JP5223717B2 - 経路計算装置及び経路計算方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信ネットワーク上において信号を伝送するパスの経路を計算する経路計算装置及び経路計算方法に関する。
ネットワーク上において信号を伝送するパスの経路を計算する際に、ネットワークを複数のエリアに分割し、それぞれのエリアを跨って経由するパスの経路を各エリア毎に計算する計算方法が実施されている。本明細書において、ネットワークを複数分割した各エリアを「ドメイン」と記載する。図1は、複数のドメインに分割されたネットワークの構成図である。参照符号NTはネットワークを示し、参照符号NDはノード装置を示す。ネットワークNTは、複数のノード装置NDとこれらノード装置ND間を接続するリンクを含む。またネットワークNTは、複数のドメインに分割されている。参照符号A1〜A3は、ネットワークNTが分割されて形成された各ドメインを示す。
各ドメインに対して、それぞれのドメイン内における経路を計算する経路計算装置が設けられる。本明細書において、各経路計算装置が経路計算を担当するドメインを「対象ドメイン」と記載することがある。各ドメインをそれぞれ担当する経路計算装置は、対象ドメイン内のネットワークトポロジ情報を簡略化したサマライズ情報を作成し、他のドメインを担当する経路計算装置へサマライズ情報を通知する。これによって各ドメインのサマライズ情報は、このドメイン以外の他のドメインの経路計算装置の間で共有される。また、各ドメインは、このドメイン以外の他のドメイン内のネットワークトポロジを、このサマライズ情報の形態で取得する。
設定対象のパスの経路の計算の際には、設定対象のパスの始点ノード装置を含む始点ドメインの経路計算装置が、対象ドメイン内の経路計算とシグナリングによるパスの設定を開始する。各経路計算装置は、各対象ドメイン内の部分の経路については、経路計算装置が記憶する対象ドメイン内の詳細なネットワークトポロジ情報に基づいて計算する。本明細書において、設定対象のパスの経路のうちあるドメイン内の部分の経路を「ドメイン内経路」と記載することがある。経路計算装置は、ドメイン内経路を計算する際に、サマライズ情報に基づいてどの隣接ドメインへドメイン内経路を接続するかを決定する。
あるドメインについてパスが設定されると、このドメインに隣接する隣接ドメインの経路計算装置は、設定されたパスに接続するドメイン内経路を、上記と同様に計算しパスを設定する。終点ノード装置を含む終点ドメインへ至るまで、各経路計算装置が同様の処理を実行されることにより、複数のドメインに跨るパスが設定される。
なお、複数のエリアに分割された階層型通信網において、発側ノードと着側ノードの間に、中継エリアを経由して複数のパスを設定する際に、発側エリアに属する経路計算装置が、発側エリア内のパスの中継経路を計算し、複数のパスが経由する中継エリアおよび着側エリアに属する経路計算装置が、計算済みのパスの中継経路に基づき、複数のパスが経由する中継エリア、および着側エリア内のパスの中継経路を計算することが提案されている。
また、複数エリアに分割された大規模ネットワークにおいて、同一のエリアに属するエリア境界ノード間に優先度を設け、エリア境界ノード間で協調することで、起点・終点間で主要パスと共有リンクを持たない予備パスを設定することが提案されている。
また、少なくとも第1のエリアと第2のエリアの2つのエリアに分割されたネットワークにおいて前記2つのエリア間の境界ノードとして使用され、第1のエリアにおける始点ノードと第2のエリアにおける終点ノード間のパスを設定するための機能を備えた伝送装置が、パス設定のためのシグナリングプロトコルに基づくパス要求メッセージを第1のエリアから受信した場合に、前記始点ノードと前記終点ノード間の経路に関連する情報を、第1のエリアのトポロジ情報と第2のエリアのトポロジ情報を用いて算出する算出手段と、算出された前記経路に関連する情報を含む前記シグナリングプロトコルに基づくメッセージを前記始点ノードに向けて送信するメッセージ送信手段を備えることが提案されている。
特開2005−252368号公報 特開2004−80211号公報 特開2008−85642号公報
対象ドメイン以外の他のドメイン内のネットワークトポロジとしてサマライズ情報を用いる上記の経路計算方法によると、他のドメインについてその内部の完全のトポロジが分からないために次の問題が生じる場合がある。あるドメインにおいてドメイン内経路のパス設定が完了した後に、このドメインに隣接する次のドメインにてドメイン内経路を計算する場合を想定する。説明の簡単のため、パス設定が完了したドメインを「ドメインA」と記載し、ドメインAに隣接する次のドメインを「ドメインB」と記すこととする。
ドメインAのドメイン内経路の計算の時に参照されたドメインBのサマライズ情報は、ドメインB内の完全のトポロジを表していない。このため、ドメインBのドメイン内経路を計算する時点になって、ドメインAのドメイン内経路へ連絡するドメインB内の境界ノード装置から始まり、かつ設定対象のパスの条件を満足するような経路が確保できないことが判明することがある。経路途中のドメインで経路計算が失敗すると始点ドメインの経路計算からやり直されるため、上記の問題は、パスの設定時間の増大や経路計算のために消費される計算量の増大を招いていた。
特に、設定対象のパスについて現用パスと予備パスとが設定されるプロテクションが実施される場合には、始点ドメインと終点ドメインにおいて経路計算が失敗する恐れの方が、パスが通過するだけのドメインに比べて高い。パスが通過するだけのドメインでは現用パス及び予備パスのいずれか一方だけがそのドメインを通過することがあるのに対し、始点ドメイン及び終点ドメインでは必ず現用パス及び予備パスの両方の経路が存在するからである。
開示の経路計算装置及び経路計算方法は、終点ドメインにおける経路計算が失敗する頻度を低減することを目的とする。
実施例の一形態によれば、複数のドメインに分割されたネットワーク上において前記ドメイン間を跨がって設定されるパスの経路のうち、予め割り当てられたドメイン内の部分の経路を計算する経路計算装置が与えられる。この経路計算装置は、設定対象パスの経路のうちの経路計算装置に予め割り当てられたドメインである対象ドメイン内の部分の経路を計算する計算手段と、設定対象パスの終点ノード装置を含む終点ドメインであって対象ドメインに隣接しないドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に対して、設定対象パスの経路のうちの終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する経路計算要求手段と、を備える。
上記実施例によれば、終点ドメイン内の経路計算を他のドメイン内の経路計算よりも先に実施することが可能となるため、終点ドメイン内の経路計算の際の制約を緩和することができ、終点ドメインにおける経路計算が失敗する頻度が低減される。
複数のドメインに分割されたネットワークの構成図である。 開示のネットワークの構成例を示す図である。 開示のノード装置の構成例を示す図である。 コンピュータを用いて実現された図3に示すルーティング制御部のハード構成例を示す図である。 経路計算部の第1構成例を示す図である。 始点ノード装置における処理の例を示す図である。 要求メッセージのフォーマットの第1例を示す図である。 開示の経路計算処理を説明する第1のシーケンス図である。 始点ドメインの経路計算部における処理の第1例を示す図である。 要求メッセージを受信した経路計算部の処理の第1例を示す図である。 応答メッセージのフォーマットの第1例を示す図である。 応答メッセージを受信した経路計算部の処理の第1例を示す図である。 要求メッセージのフォーマットの第2例を示す図である。 応答メッセージのフォーマットの第2例を示す図である。 要求メッセージのフォーマットの第3例を示す図である。 応答メッセージのフォーマットの第3例を示す図である。 要求メッセージのフォーマットの第4例を示す図である。 応答メッセージのフォーマットの第4例を示す図である。 始点ドメインの経路計算部における処理の第2例を示す図である。 要求メッセージを受信した経路計算部の処理の第2例を示す図である。 応答メッセージを受信した経路計算部の処理の第2例を示す図である。 要求メッセージのフォーマットの第5例を示す図である。 経路計算部の第2構成例を示すブロック図である。 要求メッセージを受信した経路計算部の処理の第3例を示す図である。 開示の経路計算処理を説明する第2のシーケンス図(その1)である。 応答メッセージのフォーマットの第5例を示す図である。 開示の経路計算処理を説明する第2のシーケンス図(その2)である。 応答メッセージを受信した経路計算部の処理の第3例を示す図である。 経路計算部の第3構成例を示すブロック図である。 要求メッセージのフォーマットの第6例を示す図である。 応答メッセージのフォーマットの第6例を示す図である。 始点ドメインの経路計算部における処理の第3例を示す図である。 要求メッセージを受信した経路計算部の処理の第4例を示す図である。
以下、添付する図面を参照して実施例を説明する。図2は、開示のネットワークの構成例を示す図である。参照符号NTはネットワークを示し、参照符号A1〜A6はドメインを示し、参照符号C1〜C6は経路計算装置を示す。ネットワークNTは、複数のドメインA1〜A6に分割されている。
また参照符号A1−1〜A1−4は、ドメインA1に属しかつドメインA1の外側のドメインのノードとの間にリンクを有するノード装置を示す。本明細書において、あるドメインに属しかつこのドメインの外側のドメインのノードとの間にリンクを有するノード装置を「境界ノード装置」と記載する。
参照符号A2−1〜A2−5は、ドメインA2に属する境界ノード装置を示す。参照符号A3−1〜A3−4は、ドメインA3に属する境界ノード装置を示す。参照符号A4−1〜A4−5は、ドメインA4に属する境界ノード装置を示す。参照符号A5−1〜A5−3は、ドメインA5に属する境界ノード装置を示す。参照符号A6−1〜A6−3は、ドメインA6に属する境界ノード装置を示す。
本明細書において、パス設定の対象となるパスを「設定対象パス」と記載することがある。参照符号S1は設定対象パスの始点ノード装置を示し、参照符号D1は設定対象パスの終点ノード装置を示す。図の簡単のため、各ドメインA1〜A6に属するノード装置は、境界ノード装置を除いて表示を省略する。
経路計算装置C1〜C6は、各ドメインA1〜A6のドメイン内経路をそれぞれ計算する。本明細書において、ある経路計算装置がドメイン内経路を計算するドメインを、この経路計算装置の「対象ドメイン」と記載することがある。例えば、ドメインA1は経路計算装置C1の対象ドメインである。また、あるドメイン内のドメイン内経路を計算する経路計算装置のことを、このドメインに割り当てられた経路計算装置又はこのドメインの経路計算装置と記載することがある。例えば、経路計算装置C1はドメインA1に割り当てられた経路計算装置であり、又はドメインA1の経路計算装置である。
経路計算装置C1〜C6は、ネットワークNT内に配置されるいずれかのノード装置のハードウエアの一部として実現されてもよく。ノード装置とは別のハードウエアとして実現されてよい。また、1つの経路計算装置は、単一のドメインのみについてドメイン内経路の計算機能を有するとは限らず、1つの経路計算装置が、複数のドメインのドメイン内経路の計算機能を有していてもよい。
経路計算装置C1〜C6は、これら経路計算装置の相互間で信号を伝送することができるネットワークによって接続されている。経路計算装置C1〜C6は、ネットワークNTとは別の通信回線網により接続されていてよい。または、経路計算装置C1〜C6はノード装置のハードウエアの一部として実現され、もしくはいずれかのノード装置に接続されているとき、ネットワークNTのデータコミュニケーションチャネル(DCC: Data Communication Channel)を介して互いに信号をやり取りしてもよい。
以下、経路計算装置C1〜C6がノード装置のハードウエアの一部として実現されている実施例について説明する。しかし上述の通り、開示の経路計算装置は、ノード装置のハードウエアの一部として実現される構成に限定されず、ノード装置とは別のハードウエアとして実現されてよい。
図3は、開示のノード装置の構成例を示す図である。参照符号10はノード装置を示し、参照符号11は制御部を示し、参照符号12はスイッチ部(SW部)を示し、参照符号13〜16はインタフェース部(IF)を示し、参照符号17はDCC制御部を示し、参照符号18はLAN制御部を示す。参照符号21は装置管理部を示し、参照符号22はシグナリング制御部を示し、参照符号23はルーティング制御部を示し、参照符号24は警報監視部を示し、参照符号25は性能監視部を示し、参照符号26はパス監視部を示す。参照符号27はトポロジデータベース(DB)を示し、参照符号30は経路計算部を示し、参照符号40は要求メッセージ作成部を示し、参照符号50はサマライズ情報を示し、参照符号51はドメイン内トポロジ情報を示す。
ノード装置10は、制御部11と、スイッチ部12と、インタフェース部13〜16と、DCC制御部17と、LAN制御部18を備える。制御部11は、ノード装置10の設定及び動作を管理及び制御する。このため制御部10は、装置管理部21と、シグナリング制御部22と、ルーティング制御部23と、警報監視部24と、性能監視部25と、パス監視部26と、トポロジデータベース27を備える。
装置管理部21は、ノード装置の設定及び動作を管理する。また装置管理部21は、制御端末を介して入力されるオペレータのコマンドを受信する。パスの設定を要求するパス設定要求コマンドも装置管理部21へ入力されるコマンドの種類に含まれる。また装置管理部21は、ユーザ網インタフェース(UNI: User Network Interface)から入力されるパス設定要求信号を受信する。これらのコマンドや信号によりパス設定が要求されると装置管理部21は、要求されたパス設定要求をルーティング制御部23へ通知する。
シグナリング制御部22は、シグナリングプロトコルを実行することによりパスの設定動作を行う。シグナリングプロトコルは、例えばRSVP-TEやOSPF-TEであってよい。ルーティング制御部23は、パスの経路計算に関連する処理を実行する。ノード装置10が、あるドメインについてドメイン内経路を計算する経路計算装置の機能を有するときは、ルーティング制御部23は、ノード装置10のハードウエアの一部として実現された上記の経路計算装置の実施例である経路計算部30を備える。
ルーティング制御部23は、装置管理部21がパス設定要求を受けたとき、後述する要求メッセージを作成する要求メッセージ作成部40を備える。ルーティング制御部23は、要求メッセージ作成部40により作成された要求メッセージを、ノード装置10が所属するドメインのドメイン内経路を計算する経路計算部30を有する他のノード装置へ送信する。
