JP5227210B2 - ゴライアスクレーンの解体方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴライアスクレーンの解体方法、特に造船所等に設置されている不要となった大型のゴライアスクレーンの解体方法に関するものである。
ゴライアスクレーンは、一般に剛脚、揺脚と称せられる2本の脚間に略水平に架け渡されたガータ部上で、昇降手段を走行可能に設置して構成されている。また、両脚間の距離は、例えば約100m、高さは数十メートル、総重量は数千トンにも及ぶ巨大な構築物である。
この様なゴライアスクレーンは、港湾領域に設置されたドッグの水域に両脚が跨るように設置され、そのドックに沿って両脚が移動できるように、軌道が設置されている。そして、ガータ部上を昇降手段が移動することで、昇降手段による対象物の持ち上げ移動を可能としているものである。例えば、造船作業を行う際等に、製造中の船の上を種々のものを持ち上げ移動するための装置として用いられていた。
図15(A)、(B)及び(C)は、一般的なゴライアスクレーン10の全体構造を示す説明図である。同図(A)は正面から見た概略形状、同図(B)は、上方から見た概略形状、同図(C)は側面から見た概略形状をそれぞれ示している。図示のように、ゴライアスクレーン10は、比較的太さを大きくした剛脚12と正面視やや細く形成された揺脚14の2本の脚を有し、この両脚間にガータ部16が設けられている。
剛脚12はガータ部16と連続した構成で形成されており、他方、揺脚14は、上端部でピン18を介してガータ部16と連結されており、この連結構造により揺れ等を吸収できる構成とされている。なお、ガータ部16上には、例えば、軌道が設けられ、この軌道に沿って昇降手段20が走行し、保持手段22によって運搬対象物を保持してガータ部の16の伸長方向に適宜移動させることができる構成を有している。なお、2つの脚12,14の下端部には、ゴライアスクレーン10の移動方向(ガータ部16の伸長方向とは直交する方向)に幅が広がった拡大部12a、14a(同図(B)、(C)参照)が形成されており、立設状態の安定が図られている。
しかしながら、いわゆる造船事業の中止等により、また、クレーン自体の老朽化等により、ドックに設置されているゴライアスクレーンの解体の要請が生じ、いかなる手法で解体を行うかの検討が必要となっている。この様な状況において、ゴライアスクレーンを解体するための特化した解体方法の提案はなされていないのが実情である。
ゴライアスクレーンの解体に関するものではないが、同じく大型の装置や建物を解体するための工法としては、特許文献1〜3のような技術が存在する。特許文献1は、本件出願人の提案に係るものであり、大型ボイラの解体に関するものであり、昇降台を用いて、ボイラの下端部側から切り離していく技術が開示されている。
また、特許文献2は、鉄塔支持型鋼製煙突を大型クレーンを用いることなく解体撤去する方法に関するものであり、煙突本体とその外側のに有る鉄塔を交互に下方から解体撤去し、その解体撤去の動作中、互いに他方が支持案内する手法が開示されている。
更に、特許文献3は、各種高層建築物の解体方法に関するものであり、高層ビルなどを下方側から解体撤去し、これを油圧シリンダー群で支持しつつ、降下と解体を繰り返し行っていく技術が開示されている。
特開平2007−284962号公報 特開平2003−184346号公報 特開平2003−49584号公報
しかしながら、上記従来の技術は、それぞれ大型の構築物に対する解体方法であるが、種類の異なる構築物に対してそれぞれ適した解体工法を提案するものであり、それらの技術をゴライアスクレーンの解体に適用することは困難である。
