JP5227129B2 - 発光機能付き微細ミスト発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光機能付き微細ミスト発生装置に関し、詳しくは放出された微細ミストに光を照射する技術に関するものである。
従来から、湯水を噴霧する複数のノズルを有するミスト発生部に、発光手段の光が集光レンズを通して噴霧湯に向かい照射させるようにしたミスト発生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところが上記特許文献1にみられる従来例では、発光手段の光が使用者から直接みえる位置で照射させる構造であるため、ムード効果やリラックス効果が損なわれるおそれがある。
特開2003−297118号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その課題とするところは、光源部が直接見えないようにしながら、外部に放出された微細ミストに光源部からの光を照射できる発光機能付き微細ミスト発生装置を提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明は、微細ミストを生成する微細ミスト生成部60と、生成された微細ミストを外部に放出する微細ミスト放出口37と、放出された微細ミストに光を照射する光源部54とを備える発光機能付き微細ミスト発生装置4である。上記光源部54は、上記微細ミスト放出口37の内側であって、且つ微細ミストの放出角度以外の角度から人の視界に直接入らない位置に配置され、上記微細ミスト生成部60は、モータ6により回転して水を下から上に吸い上げる正面視逆円錐形状の水上昇部50と該水上昇部50の上端から径方向外方に突設された平面視円盤形状の水飛散部51とを有する回転体34と、上記回転体34の径方向外方に水飛散部51と間隔を隔てて対向配置される円筒形の衝突板35と、注水口45の吐水側45aに臨む空間に開放されて該注水口45の吐水側45aから流下する所定流量の水を受けて上記回転体34の水上昇部50の下端50a側へ導く水受け部38とを備えており、上記水飛散部51から飛散した水が上記衝突板35に衝突することで発生する微細ミストを、衝突板35と水受け部38との間に設けた微細ミスト放出口37を介して外部に放出する構成であり、上記光源部54を、上記回転体34の上方位置における水飛散部51の平面視投影領域Y内で且つ上記衝突板35の上下方向領域X内に配置することを特徴としている。
このような構成とすることで、光源部54による眩しさを感じさせないようにしながら、微細ミスト照明が可能となり、これにより、一層深い視覚的表現を演出し、精神的な緊張を和らげ、リラックス効果を与えることができる。そして、回転体34及び衝突板35を利用して光源部54が微細ミスト越しにしか直接見ることができない効果が得られる。
また、上記光源部54は、ミスト温度の低い冷ミスト雰囲気に晒されるレンズ部59にて覆われているのが好ましく、この場合、レンズ部59表面の水膜によって光源部54の温度を降下させることができ、光源部54に流せる電流値のアップ及び寿命の向上を図ることができる。
また、上記光源部54は、複数のLED55と、各LED55ごとに輝度或いは発光させる色を適宜時間経過と共に変化させる制御手段とを備えているのが好ましく、この場合、好みの輝度、色を選択できるので、色の変化、浴室内との調和、演出性を上げることができる結果、視覚的な変化を与え、同様の状態が継続することにより退屈感が生じることを防止できる。
本発明は、光源部が人の視界に直接入ることがなく、しかも外部に放出された微細ミストに該光源部からの光を確実に照射できる発光機能付き微細ミスト発生装置を提供できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機1は、図11に示すように、浴室13の天井部に設置され、浴室13内に温風を供給する暖房機本体(浴室用空調機本体)2と、浴室13内にミスト噴霧を行なうスプラッシュミスト噴霧装置3と、微細ミスト発生装置4とで構成されている。なお図11中の14は熱源機、15は浴室13外に設置されるリモコン操作部であり、スプラッシュミスト運転スイッチ、微細ミスト運転スイッチ、暖房運転スイッチ、換気運転スイッチ、乾燥運転スイッチ、涼風運転スイッチ等が設けられている。