DCC制御部17は、ネットワークNTのデータコミュニケーションチャネルを経由して、他のノード装置との間で要求メッセージや後述の応答メッセージ等の制御信号の送受信を行う。またLAN制御部18は、ネットワークNT以外のLANを経由して、他のノード装置との間で要求メッセージや応答メッセージ等の制御信号の送受信を行う。これらDCC制御部17及びLAN制御部18は、ノード装置によって作成された要求メッセージを、経路計算部30へ送信する機能を有する。したがって特許請求の範囲に記載された第2の通信手段は、例えばこれらDCC制御部17及びLAN制御部18によって実現されてよい。ルーティング制御部23及び経路計算部30の動作については後述する。
警報監視部24は、伝送路やノード装置10に発生した障害を監視する。性能監視部25は、ノード装置10により伝送される信号の伝送品質を監視する。パス監視部26は設定されたパスに発生する障害を監視する。トポロジデータベース27には、サマライズ情報50とドメイン内トポロジ情報51が格納される。
サマライズ情報50は、ネットワークNT内の各ドメインA1〜A6内のネットワークトポロジを要約した情報である。サマライズ情報50は、ネットワークNT内の各ドメインA1〜A6について、少なくとも各ドメイン内のノード装置に関する情報と、各ドメインについての境界ノード装置に関する情報を含む。サマライズ情報50は、あるドメインのそれぞれの境界ノード装置について、これら境界ノード同士の間でこのドメイン内を通過して設定することができるパスの使用可能帯域に関する情報を含んでいてもよい。サマライズ情報50は、例えばOSPF-TEなどのシグナリングプロトコルによって、ネットワークNT内のノード装置間で広告される。
ドメイン内トポロジ情報51は、ノード装置10が属するドメインのネットワークトポロジ情報である。ドメイン内トポロジ情報51は、例えば、ドメイン内のノード装置及びノード装置間を接続するリンクに関する情報と、各リンク上で利用可能な伝送リソースに関する情報を含む。ドメイン内トポロジ情報51は、対象ドメインを経由する設定対象パスが経由するドメイン内経路を経路計算部30が計算するとき、設定対象パスの条件に適合した経路を計算するために十分な情報を含む。
インタフェース部13〜16は、それぞれ他のノード装置や端末装置に接続され、これらの他のノード装置や端末装置との間で信号をやり取りする。スイッチ部12は、シグナリング制御部22によって設定されたパスの設定情報に従いインタフェース部13〜16間を接続することにより、ノード装置10に接続された他のノード装置や端末装置間における信号の交換を行う。
次にルーティング制御部23について説明する。図4は、コンピュータを用いて実現された図3に示すルーティング制御部23のハード構成例を示す図である。ルーティング制御部23は、CPU61と、メモリ62と、補助記憶装置63と、CPU間インタフェース64を備えるコンピュータ60によって実現される。コンピュータ60は、ルーティング制御部23による処理を実行するための専用のコンピュータであってよく、または、ノード装置10の他の構成要素、例えば装置管理部21やシグナリング制御部22による処理を実行するコンピュータを兼ねてもよい。
補助記憶装置63は、例えばハードディスクや、不揮発性メモリなどにより実現される記憶装置であり、補助記憶装置63には、制御プログラム65が格納される。CPU61が制御プログラム65を実行することにより、コンピュータ60は経路計算部ルーティング制御部23、経路計算部30及び要求メッセージ作成部40として動作する。
図5は、経路計算部30の第1構成例を示す図である。参照符号31は計算部を示し、参照符号32は経路計算要求部を示し、参照符号33は経路計算応答部を示し、参照符号34は通信部を示す。参照符号35は要求メッセージ信号処理部を示し、参照符号36は応答メッセージ処理部を示し、参照符号37は応答メッセージ信号処理部を示し、参照符号71は経路計算装置情報を示し、参照符号72はルーティングテーブルを示す。
経路計算部30は、計算部31と、経路計算要求部32と、経路計算応答部33と、通信部34を備える。なお、本明細書において、ある経路計算部がドメイン内経路の計算を担当するドメインを、この経路計算部の「対象ドメイン」と記載することがある。また、あるドメイン内のドメイン内経路の計算を担当する経路計算部のことを、このドメインに割り当てられた経路計算部又はこのドメインの経路計算部と記載することがある。
計算部31は、設定対象パスの経路のうち、経路計算部30に割り当てられた対象ドメイン内の部分のドメイン内経路の計算処理を行う。通信部34は、各ドメインA1〜A6内のドメイン内経路をそれぞれ計算する他の経路計算部との間において、要求メッセージや応答メッセージ等の制御信号の送受信を行う。また、通信部34は、対象ドメイン内のノード装置との間において、要求メッセージや応答メッセージ等の制御信号の送受信を行う。通信部34の機能は、図3において説明したDCC制御部17及びLAN制御部18によって実現される。特許請求の範囲に記載された第1の通信手段及び第3の通信手段は、例えば、通信部34によって実現されてよい。
経路計算要求部32は、設定対象パスの終点ノードを含む終点ドメインに割り当てられた経路計算部に対して、設定対象パスの経路の終点ドメイン内の部分のドメイン内経路の計算を要求するための処理を行う。経路計算要求部32は、要求メッセージ送受信処理部35を備える。要求メッセージ送受信処理部35は、通信部34により提供される通信機能によって、他の経路計算部や対象ドメイン内のノード装置から送信された要求メッセージの受信処理を行う。要求メッセージ送受信処理部35は、受信した要求メッセージにより経路計算を要求するパスの終点ドメインが対象ドメインでないとき、受信した要求メッセージを、通信部34により提供される通信機能によって他の経路計算部へ送信することにより、要求メッセージの転送処理を行う。
経路計算応答部33は、要求メッセージに対する応答メッセージに関する処理を行う。経路計算応答部33は、応答メッセージ処理部36と、応答メッセージ送受信処理部37を備える。
応答メッセージ処理部36は、受信した要求メッセージにより経路計算を要求するパスの終点ドメインが対象ドメインであるとき、要求メッセージに対する応答メッセージを作成する処理を行う。応答メッセージ処理部36は、計算部31によって計算された対象ドメインのドメイン内経路を表すドメイン内経路情報を応答メッセージに格納する。
応答メッセージ送受信処理部37は、通信部34により提供される通信機能によって、応答メッセージ処理部36が作成した応答メッセージの送信処理と、他の経路計算部から送信された応答メッセージの受信処理を行う。また、応答メッセージ送受信処理部37は、受信した応答メッセージが、対象ドメイン以外のドメインを始点ドメインとするパスに関するものであるとき、受信した応答メッセージを他の経路計算部へ転送する転送処理を行う。
経路計算装置情報71及びルーティングテーブル72は、補助記憶装置63に格納される。経路計算装置情報71は、対象ドメイン以外の他のドメインのドメイン内経路を計算する他の経路計算部を特定する情報を含む。経路計算装置情報71は、他のドメインのドメイン内経路を計算する他の経路計算部へのアクセスのための情報、例えばアドレス情報を含んでいてよい。他の経路計算部へのアクセスのための情報は、要求メッセージ送受信処理部35や応答メッセージ送受信処理部37が、要求メッセージや応答メッセージを送受信する際に、メッセージの宛先や送信元を指定するために使用される。
ルーティングテーブル72には、所望の経路計算部へ要求メッセージや応答メッセージを到達させるために、これらメッセージを経路計算部30から転送する次の転送先の経路計算部のアドレス情報が格納される。要求メッセージ送受信処理部35や応答メッセージ送受信処理部37は、ルーティングテーブル72を参照することにより、要求メッセージや応答メッセージの次の転送先の経路計算部を特定する。
以下、ルーティング制御部23及び経路計算部30の各構成要素の動作について更に詳しく説明する。図6は、始点ノード装置S1における処理の例を示す図である。なお、別な実施の態様においては、下記のオペレーションAA〜AIの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションAAにおいて、始点ノード装置S1の装置管理部21は、オペレータが入力したパス設定要求コマンドや、ユーザ網インタフェースから入力されるパス設定要求信号を受信し、要求されたパス設定要求をルーティング制御部23へ通知する。
オペレーションABにおいてルーティング制御部23は、オペレーションAAにおいて入力されたパス設定要求が適切な要求であるか否かをチェックする。入力されたパス設定要求が適切な要求でなく、その後のパス設定処理ができないことがルーティング制御部23によって判定できた場合には(オペレーションAC:N)、ルーティング制御部23は処理をオペレーションADへ移行する。オペレーションADにおいてルーティング制御部23は、パス設定要求に対して、要求されたパスの設定ができない旨を通知して処理を終了する。
入力されたパス設定要求が適切な要求である場合には(オペレーションAC:Y)、ルーティング制御部23は、処理をオペレーションAEへ移行する。オペレーションAEにおいてルーティング制御部23の要求メッセージ作成部40は、オペレーションAAにおいて入力されたパス設定要求により要求される設定対象パスに関する要求メッセージを生成する。この要求メッセージは、設定対象パスの経路のうち終点ドメインD1内の部分の経路の計算を要求するメッセージである。図7は、要求メッセージのフォーマットの第1例を示す図である。
要求メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「計算対象ドメイン」を格納するフィールドを含む。パスIDは、設定対象パスを識別するために使用される識別子を指定する。始点ノードIDは、設定対象パスの始点ノード装置を識別するために使用される識別子を指定する。終点ノードIDは、設定対象パスの終点ノード装置を識別するために使用される識別子を指定する。帯域は、設定対象パスが使用する帯域を指定する。計算対象ドメインは、ドメイン内経路の計算が行われるドメインを指定する情報であり、終点ノード装置を含む終点ドメインA6の指定を含む。
オペレーションAFにおいてルーティング制御部23は、要求メッセージを、始点ノード装置S1が所属するドメインのドメイン内経路の計算のために割り当てられた経路計算部30へ送信する。始点ノード装置S1が所属するドメインに割り当てられた経路計算部30が、始点ノード装置S1以外の他のノード装置に設けられている場合は、ルーティング制御部23は、DCC制御部17及び/又はLAN制御部18を介して、他のノード装置に設けられた経路計算部30へ、要求メッセージを送信する。
図8は、開示の経路計算処理を説明する第1のシーケンス図である。図8のシーケンス図において、参照符号C1、C2、C4及びC6は、それぞれ各ドメインA1、A2、A4及びA6におけるドメイン内経路計算に割り当てられた経路計算部を示す。なお、別な実施の態様においては、下記のオペレーションBA〜BJの各オペレーションはステップであってもよい。
図6のオペレーションAAにおけるパス設定要求は、図8のオペレーションBAに対応し、図6のオペレーションAEにおける始点ノード装置S1から経路計算部30への要求メッセージの送信は、図8のオペレーションBBにおける始点ノード装置S1から経路計算部C1への要求メッセージの送信に対応する。オペレーションBBの結果、始点ノード装置S1から送信された要求メッセージは、始点ドメインA1の経路計算部30において受信される。
図9は、始点ドメインA1の経路計算部30における処理の第1例を示す図である。なお、別な実施の態様においては、下記のオペレーションCA〜CKの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションCAにおいて、図5に示す経路計算部30の要求メッセージ送受信処理部35は、始点ノード装置S1から送信された要求メッセージを受信する。オペレーションCBにおいて計算部31は、受信した要求メッセージの始点ノードIDと終点ノードIDにてそれぞれ指定される始点ノード装置S1及び終点ノード装置D1を始終点とする設定対象パスの経路を経由する経由ドメインを計算する。計算部31は、トポロジデータベース27のサマライズ情報50を用いてこの経由ドメインを計算する。このとき計算部31は、例えば、ダイクストラ法などの最短距離(SPF)アルゴリズムを用いて、経由ドメインを計算してよい。
オペレーションCCにおいて計算部31は、設定対象パスの経路を経由する経由ドメインが存在するか否かを判定する。設定対象パスの経路を経由できる経由ドメインが見つからない場合は(オペレーションCC:N)、オペレーションCDにおいて応答メッセージ処理部36は、始点ノード装置S1に対して要求されたパスの設定ができない旨を通知する応答メッセージを作成する。応答メッセージ送受信処理部37は、この応答メッセージを始点ノード装置S1へ送信して、処理を終了する。
設定対象パスの始点ドメインA1から終点ドメインA6までの経路を経由できる経由ドメインが見つかった場合は(オペレーションCC:Y)、オペレーションCEにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、要求メッセージの転送先を決定する。要求メッセージ送受信処理部35は、サマライズ情報50に基づいて、要求メッセージにおいて指定された終点ノード装置D1を含む終点ドメインA6を特定する。要求メッセージ送受信処理部35は、ルーティングテーブル72に基づいて、終点ドメインA6の経路計算部30へ要求メッセージを送信するための、次の転送先の隣接ドメインの経路計算部30を特定する。オペレーションCFにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、次の転送先の隣接ドメインの経路計算部30へ要求メッセージを転送する。
再び図8を参照する。図8の動作例では、図9のオペレーションCEにより特定された次の転送先の隣接ドメインは、ドメインA2である。図9のオペレーションCEの送信処理によって、図8に示すオペレーションBCに示すように、始点ドメインA1の経路計算部C1から、隣接ドメインA2の経路計算部C2へ、要求メッセージが送信される。
図10は、要求メッセージを受信した経路計算部30の処理の第1例を示す図である。なお、別な実施の態様においては、下記のオペレーションDA〜DHの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションDAにおいて図5に示す経路計算部30の要求メッセージ送受信処理部35は、隣接ドメインの経路計算部から送信された要求メッセージを受信する。
オペレーションDBにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、設定対象パスの終点ドメインA6が経路計算部30の対象ドメインであるか否かを判定する。終点ドメインA6が対象ドメインでないとき(オペレーションDB:N)、要求メッセージ送受信処理部35は、処理をオペレーションDGへ移行する。
オペレーションDG及びDHにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、図9のオペレーションCE及びCFと同様に隣接ドメインを特定して、この隣接ドメインへ要求メッセージを転送する。要求メッセージが終点ドメインの経路計算部へ到達するまで、各経由ドメインの経路計算部においてオペレーションDA、DB、DG及びDHが実行されることにより、終点ドメインA6の経路計算部まで要求メッセージが送信される。
図8の例では、始点ドメインA1の隣接ドメインA2の経路計算部C2は、オペレーションBDにおいて隣接ドメインA4の経路計算部C4へ要求メッセージを送信する。オペレーションBEにおいて経路計算部C4は、隣接ドメインである終点ドメインA6の経路計算部C6へ要求メッセージを送信する。
再び図10を参照する。終点ドメインA6の経路計算部30において要求メッセージを受信すると、オペレーションDBの判定において、終点ドメインA6が対象ドメインとなる(オペレーションDB:Y)。
このとき計算部31は、オペレーションDCにおいて対象ドメインである終点ドメインA6のドメイン内経路を計算する。計算部31は、サマライズ情報50に基づいて、設定対象パスの経路を終点ドメインA6から始点ドメインA1まで経由できる経由ドメインを計算する。そして計算部31は、終点ドメインA6に隣接する経由ドメインの候補を特定する。計算部31は、特定した経由ドメインの候補へ接続するリンクを有する境界ノード装置を、境界ノード装置A6−1〜A6−3のうちから選択する。計算部31は、選択された境界ノード装置から終点ノード装置D1へ至るドメイン内経路を、ドメイン内トポロジ情報51に基づいて計算する。このとき計算部31は、例えば、ダイクストラ法などの最短距離(SPF)アルゴリズムを用いて、経由ドメインやドメイン内経路を計算してよい。
オペレーションDDにおいて応答メッセージ処理部36は、計算部31が計算したドメイン内経路を示すドメイン内経路情報を含んだ応答メッセージを作成する。図11は、応答メッセージのフォーマットの第1例を示す図である。応答メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「計算対象ドメイン」と、「経路リスト」を格納するフィールドを含む。
応答メッセージ処理部36は、要求メッセージに格納されたパスID、始点ノードIDと、終点ノードIDと、帯域と、計算対象ドメインを、応答メッセージのパスID、始点ノードIDと、終点ノードIDと、帯域と、計算対象ドメインとして、応答メッセージに含める。応答メッセージ処理部36は、計算部31が計算したドメイン内経路を示すドメイン内経路情報である経路リストを、応答メッセージに含める。
経路リストは、少なくとも、ドメイン内経路の一方の端点である境界ノードの指定を含む。図11の例では、ドメイン内経路は、隣接ドメインA4の境界ノード装置A4−5との間にリンクを有する境界ノード装置A6−2を経由する。図11の例のように、経路リストは他方の端点の指定を含んでいてよい。図11の例では、他方の端点は終点ノードD1である。
再び図10を参照する。オペレーションDEにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、応答メッセージの送信先を決定する。応答メッセージ送受信処理部37は、サマライズ情報50に基づいて、始点ノード装置S1を含む始点ドメインA1を特定する。応答メッセージ送受信処理部37は、ルーティングテーブル72に基づいて、始点ドメインA1の経路計算部30へ応答メッセージを送信するための、応答メッセージの次の転送先の隣接ドメインの経路計算部30を特定する。オペレーションDFにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、次の転送先の隣接ドメインの経路計算部30へ応答メッセージを転送する。
再び図8を参照する。図10のオペレーションDFの送信処理によって、図8に示すオペレーションBFに示すように、終点ドメインA6の経路計算部C6から、隣接ドメインA4の経路計算部C4へ、応答メッセージが送信される。
図12は、応答メッセージを受信した経路計算部30の処理の第1例を示す図である。なお、別な実施の態様においては、下記のオペレーションEA〜EDの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションEAにおいて図5に示す経路計算部30の応答メッセージ送受信処理部37は、隣接ドメインの経路計算部から送信された応答メッセージを受信する。
オペレーションEBにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、応答メッセージに指定された始点ノード装置S1を含む始点ドメインA1が経路計算部30の対象ドメインであるか否かを判定する。始点ドメインA1が対象ドメインであるとき(オペレーションEB:Y)、処理は図9のオペレーションCGへ移行する。図9のオペレーションCG〜CKについては後述する。
始点ドメインA1が対象ドメインでないとき(オペレーションEB:N)、処理はオペレーションECへ移行する。オペレーションEC及びEDにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、図10のオペレーションDE及びDFと同様に隣接ドメインを特定して、この隣接ドメインへ応答メッセージを転送する。応答メッセージが始点ドメインA1の経路計算部へ到達するまで、各経由ドメインの経路計算部においてオペレーションEA〜EDが実行されることにより、始点ドメインA1の経路計算部まで応答メッセージが送信される。
再び図8を参照する。図12のオペレーションEA〜EDによる転送処理によって、オペレーションBGにおいて経路計算部C4は、応答メッセージを経路計算部C2へ転送する。オペレーションBHにおいて経路計算部C2は、応答メッセージを始点ドメインA1の経路計算部C1へ転送する。
再び図9を参照する。オペレーションCGにおいて始点ドメインA1の経路計算部30の応答メッセージ送受信処理部37は、隣接ドメインから送信された応答メッセージを受信する。オペレーションCHにおいて計算部31は、受信した応答メッセージに経路リスト、すなわち終点ドメインA6におけるドメイン内経路のドメイン内経路情報を含むか否かを判定する。応答メッセージがドメイン内経路情報を含まないとき(オペレーションCH:N)、処理はオペレーションCDへ移行する。オペレーションCDにおける処理は上述の通りである。その後処理は終了する。
応答メッセージがドメイン内経路情報を含むとき(オペレーションCH:Y)、オペレーションCIにおいて計算部31は、対象ドメイン、すなわち始点ドメインA1のドメイン内経路を計算する。このとき、計算部31は、応答メッセージに含まれる終点ドメインA6のドメイン内経路上の境界ノード装置を特定し、この境界ノード装置との間にリンクを有するノード装置が所属するドメインを、サマライズ情報50に基づいて特定する。また、計算部31は、この特定したドメインから始点ドメインA1まで経由できる経由ドメインをサマライズ情報50に基づいて計算する。そして、計算部31は、始点ドメインA1に隣接する経由ドメインの候補を特定する。
計算部31は、特定した経由ドメインの候補へ接続するリンクを有する境界ノード装置を、境界ノード装置A1−1〜A1−4のうちから選択する。計算部31は、選択された境界ノード装置から始点ノード装置S1へ至るドメイン内経路を、ドメイン内トポロジ情報51に基づいて計算する。
オペレーションCJにおいて計算部31は、オペレーションCIにおいてドメイン内経路が見つかったか否かを判定する。ドメイン内経路が見つからないとき(オペレーションCJ:N)、処理はオペレーションCDへ移行する。オペレーションCDにおける処理は上述の通りである。その後処理は終了する。
ドメイン内経路が見つかったとき(オペレーションCJ:Y)、オペレーションCKにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、オペレーションCIにおいて計算された始点ドメインA内のドメイン内経路情報を、受信した応答メッセージの経路リストに追加する。応答メッセージ送受信処理部37は、経路リストにドメイン内経路情報が追加された応答メッセージを始点ノード装置S1へ送信する。
図8を参照する。図9のオペレーションCKにおける経路計算部30から始点ノード装置S1への応答メッセージの要求メッセージの送信は、図8のオペレーションBIにおける経路計算部C1から始点ノード装置S1への応答メッセージの送信に対応する。オペレーションBIの結果、始点ドメインの経路計算部30から送信された応答メッセージは、始点ノード装置S1において受信される。
再び図6を参照する。オペレーションAGにおいてルーティング制御部23は、始点ドメインA1のドメイン内経路の計算のために割り当てられた経路計算部30から要求メッセージを受信する。始点ノード装置S1が所属するドメインに割り当てられた経路計算部30が、始点ノード装置S1以外の他のノード装置に設けられている場合は、ルーティング制御部23は、DCC制御部17及び/又はLAN制御部18を介して、要求メッセージを送信する。
オペレーションAHにおいてルーティング制御部23は、受信した応答メッセージに経路リスト、すなわち終点ドメインA6、始点ドメインA1におけるドメイン内経路のドメイン内経路情報を含むか否かを判定する。応答メッセージがドメイン内経路情報を含まないとき(オペレーションAH:N)、処理はオペレーションADへ移行する。オペレーションADにおける処理は上述の通りである。その後処理は終了する。
応答メッセージがドメイン内経路情報を含むとき(オペレーションAH:Y)、オペレーションAIにおいてルーティング制御部23は、設定対象パスのパス設定処理を開始する。このときルーティング制御部23は、設定対象パスを経由する各ドメイン内におけるドメイン内経路をそれぞれ計算する各経路計算装置に対して、対象ドメイン内の経路計算とシグナリングによるパスの設定を要求するパス設定要求メッセージを送信する。
パス設定要求メッセージを受信した各ドメインの経路計算装置30は、パス設定要求メッセージの送信元の隣接ドメインのドメイン内経路へ接続される境界ノード装置を、対象ドメインのドメイン内経路の一方の端点とする、ドメイン内経路を計算する。経路計算装置30は、計算したドメイン内経路の他方の端点である境界ノード装置との間にリンクを有する隣接ドメインを特定し、この隣接ドメインの計算経路装置30へパス設定要求メッセージを転送する。
図8を参照する。オペレーションBJにおいて始点ノードS1のルーティング制御部23は、始点ドメインA1の経路計算部C1にパス設定要求メッセージを送信する。設定対象パスを経由する各ドメインの経路計算部が、それぞれの対象ドメインのドメイン内経路の計算とシグナリングによるパスの設定を行うことにより、始点ノードS1から終点ノードD1までの間にパスが設定される。
始点ノード装置S1のルーティング制御部23は、パス設定要求メッセージを送信する際に、応答メッセージに含まれていたドメイン内経路情報をパス設定要求メッセージ内に格納する。パス設定要求メッセージ内に格納するドメイン内経路情報は、少なくとも、応答メッセージに格納されていたドメイン内経路情報に含まれている、各ドメインにおける境界ノード装置を指定する境界ノード情報を含む。
ドメイン内経路情報を含んだパス設定要求メッセージを受信したとき、各ドメインの経路計算装置30は、このドメイン内経路情報を、それぞれの対象ドメインのドメイン内経路の計算における制約条件として使用する。すなわち、始点ドメインA1及び終点ドメインA6の経路計算装置30は、それぞれ図9のオペレーションCI及び図10のオペレーションDCにおいて計算したドメイン内経路と、同じ境界ノード装置を経由するドメイン内経路を計算する。
また、始点ドメインA1及び終点ドメインA6の間を経由する他の各ドメインの経路計算装置30は、設定対象パスがドメイン内経路情報に指定された境界ノード装置を経由することができるように、各ドメインのドメイン内経路を計算する。例えば経路計算装置30は、サマライズ情報50に基づいて、ドメイン内経路情報に指定された境界ノード装置へ至る経路を経由できる隣接ドメインを選択する。そして各経路計算装置30は、選択した隣接ドメインの境界ノードとの間にリンクを有する対象ドメイン内の境界ノード装置を、ドメイン内経路が経由する境界ノードとして選択する。
上述のように各ドメイン内の経路が計算されることにより、図9のオペレーションCI及び図10のオペレーションDCにおいて計算したドメイン内経路上の境界ノード装置と、同じ境界ノード装置を経由するパスが設定される。これらの境界ノード装置は、始点ドメインA1及び終点ドメインA6の経路計算装置30によって、既に始点ノード装置S1との間、及び終点ノード装置D1との間で、経路が計算できることが判明している境界ノード装置である。したがって、図6のオペレーションAIにてパス設定を開始する時点で、始点ドメインA1及び終点ドメインA6における経路計算が失敗することはない。
本実施例によれば、始点ドメインA1及び終点ドメインA6の間を経由する他の各ドメインにおける経路計算に先立って、終点ドメインA6の経路計算を実施することにより、終点ドメインA6の経路計算における制約条件が緩和される。これによって、例えば、上述のようにプロテクションのために現用パスと予備パスとを設定する場合に、他のドメインよりも経路計算の難易度がやや高い終点ドメインにおける経路計算を容易にすることができる。このため本実施例によれば、設定対象パス全体の経路計算の成功の可能性を向上することができる。
また本実施例によれば、より詳細なドメイン内のトポロジ情報を上記サマライズ情報に含ませることにより経路計算を容易にする方法と比較すると、サマライズ情報の量を大幅に低減することができる。またこのようなサマライズ情報を生成する計算リソースを省略できる。
図13は、要求メッセージのフォーマットの第2例を示す図である。要求メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「計算対象ドメイン」と、「復旧種別」を格納するフィールドを含む。「パスID」から「計算対象ドメイン」までの情報は、図7の要求メッセージと同様である。復旧種別は、設定対象パスについて実施されるプロテクションの種別を指定する。
計算対象ドメインにて指定されたドメインの経路計算部30の計算部31は、復旧種別にて指定されたプロテクションの種別に従って、設定対象パスの現用パス用及び予備パス用の経路を計算する。プロテクションの種別は、例えば、現用パス及び予備パスが異なるノード装置を経由することを指定する「ノード独立」であってよく、また現用パス及び予備パスが異なるリンクを経由することを指定する「リンク独立」であってよい。