実際にゴライアスクレーンの解体方法として検討される方法としては、海上を走行可能なフローティングクレーンを用いて海側からそのまま吊り上げ、所定の場所でゆっくり傾倒させることも考えられる。しかし、フローティングクレーンは、現在我が国に数隻しか存在せず、場所によっては時間と費用が膨大なものとなり、また、海側から吊り上げる作業も大がかりで、危険性の高いものとなる。更に、ゴライアスクレーンを一気に海側に倒すことも考えられるが、巨大なものであり、ゴライアスクレーンの表面の塗装物などがはがれ落ち、その海域の汚染にもつながることから不適切な作業である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされてものであり、その目的は、危険性が低く、ほぼ地上設置の機器のみによる作業にて行うことができ、また、安価で、海水の汚染等を伴うことのないゴライアスクレーンの解体方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係るゴライアスクレーンの解体方法は、
所定間隔を開けて設置された剛脚及び揺脚の2本の脚と、該2本の脚間に略水平に架け渡されたガータ部と、該ガータ部上を走行する昇降手段と、を含むゴライアスクレーンを解体する方法において、
前記2本の脚の中間高さ位置にて前記脚間に仮設梁を架設する仮設梁設置工程と、前記仮設梁設置後、前記ガータ部を除去するガータ部除去工程と、該ガータ部除去工程後、前記2本の脚の前記仮設梁設置位置よりも上部を切断除去する脚上部除去工程と、前記仮設梁を前記脚から取り外し、除去する仮設梁除去工程と、残った前記2本の脚の下部を除去する脚下部除去工程と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、まず、最初の工程において、仮設梁が設置され2本の脚がその中間高さ位置でこの仮設梁によって連結されることとなる。すなわち、2本の脚は、ガータ部と仮設梁の2箇所で連結された状態となる。したがって、ガータ部が切断された状態となっても、2本の脚が独立して立っている状態が回避され安定状態が保たれることから、ガータ部の切断、除去が安全且つ安定して行うことが可能となる。
請求項2に係るゴライアスクレーンの解体方法は、請求項1に係るゴライアスクレーンの解体方法において、
前記ガータ部除去工程が、前記ガータ部を順次分割して分割片毎に除去するガータ部分割除去工程であることを特徴とする。この構成によれば、仮設梁の設置によって、ゴライアスクレーン全体の安定設置状態を維持し、且つ、ガータ部を順次分割して除去することから、ガータ部全体ではなく分割片の保持が可能な昇降手段を用いることで足り、作業機器の小規模化を図ることができる。また、作業の容易化と安全化も達成される。
請求項3に係るゴライアスクレーンの解体方法は、請求項2項に係るゴライアスクレーンの解体方法において、
前記ガータ部除去工程におけるガータ部の小分割は、前記ガータ部をその上辺側から順次小分割して切断し、該切断した小分割片を順次、降下させて除去して行く上部領域除去作業と、前記ガータ部の下部側部分の上下幅が所定の大きさになるまで前記上部領域除去作業を行った後、前記下側部分を切断して、降下除去する下部領域除去作業と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、ガータ部は、まず上部領域除去作業により、その上辺側から小分割して切断、除去されていく。したがって、この切断除去作業が進行するに連れて、ガータ部の上下の幅、すなわち厚さは徐々に小さくなり、軽量化されていく。したがって、所定厚さで残ったガータ部の下側部分は軽量となっていることから全体を切断し、一体として除去することが可能となっている。すなわち、ガータ部は、ガータ部除去の最終段階近くまでつながった状態が保たれ、最後に切断状態となる。
請求項4に係るゴライアスクレーンの解体方法は、請求項3項に係るゴライアスクレーンの解体方法において、
前記上部領域除去作業は、前記ガータ部を略水平方向に複数の階層状に、上層側から順次小分割して切断し、該切断した小分割片を順次、降下除去して行くことによって行われることを特徴とする。
この方法によれば、ガータ部の解体が、上辺側から階層状に順次除去されていくことから、比較的均等な厚さで最終工程近くまでガータ部が残存するので、解体作業の安定化がより向上する。
請求項5に係るゴライアスクレーンの解体方法は、請求項3項又は4の何れか1項に係るゴライアスクレーンの解体方法において、