前記暖房機本体2は、図9、図10、図12に示すように、循環ファン5と、循環ファン5により通風される空気を熱源機14から供給される温水により加熱する暖房用熱交換器7と、暖房用熱交換器7への温水の供給量を調節する熱動弁8とが機器ケーシング25内に収納されている。暖房用熱交換器7は、熱源機14からの温水が循環する暖房用温水管路16の途中に配置され、熱動弁8を開放することで、循環ファン5からの風が暖房用熱交換器7により加熱されて、下方の温風吹き出し口30から浴室13内に供給されるようになっている。さらに暖房用温水管路16の途中には、後述のミスト用熱交換器11を加熱するためのミスト加熱用温水管路19がバイパス接続されている。ミスト加熱用温水管路19の上流端は暖房用温水管路16の熱動弁8よりも上流位置に分岐接続され、ミスト加熱用温水管路19の下流端は暖房用温水管路16の暖房用熱交換器7よりも下流位置に合流している。図9中の9は浴室温度センサー、17は温水往き温度センサー、26は換気ファンであり、図10中の27は吸い込み口、33は吸気フィルターである。
前記暖房機本体2の機器ケーシング25内部には、ミスト用給水配管20が収納配管されている。ミスト用給水配管20の途中には後述のミスト用熱交換器11が配置されている。ミスト用熱交換器11よりも上流側は、給水電磁弁22及びストレーナ23を介して、外部の水道管に接続されている。ミスト用給水配管20の下流は、第1及び第2ノズル開閉弁29a,29bを介して、ミストサウナ用の水を噴霧するミストノズル10に接続されている。このようにミスト用給水配管20と、ミスト用熱交換器11及び給水電磁弁22と、ノズル開閉弁29a,29b及びミストノズル10とで、スプラッシュミスト噴霧装置3が構成されている。
また、上記ミスト用給水配管20はミスト用熱交換器11よりも下流位置で分岐排水路31が分岐され、排水電磁弁24を介して外部排水管に接続されており、例えば、ミスト運転開始時にミスト用熱交換器11内やミスト用給水配管20内に溜まっている残水を外部に排水可能とされる。
また、前記暖房用温水管路16から分岐されたミスト加熱用温水管路19の一部が配管されていると共に、ミスト加熱用温水管路19からミスト用熱交換器11に供給される水温が適切になったときに温水の出湯量の調節を行う水比例弁12と、ミスト用熱交換器11からの循環温水の戻り温度を検知するための温水戻り温度センサー21とが設置されている。さらにミスト用熱交換器11から吐水する水の温度を検知するためのミスト温度センサー18が設置されている。
上記機器ケーシング25の下面側に設置されるミストノズル10は、機器ケーシング25のグリル板25aに設けた開口部25cに嵌め込まれる前パネル25bのノズル用開口孔40から浴室13内に臨んで配置されている。本例ではミストノズル10は3個設けられ、例えば、ノズル開閉弁29a側の1個のミストノズル10aは、マイルドなミストサウナ(ミスト噴霧量が例えば0.5リットル/min)を得るためのものであり、ノズル開閉弁29b側の2個のミストノズル10b,10cはハードなミストサウナ(ミスト噴霧量が例えば1.0リットル/min)を得るためのものである。
浴室13内は制御部(図示せず)により所定温度に制御される。制御部は、リモコン操作部15から指令されるリモコン信号以外に、浴室温度センサー9、温水往き温度センサー17、ミスト温度センサー18、温水戻り温度センサー21からの各検知信号を受信すると共に、各検知結果に基づいて暖房機本体2、スプラッシュミスト噴霧装置3、及び後述する微細ミスト発生装置4の各構成部品を駆動制御するマイクロコンピュータにより構成される。
次に、本実施形態の微細ミスト発生装置4を説明する。 微細ミスト発生装置4は、図10に示すように、機器ケーシング25のグリル板25aの温風吹き出し口30を挟んで吸気口27とは反対側の位置に設けた開口部32に取り付けられている。
微細ミスト発生装置4は、図2に示すように、モータ6により回転駆動する回転体34と、回転体34を囲むように配置される衝突板35、微細ミスト放出口37、水受け部38等を一体に備えた化粧カバー39とで主体が構成される。
化粧カバー39は、例えば射出成形によりABS樹脂を用いて一体形成されており、その上面をモータ取付板41で覆った状態で、グリル板25aに設けた開口部32に嵌めこまれて固定されている。
本例の化粧カバー39は、図2に示すように、上方に開口したお椀形状をしており、上端部から下端部にわたって、円筒形状の衝突板35と、衝突板35の下端全周に連なるスリット形状の微細ミスト放出口37と、微細ミスト放出口37の下端全周に連なる皿形状の水受け部38と、水受け部38の下端に連なるドレン回収部42とがこの順に連続形成されている。なお、ドレン回収部42(図3参照)は図2では図示されていない。
