JP5224538B2 - メールコミュニケーションシステム - Google Patents

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Description

本発明は、各個人の顔写真から生成された似顔絵画像を、メール文章を補完するコミュニケーション表現ツールとして利用するメールコミュニケーションシステムに関する。
従来より、例えば携帯電話などの端末装置を使ってメールを送信する際に、顔写真データをメールに添付することで、送信者の感情等を伝えることは広く行なわれている。しかし、写真データは、撮影したカメラの画素数や選択されたデータ形式やサイズ等にも拠るが、概ね数10kバイト〜数Mバイトとデータ量が大きく、送受信に際してユーザーが負担する通信コストの上昇を招来する不利がある。
これとは別に、アバターを使ったメールコミュニケーションシステムも広く知られている。特許文献1では、メールを受けた受信端末のメール画面中にアバターを表示して、当該アバターの濃さや色等を変化させることで、メール文章を補なうコミュニケーション表現ツールとして使用している。ここでアバターとは、web上での自分自身の分身であり、予めインターネットサーバー上に用意された多数種の顔パーツ画像や髪型画像や服装画像などからユーザーが任意に選択し、これを組み合わせて生成された、いわば「着せ替え人形」である。
特開2005−333538号公報
先に述べたように、アバターは、顔パーツ画像や髪型画像などを組み合わせてなるものであり、これら画像の多くはGIF形式で形成されているため、特に二次元アバターの場合には、数kバイト程度までデータ量を抑えることが容易であり、従って、顔写真データを送受信する場合に比べて使用者が負担する通信コストが少なくて済み、また送受信端末やサーバーの負担を抑えることができる。
しかし、アバターは、各人が任意に作成し得るものであり、各個人特性とは無関係に作成し得るものであって、個人特性が表面に出ることは少ない。すなわち、アバターに、それを作成したユーザーの個人特性が現れること、換言すれば、ユーザーが、自身の顔にそっくり似せてアバターを作成することは極めて稀、あるいは不可能であり、現状ではあくまでユーザーの趣味や願望でアバターは作成されていると言わざるを得ない。このため、アバター付きのメールを受け取ったメール受信者が、アバター自身の顔、髪型、服装等の個性に着目することはあっても、当該アバターの表情からメール送信者自身の当該メール内容に込められた喜怒哀楽の感情を汲み取ることは皆無であると言わざるを得ず、メール内容とアバターとの間には関連性は薄く、アバターで以て、メール内容を適確に補完することはできず、その点に改良の余地があった。
尤も、メール送信者が喜怒哀楽に応じた複数種のアバターを予め作成しておき、メール作成のたびに、メール内容に応じた一種のアバターを選択すれば、上記問題はある程度は解決できる。しかし、喜怒哀楽に応じた複数種のアバターの作成には手間が掛かり、また、アバターを使い分けることは、メール送信者の負担の増加を招く。元より、1種のアバターのみを使用する大多数のユーザーと、喜怒哀楽に応じた適切なアバターを使い分ける極少数のユーザーとが混在する環境化において、メール受信者が常にアバターの表情等に着目するとは考えられず、アバターで以てメール内容を適確に補完することはできない。
本発明は、ユーザー負担を最小限化しながら、より適確にメール内容を補完し得る、新規なメールコミュニケーションシステムを提供することにある。
本発明は、メール送受機能を備えた複数台の端末装置1と、該端末装置1とインターネット2を介して接続された管理用サーバー3とを備えるメールコミュニケーションシステムを対象とする。
前記管理用サーバー3は、各端末装置1から送られてきた使用者の顔写真データ11に基づき、似顔絵データ10を生成する機能と、該似顔絵データ10と個人認証情報とを登録管理するとともに、これらを各端末装置1に送信する機能とを有する。
前記端末装置1は、送信メールに含まれるメール文章を検索して、喜怒哀楽に関するキーワードを抽出する機能と、該キーワードに基づいて、似顔絵データの表情を変化させるための表情変化パラメータを決定する機能と、受信メールに含まれる似顔絵データと表情変化パラメータとに基づいて、似顔絵データの表情を変化させる機能と、受信メールに含まれる表情変化後の似顔絵データを、メール文章とともに画面上に表示する機能とを備える。