前記下部領域除去作業は、前記残った下側部分ほぼ全体を前記2本の脚から切断分離し、一体として降下除去することを特徴とする。
上述のように、上部領域除去作業が、終了した時点ではガータ部の上下幅(厚さ)は、所望の大きさまで薄くなっており、軽量化されている。したがって、残存部を全体として切断し、一体で降下除去することで、迅速安全なガータ部の最後の切断作業を行うことが可能となる。
請求項6に係るゴライアスクレーンの解体方法は、請求項1から5の何れか1項に係るゴライアスクレーンの解体方法において、
前記仮設梁設置工程にて設置される仮設梁が、前記ガータ部の真下の空間領域を侵入しない範囲で構築されたことを特徴とする。
この構成により、ガータ部除去工程におけるガータ部の下方への降下動作などをガータ部の真下の空間領域を用いて行うことが可能となり、ガータ部を直下に降下させる動作を行っても設置された仮設梁に衝突するような状況が回避される。したがって、ガータ部の降下作業等の除去工程の容易化が図られる。
請求項7に係るゴライアスクレーンの解体方法は、請求項6に係るゴライアスクレーンの解体方法において、
前記ガータ部除去工程が、前記ガータ部を前記2本の脚の上部に設置した吊り下げ昇降手段により前記ガータ部を昇降可能に保持する動作と、前記ガータ部を前記2つの脚近傍位置で切断して前記2本の脚から分離し、前記吊り下げ昇降手段により前記空間領域を通して降下させる動作を含むことを特徴とする。
この構成によれば、ガータ部を2つの脚近傍位置で切断して、すなわち、ほぼ全体を一度に2本の脚から切断分離して、そのままガータ部全体を前記ガータ部の真下に存する空間領域を通して下降させる様にしている。これは、請求項6の仮設梁の構成により、ガータ部の真下に空間領域が形成されたことにより可能となったものである。ガータ部は大重量の部材であることから、複雑な移動動作を行うことは、吊り下げ手段の負担も大きいが、上記空間領域を用いることにより、除去動作はガータ部を真下に降下させる動作を主たる動作として行うことができ、ガータ部の除去作業の簡易化、迅速化が図られる。
請求項8に係るゴライアスクレーンの解体方法は、請求項1から7の何れか1項に係るゴライアスクレーンの解体方法において、
前記仮設梁設置工程は、前記2本の脚の下方に存在するドックに台船を浮かせ、
該台船上に予め仮設用梁を載置し、該載置された仮設用梁を上昇させて前記脚間に架設する工程を行うことを特徴とする。
この構成によれば、ガータ部を支える2本の脚間に存在するドックに台船を浮かせており、その台船上を作業のために使用することが可能となっている。したがって、その台船に予め仮設用梁を載置しておき、そこから持ち上げる作業を行うことで、脚のほぼ真下からの仮設用梁の持ち上げ作業となり、仮設梁設置工程の容易化が図られることとなる。
請求項9に係るゴライアスクレーンの解体方法は、請求項8に係るゴライアスクレーンの解体方法において、
前記仮設用梁の上昇作業を前記仮設用梁の載置された台船が、汐の干満による海面変動によって上下する動作を利用して行うことを特徴とする。
仮設用梁はガータ部の重量に比べれば軽量ではあるが、全体として非常に大型であることから、台船上で結合作業等を行った上で、台船が汐の干満により上下動する動作を利用して仮設梁の上昇作業を行うことで、大がかりな上昇作業をサポートすることが可能である。このような汐の干満を利用する段階は、初期の上昇段階、最終的な上昇段階、更には、複数回の干満を用いてより多くの上昇範囲に利用することも可能である。
請求項10に係るゴライアスクレーンの解体方法は、請求項1から9の何れか1項に係るゴライアスクレーンの解体方法において、
前記脚上部除去工程及び脚下部除去工程は、上部側から順次小分割して切断除去することで行われ、前記脚上部除去工程の後、仮設梁除去工程を行う前に、脚の残余部の転倒防止のためのワイヤーを張架するワイヤ張架工程を行うことを特徴とする。これにより、仮設梁の除去後における2本の脚の立設状態の不安定化を回避することができ、脚下部除去工程をより安定して行うことが可能となる。