図14は、図13の要求メッセージに応答する応答メッセージのフォーマットを示す図である。応答メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「計算対象ドメイン」と、「経路リスト」と、「復旧種別」を格納するフィールドを含む。「パスID」から「計算対象ドメイン」までの情報及び「経路リスト」の情報は、図11の応答メッセージと同様である。終点ドメインの経路計算部30の応答メッセージ処理部36は、要求メッセージに格納された復旧種別を、応答メッセージの復旧種別として応答メッセージに含める。
また、図14に示す応答メッセージの例では、現用パス及び予備パスのためにそれぞれ計算された2つのドメイン内経路として、終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−2へ至る経路と、終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−3へ至る経路が、経路リストに格納される。本実施例により、所望のプロテクションの種別に応じたドメイン内経路の計算を行うことができる。
図15は、要求メッセージのフォーマットの第3例を示す図である。要求メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「計算対象ドメイン」と、「復旧種別」と、「計算結果数」を格納するフィールドを含む。「パスID」から「復旧種別」までの情報は、図13の要求メッセージと同様である。計算結果数は、計算対象ドメインにて指定されたドメインの経路計算部30に対し、算出する経路の候補数を指定する。計算対象ドメインにて指定されたドメインの経路計算部30の計算部31は、計算結果数に指定された候補数の数のドメイン内経路を計算する。
図16は、図15の要求メッセージに応答する応答メッセージのフォーマットの第3例を示す図である。応答メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「計算対象ドメイン」と、「経路リスト」と、「復旧種別」と、「計算結果数」を格納するフィールドを含む。「パスID」から「復旧種別」までの情報及び「経路リスト」の情報は、図14の応答メッセージと同様である。終点ドメインの経路計算部30の応答メッセージ処理部36は、要求メッセージに格納された計算結果数を、応答メッセージの計算結果数として応答メッセージに含める。
図15に示す要求メッセージは、設定対象パスに対して種別「リンク独立」のプロテクションを行うことが復旧種別において指定され、かつ2組の候補数の経路を計算することが計算結果数において指定されている。このため、図16に示す応答メッセージの例では、現用パス及び予備パス用のドメイン内経路を組み合わせた経路の組を2組含んだ経路リストを有する。第1の経路の組は、現用パス及び予備パス用のドメイン内経路として、終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−2へ至る経路と、終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−3へ至る経路を含む。第2の経路の組は、現用パス及び予備パス用のドメイン内経路として、終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−1へ至る経路と、終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−3へ至る経路を含む。本実施例により、所望の数の組み合わせのドメイン内経路の計算を行うことができる。
図17は、要求メッセージのフォーマットの第4例を示す図である。要求メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「経路情報」と、「計算実行指定フラグ」を格納するフィールドを含む。「パスID」から「帯域」までの情報は、図7の要求メッセージと同様である。
本実施例では、制御端末を介して入力されるオペレータのコマンドによるパス設定要求や、ユーザ網インタフェースから入力されるパス設定要求信号において、設定対象パスが経由すべき経由ドメインが指定される。
図3のノード装置10の要求メッセージ作成部40は、ノード装置10が始点ノード装置S1であり、装置管理部21がパス設定要求を受信したとき、経路情報を含んだ要求メッセージを作成する。経路情報は、パス設定要求において指定された経由ドメインと、各経由ドメインを設定対象パスが経由する経由順序とを指定する。
また本実施例では、上記パス設定要求において、経由ドメインのうちいずれの経由ドメインにおいて、設定対象パスの経路のドメイン内経路の計算を行うかが指定される。要求メッセージ作成部40は、経由ドメインのうちいずれにおいてドメイン内経路の計算を行うかを指定する計算実行指定フラグを含む要求メッセージを作成する。図17の例では、経由情報は、設定対象パスが、ドメインA1、A2、A4及びA6の順序で、これらのドメインを経由すること示している。また計算実行指定フラグは、これら経由ドメインのうち、A1、A4及びA6においてドメイン内経路の計算を行うことを示している。
図18は、図17の要求メッセージに応答する応答メッセージのフォーマットの第4例を示す図である。応答メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「経路情報」と、「計算実行指定フラグ」と、「経路リスト」とを格納するフィールドを含む。「パスID」から「帯域」の情報及び「経路リスト」の情報は、図11の応答メッセージと同様である。終点ドメインの経路計算部30の応答メッセージ処理部36は、要求メッセージに格納された経路情報と計算実行指定フラグとを、応答メッセージの経路情報及び計算実行指定フラグとして応答メッセージに含める。
また、図18に示す応答メッセージの例では、計算実行指定フラグで指定された経由ドメインA1、A4及びA6にて計算されたドメイン内経路のドメイン内経路情報が、経路リストに格納される。終点ドメインA6内のドメイン内経路は、終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−2へ至る経路である。経由ドメインA4内のドメイン内経路は、境界ノード装置A4−5から境界ノード装置A4−2へ至る経路である。始点ドメインA1内のドメイン内経路は、境界ノード装置A1−2から始点ノード装置S1へ至る経路である。なお、後述する各経路計算部30の動作から理解できるように、終点ドメインA6以外のドメイン内経路情報は、応答メッセージが、要求メッセージの経由順序と逆の順序で各経由ドメインの経路計算部30を通過する際に、応答メッセージに順次格納される。
図19は、始点ドメインA1の経路計算部30における処理の第2例を示す図である。なお、別な実施の態様においては、下記のオペレーションFA〜FHの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションFAにおいて、図5に示す経路計算部30の要求メッセージ送受信処理部35は、始点ノード装置S1から送信された要求メッセージを受信する。
オペレーションFBにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、受信した要求メッセージに含まれる経路情報において、始点ドメインA1の次の順序の経由ドメインを特定する。以下の説明では、要求メッセージ又は応答メッセージに含まれる経路情報において、あるドメインの次の順序の経由ドメインを「次ドメイン」と記載することがある。同様に経路情報において、あるドメインの直前の順序の経由ドメインを「前ドメイン」と記載することがある。要求メッセージ送受信処理部35は、次ドメインに割り当てられた経路計算部30を、経路計算装置情報71に基づいて特定し、この特定した経路計算部30へ要求メッセージを転送する。
オペレーションFCにおいて、応答メッセージ送受信処理部37は、この要求メッセージに応答する応答メッセージを受信する。オペレーションFDにおいて計算部31は、受信した応答メッセージに次ドメインのドメイン内経路情報を含むか否かを判定する。応答メッセージがドメイン内経路情報を含まないとき(オペレーションFD:N)、処理はオペレーションFEへ移行する。
オペレーションFEにおいて応答メッセージ処理部36は、始点ノード装置S1に対して要求されたパスの設定ができない旨を通知する応答メッセージを作成する。応答メッセージ送受信処理部37は、この応答メッセージを始点ノード装置S1へ送信して、処理を終了する。
応答メッセージがドメイン内経路情報を含むとき(オペレーションFD:Y)、オペレーションFFにおいて計算部31は、応答メッセージに含まれる計算実行指定フラグにおいて指定されている始点ドメインA1について、ドメイン内経路を計算する。
このとき、計算部31は、応答メッセージに含まれる経路情報に基づいて、始点ドメインA1の次ドメインを特定する。計算部31は、応答メッセージ内の経路リストに、次ドメインのドメイン内経路情報が含まれているか否かを判定する。次ドメインのドメイン内経路情報が含まれているとき、計算部31は、ドメイン内経路情報により指定される、始点ドメインA1へのリンクを有する次ドメイン内の境界ノード装置を特定する。計算部31は、この特定した境界ノード装置との間にリンクを有する始点ドメインA1内の境界ノード装置を選択する。計算部31は、選択された境界ノード装置から始点ノード装置S1へ至るドメイン内経路を、ドメイン内トポロジ情報51に基づいて計算する。次ドメインのドメイン内経路情報が含まれていない場合のドメイン内経路の計算処理は、図9のオペレーションCIと同様である。
オペレーションFGにおいて計算部31は、オペレーションFFにおいてドメイン内経路が見つかったか否かを判定する。ドメイン内経路が見つからないとき(オペレーションFG:N)、処理はオペレーションFEへ移行する。オペレーションFEにおける処理は上述の通りである。その後処理は終了する。
ドメイン内経路が見つかったとき(オペレーションFG:Y)、オペレーションFHにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、オペレーションFFにおいて計算された始点ドメインA1内のドメイン内経路情報を、受信した応答メッセージの経路リストに追加する。応答メッセージ送受信処理部37は、経路リストにドメイン内経路情報が追加された応答メッセージを始点ノード装置S1へ送信する。
図20は、図17の要求メッセージを受信した経路計算部30の処理の第2例を示す図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーションGA〜GFの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションGAにおいて図5に示す経路計算部30の要求メッセージ送受信処理部35は、前ドメインの経路計算部から送信された要求メッセージを受信する。
オペレーションGBにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、設定対象パスの終点ドメインA6が経路計算部30の対象ドメインであるか否かを判定する。終点ドメインA6が対象ドメインでないとき(オペレーションGB:N)、要求メッセージ送受信処理部35は、処理をオペレーションGFへ移行する。オペレーションGFにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、受信した要求メッセージに含まれる経路情報に基づいて次ドメインを特定し、次ドメインへ要求メッセージを転送する。要求メッセージが終点ドメインの経路計算部へ到達するまで、各経由ドメインの経路計算部においてオペレーションGA、GB及びGFが実行されることにより、終点ドメインA6の経路計算部まで要求メッセージが送信される。
終点ドメインA6の経路計算部30において要求メッセージを受信すると、オペレーションGBの判定において、終点ドメインA6が対象ドメインとなる(オペレーションGB:Y)。このとき計算部31は、オペレーションGCにおいて、応答メッセージに含まれる計算実行指定フラグにおいて指定されている、終点ドメインA6のドメイン内経路を計算する。オペレーションGCにおけるドメイン内経路の計算処理は、図10のオペレーションDCと同様であってよい。
オペレーションGDにおいて応答メッセージ処理部36は、計算部31が計算したドメイン内経路を示すドメイン内経路情報を含んだ応答メッセージを作成する。応答メッセージ処理部36は、要求メッセージに格納されたパスID、始点ノードIDと、終点ノードIDと、帯域と、経路情報と、計算実行指定フラグを、応答メッセージのパスID、始点ノードIDと、終点ノードIDと、帯域と、経路情報と、計算実行指定フラグとして、応答メッセージに含める。応答メッセージ処理部36は、計算部31が計算したドメイン内経路を示すドメイン内経路情報である経路リストを、応答メッセージに含める。
オペレーションGEにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、応答メッセージに含めた経路情報に基づいて、終点ドメインA6の前ドメイン、すなわち経路情報において、終点ドメインA6の直前の順序の経由ドメインを特定する。応答メッセージ送受信処理部37は、前ドメインの経路計算部30へ応答メッセージを転送する。
図21は、図18の応答メッセージを受信した経路計算部30の処理の第2例を示す図である。なお、別な実施の態様においては、下記のオペレーションHA〜HJの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションHAにおいて図5に示す経路計算部30の応答メッセージ送受信処理部37は、次ドメインの経路計算部から送信された応答メッセージを受信する。
オペレーションHBにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、応答メッセージに指定された始点ノード装置S1を含む始点ドメインA1が経路計算部30の対象ドメインであるか否かを判定する。始点ドメインA1が対象ドメインであるとき(オペレーションHB:Y)、処理は図19のオペレーションFCへ移行する。
始点ドメインA1が対象ドメインでないとき(オペレーションHB:N)、処理はオペレーションHCへ移行する。オペレーションHCにおいて計算部31は、応答メッセージに格納された計算実行指定フラグに対象ドメインが指定されているか否かを判定する。計算実行指定フラグに対象ドメインが指定されていないとき(オペレーションHC:N)、処理はオペレーションHJへ移行する。オペレーションHJにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、応答メッセージに含めた経路情報に基づいて、対象ドメインの前ドメインを特定し、前ドメインの経路計算部30へ応答メッセージを転送する。