上記衝突板35の外周面は円筒面とされるが、衝突板35の内周面には、後述する微細ミスト放出口37から上方向に延伸した複数のリブ43の上端部43aがそれぞれ達しており、これにより衝突板35の内周面には径方向内方に所定高さを持つ複数のリブ43の上端部43aが、周方向A(図6)に間隔を隔てて存在した構造となっている。ここで、回転体34の水飛散部51からの水の飛散方向(水飛散部51の外周円に接する方向)と、リブ43の上端部43aの突出方向(径方向内方)とが略直交することで水滴の衝撃が大きくなるから水の微細化がより促進され、リブ43がない場合と比べて、同じ粒子径にまで微細化するときの回転体34の回転速度が小さく抑えることができ、これにより、回転体34の回転に伴う騒音の発生が低減できると共に、モータ6の軸受の磨耗防止にも有効となる。
上記微細ミスト放出口37には、図6に示すように、上下方向に延びるリブ43が周方向Aに間隔を隔てて複数本、配列されていると共に、リブ43,43相互間が、上記衝突板35にて発生させた微細ミストを外部に放出するためのスリット空間となっている。ここでは、微細ミスト発生装置4の全周に微細ミスト放出口37を設けたことにより、発生した微細ミストの浴室内における分布がきわめて良くなる利点がある。
また、後述する注水口45の真下に位置する隣接する2本のリブ43,43の間には、スリット空間(微細ミスト放出口37)は形成されず、代わりに、幅広の微細ミスト用水通路44を構成する樹脂壁が形成されている。微細ミスト用水通路44の上端は衝突板35の内面上端まで達している。
上記幅広の微細ミスト用水通路44の真上には、図2に示すように、注水口45が配置される。本例では、モータ取付板41を細長い筒形状の注水口45が貫通しており、注水口45の吐水側45aがモータ取付板41の下面に突出していて、微細ミスト放出口37の開口下端よりも所定寸法B(例えば、30mm)以上高い位置にて、下向きに開放されている。注水口45の注入側45bはモータ取付板41の上面に突出しており、図9に示すように、ミスト用給水配管20の給水電磁弁22とミスト用熱交換器11との間から分岐した分岐給水管20aに接続されている。分岐給水管20aの途中には流量を約50[ml/分]に制限するガバナ46と微細ミスト用電磁弁47とが設けられている。これにより、ミスト用給水配管20からの水が、微細ミスト用電磁弁47とガバナ46とを経由して注水口45に供給され、注水口45の吐水側45aから前記微細ミスト用水通路44上に滴下(或いは流下)するようになっている。ここでは、注水口45の吐水側45aは微細ミスト放出口37の開口下端より所定寸法B(例えば30mm)以上高い位置に開放され、しかも注水口45の吐水側45aから流下する水の流量は50ml/分と少ないから、水の供給が容易で、且つ断水時などにも水の注水口45からの逆流がないから、いわゆる上水道のクロスコネクション対策が容易となる。
上記微細ミスト用水通路44の下端は、図2、図6に示すように、水受け部38に連通している。水受け部38は、微細ミスト用水通路44から流下する所定流量の水を受けて後述する回転体34の水上昇部50の下端50a側へ導く働きをする。本例の水受け部38は、注水口45の吐水側45aの空間に開放されていると共に、水平に対する角度α(図2)=20°の傾斜で、中央が下に窪んだ皿形状をしている。
上記水受け部38の底には、図2に示すように、直径C(略15mm)のドレン孔52が開いており、図8に示すように、ドレン孔52から所定の隙間D(約4mm)を隔てた下方にドレン回収部42が設けられている。ドレン回収部42は、下側に向けて窪みを持つ浅いお椀のような形状をしており、その外周部が複数(例えば4本)の支持リブ53を介して水受け部38の底側に支持固定されており、支持リブ53によって上記隙間Dが周方向Aに複数分割されている。またドレン回収部42の直径Fは、化粧カバー39を形成する射出成形用の金型構成上の理由から、水受け部38のドレン孔52の直径C(図2)よりも若干小さめの14.5mm程度に設定される。なお、支持リブ53の数、ドレン回収部42の直径寸法は上記数値に限らず、適宜に変更自在である。
一方、回転体34は、例えばSPS樹脂製ロータからなり、図2に示すように、回転体34の中心部がモータ6の駆動軸6aに連結されている。
