JP4358725B2 - 複数ドメイン上での最短経路選択方法、当該方法が適用される装置及び当該方法を実現するためのプログラム - Google Patents

複数ドメイン上での最短経路選択方法、当該方法が適用される装置及び当該方法を実現するためのプログラム Download PDF

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本発明は、IP(Internet Protocol)、MPLS(Multi Protocol Label Switching)等のネットワークが複数ドメイン存在する場合において、異なるドメインに跨ってルーティングを行う場合に利用される最短経路選択の技術に関する。
ルーティング・プロトコルとしてOSPF(Open Shortest Path First:非特許文献1参照)やRIP(Routing Information Protocol)が知られている。RIPとOSPFはIGPと呼ばれているルーティング・プロトコルの一種であり、OSPFにはRIPよりも多彩な機能が備わっている。このため、一般的には、小規模で比較的単純なネットワークではRIPを採用し、大規模でより複雑なネットワークではOSPFを採用するというケースが多い。OSPFの複数ドメイン上での最短経路探索方法について、図5〜図7を用いて説明する。
まず、OSPFによる最短経路探索において、前提とするネットワーク構成/条件について図5を用いて説明する。図5において101〜106はOSPFのドメイン単位であるエリアである。201〜208はエリア内のルータである。301〜306はエリア境界ルータである。401、402はバックボーンルータである。501、502はそれぞれエリアB102、エリアC103内のネットワークである。601〜610はエリアA〜エリアF内のリンクであり、701〜715はバックボーンエリア内のリンクである。また、各リンクの両端の数字はリンクコストであり、リンクのその端からリンクの他方の端までのコストである。これらのリンクコストを含むリンクステート情報は、遅延、スループット、信頼性等の条件に応じて、数値で表されるが、リンクの利用頻度に応じて動的に反映される。301〜306のエリア境界ルータとバックボーンルータ401、402は自ルータに繋がるリンクに関してのリンクステート情報を他のすべてのエリア境界ルータとの間でアナウンスしあい共有する。ただし、エリア境界ルータ301〜306は、バックボーンエリアではない自分が所属するエリア内のリンクのリンクステートについてはエリア内のネットワークにつながるリンクのみ(例えば、エリアC103ではN2 502に繋がるリンク606)のリンクステート(要約リンクステート)を交換する。また、上記のエリア間で交換されたリンクステート情報は、各エリアのエリア境界ルータにより、エリア内のすべてのルータに通知される。このようにして、すべてのルータがエリア間リンクステート情報を共有することが可能になる。図5から分かるように、すべてのエリア境界ルータ301〜306はバックボーンエリアに接続している必要がある。なお、図5には示されていないが、エリア境界ルータが直接バックボーンエリアに接続せず、仮想リンクと呼ばれる各エリアとバックボーンエリアを結ぶ論理的なリンクを用いて接続される場合もある。
図6は図5に示すように構成されたネットワークの下で、エリア境界ルータABR_A301から、他のエリア境界ルータ302〜306、バックボーンルータ401、402、エリア_B102及びエリア_C103内のネットワーク501、502への最短経路ツリーを示す。この最短経路は、例えば、図5のリンクコストを距離として、その距離が最も短くなる経路を選択した結果得られるもので、図6において、801〜809は、上記各ルータ、ネットワーク間の距離を示している。この最短経路ツリーにより、各ルータは、宛先に応じた次のルータをルーティングテーブルに設定することが可能になる。
図7は図6の例で示したような最短経路ツリーを求めるために利用されるダイクストラのSPF(Shortest Path First)アルゴリズムのフローチャートを示す図である。