本発明に係るゴライアスクレーンの解体方法によれば、ガータ部が切断される前に予め仮設梁が設置されているので、ガータ部の除去作業中もその作業終了後も、仮設梁が2本の脚をつないだ状態が保たれ、ゴライアスクレーンのガータ部などの上部側部材が撤去されるまで、2本の脚がそれぞれ独立して立った不安定な状態の発生を回避することができる。これにより、大型のガータ部の除去作業を安定した状況で、且つ様々な手法で除去することが可能となり、巨大なゴライアスクレーンの除去作業の効率化、迅速化、更にコスト低減が達成される。
実施の形態に係るゴライアスクレーンの解体工法が適用されるゴライアスクレーンの実際の設置状況を上方から見た状態で示す説明図である。 実施の形態に係るゴライアスクレーンの解体方法の初期の工程を示す説明図である。 実施の形態に係る仮設梁設置工程を示している。 図3に示した実施の形態にて取り付けられた仮設梁の取り付け固定構造の一例を示す説明図である。 取り付けられた仮設梁の平面視構造を示す説明図である。 仮設梁の上方位置に仮設足場を取り付けた状態を示すゴライアスクレーンの全体図である。 ガータ部除去工程におけるガータ部の小分割の切断作業手順の説明図である。 図7におけるガータ部のV−V断面図を示している。 仮設梁構造についての他の構成例を示す概略平面図であり、(A)は概略平面図、(B)は概略側面図である。 ガータ部除去についての他の例を示す概略正面図である。 ガータ部除去についての他の例を示す概略側面図である。 仮設梁の設置位置よりも上部の脚を切断除去する脚上部除去工程を説明図である。 脚上部除去工程の終了後の仮設梁除去工程が行われている状態を示す説明図である。 仮設梁設置工程についての他の実施の形態を示す説明図である。 (A)、(B)及び(C)は、一般的なゴライアスクレーンの全体構造を示す説明図であり、(A)は正面から見た概略形状、(B)は上方から見た概略形状、(C)は側面視概略形状をそれぞれ示している。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、図1は、本実施の形態に係る解体工法が適用されるゴライアスクレーン10の実際の設置状態を上方から見た状態で示している。図示のように、ゴライアスクレーン10は、港湾のドック100に跨るように設置されており、ドック100に沿って敷設された軌道11上をドック100に跨った状態で走行するように構成されている。なお、図上符号15,17で示されたものは、本実施の形態にて、種々の吊り降ろし作業を行うための地上設置のクレーンである。
図2は、実施の形態に係るゴライアスクレーンの解体方法の初期の工程を示している。図示のように、ゴライアスクレーン10の2本の脚である剛脚12と揺脚14に対してそれぞれ所定高さまで足場の構築が行われている。この仮設足場22(剛脚12側)及び24(揺脚14側)は、通常用いられる足場の基本構成を有しており、鉄骨部材などを用いて脚12,14の周囲に組み建てられている。仮設足場22及び24の設置を途中位置で止めているのは、後述するように脚12,14の途中位置に仮設梁の設置を行うためである。すなわち、後述する仮設梁30の設置高さ位置まで仮設足場22,24の構築が行われるものである。
図示しているゴライアスクレーン10は、ガータ部16の最上部までの高さ70m、最下部までの高さが約62m(上下幅が8m)であり、仮足場22,24設置の高さは、例えば25m〜30m程度に設定される。なお、両脚間の長さは約120mである。
図3は、仮設梁設置工程により、仮設梁30が2本の脚間に取り付けられた状態が示されている。なお、仮設梁30の取付状態の明確化のため、仮設足場22,24の図示を省略している。
仮設梁設置工程では、2本の脚12,14の所定高さ位置に仮設梁30を仮設するに先立ち、まず、設置する仮設梁30自体の構築が行われる。この構築作業は、ゴライアスクレーン10の設置場所以外の場所で組み立てた後に全体を、ゴライアスクレーン10の下方位置まで運ぶことも可能である。また、巨大な仮設梁30の運搬の煩雑さを回避するため、ゴライアスクレーン10の下方領域を用いることも好適である。すなわち、2本の脚12,14の下方に存在するドック100に台船600を浮かせ(図1及び図2参照乞)、この台船600の近傍位置で組み立て作業を行い、構築した仮設梁30を台船600上に移動させることで好適にゴライアスクレーン10の下方空間を活用することができる。例えば、仮設梁30の組み立ては、3つのパーツを予め構築し、これをクレーンなどを用いて移動させつつ連結し、つなぎ合わせて所定長さの仮設梁30とすることも好適である。
