5が支持され、また、その従動歯車(リール自転軸歯車)5と噛合するとともに太陽歯車4とに噛合して遊星歯車機構を構成するよう2個の遊星歯車6が回転自在に支持されている。
そして、従動歯車(リール自転軸歯車)5の前面の、従動歯車5の回転中心からオフセットした位置に、リール支持ブラケット(図示せず)により、回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な軸線を回転中心線とするようリール軸(図示せず)を介して回転自在にリール8が支持されている。太陽歯車4と、従動歯車(リール自転軸歯車)5および遊星歯車6からなる歯車機構は、リール8をその回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保つよう回転板3と同方向に回転(公転)させる。
そして、芯リングLの一側を回転板3の中心側に挿入するとともに成形後のケーブルビードを取り出すことを可能とするよう、太陽歯車4に中心部から水平に延びる径方向のスリット12が設けられ、回転板3に太陽歯車5のスリット12と連通する径方向のスリット13が設けられている。
このケーブルビード成形機では、まず、芯リングLとリール8が水平に並び、太陽歯車5のスリット12と回転板3のスリット13が芯リングLの回転中心線CL1に垂直な方向に向いた原点位置(図2に示す位置)にて、スリット12,13を通して回転板3の中心側に芯リングLの一部を挿入し、リール8に巻いた側線Wの先端を芯リングLの線上に仮固定する。
そして、図示しないそれ自体公知の芯リング回転装置によりリング送りキャプスタン(図示せず)を作動させて芯リングLをガイドローラ(図示せず)に沿って周方向に回転させつつ、回転板3を回転させることにより、リール8をその回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板3と同方向に回転(公転)させ、側素線Wを芯リングLの芯線周囲に螺旋状に巻き付けていく。
その際、太陽歯車4と2個の遊星歯車6とからなる遊星歯車機構を介して回転板3の回転により従動歯車(リール自転軸歯車)5が回転板3の回転方向とは逆方向に同じ回転速度で回転し、リール8は、その回転中心線(リール軸中心線)が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に垂直な一定方向に向いた姿勢を維持する。
そして、側線Wがリール8から繰り出されて芯リングLの巻き付け位置に導かれる。その際、側線Wは、従動歯車(リール自転軸歯車)5の回転中心からオフセットした配置でリール8が従動歯車5と一体に回転(自転)し、その回転中心線(リール軸中心線)が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な一定方向に向いた姿勢を維持する。そして、リール8上の繰り出し点Aが描く回転円Kの回転中心線が芯リングLの巻き付け位置Bにおける略芯線中心を通り、繰り出し点Aと巻き付け点Bとの間の側線Wの長さが常時略一定に保たれる。
図1に示すように、芯リングLとリール8が水平に並ぶ原点位置と、この原点位置からリール8が回転板3とともに180度回転(公転)した位置(図1にカッコ付きの符号8で示す)とで、また、これら2つの位置の間で、繰り出し点Aと巻き付け点Bとの間の側線Wの長さは不変である。
図3は上記第1実施形態の第1変形例のケーブルビード成形機の概略機構を示している。この変形例では、リール8を、回転板3の回転中心軸CL2に略平行な軸線を回転中心線とするよう支持している。つまり、従動歯車(リール自転軸歯車)5の前面の、従動歯車5の回転中心からオフセットした位置に、リール支持ブラケット(図示せず)により、回転板3の回転中心軸CL2に略平行な軸線を回転中心線とするようリール軸(図示せず)を介して回転自在にリール8が支持されている。そして、太陽歯車4と、従動歯車(リール自転軸歯車)5および遊星歯車6からなる歯車機構は、リール8をその回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略平行な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板3と同方向に回転させる。その結果、芯リングL上の巻き付け点Bに対してリール8の繰り出し点Aの相対位置が変わらず、リール8上の繰り出し点Aと芯リングL上の巻き付け点Bとの間の側線Wの長さが常時一定に保たれる。その他の構成および作用は図1及び図2に示すものと同様である。
図4は上記第1実施形態の第2変形例のケーブルビード成形機の概略機構を示している。この変形例では、リール8を、従動歯車(リール自転軸歯車)5の前面の、従動歯車5の回転中心からオフセットした位置に、リール支持ブラケット(図示せず)により、回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な軸線を回転中心線とするようリール軸(図示せず)を介して回転自在に支持し、太陽歯車4と、従動歯車(リール自転軸歯車)5および遊星歯車6からなる歯車機構により、リール8をその回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略平行で回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板3と同方向に回転させる。その結果、芯リングL上の巻き付け点Bに対してリール8の繰り出し点Aの相対位置が変わらず、リール8上の繰り出し点Aと芯リングL上の巻き付け点Bとの間の側線Wの長さが常時一定に保たれる。その他の構成および作用は図1及び図2に示すものと同様である。