前記端末装置1は、「喜」、「怒」、「哀」、「楽」の四種の分類に関するキーワードをメール文章から抽出するとともに、各分類のキーワードの個数をカウントし、最多カウントされた分類の表情変化パラメータを選択し、該表情変化パラメータに基づいて似顔絵データ10の表情を変化させるようにすることができる。
前記端末装置1は、似顔絵データの作成時点からの経年変化に基づいて、似顔絵データ10の顔表情を変化させる機能を備えるものとすることができる。
前記似顔絵データ10は、使用者の認証情報とともに、使用者が保有、管理するICカード4内に格納されており、前記端末装置1は、ICカード4から似顔絵データ10を読み出す機能と、ICカード4から読み取られた認証情報をもとに本人認証を行なう機能とを備えるものとすることができる。
本発明に係るメールコミュニケーションシステムにおいては、メール作成に先立って、予め各使用者は自身の似顔絵データ10を作成しておく。すなわち、予め、使用者は端末装置1から管理用サーバー3に向かって顔写真データ11を送信し、管理用サーバー3は該顔写真データ11から似顔絵データ10を生成して、これを認証情報とともに端末装置1に返信する。使用者がメールを作成すると、端末装置1はメールに含まれるメール文章を検索して、喜怒哀楽に関するキーワードを抽出し、このキーワードに基づいて表情変化パラメータを決定する。そして、表情変化パラメータおよび似顔絵データ10をメール文章とともに、送信相手方である受信者に対してメールサーバーを介してメールを送信する。受信者側の端末装置1はメールサーバーからメールを受信すると、該受信メールに含まれる表情変化パラメータに基づいて似顔絵データ10の表情を変化させ、表情変化後の似顔絵を、メール文章とともに画面上に表示する。
以上のように本発明に係るメールコミュニケーションシステムによれば、受信側の端末装置1の画面上に、メール文章とともに、メール送信者である使用者の似顔絵が表示されるため、従来のように、受信メールに含まれる送信者の表示等にのみ基づいて送信者を認識する場合に比べて、より直感的に送信者を認識することが可能であり、送信者と受信者との間の親密度向上に貢献できる。すなわち、没個性化して無機質となりがちな電子メールに、送信者の似顔絵というアイテムを与えることにより、各メールに個性を与えて、興趣性に優れたメールコミュニケーションシステムを提供することができる。メール文章に込められた感情に応じて、受信者側の端末装置1に表示される送信者の似顔絵の表情が変化するため、文章のみで内容で伝える場合に比べて、ダイレクトな感情の伝達が可能であり、また、無表情の似顔絵のみを表示する態様に比べて、メール内容の適確な補完が可能であり、この点でも、各メールに個性を与えて、興趣性に優れたメールコミュニケーションシステムを提供することができる。メール文章に応じて、送信者の似顔絵の表情が自動的に変化させることが可能であり、メール作成時の送信者の負担を抑えることが可能であり、汎用性や実用性に優れたメールコミュニケーションシステムを提供できる点でも優れている。
メール文章を検索して喜怒哀楽に関するキーワードを抽出する機能、および似顔絵データの表情を変化させるための表情変化パラメータを決定する機能などを送信側の端末装置1に付与した場合には、管理用サーバー3の負荷を小さくすることができる。専用のメールアドレスを用意する必要がなく、各使用者が従来より保有するメールアドレスを使用できる点でも優れている
一つのメール文章に、「喜」、「怒」、「哀」、「楽」を表す複数種のキーワードが混在する場合には、それぞれの分類に属するキーワードの個数をカウントし、最も多くカウントされた(最多カウントされた)分類の表情変化パラメータを選択する。すなわち、一つのメール文章中に「喜」の分類に属するキーワードが4個あり、「楽」の分類に属するキーワードが2個ある場合には、「喜」の表情変化パラメータを選択する。これにて、より適確な似顔絵データ10の表情変化が可能となる。
各使用者が似顔絵データ10を頻繁に更新することは極めて稀であると考えられ、通常は一度似顔絵データ10を作成すると、当該データを数年以上も使用し続けることが想定される。このため、年齢を重ねるにつれて、使用者自身の顔と似顔絵とが乖離したものとなり、結果として、似顔絵によるメール内容の補完機能が損なわるおそれがある。そこで、本発明のように、端末装置1に、似顔絵データ10の作成時点からの経年変化に基づいて、似顔絵データ10の顔表情を加齢変化させる機能を付与していると、似顔絵データ10が数年にわたって更新されない場合でも、似顔絵データ10を年相応に自動的に変化させることができるので、これに表情変化パラメータを加えることで、メール文章とともに表示される似顔絵を、より現在の使用者の顔に近付けることができる。