次に、例えば、組み立てられて台船600上に設置された仮設梁30をクレーンを用いて所定高さ位置まで、上昇させ2本の脚12,14に取り付けるものである。
図4は、仮設梁30の揺脚14側及び剛脚12側への取り付け構造の一例を示す説明図であり、構造の明瞭化のため仮設足場については図示を省略している。図示のように、仮設梁30を取り付けるにあたり、予め、剛脚12には剛脚側受け金物32を構築し、揺脚14側には、揺脚側受け金物37をそれぞれ構築している。剛脚側受け金物32は、基礎部分32aを剛脚12の両側面に溶接等で固定取付することで設置されている。また、揺脚側の受け金物37は、揺脚14の剛脚12側対向面に板状部材31及びその板状部材31に支持用部材33を固定することで設置されている。なお、板状部材31の取り付けは、図示のように、揺脚の14の外側面にブラケット35を取り付け、これに載置しつつ固定取り付けを行うことが好適である。
この両サイドでの受け金物の設置後、図示のように、クレーン等で上昇させてきた仮設梁30の本体部分をそれぞれの受け金物32,37に連結することで、仮設梁30の取り付けが終了する。
図5は、仮設梁30の揺脚14及び剛脚12への取り付けが終了した状態の概略平面構造を示す説明図であり、図示のように、仮設梁30は、揺脚14側では、揺脚14の剛脚12への対向側面に板状部材31が溶接固定にて支持され、剛脚12では両外側面を挟んで固定された受け金物32によりしっかりと支持されていることが理解される。
なお、本実施の形態に係る仮設梁30は、例えば、鉄骨材を組んで構築しており、軽量で且つ十分な強度を有している。また、2本の脚12,14への両端での固定作業は、2本の脚12,14を連結して互いの直立状態を補助することができれば足り、種々の固定構造を採用することができる。
図6は、上記の工程によって仮設梁30が両脚12,14間へ取り付けられた後、その仮設梁30の取付後、仮設梁30のり上部領域についても仮設足場22,24を増構築した状態が示されている。
次に、図7はガータ部除去工程の一例を示している。本工程は、上記仮設梁設置工程後に行われ、ガータ部16を順次分割除去することによって行われる。本実施の形態では、ガータ部16を上下2層に分け、上辺側から順次小分割して切断し、切断した小分割片を順次、降下させて除去して行く上部領域除去作業を行うようにしている。その後、ガータ部16の下部側部分を切断して、降下除去する下部領域除去作業を行うものである。
なお、図8は、図7におけるガータ部16のV−V断面図を示している。図示のように、内部は空洞の形状を有しており、本実施の形態に係るガータ部除去工程では、適宜、上側と下側で2分割して切断していくものである。なお、図上一点鎖線にて示しているのは、ガータ部16内に設置されガータ部16内を走行する小型クレーン34である。本発明の実施の形態に係る方法の適用にあたっては、この小型クレーン34の基体34aの部分をガータ部16の切断作業時における足場として好適に用いている。
次に、図7において、ガータ部16内にカッコ書きで示した数字は、本実施の形態に係るガータ部除去工程において、ガータ部16を分割除去して行く順番を示している。図示のように、まず最初に、2層に分けたガータ部16の上層側の2本の脚12,14の上部は残し、中央寄り領域の脚14側の部分(数字(1)部分)を切断除去する。なお、この時、揺脚24側の上部(数字(4))の部分も同時に切断除去しても良い。
続いて、更に中央寄り部分の図上数字(2)の部分、更に数字(3)、(4)の部分を切断除去して行く。なお、上記数字(1)〜(4)までの順番は、それらの間で可変であり、例えば、数字(2)の部分を先に切断除去することも可能である。