図5は上記第1実施形態の第3変形例のケーブルビード成形機の概略機構を示している。この変形例は、上記第1実施形態のケーブルビード成形機における太陽歯車4、従動歯車(リール自転軸歯車)5および遊星歯車6からなる歯車機構に代えて、駆動プーリ31、従動プーリ(リール自転軸プーリ)32およびタイミングベルト33からなるベルト機構を採用したものである。
すなわち、装置本体の垂直フレームには、回転板3の回転中心を軸線が通る配置で駆動プーリ31が設置されている。そして、回転板3には、その回転中心からオフセットした位置を回転中心軸として回転自在に従動プーリ(リール自転軸プーリ)32が支持され、また、その従動プーリ(リール自転軸プーリ)32より回転板3の回転中心寄りで、従動プーリ32の中心と駆動プーリ31の中心を結ぶ線に対し対称となる位置に2個のアイドルプーリ33が回転自在に支持されて、それら2個のアイドルプーリ33に、駆動プーリ31と従動プーリ32の間を通りそれら駆動プーリ31および従動プーリ32と噛合するようタイミングベルト34が張設されている。駆動プーリ31、従動プーリ32およびアイドルプーリ33は、いずれもタイミングベルト34と噛合連動する歯付きプーリである。
そして、従動プーリ(リール自転軸プーリ)32の前面の、従動プーリ32の回転中心からオフセットした位置に、リール支持ブラケット(図示せず)により、回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な軸線を回転中心線とするようリール軸(図示せず)を介して回転自在にリール8を支持し、駆動プーリ31と、従動プーリ(リール自転軸プーリ)32と、2個のアイドルプーリ33と、タイミングベルト34とからなるベルト機構により、リール8をその回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略平行で回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板3と同方向に回転させる。その結果、芯リングL上の巻き付け点Bに対してリール8の繰り出し点Aの相対位置が変わらず、リール8上の繰り出し点Aと芯リングL上の巻き付け点Bとの間の側線Wの長さが常時一定に保たれる。その他の構成および作用は図1及び図2に示すものと同様である。
なお、図5に示すケーブルビード成形機では、リール8は、図4に示す例と同様、その回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略平行で回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転させるが、第3変形例はこれに限定されるものではなく、リール8を、図2に示す例と同様に、その回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に垂直な一定方向に向いた姿勢を維持するよう構成してもよく、また、図3に示す例と同様に、その回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略平行な一定方向に向いた姿勢を維持するよう構成してもよい。
(第2実施形態)
図6及び図7は本発明の第2実施形態を示している。図6はケーブルビード成形機の概略機構を示す平面図、図7はケーブルビード成形機の概略機構を示す正面図である。
この実施形態のケーブルビード成形機は、芯線をリング状に成形してなる芯リングLをリング周方向に回転させつつ側線Wを繰り出して芯リングLの芯線周囲に螺旋状に巻き付けるもので、装置本体の垂直フレーム(図示せず)に支持されて回転支持用ガイドローラ1が円周に沿った等間隔の配置で複数個(図の例では10個、ただし、個数は適宜変更してよい。)設けられ、それら複数個の回転支持用ガイドローラ1によって、ドーナツ形回転円盤状で内周部に内歯駆動歯車2を有する回転板3が回転自在に支持されている。回転板3は、芯リングLの巻き付け位置における略芯線中心を通り芯リングの回転中心線CL1に対し略垂直な軸線を回転中心線CL2として回転する。
回転板3は、モータ(図示せず)の回転がフライヤー駆動歯車を介して内歯駆動歯車2に伝達され、それにより所定の回転速度で回転する。
また、装置本体の垂直フレームには、回転板3の回転中心を軸線が通る配置で太陽歯車(固定外歯歯車)4が設置されている。そして、回転板3には、その回転中心からオフセットした位置を回転中心軸として回転自在に従動歯車(リール自転軸歯車)5が支持され、また、その従動歯車(リール自転軸歯車)5と噛合するとともに太陽歯車4とに噛合して遊星歯車機構を構成するよう2個の遊星歯車6が回転自在に支持されている。
そして、従動歯車(リール自転軸歯車)5の前面に、従動歯車5と同軸のリール軸14を介して、回転板3の回転中心軸CL2に略平行な軸線を回転中心線とするよう回転自在にリール8が支持されている。