回転体34は、下端から上端にいくほど径方向寸法が徐々に大きくなる正面視逆円錐形状の水上昇部50と、水上昇部50の上端から更に径方向外方に張り出した平面視円盤形状の水飛散部51とが一体に形成されている。
水飛散部51は、前記衝突板35の内周面に面した上下方向領域にあり、水飛散部51の外周端部が、所定の空隙を隔てて、前記衝突板35の内周面に存在する複数のリブ43の上端部43aにそれぞれ対向配置されている。
一方、水上昇部50の下端50aは、本例では平坦面となっている。水上昇部50の下端50a外周面は、前記水受け部38のドレン孔52に略1mm程度の空隙Hを隔てて挿入されている。図2の例では、水上昇部50の下端50aはドレン孔52から下方に向けて所定寸法G(約3mm程度)突出している。また本例では、回転体34の水上昇部50の下端50aが水受け部38のドレン孔52から下方に突出し且つ水受け部38は上記ドレン孔52に向かうように下り傾斜しているので、回転体34が所定の速度以上で回転する運転中は水を回転体34の水上昇部50の下端50aにスムーズに導いて微細ミスト用の水として利用できるものである。なお運転中に発生した微細ミストが、化粧カバー39の外周面に付着して結露した場合、化粧カバー39の外周面を伝って流れ落ち、水受け部38下部に位置する直径15mmのドレン孔52の周縁部に達したとき、この水は、一旦ドレン回収部42で補足された後に、前述した原理で微細ミストとして再利用される。また化粧カバー39の外側を伝い流れる水の一部はドレン回収部42の4本の支持リブ53を伝いドレン回収部42で補足される。これにより浴室内に垂れ流すことがないため省資源となる。しかも、ドレン回収部42上端と水受け部38下端で形成される隙間D(図8)の上下方向寸法は約4mmとしており、前記支持リブ53によって周方向Aに4分割されているから、内部の回転体34に誤って指で直接触れてしまうおそれがなく安全である。
一方、水飛散部51は正面視平坦状とされる。これら水飛散部51の下面や水上昇部50の外周面はそれぞれ親水性材料成分を含む塗膜にて覆われている。親水性材料としては例えば酸化珪素等が挙げられるが、材料成分は特に問わない。これにより、水上昇部50から水飛散部51に伝い上昇する水が水滴になりにくくなり、回転体34を6,000rpm、すなわち毎秒100回転させても水滴による風切音の発生が防げる。そのうえ水上昇部50から水飛散部51を伝い上昇する水が、その上昇途中での水の飛散が防止でき、効率良く微細ミストを発生することができる構造となる。
次に、ミスト運転開始の動作例を説明する。
先ず、浴室の温度上昇のためには、熱量搬送能力が高く、浴室温度立ち上がり性能がよいスプラッシュミスト運転を行なう。ここで噴霧される水滴は粒子径が50〜100μm程度のスプラッシュミストである。
リモコン操作部15のスプラッシュミスト運転スイッチを押すと制御部にスプラッシュミストサウナ運転開始を指令する信号が送られ、温水供給用の熱源機14(図11)に運転信号を出し、熱源機14が暖房運転を開始する。次いで、図9に示す温風側の熱動弁8、ミスト側の水比例弁12がそれぞれ開き、80℃の循環温水が暖房用温水管路16内及びミスト加熱用温水管路19内を循環し始める。次いで、温水往き温度が60℃以上になると、循環ファン5がONとなり、浴室13に温風を送る。その後、浴室温度が25℃以上になると給水手段を構成する給水電磁弁22を開くと共にノズル開閉弁29a,29bの両方又は一方を開いて、ミストノズル10からスプラッシュミスト噴霧を開始する。
その後、入浴時において、リラックスしたい場合は、微細ミスト運転を実行する。図7は微細ミスト運転フローチャートを示している。リモコン操作部15の微細ミスト運転スイッチを押すと、制御部に微細ミストサウナ運転開始を指令する信号が送られる。制御部は、モータ6をON(図7のステップn1)にして回転体34を回転させる。回転体34は約6,000rpmで回転する。さらに微細ミスト用給水供給のための信号を出し、給水電磁弁22と微細ミスト用電磁弁47を共にONする(ステップn2)。そしてガバナ46から供給される50[ml/分]の流量の水は、注水口45の吐水側45aから滴下して、その真下に位置する幅広の微細ミスト用水通路44を伝い流れ落ちる。水受け部38を伝い落ちる水は、回転体34の下端50a外周面と水受け部38のドレン孔52内周面との間隙部位(図2のH部)に達すると、約6,000rpmの高速で回転する回転体34の水上昇部50の下端50a付近を濡らす。このとき水上昇部50は高速で回転運動しているため、水上昇部50の下端50a付近を濡らした水には遠心力が作用して、回転体34の中心から離れようとするが、回転体34には親水性があるから、水は回転体34から離れることなく、水上昇部50から水飛散部51の下面に伝い、最終的に水飛散部51の外周から外方に向かって飛散する。この飛散した水は、衝突板35の内面やそこに存在する複数のリブ43の上端部43aに激しくぶつかり、細断、粉砕されて微細な霧状の水滴となり、微小粒子のミストMが得られ、この微細ミストMは図8に示すように、微細ミスト放出口37から浴室内に噴出される。