まず、起点ルータを選択する(ステップ901)。次に、ステップ901で選んだルータから出ているリンクを選択する(ステップ902)。この場合において、図5において、起点が301のABR_A301の場合は対象となるリンクはリンク701、702、704となる。そして、起点ルータからステップ902で選んだリンクまでのルータとリンクの順列をルートとしてルートリストに登録する(ステップ903)。ステップ903において、例えば、起点がABR_A301の場合は、(1)ABR_A301、link701、ABR D304、(2)ABR_A301、link702、Backbone_R1 401、及び(3)ABR_A301、link704、ABR_B302、の3つのルートがルートリストの中に登録される。ステップS903で、もしルータから外に出ているリンクがない場合はルートリストには追加されず、ルートリストの要素に変動はない。そして、ルートリストの要素にルート数が1つ以上あることを判断し(ステップS904)、もしルートが1つもない場合はアルゴリズムが終了する。ステップS904において、1つ以上のルートが存在する場合はステップ905の処理に移り、ルートリスト内でルートを構成するリンクコストの合計が最小になるようなルートを選択し、そのルートをルートリストから外し、そのルートを最短経路候補として最短経路リストの要素と比較する(ステップS905)。そして、最短経路リストの中にすでに最短経路候補と同じ起点と終点のルータを持つルートがあるかどうかを判断して(ステップS906)、最短経路候補と同じ起点と終点のルータを持つルートがある場合はステップ905の処理に戻る。ステップS905において、最短経路候補と同じ起点と終点のルータを持つルートがない場合はステップ907の処理に移り、最短経路候補を最短経路リストの新要素として加え(ステップS907)、ステップ901の処理に移る。これ以降のステップ901の処理はステップ907の最短経路候補の終点ルータを対象としてステップ902以下の処理を行う。これにより、最初のステップ901で選んだ起点ルータからそのルータに繋がっているすべてのルータに対する経路がアルゴリズム終了時に求まることになる。
http://www.faqs.org/rfcs/rfc1583.html
OSPFでは、上記のように、図7に示すようなダイクストラのアルゴリズムを用いて複数エリアに跨る経路について最短経路を算出する。
図7に示すアルゴリズムでは、各エリア境界ルータはバックボーンエリア上でダイクストラのアルゴリズムを用いて他のエリア境界ルータへの最短経路を計算するため、すべてのエリア境界ルータはバックボーンネットワーク上で繋がっている必要がある。しかし、この制約は時として、処理負荷の増大あるいは、ルーティング効率の低下を導く。
図8を参照して、上記の問題点を述べる。図8において、107〜109はOSPFのエリアであり、209〜222はルータである。エリア内のリンク(例えばルータ209とルータ210間のリンク)は帯域が100M、エリア間のリンク(例えば209と214間)は帯域が200M存在し、図8中の15台のルータからランダムに選択した2つのルータ間で10Mの帯域を必要とするコネクションをダイクストラのアルゴリズムを用いて選ばれた経路のリンク内に収容していった場合を考慮する。この場合、コネクション収容本数は図8の(a)の場合には、(b)に比べて30%以上低下する。この理由は、図8の(a)の場合にはエリア境界ルータ209、214、219に各エリアG、H、Iからのアクセスが集中するためである。図8の(a)ではバックボーンエリアのネットワークにエリア境界ルータ209、214、219が接続されているので、OSPFのエリア境界ルータの条件を満たす。これに対し、(b)ではルータ209とルータ223との間のリンクと、ルータ212とルータ213との間のリンクと、ルータ216とルータ219と間のリンクがそれぞれ独立しており、相互に接続されていないので、エリア境界ルータの条件を満たさない。従って、これを満たすためには、ルータ209とルータ213との間、ルータ216とルータ217との間、ルータ219とルータ223との間にそれぞれポイントツーポイントの仮想リンクを張る必要がある。これらの仮想リンクにより、ルータ209、ルータ212、ルータ213、ルータ214、ルータ219、ルータ223の6台のルータがバックボーンネットワーク内で繋がることになるが、仮想リンクは、通常そのリンクコストの設定/更新は人手によるため、ルータでの自動設定ができない。従って、静的なリンクコストを使う可能性が高くなる。また図8の(a)の場合に比べて、(b)の場合では、エリア境界ルータが6台あるため、各エリア内部のリンク情報も計算してしまうことになるので、リンクステート情報の交換/計算負荷が2倍になることが予想される。