また、リールから繰り出される側線を導く繰り出し用ガイドローラ15が、リール8の前面側のリールの回転中心線からオフセットした位置に、回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な軸線を回転中心線として回転自在で且つリール8と一体に回転するようローラ支持ブラケット(図示せず)を介して設けられている。また、回転板3の前面には、リール8に隣接して、繰り出し用ガイドローラ15のリール8から繰り出す側線Wを方向変換してガイドローラ15へ導く導出用ローラ16が配置されている。
太陽歯車4と、従動歯車(リール自転軸歯車)5および遊星歯車6からなる歯車機構は、リール8をその回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略平行な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板3と同方向に回転(公転)させるとともに、繰り出し用ガイドローラ15をその回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板3と同方向に回転(公転)させる。
そして、芯リングLの一側を回転板3の中心側に挿入するとともに成形後のケーブルビードを取り出すことを可能とするよう、太陽歯車4に中心部から水平に延びる径方向のスリット12が設けられ、回転板3に太陽歯車5のスリット12と連通する径方向のスリット13が設けられている。
このケーブルビード成形機では、まず、芯リングLとリール8が水平に並び、太陽歯車5のスリット12と回転板3のスリット13が芯リングLの回転中心線CL1に垂直な方向に向いた原点位置(図2に示す位置)にて、スリット12,13を通して回転板3の中心側に芯リングLの一部を挿入し、リール8に巻いた側線Wの先端を芯リングLの線上に仮固定する。
そして、図示しないそれ自体公知の芯リング回転装置によりリング送りキャプスタン(図示せず)を作動させて芯リングLをガイドローラに沿って周方向に回転させつつ、回転板3を回転させることにより、リール8をその回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略平行な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板3と同方向に回転(公転)させるとともに、繰り出し用ガイドローラ15をその回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ回転板3と同方向に回転(公転)させ、リール8から繰り出した側線Wを繰り出し用ガイドローラ15を介し芯リングLの芯線周囲に螺旋状に巻き付けていく。
その際、太陽歯車4と2個の遊星歯車6とからなる遊星歯車機構を介して回転板3の回転により従動歯車(リール自転軸歯車)5が回転板3の回転方向とは逆方向に同じ回転速度で回転し、リール8は、その回転中心線(リール軸中心線)が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略平行な一定方向に向いた姿勢を維持し、繰り出し用ガイドローラ15は、その回転中心線が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な一定方向に向いた姿勢を維持する。
そして、リール8から繰り出された側線Wが繰り出し用ガイドローラ15を経て芯リングLの巻き付け位置に導かれる。その際、側線Wは、従動歯車(リール自転軸歯車)5の回転中心からオフセットした配置でリール8が従動歯車5と一体に回転(自転)し、その回転中心線(リール軸中心線)が芯リングLの回転中心軸CL1に略垂直で回転板3の回転中心軸CL2に略垂直な一定方向に向いた姿勢を維持する。そして、リール8側(ガイドローラ15上)の繰り出し点Aが描く回転円Kの回転中心線が芯リングLの巻き付け位置Bにおける略芯線中心を通り、繰り出し点Aと巻き付け点Bとの間の側線Wの長さが常時略一定に保たれる。
図6に示すように、芯リングLとリール8が水平に並ぶ原点位置と、この原点位置からリール8が回転板3とともに180度回転(公転)した位置(図6にカッコ付きの符号8で示す)とで、また、これら2つの位置の間で、繰り出し点Aと巻き付け点Bとの間の側線Wの長さは不変である。
なお、この第2実施形態のケーブルビード成形機も、太陽歯車4、従動歯車(リール自転軸歯車)5および遊星歯車6からなる歯車機構に代えて、図5の例に示す駆動プーリ31、従動プーリ(リール自転軸プーリ)32およびタイミングベルト33からなるベルト機構を採用した構成とすることが可能である。
以上、実施形態を図示の例について説明したが、本発明がこれに限定されず様々に態様を変えて実施できることは勿論である。
本発明の第1実施形態のケーブルビード成形機の概略機構を示す平面図である。 本発明の第1実施形態のケーブルビード成形機の概略機構を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例のケーブルビード成形機の概略機構を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例のケーブルビード成形機の概略機構を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の第3変形例のケーブルビード成形機の概略機構を示す正面図である。 本発明の第2実施形態のケーブルビード成形機の概略機構を示す平面図である。 本発明の第2実施形態のケーブルビード成形機の概略機構を示す正面図である。