そして、上部領域除去作業が終了した後、下部領域除去作業を行うが、上述のように、上部領域除去作業が、終了した時点ではガータ部16の上下幅(厚さ)は、所望の大きさまで薄くなっている。また、ガータ部16は、ほぼ中空の構造であるため、既に十分に軽量化されている。したがって、残存部である下部領域を全体として切断し、一体で降下除去することで、迅速安全なガータ部の最後の切断作業を行うことができる。すなわち、数字(5)の部分を一括して切断除去することが可能である。
上述の上部領域除去作業及び下部領域除去作業におけるガータ部16の小分割除去作業は、通常のガスバーナーなどの切断用機器を用いて切断が行われるが、上述のようにガータ部16の内部の小型クレーン34の基体34aを足場として用いること可能である。
また、図7に示されたように、切断対象部分に予めワイヤー300を掛け、図示していないクレーンなどにより吊り下げ支持可能な状態として切断を行い、そのまま吊り下げて降下させるものである。なお、この吊り降ろし作業は、元々ガータ部16上を走行可能に設置されている移動クレーンを用いて行うことも可能である。
そして、図7において、2本の脚部12,14の上部位置に最後に残ったガータ部16の残余部、数字(6)、(7)を順次分割除去して、ガータ部除去工程が終了する。
なお、上記ガータ部除去工程において、上述の実施の形態では、ガータ部16を上下2層に分けて、その上辺側から順次小分割して切断除去したが、2層に分ける場合に限らず、3層以上に分けて、より細分化して上部領域除去作業を行うことも可能である。その場合、最終的に残ったガータ部16の残余部分を非常に軽量なものとすることも可能となる。
図9は、仮設梁設置工程にて設置される仮設梁についての他の構成例を示すゴライアスクレーンの概略平面図及び概略側面図である。本実施の形態において特徴的なことは、ガータ部16の真下に空間領域が形成されるように仮設梁を構成していることである。すなわち、平面視でガータ部16の周囲に仮設梁を形成しており、仮設梁はガータ部16の真下に存する空間に侵入しない範囲で構築されている。
図示のように、仮設梁80は平面視で中央領域には、上記空間領域を形成するため、幅方向、長さ方向に、両脚12,14及びガータ部16よりもやや大きいサイズで外側に突出して形成されている。本実施の形態では、2本の脚12,14の外側を取り巻くように構築されて、それぞれの脚12,14の側面に溶接等にて固定されている。
この構成により、ガータ部除去工程におけるガータ部16の下方への降下動作をガータ部16の真下の空間領域を用いて行うことが可能であり、小分割されたガータ部16を直下に降下させる動作を行っても設置された仮設梁に衝突するような状況が回避される。
更に、この図9に示したような仮設梁80の構成を取ることによって、ガータ部16の大きなサイズのままでの降下動作も可能となる。
図10及び図11は、ガータ部除去工程において、ガータ部16を大きなサイズのまま降下させる作業例が示されており、図10は概略正面図、図11は概略側面図である。図示のように、2本の脚12,14には、図9に示した構成の仮設梁80が取り付けられており、更に、2本の脚12,14の上部にそれぞれ昇降手段として、ワイヤジャッキ82−1,82−2が設置されている。そして、これらワイヤジャッキ82−1,82−2を用い、ワイヤ84−1、84−2により、ガータ部16の両端近傍、すなわち、両脚12,14の近傍位置で、ガータ部16を吊り下げ可能に保持している。
次に、図上波線800にて示した切断ラインでガータ部16を切断することにより、ガータ部16はワイヤジャッキ82−1,82−2にて吊り下げられた状態となり、ワイヤジャッキ82−1,82−2による降下動作が可能となる。
そして、この降下動作は、上述のガータ部16の真下にある空間領域を用いて行われ、すなわち、その空間領域を通すようにガータ部16を真下にすり下ろすことが可能となる。この作業によれば、ガータ部16を横移動させる煩雑な作業がなくなり、ほぼ真下への下降動作のみでガータ部16のゴライアスクレーンからの除去作業を行うことが可能であり、ガータ部16の除去作業の簡易化、迅速化が大幅に向上する。