計算実行指定フラグに対象ドメインが指定されているとき(オペレーションHC:Y)、オペレーションHDにおいて計算部31は、計算部31は、応答メッセージ内の経路リストに、次ドメインのドメイン内経路情報が含まれているか否かを判定する。経路リストに次ドメインのドメイン内経路情報が含まれていないとき(オペレーションHD:N)、計算部31は処理をオペレーションHHへ移行する。経路リストに次ドメインのドメイン内経路情報が含まれているとき(オペレーションHD:Y)、計算部31は処理をオペレーションHEへ移行する。
オペレーションHEにおいて計算部31は、次ドメインのドメイン内経路情報により指定される境界ノード装置が、対象ドメインの境界ノード装置のいずれかとの間でリンクを有するか否かを判定する。次ドメインの境界ノード装置が対象ドメインの境界ノード装置とリンクを有しないとき(オペレーションHE:N)、計算部31は処理をオペレーションHHへ移行する。次ドメインの境界ノード装置が対象ドメインの境界ノード装置とリンクを有するとき(オペレーションHE:Y)、計算部31は処理をオペレーションHFへ移行する。
オペレーションHFにおいて計算部31は対象ドメインのドメイン内経路を計算する。このとき計算部31は、次ドメインのドメイン内経路情報にて指定された次ドメインの境界ノード装置との間にリンクを有する対象ドメインの境界ノード装置から、前ドメインの境界ノード装置との間にリンクを有する対象ドメインのいずれかの境界ノード装置までの間のドメイン内経路を計算する。オペレーションHGにおいて応答メッセージ処理部36は、応答メッセージ送受信処理部37が受信した応答メッセージの経路リストに、計算部31が計算した対象ドメインのドメイン内経路情報を格納する。その後処理は、ステップHJへ移行する。
一方、オペレーションHHにおいて計算部31は、次ドメインの境界ノード装置との間にリンクを有する対象ドメインの境界ノード装置のいずれかから、前ドメインの境界ノード装置との間にリンクを有する対象ドメインの境界ノード装置のいずれかまで至るドメイン内経路を計算する。このようなドメイン内経路が複数計算できる場合には、計算部31は、複数のドメイン内経路を計算してもよい。オペレーションHIにおいて応答メッセージ処理部36は、応答メッセージ送受信処理部37が受信した応答メッセージの経路リストに、計算部31が計算した対象ドメインのドメイン内経路情報を格納する。その後、処理はオペレーションHJへ移行する。
オペレーションHJより応答メッセージは、前ドメインの経路計算部30へ転送される。応答メッセージが始点ドメインA1の経路計算部へ到達するまで、オペレーションHA〜HJが実行されることにより、始点ドメインA1の経路計算部まで応答メッセージが送信される。そして、応答メッセージが各経由ドメインを通過するとき、順次、各経由ドメインで計算されたドメイン内経路情報が応答メッセージに格納されて、始点ドメインA1の経路計算部まで伝送される。
始点ドメインA1の経路計算装置は、この応答メッセージを始点ノード装置S1へ送信する。図6のオペレーションAIにおいて設定対象パスのパス設定処理を開始するとき、始点ノード装置S1のルーティング制御部23は、応答メッセージに格納されていた各経由ドメインのドメイン内経路情報をパス設定要求メッセージに格納する。各ドメインの経路計算装置30は、それぞれの対象ドメインのドメイン内経路情報を含んだパス設定要求メッセージを受信したとき、ドメイン内経路情報により指定される境界ノード装置を経由するドメイン内経路を経由するパスを設定する。
本実施例によれば、オペレータのコマンドや、ユーザ網インタフェースから入力されるパス設定要求において経由ドメインが指定された場合においても、終点ドメインA6を優先して経路計算を行うことが可能となる。
図22は、要求メッセージのフォーマットの第5例を示す図である。要求メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「計算対象ドメイン」と「計算ドメイン数」を含む。「パスID」から「計算対象ドメイン」までの情報は、図7の要求メッセージと同様である。
本実施例では、制御端末を介して入力されるオペレータのコマンドによるパス設定要求や、ユーザ網インタフェースから入力されるパス設定要求信号において、ドメイン内経路を計算するドメイン数が「計算ドメイン数」として指定される。各ドメインの経路計算部30は、終点ドメインA6から対象ドメインまでに設定対象パスが経由するドメイン数が、指定された計算ドメイン数以下である場合に、対象ドメインのドメイン内経路を計算する。
図23は、経路計算部30の第2構成例を示すブロック図である。図23の経路計算部30の構成は、図5の経路計算部30と同様であり、同じ構成要素については同じ参照符号を付する。図23の経路計算応答部33は、要求メッセージの次の転送先を特定する送信先特定部38を備える。
送信先特定部38は、対象ドメインがドメイン内経路を計算するドメインであるとき、ドメイン内経路上の始終端にある1組の境界ノード装置のうち、設定対象パスの始点側にある始点側境界ノード装置を特定する。送信先特定部38は、サマライズ情報50に基づいて、始点側境界ノード装置との間にリンクを有する隣接ドメインに割り当てられた経路計算装置30を、応答メッセージの送信先として特定する。
送信先特定部38は、対象ドメインがドメイン内経路を計算しないドメインであるとき、ルーティングテーブル72に基づいて、始点ドメインA1の経路計算部30へ要求メッセージを送信するための、要求メッセージの次の転送先の隣接ドメインの経路計算部30を特定する。
図24は、図22の要求メッセージを受信した経路計算部30の処理の第3例を示す図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーションIA〜IHの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションIAにおいて図23に示す経路計算部30の要求メッセージ送受信処理部35は、隣接ドメインの経路計算部から送信された要求メッセージを受信する。
オペレーションIBにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、設定対象パスの終点ドメインA6が経路計算部30の対象ドメインであるか否かを判定する。終点ドメインA6が対象ドメインでないとき(オペレーションIB:N)、要求メッセージ送受信処理部35は、処理をオペレーションIGへ移行する。オペレーションIG及びIHにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、図9のオペレーションCE及びCFと同様に隣接ドメインを特定して、この隣接ドメインへ要求メッセージを転送する。
図25は、開示の経路計算処理を説明する第2のシーケンス図(その1)である。参照符号C1、C2、C4及びC6は、それぞれ各ドメインA1、A2、A4及びA6におけるドメイン内経路計算に割り当てられた経路計算部を示す。別な実施の態様においては、下記のオペレーションJA〜JEの各オペレーションはステップであってもよい。
図8のシーケンス図のオペレーションBA〜BCと同様にして、オペレーションJA〜JCによってドメインA2の経路計算部C2まで要求メッセージが到達する。その後、各ドメインの経路計算部が図24のオペレーションIA、IB、IG及びIHを実行することにより、オペレーションJD〜JEにおいて、終点ドメインA6の経路計算部C6まで要求メッセージが転送される。
再び図24を参照する。終点ドメインA6の経路計算部30において要求メッセージを受信すると、オペレーションIBの判定において、終点ドメインA6が対象ドメインとなる(オペレーションIB:Y)。このとき計算部31は、オペレーションICにおいて対象ドメインのドメイン内経路を計算する。オペレーションICにおけるドメイン内経路の計算処理は、図10のオペレーションDCと同様であってよい。
オペレーションIDにおいて応答メッセージ処理部36は、計算部31が計算したドメイン内経路を示すドメイン内経路情報を含んだ応答メッセージを作成する。図26は、応答メッセージのフォーマットの第5例を示す図である。応答メッセージ処理部36は、要求メッセージに格納されたパスID、始点ノードIDと、終点ノードIDと、帯域と、計算対象ドメインと、計算ドメイン数を、応答メッセージのパスID、始点ノードIDと、終点ノードIDと、帯域と、計算対象ドメインと、計算ドメイン数として、応答メッセージに含める。応答メッセージ処理部36は、計算部31が計算したドメイン内経路を示すドメイン内経路情報である経路リストを、応答メッセージに含める。
オペレーションIEにおいて送信先特定部38は、終点ドメインA6のドメイン内経路上の一端である境界ノード装置を特定する。ドメイン内経路の他端は終点ノードD1であるから、特定された境界ノード装置は、設定対象パスの始点側にある始点側境界ノード装置となる。送信先特定部38は、サマライズ情報50に基づいて、始点側境界ノード装置との間にリンクを有する隣接ドメインに割り当てられた経路計算装置30を、応答メッセージの送信先として特定する。オペレーションIFにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、オペレーションIWにて特定した経路計算装置30へ応答メッセージを転送する。
上記説明から理解されるように、応答メッセージの転送先は、対象ドメインのドメイン内経路の計算結果に応じて変化する。従って応答メッセージの経由経路は、この応答メッセージに対応する要求メッセージの経由経路と必ずしも一致しない。図27は、図25のシーケンスの続きを示すシーケンス図である。
図25のシーケンスでは、要求メッセージは、ドメインA1、A2、A4及びA6の順で各ドメインを経由した。しかし、本例では終点ドメインA6において、ドメインA5へのリンクを有する境界ノード装置を経由するドメイン内経路が計算されたために、オペレーションJFにおいてドメインA5の経路計算装置C5へ応答メッセージが送信される。この後、以下の図28を参照して説明する応答メッセージを受信した経路計算部30の処理によって、応答メッセージはドメインA3の経路計算装置C3を介して、始点ドメインA1の経路計算装置C1まで転送される(オペレーションJG及びJH)。
図28は、応答メッセージを受信した経路計算部30の処理の第3例を示す図である。なお、別な実施の態様においては、下記のオペレーションKA〜KGの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションKAにおいて図23に示す経路計算部30の応答メッセージ送受信処理部37は、隣接ドメインの経路計算部から送信された応答メッセージを受信する。
オペレーションKBにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、応答メッセージに指定された始点ノード装置S1を含む始点ドメインA1が経路計算部30の対象ドメインであるか否かを判定する。始点ドメインA1が対象ドメインであるとき(オペレーションKB:Y)、処理は図9のオペレーションCGへ移行する。
始点ドメインA1が対象ドメインでないとき(オペレーションKB:N)、オペレーションKCにおいて計算部31は、対象ドメインが、ドメイン内経路の計算の対象であるドメインか否かを判定する。計算部31は、終点ドメインA6から対象ドメインまでに設定対象パスが経由するドメイン数が、指定された計算ドメイン数以下である場合に、対象ドメインがドメイン内経路の計算対象であると判定する。計算部31は、例えば経路リストに含まれる各ドメイン内のドメイン経路情報に基づいて、終点ドメインA6から対象ドメインまでに設定対象パスが経由するドメイン数を決定してよい。
対象ドメインがドメイン内経路の計算の対象であるとき(オペレーションKC:Y)、計算部31は処理をオペレーションKDへ移行し、計算の対象でないとき(オペレーションKC:Y)、計算部31は処理をオペレーションKFへ移行する。
オペレーションKDにおいて計算部31は、対象ドメインのドメイン内経路を計算する。このとき計算部31は、応答メッセージの送信元の隣接ドメインの境界ノード装置との間にリンクを有する対象ドメインの境界ノード装置を、応答メッセージに含まれるこの隣接ドメインのドメイン内経路情報に基づいて特定する。説明のため特定された境界ノード装置を境界ノード装置Xと記す。
また計算部31は、サマライズ情報50に基づいて、対象ドメインから始点ドメインA1まで設定対象パスの経路を経由できる経由ドメインを計算する。そして計算部31は、対象ドメインに隣接する経由ドメインの候補を特定する。計算部31は、特定した経由ドメインの候補へ接続するリンクを有する境界ノード装置を決定する。この境界ノード装置を境界ノード装置Yと記す。
計算部31は、境界ノード装置Xから境界ノード装置Yへ至るドメイン内経路を、ドメイン内トポロジ情報51に基づいて計算する。
オペレーションKEにおいて応答メッセージ処理部36は、応答メッセージ送受信処理部37が受信した応答メッセージの経路リストに、計算部31が計算した対象ドメインのドメイン内経路情報を格納する。
オペレーションKFにおいて送信先特定部38は、応答メッセージの送信先を特定する。対象ドメインがドメイン内経路を計算するドメインであるとき(オペレーションKC:Y)、送信先特定部38は、計算部31が計算したドメイン内経路上の始終端にある1組の境界ノード装置のうち、設定対象パスの始点側にある始点側境界ノード装置を特定する。送信先特定部38は、サマライズ情報50に基づいて、始点側境界ノード装置との間にリンクを有する隣接ドメインに割り当てられた経路計算装置30を、応答メッセージの送信先として特定する。
対象ドメインがドメイン内経路を計算するドメインでないとき(オペレーションKC:N)、送信先特定部38は、ルーティングテーブル72に基づいて、始点ドメインA1の経路計算部30へ要求メッセージを送信するための、要求メッセージの次の転送先の隣接ドメインの経路計算部30を特定する。オペレーションKGにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、送信先特定部38が特定した送信先へ応答メッセージを転送する。
本実施例によれば、終点ドメインだけでなく、終点ドメインにて計算されたドメイン内経路へ接続される、手前の経由ドメインのドメイン内経路についても計算することが可能となる。
図29は、経路計算部30の第3構成例を示すブロック図である。本実施例では、始点ドメインA1の経路計算部30において計算した始点ドメインA1のドメイン内経路を要求メッセージに格納し、終点ドメインA6の経路計算部30へ送信する。図29の経路計算部30は、始点ドメインA1の経路計算部30の計算部31にて計算したドメイン内経路を、要求メッセージに格納する要求メッセージ処理部39を備える。