符号の説明
1 回転支持用ガイドローラ
2 内歯駆動歯車
3 回転板
5 従動歯車
6 遊星歯車
7 リール支持ブラケット
8 リール
9、10 ガイド支持ブラケット
11 繰り出しガイド
12、13 スリット
14 リール軸
15 繰り出し用ガイドローラ
16 導出ローラ
31 駆動プーリ
32 従動プーリ
33 アイドルプーリ
34 タイミングベルト
A 繰り出し点
B 巻き付け点
K 繰り出し点が描く回転円
L 芯リング
W 側線
CL1 芯リングの回転中心線
CL2 回転板の回転中心線

Claims (4)

  1. 芯線をリング状に成形してなる芯リングをリング周方向に回転させつつ該芯リングの芯線周りにリールを回転させ、前記リールから側線を繰り出して前記芯リングの芯線周囲に螺旋状に巻き付けるケーブルビード成形機であって、
    ドーナツ形回転円盤状で内周部に内歯駆動歯車を有し該内歯駆動歯車にモータの回転が伝達されて前記芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り該芯リングの回転中心線に対し略垂直な軸線を回転中心線として回転する回転板を備え、
    前記回転板の回転中心を軸線が通る配置で太陽歯車が設置され、前記回転板に該回転板の回転中心からオフセットした配置で従動歯車が支持されるとともに、前記従動歯車と前記太陽歯車とに噛合する2個の遊星歯車が支持されて、前記太陽歯車に噛合する前記2個の遊星歯車を介して前記回転板の回転により前記従動歯車を前記回転板とは逆方向に同じ回転速度で回転させる歯車機構が構成され、
    前記太陽歯車に中心部から延びる径方向のスリットが設けられるとともに前記回転板に前記太陽歯車のスリットと連通する径方向のスリットが設けられ、
    前記従動歯車の該従動歯車の回転中心からオフセットした位置に、前記回転板の回転中心からオフセットした配置で該回転板の回転中心軸に略垂直あるいは略平行な軸線を回転中心線として回転自在に前記リールが設けられ、
    前記リールは繰り出した側線を直接前記芯リング上に導くよう配置され、
    前記回転板の回転により前記従動歯車が前記回転板の回転方向とは逆方向に同じ回転速度で自転して、前記リールをその回転中心線が前記芯リングの回転中心軸に略垂直あるいは略平行で前記回転板の回転中心軸に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ前記回転板と同方向に公転させ、前記リール上の繰り出し点が描く回転円の回転中心線が前記芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り、前記繰り出し点と前記巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保つよう構成されたことを特徴とするケーブルビード成形機。
  2. 芯線をリング状に成形してなる芯リングをリング周方向に回転させつつ該芯リングの芯線周りにリールを回転させ、前記リールから側線を繰り出して前記芯リングの芯線周囲に螺旋状に巻き付けるケーブルビード成形機であって、
    ドーナツ形回転円盤状で内周部に内歯駆動歯車を有し該内歯駆動歯車にモータの回転が伝達されて前記芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り該芯リングの回転中心線に対し略垂直な軸線を回転中心線として回転する回転板を備え、
    前記回転板の回転中心を軸線が通る配置で駆動プーリが設置され、前記回転板に該回転板の回転中心からオフセットした配置で従動プーリが支持されるとともに、2個のアイドルプーリが支持され、それら2個のアイドルプーリに、前記駆動プーリと前記従動プーリの間を通りそれら駆動プーリおよび従動プーリと噛合するようタイミングベルトが張設されて、前記駆動プーリに噛合し前記2個のアイドルプーリに張設されたタイミングベルトを介して前記回転板の回転により前記従動プーリを前記回転板とは逆方向に同じ回転速度で回転させるベルト機構が構成され、
    前記駆動プーリに中心部から延びる径方向のスリットが設けられるとともに前記回転板に前記駆動プーリのスリットと連通する径方向のスリットが設けられ、
    前記従動プーリの該従動プーリの回転中心からオフセットした位置に、前記回転板の回転中心からオフセットした配置で該回転板の回転中心軸に略垂直あるいは略平行な軸線を回転中心線として回転自在に前記リールが設けられ、
    前記リールは繰り出した側線を直接前記芯リング上に導くよう配置され、
    前記回転板の回転により前記従動プーリが前記回転板の回転方向とは逆方向に同じ回転速度で自転して、前記リールをその回転中心線が前記芯リングの回転中心軸に略垂直あるいは略平行で前記回転板の回転中心軸に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ前記回転板と同方向に公転させ、前記リール上の繰り出し点が描く回転円の回転中心線が前記芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り、前記繰り出し点と前記巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保つよう構成されたことを特徴とするケーブルビード成形機。