その後、微細ミスト運転を停止する場合は、微細ミスト運転状態で、再びリモコン操作部15の微細ミスト運転スイッチを押すと(図7のステップn3)、制御部に微細ミスト運転停止を指令する信号が送られ、微細ミスト用給水停止のための信号を出し、給水電磁弁22と微細ミスト用電磁弁47をOFFする(ステップn4)。給水停止の1分後、モータ6を停止させ回転体34が停止する(ステップn5→n6)。
次に、本発明の発光機能を説明する。図1に示すように、上記回転体34、衝突板35、水受け部38等により、微細ミストを生成する微細ミスト生成部60が構成されている。この微細ミスト生成部60から微細ミスト放出口37に至る途中空間に、放出された微細ミストに光を照射するLED55が設けられている。尚、LED55の数は特に限定されない。
本例では、化粧カバー39の上面を覆うモータ取付板41の下面には、回転体34の水飛散部51よりも上側に位置するように、LED装着部56(図3(b)参照、ただし水飛散部51は図示を省略している)が同心円上に6箇所設けられている。本例では各LED装着部56に対して緑LED55と青LED55とが交互に3個ずつ実装されている。勿論、LED55の数、色等は特に限定されない。
各LED55は、透明なレンズ部59にてそれぞれ覆われている。レンズ部59は、LED55を実装する基板ユニット60側への水分の浸入を防止する働きをする。しかもこのレンズ部59は、ミスト温度の低い冷ミスト雰囲気に晒される位置に配置されることにより、レンズ部59の表面には冷ミストによる水膜が張るようになり、この水膜によってLED55の冷却効果が得られるようになっている。
各LED55は、微細ミスト放出口37の内側であって、且つ微細ミストの放出角度以外の角度から人の視界に直接入らない位置に配置されている。つまり各LED55は、回転体34の上方位置における水飛散部51の平面視投影領域Y内で且つ上記衝突板35の上下方向領域X内に配置している。このように、各LED55は回転体34の上方に位置しているから、図1の真下方向P1からは各LED55は見えないようになり、さらに、各LED55は衝突板35と同じ高さ範囲に位置しているから、図1の真横方向P2からも見えないようになっている。これにより、真下と真横の間の範囲θ内における方向P3からしか、LED55が直接見えないようになっている。
しかして、微細ミスト運転時において、リモコン操作部15(図11)のLEDスイッチを押すと、各LED55が点灯し、噴霧される微細ミストMが各LED55からの光照射により間接的に発光する(着色された)状態に見える。このとき各LED55は微細ミスト放出口37から放出される微細ミストM越しにしか見ることができない。これにより、LED55による眩しさを感じさせないようにしながら、より深い視覚的表現を演出し、精神的な緊張を和らげ、リラックス効果を与えることができる。さらにLED55と浴室の照明との相乗効果による独特の雰囲気を作り出したいときにも、LED55によって微細なミスト雰囲気が視認しやすくなるので、浴室の照明との演出効果に有効となる。さらに、青、緑の各色ごとの輝度を適宜時間経過と共に変化させることで、異なる色の各LED55を同時に発光させた場合に視認される合成色の色合いが変化するから、視覚に対し変化を与え、同様の状態が継続することにより退屈感が生じることがないものである。
また本例では、LED55のレンズ部59が防水カバーとして機能すると共に、レンズ部59の表面に冷ミストによる水膜が張ることによって、LED55が冷却される。これにより、LED55の温度を降下させることができ、LED55に流せる電流値のアップ及び寿命の向上を図ることができる利点もある。