なお、図において、符号86は、ガータ部切断後の残余部の転落防止のための部材、符号88は、上記昇降関連装置の転倒を防止するための展張材を示している。
次に、図12は、2本の脚12,14の仮設梁30の設置位置よりも上部を切断除去する脚上部除去工程の初期工程が示されている。図示のように、2本の脚12,14の上部側から分割除去していくものであり、剛脚12の上端部分12b、揺脚14の上端部分14bが、それぞれ切断され、吊り下げ除去されている状態が示されている。この上部側からの分割動作を順次行い、仮設梁30の上部位置までの除去が行われる。なお、ここでは、足場の解体と脚の切断作業は交互に行われていく。
図13は、脚上部除去工程が終了し、次の仮設梁除去工程が行われている状態が示されている。図示のように、まず、2本の脚12,14の残余部分について、それぞれワイヤー400を張架することにより直立状態維持のための補助作業が行われている。図14(C)で示したように、剛脚12,揺脚14共に下部には、拡大部12a、14aがそれぞれ形成されているので、各々自立することができるが、仮設梁30を取り外す前に、剛脚12,揺脚14とワイヤ張架用の固定台500−1〜500−3との間でワイヤ400を張架することで、残余部分の分割除去作業時における脚12,14の起立状態の安定性を確保することができる。
仮設梁30の除去作業は、図示していないクレーンを用いて行われ、図示のように、ドック100に浮遊させている台船600上に降ろし、そこで、切断分割されて、順次撤去することも可能である。
そして、図示していないが、最終的に残った2本の脚12,14の下部を除去する脚下部除去工程が行われる。この脚下部除去工程は、上述の脚上部除去工程と同じく、剛脚12,揺脚14のそれぞれを、上部側から順次所定の大きさ毎に切断分割し、分割片毎にクレーン等で吊り降ろして除去されるものである。
次に、図14は、図3〜図6において説明した仮設梁設置工程について、他の方法を示している。この方法は、ドック100に浮遊させている台船600が汐の干満により上下動する動作を用いるものである。すなわち、まず、台船600上に仮設梁受け架台40を設置し、この上に組み立てた仮設梁30を載置する。そして、その状態で満汐時における台船600の上昇により、仮設梁受け架台40上に載置された仮設梁30も上昇する。その上昇位置において、仮設梁30を例えばガータ部16に複数のワイヤを懸架して吊り下げ状態とすることで仮保持する。そして、干汐時に台船600及び仮設梁受け架台40は下降し、仮止めされた仮設梁30との間には干満の水位差の間隔が生じる。そこに、新たに高さを高くした仮設梁受け架台を設置し、再び、満汐時に仮設梁30を上昇させ、その位置で再度、仮設梁30を仮保持する。
または、上記仮保持をすることなく、満潮時に上昇したタイミングでその位置からクレーンにより引き上げることも可能である。これにより地面や干潮時の位置からクレーンで全てのを引き上げ動作を行うことに比べ、クレーンへの負担の軽減を図ることができる。
また、上記干満の差による上昇動作を数回繰り返すことで、所望の高さ位置にまで仮設梁30を上昇させることも可能である。この方法によれば、クレーンによる大がかりな仮設梁30の持ち上げ作業を行う必要がなく、安全性の確保、省エネルギー化を達成することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、本発明に係るゴライアスクレーンの解体方法は、その対象は、上述したドックに設置されたゴライアスクレーンに限定されるものではなく、他の場所に設置されたゴライアスクレーンに対しても適用可能である。その場合、ドックや台船等を使用することはできないが、ゴライアスクレーンの下方空間を利用して、仮設梁の組み立て等を行うことができる。
また、仮設梁の両脚への固定は、上記各実施の形態にに示した様に、2本の脚12,14のそれぞれの側で異なる形態とすることに限られるものではなく、2本の脚12,14のそれぞれの側での取付をほぼ同様の構成で行うことも可能である。すなわち、仮設梁の両端部の下側部に、それぞれ支持部を設置することも可能である。
10 ゴライアスクレーン