  3. 芯線をリング状に成形してなる芯リングをリング周方向に回転させつつ該芯リングの芯線周りにリールを回転させ、前記リールから側線を繰り出して前記芯リングの芯線周囲に螺旋状に巻き付けるケーブルビード成形機であって、
    ドーナツ形回転円盤状で内周部に内歯駆動歯車を有し該内歯駆動歯車にモータの回転が伝達されて前記芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り該芯リングの回転中心線に対し略垂直な軸線を回転中心線として回転する回転板を備え、
    前記回転板の回転中心を軸線が通る配置で太陽歯車が設置され、前記回転板に該回転板の回転中心からオフセットした配置で従動歯車が支持されるとともに、前記従動歯車と前記太陽歯車とに噛合する2個の遊星歯車が支持されて、前記太陽歯車に噛合する前記2個の遊星歯車を介して前記回転板の回転により前記従動歯車を前記回転板とは逆方向に同じ回転速度で回転させる歯車機構が構成され、
    前記太陽歯車に中心部から延びる径方向のスリットが設けられるとともに前記回転板に前記太陽歯車のスリットと連通する径方向のスリットが設けられ、
    前記従動歯車に前記回転板の回転中心からオフセットした配置で該回転板の回転中心軸に略平行な軸線を回転中心線としてリール軸を介し回転自在に前記リールが設けられ、
    該リールから繰り出される側線を導く1個のガイドローラが、前記回転板の回転中心軸に略垂直な軸線を回転中心線として回転自在で且つ前記リールと一体に回転するよう設けられ、
    前記リールは繰り出した側線を前記ガイドローラを介して前記芯リング上に導くよう配置され、
    前記回転板の回転により前記従動歯車が前記回転板の回転方向とは逆方向に同じ回転速度で自転して、前記リールをその回転中心線が前記芯リングの回転中心軸に略平行で前記回転板の回転中心軸に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ前記回転板と同方向に公転させ、前記ガイドローラ上の繰り出し点が描く回転円の回転中心線が前記芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り、前記繰り出し点と前記巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保つよう構成されたことを特徴とするケーブルビード成形機。
  4. 芯線をリング状に成形してなる芯リングをリング周方向に回転させつつ該芯リングの芯線周りにリールを回転させ、前記リールから側線を繰り出して前記芯リングの芯線周囲に螺旋状に巻き付けるケーブルビード成形機であって、
    ドーナツ形回転円盤状で内周部に内歯駆動歯車を有し該内歯駆動歯車にモータの回転が伝達されて前記芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り該芯リングの回転中心線に対し略垂直な軸線を回転中心線として回転する回転板を備え、
    前記回転板の回転中心を軸線が通る配置で駆動プーリが設置され、前記回転板に該回転板の回転中心からオフセットした配置で従動プーリが支持されるとともに、2個のアイドルプーリが支持され、それら2個のアイドルプーリに、前記駆動プーリと前記従動プーリの間を通りそれら駆動プーリおよび従動プーリと噛合するようタイミングベルトが張設されて、前記駆動プーリに噛合し前記2個のアイドルプーリに張設されたタイミングベルトを介して前記回転板の回転により前記従動プーリを前記回転板とは逆方向に同じ回転速度で回転させるベルト機構が構成され、
    前記駆動プーリに中心部から延びる径方向のスリットが設けられるとともに前記回転板に前記駆動プーリのスリットと連通する径方向のスリットが設けられ、
    前記従動プーリに前記回転板の回転中心からオフセットした配置で該回転板の回転中心軸に略平行な軸線を回転中心線としてリール軸を介し回転自在に前記リールが設けられ、
    該リールから繰り出される側線を導く1個のガイドローラが、前記回転板の回転中心軸に略垂直な軸線を回転中心線として回転自在で且つ前記リールと一体に回転するよう設けられ、
    前記リールは繰り出した側線を前記ガイドローラを介して前記芯リング上に導くよう配置され、
    前記回転板の回転により前記従動プーリが前記回転板の回転方向とは逆方向に同じ回転速度で自転して、前記リールをその回転中心線が前記芯リングの回転中心軸に略平行で前記回転板の回転中心軸に略垂直な一定方向に向いた姿勢を保ちつつ前記回転板と同方向に公転させ、前記ガイドローラ上の繰り出し点が描く回転円の回転中心線が前記芯リングの巻き付け位置における略芯線中心を通り、前記繰り出し点と前記巻き付け点との間の側線の長さを常時略一定に保つよう構成されたことを特徴とするケーブルビード成形機。
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