前記似顔絵データ10が使用者の認証情報とともに、ICカード4内に格納されていると、単にID番号とパスワードのみで本人認証を行なう場合に比べて、格段に本メールコミュニケーションシステムのセキュリティ性が向上し、なりすましなどのメールの不正使用を確実に防ぐことができる。
本発明に係るメールコミュニケーションシステムを示す構成図である。 顔写真データからの似顔絵データの生成方法を説明するための図である。 似顔絵データの生成方法を説明するための図である。 コミュニケーションツールの構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)は、送信側の端末装置に表示されるコミュニケーションツールの表示態様を示す図である。 受信側の送信側の端末装置に表示されるコミュニケーションツールの表示態様を示す図である。 送信側の端末装置によるメール送信動作を説明するためのフローチャートである。 受信側の端末装置によるメール受信動作を説明するためのフローチャートである。
図1乃至図8に、本発明に係るメールコミュニケーションシステムの実施例を示す。このメールコミュニケーションシステムは、メール送受信機能を備えたPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)などの複数台の端末装置1と、これら端末装置1とインターネット2を介して接続された管理用サーバー3とで構成される。
端末装置1は、中央処理装置(CPU)と、インターネットに接続するための通信部と、各種プログラムやデータ等を格納するためのハードディスクやSSD(Solid State Drive)などの記憶部と、CPUの作業領域となるRAM(Random Access Memory)と、初動プログラム等が格納されるRОM(Read
Only Memory)などを備える。通信部とは、光終端装置(ONU)やADSLモデムとの間で通信を行なうための有線、或いは無線のLANカード等を意味する。端末装置1には、ICカード4から情報を読み取り、或いはICカード4に情報を書き込むための接触/或いは非接触のカードリーダ・ライタ5が内蔵、或いは外付けされている。端末装置1は、周辺機器との間でデータの送受信を行なうためのUSB端子などの各種インターフェースを備えることが好ましく、先の外付けのカードリーダ・ライタ5も当該USB端子を介して接続することができる。尤も、端末装置1は、Bluetoothなどの短距離無線通信機能を備えるものであってもよい。記憶部には、管理用サーバー等からダウンロードした、メーラーであるコミュニケーションツールが予めインストールされている。
管理用サーバー3は、各端末装置1からインターネット2を介して送られてきた使用者の顔写真データ(図2参照)から、似顔絵データ(図3参照)を生成する似顔絵データ生成部31と、似顔絵データと使用者の個人認証情報とを登録管理とをリンクさせて格納するためのデータベース領域32と、コミュニケーションツールが格納されたソフト格納領域33とを備える。データベース領域には、予め図3に示すような、眉、目、鼻、口、輪郭等のパーツデータからなるパーツリストが格納されている。管理用サーバー3は、端末装置1からの要求があると、ソフト格納領域33からコミュニケーションツールを読み出して、これを端末装置1に向けて送信する。尤もコミュニケーションツールの頒布に際しては、ピアツーピア方式を採用することもできる。
端末装置1のカードリーダ・ライタ5により読み書きされるICカード4は、ICチップ内にデータ保存領域を備え、該保存領域に使用者の個人認証情報のほか、管理用サーバー3から送られてきた似顔絵データが格納されており、端末装置1は、ICカード4から読み出された個人認証情報が管理用サーバー3の個人認証情報と一致したときに、コミュニケーションツールを立ち上げる(ロードする)。尤も、ICカード4から読み出された個人認証情報が、コミュニケーションツール内に格納されている個人認証情報と一致すると、メールの送受信或いはメールの作成が可能となるように構成してもよい。