しかも、青や緑にライトアップされた微細ミストMが、ゆらゆらと噴霧される様子を見ることで、リラックスできる雰囲気を醸し出す。このとき、各LED55の輝度を適宜時間経過と共に変化させることで、視覚に対し変化を与え、同様の状態が継続することにより退屈感が生じることがない。或いは、各LED55の色を適宜時間経過と共に変化させることで、視覚に対し変化を与え、同様の状態が継続することにより退屈感が生じることがない。さらに、青、緑の各色ごとの輝度を適宜時間経過と共に変化させることで、異なる色の各LED55を同時に発光させた場合に視認される合成色の色合いが変化するから、視覚に対し変化を与え、同様の状態が継続することにより退屈感が生じることがないものである。また本例では、スプラッシュミスト運転時において各LED55を点灯する場合を考慮して、リモコン操作部15に専用のLEDスイッチを設け、微細ミスト運転の状態とは関係なく各LED55の点灯ができるようにしてある。
他の例として、微細ミスト運転ではなくスプラッシュ運転が行なわれている状態で、LEDスイッチのON操作をしたときは、LED55の点灯に連動して自動的に微細ミスト運転を実行する制御方式とすることも可能である。
更に他例として、微細ミスト運転もスプラッシュ運転も行われていない状態において、LEDスイッチのON操作が行われても、制御部はLEDスイッチのON操作を受け付けずLED55を点灯しないように構成することも可能である。
更に他例として、上記LED55の点灯に合わせて、浴室暖房乾燥機操作用のリモコンによって浴室照明の点灯を自動的にON/OFFしたり減光するなど、浴室の照明を使用者の好みに応じて調光できるようにしてもよい。
本発明の実施形態の微細ミスト発生装置内部にLEDを配置した場合の正面図である。 同上の微細ミスト発生装置を示す正面断面図である。 (a)は同上の微細ミスト発生装置の正面図、(b)は微細ミスト発生装置の回転体を省略した状態の下面図である。 同上の微細ミスト発生装置を機器ケーシングのグリル板に取り付けた状態の正面図である。 (a)は同上の回転体の正面図、(b)は底面図である。 同上の化粧カバーの平面図である。 同上の微細ミスト運転のフローチャートである。 同上の微細ミスト発生装置の微細ミスト放出口から微細ミストが噴霧する状態の説明図である。 同上の微細ミスト発生機能付き浴室暖房乾燥機の配管図である。 同上の微細ミスト発生機能付き浴室暖房乾燥機の内部構造を説明する断面図である。 同上の微細ミスト発生機能付き浴室暖房乾燥機を浴室天井に設置した状態の説明図である。 同上の微細ミスト発生装置を具備した微細ミスト発生機能付き浴室暖房乾燥機を下方から見た斜視図である。
符号の説明
4 微細ミスト発生装置
6 モータ
34 回転体
35 衝突板
37 微細ミスト放出口
38 水受け部
45 注水口
45a 吐水側
50 水上昇部
51 水飛散部
54 光源部
55 LED
59 レンズ部
60 微細ミスト生成部

Claims (3)

  1. 微細ミストを生成する微細ミスト生成部と、生成された微細ミストを外部に放出する微細ミスト放出口と、放出された微細ミストに光を照射する光源部とを備える発光機能付き微細ミスト発生装置であって、上記光源部は、上記微細ミスト放出口の内側であって、且つ微細ミストの放出角度以外の角度から人の視界に直接入らない位置に配置され、上記微細ミスト生成部は、モータにより回転して水を下から上に吸い上げる正面視逆円錐形状の水上昇部と該水上昇部の上端から径方向外方に突設された平面視円盤形状の水飛散部とを有する回転体と、上記回転体の径方向外方に水飛散部と間隔を隔てて対向配置される円筒形の衝突板と、注水口の吐水側に臨む空間に開放されて該注水口の吐水側から流下する所定流量の水を受けて上記回転体の水上昇部の下端側へ導く水受け部とを備えており、上記水飛散部から飛散した水が上記衝突板に衝突することで発生する微細ミストを、衝突板と水受け部との間に設けた微細ミスト放出口を介して外部に放出する構成であり、上記光源部を、上記回転体の上方位置における水飛散部の平面視投影領域内で且つ上記衝突板の上下方向領域内に配置したことを特徴とする発光機能付き微細ミスト発生装置。
  2. 上記光源部は、ミスト温度の低い冷ミスト雰囲気に晒されるレンズ部にて覆われていることを特徴とする請求項1記載の発光機能付き微細ミスト発生装置
  3. 上記光源部は、複数のLEDと、各LEDごとに輝度或いは発光させる色を適宜時間経過と共に変化させる制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光機能付き微細ミスト発生装置。
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