図30は、要求メッセージのフォーマットの第6例を示す図である。要求メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「計算対象ドメイン」と、「復旧種別」と、「計算結果数」と「始点ドメイン内経路」を格納するフィールドを含む。「パスID」から「計算結果数」までの情報は、図15の要求メッセージと同様である。
要求メッセージを受信した終点ドメインA6の計算部31は、終点ドメインA6のドメイン内経路を計算する際に、サマライズ情報50に基づいて、始点ドメインA1のドメイン内経路の境界ノード装置に至る経路を経由する経由ドメインを計算する。計算部31は、これら経由ドメインのうちから、終点ドメインA6の隣接ドメインを特定し、特定した隣接ドメインの境界ノードとの間にリンクを有する終点ドメインA6の境界ノード装置から、終点ノード装置D1まで至る経路を計算する。
このとき、終点ドメインA6の計算部31は、復旧種別にて指定されたプロテクションの種別に従って、設定対象パスのプロテクションのための現用パス用及び予備パス用の経路を計算してよい。また計算部31は、計算結果数に指定された候補数の組数の現用パス用及び予備パス用のドメイン内経路の組み合わせを計算してもよい。
図30に示す要求メッセージの例では、始点ドメインA6のドメイン内経路として、計算結果数に指定された2組の現用パス用及び予備パス用のドメイン内経路情報の組み合わせが、始点ドメイン内経路に格納される。第1の組み合わせは、始点ノード装置S1から境界ノード装置A1−1へと至る現用パス用の経路と始点ノード装置S1から境界ノード装置A1−3へと至る予備パス用の経路である。第2の組み合わせは、始点ノード装置S1から境界ノード装置A1−2へと至る現用パス用の経路と始点ノード装置S1から境界ノード装置A1−4へと至る予備パス用の経路である。
図31は、図30の要求メッセージに応答する応答メッセージのフォーマットの第6例を示す図である。応答メッセージのフォーマットは、「パスID」と、「始点ノードID」と、「終点ノードID」と、「帯域」と、「計算対象ドメイン」と、「復旧種別」と、「計算結果数」と、「始点ドメイン内経路」と、「経路リスト」を格納するフィールドを含む。「パスID」から「計算結果」までの情報は、図16の応答メッセージと同様である。終点ドメインA6の経路計算部30の応答メッセージ処理部36は、要求メッセージに格納された始点ドメイン内経路を、応答メッセージの始点ドメイン内経路として応答メッセージに含める。
また終点ドメインA6の応答メッセージ処理部36は、終点ドメインA6の計算部31が計算した終点ドメインA6内のドメイン内経路のドメイン内経路情報を経路リストに格納する。図31の例において、現用パス及び予備パスのドメイン経路の第1の組み合わせは、終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−2へと至る現用パス用の経路と終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−3へと至る予備パス用の経路である。現用パス及び予備パスのドメイン経路の第2の組み合わせは、終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−1へと至る現用パス用の経路と終点ノード装置D1から境界ノード装置A6−3へと至る予備パス用の経路である。
図32は、図30の要求メッセージを受信した始点ドメインA1の経路計算部30における処理の第3例を示す図である。なお、別な実施の態様においては、下記のオペレーションLA〜LKの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションLAにおいて、図29に示す経路計算部30の要求メッセージ送受信処理部35は、始点ノード装置S1から送信された要求メッセージを受信する。
オペレーションLBにおいて計算部31は、対象ドメインである終点ドメインA1のドメイン内経路を計算する。このとき計算部31は、設定対象パスの経路を始点ドメインA1から終点ドメインA6まで経由できる経由ドメインを計算する。そして計算部31は、始点ドメインA1に隣接する経由ドメインの候補を特定する。計算部31は、特定した経由ドメインの候補へ接続するリンクを有する境界ノード装置を、境界ノード装置A1−1〜A1−4のうちから選択する。計算部31は、選択された境界ノード装置から始点ノード装置S1へ至るドメイン内経路に基づいて計算する。
オペレーションLCにおいて計算部31は、オペレーションLBにて計算したドメイン内経路上の境界ノード装置から、終点ノード装置D1へ至る設定対象パスの経路を経由する経由ドメインを計算する。オペレーションLDにおいて計算部31は、設定対象パスの経路を経由する経由ドメインが存在するか否かを判定する。設定対象パスの経路を経由できる経由ドメインが見つからない場合は(オペレーションLD:N)、オペレーションLEにおいて応答メッセージ処理部36は、始点ノード装置S1に対して要求されたパスの設定ができない旨を通知する応答メッセージを作成する。応答メッセージ送受信処理部37は、この応答メッセージを始点ノード装置S1へ送信して、処理を終了する。
設定対象パスの経路を経由できる経由ドメインが見つかった場合は(オペレーションLD:Y)、オペレーションLFにおいて要求メッセージ処理部39は、計算部31が計算したドメイン内経路を、始点ノード装置S1から受信した要求メッセージに格納する。オペレーションLG及びLHにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、要求メッセージの送信先を決定して、オペレーションLHにおいて要求メッセージを送信する。
オペレーションLIにおいて始点ドメインA1の応答メッセージ送受信処理部37は、応答メッセージを受信する。オペレーションLJにおいて計算部31は、受信した応答メッセージに経路リスト、すなわち終点ドメインA6におけるドメイン内経路のドメイン内経路情報を含むか否かを判定する。応答メッセージがドメイン内経路情報を含まないとき(オペレーションLJ:N)、処理はオペレーションLEへ移行する。オペレーションLEにおける処理は上述の通りである。その後処理は終了する。
応答メッセージがドメイン内経路情報を含むとき(オペレーションLJ:Y)、オペレーションLKにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、受信した応答メッセージを始点ノード装置S1へ送信する。
図33は、図31の要求メッセージを受信した経路計算部30の処理の第4例を示す図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーションMA〜MMの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションMMにおいて図29に示す経路計算部30の要求メッセージ送受信処理部35は、隣接ドメインの経路計算部から送信された要求メッセージを受信する。
オペレーションMBにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、設定対象パスの終点ドメインA6が経路計算部30の対象ドメインであるか否かを判定する。終点ドメインA6が対象ドメインでないとき(オペレーションMB:N)、要求メッセージ送受信処理部35は、処理をオペレーションMLへ移行する。
オペレーションML及びMMにおいて要求メッセージ送受信処理部35は、図9のオペレーションCE及びCFと同様に隣接ドメインを特定して、この隣接ドメインへ要求メッセージを転送する。終点ドメインA6の経路計算部30において要求メッセージを受信すると、オペレーションMBの判定において、終点ドメインA6が対象ドメインとなる(オペレーションMB:Y)。
このとき計算部31はオペレーションMCにおいて、受信した要求メッセージの始点ドメイン内経路に、始点ドメインのドメイン内経路の経路情報が格納されているか否かを判定する。始点ドメインのドメイン内経路の経路情報が格納されているときは(オペレーションMC:Y)、計算部31は処理をオペレーションMDに移行し、格納されていないときは(オペレーションMC:N)、計算部31は処理をオペレーションMGに移行する。
オペレーションMDにおいて計算部31は、サマライズ情報50に基づいて、始点ドメインA1のドメイン内経路の境界ノード装置に至る経路を経由する経由ドメインを計算する。そして計算部31は、これら経由ドメインのうちから、終点ドメインA6の隣接ドメインを特定する。
オペレーションMEにおいて計算部31は、特定した隣接ドメインの境界ノードとの間にリンクを有する終点ドメインA6の境界ノード装置から、終点ノード装置D1まで至る経路を計算する。オペレーションMFにおいて応答メッセージ処理部36は、計算部31が計算したドメイン内経路を示すドメイン内経路情報を含んだ応答メッセージを作成する。このとき応答メッセージ処理部36は、受信した要求メッセージのパスIDと、始点ノードIDと、終点ノードIDと、帯域と、計算対象ドメインと、復旧種別と、計算結果数と、始点ドメイン内経路を、それぞれ要求メッセージに格納する。
その後、オペレーションMJ及びMKにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、図10のオペレーションDE及びDFと同様に隣接ドメインを特定して、この隣接ドメインへ応答メッセージを転送する。その後処理は終了する。
一方、オペレーションMGにおいて計算部31は、サマライズ情報50に基づいて、始点ドメインA1のいずれかの境界ノード装置へ至る経路を経由する経由ドメインを計算する。そして計算部31は、これら経由ドメインのうちから、終点ドメインA6の隣接ドメインを特定する。
オペレーションMHにおいて計算部31は、特定した隣接ドメインの境界ノードとの間にリンクを有する終点ドメインA6の境界ノード装置から、終点ノード装置D1まで至る経路を計算する。オペレーションMIにおいて応答メッセージ処理部36は、計算部31が計算したドメイン内経路を示すドメイン内経路情報を含んだ応答メッセージを作成する。このとき応答メッセージ処理部36は、受信した要求メッセージのパスIDと、始点ノードIDと、終点ノードIDと、帯域と、計算対象ドメインと、復旧種別と、計算結果数を、それぞれ要求メッセージに格納する。
その後、オペレーションMJ及びMKにおいて応答メッセージ送受信処理部37は、図10のオペレーションDE及びDFと同様に隣接ドメインを特定して、この隣接ドメインへ応答メッセージを転送する。その後処理は終了する。
本実施例によれば、経路計算が失敗する恐れが高い始点ドメインA1及び終点ドメインA6のうち、始点ドメインA1から先にドメイン内経路の計算を行い、この後に、終点ドメインA6内のドメイン内経路の計算を行う。このため、始点ノード装置S1へ至るドメイン内経路が計算できた始点ドメインA1の境界ノード装置へ到達しやすいように、終点ドメインA6内におけるドメイン内経路の経路を行うことが可能となる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のドメインに分割されたネットワーク上において前記ドメイン間を跨がって設定されるパスの経路のうち、予め割り当てられたドメイン内の部分の経路を計算する経路計算装置であって、
設定対象パスの経路のうちの前記経路計算装置に予め割り当てられたドメインである対象ドメイン内の部分の経路を計算する計算手段と、
前記設定対象パスの終点ノード装置を含む終点ドメインであって前記対象ドメインに隣接しないドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に対して、前記設定対象パスの経路のうちの前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する経路計算要求手段と、
を備える経路計算装置。
(付記2)
前記複数のドメイン内の部分の経路をそれぞれ計算する複数の前記経路計算装置間における通信機能を提供する第1の通信手段と、
前記終点ノード装置及び前記終点ドメインを指定する情報を含みかつ前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する要求メッセージを、前記第1の通信手段により送受信する要求送受信手段と、
前記要求メッセージに対する応答メッセージを作成する応答メッセージ処理手段と、
前記第1の通信手段により前記応答メッセージを送受信する応答送受信手段と、
を備え、
前記要求送受信手段は、前記終点ドメインに予め割り当てられた他の前記経路計算装置に向けて前記要求メッセージを送信し、
前記対象ドメインを前記終点ドメインとして指定する前記要求メッセージを受信したとき、前記計算手段は、前記終点ドメインの境界ノード装置から前記終点ノード装置まで至る経路を計算し、前記応答メッセージ処理手段は、前記計算手段により計算された前記終点ドメイン内の部分の経路を前記応答メッセージに格納し、前記要求送受信手段は、前記終点ドメイン内の部分の経路が格納された前記応答メッセージを、設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインに予め割り当てられた経路計算装置へ向けて、送信する付記1に記載の経路計算装置。
(付記3)
前記要求メッセージは、前記設定対象パスに対して実施するプロテクションの種別を指定するプロテクション種別情報を含み、
前記対象ドメインを前記終点ドメインとして指定する前記要求メッセージを受信したとき、前記計算手段は前記プロテクション種別情報に従って、前記設定対象パスの現用パス用及び予備パス用の経路を計算する付記2に記載の経路計算装置。
(付記4)
前記要求メッセージは、算出する経路の候補数を指定する情報を含み、
前記対象ドメインを前記終点ドメインとして指定する前記要求メッセージを受信したとき、前記計算手段は前記候補数の経路を計算する付記2に記載の経路計算装置。
(付記5)
前記要求メッセージは、前記対象設定パスが経由する経由ドメイン及び経由順序を指定する経路情報と、この経路情報に指定された経由ドメインのうち前記設定対象パスの経路の経由ドメイン内の部分の経路が計算される経由ドメインを指定する計算対象ドメイン指定情報と、を含み、
前記要求送受信手段は、前記経路情報により指定される前記経由順序に従って、各前記経由ドメインにそれぞれ割り当てられた前記経路計算装置間を前記要求メッセージが順次伝送されるように、前記要求メッセージの転送制御を行い、
前記要求メッセージの計算対象ドメイン指定情報が前記対象ドメインを指定しているとき、前記計算手段は、前記経路情報の前記経由順序において前記対象ドメインと順序が隣接する2つのドメインを特定し、前記2つのドメインの間を接続する前記対象ドメイン内の経路を計算する付記2に記載の経路計算装置。
(付記6)