本実施形態のメールコミュニケーションシステムにおいては、まず、予め端末装置1から管理用サーバー3に向けて使用者の顔写真データ11(図2参照)を送信して似顔絵データ10(図3参照)を生成しておく。なお、似顔絵データ10の生成に先立って、新規登録の使用者に対しては名前、性別、生年月日、メールアドレス等の個人情報の登録を求め、認証動作が終了したのちに、顔写真データ11の受け付け、或いは似顔絵データ10の生成を行なう。認証動作としては、登録時に入力されたメールアドレスへの認証メールの発送と、該認証メールに付属の認証ページへのアクセスなどが考えられる。また、ICカード4として住基カードの使用を求め、該カードに予め格納されている公的個人認証情報をカードリーダ・ライタ5を介して端末装置1が読み取り、この情報を管理用サーバー3に送ることで、名前、性別、生年月日などを確認するようにしてもよい。
図2および図3に、顔写真データ11からの似顔絵データ10の生成方法を示す。まず、似顔絵データ生成部は、図2に示すごとく、端末装置1から送られてきた顔写真データ11を検索し、以下の要素を抽出し、これを数値化する。
(A)顔縦軸の中心線、両面の中心、鼻のトップと口の中心とを結ぶライン
(B)髪型を含む顔のトップライン
(C)顔の輪郭トップライン(頭頂:想定)
(D)眉の中心線、眉の位置、形状および長さ
(E)顔横軸の中心線、目の中心線、目の位置、形状および大きさ
(F)鼻のトップライン、鼻の位置、形状および横の長さ
(G)口の中心線、口の位置、形状、横の長さ
(H)顔のボトムライン
(I)口端の横ラインと輪郭の交差位置
(J)口の中心線ラインと輪郭の交差位置
(K)口の縦ラインと輪郭の交差位置
(L)輪郭の横方向の長さ
次に、管理用サーバー3は、データベース領域32内にデータベース化されているパーツリスト(図3参照)から、先に抽出された(A)〜(L)の各要素の形状と合致するパーツデータを選択し、各パーツデータを拡大縮小、或いは回転させる。また、顔写真データから髪型を抽出する。次に、髪型のデータおよび各パーツデータをレイヤー状に重畳させて、図3に示すような似顔絵データ10を生成する。
管理用サーバー3は、生成された似顔絵データ10を、これらを先の名前、性別、生年月日、メールアドレス等からなる個人認証情報にリンクさせて、データベース領域32に格納する。また、似顔絵データ10を端末装置1に返送する。前記認証動作に前後して、端末装置1からの要求に応じて、ソフト格納領域33からコミュニケーションツールを読み出して、これを端末装置1に向けて送信する。端末装置1は、コミュニケーションツールを受け取ると、これを記憶領域内にインストールする。
ICカード4を使った認証動作により、個人認証が確認されると、端末装置1は、コミュニケーションツールをロードする。コミュニケーションツールを立ち上げると、端末装置1の画面上に当該ツールが表示される。
コミュニケーションツールの構成を図4に示す。このコミュニケーションツールは、似顔絵データ、個人認証情報、および既に登録されたメールアドレスに関する情報などが格納される情報格納領域20と、送信メール、受信メール、および未送信メール等が格納されるメール格納領域21と、後述する検索用のキーワードが格納されるキーワード格納領域22の三種の領域を備えるデータ領域23と、メールの作成および送受信を担うメール作成部24と、作成された送信メールのメール文章に対して、先のキーワードと一致するワードがあるか否かの検索を行なう検索部25と、検索部25による検索の結果を「喜」、「怒」、「哀」、「楽」の四種の分類に分別し、各分類に属するヒット数をカウントするカウント部26と、カウント部26によるカウント結果に基づいて、似顔絵の表情を変化させるための表情変化パラメータを決定するパラメータ決定部27とを備える。また、コミュニケーションツールは、受信メールに含まれている送信者の似顔絵データを読み出し、これを表情変化パラメータに従って似顔絵の表情を変化させるとともに、当該変化された似顔絵をメール文章とともに画面上に表示するための顔表示部28を備えている。コミュニケーションツールは、使用者自身の似顔絵データを編集するための編集部29も備える。この編集部29は、使用者の入力動作に応じて、似顔絵データの顔パーツ、アクセサリーおよび背景画像などを変更する機能、顔表情を変更する機能、顔表情等に動きを与えるモーション機能などからなる。
また、パラメータ決定部27は、情報格納領域に格納されている生年月日の情報と、似顔絵データの作成時からの経過期間を計時し、これに基づいて、表情変化パラメータを変化させる機能をも備えている。