上記のようにエリア境界ルータの負荷とルーティング効率はトレードオフの関係になる。 また、GMPLS(Generalized MPLS)のように、上位ドメインとその配下の下位ドメインが異なるレイヤ(例えば、光とIP等)の場合に、上位ドメインでまず光のパスを確保してからIPルートをそのパスに通す場合がある。その場合は、光のルーティングを行うときに、IPドメインに仮想リンクを作成することは非効率的である。その理由はIPレイヤが光レイヤに仮想リンク情報を与えることが難しいことと、仮想リンクのコストが光レイヤのパスのルーティングに影響を与えてしまうからである。つまり、仮想リンクの値を0にするとドメイン間パスが選ばれる可能性が低くなり、仮想リンクの値を大きくしすぎるとドメインを横断する光パスが選ばれにくくなる。
本発明は、複数のドメインが存在するネットワーク上における異なる2つのノード間の最短経路を求める最短経路選択方法、当該方法が適用される装置及び当該方法を実現するためのプログラムにおいて、エリア境界ルータの負荷の軽減とルーティング効率の向上を図ることを目的とする。
本発明の局面に係る発明は、複数のノードで構成されるドメインが複数存在する複数ドメインネットワーク上で、異なる2つのノード間の最短経路を求める最短経路選択方法において、経路情報として、起点のドメインと、当該起点のドメインに含まれる起点のノードと、終点のドメインと、当該終点のドメインに含まれる終点のノードと、起点のドメインと終点のドメインとの間を結ぶドメイン間のリンク及びドメインの順列とを保持するステップを具備することを特徴とする。なお、本発明は、方法の発明のみでなく、当該方法を実行する装置或いは当該方法を実現するためのプログラムとしても成立する。
また、経路情報の保持は、通常ルータであるが、ルータに限らず、PCS(パスコンピューテーションサーバ)に本発明の実施形態に係るアルゴリズムを実装して、当該方法を実現しても良い。
本発明によれば、起点と終点のドメインもノードと共に経路情報として保持するようにしたので、エリア境界ルータ間が物理的に繋がる必要がなくなる。そのため、仮想リンクを作成する必要性も無くなる。例えば、図8の(b)の場合と(a)の場合とでルーティング負荷は同じになる。従って、本発明では、性能劣化、人手の設定等を気にする必要はなく、エリア境界ルータを柔軟に設置可能となる。
また、GMPLSのようなマルチレイヤネットワークに対して、各レイヤ独立のルーティングを下位のドメインの仮想リンクの必要なく行うことが可能になる。
なお、最短経路候補を最短経路リストに加えるときに、起点のノードと終点のノードが共に同じものが最短経路リストにない場合は、最短経路候補を最短経路リストに加える場合には、各起点ドメインからの最短の経路が他ドメインのすべてのノードに対して求まる。なお、起点のドメインと終点のノードが共に同じものが最短経路リストにない場合は、最短経路候補を最短経路リストに加える場合のように、起点と終点のすべてのルータ(ノード)間の最短経路は求まらない場合があるが、処理負荷がドメインのルータ集約効率に応じて少なくなる。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る最短経路選択方法の動作を示すフローチャートである。また、図2は、本発明が適用されるネットワークの一例を示す図である。なお、本発明に一実施形態に係る最短経路選択方法が適用される装置については後述する。
なお、図1は、前記最短経路候補を最短経路リストに加えるときに、起点のノードと終点のノードが共に同じものが最短経路リストにない場合に前記最短経路候補を前記最短経路リストに加える場合の実装例を示したものであるが、起点のドメインと終点のノードが共に同じものが最短経路リストにない場合に前記最短経路候補を前記最短経路リストに加える場合も図1のステップ1006に示す処理以外は同じであるので、ステップ1006の説明時に併せて説明する。