12 剛脚
14 揺脚
22、24 仮設足場
16 ガータ部
30 仮設梁
80 仮設梁
82 ワイヤジャッキ
100 ドック
300,400 ワイヤー
600 台船

Claims (10)

  1. 所定間隔を開けて設置された剛脚及び揺脚の2本の脚と、該2本の脚間に略水平に架け渡されたガータ部と、該ガータ部上を走行する昇降手段と、を含むゴライアスクレーンを解体する方法において、
    前記2本の脚の中間高さ位置にて前記脚間に仮設梁を架設する仮設梁設置工程と、
    前記仮設梁設置後、前記ガータ部を除去するガータ部除去工程と、
    該ガータ部除去工程後、前記2本の脚の前記仮設梁設置位置よりも上部を切断除去する脚上部除去工程と、
    前記仮設梁を前記脚から取り外し、除去する仮設梁除去工程と、
    残った前記2本の脚の下部を除去する脚下部除去工程と、
    を含むことを特徴とするゴライアスクレーンの解体方法。
  2. 前記ガータ部除去工程は、
    前記ガータ部を順次小分割して分割片毎に除去するガータ部分割除去工程であることを特徴とする請求項1に記載のゴライアスクレーンの解体方法。
  3. 前記ガータ部除去工程におけるガータ部の小分割は、
    前記ガータ部をその上辺側から順次小分割して切断し、該切断した小分割片を順次、降下させて除去して行く上部領域除去作業と、
    前記ガータ部の下部側部分の上下幅が所定の大きさになるまで前記上部領域除去作業を行った後、前記下側部分を切断して、降下除去する下部領域除去作業と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載のゴライアスクレーンの解体方法。
  4. 前記上部領域除去作業は、
    前記ガータ部を略水平方向に複数の階層状に、上層側から順次小分割して切断し、該切断した小分割片を順次、降下除去して行くことによって行うことを特徴とする請求項3に記載のゴライアスクレーンの解体方法。
  5. 前記下部領域除去作業は、
    前記残った下側部分ほぼ全体を前記2本の脚から切断分離し、一体として降下除去することを特徴とする請求項3又4の何れか1項に記載のゴライアスクレーンの解体方法。
  6. 前記仮設梁設置工程にて設置される仮設梁は、
    前記ガータ部の真下の空間領域を侵入しない範囲で構築されたことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のゴライアスクレーンの解体方法。
  7. 前記ガータ部除去工程は、
    前記ガータ部を前記2本の脚の上部に設置した吊り下げ昇降手段により前記ガータ部を昇降可能に保持する動作と、
    前記ガータ部を前記2つの脚近傍位置で切断して前記2本の脚から分離し、前記吊り下げ昇降手段により前記空間領域を通して降下させる動作を含むことを特徴とする請求項6記載のゴライアスクレーンの解体方法。
  8. 前記仮設梁設置工程は、
    前記2本の脚の下方に存在するドックに台船を浮かせ、
    該台船上に予め仮設用梁を載置し、
    該載置された仮設用梁を上昇させて前記脚間に架設する工程を行うことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載のゴライアスクレーンの解体方法。
  9. 前記仮設用梁の上昇作業は、
    前記仮設用梁の載置された台船が、汐の干満による海面変動によって上下する動作を利用して行うことを特徴とする請求項8に記載のゴライアスクレーンの解体方法。
  10. 前記脚上部除去工程及び脚下部除去工程は、
    上部側から順次小分割して切断除去することで行われ、
    前記脚上部除去工程の後、仮設梁除去工程を行う前に、脚の残余部の転倒防止のためのワイヤーを張架するワイヤ張架工程を行うことを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載のゴライアスクレーンの解体方法。
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