以上のような構成からなるコミュニケーションツールの操作方法について、図5および図6と、図7および図8のフローチャートを参照して説明する。まず、使用者が、図5(a)に示すような画面上の本文入力領域を指定して、メール文章の入力動作を行ない、メール文章を作成したのちに(図7のS1)、文章確定ボタンを押すと(S2でYES)、検索部25は、キーワード格納領域22からキーワードを読み出し、作成されたメール文章中に、喜怒哀楽の似顔絵の表情に関するワードが含まれているか否かを検出する(S3)。キーワードと合致するワードが含まれている場合には(S4でYES)、そのワードが「喜」、「怒」、「哀」、「楽」のいずれの分類に属しているかを検出し、カウント部26は、分類ごとにワードの個数をカウントし、各分類のカウント総数を比較し、最多カウントされた分類を一つ選択する(S5)。最多カウントされた分類の選択が終了すると、パラメータ決定部27は、表情変化パラメータを決定し(S6)、当該パラメータを似顔絵データに適用して、変化後の似顔絵を画面上に表示する(S7)。メール文章中にキーワードと一致するワードが見つからなかった場合には(S4でNO)、変化前の似顔絵をそのまま表示する(S7)。
表情変化パラメータを具体的に説明すると、例えば「喜」の分類に属する表情変化パラメータは、目を細める、目じりを下げる、口元を上げるなどのコマンドからなる。「怒」の分類からなる表情変化パラメータは、目じりを上げる、口元を食いしばらせるなどのコマンドからなる。生年月日の情報と、似顔絵データの作成時からの経過期間に基づいて、似顔絵データに減齢/加齢の要素を加える場合には、例えば皺を入れる、肌の色合いを変化させるなどのコマンドからなる表情変化パラメータを加える。
使用者は、表情変化後の似顔絵を編集することができる(S8でYES)。具体的には、表情変化パラメータを変更して、似顔絵の顔表情そのものを変更することが考えられる。また、服やアクセサリーなどを着けている場合には、これらを変更することができる。背景を変更することもできる。手を振るや首を傾けるなどの動作を付けることもできる。これらは、編集作業は、編集部29を介して、使用者がコマンドを入力することで実行される。
以上のようなメール文章の作成あるいは編集作業に前後して、使用者は「宛先」欄にメールを直接入力、あるいは既登録のメールアドレスを情報格納領域から読み出して選択入力する。送り先のメールアドレスの入力が確認されたのち(S10でYES)、メール送信ボタンが押されると、メール作成部24は、宛先欄に入力された宛先のメールアドレスに向けてメールを送信する(S11)。メールには、メール文章であるテキストデータのほか、似顔絵データと、先の表情変化パラメータが含まれる。服、アクセサリー、動作に関するデータやパラメータも含まれる。
図8に示すように、受信側の端末装置1は、メールサーバーにアクセスして、メールを受信する(S21)。具体的には、先と同様に、受信側の使用者はICカード4を使った認証動作を行ない、コミュニケーションツールをロードし、当該コミュニケーションツールがメールサーバーにアクセスして、メールを受信する。かかる受信動作は、コミュニケーションツールがロードされたときに自動的に行なわれるほか、コミュニケーションツールの受信ボタンが押されたときに実行される。
受信メールが選択される(S22)と、コミュニケーションツールは、当該受信メールに含まれている送信者の似顔絵データを読み出し、これを表情変化パラメータに従って似顔絵の表情を変化させるとともに、当該変化された似顔絵をメール文章とともに表示する(S23)。すなわち、「喜」の表情変化パラメータが受信メールに含まれている場合には、似顔絵データの目のレイヤーと口のレイヤーを抽出し、目じりを下げるとともに、口元を上げて、笑っているように似顔絵の表情を変化させる。服、アクセサリー、背景などのデータやパラメータが含まれている場合には、これらも似顔絵とともに表示させる。首を傾けるなどの動作に関するパラメータが含まれている場合には、似顔絵に動作を付ける。
管理用サーバー3のデータベース領域32内には、服装データ、アクセサリー、背景画像などの各種データを格納しておき、使用者は、これらデータを任意にダウンロードすることで、似顔絵を装飾できるようにすることができる。また、使用者自身の顔写真データから生成された似顔絵データとは別に、著名人等の似顔絵データなどをデータベース領域32に格納しておき、使用者が、これら著名人等の似顔絵データを任意にダウンロードできるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係るメールコミュニケーションシステムによれば、受信側の端末装置1の画面上に、メール文章とともに、メール送信者である使用者の似顔絵が表示されるため、従来のように、受信メールに含まれる送信者の表示等にのみ基づいて送信者を認識する場合に比べて、より直感的に送信者を認識することが可能であり、送信者と受信者との間の親密度向上に貢献できる。