まず、ドメインを選択する(ステップ1001)。本ステップにおいて、図7に示すダイクストラのアルゴリズムとの違いは、図7のステップ901において、ダイクストラのアルゴリズムがルータを選択するのに対して、ドメイン(ルータも含む)を選択している点である。なお、本実施形態において、ルータはドメインの極端な例としてひとつのルータを含むドメインとして扱う。次に、図7のステップ902と同様に、ステップ1001で選択したドメインから外側に出ているリンクを選択する(ステップ1002)。図2において、起点ドメインを110のドメインJとする。この場合、ドメインJから出ているリンクとしてLink_1 716とLink_2 717がステップ1002で選択される。ステップ1002で選択されたリンクは図7のステップ903の処理と同様の処理により、ルートリストに加えられる(ステップ1003)。だだし、ステップ1003に示すように、本実施形態では、ドメインとその間のリンクの順列に加えて、起点ルータと、終点ルータが情報として保持される。図2の条件では、なお、ステップ1003で登録されるルートは2つあり、BR(Border Router)_1 307からBR_3 309までのルートとBR_2 308からBR_4 310までのルートの2つのルートである。そして、図7のステップ904の処理と同様にルートリストの中に1つ以上のルートがあるかどうかを判断する(ステップ1004)。ここで、もし、ルートが無ければアルゴリズムの終了となり、ルートが1つ以上ある場合はステップ1005の処理に移る。ステップ1005では、図7のステップ905と同様に、ルートリストの中からルートを構成するリンクのコストの和が最小のものを選択し、そのルートをルートリストから外し、最短経路リストの要素と比較する。図2の例では、2つのルート(BR_1 307とBR_3 309との間及びBR_2 308とBR_4 310との間)のコスト比較を行う。そして、起点ルータと終点ルータが同じルートが最短経路リストのルートにあるかどうかの判断を行い(ステップ1006)、同じ起点/終点のルータがある場合はステップ1005の処理に移り、まだない場合はステップ1007の処理に移り、最短経路リストにステップ1005で選択したルートを加える。なお、ステップ1006において、起点ルータと終点ルータではなく、起点ドメインと終点ルータが同じルータをチェックするようにしてもよい。ステップ1007の処理後に、ステップ1001の処理に移る。なお、これ以降、対象となるドメインは、ステップ1007の処理で最短経路リストに登録されたルートの終点ドメインになる。
上記のように、本実施形態とダイクストラのアルゴリズムと異なる点はステップ1001でドメインを扱う点と、ステップ1003以降のルートとして、ドメインとリンクのルート構成要素の順列の他に、起点/終点ルータを情報として保持することと、ステップ1006の処理でルートの構成要素の起点/終点として同じものが最短経路リストにあるかどうかを判断するのではなく、起点ルータ/終点ルータ、あるいは起点ドメイン/終点ルータとして同じものがあるかどうかを判断するところである。
このように、本実施形態では、ドメイン間の最短経路を求める際に、当該ドメイン間のリンクとドメインの順列だけでなく、起点と終点のルータ情報を保持することにより、図1のようにエリア境界ルータがバックボーンエリアのようなひとつのエリアに接続しなくても最短経路を算出することが可能になっている。加えて、仮想リンクを人手で設定する必要はなく、エリアボーダルータが扱うリンクステート情報量も影響を受けない。
また、GMPLSのようなマルチレイヤネットワークに対して、各レイヤ独立のルーティングが下位のドメインの仮想リンクの必要なく行うことが可能になる。
本発明の実装箇所はルータでも良いが、ルータではなく、標準化が進められているパスコンピューテーションサーバ(PCS)が望ましい。理由は、PCSにより、複数ドメインに跨るリンクステート情報の交換の負荷が省かれるとともに、利用するすべてのルータで本発明の最短経路選択方法に必要なすべての情報(本発明では、リンクを終端するルータ以外に、ドメインの情報も必要)をリンクステート情報として交換する機能があるかどうかが保証されないためである。