前記応答送受信手段は、前記要求メッセージの前記経由順序と逆の順序に従って、各前記経由ドメインにそれぞれ割り当てられた前記経路計算装置間を前記要求メッセージに対する応答メッセージが順次伝送されるように、前記応答メッセージの転送制御を行い、
前記応答メッセージ処理手段は、前記計算手段により計算される前記対象ドメイン内の部分の経路を、前記応答送受信手段により伝送される前記応答メッセージに含め、
前記応答メッセージを受信したとき、前記計算手段は、受信した前記応答メッセージに含まれる隣接ドメイン内の部分の経路の境界ノード装置との間にリンクを有する前記対象ドメインの境界ノード装置を特定し、特定した前記境界ノード装置を経由する前記対象ドメイン内の経路を、前記応答メッセージに含める前記対象ドメイン内の部分の経路として計算する付記5に記載の経路計算装置。
(付記7)
前記複数のドメイン間の接続関係と各前記複数のドメイン内に含まれるノード装置に関する情報であるサマライズ情報を記憶する記憶手段と、
前記応答送受信手段による前記応答メッセージの送信先を特定する送信先特定手段と、を備え、
前記要求メッセージ及び前記応答メッセージは、前記始点ノード装置を指定する情報を含み、
前記応答メッセージ処理手段は、前記計算手段により計算された対象ドメイン内の部分の経路を、前記応答送受信手段により伝送される前記応答メッセージに含め、
前記送信先特定手段は、前記計算手段により計算された前記対象ドメイン内の部分の経路上の前記対象ドメインの境界ノード装置であって前記設定対象パスの始点側にある境界ノード装置を特定し、特定された境界ノード装置へ接続されるリンクを有する隣接ドメインに割り当てられた前記経路計算装置を、前記応答メッセージの送信先として特定し、
前記応答送受信手段は、前記応答メッセージを前記送信先特定手段が特定した送信先へ送信し、
前記応答メッセージを受信したとき、前記計算手段は、受信した前記応答メッセージに含まれる隣接ドメイン内の部分の経路の境界ノード装置との間にリンクを有する前記対象ドメインの第1の境界ノード装置を特定し、前記対象ドメインから前記始点ドメインまで至る経路を経由できる隣接ドメインの境界ノードとに間にリンクを有する第2の境界ノード装置を前記サマライズ情報に基づいて決定し、前記第2の境界ノード装置から第1の境界ノード装置まで至る経路を計算する、付記2に記載の経路計算装置。
(付記8)
前記要求メッセージ及び前記応答メッセージは、前記対象ドメイン内の部分の経路が計算されるドメイン数を指定するドメイン数指定情報を含み、
前記終点ドメインから前記対象ドメインまでに前記設定対象パスが経由するドメイン数が前記ドメイン数指定情報に指定された数以下のとき、前記計算手段が前記対象ドメイン内の部分の経路を計算する付記7に記載の経路計算装置。
(付記9)
前記計算手段により計算される前記設定対象パスの経路の前記対象ドメイン内の部分の経路を前記要求メッセージに含める要求メッセージ処理手段と、
前記複数のドメイン間の接続関係と各前記複数のドメイン内に含まれるノード装置に関する情報であるサマライズ情報を記憶する記憶手段と、を備え、
前記対象ドメインが前記始点ドメインであるとき、前記計算手段は、前記始点ドメイン内の部分の経路を計算し、要求メッセージ処理手段は、前記計算手段により計算される前記始点ドメイン内の部分の経路を前記要求メッセージに含め、
前記対象ドメインが前記終点ドメインであるとき、前記計算手段は、前記サマライズ情報に基づいて、前記要求メッセージに含まれる前記始点ドメイン内の部分の経路まで至る経路を経由できる、前記対象ドメインの隣接ドメインを決定し、決定した隣接ドメインの境界ノードとの間にリンクを有する前記対象ドメインの境界ノード装置から、前記終点ノード装置まで至る経路を計算する付記2に記載の経路計算装置。
(付記10)
付記2〜9のいずれか一項の前記経路計算装置により経路が計算される前記ネットワークであって、
前記経路計算装置と、前記複数のドメインに含まれる複数のノード装置と、を備え、
前記ノード装置は、
前記要求メッセージを作成する要求メッセージ作成手段と、
前記ノード装置が所属するドメインに割り当てられた前記経路計算装置へ前記要求メッセージを送信する第2の通信手段と、を備え、
前記経路計算装置は前記対象ドメイン内のノード装置との間の第3の通信手段を備え、
前記要求メッセージは、対象設定パスの始点ノード装置から前記始点ドメインに割り当てられた前記経路計算装置へ送信されるネットワーク。
(付記11)
複数のドメインに分割されたネットワーク上において前記ドメイン間を跨がって設定されるパスの経路のうち、予め割り当てられたドメイン内の部分の経路を計算する経路計算装置によって実行される経路計算方法であって、
設定対象パスの終点ノード装置を含む終点ドメインに予め割り当てられた前記経路計算装置に対して、前記終点ドメインに隣接しない他のドメインに予め割り当てられた他の前記経路計算装置から、前記設定対象パスの経路の前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求し、
前記終点ドメインに予め割り当てられた前記経路計算装置において、前記設定対象パスの経路の前記終点ドメイン内の部分の経路を計算する経路計算方法。
A1〜A6 ドメイン
A1−1〜A1−4 境界ノード装置
A2−1〜A2−5 境界ノード装置
A3−1〜A3−4 境界ノード装置
A4−1〜A4−5 境界ノード装置
A5−1〜A5−3 境界ノード装置
A6−1〜A6−3 境界ノード装置
ND ノード装置
NT ネットワーク
S1 始点ノード装置
D1 終点ノード装置

Claims (8)

  1. 複数のドメインに分割されたネットワーク上において前記ドメイン間を跨がって設定されるパスの経路のうち、予め割り当てられたドメイン内の部分の経路を計算する経路計算装置であって、
    設定対象パスの経路のうちの前記経路計算装置に予め割り当てられたドメインである対象ドメイン内の部分の経路を計算する計算手段と、
    前記設定対象パスの終点ノード装置を含む終点ドメインであって前記対象ドメインに隣接しないドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に対して、前記設定対象パスの経路のうちの前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する経路計算要求手段と、
    前記経路計算要求手段の要求に応じて前記他の経路計算装置から送信される前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を受信する受信手段と、
    前記対象ドメインが前記設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインである場合に、前記始点ドメイン内の部分の経路の計算結果と前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果とを含んだ前記設定対象パスの設定要求メッセージを、前記終点ドメインに予め割り当てられた前記他の経路計算装置に向けて送信するパス設定手段と、
    前記複数のドメイン内の部分の経路をそれぞれ計算する複数の経路計算装置間における通信機能を提供する通信手段と、
    前記終点ノード装置及び前記終点ドメインを指定する情報を含みかつ前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する要求メッセージを、前記通信手段により送受信する要求送受信手段と、
    前記要求メッセージに対する応答メッセージを作成する応答メッセージ処理手段と、
    前記第1の通信手段により前記応答メッセージを送受信する応答送受信手段と、
    を備え、
    前記要求送受信手段は、前記終点ドメインに予め割り当てられた他の前記経路計算装置に向けて前記要求メッセージを送信し、
    前記対象ドメインを前記終点ドメインとして指定する前記要求メッセージを受信したとき、前記計算手段は、前記終点ドメインの境界ノード装置から前記終点ノード装置まで至る経路を計算し、前記応答メッセージ処理手段は、前記計算手段により計算された前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を前記応答メッセージに格納し、前記要求送受信手段は、前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果が格納された前記応答メッセージを、設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインに予め割り当てられた経路計算装置へ向けて、送信し、
    前記要求メッセージは、前記対象設定パスが経由する経由ドメイン及び経由順序を指定する経路情報と、この経路情報に指定された経由ドメインのうち前記設定対象パスの経路の経由ドメイン内の部分の経路が計算される経由ドメインを指定する計算対象ドメイン指定情報と、を含み、
    前記要求送受信手段は、前記経路情報により指定される前記経由順序に従って、各前記経由ドメインにそれぞれ割り当てられた前記経路計算装置間を前記要求メッセージが順次伝送されるように、前記要求メッセージの転送制御を行い、
    前記要求メッセージの計算対象ドメイン指定情報が前記対象ドメインを指定しているとき、前記計算手段は、前記経路情報の前記経由順序において前記対象ドメインと順序が隣接する2つのドメインを特定し、前記2つのドメインの間を接続する前記対象ドメイン内の経路を計算する経路計算装置。
  2. 前記応答送受信手段は、前記要求メッセージの前記経由順序と逆の順序に従って、各前記経由ドメインにそれぞれ割り当てられた前記経路計算装置間を前記要求メッセージに対する応答メッセージが順次伝送されるように、前記応答メッセージの転送制御を行い、
    前記応答メッセージ処理手段は、前記計算手段により計算される前記対象ドメイン内の部分の経路の計算結果を、前記応答送受信手段により伝送される前記応答メッセージに含め、
    前記応答メッセージを受信したとき、前記計算手段は、受信した前記応答メッセージに含まれる隣接ドメイン内の部分の経路の境界ノード装置との間にリンクを有する前記対象ドメインの境界ノード装置を特定し、特定した前記境界ノード装置を経由する前記対象ドメイン内の経路を、前記応答メッセージに含める前記前記対象ドメイン内の部分の経路として計算する請求項に記載の経路計算装置。
  3. 複数のドメインに分割されたネットワーク上において前記ドメイン間を跨がって設定されるパスの経路のうち、予め割り当てられたドメイン内の部分の経路を計算する経路計算装置であって、
    設定対象パスの経路のうちの前記経路計算装置に予め割り当てられたドメインである対象ドメイン内の部分の経路を計算する計算手段と、
    前記設定対象パスの終点ノード装置を含む終点ドメインであって前記対象ドメインに隣接しないドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に対して、前記設定対象パスの経路のうちの前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する経路計算要求手段と、
    前記経路計算要求手段の要求に応じて前記他の経路計算装置から送信される前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を受信する受信手段と、
    前記対象ドメインが前記設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインである場合に、前記始点ドメイン内の部分の経路の計算結果と前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果とを含んだ前記設定対象パスの設定要求メッセージを、前記終点ドメインに予め割り当てられた前記他の経路計算装置に向けて送信するパス設定手段と、
    前記複数のドメイン内の部分の経路をそれぞれ計算する複数の経路計算装置間における通信機能を提供する通信手段と、
    前記終点ノード装置及び前記終点ドメインを指定する情報を含みかつ前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する要求メッセージを、前記通信手段により送受信する要求送受信手段と、
    前記要求メッセージに対する応答メッセージを作成する応答メッセージ処理手段と、
    前記通信手段により前記応答メッセージを送受信する応答送受信手段と、
    前記複数のドメイン間の接続関係と各前記複数のドメイン内に含まれるノード装置に関する情報であるサマライズ情報を記憶する記憶手段と、
    前記応答送受信手段による前記応答メッセージの送信先を特定する送信先特定手段と、を備え、
    前記要求送受信手段は、前記終点ドメインに予め割り当てられた他の前記経路計算装置に向けて前記要求メッセージを送信し、
    前記対象ドメインを前記終点ドメインとして指定する前記要求メッセージを受信したとき、前記計算手段は、前記終点ドメインの境界ノード装置から前記終点ノード装置まで至る経路を計算し、前記応答メッセージ処理手段は、前記計算手段により計算された前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を前記応答メッセージに格納し、前記要求送受信手段は、前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果が格納された前記応答メッセージを、設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインに予め割り当てられた経路計算装置へ向けて、送信し、
    前記要求メッセージ及び前記応答メッセージは、前記始点ノード装置を指定する情報を含み、
    前記応答メッセージ処理手段は、前記計算手段により計算された前記対象ドメイン内の部分の経路の計算結果を、前記応答送受信手段により伝送される前記応答メッセージに含め、
    前記送信先特定手段は、前記計算手段により計算された前記対象ドメイン内の部分の経路上の前記対象ドメインの境界ノード装置であって前記設定対象パスの始点側にある境界ノード装置を特定し、特定された境界ノード装置へ接続されるリンクを有する隣接ドメインに割り当てられた前記経路計算装置を、前記応答メッセージの送信先として特定し、
    前記応答送受信手段は、前記応答メッセージを前記送信先特定手段が特定した送信先へ送信し、
    前記応答メッセージを受信したとき、前記計算手段は、受信した前記応答メッセージに含まれる隣接ドメイン内の部分の経路の境界ノード装置との間にリンクを有する前記対象ドメインの第1の境界ノード装置を特定し、前記対象ドメインから前記始点ドメインまで至る経路を経由できる隣接ドメインの境界ノードとに間にリンクを有する第2の境界ノード装置を前記サマライズ情報に基づいて決定し、前記第2の境界ノード装置から第1の境界ノード装置まで至る経路を計算する経路計算装置。