送信者の似顔絵というアイテムを与えることにより、各メールに個性を与えることが可能であり、興趣性の向上効果も期待できる。メール文章に込められた感情に応じて、受信者側の端末装置1に表示される送信者の似顔絵の表情が変化するため、文章のみで内容で伝える場合に比べて、ダイレクトな感情の伝達が可能であり、また、無表情の似顔絵のみを表示する態様に比べて、メール内容の適確な補完が可能である。メール文章に応じて、送信者の似顔絵の表情を自動的に変化させることが可能であり、メール作成時の送信者の負担を抑えることができる。従って、汎用性や実用性に優れたメールコミュニケーションシステムを提供できる。
メール文章を検索して喜怒哀楽に関するキーワードを抽出する機能、および似顔絵データの表情を変化させるための表情変化パラメータを決定する機能を、送信側の端末装置に付与したため、専用のメールアドレスを用意する必要がなく、各使用者が従来より保有するメールアドレスを使用することができる。従って、この点でも汎用性に富んだメールコミュニケーションシステムを提供できる。専用のメールサーバーを必要とすることなく、使用者間でメールコミュニケーションシステムを利用したメールの送受信が可能であり、この点でも汎用性に富んだメールコミュニケーションシステムを提供できる。
似顔絵データ10の作成時点からの経年変化に基づいて、似顔絵データ10の顔表情を変化させるようにしたので、似顔絵データ10が数年にわたって更新されない場合でも、似顔絵データ10を年相応に自動的に変化させることができる。これにて、メール文章とともに表示される似顔絵を、より現在の使用者(送信者)の顔に近付けることが可能となり、似顔絵を利用した、より適確なメール内容の補完が可能となる。
前記似顔絵データ10が使用者の認証情報とともに、ICカード4内に格納されていると、単にID番号とパスワードのみで本人認証を行なう場合に比べて、メールコミュニケーションシステムのセキュリティ性が向上し、なりすましなどのメールの不正使用を確実に防ぐことができる。
1 端末装置
2 インターネット
3 管理用サーバー
4 ICカード
10 似顔絵データ
11 顔写真データ

Claims (4)

  1. メール送受機能を備えた複数台の端末装置(1)と、該端末装置(1)とインターネット(2)を介して接続された管理用サーバー(3)とを備えるメールコミュニケーションシステムにおいて、
    前記管理用サーバー(3)は、各端末装置(1)から送られてきた使用者の顔写真データ(11)に基づき、似顔絵データ(10)を生成する機能と、該似顔絵データ(10)と個人認証情報とを登録管理するとともに、これらを各端末装置(1)に送信する機能とを有し、
    前記端末装置(1)は、送信メールに含まれるメール文章を検索して、喜怒哀楽に関するキーワードを抽出する機能と、該キーワードに基づいて、似顔絵データ(10)の表情を変化させるための表情変化パラメータを決定する機能と、受信メールに含まれる似顔絵データと表情変化パラメータとに基づいて、似顔絵データ(10)の表情を変化させる機能と、受信メールに含まれる表情変化後の似顔絵データを、メール文章とともに画面上に表示する機能とを備えることを特徴とするメールコミュニケーションシステム。
  2. 前記端末装置(1)は、「喜」、「怒」、「哀」、「楽」の四種の分類に関するキーワードをメール文章から抽出するとともに、各分類のキーワードの個数をカウントし、
    最多カウントされた分類の表情変化パラメータを選択し、該表情変化パラメータに基づいて似顔絵データ(10)の表情を変化させる、請求項1記載のメールコミュニケーションシステム。
  3. 前記端末装置(1)は、似顔絵データ(10)の作成時点からの経年変化に基づいて、似顔絵データ(10)の顔表情を変化させる機能を備える請求項1又は2記載のメールコミュニケーションシステム。
  4. 前記似顔絵データ(10)は、使用者の認証情報とともに、使用者が保有、管理するICカード(4)内に格納されており、
    前記端末装置(1)は、ICカード(4)から似顔絵データを読み出す機能と、ICカード(4)から読み取られた認証情報をもとに本人認証を行なう機能とを備える、請求項1乃至3のいずれかに記載のメールコミュニケーションシステム
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