図3は、PCSの配布に関する一例である。図3において、112〜114はドメインであり、115はそれらのドメイン間を結ぶサブネットワークであるインタードメインSNである。1101〜1104は、それぞれ各ドメイン及びドメインSNを管理するためのNMS(ネットワーク管理システム)、1201〜1204は各ドメイン及びドメインSNのPCSにアクセスするためのJava client、1301〜1304は各ドメイン及びドメインSNのルーティング管理のためのPCSである。
1ドメイン毎に異なるルーティングポリシーがある場合、あるいはドメインに対応して異なるISP等が自ドメイン内のルーティングをPCSを用いて管理したい場合を想定すると、図3に示すように、インタードメインサブネットワーク(SN)を管理するNSP(Network Service Provider)のNMS1104が各ドメインのISPのNMS1101〜1103に対してPCS1301〜1303とPCSにアクセスするためのJava client1201〜1203を配布する。また、インタードメインSN内のルーティングを管理するためにNMS1104は自分のシステム内にPCS1304とJava client1204を保持する。
図4を参照して、上記のように構成されたPCSを用いて複数ドメインに跨るルーティングを行う例と、その場合における本実施形態の適用例を示す。図4は、ドメイン毎に配置したPCSの連携によるドメインに跨るルーティングの実施形態である。図3のドメイン_A112とドメイン_B113の間にコネクションを張る例を考慮すると、図4には、図3に加えて、ドメイン_A112内の内部ルータ224〜226と、ドメイン_B113内の内部ルータ227、228と、ドメイン_A112の境界ルータ311、312と、ドメイン_B113の境界ルータ313、314とが示されている。1401〜1404は、上記の各ルータとPCS間あるいはPCS間でやり取りされるルーティングのための通知情報を示している。このように構成された装置の動作例を以下に説明する。
PCS1304は、インタードメイン_SNll5上でドメイン_A112とドメイン_B113が保持するBR1 311〜BR4 314の情報とその間のリンク情報を保持する。それに対してPCS1301はドメイン_A112上でR1 224〜R3 226とBR1 311及びBR2 312の情報と、その5つのルータ間のリンク情報を保持する。PCS1302はドメイン_B113上でR4 227、R5 228、BR3 313、BR4 314の情報とそれらの間のリンク情報を保持する。
本実施形態では、ドメイン_A112のR1 224がドメイン_B113のR5 228までのコネクション設定要求を受け、Java client1201に対して(1)通知1401を送ることを前提にして説明する。Java client1201は、自ドメイン内でコネクションが閉じてないことを判断して、ドメイン(2)通知1402により、Java client1204に対してドメイン_A112からR5 228へのルーティング要求を行う。Java client1204は、通知1402に基づいて、PCS1304に依頼し、図1に示す本実施形態の最短経路選択方法でドメイン_A112とドメイン_B113の間の最短経路を求める。その結果、例えば、BR1 311からBR313までの経路が最もコストが安いものであることを判別して、Java client1201、1202に対してそれぞれ(3)通知1403と(3)通知1404で最短経路として選ばれたBR1 311、BR5 313を伝える。この通知を受けたJava clientは自PCSであるPCS1301、1302でそれぞれ、R1 224とBR1 311間、BR5 313とR5 228間の最短経路をダイクストラのアルゴリズムで求めて、結果的にR1 224からR5 228までの経路が求められる。
図4に示す例では、ドメインの階層は2階層となっている(TOP階層:インタードメイン、第2階層:ドメイン_A、ドメイン_B)が、ドメインの階層は3階層、4階層と増やすことが可能である。その場合にも階層間のドメイン間の最短経路選択に、図1に示すような本実施形態に係る最短経路選択方法が適用可能である。なお、ドメインの階層が3階層以上になった場合には、図1におけるステップ1003のルートの順列は直下のドメイン(3階層目のインタードメインSNの場合は2階層目のドメイン)とそのドメイン間のリンクとなるが、起点ルータと終点ルータは常にドメインではなく、ルータを保持することになる。