  4. 複数のドメインに分割されたネットワーク上において前記ドメイン間を跨がって設定されるパスの経路のうち、予め割り当てられたドメイン内の部分の経路を計算する経路計算装置であって、
    設定対象パスの経路のうちの前記経路計算装置に予め割り当てられたドメインである対象ドメイン内の部分の経路を計算する計算手段と、
    前記設定対象パスの終点ノード装置を含む終点ドメインであって前記対象ドメインに隣接しないドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に対して、前記設定対象パスの経路のうちの前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する経路計算要求手段と、
    前記経路計算要求手段の要求に応じて前記他の経路計算装置から送信される前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を受信する受信手段と、
    前記対象ドメインが前記設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインである場合に、前記始点ドメイン内の部分の経路の計算結果と前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果とを含んだ前記設定対象パスの設定要求メッセージを、前記終点ドメインに予め割り当てられた前記他の経路計算装置に向けて送信するパス設定手段と、
    前記複数のドメイン内の部分の経路をそれぞれ計算する複数の経路計算装置間における通信機能を提供する通信手段と、
    前記終点ノード装置及び前記終点ドメインを指定する情報を含みかつ前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する要求メッセージを、前記通信手段により送受信する要求送受信手段と、
    前記要求メッセージに対する応答メッセージを作成する応答メッセージ処理手段と、
    前記第1の通信手段により前記応答メッセージを送受信する応答送受信手段と、
    前記計算手段により計算される前記設定対象パスの経路の前記対象ドメイン内の部分の経路の計算結果を前記要求メッセージに含める要求メッセージ処理手段と、
    前記複数のドメイン間の接続関係と各前記複数のドメイン内に含まれるノード装置に関する情報であるサマライズ情報を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記要求送受信手段は、前記終点ドメインに予め割り当てられた他の前記経路計算装置に向けて前記要求メッセージを送信し、
    前記対象ドメインを前記終点ドメインとして指定する前記要求メッセージを受信したとき、前記計算手段は、前記終点ドメインの境界ノード装置から前記終点ノード装置まで至る経路を計算し、前記応答メッセージ処理手段は、前記計算手段により計算された前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を前記応答メッセージに格納し、前記要求送受信手段は、前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果が格納された前記応答メッセージを、設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインに予め割り当てられた経路計算装置へ向けて、送信し、
    前記対象ドメインが前記始点ドメインであるとき、前記計算手段は、前記始点ドメイン内の部分の経路を計算し、要求メッセージ処理手段は、前記計算手段により計算される前記始点ドメイン内の部分の経路の計算結果を前記要求メッセージに含め、
    前記対象ドメインが前記終点ドメインであるとき、前記計算手段は、前記サマライズ情報に基づいて、前記要求メッセージに含まれる前記始点ドメイン内の部分の経路まで至る経路を経由できる、前記対象ドメインの隣接ドメインを決定し、決定した隣接ドメインの境界ノードとの間にリンクを有する前記対象ドメインの境界ノード装置から、前記終点ノード装置まで至る経路を計算する経路計算装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項の前記経路計算装置により経路が計算される前記ネットワークであって、
    前記経路計算装置と、前記複数のドメインに含まれる複数のノード装置と、を備え、
    前記ノード装置は、
    前記要求メッセージを作成する要求メッセージ作成手段と、
    前記ノード装置が所属するドメインに割り当てられた前記経路計算装置へ前記要求メッセージを送信する第2の通信手段と、を備え、
    前記経路計算装置は前記対象ドメイン内のノード装置との間の第3の通信手段を備え、
    前記要求メッセージは、対象設定パスの始点ノード装置から前記始点ドメインに割り当てられた前記経路計算装置へ送信されるネットワーク。
  6. 複数のドメインに分割されたネットワーク上において前記ドメイン間を跨がって設定されるパスの経路のうち、予め割り当てられたドメイン内の部分の経路を計算する経路計算装置によって実行される経路計算方法であって、
    設定対象パスの経路のうちの前記経路計算装置に予め割り当てられたドメインである対象ドメイン内の部分の経路を計算し、
    前記設定対象パスの終点ノード装置を含む終点ドメインであって前記対象ドメインに隣接しないドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に対して、前記終点ノード装置及び前記終点ドメインを指定する情報を含みかつ前記設定対象パスの経路のうちの前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する要求メッセージを、前記複数のドメイン内の部分の経路をそれぞれ計算する複数の経路計算装置間における通信機能を提供する通信手段により送信し、
    前記要求メッセージに応じて前記終点ドメインに割り当てられた他の経路計算装置から送信される前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を受信し、
    前記対象ドメインが前記設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインである場合に、前記始点ドメイン内の部分の経路の計算結果と前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果とを含んだ前記設定対象パスの設定要求メッセージを、前記終点ドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に向けて送信し、
    前記対象ドメインを前記終点ドメインとして指定する前記要求メッセージを受信したとき、前記終点ドメインの境界ノード装置から前記終点ノード装置まで至る経路を計算し、前記要求メッセージに対する応答メッセージに前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を格納し、前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果が格納された応答メッセージを、設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置へ向けて送信し、
    前記要求メッセージは、前記対象設定パスが経由する経由ドメイン及び経由順序を指定する経路情報と、この経路情報に指定された経由ドメインのうち前記設定対象パスの経路の経由ドメイン内の部分の経路が計算される経由ドメインを指定する計算対象ドメイン指定情報と、を含み、
    前記経路情報により指定される前記経由順序に従って、各前記経由ドメインにそれぞれ割り当てられた前記経路計算装置間を前記要求メッセージが順次伝送されるように、前記要求メッセージの転送制御を行い、
    前記要求メッセージの計算対象ドメイン指定情報が前記対象ドメインを指定しているとき、前記経路情報の前記経由順序において前記対象ドメインと順序が隣接する2つのドメインを特定し、前記2つのドメインの間を接続する前記対象ドメイン内の経路を計算する経路計算方法。
  7. 複数のドメインに分割されたネットワーク上において前記ドメイン間を跨がって設定されるパスの経路のうち、予め割り当てられたドメイン内の部分の経路を計算する経路計算装置によって実行される経路計算方法であって、
    設定対象パスの経路のうちの前記経路計算装置に予め割り当てられたドメインである対象ドメイン内の部分の経路を計算し、
    前記設定対象パスの終点ノード装置を含む終点ドメインであって前記対象ドメインに隣接しないドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に対して、前記終点ノード装置及び前記終点ドメインを指定する情報を含みかつ前記設定対象パスの経路のうちの前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する要求メッセージを、前記複数のドメイン内の部分の経路をそれぞれ計算する複数の経路計算装置間における通信機能を提供する通信手段により送信し、
    前記要求メッセージに応じて前記終点ドメインに割り当てられた他の経路計算装置から送信される前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を受信し、
    前記対象ドメインが前記設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインである場合に、前記始点ドメイン内の部分の経路の計算結果と前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果とを含んだ前記設定対象パスの設定要求メッセージを、前記終点ドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に向けて送信し、
    前記対象ドメインを前記終点ドメインとして指定する前記要求メッセージを受信したとき、前記終点ドメインの境界ノード装置から前記終点ノード装置まで至る経路を計算し、前記要求メッセージに対する応答メッセージに前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を格納し、前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果が格納された応答メッセージを、設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置へ向けて送信し、
    前記要求メッセージ及び該要求メッセージに対する応答メッセージは、前記始点ノード装置を指定する情報を含み、
    対象ドメイン内の部分について計算された経路の計算結果を、前記通信手段により伝送される前記応答メッセージに含め、
    前記対象ドメイン内の部分の経路上の前記対象ドメインの境界ノード装置であって前記設定対象パスの始点側にある境界ノード装置を特定し、
    特定された境界ノード装置へ接続されるリンクを有する隣接ドメインに割り当てられた他の経路計算装置へ応答メッセージを送信し、
    前記応答メッセージを受信したとき、受信した前記応答メッセージに含まれる隣接ドメイン内の部分の経路の境界ノード装置との間にリンクを有する前記対象ドメインの第1の境界ノード装置を特定し、前記複数のドメイン間の接続関係と各前記複数のドメイン内に含まれるノード装置に関する情報であるサマライズ情報に基づいて、前記対象ドメインから前記始点ドメインまで至る経路を経由できる隣接ドメインの境界ノードとに間にリンクを有する第2の境界ノード装置を決定し、前記第2の境界ノード装置から前記第1の境界ノード装置まで至る経路を計算する経路計算方法。
  8. 複数のドメインに分割されたネットワーク上において前記ドメイン間を跨がって設定されるパスの経路のうち、予め割り当てられたドメイン内の部分の経路を計算する経路計算装置によって実行される経路計算方法であって、
    設定対象パスの経路のうちの前記経路計算装置に予め割り当てられたドメインである対象ドメイン内の部分の経路を計算し、
    前記設定対象パスの終点ノード装置を含む終点ドメインであって前記対象ドメインに隣接しないドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に対して、前記終点ノード装置及び前記終点ドメインを指定する情報を含みかつ前記設定対象パスの経路のうちの前記終点ドメイン内の部分の経路の計算を要求する要求メッセージを、前記複数のドメイン内の部分の経路をそれぞれ計算する複数の経路計算装置間における通信機能を提供する通信手段により送信し、
    前記要求メッセージに応じて前記終点ドメインに割り当てられた他の経路計算装置から送信される前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を受信し、
    前記対象ドメインが前記設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインである場合に、前記始点ドメイン内の部分の経路の計算結果と前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果とを含んだ前記設定対象パスの設定要求メッセージを、前記終点ドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置に向けて送信し、
    前記対象ドメインを前記終点ドメインとして指定する前記要求メッセージを受信したとき、前記終点ドメインの境界ノード装置から前記終点ノード装置まで至る経路を計算し、前記要求メッセージに対する応答メッセージに前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果を格納し、前記終点ドメイン内の部分の経路の計算結果が格納された応答メッセージを、設定対象パスの始点ノード装置を含む始点ドメインに予め割り当てられた他の経路計算装置へ向けて送信し、
    前記対象ドメインが前記始点ドメインであるとき、前記始点ドメイン内の部分の経路を計算し、前記始点ドメイン内の部分の経路の計算結果を前記要求メッセージに含め、
    前記対象ドメインが前記終点ドメインであるとき、前記複数のドメイン間の接続関係と各前記複数のドメイン内に含まれるノード装置に関する情報であるサマライズ情報に基づいて、前記要求メッセージに含まれる前記始点ドメイン内の部分の経路まで至る経路を経由できる、前記対象ドメインの隣接ドメインを決定し、決定した隣接ドメインの境界ノードとの間にリンクを有する前記対象ドメインの境界ノード装置から、前記終点ノード装置まで至る経路を計算する経路計算方法。
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