本発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
また、例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る複数ドメイン間の最短経路選択方法を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る複数ドメイン間の最短経路選択方法を適用するネットワークの一例を示す図。 本発明の一実施形態に係る最短経路選択方法を実行するPCS(パスコンピューテーションサーバ)の配置例を示す図。 ドメイン毎に配置したPCSの連携によるドメインに跨るルーティングの実施形態を示す図。 OSPFのエリア間での最短経路選択方法を説明する上で前提としたネットワークの構成を示す図。 OSPFの最短経路選択方法のダイクストラのアルゴリズムの結果として得られるABR_Aからの最短経路ツリー。 OSPFの最短経路選択方法であるダイクストラのアルゴリズムのフローチャート。 OSPFの課題を説明するためのネットワークの一例を示す図。
符号の説明
110、111…ドメイン
307〜310…エリア境界ルータ
716,717…リンク

Claims (5)

  1. 複数のノードで構成されるドメインが複数存在する複数ドメインネットワーク上で、異なる2つのノード間の最短経路を求める最短経路選択方法において、
    経路情報として、起点のドメインと、当該起点のドメインに含まれる起点のノードと、終点のドメインと、当該終点のドメインに含まれる終点のノードと、前記起点のドメインと終点のドメインとの間を結ぶドメイン間のリンク及びドメインの順列とを保持するステップを具備することを特徴とする最短経路選択方法。
  2. 請求項1記載の最短経路選択方法において、
    前記起点ドメインから前記終点ドメインまでのルートリストを求め、このルートリストの中から最小のコストを有する経路を最短経路候補として選択するステップと、
    前記最短経路候補を最短経路リストに加えるときに、起点のノードと終点のノードが共に同じものが最短経路リストにあるか否かを判定し、ないと判定された場合に前記最短経路候補を前記最短経路リストに加えるステップ
    をさらに具備することを特徴とする最短経路選択方法。
  3. 請求項1記載の最短経路選択方法において、
    前記起点ドメインから前記終点ドメインまでのルートリストを求め、このルートリストの中から最小のコストを有する経路を最短経路候補として選択するステップと、
    前記最短経路候補を最短経路リストに加えるときに、起点のドメインと終点のノードが共に同じものが最短経路リストにあるか否かを判定し、ないと判定された場合に前記最短経路候補を前記最短経路リストに加えるステップ
    をさらに具備することを特徴とする最短経路選択方法。
  4. 複数のノードで構成されるドメインが複数存在する複数ドメインネットワーク上で、異なる2つのノード間の最短経路を求める最短経路選択装置において、
    経路情報として、起点のドメインと、当該起点のドメインに含まれる起点のノードと、終点のドメインと、当該終点のドメインに含まれる終点のノードと、前記起点のドメインと終点のドメインとの間を結ぶドメイン間のリンク及びドメインの順列とを保持する手段を具備することを特徴とする最短経路選択装置。([0015]〜[0017],図1)
  5. 複数のノードで構成されるドメインが複数存在する複数ドメインネットワーク上で、異なる2つのノード間の最短経路を求める最短経路選択方法を実現するためのプログラムにおいて、
    経路情報として、起点のドメインと、当該起点のドメインに含まれる起点のノードと、終点のドメインと、当該終点のドメインに含まれる終点のノードと、前記起点のドメインと終点のドメインとの間を結ぶドメイン間のリンク及びドメインの順列とを保持する機能を具備することを特徴とする最短経路選択プログラム。([0015]〜[0017],図1)
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